JP2024523358A - 非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品 - Google Patents

非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品 Download PDF

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Abstract

Figure 2024523358000001
エアロゾル供給デバイスを含む非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品が開示されている。本発明の物品は、非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含み、デバイスの加熱素子が前記遠位端を介してエアロゾル発生材のロッド内に延びるようになっている。物品は、前記エアロゾル発生材の前記遠位端にプラグを含み、このプラグは、加熱素子が前記プラグを介してエアロゾル発生材のロッド内を延びるように構成されている。加熱素子を有する非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、本発明によるエアロゾル発生材のロッドを含む物品とを含むシステムも開示している。

Description

本発明は、非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品、該物品および非燃焼系エアロゾル供給デバイスを含むシステムおよび本発明による物品の製造方法に関する。
特定のタバコ産業製品は、使用時にユーザーによって吸入されるエアロゾルを発生させる。例えば、タバコ加熱デバイスは、タバコなどのエアロゾル発生基材を加熱し、基材を燃やさずに加熱することによってエアロゾルを形成する。そのようなタバコ産業製品は、共通してエアロゾルがユーザーの口に到達するように通過するマウスピースを含む。
本明細書で説明する一部の実施態様ではエアロゾル供給デバイスを含む非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品が提供され、該物品は、非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含み、前記デバイスの加熱素子が前記遠位端を介してエアロゾル発生材のロッド内に延びるようになっており、前記物品は、前記エアロゾル発生材の前記遠位端にプラグを含み、このプラグは、加熱素子が前記プラグを介してエアロゾル発生材のロッド内を延びるように構成されている。
プラグは紙から形成されてもよい。
紙はしわ付けされてもよい。
紙は波形に畳まれてもよい。
プラグは、長尺の条片に切断されロッド状になるように寄せ集められるシート材から形成されてもよい。
プラグは、エアロゾル発生材の遠位端と当接してもよい。
物品は、加熱素子を収容するためにエアロゾル発生材の遠位端からエアロゾル発生材のロッド内に長手方向に延びたキャビティを含んでもよい。
物品は、エアロゾル発生材を延びるキャビティと位置合わせされて配置されたプラグ内の経路を含んでもよい。
経路は、プラグ内にあるスリットまたはスロットであってもよい。
本発明の物品は、前記遠位端に対向する吸い口端を含んでもよく、前記吸い口端は、遠位端が非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入された際にユーザーの唇の間で挟まれるように構成されている。
冷却セグメントがエアロゾル発生材と吸い口端との間に位置してもよい。
ろ過セグメントが冷却セグメントと吸い口端との間に位置してもよい。
物品は、プラグの下流に穴を含んでもよく、この穴は、エアロゾル発生材内にこの穴を介して空気が引き込まれるように構成され、さらにまたはこれとは別に空気がプラグを介して物品内に引き込まれる。
物品は、エアロゾル発生材を包むラッパーを含んでもよく、穴がこのラッパーを通して延びていてもよい。
本明細書で説明するいくつかの他の実施態様では加熱素子を有する非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含み、前記デバイスの加熱素子が前記遠位端を介してエアロゾル発生材のロッド内に延びるようになっている物品とを含むシステムが提供され、前記物品はエアロゾル発生材の遠位端にプラグを含み、プラグは加熱素子が前記プラグを介してエアロゾル発生材のロッド内を延びている。
キャビティは、加熱素子を収容するために前記遠位端から長手方向にエアロゾル発生材のロッド内を延びてもよい。
経路はプラグを通って延びてもよく、この経路は、エアロゾル発生材内を延びるキャビティと位置合わせされる。
プラグ内の経路とエアロゾル発生材内のキャビティは、同じ断面形状を有してもよい。
加熱素子とキャビティは、同じ断面形状を有してもよい。
本明細書で説明する一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含む物品の製造方法が提供され、該物品は、前記エアロゾル発生材の前記遠位端にプラグを含み、前記方法は、紙のウェブまたはシートをロッド状に寄せ集めることと、ロッドを包むことと、ロッドを個別のセクションに切断してプラグを形成することとを含む。
本発明の方法は、紙のウェブまたはシートをロッド状に寄せ集める前に紙のウェブまたはシートを波形に畳むことを含んでもよい。
本発明の方法は、シートまたはウェブを形成機の周囲に寄せ集めプラグを通る穴を形成することを含んでもよい。
本発明の実施態様を添付図面を参照してあくまで例示として説明する。
本発明の実施態様による非燃焼系エアロゾル供給デバイスと使用するための物品の側部断面図である。 図1Aに示した物品の変型例である。 本発明の別の実施態様による非燃焼系エアロゾル供給デバイスと使用するための物品の側部断面図である。 異なる実施態様の図1A、1Bまたは2の物品のエアロゾル発生材のA-A線に沿った断面を示している。 異なる実施態様の図1A、1Bまたは2の物品のエアロゾル発生材のA-A線に沿った断面を示している。 異なる実施態様の図1A、1Bまたは2の物品のエアロゾル発生材のA-A線に沿った断面を示している。 異なる実施態様の図1A、1Bまたは2の物品のエアロゾル発生材のA-A線に沿った断面を示している。 異なる実施態様の図1A、1Bまたは2の物品のエアロゾル発生材のA-A線に沿った断面を示している。 非燃焼系エアロゾル供給デバイスの断面図である。 図4に示したエアロゾル供給デバイスのハウジング内の部品の単純化した略図である。 図1A、1Bまたは2に示した物品が挿入された図4に示した非燃焼系エアロゾル供給デバイスの断面図である。
本明細書中では「供給システム」なる用語はユーザーに少なくとも1つの物質を供給するシステムを包含することを意図し、次のものを含む、
紙巻きタバコ、シガリロ、シガーおよびパイプまたは手巻きまたは自作紙巻きタバコ用タバコ(タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ代替え品または他の喫煙材をベースにしているかに関係無く)などの燃焼系エアロゾル供給システム
電子タバコ、タバコ加熱製品、エアロゾル発生材の組合わせを使用してエアロゾルを発生させるハイブリッドシステムなどのエアロゾル発生材を燃焼させずにエアロゾル発生材から化合物を放出する非燃焼系エアロゾル供給システム、および
トローチ、ガム、パッチ、パッチ吸入可能な粉を含む物品およびスヌースまたはモイストスヌースを含む経口タバコなどの経口製品を含むがこれらに限定されないユーザーにニコチンを含むまたは含まない上記少なくとも1つの物質を経口的、経鼻的、経皮的または別の方法で供給するエアロゾルを含まない供給システム。
本開示では「非燃焼系」エアロゾル供給システムは、ユーザーへの少なくとも1つの物質の送出を容易にするために、エアロゾル供給システム(またはその構成要素)の構成エアロゾル発生材を燃焼させないまたは燃やさないシステムである。
一部の実施態様では送出システムは、非燃焼系エアロゾル供給システム、例えば電動非燃焼系エアロゾル供給システムである。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、ベイピング装置または電子ニコチン送出システム(END)としても知られる電子タバコであるが、エアロゾル発生材中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、エアロゾル発生材加熱システムであり、非燃焼加熱システムとしても知られている。このようなシステムの一例は、タバコ加熱システムである。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、エアロゾル発生材の組合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、その1種以上の材料を加熱することができる。エアロゾル発生材のそれぞれは、例えば、固体、液体、またはゲルの形体であり、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。一部の実施態様ではハイブリッドシステムは、液体またはゲルのエアロゾル発生材および固体のエアロゾル発生材を含む。固体エアロゾル発生材は、植物系材料、例えばタバコまたは非タバコ製品を含んでもよい。
通常は非燃焼系エアロゾル供給システムは、非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、その非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するための消耗品とを含む。
本開示は、エアロゾル発生材を含み、非燃焼系エアロゾル供給デバイスに使用するために構成された消耗品に関する。これらの消耗品は、場合によっては本開示を通して物品と称する場合もある。
本明細書で使用する「上流」および「下流」なる用語は、使用の際、物品またはデバイスを介して引き込まれる主流エアロゾルの方向に対して定義される相対的な用語である。「遠位端」と言った場合、デバイスの上流を意味し、これに対して「近位端」と言った場合、デバイスの下流を意味する。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システム、例えばその非燃焼系エアロゾル供給デバイスは、動力源と、コントローラとを含んでもよい。動力源は、例えば電源または発熱動力源であってもよい。一部の実施態様では発熱動力源は、炭素基材を含み、これは動力を熱の形体で発熱動力源に近接したエアロゾル発生材または熱伝導材に分配するように励起される。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムは、消耗品を収容する領域と、エアロゾル発生器と、エアロゾル発生領域と、ハウジングと、マウスピースと、フィルターおよび/またはエアロゾル変性剤とを含む。
一部の実施態様では非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための消耗品は、エアロゾル発生材と、エアロゾル発生材貯蔵領域と、エアロゾル発生材移送部品と、エアロゾル発生器と、エアロゾル発生領域と、ハウジングと、ラッパーと、フィルターと、マウスピースおよび/またはエアロゾル変性剤とを含んでもよい。
消耗品は、送出される物質を含む。その送出される物質は、エアロゾル発生材である。必要に応じて発生材は、1つ以上の活性成分、1つ以上の風味料、1つ以上のエアロゾル形成材および/または1つ以上の他の機能材を含んでもよい。
一部の実施態様では供給される物質は、活性物質を含む。本発明で使用する活性物質は生理反応を達成するまたは高めることを意図した材料である生理的に活性な材料である。活性物質は、例えば栄養補助食品、向知性薬、向精神薬から選択されてもよい。活性物質は自然に発生したものまたは合成で得られたものであってもよい。活性物質は、例えばニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6またはB12またはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、またはこれらの成分、派生物または混合物を含んでもよい。活性物質はタバコ、***または他の植物の成分、派生物または抽出物の1つ以上を含んでもよい。一部の実施態様では活性物質はニコチンを含む。一部の実施態様では活性物質はカフェイン、メラトニンまたはビタミンB12を含む。
本明細書で説明するように活性物質は植物またはその成分、派生物または抽出物を含むまたはそれらから派生したものであってもよい。ここで言う「植物」なる用語は抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種、花、果実、花粉、殻、さやなどの植物から派生したあらゆる材料を含むがこれらに限定されない。これとは別に材料は植物に天然に存在するまたは合成して得られる活性化合物を含んでもよい。材料は、液体、気体、固体、粉体、塵、粉砕された粒子、粒、ペレット、小片、ストリップ、シートなどの形体であってもよい。植物の例としてはタバコ、ユーカリ、トウシミキ、オオアサ、ココア、***、フェンネル、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カミツレ、亜麻、ショウガ、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、リコリス(甘草)、抹茶、マテ茶、オレンジの皮、パパイヤ、バラ、セージ、緑茶または紅茶などの茶、タイム、チョウジ、シナモン、コーヒー、アニシード(アニス)、バジル、月桂樹の葉、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモン果皮、ミント、ビャクシン、ニワトコの花、バニラ、ヒメコウジ、シオガマギク、クルクマ、ターメリック、サンダルウッド、シラントロ、ベルガモット、橙花、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミエン、ハナハッカ、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、ウイキョウ、バーベナ、タラゴン、ゼラニウム、桑、朝鮮人参、テアニン、テアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、ガラナ、クロロフィル、バオバブまたはこれらのあらゆる組み合わせがある。ミントは次のミント種から選択されてもよい、ハッカ、モロッコミント、エジプトミント、ペパーミント、オーデコロンミント、キャンディミント、カーリーミント、ケンタッキーカーネルミント、ホースミント、パイナップルミント、ペニーロイヤルミント、イングリッシュスペアミントおよびマルバハッカ。
一部の実施態様では活性物質は、植物またはその成分、派生物または抽出物の1つ以上を含むまたはそれらから派生したものであってもよく、植物はタバコである。
一部の実施態様では活性物質は、植物またはその成分、派生物または抽出物の1つ以上を含むまたはそれらから派生したものであってもよく、植物はユーカリ、トウシミキ、ココアおよびオオアサから選択される。
一部の実施態様では植物またはその成分、派生物または抽出物の1つ以上を含むまたはそれらから派生したものであってもよく、植物はルイボスおよびフェンネルから選択される。
一部の実施態様では物質は、風味料を含む。
本明細書中で使用する「風味料」および「風味剤」なる用語は、各地の条例で許可されており、成人消費者が望む味、匂いまたは他の体性感覚刺激を生じさせるために使用される。それらは自然発生の風味材料、植物、植物の抽出物、合成によって得られた材料またはそれを組み合わせたもの(例えば、タバコ、***、リコリス(甘草)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カミツレ、フェヌグリーク、チョウジ、メイプル、抹茶、メンソール、ニホンハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インドスパイス、アジアスパイス、ハーブ、ヒメコウジ、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ダイオウ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、桑、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、チャット、ナスワール、キンマ、シーシャ、マツ、ハチミツエキス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、橙花、サクランボ花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイランノキ、セージ、フェンネル、ワサビ、ピメント、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、オオアサ、ハッカ属のいずれかの種からのハッカ油、ユーカリ、トウシミキ、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ茶、オレンジの皮、バラ、緑茶または紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、ニワトコの花、バジル、ローリエの葉、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモン果皮、ミント、シオガマギク、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミエン、ハナハッカ、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、ウイキョウ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、調味料、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容器部位活性化剤または刺激剤、糖及び/または糖置換体(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、サイクラミン酸塩、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、マンニトールなど)や、木炭、クロロフィル、鉱物、植物または息消臭剤などのその他の添加剤を含む。それらは、模倣物、合成または天然の成分またはそれらのブレンドであってもよい。それらは、例えば油などの液体、粉などの固体または気体などのあらゆる好適な形体であってもよい。
一部の実施態様では風味料はメンソール、スペアミントおよび/またはペパーミントを含む。一部の実施態様では風味料はキュウリ、ブルーベリー、柑橘類および/またはレッドベリーの風味成分を含む。一部の実施態様では風味料はオイゲノールを含む。一部の実施態様では風味料はタバコから抽出された風味成分を含む。一部の実施態様では風味料は***から抽出された風味成分を含む。
一部の実施態様では風味料は、感覚惹起剤を含んでもよく、これはアロマまたは味覚神経に加えてまたは代わりに通常第5脳神経(三叉神経)の刺激によって化学的に誘発そして認識され、それらは加熱、冷却、ヒリヒリ感、しびれ感を与える薬剤を含んでもよい。好適な熱作用剤は、バニリルエチルエーテルであるが、これに限定されず、好適な冷却剤はオイカリプトール、WS-3であるが、これらに限定されない。
エアロゾル発生材は、例えば加熱、照射または何らかの他の方法で励起された際にエアロゾルを発生することができる材料である。エアロゾル発生材は、活性物質および/または風味剤を含んでも含まなくてもよい固体、液体またはゲルの形体であってもよい。エアロゾル発生材は、エアロゾル発生システムに使用するための物品に組み込まれる。
本明細書中では「タバコ材」なる用語は、タバコまたはその派生物または代替品を含むあらゆる材料を意味する。タバコ材は、あらゆる好適な形体であってもよい。「タバコ材」なる用語はタバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコまたはタバコ代替え品の内の1つ以上を含んでもよい。タバコ材は粉タバコ、タバコ繊維、刻みタバコ、押し出しされたタバコ、タバコ葉柄、再生タバコおよび/またはタバコ抽出物の内の1つ以上を含んでもよい。
消耗品は、一部またはすべてが使用中にユーザーによって消費されることを意図したエアロゾル発生材を含むまたはそのような発生材からなる物品である。消耗品は、エアロゾル発生材貯蔵領域、エアロゾル発生材移送構成部品、エアロゾル発生領域、ハウジング、ラッパー、マウスピース、フィルターおよび/またはエアロゾル変性剤などの1つ以上の他の構成部品を含んでもよい。また消耗品は、使用時にエアロゾル発生材がエアロゾルを発生するように熱を放射するエアロゾル発生器、特に加熱素子を含んでもよい。ヒーターは、電気伝導によって加熱可能な材料またはサセプタを含んでもよい。
サセプタは、交番磁界などの変動磁場の侵入によって加熱可能な材料である。サセプタは、導電性材料であってもよく、変動磁場の侵入によって加熱材の誘導加熱を生じさせるようにしてもよい。加熱材は、導電性材料であってもよく、変動磁場の侵入によって加熱材の磁気ヒステリシス加熱を生じさせるようにしてもよい。サセプタは、導電性および磁力の両方によるものであってもよく、これにより加熱材は両方の加熱機構で加熱可能になる。変動磁場を発生させるように構成されている装置を本明細書では磁場発生器と言う。
エアロゾル変性剤は、典型的にはエアロゾル発生領域の下流に位置し、発生したエアロゾルを例えばエアロゾルの味、風味、酸度または別の特徴を変えることによって変性するように構成された物質である。エアロゾル変性剤は、エアロゾル変性剤を選択的に放出するように動作可能なエアロゾル変性剤放出構成部品内に設けてもよい。
エアロゾル変性剤は、例えば添加剤または吸着剤であってもよい。エアロゾル変性剤は、例えば風味剤、着色剤、水および炭素吸着剤のうちの1つ以上を含んでもよい。エアロゾル変性剤は、例えば固体、液体またはゲルであってもよい。エアロゾル変性剤は、粉、糸または粒体であってもよい。エアロゾル変性剤はろ過材を含まなくてもよい。
エアロゾル発生デバイスは、アロゾル発生材からエアロゾルを発生させるように構成された装置である。エアロゾル発生デバイスは、エアロゾル発生材を熱エネルギーに晒し、エアロゾルを形成するためにエアロゾル発生材から1つ以上の揮発性物質を放出するように構成されたヒーターを含む。
本明細書で説明するフィラメント状のトウ材料はセルロースアセテート繊維トウを含んでもよい。フィラメント状のトウ材料は、ポリビニルアルコール(PVOH)、ポリ乳酸(PLA)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリ(1,4-ブタンジオールスクシナート)(PBS)、ポリ(ブチレンアジペート-コ-テレフタレート)(PBAT)、スターチ系材料、紙、脂肪族ポリエステル材および多糖ポリマーまたはこれらを組合わせたものなどの繊維を形成するために使用される他の材料を使用して形成してもよい。フィラメント状のトウ材料は、フィルター材がセルロースアセテートトウである場合、トリアセチンなどのフィルター材に適した可塑剤で可塑化してもよく、または可塑化されなくてもよい。トウは、「Y」字状または「X」字状などの他の断面、2.5~15の単糸繊度、例えば8.0~11.0の単糸繊度の繊維のデニール値および5,000~50,000、例えば10,000~40,000の総繊度値を有する繊維のようにあらゆる好適な仕様を使用することができる。
本明細書で図面において同等の特徴、物品または部材を示す場合には同じ参照番号が使用されている。
図1Aは、エアロゾル送出デバイス100を含むエアロゾル送出システム(図4~6参照)に使用するための物品1の側部断面図である。
物品1は、上流または遠位端「D」および下流または近位端「P」を有する。近位端Pは、マウスピース2を含み、遠位端Dは、マウスピース2に接続されたエアロゾル発生セクションを含む。本例ではエアロゾル発生セクションは、ロッド形状のエアロゾル発生材3源を含む。エアロゾル発生材3は、エアロゾル発生材3からなる複数のストランドまたは条片を含んでもよい。例えば、エアロゾル発生材3は、エアロゾル化可能な材料からなる複数のストランドまたは条片および/または非晶質固体からなる複数のストランドまたは条片を含んでもよい。
本例ではエアロゾル発生材3は、エアロゾル発生材の複数のストランドおよび/または条片を含み、ラッパー4によって囲まれている。本例ではラッパー4は水分非透過性ラッパーである。
エアロゾル発生材の複数のストランドまたは条片3は、それらの長手方向の寸法が物品1の長手方向軸X-X’と平行に位置合わせされるようにエアロゾル発生セクション内に位置合わせされてもよい。これとは別にストランドまたは条片は、それらの長手方向の寸法が物品1の長手方向軸を横切るように大まかに配置されてもよい。
本例ではエアロゾル発生材のロッド3は、約22.7mmの円周を有する。別の実施態様ではエアロゾル発生材のロッド3は、あらゆる好適な円周、例えば約20mm~約26mmの円周を有してもよい。
物品1は、以下に詳しく説明するようにエアロゾル発生セクションのエアロゾル発生材3内に挿入するためのブレードまたはピンなどの加熱素子103の形体のエアロゾル発生器を含む非燃焼系エアロゾル供給デバイス100(図4参照)に使用するために構成されている。
マウスピース2は、エアロゾル発生材3源の直ぐ下流および隣接して位置する冷却部材とも言われる冷却セクション5を含む。本例では冷却部材5は、エアロゾル発生材3源と当接関係にある。マウスピース2はまた本例では冷却部材の下流に材料体6と、物品1の吸い口端2で材料体5の下流に中空の管状部材7を含む。
冷却部材5は、中空の流路を含み、約1mm~約4mm、例えば約2mm~約4mmの内径を有する。本例では中空の流路は、約3mmの内径を有する。中空の流路は、冷却部材5の全長に沿って延びている。本例では冷却部材5は、単独の中空の流路を含む。別の実施態様では冷却部材5は、複数の流路、例えば、2、3または4つの流路を含んでもよい。本例では単独の中空の流路は、実質的に円筒状であるが、別の実施態様では他の流路形状/断面も使用してもよい。中空の流路は、空間を供し、その中で冷却部材5内に引き込まれたエアロゾルが膨張し、冷える。すべての実施態様において冷却部材5は、1つ以上の中空の流路の断面積を制限し、使用の際、冷却部材5内へのタバコの移動を制限するように構成されている。
水分非透過性ラッパー4は、エアロゾル発生材3との摩擦が小さく、これは結果として加熱素子103がエアロゾル発生材3のロッドに挿入される際にエアロゾル発生材3のストランドおよび/または条片が冷却部材5内で長手方向にずれやすくなる。エアロゾル発生材3源に直接隣接して冷却部材5を設け、この範囲の直径を有する内方流路を含むことによって、デバイス100の加熱素子103がエアロゾル発生材3のロッドに挿入される際にエアロゾル発生材3のストランドおよび/または条片の長手方向のずれが少なくなる。使用時にエアロゾル発生材のずれを少なくすることは、結果としてロッドの長さに沿ってエアロゾル発生材3の充填密度をより一定にするという利点が得られ、その結果としてエアロゾルをより一定かつ良好に発生させることができる。
冷却部材5は、半径方向に壁厚を有してもよい。冷却部材5が所定外形の場合に冷却部材5の壁厚は、冷却部材5の壁によって囲まれたチェンバーの内径を画定する。冷却部材5は、少なくとも約1.5mm、最大で約2mmの壁厚を有してもよい。本例では冷却部材5は、約2mmの壁厚を有する。この範囲内の壁厚を有する冷却部材5を設けることによって、エアロゾル発生器が物品1に挿入された際にエアロゾル発生材3のストランドおよび/または条片の長手方向のずれを少なくすることでエアロゾル発生セクション内にエアロゾル発生材3源が使用時に良好に保持される。
冷却部材5は、フィラメント状のトウから形成されている。その他の構成も使用可能であり、冷却部材5を形成するために接合した継ぎ目を有する平行に巻かれた複数の紙の層またはらせん状に巻かれた紙の層、ボール紙管、混凝紙型処理の成型または押し出しされたプラスチック管などを使用して形成された管またはそれに類するものも使用できる。冷却部材5は、製造中および物品1の使用中に生じるであろう軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるに充分な剛性を有するように製造される。
冷却部材5の壁材は、エアロゾル発生材3によって発せられたエアロゾルの少なくとも90%が冷却部材5の壁材ではなく、1つ以上の中空の流路を長手方向に通過するように比較的非孔性にしてもよい。例えば、エアロゾル発生材3によって発せられたエアロゾルの少なくとも92%または少なくとも95%が1つ以上の中空の流路を通過できる。
一部の例ではマウスピース2は、110mm超の内部容積を有するキャビティを含む。少なくともこの容積のキャビティを設けることで良好なエアロゾルを形成できることが分かっている。特定の実施態様において、マウスピース2は、例えば冷却部材5内に形成され、内部容積が110mm超、または130mm超であって、さらにエアロゾルを向上させるキャビティを含む。一部の例では内部キャビティは、約130mm~約230mm、例えば約134mmまたは227mmの容積を含む。
冷却部材5は、冷却部材5の第1の上流端部に入る加熱されて揮発した成分と冷却部材5の第2の下流端部を出る加熱されて揮発した成分との間で少なくとも40℃の温度差を設けるように構成することができる。冷却部材5は、好ましくは冷却部材5の第1の上流端部に入る加熱されて揮発した成分と冷却部材5の第2の下流端部を出る加熱されて揮発した成分との間で少なくとも60℃、好ましくは少なくとも80℃およびより好ましくは少なくとも100℃の温度差を供するように構成される。冷却部材5の長さに亘るこの温度差は、加熱された際のエアロゾル発生材3の高温から温度感受性の材料体6を保護する。
使用時にエアロゾル発生セクションは、約15~約40mmHOの圧力降下を示してもよい。一部の実施態様ではエアロゾル発生セクションは、約15~約30mmHOのエアロゾル発生セクションの圧力降下を示す。
本実施態様ではエアロゾル発生材のロッド3を囲む水分非透過性ラッパー4は、アルミニウム箔を含む。他の実施態様ではラッパー4は、任意にラッパーの材料を実質的に水分非透過性にするバリアコーティングを含む紙のラッパーを含む。アルミニウム箔は、エアロゾル発生材3内でエアロゾルの形成を高める上で特に効果的であることが分かっている。本例ではアルミニウム箔は厚さが約6μmの金属層を有する。本例ではアルミニウム箔は台紙を有する。しかしながら、別の構成ではアルミニウム箔は、他の厚さ、例えば4μm~16μmの厚さであってもよい。またアルミニウム箔は、台紙を必要としないが、例えば箔に適度な引っ張り強度を供するのに役立つ他の材料から形成された裏当て材を有することも可能であり、あるいは裏当て材を持たなくてもよい。アルミニウム以外の金属層または箔も使用可能である。ラッパーの厚さの合計は、好ましくは20μm~60μmまたは30μm~50μmで、適した構造的完全性および伝熱特性を有するラッパーを供することができる厚さである。ラッパーが破れるまでのラッパーに加えることができる張力は、3,000グラム重量超、例えば3,000~10,000グラム重量または3,000~4,500グラム重量である。ラッパーが紙または紙の台紙、即ちセルロース系材料を含む場合、ラッパーは約30gsm超の坪量を有してもよい。例えば、ラッパー4は、約40gsm~約70gsmの範囲の坪量を有してもよく、これはエアロゾル発生材3のロッドの剛性を向上させる。この範囲の坪量を有するラッパー4によって供される向上した剛性は、物品が使用時に例えば物品がデバイスに挿入されるおよび/または熱発生器が物品に挿入される際に物品が受ける力による揉み潰しまたはたの変形に対してエアロゾル発生材ロッド3が抵抗できるようにする。
本例では水分非透過性ラッパー4も実質的に空気を通さない。別の実施態様ではラッパー4は、100コレス単位未満の通気度または60コレスタ単位未満を有してもよい。低通気性、例えば100コレスタ単位未満、より好ましくは60コレスタ単位未満の通気性のラッパーは、結果としてエアロゾル発生材3でのエアロゾルの形成を向上させることになることが分かっている。いかなる理論にも束縛されることを望まないが、これはラッパー4を介したエアロゾル化合物の損失が少なくなることによると推定される。ラッパー4の通気性は、シガレットペーパー、フィルタープラグラッパーおよびフィルター接合ペーパーとして使用される材料の空気透過度の測定に関するISO 2965:2009に従って測定することができる。
材料体6は、実質的に円筒状の外形を全体的に画定し、第1のプラグラッパー8に包まれている。第1のプラグラッパー8は、50gsm未満または20~40gsmの坪量を有してもよい。第1のプラグラッパー8は、30μm~60μmまたは35μm~45μmの厚さを有してもよい。第1のプラグラッパー8は、例えば100コレス単位未満、例えば50コレスタ単位未満の通気度を有する非孔性プラグラッパーであってもよい。しかしながら、他の実施態様では第1のプラグラッパー8は、例えば200コレスタ単位超の通気性を有する多孔性プラグラッパーであってもよい。
図1Aに示すように物品1のマウスピース2は、エアロゾル発生材のロッド3に隣接する上流端2aを含む。近位端にはマウスピース2は、フィラメント状のトウから形成された中空の管状部材7を有する。これは物品1の使用時に消費者の唇に接触するマウスピースの下流端部2bでマウスピース2の外面の温度が著しく低下させるという有利な発見があった。加えて管状部材7を使用することで管状部材7の上流であってもマウスピース2の外面の温度を著しく低下させるということも分かっている。いかなる理論にも束縛されることを望まないが、これはマウスピース2の中央に近いところでエアロゾルを流し、従ってエアロゾルからの熱のマウスピース2の外面への移行を低減する管状部材7によると推定される。
中空の管状部材7の「壁厚」は、半径方向の管7の壁の厚さに対応する。これは、例えばノギスを使用して測定される。壁厚は、0.9mm超であると有利であり、1.0mm以上であってもよい。壁厚は、中空の管状部材7の壁の全周囲で実質的に一定である。しかしながら、壁厚が実質的に一定でない場合、壁厚は、中空の管状部材7の周囲の任意の箇所で好ましくは0.9mm超または1.0mm以上である。本例では中空の管状部材4の壁厚は約1.3mmである。
チッピング紙9はマウスピース2の全長およびエアロゾル発生材のロッドの一部に亘って巻かれ、その内面に接着剤を有し、マウスピース2とロッド3を接続している。本例ではエアロゾル発生材3のロッドは、第1の包装材を形成するラッパー4に包まれ、チッピング紙9は、マウスピース2とロッド3を接続するためにエアロゾル発生材3のロッドの少なくとも一部に亘って延びた外方包装材を形成する。一部の例ではチッピング紙9は、エアロゾル発生材3のロッドの一部のみに亘って延びてもよい。
物品1を介して引き込まれる物品1のエアロゾルの換気レベルは、約10%である。別の実施態様では物品1を介して引き込まれる物品1のエアロゾルの換気レベルは、1%~20%、例えば1%~12%である。これらのレベルの換気は、吸い口端2bでユーザーによって吸入されるエアロゾルの均一性を増加させることに役立ち、エアロゾル冷却工程を補助する。換気は、物品1のマウスピース2内に直接設けられる。本例では換気は、冷却部材5内に設けられ、これはエアロゾル発生プロセスを補助する上で特に有益であることが分かっている。換気は、穿孔によって、本例ではマウスピース2の下流の吸い口端2bから13mmの所に位置するレーザーによるミシン目の単独の列として供される。別の実施態様では2またはそれ以上の列の換気ミシン目10を設けてもよい。これらのミシン目10は、チッピング紙9、第2のプラグラッパー11および冷却部材5を通る。別の実施態様では換気は、マウスピース2の他の位置、例えば材料体6または第1の管状部材7内に設けることができる。物品1は、ミシン目が物品1の上流端部から約28mm以下、好ましくは物品1の上流端部から20mm~28mmの所に設けられるように構成されてもよい。本例では開口部が物品1の上流端部から約25mmの所に設けられている。
エアロゾル発生材3は、タバコ材などの植物系材料を含んでもよい。エアロゾル発生材3は、タバコ材などの植物系材料を含むエアロゾル化可能な材料からなるシートまたは刻まれたシートであってもよい。
植物系材料は、微粒子状または粒状の材料であってもよい。一部の実施態様では植物系材料は粉である。これとは別にまたは加えて、植物系材料は条片、ストランド、またはタバコの繊維を含んでもよい。例えばタバコ材が供される場合、タバコ材は、タバコの微粒子、粒子、繊維,、条片および/またはストランドを含んでもよい。一部の実施態様ではタバコ材は、タバコ材の微粒子または粒子からなる。
タバコ材の密度は、熱がタバコ材に伝わる速度に影響を与え、低密度、例えば900mg/ccの密度では熱は材料内にゆっくりと伝わり、したがって、エアロゾルをより持続的に放出できる。
タバコ材は、例えば紙再生タバコ材のような約900mg/cc未満の密度を有する再生タバコ材を含んでもよい。例えば、エアロゾル発生材3は、約800mg/cc未満の密度を有する再生タバコ材料を含む。これとは別にまたは加えてエアロゾル発生材は、少なくとも350mg/ccの密度を有する再生タバコ材料を含んでもよい。
タバコ材は、タバコ植物のあらゆる部分から得られるタバコを含んでもよい。一部の実施態様ではタバコ材は、タバコ葉を含む。
シートまたは刻まれたシートは、5%~約90重量%のタバコ葉を含んでもよい。
エアロゾル発生材3は、エアロゾル形成材を含んでもよい。エアロゾル形成材は、エアロゾルを形成できる1種以上の成分を含む。エアロゾル形成材は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、酢酸ベンジルフェニル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、および炭酸プロピレンのうちの1つ以上を含む。エアロゾル形成材は、グリセロールまたはプロピレングリコールであってもよい。
エアロゾル化可能な材料からなるシートまたは刻まれたシートは、エアロゾル形成材を含む。エアロゾル形成材は、シートまたは刻まれたシートの重量で乾式重量基準で約50%以下の量で供される。エアロゾル形成材は、シートまたは刻まれたシートの重量で乾式重量基準で約5%~約40%、シートまたは刻まれたシートの重量で乾式重量基準で約10%~約30%またはシートまたは刻まれたシートの重量で乾式重量基準で約10%~約20%の量で供される。
エアロゾル発生材3は、充填材を含んでもよい。一部の実施態様ではシートまたは刻まれたシートは、充填材を含む。充填材は、一般に非タバコ成分、即ちタバコ由来の成分を含まない成分である。充填材は、炭酸カルシウム、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイドシリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウムおよびモレキュラーシーブなどの好適な無機吸着剤の内の1つ以上を含んでもよい。充填材は、木繊維またはパルプまたは小麦繊維などの非タバコ繊維であってもよい。セルロースを含む材料またはセルロースの派生物を含む材料であってもよい。充填材成分は、非タバコキャスト材または非タバコ押し出し材であってもよい。
本明細書のエアロゾル発生材3は、本明細書に記載の風味料のいずれかのようなエアロゾル変性剤を含んでもよい。1つの実施態様ではエアロゾル発生材3は、メンソールを含む。そのエアロゾル発生材3がエアロゾル供給システムに使用するための物品内に組込まれる場合、その物品はメンソール化された物品と言う場合もある。エアロゾル形成材3は、0.5mg~20mgのメンソール、0.7mg~20mgのメンソール、1mg~18mgまたは8mg~16mgのメンソールを含んでもよい。
一部の実施態様では組成物は、エアロゾル形成「非晶質固体」を含んでもよく、これはこれとは別に「モノリシック固体」(即ち、非繊維性)とも言われる。一部の実施態様では非晶質固体は乾燥ゲルを含んでもよい。非晶質固体は、その内部に液体などの流体を保持する固体材料である。
一部の例では非晶質固体は、
‐1~60wt%のゲル化剤、
‐0.1~50wt%のエアロゾル形成剤および
‐0.1~80wt%の風味剤を含み、これらの重量は乾式重量基準で計算される。
一部の別の例では非晶質固体は、
‐1~50wt%のゲル化剤、
‐0.1~50wt%のエアロゾル形成剤および
‐30~60wt%の風味剤を含み、これらの重量は乾式重量基準で計算される。
非晶質固体材料は、シートまたは刻まれたシートの形体で提供されてもよい。非晶質固体材料は、エアロゾル化可能な材料のシートまたは刻まれたシートと同じ形体であってもよい。
エアロゾル発生材3は、紙再生タバコ材を含んでもよい。組成物は、これとは別にまたは加えて本明細書で説明したいずれかの形体のタバコを含んでもよい。エアロゾル発生材3は、10~90重量%のタバコ葉を含むタバコ材を含むシートまたは刻まれたシートを含んでもよく、エアロゾル形成材は、シートまたは刻まれたシートの約20重量%の量で供され、タバコ材の残りは紙再生タバコを含む。
エアロゾル発生材3が非晶質固体材料を含む場合、非晶質固体材料は、メンソールを含む乾燥ゲルであってもよい。
ある実施態様の非燃焼系エアロゾル供給デバイス100の部品を図4に単純化して示す。特に非燃焼系エアロゾル供給デバイス100の要素は図4に縮尺通りに描かれていない。本実施態様の理解に関係しない要素は、図4を簡略化するために省略されている。
図4に示すように非燃焼系エアロゾル供給デバイス100は物品1を収容するための領域102を含むハウジング101を有する非燃焼系エアロゾル供給デバイスを含む。
物品1が領域102に収容されると、エアロゾル発生材の少なくとも一部がヒーター103に熱的に近接する。物品1が領域102に完全に収容されると、エアロゾル発生材3の少なくとも一部がヒーター103と直に接触する。エアロゾル発生基材3が異なる温度で一連の揮発成分を放出する。電気的に加熱されたエアロゾル発生システム100の最大作動温度を制御することによって望ましくない成分の選択的な放出が選択された揮発成分の放出を妨げることによって制御される。
図5に示すようにハウジング101内に電気エネルギー供給部104、例えば充電可能なリチウムイオンがある。コントローラ105がヒーター103、に接続され、電気エネルギー供給部104およびユーザーインターフェース106、例えばボタンまたはディスプレイに接続されている。コントローラ105は、ヒーター103に供給される電力を制御してヒーターの温度を規制する。通常はエアロゾル形成基材が250~450℃の温度に加熱される。
図6は、ヒーター103が物品1のエアロゾル発生材3内に挿入されている図4に示した種類の非燃焼系エアロゾル供給デバイスの略式断面図である。非燃焼系エアロゾル供給デバイス100は、ユーザーによるエアロゾル発生物品1の消費のためにエアロゾル発生物品1と係合して示されている。
非燃焼系エアロゾル供給デバイス100のハウジング101は、キャビティ形状の領域102を画定し、消費のためにエアロゾル発生物品1を収容するために近位端(または吸い口端)で開口している。キャビティの遠位端は、ヒーター103を含む加熱装置によって橋渡しされている。ヒーター103は、ヒーターの活性加熱領域がキャビティ内に位置するようにヒーター取り付け具によって保持されている。ヒーター103の活性加熱領域は、エアロゾル発生物品1がキャビティ内に完全に収容された際にエアロゾル発生物品1のエアロゾル発生セクション内に位置する。
ヒーター103は、エアロゾル発生材3内に挿入するように構成されている。物品1がデバイス100内に押し込まれると、ヒーター103のテーパーした先端がエアロゾル発生材3と係合する。物品1に力を加えることによってヒーターがエアロゾル発生材3内に刺さる。物品1が非燃焼系エアロゾル供給デバイス100と適切に係合すると、ヒーター103がエアロゾル発生材3内に挿入される。ヒーター103を作動させると、エアロゾル発生材3が温められ、揮発性の物質が発生するまたは放出される。ユーザーがマウスピース2で吸い込むと、空気が物品1内に引き込まれ、揮発性成分が凝縮し、吸入可能なエアロゾルを形成する。このエアロゾルは物品1のマウスピース2を通過し、ユーザーの口内に移動する。
加熱素子103はプラグ25を介してエアロゾル発生材3内に挿入されるように、物品1は、図1ABおよび図2に示すようにエアロゾル発生材3の遠位端Dにプラグ25を含む。
プラグ25は、それを貫通する画定された1つ以上の穴を有してもよく、その穴は、その直径を横断して均一であってもよい。
プラグ25は、弾性的に圧縮性の材料で作製でき、加熱素子103がプラグを介して押されることに応答して変形するようになっている。プラグ25の穴は、プラグ25を介して加熱素子103を挿入するために必要な力を小さくする。プラグ25の穴は、加熱素子103の断面形状を補う断面形状を有してもよい。例えば、加熱素子103がピンであり、円筒状の断面を有する場合、プラグ25の穴も円筒状であってもよい。これとは別に加熱素子103がブレードである場合、プラグ25の穴はスロットとして形成してもよい。
プラグ25は取り出される際、加熱素子103を拭いてもよい。理想的にはしたがってプラグ25の穴の大きさは、加熱素子103よりわずかに小さく、プラグ25の材料は、取り出す際に拭き取り機能を実行するために加熱素子103と接触するようになっている。
プラグ25は紙から形成してもよい。特にプラグ25は、紙のしわ付けされたウェブまたは一枚以上の紙のシート、またはしわ付けされ波形に畳まれた一枚以上の紙のシートから形成してもよい。紙がしわ付けされる程度または密接度が、加熱素子103をプラグ25を介して挿入する際の抵抗を調整する。密にしわ付けされた紙のプラグは、よりゆるくしわ付けされた紙のプラグ25に対して加熱素子103の挿入時の抵抗を大きくする。またプラグ25は紙または他のシート材を長尺の条片に切断し、ロッド状に寄せ集められることによって形成してもよい。
エアロゾル発生品1に使用するための波形に畳まれたウェブの製造装置および方法は、当業界では知られており、通常はウェブまたはシートに複数の平行な等間隔の長手方向に延びたしわ付けされた波形を設ける一対のインターリーブローラーに、ウェブまたはシートを供給することを含む。波形に畳まれると、シートまたはウェブは、寄せ集められて連続したロッドを形成する。シートまたはウェブが寄せ集められる度合いによって複数のランダムに配置され、長手方向に延びた流路がロッドに残る。次にロッドは包まれ、小さいセグメントに切断され、プラグ25を形成する。
プラグ25に穴が設けられる場合、それはシートがロッド状になるように寄せ集められた後に穴を切り取るのとは対照的にシートまたはウェブを形成機の周囲に寄せ集めてもよい。形成機の断面形状は、プラグ25を通る意図した穴の所望の断面形状に対応してもよい。シートを形成機の周囲に寄せ集めることによってシートまたはウェブは完全な状態にあり、穴を形成するために壊れることはない。穴は、加熱素子103がプラグ25を形成する寄せ集められた紙が折れたり破れたりしないようにするためのものであってもよい。ヒーター103はむしろ穴に収容されてもよい。穴がヒーター103の形状と異なりそれより小さい場合、ヒーター103がプラグ25を形成する紙を裂いたりまたは傷つけたりせずに挿入時に紙を押し出してもよい。
加熱素子103がエアロゾル発生材3に収容されると、物品1はプラグ25によってよりしっかりと保持される。これにより物品1は使用時にデバイス100からずれにくくなるので、物品1とデバイス100を使用しやすくし、かつ安全に使用することができる。
これら1つ以上の穴は、エアロゾル発生材3の1つ以上のキャビティ20に対応して位置し、デバイス100の加熱素子103がエアロゾル発生材3の1つ以上のキャビティ20を通過する前にプラグ25の穴を通過するようになっている。プラグ25の1つ以上の穴は、エアロゾル発生材3のキャビティ20の断面形状と同じまたは異なる断面形状を有してもよい。
図1Aの実施態様ではエアロゾル発生材3は、中実であり、即ちその中をキャビティが延びていない。エアロゾル発生材3にキャビティが無いと、プラグ25に穴が設けられないと想定されるが、プラグ25に穴を設けて加熱素子103をそれを介してエアロゾル発生材内に挿入することが可能である。
状況次第でそして特にプラグ25が比較的密な材料で作製されているまたはきつく圧縮されロッド状に寄せ集められている場合、プラグ25は、それを通る空気流を制限する。これを軽減するために空気がプラグ25を介して消耗品に引き込まれることに加えてまたはこれとは別にプラグ25の下流でラッパー4にミシン目または穴30(図1B参照)を設けて空気がこのミシン目を介して消耗品そしてエアロゾル発生材3に引き込むことができるようにするこが可能である。
穴またはミシン目30が設けられている場合、デバイスも物品が使用時にデバイスに収容された際に空気を穴に到達できるようにする経路を供するように変更してもよい。
図2に示す別の実施態様では物品1がデバイス100に挿入された際にデバイス100の加熱素子103がキャビティに収容されるように遠位端Dから長手方向に近位端Pの方向へ延びるキャビティ20がエアロゾル発生材3に設けられている。この実施態様ではプラグ25もそれを通って延びた穴を有してもよい。この実施態様も空気がプラグ25を介して消耗品に引き込まれることに加えてまたはこれとは別にプラグ25の下流でラッパー4にミシン目30(図1B参照)を有してもよく、空気がこのミシン目を介して消耗品に引き込むことができるようしてもよい。
一部の実施態様ではキャビティ20は、物品の長手方向軸X-X’と同軸であり、エアロゾル発生材3は管状であってもよい。他の実施態様ではキャビティ20は、長手方向軸X-X’からオフセットしてもよく、および/または複数のキャビティ20を含んでもよく、その内の1つ以上は、物品1がデバイス100内に挿入された際に加熱素子103を収容する。
1つ以上のキャビティ20は、エアロゾル発生材3の全長を延びてもよい。これとは別にキャビティ20のいくつかまたは全てはエアロゾル発生材3の長さの一部を延びてもよい。
本発明の実施態様においてキャビティの内面21、即ちエアロゾル発生材3の内壁21は、エアロゾル発生材3の表面積を大きくし、かつ、エアロゾルとエアロゾル発生材3の接触時間を長くするように型が形成されてもよく、または該表面積を大きくし、接触時間を長くするように設けられた流路を有してもよい。例えば、内壁21aは、螺旋形状の溝または凹部のようなその中に形成されたライフル型のパターンを有してもよい。デバイス100の加熱素子103は、物品1を挿入時に回転させ、効果的にエアロゾル発生材3を加熱素子103にネジ込まれるように相補的な形状を有してもよい。他の実施態様では加熱素子103は、全く回転させることを必要とせずにそして内壁21a内に切れ込まれた型に関係無くキャビティ20内にスライドするピンまたはブレードであってもよい。例えば、別の実施態様ではエアロゾル発生材3の内壁21aは、物品1の上下流端部の間を長手方向に延びる直線状の丸溝または溝を有してもよい。
該または各キャビティ20は、図3aの断面図に示すように円形の断面を有するが、他の断面形状も可能である。例えば、キャビティ20の断面は、図3bに示すようにスロットまたは図3cに示すように星形形状であってもよい。またいくつかの他の非円形断面を有してもよい。これらの実施態様では加熱素子103は、加熱素子103とキャビティのの向きを挿入前に合わせる必要がないように円筒状、即ちピン形状であってもよい。しかしながら、加熱素子103とキャビティ20は、同じ断面形状を有することも可能である。
キャビティ20の形状に関係無くそしてキャビティ20と加熱素子103が同じ断面形状を有しているかに関係無く、加熱素子103は、キャビティ20にに嵌合または締まりばめされてもよい。特定の実施態様では加熱素子103は、エアロゾル発生材3がデバイス100内への挿入時に加熱素子103によって圧縮または変形されるようにキャビティ20より僅かに大きくてもよい。
エアロゾル発生材3のキャビティ20の内壁21aは、エアロゾル発生材とは異なる材料の層によってコーティングされてもよくまたはそうでなければそのような層を付着させてもよい。例えば、非晶質固体および/またはゲルおよび/または紙などのシート材層または第1のものとは異なるエアロゾル発生材の別の層を内壁21aに配置してもよい。エアロゾル発生材の1つ以上のキャビティは、したがってこの第2の層を通って延びる。内方材料層は、加熱素子103がより簡単にキャビティ20内にスライドするようにエアロゾル発生材と較べて低い摩擦係数を有してもよい。
本発明の一部の実施態様では加熱素子103およびそれが挿入されるキャビティ20は、加熱素子103全体がキャビティ20を満たさないように異なる断面を有し、エアロゾル発生材3の内壁と加熱素子103の間にエアロゾルが流れる1つ以上の経路を残す。また当然のことながら複数のキャビティ20があってもよく、そのうちの1つまたは一部だけが加熱素子103によって占められ、エアロゾル発生材3を介してエアロゾルが自由に流れるようにする他の経路を残してもよい。加熱素子103の大きさに対して経路の大きさを調整することによってまたは加熱素子103に占められていない追加のキャビティ20を設けることによってエアロゾル発生材3の吸引抵抗を特定の製品またはマーケット用に調整し、最適化することができる。図3eは、5つのキャビティがあり、加熱素子が中央のキャビティに長手方向軸X-X’と同軸に収容されるように構成されている構造を示している。残りのキャビティは、エアロゾル発生材を通る流路を形成し、デバイス100の加熱素子103を収容する中央キャビティと同じまたは異なる大きさまたは形状であってもよい。
一部の実施態様ではエアロゾル流の経路は、加熱素子103が収容されるキャビティ20と一体となっている部分として形成されている。特に加熱素子103およびキャビティ20は、加熱素子103とエアロゾル発生材3の内壁との間に経路を形成するために断面形状が異なる。特定の実施態様では加熱素子103は、円形の筒、楕円形の筒、放物型の筒または双曲の筒を含む円筒形状であってもよい。加熱素子103は、円筒状、即ちピンの形体であるが、キャビティ20は、図3dに示すようにほぼ円形のセクションとそこから延びた突出部21aを有する鍵穴形状の断面を有し、加熱素子103がキャビティ20のほぼ円形のセクションに収容され、エアロゾル発生材3を通るエアロゾル流の自由経路を形成するために残りの突出部21aは開いたままの状態である。突出部21aの大きさおよび/または突出部21aの数は、必要とされる吸引抵抗に基づいて決定してもよい。
本発明の実施態様のいずれかにおいて、エアロゾル発生材3の1つ以上のキャビティ20は、それらの長さに沿って均一でなくてもよい。例えばそれらの形状は、エアロゾル発生材3の長さに沿って異なってもよく、あるいはキャビティ20は、テーパーしてもよい。例えば、キャビティ20は、エアロゾル発生材3の遠位端から離れて延びる方向に狭くなってもよい。
いずれの実施態様において、エアロゾル発生材3は、ダイを介して押し出し成型されてもよい。この製造方法ではダイにはマンドレルを設けることができ、その上にエアロゾル発生材3が押し出され、エアロゾル発生材3にキャビティ20を形成する。マンドレルは、円筒状でもよいが、エアロゾル発生材3内に要求される断面形状のキャビティを形成するために他の形状または構造であってもよい。
別の実施態様ではエアロゾル発生材3は、金型にエアロゾル発生材を置いてその金型の形を保持するようにエアロゾル発生材を硬化させることによる金型成型法で形成してもよい。金型は、エアロゾル発生材内にキャビティ20を形成するための形状の内部コアを有してもよい。
プラグ25にそれを通って延びた1つ以上の穴が設けられている場合、それらの穴はエアロゾル発生材3の1つ以上のキャビティと同じ断面形状を有してもよい。さらにプラグの1つ以上の穴は、加熱素子がプラグ25の穴を介してエアロゾル発生材3のキャビティ内に直接挿入できるようにエアロゾル発生材3の1つ以上のキャビティと位置合わせされてもよい。
本明細書に記載の種々の実施態様は、特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。これらの実施態様は単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。

Claims (22)

  1. エアロゾル供給デバイスを含む非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品であって、該物品は、非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含み、前記デバイスの加熱素子が前記遠位端を介してエアロゾル発生材のロッド内に延びるようになっており、前記物品は、前記エアロゾル発生材の前記遠位端にプラグを含み、このプラグは、加熱素子が前記プラグを介してエアロゾル発生材のロッド内を延びるように構成されている物品。
  2. プラグは紙から形成されていることを特徴とする請求項1記載の物品。
  3. 紙はしわ付けされることを特徴とする請求項2記載の物品。
  4. 紙は波形に畳まれることを特徴とする請求項3記載の物品。
  5. プラグは、長尺の条片に切断されロッド状になるように寄せ集められるシート材から形成されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の物品。
  6. 前記プラグは、エアロゾル発生材の遠位端に当接することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の物品。
  7. 加熱素子を収容するためにエアロゾル発生材のロッドの遠位端からエアロゾル発生材のロッド内を長手方向に延びたキャビティを含むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の物品。
  8. エアロゾル発生材を延びるキャビティと位置合わせされて配置されたプラグ内の経路を含むことを特徴とする請求項7記載の物品。
  9. 経路は、プラグ内にあるスリットまたはスロットであることを特徴とする請求項8記載の物品。
  10. 前記遠位端に対向する吸い口端を含み、前記吸い口端は、遠位端が非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入された際にユーザーの唇の間で挟まれるように構成されていることを特徴とする請求項7乃至9いずれか1項記載の物品。
  11. 冷却セグメントがエアロゾル発生材と吸い口端との間に位置していることを特徴とする請求項10記載の物品。
  12. ろ過セグメントが冷却セグメントと吸い口端との間に位置していることを特徴とする請求項11記載の物品。
  13. プラグの下流に穴を含んでもよく、この穴は、エアロゾル発生材内にこの穴を介して空気が引き込まれるように構成され、さらにまたはこれとは別に空気がプラグを介して物品内に引き込まれることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載の物品。
  14. エアロゾル発生材を包むラッパーを含み、穴が前記ラッパーを通して延びていることを特徴とする請求項13記載の物品。
  15. 加熱素子を有する非燃焼系エアロゾル供給デバイスと、非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含み、前記デバイスの加熱素子が前記遠位端を介してエアロゾル発生材のロッド内に延びるようになっている物品とを含むシステムであって、該物品はエアロゾル発生材の遠位端にプラグを含み、プラグは加熱素子が前記プラグを介してエアロゾル発生材のロッド内を延びているシステム。
  16. キャビティは、加熱素子を収容するために前記遠位端から長手方向にエアロゾル発生材のロッド内を延びていることを特徴とする請求項15記載のシステム。
  17. 経路はプラグを通って延び、この経路は、エアロゾル発生材内を延びるキャビティと位置合わせされていることを特徴とする請求項16記載のシステム。
  18. プラグ内の経路とエアロゾル発生材内のキャビティは、同じ断面形状を有することを特徴とする請求項17記載のシステム。
  19. 加熱素子とキャビティは、同じ断面形状を有することを特徴とする請求項15乃至18いずれか1項記載のシステム。
  20. 非燃焼系エアロゾル供給デバイス内に挿入するための遠位端を有するエアロゾル発生材のロッドを含む物品の製造方法であって、該物品は、前記エアロゾル発生材の前記遠位端にプラグを含み、前記方法は、紙のウェブまたはシートをロッド状に寄せ集めることと、ロッドを包むことと、ロッドを個別のセクションに切断してプラグを形成することとを含む方法。
  21. 紙のウェブまたはシートをロッド状に寄せ集める前に紙のウェブまたはシートを波形に畳むことを含むことを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. シートまたはウェブを形成機の周囲に寄せ集めプラグを通る穴を形成することを含むことを特徴とする請求項20または21記載の方法。
JP2023577636A 2021-06-18 2022-06-17 非燃焼系エアロゾル供給システムに使用するための物品 Pending JP2024523358A (ja)

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