JP2510011Y2 - エンドミル - Google Patents

エンドミル

Info

Publication number
JP2510011Y2
JP2510011Y2 JP1990088717U JP8871790U JP2510011Y2 JP 2510011 Y2 JP2510011 Y2 JP 2510011Y2 JP 1990088717 U JP1990088717 U JP 1990088717U JP 8871790 U JP8871790 U JP 8871790U JP 2510011 Y2 JP2510011 Y2 JP 2510011Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
end mill
cutting
axis
regular polygon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990088717U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0445618U (ja
Inventor
則夫 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSG Corp
Original Assignee
OSG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSG Corp filed Critical OSG Corp
Priority to JP1990088717U priority Critical patent/JP2510011Y2/ja
Publication of JPH0445618U publication Critical patent/JPH0445618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510011Y2 publication Critical patent/JP2510011Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエンドミルに係り、特に、高硬度材の仕上げ
切削に好適に用いられるエンドミルに関するものであ
る。
従来の技術 例えばロックウェル硬さHRCが48程度以上の高硬度材
を切削加工するエンドミルは、高い耐摩耗性が要求され
ることから高速度工具鋼,超硬合金,サーメット,CBN等
の硬質材料にて構成されるとともに、切削抵抗による工
具の撓みやチッピング等を防止するために種々の対策が
講じられている。このようなエンドミルの一種に、軸心
に直角な横断面が略正多角形であるとともに、軸心方向
に進むに従ってその正多角形が軸心まわりに旋回した外
形状を成し、その正多角形の各頂点によって形成される
螺旋状の稜線によって切刃が構成されているものがあ
る。実開平2−3317号公報に記載されているエンドミル
はその一例であり、かかるエンドミルによれば比較的高
い剛性が得られて切削抵抗による変形が軽減されるとと
もに、切刃の強度が向上してチッピング等の発生が抑制
される。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のエンドミルにおいて
は、切削された仕上げ面と工具との間の隙間が狭いた
め、切屑の排出性が悪く、切屑詰まりによって切削抵抗
が増大したり仕上げ面が損なわれたりする問題があっ
た。これに対し、前記正多角形の各辺を凹状に湾曲させ
てチップポケットを形成すれば、そのチップポケット内
に切屑が収容されて上記問題を回避できるが、断面積が
減少して剛性が低下してしまうのである。
本考案は以上の事情を背景として為されたもので、そ
の目的とするところは、剛性を低下させることなく切屑
の排出性を向上させることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために、本考案は、軸心に直角
な横断面が略正多角形であるとともに、軸心方向に進む
に従ってその正多角形が軸心まわりに旋回した外形状を
成し、その正多角形の各頂点によって形成される螺旋状
の稜線によって切刃が構成されているエンドミルにおい
て、断面形状が滑らかに湾曲した溝形のチップフォーマ
を、回転切削方向における前記切刃の前方においてその
切刃に近接してその切刃と平行に、且つ前記正多角形の
内接円よりも外側の領域内に設けたことを特徴とする。
作用および考案の効果 このようなエンドミルにおいては、切刃によって切削
された切屑がチップフォーマにより小さくカールさせら
れるため、その切屑が仕上げ面と工具との間の小さな隙
間に良好に収容されるとともに容易に排出されるように
なり、切削抵抗が増大したり仕上げ面が損なわれたりす
ることが防止される。また、かかるチップフォーマは、
あくまでも切屑を変形させるためのもので切屑の収容を
目的とするものではないため、その深さは比較的浅くて
も差し支えなく、本考案では正多角形の内接円よりも外
側の領域内に設けられるため、チップフォーマを設ける
前と同じ心厚を維持でき、大きなチップポケットを設け
る場合に比較して剛性の低下が少なく、撓み変形などに
より加工精度の低下を招くこともない。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例であるエンドミルの正面図
であり、かかるエンドミル10は、超硬合金,サーメッ
ト,若しくはCBN等の超硬質材料にて構成されていると
ともに、フライス盤やマシニングセンタ等に把持される
シャンク部12と、そのシャンク部12と同心に一体に設け
られた刃部14とを備えている。刃部14は、軸心に直角な
横断面が第2図に示されているように正六角形で、軸心
方向に進むに従ってその正六角形が軸心まわりに旋回し
た外形状を成しており、その正六角形の各頂点によって
形成される螺旋状の稜線によって6枚の切刃16が構成さ
れている。かかる切刃16のねじれ角は、切削抵抗の軸方
向分力を考慮して例えば35°以下に設定される。なお、
第2図は第1図におけるII−II断面図である。
また、上記切刃16の回転切削方向Aにおける前側の近
傍には、断面が略円弧形状を成す溝形のチップフォーマ
18が切刃16から僅かに離間して平行に設けられている。
このチップフォーマ18の開口部の幅寸法W2は、前記正六
角形の1辺の長さW1の約1/6であり、溝深さは幅寸法W2
の1/2より小さく、第2図から明らかなように、一点鎖
線で示す内接円よりも外側の領域内に設けられている。
そして、このようなエンドミル10は、シャンク部12が
フライス盤等に把持されて右まわり、すなわち回転切削
方向Aへ回転駆動されることにより、図示しない被削材
に切削加工を施すのであるが、このエンドミル10の刃先
径d1に対する心厚d2の割合は大きいため、高い剛性が得
られる。また、軸心と直角な断面における切刃16の先端
角は120°であるため、高い強度が得られる。したがっ
て、かかるエンドミル10によれば、高硬度材に対して良
好な切削加工を行うことができる。
なお、刃先径d1に対する心厚d2の割合は、本実施例で
は断面が正六角形であるため約87%であるが、八角形や
十角形など角数が多い程その割合は大きくなり、より高
い剛性が得られるようになる。
一方、本実施例では切刃16と平行にチップフォーマ18
が設けられ、切刃16によって切削された切屑がそのチッ
プフォーマ18内に入り込んで小さくカールさせられるよ
うになっているため、その切屑が仕上げ面と工具との間
の小さな隙間に良好に収容されるとともに容易に排出さ
れるようになり、切削抵抗が増大したり仕上げ面が損な
われたりすることが防止される。上記仕上げ面と工具と
の間の隙間は、具体的には(d1−d2)/2であり、断面の
角数が多くなる程小さくなる。
また、上記チップフォーマ18は、あくまでも切屑を変
形させるためのもので切屑の収容を目的とするものでは
なく、開口部の幅寸法W2が正多角形の1辺の長さW1の1/
6程度であるとともに溝深さも浅く、正六角形の内接円
よりも外側の領域内に設けられているため、かかるチッ
プフォーマ18を設ける前と同じ心厚d2を維持でき、大き
なチップポケットを設ける場合に比較して剛性の低下が
少なく、撓み変形などにより加工精度の低下を招くこと
もない。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一具体例であ
り例えば切刃の先端角が小さくなるように切刃に連続し
て溝形のチップフォーマを設けることも可能であるな
ど、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である断面が六角形のエンド
ミルの正面図である。第2図は第1図におけるII−II断
面図である。 10:エンドミル、16:切刃、18:チップフォーマ A:回転切削方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心に直角な横断面が略正多角形であると
    ともに、軸心方向に進むに従って該正多角形が軸心まわ
    りに旋回した外形状を成し、該正多角形の各頂点によっ
    て形成される螺旋状の稜線によって切刃が構成されてい
    るエンドミルにおいて、 断面形状が滑らかに湾曲した溝形のチップフォーマを、
    回転切削方向における前記切刃の前方において該切刃に
    近接して該切刃と平行に、且つ前記正多角形の内接円よ
    りも外側の領域内に設けたことを特徴とするエンドミ
    ル。
JP1990088717U 1990-08-23 1990-08-23 エンドミル Expired - Fee Related JP2510011Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990088717U JP2510011Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 エンドミル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990088717U JP2510011Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 エンドミル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0445618U JPH0445618U (ja) 1992-04-17
JP2510011Y2 true JP2510011Y2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=31822180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990088717U Expired - Fee Related JP2510011Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 エンドミル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510011Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042743Y2 (ja) * 1986-09-11 1992-01-30
JP2523508Y2 (ja) * 1988-06-14 1997-01-29 日立ツール 株式会社 テーパ溝加工用エンドミル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0445618U (ja) 1992-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0532802B1 (en) Improved cutting tool
AU2003278583B2 (en) Cutting insert and cutting tool
US5876160A (en) Milling with insert having cutting-edge land of width increasing with depth of cut
JPS59175915A (ja) エンドミル
US5190420A (en) Solid end mill for finishing the face or side of hard work
JPH0319002B2 (ja)
JP2510011Y2 (ja) エンドミル
EP0404298B1 (en) End mill for finishing the face or side of hard work
JP4561054B2 (ja) ボールエンドミル
JP2557189Y2 (ja) エンドミル
JPH0360909A (ja) ボールエンドミル
JPH11165212A (ja) ソリッドボ−ルエンドミル
JP2502539Y2 (ja) エンドミル
JPH11156623A (ja) 球状刃エンドミル
JP2588580Y2 (ja) ボールエンドミル
JPH0319003B2 (ja)
JPH0357382Y2 (ja)
JPH04289012A (ja) エンドミル
JPH02124210A (ja) ツイストドリル
JPS59161208A (ja) 転削工具
JPH10113808A (ja) 多角形断面エンドミル
JPS6246491Y2 (ja)
JPH04146015A (ja) スローアウェイチップおよびエンドミル
JPH0112893Y2 (ja)
JPH11156622A (ja) 球状刃エンドミル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees