JP2507482Y2 - 撹拌ビン型の穀粒乾燥装置 - Google Patents

撹拌ビン型の穀粒乾燥装置

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JP2507482Y2
JP2507482Y2 JP7162491U JP7162491U JP2507482Y2 JP 2507482 Y2 JP2507482 Y2 JP 2507482Y2 JP 7162491 U JP7162491 U JP 7162491U JP 7162491 U JP7162491 U JP 7162491U JP 2507482 Y2 JP2507482 Y2 JP 2507482Y2
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grain
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惣一 山本
正巳 石山
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、穀粒を張込むビンを、
軸線方向を竪方向とした筒形に形成し、それの内部の軸
芯部位に、内腔に穀粒を揚送するスクリューを収蔵せし
めた撹拌パイプを配設し、昇降機によりビン内に張込ん
だ穀粒を、撹拌パイプとそれの内部に収蔵した揚穀スク
リューとにより撹拌させるようにした撹拌ビン型の穀粒
乾燥装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の穀粒乾燥装置は、従前のも
のにあっては、図1および図2に示しているように、軸
線方向を竪方向とした円筒状の機体1を所望の場所に構
築設置し、その機体1の内腔の底部で、機体1の底板1
0から少し上昇した部位に、網板等の通気性の隔壁によ
り漏斗状に成形した床板11を棚設して、その床板11
より上方の機体1内腔の空間を穀粒を張込む穀槽(ビ
ン)aとし、床板11より下方の機体1内の空間を、前
記穀槽a内に張込んだ穀粒に対し乾燥風調整装置2で調
整した乾燥風を送り込むための導風路bとするととも
に、前述の床板11の軸芯部位に開設した穀槽aの排出
口12から排出される穀粒を機外に搬出する排出コンベ
ア13を配設する空間に利用し、また、穀槽a内の軸芯
部位には、軸線方向を竪方向とした円筒体3を配設し
て、それの内部に穀粒を揚送する竪のスクリューオーガ
ー4を収蔵し、それの回転軸40の上端を前記撹拌パイ
プ3の上端に支架したモーターMの出力軸に伝動し、撹
拌パイプ3には、それの筒壁30の上端側に排出口31
を開設し、かつ、その筒壁30の外周には、前述の排出
口31のすぐ下の位置に、盲板よりなる傘状の拡散板3
2を設け、また、前述の漏斗状の床板11の上縁に対応
する位置に、通気性の隔壁よりなる傘状の流穀板33を
設けておく。そして、機体1の外部に立設した揚穀機5
の放出筒50の筒先を、図1にあるよう、撹拌パイプ3
の外周の上端側に設けた傘状の拡散板32の上面に穀粒
を放出するように穀槽aに接続することで構成してあ
り、これにより、揚穀機5で穀粒を穀槽a内の所定レベ
ルにまで張り込み、その状態で、モーターMを駆動して
竪のスクリューオーガー4を作動させながら乾燥風調整
装置2を作動させることにより、乾燥風が図1において
二重線の矢印に示しているように穀槽a内に吹き上り、
また穀粒は、図1において細線の矢印イに示している如
く、撹拌パイプ3の下端の開放口3aから円筒体3内に
流入して竪のスクリューオーガー4により揚送されて、
撹拌パイプ3の筒壁30に設けた排出口31から図1に
おいて細線の矢印ロの如く流出し、その排出口31のす
ぐ下に位置している傘状の拡散板32により四周に均分
されて落下し、この作動で撹拌されながら循環流動する
ようになって、全体が前述の乾燥風により乾燥していく
ようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように構成して
ある形態の穀粒乾燥装置においては、乾燥すべき穀粒を
揚穀機5の張込ホッパー52に投入して、穀槽a内に張
り込むときに、揚穀機5の放出筒50の筒先から放出さ
れる穀粒が、図1の細線の矢印ハの如く、傘状の拡散板
32の上面に衝突していくことで、この穀粒の衝突音が
騒音となる問題がある。また、この傘状の拡散板32に
衝突して穀槽a内に落下し堆積していく穀粒が、張込作
業の初期においては、図1において符号L1に示してい
るように、傘状の拡散板32の上面に衝突して反射して
いく勢いで穀槽aの内壁面に衝突する位置からその位置
と反対側の穀槽aの内壁面の下端側に向けて下降傾斜す
るレベルを形成するようになり、投入した穀粒の量が所
定の張込量に近くなってきても、それのレベルが、図1
において符号L2に示しているように斜めに傾斜した形
態を保持するようになって、穀粒を、穀槽a内に均一に
分散させた状態に張込むのがむづかしい問題がある。
【0004】本考案は、従来手段に生じているこれらの
問題を解消せしめるためになされたものであって、穀粒
の張込に、揚穀機5の放出筒50の筒先から放出され
る穀粒が傘状の拡散板32に衝突することで生ずる騒音
を消失せしめるとともに、穀槽a内に張込む穀粒の量が
少ない場合にあっても、穀槽a内に穀粒を均一に分散さ
せて張込み得るようにする新たな手段を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、本考案は、上述
の目的を達成するための手段として、軸線方向を竪方向
とした筒状に形成した穀槽の内腔の軸芯部位に、内部に
竪のスクリューオーガーを収蔵せる撹拌パイプを配設
し、その撹拌パイプの外周面の上端側には、該撹拌パイ
プの筒壁に開設した排出口のすぐ下方の位置に傘状の拡
散板を設け、該撹拌パイプの内腔の上端側で前記筒壁に
開設した排出口の上方位置に、穀槽の外部に立設せる揚
穀機の放出筒の筒先の開放口を開放せしめたことを特徴
とする撹拌ビン型の穀粒乾燥装置を提起するものであ
る。
【0006】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図3は、
本考案を実施せる撹拌ビン型の穀粒乾燥装置Aの一部破
断した正面図で、同図において、1は円筒状に形成した
機体、aは機体1内に装設した穀槽(ビン)、bは導風
路、2は乾燥風調整装置、3は撹拌パイプ、4は竪のス
クリューオーガー、5は揚穀機、50は放出筒を示す。
【0007】機体1は円筒形に形成した作業場などの適
宜の場所に設置する通常のもので、内部には底板10よ
り少し上昇した位置に、網体などの通気性の隔壁により
漏斗状に成形した床板11を棚設して、その床板11よ
り上方の空間を穀槽aに形成し、また、その床板11よ
り下方の空間を前記穀槽a内に張込む穀粒に浴びせる乾
燥風の導風路bに形成してある。そして、導風路bに
は、乾燥風調整装置2の送風機20の吐風口を接続する
とともに、前記床板11の軸芯部位に開設せる排出口1
2から排出される穀粒を機外に搬出する排出コンベア1
3が配設してある。
【0008】また、床板11より上方の空間で形成され
る穀槽a内には、軸線方向を竪方向とした撹拌パイプ3
が配位されて、適宜の支持手段(図示省略)により、下
端の開放口3aが宙に浮く状態として機体1に支架して
あり、それの内部には、回転軸40の周面に螺旋の送穀
翼41を巻き付けたスクリューオーガー4が、それの回
転軸40の軸線方向を竪方向として収蔵軸架してあっ
て、それの回転軸40の上端部は撹拌パイプ3の上端に
支架したモーターMの出力軸に伝導してある。
【0009】そして、前記撹拌パイプ3の筒壁30の上
端側には、前記スクリューオーガー4が揚送する穀粒
を、該撹拌パイプ3の外に溢出させるための排出口31
…が開設され、筒壁30の外周には、その排出口31…
のすぐ下方の位置に盲板よりなる傘状の拡散板32が装
設してあり、また、筒壁30の外周で、漏斗状の床板1
1の上端部と対応する部位には、通気性の隔壁よりなる
傘状の流穀板33が設けてある。
【0010】揚穀機5は張込ホッパー52から投入する
穀粒を、揚穀塔5a内に収蔵したバケットコンベアー
(図示省略)により揚送して放出筒50の筒先から放出
する通常のバケットエレベーターであり、揚穀塔5aの
基端は排出コンベア13の終端側と連通し、また、揚穀
5aの上端側には、取出樋53が放出筒50と切換自
在に装設してある。
【0011】しかして、これらについては、前述の図1
および図2に示した従前手段のものと変わりがないが、
穀槽a内に穀粒を張込む揚穀機5は、揚送した穀粒を放
出する放出筒50の筒先を、図3に示しているよう、撹
拌パイプ3の筒壁30の上端側で、それに開設してある
排出口31よりも上方に位置する部位に突入させて、そ
の排出口31より上方において撹拌パイプ3の内腔に対
し該放出筒50の筒先の開放口51を開放させてある。
そして、これにより、揚穀機5により揚送して放出筒5
0の筒先から穀槽a内に投入する穀粒が、一たん撹拌パ
イプ3の内腔の上端部に流入した後、撹拌パイプ3の筒
壁30に開設した排出口31…から傘状の拡散板32の
上面を経て穀槽a内に張込まれていくようにしてある。
【0012】なお、揚穀機5の放出筒50の筒先の撹拌
パイプ3の内腔に対する接続は、撹拌パイプ3の筒壁3
0に開設してある排出口31が、上下方向に長く形成し
てあるときは、その排出口31の上端側を利用して、該
放出筒50の筒先を撹拌パイプ3内に突入させることで
行なうようにしてもよい。
【0013】
【作用】このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。穀槽a内に穀粒を張込む作業は、排出コンベア
13の作動を停め、竪のスクリューオーガー4および揚
穀機5を作動させた状態において、揚穀機5の揚穀塔
aの下部に設けてある張込ホッパー52に穀粒を投入し
ていくことで行なう。
【0014】これにより、揚穀機5で揚送されて放出筒
50から穀槽a内に投入されていく穀粒は、穀槽a内の
撹拌パイプ3の上端部の内腔に放出され、その撹拌パイ
プ3内で作動している竪のスクリューオーガー4の送穀
翼41により押し上げられて、撹拌パイプ3の筒壁30
に設けてある排出口31…から、周方向に均分されなが
ら溢出して傘状の拡散板32の上面に流れていき、その
傘状の拡散板32により、穀槽a内の各部に向け均一に
分散放出されていくようになる。
【0015】このとき、揚穀機5の放出筒50から穀槽
a内に投入される穀粒が、撹拌パイプ3の内腔に放出さ
せることで、撹拌パイプ3の周面に設けた傘状の拡散板
32の上面に衝突してくる穀粒がなくなることにより、
その拡散板32の上面に穀粒が衝突することで生ずる騒
音を消失せしめるようになる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による撹拌
ビン型の穀粒乾燥装置は、揚穀機5の放出筒50の筒先
から穀槽a内に投入される穀粒が、穀槽a内の軸芯部位
に配設してある撹拌パイプ3の内腔の上端部に放出され
て、その撹拌パイプ3の筒壁30の周面に開設してある
竪のスクリューオーガー4で揚送した穀粒の排出用の排
出口31…から傘状の拡散板32の上面に溢出して、そ
の傘状の拡散板32により穀槽a内の各部に均一に分散
されていくので、穀槽a内への穀粒の分散張込みが、張
込量を少なくした場合にも適確に行なえるようになる。
そして、揚穀機5の放出筒50の筒先から穀槽a内に放
出される穀粒が傘状の拡散板32の上面に衝突すること
がなくなるので、その穀粒が傘状の拡散板32に衝突す
ることで生ずる騒音を消失せしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の撹拌ビン型の穀粒乾燥装置の一部破断し
た正面図である。
【図2】同上の要部の横断平面図である。
【図3】本考案を実施せる撹拌ビン型の穀粒乾燥装置の
一部破断した正面図である。
【図4】同上の要部の横断平面図である。
【符号の説明】
A…撹拌ビン型の穀粒乾燥装置、a…穀槽、b…導風
路、M…モーター、1…機体、10…底板、11…床
板、12…排出口、13…排出コンベア、2…乾燥風調
整装置、20…送風機、3…撹拌パイプ、3a…開放
口、30…筒壁、31…排出口、32…拡散板、33…
流穀板、4…スクリューオーガー、40…回転軸、41
…送穀翼、5…揚穀機、5a…揚穀塔、50…放出筒、
51…開放口、52…張込ホッパー、53…取出樋。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向を竪方向とした筒状に形成した
    穀槽aの内腔の軸芯部位に、内部に竪のスクリューオー
    ガー4を収蔵せる撹拌パイプ3を配設し、その撹拌パイ
    プ3の外周面の上端側には、該撹拌パイプ3の筒壁30
    に開設した排出口31のすぐ下方の位置に傘状の拡散板
    32を設け、該撹拌パイプ3の内腔の上端側で前記筒壁
    30に開設した排出口31の上方位置に、穀槽aの外部
    に立設せる揚穀機5の放出筒50の筒先の開放口51を
    開放せしめたことを特徴とする撹拌ビン型の穀粒乾燥装
    置。
JP7162491U 1991-08-12 1991-08-12 撹拌ビン型の穀粒乾燥装置 Expired - Lifetime JP2507482Y2 (ja)

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JPH0518648U JPH0518648U (ja) 1993-03-09
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