JP2507539B2 - 自己温度制御型リボンヒ―タ - Google Patents

自己温度制御型リボンヒ―タ

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JP2507539B2 JP63127318A JP12731888A JP2507539B2 JP 2507539 B2 JP2507539 B2 JP 2507539B2 JP 63127318 A JP63127318 A JP 63127318A JP 12731888 A JP12731888 A JP 12731888A JP 2507539 B2 JP2507539 B2 JP 2507539B2
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文雄 松川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば液晶表示素子照明用の蛍光放電管
を低温時に加熱する場合等に使用され、樹脂材料にある
種の成分を混合することにより得られる発熱体を有する
自己温度制御型リボンヒータに関するものである。
〔従来の技術〕
第2図(a),(b)は従来の自己温度制御型リボン
ヒータ1を示し、2は自己温度制御性を有する平形形状
の発熱体、3,4は発熱体2中にその長さ方向に沿って埋
め込まれた平行導線、5は発熱体2及び平行導線3,4を
被う絶縁チューブである。平行導線3,4は発熱体2に通
電するために外部にまで引出されて外部リード6,7を形
成している。発熱体2と絶縁チューブ5の長さは概ね同
一である。絶縁チューブ5としては、例えばテフロンチ
ューブが用いられる。8,9は外部リード6,7に被せた絶縁
被覆である。
次に、動作について説明する。一般に、液晶表示素子
(以後、LCDと略す。)は非発光性であるため、外光条
件によっては素子後方からの照明が必要となる。そこ
で、LCDの省エネルギー性、薄形性を損わない高効率高
輝度の薄形背面照明(以後、バックライトと略する。)
の開発が待たれていた。この種のバックライトの例とし
て、「テレビジョン学会技術報告」IPD105−2(昭和61
年2月25日発行)に報告されたものがあるが、このバッ
クライトでは光源に蛍光放電管を使用している。そのた
め、低温時には、封入されている水銀蒸気圧の低下を原
因として放電管の輝度が低下したり、あるいは放電管の
点灯が殆んど行われないという事態がしばしば生じてい
た。例えば、周囲温度が−10℃以下に低下した場合に
は、放電管は正常に点灯しなくなった。従って、放電管
の正常動作を確保するためには、低温時に放電管の加熱
を行うことが第1に考えられ、第2図のヒータ1がこの
ような場合に用いられるものである。
第3図(a),(b)はヒータ1の使用例を示し、外
部電源から外部リード6,7を介して平行導線3,4間に所定
電圧を印加すると、周囲温度が所定値以下に低下した場
合に発熱体2による加熱が行われ、蛍光放電管10の正常
な点灯動作を確保することができる。この種のヒータと
してはF・ヒータ・ミニ(商品名、藤倉電線株式会社
製)があった。
第4図及び第5図は他の従来例の自己温度制御型リボ
ンヒータ11及びその使用例を示し、絶縁被覆8,9は設け
られてなく、他の構成はリボンヒータ1と同様である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のヒータは発熱体2と絶縁チューブ5の長さをほ
ぼ一致させた形状になっているので、発熱体2の両端面
が外気に露出する構成になっていた。従って、実用上ヒ
ータの耐久性に問題が生じ、とりわけ湿気に対して弱
く、発熱体2の吸湿によるヒータ出力の低下及び自己温
度制御機能の低下を招いていた。対策として、絶縁チュ
ーブ5の長さを発熱体2の長さより長くし、その両端を
封止することが考えられるが、絶縁チューブ5の材質は
テフロンであり、接着法や融着法等による安価な密封は
不可能であった。
一方、樹脂キャップをヒータ1の両端面に被せる方法
も考えられ、この場合の使用例を第6図、第7図に示
す。12,13がヒータ1の両端面に被せた樹脂キャップで
ある。この場合、ヒータ1,11を蛍光放電管10に沿わせた
とき、樹脂キャップ12,13の樹脂厚の分だけヒータ1,11
が蛍光放電管10から離れて設置されることになる。その
結果、加熱効率が低下するという課題を生じた。
この発明は上記のような課題を解決するために成され
たものであり、加熱効率を低下させることなく耐湿性を
向上することができる自己温度制御型リボンヒータを得
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る自己温度制御型リボンヒータは、絶縁
チューブなどの絶縁被覆の両端を発熱体の両端より突出
させ、この突出部分の内部に絶縁性樹脂を充填させある
いは該突出部分を絶縁被覆自体により融着して密封させ
たものである。
〔作用〕
この発明においては、絶縁チューブなどの絶縁被覆の
両端は、それぞれ絶縁性樹脂又は絶縁被覆自体により密
封される。さらに、ヒータの形状が絶縁チューブの外径
又は絶縁被覆で規定され、蛍光放電管に接触して配置で
きる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面とともに説明する。第
1図(a),(b)はこの発明の第1の実施例を示し、
14は自己温度制御型リボンヒータ、15は自己温度制御性
を有する平形形状の発熱体、16,17は発熱体15中にその
長さ方向に平行に埋設された平行導線、18は発熱体15の
周囲に被覆された絶縁チューブであり、その両端は発熱
体15の両端より突出している。19,20は平行導線16,17の
一端を発熱体15の一端から突出させて形成した外部リー
ド、21,22は外部リード19,20に被覆された絶縁被覆であ
る。23,24は絶縁チューブ18の発熱体15より突出した部
分の内部に充填した絶縁性樹脂である。絶縁性樹脂23,2
4にはシリコン樹脂、例えば一液性RTVゴムを用いる。こ
の樹脂は耐熱性に優れ、硬化後ゴム弾性体となり、また
絶縁樹脂は略一定形状の断面を有する絶縁チューブに充
填されているので、ヒータ14は一定形状を保ったまま端
部が絶縁される。そのため、従来ヒータ14の表面に発生
していた発熱体15と絶縁性樹脂23,24との段差がなくな
り、蛍光放電管10のようなガラス管に沿わせて設置する
際、ヒータ14を放電管10の表面に接触して設置すること
ができる。
次に、動作について説明する。従来同様に、第8図に
示すようにヒータ14を蛍光放電管10に沿わせてこれを加
熱する。即ち、外部リード19,20を介して外部電源から
平行導線16,17間に所定電圧を印加しておくと、周囲温
度が一定温度以下のときに発熱体15による加熱が行わ
れ、蛍光放電管10の正常な点灯動作を確保することがで
きる。しかも、発熱体15の両端が絶縁性樹脂23,24によ
り密封されているので、発熱体15は露出せず、発熱体15
の吸湿によるヒータ14の出力低下、自己温度制御機能の
低下が生じない。絶縁性樹脂23,24の長さLは1mm以上あ
れば有効であるが、用途によっては10mm程度にする必要
がある。
なお、上記実施例では絶縁性樹脂23,24の長さLを同
一としたが、同一でなくても良い。又、第9図に示す第
2の実施例のリボンヒータ25では、絶縁被覆21,22の一
部を絶縁性樹脂24の中に埋設している。この場合、長さ
Lだけ埋設して良い。
第10図はこの発明の第3の実施例を示し、26はリボン
ヒータ、27は自己温度制御性を有する平形状発熱体、2
8,29は発熱体27中に平行に設けられた平行導線、30は発
熱体27の周囲に被覆された絶縁被覆(コーティングを含
む。)で、絶縁被覆30の両端は発熱体27より突出してい
る。31,32は平行導線28,29の一端を発熱体27より突出さ
せて形成した外部リードである。絶縁被覆30としてはポ
リサルホンを用い、その両端は密封して密封部33,34を
形成する。ポリサルホンの耐熱温度はテフロンより劣っ
て150℃程度であるが、発熱体27の発熱時の最高温度は1
35℃であるから実用上差支えない。密封は融着法で行え
ば良く、例えば塩化メチレンで絶縁被覆30の両端を濡ら
して貼り合せる。その他、加熱あるいは超音波印加で融
着してもよい。
次に、動作について説明する。従来同様、第11図に示
すように、ヒータ26を蛍光放電管10に沿わせてこれを加
熱する。自己温度制御機能は前述と同様であり、絶縁被
覆からなる密封部は、従来のように発熱体の外形より大
きくなることはなく、絶縁被覆の配置された発熱体の断
面形状と略同じか第11図に示されるように該発熱体の断
面形状より小さくなっているので、ヒータ26の特に加熱
に寄与する部分を蛍光放電管10に接触して設置すること
ができる。密封部33,34の長さLは0.1mm以上あれば有効
であるが、用途に応じては10mm程度にする必要がある。
なお、上記実施例では密封部33,34を融着により密封
したが、接着剤に例えばBR−92(商品名、アメリカンシ
アナミド社製)を用いて接着しても良い。BR−92の耐熱
温度は149℃であり、問題は生じない。又、絶縁被覆30
にはポリサルホンを用いたが、これより耐熱温度の高い
ポリエーテルサルホンを用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、発熱体より両端部を
長くした絶縁チューブ又は絶縁被覆の両端部を、それぞ
れ絶縁性樹脂により充填して又は絶縁被覆自体により融
着して密封したので、耐湿性が向上し、ヒータ出力や自
己温度制御機能の低下が防止される。又、発熱体の両端
を密封しても、ヒータの形状が絶縁チューブの外径又は
絶縁被覆で規定され、ヒータ径が不必要に増大すること
がなく、ヒータを蛍光放電管などに接触して配置するこ
とができ、加熱効率は低下しない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの発明の第1の実施例による
ヒータの横断平面図及び側面図、第2図(a),(b)
は従来のヒータの横断平面図及び側面図、第3図
(a),(b)は従来のヒータの使用状態での斜視図及
び正面図、第4図(a),(b)は従来の他のヒータの
横断平面図及び側面図、第5図(a),(b)は従来の
他のヒータの使用状態での斜視図及び正面図、第6図及
び第7図は従来のヒータに樹脂キャップを設けた場合の
使用状態での正面図、第8図(a),(b)はこの発明
の第1の実施例によるヒータの使用状態での斜視図及び
正面図、第9図(a),(b)はこの発明の第2の実施
例によるヒータの横断平面図及び側面図、第10図
(a),(b)はこの発明の第3の実施例によるヒータ
の横断平面図及び側面図、第11図(a),(b)はこの
発明の第3の実施例によるヒータの使用状態での斜視図
及び正面図である。 14,25,26……ヒータ、15,27……発熱体、16,17,28,29…
…平行導線、18……絶縁チューブ、19,20,31,32……外
部リード、23,24……絶縁性樹脂、30……絶縁被覆、33,
34……密封部。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光放電管を加熱するヒータであって、 自己温度制御性を有する平形状発熱体と、 前記発熱体中にその長さ方向に配設された複数本の平行
    導線と、 前記各平行導線の一端を前記発熱体の一端より突出させ
    て形成した外部リードと、 前記発熱体の周囲に配設され、両端が前記発熱体の両端
    より突出した一定外径を有する絶縁チューブとを備え、 前記外部リードを挿通した状態で、前記発熱体の両端の
    前記絶縁チューブの内部に絶縁性樹脂を充填して、最大
    外径が絶縁チューブの外径で規定された自己温度制御型
    リボンヒータ。
  2. 【請求項2】蛍光放電管を加熱するヒータであって、 自己温度制御性を有する平形状発熱体と、 前記発熱体中にその長さ方向に配設された複数本の平行
    導線と、 前記各平行導線の一端を前記発熱体の一端より突出させ
    て形成した外部リードと、 前記発熱体の周囲に配設され、両端が前記発熱体の両端
    より突出した絶縁被覆とを備え、 前記外部リードを挿通した状態で、前記発熱体より突出
    した部分の前記絶縁被覆の両端部を前記平形状発熱体の
    厚さ方向に融着して密封し、前記平形状発熱体全体を前
    記絶縁被覆で被包した自己温度制御型リボンヒータ。
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