JP2507442B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2507442B2
JP2507442B2 JP62154628A JP15462887A JP2507442B2 JP 2507442 B2 JP2507442 B2 JP 2507442B2 JP 62154628 A JP62154628 A JP 62154628A JP 15462887 A JP15462887 A JP 15462887A JP 2507442 B2 JP2507442 B2 JP 2507442B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、画像形成装置、より詳細には、潜像担持
体上に形成された静電潜像を現像して、潜像担持体上に
可視像を得、この可視像を、ドラム状やベルト状の保持
体に保持された転写シート上に転写する方式の画像形成
装置に関する。
(従来技術) このような画像形成装置は具体的には、複写機、カラ
ー複写機、編集可能なモノクロ複写機、印刷機、各種静
電記録装置等とし実現されるが、これら装置は一般に、
複数種のサイズの転写シートを用いうるように設計され
る。すると、転写シートを保持する保持体は、最長サイ
ズの転写シートを保持しうる周長をもたねばならない。
ところで、可視像の転写に要する時間は、可視像の長
さ、従って、これを転写される転写シートの長さに比例
する。
しかるに、保持体の回転速度が一定不変であると、可
視像転写に要する時間は、1回の転写あたり転写シート
の長さに拘らず、最上サイズの転写シートの転写に合せ
て定ってしまう。これは、カラー複写機などのように、
可視像の転写が複数回行われる場合には、短い転写シー
トの使用に際して、画像記録の能率化の面からして問題
がある。すなわち、転写シートの長さが短かければ、可
視像転写に不可欠の時間は、転写シートの短かさに応じ
て短縮化されるのであるから、転写と転写の間の時間を
有効に短縮すれば、より能率的な画像形成が可能とな
る。
このような観点から、転写シートを保持する保持体の
回転を、転写動作が終了してから、転写動作が次に開始
するまでの間、加減速して画像形成プロセスをスピード
アップする方法が提案されている(特開昭60-218673号
公報)。
この方法は、画像形成プロセスをスピードアップする
ためのアイデアとしてすぐれているが、実際にこれを実
施する場合には、なお解決すべき問題点がいくつか存在
する。
例として、定着装置として、定着ローラーを用いるカ
ラー複写機を考えて見ると、所定数の可視像を転写され
てカラー可視像を保持した転写シートは、保持体から分
離して定着ローラーによる定着部へ送られ、圧力と熱と
の作用により可視像を定着されて装置外へ排出されるの
であるが、転写シートの長さが大きいときには、最終可
視像転写後、カラー可視像を担持する転写シートの後端
が転写領域を通りぬけたとき、その先端部が、すでに、
定着ローラーに挟持され、搬送されているという状況が
起りうる。定着ローラーは通常一定速度で回転している
から、転写シートの先端部が定着ローラーに挟まれてい
るときに、保持体として転写シートを保持している転写
ローラーを加速すると、定着ローラーの前で転写シート
が撓み、転写シートに付いている未定着のトナーが近く
の他の部材に接して付着し、そのためにせっかく形成し
たトナー像が崩れてしまい、不良画像となる。
このようなことが起らないようにするため、定着ロー
ラーの駆動速度も同期して加減速制御を行なうことも考
えられるが、時間当りの定着ローラーの発熱量は一定で
あるから、定着ローラーを高速回転した部分では十分に
熱が供給されず定着不良を生じることになる。またこの
方法で、定着ローラーの高速回転時には発熱量を増加す
ることも考えられるが、構成が複雑になり、定着ローラ
ーの加減速制御と定着ローラーの発熱量のコントロール
が一致しないとかえって定着不良の原因になる。
このように、保持体の加減速回転を行うときには、転
写領域と定着部との位置関係が考慮されねばならない。
定着装置として熱板オーブン式のものや赤外線照射式の
ように、転写シートを挟持しないものを用いる場合は、
上記の転写シートの撓みの問題はないが、定着部を通過
する転写シートの搬送速度が保持体の加減速により変化
するので定着熱量の不均一による定着不良の問題が生じ
てしまう。
位置関係に関してはまた、転写領域とクランプ部との
位置関係が考慮されねばらなない。転写シートはその先
端部を保持体のクランパーにクランプされて保持される
訳であるが、上記クランプ動作が行なわれるクランプ部
は保持させる転写シートの先端部をクランパーにクラン
プさせる位置であって画像形成装置の装置空間における
定位置である。クランプが行なわれるとき、クランパー
は、クランプ部を通過するのであるが、このとき、保持
体の回転が加減速中であると、クランプを行うのに、転
写シートを送り出すレジストローラーの回転を保持体の
回転状態に応じて同期制御しないとクランプ不全が生じ
てしまう。しかし、レジストローラーの回転をこのよう
に制御するのには複雑な機構を必要とする。
また、転写シートを保持する保持体の回転を加減速す
る場合、これを駆動するモータとして大型で大容量のも
のを使用して前述の加減速を制御する場合にはさして問
題はないが、画像形成装置の小型化やコストの低減を図
るために小型で小容量の駆動モータを用いた場合には加
減速の正確な制御ができず、その結果、光学系スキャナ
やそれと同期回転している潜像担持体としての感光体の
動作に対して転写ドラムの動作にずれを生じ、同期回転
することができず、転写不良を発生することがある。
これらの問題に関しては、特開昭60-218673号公報開
示の発明は、検討を行なっておらず、従って、動作信頼
性の点で問題を残している。
(目的) 従って、本発明の目的は、転写シートを保持する保持
体の回転の加減速に対し、転写領域と定着部との位置関
係を考慮し、転写シートの撓みの問題や、定着熱量不均
一による定着不全を有効に防止した、画像形成装置の提
供にある。
本発明の別の目的は、転写シートを保持する保持体の
回転の加減速に対し、転写領域と定着部との位置関係を
考慮するとともに、転写シートの長さをも考慮した画像
形成装置の提供にある。
本発明の他の目的は、転写シートを保持する保持体の
回転の加減速を行うに際し、転写されるべき可視像に対
する転写シートの位置ずれを有効に補正しうるようにし
た画像形成装置の提供にある。
本発明のさらに別の目的は、転写シートを保持する保
持体の回転の加減速に対し、転写領域とクランプ部の位
置関係を考慮し、クランプ不全を有効に防止した画像形
成装置の提供にある。
本発明のさらに他の目的は、転写シートを保持する保
持体の回転の加減速に対し、転写領域とクランプ部の位
置関係を考慮するとともに、転写シートの長さをも考慮
した画像形成装置の提供にある。
(構成) 本発明の適用にあたって、前提となる事実は、以下の
通りである。
静電潜像は、潜像担持体上に形成され、潜像担持体上
にて現像される。従って、可視像は潜像担持体上に形成
される。
静電潜像の形成方法は、従来から知られている種々の
方法が可能である。すなわち、光導電性の感光体を潜像
担持体とし、これを均一帯電したのち光像の照射、ある
いは、光ビーム,LEDアレイ等による書込みで形成するこ
とできる。
現像方式も従来から知られている種々の現像方式を利
用できる。ただし、湿式現像のある種のものでは、現像
後に定着を必要としないものもあり、このような現像方
式を採用するときは、転写領域と定着部との位置関係は
問題とされず、かかる場合は、専ら、転写領域とクラン
プ部の位置関係が考慮の対象となる。
可視像は、潜像担持体上から転写シート、一般には転
写紙上に転写される。
可視像の転写に際しては、転写シートは、保持体に保
持される。保持体は、ドラム状ないしベルト状であり、
クランパーを有する。転写シートはクランプ部において
保持体に配出され、先端部をクランパーにクランプされ
る。
保持体の回転は、画像形成プロセスのスピードアップ
のため加減速されうる。
このような画像形成装置において、定着部と、転写領
域との位置関係を考慮し、転写シートの撓みや、定着熱
量不均一による定着不全を有効に防止しりためには、次
のようにする。
すなわち、画像形成に必要な所定の転写を終了して、
定着部へ搬送される際、転写シートの後端が転写領域を
通りぬけた直後から、転写シートを保持する保持体の回
転を加速する。そして、転写シートの先端が定着部を到
達する以前に、上記回転を減速して正規の回転速度にも
どす。
このようにすれば、転写シートの後端部がわは、保持
体の加速が行われるとき、なお保持体上にあるので、保
持体の加速に伴って、転写シート搬送速度も加速される
が、この搬送速度の加速は、転写シートを先端が定着部
に到達する以前に減速され、解消するので、転写シート
は、正規の速さで定着部へ搬入されることになり、転写
シートの撓みや、定着不全の問題は生じない。
このやり方は、転写領域から定着部にいたる転写シー
トの搬送路の長さが、転写シートの最長のものの長さよ
り大きい場合に実施することができる。
もっとも、上記搬送路長と転写シートの長さの差が、
さほど大きくないときは、保持体の加速後すぐに、減速
しなければならないような場合もあり、かかる場合に
は、保持体の加減速を行っても、その目的とする画像形
成プロセスのスピードアップにさほどの効果が得られな
い。従って、このような場合、転写シートの長さと、搬
送路長との差が、ある一定値より小さく、実効的な加減
速ができない場合には、加減速を行なわないようにして
もよい。
転写シートの搬送路長よりも長い転写シートを用いる
場合には、前述の転写シートの撓みによる画像乱れや、
定着不全の問題を回避するため、保持体の加減速は転写
シートの長さを、本質的に考慮して行う必要がある。
すなわち、上記搬送路長よりも長い転写シートを用い
ると、この転写シートが、定着部へ搬送されるとき、転
写シートの後端が転写領域を通り抜けたとき、転写シー
トの先端部はすでに、定着部へ入ってしまっている。従
って、このような場合は、少くとも、上記のような搬送
路長よりも長い転写シートを用いるときは、保持体の加
減速を行なわないようにする。ここに、「少くとも」と
いうのは、前述の場合と同様、搬送路長より短かい転写
シートを用いる場合でも、搬送路長との差が一定値より
小さく、実効的な加減速ができない場合には、加減速を
行なわないようにしても良いということを意味してい
る。
なお、カラー複写機等では、1枚のカラー複写を得る
のに複数回の転写が行なわれる。上の記述で問題として
いるのは、この場合、画像形成に必要な所定の転写を終
って、定着部へ転写シートがおくられるときのことであ
る。1枚の転写シートに対して複数回の転写が行なわれ
る場合、画像形成に必要な所定回転の転写が終了してい
ないときは、転写領域を転写シートの後端が通り抜けた
のち、次回の転写までの時間を短縮するために、保持体
の加減速を行って良いことは当然である。もちろん、こ
のような複数回の転写の必要な場合転写間の加減速を全
く行なわないようにすることも自由である。
このように、1枚の画像形成を行うのに、複数回の転
写が必要な場合、複数回の転写の際、転写と転写の間に
保持体の加減速を行うと、ある転写を行ったのち、次の
転写までの間の加減速で、次に転写を行うべき可視像と
転写シートとの位置ずれを生ずるおそれがある。この位
置ずれを補正するには、次回の転写動作における転写シ
ートとトナーによる可視像と相対的な位置合せを行なう
ための位置合せ基準信号を設定する位置合せ基準信号設
定手段と、非転写時に転写手段の駆動速度を加減速した
後の保持体の位置を検出する位置センサと、その位置セ
ンサからの位置信号と前記位置合せ基準信号設定手段か
らの位置合せ基準信号との偏差から補正値を演算する補
正値演算手段と、その補正値演算手段からの補正値信号
に基づいて転写手段の駆動速度を調整することのできる
速度補正手段とを位置ずれ補正手段として用い、保持体
の駆動速度を加減速した後でかつ次回のトナー像の転写
前に、前記速度補正手段によって保持体の駆動速度を調
整して次回の転写動作における転写シートと可視像の位
置合せを行うようにする。
また、保持体の回転の加減速に対し、転写領域とクラ
ンプ部の位置関係を考慮するには、保持体の加減速を、
所定の転写を終了し、保持体から分離されつつ搬送され
る転写シートの後端が転写領域を抜けた状態の直後から
加速を行ない、保持体のクランパーが、クランプ部に到
達する以前に減速を行って、正規の回転速度にもどすよ
うにする。
また、転写シートの長さが、ある程度長いと、転写シ
ートの後端が転写部を通りすぎたとき、クランパーの位
置が、すでにクランプ位置に近ずきすぎ、保持体の加減
速を行ってもプロセスのスピードアップに実効的な寄与
がなされない場合は、保持体の加減速を行なわないよう
にすることにより、クランプ位置と転写領域との位置関
係に、さらに、転写シートの長さを考慮して、保持体の
回転の加減速を行うことができる。
1回の画像形成に対し、複数回の転写を要する場合
に、転写と転写の間で保持体の回転を加減速して良いこ
とはいうまでもないし、この中間転写部で保持体の加減
速を行わないようにしてもよい。
また、クランプ位置にクランパーが到達する前に、保
持体の回転を正規の回転速度にもどし、転写シートのク
ランプを行ったのち、さらに加減速を行うようにしても
よい。
(実施例) 以下、具体的な実施例に則して説明する。
第1図は、カラー複写機の概要図である。原稿1はプ
ラテン2上に置かれ、原稿照明光源3により照明され、
その反射光が第1ミラー4、第2ミラー5、第3ミラー
6で反射され、レンズ7を通りさらに第4ミラー8で反
射され、色分解フィルタ9を通過して潜像担持体として
の感光体14の感光面上に照射される。
なお、感光体14の表面は帯電チャージャ10により予め
一様に帯電され、その後前述のように露光により原稿像
に対応した静電潜像が形成される。
この静電潜像は、最初、シアン現像器11によりシアン
(C)現像が施され、得られるシアン可視像は保持体と
しての転写ドラム16上に巻回された転写シートたる転写
紙17に転写チャージャ18により転写される。感光体14上
の残留トナーはクリーニングユニット19により除去され
る。これらの工程をシアン(C)、マゼンタ(M)なら
びにイエロー(Y)と順次行い、転写紙17上にトナーに
よるカラー可視像が転写形成される。図中の12はマゼン
タ現像器、13はイエロー現像器である。
カラー画像を形成した転写紙17は、分離チャージャ20
によって転写ドラム16から分離され、分離爪21ならびに
吸引式の搬送ベルト22を通り、一定の速度で回転してい
る定着ローラ23により挟まれ加熱定着されて機外へ排出
される。
一方、前述の転写紙17は、保持体としての転写ドラム
16に保持されるとき給紙ローラー24により1枚ずつ送ら
れ、先端部がレジストローラー25に当接する。レジスト
ローラー25は所定のタイミングで回転し、前記転写ドラ
ム16のクランパーに転写紙17の先端部がクランプされ
る。第1図に示すように、光学系スキャナのホームポジ
ションにはスキャナ基準位置センサ28が設けられ、また
転写ドラム16へのクランプ部近傍には転写ドラム16と対
向してセンサ29が設けられ、更に、感光体14と転写ドラ
ム16が相接する転写部の近傍には、転写ドラム基準位置
センサ29Aが設けられている。
上記ホームポジションは、光学系スキャナによる照明
走査の基準となる位置であり、光学系スキャナの停止位
置にホームポジションよりも、図1において更に左側に
あり、走査照明が行なわれるときは、光学系スキャナは
上記停止位置から始動し、ホームポジションを通過する
際に上記スキャナ基準位置センサ28に検知される。
第2図は、転写ドラム16の斜視図である。同図の26a
は基準信号用マークで、前記転写ドラム基準位置センサ
ー29と対向するようになっており、26は転写紙クランパ
ーである。搬送されてきた転写紙17はレジストローラー
25の動作によって矢印方向に進んでクランプされ、転写
ドラム16上では矢印方向に巻き付けられる。
第3図は、このデジタルカラー複写機の制御系統を示
す説明図である。同図に示すように光学系スキャナは第
1サーボモータ30によって、感光体14は第2サーボモー
タ31によって、転写ドラム16は第3サーボモータ32によ
って、レジストローラー25は第4サーボモータ33によっ
て、また搬送ベルト22は第5サーボモータ34によって、
それぞれ所定のタイミングをもって個別に回転制御され
る。各サーボモータ30,31,32,33,34は、モータ駆動部3
5、モータ制御演算部36ならびにタイミング演算部37に
接続され、さらにタイミング演算部37は、基準クロック
発生部38ならびに紙サイズ設定部39からの信号が入力さ
れるようになっている。
第4図は制御可能領域などを説明するための図、第5
図は各部のタイミングチャート、第6図は制御フローチ
ャートである。次にこの複写機の制御動作について前述
の図面を用いて説明する。
なお、この実施例において、保持体たる転写ドラムの
加減速制御を簡単化するため、転写紙の長さが、搬送距
離L1より大なるときは加減速を行わず、L1より小なる
ときは一律に加減速を行う。第6図に示すように、ステ
ップ(以下、Sと略記する)1においてプリント動作に
先立ち、使用する転写紙17のサイズ、倍率ならびにコピ
ー枚数などのデータが設定される。そのデータのうち転
写紙17のサイズは紙サイズ設定部39(第3図参照)によ
って設定され、その設定に基づく紙サイズ信号が制御部
のタイミング演算部37に入力されて、それのRAMの所定
のアドレスに記憶される。S2においてコピーボタンが押
されたか否か判断され、S3においてコピー動作の制御が
開始される。
前述の紙サイズ設定部39からの紙サイズ信号に基づい
て第1サーボモータ30を正転駆動し、転写紙サイズに応
じた長さのスキャンを行い、その後所定の速度で逆転さ
せて光学系スキャンを元の位置に戻す。このスキャン動
作を3回行うことによって感光体14上に原稿画像に対応
した静電潜像を形成するとともに、各色成分画情報の静
電潜像は現像部11,12,13を通過するときに、それぞれ対
応する補色トナーにより順次現像される。
各色毎の現像後にトナー像が転写紙17に転写される訳
であるが、この転写動作に先立ってS4において使用して
いる転写紙17の搬送方向の長LTが第4図に示すように転
写チャージャ18から定着ローラー23までの距離L1以下
であるか否か判断される。転写紙17の長さLTが距離L1
より長い(LT>L1)と、すなわちS4においてNOと判断
されると、転写ドラム16の加減速制御は行わず通常制御
が行われる。通常制御が行われるときは、転写ドラムの
加減速は、転写と転写の間においても、また、所定の転
写後、転写紙が定着部へ送られるときも転写ドラム回転
の加減速は行われない。このようにLT>L1であると、
転写紙17の後端部が転写位置にあり、しかも転写紙17の
先端部が定着ローラー23に挟まれた状態になることであ
る。この状態で転写ローラー16を加減速すると、それに
伴なって転写位置では転写ずれを生じてしまう。
一方、定着ローラー23の前では転写紙17が撓み、未定
着のトナーが他の部材に付着してトナーによる可視像が
壊れてしまう。このような弊害があるため、前記S4でNO
と判断すると転写ローラー16の加減速制御は行わないよ
うになっている。
転写動作に際して転写ドラム16は感光体14と正確に同
期回転するよう、予め定速にしておく必要がある(第5
図の水平部分)。そして転写ドラム16に設けられている
基準信号用マーク26a(第2図参照)が転写ドラム基準
位置センサ29Aの近傍を通過することにより、第5図に
示されるように転写ドラム基準位置信号(転写開始信
号)が出力される。LT≦L1であるときはS5においてX1
(第5図の一番左側のX1)経過したかどうかが判断さ
れ、経過しておればS6に進み、転写ドラム16及び搬送ベ
ルト22の加速ならびに減速の制御がなされる。時間X1
は、可視像の転写を行うための時間である。今、説明し
ているステップS5の段階では、転写ドラム16へ転写紙の
保持が行われていない。
このように非転写時に転写ドラム16を高速で回転する
ことによって、印字時間の短縮を図ることができる。な
おこの実施例では転写ドラム16の回転毎に搬送ベルト22
の加減速を行っているが、必ずしもその必要はなく、実
際に転写紙17が搬送ベルト22によって搬送される時のみ
加減速すればよい。
このように、搬送ベルトを保持体としての転写ドラム
の加減速に同期して加減速制御するのは、搬送ベルト22
が吸引式のものであり、転写紙を強く吸引して搬送して
いるとき、転写ドラムのみを加減速すると、搬送ベルト
22による搬送速度との差により転写回に撓みが生ずるお
それがあるからである。しかし、搬送ベルトの吸引力
や、摩擦係数の適当な設定により、上記搬送速度と、転
写ドラムの加減速による転写紙速度とに差が生じたと
き、転写紙が搬送ベルトに対してすべるようにすること
もでき、このようにすれば、転写ドラムと搬送ベルトの
回転速度に差が生じてもこれを転写紙の搬送ベルトに対
するすべりが吸引できるので、撓みが生じないようにす
ることができる。従って、搬送ベルトの回転速度を転写
ドラムの回転に同期して加減速制御することは、本発明
に不可欠の要件ではない。
前述の転写ドラム基準位置信号が出力してX2経過した
ことがS7で確認された後、S8において光学系スキャナの
移動が開始され、S9でスキャナ基準位置センサ28がオン
したか否かの判断がなされる。即ち、加減速された転写
ドラム16の基準信号用マーク26aがセンサ29により検出
されると、その検出のときから所定時間(制御プログラ
ム上で予め設定されている)経過したときスキャナ想定
基準位置タイミングXKが発生する。
上記所定時間の間、転写ドラム16は加減速後の定速度
で回転しているから(第5図参照)、スキャナ想定基準
位置タイミングXKが発生するとき基準信号用マーク26a
は常に画像形成装置内における定位置にある。
スキャナ想定基準位置タイミングXKは、転写ドラム16
との位置関係において、光学系スキャナが理想的に照明
走査を行なったとした場合に、スキャナ基準位置センサ
28がセンサ検知タイミングXDを発生すべきタイミングで
ある。
従って、スキャナ基準位置センサ28から実際にセンサ
検知タイミングXDが発せられるとき、タイミングXK,XD
の間に偏差(XK−XD)があれば、この偏差は、可視像と
転写ドラムとの間の所望の位置関係に対するずれ量に対
応することになる。
偏差は、補正量:Δz(=XK−XD)としてS10におい
て演算される。このような演算は、CPUを内蔵したタイ
ミング演算部37(第3図参照)において行なわれ、前記
補正値Δzがタイミング演算部37に内蔵されているRAM
の所定のアドレスに一旦記憶される。前述のスキャナ想
定基準位置タイミングXDは、次回の転写動作において転
写紙17の先端とトナー像の先端とが一致するとか、ある
いは所望の余白を作るため転写紙17の先端に対してトナ
ー像の先端が所望の間隔をもってずれているなど、相対
的な位置合せができるように設定された基準信号であ
る。
この例では、光学系スキャナの動作タイミングを基準
にしてスキャナ想定基準位置タイミング信号が設定され
ていが、他に例えば感光体14の動作タイミングを基準に
して位置合せ用の信号を設定することもできる。
次にS11において、転写ドラム基準位置信号が出力さ
れてからX3経過したか否かの判断がなされる。X3経過後
にレジストローラー25の回転が開始される(S12)訳で
あるが、転写紙17がスキューすることなく、その先端部
が開いて待機状態にあるクランパー27(第2図参照)の
内蔵に若干の撓みをもって挿入されるために、レジスト
ローラー25の速度は2段に切り換わるようになってい
る。図に示すように第2速目の中間位置が転写紙17とク
ランパー27との会合点に相当し、このタイミングで転写
紙17のクランプが完了する。その後再びレジストローラ
ー25の回転速度が第1速目とほぼ同じ速度で減速され
る。
次にS13において、前述の転写ドラム基準位置信号が
出力されてS4経過したか否かの判断がなされる。このX4
経過時点のタイミングは第5図に示すように、転写紙17
がクランプされてから次の転写ドラム基準位置信号が出
力されるまでの間、換言すればクランプ完了から転写開
始までの間の中間位置に設定されている。そしてX4経過
していると判断されると、S14に進みS10で演算された補
正値Δzが読み出され、それに基づいて転写ドラム16な
らびにレジストローラー25の回転速度が微調整される。
この微調整の結果、転写ドラム16上に保持された転写紙
17の先端と最初に設定されるべきトナー像の先端が相対
的に合致するようになる。
この回転速度の微調整は具体的には、第3図に示すタ
イミング演算部37のRAMに記憶されている補正値Δzが
読み出され、それがモータ制御演算部36に入力されて補
正値Δzに対応した速度制御信号に変換され、その速度
制御信号がモータ駆動部35に入力されて、それから転写
ドラム16を回転駆動する第3サーボモータ32ならびにレ
ジストローラー25を回転駆動する第4サーボモータ33の
回転制御がなされる。
この実施例のように、転写ドラム16とレジストローラ
ー25の両方同期をとりながら速度の補正をしないと、転
写ドラム16とレジストローラー25との間において転写紙
17に不要なたるみが出たり、転写紙17に無理な張力が作
用したりする。
第5図に示すように、転写ドラム16の非転写時におけ
る加減速制御ならびに、その後の速度補正Δzは、S14
からS15をかいしてS4にもどるループのくり返しとして
毎回の転写動作後に行われる。第5図の例では、転写ド
ラム16の第1回目の回転と第3回目の回転のときのスキ
ャナ基準位置センサ28の検出信号がスキャナ想定基準位
置タイミングよりも遅れて出力され、第2回目の回転の
ときの検出信号がスキャナ想定基準位置タイミングより
も早く出力された場合を示している。そのため同図の転
写ドラム速度のタイミング曲線で示されているように、
補正Δz1、補正Δz2ならびに補正Δz3の速度波形が
互に異なっている。一方、レジストローラー25の速度補
正Δzは、転写紙17のクランプ動作後に1回行えばよ
い。S14からS15を介してS4へもどるループの各ループに
おいてS5で転写が行われ、3回の転写(所定の転写)が
終了すると、S16を介して次の定着工程へと進む。この
とき、S16で、S6におけると同様の制御が行われる。
次に転写紙のクランプ動作と、前述の転写ドラムの速
度補正との関係について少し詳しく説明する。非転写時
には、転写ドラムのクランパーに転写紙をクランプさせ
る動作が必要な場合がある。
この際にクランパーと転写紙の先端との位置関係が
正確に保たれないと、クランプミスを発生して所定の搬
送性能が維持できない。
また転写紙のクランプ性能を維持するには、転写紙
のスキュー、転写紙とクランパーの相対位置のばらつき
の影響を吸収する必要がある。そのため、転写紙をクラ
ンパーとの同期位置よりも3〜10mm程度多く送り込み、
前述のような転写紙のスキューの修正や相対的な位置の
ばらつきを吸収するのが有効である。
前記の条件を満足するためには、前述の転写ドラム
の加減速制御は、転写紙のクランプ動作前に終了してい
る方が良い。すなわち、転写ドラムを駆動するサーボモ
ータとして大型で大容量のものを使用すれば、転写ドラ
ムの加減速制御が正確に行なわれて、クランパーと転写
紙の先端との位置合せが比較的正確に行なわれるが、駆
動モータが大きいため装置の小型化や軽量化に支障にな
るとともに、コスト高を招くから好ましくない。そのた
め転写ドラムの加減速はモータの能力上限で行ない、そ
の加減速が終了したクランプ動作の直前にはすでにモー
タが制御状態に入って、クランプ動作に適した速度で、
位置に補正すれば、小型で安価なサーボモータを採用で
きて有利である。
前記の条件のために、転写紙のクランプ時、特に厚
紙などのように腰の強い転写紙の場合、加速方向に転写
ドラムが力を受け、そのために同期ずれを生ずる可能性
がある。この影響を除くためクランプ位置を、転写紙最
大サイズのものが非転写時になるように設定する必要が
ある。すなわち第4図に示すように、転写チャージャ18
からクランプ位置までの距離をL2、複写機で使用し得
る転写紙17の最大サイズLmaxとした場合、L2≧Lmaxの
関係になるように、クランプ位置を設定すればよい。
また距離L2より長いサイズの転写紙17を使用する場
合には、紙サイズ設定部39からの紙サイズ信号によっ
て、前述のような転写ドラム16の加減速を行なわないよ
うに、例えばタイミング演算部37などで判断すればよ
い。
また厚紙のように腰の強い転写紙をクランパーに挿入
してクランプする場合、転写紙の先端がクランパーに衝
突した際に転写ドラムの速度が若干変動することがあ
る。そのため転写ドラムの回転が確実に制御状態に入っ
てから、前述の転写ドラムの速度補正を行った方が適正
な補正ができる。このことは第5図のレジストローラー
速度のタイミング曲線に現われており、転写紙をクラン
プした後にレジストローラーが第3速に減速されるが、
減速直後に転写ドラムの速度補正をするのではなく、若
干時間的にずらして速度補正を実行している。
第7図は本発明の別実施例としてのデジタルカラー複
写機の概要図である。繁雑を避けるために、混同の虞れ
がないと思われるものについては、第1図におけると同
一の符号が付されている。
原稿1Aはプラテン2上に置かれ、原稿照明用光源3Aに
より照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー4A、
第2ミラー5A、第3ミラー6Aで反射され、結像レンズ7
を経てダイクロイックプリズム8Aに入り、ここで3つの
波長の光、レッド(R)、グリーン(G)、およびブル
ー(B)に分光される。分光された光は固体撮像素子で
あるCCD 9A,10A,11Aにそれぞれ入射する。
これらCCD 9A,10A,11Aよりの出力信号は画像処理ユニ
ット12Aで必要な処理を施し、記録色情報であるブラッ
ク(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシア
ン(C)にそれぞれの記録付勢用の2値化信号に変換さ
れる。これらの信号は、レーザー書き込みユニット13A
にて感光体14にレーザー光として出射される。
なお、感光体14の表面は帯電用コロナユニット10A1に
より一様に帯電され、その後前述のようにしてレーザー
光により潜像形成される。
この静電潜像は現像器15により最初黒色現像が施さ
れ、保持体としての転写ドラム16上に巻回された転写シ
ートとしての転写紙17に転写コロナユニット18により転
写される。感光体ドラム14上の残留トナーはクリーニン
グユニット19により除去される。これらの工程をシアン
(C)、マゼンタ(M)ならびにイエロー(Y)と順次
行い、転写紙17上にカラー画像がトナーによる可視像と
して転写形成される。カラー可視像を形成された転写紙
17は、分離チャージャ20によって転写ドラム16から分離
され、分離爪21ならびに吸引式の搬送ベルト22を通り、
定着ユニット23により定着されて機外へ排出される。
一方、前述の転写紙17は、給紙ローラ24により1枚ず
つ送られ、レジストローラー25に当接する。レジストロ
ーラー25は所定のタイミングで回転し、前記転写ドラム
16に転写紙17がクランプさせられる。同図に示すよう
に、光学系スキャナのホームポジションにはスキャナ基
準位置センサ28が設けられ、また転写ドラム16へのクラ
ンプ部近傍には転写ドラム16と対向してセンサ29が設け
られ、更に、感光体14と転写ドラム16が相接する転写部
の近傍には、転写ドラム基準位置センサ29Aが設けられ
ている。
転写ドラム16の具体的な様子および転写紙のレジスト
・クランプは第2図に示す状態及び、先に、この第2図
に即して説明した、第1図の実施例の場合と全く同じで
ある。
第8図は、このデジタルカラー複写機の制御系統を示
す説明図である。第1図に示した実施例の場合と同じく
同図に示すように光学系スキャナは第1サーボモータ30
によって、感光体14は第2サーボモータ31によって、転
写ドラム16は第3サーボモータ32によって、レジストロ
ーラー25は第4サーボモータ33によって、また搬送ベル
ト22は第5サーボモータ34によって、それぞれ所定のタ
イミングをもって個別に回転制御される。各サーボモー
タ30,31,32,33,34は、モータ駆動部35、モータ制御演算
部36ならびにタイミング演算部37に接続され、さらにタ
イミング演算部37は、基準クロック発生部38ならびに紙
サイズ設定部39からの信号が入力されるようになってい
る。
第9図において、L1Aは分離チャージャ20の後端すな
わち分離位置と定着ローラー23による定着部との間の距
離を示している。
今説明している実施例では、転写シートの長さが上記
距離L1Aより長い場合は、転写シートが定着部へ搬送さ
れるとき、転写ドラム回転の加減速を行なわないように
する。これは次のような理由による。すなわち、前述し
たように、転写紙が定着部へ送られるとき、転写紙の撓
みによる画像の乱れや、定着不全を防止し、なおかつ、
転写の不全を防止するためには、転写ドラムの回転の加
減速を、転写紙後端が転写領域をぬけたのち、ただちに
行ない、転写紙先端部が定着部へ到達する以前に終了し
なければならないが、この加減速によって転写ドラムの
回転角を大きくかせぐことができないときは、加減速を
行う本来の目的、すなわち画像形成プロセスのスピード
アップという目的を、さほど有効に達成できない。
第9図において、長さL1Aを有する転写紙を考えて見
ると、この場合、もし転写ドラムの回転の加減速を行う
とすれば、転写紙が定着部へ送られるとき転写紙の後端
が転写領域を出てから、分離部に到るまでの間に実行し
なければならない。
この実施例では、転写領域から分離部までの距離が短
かく、転写紙の長さがL1A以上の場合には定着部へ転写
紙が搬送される際の、転写ドラムの加減速は、実効がな
いものとして行なわないのである。なお、上記分離部か
らクランプ位置までの距離は上記長さL1Aよりも大きく
設定されている。
第7図に示す実施例におけるデジタルカラー複写プロ
セスは、先に第6図に即して説明した、第1図図示の実
施例の場合とほぼ同様であって、第6図のS4におけるL
1をL1Aとすれば、先に説明したところが、そのままあ
てはまるので、ここでは詳しい説明を省略する。なお、
スキャナによる原稿走査は1回ですみ、従って、スキャ
ナの走査は1度のみ行われる。また、Δzによる速度補
正においては、スキャナ基準位置センサーによる信号に
代えて、レーザー書込ユニット13Aの各画像書込開始信
号が用いられる。1回の複写あたりの転写回数は、4回
(黒色可視像、シアン可視像、マゼンタ可視像、イエロ
ー可視像の各転写)である。
(効果) 本発明は述述のような構成になっているから、小型で
安価なサーボモータを使用して画像形成する装置におい
ても、印字時間の短縮を図るとともに、転写ずれなどの
心配のない動作信頼性の高い画像形成装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例としてのカラー複写機の概
要を示す図、第2図は、上記カラー複写機の転写ドラム
の斜視図、第3図は、上記カラー複写機の制御系統を示
す説明図、第4図は、上記カラー複写機の制御可能領域
を示す図、第5図は、上記カラー複写機の各部のタイミ
ングチャート、第6図は、上記カラー複写機における複
写プロセスを説明するためのフローチャート、第7図
は、本発明の別実施例としてのデジタルカラー複写機の
概要を示す図、第8図は、上記デジタルカラー複写機の
制御系統を示す説明図、第9図は、上記デジタルカラー
複写機の制御可能領域を示す図である。 14……潜像担持体としての感光体、16……保持体として
の転写ドラム、17……転写シートとしての転写紙、L1
……転写領域から定着部へいたる転写紙搬送路長。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢村 忠秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平1−139461(JP,A) 特開 昭61−295581(JP,A) 特開 昭60−218673(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静
    電潜像を現像し、得られる可視像を、ドラム状もしくは
    ベルト状の保持体に保持された転写シート上に転写する
    工程を1回以上行ない、転写部に転写シートのない非転
    写時に、上記保持体の加減速を行なう画像記録装置であ
    って、 画像形成に必要な所定の転写を終了した転写シートが定
    着部へ送られるとき、上記保持体の加減速を、上記転写
    シートの後端が、転写領域を通りすぎた後、上記転写シ
    ートの先端が定着部へ到達するまでの間に行うようにし
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静
    電潜像を現像し、得られる可視像をドラム状もしくはベ
    ルト状の保持体に保持された転写シート上へ転写する工
    程を1回以上行ない、転写部に転写シートのない非転写
    時に上記保持体の加減速を行なう画像記録装置であっ
    て、 画像形成に必要な所定の転写を終了した転写シートが定
    着部へ送られるとき、上記転写シートの後端が転写領域
    を通りすぎたのち、上記転写シートの先端が定着部へ到
    達するまでの間に、上記保持体の回転を加減しうるよう
    にするとともに、少くとも、上記転写シートの長さが、
    上記転写部から定着部へいたる搬送路長より長いとき
    は、上記定着部への搬送の際の保持体の加減速を行なわ
    ないようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静
    電潜像を現像し、得られる可視像を、ドラム状もしくは
    ベルト状の保持体上に、保持体のクランパーにより先端
    部をクランプされて保持された転写シート上に転写する
    工程を1回以上行ない、転写領域に転写シートのない非
    転写時に、上記保持体の加減速を行ないうる画像装置で
    あって、 画像形成に必要な所定の転写を終了した転写シートの後
    端が転写領域を通過したのち、保持体のクランパーが、
    クランプ部に到達するまでの間に、保持体の回転の加減
    速を終了するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】潜像担持体上に静電潜像を形成し、この静
    電潜像を現像し、得られる可視像を、ドラム状もしくは
    ベルト状の保持体上に、保持体のクランパーにより先端
    部をクランプされて保持された転写シート上に転写する
    工程を1回以上行ない、転写領域に転写シートのない非
    転写時に、上記保持体の加減速を行ないうる画像形成装
    置であって、 画像形成に必要な所定の転写を終了した転写シートの後
    端が転写領域を通過したのち、保持体の回転の加減速を
    行ない、上記加減速を、保持体のクランパーがクランプ
    位置に到達する以前に終了しうるようにするとともに、 転写シートの長さにより、上記所定の転写終了後の加減
    速の実効ある実行ができないときは、転写終了後の加減
    速を行なわないようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
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