JP2504884B2 - 階段下収容室 - Google Patents

階段下収容室

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JP2504884B2
JP2504884B2 JP3292104A JP29210491A JP2504884B2 JP 2504884 B2 JP2504884 B2 JP 2504884B2 JP 3292104 A JP3292104 A JP 3292104A JP 29210491 A JP29210491 A JP 29210491A JP 2504884 B2 JP2504884 B2 JP 2504884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階段下に側壁と前壁と
により囲まれる空所を設けかつ該空所内に収容箱を配す
ることにより、階段下を有効に活用できしかも見映えを
高めうる階段下収容室に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
荷物を送配給するいわゆる宅配業務の発展に伴い、配達
される荷物を受取るべき家庭が不在であるときにも荷物
の受取りを可能とする収容箱が、特に集合住宅などの複
数の家庭が入居する家屋に配置されることがある。この
ような収容箱は、従来、階段下や廊下に設置されていた
が、収容箱を単独に配するため外観を損なうことが多々
あり、しかも廊下などに設置した場合には通行の妨げと
なることがある。
【0003】本発明は、側壁と前壁とを設けることによ
り階段下に空所を形成し、該空所内に収容箱を配するこ
とを基本として、階段下を集合住宅などのユーティリィ
ティ空間として活用できしかも見映えを高めうる階段下
収容室の提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の階段下収容室は、壁に沿って配される階段の
前記壁から離れる側のささら桁の下方に階段の高所から
低所にのびる側壁と該側壁の前記高所側の前縁から前記
壁にのびる前壁とを設けることにより前記階段下に人が
入りうる空所を設けるとともに、前記側壁に、人が空所
に入るための開閉自在なドアを設け、かつ前記前壁に開
口部を設けるとともに、前記空所内に、開放面を前記開
口部に位置させて収容箱を配し、しかも前記側壁、前壁
は、支柱間に、金属製の多孔板からなる壁板を配するこ
とにより形成される。
【0005】
【作用】壁に沿って配される階段の前記壁から離れる側
のささら桁の下方に側壁と該側壁の前縁から前記壁にの
びる前壁とを設けることにより階段下に空所を設けると
ともに、前記側壁にドアを設け、かつ前記前壁に開口部
を設ける。又前記空所内に、開放面を前記開口部に位置
させて収容箱を配する。このように収容箱は階段下の前
記空所内に配置されるため、収容箱の取付けに伴う違和
感を防ぐことができ、見映えを高めうるとともに、空所
内に、例えば電気、ガスメータ、各種の配管、配線など
を収容でき、階段下を例えば集合住宅におけるユーティ
リィティ空間として活用できる。
【0006】さらに側壁に、人が前記空所に入るための
ドアを設けたため、収容箱などを裏から点検でき、収容
箱、配電盤等の保守を便宜とする。しかも前記側壁、前
壁は、支柱間に、金属製の多孔板からなる壁板を配する
ことにより形成されるため、空所内に収容された配電盤
などからの万一の火災を、多孔板の孔から出る煙によっ
て迅速に発見しうるとともに、金属製の壁板を用いてい
るため、延焼を抑え、防火性を高めうる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の階段下収容室1は、壁Wに沿っ
て配される階段2の前記壁Wから離れる側のささら桁3
の下方に階段2の高所から低所にのびる側壁4を設け、
かつ該側壁4の前記高所側の前縁から前記壁Wにのびる
前壁5を設けるとともに、この前壁5と前記側壁4とに
より前記階段2下に人が入りうる空所6を形成する。さ
らに前記側壁4に、人が前記空所6に入るための開閉自
在なドア7を、又前記前壁5に開口部9を夫々設けると
ともに、前記空所6内に、開放面10を前記開口部9に
位置させて収容箱11を配する。
【0008】階段2は、本例では比較的少戸数の集合住
宅に設けられるとともに、一方のささら桁13は、図2
に示すように壁Wに近接しかつ上端、下端を夫々階上の
床梁14、基礎15にボルト止め等により固定すること
により一階、二階に架け渡される。又該ささら桁13と
平行かつ前記壁Wから離れる側のささら桁3は、図1に
示すように、基礎15に立設された親柱16に下端を固
定し、かつ上端を前記床梁14に固定することにより一
階、二階に架設されるとともに、ささら桁3の上面に
は、手すり子17…が取付けられ、該手すり子17…上
端間を前記親柱16からのびる手すり19により継ぐ。
なおささら桁3、13間には、段板20…、け込み板2
1…が架設される。
【0009】前記側壁4は、複数の支柱23…と、該支
柱23に取付き支柱23、23間に配される壁板24…
とから形成される。支柱23は角筒状の部材であり、図
5に示すように、その下端は前記基礎15に植設された
ネジ軸25にボルト止めされるハット形の取付金具26
の立片26Aを支柱23の内面に当接しかつネジ止めす
ることにより固定されるとともに、その上端は前記ささ
ら桁3の下面にネジ止めされたコ字状の取付金具27の
垂下片27Aを支柱23の内面に当接しかつネジ止めす
ることにより固定される。このような支柱23…は、階
段2の低所から高所に向かって略等間隔に複数、本例で
は4本立設される。又隣り合う支柱23、23間には、
その下端近傍に該支柱23と断面同形の横材29が水平
に架け渡され、かつその上端近傍に階段2のささら桁3
と平行に斜めの横材30が架設される。
【0010】さらに前記壁板24は、意匠性、見映えを
高めかつ防火性を向上するために例えばアルミ製の板材
に多数の小孔を穿設しかつ焼付塗装が施されたいわゆる
アルミパンチングメタルなどの金属製の多孔板からな
り、図3、図5に示すように、その周縁後面を前記支柱
23…、横材29…、30…の外面に当接させかつネジ
止めすることにより該支柱23、横材29、30に囲ま
れる空間に配設される。なお上の横材30と前記ささら
桁3との間には壁板22がビス止めされ、横材30、さ
さら桁3の間を覆う。
【0011】又側壁4の中央部を挟んで立設される支柱
23、23の間には、階段2下に出入り可能とする開閉
自在なドア7が設けられる。ドア7は、角筒状の枠材3
2…を矩形に接合した周囲枠33を有するとともに、該
周囲枠33の向き合う内面には、図4に詳示するよう
に、該周囲枠33により囲まれる空間に配設されるドア
壁板34の周縁をビス止めする突片35を具えた取付具
36がビス止めされる。又ドア7の一方の縦の枠材32
と前記支柱23とには蝶番37が螺着され、ドア7を開
閉自在とする。なお前記ドア壁板34は、例えばアルミ
パンチングメタルにより形成されるとともに、該ドア壁
板34のドア7開放端近傍には錠前39が取付けられ、
該錠前39の操作によりドア7の開放端側に位置する支
柱23の側面に固定されかつドア7方向に突出する係止
片40を具える係止金具41の前記係止片40に前記錠
前39からのびる係合片42が係止し、ドア7の開放を
不可とする。
【0012】このように側壁4は、階段2の高所から低
所にのびかつ前記ささら桁3と基礎15との間を覆って
形設される。なお前記支柱23、横材29、30の外方
には、図3、図5に示すように、該支柱23、横材2
9、30の外面から突出する1対の係止片44、44に
係止することにより支柱23、横材29、30の外面を
覆う柱カバー45が取付けられ、支柱23、横材29、
30の見映えを高めている。
【0013】前記前壁5は、前記側壁4の階段2高所側
前縁に立設される前記支柱23と、該支柱23の前記壁
W側方向に隔設される支柱47、48を具えるととも
に、該支柱23、47の下端部には横材49が、又支柱
23と壁Wに沿って立設される支柱48との間には横材
50が架け渡され、この支柱47、48、横材50によ
り階段2下に通じる矩形の開口部9が形成される。なお
支柱23と支柱47との間、及び横材50上方には、前
記と同様な金属製の多孔板からなる壁板51が配設され
るとともに、支柱47、48、横材49、50外面に
は、柱カバー52が係着される。
【0014】このように前壁5は、前記側壁4の高所側
の前縁から前記壁Wにのびるとともに、前記開口部9を
有して階段2上端と基礎15との間を覆って形設され
る。又該前壁5と側壁4とにより階段2下に、前記ドア
7によって人が出入りできる空所6を設けている。
【0015】該空所6内には、開放面10を開口部9に
位置させて収容箱11が配置される。収容箱11は、本
実施例では、上下に2つの収容部62A、62Bを有す
る箱体63と、前記収容部62A、62Bを開閉する扉
64A、64Bとからなる基体65を有し、又本例で
は、2つの収容箱11A、11Bが並置されることによ
り4つの収容部62…(総称するとき収容部62とい
う)を具える。
【0016】箱体63は、図7に例示するように折曲げ
鋼板の接合体であって、側板71、72と、背板73
と、上板74と、該上板74下方に配され、上板74と
の間で制御室75を形成する天井板76とを有する。な
お前記側板71、72の前縁は、コ字に折曲げることに
より角柱部77、79を形成するとともに、角柱部7
7、79の下端には、上向きの戸当たりを有する下継ぎ
材90を設ける。又この下継ぎ材90と、側板71、7
2下端で内向きにのびるフランジ91とにより、中央の
開放部93を覆う底板94を支持する。又前記天井板7
6は、前記角柱部77、79を継ぎかつ下向きの戸当た
りを有する上継ぎ材96により前端が支持される。
【0017】又制御室75は、その前縁の支柱片と内部
の仕切り板97とにより左右に仕切られた制御室75
A、75Bを形成するとともに、各制御室75A、75
Bは、扉99A、99Bにより施錠可能に開閉される。
【0018】又箱体63は、その内部を上下に仕切り、
前記収容部62A、62Bを形成する棚板66が水平に
固着される。
【0019】又箱体63には前記のごとく、各収容部6
2A、62Bを開閉する前記扉64A、64Bが、該扉
64A、64Bの開放側に付勢する、例えばバネ蝶番1
00…を用いて、前記角柱部79に枢支される。又扉6
4A、64Bには、裏面に取出し箱101を有する郵便
受け口102が夫々設けられるとともに、前記背板73
には、各収納部62A、62Bに位置して、ガラリ等の
通気口103を設けている。
【0020】又基体65には、前記角柱部77に位置し
扉64A、64Bを施錠する電気錠Kと、前記棚板6
6、天井板76、底板94に取付けられかつ収容部62
A、62Bへの荷物の収納を検知する荷物センサS1と
が設けられる。さらに荷物センサS1が荷物を検知して
いるとき、押し釦されることにより電気錠Kにより扉6
4A、64Bを施錠する施錠ボタンP1が前記制御室7
5A、75Bの扉99A、99Bの前面に配されるとと
もに、制御室75A、75Bには受領書を予め収納し、
施錠ボタンP1の押し釦による電気錠Kの施錠とともに
受領書を送り出す受領書発行器69が設けられる。又前
記角柱部77には、例えばキーなどが挿入しうる鉤孔を
有し、前記電気錠Kを強制的に解錠しうる解錠手段70
を設けている。
【0021】さらに本例では、前記扉99A、99B
に、前記荷物センサS1が荷物の収納を検知していない
とき、押し釦により前記電気錠Kを解錠する開扉ボタン
P2と、荷物を収納した状態における前記施錠ボタンP
1による電気錠Kの施錠により点灯する収納ランプL1
とを設ける。本例では前記施錠ボタンP1と開扉ボタン
P2とは2度押しにより機能をかえる交互動作可能な1
つの作動ボタンPOを用いている。又この作動ボタンP
Oは、点灯しうることによって、前記収納ランプL1と
しても兼用される。
【0022】なお各扉99A、99Bは、各収納部62
A、62Bに対応し、夫々のボタン操作により各扉64
A、64Bの施解錠動作を行わせる。
【0023】さらに基体65には、角柱部77に位置し
扉64A、64Bの開扉を検知する扉センサS2と、該
扉センサS2が扉64A、64Bの開放を検知したと
き、例えば発音し外部に知らせるブザーなどの警報器M
1と、居室に配され荷物の収容後の施錠を通知するラン
プなどの通知器M2とが配される。又例えば電気錠Kの
上方に配され、内部から電気錠Kを押し釦により解錠し
うる内部解錠ボタンP3と、収容部62A、62Bに入
る人などの移動物を検知し、電気錠Kの施錠を不能とす
る安全センサS3と、前記受領書発行器69に設けら
れ、内部の受領書の有無を検知する受領書センサS4と
が設けられる。これらのセンサS1〜S4、ボタンP
1、P2、収納ランプL1、警報器M1、通知器M2
は、電気錠K、受領書発行器69とともに図8にまとめ
て概略的に示し、又それらは制御室75A、75Bの少
なくとも一方に設ける制御装置に接続され、制御され
る。
【0024】前記電気錠Kは、制御装置からの信号によ
り扉64A、64Bを施解錠でき、かつ前記解錠手段7
0により解錠しうる周知構成を有する。なお本例では、
電気錠Kは荷物センサS1が荷物を検知しないときには
扉64A、64Bの閉止により施錠する自動錠を用い
る。
【0025】又前記荷物センサS1は、発光器S1a、
受光器S1bを有する光センサであり、発光器S1aを
例えば天井板76下面の取付枠105、棚板66の取付
枠106に配されかつ透孔から下向きに光を発光でき
る。又受光器S1bは、棚板66の取付枠106、底板
94の取付枠107に取付き、棚板66、底板94の孔
部から受光できる。なお荷物センサS1を側板71、7
2に設け、又荷物センサS1として、荷物の重量による
受板の沈下を検知する適宜のマイクロスイッチ、圧力セ
ンサの他、荷物の収納を検知できさえすれば種々なもの
を利用できる。
【0026】又扉センサS2は、扉64A、64Bの近
接を検知する近接スイッチを用いうる他、該扉64A、
64Bとの接触を検知する種々なスイッチ類などを利用
できる。
【0027】又安全センサS3は、いたずら等により浸
入した人、動物などの移動体を検知するものであれば、
赤外線センサなど種々なものが利用できる。
【0028】なお施錠ボタンP1、開扉ボタンP2、収
納ランプL1は、夫々別個のボタン、ランプを用いて形
成することもできる。
【0029】前記受領書センサS4は、受領書発行器6
9に取付き受領書の有無を検知する。受領書発行器69
は、図9、図10に例示するように、下箱110と、該
下箱110に枢支される上箱111とからなる。下箱1
10は、底片両側の側片112、112と、その後縁を
継ぐ背片113と、前方に設ける駆動部114とにより
受領書を収納する凹部115を後部に形成している。又
駆動部114は、側片112、112を継ぎかつ側片1
12から前に突出する水平な下案内板116に、送りロ
ーラ117を設けている。なお送りローラ117は、歯
車伝動を介して図示しない減速電動機に連係して回転す
る。
【0030】又上箱111は、上片119の両側に、前
記側片112と当接する側片120を有するコ字の基枠
の後端の軸受片により下箱110に枢支されるととも
に、上片119前縁のL字の折曲げ部を介して、下案内
板116との間で受領書を送り出す間隙を形成する上案
内板121を設けている。又折曲げ部には、前記送りロ
ーラ117に受領書を押付けその送り出しを円滑にする
押え片122を昇降自在とする調節ネジ123を設け
る。なお前記側板120前端に設けるバネ片124が、
側片112の切欠部に嵌入することにより上箱111
は、下箱110に係止される。又受領書発行器69は、
下箱110の両側縁下辺の張出し片が、天井板76上面
のレール125によって案内されることにより前後動で
き、又前に移動することにより、前記受領書の収納を容
易とする。
【0031】これによって、前記凹部115に収納し
た、例えば受領書を、送りローラ117により1枚づつ
各扉99A、99Bの送出し口126から送り出す。
【0032】受領書は、本例では、予め切り取り用のミ
シン目を設けた連帳形式のものであって、該受領書には
各受取り人の捺印、サイン等による証明が、前記受領書
発行器69への収納に先立ち予め設けられる。
【0033】又前記受領書センサS4は、反射式の光ス
イッチを用いており、前記下案内板116の透孔下方に
配されることにより、その反射光により受領書の有無を
検知する。
【0034】受領書センサS4として、該受領書と直接
接触しその途切れとともに移動する接触端を有する各種
のマイクロスイッチなどをも利用できる。
【0035】又集合住宅の戸数に合わせて、前記制御装
置を収納する例えば親機である収容箱11Aに、所要戸
数の収容箱11Bを接続する。このために、前記箱体6
3には、図6に示すように、前記制御室75に位置し、
配線を挿通するための配線孔127、127と、連結用
の孔部128…を設けている。前記配線孔127は、予
めゴム等の盲蓋により閉止され、収容箱11A、11B
を並置するに際して前記盲蓋を取り外すことにより配線
を挿通できる。なお連結用の孔部128により、適宜の
ボルトナットを用いて連結する。
【0036】箱体63にかかる配線孔127、連結用の
孔部128を設けておくことにより、自在の個数の収容
箱11を連結できる。
【0037】次に収容箱11の使用手順を説明する。前
記電気錠Kは前記のように、前記荷物センサS1が荷物
を検知していないとき、扉64A、64Bの閉止により
該扉64A、64Bを自動的に施錠する自動錠であっ
て、空荷のとき扉64A、64Bを施錠しているものと
する。
【0038】配達人は配達すべき住居の番号を、名札6
7等により確認したうえ、相当する開扉ボタンP2であ
る作動ボタンPOを押すことにより、電気錠Kが解錠
し、前記バネ蝶番100により扉64A、64Bは自動
的に開く。又配達人が荷物を、開扉した収容部62の所
定位置に収納することによって、荷物センサS1が荷物
の収納を検知し、その出力を制御装置に伝達する。
【0039】又配達人が収納の完了により扉64A、6
4Bを閉止するとともに、施錠ボタンP1である作動ボ
タンPOを押し釦する。これにより電気錠Kは、扉64
A、64Bを施錠すると同時に、収納ランプL1である
作動ボタンPOが点灯する。さらに室内に通じる通知器
M2が点灯し、着荷の確認を容易とする。
【0040】さらに施錠と同時に前記受領書発行器69
が動作し、受領書を発行する。なお受領書発行器69に
は、日付を捺印する日付捺印機構を付加しうる。又受領
書には捺印、サイン等の証明があるため、配達人はその
お持帰りにより配達を証拠立てうる。なお受領書は、剥
離紙を有する粘着テープを用いることができ、これによ
り配達書に受領書を貼着することもできる。
【0041】又施錠ボタンP1の押し釦により電気錠K
が施錠されることにより、いたずら等により子供が侵入
した際の不用意な扉64A、64Bの施錠を防止しう
る。又配達人が数個の荷物を収納する途中において、扉
64A、64Bが締まり、受領書が発行されるのも防止
できる。
【0042】又施錠ボタンP1による電気錠Kの施錠は
荷物センサS1の出力の存在を前提としており、従って
空荷状態における収納ランプL1の点灯、受領書の発行
を防止する。
【0043】さらに荷物の取出しに際して、家人はキー
等により解錠手段70によって電気錠Kを強制的に開放
し、荷物を取り出す。又扉64A、64Bの閉止によっ
て電気錠Kが施錠し、初期の状態に戻る。
【0044】さらに本例では、前記扉センサS2は扉6
4A、64Bの開扉を検知し、前記警報器M1を動作さ
せる。これにより開扉を警報し、いたずら等による操作
を減じうる。
【0045】なお開扉ボタンP2は荷物センサS1が荷
物の収納を検知しているときには、電気錠Kを解錠せ
ず、従って荷物の盗難が防止される。
【0046】さらに前記受領書センサS4は、受領書の
有無を検知し、受領書の使い切りを制御装置に出力する
とともに、その出力により制御装置は、電気錠Kの施錠
を中止させる。これにより、受領書を受取れない荷物の
配達を防止し、配達に伴うトラブルを防ぐ。
【0047】又安全センサS3が、子供、動物等の侵入
を検知し、その出力によって、制御装置は電気錠Kの施
錠を中止することにより、安全性を高めるとともに、箱
体63の背板73に設ける通気口103は、万一の場合
の内部の生き物の窒息を防ぎ、安全性を向上する。さら
に内部開扉ボタンP3を具えることにより、内部からの
人の電気錠Kの解錠を可能とし、さらに安全性を高め
る。又配線孔127、連結用の孔部128を予め設ける
ことにより、複数個の収容箱11の連結を容易とする。
【0048】又収容箱11は、その下面の4隅に設けた
脚片129に取付く固定金具130を、基礎15に打込
まれるアンカー金具等により該基礎15に固定すること
により、前記扉64A、64Bが設けられる開放面10
を、前記前壁5の前面に揃えて固定される。
【0049】なお前記空所6内の壁Wには、ガスメータ
G…、屋外防水型コンセントCが配設されるとともに、
空所6内には、収容箱11の他、電気、各種の配管、配
線などを収容でき、集合住宅におけるユーティリィティ
空間として活用できる。又収容箱6を空所13内に配置
したため、該収容箱11の取付けに伴う違和感を防ぐと
ともに、収容箱11への雨水の浸入を防ぎ、耐久性を高
める。
【0050】
【発明の効果】叙上のごとく本発明の階段下収容室は、
側壁と前壁とにより形成される階段下の空所に、開放面
を前記前壁に設けられた開口部に位置させて収容箱を配
するため、該収容箱の取付けに伴う違和感を防ぎ見映え
を高めうるとともに、前記空所に、例えばガスメータ、
電気配線、各種の配管などを収容でき、集合住宅などの
ユーティリィティ空間として階段下を有効に活用でき
る。
【0051】又前記側壁に、人が空所に入るためのドア
を設けたため、空所内に立入りでき収容箱、配電盤等
どの保守、点検を空所において便宜に行いうる。さらに
前記側壁、前壁は、支柱間に、金属製の多孔板からなる
壁板を配することにより形成されるため、例えば空所内
で火災が発生しても、多孔板の孔から噴出する煙により
即座に該火災を発見でき、被害の拡大を防止しうるとと
もに、壁板を金属製の多孔板としたことによって、火災
の延焼を抑制でき、防火性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その断面図である。
【図3】その横断面図である。
【図4】ドアの一部を拡大して示す横断面図である。
【図5】側壁を示す縦断面図である。
【図6】収容箱を示す側面図である。
【図7】収容箱を示す斜視図である。
【図8】収容箱の部品配置を概略的に示す斜視図であ
る。
【図9】受領書発行器を示す斜視図である。
【図10】受領書発行器を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 階段 3 ささら桁 4 側壁 5 前壁 6 空所 7 ドア 9 開口部 10 開放面 11、11A、11B 収容箱23、47、48 支柱 24、51 壁板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁に沿って配される階段の前記壁から離れ
    る側のささら桁の下方に階段の高所から低所にのびる側
    壁と該側壁の前記高所側の前縁から前記壁にのびる前壁
    とを設けることにより前記階段下に人が入りうる空所を
    設けるとともに、前記側壁に、人が空所に入るための
    閉自在なドアを設け、かつ前記前壁に開口部を設けると
    ともに、前記空所内に、開放面を前記開口部に位置させ
    て収容箱を配し、しかも前記側壁、前壁は、支柱間に、
    金属製の多孔板からなる壁板を配することにより形成さ
    れたことを特徴とする階段下収容室。
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