JP2500376Y2 - 工作機械の保護装置 - Google Patents

工作機械の保護装置

Info

Publication number
JP2500376Y2
JP2500376Y2 JP211093U JP211093U JP2500376Y2 JP 2500376 Y2 JP2500376 Y2 JP 2500376Y2 JP 211093 U JP211093 U JP 211093U JP 211093 U JP211093 U JP 211093U JP 2500376 Y2 JP2500376 Y2 JP 2500376Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
state
guide surface
machine tool
link member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP211093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0737552U (ja
Inventor
登美男 三浦
静雄 豊島
Original Assignee
株式会社新潟鉄工所
有限会社新潟技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鉄工所, 有限会社新潟技研 filed Critical 株式会社新潟鉄工所
Priority to JP211093U priority Critical patent/JP2500376Y2/ja
Publication of JPH0737552U publication Critical patent/JPH0737552U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500376Y2 publication Critical patent/JP2500376Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械の案内面,ボ
ールスクリュウ,フィードバックスケール等の上方に往
復自在のカバー装置を被せてなる工作機械の保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械の案内面,ボールスク
リュウ,フィードバックスケール等には、切粉や粉塵が
付着するため、装置本体にはカバー装置が装着されてい
る。
【0003】この種のカバー装置として、例えば、図9
に示すものが知られている。図において、符号101は
工作機械のヘッド等の装置本体で、この装置本体101
は案内面102を有している。
【0004】装置本体101の案内面102上に、テー
ブル等の移動体103が往復自在に装着され、この移動
体103の両側には案内面102上を覆う1枚の板で構
成されたカバー104,104がそれぞれ固定して取り
付けられている。
【0005】また、図10に示すようにテレスコピック
型のカバー装置が知られている。図において、符号20
1は装置本体で、この装置本体201は案内面202を
有している。
【0006】装置本体201の案内面202上に、移動
体203が往復自在に装着され、この移動体203の両
側にはカバー装置204,204がそれぞれ設けられ、
カバー装置204は、該移動体203に固定して取り付
けられた第1カバー205と、第1カバー205に摺動
自在に設けられた第2カバー206とから構成され、カ
バー装置204には伸縮時における移動体203または
装置本体201もしくはカバー支持ブラケット209と
の衝撃を緩和するため、ストッパ207,208が取り
付けられている。
【0007】しかして、移動体203の移動に伴ってカ
バー装置204は、図10に示すごとく、右側の第1,
第2カバー205,206が伸長し、左側の第1,第2
カバー205,206が収縮した状態からこれと反対に
なった状態との間で伸縮状態を変化させ、移動体203
に追従して伸縮する。即ち、一方のカバー装置204の
伸長時には、第1カバー205に連動されて第2カバー
206が移動してそれらが、水平で、且つ、ほぼ一直線
状態となり、他方のカバー装置204が収縮状態とな
る。収縮時には、水平状態の第1カバー205に対して
第2カバー206が重なる。
【0008】そして、カバー装置204の伸縮時には、
第1カバー205が第2カバー206上を摺動するの
で、第1カバー205の自由端には、ガイドシューが設
けられている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来例のカバー装置104は、構造が簡単で、安価であ
る反面、1枚の板で構成されたカバー104が装置本体
101の案内面102の反対側に伸びた時、1枚のカバ
ー104分の長さを必要とし、スペースを取る欠点があ
る。
【0010】また、後者の従来例のカバー装置204で
は、スペースは小さいが、第1カバー205が第2カバ
ー206上を摺動するため、ガイドシューの機構や伸縮
時のストッパ207,208の装着が必要になり、それ
だけ、構造が複雑になり、高価となる。案内面202上
をカバー装置204が往復する際、案内面202を傷付
ける虞や、案内面202を摺動する際に生じる摺動音や
伸縮時の衝突音の発生の虞がある。特に、最近の高速化
された工作機械では、カバー205,206の姿勢の変
化による摺動音,衝突音の発生が問題とされている。
【0011】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、所要スペースを小さく
し、且つ、カバーの姿勢の変化による摺動音,衝突音の
発生を防止できる工作機械の保護装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、装置本体の案
内面上に移動体を往復自在に設け、移動体の少なくとも
一側に案内面の上方を覆うカバー装置を装着してなる工
作機械の保護装置において、前記カバー装置を、該移動
体に固定して取り付けられた第1カバーと、第1カバー
の自由端に一端をピン結合して設けられた第2カバー
と、第2カバーの他端に一端をピン結合して設けられ、
他端が装置本体に軸着されたリンク部材とで構成したこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】本考案においては、移動体が往復すると、カバ
ー装置は、伸長状態から収縮状態の間で、移動体の往復
に追従して折り曲げ姿勢が変化する。
【0014】カバー装置の伸長時には、第1カバーと第
2カバーとが、略水平で、且つ、一直線状態にあり、略
水平状態の第2カバーに対してリンク部材が略垂直状態
になっている。
【0015】移動体の移動に伴って、伸長時のカバー装
置が所定の距離移動すると、収縮状態になる。収縮時に
は、略水平状態の第1カバーに対して第2カバーが略垂
直状態になり、略垂直状態の第2カバーに対してリンク
部材が水平状態になる。即ち、略水平状態の第1カバ
ー,略垂直状態の第2カバー,略水平状態のリンク部材
でコ字形状を形成している。
【0016】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。図1はないし図8は本考案の実施例に係わる工
作機械の保護装置を示し、図1,図2はその全体を、図
3,図4はカバー装置を、図5はカバー装置の右側部分
を、図6は左側部分を示し、図5と図6を合成すること
により当該工作機械の保護装置の全体が構成される。ま
た、図7,図8はカバー装置の正面図を示している。
【0017】図において、符号1は装置本体で、この装
置本体1は案内面2を有している。装置本体1の案内面
2上に、移動体3が図1,図2において左右方向に往復
自在に装着され、この移動体3の両側にはカバー装置
4,5がそれぞれ設けられている。
【0018】カバー装置4,5は、第1カバー6と、第
2カバー7と、リンク部材8とから構成されている。第
1カバー6は、断面門型のパネルで構成され、水平状態
になっており、その固定端6Aは、前記移動体3に固定
して取り付けられている。
【0019】第1カバー6の上面自由端に一対の第1ヒ
ンジ9,9を介して一端7Aをピン結合して第2カバー
7が設けられ、第2カバー7は、第1カバー6の形状に
合致する断面門型のパネルで構成され、その一端7Aを
中心として回動自在となっている。 リンク部材8は、
第2カバー7の他端7Bに第2ヒンジ10を介して一端
8Aをピン結合して設けられ、他端8Bが装置本体1に
設けたブラケット1Aに軸着されている。リンク部材8
は、その他端8Bを中心として回動自在となっている。
【0020】しかして、本実施例においては、装置本体
1の案内面2上に移動体3が往復するが、移動体3の往
復に伴ってこれに一体に取り付けられたカバー装置4,
5は、伸長状態から収縮状態の間で、移動体3に追従し
て折り畳み姿勢が変化する。カバー装置4,5の折り畳
み姿勢では、第1カバー6の側6Cの外側に第2カバー
7の側板7Cが重合した状態となる。
【0021】カバー装置4,5は図1の左右方向に往復
し、図1,図2の状態またはそれらの間の状態を取る
が、カバー装置4が伸長状態にある時には、カバー装置
5が収縮状態にあり、図1及び図5,図6の実線で示さ
れている。また、カバー装置4が収縮状態にある時に
は、カバー装置5が伸長状態にあり、図2及び図5,図
6の二点鎖線で示されている。カバー装置4,5の一方
が伸長すると、他方のカバー装置4,5の他方は収縮す
る。
【0022】そして、カバー装置4,5の伸長時には、
第1カバー6と第2カバー7とが、水平で、且つ、一直
線状態にあり、水平状態の第2カバー7に対してリンク
部材8が略垂直状態になっている。
【0023】移動体3の移動に伴って、伸長時のカバー
装置4,5の一方が、所定の距離移動すると、リンク部
材8がその他端8Bを中心として回動して水平になっ
て、第2カバー7が略垂直状態となる。即ち、全体とし
て収縮状態となる。収縮時には、水平状態の第1カバー
6に対して第2カバー7が略垂直状態になり、略垂直状
態の第2カバー7に対してリンク部材8が水平状態にな
る。即ち、水平状態の第1カバー6,略垂直状態の第2
カバー7,水平状態のリンク部材8でコ字形状を形成し
ている。なお、図中、11はモータである。
【0024】以上の如き構成によれば、移動体3の移動
に伴ってカバー装置4,5は、伸長状態から収縮状態の
間で、移動体3に追従して折り曲げ姿勢が変化するが、
第1カバー6に対して第2カバー7が回動するとともに
第2カバー7に対してリンク部材8が回動する構造に構
成されている。即ち、第2カバー7,リンク部材8を回
動自在に組み込んだ折畳み式の機構が採用されているの
で、コンパクトに構成できるとともに、第1カバー6と
第2カバー7間及び第2カバー7とリンク部材8間の摺
動が無く、従って、これらの部品の衝突音,摺動音の発
生を防止し、耐久性を確保できる。
【0025】なお、本実施例においては、移動体3の両
側にはカバー装置4,5がそれぞれ設けられているが、
カバー装置4,5は、移動体3の少なくとも片側にあれ
ば適用される。
【0026】また、本実施例においては、第1カバー
6,第2カバー7が、水平状態にある場合について説明
しているが、水平状態から若干量角度が付いた場合にも
適用できることは勿論である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、カ
バー装置は、第1カバーに対して第2カバーが回動する
とともに第2カバーに対してリンク部材が回動する構造
に構成されている。即ち、第2カバー,リンク部材を回
動自在に組み込んだ折畳み式の機構を採用しているの
で、コンパクトに構成できるとともに、第1カバーと第
2カバー間及び第2カバーとリンク部材間の摺動が無
く、従って、これらの部品の衝突音,摺動音の発生を防
止し、耐久性を確保できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わるカバー装置の概略スケ
ルトン図である。
【図2】本考案の実施例に係わるカバー装置の作用状態
を示す概略スケルトン図である。
【図3】同カバー装置の収縮時の状態を示す斜視図であ
る。
【図4】同カバー装置の伸長時の状態を示す斜視図であ
る。
【図5】同カバー装置の右側部分を示す側面図である。
【図6】同カバー装置の左側部分を示す側面図である。
【図7】同カバー装置の左正面図である。
【図8】同カバー装置の右正面図である。
【図9】従来における第1のカバー装置を示す側面図で
ある。
【図10】従来における第2のカバー装置を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 案内面 3 移動体 4 カバー装置 5 カバー装置 6 第1カバー 7 第2カバー 8 リンク部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の案内面上に移動体を往復自在
    に設け、移動体の少なくとも一側に案内面の上方を覆う
    カバー装置を装着してなる工作機械の保護装置におい
    て、 前記カバー装置を、該移動体に固定して取り付けられた
    第1カバーと、第1カバーの自由端に一端をピン結合し
    て設けられた第2カバーと、第2カバーの他端に一端を
    ピン結合して設けられ、他端が装置本体に軸着されたリ
    ンク部材とで構成したことを特徴とする工作機械の保護
    装置。
JP211093U 1993-01-29 1993-01-29 工作機械の保護装置 Expired - Lifetime JP2500376Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP211093U JP2500376Y2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 工作機械の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP211093U JP2500376Y2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 工作機械の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0737552U JPH0737552U (ja) 1995-07-11
JP2500376Y2 true JP2500376Y2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=11520215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP211093U Expired - Lifetime JP2500376Y2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 工作機械の保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500376Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8777321B2 (en) 2010-02-10 2014-07-15 Okamura Corporation Stretching structure of chair upholstery material
JP5647025B2 (ja) 2011-02-02 2014-12-24 株式会社岡村製作所 椅子用張材の張設構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0737552U (ja) 1995-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0839389A (ja) 工作機械の作業区域用保護パネル
DE59506562D1 (de) Dachfenster
JP2500376Y2 (ja) 工作機械の保護装置
JP3122394B2 (ja) 目地用手摺り壁
CN210189158U (zh) 刀库自动门
US5876083A (en) Top storage well for a convertible motor vehicle
JP3691478B2 (ja) エキスパンションジョイント
JPH0611729Y2 (ja) 可動式ロケ−トピン装置
JP2965740B2 (ja) 工作機械におけるカバー装置
JP2001132310A (ja)
US6418771B1 (en) Interior hemming machine
JP2906374B2 (ja) 渡り通路の目地装置
CN212925348U (zh) 一种防护装置及绗缝机
JP3326115B2 (ja) 工作機械のy軸スライドカバー
JP2006519134A (ja) 車両用棚アセンブリ
JP2651557B2 (ja) 車輛用昇降装置
JPH082283Y2 (ja) 下地可動部の折板取付構造
CN217918110U (zh) 汽车侧裙机构及汽车
JP3603009B2 (ja) エレベーターシャフトの開口部の目地装置
TWI826218B (zh) 滑軌總成
CN219171709U (zh) 超声波焊接装置
JP2000061772A (ja) 工作機械の防塵カバー装置
JPH081478A (ja) スライド装置の防護装置
JP2598430Y2 (ja) 工作機械の摺動面保護装置
JPH0431871U (ja)