JP2507243Y2 - 梁の仮置き治具 - Google Patents

梁の仮置き治具

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JP2507243Y2
JP2507243Y2 JP1087490U JP1087490U JP2507243Y2 JP 2507243 Y2 JP2507243 Y2 JP 2507243Y2 JP 1087490 U JP1087490 U JP 1087490U JP 1087490 U JP1087490 U JP 1087490U JP 2507243 Y2 JP2507243 Y2 JP 2507243Y2
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仁 北谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、鉄骨建築物の施工の際、梁同士を相互に
接合するために用いられる仮置き治具に関するものであ
る。
鉄骨の建築工事において、梁を取付ける場合、現場へ
搬入した梁をクレーンで吊り上げ、その吊り上げた状態
で相手方の梁との接合位置へ保持しておき、その両梁を
ボルトで接合することが行なわれている。
考案が解決しようとする課題 従って、上記従来の鉄骨の施工方法において、梁と梁
とを接合するには、接合プレートとその梁のボルト穴を
互いに一致させることが必要であるが、従来において
は、一方の梁がクレーンで吊り上げられた状態にあるた
め、その梁の位置決めが困難で、ボルトの差し込み作業
に手間取るという欠点があった。この考案は、このよう
な従来の欠点を解消することを目的としてなされたもの
である。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、H型鋼か
らなる梁のフランジ上面へ設置した状態で、その一端が
梁の先端より突出する上部プレートと、同じく上部フラ
ンジの裏面に当接してその上部フランジを下側から支え
る下部プレートとを、その上部フランジの一方の端縁側
において互いに一体に連結するとともに、上部プレート
の裏面には、上部フランジの穴へ上方より差し込まれる
ピンを突設し、これら上部プレートと下部プレートと
を、少なくとも前記下部プレートが上部フランジの裏面
側に位置した状態からその上部フランジよりも全体が突
出した状態までの範囲で、このピンを中心として水平方
向へ回動自在としたことを特徴とする。
作用 第1図のように、クレーで吊り上げた梁の先端より上
部プレートが突出するようにしてこの考案の仮置き治具
(7)を設置し、その突出する部分を相手方梁の上面に
設置することによって、位置決めし、この状態でボルト
の締め付け作業を行なう。
実施例 第1図において、(1)は長方形の金属板からなるこ
の考案の上部プレートであり、この上部プレート(1)
は、この第1図で示すように、設置される梁(2)の上
部フランジ(3)上面へ設置されるもので、この状態
で、その一端が、その梁(2)の先端より突出するよう
になっている。上部プレート(1)には、第3図及び第
4図で示すように、その突出部と反対側の端部側におけ
るコーナー部分にピン(4)が突設されて、このピン
(4)を、前記上部フランジ(3)に形成された穴(1
5)へ差し込んで取付けられるようになっている。この
穴(15)は、通常、柱その他の部材を接合するためのボ
ルト穴が用いられる。更に、上部プレート(1)の上部
フランジ(3)の端縁側における端部中央には、第1図
の取付け状態において、上部フランジ(3)裏面側に位
置されて、この上部フランジ(3)を下側から支えるよ
うにした下部プレート(5)が、第4図の如くその裏面
側に折り曲げた状態で一体に連設されている。なお、上
部プレート(1)の前記ピン(4)に対する対角コーナ
ー部分には、その表面部に回動操作用のピン(6)が取
付けられている。
第2図は、上記仮置き治具(7)の取付け方法を示す
もので、この第2図で示すように、まず梁(2)の上部
フランジ(3)上面へ、上部プレート(1)をその梁
(2)と略直角となるようにして、裏面のピン(4)を
上部フランジ(3)の穴(5)へ上方から差し込んで設
置し、この状態から、そのピン(4)を中心として梁
(2)の先端方向へ回動させると、下部プレート(5)
が、上部フランジ(3)の裏面側に位置して、その上部
フランジ(3)を下側から支える状態になる。この状態
で、第1図のように、相手方の梁(8)の上部フランジ
(9)上へ仮置きするものである。この実施例では、治
具(7)を取付けた梁(2)を、相手方梁(8)の中間
部分へT字型に接続する場合を示しており、その相手型
梁(8)のフランジ間に設けたスチフナープレート(1
0)と、他方の梁(2)のウェブ(11)とを、第3図の
ように接合プレート(12)で接合するもので、仮置きの
際、それらのスチフナープレート(10)とウェブ(11)
のボルト穴(13)(13)が、互いに所定の位置に来るよ
うに位置決めする。次いで、第3図のような接合プレー
ト(12)をボルト(14)で夫々スチフナープレート(1
0)及びウェブ(11)側へ固定して、接合作業を終え
る。そして、接合を終えると、上部プレート(1)上面
の操作用ピン(6)を持って、この上部プレート(1)
を、相手方梁(8)より後退する方向へ第2図の位置ま
で回動させると、下部プレート(5)が、その上部フラ
ンジ(3)より完全に突出した状態となるので、そのま
ま上方へ抜き出すことによって取外すことができる。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、梁を仮置きした状
態でボルトの締め付け作業を行なうことができるので、
そのボルトの差し込みや締め付け作業が容易となり、作
業時間を短縮できる。しかも、この考案の仮置き治具
は、そのピンを梁の上部フランジの穴へ上方から差し込
んで水平方向に回動操作するのみでよいから、取付け取
外し作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の仮置き治具を取付けた梁の設置方
法を示す要部の斜視図、第2図は、仮置き治具の取付け
方法を示す要部平面図、第3図は、仮置き治具を用いて
梁を位置決めした状態の要部の縦断面図、第4図はこの
考案の仮置き治具を裏面側から見た斜視図である。 (1)……上部プレート、(2)……梁、(3)……上
部フランジ、(4)……ピン、(5)……下部プレー
ト、(7)……仮置き治具、(15)……穴。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】H型鋼からなる梁のフランジ上面へ設置し
    た状態で、その一端が梁の先端より突出する上部プレー
    トと、同じく上部フランジの裏面に当接してその上部フ
    ランジを下側から支える下部プレートとを、その上部フ
    ランジの一方の端縁側において互いに一体に連結すると
    ともに、上部プレートの裏面には、上部フランジの穴へ
    上方より差し込まれるピンを突設し、これら上部プレー
    トと下部プレートとを、少なくとも前記下部プレートが
    上部フランジの裏面側に位置した状態からその上部フラ
    ンジよりも全体が突出した状態までの範囲で、このピン
    を中心として水平方向へ回動自在としたことを特徴とす
    る梁の仮置き治具。
JP1087490U 1990-02-05 1990-02-05 梁の仮置き治具 Expired - Lifetime JP2507243Y2 (ja)

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JPH03101755U JPH03101755U (ja) 1991-10-23
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