JP2504042B2 - インタンク燃料ポンプ - Google Patents
インタンク燃料ポンプInfo
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- JP2504042B2 JP2504042B2 JP62075389A JP7538987A JP2504042B2 JP 2504042 B2 JP2504042 B2 JP 2504042B2 JP 62075389 A JP62075389 A JP 62075389A JP 7538987 A JP7538987 A JP 7538987A JP 2504042 B2 JP2504042 B2 JP 2504042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- motor
- fuel
- flow path
- holding member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
- F02M37/08—Feeding by means of driven pumps electrically driven
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、燃料タンク内に配設されるインタンク燃料
ポンプの、ブラシおよび／またはベアリングの冷却に関
する。
ポンプの、ブラシおよび／またはベアリングの冷却に関
する。
「従来の技術」 従来から、インタンク燃料ポンプは小型化を図るため
に、一対のブラシをモータ軸と平行に配置するととも
に、燃料の主流路をベアリングが配置されているインタ
ンク燃料ポンプの中心から外径方向に偏心した位置に配
置している。
に、一対のブラシをモータ軸と平行に配置するととも
に、燃料の主流路をベアリングが配置されているインタ
ンク燃料ポンプの中心から外径方向に偏心した位置に配
置している。
しかし、主流路がベアリングおよびブラシが配置され
ている位置と独立して配置されているので、ベアリング
およびブラシ周りで燃料が滞留し易くなっていた。その
ため、燃料による冷却効果があまり得られず、また燃料
中の水分によりベアリングが錆びるため、ブラシおよび
ベアリングから外部に通じる穴を設け、燃料を燃料ポン
プ外部に燃料タンクに洩らすことによって燃料の滞留を
防いでいた。しかし、燃料を外部に洩らすことにより燃
料ポンプの吐出量は減少し、特に燃料ポンプ内が高圧に
なると燃料の外部への洩れは増大するため、燃料を外部
に洩らすことなくブラシおよび／またはベアリングに流
通させることが必要となる。
ている位置と独立して配置されているので、ベアリング
およびブラシ周りで燃料が滞留し易くなっていた。その
ため、燃料による冷却効果があまり得られず、また燃料
中の水分によりベアリングが錆びるため、ブラシおよび
ベアリングから外部に通じる穴を設け、燃料を燃料ポン
プ外部に燃料タンクに洩らすことによって燃料の滞留を
防いでいた。しかし、燃料を外部に洩らすことにより燃
料ポンプの吐出量は減少し、特に燃料ポンプ内が高圧に
なると燃料の外部への洩れは増大するため、燃料を外部
に洩らすことなくブラシおよび／またはベアリングに流
通させることが必要となる。
「発明の目的」 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、インタンク燃料ポンプの小型化を維持しつつ、
ブラシおよび／またはベアリングの冷却に用いた燃料を
燃料ポンプ外部に洩らすことなく、ブラシおよび／また
はベアリングを良好に冷却することを目的とする。
であり、インタンク燃料ポンプの小型化を維持しつつ、
ブラシおよび／またはベアリングの冷却に用いた燃料を
燃料ポンプ外部に洩らすことなく、ブラシおよび／また
はベアリングを良好に冷却することを目的とする。
「問題点を解決するための手段および作用効果」 上記を達成するため第１発明では、燃料の主流路の一
部を構成する吐出穴をベアリングから外径方向に偏心し
た位置でかつ、モータ軸方向に向けて開口するように形
成する。そして、モータ軸方向に直角な平面で構成され
た面形整流子に接触するブラシをモータ軸と平行に配置
する。
部を構成する吐出穴をベアリングから外径方向に偏心し
た位置でかつ、モータ軸方向に向けて開口するように形
成する。そして、モータ軸方向に直角な平面で構成され
た面形整流子に接触するブラシをモータ軸と平行に配置
する。
さらに、ベアリングを保持するベアリング保持部材
と、このベアリング保持部材を覆う覆い部材との間に、
前記主流路に連通する補助流路を形成する。そして、ベ
アリング保持部材に、モータ軸とベアリングとの間から
補助流路に燃料を導くベアリング冷却流路を形成する。
と、このベアリング保持部材を覆う覆い部材との間に、
前記主流路に連通する補助流路を形成する。そして、ベ
アリング保持部材に、モータ軸とベアリングとの間から
補助流路に燃料を導くベアリング冷却流路を形成する。
上記構成によれば、モータ部を通して送給される燃料
の一部は、モータ軸とベアリングとの間を流れてベアリ
ングを冷却した後、ベアリングウ冷却流路および補助流
路を経て主流路に合流するので、ベアリングを良好に冷
却することができる。また、ベアリングを冷却した燃料
はインタンク燃料ポンプ外部に洩れないので、燃料吐出
量の低下を防止して、ポンプ効率の向上を図ることがで
きる。
の一部は、モータ軸とベアリングとの間を流れてベアリ
ングを冷却した後、ベアリングウ冷却流路および補助流
路を経て主流路に合流するので、ベアリングを良好に冷
却することができる。また、ベアリングを冷却した燃料
はインタンク燃料ポンプ外部に洩れないので、燃料吐出
量の低下を防止して、ポンプ効率の向上を図ることがで
きる。
また、ベアリングを冷却した燃料はベアリング冷却流
路および補助流路を経て主流路に合流して吐出されるの
で、ベアリング周りに燃料が滞留することを防止するこ
とができる。したがって、滞留した燃料中に含まれる水
分によるベアリングの錆を防止することができる。
路および補助流路を経て主流路に合流して吐出されるの
で、ベアリング周りに燃料が滞留することを防止するこ
とができる。したがって、滞留した燃料中に含まれる水
分によるベアリングの錆を防止することができる。
また、ベアリング保持部材と覆い部材との間に、主流
路に連通する補助流路を形成するので、覆い部材をベア
リング保持部材に組付けるとともに補助流路を形成する
ことができる。したがって、補助流路を形成する工程が
発生しないので、インタンク燃料ポンプの製造原価の上
昇を抑制してベアリングを良好に冷却することができ
る。
路に連通する補助流路を形成するので、覆い部材をベア
リング保持部材に組付けるとともに補助流路を形成する
ことができる。したがって、補助流路を形成する工程が
発生しないので、インタンク燃料ポンプの製造原価の上
昇を抑制してベアリングを良好に冷却することができ
る。
また、ブラシをモータ軸と平行に配置するとともに、
燃料の主流路の一部を構成する吐出穴をベアリングから
外径方向に偏心した位置で、かつ、モータ軸方向に向け
て開口するように形成することにより、吐出穴および一
対のブラシをベアリング周りに配置することができるの
で、インタンク燃料ポンプの小型化を維持することがで
きる。
燃料の主流路の一部を構成する吐出穴をベアリングから
外径方向に偏心した位置で、かつ、モータ軸方向に向け
て開口するように形成することにより、吐出穴および一
対のブラシをベアリング周りに配置することができるの
で、インタンク燃料ポンプの小型化を維持することがで
きる。
第２発明では、第１発明の要部を同一にするととも
に、ベアリング保持部材に、ブラシ周りを経て補助流路
に燃料を導くブラシ冷却流路を形成する。
に、ベアリング保持部材に、ブラシ周りを経て補助流路
に燃料を導くブラシ冷却流路を形成する。
この構成により、モータ部を通して給送される燃料の
一部は、ブラシ冷却流路を流れてブラシを冷却し、補助
流路を経て主流路に合流するので、インタンク燃料ポン
プの径方向の小型化を維持しつつ、ブラシの冷却を行っ
た燃料をインタンク燃料ポンプ外部に洩らすことなく、
ブラシを良好に冷却することができる。また、ブラシを
冷却した燃料はインタンク燃料ポンプ外部に洩れないの
で、燃料吐出量の低下を防止して、ポンプ効率の向上を
図ることができる。
一部は、ブラシ冷却流路を流れてブラシを冷却し、補助
流路を経て主流路に合流するので、インタンク燃料ポン
プの径方向の小型化を維持しつつ、ブラシの冷却を行っ
た燃料をインタンク燃料ポンプ外部に洩らすことなく、
ブラシを良好に冷却することができる。また、ブラシを
冷却した燃料はインタンク燃料ポンプ外部に洩れないの
で、燃料吐出量の低下を防止して、ポンプ効率の向上を
図ることができる。
第３発明では、第１、第２発明の要部を同一にすると
ともに、ベアリング保持部材に、モータ軸とベアリング
との間から補助流路に燃料を導くベアリング冷却流路
と、ブラシ周りを経て補助流路に燃料を導くブラシ冷却
流路とを形成する。
ともに、ベアリング保持部材に、モータ軸とベアリング
との間から補助流路に燃料を導くベアリング冷却流路
と、ブラシ周りを経て補助流路に燃料を導くブラシ冷却
流路とを形成する。
この構成により、モータ部を通して給送される燃料の
一部は、モータ軸とベアリングとの間を流れてベアリン
グを冷却した後、ベアリング冷却流路を流れて補助流路
に合流し、その他の燃料の一部は、ブラシ冷却流路を流
れてブラシを冷却し、補助流路に合流する。そして、補
助流路に合流した燃料は主流路に合流する。したがっ
て、インタンク燃料ポンプの径方向の小型化を維持しつ
つ、ベアリングおよびブラシを良好に冷却することがで
きる。また、ブラシを冷却した燃料はインタンク燃料ポ
ンプ外部に洩れないので、燃料吐出量の低下を防止し
て、ポンプ効率の向上を図ることができる。
一部は、モータ軸とベアリングとの間を流れてベアリン
グを冷却した後、ベアリング冷却流路を流れて補助流路
に合流し、その他の燃料の一部は、ブラシ冷却流路を流
れてブラシを冷却し、補助流路に合流する。そして、補
助流路に合流した燃料は主流路に合流する。したがっ
て、インタンク燃料ポンプの径方向の小型化を維持しつ
つ、ベアリングおよびブラシを良好に冷却することがで
きる。また、ブラシを冷却した燃料はインタンク燃料ポ
ンプ外部に洩れないので、燃料吐出量の低下を防止し
て、ポンプ効率の向上を図ることができる。
また、両冷却流路は、補助流路を共用しているので、
新たな補助流路を形成する必要がない。したがって、イ
ンタンク燃料ポンプの製造原価の上昇を抑制してブラシ
およびベアリングを良好に冷却することができる。
新たな補助流路を形成する必要がない。したがって、イ
ンタンク燃料ポンプの製造原価の上昇を抑制してブラシ
およびベアリングを良好に冷却することができる。
「実施例」 次に、本発明の実施例を第１図から第３図について説
明する。
明する。
第１図に示されるように、自動車用インタンク燃料ポ
ンプは、単一の燃料ポンプハウジング19に収納されたポ
ンプ部１と吐出部２とモータ部３により構成されてい
る。燃料ポンプハウジング19の下端部に設けられたポン
プ部１は、ポンプカバー６とポンプケーシング17の間に
ポンプ室４を形成しており、このポンプ室４にタービン
式の羽根車14を収容している。ポンプ室４は図示しない
がＣ字形をなしており、一端の吸込口７から吸込んだ燃
料を羽根車14によって吐出開口５へ圧送する。羽根車14
には多数の溝15が放射状に設けられている。ポンプケー
シング17には軸受８によってモータ軸16が回転自在に軸
支されており、このモータ軸16には羽根車14が固定され
ている。モータ部３は、アーマチャ24と界磁磁石25によ
って構成されている。第２図に示されるように、円弧状
に形成した２個の界磁磁石25の間には非磁性体のストッ
パー27と両端を折曲げたばね片26とを挿入して両磁石25
の位置決めがなされており、ばね片26とアーマチャ24の
間に燃料通路28が形成されている。第１図に示すごとく
アーマチャ24の面形整流子29には、ベアリング保持部材
10に保持されたブラシ12が軸方向から接触されている。
ンプは、単一の燃料ポンプハウジング19に収納されたポ
ンプ部１と吐出部２とモータ部３により構成されてい
る。燃料ポンプハウジング19の下端部に設けられたポン
プ部１は、ポンプカバー６とポンプケーシング17の間に
ポンプ室４を形成しており、このポンプ室４にタービン
式の羽根車14を収容している。ポンプ室４は図示しない
がＣ字形をなしており、一端の吸込口７から吸込んだ燃
料を羽根車14によって吐出開口５へ圧送する。羽根車14
には多数の溝15が放射状に設けられている。ポンプケー
シング17には軸受８によってモータ軸16が回転自在に軸
支されており、このモータ軸16には羽根車14が固定され
ている。モータ部３は、アーマチャ24と界磁磁石25によ
って構成されている。第２図に示されるように、円弧状
に形成した２個の界磁磁石25の間には非磁性体のストッ
パー27と両端を折曲げたばね片26とを挿入して両磁石25
の位置決めがなされており、ばね片26とアーマチャ24の
間に燃料通路28が形成されている。第１図に示すごとく
アーマチャ24の面形整流子29には、ベアリング保持部材
10に保持されたブラシ12が軸方向から接触されている。
第１図および第３図に示されるように、吐出部２のハ
ウジング部材はベアリング保持部材10と、覆い部材11と
に分割し、吐出口13を有する覆い部材11とベアリング保
持部材10との間に隙間（補助流路）20を形成している。
ベアリング保持部材10に保持されたベアリング18の周辺
とこの隙間20は、流路（ベアリング冷却流路）10aによ
って連通している。また、ブラシ12のピッグテール12a
はブラシ長手方向と直角方向に引き出された、ベアリン
グ保持部材10にはピッグテール12aが上下に移動できる
ように一部開口した形状の開口部10cが設けられてい
る。この開口部（ブラシ冷却流路）10cはポンプ内部
と、ベアリング保持部材10および覆い部材11の間の隙間
20とを連通する流路をなしている。ベアリング保持部材
10には吐出穴10bが穿設されており、また覆い部材11に
は吐出穴11aが穿設されている。この吐出穴11aには、き
のこ形の逆止弁22が設けられており、逆止弁22は吐出口
13に接続された配管の内圧によって吐出穴11aを閉じる
方式のものである。
ウジング部材はベアリング保持部材10と、覆い部材11と
に分割し、吐出口13を有する覆い部材11とベアリング保
持部材10との間に隙間（補助流路）20を形成している。
ベアリング保持部材10に保持されたベアリング18の周辺
とこの隙間20は、流路（ベアリング冷却流路）10aによ
って連通している。また、ブラシ12のピッグテール12a
はブラシ長手方向と直角方向に引き出された、ベアリン
グ保持部材10にはピッグテール12aが上下に移動できる
ように一部開口した形状の開口部10cが設けられてい
る。この開口部（ブラシ冷却流路）10cはポンプ内部
と、ベアリング保持部材10および覆い部材11の間の隙間
20とを連通する流路をなしている。ベアリング保持部材
10には吐出穴10bが穿設されており、また覆い部材11に
は吐出穴11aが穿設されている。この吐出穴11aには、き
のこ形の逆止弁22が設けられており、逆止弁22は吐出口
13に接続された配管の内圧によって吐出穴11aを閉じる
方式のものである。
ベアリング保持部材10と覆い部材11の材料は、ガラス
繊維入りのポリブチレンテレフタレートまたはポリアセ
タールなどが好適である。また、ポンプカバー６、羽根
車14およびポンプケーシング17の材料はガラス繊維入り
のフェノール樹脂またはPPSなどが好適である。燃料ポ
ンプハウジング19の材料は鉄である。
繊維入りのポリブチレンテレフタレートまたはポリアセ
タールなどが好適である。また、ポンプカバー６、羽根
車14およびポンプケーシング17の材料はガラス繊維入り
のフェノール樹脂またはPPSなどが好適である。燃料ポ
ンプハウジング19の材料は鉄である。
ブラシ12の上部にはブラシスプリング30が設けられて
おり、このスプリング30を押える押え板31はベアリング
保持部材10に固定されている。押え板31には穴31aが穿
設されている。覆い部材11にはプレート端子32が取付け
られており、ブラシ12はピッグテール12aを介してプレ
ート端子32と接続され、さらにプレート端子を介して図
示しない車載蓄電地と接続可能にされている。なお、モ
ータ軸16の下面はスラスト受33によって受けられてい
る。
おり、このスプリング30を押える押え板31はベアリング
保持部材10に固定されている。押え板31には穴31aが穿
設されている。覆い部材11にはプレート端子32が取付け
られており、ブラシ12はピッグテール12aを介してプレ
ート端子32と接続され、さらにプレート端子を介して図
示しない車載蓄電地と接続可能にされている。なお、モ
ータ軸16の下面はスラスト受33によって受けられてい
る。
「作動」 上記構成において、アーマチャ24が面形整流子29、ブ
ラシ12、ピッグテール12a、およびプレート端子32を介
して通電されると、２個の界磁磁石25との交互作用によ
りモータ軸16とともに回転し、羽根車14がモータ軸16に
より回転される。羽根車14が回転することにより、吸込
口７からポンプ室４に吸込まれた燃料は吐出開口５より
吐出され、アーマチャ24と両磁石25の間および両磁石25
の間の燃料通路28を通り、さらに燃料の主流路の一部を
なす吐出穴10b,11aに圧送され、逆止弁22を押し上げて
吐出口13から図示しない内燃機関用燃料噴射装置に吐出
される。
ラシ12、ピッグテール12a、およびプレート端子32を介
して通電されると、２個の界磁磁石25との交互作用によ
りモータ軸16とともに回転し、羽根車14がモータ軸16に
より回転される。羽根車14が回転することにより、吸込
口７からポンプ室４に吸込まれた燃料は吐出開口５より
吐出され、アーマチャ24と両磁石25の間および両磁石25
の間の燃料通路28を通り、さらに燃料の主流路の一部を
なす吐出穴10b,11aに圧送され、逆止弁22を押し上げて
吐出口13から図示しない内燃機関用燃料噴射装置に吐出
される。
羽根車14により圧送される燃料の一部は、モータ軸16
とベアリング18との間を通り、ベアリング18を冷却しな
がら流路10aを円滑に通過して隙間20に至る。また、燃
料の他の一部は、ブラシ12を冷却しながら開口部10cを
通過して隙間20に至る。そして、隙間20を流れる燃料は
吐出穴10b,11aを通過し、吐出口13から内燃機関用燃料
噴射装置に吐出されるので、羽根車14により圧送される
燃料はすべて吐出口13から有効に吐出される。
とベアリング18との間を通り、ベアリング18を冷却しな
がら流路10aを円滑に通過して隙間20に至る。また、燃
料の他の一部は、ブラシ12を冷却しながら開口部10cを
通過して隙間20に至る。そして、隙間20を流れる燃料は
吐出穴10b,11aを通過し、吐出口13から内燃機関用燃料
噴射装置に吐出されるので、羽根車14により圧送される
燃料はすべて吐出口13から有効に吐出される。
第１図は本発明の実施例の燃料ポンプを示す縦断面図、
第２図は第１図のモータ部における横断面図、第３図は
第１図のＡ−Ａ線による断面図である。 １……ポンプ部、２……吐出部、３……モータ部、４…
…ポンプ室、６……ポンプカバー、10……ベアリング保
持部材、10a……流路、10c……開口部、11……覆い部
材、12……ブラシ、14……羽根車、16……モータ軸、17
……ポンプケーシング、18……ベアリング、19……燃料
ポンプハウジング、20……隙間。
第２図は第１図のモータ部における横断面図、第３図は
第１図のＡ−Ａ線による断面図である。 １……ポンプ部、２……吐出部、３……モータ部、４…
…ポンプ室、６……ポンプカバー、10……ベアリング保
持部材、10a……流路、10c……開口部、11……覆い部
材、12……ブラシ、14……羽根車、16……モータ軸、17
……ポンプケーシング、18……ベアリング、19……燃料
ポンプハウジング、20……隙間。
Claims (3)
- 【請求項１】燃料ポンプハウジングと、 前記燃料ポンプハウジング内の一端側に設けらたポンプ
部と、 前記燃料ポンプハウジング内の中間部に設けられ、前記
ポンプ部を駆動するモータ部と、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に設けられ、前記
ポンプ部より前記モータ部を通して給送される燃料を前
記モータ部のモータ軸方向に吐出する吐出口を有する吐
出部とからなるインタンク燃料ポンプにおいて、 前記吐出部は、 前記モータ軸を回転可能に軸支するベアリングと、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に配置され、前記
ベアリングを保持するベアリング保持部材と、 前記吐出口が形成され、前記ベアリング保持部材を覆う
覆い部材と、 前記ベアリング保持部材に形成され、前記ベアリングか
ら外径方向に偏心した位置で前記モータ軸方向に向かっ
て開口する吐出穴とを備え、 前記モータ部は、そのモータ軸方向に直角な平面で構成
された面形整流子を有しており、 前記面形整流子に接触する一対のブラシは、前記モータ
軸と平行に前記ベアリング保持部材に保持され、 さらに、前記吐出穴および前記吐出口によって前記モー
タ部を通して給送される燃料の主流路が構成され、 前記ベアリング保持部材と前記覆い部材との間には、前
記主流路に連通する補助流路が形成されていると共に、 前記ベアリング保持部材には、前記モータ軸と前記ベア
リングとの間から前記補助流路に燃料を導くベアリング
冷却流路が形成されていることを特徴とするインタンク
燃料ポンプ。 - 【請求項２】燃料ポンプハウジングと、 前記燃料ポンプハウジング内の一端側に設けらたポンプ
部と、 前記燃料ポンプハウジング内の中間部に設けられ、前記
ポンプ部を駆動するモータ部と、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に設けられ、前記
ポンプ部より前記モータ部を通して給送される燃料を前
記モータ部のモータ軸方向に吐出する吐出口を有する吐
出部とからなるインタンク燃料ポンプにおいて、 前記吐出部は、 前記モータ軸を回転可能に軸支するベアリングと、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に配置され、前記
ベアリングを保持するベアリング保持部材と、 前記吐出口が形成され、前記ベアリング保持部材を覆う
覆い部材と、 前記ベアリング保持部材に形成され、前記ベアリングか
ら外径方向に偏心した位置で前記モータ軸方向に向かっ
て開口する吐出穴とを備え、 前記モータ部は、そのモータ軸方向に直角な平面で構成
された面形整流子を有しており、 前記面形整流子に接触する一対のブラシは、前記モータ
軸と平行に前記ベアリング保持部材に保持され、 さらに、前記吐出穴および前記吐出口によって前記モー
タ部を通して給送される燃料の主流路が構成され、 前記ベアリング保持部材と前記覆い部材との間には、前
記補助流路に連通する補助流路が形成されていると共
に、 前記ベアリング保持部材には、前記ブラシ周りを経て前
記主流路に燃料を導くブラシ冷却流路が形成されている
ことを特徴とするインタンク燃料ポンプ。 - 【請求項３】燃料ポンプハウジングと、 前記燃料ポンプハウジング内の一端側に設けらたポンプ
部と、 前記燃料ポンプハウジング内の中間部に設けられ、前記
ポンプ部を駆動するモータ部と、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に設けられ、前記
ポンプ部より前記モータ部を通して給送される燃料を前
記モータ部のモータ軸方向に吐出する吐出口を有する吐
出部とからなるインタンク燃料ポンプにおいて、 前記吐出部は、 前記モータ軸を回転可能に軸支するベアリングと、 前記燃料ポンプハウジング内の他端側に配置され、前記
ベアリングを保持するベアリング保持部材と、 前記吐出口が形成され、前記ベアリング保持部材を覆う
覆い部材と、 前記ベアリング保持部材に形成され、前記ベアリングか
ら外径方向に偏心した位置で前記モータ軸方向に向かっ
て開口する吐出穴とを備え、 前記モータ部は、そのモータ軸方向に直角な平面で構成
された面形整流子を有しており、 前記面形整流子に接触する一対のブラシは、前記モータ
軸と平行に前記ベアリング保持部材に保持され、 さらに、前記吐出穴および前記吐出口によって前記モー
タ部を通して給送される燃料の主流路が構成され、 前記ベアリング保持部材と前記覆い部材との間には、前
記主流路に連通する補助流路が形成されていると共に、 前記ベアリング保持部材には、 前記モータ軸と前記ベアリングとの間から前記補助流路
に燃料を導くベアリング冷却流路と、 前記ブラシ周りを経て前記補助流路に燃料を導くブラシ
冷却流路とが形成されていることを特徴とするインタン
ク燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62075389A JP2504042B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | インタンク燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62075389A JP2504042B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | インタンク燃料ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63243489A JPS63243489A (ja) | 1988-10-11 |
| JP2504042B2 true JP2504042B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13574784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62075389A Expired - Lifetime JP2504042B2 (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | インタンク燃料ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504042B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7265466B2 (en) | 2004-01-14 | 2007-09-04 | Denso Corporation | Electrical motor and fluid pump using the same |
| CN102588169A (zh) * | 2012-02-11 | 2012-07-18 | 中北大学 | 一种带有冷却功能的燃油输送泵*** |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2643476B2 (ja) * | 1989-09-27 | 1997-08-20 | 新神戸電機株式会社 | ポンプ用ロータ |
| JP2643477B2 (ja) * | 1989-09-27 | 1997-08-20 | 新神戸電機株式会社 | ポンプ用ロータ |
| JPH0747966Y2 (ja) * | 1989-11-22 | 1995-11-01 | 愛三工業株式会社 | 電動ポンプ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5947265U (ja) * | 1982-09-18 | 1984-03-29 | 愛三工業株式会社 | 電動ポンプ |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP62075389A patent/JP2504042B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7265466B2 (en) | 2004-01-14 | 2007-09-04 | Denso Corporation | Electrical motor and fluid pump using the same |
| CN102588169A (zh) * | 2012-02-11 | 2012-07-18 | 中北大学 | 一种带有冷却功能的燃油输送泵*** |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63243489A (ja) | 1988-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |