JP2502643Y2 - 自動車の荷台におけるポ―ル荷卸装置 - Google Patents

自動車の荷台におけるポ―ル荷卸装置

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JP2502643Y2 JP1990119467U JP11946790U JP2502643Y2 JP 2502643 Y2 JP2502643 Y2 JP 2502643Y2 JP 1990119467 U JP1990119467 U JP 1990119467U JP 11946790 U JP11946790 U JP 11946790U JP 2502643 Y2 JP2502643 Y2 JP 2502643Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は自動車の荷台にコンクリートポールや鋼管等を
積重ねて運搬し、これを荷卸しする装置に関するもので
ある。
「従来の技術」 従来、トラックなど自動車の荷台の両側支柱間にコン
クリートポールや鋼管等を前後方向に積重し、ワイヤロ
ープで結束して走行した。そして上記荷台から積重した
上記ポール等を荷台の一方に荷卸しする場合は、ポール
の中程に第1図〜第3図に示すように玉掛ワイヤロープ
を掛回し、自由端側を巻回ドラムに数回巻回して該自由
端を人力で牽引し、その状態で一側の支柱を外し、結束
ワイヤロープを解き、自由端の人力牽引を弛めながら玉
掛ワイヤロープを弛緩させて第3図に示す傾斜ガイドに
沿って上記ポールを一側に荷卸しするものであった。
しかし玉掛ワイヤロープの自由端の人力牽引には人力
を要し、かつ巻回ドラムに掛る荷重が大であり、かつ該
ドラムに巻回される玉掛ワイヤロープは整然と巻回され
ずワイヤロープ相互に重なった状態に不規則に巻回され
るため、円滑に解かれない。そのため傾斜ガイドに沿っ
て下降するポールも円滑に下降し難く荷重によって衝撃
が掛り危険であると共に、巻回ドラムの基部のシャフト
がしばしば切損して荷卸事故を生じるばかりでなく、遠
隔操作による安全円滑な荷卸しができないという問題が
あった。
「考案が解決しようとする課題」 本案は重量物としての上記ポール等を荷台から荷卸し
する際玉掛ワイヤロープの自由端を人力で牽引する必要
がなく、ワイヤ巻回ドラムに掛る荷重に基くモーメント
が少く、かつ該ドラムに玉掛ワイヤロープを整然と巻回
し得て円滑安全に荷卸しを遠隔操作によって行い得るポ
ール荷卸装置を得ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本案は 前後方向に長い複数のポールを積重ねて荷積可能な自
動車の荷台において、荷台の下部に油圧モーターによっ
て回動するプロペラシャフトを左右方向に設け、該シャ
フトの先端に円形フランジを設け、該フランジの外側に
ワイヤロープ巻回ドラムを設けてなり、荷台の側縁に垂
設した支持板に上記フランジの外周に沿う円形軸受孔を
形成し、上記ドラムの外周形状が上記フランジから外側
に向ってラッパ状に形成され、かつ該ドラムに巻回した
ワイヤロープの自由端側の摺動制動装置を荷台に設け、
かつ上記シャフトの先端に着脱自在に雌雄嵌合する角筒
ジョイントを設け、該ジョイントに上記円形フランジを
設けてなる自動車の荷台におけるポール荷卸装置 上記油圧モーターの遠隔操作装置を備えた上記発明記
載の自動車の荷台におけるポール荷卸装置 荷台の左右方向傾倒用ジャッキを備えた上記第1又は
2発明記載の自動車の荷台におけるポール荷卸装置 によって構成される。
「作用」 従って第1図に示すようにワイヤロープ5の一端を荷
台1に接続し、荷台1上の複数のポール12の中程に該ロ
ープ5を掛回し自由端5′側を上記巻回ドラム6に上記
ポール12側から複数回巻回すと第4図に示すように最初
の巻回ロープ5はラッパ状外周形状のためフランジ4側
に寄せられ、順次その外側に整然と巻回される。そして
自由端5′側を摺動制動装置9によって挟持するもので
ある。この状態において遠隔操作装置10を操作して油圧
モーター2を回動させるとプロペラシャフト3及び角筒
ジョイント11、11′を介し上記ドラム6が回動し巻回さ
れているワイヤロープ5を解くから、荷台1上の上記積
重ポール12は第3図に示すように傾斜案内ガイド13に沿
って一側に下降し順次地面14上に荷卸しされる。その際
上記ドラム6に巻回されているワイヤロープ5の自由端
5′側は上記制動装置9によって挟持されているためポ
ール12の荷重による自由端5′の摺動には制動力が印加
され、ワイヤロープ5が上記ドラム6の外周をスリップ
することはない。又上記荷重は第4図に示すように上記
ドラム6の基部のフランジ4に近接した部分(重点)に
掛り、かつフランジ4は円形軸受孔8(力点)に支持さ
れ、重点と力点との距離は近接してモーメントが少く、
プロペラシャフト3の先端部で該モーメントに対する反
対モーメントを附与し、該モーメントは消去される。又
上記シャフト3の先端部のジョイント11、11′から上記
ドラム6を分離して第2図に示す荷台1の反対側にある
プロペラシャフト3の先端部に嵌合し上記ポール12を反
対側に荷卸しすることができる。
又第3図に示すように傾倒用ジャッキ24を動作させて
荷台1を左右方向に傾けることによってポール12の荷卸
しを附勢することができる。
「実施例」 トラック(自動車)15の荷台1上に前後方向に長い鋼
管又はコンクリートポール12等を積重ねて荷積みするも
のである。この荷積みは荷台1の両側の直立支柱16、16
間に行われ、荷卸しするときは一方の支柱16を取外すよ
うになっている。又荷積みされた上記ポール12は前後部
をロープで結束して搬送するものである。勿論、荷卸し
に際してはこの結束ロープも外される。上記荷台1には
第1図に示すように前後輪17、17′を有し、その中間に
おいて、荷台1の下部中央に油圧ポンプ18とこれによっ
て正逆回動する油圧モーター2が設けられ、該モーター
2の両側に対称的かつ左右方向にプロペラシャフト3、
3が設けられ該モーター2によって回動し、荷台1の下
面に設けた軸受19、19によって先端部を支持している。
このシャフト3、3の先端には着脱自在に雌雄嵌合する
4角筒ジョイント11、11′を設け、一方のジョイント11
の先端に円形フランジ4を設け、該フランジ4の外側に
同心にワイヤロープ5の片持巻回ドラム6を設けるもの
で、荷台1の側縁部に支持板7を重設し、該支持板7に
円形軸受孔8を形成する。この軸受孔8内には上記フラ
ンジ4を配置する。上記片持巻回ドラム6は上記フラン
ジ4の外側に向って第4図に示すようにラッパ状の外周
形状をなすものである。このようにしたドラム6の前方
には荷台1の側縁に上記ワイヤロープ5の自由端5′側
の摺動を抑制する制動装置9を設けるもので、該装置9
は基板20にロープ受21を固定し、該ロープ受21に向って
摺動するロープ押え22を設け、該ロープ押え22を発条23
でロープ受21に向って押圧し、ロープ受21とロープ押え
22の間に挟持したワイヤロープ5を挟圧してその長手方
向の摺動を制動するようになっている。その制動力は上
記ポール12の荷卸しの荷重に対しては上記自由端5′側
を一定の力で制動するが上記ドラム6のトルクに抗する
ことはできないようになっている。尚第3図中24で示す
ものは荷台1の左右方向傾倒用ジャッキ、25は自由端
5′の案内ガイド、26はロープ押え22の推進ハンドルで
ある。
「考案の効果」 本案は上述のように構成したのでトラックの荷台1上
に積重ねた複数の上記ポール12を荷台1の一側方に荷卸
するに際し、玉掛ワイヤロープ5の自由端5′の摺動を
自動的に制動し得て人力を要せず、巻回ドラム6に整然
と玉掛ワイヤロープ5を巻回し得て上記ポール12の荷卸
荷重によるスリップ、衝撃的解けがなくドラム6の回動
に伴ってきわめて円滑に玉掛ワイヤロープ5の解きを行
い得るばかりでなく、該ドラム6に掛る荷重による重点
と力点とのモーメントが少くこれを容易に消去し得て安
全性が高く遠隔操作可能なポール荷卸装置が得られる効
果を有する。
さらに上記シャフトの先端に着脱自在に雌雄嵌合する
角筒ジョイントを介して円形フランジを設けたため、ワ
イヤロープ巻回ドラムを上記シャフトから取外して容易
に新品と交換し或は荷台の反対側に設けられたプロペラ
シャフトの先端に接続してポールを反対側に荷卸しする
ことができる。
又上記荷卸作業に際し、左右方向傾倒用ジャッキ24を
用いて荷台1を荷卸方向に傾けてポール12を容易に卸す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の自動車の荷台におけるポール荷卸装置を
示す側面図、第2図は第1図A−A線による背面図、第
3図は荷卸状態の背面図、第4図はワイヤロープの巻回
ドラムであって第1図B−B線による背面図、第5図は
摺動制動装置の平面図、第6図は第5図の要部の側面
図、第7図は第5図の他の実施例の平面図、第8図は第
7図D−D線による背面図である。 1……荷台、2……油圧モーター、3……プロペラシャ
フト、4……円形フランジ、5……ワイヤロープ、5′
……自由端、6……巻回ドラム、7……支持板、8……
円形軸受孔、9……摺動制動装置、10……遠隔操作装
置、11、11′……角筒ジョイント、24……左右方向傾倒
用ジャッキ。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に長い複数のポールを積重ねて荷
    積可能な自動車の荷台において、荷台の下部に油圧モー
    ターによって回動するプロペラシャフトを左右方向に設
    け、該シャフトの先端に円形フランジを設け、該フラン
    ジの外側にワイヤロープ巻回ドラムを設けてなり、荷台
    の側縁に垂設した支持板に上記フランジの外周に沿う円
    形軸受孔を形成し、上記ドラムの外周形状が上記フラン
    ジから外側に向ってラッパ状に形成され、かつ該ドラム
    に巻回したワイヤロープの自由端側の摺動制動装置を荷
    台に設け、かつ上記シャフトの先端に着脱自在に雌雄嵌
    合する角筒ジョイントを設け、該ジョイントに上記円形
    フランジを設けてなる自動車の荷台におけるポール荷卸
    装置。
  2. 【請求項2】上記油圧モーターの遠隔操作装置を備えた
    請求項(1)記載の自動車の荷台におけるポール荷卸装
    置。
  3. 【請求項3】荷台の左右方向傾倒用ジャッキを備えた請
    求項(1)又は(2)記載の自動車の荷台におけるポー
    ル荷卸装置。
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