JP2511331Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2511331Y2
JP2511331Y2 JP3042290U JP3042290U JP2511331Y2 JP 2511331 Y2 JP2511331 Y2 JP 2511331Y2 JP 3042290 U JP3042290 U JP 3042290U JP 3042290 U JP3042290 U JP 3042290U JP 2511331 Y2 JP2511331 Y2 JP 2511331Y2
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JP
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housing
communication passage
port
valve
solenoid
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博幸 中堂薗
雅弘 望月
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は電磁弁に関するものであり、特に可変バルブ
タイミングシステムに油圧を供給するための電磁弁に適
する。
(従来の技術) 本考案に係わる従来技術としては、例えば特開昭60−
95284号公報に開示されたものがある。
この従来の電磁弁を第3図に基づいて説明すると、こ
の電磁弁70は燃料噴射装置として用いられるものであ
り、そのハウジング71には軸方向に貫通孔72が形成され
ている。ハウジング71の図示上部はシールリング73を介
してデリバリパイプ74に挿設され、図示下部はシールリ
ング75を介して図示しないインテークマニホールドに挿
設されている。
貫通孔72の図示下端近傍には噴射孔76が形成され、こ
の噴射孔76を開閉自在とするボール弁77が噴射孔76の上
部に配設されている。ハウジング71内部にはソレノイド
手段76が配設され、その作動・非作動によりボール弁77
が噴射孔76に対して離脱・着座する。
ここで、貫通孔72には常時加圧燃料がされているの
で、ボール弁77が噴射孔76から離脱した際に、噴射孔76
から燃料が噴射される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述の従来の電磁弁では、ボール弁77が噴射
孔76に着座すると、貫通孔72内には加圧燃料が充満して
しまう。ハウジング71とデリバリパイプ74との間にはシ
ールリング73が配設されてはいるが、シールリング73の
経年劣化等の原因により、シールリング73から加圧燃料
が漏れてしまうおそれがある。
そこで本考案では、行き場を失つた加圧流体が外部へ
と漏れないようにすることを、その技術的課題とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前述した本考案の技術的課題を解決するために講じた
本考案の技術的手段は、電磁弁を、ソレノイド手段と、
ソレノイド手段に固設されるハウジングと、ハウジング
に形成される第1,第2,及び第3ポートと、ハウジングに
収容されてソレノイド手段により駆動され第1,第2,及び
第3ポートを選択的に開閉する弁手段と、ハウジングを
クリアランスを介して収容する収容手段と、ハウジング
に形成した第1連通路と、第1連通路と重合可能に弁手
段に形成された第2連通路とで構成し、第2ポートと第
3ポートとは、クリアランス,第1連通路及び第2連通
路を介して連通可能なようにしたことである。
(作用) 上述した本考案の技術的手段によれば、ハウジングと
収容手段との間のクリアランス,第1連通路及び第2連
通路を介して、出力ポート内の行き場を失つた加圧流体
がドレインへと逃げられるので、加圧流体の外部への漏
れが防止できる。
(実施例) 以下に本考案の技術的手段を具体化した実施例につい
て添付図面に基づいて説明する。
第1図において、電磁弁10のソレノイド手段11は以下
に述べる構成から成つている。まず、非磁性体(例えば
樹脂)にて円筒形状に形成されたボビン12の外周部には
コイル13が巻回され、ボビン12の貫通孔12a内には固定
鉄心14が挿設されている。また、ボビン12には非磁性体
(例えば樹脂)にて形成されたハウジング15が一体的に
配設され、ハウジング15の一部にはコネクタ16が形成さ
れている。
ハウジング15の外周部には、サイドヨーク17が配設さ
れ、その一端は固定鉄心14にカシメ固定されると共に、
他端はヨーク18に固設されている。固定鉄心14の一端
(図示左端)には対向して可動鉄心19が配設され、可動
鉄心19に固設された非磁性体のロツド20のフランジ部20
aと固定鉄心14の凹部14aとの間にはスプリング21が張設
されている。
また、ボビン12の貫通孔12aと固定鉄心14との間、及
びボビン12とヨーク18との間には夫々シール部材22,23
が配設されている。
次に、ヨーク18はスペーサ24を介してハウジング25を
一体的にカシメ固定している。
ハウジング25には、入力ポート(第1ポート)26・出
力ポート(第2ポート)27・ドレインポート(第3ポー
ト)28が形成されている。ハウジング25はその内部に空
間25aを有しており、空間25a内にはスプール弁(弁手
段)29が摺動自在に配設されている。
スプール弁29はその内部に貫通孔29aを有し、貫通孔2
9aの段付部とリテーナ30との間にはスプリング31が張設
されている。このスプリング31により、スプール弁29は
ロツド20の図示左端に当接する方向に付勢されている。
また、リテーナ30はドレインポート28に固設されたスナ
ツプリング32によつて支承されている。また、スプリン
グ31の付勢力はスプリング21の付勢力よりも小さく設定
されている。
ハウジング25の第1内周部25bとスプール弁29の第1
外周部29bとは、スプール弁29がどのような位置に摺動
していても必ず係合しており、入力ポート26とドレイン
ポート28とは連通しないようになつている。
ハウジング25の第2内周部25cと第3内周部25dの何れ
かは、スプール弁29の第2外周部29cと選択的に係合す
るようになつている。即ち、ソレノイド手段11が作動し
ている状態(第1図の状態)では、第3内周部25dと第
2外周部29cとが係合することで、入力ポート26と出力
ポート27とのみが連通する。一方、ソレノイド手段11が
作動していない状態では、第2内周部25cと第2外周部2
9cとが係合することで、出力ポート27とドレインポート
28とのみが、スプール弁29に形成された第2連通路33と
貫通孔29aとを介して連通する。ここで、第2連通路33
は、例えば図示のような4方向にわたつて形成されてい
る。
ヨーク18及びハウジング25は収容手段(例えばシリン
ダヘツド)34に、その全周にわたつてクリアランス(微
小な間隙)Xを介して収容されている。ここで、ヨーク
18の外周上にはシール部材35が配設されている。
また、クリアランスXの作用により、入力ポート26と
ドレインポート28とは極僅かに連通すると共に、出力ポ
ート27と室35とも極僅かに連通する。また、ハウジング
25には第1連通路36が形成されており、スプール弁29の
摺動により第1連通路36と第2連通路33とが重合した際
に、室35とドレインポート28、つまり出力ポート27とド
レインポート28とが極僅かに連通する。
第2図において、本考案実施例の電磁弁10が作動制御
する可変バルブタイミングシステムの40の構成を説明す
る。
まず、電磁弁10の入力ポート26は、収容手段34に形成
された入力連通路34aやオイルポンプ41を介して図示し
ないエンジンのオイルパン42と連通し、入力ポート26に
は常時オイルポンプ41の発生する油圧が付与されてい
る。
次に、電磁弁10のドレインポート28は、収容手段34に
形成されたドレイン連通路34bを介してオイルパン42と
連通している。
更に、電磁弁10の出力ポート27は、収容手段34に形成
された出力連通路34cを介して可変バルブタイミング装
置43に連通している。ここで、可変バルブタイミング装
置43はドレインを持たないため、出力連通路34cを介し
てのみ油圧が供給または排出される。従つて、可変バル
ブタイミング装置43に収容可能なオイルが供給されてし
まうと、それ以上はオイルを受け入れることができな
い。
また、電磁弁10のコネクタ16には、制御回路50によつ
て供給状態が制御される電流が供給され、制御回路50に
は、その入力信号として図示しないエンジンのエンジン
水温センサ51・エンジン負荷センサ52・エンジン回転数
センサ53の出力信号が入力されている。
以上の構成を有する電磁弁10の作動について以下に説
明する。
図示しないエンジンが始動すると、オイルポンプ41が
作動して電磁弁10の入力ポート26に加圧流体(例えばエ
ンジンオイル)が常時付与されている。
電磁弁10は可変バルブタイミング装置43を駆動・非駆
動と制御するものであるため、エンジン水温センサ51・
エンジン負荷センサ52・エンジン回転数センサ53の何れ
かが可変バルブタイミング装置43を作動させる条件に適
合しない際には、制御回路50はコネクタ16に対して信号
電流を付与しない。
従つて、スプール弁29はロツド23を介してスプリング
21の付勢力により図示左方へと付勢されている。このと
き、スプール弁29の第1外周部29bはハウジング25の第
1内周部25bと、第2外周部29cは第2内周部25cと夫々
係合しているので、入力ポート26内に付与された加圧流
体は行き場を失う。しかし、ハウジング25の外周と収容
手段34の内周にはクリアランスXが保持されているの
で、このクリアランスXを介して入力ポート26とドレイ
ンポート28とが連通する。従つて、行き場を失つた加圧
流体はこのクリアランスXを介してドレインポート28へ
と排出されるので、他の余計なところに漏れることがな
い。
また、このとき出力ポート27は第2連通路33と貫通孔
29aとを介してドレインポート28と連通する。
さて、エンジン水温センサ51・エンジン負荷センサ52
・エンジン回転数センサ53の何れかが可変バルブタイミ
ング装置43を作動させる条件に適合した際には、可変バ
ルブタイミング装置43が作動されて、エンジンの図示し
ない吸排気バルブのバルブ開閉タイミングが変化する。
このとき、制御回路50がコネクタ16へと電流を印加す
るとコイル13に電流が流れるので、固定鉄心14・サイド
ヨーク17・ヨーク18・可動鉄心19と磁気回路が形成さ
れ、可動鉄心19が固定鉄心14へと吸着される。
従つて、ロツド20も可動鉄心19と一体的に図示右方へ
と移動するので、スプール弁29はスプリング31の付勢力
により図示右方へと移動する。すると、スプール弁29の
第1外周部29bはハウジング25の第1内周部25bと係合し
たままだが、第2外周部29cは第2内周部25cから離脱
し、第3内周部25dと係合する。
そのため、出力ポート27とドレインポート28との連通
が断たれ、入力ポート26と出力ポート27とが連通する。
従つて、加圧流体が可変バルブタイミング装置43へと供
給されて作動することとなる。
ここで前述したように、可変バルブタイミング装置43
はドレインを持たないため、出力連通路34cを介しての
み油圧が供給・排出されるので、可変バルブタイミング
装置43に収容可能なオイルが供給されてしまうと、出力
ポート27には行き場を失つた加圧流体が充満する。
このとき、スプール弁29は図示右方へと移動して、第
1連通路36と第2連通路33とは重合している。従つて出
力ポート27に充満した行き場を失つた加圧流体は、クリ
アランスX・第1連通路36・第2連通路33・貫通孔29a
を介してドレインポート28へと排出されるので、他の余
計なところに漏れることがない。
この後、可変バルブタイミング装置43の作動が不必要
になると、制御回路50はコネクタ16への電流印加を終了
するので、可動鉄心19はスプリング21の付勢力により図
示左方へと移動し、ロツド23がスプール弁29を図示左方
へと押して、出力ポート27とドレインポート28とが連通
し、入力ポート26は何れの場所とも連通しない。
以上説明したように、本考案ではクリアランスXから
行き場を失つた加圧流体が漏れるが、その漏れ量は可変
バルブタイミング装置43やエンジンの図示しないその他
の構成部品に対して影響を及ぼすものではない。
〔考案の効果〕
以上に詳述したように、本考案ではハウジングと収容
手段との間のクリアランス,第1連通路及び第2連通路
を介して、出力ポート内の行き場を失つた加圧流体がド
レインへと逃げられるので、加圧流体の外部への漏れが
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の電磁弁10の断面図を示す。第
2図は、第1図に基づく電磁弁10が作動制御する可変バ
ルブタイミングシステムの40の構成図を示す。第3図
は、従来技術の電磁弁70の断面図を示す。 10……電磁弁、11……ソレノイド手段、25……ハウジン
グ、26……入力ポート(第1ポート)、27……出力ポー
ト(第2ポート)、28……ドレインポート(第3ポー
ト)、29……スプール弁(弁手段)、33……第2連通
路、34……収容手段、36……第1連通路、X……クリア
ランス。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイド手段と、該ソレノイド手段に固
    設されるハウジングと、該ハウジングに形成される第1,
    第2,及び第3ポートと、前記ハウジングに収容されて前
    記ソレノイド手段により駆動され該第1,第2,及び第3ポ
    ートを選択的に開閉する弁手段と、前記ハウジングをク
    リアランスを介して収容する収容手段と、前記ハウジン
    グに形成した第1連通路と、該第1連通路と重合可能に
    前記弁手段に形成された第2連通路とを有し、前記第2
    ポートと前記第3ポートとは、前記クリアランス,前記
    第1連通路及び前記第2連通路を介して連通可能なこと
    を特徴とする電磁弁。
JP3042290U 1990-03-23 1990-03-23 電磁弁 Expired - Lifetime JP2511331Y2 (ja)

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JP7302514B2 (ja) * 2020-03-23 2023-07-04 株式会社デンソー ソレノイドバルブ

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