JP2505954B2 - 医療用チュ―ブ,及びその製造方法 - Google Patents

医療用チュ―ブ,及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用チューブ,及びそ
の製造方法に関し、特に、長さ方向における寸法精度を
均一化して、耐圧性,及び耐座屈性を向上させると共
に、内孔の表面を平滑化して特に複数の内孔間の境界部
の破損を防ぐようにした医療用チューブ,及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブとして、例えば、心臓カ
テーテル等に使用されるマルチルーメンチューブがあ
る。
【0003】このマルチルーメンチューブは、例えば、
ひじ静脈からガイドワイヤーを用いて挿入し、X線で観
察しながらその先端を大腿動脈を介して心臓の心房,心
室,肺動脈まで入れるものである。このようなマルチル
ーメンチューブの挿入により、これらの諸部位の血圧を
先端の圧力センサ等によって測定したり、造影剤等の注
入,或いは血液サンプルの採取を行ったり、或いは、心
臓手術の適応を定めるための他の測定(酸素含有量の測
定等)や処置を行うことができる。
【0004】このため、マルチルーメンチューブの特性
として、(1) 造影剤等のワンショット注入に耐え得る耐
圧性を有していること,(2) 挿入時に捩じれによって内
孔が閉塞しないだけの耐座屈性を有していること,(3)
所望位置までの案内や、所定位置への先端の配置に必要
なだけの柔軟性を有していること,等が要求されてい
る。
【0005】このような要求の中、従来のマルチルーメ
ンチューブは、例えば、特開昭63−212374号公
報,及び特開昭60−132570号公報に示されてい
るように、熱可塑性プラスチックより形成された複数の
内孔(ルーメン)を有するチューブと、チューブの外周
に設けられた複数の細線より成る補強体と、この補強体
の外周に設けられた熱可塑性プラスチックから成るチュ
ーブ被覆体より構成されている。また、その製造方法と
しては、一般に、熱可塑性プラスチックを押出成形して
複数の内孔を有するチューブを形成し、その外周に金
属,或いはプラスチック等の細線より構成されるメッシ
ュ状の補強体を編組機によって形成し、更に、その外周
に熱可塑性プラスチックを押出成形してチューブ被覆体
を形成することにより連続的に製造され、最後に所定長
に切断して製品化されている。また、特開昭60−13
2570号公報に示されているように、バッチ方式によ
って非連続的に製造することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の医療用
チューブによると、熱可塑性プラスチックより成る単一
の押出材中に複数の内孔を形成しているので、現在の材
料特性,押出成形温度,押出吐出量等を制御に基づく製
造方法では、押出材の長さ方向における内孔,肉厚等を
均一にすることには限界があり、また、押出圧の内孔へ
の逃げ等により内孔の表面に凸凹やザラツキが生じる。
長さ方向における寸法精度の不均一、特に、内孔間の境
界部に肉厚の薄い部分が生じると、湾曲,折り曲げ等の
外部からの力により内孔間の境界部が変形して内孔がつ
ぶれたり、閉塞することがある。また、薬液を注入しつ
つ他の測定を行うような場合には、注入圧力によって内
孔が変形したり、その変形によって他の内孔を閉塞した
りする。最悪の場合には境界部が破壊されて複数の内孔
同志が連通してカテーテルとしての機能を果たさなくな
ることもある。また、内孔の表面に凸凹やザラツキが生
じると、ガイドワイヤーを挿入する際に、ガイドワイヤ
ーが内孔の凸凹やザラツキに引っ掛かり、境界部を破損
してしまう。
【0007】従って、本発明の目的は長さ方向における
寸法精度、特に、複数の内孔間の境界部の肉厚を均一化
することができる医療用チューブ,及びその製造方法を
提供することである。
【0008】本発明の他の目的は内孔の表面を平滑にす
ることができる医療用チューブ,及びその製造方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、長さ方向における寸法精度、特に、複数の内孔間の
境界部の肉厚を均一化でき、且つ内孔の表面を平滑にす
るため、所定の内径と所定の肉厚を有するチューブと、
所定の内径の少なくとも1つのルーメンを周方向におい
て肉厚が連続的に変化する肉厚部に形成した偏肉チュー
ブを備え、偏肉チューブの肉厚部の肉厚が大なる部分に
チューブを埋入した医療用チューブを提供するものであ
る。
【0010】上記偏肉チューブは、その外周に補強体,
及びチューブ外被体を有し、チューブ,偏肉チューブ,
及びチューブ外被体は、長さ方向に互いに固着されて一
体化された構成を有している。
【0011】上記医療用チューブの製造方法は、所定の
外径を有する芯体の外周に所定の肉厚を有するチューブ
を押出成形によって形成し、チューブの外周に、所定の
内径の少なくとも1つのルーメンを有し、周方向に連続
的に肉厚が変化した肉厚部を有する偏肉チューブを押出
成形によって形成し、偏肉チューブの外周に、複数の細
線を編組した編組部と、複数の細線を平行に配置した非
編組部を長さ方向に所定の間隔で形成し、非編組部の細
線を除去して、編組部の細線の端部を偏肉チューブに固
定し、偏肉チューブの外周に所定の外径を有するチュー
ブ外被体を押出成形によって形成し、非編組部の略中間
位置で全体を切断し、芯体に引張力を付与して芯体を抜
き取るといった工程を有している。
【0012】更に、本発明は上記目的を達成するため、
所定の内径と所定の肉厚を有する複数のチューブと、複
数のチューブを平行に配置してそれらの外周を被覆する
チューブ被覆体を備えた医療用チューブを提供するもの
である。
【0013】上記チューブ被覆体は、その外周に補強
体,及びチューブ外被体が設けらている。
【0014】上記医療用チューブの製造方法は、所定の
外径を有する複数の芯体のそれぞれの外周に所定の肉厚
を有する複数のチューブを押出成形によって形成し、複
数のチューブをそれぞれ平行に配置して集合させると共
に、複数のチューブの外周を被覆するようにチューブ被
覆体を押出成形によって形成し、チューブ被覆体の外周
に、複数の細線を編組した編組部と、複数の細線を平行
に配置した非編組部を長さ方向に所定の間隔で形成し、
非編組部の細線を除去して、編組部の細線の端部をチュ
ーブ被覆体に固定し、チューブ被覆体の外周に、所定の
外径を有するチューブ外被体を押出成形によって形成
し、非編組部の略中間位置で全体を切断し、芯体に引張
力を付与して芯体を抜き取るといった工程を有してい
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の医療用チューブ,及びその製
造方法について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】図1の(イ),(ロ),(ハ) には、本発明の一実施
例のマルチルーメンチューブの断面構造が示されてい
る。このマルチルーメンチューブ1は、第1のルーメン
10を形成するチューブ11と、周方向において肉厚が
連続的に変化する肉厚部の大なる部分にチューブ11を
埋入すると共に、第2のルーメン12を形成する偏肉チ
ューブ13と、偏肉チューブ13の外周に設けられた補
強体14と、補強体14を介して偏肉チューブ13の外
周に設けられたチューブ外被体15より構成されてい
る。
【0017】チューブ11は、厚さ0.03〜0.20
の範囲から適宜選択された長さ方向に均一な肉厚を有
し、オレフィン系のPE,PP,PET,ポリアミド系
のポリアミド樹脂,硬質エラストマー,ポリウレタン系
樹脂等から構成されている。本実施例においては、成形
性,寸法安定性,強度上等から高密度PEを適用し、内
径0.5mm,外径0.7mmに成形されている。
【0018】偏肉チューブ13は、チューブ11と同一
の樹脂,或いは異なった樹脂から構成することができ
る。本実施例では、成形性,寸法安定性,柔軟性等から
低密度PEを適用し、肉厚が大なる部分でチューブ11
を被覆するように内径0.4mm,外径1.3mmに成
形されている。また、第2のルーメン12はできるだけ
チューブ11の外周に近接するように形成されることが
好ましい。
【0019】補強体14は、剛性の高い金属又はプラス
チック等の細線を編組して構成されている。本実施例で
は、0.04mm〜0.06mmのステンレス線を使用
して偏肉チューブ13の一端に所定の長さで形成されて
いる。編組の両端は偏肉チューブ13の外周部に固定さ
れており、偏肉チューブ13の他端には図1の(ハ) に示
すように、補強体14が形成されない部分を有してい
る。
【0020】チューブ外被体15は、偏肉チューブ13
と密着して一体化するように、偏肉チューブ13と同じ
低密度PEより構成されている。
【0021】以下、上記マルチルーメンチューブの製造
方法を、図2を参照しながら説明する。まず、外径0.
5mmの芯体20の外周に高密度PEから成るチューブ
11を押出成形して、芯体20を外径0.7mmのチュ
ーブ11で被覆する。この芯体20は、押出成形条件の
変動によってなるべく影響されないようにするために使
用され、チューブ11の内径,外径,肉厚といった長さ
方向の寸法変化を小さくする。芯体20は金属線,プラ
スチック線のいずれでも良いが、完成品前に除去する必
要があることから金属線を使用することが好ましい。本
実施例では芯体除去の点から銅線を使用し、離型性から
その表面にフッ素系パウダー,或いはシリコンオイルを
塗布している。
【0022】次に、チューブ11の外周に外径0.4m
mの芯体21を当接すると共に、チューブ11,及び芯
体21の外周に軟質PEから成る偏肉チューブ13を押
出成形して、チューブ11,及び芯体21を外径1.3
mmの偏肉チューブ13で被覆する。第2のルーメン1
2の寸法精度が要求されないときは、第1のルーメン1
0と第2のルーメン12の境界部の肉厚をチューブ11
の肉厚で確保できるので芯体21を省略しても良い。
【0023】この後、偏肉チューブ13の外周に、直径
0.04mm〜0.06mmの複数のステンレス線を編
組した編組部14と、前記ステンレス線を平行に配置し
た非編組部14aを所定の間隔で形成する。編組部14
と非編組部14aの長さは、完成品として使用されるチ
ューブの長さによって決定される。非編組部14aは編
組機の回転を停止するか、或いは回転を減少させると共
に、偏肉チューブ13の引取り又は供給速度を上げるこ
とにより形成することができる。
【0024】そして、非編組部14aのステンレス線を
除去して、編組部14のステンレス線を偏肉チューブ1
3に固定する。ステンレス線の固定は、内部にヒーター
を有したダイスに非編組部14aが除去された偏肉チュ
ーブ13を通して、ヒーター熱で偏肉チューブ13の外
周を加熱し、更に、ダイスで絞り込んで補強体14を偏
肉チューブ13の外周部に埋設することにより行うこと
ができる。このとき、第1のルーメン10,及び第2の
ルーメン12に芯体20,21がそれぞれ挿入されてい
るため、ダイスによる押圧力を編組体14に直接、付加
することができる。
【0025】更に、補強体14が埋設された偏肉チュー
ブ13の外周に、低密度PEより成るチューブ外被体1
5を押出成形により形成する。このとき、偏肉チューブ
13を所定の温度で加熱しながら行うと、チューブ外被
体15と偏肉チューブ13の固着一体化を容易に行うこ
とができる。
【0026】最後に、補強体14が形成されていない略
中間位置で全体を切断し、芯体20,21に引張力を付
与して芯体20,21を抜き取って製品化される。
【0027】図3の(イ),(ロ),(ハ) は、本発明の第2の実
施例を示し、図1の(イ),(ロ),(ハ) と同一の部分には同一
の引用数字,符号を付したので重複する説明は省略する
が、第2のルーメン12を予め成形してある第2のチュ
ーブ16により形成し、チューブ11と第2のチューブ
16を当接すると共に、チューブ11と第2のチューブ
16の外周上に低密度PEから成るチューブ被覆体17
を設けて構成されている。
【0028】以下、第2の実施例に係る上記マルチルー
メンチューブの製造方法を、図4を参照しながら第1の
実施例と異なる点を主に説明する。 (1) 単一チューブの形成 外径が異なる2本の芯体を用意し、その芯体に所定の肉
厚,所定の外径を有するチューブ11と、第2のチュー
ブ16をそれぞれ高密度PEをもって押出成形によって
成形する。 (2) チューブ被覆体の被覆 チューブ11と第2のチューブ16を当接させ、低密度
PEをもってチューブ被覆体17をそれらの外周に押出
成形によって形成する。チューブ被覆体17の肉厚は外
径を細くするという点からは薄い程良いが、チューブ1
1と第2のチューブ16との密着,補強体14の埋設と
いう点から0.1mm〜0.3mmが適当である。補強
体14の編組以降の工程は第1の実施例の製造方法と同
一なので説明を省略する。ただし、最終工程で芯体2
0,21が抜き取られる。
【0029】以上のように構成される本発明の第1,及
び第2の実施例のマルチルーメンチューブと、第1の実
施例の寸法で複数のルーメンを低密度PE等の単一の押
出体で形成した従来例とをチェック項目により比較し
た。そのデータを表1に示す。
【表1】 項目中、限界耐圧強度は完成した長さ80cmのマルチ
ルーメンチューブの太い方のルーメンに37℃の造影剤
を高圧で注入した際に、ルーメンの内壁が破損して細い
方のルーメンに造影剤が漏れたときの圧力値を示す。内
孔閉塞半径は細い方のルーメンに37℃の造影剤を流
し、マルチルーメンチューブで円を作るようにして徐々
にその円を小さくして、造影剤の流れが停止したときの
円の半径を示す。肉厚,内孔,及び外径の精度は完成し
たチューブ10mを長さ30cm〜50cmに切断し、
切断した両端の肉厚,内孔,及び外径の寸法のバラツキ
を示す。内孔の平滑度は、切断したチューブの両端を切
り開いて、その表面状態を目視,及び手触りで行ったも
のである。
【0030】表1から判るように、本発明のマルチルー
メンチューブは従来例と比較してその精度,性能が向上
しており、第2の実施例においては性能では2倍以上,
精度では2倍から10倍以上に向上している。
【0031】すなわち、以上説明した第1,及び第2の
実施例のマルチルーメンチューブによると、以下の作用
効果を奏することができる。 (1) 各ルーメンを形成する各チューブの少なくとも1つ
はあらかじめ単体で形成されるので、各チューブの長さ
方向における寸法精度は均一化し、バラツキがなくな
る。 (2) ルーメンの少なくとも1つをチューブで形成するの
で、ルーメンの表面を平滑化することができる。 (3) ルーメンの少なくとも1つをチューブで形成し、更
に、均一チューブと偏肉チューブの外周にチューブ外被
体を設けるので、全体の剛性,曲げ抵抗を向上させるこ
とができる。 (4) 少なくとも1つのチューブを単体で形成しているの
で、長さ方向における寸法精度、特に、ルーメン間の境
界部の肉厚が安定し、境界部の耐圧性を向上させること
ができると共に、境界部の破損を防ぐことができる。 (5) 少なくとも1つのチューブを単体で形成しているの
で、耐座屈性が向上し、使用中における曲がり等によっ
てルーメンの閉塞を防ぐことができる。 (6) 補強体を設けているため、耐座屈性,耐圧性が更に
向上する。
【0032】また、第1,及び第2の実施例に係るマル
チルーメンチューブの製造方法によると、以下の作用効
果を奏することができる。 (1) 芯体を利用して各チューブを形成しているので、各
ルーメンの平滑性が良好となり、内径,外径が安定化し
てバラツキがなくなる。 (2) 芯体は最終工程で抜き取られるので、チューブ被覆
体の被覆の際に押出圧力を被覆直下に付加することがで
き、チューブ被覆体の密着性を良好にすることができ
る。このため、外径の安定化を図ることができる。ま
た、補強体の固定においても同様な効果を提供すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の医療用チュ
ーブ,及びその製造方法によると、少なくとも1つの内
孔をあらかじめ単体で形成したチューブによって形成し
ているため、長さ方向における寸法精度、特に、複数の
内孔間の境界部の肉厚を均一化して、耐圧性,及び耐座
屈性を向上させると共に、内孔の表面を平滑化して複数
の内孔間の境界部の破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】第1の実施例における製造フローを示す説明
図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図4】第2の実施例における製造フローを示す説明
図。
【符号の説明】
1 マルチルーメンチューブ 10 第
1のルーメン 11 第1のチューブ 12 第
2のルーメン 13 偏肉チューブ 14 補
強体 15 チューブ外被体 16 第
2のチューブ 17 チューブ被覆体 20,21
芯体

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の内径と所定の肉厚を有するチュー
    ブと、 所定の内径の少なくとも1つのルーメンを周方向におい
    て肉厚が連続的に変化する肉厚部に形成した偏肉チュー
    ブより成り、 前記偏肉チューブの前記肉厚部の肉厚の大なる部分に前
    記チューブが埋入されていることを特徴とする医療用チ
    ューブ。
  2. 【請求項2】 前記偏肉チューブは、その外周に補強
    体,及びチューブ外被体を有する構成の請求項1の医療
    用チューブ。
  3. 【請求項3】 前記チューブ,前記偏肉チューブ,及び
    前記チューブ外被体は、長さ方向に互いに固着されて一
    体化している構成を有する請求項2の医療用チューブ。
  4. 【請求項4】 所定の内径と所定の肉厚を有する複数の
    チューブと、 前記複数のチューブを平行に配置してそれらの外周を被
    覆するチューブ被覆体より成ることを特徴とする医療用
    チューブ。
  5. 【請求項5】 前記チューブ被覆体は、その外周に補強
    体,及びチューブ外被体を有する構成の請求項4の医療
    用チューブ。
  6. 【請求項6】 所定の外径を有する芯体の外周に所定の
    肉厚を有するチューブを押出成形によって形成し、 前記チューブの外周に、所定の内径の少なくとも1つの
    ルーメンを有し、周方向に連続的に肉厚が変化した肉厚
    部を有する偏肉チューブを押出成形によって形成し、 前記偏肉チューブの外周に、複数の細線を編組した編組
    部と、複数の細線を平行に配置した非編組部を長さ方向
    に所定の間隔で形成し、 前記非編組部の前記細線を除去して、前記編組部の前記
    細線の端部を前記偏肉チューブに固定し、 前記偏肉チューブの外周に、所定の外径を有するチュー
    ブ外被体を押出成形によって形成し、 前記非編組部の略中間位置で全体を切断し、前記芯体に
    引張力を付与して前記芯体を抜き取ることを特徴とする
    医療用チューブの製造方法。
  7. 【請求項7】 所定の外径を有する複数の芯体のそれぞ
    れの外周に所定の肉厚を有する複数のチューブを押出成
    形によって形成し、 前記複数のチューブをそれぞれ平行に配置して集合させ
    ると共に、前記複数のチューブの外周を被覆するように
    チューブ被覆体を押出成形によって形成し、 前記チューブ被覆体の外周に、複数の細線を編組した編
    組部と、複数の細線を平行に配置した非編組部を長さ方
    向に所定の間隔で形成し、 前記非編組部の前記細線を除去して、前記編組部の前記
    細線の端部を前記チューブ被覆体に固定し、 前記チューブ被覆体の外周に、所定の外径を有するチュ
    ーブ外被体を押出成形によって形成し、 前記非編組部の略中間位置で全体を切断し、前記芯体に
    引張力を付与して前記芯体を抜き取ることを特徴とする
    医療用チューブの製造方法。
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