JP2506455Y2 - 家具のラッチ機構 - Google Patents

家具のラッチ機構

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JP2506455Y2
JP2506455Y2 JP1990091925U JP9192590U JP2506455Y2 JP 2506455 Y2 JP2506455 Y2 JP 2506455Y2 JP 1990091925 U JP1990091925 U JP 1990091925U JP 9192590 U JP9192590 U JP 9192590U JP 2506455 Y2 JP2506455 Y2 JP 2506455Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、引出しの鏡板や扉等の正面開閉部材を有し
た家具に好適に採用可能な家具のラッチ機構に関するも
のである。
[従来の技術] この種の家具にラッチ機構を設ける場合は、正面開閉
部材である引出しの鏡板や扉の内部に、その機構の主要
部を内蔵するようにしている。すなわち、ラッチ機構
は、先端にラッチ爪又は掛止孔を有した回動アームと、
この回動アームとリンク機構等を介して連結された操作
板等を備えており、これら回動アーム、リンク機構及び
操作板等を全て鏡板や扉の内部に収容している。そし
て、その操作板を手動操作して、回動アームを回動させ
ることによって、前記ラッチ爪又は掛止孔を、家具本体
に設けた掛止孔又は掛止片から離脱させてその引出しあ
るいは扉を開成させることができるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものは、前述のように正
面開閉部材に回動アームやリンク機構等が内蔵されてい
るため、これらの配設スペースを確保する必要から正面
開閉部材が比較的分厚いものとなっている。このため、
引出しにおいては、鏡板が厚みのあるものとなり、収納
効率の低下を招いている。しかも、このようなもので
は、操作板に加える動作を回動アームの回動々作に変換
するためのリンク機構等が必要となるため、構造が複雑
なものとなっている。
また、正面開閉部材に回動アームや操作板等が設けて
あると、これらに関連づけて施錠機構を設けるのが困難
になる。すなわち、施錠機構の錠は、家具本体に設ける
ようにしているため、ラッチ機構と係合させることが難
しい。したがって、ラッチ機構と施錠機構とは全く独立
に配設されており、部品点数増の原因となっている。
本考案は、このような不都合を一挙に解消することが
できる家具のラッチ機構を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。
すなわち、本考案に係る家具のラッチ機構は、家具本
体に枢着した対をなす回動アームと、前記家具本体に保
持された正面開閉部材に設けた操作板とを具備してなる
家具のラッチ機構であって、回動アームは、先端部に設
けたラッチ爪を前記正面開閉部材の掛止孔に係合させ
て、前記正面開閉部材を閉止位置に掛止させるためのも
ので、各ラッチ爪が相互に接離する方向へ回動可能に前
記家具本体に枢着されており、操作板は、前記掛止孔に
連続する正面開閉部材の操作穴に手動操作可能に配設さ
れており、その操作板を前記回動アームの先端部間に一
時的に割り込ませて両先端部を拡開させることにより、
ラッチ爪を掛止穴から離脱させ、そのまま操作板を介し
て正面開閉部材を操作し家具本体を開成する位置にまで
移動させ得るようにしていることを特徴とする。
前記家具に施錠機構を設ける場合には、回動アームの
基端部間にロックアームを回動可能に配設し、該ロック
アームを家具本体に設けた錠により回動操作して、その
両端を前記回動アームの基端部に接離させるようにする
とよい。
正面開閉部材としては、引出しの鏡板や扉等が挙げら
れる。
[作用] このような構成のものであれば、正面開閉部材を閉止
位置まで移動させると、回動アームの先端部が一時的に
拡開した後、ラッチ爪が正面開閉部材の掛止孔に係合し
て、正面開閉部材を閉止位置に掛止させることになる。
正面開閉部材を開成させる際に、操作板を手動操作して
前記回動アームの先端部間に割込ませると、回動アーム
の先端部が相互に離れる方向へ拡開し、ラッチ爪と掛止
孔との係合状態が解除されるとともに、ラッチ爪を掛止
孔から離脱させることができ、そのまま操作板を介して
正面開閉部材を開成位置にまで移動させることができ
る。
また、両回動アームの基端部間にロックアームを配設
し、そのロックアームを錠により回動操作させるように
した場合、ラッチ爪を係止孔に係合させた状態でロック
アームの両端を前記基端部にそれぞれ係接させると、回
動アームの回動が阻止される。その場合には、操作板を
操作しても回動アームの先端部を拡開させることができ
ない。すなわち、正面開閉部材がロックされた状態にな
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
このラッチ機構1は、家具本体2に枢着した対をなす
回動アーム3と、正面開閉部材たる引出し4の鏡板41に
設けた操作板5とを備えている。
家具本体2は、第4図に概略的に示すように、左右の
側板21と、天板22と、図示しない背面板等を備えたもの
で、前記天板22の前縁部に内蔵したボックス23内に前記
回動アーム3が配設してある。
引出し4の鏡板41は、その上縁部における内側に掛止
孔42を有しているとともに、それぞれの掛止孔42に連続
する操作穴43を有している。
回動アーム3は、先端部3aに設けたラッチ爪3bを相互
に対向させた状態で前記ボックス23内の両側に配置して
あるとともに、前後方向の中間をピン31を介してボック
ス23の底壁23aに相互に接離する方向へ回動可能に枢着
してある。各回動アーム3の先端部3aは、天板22の前面
に開口したラッチ孔22aから外部に突出させてあり、そ
の下面には下向テーパ面3cを、前面には内向テーパ面3d
をそれぞれ形成してある。また、各回動アーム3の基端
部eは、引張りコイルスプリング32によりボックス23の
側壁23b側に付勢させている。
操作板5は、操作穴43内の両側に設けた図示しない溝
に上下方向へ昇降可能に保持させてあり、上端5aにおけ
る両側には、第2図に示すように、上向テーパ面5bを形
成してある。各上向テーパ面5bは、回動アーム3の下向
テーパ面3cにそれぞれ近接させて対向させてある。
また、前記回動アーム3の基端部3e間にロックアーム
6を配置し、そのロックアーム6を錠7により回動操作
するようにしている。
ロックアーム6は、左右方向の中間をピン61を介して
ボックス23の底壁23aに回動可能に枢着してあり、左右
の両端6aを回動アーム3の基端部3eに接離させるように
している。
錠7は、天板22の前縁部に装着してあり、この錠7と
前記ピン61を一対の傘歯車6b、7aを介して連結してい
る。そして、錠7を操作すると、第1図に実線で示すよ
うに、両端6aが回動アーム3の基端部3eにそれぞれ係接
するロック位置と、第1図に想像線で示すように、両端
6aが前記基端部3eから離れる非ロック位置との間で、ロ
ックアーム6が回動するようになっている。
このような構成のものであれば、引出し4を閉止位置
まで移動させると、回動アーム3の内向テーパ面3dが掛
止孔42の開口縁にそれぞれ当接するため、回動アーム3
の先端部3aが一時的に拡開した後、ラッチ爪3bが掛止孔
42に係合して引出し4を閉止位置に掛止させることにな
る。引出し4を開成させる際に、操作穴43に指8を挿入
して操作板5を押し上げると、その上向テーパ面5bと回
動アーム3の下向テーパ面3cとの相互案内作用により、
操作板5の上端5aが回動アーム3の先端部3a間に割込む
とともに、両先端部3aが相互に離れる方向へ拡開して、
ラッチ爪3bと掛止孔42との係合状態が解除される。その
状態から引出し4を牽引すると、ラッチ爪3bが掛止孔42
から離脱するとともに、引出し4を開成させることがで
きる。
また、引出し4を閉止位置に移動させてラッチ爪3bを
係止孔42に係合させた状態で、錠7を操作してロックア
ーム6の両端6aを回動アーム3の基端部3eにそれぞれ係
接させると、回動アーム3の回動が阻止される。その場
合には、操作板5を操作しても回動アーム3の先端部3a
を拡開させることができず、ラッチ爪3bによる掛止状態
が維持される。すなわち、引出し4がロックされた状態
となる。
したがって、以上のような構成のラッチ機構1であれ
ば、引出し4の鏡板41には、その内側に添わせた状態で
操作板5を昇降可能に内蔵しておけばよいので、前記鏡
板41を薄くすることができ、引出し4の収納効率を有効
に高めることができる。しかも、このようなものであれ
ば、前記操作板5に加える動作により直接に回動アーム
3を回動々作させることができるので、操作力の方向転
換を行うためのリンク機構等が不要であり、構造が比較
的簡単なものにできる。
また、ラッチ機構1を叙述のような構成にすれば、前
記のように回動アーム3を利用して簡単かつ確実に引出
し4をロックすることもでき、ラッチ機構1の一部を施
錠機構としても有効利用できる。このため、格別な施錠
機構とラッチ機構とを全く別々に設ける従来のものに比
べて、確実に部品点数が削減でき、コストダウンが図り
易くなる。
なお、前記実施例では、引出しを有した家具の場合に
ついて述べたが、本考案は扉を有したものにも有効に適
用可能である。ここで、扉の上端側に操作板を設ける場
合は、前記実施例と同様な形態で回動アーム等を配設
し、扉の反蝶着部に操作板を横方向にスライド動作させ
る場合には、双方の回動アームを上下に位置を異ならせ
て前後方向に配置するとともに、上下方向へ回動可能に
枢着することになる。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、家具に設け
られた正面開閉部材の厚みを確実に薄くして家具の収納
効率を有効に高めることができるとともに、正面開閉部
材を閉止位置で掛止するためのラッチ機構の構造を簡略
化して部品点数を削減することができる。
また、前記ラッチ機構の回動アーム間にロックアーム
を配設し、そのロックアームを家具本体に設けた錠によ
り回動操作させるようにした場合には、回動アームを利
用して正面開閉部材を閉止位置でロックすることもでき
るので、ラッチ機構と施錠機構を個別に設ける場合に比
べて確実に部品点数が削減できるとともに、施錠機構の
構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は平断面図、第
2図は正面図、第3図は側断面図、第4図は斜視図であ
る。 1……ラッチ機構、2……家具本体 3……回動アーム、3a……先端部 3b……ラッチ爪、3e……基端部 5……操作板、6……ロックアーム 6a……両端、7……錠 41……正面開閉部材(引出しの鏡板) 42……掛止孔、43……操作穴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−206274(JP,A) 実開 昭57−155264(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体に枢着した対をなす回動アーム
    と、前記家具本体に保持された正面開閉部材に設けた操
    作板とを具備してなる家具のラッチ機構であって、 回動アームは、先端部に設けたラッチ爪を前記正面開閉
    部材の掛止孔に係合させて、前記正面開閉部材を閉止位
    置に掛止させるためのもので、各ラッチ爪が相互に接離
    する方向へ回動可能に前記家具本体に枢着されており、 操作板は、前記掛止孔に連続する正面開閉部材の操作穴
    に手動操作可能に配設されており、 その操作板を前記回動アームの先端部間に一時的に割込
    ませて両先端部を拡開させることにより、ラッチ爪を掛
    止孔から離脱させ、そのまま操作板を介して正面開閉部
    材を操作し家具本体を開成する位置にまで移動させ得る
    ようにしていることを特徴とする家具のラッチ機構。
  2. 【請求項2】回動アームの基端部間にロックアームを回
    動可能に配設し、そのロックアームを家具本体に設けた
    錠により回動操作して、その両端を前記回動アームの基
    端部に接離させるようにしていることを特徴とする請求
    項1記載の家具のラッチ機構。
  3. 【請求項3】正面開閉部材が、引出しの鏡板であること
    を特徴とする請求項1記載の家具のラッチ機構。
  4. 【請求項4】正面開閉部材が、扉であることを特徴とす
    る請求項1記載の家具のラッチ機構。
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