JP2505779B2 - フオトクロミツク物品の製造方法 - Google Patents
フオトクロミツク物品の製造方法Info
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- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
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- G03C1/685—Compositions containing spiro-condensed pyran compounds or derivatives thereof, as photosensitive substances
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/44—Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はフォトクロミック物品、特にフォトクロミッ
クめがねレンズを直接注入成形により製造する方法に関
するものである。
クめがねレンズを直接注入成形により製造する方法に関
するものである。
種々のスピローオキサジン化合物を、重合母材例えば
ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体にフ
ォトクロミック特性を与える物質として使用することが
知られている。フォトクロミズムは、化学的化合物が紫
外線にさらされた場合に色を変化し次いで、紫外線の影
響が除去された場合にもとの色に戻る物理現像である。
ポリオール(アリルカーボネート)単量体の重合体にフ
ォトクロミック特性を与える物質として使用することが
知られている。フォトクロミズムは、化学的化合物が紫
外線にさらされた場合に色を変化し次いで、紫外線の影
響が除去された場合にもとの色に戻る物理現像である。
ある種のスピローオキサジン化合物を合成プラスチッ
ク母材からフォトクロミックサングラスおよびめがねレ
ンズを製造するのに使用することが提案されてきた。適
切なスピローオキサジンフォトクロミック化合物の例は
米国特許第4215010号明細書、英国特許出願公開第21173
90号明細書、欧州特許出願第141407号明細書および国際
特許出願第85/02619号明細書に開示されている。
ク母材からフォトクロミックサングラスおよびめがねレ
ンズを製造するのに使用することが提案されてきた。適
切なスピローオキサジンフォトクロミック化合物の例は
米国特許第4215010号明細書、英国特許出願公開第21173
90号明細書、欧州特許出願第141407号明細書および国際
特許出願第85/02619号明細書に開示されている。
フォトクロミック化合物を適用するかまたは、該化合
物を母材に混入する種々の方法が先行技術において記載
されている。典型的に、かかる方法はフォトクロミック
化合物を母材中に溶解することおよび分散することを含
む。フォトクロミック化合物を母材中に分散する1つの
方法は「インビベーション(imbibation)」即ち適当な
移行機構例えば浸漬、熱移行または気相移行により母材
中へフォトクロミック化合物を拡散することによるもの
である。
物を母材に混入する種々の方法が先行技術において記載
されている。典型的に、かかる方法はフォトクロミック
化合物を母材中に溶解することおよび分散することを含
む。フォトクロミック化合物を母材中に分散する1つの
方法は「インビベーション(imbibation)」即ち適当な
移行機構例えば浸漬、熱移行または気相移行により母材
中へフォトクロミック化合物を拡散することによるもの
である。
欧州特許出願第141407号明細書にはフォトクロミック
スピローオキサジン化合物または組成物を重合性組成物
と混合し、硬化してフォトクロミック特性を有する光学
的に透明なフィルム、シートまたはレンズを形成するこ
とができることが開示されている。しかし本発明者はか
かる直接注入成形法では要求されたフォトクロミック特
性を有する満足なめがねレンズを容易には製造できない
ということを見出した。
スピローオキサジン化合物または組成物を重合性組成物
と混合し、硬化してフォトクロミック特性を有する光学
的に透明なフィルム、シートまたはレンズを形成するこ
とができることが開示されている。しかし本発明者はか
かる直接注入成形法では要求されたフォトクロミック特
性を有する満足なめがねレンズを容易には製造できない
ということを見出した。
合成プラスチック母材の形成に使用される単量体の重
合を開始するのに従来使用される遊離基重合開始剤はス
ピローオキサジン化合物を減成する。
合を開始するのに従来使用される遊離基重合開始剤はス
ピローオキサジン化合物を減成する。
従って、本発明者は例えば、この分野で極めて普通に
用いられる単量体(ジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、商品名CR39で広く知られている)を、約3
重量%の通常の触媒濃度で使用して重合せんとし、欧州
特許出願第141407号明細書に示されている方法を行う場
合、即ち、スピローオキサジン化合物を重合性組成物に
混入し、次いで混合物を硬化する場合、スピローオキサ
ジン化合物の減成が著しく広範囲にわたり、その生成物
は有用なフォトクロミック特性を示さないということを
見出した。
用いられる単量体(ジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネート、商品名CR39で広く知られている)を、約3
重量%の通常の触媒濃度で使用して重合せんとし、欧州
特許出願第141407号明細書に示されている方法を行う場
合、即ち、スピローオキサジン化合物を重合性組成物に
混入し、次いで混合物を硬化する場合、スピローオキサ
ジン化合物の減成が著しく広範囲にわたり、その生成物
は有用なフォトクロミック特性を示さないということを
見出した。
本発明者は、フォトクロミックスピローオキサジン化
合物は硬化触媒の存在下で減成され得るが、高反応性多
官能価単量体を選択し低い触媒濃度を使用することによ
り有用な眼に対するフォトクロミック特性を有するプラ
スチックフィルム、シートまたはレンズを得ることがで
きることを見出した。
合物は硬化触媒の存在下で減成され得るが、高反応性多
官能価単量体を選択し低い触媒濃度を使用することによ
り有用な眼に対するフォトクロミック特性を有するプラ
スチックフィルム、シートまたはレンズを得ることがで
きることを見出した。
従って、本発明は、フォトクロミックスピローオキサ
ジン化合物を、多官能価単量体および重合触媒を含む混
合物に混入し、生成した重合性組成物を型に導入し、組
成物を硬化して合成プラスチック成形物品を形成するこ
とから成る、フォトクロミック特性を有する合成プラス
チック成形物品を直接注入成形により製造する方法にお
いて、多官能価単量体が高反応性単量体であり、重合触
媒の分量が単量体の容量に対して0.01〜1重量%で、フ
ォトクロミックスピローオキサジン化合物の分量が単量
体の容量に対して0.05〜5重量%であることを特徴とす
るプラスチック物品の製造方法を提供する。
ジン化合物を、多官能価単量体および重合触媒を含む混
合物に混入し、生成した重合性組成物を型に導入し、組
成物を硬化して合成プラスチック成形物品を形成するこ
とから成る、フォトクロミック特性を有する合成プラス
チック成形物品を直接注入成形により製造する方法にお
いて、多官能価単量体が高反応性単量体であり、重合触
媒の分量が単量体の容量に対して0.01〜1重量%で、フ
ォトクロミックスピローオキサジン化合物の分量が単量
体の容量に対して0.05〜5重量%であることを特徴とす
るプラスチック物品の製造方法を提供する。
成形物品は、シート、フィルムまたはレンズであるこ
とができる。典型的に、プラスチックレンズは従来の直
接注入成形法を使用して形成されるが、このフォトクロ
ミックスピローオキサジン化合物を混和している重合性
化合物を型に導入し、次いで、加熱することにより硬化
する。適切な硬化条件は、例えば、室温〜100℃の範囲
の温度で一般的に約5時間に亘って加熱することであ
る。好ましい硬化スケジュールは硬化させる材料を最初
40℃で80〜90℃の範囲内の温度まで上昇する温度で約5
時間に亘って処理することである。
とができる。典型的に、プラスチックレンズは従来の直
接注入成形法を使用して形成されるが、このフォトクロ
ミックスピローオキサジン化合物を混和している重合性
化合物を型に導入し、次いで、加熱することにより硬化
する。適切な硬化条件は、例えば、室温〜100℃の範囲
の温度で一般的に約5時間に亘って加熱することであ
る。好ましい硬化スケジュールは硬化させる材料を最初
40℃で80〜90℃の範囲内の温度まで上昇する温度で約5
時間に亘って処理することである。
本発明の方法で用いる高反応性多官能価単量体は、好
ましくは直鎖または分枝鎖の脂肪族若しくは芳香族の液
状ポリオール例えばグリコールまたはビスフェノールの
メタクリレートまたはアクリレートである。特定の単量
体を例示するとエチレングリコールジメタクリレートま
たはジアクリレートおよびジ−,トリ−およびテトラ−
エチレングリコールの相当するジメタクリレートまたは
ジアクリレート;例えば1,2−プロピレングリコール、
1,2−ジプロピレングリコール、1,2−トリプロピレング
リコールおよび1,3−ブチレングリコールのジメタクリ
レート;プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオールおよびデカンジオールのジメタクリレート;ト
リメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトール
トリメタクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
ンジオールジメタクリレートおよび1,4−シクロヘキサ
ンジオールメタクリレートがある。
ましくは直鎖または分枝鎖の脂肪族若しくは芳香族の液
状ポリオール例えばグリコールまたはビスフェノールの
メタクリレートまたはアクリレートである。特定の単量
体を例示するとエチレングリコールジメタクリレートま
たはジアクリレートおよびジ−,トリ−およびテトラ−
エチレングリコールの相当するジメタクリレートまたは
ジアクリレート;例えば1,2−プロピレングリコール、
1,2−ジプロピレングリコール、1,2−トリプロピレング
リコールおよび1,3−ブチレングリコールのジメタクリ
レート;プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサン
ジオールおよびデカンジオールのジメタクリレート;ト
リメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトール
トリメタクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
ンジオールジメタクリレートおよび1,4−シクロヘキサ
ンジオールメタクリレートがある。
また反応性多官能価単量体の混合物も使用することが
できる。
できる。
高反応性多官能価単量体を単独でまたは他の共重合性
一官能価単量体の存在下で使用することができ、該共重
合体性単量体を添加し生成する重合体の物理特性、例え
ば衝撃強さ、注型適性、色彩性(tintability)を改質
することができる。添加できるコモノマーの量は反応性
多官能価単量体の容量に対して30重量%まで、好ましく
は5〜15重量%である。
一官能価単量体の存在下で使用することができ、該共重
合体性単量体を添加し生成する重合体の物理特性、例え
ば衝撃強さ、注型適性、色彩性(tintability)を改質
することができる。添加できるコモノマーの量は反応性
多官能価単量体の容量に対して30重量%まで、好ましく
は5〜15重量%である。
典型的なコモノマーは、最終レンズの衝撃強さを改善
するため添加することができるアルキルメタクリレー
ト、例えばシクロヘキシルメタクリレート、n−ブチル
メタクリレートおよびラウリルメタクリレート;成形物
品を形成する間生ずることが見出されている収縮を減ず
るため添加されるエトキシル化したビスフェノール−A
ジメタクリレート;重合している間に型表面に対する重
合体の密着を改善するヒドロキシアルキルメタクリレー
ト、例えばヒドロキシエチルメタクリレートおよびヒド
ロキシブチルメタクリレートである。
するため添加することができるアルキルメタクリレー
ト、例えばシクロヘキシルメタクリレート、n−ブチル
メタクリレートおよびラウリルメタクリレート;成形物
品を形成する間生ずることが見出されている収縮を減ず
るため添加されるエトキシル化したビスフェノール−A
ジメタクリレート;重合している間に型表面に対する重
合体の密着を改善するヒドロキシアルキルメタクリレー
ト、例えばヒドロキシエチルメタクリレートおよびヒド
ロキシブチルメタクリレートである。
他のコポリマー添加剤にはメタクリル酸、アリールメ
タクリレート、例えばベンジルメタクリレート、アリル
メタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレー
トおよびポリエーテルモノアクリレートまたはモノメタ
クリレート、例えばエトキシエチルメタクリレートが含
まれる。
タクリレート、例えばベンジルメタクリレート、アリル
メタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレー
トおよびポリエーテルモノアクリレートまたはモノメタ
クリレート、例えばエトキシエチルメタクリレートが含
まれる。
使用する触媒は従来技術で使用される遊離基重合触
媒、特に、有機過酸化物、例えばベンゾイルペルオキシ
ドおよびペルオキシジカーボネート例えばイソプロピル
ペルオキシジカーボネートである。触媒の使用量はでき
る限り低く保ち、単量体の容量に対して0.01〜1重量%
である。0.01重量%未満だと、重合反応が十分に進行せ
ず、逆に1重量%を超えても重合反応には特に有効に作
用しない。
媒、特に、有機過酸化物、例えばベンゾイルペルオキシ
ドおよびペルオキシジカーボネート例えばイソプロピル
ペルオキシジカーボネートである。触媒の使用量はでき
る限り低く保ち、単量体の容量に対して0.01〜1重量%
である。0.01重量%未満だと、重合反応が十分に進行せ
ず、逆に1重量%を超えても重合反応には特に有効に作
用しない。
フォトクロミックスピローオキサジン化合物を単量体
の容量に対して0.05〜5重量%使用する。0.05重量%未
満だと、フォトクロミック効果が極めて小さく十分に得
られず、逆に5重量%を超えても特に有効には作用しな
い。
の容量に対して0.05〜5重量%使用する。0.05重量%未
満だと、フォトクロミック効果が極めて小さく十分に得
られず、逆に5重量%を超えても特に有効には作用しな
い。
フォトクロミックスピローオキサジンの好ましい種類
は次の一般式 (式中のXは−CH=または−N=、R1およびR2は個々
に低級アルキル基、好ましくはメチル基、またはR1お
よびR2は一緒に脂環式の環を示し、R3は低級アルキル
基、好ましくはメチル基、R4およびR7は個々に水素原
子または低級アルキル基、好ましくはメチル基、R5お
よびR6は個々に水素原子またはハロゲン原子、任意に
フッ素化され得る低級アルキル基、または低級アルコキ
シ基、R9は水素原子または低級アルコキシ基、好まし
くはメトキシ基を示す)で表わされる化合物である。
は次の一般式 (式中のXは−CH=または−N=、R1およびR2は個々
に低級アルキル基、好ましくはメチル基、またはR1お
よびR2は一緒に脂環式の環を示し、R3は低級アルキル
基、好ましくはメチル基、R4およびR7は個々に水素原
子または低級アルキル基、好ましくはメチル基、R5お
よびR6は個々に水素原子またはハロゲン原子、任意に
フッ素化され得る低級アルキル基、または低級アルコキ
シ基、R9は水素原子または低級アルコキシ基、好まし
くはメトキシ基を示す)で表わされる化合物である。
ここで、低級アルキルまたは低級アルコキシ基は1〜
5個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシ基を
意味する。
5個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシ基を
意味する。
R5およびR6の好ましい基は水素原子または塩素原
子、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチル基であ
る。
子、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチル基であ
る。
触媒量およびスピローオキサジン化合物の量の範囲は
上述の通りであるが、比較的少量のスピローオキサジン
化合物を上述の0.05〜5重量%の範囲内で使用する場
合、この際0.01〜1重量%の範囲内の対応する少量の触
媒量を使用しなければならない。当業者は所定のスピロ
ーオキサジン化合物の量に対して使用する最適の触媒量
を通常の実験により容易に決定することができる。
上述の通りであるが、比較的少量のスピローオキサジン
化合物を上述の0.05〜5重量%の範囲内で使用する場
合、この際0.01〜1重量%の範囲内の対応する少量の触
媒量を使用しなければならない。当業者は所定のスピロ
ーオキサジン化合物の量に対して使用する最適の触媒量
を通常の実験により容易に決定することができる。
本発明者は本発明の方法の条件下において、フォトク
ロミックスピローオキサジン化合物は50%以下の減成を
受け、生成した合成シートまたはレンズにおいて良好な
フォトクロミック特性を導くことを見出した。
ロミックスピローオキサジン化合物は50%以下の減成を
受け、生成した合成シートまたはレンズにおいて良好な
フォトクロミック特性を導くことを見出した。
さらに、本発明の方法はスピローオキサジン化合物を
合成プラスチック母材に混入する他の知られている方法
に優る付加的利点を与える。即ち、本発明の方法により
作られるレンズおよび他の合成プラスチック物品の耐光
疲労性(resistance to light fatigue)は表面染色(s
urface dyeing)またはインビベーション法により得ら
れる比較形成物の耐光疲労性に比較して著しく増加して
いる。
合成プラスチック母材に混入する他の知られている方法
に優る付加的利点を与える。即ち、本発明の方法により
作られるレンズおよび他の合成プラスチック物品の耐光
疲労性(resistance to light fatigue)は表面染色(s
urface dyeing)またはインビベーション法により得ら
れる比較形成物の耐光疲労性に比較して著しく増加して
いる。
フォトクロミックレンズの耐疲労性は、レンズを25℃
の温度で標準の太陽照射試験に用いられる光源からの照
射光で照射した場合、誘導したフォトクロミック光学濃
度の半分が破壊されるのに要する時間によって測定し
た。
の温度で標準の太陽照射試験に用いられる光源からの照
射光で照射した場合、誘導したフォトクロミック光学濃
度の半分が破壊されるのに要する時間によって測定し
た。
本発明者は0.15%W/Vのフォトクロミックスピローオ
キサジン化合物および0.1%W/Vの触媒を含むトリエンレ
ングリコールジメタクリレート(TEGDM)から注入成形
し、40℃から80℃の温度まで上昇する温度で5時間にわ
たり加熱して硬化させた1.8mmの厚さの平面レンズが約3
0,000分の半減期(half-lives)を示すことを見出し
た。より多量例えば0.3%W/Vのフォトクロミックスピロ
ーオキサジン化合物を重合性組成物に混入する場合、3
0,000分より十分長い半減期が得られる。
キサジン化合物および0.1%W/Vの触媒を含むトリエンレ
ングリコールジメタクリレート(TEGDM)から注入成形
し、40℃から80℃の温度まで上昇する温度で5時間にわ
たり加熱して硬化させた1.8mmの厚さの平面レンズが約3
0,000分の半減期(half-lives)を示すことを見出し
た。より多量例えば0.3%W/Vのフォトクロミックスピロ
ーオキサジン化合物を重合性組成物に混入する場合、3
0,000分より十分長い半減期が得られる。
対照的に、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート(CR39)から作られ、同等の光学濃度を得るように
相当するスピローオキサジン化合物を拡散(imbibe)し
た比較のレンズは15,000分以下の半減期を示した。
ート(CR39)から作られ、同等の光学濃度を得るように
相当するスピローオキサジン化合物を拡散(imbibe)し
た比較のレンズは15,000分以下の半減期を示した。
本発明の直接注入成形法を用いてフォトクロミックプ
ラスチック物品、例えばレンズを形成することの別の利
点は、生成した形成物のフォトクロミック応答の速さ
が、拡散した形成物に比較して著しく改良されているこ
とである。本発明者は本発明の方法により製造したフォ
トクロミック材料の暗色化速度と消色速度が拡散する方
法で製造した比較できるフォトクロミック材料に関して
改善されることを見出した。
ラスチック物品、例えばレンズを形成することの別の利
点は、生成した形成物のフォトクロミック応答の速さ
が、拡散した形成物に比較して著しく改良されているこ
とである。本発明者は本発明の方法により製造したフォ
トクロミック材料の暗色化速度と消色速度が拡散する方
法で製造した比較できるフォトクロミック材料に関して
改善されることを見出した。
フォトクロミック応答の速さの指示は、その応答の暗
色化段階を被っているフォトクロミックレンズが、その
透過率範囲の88%(即ち、T88)に達するまでに要した
時間を比較することにより得られる。暗色化したレンズ
が消色する速さを比較する場合、通例、25℃の標準太陽
光照射試験に用いられる条件下で、プラスチックの通常
1.8mm厚の標準試料で測定した1/2OD FT値、即ちレンズ
がその総誘導光学濃度の半分まで消色する時間を秒で測
定した時間で比較する(ペリムーン(Parry Moon)ジエ
ー・フランクリン インスト.(J.Franklin Inst.),2
30(1940),第583〜617頁参照)。誘導光学濃度は十分
に暗色化した状態の物質の光学濃度と十分に消色した状
態の光学濃度の差で、光学濃度は従来の様式で次式 log10 Ii/It (式中の、Iiは入射光の強さおよびItは透過光の強さ
を示す)で定義される。従って誘導光学濃度はフォトク
ロミック効果の実際の測定値である。十分に暗色化した
状態から誘導光学濃度の半分(1/2OD FT)まで消色する
のに要する時間は、従って、白くしたまたは消色した状
態で光の透過率の異なる値を有する材料の消色時間を比
較するために効果的な尺度である。
色化段階を被っているフォトクロミックレンズが、その
透過率範囲の88%(即ち、T88)に達するまでに要した
時間を比較することにより得られる。暗色化したレンズ
が消色する速さを比較する場合、通例、25℃の標準太陽
光照射試験に用いられる条件下で、プラスチックの通常
1.8mm厚の標準試料で測定した1/2OD FT値、即ちレンズ
がその総誘導光学濃度の半分まで消色する時間を秒で測
定した時間で比較する(ペリムーン(Parry Moon)ジエ
ー・フランクリン インスト.(J.Franklin Inst.),2
30(1940),第583〜617頁参照)。誘導光学濃度は十分
に暗色化した状態の物質の光学濃度と十分に消色した状
態の光学濃度の差で、光学濃度は従来の様式で次式 log10 Ii/It (式中の、Iiは入射光の強さおよびItは透過光の強さ
を示す)で定義される。従って誘導光学濃度はフォトク
ロミック効果の実際の測定値である。十分に暗色化した
状態から誘導光学濃度の半分(1/2OD FT)まで消色する
のに要する時間は、従って、白くしたまたは消色した状
態で光の透過率の異なる値を有する材料の消色時間を比
較するために効果的な尺度である。
本発明の方法により作製したレンズの十分に暗色化し
た状態は、前述の標準太陽光照射試験に用いられる条件
で光を照射した後、25℃の温度で1.8mmの厚さのレンズ
によって達せられる状態として定義する。
た状態は、前述の標準太陽光照射試験に用いられる条件
で光を照射した後、25℃の温度で1.8mmの厚さのレンズ
によって達せられる状態として定義する。
本発明者は本発明により作製したプラスチックレンズ
の耐疲労性がCR39プラスチック製レンズより良好である
だけでなく、速度論(即ち、フォトクロミック応答)に
おいても、匹敵し得るCR39レンズより優っていることを
見出した。
の耐疲労性がCR39プラスチック製レンズより良好である
だけでなく、速度論(即ち、フォトクロミック応答)に
おいても、匹敵し得るCR39レンズより優っていることを
見出した。
このようにして本発明者は、本発明により製造したレ
ンズ(前記の如くTEGDMから注入成形した1.8mm厚の平面
レンズ)の暗色化速度が30秒以下のT88値、および若干
の場合には15秒程度の低いT88を示すことを見出した。
ンズ(前記の如くTEGDMから注入成形した1.8mm厚の平面
レンズ)の暗色化速度が30秒以下のT88値、および若干
の場合には15秒程度の低いT88を示すことを見出した。
相当するフォトクロミックスピローオキサジン化合物
を拡散したCR39レンズは30〜150秒のT88値を有する。
を拡散したCR39レンズは30〜150秒のT88値を有する。
本発明により製造したレンズの消色速度が30秒より小
さい、典型的には6〜18秒の1/2OD FTを有し、優れてい
ることも見出した。
さい、典型的には6〜18秒の1/2OD FTを有し、優れてい
ることも見出した。
上記拡散したレンズの消色速度は通常30秒以上の1/2O
D FTを示すが、15〜72秒の範囲にわたっている。
D FTを示すが、15〜72秒の範囲にわたっている。
本発明の方法により作製したレンズは消色状態で代表
的に淡色を示し、通常は極めて淡い琥珀色または極めて
淡い黄緑色を示す。
的に淡色を示し、通常は極めて淡い琥珀色または極めて
淡い黄緑色を示す。
所要に応じてレンズの色を従来の水性染料で被覆する
ことができる。例えば、消色状態で明るい灰色で、日光
にさらした場合に暗くなり濃灰青色になるレンズを作製
することができる。
ことができる。例えば、消色状態で明るい灰色で、日光
にさらした場合に暗くなり濃灰青色になるレンズを作製
することができる。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 めがねレンズを、その界面を軟質ガスケットによりシ
ールした一対のガラス型を備える平面レンズ型を用いて
従来の直接注入法により作製した。型のキャビティを、
単量体としてトリエチレングリコールジメタクリレート
(TEGDM)を触媒として0.1重量%(単量体の容量に対し
て)のシクロヘキシルペルオキシ過炭酸塩(CHPC)、0.
15重量%(単量体の容量に対して)の(1)式において
R1,R2,R3がCH3、R4,R5,R6,R7,R9′が水素原子および
Xが−CH=であるスピローオキサジン化合物からなる熱
硬化性組成物で満した。型中の混合物を40〜80℃の温度
で5時間にわたり加熱し硬化した。
ールした一対のガラス型を備える平面レンズ型を用いて
従来の直接注入法により作製した。型のキャビティを、
単量体としてトリエチレングリコールジメタクリレート
(TEGDM)を触媒として0.1重量%(単量体の容量に対し
て)のシクロヘキシルペルオキシ過炭酸塩(CHPC)、0.
15重量%(単量体の容量に対して)の(1)式において
R1,R2,R3がCH3、R4,R5,R6,R7,R9′が水素原子および
Xが−CH=であるスピローオキサジン化合物からなる熱
硬化性組成物で満した。型中の混合物を40〜80℃の温度
で5時間にわたり加熱し硬化した。
得られたレンズは以下の性質を示した。
透過率範囲 90/52 (610nmのピーク波長において) T88暗色化時間 24秒 1/2OD FT 12秒 疲労評価 36,000分 実施例2 実施例1の操作を繰り返した。但し、使用したスピロ
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R6,R7,R9′が水素原子、R5がOCH3およびXが−N=で
ある。
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R6,R7,R9′が水素原子、R5がOCH3およびXが−N=で
ある。
得られたレンズは以下の性質を有した。
透過率範囲 86/29 (620nmのピーク波長において) T88暗色化時間 18秒 1/2OD FT 30秒 疲労評価 50,000分 実施例3 実施例1の操作を繰り返した。但し、使用したスピロ
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R6,R7,が水素原子、R5が−CF3、R9′が−OCH3および
Xが−C=である。
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R6,R7,が水素原子、R5が−CF3、R9′が−OCH3および
Xが−C=である。
得られたレンズは以下の性質を有した。
透過率範囲 91/54 (580nmのピーク波長において) T88暗色化時間 18秒 1/2OD FT 12秒 疲労評価 36,000分 実施例4 実施例3の操作を繰り返した。但し、使用したスピロ
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R5,R6,R7が水素原子、R9′がOCH3およびXが−CH=で
ある。
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R5,R6,R7が水素原子、R9′がOCH3およびXが−CH=で
ある。
得られたレンズは以下の性質を有した。
透過率範囲 88/45 (600nmのピーク波長において) T88暗色化時間 30秒 1/2OD FT 12秒 疲労評価 22,500分 実施例5 実施例2の操作を繰り返した。但し、使用したスピロ
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R5,R6,R7,R9′が水素原子およびXが−N=である。
ーオキサジン化合物は(1)式でR1,R2,R3がCH3、R4,
R5,R6,R7,R9′が水素原子およびXが−N=である。
得られたレンズは以下の性質を有した。
透過率範囲 89/43 (600nmのピーク波長において) T88暗色化時間 12秒 1/2OD FT 18秒 疲労評価 29,200分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イアン・マイケル・サレルフォール イギリス国ランカシャー ダブリュー エヌ2 3オーエフ ウィガン ハイン ドレイ ウインドミル ロード20
Claims (11)
- 【請求項1】フォトクロミックスピローオキサジン化合
物を、多官能価単量体および重合触媒を含む混合物に混
入し、生成した重合性組成物を型に導入し、組成物を硬
化して合成プラスチック成形物品を形成することにより
成る、フォトクロミック特性を有する合成プラスチック
成形物品を直接注入成形により製造する方法において、
多官能価単量体が高反応性単量体であり、重合触媒の分
量が単量体の容量に対して0.01〜1重量%で、フォトク
ロミックスピローオキサジン化合物の分量が単量体の容
量に対して0.05〜5重量%であることを特徴とするフォ
トクロミック物品の製造方法。 - 【請求項2】混合物を室温〜100℃の範囲の温度で硬化
する特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 - 【請求項3】温度範囲が40〜80℃である特許請求の範囲
第2項記載の製造方法。 - 【請求項4】硬化を5時間に亘って行う特許請求の範囲
第1〜3項のいずれか1つの項に記載の製造方法。 - 【請求項5】スピローオキサジン化合物の量が0.3重量
%である特許請求の範囲第1〜4項のいずれか1つの項
に記載の製造方法。 - 【請求項6】スピローオキサジン化合物が次の一般式 (式中のXは−CH=または−N=、R1およびR2は個々
に低級アルキル基、またはR1とR2は一緒に脂環式の環
を示し、R3は低級アルキル基、R4とR7は個々に水素
原子または低級アリル基、R5およびR6は個々に水素原
子またはハロゲン原子、任意にフッ素化され得る低級ア
ルキル基、または低級アルコキシ基、R9は水素原子ま
たは低級アルコキシ基を示す)で表わされる化合物であ
る特許請求の範囲第1〜5項のいずれか1つの項に記載
の製造方法。 - 【請求項7】R1,R2およびR3が個々にメチル基、R4お
よびR7が個々にメチル基、R5およびR6が個々にメチ
ル、トリフルオロメチルまたはメトキシ基、および
R9′がメトキシ基である特許請求の範囲第6項記載の
製造方法。 - 【請求項8】多官能価単量体が直鎖状または分枝鎖状の
脂肪族若しくは芳香族の液状ポリオールのメタクリレー
トまたはアクリレートである特許請求の範囲第1〜8項
のいずれか1つの項に記載の製造方法。 - 【請求項9】多官能価単量体がトリエチレングリコール
ジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレートまたは
トリメチロールプロパントリメタクリレートである特許
請求の範囲第8項記載の製造方法。 - 【請求項10】多官能価単量体の容量に対して30重量%
までの一官能価コモノマーを添加する特許請求の範囲第
1〜9項のいずれか1つの項に記載の製造方法。 - 【請求項11】合成プラスチック成形物品がめがねレン
ズである特許請求の範囲第1〜10項のいずれか1つの項
に記載の製造方法。
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JP (1) | JP2505779B2 (ja) |
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GB8627859D0 (en) * | 1986-11-21 | 1986-12-31 | Pilkington Brothers Plc | Spiro-oxazine compounds |
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