JP2503239Y2 - 表皮材一体発泡成形型 - Google Patents

表皮材一体発泡成形型

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JP2503239Y2
JP2503239Y2 JP40701190U JP40701190U JP2503239Y2 JP 2503239 Y2 JP2503239 Y2 JP 2503239Y2 JP 40701190 U JP40701190 U JP 40701190U JP 40701190 U JP40701190 U JP 40701190U JP 2503239 Y2 JP2503239 Y2 JP 2503239Y2
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JP
Japan
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skin material
mold
foam
core
core mold
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JP40701190U
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JPH0498114U (ja
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稔 谷津
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TS Tech Co Ltd
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TS Tech Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は下型の型内に挿置される
表皮材の内側に中子型を組付け、その表皮材の内部に上
型の樹脂注入口から発泡樹脂を充填し、この発泡樹脂で
表皮材と一体にクッションパッド等の発泡体を形成する
のに用いられる表皮材一体発泡成形型の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表皮材一体発泡成形型に
おいてはシートクッションまたはシートバックで製造す
るのに表皮材と一体にクッションパッドを発泡成形する
場合、表皮材の側面周回りにも発泡樹脂を回り込ませて
クッション層を形成する必要上、下型の内面と中子型の
側面との間に空間を隔てて中子型の上面側と上型の内面
とで表皮材の端末面とを挟持する中子型が組付けられて
いる。
【0003】然し、上述した成形型では表皮材の側面個
所が吊下げられた状態で型内に組付けられているため、
表皮材に皺が残存したままでクッションパッドが形成さ
れ易い。この傾向はシートクッションまたはシートバッ
クのコーナー部で著しく、シートクッションの前部側ま
たはシートバックの上部側に皺が露呈するものであると
欠品として取扱わねばならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、主として下
型と中子型との間に空間を隔てる表皮材一体発泡成形型
で表皮材に皺が残存するのを確実に防止できるよう型構
成を改良することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る表皮材一体
発泡成形型においては、表皮材を端末から内面側に亙っ
て部分的に押える所定の面積幅を有する押えプレートを
中子型の側面より突出させて装備することにより構成さ
れている。
【0006】
【作用】この表皮材一体発泡成形型では所定の面積を有
する押えプレートで表皮材の端末から内面側に亙って押
え、その内部に発泡樹脂を充填させて発泡体を形成する
ため、このシート表皮と一体に発泡体を成形するに伴っ
て表皮材に皺が生ずるのを確実に防止することができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案に係る表皮材一体成形円成形型
の下型並びに中子型を示すものであり、1は下型、2は
中子型、Xは表皮材である。下型1は表皮材Xを組付け
挿置する型内面1aを持ち、型上面には後述する中子型
2の掛止めバーを嵌込み係合する凹溝1bが設けられて
いる。中子型2は内側が開口されたほぼ四辺形の枠型の
もので、その側面から側方に突出させて下型の凹溝1b
に嵌込み係合する掛止めバー2a,2b、2c,2dが
装備されている。
【0008】この中子型2には表皮材Xの押えプレート
3,3が備付けられ、図2は中子型2の上端面に当てが
い固定することにより中子型2の側面から下方に向けて
回り込む表皮材Xの押えプレート3を備付けた場合を示
す。この押えプレート3は表皮材Xの端末から内面側に
亙って表皮材Xを内側より押える所定の面積幅を有する
ものであり、殊に表皮材の皺が入り易い中子型2の隅角
部近くに装備されている。その押えプレート3としては
板厚0.6mm程度で、バネ弾性を有するステンレス薄
板や樹脂プレート等で形成したものを用いることができ
る。また、この押えプレート3は表皮材Xの端末から内
面側に亙る製品形状と同等乃至はほぼ近似した形状に折
曲成形するとよい。図3はビス4を用い、押えプレート
3を中子型2に締付け固定することにより装備した場合
を示す。これに代えて、上部側を中子型2の上端面に接
着固定することで表皮材と一体成形された発泡体と共に
中子型2から離脱自在に装備することもでき、その場合
には押えプレート3を事後に発泡体から取外せばよい。
【0009】なお、表皮材Xは予め袋状の立体形状に縫
着等で形成され、その開放口を形成する端末を中子型2
の上端面に止め付けけば袋状の立体形状を保持すること
により下型1の型内に組付け挿置することができる。ま
た、押えプレート3としては極力薄いものを用いるとよ
く、ウレタン等の発泡樹脂との接着性に欠けるときには
穴明けや接着性を高める表面処理を施すとよい。
【0010】このように構成する表皮材一体発泡成形型
では中子型2の端末を止め付で表皮材Xを下型1の型内
に挿置するとき、押えプレート3の装備位置を下型1に
対する組付け位置の目安とできるから作業性を向上でき
て強制的に組付け位置を位置決めできる。その表皮材X
を下型内に組付けると、押えプレート3で内側より下型
1の型面にあてがい支持できるため、表皮材Xを全体的
に型内面に沿って組付けるのに伴って表皮材Xがズレ動
くのを止めることができるばかりでなく、発泡樹脂の発
泡成形時にも表皮材がズレ動かないよう止めることがで
きて皺等の生ずるのも確実に防止できる。また、表皮材
Xを全体的に緊張支持できることにより全体をメリハリ
のある外形形状に正確に形成することができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案い係る表皮
材一体発泡成形型に依れば、表皮材を中子型に装備した
押えプレートで内側よりあてがい支持させて型内に組付
け挿置するので表皮材に皺等が生ずるのを防げ、また、
表皮材を全体的に緊張支持することにより発泡体を成形
できるところから外形形状も正確に形状出しすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る表皮材一体発泡成形型の下型,中
子型を展開させて示す説明図である。
【図2】同成形型を一部拡大側断面で示す説明図であ
る。
【図3】同成形型の中子型に装備する押えプレートの一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下型 2 中子型 3 押えプレート X 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 B29L 31:58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求頂1】 下型の型内に挿置される表皮材の内側に
    中子型を組付け、その表皮材の内部に上型の樹脂注入口
    から発泡樹脂を充填し、この発泡樹脂で表皮材と一体に
    発泡体を形成するのに用いられる成形型において、上記
    表皮材を端末から内面側に亙って部分的に押える所定の
    面積幅を有する押えプレートを中子型の側面より突出さ
    せて装備したことを特徴とする表皮材一体発泡成形型。
JP40701190U 1990-12-31 1990-12-31 表皮材一体発泡成形型 Expired - Lifetime JP2503239Y2 (ja)

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JP2005211298A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 T S Tec Kk 表皮一体発泡成形シートの製造方法
JP5983464B2 (ja) * 2013-02-27 2016-08-31 トヨタ紡織株式会社 シート構成部材の製造法

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