JP2506412Y2 - 竪型混練装置 - Google Patents

竪型混練装置

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JP2506412Y2
JP2506412Y2 JP1992042310U JP4231092U JP2506412Y2 JP 2506412 Y2 JP2506412 Y2 JP 2506412Y2 JP 1992042310 U JP1992042310 U JP 1992042310U JP 4231092 U JP4231092 U JP 4231092U JP 2506412 Y2 JP2506412 Y2 JP 2506412Y2
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康郎 三波
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康郎 三波
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小麦粉(うどん粉を含
む)、その他の粉状物、粘質材料、半練状物あるいはそ
の他の無機材料と液体、場合によっては液体と液体等を
混練するのに適した竪型混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状の容器内の中心に竪型の駆動軸を
収納し、該駆動軸にインペラを備えた攪拌装置は、従来
より比較的低粘度の液体あるいは、液体に粉体等を混入
する場合に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
竪型の攪拌装置で、比較的粘度の高い材料(例えば、小
麦粉と水等)を混練しようとする場合、攪拌ブレードの
当たっている部分のみ原料が回転し、充分な混練が得ら
れないという問題点があった。勿論、回転速度を遅くす
れば、原料が容器内を流動するので、混練することは理
論上可能であるが、能率が悪いという問題点がある。ま
た、攪拌ブレードを速く回転させれば、必然的に回転す
る原料に遠心力が働き、容器の内壁に付着するので、攪
拌効果が悪いという問題点があった。本考案は、かかる
事情に鑑みてなされたもので、攪拌効率が良く、比較的
高粘度のものであっても攪拌、混練が可能な竪型混練装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の竪型混練装置は、駆動軸に攪拌ブレードを備える
竪型の攪拌部材と、該攪拌部材が内部に配置された混練
容器と、前記攪拌部材の回転駆動源とを有してなる竪型
混練装置において、前記攪拌部材を2本の並設された駆
動軸と、該それぞれの駆動軸に底板部においては同一位
相で装着され、かつ上方向に沿って順次所定の間隔で、
一定の位相をずらして装着され、回転方向に対して前方
に下降傾斜した断面を有する複数の攪拌ブレードとによ
って構成すると共に、前記混練容器を前記攪拌部材の外
側回転軌跡よりやや大きい断面双円形状となし、更に
は、前記回転駆動源は、前記攪拌部材を同一方向に、同
一速度で回転させて構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の竪型混練装置においては、駆動
軸に攪拌ブレードを備える竪型の攪拌部材が2本並設さ
れて、これらがその外側回転軌跡と僅少の隙間を有する
断面双円形状の混練容器内に、それぞれ同一方向に、同
一速度で回転するように配置されているので、原料が単
に一方向に回転するのではなくて双円形状に混練容器内
を滞留することなく回転する。そして、各攪拌ブレード
は、駆動軸に底板部においては同一位相で装着され、か
つ上方向に沿って順次所定の間隔で、一定の位相をずら
して装着されていると共に、回転方向に対して前方に下
降傾斜した断面を有しているので、原料は前記の如く双
円形状に回転する共に、前記攪拌ブレードによって確実
に押し上げられるので、上下方向の流れも発生し、これ
によって全ての原料が確実に、略均等に混ざり合う。従
って、原料の攪拌が低速回転で済み、これによって発生
する熱量も少なくなり、結果として、熱による原料の変
質や、原料が食品の場合には風味が飛ぶことが少ない。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき、説明し、本考案の理解に供
する。ここに、図1は本考案の一実施例に係る竪型混練
装置の断面図、図2は同部分平断面図、図3は同竪型混
練装置に使用する攪拌ブレードの斜視図である。
【0007】図1〜図3に示すように、本考案の一実施
例に係る竪型混練装置10は、竪型の混練容器11と、
該混練容器11内に収納される攪拌部材12、13と、
これらの回転駆動源の一例である駆動源14とを有して
構成されている。以下、これらについて詳しく説明す
る。
【0008】前記混練容器11は、ステンレス材からな
って、図2に示すように、内部の攪拌部材12、13の
外側回転軌跡に合わせて双円形状となっている。該混練
容器11の下部には底板14aが設けられ、上部は搬出
入口15となって、混練中には蓋16を被せるようにな
っている。
【0009】前記攪拌部材12、13は、全体がステン
レス材からなって、駆動軸17、18と該駆動軸17、
18の上下方向に、それぞれ所定間隔で取付けられた攪
拌ブレード19、20とを有して構成されている。前記
攪拌ブレード19(20も同様)は、図3に示すように
その断面が進行方向(矢印A方向)に、即ち前方向に下
降傾斜し、混練する原料を上部に掬い上げるようになっ
ていると共に、その端部に円弧状の竪板19aが設けら
れて、混練容器11の側壁に付着した原料を掻き落とす
ようになっている。なお、19bはボスを示す。そし
て、図1及び図2から明らかなように、前記駆動軸1
7、18にこれらの攪拌ブレード19、20がそれぞれ
90度ずつ位相をずらして対称に各々4個取付けられ、
該駆動軸17、18に偏心荷重がかかることによって曲
がり荷重がかからないようになっていると共に、隣合
う、攪拌ブレード19、20は底板部の物(最下部の
物)を除き、上下方向に位相をずらして取付けられてい
る。そして、攪拌ブレード19、20は、それぞれの駆
動軸17、18に底板部において、平面視して同一位相
で装着され、かつ上方向に沿って順次所定の間隔で、一
定の位相(本実施例では90°)をずらして装着されて
いる。したがって、攪拌部材12、13が同一方向に、
同一速度で回転すると、これによって、原料は、攪拌ブ
レード19、20によって掬い上げられながら、図2に
示す矢印のように、双円形状に回転すると同時に、上下
方向にも移動することになる。
【0010】前記駆動軸17、18は、それぞれ底板1
4aに設けられた軸受21、22と、架台23に取付け
られた軸受24、25とによって回転自由に支持され、
前記駆動軸17、18にはスプロケット26、27とチ
ェーン28によって同一方向に、同一速度で回転するよ
うに連結されている。そして、前記駆動軸17の下部に
はスプロケット29が設けられ、駆動源14を構成する
減速駆動モータの出力軸に取付けられたスプロケット3
0とチェーン31によって連結され、前記駆動源14を
回転することによって、前記駆動軸17、18が同一方
向に、同一速度で回転するようになっている。
【0011】前記混練容器11は、前記架台23に固定
されているが、混練した原料を搬出する場合には、底部
の軸32を中心にして全体が傾動するようになってい
る。なお、前記駆動軸17、18の回転数は、この実施
例では30rpmであり、同一速度となっているが、原
料によっては20〜60rpmの範囲で選択することも
できる。
【0012】続いて、前記実施例に係る竪型混練装置1
0の使用方法及びその作用について説明すると、原料の
一例である所定量の小麦粉と水を入れ、駆動源14のス
イッチを入れると、前記攪拌部材12、13が同一方向
に、同一速度で回転する。これによって、原料は、攪拌
ブレード19、20によって掬い上げられながら、双円
形状に回転するので、小麦粉全体と、水とが充分に攪拌
され、更には混練容器11の側壁に付着した原料も竪板
19aによって掻き落とされ、充分に混練される。適当
時間、混練作業を行った後、混練容器11を傾けて製品
を搬出する。前記実施例においては、全ての材料をステ
ンレスによって構成したが、更にその内側に弗化樹脂の
コーティングあるいはその他の合成樹脂によるコーティ
ングを行うことも可能であり、これによって更に原料の
剥離性が良くなる。前記実施例は、原料として小麦粉と
水を用いた場合について説明したが、他の原料であって
も当然本考案は適用される。また、前記実施例において
は、該竪型混練装置10全体を傾動することによって、
練った製品を搬出するようにしているが、底板あるいは
底板に近接した側板に開閉する蓋を有する搬出口を設け
ることも可能であり、これによって傾動することなく製
品を搬出することができる。
【0013】
【考案の効果】請求項1記載の竪型混練装置は、複数の
攪拌ブレードを装着した攪拌部材が2本、これらがその
外側回転軌跡と僅少の隙間を有する断面双円形状の混練
容器内に、それぞれ同一方向に、同一速度で回転するよ
うに配置されているので、原料が単に一方向に回転する
のではなく、容器内を滞留することなく双円形状に回転
しながら、しかも、各攪拌ブレードは、回転方向に対し
て前方に下降傾斜した断面を有しているので、原料は、
該攪拌ブレードによって押し上げられるので、上下方向
の流れも発生し、これによって全ての原料が確実に、略
均等に効率良く混ざり合う。従って、原料の攪拌が低速
回転で済み、これによって発生する熱量も少なくなり、
結果として、熱による原料の変質や、原料が食品の場合
には風味が飛ぶことが少なく、更には、動力損失も少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る竪型混練装置の断面図
である。
【図2】同部分平断面図である。
【図3】同竪型混練装置に使用する攪拌ブレードの斜視
図である。
【符号の説明】
10 竪型混練装置 11 混練容器 12 攪拌部材 13 攪拌部材 14 駆動源 14a 底板 15 搬出入口 16 蓋 17 駆動軸 18 駆動軸 19 攪拌ブレード 19a 竪板 19b ボス 20 攪拌ブレード 21 軸受 22 軸受 23 架台 24 軸受 25 軸受 26 スプロケット 27 スプロケット 28 チェーン 29 スプロケット 30 スプロケット 31 チェーン 32 軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に攪拌ブレードを備える竪型の攪
    拌部材と、該攪拌部材が内部に配置された混練容器と、
    前記攪拌部材の回転駆動源とを有してなる竪型混練装置
    において、 前記攪拌部材を2本の並設された駆動軸と、該それぞれ
    の駆動軸に底板部においては同一位相で装着され、かつ
    上方向に沿って順次所定の間隔で、一定の位相をずらし
    て装着され、回転方向に対して前方に下降傾斜した断面
    を有する複数の攪拌ブレードとによって構成すると共
    に、 前記混練容器を前記攪拌部材の外側回転軌跡よりやや大
    きい断面双円形状となし、 更には、前記回転駆動源は、前記攪拌部材を同一方向
    に、同一速度で回転させることを特徴とする竪型混練装
    置。
JP1992042310U 1992-05-26 1992-05-26 竪型混練装置 Expired - Lifetime JP2506412Y2 (ja)

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JP1992042310U JP2506412Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 竪型混練装置

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JP1992042310U JP2506412Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 竪型混練装置

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JPH0621550U JPH0621550U (ja) 1994-03-22
JP2506412Y2 true JP2506412Y2 (ja) 1996-08-07

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