JP2502680B2 - ブラシレスモ―タの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモ―タの駆動装置

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JP2502680B2
JP2502680B2 JP63127773A JP12777388A JP2502680B2 JP 2502680 B2 JP2502680 B2 JP 2502680B2 JP 63127773 A JP63127773 A JP 63127773A JP 12777388 A JP12777388 A JP 12777388A JP 2502680 B2 JP2502680 B2 JP 2502680B2
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善博 戸崎
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大三郎 久保田
誠 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ステップ動作を行うブラシレスモータの駆
動装置に関するものである。
従来の技術 従来より特開昭54-57111号公報に開示されたようなブ
ラシレス直流モータがあった。
以下に従来のブラシレス直流モータについて説明す
る。
第11図は、従来のブラシレス直流モータを示すもので
ある。第11図において、W1,W2,W3及びW4は4個の部分
巻線であり、これらの端は星形接続点に一括され、これ
は電源の正極に導かれ、各部分巻線の自由端はスイッチ
S1〜S4を介して電源の負極に導かれる。Rはロータであ
る。その磁極N−Sの方向は矢印111で示され、H1,H2
は2つのロータ位置検出器を示す。転流は、ロータRが
時計の回転と反対方向に回転するように行われ、転流角
は45°,135°,225°,315°である。巻線W3に通電すると
ローラRは角度45°〜135°の範囲を、巻線W4,W1,W2
にそれぞれ順に通電するとロータRは、角度135°〜225
°,225°〜315°,315°〜45°の範囲に動かされる。巻
線W2に通電すると、ロータRは角度315°〜45°の範囲
に動かされる。転流信号のこの瞬間の状態が維持される
と、ロータRは通電された巻線W2の方向を向いた状態に
保持される。しかしこの時点に既に新しい信号が到来
し、これは巻線W3を閉路しようとする。これを避けるた
め、中間記憶装置112が設けられ、これは巻線W3への転
流信号を次のステップパルスによって既に存在する転流
信号が解除されるまで記憶する。
この回路を第11図bに示す。113は2つのホール素子H
1,H2からなるロータ位置検出器、114はホール素子の出
力を増幅する増幅器、115は増幅器114の出力よりスイッ
チS1〜S4のロータ位置に関する制御をする選択回路、11
6はロータ、117は転流回路、118はOR回路、119はプリセ
ット計数器、1110はAND回路、1111はOR回路である。選
択回路115の出力端子は中間記憶装置112の入力端子に接
続され、中間記憶装置112の入力信号は制御信号に基い
て出力端子に接続された転流回路117に送られる。この
状態は中間記憶装置112の入力端子に、次の制御信号が
到来するまで維持される。この様に選択回路115により
巻線W2は通電され、従ってロータ116はこの巻線の方向
に保持され、この状態は中間記憶装置112が新しく制御
信号が得るまで維持される。このとき選択回路115はロ
ータ位置に対応して既に巻線W2の通電を選択している。
この転流信号は中間記憶装置112を反復制御することに
より、連続するロータ運動が得られる。さらに転流信号
S1〜S4の変化の都度ステップパルスを選択回路115に誘
導し、OR回路1111を介して外部のプリセット計数器119
に導く。一方で、ステップパルスは直接中間記憶装置11
2の入力端子に導かれ、これによりロータ116のステップ
運動が発生する。このようなモータを位置設定に用いる
ため、外部プリセット計数器119が設けられ、これが実
施されるべき角度ステップの数を決定する。これによ
り、ステップパルスはAND回路1110及びOR回路1111を通
って中間記憶装置112の制御入力端子に供給される。予
定の位置が得られるまでプリセット計数器119から1つ
の信号がAND回路1110に送られる。この様に予定のステ
ップ数が得られるまで各ステップパルスが短時間的に中
間記憶装置112に導入される。このため新しい転流シー
ケンスが中間記憶装置112の出力側、従って転流回路117
に連続的に発生する。モータは各ステップパルスに従っ
て夫々1角ステップだけ回転する。
しかし、上記従来の方法ではモータを必要な角度で停
止させる等、角度指定して回転制御を行うことが不可能
であった。従って、コンパクトカセットテープレコーダ
装置のヘッド移動やピンチローラの圧接位置制御にモー
タを利用することができなかった。これは、圧接するた
めの位置制御にモータの回転を指定した角度で停止保持
する機能が必要であるためである。さらに、ヘッドピン
チローラの移動を高速に行いかつ、各移動及び圧接時に
おける負荷トルクに耐える高トルクが必要である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来の構成ではローラの位置検出器
であるホール素子が少なくともモータの相数と同じだけ
必要であり、又次のステップパルスを記憶する中間記憶
装置が必要であるとともに、この回転させたい角度に対
応したステップパルス系列を中間記憶装置で2個以上記
憶できないため、短い間隔のステップパルス系列には対
応できない、さらにモータ回転のステップ角数がモータ
のコイル数だけに依存しているので、細かなステップ動
作が不可能である。又、指定した角度でモータのロータ
を確実に停止させることができないという欠点を有して
いた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、ホール素子の数がモータの相数以下で、短い
間隔のステップパルス系列に対応でき、モータ回転のス
テップ角数がモータのコイル数だけに依存せず同相数の
モータを使用した場合より細かなステップ動作を可能に
すると共に、さらに指定した角度で確実に停止させるこ
とができる中間記憶装置の不要なブラシレスモータの駆
動装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のブラシレスモータ
の駆動装置は、所定の周期のクロック信号を発生させる
クロック信号発生手段と、ロータの回転位置を検出する
ロータ位置検出手段と、このクロック信号とロータ位置
検出手段の出力との位相差を検出する位相検出手段と、
この位相検出手段の出力に基づいてクロック信号発生手
段の出力であるクロック信号のデューティ比を変化させ
る同期クロック信号発生手段と、ステータの各コイルに
電流を流す電流駆動手段と、同期クロック信号発生手段
の出力である同期クロック信号に同期して電流駆動手段
を用いて各コイルに電流を流すタイミング及び流す期間
を制御するタイミング制御手段と、同期クロック信号を
外部指令により任意の時点からカウントするクロックカ
ウント手段と、このクロックカウント手段のカウント出
力が所定カウント数であることを検出するカウント検出
手段と、クロックカウント手段のカウント出力が所定カ
ウント数と一致したことをカウント検出手段が検出した
時の同期クロック信号に基づくタイミング制御手段の出
力を所定時間保持させ、所定時間後タイミング制御手段
の出力をリセットしかつカウント検出手段の出力がない
時はタイミング制御手段の出力を通過させる信号をタイ
ミング制御手段に与えるホールド・リセット手段とを備
えた構成となっている。
作用 この構成によって、ブラシレスモータを同期クロック
信号に同期させてステッピングモータの様に動作させる
ことができ、かつ、ロータ位置検出手段の出力に基づい
て同期クロック信号を生成するため、モータをステップ
動作させてもモータの動作がステップパルスに追従しな
い脱調現象が生じない。また、モータのステップ角数が
モータのコイル数だけに依存せず細かなステップ動作が
可能である。さらに、クロックカウント手段とカウント
検出手段及びホールド・リセット手段により、指定した
角度で確実にモータを停止することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第1図は、本発明の一実施例におけるブラシ
レスモータの駆動装置のブロック図を示すものである。
第1図において、1は所定の周期のクロック信号を発
生させるクロック信号発生回路、2はロータの位置を検
出するロータ位置検出回路、3はクロック信号発生回路
1の出力とロータ位置検出回路2の出力との位相差を検
出する位相検出回路、4は位相検出回路3の出力に基づ
いてクロック信号のデューティ比を変化させる同期クロ
ック信号発生回路、5は同期クロック信号をカウントす
るクロックカウンタ、6はクロックカウンタ5のカウン
ト出力が所定のカウント数であることを検出するカウン
ト検出回路、7はブラシレスモータ10のステータの各コ
イルに電流を流すタイミング及び流す期間を制御するタ
イミング制御回路、8はカウント検出回路6の出力に基
づき、クロックカウンタ5のカウント出力が所定のカウ
ント数になったことを検出した時点の同期クロック信号
に基づくタイミング制御回路7の出力を所定時間保持し
所定時間保持後その出力をリセットすることを指令する
信号をタイミング制御回路7に与えるホールド・リセッ
ト回路、9はステータの各コイルに電流を供給する電流
駆動回路、10はブラシレスモータである。
本実施例では、ブラシレスモータ10としてステータの
各コイルがY結線された3相ブラシレスモータを用い、
同期クロック信号1周期で15°回転させ、かつブラシレ
スモータ10をさらに90°回転したところで回転を停止保
持させるものを例にとってロータの位置検出用センサー
であるホール素子が1個,2個,3個の場合について説明す
る。
第2図a,bはロータ位置検出回路2及びロータ,ステ
ータコイル,ホール素子の位置関係を示すものであり、
以下第3図は第2図aの動作説明のための波形図、第4
図及び第5図は位相検出回路3及び同期クロック信号発
生回路4を示す回路図、第6図は位相検出回路3及び同
期クロック信号発生回路4の動作説明のための波形図、
第7図はタイミング制御回路7を示す回路図、第8図は
クロックカウンタ5,クロック検出回路及びホールド・リ
セット回路8を示す回路図、第9図aは電流駆動回路9
を示す回路図、第9図bはブラシレスモータ10のコイル
結線図、第10図は同期クロック信号,タイミング制御回
路7及びホールド・リセット回路8の動作説明のための
波形図である。
次に本実施例のブラシレスモータ駆動装置の動作につ
いて述べる。
第1図のクロック信号発生回路1は、第6図に示す所
定周期のデューティ比50%のクロック信号を発生する。
また、第1図のロータ位置検出回路2は、第2図aに示
す回路構成で3個のコンパレータ21,22,23、2個のEX-O
Rゲート24,25からなる。又、本実施例における3相ブラ
シレスモータは第2図bに示す様に8極の磁極からなる
ロータ26,向かい側同志が直列につながった6個のステ
ータコイル27及び3個のホール素子H1,H2,H3から構成
されている。ロータ位置検出回路2の動作を第3図にて
示す。ホール素子の出力はある直流レベル(ホール素子
のバイアス電流で決定される)を持つ互いに逆相の出力
H+,H-を持つ。この2つの信号H+,H-をコンパレータの
入力とすることで第3図aの丸印部分のゼロクロス点即
ちロータの磁極の境界点を検出する。従って3個のホー
ル素子の出力を3個のコンパレータ21〜23でコンパレー
トした出力を2個のEX-ORゲート24,25で合成するとロー
タ回転角15°に対応した信号が得られる。第2図aの各
部波形を第3図bに示す。この場合ホール素子3個の場
合について説明したが、ロータ位置検出回路2はホール
素子1個の場合、1個のコンパレータ21だけで構成で
き、ホール素子2個の場合2個のコンパレータと1個の
EX-ORゲートで構成でき、夫々の場合のロータ位置検出
回路2の出力は第3図bに示すA及びDの信号となる。
次に第1図の位相検出回路3はクロック信号発生回路1
の出力とロータ位置検出回路2の出力の位相を比較する
が、位相比較を行うためにクロック信号発生回路1の出
力を変換する回路を第4図に示す。
これは4個のJKフリップフロップ41〜44,1個のNANDゲ
ート45と1個のデータセレクタ46からなり、駆動する3
相ブラシレスモータの持つホール素子数に対応した位相
比較用クロック信号を生成する。この位相比較用クロッ
ク信号は、ホール素子数が0個の場合、クロック信号発
生回路1の出力であるクロック信号と同一であり、ホー
ル素子数が1〜3個の場合、第6図に示す波形のように
なる。この位相比較用クロック信号とロータ位置検出回
路2の出力の位相差を位相検出回路3で検出し、この出
力に基づいて同期クロック信号発生回路4で同期クロッ
ク信号を生成する。この位相検出回路3及び同期クロッ
ク信号発生回路4を第5図に示す。
第5図は、2つの信号の正のエッジの位相差を検出す
る位相検出器51、2つの信号の負のエッジの位相差を検
出する位相検出器52及び2つの位相検出器51,52の出力
に基づいて同期クロック信号を生成する3つのORゲート
53〜55,1個のNORゲート56,1個のANDゲート57からなる。
第5図の動作を第6図を用いて説明する。但し、ホール
素子数が0個の場合は同期クロック信号はクロック信号
と同一である。第6図からわかる様に、位相検出回路3
及び同期クロック信号生成回路4は、クロック信号発生
回路1の出力であるクロック信号を位相比較用クロック
信号に変換し、この信号とロータ位置検出回路2の出力
信号との位相差を比較する。そしてこの位相差に基づい
て、クロック信号のデューティ比を変化させた同期クロ
ック信号を生成する。よってこの同期クロック信号に基
づいて、タイミング制御回路7はステータの各コイルに
電流を流すタイミング及び流す期間を制御する信号を出
力する。このタイミング制御回路7の回路構成を第7図
に示す。このタイミング制御回路は4個のJKフリップフ
ロップ71〜74と6個のDフリップフロップ75〜710,及び
3個のANDゲート711〜713と1個のインバータからな
る。このタイミング制御回路7は、入力される同期クロ
ック6周期分を1周期とする互に重り合わない3相クロ
ックを4個のJKフリップフロップ71〜74で生成する。こ
の様に生成した3相クロック信号を6個のDフリップフ
ロップ75〜710で、同期クロック信号に基づいて遅延さ
せた出力がφ1〜φ6である。このφ1〜φ6がタイミング
制御回路7の出力である。タイミング制御回路7の出力
信号に基づいて電流駆動回路9がステータの各コイルに
電流を流しブラシレスモータ10を駆動する。電流駆動回
路9を第9図に示す。この電流駆動回路9は6個のトラ
ンジスタQ1〜Q6で構成されたおり、第7図のタイミング
制御回路7の出力φ1〜φ6で直接駆動される。そして第
9図bに示す様にY結線されたブラシレスモータコイル
に電流を供給する。さらにクロックカウンタ5は、同期
クロック信号発生回路4の出力である同期クロック信号
を外部から与えられるカウント開始信号に基づいてカウ
ントを行う。そしてカウント検出回路6は、クロックカ
ウンタ5の出力であるカウント値が所定カウント数であ
ることを検出する。そしてホールド・リセット回路8
は、カウント検出回路6の出力に基づいて、タイミング
制御回路7に制御信号を出力する。すなわち、クロック
カウンタ5の出力が所定カウント数であることをカウン
ト検出回路6が検出した時は、検出した時のタイミング
制御回路7の出力を所定時間保持し、所定時間後、タイ
ミング制御回路7の出力をリセットする信号をホールド
・リセット回路8は、タイミング制御回路7に与える。
このクロックカウンタ5,カウント検出回路6及びホール
ド・リセット回路8を第8図に示す。第8図において、
クロックカウンタ5及びカウント検出回路6は、3個の
JKフリップフロップ81〜83,NANDゲート87,ANDゲート88
から成り、ホールド・リセット回路8はSRフリップフロ
ップ84,モノマルチバイブレータ85及びDフリップフロ
ップ86から成る。
以上の一連の動作を第10図を用いて説明する。クロッ
ク信号発生回路1の出力でるクロック信号に基づいてタ
イミング制御回路7が動作する。そして、このタイミン
グ制御回路7の出力に基づいて、電流駆動回路9がブラ
シレスモータ10に電流を供給する。これによりブラシレ
スモータ10が回転する。よってこの回転をロータ位置検
出回路2が検出する。そして位相検出回路3がクロック
信号発生回路1の出力であるクロック信号を位相比較用
クロック信号に変換しこの信号とロータ位置検出回路2
の出力信号との位相差を検出する。この位相検出回路3
の出力に基づいて、同期クロック信号発生回路4がクロ
ック信号のデューティ比を変化させ同期クロック信号を
生成する。この同期クロック信号は、本実施例では、ホ
ール素子数が0個の場合クロック信号と同一である。
又、ホール素子数が1個の場合、ロータが45°回転する
のに要する時間と同期クロック3パルス分の周期和が等
しい。ホール素子数が2個の場合、ロータが30°回転す
るのに要する時間と同期クロック2パルス分の周期和が
等しい。さらにホール素子数が3個の場合ロータが15°
回転するのに要する時間と同期クロックの周期が等し
い。この同期クロック信号に基づいてタイミング制御回
路7は、出力φ1〜φ6を出力する。この出力φ1〜φ6
基づいて、電流駆動回路9のトランジスタQ1〜Q6がオン
し、ブラシレスモータ10を駆動する。さらに第10図の様
に、ブラシレスモータ10が60°回転した後、クロックカ
ウンタ5にカウント開始信号を与える。これにより、ク
ロックカウンタ5は同期クロック信号をカウントする。
ところでクロックカウンタ5は第8図に示す様に6進カ
ウンタであるため、ブラシレスモータ10が60°の回転位
置から90°回転した150°のところでカウント信号を出
力する。これをカウント検出回路6が所定カウント数で
あるカウント検出回路6を検出する。この検出出力に基
づいてホールド・リセット回路8は、カウント検出回路
6が所定カウント数であることを検出した時、即ちロー
タ回転角150°の時のタイミング制御回路7の出力φ1
φ6を所定時間ホールドする信号をタイミング制御回路
7に与える。そして、その所定時間後タイミング制御回
路7の出力φ1〜φ6をリセットする信号をホールド・リ
セット回路8がタイミング制御回路7に与える。これに
よって、ブラシレスモータ10を150°回転したところ
で、確実に回転を制止することができる。
なお、クロック信号は、クロック信号発生回路1の出
力としたが、クロック信号発生回路1の出力であるクロ
ック信号と同じ周期で同じデューティ比を持つなら外部
から与える外部クロックとしクロック信号発生回路1を
省略することもできる。
発明の効果 以上の様に本発明は、所定の周期のクロック信号を発
生させるクロック信号発生手段と、ロータの回転位置を
検出するロータ位置検出手段と、このクロック信号とロ
ータ位置検出手段の出力との位相差を検出する位相検出
手段と、この位相検出手段の出力に基づいてクロック信
号発生手段の出力であるクロック信号のデューディ比を
変化させる同期クロック信号発生手段と、ステータの各
コイルに電流を流す電流駆動手段と、同期クロック信号
に同期して電流駆動手段を用いて各コイルに電流を流す
タイミング及び流す期間を制御するタイミング制御手段
と、同期クロック信号を外部指令により任意の時点から
カウントするクロックカウント手段と、このクロックカ
ウント手段のカウント出力が所定カウント数と一致した
ことをカウント検出手段が検出した時の同期クロック信
号に基づくタイミング制御手段の出力を所定時間保持さ
せ、所定時間後タイミング制御手段の出力をリセットし
かつカウント検出手段の出力がない時はタイミング制御
手段の出力を通過させる信号をタイミング制御手段に与
えるホールド・リセット手段とを設けることにより、ブ
ラシレスモータを同期クロック信号に同期させてステッ
ピングモータの様に動作させることができかつ、ロータ
位置検出手段の出力に基づいて同期クロック信号を生成
するため、モータをステップ動作させても脱調現象が生
じない。また、モータのステップ角数がモータのコイル
数だけに依存せず細かなステップ動作が可能である。又
ロータの位置検出器であるホール素子数がモータの相数
以下であり、ホール素子数の削減が可能である。さらに
クロックカウント手段とカウント検出手段及びホールド
・リセット手段により、指定した角度で確実にモータを
停止することができるなど産業上多大な効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
駆動装置のブロック図、第2図はロータ位置検出回路及
びロータ,ステータコイル,ホール素子の位置関係を示
す状態図、第3図は第2図の動作説明のための波形図、
第4図は位相検出回路の一部である位相比較用クロック
信号生成回路の回路図、第5図は位相検出回路及び同期
クロック信号発生回路を示す回路図、第6図は第4図及
び第5図の動作説明のための波形図、第7図はタイミン
グ制御回路の回路図、第8図はクロックカウンタ,クロ
ック検出回路及びホールド・リセット回路を示す回路
図、第9図は電流駆動回路及びブラシレスモータのコイ
ル結線を示す回路図、第10図は第7図,第8図の動作説
明のための波形図、第11図は従来のブラシレス直流モー
タの構成図である。 1……クロック信号発生回路、2……ロータ位置検出回
路、3……位相検出回路、4……同期クロック信号発生
回路、5……クロックカウンタ、6……カウント検出回
路、7……タイミング制御回路、8……ホールド・リセ
ット回路、9……電流駆動回路、10……ブラシレスモー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 久保田 大三郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 宮本 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 永田 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−129587(JP,A) 特開 昭57−162978(JP,A) 特開 昭61−236384(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周期のクロック信号を発生させるク
    ロック信号発生手段と、ロータの回転位置を検出するロ
    ータ位置検出手段と、前記クロック信号と前記ロータ位
    置検出手段の出力との位相差を検出する位相検出手段
    と、前記位相検出手段の出力に基づいて前記クロック信
    号のデューティ比を変化させる同期クロック信号発生手
    段と、ステータの各コイルに電流を流す電流駆動手段
    と、前記同期クロック信号発生手段の出力である同期ク
    ロック信号に同期して前記電流駆動手段を用いて前記各
    コイルに電流を流すタイミング及び流す期間を制御する
    タイミング制御手段と、前記同期クロック信号を外部指
    令により任意の時点からカウントするクロックカウント
    手段と、前記クロックカウント手段のカウント出力が所
    定カウント数であることを検出するカウント検出手段
    と、前記クロックカウント手段のカウント出力が前記所
    定カウント数と一致したことを前記カウント検出手段が
    検出した時の前記同期クロック信号に基く前記タイミン
    グ制御手段の出力を所定時間保持させ、前記所定時間後
    前記タイミング制御手段の出力をリセットしかつ前記カ
    ウント検出手段の検出出力がない時は、前記タイミング
    制御手段の出力を通過させる信号を前記タイミング制御
    手段に与えるホールド・リセット手段とを具備したこと
    を特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】同期クロック信号の所定クロック数の周期
    和は、ロータが所定角度回転するのに要する時間と同一
    であることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモー
    タの駆動装置。
  3. 【請求項3】タイミング制御手段は、同期クロック信号
    発生手段の出力である同期クロック信号に基いて、前記
    同期クロック1周期でロータを所定角度回転させるため
    にステータの各コイルに流す電流のタイミングと期間を
    決定することと、外部信号により前記タイミング制御手
    段の出力信号を出力、ホールド及びリセットすることを
    特徴とする請求項1記載のブラシレスモータの駆動装
    置。
JP63127773A 1988-05-25 1988-05-25 ブラシレスモ―タの駆動装置 Expired - Lifetime JP2502680B2 (ja)

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