JP2643476B2 - ポンプ用ロータ - Google Patents
ポンプ用ロータInfo
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- JP2643476B2 JP2643476B2 JP1251293A JP25129389A JP2643476B2 JP 2643476 B2 JP2643476 B2 JP 2643476B2 JP 1251293 A JP1251293 A JP 1251293A JP 25129389 A JP25129389 A JP 25129389A JP 2643476 B2 JP2643476 B2 JP 2643476B2
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- Japan
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- rotor
- resin
- pump rotor
- filler
- pump
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用燃料ポンプ等に適した樹脂製のポ
ンプ用ロータに関する。
ンプ用ロータに関する。
従来の技術 自動車部品の高性能化、小型化、軽量化、低コスト化
の流れの中で、電動式燃料ポンプにおいても、そのロー
タの樹脂化が求められている。
の流れの中で、電動式燃料ポンプにおいても、そのロー
タの樹脂化が求められている。
ポンプ用ロータは、第１図に示すように、周縁に凹凸
を繰り返し形成して、羽根車としたものである。このロ
ータをハウジングに収納したとき、ロータの周面とハウ
ジングの内面とのクリアランスを極力小さく維持するこ
とが、ポンプの吐出性能を確保する上で重要である。そ
のため、ロータにはμｍオーダーの高寸法精度が要求さ
れる。
を繰り返し形成して、羽根車としたものである。このロ
ータをハウジングに収納したとき、ロータの周面とハウ
ジングの内面とのクリアランスを極力小さく維持するこ
とが、ポンプの吐出性能を確保する上で重要である。そ
のため、ロータにはμｍオーダーの高寸法精度が要求さ
れる。
従来、ロータの樹脂化については、比較的寸法精度の
良好なガラス繊維充填フェノール樹脂の成形品が検討さ
れている。
良好なガラス繊維充填フェノール樹脂の成形品が検討さ
れている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記ガラス繊維充填フェノール樹脂製のロー
タは、吸湿による寸法変化が大きく、膨潤する。従っ
て、ロータ周面とハウジング内面とのクリアランスが大
きくないと、膨潤によってロータ周面がハウジング内面
に接触してしまい、ポンプが停止する惧れがある。
タは、吸湿による寸法変化が大きく、膨潤する。従っ
て、ロータ周面とハウジング内面とのクリアランスが大
きくないと、膨潤によってロータ周面がハウジング内面
に接触してしまい、ポンプが停止する惧れがある。
本発明の課題は、吸湿による寸法変化の小さい樹脂製
のポンプ用ロータを提出することである。さらに、本発
明の課題は、表面の滑らかな樹脂製のロータを提供する
ことである。
のポンプ用ロータを提出することである。さらに、本発
明の課題は、表面の滑らかな樹脂製のロータを提供する
ことである。
課題を解決するための手段 本発明に係るポンプ用ロータは、フェノール樹脂にフ
ェノールアラルキル樹脂、充填材を配合して成形した点
に特徴を有する。主たる充填材として、ガラス繊維と球
状フィラーを組合せて用いれば好適である。
ェノールアラルキル樹脂、充填材を配合して成形した点
に特徴を有する。主たる充填材として、ガラス繊維と球
状フィラーを組合せて用いれば好適である。
作用 フェノールアラルキル樹脂は、通常、耐熱性の向上を
目的として用いられるものである。本発明者等は、前記
樹脂が吸湿の抑制に効果があるとの新しい知見に基づ
き、これをポンプ用ロータの樹脂化に適用して、寸法変
化の小さい樹脂製ロータを可能にしたものである。
目的として用いられるものである。本発明者等は、前記
樹脂が吸湿の抑制に効果があるとの新しい知見に基づ
き、これをポンプ用ロータの樹脂化に適用して、寸法変
化の小さい樹脂製ロータを可能にしたものである。
主たる充填材としてガラス繊維と球状フィラーを組合
せ用いることにより、機械強度が大きく、表面の滑らか
なロータを得ることができる。すなわち、球状フィラー
の存在で、成形時の樹脂の流動性がよくなり、ロータ表
面を滑らかに成形できる。また、ガラス繊維の存在で、
十分な機械強度を保持させることができる。
せ用いることにより、機械強度が大きく、表面の滑らか
なロータを得ることができる。すなわち、球状フィラー
の存在で、成形時の樹脂の流動性がよくなり、ロータ表
面を滑らかに成形できる。また、ガラス繊維の存在で、
十分な機械強度を保持させることができる。
実施例 本発明の実施で使用するフェノール樹脂、フェノール
アラルキル樹脂は、通常市販されているものである。必
要に応じ、ヘキサミン等の硬化剤、硬化促進剤を配合す
る。
アラルキル樹脂は、通常市販されているものである。必
要に応じ、ヘキサミン等の硬化剤、硬化促進剤を配合す
る。
充填材は有機系、無機系のいずれも使用でき、例示す
れば次のとおりである。ガラス繊維、ガラス粉、ガラス
ビーズ（球状フィラー）、シリカ粉、シリカビーズ（球
状フィラー）、タルク、クレー、マイカ、水酸化アルミ
ニウム、芳香族ポリアミド繊維、ビルロン繊維。その
他、着色剤等を適宜配合し、樹脂と共に混合、混練後粉
砕して成形材料とする。
れば次のとおりである。ガラス繊維、ガラス粉、ガラス
ビーズ（球状フィラー）、シリカ粉、シリカビーズ（球
状フィラー）、タルク、クレー、マイカ、水酸化アルミ
ニウム、芳香族ポリアミド繊維、ビルロン繊維。その
他、着色剤等を適宜配合し、樹脂と共に混合、混練後粉
砕して成形材料とする。
成形手段は、圧縮成形、射出成形、トランスファ成形
適宜採用できる。
適宜採用できる。
実施例１〜４、比較例１〜５ 第１表に示す組成の樹脂と充填材その他の添加剤の配
合物を、ロールで混合、混練後粉砕して成形材料とし
た。これを、50 射出成形機により成形して、図面に示したようなロータ
を得た。成形条件は、金型温度180℃、シリンダ温度
（前部90℃、後部50℃）である。
合物を、ロールで混合、混練後粉砕して成形材料とし
た。これを、50 射出成形機により成形して、図面に示したようなロータ
を得た。成形条件は、金型温度180℃、シリンダ温度
（前部90℃、後部50℃）である。
上記実施例、比較例のロータの特性を第１表に併せて
示した。吸湿による寸法変化は、70℃・90％RH×1000時
間の処理後の外径変化で評価した。また、ロータの機械
強度は、凹凸部分を垂直方向に加圧し、破壊強度を測定
した。
示した。吸湿による寸法変化は、70℃・90％RH×1000時
間の処理後の外径変化で評価した。また、ロータの機械
強度は、凹凸部分を垂直方向に加圧し、破壊強度を測定
した。
発明の効果 第１表から明らかなように、本発明に係る樹脂製のポ
ンプ用ロータは、吸湿による寸法変化（膨潤）が小さ
い。従って、ロータ周面とハウジング内面とのクリアラ
ンスを極力小さく設定することが重要なポンプにとっ
て、その工業的価値は極めて大である。
ンプ用ロータは、吸湿による寸法変化（膨潤）が小さ
い。従って、ロータ周面とハウジング内面とのクリアラ
ンスを極力小さく設定することが重要なポンプにとっ
て、その工業的価値は極めて大である。
また、充填材としてガラス繊維と球状フィラーを組合
せることにより、機械強度を保持しながらロータの平面
度を良好にすることができる。
せることにより、機械強度を保持しながらロータの平面
度を良好にすることができる。
第１図は本発明を適用するポンプ用ロータを示し、
（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図である。
（ａ）は側面図、（ｂ）は平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−95124（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−215498（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】フェノール樹脂にフェノールアラルキル樹
脂、充填材を配合して成形されたポンプ用ロータ。 - 【請求項２】主たる充填材がガラス繊維と球状フィラー
である請求項１記載のポンプ用ロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1251293A JP2643476B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | ポンプ用ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1251293A JP2643476B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | ポンプ用ロータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03115793A JPH03115793A (ja) | 1991-05-16 |
| JP2643476B2 true JP2643476B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17220654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1251293A Expired - Fee Related JP2643476B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | ポンプ用ロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2643476B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6190146B1 (en) * | 1998-12-07 | 2001-02-20 | Zexel Corporation | Member for compressor, manufacturing method for the member, and scroll compressor |
| JP5504786B2 (ja) * | 2009-09-24 | 2014-05-28 | 住友ベークライト株式会社 | フェノール樹脂成形材料 |
| JP6831175B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2021-02-17 | 住友ベークライト株式会社 | フェノール樹脂成形材料 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61215498A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-09-25 | Nippon Radiator Co Ltd | 送風用フアン |
| JPH0692798B2 (ja) * | 1986-05-02 | 1994-11-16 | ポリプラスチック株式会社 | ポンプインペラ− |
| JP2504042B2 (ja) * | 1987-03-27 | 1996-06-05 | 日本電装株式会社 | インタンク燃料ポンプ |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1251293A patent/JP2643476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03115793A (ja) | 1991-05-16 |
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