JP2502629Y2 - 硬貨処理機における棒金処理装置 - Google Patents

硬貨処理機における棒金処理装置

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JP2502629Y2
JP2502629Y2 JP1990029282U JP2928290U JP2502629Y2 JP 2502629 Y2 JP2502629 Y2 JP 2502629Y2 JP 1990029282 U JP1990029282 U JP 1990029282U JP 2928290 U JP2928290 U JP 2928290U JP 2502629 Y2 JP2502629 Y2 JP 2502629Y2
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祐司 日野
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グローリー工業株式会社
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、両替機能あるいは硬貨包装機能等を有する
硬貨処理機において、棒金の受入れ、棒金の搬送、棒金
の放出を行う棒金処理装置に関する。
(従来の技術) 従来、棒金を受入れて所定位置まで搬送して放出する
ようにした棒金処理装置としては、例えば実公昭61-149
71号公報に示される棒金放出装置がある。
これは、棒金の自重落下を利用し、シュートを通じて
棒金を軸方向に滑り移動させて放出したい位置まで送る
ようにしており、そのシュートの棒金の放出位置には、
棒金の軸方向先端が当たる当板と、その棒金が当板に当
たって軸方向に停止した際に棒金の軸方向と直交する方
向すなわち径方向に転動放出する開口部が設けられてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記のような従来の技術においては、棒金が自重によ
ってシュートを滑り移動し、棒金の包装紙(紙製、合成
樹脂製等がある)がシュート表面と摩擦接触するため、
その包装紙を傷めやすく、かつ、棒金の端部が当板に当
たるときも棒金端面の包装紙の巻込み部分を傷めやす
く、棒金の処理中や取扱中に包装紙が破れたり包装が解
かれて硬貨が散乱してしまうことがある。
また、棒金の自重によるシュート内の移動は、棒金の
軸方向が一定にならず、例えばシュートから放出された
棒金を受取る部分が収納箱の場合には、棒金が斜めにな
ったりして整理収納することができず、かつ、棒金を受
取る部分が別のシュートである場合にはそのシュート内
での棒金詰まりが発生しやすい。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、棒
金の包装紙の損傷を防止でき、棒金の軸方向を一定に揃
えて放出することができる硬貨処理機における棒金処理
装置を提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、棒金を受入れて所定位置まで搬送して放出
する硬貨処理機における棒金処理装置において、前記棒
金を上面に載置して棒金の軸方向に搬送する搬送コンベ
ア63と、この搬送コンベア63の上方に搬送コンベア63の
搬送方向と直交する方向に揺動可能に設けられ、搬送コ
ンベア63に径方向に送られてくる棒金を受止めて棒金の
軸方向を搬送コンベア63の搬送方向に合わせる受止部78
を有するとともに、棒金の軸方向を一定に揃えて搬送コ
ンベア63外へ径方向に放出する放出部79を有する棒金受
渡し部材71と、この棒金受渡し部材71を揺動駆動し、前
記受止部78によって棒金を受止める棒金受止位置、受止
めた棒金を搬送コンベア63上に載置させる棒金受入位
置、前記放出部79によって搬送コンベア63上の棒金を放
出する棒金放出位置のいずれかに位置させてなる揺動駆
動手段81とを備えたものである。
(作用) 本考案では、揺動駆動手段81によって棒金受渡し部材
71を棒金受止位置に位置させ、この棒金受渡し部材71の
受止部78で搬送コンベア63に径方向に送られてくる棒金
を受止めて棒金の軸方向を搬送コンベア63の搬送方向に
合わせる。
棒金の受止め後、棒金受渡し部材71を棒金受入位置に
揺動させ、受止めに棒金を搬送コンベア63上に載置さ
せ、この搬送コンベア63によって棒金を所定位置まで搬
送する。
棒金の搬送後、棒金受渡し部材71を棒金放出位置に揺
動させ、搬送コンベア63上の棒金をその棒金の軸方向を
一定に揃えて搬送コンベア63外へ径方向に放出する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明
する。
第9図は、本考案の棒金処理装置を適用した硬貨処理
機としての硬貨入出金機1を示しており、まずは、この
硬貨入出金機1の構成を簡単に説明する。
機体2の上面に硬貨がばら状態で投入される硬貨投入
口3が設けられ、この硬貨投入口3の下側に投入された
硬貨を硬貨通路4に1枚ずつ繰出す硬貨繰出装置5が配
設され、この硬貨繰出装置5の側部に硬貨通路4を通じ
て1枚ずつ送り込まれる硬貨を金種別に分類する硬貨分
類装置6が配設され、この硬貨分類装置6の下側に金種
別に分類された硬貨を一時保留する一時保留装置7が配
設され、この一時保留装置7の下側に一時保留された硬
貨を金種別に収納する金種別硬貨収納繰出装置8が配設
されている。
また、機体2の中央部には、金種別硬貨収納繰出装置
8から繰出される硬貨をコンベア9a,9bを通じて受入れ
るか、あるいは、硬貨通路4の選択的な通路切換によっ
て硬貨通路4から直接放出される硬貨をシュート10を通
じて受入れ、その受入れた硬貨を包装処理または計数処
理の箇所へ1枚ずつ繰出すようになされた硬貨繰出装置
11が配設されている。
そして、この硬貨繰出装置11の第1硬貨通路11aから
包装処理のために1枚ずつ繰出される硬貨を所定枚数集
積させるとともに包装して棒金を作成する包装装置12が
配設されているとともに、硬貨繰出装置11の第2硬貨通
路11bから計数処理のために1枚ずつ繰出される硬貨を
受入れて袋取り用またはばら受取り用として振分ける硬
貨振分装置13が配設されている。
また、機体2の右内側部には、包装装置12で作成され
た棒金をバケット14に載せて上方へ搬送する棒金リフト
装置15が配設され、この棒金リフト装置15の下部位置に
包装装置12から放出される棒金を1本ずつバケット14に
受渡す棒金受渡し装置16が配設され、棒金リフト装置15
の上部位置にバケット14から放出される棒金を受取って
機体2の右外方向または機体2内の受箱17へ振分け可能
とする本考案の棒金処理装置18が配設されている。
また、機体2の右側部には、棒金処理装置18で振分け
られる棒金を金種別のカセットに収納するとともに取出
可能とする棒金収納装置19と、この棒金収納装置19から
送り込まれる棒金を金種別のカセットに収納するととも
に投出可能とする棒金収納投出装置20が並設され、棒金
収納投出装置20の上部から棒金を投出可能となってい
る。
次に、前記包装装置12は、硬貨重積部21と硬貨包装部
22とを有している。硬貨重積部21は、一対のベルトで構
成されるベルト筒23内に硬貨繰出装置11の第1硬貨通路
11aから1枚ずつ繰出される硬貨を包装単位枚数分(例
えば50枚)重積する。硬貨包装部22は、硬貨重積部21で
包装単位枚数分重積された重積硬貨を上下動する案内棒
24で受取って硬貨包装部22内に導き、その重積硬貨の周
囲を複数の包装ローラ25で挟持して回転させつつ包装紙
26を供給し、重積硬貨の周囲に包装紙26を巻付けるとと
もに図示しない巻込鉤で包装紙26の上下縁部を重積硬貨
の端面に巻込んで、棒状の棒金を作成する。
そして、包装装置12の硬貨包装部22で作成された棒金
は、垂直姿勢でシュート27に放出され、このシュート27
の円弧状の姿勢切換面28(第1図に示す)を通じて水平
姿勢に変換されるとともに棒金受渡し装置16に転動放出
される。
次に、前記棒金受渡し装置16は、第1図にも示すよう
に、シュート27側からバケット14側へ回転駆動される回
転体29を有し、この回転体29の凹部29a内にシュート27
から棒金を1本ずつ受取って案内板30に沿ってバケット
14側へ搬送し、所定の受取位置に位置している棒金リフ
ト装置15のバケット14に放出する。なお、バケット14が
所定の受取位置に位置していることが検知されている場
合にのみ棒金が放出され、また、バケット14が所定の受
取位置に戻っていないことが検知されているときには回
転体29の回転が停止され、バケット14が戻った後に回転
体29が回転されて棒金が放出される。
次に、前記棒金リフト装置15は、機体2の右内側部位
置でかつ機体2の前面板の裏側位置に上下方向に沿って
設けられた筒枠31内に配設されており、この筒枠31の上
下部にそれぞれ回転軸32が回転自在に架設され、この各
回転軸32の両端にそれぞれ固定された上下のプーリ33間
に一対のベルト34がそれぞれ張設され、下側の回転軸32
がモータ35で正逆回転駆動されることにより、一対のベ
ルト34が正逆回動するようになっている。
そして、一対のベルト34間に支持板36が固定され、こ
の支持板36に設けられた軸受部37に支軸38が貫通嵌合さ
れ、この支軸38の両端に前記バケット14が揺動可能に取
付けられている。このバケット14は、筒枠31内を昇降移
動可能とし、底板39、上板40、両側板41とから棒金を収
容可能とする枠状に形成され、その底板39と上板40とは
棒金を受け入れまたは棒金を放出する棒金受入放出側に
向けて拡開され、底板39には支軸38の両端に嵌合する取
付片42が設けられ、支軸38に取付けられたばね43によっ
て上方へ回動付勢されて底板39の棒金受入放出側が通常
上昇傾斜するようになっている。また、底板39には先端
にローラ44を回転自在に有するレバー45が取付けられて
おり、このローラ44は底板39の棒金受入放出側の先端よ
り突出する位置に配置される。
また、支持板36には検知片36aが突設され、前記棒金
受渡し装置16からバケット14内に棒金を受入れる位置で
検知片36aを検知する受取位置検知センサ46が配設され
ているとともに、前記棒金処理装置18にバケット14内の
棒金を放出する位置でバケット位置検知片36aを検知す
る放出位置検知センサ47が配設されており、それらの検
知センサ46,47がバケット位置検知片36aを検知すること
によってバケット14の昇降が停止される。
また、前記筒枠31の側面には、第9図に示すように、
前記棒金受渡し装置16および棒金処理装置18に臨む位置
に対応して開口部48,49がそれぞれ設けられている。
なお、棒金リフト装置15の途中には、バケット14で上
方へ搬送される棒金を途中位置から機体2の前面外部に
取出すための棒金途中投出装置50が設けられており、投
出シュート部材51が機体2の前面に引出されると、バケ
ット作動部材52がバケット14のローラ44の上昇域に侵入
し、棒金を収容して上昇してくるバケット14のローラ44
がバケット作動部材52に接触し、バケット14の棒金受入
放出側がばね43に抗して下降揺動し、バケット14内の棒
金が投出シュート部材51内に転動放出され、機体2の前
面外部に投出されるようになっている。
また、棒金リフト装置15の棒金処理装置18に臨む上部
には、バケット作動部材53がバケット14のローラ44の上
昇域に配設されており、棒金を収容して上昇してくるバ
ケット14のローラ44がバケット作動部材53に接触する
と、バケット14の棒金受入放出側がばね43に抗して下降
揺動し、バケット14内の棒金がバケット作動部材53の上
側の棒金放出口54を通じて棒金処理装置18内へ転動放出
される。
次に、前記棒金処理装置18は、第1図に示すように、
棒金リフト装置15で搬送されてくる棒金を受取り、その
棒金を軸方向に送って第1、第2および第3の搬送位置
A1,A2,A3に搬送し、各搬送位置A1,A2,A3から棒金を
受箱17に放出するか、第2の搬送位置A2から後述するシ
ュート121に放出するようになっている。
そして、棒金処理装置18は、第2図および第3図に示
すように、機体2内のシャーシ61に設けられており、こ
のシャーシ61の前記棒金放出口54に対向して形成された
棒金受入口62を通じて棒金を受入れて搬送を行う搬送コ
ンベア63を有している。
この搬送コンベア63は、第1図ないし第3図に示すよ
うに、シャーシ61の取付片64上に前後方向に沿って対向
配設された一対のコンベアフレーム65,66間の前後各端
部にプーリ67,68が回転自在に軸着され、この両プーリ6
7,68間にベルト69が張設されており、後側のプーリ68に
連結されたパルスモータ70によってベルト69が正逆回転
駆動される。そして、このベルト69は、1本の棒金を上
面に載置して棒金の軸方向に搬送可能としているととも
に、各搬送位置A1,A2,A3に棒金を搬送可能とするよう
に棒金の軸方向長さの約3倍の搬送域の長さを有し、ま
た、各コンベアフレーム65,66には、ベルト69の上面位
置から相反する拡開方向に斜めに折曲されベルト69上に
載置される棒金の搬送をガイドするガイド面部65a,66a
が形成されている。なお、一方のコンベアフレーム66の
ガイド面部66aは、棒金受入口62の部分および後部部分
が先端方向に長く延設されており、棒金受入口62の部分
については棒金受入口62から棒金を受取る機能を有して
いる。
また、搬送コンベア63の上方には棒金受渡し部材71が
配設されている。この棒金受渡し部材71は、搬送コンベ
ア63とほぼ同じ長さに形成され、その両端部に取付けら
れた端板72の支軸73がシャーシ61に回転自在に嵌合さ
れ、その支軸73を中心として搬送コンベア63の搬送方向
と直交する方向に揺動可能に設けられている。そして、
この棒金受渡し部材71は、揺動軸心(支軸73の中心)を
中心として相対する内方に折曲された一対の板部74,75
と、この各板部74,75の外縁部から相対する内方に折曲
された板部76,77とから断面ほぼC字状に形成されてお
り、第5図(a)に示すように棒金受入口62から放出さ
れてくる棒金を受止める棒金受止位置、第6図(a)に
示すように受止めた棒金を搬送コンベア63上に載置させ
る棒金受入位置、第7図(a)または第8図(a)に示
すように搬送コンベア63上の棒金を放出する棒金放出位
置に揺動可能としている。従って、第5図(a)の棒金
受止位置に示すように、板部76の棒金受入口62に臨む部
分が径方向に送られてくる棒金を受止めて棒金の軸方向
を搬送コンベア63の搬送方向に合わせる受止部78として
構成され、また、第7図(a)または第8図(a)の棒
金放出位置に示すように、板部77の各搬送位置A1,A2
A3の各部分および板部76の後述するシュート121に臨む
部分(搬送位置A2の部分)が棒金の軸方向を一定に揃え
て搬送コンベア63外へ径方向に放出する放出部79として
構成される。
また、棒金受渡し部材71は揺動駆動手段81によって揺
動駆動される。この揺動駆動手段81は、棒金受渡し部材
71の後側の支軸73に連結されたモータ82と、棒金受渡し
部材71の棒金受止位置、棒金受入位置および棒金放出位
置を検知する揺動位置検知部83とを備えている。この揺
動位置検知部83は、棒金受渡し部材71とモータ82との間
の支軸73に一対のスリット84a,84bをほぼ直角位置に設
けた第1の検知板84が取付けられるとともに、一対のス
リット85a,85bをほぼ円周上の対称位置に設けた第2の
検知板85が取付けられ、かつ、検知板84のスリット84a,
84bおよび検知板85のスリット85a,85bをそれぞれ検知す
るセンサ86,87が設けられており、第4図に示すよう
に、そのセンサ86,87からの検知信号に基づいて制御部8
8がモータ82の駆動を制御するようになっている。そし
て、第5図(b)に示すように、棒金受渡し部材71が棒
金受止位置に揺動した位置で両センサ86,87とも検知板8
4,85のスリット84a,85aを検知したオン状態にあり、ま
た、第6図(b)に示すように、棒金受渡し部材71が棒
金受止位置から棒金受入位置に揺動すると、両センサ8
6,87ともオフになった後に第1のセンサ86がスリット84
bを検知してオンし、また、第7図(b)に示すよう
に、棒金受渡し部材71が棒金受入位置から棒金放出位置
に揺動すると、第1のセンサ86がオフした後に第2のセ
ンサ87がスリット85bを検知してオンし、また、第8図
(b)に示すように、棒金受渡し部材71が棒金受入位置
から棒金放出位置に揺動すると、第1のセンサ84がオフ
した後に両センサ86,87ともスリット84a,85aを検知して
オンし、このようにして棒金受渡し部材71の各揺動位置
が検知できる。
また、前記搬送コンベア63で搬送される棒金の第1、
第2および第3の搬送位置A1,A2,A3への到達を検知す
る棒金搬送位置検知手段91が設けられている。この棒金
搬送位置検知手段91は、第1および第3の搬送位置A1
A3の搬送方向先端側において、第2図に示す後述する長
さ検知手段96のフォトセンサSL4と同様に、棒金受渡し
部材71の上方に設けられたセンサ支持片92の下面とコン
ベアフレーム66のガイド面部66aの裏面とに投受光器か
らなるフォトセンサ93,94をそれぞれ配設し、棒金受渡
し部材71が棒金受入位置に揺動して棒金を搬送する際に
棒金受渡し部材71に形成された窓孔95を通じて搬送コン
ベア63で搬送される棒金の搬送域に検知光を投受光して
いる。そして、搬送コンベア63で搬送される棒金がフォ
トセンサ93に達してオン状態にあったフォトセンサ93が
オフしたときに搬送コンベア63のモータ70を停止すれ
ば、棒金を第1の搬送位置A1で停止でき、また、搬送コ
ンベア63で搬送される棒金がフォトセンサ93に達してオ
ン状態にあったフォトセンサ93がオフした後に棒金が通
過してオンしたときから搬送コンベア63のモータ70を所
定パルス分駆動して停止すれば、棒金を第2の搬送位置
A2で停止でき、さらに、搬送コンベア63で搬送される棒
金がフォトセンサ94に達してオン状態にあったフォトセ
ンサ94がオフしたときに搬送コンベア63のモータ70を停
止すれば、棒金を第3の搬送位置A3で停止できる。
また、前記棒金受入口62から搬送コンベア63に受入れ
た棒金の長さを検知することにより、棒金の包装の巻き
不良を検知する長さ検知手段96が設けられている。この
長さ検知手段96は、棒金受渡し部材71の上方に設けられ
たセンサ支持片92の下面とコンベアフレーム66のガイド
面部66aの裏面とに投受光器からなる4個のセンサSL1
SL2,SL3,SL4を搬送コンベア63の搬送方向に沿って配
設し、棒金受渡し部材71が棒金受入位置に揺動して棒金
を搬送する際に棒金受渡し部材71に形成された窓孔97a
を通じて搬送コンベア63で搬送される棒金の搬送域に検
知光を投受光している。そして、搬送コンベア63で搬送
される棒金がフォトセンサ93に達してオン状態にあった
フォトセンサ93がオフしたときに、1円、5円、10円の
棒金を搬送中においてセンサSL1がオフしていれば所定
長さ以上の長さであると判定し、100円の棒金を搬送中
においてセンサSL2がオフしていれば所定長さ以上の長
さであると判定し、50円の棒金を搬送中においてセンサ
SL3がオフしていれば所定長さ以上の長さであると判定
し、500円の棒金を搬送中においてセンサSL4がオフして
いれば所定長さ以上の長さであると判定するようにして
いる。なお、所定長さ以上で巻き不良と検知された棒金
は、前記棒金収納装置19または棒金収納投出装置20の金
種別のカセットに収納するとそのカセット内での詰まり
が生じるため、前記受箱17内に収容するようにする。ま
た、棒金受渡し部材71が棒金受止位置にある際に、棒金
受渡し部材71に形成された窓孔97bを通じて搬送コンベ
ア63上に検知光を投受光し、棒金受入口62から棒金処理
装置18内に棒金を受入れたことを検知し、棒金受渡し部
材71の揺動や搬送コンベア63による搬送を開始するよう
になっている。
次に、前記受箱17は、上面を開口して前記棒金処理装
置18から放出される棒金を収納する収納部101が形成さ
れ、この収納部101は搬送コンベア63の各搬送位置A1,A
2,A3に対応して第1、第2および第3の収納位置B1,B
2,B3に棒金を軸方向に区分け収納できる前後長さに形
成されており、前後側板間に運搬用の取手102が取付け
られている。そして、この受箱17は、機体2の前面に引
出し可能とするスライド受台103に上方から着脱できる
ようになっている。このスライド受台103は両側部にガ
イド片104が折曲され、この両ガイド片104がシャーシ61
に取付けられた支持枠105,106の前端に回転自在に軸着
されたローラ107上に載るとともに、スライド受台103の
両側後端に回転自在に軸着されたローラ108が支持枠10
5,106の下縁部に折曲されたガイド片105a,106a上に載
り、そして、スライド受台103のガイド片104がローラ10
7上を転動するとともに、スライド受台103のローラ108
がガイド片105a,106a上を転動し、スライド受台103の引
出しまたは収納が可能となっている。
また、前記受箱17に収納される棒金の満杯を検知する
満杯検知手段111が設けられている。この満杯検知手段1
11は、各収納位置B1,B2,B3に対応して支持枠105とコ
ンベアフレーム65とに投受光器からなるフォトセンサ11
2,113,114が設けられ、所定の収納位置に位置している
受箱17に設けられた窓孔115を通じて各収納位置B1
B2,B3の上部域に検知光を投受光し、そして、その検知
光の投受光域まで棒金が積層されてオン状態にあったフ
ォトセンサ112,113,114がオフ状態に変わることにより
満杯を検知するようになっている。
また、前記棒金リフト装置15の筒枠31の側部には、棒
金処理装置18から放出される棒金を棒金収納装置19へ導
くシュート121が設けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、棒金作成から棒金処理装置18への棒金搬送につ
いて説明する。
金種別硬貨収納繰出装置8に収納されている入金硬貨
が硬貨繰出装置11に送り込まれ、この硬貨繰出装置11か
ら硬貨が1枚ずつ包装装置12へ繰出され、包装位置12の
硬貨重積部21で硬貨が所定枚数重積されるとともに硬貨
包装部22で重積硬貨が包装されて棒金が作成される。
この包装装置12で作成された棒金は、シュート27を通
じて棒金受渡し装置16に放出され、この棒金受渡し装置
16によって所定の棒金受取装置に位置している棒金リフ
ト装置15のバケット14内に1本ずつ受渡される。
棒金がバケット14に収容されると、棒金リフト装置15
が作動されてバケット14が上方へ移動される。
棒金を収容して上昇するバケット14のローラ44がバケ
ット作動部材53に接触すると、バケット14の棒金受入放
出側がばね43に抗して下降揺動し、バケット14内の棒金
がバケット作動部材53の上側の棒金放出口54および棒金
受入口62を通じて棒金処理装置18内へ転動放出される。
次に、棒金処理装置18の動作を説明する。
棒金の受入れを待っている待機状態では、第5図
(a)に示すように、棒金受渡し部材71が棒金受止位置
に揺動配置されている。
そして、棒金リフト15によって搬送されてきた棒金が
棒金受入口62から転動してくると、その棒金を棒金受渡
し部材71の板部76の受止部78で受止める。このように、
棒金受渡し部材71の受止部78で棒金を受止めることによ
り、棒金の軸方向を搬送コンベア63の搬送方向に合わせ
ることができる。
また、棒金受渡し部材71の受止部78で棒金を受止めた
ことを長く検知手段96によって検知すると、第6図
(a)に示すように、棒金受渡し部材71が棒金受入位置
に揺動され、受止められていた棒金が転動されて搬送コ
ンベア63のベルト69上に載る。このように、棒金受渡し
部材71が棒金受入位置に位置されると、搬送コンベア63
上の棒金は、コンベアフレーム65,66のガイド面部65a,6
6aおよび棒金受渡し部材71で包囲され、搬送コンベア63
からの落下が防止される。
その後、搬送コンベア63が作動されて棒金の搬送が開
始される。このとき、長さ検知手段96によって棒金の長
さが所定の長さ以下かどうか検査される。
そして、棒金を棒金収納装置19または棒金収納投出装
置20に収納する場合、棒金が第2の搬送位置A2まで搬送
されて搬送コンベア63が停止され、第8図(a)に示す
ように、棒金受渡し部材71が棒金放出位置に揺動され、
この棒金受渡し部材71の板部76の放出部79で棒金がシュ
ート121に放出される。このとき、棒金受渡し部材71の
放出部79で棒金の軸方向を一定に揃えてシュート121に
放出するため、シュート121内での棒金詰まりを防止す
ることができる。
また、棒金を受箱17に収納する場合には、棒金が第
1、第2または第3の搬送位置A1,A2,A3のいずれかま
で搬送されて搬送コンベア63が停止され、第7図(a)
に示すように、棒金受渡し部材71が棒金放出位置に揺動
され、この棒金受渡し部材71の板部77の放出部79で棒金
が受箱17に放出される。このとき、棒金受渡し部材71の
放出部79で棒金の軸方向を一定に揃えて受箱17に放出す
るため、受箱17内の各収納位置B1,B2,B3に正確に収納
させることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、棒金受渡し部材で径方向に送られて
くる棒金を受止めて搬送コンベアに載置するとともに、
この搬送コンベアで所定位置まで棒金を搬送して棒金受
渡し部材で放出するため、棒金の包装紙の摩擦等による
損傷を防止でき、また、棒金受渡し部材の放出部で棒金
の軸方向を一定に揃えて放出することができるため、放
出される棒金を受取る部分が収納箱であれば棒金を整理
収納させることができるとともに、シュートであれば棒
金詰まりの発生を防止することができるなどの効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の硬貨処理機における棒金処理装置の斜
視図、第2図はその側面図、第3図はその平面図、第4
図は揺動駆動手段のブロック図、第5図ないし第8図の
各(a)は棒金処理装置の動作を説明する側面図、第5
図ないし第8図の各(b)は第5図ないし第8図の各
(a)の各動作に対応した揺動位置検知部の説明図、第
9図は硬貨処理機としての硬貨入出金機の断面図であ
る。 1……硬貨処理機としての硬貨入出金機、18……棒金処
理装置、63……搬送コンベア、71……棒金受渡し部材、
78……受止部、79……放出部、81……揺動駆動手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒金を受入れて所定位置まで搬送して放出
    する硬貨処理機における棒金処理装置において、 前記棒金を上面に載置して棒金の軸方向に搬送する搬送
    コンベアと、 この搬送コンベアの上方に搬送コンベアの搬送方向と直
    交する方向に揺動可能に設けられ、搬送コンベアに径方
    向に送られてくる棒金を受止めて棒金の軸方向を搬送コ
    ンベアの搬送方向に合わせる受止部を有するとともに、
    棒金の軸方向を一定に揃えて搬送コンベア外へ径方向に
    放出する放出部を有する棒金受渡し部材と、 この棒金受渡し部材を揺動駆動し、前記受止部によって
    棒金を受止める棒金受止位置、受止めた棒金を搬送コン
    ベア上に載置させる棒金受入位置、前記放出部によって
    搬送コンベア上の棒金を放出する棒金放出位置のいずれ
    かに位置させてなる揺動駆動手段と を具備したことを特徴とする硬貨処理機における棒金処
    理装置。
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