JP2507220Y2 - クランプ部材による配管の包持固定構造 - Google Patents

クランプ部材による配管の包持固定構造

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JP2507220Y2 JP1989093203U JP9320389U JP2507220Y2 JP 2507220 Y2 JP2507220 Y2 JP 2507220Y2 JP 1989093203 U JP1989093203 U JP 1989093203U JP 9320389 U JP9320389 U JP 9320389U JP 2507220 Y2 JP2507220 Y2 JP 2507220Y2
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後藤  勝
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有限会社第一樹脂工業
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般に自動車、或いは各種の機械装置等に
給油、給気の供給路等として配設され、外径20mm程度以
下の比較的細径の金属管或いは樹脂チューブ(以下「配
管」と称す)を基体に取付けるか、或いはその複数の配
管を一括集中して配列するかしてなる際のクランプ部材
による配管の包持固定構造の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の固定構造としては例えば第7図に示す
ように、金属帯板材の長手方向の一端側を欠円状に弯曲
して挟持壁(12)とし、且つ他端側をボルト孔(13)を
有する基体への取付け壁となした取付け金具(11)によ
って、直接、前記挟持壁(12)部に配管(P1)を組込んだ
状態で該配管側の外径そのままの周面を僅かにカシメし
て固定される構造であった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、直
接、取付け金具(11)によ挟持壁(12)の端周縁部で
の、しかもその欠円状の周面での僅かなカシメ構造によ
って、概して固定を不確実となし、配設状態下にあって
機関或いは機械装置の振動に起因して、しばしば配管(P
1)側に位置ずれを招き、同時に該配管の外周面に擦れ傷
を誘発して長期の間に破損を生ぜしめる問題を有するも
のであった。
本考案は従来の技術の有する前記問題に鑑みてなされ
たもので、加振状態下にあっても配管側での固定を確実
となして配設方向並びに円周方向を問わずその位置ずれ
を極めて効果的に防止し、同時に該配管の外周面での擦
れ傷発生の憂いをなくし、また簡易に構成することので
きるクランプ部材による配管の包持固定構造を提案する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、細径配管の軸方
向の適所の周面に対向した略平坦面を形成してなる断面
非円形部に、該平坦面の両側に当接して挟着掛合した略
楕円状もしくは略フラスコ状からなる金具部付近を、射
出成形して固化した熱可塑性樹脂製のクランプ体によっ
て包持状に鋳着埋設して構成したことを要旨とするもの
である。
(作用) 本考案はこのように構成されているため、その構成に
際して配管側に形成された両側の平坦面のなす非円形部
の該平坦面に当接して挟着掛合した金具部附近を、その
後の前記クランプ体の射出成形による固化によって簡易
に構成されることとなり、前記金具による非円形部での
挟着掛合状態と、その包持状或いは一括包持状態の鋳着
埋設の状態とによる強固な固着によって配管側を極めて
効果的に固定することができ、取付け金具による基体へ
の取付け部位、或いは複数の配管を一括集中して配列す
る固定部位としての機能を発揮することができるのであ
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、第
1図は本考案のクランプ部材による配管の包持固定構造
の平面図、第2図は他の実施例を示す同上第1図相当
図、第3図は第2図A-A線の拡大断面図、第4図及び第
5図は金具のそれぞれの実施例を示す正面図、第5図A
は第5図実施例の他の実施例の拡大部分正面図、第5図
Bは第5図Aの平面図、第5図Cは第5図の更に他の実
施例の平面図、第6図Aは金具の更に別の実施例の正面
図、第6図B及びCはそれぞれ第7図Aの平面図及び側
面図であって、(1)は細径配管であり、外径4mm乃至2
0mm程度の金属材もしくは樹脂材からなる単数(第1
図)或いはその複数を集中して並列状に配列(第2図)
してなるものである。そしてその軸方向の適所の周面に
対向した略平坦面を形成してなる断面非円形部(2)
に、該平坦面の両側に当接して第4図のような略楕円状
もしくは第5図のようなフラスコ状等からなる金具
(4)を挟着掛合してある。
尚第5図のようなフラスコ状の金具の場合、その重合
壁(4′,4″)の軸方向の先端部を第5図A及びBのよ
うに互いに相対する方向に或いは第5図Cのように同方
向にひねることにより軸方向の固定強度を向上でき、こ
のひねりは軸方向の一先端のみでもよい。
更に金具(4)は第4図及び第5図の他に第6図A〜
Cに図示するようにも構成できる。即ち、第6図A〜C
では第5図のようにフラスコ状に形成して全体的に重合
壁(4′,4″)とするのではなく、一部分に重合壁
(4′,4″)を形成してこの部分で配管(1)の外周面
と接触させ軸方向の一先端部又は両先端部に断面略ラッ
パ状の開口(4a)を形成するものである。このように形
成するとラッパ状開口(4a)にも熱可塑性樹脂が射出成
形の際に流入するため軸方向の固定強度は一層向上す
る。
尚本考案では第5図、第5図A及びB、第6図A〜C
の実施例を総称して「略フラスコ状」と称する。
又、樹脂チューブによる配管にあっては予め非円形部
(2)を形成することなく前記金具(4)の配管(1)
への組付けに伴って非円形部(2)を同時に形成するよ
う構成してもよい。(3)はポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリアセタール或いはABS樹脂等の熱可塑性樹脂
製からなるクランプ体であり、前記金具(4)部附近を
その後の射出成形による固化した状態で包持状或いは一
括包持状に鋳着埋設して構成するものである。(5)は
クランプ体(3)に被着(第1図)された基体への取付
け金具である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるクランプ部材による
配管の包持固定構造は、配管(1)側の前記断面非円形
部(2)に挟着掛合してなる金具(4)部附近を、射出
成形して固化した前記クランプ体(3)によって包持状
或いは一括包持状に鋳着埋設してなるため、金具(4)
による非円形部(2)の両側での挟着掛合状態と鋳着埋
設の状態とによる強固な固着によって配管(1)側を確
実に固定することができ、従って加振状態下にあっても
該配管側での配設方向並びに円周方向を問わずその位置
ずれを一層効果的に防止することとなり、同時に配管
(1)の外周面での擦れ傷発生の憂いがなく、また熱収
縮によって簡易に構成することができる等、極めて有用
なクランプ部材による配管の包持固定構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すクランプ部材による配
管の包持固定構造の平面図、第2図は他の実施例の同上
第1図相当図、第3図は第2図A-A線の拡大断面図、第
4図及び第5図は金具のそれぞれの実施例を示す正面
図、第5図Aは第5実施例の他の実施例の拡大部分正面
図、第5図Bは第5図Aの平面図、第5図Cは第5図の
更に他の実施例の平面図、第6図Aは金具の更に別の実
施例の正面図、第6図B及びCはそれぞれ第6図Aの平
面図及び側面図、第7図は従来例を示す固定構造の平面
図である。 (1)……配管、(2)……非円形部、(3)……クラ
ンプ体、(4)……金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】細径配管(1)の軸方向の適所の周面に対
    向した略平坦面を形成してなる断面非円形部(2)に、
    該平坦面の両側に当接して挟着掛合した略楕円状もしく
    は略フラスコ状からなる金具(4)部付近を、射出成形
    して固化した熱可塑性樹脂製のクランプ体(3)によっ
    て包持状に鋳着埋設して構成したことを特徴とするクラ
    ンプ部材による配管の包持固定構造。
JP1989093203U 1989-08-08 1989-08-08 クランプ部材による配管の包持固定構造 Expired - Fee Related JP2507220Y2 (ja)

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JPS61109988A (ja) * 1984-10-31 1986-05-28 臼井国際産業株式会社 配管の集中配列固定方法
JPS63180789U (ja) * 1987-05-15 1988-11-22
JPH0741981Y2 (ja) * 1987-12-12 1995-09-27 臼井国際産業株式会社 クランプ部材による配管固定構造

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