JP3111626B2 - エンジンの補機類駆動装置 - Google Patents

エンジンの補機類駆動装置

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JP3111626B2
JP3111626B2 JP04111295A JP11129592A JP3111626B2 JP 3111626 B2 JP3111626 B2 JP 3111626B2 JP 04111295 A JP04111295 A JP 04111295A JP 11129592 A JP11129592 A JP 11129592A JP 3111626 B2 JP3111626 B2 JP 3111626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに取り付けら
れる補機類に、エンジンのクランクシャフトの回転運動
を伝達してその補機類を駆動するためのエンジンの補機
類駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料噴射ポンプやウォータポンプ
等のポンプ類、ファン類、ディストリビュータ、オルタ
ネータ、コンプレッサなどの補機類を、クランクシャフ
トの回転運動を利用して駆動する場合には、例えば特開
昭59− 29766号公報や実開昭60− 81214号公報等に記載
されているように、ギア、ベルト、チェーン等の駆動部
材を介して、クランクシャフトの出力伝達側の反対側
(以下、便宜的にフロント側と称する)の回転を、同じ
くバルブを駆動するカムシャフトのフロント側に伝達
し、このカムシャフトの回転によって補機類を駆動する
ようにしていた。
【0003】しかしながら、特にクランクシャフトの全
長が長い大型エンジンの場合には、クランクシャフトの
フロント側は、リア側に比して捩じり振動が大きいた
め、このクランクシャフトの回転変動(角速度変化)が
カムシャフトに伝達されて、カムシャフトにも回転変動
が発生していた。また、特に駆動部材としてギアを使用
する場合には、ベルトやチェーンを使用する場合に比し
て振動を吸収する部分が少ないので、クランクシャフト
の捩じり振動によって、ギア打音が大きくなり、耐久性
も低下しがちであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図2に示すよ
うに、捩じり振動の比較的に少ないクランクシャフト1
の出力伝達側(以下、便宜的にリア側Rと称する)の回
転を、アイドルギア2を介してリアクランクギア3aか
ら、同じくリア側Rのカムシャフト4に設けられている
カムギア5に伝達すると共に、このカムギア5によっ
て、このエンジンの補機である燃料噴射ポンプに設けら
れている燃料噴射ポンプギア6を駆動するようにした補
機類駆動装置7がある。尚、この補機類駆動装置7にお
いて、前記リアクランクギア3aには、オイルポンプギア
8が噛合されており、一方、フロントクランクギア3bに
は、アイドルギア9を介してウオータポンプギア10が噛
合されている。
【0005】しかしながら、この補機類駆動装置7によ
ると、カムギア5とアイドルギア2との噛合部分におい
て、図3に示すように、バルブ開閉時に発生するカムシ
ャフト4のトルク変動によって、カムギア5の歯がアイ
ドルギア2の駆動側の歯2aと非駆動側の歯2bとの間の遊
びの部分を振動するため、この噛合部分からバックラッ
シュによるギア打音が発生するという問題があった。
【0006】また、これと同様に、カムギア5と燃料噴
射ポンプギア6との噛合部分からもギア打音が発生し、
更に、このようにギアの歯同士が衝突することから、ギ
アの耐久性も低下してしまうという問題があった。本発
明は以上の問題点に鑑みて、クランクシャフトからカム
シャフトに伝達する捩じり振動を低減すると共に、カム
シャフトに発生するトルク変動の影響を補機類の駆動機
構に与えることのないエンジンの補機類駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明のエンジンの補機類駆動装置は、エンジンのク
ランクシャフトの出力伝達側となるリア側の端部に、こ
のクランクシャフトの回転運動をカムシャフトの一端に
伝達する主駆動機構を設けると共に、このカムシャフト
の他端に、このカムシャフトの回転運動を前記エンジン
に設けられる補機に伝達する補機駆動機構を設けたこと
を特徴とする構成である。
【0008】本発明の補機類駆動装置は、駆動部材にギ
アを使用している場合に、特に効果的であるが、ベルト
やチェーンを使用している補機類駆動装置にも適用する
ことができる。
【0009】
【作 用】本発明のエンジンの補機類駆動装置は以上の
構成を有しており、主駆動機構によって、クランクシャ
フトの出力伝達側の回転をカムシャフトの一端に伝達す
ることができるので、カムシャフトに伝達するクランク
シャフトの捩じり振動を大幅に抑えることができる。
【0010】また、本発明のエンジンの補機類駆動装置
は、補機駆動機構によって前記カムシャフトの他端の回
転を補機に伝達しており、この補機が一種の負荷となっ
て、カムシャフトに引きずり抵抗を加えることとなるの
で、カムシャフトのトルク変動を抑えることができる。
【0011】
【実 施 例】次に、図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1に示すように、本実施例のエンジンの
補機類駆動装置7は、クランクシャフト1の出力伝達側
となるリア側Rに、このクランクシャフト1の回転運動
をカムシャフト4のリア側Rに伝達するクランクギア
3、アイドルギア2、及びリアカムギア5aのギア群から
なる主駆動機構Mが設けられており、更にこのクランク
ギア3には、オイルポンプを駆動するオイルポンプギア
8が噛合されている。
【0012】また、このカムシャフト4のリア側Rにお
いて、前記クランクシャフト1の回転運動をこのエンジ
ンに設けられる補機、例えば燃料噴射ポンプなどに伝達
するリアカムギア5aと燃料噴射ポンプギア6からなる第
1補機駆動機構S1 が設けられており、一方、カムシャ
フト4のフロント側Fにおいて、このカムシャフト4の
回転運動をこのエンジンに設けられる補機、例えばウオ
ータポンプなどに伝達するフロントカムギア5bとウオー
タポンプギア10からなる第2補機駆動機構S2が設けら
れている。
【0013】このように、本発明では、捩じり振動の比
較的に少ないクランクシャフト1のリア側Rの回転を、
クランクギア3及びアイドルギア2を介してリアカムギ
ア5aに伝達しているため、カムシャフト4にはクランク
シャフト1の捩じり振動が殆ど伝達されることがない。
また、本実施例では、カムシャフト4のリア側Rとフロ
ント側Fの両側に、それぞれ第1補機駆動機構S1 と第
2補機駆動機構S2 を設けており、フロントカムギア5b
には、一種の負荷となるウオータポンプギア10が噛合さ
れているため、このウオータポンプギア10による引きず
り抵抗がカムシャフト4に発生するトルク変動を抑制
し、リアカムギア5aとアイドルギア2との噛合面、及び
リアカムギア5aと燃料噴射ポンプギア6との噛合面から
はギア打音が発生しなくなる。
【0014】これは、逆の視点から見れば、主駆動機構
Mと第1補機駆動機構S1 による引きずり抵抗が第2補
機駆動機構S2 の噛合状態を安定させていると見ること
もできるので、フロントカムギア5bとウオータポンプギ
ア10との噛合面からも同様にギア打音が発生しなくな
る。尚、本実施例では、第1補機駆動機構S1 及び第2
補機駆動機構S2 をギア群で構成しているが、ベルトと
プーリの組み合わせ、或いはチェーンとスプロケットの
組み合わせ等による、他の駆動部材によって構成して
も、カムシャフトに発生するトルク変動が補機類の駆動
機構に悪影響与えることを防止する上で大きな効果が得
られる。
【0015】本発明のエンジンの補機類駆動装置は、エ
ンジンのクランクシャフトの出力伝達側となるリア側
端部に、このクランクシャフトの回転運動をカムシャフ
トの一端に伝達する主駆動機構を設けると共に、このカ
ムシャフトの他端に、このカムシャフトの回転運動を前
記エンジンに設けられる補機に伝達する補機駆動機構を
設けたことを特徴とするので、以下の効果を奏すること
ができる。
【0016】主駆動機構によって、クランクシャフトの
出力伝達側の回転をカムシャフトの一端に伝達すること
ができるので、カムシャフトに伝達するクランクシャフ
トの捩じり振動を大幅に抑えることができる。また、補
機駆動機構によって前記カムシャフトの他端の回転を補
機に伝達しており、この補機が一種の負荷となって、カ
ムシャフトに引きずり抵抗を加えることとなるので、カ
ムシャフトのトルク変動を抑えることができる。更に、
カムシャフトのトルク変動を抑えることができるので、
補機駆動機構の駆動状態が安定し、その補機駆動機構の
耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエンジンの補機類駆
動装置の一部を断面にした概略側面図である。
【図2】従来例のエンジンの補機類駆動装置の一部を断
面にした概略側面図である。
【図3】図2のカムギアとアイドルギアとの噛合状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 クランクシャフト 4 カムシャフト 7 補機類駆動装置 M 主駆動機構 R 出力伝達側(リア側) S2 補機駆動機構
(第2補機駆動機構)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクシャフトの出力伝達
    となるリア側の端部に、このクランクシャフトの回転
    運動をカムシャフトの一端に伝達する主駆動機構を設け
    ると共に、このカムシャフトの他端に、このカムシャフ
    トの回転運動を前記エンジンに設けられる補機に伝達す
    る補機駆動機構を設けたことを特徴とするエンジンの補
    機類駆動装置。
JP04111295A 1992-04-30 1992-04-30 エンジンの補機類駆動装置 Expired - Fee Related JP3111626B2 (ja)

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