JP2503996Y2 - 回転式ct装置の緊急停止機構 - Google Patents

回転式ct装置の緊急停止機構

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JP2503996Y2
JP2503996Y2 JP14079689U JP14079689U JP2503996Y2 JP 2503996 Y2 JP2503996 Y2 JP 2503996Y2 JP 14079689 U JP14079689 U JP 14079689U JP 14079689 U JP14079689 U JP 14079689U JP 2503996 Y2 JP2503996 Y2 JP 2503996Y2
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JP14079689U
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博隆 村田
浩司 園田
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、X線CT装置等のガントリの回転を緊急停止
をさせる回転式CT装置の緊急停止機構に関するものであ
る。
(従来の技術) 特開昭61-98240で知られるような従来の回転式CT装置
の緊急停止機構を第4図に示す。図において、10は回転
部、20は回転部10の円周面と隙間を隔てて対向する円弧
面を有した固定部である。30は固定部20の円弧面に所定
の角度を隔てて固定された2個の第一の突起部、40は回
転部の円周面に固定され第一の突起部に接触することな
く回転部と共に回転する第二の突起部である。5は回転
部10の円周面と固定部21の円弧面の隙間にあって第一お
よび第二の突起部30,40に挾まれて回転部10の回転を停
止する球状部材である。
この様な回転式CT装置の緊急停止機構においては、回
転部10は1回転余りの回転をした後に正常に停止できず
にオーバーランした場合にも、球状部材5、第一および
第二の突起部30,40によって非常停止することができ
る。その後は、はじめとは逆方向の回転が可能となり、
逆方向の回転においても同様の動作をする。そして、こ
の様な簡単な構成により、確実に停止をすることができ
るという作用効果を上げている。
ところで、近年、ガントリの回転部を連続的に一方向
に回転させながらスキャン時間をより短くすることが出
来る連続回転のX線CT装置が望まれている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の回転式CT装置の緊急停止機構では、前
記のように回転部の回転範囲が制限されているので、回
転部が連続回転する回転式CT装置には適用できないとい
う問題があった。
本考案は上記に鑑みて成されたものであり、連続回転
する回転部も確実に緊急停止することができる回転式CT
装置の緊急停止機構を実現するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する回転式CT装置の緊急停止機構は、
回転部と、固定部と、固定部及び回転部の対向する円周
に固定され互いに接触しない第一及び第二の突起部と、
回転部の固定部の隙間において第一および第二の突起部
に挾まれて回転部の回転を停止する球状部材と、球状部
材を固定部に保持し非常時に固定部と回転部の隙間に落
下させる保持部とを備えた構成になっている。
(作用) 保持部は非常時にのみ球状部材を隙間に落下させ、通
常は球状部材は保持部に保持され回転部の回転を停止し
ない。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案について詳細に説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示す構成図である。こ
こで、図において、1はX線CT装置のガントリの回転部
であり、2は固定部である。回転部1はベアリングを介
して内側の固定部2に支持され、図示しないモータによ
って回転する。固定部2には回転部1の円周面と隙間を
隔てて対向する円弧面がある。固定部2の外側円弧面下
部には第一の突起部3が2つ固定され、その外側にある
回転部1の内側円周面には第一の突起部3に接触するこ
となく回転部1と共に回転する第二の突起部4が複数固
定されている。5は回転部1の円周面と固定部2の円弧
面の隙間において第一および第二の突起3,4に挾まれて
回転部1の回転を停止する球状部材である。6は球状部
材5を固定部2に保持し非常時に固定部2と回転部1の
隙間に落下させる保持部であり、固定部2に取り付けら
れている。保持部6は電磁石等で構成されており、図示
しない緊急停止釦を操作した場合、又は、図示しない異
常検知器が何等かの異常を検知した場合に球状部材5を
落下させるものである。
又、固定部2の下部には2つの第一の突起部3の間に
球状部材6を隙間に落下させるための開口が設けられて
いる。球状部材5の直径は、第一の突起部3と回転部1
の円周面の間隔、第二の突起部4と固定部2の円弧面の
間隔の双方よりも大きく、回転部1と固定部2の隙間よ
りも小さくなっている。
上記実施例において、通常は回転部1は固定部2の周
りを連続的に回転している。しかし、緊急停止釦等の操
作や回転部の暴走等による異常の検出により、保持部6
は球状部材5を回転部1と固定部2の間の隙間に落下さ
せる。球状部材5は回転部1と共に移動する第二の突起
部4に拾われて、更に、第二の突起部4と固定部2の第
一の突起部3に挾まれる。球状部材5を挾まれると、回
転部1はその回転速度によらず強制的に緊急停止する。
第二の突起部4の数や第一の突起部3の位置を変える
ことにより、応答性を変えることができる。又、第一の
突起部3が2つあるため回転方向によらず同一の条件で
緊急停止することができる。一方の方向の回転に対して
応答性が悪くても良い場合には第一の突起部3は一つで
良い。尚、球状部材5の大きさが小さいと、挾まれない
ですりぬけたり、落下時に跳ねて第二の突起部4を飛び
越えてしまい、確実な停止ができない。又、実施例のよ
うに開口の両側に第一の突起部3がある場合には、固定
部2の円弧面は、開口を含む第一の突起部3に挾まれた
区間(下部)だけでもよく、一周全ては必要ない。
第2図は本考案の他の実施例を示す構成図である。
本実施例は、回転部1は固定部2の内側で回転するも
のである。そして、第一の突起部は固定部2の内側円弧
面上部に2つ固定され、その間に球状部材5を落下させ
るための開口が設けられている。又、回転部1の外側円
周面に第二の突起部3,4が複数固定されている。保持部
材6は固定部2に取り付けられる。
この様な実施例においても、第1図に示した実施例と
同様に、連続回転している回転部1を簡単な構成で確実
に緊急停止できる。
第3図は本考案の更に他の実施例である。図は隙間部
分を円周方向から見た断面図である。図において、12は
回転部、21は固定部であり、34は第一の突起部、43は第
二の突起部34,43を互いに接触せずに噛み合う凹凸形状
にしても良い。この様にすれば、球状部材5が弾性材で
構成される場合でも、第一の突起部と固定部の間、又は
第二の突起部と回転部の間に球状部材5が巻き込まれる
ことはない。
(考案の効果) 以上の説明の通り、本考案の回転式CT装置の緊急停止
機構は、回転部と、固定部と、固定部及び回転部の対向
する円周に固定され互いに接触しない第一及び第二の突
起部と、回転部と固定部の隙間において第一および第二
の突起部に挾まれて回転部の回転を停止する球状部材
と、球状部材を固定部に保持し非常時に固定部と回転部
の隙間に落下させる保持部とを備えた構成になってい
る。従って、連続回転している固定部を簡単な構成で確
実に緊急停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は本考
案の他の実施例を示す構成図、第3図は本考案の更に他
の実施例を示す構成図、第4図は従来例を示す構成図で
ある。 1……回転部、2……固定部、3……第一の突起部、4
……第二の突起部、5……球状部材、6……保持部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部と、回転部の円周面と隙間を隔てて
    対向する円弧面を有した固定部と、固定部の円弧面に固
    定された第一の突起部と、回転部の円周面に固定され第
    一の突起部に接触することなく回転部と共に回転する第
    二の突起部と、回転部の円周面と固定部の円弧面の隙間
    において第一および第二の突起部に挾まれて回転部の回
    転を停止する球状部材と、球状部材を固定部に保持し非
    常時に固定部と回転部の隙間に落下させる保持部とを備
    えた回転式CT装置の緊急停止機構。
JP14079689U 1989-12-05 1989-12-05 回転式ct装置の緊急停止機構 Expired - Lifetime JP2503996Y2 (ja)

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JP14079689U JP2503996Y2 (ja) 1989-12-05 1989-12-05 回転式ct装置の緊急停止機構

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JPH0378507U JPH0378507U (ja) 1991-08-08
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JP6139157B2 (ja) * 2013-02-06 2017-05-31 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置

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JPH0378507U (ja) 1991-08-08

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