JP2501060Y2 - 走行車輌の動力取出機構 - Google Patents

走行車輌の動力取出機構

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JP2501060Y2 JP4542989U JP4542989U JP2501060Y2 JP 2501060 Y2 JP2501060 Y2 JP 2501060Y2 JP 4542989 U JP4542989 U JP 4542989U JP 4542989 U JP4542989 U JP 4542989U JP 2501060 Y2 JP2501060 Y2 JP 2501060Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、無段変速装置を具備した走行動力伝達装置
により、作業機駆動用のPTO軸を駆動する機構に関する
ものである。
(ロ)従来技術 従来から、無段変速装置を具備した走行動力伝達装置
より、PTO軸を駆動する技術は公知とされているのであ
る。例えば、実公昭54−20355号公報に記載の技術の如
くである。
しかし、該技術においては、単一のPTO軸に対して、
無段変速装置の入力軸及び出力軸がそれぞれ一方向クラ
ッチを介して連動連結するよう構成されていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 この構成では、無段変速装置の出力軸が規定回転数に
達しない時には、無段変速装置の入力軸側からPTO軸が
駆動され、該出力軸が規定回転数に達すると出力軸側か
らPTO軸が駆動されるように、各一方向クラッチの係合
・空転が自動的に切換えられるのである。
従って、 .作業条件によっては、出力軸が前記規定回転数より
も比較的低い回転数に達した時点で、該出力軸側からPT
O軸に動力伝達する方が作業能率が上がったり、また、
出力軸が該規定回転数よりもある程度高い回転数に達す
るまでは、その入力軸側からPTO軸への動力伝達状態を
維持した方が作業精度を高められる場合があり、一方向
クラッチを採用したものではこのような要望に対処でき
なかったのである。
.また、出力軸が規定回転数以上で更に高速回転する
と、PTO軸は同調して作業に必要な回転数以上で回転さ
れ続ける為、作業後に障害の出る恐れがある。
.また、作業中にPTO軸に高負荷が掛かった場合で
も、出力軸とPTO軸とは伝動状態を維持している為、無
段変速装置に、その最大出力トルク以上に過負荷がかか
ってしまい、機能が低下して走行不能となる恐れがあ
る。
.また、作業中に作業機が異物を噛み込む等して回転
不能に陥った場合はエンストし、作業機が破損する。
という不具合が発生していたのである。
本考案は無段変速装置の入力軸及び出力軸によりPTO
軸を回転させるにあたり、走行状態や作業状態に応じて
能率良くその回転数を切り換えるようにしたものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
作業車の走行装置を駆動する走行動力伝達装置に無段
変速装置を具備させると共に、作業機駆動用のPTO軸9
を装備させたものにおいて、無段変速装置の入力軸1と
PTO軸9の間をクラッチ3を介して連動連結し、無段変
速装置の出力軸2とPTO軸9の間をクラッチ5を介して
連動連結すると共に、各クラッチ3,5を選択的に接合さ
せるクラッチ切換装置と、出力軸2の回転数を検出する
回転数検出器8と、クラッチ切換装置のコントローラC
であって、回転数検出器8からの検出値が該コントロー
ラCに設定された第1設定回転数Xを越えるまではクラ
ッチ3を接合させ、該回転数Xを越えた時はクラッチ5
を接合させるように、クラッチ切換装置を制御するコン
トローラCを設けたものである。
また、入力軸1とPTO軸9の間を、クラッチ3を介し
て大減速比に設定する第1伝動機構と、クラッチ4を介
して小減速比に設定する第2伝動機構によりそれぞれ連
動連結すると共に、コントローラCには、第1設定回転
数Xよりも高い値の第2設定回転数Yを設定し、回転数
検出器8からの検出値が、第2設定回転数Yを越えた時
にはクラッチ5を非接合とし、クラッチ4を接合すべく
クラッチ切換装置をコントローラCが制御するよう構成
したものである。
また、PTO軸9にかかる負荷を検出する負荷検出器6
又は7を設けると共に、コントローラCには、無段変速
装置の最大出力トルクに略相当する第1設定負荷mを設
定し、負荷検出器6又は7からの検出値が第1設定負荷
mを越えた時にはクラッチ3を接合すべく、クラッチ切
換装置をコントローラCが制御するよう構成したもので
ある。
また、コントローラCには、第1設定負荷mよりも高
い値の第2設定負荷nを設定し、負荷検出器6,7からの
検出値が第2設定負荷nを越えた時にはすべてのクラッ
チを非接合とすべくクラッチ切換装置をコントローラC
が制御するよう構成したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の第1実施例のスケルトン図、第2図
はミッションケース内の要部後面断面図、第3図は第1
図,第2図によるPTO軸9の回転数と車速との関係を示
すグラフ、第4図は本考案の第2実施例のスケルトン
図、第5図は第4図におけるPTO軸9の回転数と車速と
の関係を示すグラフである。
まず第1図,第2図を説明する。
無段変速装置の一例として示すHST変速装置は、油圧
ポンプPと油圧モーターMとで構成されており、その入
力軸1と出力軸2とは互いに平行するように配置されて
いる。
入力軸1の入力プーリー1aにエンジンEから動力が伝
達され、該油圧ポンプPから吐出される圧油が、閉回路
Aを形成する一対の油路a1,a2を経て油圧モーターMに
送油され循環する。該油圧モーターMより出力軸2が、
前後進を含めた無段変速回転を出力する。
出力軸2の固設ギア23の回転が、カウンター軸11の固
設ギア24に伝達される。該カウンター軸11の上には副変
速摺動ギア22,21が配置されており、副変速軸12上の固
設ギア25,27を選択的に噛合して、高低2段の副変速を
行う。副変速軸12の出力ギアが操向軸13上の操向入力ギ
ア30と噛合しており、また操向入力ギア30に左右の操向
クラッチギア28L,28Rを係合離脱操作することにより、
車輌の旋回を可能としている。
操向クラッチギア28L,28Rに、大径ギア29L,29Rが常時
噛合し、車軸14L,14Rを駆動している。
以上の全体構成において、入力軸1と出力軸2とに平
行して、PTO軸9が配置されている。
該PTO軸9に大径ギア17と小径ギア18が配置されてお
り、小径ギア18を入力軸1の大径遊嵌ギア15に噛合し
て、第1伝動機構を構成しており、該大径遊嵌ギア15は
クラッチ4を介して入力軸1と連動連結可能に構成され
ている。
また大径ギア17を小径遊嵌ギア16に噛合して第2伝動
機構を構成しており、該小径遊嵌ギア16はクラッチ3を
介して入力軸1と連結可能に構成されている。前記第1
伝動機構の減速比は、第2伝動機構の減速比よりも大き
く設定されている。
また出力軸2の遊嵌ギア20に大径ギア17を常時噛合し
ており、遊嵌ギア20はクラッチ5により出力軸2と連動
連結可能に構成されている。
以上の構成により、入力軸1からの高低2段の回転を
PTO軸9に、また出力軸2からの回転をPTO軸9に、それ
ぞれ選択的に伝達可能に構成している。
PTO軸9の端部に作業機駆動プーリー19が固着され、
該プーリー19からベルトを介して作業部Bへ動力が伝達
される。
3つのクラッチ3,4,5は全て油圧作動型のものに構成
されていて、これらを択一的に作動させるクラッチ切換
装置が、PTO動力断接弁V1及び選択接合油圧制御弁V2と
して設けている。
選択接合油圧制御弁V2よりも油圧源上流側に位置し
て、PTO動力断接弁V1が設けられている。
そして、前記クラッチ3に、クラッチ4,クラッチ5を
接合する圧油は、HST式変速装置の閉回路Aにおいて、
車輌前進時に高圧側となる油路a1から取出して、PTO動
力断接弁V1に接続している。
ここから取出す高油圧をクラッチ3,4,5へ給油するに
あたり、クラッチの作用油圧としては高い場合には、減
圧弁等の適当な圧力調整機器(図示せず)を用いて適正
な値に調整される。
HST式変速装置が車輌後進側に変速された場合には、
この油路a1は低圧側に変わる為クラッチ3,4,5への給油
が断たれ、PTO軸9は自動的に回転を停止する。
前記カウンター軸11にはその回転数、即ち実質的には
出力軸2の回転数を検出する回転数検出器8が設けら
れ、またPTO軸9にかかる負荷を検出する負荷検出器6,7
がトルクセンサー、あるいは閉回路Aの油路a1に配した
圧力センサーとして設けられている。
また10は、HST式変速装置の閉回路Aへ作動油を補充
するチャージポンプである。
該選択接合油圧制御弁V2とPTO動力断接弁V1の選択切
換を制御するコントローラCが設けられている。
該コントローラCには、出力軸2の第1設定回転数X
及び該回転数Xよりも高く、作業機の許容最大回転数に
略等しい値の第2設定回転数Yが設定され、出力軸2の
回転数検出値と比較演算する。
また、無段変速装置の最大駆動トルクに略相当する第
1設定負荷m、及び該負荷mよりも高い値の第2設定負
荷nが設定され、PTO軸にかかる負荷検出値と比較演算
する。この総合した演算結果に基づいてPTO動力断接弁V
1と選択接合弁V2を後述するように切換え制御する。
コントローラCは、また手動で任意に選択接合切換弁
V2と、PTO動力断接弁V1の選択切換できる信号も発信す
るよう構成されている。
第4図の実施例においては、クラッチ3を一方向クラ
ッチに構成し、また、第1実施例のPTO動力断接弁V1が
無くされ、クラッチ切換装置としての選択接合切換弁V3
がコントローラCにより制御されるよう構成されている
他は第1実施例の構成と同じである。
(ヘ)考案の作用 本考案は以上の如く構成したので、次のような作用を
なすのである。
第1図,第2図の実施例について、第3図のグラフを
用いて説明する。
作業車を前進させるべく、無段変速装置をその中立位
置から前進変速位置へ操作すると、出力軸2の回転が徐
々に高められると共に、閉回路Aの前進側油路a1から取
り出された圧油は、PTO動力断接弁V1のaの位置を通っ
て選択接合油圧制御弁V2に至る。
回転数検出器8からの検出値がコントローラCに設定
された、第1設定回転数Xを越えない時には、該コント
ローラCは選択接合油圧制御弁V2をI位置に溜めるよう
制御する。よって、前記圧油がクラッチ3に供給されて
接合し、入力軸1が第1伝動機構を介してPTO軸9に連
結されて該PTO軸9が低速で一定回転するのである。
無段変速装置の増速操作を継続して出力軸2の回転数
が第1設定回転数Xを越えた時には、コントローラCが
選択接合油圧制御弁V2を、II位置に切換え制御し、クラ
ッチ3の接合からクラッチ5の接合へ切換えるのであ
る。よってPTO軸9は伝動機構20,17を介して出力軸2に
連結され該出力軸2の回転数と同調して増速していく。
出力軸2の回転数が更に高くなってコントローラCに
設定された第2設定回転数Yを越えるとコントローラC
が選択接合油圧制御弁V2をIII位置に切換え制御してク
ラッチ5の接合からクラッチ4の接合へ切換えるのであ
る。よってPTO軸9は第2伝動機構15,18を介して入力軸
1に連結されて過回転を抑制して高速で一定回転するの
である。
なお、走行作業中において作業機つまりPTO軸9にか
かる負荷を常に負荷検出器6又は7にて検知し、コント
ローラCに入力され、前記第1設定負荷m、第2設定負
荷nと比較演算されており、負荷の検出値が第1設定負
荷mを越えると選択接合油圧制御弁V2がII位置にあって
も、それを自動的にI位置にコントローラCが切換え抑
制するのであってPTO軸9を低速の一回転に抑えるので
ある。
この状態になってもPTO軸9にかかる高負荷が解消さ
れずその負荷がさらに高くなって第2設定負荷nを越え
るとPTO動力断接弁V1をb位置に切換え制御してクラッ
チ3をも非接合としてPTO軸9の駆動を断つのである。
第4図の実施例においては、クラッチ3が一方向クラ
ッチにより構成されているので、PTO軸9の過負荷時に
全クラッチを離間するという操作が出来ないものの、コ
ントローラCが、出力軸2の回転数及びPTO軸9に作用
する負荷に応じて、選択接合油圧制御弁V2をI位置,II
位置,III位置に切換えて、第5図に示すようにPTO軸9
の回転数を調整するようにしている。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項1の如く、作業車の走行装置を駆動する走行動
力伝達装置に、無段変速装置を具備させると共に、作業
機駆動用のPTO軸9を装備させたものにおいて、無段変
速装置の入力軸1とPTO軸9の間をクラッチ3を介して
連動連結し、無段変速装置の出力軸2とPTO軸9の間を
クラッチ5を介して連動連結すると共に、各クラッチ3,
5を選択的に接合させるクラッチ切換装置と、出力軸2
の回転数を検出する回転数検出器8と、クラッチ切換装
置のコントローラCであって、回転数検出器8からの検
出値が該コントローラCに設定された第1設定回転数X
を越えるまではクラッチ3を接合させ、該回転数Xを越
えた時はクラッチ5を接合させるように、クラッチ切換
装置を制御するコントローラCを設けたので、PTO軸9
により駆動される作業機の作業条件により、コントロー
ラCに設定する第1設定回転数Xを自在な数値に設定し
て、出力軸2が比較的低い回転数に達した時点でクラッ
チ5を接合して該出力軸側からPTO軸に動力伝達した
り、また、出力軸がある程度高い回転数に達するまでは
クラッチ5の接合を遅らせてその入力軸側からPTO軸へ
の動力伝達状態を持続させたりすることができ、作業能
率や作業精度の向上を図ることができる。
請求項2の如く、入力軸1とPTO軸9の間を、クラッ
チ3を介して大減速比に設定する第1伝動機構と、クラ
ッチ4を介して小減速比に設定する第2伝動機構により
それぞれ連動連結すると共に、コントローラCには、第
1設定回転数Xよりも高い値の第2設定回転数Yを設定
し、回転数検出器8からの検出値が第2設定回転数Yを
越えた時にはクラッチ5を非接合としクラッチ4を接合
すべくクラッチ切換装置をコントローラCが制御するよ
う構成したので、出力軸2の回転数が第2設定回転数Y
に達するとPTO軸9は車速に同調せず高速の一定回転に
抑えられ、作業機は作業能力以上に必要のない過大回転
数で回転されるのが避けられ作業機を保護することがで
きる。
請求項3の如く、PTO軸9にかかる負荷を検出する負
荷検出器6又は7を設けると共に、コントローラCに
は、無段変速装置の最大出力トルクに略相当する第1設
定負荷mを設定し、負荷検出器6又は7からの検出値が
第1設定負荷mを越えた時にはクラッチ3を接合すべく
クラッチ切換装置をコントローラCが制御するよう構成
したので、作業中にPTO軸9に過負荷がかかると出力軸
2側からPTO軸9を駆動している最中であっても、入力
軸1側からの駆動に切換えられるので無段変速装置にか
かる負荷が軽減されその機能低下による走行不能状態が
避けられると共にPTO軸9は低速一定回転数に落とされ
て作業機に無理な力が作用するのが避けられる。
請求項4の如く、コントローラCには、第1設定負荷
mよりも高い値の第2設定負荷nを設定し、負荷検出器
6,7からの検出値が第2設定負荷nを越えた時にはすべ
てのクラッチを非接合とすべくクラッチ切換装置をコン
トローラCが制御するよう構成したので、作業機が例え
ば異物の噛み込み等で回転不能状態に陥った場合には迅
速にPTO軸9の回転が停止してエンストが回避されると
共に入力軸から作業機までの伝動経路が損傷を受けるの
が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のスケルトン図、第2図は
ミッションケース内の要部後面断面図、第3図は第1
図,第2図によるPTO軸9の回転数と車速との関係を示
すグラフ、第4図は本考案の第2実施例のスケルトン
図、第5図は第4図におけるPTO軸9の回転数と車速と
の関係を示すグラフである。 C……コントローラ、1……入力軸 2……出力軸、3……クラッチ 4……クラッチ、5……クラッチ 6,7……負荷検出器、8……回転数検出器 9……PTO軸

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業車の走行装置を駆動する走行動力伝達
    装置に無段変速装置を具備させると共に、作業機駆動用
    のPTO軸9を装備させたものにおいて、 無段変速装置の入力軸1とPTO軸9の間をクラッチ3を
    介して連動連結し、無段変速装置の出力軸2とPTO軸9
    の間をクラッチ5を介して連動連結すると共に、 各クラッチ3,5を選択的に接合させるクラッチ切換装置
    と、 出力軸2の回転数を検出する回転数検出器8と、 クラッチ切換装置のコントローラCであって、回転数検
    出器8からの検出値が該コントローラCに設定された第
    1設定回転数Xを越えるまではクラッチ3を接合させ、
    該回転数Xを越えた時はクラッチ5を接合させるよう
    に、クラッチ切換装置を制御するコントローラCを設け
    たことを特徴とする走行車輌の動力取出機構。
  2. 【請求項2】請求項1において、 入力軸1とPTO軸9の間を、クラッチ3を介して大減速
    比に設定する第1伝動機構と、クラッチ4を介して小減
    速比に設定する第2伝動機構によりそれぞれ連動連結す
    ると共に、 コントローラCには、第1設定回転数Xよりも高い値の
    第2設定回転数Yを設定し、 回転数検出器8からの検出値が、第2設定回転数Yを越
    えた時にはクラッチ5を非接合とし、クラッチ4を接合
    すべくクラッチ切換装置をコントローラCが制御するよ
    う構成した走行車輌の動力取出機構。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2において、 PTO軸9にかかる負荷を検出する負荷検出器6又は7を
    設けると共に、 コントローラCには、無段変速装置の最大出力トルクに
    略相当する第1設定負荷mを設定し、 負荷検出器6又は7からの検出値が第1設定負荷mを越
    えた時にはクラッチ3を接合すべく、クラッチ切換装置
    をコントローラCが制御するよう構成した走行車輌の動
    力取出機構。
  4. 【請求項4】請求項3において、 コントローラCには、第1設定負荷mよりも高い値の第
    2設定負荷nを設定し、 負荷検出器6,7からの検出値が第2設定負荷nを越えた
    時にはすべてのクラッチを非接合とすべくクラッチ切換
    装置をコントローラCが制御するよう構成した走行車輌
    の動力取出機構。
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