JP2506428Y2 - 包装用緩衝材 - Google Patents

包装用緩衝材

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JP2506428Y2
JP2506428Y2 JP6709893U JP6709893U JP2506428Y2 JP 2506428 Y2 JP2506428 Y2 JP 2506428Y2 JP 6709893 U JP6709893 U JP 6709893U JP 6709893 U JP6709893 U JP 6709893U JP 2506428 Y2 JP2506428 Y2 JP 2506428Y2
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heat
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幸治 河原
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Nissei Co Ltd
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Nissei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、アイスクリー
ム充填用のコーンのように衝撃により非常に壊れ易い物
品を安全に輸送、その他の取扱いを行ない得る包装用緩
衝材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、アイスクリーム充填用の
コーンを輸送する場合は、多数のコーンを嵌挿積層した
外部形状に略合致する嵌合凹部を備えた二分割タイプの
包装用緩衝材を発泡スチロールにより金型成形し、その
嵌合凹部内にコーンの嵌挿積層体を収容して外部衝撃か
ら保護し、輸送時の破損防止を計っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然るに、上記のように
発泡スチロール成形物を緩衝材に用いると、高価な成形
用金型が必要であるためコスト高になる問題があると共
に、該緩衝材そのものが嵩高であるため、空の緩衝材の
保管、輸送に大きいスペースが必要であって取扱いが不
便であり、且つ緩衝作用も不十分であって輸送時のコー
ンの破損率は約3%の多きに及んでいるのが実状であ
る。
【0004】本考案は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたもので、独自の構造により緩衝
効果が抜群に良好であると共に、不使用時における嵩が
著しく低いため輸送、保管等の取扱いが容易であり、且
つ安価に量産できる等の特長を備えた包装用緩衝材を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成する手段として、本考案では、方形状の熱
融着性プラスチックフィルムを重ね合わせ、その周縁を
熱融着して空気を充填封入する包装用緩衝材本体を形成
し、該本体の相対向する前後の側縁から短巾の寸法を隔
てた内側位置において、該本体を左右方向の複数個所で
前後に線状に熱融着して、広巾の空気の充填封入部と、
少くとも一つの狭巾の空気の充填封入部から成る包装物
の載置部とを交互に形成すると共に、該各空気の充填封
入部の前後両端部において、通気間隙をそれぞれ残存さ
せて左右方向に折曲用熱融着部を設け、該前後の折曲用
熱融着部の各外側に折曲起立可能な空気の充填封入部を
設けると共に、本体の周縁適所に空気の充填封入用の逆
止弁を設け、該逆止弁から供給される空気を上記各通気
間隙を経て上記各空気の充填封入部に導入可能に構成し
たことを特徴とする包装用緩衝材を開発し、提供するも
のである。
【0006】また、本考案では、上記のように構成した
包装用緩衝材において、本体の左右の両側端部に広巾の
空気の充填封入部が配置されている包装用緩衝材、及び
包装物の載置部が、並列配設した複数の狭巾の空気の充
填封入部により構成されている包装用緩衝材をそれぞれ
開発し、提供するものである。
【0007】
【作用】上記のように構成した包装用緩衝材において、
図1に示すように、その逆止弁から緩衝材本体内に空気
を供給すると、矢印で示すように、空気は各通気間隙を
経て各空気の充填封入部即ち、各広巾の空気の充填封入
部及び各狭巾の空気の充填封入部並びに折曲起立用の空
気の充填封入部に導入され、図2及び図3に示すように
各充填封入部を膨満する。
【0008】次に、図4及び図5に示すように、狭巾の
空気の充填封入部から成る各包装物の載置部に、要緩衝
包装物、例えば多数のアイスクリーム充填用のコーンの
嵌挿積層体を載置した後、図6及び図7に示すように、
膨満されていない折曲用熱融着部に沿って容易に折曲起
立可能な空気の充填封入部を折曲起立させるようにして
包装箱内に収容すると、各コーンの嵌挿積層体の下側部
は狭巾の空気の充填封入部により、また、その両側部は
広巾の空気の充填封入部により、さらに、その前部及び
後部は起立した空気の充填封入部により夫々緩衝的に保
護される。
【0009】さらに、上記のように包装箱内に収容され
た緩衝包装体の上部に、図8に示すように、同一構成の
緩衝包装体を複数段に亘って順次に積層して包装箱内に
収容すると、下段の緩衝包装体における各コーンの嵌挿
積層体の上側部は、上段の緩衝包装体における狭巾の空
気の充填封入部により緩衝的に保護され、このようにし
て包装箱内に多段に亘って収容された各コーンの嵌挿積
層体は全面が緩衝的に保護される。なお、包装箱内に収
容された最上段のコーンの嵌挿積層体の上側部は、図示
していないが、適当な他の緩衝材で覆うか、或はコーン
の嵌挿積層体を収容していない空の本緩衝材を逆さに配
置して覆うことにより保護されるものである。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付図面に基づい
て説明すれば、この実施例に係る包装用緩衝材は、同じ
大きさの2枚の方形状のプラスチックフィルムを重ね合
わせるか、或は長方形状のプラスチックフィルムを半分
に折曲げて重ね合わせたものを素材として、その開放周
縁(四周縁若しくは三周縁)aを熱融着して形成した空
気を充填封入する包装用緩衝材本体1と、該本体1を次
に述べる個所b…b、c…c及びd…dにおいて夫々熱
融着して形成した広巾の空気の充填封入部2…2と、狭
巾の空気の充填封入部3…3から成る包装物の載置部3
aと、折曲起立可能な空気の充填封入部4、4と、上記
各空気の充填封入部を連通する通気間隙5…5と、本体
1(各充填封入部2、3、4)内に空気を充填封入する
ための逆止弁Vとから構成されている。
【0011】而して、上記広巾の空気の充填封入部2…
2は、本体1の相対向する前後の側縁から短巾の寸法
L、Lを夫々隔てた内側位置において、該本体1を左右
方向の複数個所b…bで所定の間隔を保って前後に平行
な線状に熱融着することにより、次に述べる包装物の載
置部3aを形成するための各間隔スペースSごとに形成
されている。
【0012】また、上記狭巾の空気の充填封入部3…3
から成る包装物の載置部3aは、この実施例では、上記
と同様に本体1の相対向する前後の側縁から短巾の寸法
L、Lを隔てた内側位置において、上記の各間隔スペー
スSの中間個所c…cで前後に平行な線状に熱融着して
形成されており、したがって本体1は左右両側に広巾の
空気の充填封入部2、2を備え、且つ広巾の空気の充填
封入部2と狭巾の空気の二つの充填封入部3、3から成
る包装物の載置部3aを交互に備えて構成されている。
【0013】さらに、上記折曲起立可能な空気の充填封
入部4、4は、本体1の相対向する前後の側縁から内側
に向かって短巾の寸法L、Lを隔てた個所即ち、上記各
空気の充填封入部2、3の前後両端部が位置する個所d
…dで左右方向に短線状に熱融着することにより、該熱
融着部の外側にそれぞれ横長に形成されており、且つ該
横長の各空気の充填封入部4、4は、この実施例では、
適宜の個所d’…d’において前後方向に短線状に熱融
着されている。
【0014】また、上記各空気の充填封入部2、3、4
を連通する通気間隙5…5は、上記の個所d、d’を線
状に熱融着する際に、該熱融着部の両端部に無融着部を
残存させて熱融着することにより形成されている。
【0015】さらに、本体1内即ち、各空気の充填封入
部2、3、4内に空気を充填封入するための逆止弁V
は、重ね合わせた2枚のプラスチックフィルムの周縁を
融着して緩衝材本体1を形成する際に、所望の周縁に挾
設された公知のプラスチックフィルム製の扁平管状体で
形成されており、本体1の内外は該逆止弁Vのみを介し
て連通可能に構成されている。
【0016】而して、上記のように構成された実施例の
使用状態を作用、効果と共に説明すれば、図1に示すよ
うに、逆止弁Vから緩衝材本体1内に空気を供給する
と、矢印で示すように、空気は各通気間隙5を経て各空
気の充填封入部2、3、4に導入され、図2及び図3に
示すように該各充填封入部を膨満する。
【0017】次に、図4及び図5に示すように、二つの
狭巾の空気の充填封入部3、3から成る各包装物Cの載
置部3aに、要緩衝包装物、例えば多数のアイスクリー
ム充填用のコーンの嵌挿積体を載置した後、図6及び図
7に示すように、膨満されていない折曲用熱融着部d…
dに沿って容易に折曲起立可能な空気の充填封入部4を
折曲起立させて包装箱B内に収容すると、各コーンの嵌
挿積層体の下側部は膨満した狭巾の空気の充填封入部3
により、緩衝的に保護され、また、その両側部は膨満し
た広巾の空気の充填封入部2、2により緩衝的に保護さ
れ、さらに、その前部及び後部は膨満した空気の充填封
入部4、4により緩衝的に保護される。
【0018】さらに、上記のように包装箱B内に収容さ
れた緩衝包装体の上部に、図8に示すように、同一構成
の緩衝包装体を複数段に亘って順次に積層して包装箱B
内に収容すると、下段の緩衝包装体における各コーンの
嵌挿積層体の上側部は、上段の緩衝包装体における膨満
した狭巾の空気の充填封入部3、3により緩衝的に保護
され、このようにして包装箱B内に多段に亘って収容さ
れた各コーンの嵌挿積層体は全面が緩衝的に保護され
る。なお、包装箱内に多段に収容された最上段のコーン
の嵌挿積層体の上側部は、図示していないが、適当な他
の緩衝材で覆うか、或はコーンの嵌挿積層体を収容して
いない空の本緩衝材を逆さに配置して覆うことにより保
護されるものである。
【0019】以上、本考案の主要な実施例について説明
したが、本考案は、これらの実施例に限定されるもので
はなく、考案の目的を達成でき且つ考案の要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0020】
【考案の効果】本考案は、前記のように構成され、上記
のようにして使用されるものであるから、次のような優
れた効果を奏する。
【0021】(1) 空気を充填封入した際に、膨満し
た狭巾の空気の充填封入部から成る包装物の載置部は、
その両側の膨満した広巾の空気の充填部の中間高さ位置
に設けられているので、包装物を安定した状態で保持し
得ると共に、包装物の下側部及び両側部を緩衝的に抱持
した状態で保護できる。
【0022】(2) 前後の側縁に設けられた折曲起立
可能な膨満した空気の充填封入部により、包装物の前後
も確実に緩衝的に保護できる。
【0023】(3) その独自の構造に基づいて、複数
の緩衝包装体を多段に積層して梱包できるので、緩衝包
装効率を向上し得ると共に、下段の包装物の上側部は上
段の緩衝材の膨満した狭巾の空気の充填封入部によって
緩衝的に保護され、その結果として、包装物を全周側か
ら確実に緩衝的に保護できる。
【0024】(4) 本緩衝材は、金型を用いることな
く安価に提供できると共に、不使用時には扁平な状態を
呈しているため嵩張ることがなく、狭いスペースにおけ
る輸送、保管が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、空気を充填封入
した状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う簡略縦断面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】包装物の載置状態を示す背面図である。
【図5】包装物の載置状態を示す側面図である。
【図6】本緩衝材に載置した包装物を包装箱内に収容し
た状態の説明図である。
【図7】図6のB−B線に沿う簡略断面図である。
【図8】本緩衝材に載置した包装物を包装箱内に多段に
積層収容した際の1部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 包装用緩衝材本体 2 広巾の空気の充填封入部 3 狭巾の空気の充填封入部 3a 包装物の載置部 4 折曲起立可能な空気の充填封入部 5 通気間隙 V 逆止弁 a 融着個所 b 融着個所 c 融着個所 d 融着個所 d’ 融着個所 L 短巾の寸法 S 間隔スペース C 包装物 B 包装箱

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状の熱融着性プラスチックフィルム
    を重ね合わせ、その周縁を熱融着して空気を充填封入す
    る包装用緩衝材本体を形成し、該本体の相対向する前後
    の側縁から短巾の寸法を隔てた内側位置において、該本
    体を左右方向の複数個所で前後に線状に熱融着して、広
    巾の空気の充填封入部と、少くとも一つの狭巾の空気の
    充填封入部から成る包装物の載置部とを交互に形成する
    と共に、該各空気の充填封入部の前後両端部において、
    通気間隙をそれぞれ残存させて左右方向に折曲用熱融着
    部を設け、該前後の折曲用熱融着部の各外側に折曲起立
    可能な空気の充填封入部を設けると共に、本体の周縁適
    所に空気の充填封入用の逆止弁を設け、該逆止弁から供
    給される空気を上記各通気間隙を経て上記各空気の充填
    封入部に導入可能に構成したことを特徴とする包装用緩
    衝材。
  2. 【請求項2】 本体の左右の両側端部に広巾の空気の充
    填封入部が配置されている請求項1に記載の包装用緩衝
    材。
  3. 【請求項3】 包装物の載置部が、並列配設した複数の
    狭巾の空気の充填封入部により構成されている請求項1
    に記載の包装用緩衝材。
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JPH0731661U JPH0731661U (ja) 1995-06-13
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