JP2509966Y2 - エンジンのカムシャフト駆動装置 - Google Patents

エンジンのカムシャフト駆動装置

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JP2509966Y2
JP2509966Y2 JP10195590U JP10195590U JP2509966Y2 JP 2509966 Y2 JP2509966 Y2 JP 2509966Y2 JP 10195590 U JP10195590 U JP 10195590U JP 10195590 U JP10195590 U JP 10195590U JP 2509966 Y2 JP2509966 Y2 JP 2509966Y2
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聖吾 竹野
利雄 廣瀬
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのカムシャフト駆動装置に関し、特
に複数のヘリカルギヤにより駆動連結するカムシャフト
駆動装置に関する。
(従来の技術) 一般に、クランクシャフトにより直接回転力が伝達さ
れる第1のカムシャフトのギヤと、該第1のギヤにより
回転力が伝達される第2のカムシャフトのギヤとが噛合
う時、エンジンの回転に変動があるとクランクシャフト
の回転角速度変動及びカムシャフトの回転角速度変動を
生じ、そのため上記第2のギヤは第1のギヤに対し相対
的に前進後退運動を繰返し、両者のギヤの歯と歯が激し
く衝突し不快ないわゆる歯打ち音を発生する。
そのため、従来はこのような歯打ち音を低減する方策
として、まず、第1は歯型精度の向上によりバックラッ
シュを縮小する事、第2のシガースギヤ方式の採用すな
わち、被駆動ギヤ中に、同軸に別個のギヤを組み込み、
該ギヤを被駆動ギヤの回転方向とは逆方向に常にばね力
で回動するように作用させて、駆動ギヤとのバックラッ
シュを零にするものである。第3はフリクションギヤ方
式の採用すなわち、被駆動ギヤに同ギヤよりも1歯だけ
少ないフリクションギヤを同軸に組み込み、かつフリク
ションギヤに対し軸方向の力をコイルばねにより作用さ
せ、駆動ギヤとの噛み合いで被駆動ギヤが1回転するご
とにフリクションギヤを1歯ずれさせ、これにより生ず
る摩擦力を被駆動ギヤの回転抵抗として利用して、被駆
動ギヤの前進後退運動の抑制を図り歯打ち音を低減す
る。(例えば実開昭62-76205号公報) (考案が解決しようとする問題点) 上記従来の歯打ち音を低減する方策のうちの第1の方
策については、コストアップが避けられないという問題
がある。次に第2及び第3の方策の場合は、コストアッ
プを伴なう事は勿論、重量の増大とスペースの制約によ
る設計自由度の圧迫を受けるという問題がある。更に第
3の方策では、新たな抵抗増加による出力低下及び燃費
が悪化する問題がある。
本考案は、以上のような点にかんがみてなされたもの
で、コストアップ等の問題を生じることなく歯打ち音の
低減を可能にするエンジンのカムシャフト駆動装置を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、実施例図第1〜2図に示すように、クラン
クシャフト2により直接的に回転力が伝達される第1の
カムシャフト7と、この第1のカムシャフト7に取り付
けられた第1のヘリカルギヤ6と噛み合う第2のヘリカ
ルギヤ9が取り付けられている第2のカムシャフト8と
を備えた、エンジンのカムシャフト駆動装置において、
上記第2のカムシャフト8で補機類を駆動する構成とし
たものである。
(作用) 第2のヘリカルギヤ9を取付けた第2のカムシャフト
8に補機類11の駆動抵抗がかかるため、第2のヘリカル
ギヤ9には回転を妨げる力が働き、第1のヘリカルギヤ
6に対する第2のヘリカルギヤ9の相対的な前進運動が
小さくなる。このため、第2のヘリカルギヤ9の歯の背
面が常に第1のヘリカルギヤ6の歯の前面に略押付けら
れた状態になり、歯と歯の衝突が起きにくくなる。
(実施例) 図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図はケースカバーの上部を取外した状態のエンジ
ンのカムシャフト駆動装置の平面図であり、第2図はケ
ースカバーの正面部を取外した状態のカムシャフト駆動
装置の正面図である。これらの図において、1はエンジ
ン、2はクランクシャフト、3はクランクシャフト2に
取付けられたプーリで、タイミングベルト4を介してカ
ムプーリ5に連結されている。カムプーリ5は第1のヘ
リカルギヤ6を取付けた第1のカムシャフト7の端部に
設けられている。すなわち、第1のヘリカルギヤ6はク
ランクシャフト2により直接的に回転力が伝達されるこ
とになる。
そして、上記第1のカムシャフト7に並設された第2
のカムシャフト8には、上記第1のヘリカルギヤ6に噛
合った状態で第2のヘリカルギヤ9が設けられている。
また、第2のカムシャフト8の突出した端部には、オ
ルタネータ駆動用プーリ10が取付けられ、エンジン1本
体に設けられたオルタネータ11のプーリ12との間にVベ
ルト13が張設されている。
つまり、第2のカムシャフト8の延長上に設けたプー
リ10,12及びVベルト13よりなる動力伝達手段を介して
補機類の一つであるオルタネータ11が駆動されるように
なっている。
従って、作動時オルタネータ11の駆動抵抗が上記第2
のヘルカリギヤ9にかかるため、同ギヤ9には回転を抑
制する力が働くことになり、第1のヘリカルギヤ6に対
する第2のヘリカルギヤ9の相対的な前進運動が小さく
なる。このため、第2のヘリカルギヤ9の歯の背面が常
に第1のヘリカルギヤ6の歯の前面に略押しつけられた
状態となり双方の歯の衝突が起きにくくなる。従って、
不快音である歯打ち音の発生が低減される。
(考案の効果) 本考案によれば、被駆動側の第2のヘリカルギヤに対
し、オルタネータやエアコンプレッサー等の補機類の駆
動抵抗による回転力の抑制が行われ、そのため駆動側の
第1のヘリカルギヤとの噛合い時の相対的な前進後退運
動が小さくなり、その結果いわゆる歯打ち音の低減が可
能になる。従来の歯打ち音を低減する方策として種々あ
るが、いずれもコスト高となり、またフリクションギヤ
を採用した場合には新たな抵抗増加がもたらされるた
め、出力低下となり特にアイドル回転時は好ましくな
く、本考案の場合はそのような問題は発生せず燃費の改
善にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図のII-II視図である。 1……エンジン、2……クランクシャフト、6……第1
のヘリカルギヤ、7……第1のカムシャフト、8……第
2のカムシャフト、9……第2のヘリカルギヤ、10……
プーリ、11……補機類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤附 靖男 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−114701(JP,U) 実開 昭62−79907(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクシャフトにより直接的に回転力が
    伝達される第1のカムシャフトと、該第1のカムシャフ
    トに取り付けられた第1のヘリカルギヤと噛み合う第2
    のヘリカルギヤが取り付けられている第2のカムシャフ
    トとを備えたエンジンのカムシャフト駆動装置におい
    て、上記第2のカムシャフトで補機類を駆動する構成と
    したことを特徴とする、エンジンのカムシャフト駆動装
    置。
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