JP2504868Y2 - 外壁板の取付構造 - Google Patents

外壁板の取付構造

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JP2504868Y2
JP2504868Y2 JP1990080421U JP8042190U JP2504868Y2 JP 2504868 Y2 JP2504868 Y2 JP 2504868Y2 JP 1990080421 U JP1990080421 U JP 1990080421U JP 8042190 U JP8042190 U JP 8042190U JP 2504868 Y2 JP2504868 Y2 JP 2504868Y2
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和明 内田
邦親 川元
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は外壁板の取付構造、特に組立て壁構造体に取
り付ける外壁板の取付構造の改良に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば土台の上に柱、梁、間柱、ぬき等の
構造体を組立て、この構造体に外壁となる種々の模様が
入った外壁板を取り付ける工法が知られている。
第3図には、外壁板を取り付けた状態の建物が示され
ており、コンクリートの土台10の上に前述した構造体12
を組み立て、この構造体12の外周に外壁となる種々の模
様が形成された外壁板14を取り付けることにより、建築
工数の簡略化が行われている。
[考案が解決しようとする課題] この組立工法では、構造物外周のコーナー部とコーナ
ー部の間隔に合わせて、外壁板14の枚数や模様が決定さ
れ、壁面全体に連続した模様、例えばレンガ模様を見栄
えよく形成する。
しかし、構造物外周のコーナー部とコーナ部ーの間隔
には多少の誤差が生ずることがあり、この誤差はコーナ
ー部間の間隔が長くなるにつれ大きくなる。この場合、
コーナー部間隔と外壁板14の貼付け間隔との間にずれが
生じ、コーナー部における外壁板14の連結部にずれが生
じ、見栄えが悪くなるという問題があった。
第4図には、第3図のコーナー部である出隅の図示A
の拡大図が示されており、レンガ模様が付された外壁板
14の連結部には図示100のようなずれが生じることがあ
る。従って、このような場合には、ずれ100の隙間に外
壁板14の切り端を埋めることになるが、レンガの模様が
途切れて見映えが悪くなってしまい、しかもずれ100を
埋める作業がコーキング処理などを伴うため煩雑であっ
た。
また、従来では第5図に示されるように、出隅にL字
状のコーナー部材18を設けることも行われている。すな
わち、構造体12の外周に胴縁16を介して外壁板14が取り
付けられるが、出隅におけるずれ100を囲むようにコー
ナー部材18を取り付ける。
しかし、この場合はコーナー部材18を釘等の金具にて
取り付けることになるため、釘等が外壁表面に残り、ま
たコーナー部材18が比較的目立ってしまうことになり、
この場合も見映えが悪く、良好な解決策とはならない。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、コーナー部において外壁板にずれが
生じた場合でも、見映えを損なうことがなく、かつ組付
けを簡略化できる外壁板の取付構造を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、建物の構造体
のコーナー部を構成する2面の壁面に取り付けられる外
壁板の取付構造において、前記コーナー部に取付けられ
た略L字状をなす無模様の連結用補助外壁板と、前記2
面の壁面を覆ってそれぞれ取付けられた模様付きの外壁
板と、を含み、各々の前記外壁板の前記コーナー部側に
位置する各端部は、前記連結用補助外壁板の両端部に重
畳され、各々の前記外壁板の各端部間において前記連結
用補助外壁板の外表面が露出され、かつ前記連結用補助
外壁板の前記外表面と前記外壁板の外表面との間には段
差が形成されていることを特徴とする。
上記のコーナー部は、出隅だけでなく入隅も含むもの
である。
[作用] 上記構成によれば、コーナー部で連結される模様付き
の外壁板をコーナー部に取り付けられた無模様の連結用
補助外壁板に外側から重ねて組付け、外壁材の端面間に
比較的幅広の間隙を設け、その端面間には連結用補助外
壁板が外壁板と段差を持って配設されている。これによ
り、一段下がった位置に配設された連結用補助外壁板に
よって、コーナー部の両側の外壁板の模様を積極的に不
連続とさせている。したがって、コーナー部には常に、
比較的幅広無模様の連結用補助外壁板が縦方向に延び、
コーナー部において無模様のアクセントを付与すること
となる。よって、視覚効果により、外壁板の模様が連続
する必要性を低減させることができ、コーナー部の外観
は見栄えがよいものとなる。また、外壁板の取付けにず
れが生じてた場合でも、コーナー部には当初から幅広に
露出している無模様の領域が形成されているので、該領
域の幅が多少変動したとしてもそれは視覚的に全く違和
感を生じさせず、外観を損なわない。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら具
体的に説明する。
第1図には、実施例に係る外壁板の取付構造が示され
ており、構造体12の外周には外壁板20を組付けるための
胴縁16が設けられている。また、実施例で用いられる外
壁板20は、出隅に配設される端部で模様が完結するよう
になっており、例えばレンガの模様にあっては所定の大
きさのレンガが端まできちんと組込まれている模様とす
る。これにより、コーナー部の見映えを更に良好にする
ことができる。
そして、構造体12の外周には、コーナー部である出隅
に略L字状の連結用補助外壁板22が取り付けられてい
る。実施例の連結用補助外壁板22の外表面には模様を付
さず、外壁板20にマッチする色合いのみを付し、また連
結用補助外壁板22の外側には縦方向に水切り溝22aが形
成されている。
このような構成によれば、上記外壁板20の取り付け
は、この外壁板20を胴縁16に組付けることにより行わ
れ、これにより外壁板20は構造体12の外周に固定され
る。このとき、実施例では外壁板20と連結用補助外壁板
22との間にシールド部材24を介在させており、このシー
ルド部材24にて雨水の外壁内への侵入を防止し、従来の
ようにシールド部を露出することも無く耐久性を高める
事ができる。
同時に、連結用補助外壁板22には上述の水切り溝22a
を形成しているので、外壁板20と連結用補助外壁板22と
の間に侵入した雨水は水切り溝22aにより地面に排水さ
れる。
このように、実施例によれば従来のように外壁板20に
取り付け上のずれが生じたとしても、ずれ部分の隙間を
埋める作業をする必要がなく、連結用補助外壁板22によ
り外壁板20を簡単に連結することができる。また、外壁
板20が例えば第1図の200の位置までずれたとしても、
外壁板20の端部の模様は変わらない。従って、他方の外
壁板20との位置関係が厳密な意味で多少アンバランスと
なっても、ほとんど違和感を感じさせることがない。
第2図には、上記第1図のシールド部材24の代わりに
エンドキャップを用いた例が示されており、外壁板20の
両端にはエンドキャップ26が被せられている。このエン
ドキャップ26は弾性体からなり、連結用補助外壁板22に
押し当てられることにより気密性を保つことができ、雨
水の侵入を防止することができる。
上記実施例では、連結用補助外壁板22を出隅に設けた
例を示したが、この連結用補助外壁板22は入隅に設ける
こともできるものであり、この場合にはL字の内側を外
向きにして取り付けることになる。
また、連結用補助外壁板22に胴縁16の役目をさせるこ
ともでき、この場合には連結用補助外壁板22の両端に胴
縁部分を形成すればよく、これによりコーナー部近くの
胴縁(16)をなくすことが可能となる。
以上説明したように、本考案によれば、構造体外周の
コーナー部に略L字状の連結用補助外壁板を設け、外壁
板の両端部を上記連結用補助外壁板に外側から重ねて組
付け、外壁材の端面間に比較的幅広の間隙を設け、その
端面間には連結用補助外壁板が外壁板と段差を持って配
設されている。これにより、一段下がった位置に配設さ
れた連結用補助外壁板によって、コーナー部の両側の外
壁板の模様を積極的に不連続とさせている。したがっ
て、コーナー部には常に、比較的幅広無模様の連結用補
助外壁板が縦方向に延び、コーナー部において無模様の
アクセントを付与することとなる。よって、視覚効果に
より、外壁板の模様が連続する必要性を低減させること
ができ、コーナー部の外観は見栄えがよいものとなり、
外観のよい外壁を形成することができるとともに、シー
ルド部を露出すること無く、耐防水性も向上する。
また、外壁板のずれの隙間を埋める煩雑な作業がなく
なり、パネルの連結作業を簡略化することができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る外壁板の取付構造を示す
出隅の断面図、 第2図はエンドキャップを用いた他の例を示す一部断面
図、 第3図は従来において外壁板が取り付けられた状態を示
す図、 第4図は第3図の図示A部分の詳細図、 第5図はコーナー部材を取り付けた従来例を示す断面図
である。 10……土台、12……構造体、14,20……外壁板、16……
胴縁、18……コーナー部材、22……連結用補助外壁板、
22a……水切り溝、24……シールド部材、26……エンド
キャップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の構造体のコーナー部を構成する2面
    の壁面に取り付けられる外壁板の取付構造において、 前記コーナー部に取付けられた略L字状をなす無模様の
    連結用補助外壁板と、 前記2面の壁面を覆ってそれぞれ取付けられた模様付き
    の外壁板と、を含み、 各々の前記外壁板の前記コーナー部側に位置する各端部
    は、前記連結用補助外壁板の両端部に重畳され、 各々の前記外壁板の各端部間において前記連結用補助外
    壁板の外表面が露出され、かつ前記連結用補助外壁板の
    前記外表面と前記外壁板の外表面との間には段差が形成
    されていることを特徴とする外壁板の取付構造。
JP1990080421U 1990-07-27 1990-07-27 外壁板の取付構造 Expired - Lifetime JP2504868Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01312151A (ja) * 1988-06-10 1989-12-15 Ibiden Co Ltd コーナー形成部材

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