JP2024523629A - 半導体プロセス装置及びその給気手段 - Google Patents

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Figure 2024523629000001
本願の実施例は、半導体プロセス装置及びその給気手段を提供する。該給気手段は、給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを含み、両者はいずれも耐食性材質で製造され、給気ブロックアセンブリは、プロセスチャンバの上蓋に密封接続され、給気ブロックアセンブリ内には、ガス混合チャンバ、ガス輸送チャンネル及びガス混合チャンネルが形成され、ガス輸送チャンネルの給気口はガス混合チャンバに連通し、ガス輸送チャンネルの排気口はプロセスチャンバに連通し、ガス混合チャンネルは複数の給気口を有し、複数の給気口はいずれも給気ブロックアセンブリの外面に形成され、ガス混合チャンネルの排気口はガス混合チャンバに連通し、複数の接続アセンブリは、いずれも給気ブロックアセンブリに設けられ、ガス混合チャンネルの複数の給気口に1対1で対応して連通し、複数のプロセスガス供給源に1対1で対応して接続することに用いられ、各接続アセンブリは、プロセスガスをガス混合チャンネル内に選択的に導入し、又はプロセスガスの導入を停止することに用いられる。本願の実施例は反応ガスが腐食して汚染物が形成されることを防止することができ、それによりウェハの歩留まりを向上させる。
【選択図】図2

Description

本願は、半導体加工の技術分野に関し、具体的には、半導体プロセス装置及びその給気手段に関する。
現在、アンモニア-フッ化水素ドライエッチングのプロセス過程は、ウェハがプロセスチャンバに入った後にベースの駆動によってプロセス位置まで上昇し、希釈ガスをプロセスチャンバ内に導入してプロセスチャンバに対して圧力制御を行い、プロセスチャンバでは、圧力がプロセス圧力に達するとともに、ウェハ温度がプロセス温度まで上昇した後、反応ガスと希釈ガスを予めプロセスチャンバに導入し、ウェハ表面に予め吸着(presoak)を行い、反応ガスは、例えば、アンモニア(NH)とフッ化水素(HF)を含み、両者を混合して高活性反応物であるフッ化アンモニウム(NHF)を形成し、その後、反応ガス及び希釈ガスをプロセスチャンバに再び導入し、この時に反応ガスは、ウェハ表面のシリカと反応し、固体副生成物を生成し、最後に、ウェハは、アニール(Anneal)チャンバで熱処理された後、その上の副生成物が揮発し、最終的にウェハをエッチングする目的を達成する。実際にプロセスを実行する過程において、ベースの温度、プロセス圧力、反応ガスにおけるアンモニア(NH)とフッ化水素(HF)の割合、希釈ガス流量、時間間隔(Spacing)、プロセスチャンバの温度差などのパラメータは、いずれも最終的なエッチング均一性と選択比に影響を与える。
従来技術では、反応ガス及び希釈ガスは、混合管路構造を介して混合チャンバ内に入って混合し、次に、給気管を介してプロセスチャンバ内に導入される。給気過程において、腐食性を有する反応ガス(例えば、フッ化水素)は、管路を腐食させ、その結果、管路の腐食による汚染物(例えば、鉄(Fe))がプロセスチャンバに入り、ウェハに落ちて除去されにくく、ウェハ表面の粒子状物質(Particle)指標が基準を超え、それにより、ウェハの歩留まりが大幅に低下する。
本願は、従来方式の欠点に対し、従来技術に存在する給気手段が腐食されてプロセスチャンバを汚染することによるウェハの良品率低下という技術的課題を解決する半導体プロセス装置及びその給気手段を提供する。
第1態様によれば、本願の実施例は、半導体プロセス装置のプロセスチャンバの頂部に設けられ、プロセスガスを前記プロセスチャンバ内に輸送するための半導体プロセス装置の給気手段であって、
給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを含み、前記給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリはいずれも耐食性材質で製造され、
前記給気ブロックアセンブリは、前記プロセスチャンバの上蓋に密封接続され、前記給気ブロックアセンブリ内には、ガス混合チャンバ、ガス輸送チャンネル及びガス混合チャンネルが形成され、前記ガス輸送チャンネルの給気口は前記ガス混合チャンバに連通し、前記ガス輸送チャンネルの排気口は前記プロセスチャンバに連通し、前記ガス混合チャンネルは複数の給気口を有し、且つ、複数の給気口はいずれも前記給気ブロックアセンブリの外面に形成され、前記ガス混合チャンネルの排気口は前記ガス混合チャンバに連通し、
複数の前記接続アセンブリは、いずれも前記給気ブロックアセンブリに設けられ、且つ前記ガス混合チャンネルの複数の給気口に1対1で対応して連通し、複数のプロセスガス供給源に1対1で対応して接続することに用いられ、各前記接続アセンブリは、プロセスガスを前記ガス混合チャンネル内に選択的に導入し、又はプロセスガスの導入を停止することに用いられる、半導体プロセス装置の給気手段を提供する。
本願の一実施例では、前記プロセスガスは、フッ化水素ガスを含み、前記給気ブロックアセンブリに用いられる前記耐食性材質は、アルミニウムを含み、前記接続アセンブリに用いられる前記耐食性材質は、ハステロイを含む。
本願の一実施例では、前記給気ブロックアセンブリは、順に密封接続された第1給気ブロック、第2給気ブロック及び第3給気ブロックを含み、前記第1給気ブロックは、前記プロセスチャンバの上蓋に密封接続され、前記ガス輸送チャンネルは、前記第1給気ブロック及び前記第2給気ブロック内に形成され、前記ガス混合チャンバは、前記第2給気ブロックと第3給気ブロックとの間に形成され、前記ガス混合チャンネルは、前記第2給気ブロック及び第3給気ブロック内に形成される。
本願の一実施例では、前記給気手段は、温度制御アセンブリをさらに含み、前記温度制御アセンブリは、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出及び制御することに用いられる。
本願の一実施例では、前記ガス輸送チャンネルは、第1ガス輸送分岐路及び第2ガス輸送分岐路を含み、前記第1ガス輸送分岐路は、前記第1給気ブロック内に形成されて互いに連通する第1縦チャンネル及び第1横チャンネルを含み、前記第1縦チャンネルは、前記プロセスチャンバの軸方向に延設され、前記第1横チャンネルは、前記プロセスチャンバの径方向に延設され、前記第1縦チャンネルの排気端は、前記プロセスチャンバに連通し、前記第1横チャンネルの給気端は、前記第2ガス輸送分岐路に連通し、前記第2ガス輸送分岐路は、前記第2給気ブロック内に形成されて互いに連通する2つの第2横チャンネルを含み、2つの前記第2横チャンネルは、いずれも前記プロセスチャンバの径方向断面に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、それらのうちの1つの前記第2横チャンネルの排気端は、前記第1横チャンネルの給気端に連通し、別の第2横チャンネルの給気端は、前記ガス混合チャンバに連通する。
本願の一実施例では、前記第3給気ブロックと前記第2給気ブロックの互いに対向する2つの密封面のうちの少なくとも一方にガス混合溝が開けられ、前記ガス混合チャンバが形成される。
本願の一実施例では、前記ガス混合チャンネルは、第1ガス混合分岐路、接続分岐路及び複数の第2ガス混合分岐路を含み、前記第1ガス混合分岐路は、前記第3給気ブロック内に形成されて互いに連通する第3横チャンネル及び第4横チャンネルを含み、前記第3横チャンネル及び前記第4横チャンネルは、いずれも前記プロセスチャンバの径方向断面に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、前記第3横チャンネルの排気端は、前記ガス混合チャンネルの排気口であって前記ガス混合チャンバに連通し、前記第4横チャンネルの給気端は、前記第3給気ブロックの側面に位置し、前記接続分岐路は、前記第3給気ブロック内に形成された第6横チャンネル及び前記第2給気ブロック内に形成された第7横チャンネルを含み、前記第6横チャンネルは、前記第7横チャンネルに互いに連通し、前記第6横チャンネルの排気端は、前記第4横チャンネルに互いに連通し、前記第2給気ブロック及び第3給気ブロック内には、共に少なくとも1つの第5横チャンネルが形成され、前記第5横チャンネルは前記第2ガス混合分岐路であり、前記第5横チャンネルの給気端は前記ガス混合チャンネルの給気口であり、前記第3給気ブロックに形成された前記第5横チャンネルの排気端は、いずれも前記第6横チャンネルに連通し、前記第2給気ブロックに形成された前記第5横チャンネルの排気端は、いずれも前記第7横チャンネルに連通する。
本願の一実施例では、前記温度制御アセンブリは、加熱部材及び第1温度測定部材を含み、前記加熱部材及び前記第1温度測定部材は、いずれも前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1温度測定部材は、前記加熱部材に電気的に接続され、前記第1温度測定部材は、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出するとともに、前記温度に応じて前記加熱部材の加熱電力を制御することに用いられる。
本願の一実施例では、前記温度制御アセンブリは、第2温度測定部材をさらに含み、前記第2温度測定部材は、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出して表示することに用いられる。
本願の実施例では、各前記接続アセンブリは、いずれも接続部材及びバルブを含み、前記接続部材の一端は、前記ガス混合チャンネルの給気口に密封接続され、前記接続部材の他端は、バルブに密封接続され、前記バルブは、前記プロセスガス供給源に接続され、前記ガス混合チャンネルと前記プロセスガス供給源を選択的に連通、又は遮断することに用いられる。
本願の一実施例では、各前記接続アセンブリは、いずれも押圧部材及び密封継手をさらに含み、前記押圧部材は、2つの半環状のサブ押圧部材を含み、2つのサブ押圧部材は、突き合わせて前記接続部材の外周を囲んだ閉鎖環体を形成し、前記給気ブロックアセンブリに接続され、前記接続部材を前記給気ブロックアセンブリに押圧することに用いられ、前記接続部材は、前記密封継手を介して前記バルブに密封接続される。
第2態様によれば、本願の実施例は、プロセスチャンバと、第1態様に係る給気手段とを含む半導体プロセス装置を提供する。
本願の実施例に係る技術的解決手段の有益な技術的効果は以下のとおりである。
本願の実施例に係る半導体プロセス装置の給気手段は、耐食性材質で製造された給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを含み、複数のプロセスガス供給源から供給されたプロセスガスは、それぞれ複数の接続アセンブリを介して給気ブロックアセンブリにおけるガス混合チャンネル内に入り、その後、ガス混合チャンバ内で混合した後にガス輸送チャンネルを介してプロセスチャンバ内に入り、その上、プロセスガスは、常に耐食性材質で形成されたチャンネル内に流れるため、給気手段と反応ガスが接触する位置は、いずれも腐食を防止することができるようにし、それにより、腐食性反応ガス(例えば、フッ化水素)を導入する必要があるプロセスに適用することができ、例えば、アンモニア-フッ化水素ドライエッチングプロセスであり、それにより、本願の実施例の適用性及び適用範囲を向上させることができる。さらに、給気手段と反応ガスが接触する位置はいずれも腐食を防止することができるため、管路腐食による汚染物の発生を回避することができ、それにより、ウェハ表面の粒子状物質(Particle)指標要件を達成することができ、さらにウェハの歩留まりを大幅に向上させる。
本願の付加的な方面及び利点は、以下の説明において部分的に与えられ、これらは、以下の説明により明らかになり、又は、本願の実践によって了解される。
本願の上記及び/又は、付加的な方面及び利点は、以下の図面を参照して実施例を説明することにより明らかになり且つ、理解しやすくなる。
図1は本願の実施例に係る給気手段とプロセスチャンバが協働する場合の縦方向断面概略図である。 図2は本願の実施例に係るガス手段とプロセスチャンバが協働する場合の横方向構造概略図である。 図3Aは本願の実施例に係る第1給気ブロックの正面構造概略図である。 図3Bは本願の実施例に係る第1給気ブロックの左側面構造概略図である。 図3Cは本願の実施例に係る第1給気ブロックの縦方向断面概略図である。 図3Dは本願の実施例に係る第1給気ブロックの平面構造概略図である。 図4Aは本願の実施例に係る第2給気ブロックの正面構造概略図である。 図4Bは本願の実施例に係る第2給気ブロックの右側面構造概略図である。 図4Cは本願の実施例に係る第2給気ブロックの左側面構造概略図である。 図4Dは本願の実施例に係る第2給気ブロックの横方向断面概略図である。 図5Aは本願の実施例に係る第3給気ブロックの正面構造概略図である。 図5Bは本願の実施例に係る第3給気ブロックの左側面構造概略図である。 図5Cは本願の実施例に係る第3給気ブロックの右側面構造概略図である。 図5Dは本願の実施例に係る第3給気ブロックの横方向断面概略図である。 図6Aは本願の実施例に係る接続アセンブリの平面概略図である。 図6Bは本願の実施例に係る接続アセンブリの縦方向断面概略図である。 図6Cは本願の実施例に係る押圧部材の立体構造概略図である。
以下は、本願について詳細に説明し、本願の実施例の例は図面に示され、終始同一又は類似の符号は、同一又は類似の部材、又は同一又は類似の機能を有する部材を示す。また、本願の特徴を示すことには従来技術の詳細な説明を必要としない場合、その説明を省略する。以下は、図面を参照して説明された実施例は、例示的なものであり、本願を説明することに用いられるだけであり、本願を限定するものと解釈することはできない。
当業者であれば理解されるように、特に定義しない限り、ここで使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本願の属する分野における当業者の一般的な理解と同じ意味を有する。また、一般的な辞書に定義されているような用語は、従来技術の文脈と同じ意味を持つものとして理解されるべき、ここのように特に定義されていない限り、理想的な意味や本格的な意味で解釈されることはない。
従来技術の半導体プロセス装置では、給気手段は、一般的にステンレス材質で製造された混合管路構造、ガス混合チャンバ、給気管及び給気フランジを含み、ここでは、混合管路構造は、混合チャンバに接続され、混合チャンバは、給気管及び給気フランジを介してプロセスチャンバの上蓋に接続される。実際に応用する時、複数のプロセスガス供給源から供給されたプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)は、混合管路構造を介して混合チャンバ内に入って混合し、次に、給気管及び給気フランジを介してプロセスチャンバ内に導入される。プロセスについては、フッ化水素などの腐食性反応ガスを導入する必要があるため、ステンレス管路が腐食され、特に上蓋管路で常にチャンバを開けて管路を大気に暴露するため、上蓋部分の管路内壁に付着した水分がフッ化水素によるステンレス管路に対する腐食を補強し、その結果、管路内壁が腐食されて黒くなり、管路内壁の粗滑度が低下し、フッ化水素に対する耐食性がさらに低下し、管路から腐食された鉄(Fe)がプロセスチャンバに入り、ウェハに落下して除去されにくく、ウェハ表面の粒子状物質(Particle)が基準を超え、それにより、ウェハの歩留まりが大幅に低下する。
以下は、特定の実施例で本願の技術的解決手段及び本願の技術的解決手段が上記技術的課題をどのように解決するかについて詳細に説明する。
本願の実施例は、半導体プロセス装置の給気手段を提供し、該手段は、半導体プロセス装置のプロセスチャンバの頂部に設けられ、プロセスガスをプロセスチャンバ内に輸送することに用いられ、該給気手段の構造概略図は、図1及び図2に示すように、給気ブロックアセンブリ1及び接続アセンブリ2を含み、給気ブロックアセンブリ1及び接続アセンブリ2は、いずれも耐食性材質で製造され、実際の応用には、導入されるプロセスガスの種類に応じて適切な耐食性材質を選択することができ、例えば、フッ化水素ガスに対し、給気ブロックアセンブリ1に用いられる耐食性材質はアルミニウムを含んでもよい。アルミニウム材質とフッ化水素が反応した後に生成されたフッ化アルミニウム(AlF)は非常に緻密であるため、フッ化水素腐食の問題を効果的に解決することができ、且つ、アルミニウム材質は加工しやすく、加工費用が低くて加工周期が短いため、アルミニウム材質を用いて給気ブロックアセンブリ1を製造することは、フッ化水素が給気手段を腐食する問題を回避することができるだけでなく、本願の実施例の応用及びメンテナンスコストを大幅に低減することができる。接続アセンブリ2に用いられる耐食性材質は、ハステロイを含んでもよい。ハステロイは、耐フッ化水素腐食を実現し、プロセスチャンバ100内への汚染を回避することができるだけでなく、両者がいずれもハステロイ材質を用いるため接続アセンブリ2の強度を大幅に向上させることができ、それにより、本願の実施例の故障率を大幅に低減させ及び耐用年数を延長する。当然のことながら、実際の応用には、フッ化水素ガスに対し、他の耐食性材質を用いてもよく、他の腐食性ガスに対し、アルミニウム材質、ハステロイ材質又は他の耐食性材質を用いてもよく、給気手段と反応ガスとの接触位置はいずれも腐食を防止できればよいが、本発明の実施例はこれについて特に限定しない。
給気ブロックアセンブリ1は、プロセスチャンバ100の上蓋101に密封接続され、給気ブロックアセンブリ1内にガス混合チャンバ11、ガス輸送チャンネル12及びガス混合チャンネル13が形成され、ガス輸送チャンネル12の給気口は、ガス混合チャンバ11に連通し、ガス輸送チャンネル12の排気口は、プロセスチャンバ100に連通し、ガス混合チャンネル13は、複数の給気口を有し、且つ、複数の給気口は、いずれも給気ブロックアセンブリ1の外面に形成され、ガス混合チャンネル13の排気口は、ガス混合チャンバ11に連通し、複数の接続アセンブリ2は、いずれも給気ブロックアセンブリ1に設けられ、且つ、複数の接続アセンブリ2は、ガス混合チャンネル13の複数の給気口に1対1で対応して連通し、複数のプロセスガス供給源に1対1で対応して接続することに用いられ、各接続アセンブリ2は、プロセスガスをガス混合チャンネル13内に選択的に導入し、又はプロセスガスの導入を停止することに用いられる。
図1及び図2に示すように、半導体プロセス装置は、具体的には、アンモニア-フッ化水素ドライエッチングプロセスを実行することに用いられ得るが、本願の実施例はその具体的に実行するプロセスタイプを限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。給気ブロックアセンブリ1は、例えば、耐フッ化水素腐食材質で製造された立体構造を採用してもよく、給気ブロックアセンブリ1は、密封リング及びボルトを介してプロセスチャンバ100の上蓋101に密封接続するようにしてもよく、給気ブロックアセンブリ1は、複数種類のプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)を混合し、混合されたプロセスガスをプロセスチャンバ100内に供給することに用いられる。給気ブロックアセンブリ1内にガス混合チャンバ11、ガス輸送チャンネル12及びガス混合チャンネル13が形成されてもよく、ここでは、ガス輸送チャンネル12は、例えば、給気ブロックアセンブリ1内に形成された孔路であってもよく、且つ、ガス輸送チャンネル12は、給気口がガス混合チャンバ11に連通し、排気口がプロセスチャンバ100に連通するようにしてもよい。ガス混合チャンバ11は、具体的には、給気ブロックアセンブリ1内に形成されたキャビティであってもよく、複数種類のプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)を混合した後にガス輸送チャンネル12を介してプロセスチャンバ100内に輸送することに用いられる。ガス混合チャンネル13は、給気ブロックアセンブリ1内に形成された孔路であってもよく、且つ、ガス混合チャンネル13の複数の給気口はいずれも給気ブロックアセンブリ1の外面に形成されるが、ガス混合チャンネル13の排気口は、ガス混合チャンバ11に連通し、複数種類のプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)をガス混合チャンバ11内に輸送することに用いられる。複数の接続アセンブリ2は、いずれも耐フッ化水素腐食材質で製造することができ、両者の材質は、同じであってもよいし、異なってもよい。複数の接続アセンブリ2は、いずれも給気ブロックアセンブリ1に設けられ、それぞれガス混合チャンネル13の複数の給気口に密封接続され、複数の接続アセンブリ2は、ガス混合チャンネル13を介して複数種類のプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)をガス混合チャンバ11内に供給するように、それぞれ複数のプロセスガス供給源に接続することに用いられる。
本願の実施例では、耐フッ化水素腐食材質で製造された給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを用い、複数のプロセスガス供給源から供給された複数種類のプロセスガス(例えば、反応ガス及び希釈ガス)は、それぞれ複数の接続アセンブリを介して給気ブロックアセンブリにおけるガス混合チャンネル内に入り、その後、ガス混合チャンバ内で混合した後にガス輸送チャンネルを介してプロセスチャンバ内に入り、その上、プロセスガスは、常に耐食性材質で形成されたチャンネル内に流れるため、給気手段と反応ガスが接触する位置はいずれも腐食を防止することができるようにし、それにより、腐食性反応ガス(例えば、フッ化水素)を導入する必要があるプロセスに適用することができ、例えば、アンモニア-フッ化水素ドライエッチングプロセスであり、それにより、本願の実施例の適用性及び適用範囲を向上させることができる。さらに、給気手段と反応ガスが接触する位置はいずれも腐食を防止することができるため、管路腐食による汚染物の発生を回避することができ、それにより、ウェハ表面の粒子状物質(Particle)指標要件を達成することができ、さらにウェハの歩留まりを大幅に向上させる。
なお、本願の実施例は給気ブロックアセンブリ1の具体的な構造を限定するものではなく、例えば、給気ブロックアセンブリ1は管状構造に設けられもよい。従って、本願の実施例はこれらに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1及び図2に示すように、給気ブロックアセンブリ1は、順に密封接続された第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5を含み、第1給気ブロック3は、プロセスチャンバ100の上蓋101に密封接続され、ガス輸送チャンネル12は、第1給気ブロック3及び第2給気ブロック4内に形成され、ガス混合チャンバ11は、第2給気ブロック4と第3給気ブロック5との間に形成され、ガス混合チャンネル13は、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック内5に形成される。
図1及び図2に示すように、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5は、順に密封接続するようにしてもよく、且つ、第1給気ブロック3は、プロセスチャンバ100の上蓋101に密封接続され、ガス輸送チャンネル12は、第1給気ブロック3及び第2給気ブロック4内に形成するようにしてもよく、ガス混合チャンバ11は、第2給気ブロック4と第3給気ブロック5との間に形成するようにしてもよく、ガス混合チャンネル13は、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に形成するようにしてもよい。上記設計によれば、本願の実施例は設計や加工が簡単で、品質や制御に優れ、コストが低く、それにより、本願の実施例の応用及び製造コストを大幅に低減する。
なお、本願の実施例は、給気ブロックアセンブリ1に含まれる給気ブロックの数を限定するものではなく、例えば、給気ブロックアセンブリ1は、3つ以下又は3つ以上の給気ブロックを含んでもよい。また、本願の実施例は、ガス混合チャンバ11、ガス輸送チャンネル12及びガス混合チャンネル13の具体的な位置を限定するものではなく、例えば、ガス混合チャンネル13は、第3給気ブロック5内のみに形成されるようにしてもよい。従って、本願の実施例はこれらに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1及び図2に示すように、給気手段は、温度制御アセンブリ6をさらに含み、該温度制御アセンブリ6は、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられ、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5の温度を検出及び制御することに用いられる。具体的には、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5はいずれもアルミニウム材質で製造されたブロック状構造を採用して、且つ、ガス混合チャンバ11、ガス輸送チャンネル12及びガス混合チャンネル13はいずれも3つの給気ブロック内に形成されるため、従来技術における特定形状の加熱ベルトをカスタマイズする必要がなく、温度制御アセンブリ6を各給気ブロック内部に設けることができ、それにより、加工製造のコストが大幅に節約され、さらに本願の実施例の経済性を大幅に向上させる。
本願の一実施例では、図1~図4Dに示すように、ガス輸送チャンネル12は、第1ガス輸送分岐路121及び第2ガス輸送分岐路122を含み、第1ガス輸送分岐路121は、第1給気ブロック3内に形成されて互いに連通する第1縦チャンネル31及び第1横チャンネル32を含み、第1縦チャンネル31は、プロセスチャンバ100の軸方向(例えば、図3Cにおける第1給気ブロック3の長手方向)に延設され、第1横チャンネル32は、プロセスチャンバ100の径方向(例えば、図3Cにおける第1給気ブロック3の長手方向と直交する方向)に延設され、第1縦チャンネル31の排気端は、プロセスチャンバ100に連通し、第1横チャンネル32の給気端は、第2ガス輸送分岐路122に連通し、第2ガス輸送分岐路122は、第2給気ブロック4内に形成されて互いに連通する2つの第2横チャンネル41を含み、2つの第2横チャンネル41は、いずれもプロセスチャンバ100の径方向断面(すなわち、図4Dにおける第2給気ブロック4の径方向断面)に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、それらのうちの1つの第2横チャンネル41の排気端は、第1横チャンネル32の給気端に連通し、別の第2横チャンネル41の給気端は、ガス混合チャンバ11に連通する。
図1~図4Dに示すように、第1ガス輸送分岐路121は、第1給気ブロック3内に形成され、第2ガス輸送分岐路122は、第2給気ブロック4内に形成されることにより、本願の実施例は構造が簡単で加工しやすく、それにより、応用や製造のコストを大幅に低減する。第1給気ブロック3の形状は、具体的には、直方体構造を採用してもよく、且つ、その底部にフランジ構造30が一体的に形成され、第1給気ブロック3は、底部のフランジ構造30を介してプロセスチャンバ100の上蓋101に接続するようにしてもよく、且つ、具体的には、締結具が密封リングに係合する方式を用いて密封接続するが、本願の実施例は具体的な密封接続の方式を限定するものではない。第1縦チャンネル31は、第1給気ブロック3の長手方向に延設され、すなわち、第1縦チャンネル31は、プロセスチャンバ100の軸方向(例えば、図3Cにおける第1給気ブロック3の長手方向)に延設するようにしてもよいが、第1横チャンネル32は、第1給気ブロック3の頂部に位置するようにしてもよく、第1横チャンネル32は、プロセスチャンバ100の径方向(例えば、図3Cにおける第1給気ブロック3の長手方向と直交する方向、例えば、水平方向)に延設し、第1縦チャンネル31と互いに直交して連通するようにしてもよく、第1縦チャンネル31と第1横チャンネル32は、共同で第1ガス輸送分岐路121を構成する。第1横チャンネル32は、第2給気ブロック4内の第2ガス輸送分岐路122に連通することに用いられ、このようにして、第2給気ブロック4を第1給気ブロック3の片側に設けることができる。上記設計によれば、プロセスチャンバ100の頂部空間を大幅に節約し、占有空間を大幅に低減することができるだけでなく、本願の実施例の構造設置が合理的でレイアウトしやすくなるようにする。
なお、本願の実施例は、第1縦チャンネル31が垂直方向に延設しなければならないこと、及び第1横チャンネル32が水平方向に延設しなければならないことを限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
図1~図4Dに示すように、第2給気ブロック4の形状は、具体的には、直方体構造であり、2つの第2横チャンネル41は、それぞれ第2給気ブロック4の正面及び左側面から内へ延在し、すなわち、2つの第2横チャンネル41は、いずれも第2給気ブロック4の径方向に延設するようにしてもよく、該第2給気ブロック4の径方向は、第1給気ブロック3の径方向に平行に設定してもよく、本願の実施例はこれらに限定されない。2つの第2横チャンネル41は、互いに連通して第2ガス輸送分岐路122を構成する。第2給気ブロック4の前側面(すなわち図4Aに示す側面)は、第1給気ブロック3の前側面(すなわち図3Aに示す側面)に密接して設けられ、このようにして、それらのうちの1つの第2横チャンネル41は、第1横チャンネル32に連通し、別の第2横チャンネル41は、ガス混合チャンバ11の中央位置に連通するようにしてもよい。上記設計によれば、第3給気ブロック5を第2給気ブロック4の一側に設け、それにより、プロセスチャンバ100の頂部空間がさらに節約される。さらに、第1給気ブロック3の前側面に環状の第1密封溝33が開けられ、第1密封溝33は、第1横チャンネル32の給気口に周設され、第1密封溝33内に密封リングが設けられてもよく、第1給気ブロック3は、第1密封溝33及び密封リングを介して第2給気ブロック4に密封接続され、さらに第1ガス輸送分岐路121と第2ガス輸送分岐路122との密封接続を実現する。第1給気ブロック3の前後方向に4つの第1接続孔34がさらに貫設され、且つ、4つの第1接続孔34は、第1密封溝33に周設され、4つの第1締結具35は、4つの第1接続孔34内に対応して貫設され、且つ、第2給気ブロック4の前側面における4つの接続孔に接続されるが、本願の実施例は第1接続孔34及び第1締結具35の具体的な数を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。第1密封溝33及び4つの第1接続孔34は、いずれも第1横チャンネル32の給気口に周設されるため、本願の実施例の構造が簡単になるようにするだけでなく、第1ガス輸送分岐路121と第2ガス輸送分岐路122との間の密封効果を大幅に向上させることができる。しかし、本願の実施例は第1給気ブロック3と第2給気ブロック4との間の密封方式を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1~図5Dに示すように、第3給気ブロック5の一側面(第2給気ブロック4に対向し、密封面として機能する)にガス混合溝51が開けられ、ガス混合溝51の開口は第2給気ブロック4の側面(第3給気ブロック5に対向し、密封面として機能する)に密封接続されてガス混合チャンバ11を形成する。しかし、本発明の実施例はこれらに限定されるものではなく、実際の応用には、第2給気ブロック4の一側面(第3給気ブロック5に対向し、密封面として機能する)にガス混合溝が開けられてもよく、該ガス混合溝の開口は、第3給気ブロック5の一側面(第2給気ブロック4に対向し、密封面として機能する)に密封接続されてガス混合チャンバ11を形成し、又は、対応して第3給気ブロック5の一側面(第2給気ブロック4に対向し、密封面として機能する)と第2給気ブロック4の一側面(第3給気ブロック5に対向し、密封面として機能する)には、共にガス混合溝が開けられてもよく、この2つのガス混合溝は突き合わせてガス混合チャンバ11を形成する。
図1~図5Dに示すように、第3給気ブロック5の形状は、具体的には、直方体構造であり、第3給気ブロック5の右側面(すなわち図5Cに示す側面)に円形のガス混合溝51が開けられ、且つ、該ガス混合溝51の直径が30~100mmに設定されるようにしてもよく、本願の実施例はこれらに限定されるものではない。ガス混合溝51と第2給気ブロック4の左側面と係合してガス混合チャンバ11を構成するように、第3給気ブロック5の右側面は第2給気ブロック4の左側面に密接して設けられる。上記設計によれば、第3給気ブロック5にガス混合溝51が設けられ、且つそれは第2給気ブロック4の側面と係合してガス混合チャンバ11が形成されるため、反応ガス及び希釈ガスの乱流係数を大幅に向上させ、プロセスガスの混合均一性を大幅に向上させることができるだけでなく、本願の実施例は構造が簡単で、応用や製造のコストを大幅に低減する。さらに、第2給気ブロック4の左側面(すなわち図4Cに示す側面)に環状の第2密封溝42が開けられ、第2密封溝42内に密封リングが設けられてもよく、第2給気ブロック4は、第2密封溝42及び密封リングを介して第3給気ブロック5に密封して密接して、さらにガス混合チャンバ11の密封を実現する。第2給気ブロック4の左右方向に4つの第2接続孔43がさらに貫設され、4つの第2接続孔43は、それぞれ第2給気ブロック4の4つの角部に近接して設けられる。4つの第2締結具44は、それぞれ4つの第2接続孔43内に貫設され、且つ、第3給気ブロック5の右側面における接続孔に接続され、第2密封溝42内の密封リングを押圧することに用いられ、しかし、本願の実施例は第2接続孔43及び第2締結具44の具体的な数及び分布方式を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。複数の第2接続孔43はそれぞれ第2給気ブロック4の角部に位置するため、本願の実施例の構造が簡単になるようにするだけでなく、第2給気ブロック4と第3給気ブロック5との間の密封効果を大幅に向上させることができる。しかし、本願の実施例は第2給気ブロック4と第3給気ブロック5との間の密封方式を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1~図5Dに示すように、ガス混合チャンネル13は、第1ガス混合分岐路131、接続分岐路133及び複数の第2ガス混合分岐路132を含み、第1ガス混合分岐路131は、第3給気ブロック5内に形成されて互いに連通する第3横チャンネル52及び第4横チャンネル53を含み、第3横チャンネル52及び第4横チャンネル53は、いずれもプロセスチャンバ100の径方向断面(すなわち、図5Dにおける第3給気ブロック5の径方向断面)に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、第3横チャンネル52の排気端はガス混合チャンネル13の排気口であって、ガス混合チャンバ11に連通し、第4横チャンネル53の給気端は、第3給気ブロック5の側面に位置し、接続分岐路133は、第3給気ブロック5内に形成された第6横チャンネル56及び第2給気ブロック4内に形成された第7横チャンネル57を含み、第6横チャンネル56は、第7横チャンネル57に互いに連通し、第6横チャンネル56の排気端は、第4横チャンネル53に互いに連通し、複数の第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内には、共に少なくとも1つの第5横チャンネル55が形成され、第5横チャンネル55は第2ガス混合分岐路132であり、第5横チャンネル55の給気端はガス混合チャンネル13の給気口であり、第3給気ブロック5に形成された第5横チャンネル55の排気端はいずれも第6横チャンネル56に連通し、第2給気ブロック4に形成された第5横チャンネル55の排気端はいずれも第7横チャンネル57に連通する。
図1~図5Dに示すように、ガス混合チャンネル13は、1つの第1ガス混合分岐路131及び2つの第2ガス混合分岐路132を含んでもよく、ここでは、第1ガス混合分岐路131は、第3給気ブロック5内に位置し、2つの第2ガス混合分岐路132は、それぞれ第3給気ブロック5及び第2給気ブロック4内に形成される。具体的には、第1ガス混合分岐路131は、第3給気ブロック5内に形成された第3横チャンネル52及び第4横チャンネル53を含み、第3横チャンネル52及び第4横チャンネル53は、いずれもプロセスチャンバ100の径方向断面(すなわち、図5Dにおける第3給気ブロック5の径方向断面)に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、第3横チャンネル52及び第4横チャンネル53は、互いに連通する。第3給気ブロック5内に第6横チャンネル56が開けられ、第6横チャンネル56は、第4横チャンネル53に連通するまで、第3給気ブロック5の右側面(すなわち図5Cに示す側面)から左側面に延びており、すなわち、第6横チャンネル56は、一端がガス混合チャンバ11と並設され、他端が第4横チャンネル53に互いに垂直に連通し、第2給気ブロック4内に第7横チャンネル57が開けられ、第7横チャンネル57は、第2給気ブロック4の左側面(すなわち図4Cに示す側面)から右側面に延びており、第7横チャンネル57は、一端が第6横チャンネル56の一端に連通して同軸に設けられ、他端が閉鎖構造を採用して、第6横チャンネル56及び第7横チャンネル57は、共同で接続分岐路133を構成する。上記設計によれば、接続分岐路133が設けられるため、本願の実施例の構造が簡単で加工製造しやすくなるようにするだけでなく、加工製造のコストをさらに低減させる。
第2ガス混合分岐路132は、第3給気ブロック5内に形成された第5横チャンネル55であり、別の第2ガス混合分岐路132は、第2給気ブロック4内に形成された第5横チャンネル55であり、第3給気ブロック5に形成された第5横チャンネル55と第6横チャンネル56は、互いに連通し、第2給気ブロック4内に形成された第5横チャンネル55と第7横チャンネル57は、互いに連通し、すなわち、2つの第2ガス混合分岐路132は、それぞれ第3給気ブロック5及び第2給気ブロック4内に形成されるが、本願の実施例は第2ガス混合分岐路132の数及び分布を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。複数の第2ガス混合分岐路132は、いずれも接続分岐路133を介して第1ガス混合分岐路131に連通するが、本願の実施例はこれに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。複数の第2ガス混合分岐路132は、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に形成された複数の第5横チャンネル55であり、複数の第5横チャンネル55は、第4横チャンネル53と並設されるようにしてもよく、且つ、複数の第5横チャンネル55はいずれも第4横チャンネル53に連通するように設けられる。実際に応用する時、第1ガス混合分岐路131は、フッ化水素ガスを導入することに用いることができ、2つの第2ガス混合分岐路132は、それぞれアンモニアガス及び窒素ガスを導入することに用いることができ、すなわち、第1ガス混合分岐路131及び第2ガス混合分岐路132はそれぞれ反応ガス及び希釈ガスを導入することに用いられるが、本願の実施例は、第2ガス混合分岐路132の具体的な数、及び各ガス混合分岐路にそれぞれ導入したプロセスガスの具体的なタイプを限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。上記設計によれば、第1ガス混合分岐路131及び複数の第2ガス混合分岐路132の給気口はいずれも第3給気ブロック5及び第2給気ブロック4の同じ側面に位置するため、本願の実施例の占有空間を大幅に低減することができるだけでなく、本願の構造設計が合理的になり、着脱やメンテナンスしやすくなるようにする。
さらに、第2給気ブロック4の左側面(すなわち図4Cに示す側面)に環状の第3密封溝45が開けられ、第3密封溝45内に密封リングが設けられてもよく、第2給気ブロック4は、第2密封溝42及び密封リングを介して第3給気ブロック5と密封して密接して、さらに、第7横チャンネル57と第6横チャンネル56の密封を実現する。第2給気ブロック4は、4つの第2締結具44を介して第3給気ブロック5に接続されるため、第2給気ブロック4と第3給気ブロック5が係合して第3密封溝45内の密封リングを押圧するようにする。複数の第2接続孔43は、それぞれ第2給気ブロック4の角部に位置するため、本願の実施例は、単独で第3密封溝45に締結構造を設ける必要がなく、製造コストをさらに低減し、本願の実施例の構造をさらに簡略化することができる。
なお、本願の実施例は、複数の第2ガス混合分岐路132の具体的な位置を限定するものではなく、例えば、複数の第2ガス混合分岐路132は、いずれも第3給気ブロック5内に形成するようにしてもよい。従って、本願の実施例はこれに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1~図5Dに示すように、温度制御アセンブリ6は、加熱部材61及び第1温度測定部材62を含み、加熱部材61及び第1温度測定部材62は、いずれも第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられ、且つ、第1温度測定部材62は、加熱部材61に電気的に接続され、第1温度測定部材62は、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5の温度を検出するとともに、温度に応じて加熱部材61の加熱電力を制御することに用いられる。
図1~図5Dに示すように、加熱部材61は、複数の加熱バーを含んでもよく、複数の加熱バーは、それぞれ第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられるようにしてもよいが、本願の実施例は、加熱部材61に含まれる加熱バーの数を限定するものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。本願の特定の実施例では、2つの100Wの加熱バーが第1給気ブロック3内に挿設され、且つ、2つの加熱バーがいずれも第1給気ブロック3の軸方向に平行に設けられ、その後、2つのねじジャッキによって2つの加熱バーが第1給気ブロック3内に固定される。第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5の体積が大きいため、両者内にはいずれも4つの100Wの加熱バーが設けられる。第2給気ブロック4の4つの加熱バーは、第2給気ブロック4の右側面(すなわち図4Bに示す側面)から突出し、ねじジャッキにより固定され、4つの加熱バーは、4つの第2接続孔43に近接して設けられるようにしてもよく、それにより、第2給気ブロック4の加熱効率が高くて均一であり、第3給気ブロック5の4つの加熱バーは、第3給気ブロック5の左側面(すなわち図5Bに示す側面)から突出し、ねじジャッキにより固定され、4つの加熱バーは、第3給気ブロック5の左側面の4つの角部に近接して設けられるようにしてもよく、それにより、第3給気ブロック5の加熱効率が高くて均一である。第1温度測定部材62は、3つの温度測定センサを含んでもよく、3つの温度測定センサは、それぞれ第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられ、三者の温度を検出することに用いられる。さらに、第1温度測定部材62は、それに対応する給気ブロックに設けられた加熱部材61に電気的に接続されるようにしてもよく、例えば、第1給気ブロック3に設けられた第1温度測定部材62は加熱部材61に接続され、このようにして、第1温度測定部材62は第1給気ブロック3の温度に応じて加熱部材61の加熱電力を制御することができ、それにより、第1給気ブロック3の温度への制御を実現し、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5の温度制御原理は、第1給気ブロック3と同様であり、ここで説明を省略する。上記設計によれば、複数の給気ブロックの温度をそれぞれ制御することを実現することができ、それにより、複数の給気ブロックの温度の均一性を向上させる。
なお、本願の実施例は、加熱部材61と第1温度測定部材62との具体的な接続方式を限定するものではなく、例えば、加熱部材61及び第1温度測定部材62は、いずれも半導体プロセス装置のワンチップコンピュータに電気的に接続され、ワンチップコンピュータによって複数の給気ブロックの温度を同時に制御し、又はそれぞれ制御する。従って、本願の実施例はこれに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図1~図5Dに示すように、温度制御アセンブリ6は、第2温度測定部材63をさらに含み、第2温度測定部材63は、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられ、第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5の温度を検出して表示することに用いられる。具体的には、第2温度測定部材63は、3つの温度センサをさらに含み、3つの温度センサは、それぞれ第1給気ブロック3、第2給気ブロック4及び第3給気ブロック5内に設けられ、それぞれ複数の給気ブロックのリアルタイム温度を検出することに用いられる。上記設計によれば、第2温度測定部材63が設けられるため、複数の給気ブロックの温度をリアルタイムに検出することができ、それにより、第1温度測定部材62の故障による複数の給気ブロックの温度を検出できないことを回避し、本願の実施例の安全性及び安定性をさらに向上させる。しかし、本願の実施例は第2温度測定部材63に含まれる温度センサの具体的な数を限定するものではなく、複数の給気ブロックの数に対応して設置すればよく、従って、本願の実施例はこれらに限定されるものではなく、当業者によって実際の状況に応じて自ら調整や設置をしてもよい。
本願の実施例では、図2、図6A~図6Cに示すように、各接続アセンブリ2は、いずれも接続部材21及びバルブ22を含み、接続部材21の一端は、ガス混合チャンネル13の給気口に密封接続され、接続部材21の他端は、バルブ22に密封接続され、バルブ22は、プロセスガス供給源に接続され、ガス混合チャンネル13とプロセスガス供給源を選択的に連通、又は遮断することに用いられる。
図2、図6A~図6Cに示すように、接続部材21は、具体的には、管状構造を採用してもよく、フッ化水素ガスに対し、該管状構造は、例えば、ハステロイ材質で製造される。接続部材21の一端は、ガス混合チャンネル13の給気口に接続され、すなわち、複数の接続アセンブリ2の接続部材21は、それぞれ第1ガス混合分岐路131及び複数の第2ガス混合分岐路132の給気口に密封接続される。例えば、本願の実施例では、3つの接続アセンブリ2が含まれ、3つの接続アセンブリ2の接続部材21は、それぞれ1つの第1ガス混合分岐路131及び2つの第2ガス混合分岐路132の給気口に密封接続されるが、本願の実施例はこれに限定されるものではなく、接続アセンブリ2の具体的な数は、ガス混合チャンネル13の給気口の数に対応して設置すればよい。バルブ22は、具体的には、ハステロイ材質で製造されるエアダイヤフラムバルブを用いてもよく、しかし、本願の実施例はバルブ22の具体的なタイプを限定するものではない。バルブ22は、接続部材21に設けられてプロセスガス供給源に接続され、ガス混合チャンネル13とプロセスガス供給源を選択的に連通、又は遮断することに用いられ、これによりガスプロセスガスを混合チャンネル13に選択的に供給する。上記設計によれば、接続部材21及びバルブ22はいずれもハステロイ材質で製造されるため、フッ化水素腐食を防止することを実現し、プロセスチャンバ100内への汚染を回避することができるだけでなく、両者はいずれもハステロイ材質を用いるため接続アセンブリ2の強度を大幅に向上させることができ、それにより、本願の実施例の故障率を大幅に低下させて耐用年数を延長する。
本願の実施例では、図2、図6A~図6Cに示すように、各接続アセンブリ2は押圧部材23及び密封継手24をさらに含み、押圧部材23は2つの半環状のサブ押圧部材231を含み、2つのサブ押圧部材231は、突き合わせて接続部材21の外周を囲んだ閉鎖環体を形成し、給気ブロックアセンブリ1に接続され、接続部材21を給気ブロックアセンブリ1に押圧することに用いられ、接続部材21は、密封継手24を介してバルブ22に密封接続される。具体的には、押圧部材23は、2つの半環状のサブ押圧部材231で構成する環状構造であってもよく、且つ、2つのサブ押圧部材231が係合して押圧溝232が形成される。2つのサブ押圧部材231は、それぞれ接続部材21の両側に位置し、接続部材21の底端のボスが押圧溝232内に位置するようにする。2つのサブ押圧部材231の両方にはいずれも複数の貫通孔233が設けられ、該複数の貫通孔はそれぞれ複数のボルトを取り付けることに用いられ、複数のボルトは、複数の貫通孔233を貫通した後に給気ブロックアセンブリ1に接続し、接続部材21を給気ブロックアセンブリ1に押圧し、それにより、接続部材21とガス混合チャンネル13の給気口との密封接続を実現する。密封継手24は、具体的には、真空径方向密封(VCR:Vacuum Coupling Radius Seal)継手を用いてもよく、且つ、具体的には、接続部材21とバルブ22との間に設けられ、接続部材21とバルブ22との間の密封接続を実現することに用いられる。上記設計によれば、プロセスガスは密封継手24と接触する必要がないため、接続部材21とバルブ22との密封接続を実現するとともに耐フッ化水素腐食を実現し、それにより、プロセスチャンバ100内への汚染を回避し、接続アセンブリ2の密封効果を大幅に向上させる。
同一の発明思想に基づき、本願の実施例は、半導体プロセス装置を提供し、プロセスチャンバ及び上記各実施例に係る給気手段を含む。
本願の実施例を採用し、少なくとも以下の有益な効果を実現することができる。
本願の実施例に係る半導体プロセス装置の給気手段は、耐食性材質で製造された給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを含み、複数のプロセスガス供給源から供給されたプロセスガスは、それぞれ複数の接続アセンブリを介して給気ブロックアセンブリにおけるガス混合チャンネル内に入り、その後、ガス混合チャンバ内で混合した後にガス輸送チャンネルを介してプロセスチャンバ内に入り、その上、プロセスガスは、常に耐食性材質で形成されたチャンネル内に流れるため、給気手段と反応ガスが接触する位置は、いずれも腐食を防止することができるようにし、それにより、腐食性反応ガス(例えば、フッ化水素)を導入する必要があるプロセスに適用することができ、例えば、アンモニア-フッ化水素ドライエッチングプロセスであり、それにより、本願の実施例の適用性及び適用範囲を向上させることができる。さらに、給気手段と反応ガスが接触する位置はいずれも腐食を防止することができるため、管路腐食による汚染物の発生を回避することができ、それにより、ウェハ表面の粒子状物質(Particle)指標要件を達成することができ、さらにウェハの歩留まりを大幅に向上させる。
理解できるように、以上の実施形態は、本発明の原理を説明するために採用された例示的な実施形態にすぎないが、本発明はこれらに限定されない。当業者であれば、本発明の精神及び本質を逸脱せずに様々な変形及び改良を行うことができ、これらの変形及び改良も本発明の保護範囲とみなされる。
なお、本願の説明において、用語「中心」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで指示される方位又は、位置関係は、図示に基づく方位又は、位置関係であり、本発明の説明を容易にしたり簡略化したりするためのものであり、係る手段又は、素子が特定の方位を有したり、特定の方位で構成及び操作されたりすることを指示又は、暗示しないため、本発明を限定するものではないと理解すべきである。
用語「第1」、「第2」は、単に説明の目的に使用されるものであり、相対的な重要性を指示又は、暗示しないと理解すべきである。これにより、「第1」、「第2」が限定された特徴は、明示的又は、暗黙的に1つ又は、複数の該特徴を含んでもよい。本発明の説明において、特に説明しない限り、「複数」の意味は、2つ又は、2つ以上である。
なお、本願の説明において、特に明確な規定及び限定がない限り、用語「取り付け」、「連結」、「接続」は、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続、着脱可能な接続、又は、一体的接続であってもよく、直接連結、又は、中間媒体を介する間接的連結であってもよく、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
本明細書の説明において、具体的な特徴、構造、材料又は、特徴は、任意の1つ又は、複数の実施例又は、例示において適切な方式で組み合わせることができる。
以上は、本願の一部の実施形態に過ぎず、説明すべきことは、当業者であれば、本願の原理から逸脱せずに、いくつかの改良及び修飾を行うことができ、これらの改良及び修飾も本願の保護範囲と見なされるべきである。

Claims (12)

  1. 半導体プロセス装置のプロセスチャンバの頂部に設けられ、プロセスガスを前記プロセスチャンバ内に輸送するための半導体プロセス装置の給気手段であって、
    給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリを含み、前記給気ブロックアセンブリ及び接続アセンブリはいずれも耐食性材質で製造され、
    前記給気ブロックアセンブリは、前記プロセスチャンバの上蓋に密封接続され、前記給気ブロックアセンブリ内には、ガス混合チャンバ、ガス輸送チャンネル及びガス混合チャンネルが形成され、前記ガス輸送チャンネルの給気口は前記ガス混合チャンバに連通し、前記ガス輸送チャンネルの排気口は前記プロセスチャンバに連通し、前記ガス混合チャンネルは複数の給気口を有し、且つ、複数の給気口はいずれも前記給気ブロックアセンブリの外面に形成され、前記ガス混合チャンネルの排気口は前記ガス混合チャンバに連通し、
    複数の前記接続アセンブリは、いずれも前記給気ブロックアセンブリに設けられ、且つ前記ガス混合チャンネルの複数の給気口に1対1で対応して連通し、複数のプロセスガス供給源に1対1で対応して接続することに用いられ、各前記接続アセンブリは、プロセスガスを前記ガス混合チャンネル内に選択的に導入し、又はプロセスガスの導入を停止することに用いられる、ことを特徴とする半導体プロセス装置の給気手段。
  2. 前記プロセスガスは、フッ化水素ガスを含み、前記給気ブロックアセンブリに用いられる前記耐食性材質は、アルミニウムを含み、前記接続アセンブリに用いられる前記耐食性材質は、ハステロイを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の給気手段。
  3. 前記給気ブロックアセンブリは、順に密封接続された第1給気ブロック、第2給気ブロック及び第3給気ブロックを含み、前記第1給気ブロックは、前記プロセスチャンバの上蓋に密封接続され、
    前記ガス輸送チャンネルは、前記第1給気ブロック及び前記第2給気ブロック内に形成され、前記ガス混合チャンバは、前記第2給気ブロックと前記第3給気ブロックとの間に形成され、前記ガス混合チャンネルは、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に形成される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給気手段。
  4. 温度制御アセンブリをさらに含み、前記温度制御アセンブリは、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出及び制御することに用いられる、ことを特徴とする請求項3に記載の給気手段。
  5. 前記ガス輸送チャンネルは、第1ガス輸送分岐路及び第2ガス輸送分岐路を含み、
    前記第1ガス輸送分岐路は、前記第1給気ブロック内に形成されて互いに連通する第1縦チャンネル及び第1横チャンネルを含み、前記第1縦チャンネルは、前記プロセスチャンバの軸方向に延設され、前記第1横チャンネルは、前記プロセスチャンバの径方向に延設され、前記第1縦チャンネルの排気端は、前記プロセスチャンバに連通し、前記第1横チャンネルの給気端は、前記第2ガス輸送分岐路に連通し、
    前記第2ガス輸送分岐路は、前記第2給気ブロック内に形成されて互いに連通する2つの第2横チャンネルを含み、2つの前記第2横チャンネルは、いずれも前記プロセスチャンバの径方向断面に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、それらのうちの1つの前記第2横チャンネルの排気端は、前記第1横チャンネルの給気端に連通し、別の第2横チャンネルの給気端は、前記ガス混合チャンバに連通する、ことを特徴とする請求項3に記載の給気手段。
  6. 前記第3給気ブロックと前記第2給気ブロックの互いに対向する2つの密封面のうちの少なくとも一方にガス混合溝が開けられ、前記ガス混合チャンバが形成される、ことを特徴とする請求項3に記載の給気手段。
  7. 前記ガス混合チャンネルは、第1ガス混合分岐路、接続分岐路及び複数の第2ガス混合分岐路を含み、前記第1ガス混合分岐路は、前記第3給気ブロック内に形成されて互いに連通する第3横チャンネル及び第4横チャンネルを含み、前記第3横チャンネル及び前記第4横チャンネルは、いずれも前記プロセスチャンバの径方向断面に平行であり、且つ、両者は夾角をなし、前記第3横チャンネルの排気端は、前記ガス混合チャンネルの排気口であって前記ガス混合チャンバに連通し、前記第4横チャンネルの給気端は、前記第3給気ブロックの側面に位置し、
    前記接続分岐路は、前記第3給気ブロック内に形成された第6横チャンネル及び前記第2給気ブロック内に形成された第7横チャンネルを含み、前記第6横チャンネルは、前記第7横チャンネルに互いに連通し、前記第6横チャンネルの排気端は、前記第4横チャンネルに互いに連通し、
    前記第2給気ブロック及び第3給気ブロック内には、共に少なくとも1つの第5横チャンネルが形成され、前記第5横チャンネルは前記第2ガス混合分岐路であり、前記第5横チャンネルの給気端は前記ガス混合チャンネルの給気口であり、前記第3給気ブロックに形成された前記第5横チャンネルの排気端は、いずれも前記第6横チャンネルに連通し、前記第2給気ブロックに形成された前記第5横チャンネルの排気端は、いずれも前記第7横チャンネルに連通する、ことを特徴とする請求項3に記載の給気手段。
  8. 前記温度制御アセンブリは、加熱部材及び第1温度測定部材を含み、前記加熱部材及び前記第1温度測定部材は、いずれも前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1温度測定部材は、前記加熱部材に電気的に接続され、前記第1温度測定部材は、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出するとともに、前記温度に応じて前記加熱部材の加熱電力を制御することに用いられる、ことを特徴とする請求項4に記載の給気手段。
  9. 前記温度制御アセンブリは、第2温度測定部材をさらに含み、前記第2温度測定部材は、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロック内に設けられ、前記第1給気ブロック、前記第2給気ブロック及び前記第3給気ブロックの温度を検出して表示することに用いられる、ことを特徴とする請求項8に記載の給気手段。
  10. 各前記接続アセンブリは、いずれも接続部材及びバルブを含み、前記接続部材の一端は、前記ガス混合チャンネルの給気口に密封接続され、前記接続部材の他端は、バルブに密封接続され、前記バルブは、前記プロセスガス供給源に接続され、前記ガス混合チャンネルと前記プロセスガス供給源を選択的に連通、又は遮断することに用いられる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給気手段。
  11. 各前記接続アセンブリは、いずれも押圧部材及び密封継手をさらに含み、前記押圧部材は、2つの半環状のサブ押圧部材を含み、2つのサブ押圧部材は、突き合わせて前記接続部材の外周を囲んだ閉鎖環体を形成し、前記給気ブロックアセンブリに接続され、前記接続部材を前記給気ブロックアセンブリに押圧することに用いられ、前記接続部材は、前記密封継手を介して前記バルブに密封接続される、ことを特徴とする請求項10に記載の給気手段。
  12. プロセスチャンバ及び請求項1~11のいずれか1項に記載の給気手段を含む、ことを特徴とする半導体プロセス装置。
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