JP2500099Y2 - アスファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置 - Google Patents
アスファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置Info
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- JP2500099Y2 JP2500099Y2 JP1522393U JP1522393U JP2500099Y2 JP 2500099 Y2 JP2500099 Y2 JP 2500099Y2 JP 1522393 U JP1522393 U JP 1522393U JP 1522393 U JP1522393 U JP 1522393U JP 2500099 Y2 JP2500099 Y2 JP 2500099Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、舗装面を均一に敷き均
すアスファルトフィニッシャのスクリ−ドの面圧を自由
に変えることができる装置に関するものである。
すアスファルトフィニッシャのスクリ−ドの面圧を自由
に変えることができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、アスファルトフィニッシ
ャは、トラクタ−装置(走行装置)とスクリ−ド装置
(仕上げ装置)から構成され、スクリ−ド装置は、トラ
クタ−との取り付け方式により固定スクリ−ド方式とフ
ロ−ティングスクリ−ド方式があり、現在世界各国で生
産されているアスファルトフィニッシャのほとんどがフ
ロ−ティングスクリ−ド方式である。
ャは、トラクタ−装置(走行装置)とスクリ−ド装置
(仕上げ装置)から構成され、スクリ−ド装置は、トラ
クタ−との取り付け方式により固定スクリ−ド方式とフ
ロ−ティングスクリ−ド方式があり、現在世界各国で生
産されているアスファルトフィニッシャのほとんどがフ
ロ−ティングスクリ−ド方式である。
【0003】フロ−ティングスクリ−ド方式の原理を簡
単に説明するとスクリ−ド13は図5に示すように、所
定の作業角αをとって作業される。このとき、舗装厚は
Tからtに圧密される力、すなわちスクリ−ド13の自
重Wに抵抗する力の揚力Uが発生、U=Wとなるバラン
ス作用(安定状態)が働く。従ってこの二つの力がバラ
ンスするためには、スクリ−ド13はアスファルト合材
に対して作業角αを有することになり、αの変更がない
限り舗装厚tは一定である。作業角αを変化させれば、
UとWの釣り合いが崩れ、再び釣り合う位置までスクリ
−ド13が上下動し、舗装厚さが変えられるようにな
る。スクリ−ド13の作業角αはピボットシリンダ14
を操作することによってスクリ−ド13を上下動させる
ことによって調節可能である。スクリ−ドシリンダ15
はスクリ−ド13を上下する時に使用するシリンダで舗
装中はフリ−にしておく。
単に説明するとスクリ−ド13は図5に示すように、所
定の作業角αをとって作業される。このとき、舗装厚は
Tからtに圧密される力、すなわちスクリ−ド13の自
重Wに抵抗する力の揚力Uが発生、U=Wとなるバラン
ス作用(安定状態)が働く。従ってこの二つの力がバラ
ンスするためには、スクリ−ド13はアスファルト合材
に対して作業角αを有することになり、αの変更がない
限り舗装厚tは一定である。作業角αを変化させれば、
UとWの釣り合いが崩れ、再び釣り合う位置までスクリ
−ド13が上下動し、舗装厚さが変えられるようにな
る。スクリ−ド13の作業角αはピボットシリンダ14
を操作することによってスクリ−ド13を上下動させる
ことによって調節可能である。スクリ−ドシリンダ15
はスクリ−ド13を上下する時に使用するシリンダで舗
装中はフリ−にしておく。
【0004】図6はその油圧回路図である。電磁弁16
の制御の下に高圧力の圧力油がポンプ17aによって左
右のスクリ−ドシリンダ15a、15bに供給されるよ
うになっているとともに作業中にはタンク18aへ戻る
ようになっている。また、図7に示す如く、スクリ−ド
13には、その敷き均作用を完全ならしめるためにタン
パ13tとバイブレ−タ13vが設けられている。タン
パ13tはスクリ−ド13下部に送り込むアスファルト
合材の量の規制と初期圧密の二つの作用を行い、バイブ
レ−タ13vはスクリ−ド13を振動させ、その振動力
とスクリ−ド13の自重によってアスファルト合材を圧
密し滑らかにアイロン作用を行う。
の制御の下に高圧力の圧力油がポンプ17aによって左
右のスクリ−ドシリンダ15a、15bに供給されるよ
うになっているとともに作業中にはタンク18aへ戻る
ようになっている。また、図7に示す如く、スクリ−ド
13には、その敷き均作用を完全ならしめるためにタン
パ13tとバイブレ−タ13vが設けられている。タン
パ13tはスクリ−ド13下部に送り込むアスファルト
合材の量の規制と初期圧密の二つの作用を行い、バイブ
レ−タ13vはスクリ−ド13を振動させ、その振動力
とスクリ−ド13の自重によってアスファルト合材を圧
密し滑らかにアイロン作用を行う。
【0005】図8はその油圧回路図である。電磁弁19
の制御の下にポンプ17bによってタンパ駆動用油圧モ
−タ20とバイブレ−タ駆動用油圧モ−タ21に圧力油
が供給される様になっている。リリ−フ弁22は、作動
中過負荷になると圧力油はリリ−フ弁22から逃げてタ
ンク18bへ戻って故障を防止するためのものである。
の制御の下にポンプ17bによってタンパ駆動用油圧モ
−タ20とバイブレ−タ駆動用油圧モ−タ21に圧力油
が供給される様になっている。リリ−フ弁22は、作動
中過負荷になると圧力油はリリ−フ弁22から逃げてタ
ンク18bへ戻って故障を防止するためのものである。
【0006】スクリ−ド13で平坦にアスファルト合材
を敷き均すにはタンパ13t、バイブレ−タ13v(図
7)も必要であるが、当該アスファルト合材に最も適切
なスクリ−ド面圧であることも要請される。最も適切な
面圧であるか否かは経験の教えによる。例えば、アスフ
ァルト成分の多い軟弱なアスファルト合材には面圧が小
さい方が適しているという事が経験上知られている。こ
こで、面圧とは、アスファルト合材に作用する単位面積
当たりのスクリ−ド重量である。面圧を変えるとはスク
リ−ド13の自重Wを何らかの手段で変化させることに
よってスクリ−ド13の押しつけ力をかえることであ
る。
を敷き均すにはタンパ13t、バイブレ−タ13v(図
7)も必要であるが、当該アスファルト合材に最も適切
なスクリ−ド面圧であることも要請される。最も適切な
面圧であるか否かは経験の教えによる。例えば、アスフ
ァルト成分の多い軟弱なアスファルト合材には面圧が小
さい方が適しているという事が経験上知られている。こ
こで、面圧とは、アスファルト合材に作用する単位面積
当たりのスクリ−ド重量である。面圧を変えるとはスク
リ−ド13の自重Wを何らかの手段で変化させることに
よってスクリ−ド13の押しつけ力をかえることであ
る。
【0007】ところで、現在、アスファルトフィニッシ
ャによる舗装作業が道路幅の広狭にもかかわらず対応可
能にせんがために、スクリ−ド13が左右に伸縮可能な
伸縮スクリ−ド方式が主流となり、伸縮スクリ−ド方式
においては、伸縮させる装置が新たに必要となり、その
分機構も複雑となり、スクリ−ド13の重量も重くなり
面圧も大きくなってきたにもかかわらず、スクリ−ド面
圧調整装置もなかった為、支持力の弱いアスファルト合
材を施行するには、スクリ−ドプレ−トの面積を広くし
たり、スクリ−ド13の軽量化を行ったりして特殊な専
用のスクリ−ド13を作り面圧を小さくして対応してい
る。逆にアスファルト合材の種類等によっては、面圧を
大きくする必要があり、この場合には、逆にスクリ−ド
プレ−トの面積を狭くしたり、スクリ−ド13の重量を
大きくする必要がある。また、舗装作業停止時にスクリ
−ド13が沈下することがある。
ャによる舗装作業が道路幅の広狭にもかかわらず対応可
能にせんがために、スクリ−ド13が左右に伸縮可能な
伸縮スクリ−ド方式が主流となり、伸縮スクリ−ド方式
においては、伸縮させる装置が新たに必要となり、その
分機構も複雑となり、スクリ−ド13の重量も重くなり
面圧も大きくなってきたにもかかわらず、スクリ−ド面
圧調整装置もなかった為、支持力の弱いアスファルト合
材を施行するには、スクリ−ドプレ−トの面積を広くし
たり、スクリ−ド13の軽量化を行ったりして特殊な専
用のスクリ−ド13を作り面圧を小さくして対応してい
る。逆にアスファルト合材の種類等によっては、面圧を
大きくする必要があり、この場合には、逆にスクリ−ド
プレ−トの面積を狭くしたり、スクリ−ド13の重量を
大きくする必要がある。また、舗装作業停止時にスクリ
−ド13が沈下することがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、アスファルト
合材の種類によってそれに適したスクリ−ドを作り面圧
を調整するのでは、作業能率の点からも、経費の点から
も又精度の点等からみても問題がある。また、舗装作業
停止時にスクリ−ドが沈下したのでは、それまでスクリ
−ドによってなされた舗装仕上げ作業が水泡に帰してし
まう。本考案は、上記のような従来技術の欠点を解消す
るために創案されたものであり、スクリ−ドの重量を自
由に変えることができるアスファルトフィニッシャの面
圧調整装置を提供することを目的としている。
合材の種類によってそれに適したスクリ−ドを作り面圧
を調整するのでは、作業能率の点からも、経費の点から
も又精度の点等からみても問題がある。また、舗装作業
停止時にスクリ−ドが沈下したのでは、それまでスクリ
−ドによってなされた舗装仕上げ作業が水泡に帰してし
まう。本考案は、上記のような従来技術の欠点を解消す
るために創案されたものであり、スクリ−ドの重量を自
由に変えることができるアスファルトフィニッシャの面
圧調整装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わるアスファルトフィニッシャのスク
リ−ド面圧調整装置は、アスファルトフイニッシャの車
両本体の両側面には、一対のレベリングア−ムが各枢軸
を中心にして車両本体の前後方向に沿う鉛直面内におい
て上下に揺動自在に設けられ、これらのレベリングア−
ムの後端には、タンパ、バイブレ−タを備えた左右に伸
縮自在な一対のスクリ−ドが懸吊されていると共に、基
端が車両本体の後端上部に回動自在に連結された左右一
対のスクリ−ドシリンダのロッドの先端が回動自在に連
結されされたアスファルトフィニッシャにおいて、タン
パ、バイブレ−タの駆動用油圧回路より分岐して減圧
弁、制御機構たる電磁弁を備えた油圧回路を設け、該油
圧回路をスクリ−ドシリンダ下部に接続すると共に、タ
ンパ、バイブレ−タの駆動用油圧回路に舗装作業停止時
にスクリ−ドの面圧を減じるためのリリ−フ弁及び制御
弁を設けたものである。
めに、本考案に係わるアスファルトフィニッシャのスク
リ−ド面圧調整装置は、アスファルトフイニッシャの車
両本体の両側面には、一対のレベリングア−ムが各枢軸
を中心にして車両本体の前後方向に沿う鉛直面内におい
て上下に揺動自在に設けられ、これらのレベリングア−
ムの後端には、タンパ、バイブレ−タを備えた左右に伸
縮自在な一対のスクリ−ドが懸吊されていると共に、基
端が車両本体の後端上部に回動自在に連結された左右一
対のスクリ−ドシリンダのロッドの先端が回動自在に連
結されされたアスファルトフィニッシャにおいて、タン
パ、バイブレ−タの駆動用油圧回路より分岐して減圧
弁、制御機構たる電磁弁を備えた油圧回路を設け、該油
圧回路をスクリ−ドシリンダ下部に接続すると共に、タ
ンパ、バイブレ−タの駆動用油圧回路に舗装作業停止時
にスクリ−ドの面圧を減じるためのリリ−フ弁及び制御
弁を設けたものである。
【0010】
【作用】本考案に係わるアスファルトフィニッシャのス
クリ−ド面圧調整装置は、前述した構成とすることによ
り、タンパ、バイブレ−タを作動させた状態でスクリ−
ドシリンダに低圧力の圧力油を一定の制御の下に給油す
ることによってスクリ−ドの面圧を自由に変えることが
できると共に、舗装作業停止時にはスクリ−ドの沈下を
防止するためスクリ−ドのシリンダに低圧力の圧力油を
給油することによってスクリ−ドの面圧を減じることが
できる。
クリ−ド面圧調整装置は、前述した構成とすることによ
り、タンパ、バイブレ−タを作動させた状態でスクリ−
ドシリンダに低圧力の圧力油を一定の制御の下に給油す
ることによってスクリ−ドの面圧を自由に変えることが
できると共に、舗装作業停止時にはスクリ−ドの沈下を
防止するためスクリ−ドのシリンダに低圧力の圧力油を
給油することによってスクリ−ドの面圧を減じることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に
基づき説明する。図中1は、アスファルトフィニッシャ
AFの車両本体であり、この車両本体1の下部には、左
右一対のクロ−ラ装置2が配設されている。これらのク
ロ−ラ装置2は、それぞれ、前後に配置された支持軸3
及び駆動軸4と、これらの軸3、4の間に設置された各
々2個の案内ロ−ラ5、5を有する前後一対の案内装置
6、7と、無端状に連結され、かつ上記各軸3、4及び
案内ロ−ラ5のまわりに張設された複数のクロ−ラ−リ
ンク8とから構成されており、上記車両本体1の内部に
設置されたエンジンの回転がギヤボックスから中間軸、
チエ−ンを介して駆動軸4に伝わることにより、各軸
3、4及び案内ロ−ラ5のまわりを無端状のクロ−ラリ
ンク8が旋回して、アスファルトフィニッシャAFが走
行するようになっている。
基づき説明する。図中1は、アスファルトフィニッシャ
AFの車両本体であり、この車両本体1の下部には、左
右一対のクロ−ラ装置2が配設されている。これらのク
ロ−ラ装置2は、それぞれ、前後に配置された支持軸3
及び駆動軸4と、これらの軸3、4の間に設置された各
々2個の案内ロ−ラ5、5を有する前後一対の案内装置
6、7と、無端状に連結され、かつ上記各軸3、4及び
案内ロ−ラ5のまわりに張設された複数のクロ−ラ−リ
ンク8とから構成されており、上記車両本体1の内部に
設置されたエンジンの回転がギヤボックスから中間軸、
チエ−ンを介して駆動軸4に伝わることにより、各軸
3、4及び案内ロ−ラ5のまわりを無端状のクロ−ラリ
ンク8が旋回して、アスファルトフィニッシャAFが走
行するようになっている。
【0012】また、上記車両本体1の前部には、ホッパ
9が設置されており、このホッパ9の内部に投入された
アスファルト合材が、左右一対のフィ−ダ(図示せず)
によって、上記車両本体1の後部に配置された左右一対
のスクリュ10の前方位置ままで搬送されるようになっ
ている。
9が設置されており、このホッパ9の内部に投入された
アスファルト合材が、左右一対のフィ−ダ(図示せず)
によって、上記車両本体1の後部に配置された左右一対
のスクリュ10の前方位置ままで搬送されるようになっ
ている。
【0013】そして、上記車両本体1の両側面には、一
対のレベリングア−ム11が、各枢軸12を中心にして
車両本体1の前後方向に沿う鉛直面内において上下に揺
動自在に設けられ、これらのレベリングア−ム11の後
端には、左右に伸縮自在な一対のスクリ−ド13a、1
3bが懸吊されている。さらに、各レベリングアーム1
1の後端部には、基端が車両本体1の後端上部に回動自
在に連結された左右一対のスクリ−ドシリンダ15のロ
ッドの先端が回動自在に連結されており、これらのスク
リ−ドシリンダ15を操作することによって、各スクリ
−ド13a、13bが上記各枢軸12を中心にして上下
に移動できるようになっていると共に、各スクリ−ドシ
リンダ15は、舗装作業中に圧力油を作用させないで自
由に伸縮し得る状態になっている。また、各スクリ−ド
13にはタンパ13tとバイブレ−タ13vが設けられ
ている(図7)。
対のレベリングア−ム11が、各枢軸12を中心にして
車両本体1の前後方向に沿う鉛直面内において上下に揺
動自在に設けられ、これらのレベリングア−ム11の後
端には、左右に伸縮自在な一対のスクリ−ド13a、1
3bが懸吊されている。さらに、各レベリングアーム1
1の後端部には、基端が車両本体1の後端上部に回動自
在に連結された左右一対のスクリ−ドシリンダ15のロ
ッドの先端が回動自在に連結されており、これらのスク
リ−ドシリンダ15を操作することによって、各スクリ
−ド13a、13bが上記各枢軸12を中心にして上下
に移動できるようになっていると共に、各スクリ−ドシ
リンダ15は、舗装作業中に圧力油を作用させないで自
由に伸縮し得る状態になっている。また、各スクリ−ド
13にはタンパ13tとバイブレ−タ13vが設けられ
ている(図7)。
【0014】図2はアスファルトフィニッシャのスクリ
−ド面圧調整装置の油圧回路図を示している。左スクリ
−ドシリンダ15aについての油圧回路図と右スクリ−
ドシリンダ15bについての油圧回路図は同一なので、
図2では右スクリ−ドシリンダ15bについての油圧回
路図は省略している。減圧弁25は、作業中の面圧をコ
ントロ−ルするために設けられている。本実施例では、
リリ−フ弁22によって150kg/cm2 に設定され
た圧力がこの減圧弁25によって40kg/cm2 に減
圧される。減圧された圧力油は、電磁弁26を操作する
ことによって左スクリ−ドシリンダ15a下部に供給さ
れて面圧調整がなされる。図3は舗装作業中の面圧調整
の油圧回路図を示す。リリ−フ弁23、制御弁24は従
来例で示したタンパ、バイブレ−タの油圧回路(図8)
に組み込まれたもので、舗装作業停止時の面圧をコント
ロ−ルするためのものである。
−ド面圧調整装置の油圧回路図を示している。左スクリ
−ドシリンダ15aについての油圧回路図と右スクリ−
ドシリンダ15bについての油圧回路図は同一なので、
図2では右スクリ−ドシリンダ15bについての油圧回
路図は省略している。減圧弁25は、作業中の面圧をコ
ントロ−ルするために設けられている。本実施例では、
リリ−フ弁22によって150kg/cm2 に設定され
た圧力がこの減圧弁25によって40kg/cm2 に減
圧される。減圧された圧力油は、電磁弁26を操作する
ことによって左スクリ−ドシリンダ15a下部に供給さ
れて面圧調整がなされる。図3は舗装作業中の面圧調整
の油圧回路図を示す。リリ−フ弁23、制御弁24は従
来例で示したタンパ、バイブレ−タの油圧回路(図8)
に組み込まれたもので、舗装作業停止時の面圧をコント
ロ−ルするためのものである。
【0015】舗装作業停止時には圧力油はタンクに戻さ
ないでロックされた状態なので原理的にはスクリ−ド1
3a、13bの沈下は考えられないが、現実には、圧力
油が管継ぎ手部や、弁部等から漏れたり、タイヤのデフ
レクション(タイヤ式)等によってスクリ−ド13a、
13bが沈下することがある。舗装作業停止時にスクリ
−ド13a、13bが沈下するとスクリ−ド13a、1
3bによる舗装仕上げ作業が著しく害せられる。これを
防がんとしたものである。図4は、舗装作業停止時の面
圧調整の油圧回路図を示す。ポンプ17bから供給され
る高圧力の圧力油はリリ−フ弁23によって減圧される
(本実施例では70kg/cm2 に)。減圧された圧力
油は左スクリ−ドシリンダ15a下部に供給されて面圧
調整がなされる。
ないでロックされた状態なので原理的にはスクリ−ド1
3a、13bの沈下は考えられないが、現実には、圧力
油が管継ぎ手部や、弁部等から漏れたり、タイヤのデフ
レクション(タイヤ式)等によってスクリ−ド13a、
13bが沈下することがある。舗装作業停止時にスクリ
−ド13a、13bが沈下するとスクリ−ド13a、1
3bによる舗装仕上げ作業が著しく害せられる。これを
防がんとしたものである。図4は、舗装作業停止時の面
圧調整の油圧回路図を示す。ポンプ17bから供給され
る高圧力の圧力油はリリ−フ弁23によって減圧される
(本実施例では70kg/cm2 に)。減圧された圧力
油は左スクリ−ドシリンダ15a下部に供給されて面圧
調整がなされる。
【0016】なお、本実施例においてはアスファルトフ
ィニッシャの走行装置としてクロ−ラ式の例を示した
が、本考案のスクリ−ド面圧調整装置はこれに限られる
ものではなく、タイヤ式の走行装置を持つアスファルト
フィニッシャにも適用可能であることは言うまでもな
い。
ィニッシャの走行装置としてクロ−ラ式の例を示した
が、本考案のスクリ−ド面圧調整装置はこれに限られる
ものではなく、タイヤ式の走行装置を持つアスファルト
フィニッシャにも適用可能であることは言うまでもな
い。
【0017】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案のア
スファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置にお
いては、タンパ、バイブレ−タの駆動用油圧回路より分
岐してスクリード面圧調整油圧回路を設けたのでタン
パ、バイブレ−タを作動させた状態でスクリ−ド面圧調
整を行うことができ、タンパ、バイブレ−タによるアス
フアルト合材の敷き均し作用と相まってより完全なスク
リ−ドによるアスファルト合材のスクリ−ドによる舗装
仕上げ作業を達成することができるという優れた効果を
持つ。
スファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置にお
いては、タンパ、バイブレ−タの駆動用油圧回路より分
岐してスクリード面圧調整油圧回路を設けたのでタン
パ、バイブレ−タを作動させた状態でスクリ−ド面圧調
整を行うことができ、タンパ、バイブレ−タによるアス
フアルト合材の敷き均し作用と相まってより完全なスク
リ−ドによるアスファルト合材のスクリ−ドによる舗装
仕上げ作業を達成することができるという優れた効果を
持つ。
【0018】また、アスファルト合材の種類によってそ
れに適したスクリ−ドを個々に作る必要はなく、作業能
率の点からみても精度の点からみてもまた経費の点から
みても優れた効果を持つ。
れに適したスクリ−ドを個々に作る必要はなく、作業能
率の点からみても精度の点からみてもまた経費の点から
みても優れた効果を持つ。
【0019】更に、本考案のアスファルトフィニッシャ
のスクリ−ド面圧調整装置においては、タンパ、バイブ
レ−タの駆動用油圧回路に舗装作業停止時のスクリ−ド
面圧調整油圧回路を設けたので、舗装作業停止時のスク
リ−ドの沈下を防止することが出来、スクリ−ドによる
舗装仕上げ作業の完全化を期し得る。
のスクリ−ド面圧調整装置においては、タンパ、バイブ
レ−タの駆動用油圧回路に舗装作業停止時のスクリ−ド
面圧調整油圧回路を設けたので、舗装作業停止時のスク
リ−ドの沈下を防止することが出来、スクリ−ドによる
舗装仕上げ作業の完全化を期し得る。
【図1】本考案の一実施例を示すアスファルトフィニッ
シャの側面図である。
シャの側面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す油圧回路図である。
【図3】本考案の一実施例を示す舗装作業中の面圧調整
の油圧回路図である。
の油圧回路図である。
【図4】本考案の一実施例を示す舗装作業停止時の面圧
調整の油圧回路図である。
調整の油圧回路図である。
【図5】フロ−ティングスクリ−ド方式の原理図であ
る。
る。
【図6】従来の一例を示すスクリ−ド昇降油圧回路図で
ある。
ある。
【図7】タンパ、バイブレ−タの概略図である。
【図8】従来の一例を示すタンパ、バイブレ−タの駆動
用油圧回路図である。
用油圧回路図である。
1 車両本体 2 クロ−ラ装置 11 レベリングア−ム 13 スクリ−ド 13t タンパ 13v バイブレ−タ 15 スクリ−ドシリンダ 23 リリ−フ弁 25 減圧弁
Claims (1)
- 【請求項1】 アスファルトフィニッシヤの車両本体の
両側面には、一対のレベリングア−ムが各枢軸を中心に
して車両本体の前後方向に沿う鉛直面内において上下に
揺動自在に設けられ、これらのレベリングア−ムの後端
には、タンパ、バイブレ−タを備えた左右に伸縮自在な
一対のスクリ−ドが懸吊されていると共に、基端が車両
本体の後端上部に回動自在に連結された左右一対のスク
リ−ドシリンダのロッドの先端が回動自在に連結された
アスファルトフィニッシャにおいて、タンパ、バイブレ
−タの駆動用油圧回路より分岐して減圧弁、制御機構た
る電磁弁を備えた油圧回路を設け、該油圧回路をスクリ
−ドシリンダ下部に接続すると共に、タンパ、バイブレ
−タの駆動用油圧回路に舗装作業停止時にスクリードの
面圧を減じるためのリリ−フ弁及び制御弁を設けたこと
を特徴とするアスファルトフィニッシャのスクリ−ド面
圧調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1522393U JP2500099Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | アスファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1522393U JP2500099Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | アスファルトフィニッシャのスクリ−ド面圧調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH0667508U (ja) | 1994-09-22 |
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