JP2024515849A - 手持ち式清掃装置 - Google Patents

Abstract

手持ち式清掃装置は、表面走行部（１６０）と直立部（１５０）とを含み、表面走行部（１６０）は被清掃面に接触し、表面走行部（１６０）は直立部（１５０）に接続され、表面走行部（１６０）が動作するとき、直立部（１５０）は、表面走行部を移動させ、手持ち式清掃装置は、手持ち式清掃装置に電力を供給するための給電電池をさらに含み、表面走行部（１６０）は、被清掃面の汚れを清掃するための少なくとも２つの同軸でない転動ブラシ（１０、２０）をさらに含み、前記転動ブラシの回転速度は３０００ｒ／ｍｉｎ未満である。

Description

関連出願

本出願は、２０２１年４月２９日に出願された中国特許出願第２０２１１０４７４０３０．６号の優先権を主張し、上記中国特許出願の開示内容はすべて、参照により本出願の一部として本明細書に組み込まれる。

本開示は、清掃装置の技術分野に関し、特に、手持ち式清掃装置に関する。

既存のスマート清掃機は、床面を清掃しながら汚水を完全に吸引し、汚水を回収することができるため、環境保護、省エネルギー、高効率などの利点を有する。スマート清掃機は様々な現場で一般的に使用されているが、既存のスマート清掃機のブラシヘッド構造が単調であり、清掃効果および使用感が劣るという問題がある。

本発明の目的は、基本構造を変えることなく、清掃効率をより大幅に向上させることができる手持ち式清掃装置を提供することである。

本開示の一態様によれば、本開示が提供する手持ち式清掃装置は、表面走行部と直立部と給電電池とを含み、前記表面走行部は被清掃面に接触し、前記表面走行部は前記直立部に接続され、前記直立部は前記表面走行部を移動させるために使用され、前記給電電池は、前記手持ち式清掃装置に電力を供給するために使用され、前記表面走行部は、前記被清掃面の汚れを清掃するための少なくとも２つの同軸でない転動ブラシをさらに含み、前記転動ブラシの回転速度は３０００ｒ／ｍｉｎ未満である。

いくつかの実施例では、前記表面走行部は、少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、前記スクレーパは、前記転動ブラシの外周に近接または接触し、前記転動ブラシに残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される。

いくつかの実施例では、前記スクレーパは前記転動ブラシの上方に位置する。

いくつかの実施例では、前記スクレーパは、汚れスクレーパを含み、前記汚れスクレーパは、前記転動ブラシ外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される。

いくつかの実施例では、前記スクレーパは、貯水スクレーパをさらに含み、前記貯水スクレーパは洗浄液と前記転動ブラシを十分に接触させるために使用される。

いくつかの実施例では、前記スクレーパは、前記転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、前記スクレーパは前記転動ブラシの外周に締りばめ接触している。

いくつかの実施例では、前記表面走行部は、流体分配器をさらに含み、前記流体分配器は、流体入口、流体分配路、および少なくとも２つの流体出口を含み、前記流体入口は送水管路に接続され、前記流体分配路は、流入した流体を少なくとも２つの前記流体出口に分配する。

いくつかの実施例では、前記直立部は、汚れ回収器をさらに含み、前記汚れ回収器は、回収タンクおよび少なくとも１つの吸引管路を含み、前記吸引管路の一端は前記回収タンクに接続され、前記吸引管路の他端は、前記転動ブラシの前記被清掃面から離れた側に配置され、または前記被清掃面に隣接して配置されて、前記吸引管路を介して前記汚れを前記回収タンクに回収する。

いくつかの実施例では、前記表面走行部は、少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックスをさらに含み、前記転動ブラシ駆動ギアボックスは、前記転動ブラシに伝動接続され、前記転動ブラシを回転駆動するように構成される。

いくつかの実施例では、前記手持ち式清掃装置は、前記手持ち式清掃装置を制御するための制御回路と、前記制御回路に接続され、前記手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、前記移動方向情報を前記制御回路に送信するための姿勢センサと、を含む。

いくつかの実施例では、前記姿勢センサは、６軸センサを含む。

いくつかの実施例では、前記転動ブラシは、前転りブラシと後転りブラシとを含み、前記前転りブラシと前記後転りブラシとは同一水平面に並列して配置され、前記前転りブラシと前記後転りブラシとは、異なる方向に周方向に回転して、被清掃面のごみを前記前転りブラシと前記後転りブラシとの間の隙間に集める。

いくつかの実施例では、前記移動方向情報が前進を示す場合、前記制御回路は、前記前転りブラシの回転速度が前記後転りブラシの回転速度よりも大きくなるように制御し、前記移動方向情報が後進を示す場合、前記制御回路は、前記後転りブラシの回転速度が前記前転りブラシの回転速度よりも大きくなるように制御する。

いくつかの実施例では、一方の前記転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体と第２転動ブラシ単体とを含み、前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とが近接する位置にベルトが配置され、前記ベルトの両端からそれぞれ回転ロッドが延在し、前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とはそれぞれ前記回転ロッドに嵌設され、前記ベルトは、第１モータに接続され、第１モータは前記ベルトを回転させるように駆動して、前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とを回転させる。

いくつかの実施例では、前記手持ち式清掃装置は、液位センサをさらに含み、前記液位センサは前記手持ち式清掃装置の洗浄液タンク、回収タンクまたは送水管路中の少なくとも１つに取り付けられ、
前記液位センサは前記制御回路に接続され、前記液位センサは、前記手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、前記液位情報を前記制御回路に送信するように構成される。

本開示の上記技術的解決策は以下の有益な技術的効果を有する。

表面走行部に、前後方向に配列された少なくとも２組の転動ブラシが設けられ、本開示の手持ち式清掃装置の実用的な使用中、ユーザは手持ち式清掃装置を１回押すか引くかすることによって、床面を２回拭くことができ、ブラシヘッドに１組の転動ブラシしか備えていない既存の手持ち式清掃装置よりも、清掃効率がはるかに高く、同時に、本開示の転動ブラシに姿勢センサがさらに設けられ、転動ブラシの移動方向情報を感知し、転動ブラシの前進を検出したとき、前転りブラシ回転速度が後転りブラシ回転速度よりも大きくなるように制御し、ブラシヘッドの後進を検出したとき、後転りブラシ回転速度が前転りブラシ回転速度よりも大きくるなるように制御し、清掃過程中においてアシスト力を提供し、使用感を向上させることができる。

本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の概略図 本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の構造を示す断面概略図 本開示の実施例が提供する表面走行部の断面概略図 本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の回路を示す概略図 本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の構造を示す断面概略図 本開示の実施例が提供する表面走行部のハウジング、回転ロッドおよび流体分配器を示す構造図 本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の全体構造を示す図 本開示の実施例が提供する流体分配器の内部構造を示す図 本開示の実施例が提供する配水管および流体分配器の構造を示す図 本開示の実施例が提供する前転りブラシ、第１転動ブラシ単体および第２転動ブラシ単体の構造図 図２の部分拡大図 図２の部分拡大図

１０ 前転りブラシ
２０ 後転りブラシ
２０１ 第１転動ブラシ単体
２０２ 第２転動ブラシ単体
３０ 吸引管路
４０ 転動ブラシ駆動ギアボックス
５０ 上部スクレーパ
５０１ 第１スクレーパ
５０１１ 第１汚れスクレーパ
５０１２ 第１貯水スクレーパ
５０２ 第２スクレーパ
５０２１ 第２汚れスクレーパ
５０２２ 第２貯水スクレーパ
６０ 下部スクレーパ
７０ ハウジング
７０１ 退避口
８０ 転動ブラシ駆動回路
９０ 回収タンク
１００ 姿勢センサ
１１０ ベルト
１２０ ローラ
１３０ 送水管路
１３０１ 配水管
１３０２ 導水管
１４０ 縁
１５０ 直立部
１６０ 表面走行部
１７０ 流路案内板
１８０ 流体分配器
１８０１ 流体出口
１８０２ 流体入口
１８０３ 流体分配路
１８０４ 流体分配路の入口
１９０ 回転ロッド
２００ 制御回路
２１０ 送水ポンプ
２２０ 洗浄液タンク
２３０ 接触部
２４０ 接続部

本開示の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下、具体的な実施形態および添付図面を参照して本開示をより詳細に説明する。なお、これらの説明は単なる例であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。加えて、以下の説明において、周知構造および技術の説明は、本開示の概念を不必要に不明瞭にすることを避けるために省略される。

添付図面において、本開示の実施例による層構造の概略図が示される。これらの図は縮尺通りに描かれておらず、いくつかの詳細が省略されることがある。図面に示された様々な領域、層の形状およびそれらの間の相対的なサイズ、位置関係は、単に例示的なものであり、実際に、製造公差または技術的制限のために異なる可能性があり、当業者は、実際の必要性に応じて異なる形状、サイズ、相対的な位置を有する領域／層を設計することができる。

明らかに、説明される実施例は本開示のすべての実施例ではなく、一部の実施例である。本開示の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をすることなく得られた他の実施例は、すべて本開示の保護範囲に含まれるものとする。

また、以下で説明される本開示の異なる実施形態における技術的特徴は、互いに矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。

以下、添付図面を参照しながら本開示をより詳細に説明する。各図面において、同じ要素は同様の符号で示される。明確にするために、図面中の各部分は縮尺通りに描かれない。

以下、図面および実施例を参照して本開示を詳細に説明する。

実施例１

本実施例はブラシヘッドを提供し、図１および図７は、本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の概略図であり、図１および図７を参照すると、この手持ち式清掃装置は、表面走行部１６０と直立部１５０とを含み、表面走行部１６０は被清掃面に接触し、表面走行部１６０は直立部１５０に接続され、表面走行部１６０が動作するとき、直立部１５０は表面走行部１６０を移動させるために使用され、直立部１５０の内部に、電気装置などを収容可能な収容空洞が形成され、手持ち式清掃装置は、手持ち式清掃装置に電力を供給するための給電電池をさらに含む。手持ち式清掃装置の清掃対象は、セラミックタイル、床、コンクリート床、ガラス面などの平坦な表面を有し、水で洗浄可能な表面対象である。

手持ち式清掃装置の使用中、直立部１５０は、表面走行部１６０に対して傾斜し、このようにして、直立部１５０の重力によって発生する下向き力の作用下で、表面走行部１６０を被清掃面により密着させ、ユーザがより少ない力で、より便利に直立部１５０を使用して表面走行部１６０を押すことができる。手持ち式清掃装置が充電パイルに配置される場合、直立部１５０は表面走行部１６０に対して垂直であるため、手持ち式清掃装置の占有空間を小さくすることができる。

表面走行部１６０の底部にローラ１２０がさらに設けられ、好ましくは、ローラ１２０は表面走行部１６０の走行方向の後端に配置され、選択可能に、ローラ１２０は表面走行部１６０の前後両側に配置され、それにより、表面走行部１６０の底部と被清掃面との摩擦抵抗が低減され、ユーザのプッシュプル力が軽減され、ユーザの使用体験を向上する。

表面走行部１６０は少なくとも２つの同軸でない転動ブラシをさらに含み、転動ブラシは、水平な回転軸を有するブラシであり、被清掃面の汚れを清掃する。

本実施例では、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とを含み、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０は同一水平面に並列して配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは異なる方向に周方向に回転し、最終的に被清掃面のごみを前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間に収容する。転動ブラシの回転速度は一定値よりも低く、好ましくは３０００ｒ／分（ｒ／ｍｉｎ）よりも低い。転動ブラシの回転速度が高すぎ、例えば３０００ｒ／ｍｉｎを超えると、転動ブラシによって被清掃面から巻き上げられた汚れ液を霧化する可能性が高くなり、その結果、手持ち式清掃装置が汚れてしまい、清掃効果に悪影響を及ぼす可能性がある。

表面走行部に、前後方向に配列された少なくとも２組の転動ブラシが配置され、本開示の手持ち式清掃装置の実用的な使用中、ユーザが手持ち式清掃装置を１回押すか引くかすることによって、床面を２回拭くことができ、ブラシヘッドに１組の転動ブラシしか備えていない既存の手持ち式清掃装置よりも、清掃効率がはるかに高くなる。また、少なくとも２組の転動ブラシが設けられているため、すなわち、少なくとも２組の対応のギアボックスおよび駆動モータが必要とされるため、表面走行部全体の重量は既存の１組転動ブラシの手持ち式清掃装置よりも大きくなり、この手持ち式清掃装置の使用中、被清掃面に対してより高い圧力を発生させ、頑固な汚れに対する手持ち式清掃装置の清掃能力が効果的に向上することが保証される。

本開示の手持ち式清掃装置は、被清掃面の汚れを清掃するために使用され、図１は、転動ブラシが手持ち式清掃装置の表面走行部１６０に取り付けられている正面図である。ここで、この手持ち式清掃装置を使用して汚れを除去する場合、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは、異なる方向に周方向に回転する場合、手持ち式清掃装置の配置方向が図１と同じであるとき、すなわち、前転りブラシ１０が後転りブラシ２０の左側にあるとき、前転りブラシ１０が反時計回りに回転し、後転りブラシ２０が時計回りに回転し、手持ち式清掃装置の配置方向が図１と反対の場合、すなわち、前転りブラシ１０が後転りブラシ２０の右側にあるとき、前転りブラシ１０が時計回りに回転し、後転りブラシ２０が反時計回りに回転し、または前転りブラシ１０と被清掃面との接触点が後転りブラシ２０の方向に周方向に回転し、後転りブラシ２０と被清掃面との接触点が前転りブラシ１０の方向に周方向に回転し、最終的に、被清掃面の汚れが前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間に収容され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の間隙の上方に位置する吸引管路３０の入口から回収タンク９０内に入り、汚れの清掃と回収とを実現する。

図５、図６および図１０に示すように、本開示の実施例は、少なくとも２つの同軸でない転動ブラシを含み、一方の転動ブラシ中の前転りブラシ１０または後転りブラシ２０は、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とを含み、本実施例では、後転りブラシ２０が２つの転動ブラシ単体を含む場合を例にして説明する。図５および図６に示すように、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との間にベルト１１０が設けられ、ベルト１１０の両端がそれぞれ第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との方向にそれぞれ回転ロッド１９０が延在し、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とはそれぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、第１モータはベルト１１０（図２を参照）に接続され、駆動ベルト１１０の回転により、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とを回転させる。後転りブラシ２０は、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とに分けられ、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との近接位置にベルト１１０が設けられ、ベルト１１０の両端の回転ロッド１９０は、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とを接続するために使用され、第１モータがベルト１１０を駆動し、ベルト１１０が回転ロッド１９０を回転させるように駆動し、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２とを回転させる。その後の交換やメンテナンスの際、取外しが便利であり、転動ブラシ全体を交換する必要がなく、コストが削減される。

さらに、図２および図５に示すように、第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との間の隙間に流路案内板１７０が設けられ、流路案内板１７０の下部は、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２から離れた方向に徐々に傾斜する。例示的に、後転りブラシ２０は、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、前転りブラシ１０は、一体型の転動ブラシ単体を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２との間の隙間に流路案内板１７０が設けられ、流路案内板１７０の下部は第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２から離れた方向に傾斜し、すなわち、前転りブラシ１０に近い方向に傾斜している。

具体的な適用中、２つの転動ブラシが回転により汚れを清掃するとき、流路案内板１７０は、汚れが第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との間の隙間内に入り込むのを防止することができ、これにより、汚れが隙間内に蓄積して回転ロッド１９０とベルト１１０間の伝達動作が妨げられるのを回避でき、流路案内板１７０上の汚れが吸引管路３０の吸引力により流路案内板１７０に沿って吸引管路の入口に到達し、入口および吸引管路３０を介して回収タンク９０内に入り、汚れが流路案内板１７０に残留することも防止され、汚れの回収効果を向上する。第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は同時に同一方向に回転する。

図６および図１０に示すように、１組の転動ブラシを同軸に配置された２つの転動ブラシ単体、すなわち第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２に設定し、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２はそれぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、２つの転動ブラシ間に設けられた回転ロッド１９０はベルト１１０を介して第１モータによって駆動され、このような構造設置により、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は表面走行部１６０の両側から回転ロッド１９０に取り付けられ、このようにして、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２が所定位置に取り付けられた後、２つの転動ブラシの外縁が表面走行部１６０の側壁の縁１４０と面一になり、これにより、手持ち式清掃装置の使用中、壁隅、壁縁、家具と壁との継ぎ目などの比較的狭い空間を清掃するために手持ち式清掃装置の走行方向を繰り返して調整する代わりに、壁隅、壁縁、家具と壁との継ぎ目などを簡便に清掃することができ、清掃効率および使用体験の向上に有益である。

また、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は、両側から回転ロッド１９０に嵌設される態様で着脱されるが、既存の転動ブラシは通常、その一端が表面走行部１６０と互い協働する係合機構を介して着脱され、この場合、通常着脱可能なトップカバーが必要となる。転動ブラシを取り付けるとき、まずトップカバーを開き、次に転動ブラシを取り付け、最後にトップカバーを閉じる必要があり、この操作は面倒であり、使用体験に悪影響を及ぼす。本開示の実施例の第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は、両側から回転ロッド１９０に嵌設されて着脱され、例えば、まず第１転動ブラシ単体２０１を回転ロッド１９０に嵌設し、次に回転ロッド１９０に対して第１転動ブラシ単体２０１を回転させ、第１転動ブラシ単体２０１の内縁と回転ロッド１９０との協働機構により、第１転動ブラシ単体２０１を固定する。第２転動ブラシ単体２０２もこの取付構造を使用することができる。したがって、このような構造レイアウトは、転動ブラシの着脱利便性を向上し、その後手持ち式清掃装置のメンテナンスが非常に容易になることが理解される。ハウジング７０の側壁の少なくとも１つの転動ブラシに対応する端部に退避口７０１が開設され、転動ブラシの端部が側壁の退避口７０１に延在し、側壁の縁１４０と面一である。

例示的に、図５に示すように、後転りブラシ２０は、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２の軸線が同一軸線であり、このとき、第１転動ブラシ単体２０１の第２転動ブラシ単体２０２から離れた端縁がハウジング７０の側壁まで延在し、側壁の縁１４０と面一であり、第２転動ブラシ単体２０２の第１転動ブラシ単体２０１から離れた端縁がハウジング７０の側壁の退避口７０１まで延在し、側壁の縁１４０と面一である。

転動ブラシの端部が退避口７０１に延在し、側壁１４０の縁と面一であるため、手持ち式清掃装置の使用中、壁隅、壁縁、家具と壁との継ぎ目などの比較的狭い空間を清掃するために手持ち式清掃装置の走行方向を繰り返して調整する代わりに、壁隅、壁縁、家具と壁との継ぎ目などを簡便に清掃することができ、清掃効率および使用体験の向上に有益である。本実施例では、手持ち式清掃装置は汚れ回収器をさらに含み、汚れ回収器は、被清掃面または転動ブラシ上の汚れ液体を排気ファンの吸力により汚れ液体汚水管道を通って汚れ回収器に流入することが可能であり、汚れ液体回収機能、すなわち、被清掃面で清掃が行われた後に発生する汚れ液体を回収する機能を実現する。汚れ回収器は具体的に排気ファンを用いて吸引ノズルを駆動して汚れ液体を吸引することにより汚れ液体を回収することができる。

汚れ回収器は、回収タンク９０と少なくとも１つの吸引管路３０を含み、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間に収容された汚れ、または被清掃面の汚れを収集するように構成される。図２は、本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の構造を示す断面概略図であり、図２および図７を参照すると、吸引管路３０が被清掃面から離れて設けられ、吸引管路３０は入口と出口を有し、吸引管路３０の入口は前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の間隙の上方に配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０間に収容された汚れに対向して設けられ、吸引管路３０の出口に回収タンク９０が接続され、回収タンク９０はさらに排気ファンと流体連通し、排気ファンは負圧を提供し、汚れを吸引管路３０の入口から回収タンク９０に吸引し、それによって汚れの回収作用を果たす。

図２および図７に示すように、汚れ回収器は、回収タンク９０および少なくとも１つの吸引管路３０を含み、吸引管路３０は被清掃面の近くに設けられ、吸引管路３０は入口と出口を有し、吸引管路３０の入口は被清掃面の上方に設けられ、吸引管路３０の出口に回収タンク９０が接続され、回収タンク９０はさらに排気ファンと流体連通し、排気ファンは負圧を提供でき、汚れを吸引管路３０の入口から回収タンク９０に吸引し、汚れの回収作用を果たす。

汚れ回収器は、吸引ノズルをさらに含み、吸引ノズルの数および大きさは、吸引ノズルが吸引管路３０の入口に取り付けられることができるように、吸引管路３０の入口に対応する。ここで、吸引ノズルは前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の間隙の上方に設けられ、または吸引ノズルは被清掃面の上方に設けられて、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の汚れ液体および／または被清掃面の汚れ液体を吸引するように構成される。吸引された汚れ液体は吸引管路３０を介して回収タンク９０内に送られる。吸引管路３０は、経路に沿って延在する硬質管、または経路を変更可能なホースであってもよく、具体的に、手持ち式清掃装置の種類や構造設計に応じて選択すればよい。

したがって、本開示の手持ち式清掃装置は、被清掃面を清掃するだけでなく、洗浄後に発生する汚れを回収することができる。

図６、図８および図９に示すように、本実施例の手持ち式清掃装置は、流体分配器１８０をさらに含み、流体分配器１８０は洗浄液を異なる転動ブラシまたは被清掃面に分配するように構成される。流体分配器１８０は、洗浄液体を制御することができる装置であり、洗浄液体は、清浄水、洗浄剤、清浄水と洗浄剤との混合液のいずれか１つである。流体分配器１８０は、液体を被清掃面に散布し、転動ブラシによって清掃を行う。流体分配器１８０は、流体入口１８０２、流体分配路１８０３および少なくとも２つの流体出口１８０１を有し、流体入口１８０２は送水管路１３０に接続され、流体分配路１８０３は、流入した流体を少なくとも２つの流体出口１８０１に分配する。

すべての流体出口１８０１は等間隔で設けられ、最終的に出力される洗浄液が転動ブラシまたは被清掃面を均一に覆うことができ、流体入口１８０２は各流体分配路の入口１８０４と連通しており、洗浄液を各流体分配路１８０３に供給し、各流体分配路１８０３の出口は、１つの流体出口１８０１と対応して連通し、同時に、各流体分配路の入口１８０４から出口までの距離は同じであり、これにより、各流体出口１８０１が洗浄液を同時かつ同量で出力し、流体分配器１８０は洗浄液を転動ブラシまたは被清掃面に均一に分配するように保証する。

送水管路１３０は被清掃面から離れて設けられ、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との上方に配置され、送水管路１３０の一端は洗浄液タンク２２０に接続され、送水管路１３０の他端は、転動ブラシの被清掃面から離れた側に設けられ、流体分配器１８０の流体入口１８０２と連通し、最終的に洗浄液を転動ブラシまたは被清掃面に供給する。送水管路１３０は経路に従って延在する硬質管、または経路を変更可能なホースであってもよく、具体的に、手持ち式清掃装置の種類および構造設計に応じて選択すればよい。

図７、図８および図９に示すように、送水管路１３０は、導水管１３０２および少なくとも２つの分水管１３０１を含み、導水管１３０２の一端に洗浄液タンク２２０が接続され、導水管１３０２の他端は、導水管１３０２の他端と２つの分水管１３０１とが連通するように分流される。２つの分水管１３０１の出力端はそれぞれ前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との上方に配置され、洗浄液を前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とに供給する。

本実施例では、少なくとも２つの分水管１３０１を使用することにより、洗浄液の分流を保証することができ、洗浄液の散布面積を拡大するため、洗浄液散布の全面性および散布効率を向上させることができる。

分水管１３０１の出力端に、少なくとも１つのノズルが設けられ、洗浄液タンク２２０は分水管１３０１を介してノズルと連通しており、分水管１３０１を介して洗浄液タンク２２０内の流体をノズルに送り、さらに前転りブラシ１０、後転りブラシ２０および／または被清掃面に流体を散布することができる。

具体的な応用において、ノズルは、洗浄液の散布面積および散布均一性を向上させることができる。ノズルの数は、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の全長に応じて設計することができ、隣接する２つのノズル間の距離を同じにすることで、転動ブラシの各部分に洗浄液を確実に散布することができる。

図７に示すように、導水管１３０２の洗浄液タンク２２０が接続された一端に、送水ポンプ２１０がさらに接続され、送水ポンプ２１０は洗浄液タンク２２０中の洗浄液を導水管１３０２に吸引し、導水管１３０２は洗浄液を２つの分水管１３０１に分流する。送水ポンプ２１０は、洗浄液の流動速度を速め、洗浄液が分水管１３０１に流れる時間を短縮することができ、手持ち式清掃装置の作業効率を向上させることができる。

送水管路１３０は、４本の分水管１３０１を含む。２つの分水管１３０１の出力端は前転りブラシ１０の両側に配置され、他の２つの分水管１３０１の出力端は後転りブラシ２０の両側に配置され、洗浄液を前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とに均一に分配することができる。

各転動ブラシは２つの分水管１３０１を備えているので、２つの分水管１３０１を通じて１つの転動ブラシに洗浄液を散布することができ、洗浄液の散布効率が向上し、２つの分水管１３０１の出力端はこの転動ブラシの両側に配置されているため、２つの分水管１３０１の散布領域が重なる現象を低減または回避することができ、散布均一性を向上させることができる。

図２および図３に示すように、本実施例の手持ち式清掃装置は、少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、スクレーパは転動ブラシの外周に近接または接触し、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用され、またはスクレーパは転動ブラシの外周に配置され、被清掃面に接触し、被清掃面に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される。

スクレーパは転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れ、および被清掃面に残った洗浄液または汚れを削ぎ取ることができるので、転動ブラシの洗浄度を向上させ、転動ブラシ上の汚れまたは過剰な洗浄液が遠心力によって飛び出すのを防止することができ、清掃面の二次汚染が回避され、転動ブラシによる被清掃面の清掃を補助することができ、清掃効果を向上する。

スクレーパは転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、スクレーパは転動ブラシの外周と締りばめ接触する。

スクレーパが転動ブラシの外周と一定の角度を形成するため、スクレーパの転動ブラシに対する抵抗を大きくすることができ、転動ブラシの削ぎ取り効果を高めることができる。締りばめ接触により、スクレーパは転動ブラシの外周に密着し、転動ブラシ外周に付着した汚れまたは洗浄液を良好に除去することができ、転動ブラシの清掃効果を一層高めることができる。

スクレーパの一設置態様によれば、スクレーパは転動ブラシの上方に配置され、スクレーパは転動ブラシの外周に配置され、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される場合、スクレーパは前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の上方に配置され、すなわち、上部スクレーパ５０であり、図３は、本開示の実施例が提供する表面走行部の断面概略図であり、図３を参照すると、ここで、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の外周にそれぞれ上部スクレーパ５０が取り付けられ、上部スクレーパ５０の抽水管路３０の入口またはノズルの近くに配置され、吸引の前に、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るか、または同一領域で実質的に同時に削ぎ取りと吸引を行うことにより、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の洗浄度を向上させ、転動ブラシ上の汚れまたは過剰な洗浄液が遠心力によって飛び出され、清掃面の二次汚染が回避され、清掃効果が向上する。

上部スクレーパ５０は、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の外周の間に一定の角度を形成し、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との外周が締りばめ接触している。締りばめ接触により、上部スクレーパ５０が前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の外周に密着し、転動ブラシ外周に付着した汚れまたは洗浄液をより良好に除去することができ、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の清掃効果をより高めることができる。

スクレーパは、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るための汚れスクレーパを含み、すなわち、上部スクレーパ５０は、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るための汚れスクレーパを含む。

一実施例では、図２および図３に示すように、それぞれ第１スクレーパ５０１および第２スクレーパ５０２という２つのスクレーパが配置される。ここで、第１スクレーパ５０１が前転りブラシ１０の外周と一定の角度を形成し、第１スクレーパ５０１と前転りブラシ１０とが締りばめ接触し、第１スクレーパ５０１と前転りブラシ１０とが十分に接触し、これにより、第１スクレーパ５０１による後転りブラシ２０の清掃効果を高めることができる。同様に、第２スクレーパ５０２が後転りブラシ２０の外周と一定の角度を形成し、第２スクレーパ５０２と後転りブラシ２０とが締りばめ接触し、第２スクレーパ５０２と後転りブラシ２０とが十分に接触し、これにより、第２スクレーパ５０２による後転りブラシ２０の清掃効果を高めることができる。スクレーパ表面では、転動ブラシの回転移動の線速度方向、すなわち円への接線方向が鋭角を形成し、転動ブラシに対するスクレーパの抵抗が大きくなり、転動ブラシの削ぎ取り効果を向上する。

図２および図３に示すように、第１スクレーパ５０１は、第１汚れスクレーパ５０１１を含み、第１汚れスクレーパ５０１１は、前転りブラシ１０上方に位置する流体分配器１８０の第１側に取り付けられ、第１汚れスクレーパ５０１１は前転りブラシ１０の外周と一定の角度を形成し、第１汚れスクレーパ５０１１と前転りブラシ１０とは締りばめ接触し、第２スクレーパ５０２は第２汚れスクレーパ５０２１を含み、第２汚れスクレーパ５０２１は、後転りブラシ２０上方に位置する流体分配器１８０の第１側に取り付けられ、第２汚れスクレーパ５０２１は後転りブラシ２０の外周と一定の角度を形成し、第２汚れスクレーパ５０２１と前転りブラシ１０とが締りばめ接触し、ここで、流体分配器１８０の第１側は流体分配器１８０の長さ方向における両側のいずれか一方の側面である。

流体分配器１８０から流出した洗浄液は、転動ブラシとともに回転し、被清掃面に落下し、転動ブラシと床面の摩擦により床面の汚れと十分に混合され、さらに、転動ブラシの回転と吸引管道の吸引力との作用により吸引管路３０の入口に吸引され、汚れスクレーパ５０の削ぎ取りにより削ぎ取って吸引管路３０に吸引され、最終的に回収タンク９０内に入る。これにより、第１汚れスクレーパ５０１１および第２汚れスクレーパ５０２１は、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とに付着した汚れまたは汚水が遠心力によって飛び出されるのを回避することができ、清掃面の二次汚染を回避することができる。

第１汚れスクレーパ５０１１および第２汚れスクレーパ５０２１は、いずれも硬質材料で形成され、より高い削ぎ取り力を発揮でき、前転りブラシ１０または後転りブラシ２０に付着した頑固な汚れを削ぎ取り、削ぎ取り効果を高めることができる。ここで、硬質材料としては、プラスチックなどが挙げられるが、これに限定されない。

さらに、スクレーパは貯水スクレーパをさらに含み、貯水スクレーパは洗浄液と転動ブラシとを十分に接触させるために使用され、すなわち、上部スクレーパ５０は汚れスクレーパをさらに含み、汚れスクレーパは転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される。

第１スクレーパ５０１は第１貯水スクレーパ５０１２をさらに含み、第１貯水スクレーパ５０１２は、前転りブラシ１０上方に位置する流体分配器１８０の第２側に取り付けられ、第１貯水スクレーパ５０１２は前転りブラシ１０の外周と一定の角度を形成し、第１貯水スクレーパ５０１２と前転りブラシ１０とは締りばめ接触し、第２スクレーパ５０２は第２貯水スクレーパ５０２２を含み、第２貯水スクレーパ５０２２は、後転りブラシ２０上方の流体分配器１８０の第２側に取り付けられ、第２貯水スクレーパ５０２２は後転りブラシ２０の外周と一定の角度を形成し、第２貯水スクレーパ５０２２と後転りブラシ２０とが締りばめ接触し、ここで、流体分配器１８０の第２側は第１側に対向する側である。

前転りブラシ１０は、第１汚れスクレーパ５０１１を介して上面に付着した汚れや汚水を削ぎ取った後、清浄な洗浄液が前転りブラシ１０に流れ、第１貯水スクレーパ５０１２によって削ぎ取り、前転りブラシ１０は前転りブラシ１０に散布された洗浄液をより十分に吸収することができ、使用過程における前転りブラシ１０の自浄サイクルが形成され、このようにして、前転りブラシ１０の洗浄度だけでなく、前転りブラシ１０による被清掃面の洗浄効果も向上させることができる。同様に、後転りブラシ２０は第２汚れスクレーパ５０２１を介して上面に付着した汚れや汚水を削ぎ取った後、清浄な洗浄液が後転りブラシ２０に流れ、第２貯水スクレーパ５０２２によって削ぎ取り、後転りブラシ２０は後転りブラシ２０に散布した洗浄液をより十分に吸収することができ、使用過程における後転りブラシ２０の自浄サイクルが形成され、このようにして、後転りブラシ２０の洗浄度だけでなく、後転りブラシ２０による被清掃面の洗浄効果も向上させることができる。

第１貯水スクレーパ５０１２および第２貯水スクレーパ５０２２は、軟質材料で形成され、軟質材料は、洗浄液を削ぎ取らないように小さい削ぎ取り力を提供する。ここで、軟質材料としては、ゴム、金属弾性シートなどが挙げられるが、これらに限定されない。

一実施例では、図１１に示すように、第１汚れスクレーパ５０１１、第２汚れスクレーパ５０２１、第１貯水スクレーパ５０１２および第２貯水スクレーパ５０２２は、一体接続された接触部２３０および接続部２４０を含み、接続部２４０と接触部２３０とは弾性シートを形成しており、接触部２３０が前転りブラシ１０または後転りブラシ２０の外周に接触したときに、前転りブラシ１０または後転りブラシ２０の外周に残った汚れまたは過剰な洗浄液を比較的スムーズに削ぎ取ることができる。

本実施例の手持ち式清掃装置は、合わせて接続されたハウジング７０をさらに含み、ハウジング７０は収容空間を有する。前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との一部の構造がハウジング７０の収容空間内に取り付けられ、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との残りの構造がハウジング７０から突出し、被清掃面に接触して被清掃面を清掃するように構成される。ハウジング７０は、着脱可能に接続された上部カバーおよび下部ハウジング７０を含み、ユーザまたは作業者がハウジング７０内の部品を容易に検査およびメンテナンスでき、上部カバーは、下部ハウジング７０を密閉する同時に直立部１５０に接続される。ここで、着脱可能な接続は、係合またはボルト締めなどの既存の着脱可能な接続形態で実現でき、本実施例では厳密に限定されない。

スクレーパの別の設置態様によれば、図２および図３に示すように、スクレーパが転動ブラシの外周に配置され被清掃面に接触し、被清掃面に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される場合、スクレーパは前転りブラシ１０と後転りブラシ２０の下方に配置され、すなわち、下部スクレーパ６０であり、ここで、下部スクレーパ６０の一端はハウジング７０に取り付けられ、後転りブラシ２０のハウジング７０から突出した残りの構造の近くに配置され、下部スクレーパ６０の他端はハウジング７０から突出し、手持ち式清掃装置は被清掃面に沿って移動するとき、下部スクレーパ６０は被清掃面に接触することができ、同時に被清掃面の汚れを削ぎ取ることができ、被清掃面をさらに清掃する作用を果たす。

図２、図３および図１２に示すように、下部スクレーパ６０は、一体接続された接触部２３０および接続部２４０も含み、接触部２３０は弾性シートとして形成され、接触部２３０が被清掃面に接触したときに、被清掃面の汚れまたは過剰な洗浄液を比較的スムーズに削ぎ取ることができる。

本実施例の手持ち式清掃装置は、転動ブラシ駆動ギアボックス４０をさらに含み、転動ブラシ駆動ギアボックス４０は、前転りブラシ駆動ギアボックスと後転りブラシ駆動ギアボックスとに分かられ、前転りブラシ駆動ギアボックスは、前転りブラシ１０と伝動接続され、前転りブラシ１０を回転駆動するように構成され、後転りブラシ駆動ギアボックスは、後転りブラシ２０と伝動接続され、後転りブラシ２０を回転駆動するように構成される。

第２モータの駆動下で、前転りブラシ駆動ギアボックスの駆動力を前転りブラシ１０に伝達し、前転りブラシ１０を回転駆動し、後転りブラシ駆動ギアボックスと後転りブラシ２０との間はベルト１１０を介して駆動力を伝達する。第１モータは後転りブラシ２０を駆動してギアボックスの作業を駆動し、ベルト１１０を回転させ、ベルト１１０により後転りブラシ２０を回転させるように駆動する。本実施例では、転動ブラシギアボックス４０による伝動により、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０を回転させ、これにより安定した伝達を確保でき、伝達効率が高い。

ここで、前転りブラシ駆動ギアボックス内に互いに噛み合う少なくとも２つのギアが設けられ、一方のギアはマスターギアとして第２モータに接続され、他方は従動ギアとして前転りブラシに回転接続され、このようにして、第２モータはマスターギアを回転させ、従動ギアをともに回転させ、前転りブラシ１０を回転させるように駆動する。

後転りブラシ駆動ギアボックス内に、互いに噛み合う少なくとも２つのギアが設けられ、一方のギアはマスターギアとして第１モータに接続され、他方は従動ギアとして後転りブラシに回転接続され、このようにして、第１モータはマスターギアを回転させ、従動ギアをともに回転させ、後転りブラシ２０を回転させるように駆動する。

転動ブラシ駆動ギアボックス４０の外部箱体は、転動ブラシ駆動ギアボックス４０の作業過程で発生する騒音を低減するために、吸音材で形成することができる。

図４は、本開示の実施例が提供する手持ち式清掃装置の回路概略図であり、図４を参照すると、本実施例の手持ち式清掃装置は、姿勢センサ１００、制御回路２００および転動ブラシ駆動回路８０をさらに含む。

姿勢センサ１００は、手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、移動方向情報を制御回路２００に送信するために使用される。姿勢センサ１００は６軸センサであり、６軸センサは本実施例のブラシヘッドの加速度データをリアルタイムで取得する同時に、本実施例の手持ち式清掃装置の前進移動と後進移動とのときの加速度データが異なるため、６軸センサによりリアルタイムで取得した異なる加速度値に基づいて、手持ち式清掃装置が前進するのか後退するのかを判定することができる。

ここで、制御回路２００は、様々な特定用途向け集積回路（１４０ＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤ）、プログラマブル論理装置（ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧ１４０）、マイクロ中央制御部品、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現することができる。制御回路２００は、通信インタフェースを介して６軸センサに接続されることにより、６軸センサにより検出された加速度データを取得し、加速度データに基づいて手持ち式清掃装置の移動方向情報を決定する。同時に、制御回路２００は転動ブラシ駆動回路８０に電気的に接続され、取得した手持ち式清掃装置の移動方向情報に基づいて、転動ブラシ駆動回路８０を制御し、転動ブラシ駆動回路８０は転動ブラシ駆動ギアボックス４０を回転させるように駆動する。

転動ブラシ駆動ギアボックス４０は、前転りブラシ１０の駆動ギアボックスと後転りブラシ２０の駆動ギアボックスとを含み、手持ち式清掃装置の移動方向情報が前進を示す場合、制御回路２００は、前転りブラシ１０の駆動ギアボックスの回転速度が後転りブラシ２０の駆動ギアボックスよりも大きくなるように制御することにより、前転りブラシ１０の回転速度が後転りブラシ２０の回転速度よりも大きくなり、手持ち式清掃装置の移動方向情報が後進を示す場合、制御回路２００は、後転りブラシ２０の駆動ギアボックスの回転速度が前転りブラシ１０の駆動ギアボックスよりも大きくなるように制御することにより、後転りブラシ２０の回転速度が前転りブラシ１０の回転速度よりも大きくなり、本開示の手持ち式清掃装置は、前進時に前方へのアシスト力が付与され、後進時に後方へのアシスト力が付与され、手持ち式清掃装置を押したり引いたりするユーザの労力を軽減することができる。

手持ち式清掃装置は、液位センサをさらに含み、液位センサは前記手持ち式清掃装置の洗浄液タンク２２０、回収タンク９０または送水管路１３０中１つのまたは複数に取り付けられ、液位センサは制御回路に接続され、液位センサは、手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、液位情報を前記制御回路２００に送信するように構成される。

液位センサが汚れ回収器の回収タンク９０に配置される場合、液位センサは回収タンク９０中の流体液位を検出するために使用される。具体的には、液位センサは、回収タンク９０内の流体の液位値をリアルタイムで検出でき、制御回路２００は、液位センサで検出された流体の液位値と第１液位閾値とを比較し、流体の液位値が第１液位閾値以上である場合、制御回路２００は、手持ち式清掃装置上の提示装置または警報装置を起動して提示または警報を実施し、手持ち式清掃装置の使用を停止するようユーザに促し、回収タンク９０からの流体オーバーフローが回避される。

この実施態様において、液位センサは非接触式センサまたは接触式センサである。非接触式センサは容量センサである。

接触式センサは、回収タンク９０内に延在する正電極と負電極とを含み、制御回路２２０はそれぞれ正電極および負電極に電気的に接続され、正電極と負電極とが回収タンク９０内に延在する。電極が流体に接触すると、正電極と負電極とは流体を介して導通し、制御回路２００は、回収タンク９０の流体の液位値が第１液位閾値以上であると判定し、制御回路２００は手持ち式清掃装置の作業を停止して警報を発するように制御する。

容量センサの容量は、流体が容量センサから離れたり、容量センサに向かって移動したりすると変化し、言い換えれば、容量センサに向かって移動する流体がない場合、容量センサは小さな寄生容量を有し、流体が近付けると、寄生容量が変化し、寄生容量の変化に基づいて、流体出力管路内に流体があるかどうかを検出することができる。

制御回路２００は、生成されたリアルタイム感知容量値と環境感知容量値との差を計算し、ここで、環境感知容量は回収タンク９０内に流体がないときに生成される感知容量値であり、次に、制御回路２００はこの差と予め設定された閾値とを比較し、この差が予め設定された差以上である場合、回収タンク９０内の流体の液位値が第１液位閾値以上であると判定し、制御回路２２０は手持ち式清掃装置の作業を停止して警報を発するように制御する。

手持ち式清掃装置の使用過程中、流体分配器１８０中の流体は、使用時間が長くなるにつれて減少する可能性があるため、本開示の実施例では、液位センサは洗浄液タンク２２０内に配置されて、洗浄液タンク２２０の流体液位を検出するように構成される。

液位センサは、洗浄液タンク２２０の流体の液位値をリアルタイムで検出でき、制御回路２００は液位センサによって検出された流体の液位値と第２液位閾値とを比較し、流体の液位値が第２液位閾値未満である場合、制御回路２００は手持ち式清掃装置上の提示装置または警報装置を起動して提示または警報を実施し、洗浄液の補充をユーザに促し、洗浄効果に悪影響を及ぼすことが防止される。

または、液位センサは送水管路１３０内に配置され、送水管路１３０内に流体があるかどうかを検出するように構成される。

液位センサは、送水管路１３０の流体の液位値をリアルタイムで検出でき、制御回路２００は、液位センサによって検出された流体の液位値と第３液位閾値とを比較し、流体の液位値が第３液位閾値未満である場合、制御回路は手持ち式清掃装置上の提示装置または警報装置を起動して提示または警報を実施し、洗浄液の補充をユーザに促し、洗浄効果に悪影響を及ぼすことが防止される。

ここで、提示装置は、提示灯を含むが、これに限定されなく、警報装置は、ブザーまたは音声放送装置を含むが、これらに限定されない。第２液位閾値および第３液位閾値は、作業者が設定することができ、本実施例では厳密に限定されない。

同様に、この実施態様では、液位センサは非接触式センサまたは接触式センサである。非接触式センサは容量センサである。

液位センサが接触式センサである場合、接触式センサは正電極および負電極を含み、正電極および負電極が送水管路１３０内または洗浄液タンク２２０内に延在し、制御回路２２０はそれぞれ正電極および負電極に電気的に接続され、正電極と負電極とが送水管路１３０または洗浄液タンク内に延在する。電極が流体に接触したとき、正電極と負電極とが流体を介して導通し、制御回路２００は洗浄液タンク２２０内に貯蔵されている流体が清掃作業に十分であると判定し、それによって制御装置は手持ち式清掃装置が作業を継続するように制御し、電極が流体に接触していないとき、正電極が負電極から隔離され、制御回路２００は洗浄液タンク２２０内に貯蔵された流体が清掃作業に不十分であると判定し、制御装置は手持ち式清掃装置の作業を停止して警報を発するように制御する。

液位センサが容量センサである場合、制御回路２００は生成されたリアルタイム感知容量値と環境感知容量値の差を計算し、ここで、環境感知信号は送水管路１３０内に流体がないときに生成された感知容量値であり、次に、制御回路２００はこの差と予め設定された差とを比較し、この差が予め設定された閾値以上である場合、送水管路１３０または洗浄液タンク２２０に流体があると判定し、洗浄液タンク２２０内に清掃作業に十分な流体があると判定し、次に制御回路２００はこの検出結果に基づいて、手持ち式清掃装置の作業を継続するように制御し、この差が予め設定された差未満である場合、送水管路１３０または洗浄液タンク２２０内に流体がないと判定し、洗浄液タンク２２０内に清掃作業に十分な流体がないと判定し、次に制御回路２００はこの検出結果に基づいて、手持ち式清掃装置の作業を停止して警報を発するように制御する。

実施例２

図１および図６に示すように、本開示の実施例２は、表面走行部１６０と直立部１５０とを含む手持ち式清掃装置をさらに提供し、表面走行部１６０は被清掃面に接触し、表面走行部１６０は直立部１５０に接続され、直立部１５０は表面走行部を移動させるように構成され、表面走行部１６０は、少なくとも２組の転動ブラシと流体分配器１８０とをさらに含み、流体分配器１８０は洗浄液を各転動ブラシに供給するように構成される。

流体分配器１８０は、清浄水、洗浄剤、清浄水と洗浄剤との混合液のいずれか１つを含む洗浄液体を制御することができる装置である。流体分配器１８０は、液体を被清掃面に散布した後、転動ブラシを利用して清掃を行うことができる。流体分配器１８０は、洗浄液体の散布面積を拡大し、清掃効果および清掃効率を向上させることができる。

なお、本実施例中の手持ち式清掃装置の他の部件、例えば電池、転動ブラシおよび削ぎ取り板などについては、実施例１の関連説明を参照すればよく、ここで詳細な説明は省略されることに留意されたい。本実施例では、転動ブラシの数は２つ以上である場合、すべての転動ブラシが同軸であることに限定されなく、すなわち、すべての転動ブラシが同軸であってもよいし、一部の転動ブラシが同軸であってもよい。

流体分配器１８０は、流体入口１８０２、流体分配路１８０３および少なくとも２つの流体出口１８０１を含み、流体入口１８０２は送水管路１３０に接続され、流体分配路１８０３は流入した流体を少なくとも２つの流体出口１８０１に分配する。

表面走行部１６０は、少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、スクレーパは転動ブラシの外周に近接または接触し、転動ブラシに残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは転動ブラシの上方に配置される。スクレーパは、汚れスクレーパを含み、汚れスクレーパは、転動ブラシ外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは、貯水スクレーパをさらに含み、貯水スクレーパは、洗浄液と転動ブラシとを十分に接触させるように構成される。

スクレーパが転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、スクレーパと転動ブラシの外周とは締りばめ接触している。

直立部１５０は汚れ回収器をさらに含み、汚れ回収器は、回収タンク９０および少なくとも１つの吸引管路３０を含み、吸引管路３０の一端が回収タンク９０に接続され、吸引管路３０の他端は転動ブラシの被清掃面から離れた側に配置され、または被清掃面に隣接して配置され、吸引管路３０を介して汚れを回収タンク９０に回収する。

表面走行部１６０は、少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックス４０を含み、転動ブラシ駆動ギアボックス４０は転動ブラシに伝動接続されて転動ブラシを回転させるように駆動する。

手持ち式清掃装置は、手持ち式清掃装置を制御するための制御回路２００と、制御回路２００に接続され、手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、移動方向情報を制御回路２００に送信する姿勢センサ１００とを含む。

姿勢センサ１００は６軸センサを含む。

転動ブラシは、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０を含み、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０は同一水平面に並列して配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは異なる方向に周方向に回転して、被清掃面のごみを前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の隙間に収容することができる。

移動方向情報が前進を示す場合、制御回路２００は、前転りブラシ１０の回転速度が後転りブラシ２０の回転速度よりも大きくなるように制御し、移動方向情報が後進を示す場合、制御回路２００は、後転りブラシ２０の回転速度が前転りブラシ１０の回転速度よりも大きくなるように制御する。

一方の転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２が近接する位置にベルトが配置され、ベルトの両端にそれぞれ回転ロッド１９０が延在し、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２はそれぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、ベルトは第１モータに接続され、第１モータはベルトを回転させ、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を回転させるように駆動する。

手持ち式清掃装置は液位センサをさらに含み、液位センサは手持ち式清掃装置の洗浄液タンク２２０、回収タンク９０または送水管路１３０中の１つのまたは複数に取り付けられ、液位センサは制御回路に接続され、液位センサは、手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、液位情報を制御回路に送信するように構成される。

実施例３

図２および図３に示すように、本開示の実施例３は、表面走行部１６０と直立部１５０とを含む手持ち式清掃装置をさらに提供し、表面走行部１６０は被清掃面に接触し、表面走行部１６０は直立部１５０に接続され、直立部１５０は表面走行部を移動させるように構成され、前記手持ち式清掃装置に電力を供給するための給電電池をさらに含み、表面走行部１６０は、少なくとも２組の転動ブラシおよびスクレーパをさらに含み、スクレーパは転動ブラシの外周に近接または接触し、前記転動ブラシに残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れ、および被清掃面に残った洗浄液または汚れを削ぎ取ることができ、転動ブラシの洗浄度を向上させ、転動ブラシ上の汚れまたは過剰な洗浄液が遠心力によって飛び出され、清掃面の二次汚染が回避され、転動ブラシによる被清掃面の清掃を補助し、清掃効果を向上させる。

なお、本実施例中の手持ち式清掃装置の他の部件、例えば電池、流体分配器１８０および送出管路などについて、実施例における実施例１および実施例２の関連説明を参照すればよく、ここで詳細な説明が省略される。スクレーパは転動ブラシの上方に配置される。

スクレーパは、汚れスクレーパを含み、汚れスクレーパは転動ブラシ外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは、貯水スクレーパをさらに含み、貯水スクレーパは洗浄液と転動ブラシとを十分に接触させるように構成される。

前記スクレーパは前記転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、前記スクレーパは前記転動ブラシの外周に締りばめ接触している。直立部１５０は、汚れ回収器をさらに含み、汚れ回収器は、回収タンク９０および少なくとも１つの吸引管路３０を含み、吸引管路３０の一端が回収タンク９０に接続され、吸引管路３０の他端が転動ブラシの被清掃面から離れた側に配置され、または被清掃面に隣接して配置され、吸引管路３０を介して汚れを回収タンク９０に回収する。

表面走行部１６０は、少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックス４０をさらに含み、転動ブラシ駆動ギアボックス４０は転動ブラシに伝動接続され、転動ブラシを回転させるように駆動する。

手持ち式清掃装置は、手持ち式清掃装置を制御するための制御回路２００と、制御回路２００に接続され、手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、移動方向情報を制御回路２００に送信する姿勢センサ１００とを含む。

姿勢センサ１００は６軸センサを含む。

転動ブラシは、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０を含み、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０は同一水平面に並列して配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは異なる方向に周方向に回転し、被清掃面のごみを前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の隙間に収容する。

移動方向情報は前進を示す場合、制御回路２００は、前転りブラシ１０の回転速度が後転りブラシ２０の回転速度よりも大きくなるように制御し、移動方向情報が後進を示す場合、制御回路２００は、後転りブラシ２０の回転速度が前転りブラシ１０の回転速度よりも大きくなるように制御する。

一方の転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２が近接する位置にベルトが配置され、ベルトの両端にそれぞれ回転ロッド１９０が延在し、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２はそれぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、ベルトは第１モータに接続され、第１モータはベルトを回転させ、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を回転させるように駆動する。

手持ち式清掃装置は、液位センサをさらに含み、液位センサは手持ち式清掃装置の洗浄液タンク２２０、回収タンク９０または送水管路１３０中の１つのまたは複数に取り付けられ、液位センサは制御回路に接続され、液位センサは、手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、液位情報を制御回路２００に送信するように構成される。

実施例４

本開示の実施例４は、表面走行部１６０と直立部１５０とを含む手持ち式清掃装置をさらに提供し、表面走行部１６０は被清掃面に接触し、表面走行部１６０は直立部１５０に接続され、直立部１５０は表面走行部を移動させるように構成され、手持ち式清掃装置は、電力を供給するための給電電池をさらに含み、表面走行部１６０は、少なくとも２つの同軸でない転動ブラシを含み、一方の転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は駆動機構に伝動接続される。

駆動機構は、ベルト１１０および第１モータを含み、ベルト１１０は第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との間に配置され、ベルト１１０の両端に、それぞれ第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２の方向に回転ロッド１９０が延在し、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２はそれぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、ベルト１１０は第１モータに接続され、第１モータはベルト１１０を回転させ、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を回転させるように駆動する。

第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２の間の隙間に流路案内板１７０が設けられ、流路案内板１７０の下部は、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２から離れた方向に徐々に傾斜している。

表面走行部は、ハウジング７０をさらに含み、ハウジング７０の側壁の少なくとも１つの転動ブラシに対応する端部に退避口７０１が開設され、転動ブラシの端部は側壁まで延在し、側壁の縁１４０と面一である。

表面走行部は、少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、スクレーパは転動ブラシの外周に接触し、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは転動ブラシの上方に配置される。スクレーパは、汚れスクレーパを含み、汚れスクレーパは、転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは貯水スクレーパをさらに含み、貯水スクレーパは、洗浄液と転動ブラシとを十分に接触させるように構成される。

スクレーパは転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、スクレーパは転動ブラシの外周に締りばめ接触している。

表面走行部は流体分配器１８０をさらに含み、流体分配器１８０は、流体入口１８０２、流体分配路１８０３および少なくとも２つの流体出口１８０１を有し、流体入口１８０２は送水管路１３０に接続され、流体分配路１８０３は、流入した流体を少なくとも２つの流体出口１８０１に分配する。

直立部は汚れ回収器をさらに含み、汚れ回収器は、回収タンク９０および少なくとも１つの吸引管路３０を含み、吸引管路３０の一端は回収タンク９０に接続され、吸引管路３０の他端は転動ブラシの被清掃面から離れた側、または被清掃面に近い位置に配置され、吸引管路３０を介して汚れを回収タンク９０に回収する。

表面走行部は少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックス４０をさらに含み、転動ブラシ駆動ギアボックス４０は転動ブラシに伝動接続され、転動ブラシを回転させるように構成され、
手持ち式清掃装置は、手持ち式清掃装置を制御するための制御回路２００と、制御回路に接続され、手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、移動方向情報を制御回路に送信する姿勢センサとを含む。

姿勢センサは６軸センサを含む。

転動ブラシは、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０を含み、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０は同一水平面に並列して配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは異なる方向に周方向に回転し、被清掃面のごみを前転りブラシ１０と後転りブラシ２０との間の隙間に収容する。

移動方向情報が前進を示す場合、制御回路２００は、前転りブラシ１０の回転速度が後転りブラシ２０の回転速度よりも大きくなるように制御し、移動方向情報が後進を示す場合、制御回路２００は、後転りブラシ２０の回転速度が前転りブラシ１０の回転速度よりも大きくなるように制御する。

転動ブラシの回転速度は３０００ｒ／ｍｉｎ未満である。

少なくとも２つの転動ブラシは同軸に配置されていない。

手持ち式清掃装置は、液位センサをさらに含み、液位センサは手持ち式清掃装置の洗浄液タンク２２０、回収タンク９０または送水管路１３０中の１つのまたは複数に取り付けられ、液位センサは制御回路に接続され、液位センサは、手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、液位情報を制御回路に送信するように構成される。

実施例５

本開示の実施例５は、表面走行部１６０と直立部１５０とを含む手持ち式清掃装置をさらに提供し、表面走行部１６０は被清掃面に接触し、表面走行部１６０は直立部１５０に接続され、直立部１５０は表面走行部を移動させ、手持ち式清掃装置に電力を供給する給電電池をさらに含み、表面走行部１６０はハウジング７０および少なくとも１つの転動ブラシをさらに含み、ハウジング７０の側壁の少なくとも１つの転動ブラシに対応する端部に退避口７０１が開設され、転動ブラシの端部が側壁の退避口まで延在し、側壁の縁１４０と面一である。

一方の転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を含み、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は駆動機構に伝動接続される。

駆動機構は、第１モータおよびベルト１１０を含み、ベルト１１０は第１転動ブラシ単体２０１と第２転動ブラシ単体２０２との間に配置され、ベルト１１０の両端に、それぞれ第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２の方向に回転ロッド１９０が延在し、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２は、それぞれ回転ロッド１９０に嵌設され、ベルト１１０は第１モータに接続され、第１モータはベルト１１０を回転させ、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２を回転させるように駆動する。

第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２との間の隙間に、流路案内板１７０が設けられ、流路案内板１７０の下部は、第１転動ブラシ単体２０１および第２転動ブラシ単体２０２から離れた方向に徐々に傾斜している。

表面走行部は少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、スクレーパは転動ブラシの外周に接触し、転動ブラシ外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは転動ブラシの上方に配置される。スクレーパは、汚れスクレーパを含み、汚れスクレーパは転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るように構成される。

スクレーパは貯水スクレーパをさらに含み、貯水スクレーパは洗浄液と転動ブラシとを十分に接触させるように構成される。

スクレーパは転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、スクレーパは転動ブラシの外周に締りばめ接触している。

表面走行部は流体分配器１８０をさらに含み、流体分配器１８０は、流体入口１８０２、流体分配路１８０３および少なくとも２つの流体出口１８０１を有し、流体入口１８０２は送水管路１３０に接続され、流体分配路１８０３は流入した流体を少なくとも２つの流体出口１８０１に分配する。

直立部は汚れ回収器をさらに含み、汚れ回収器は回収タンク９０および少なくとも１つの吸引管路３０を含み、吸引管路３０の一端は回収タンク９０に接続され、吸引管路３０の他端は転動ブラシの被清掃面から離れた側、または被清掃面に近い位置に配置され、吸引管路３０を介して汚れを回収タンク９０に回収する。

表面走行部は、転動ブラシに伝動接続され、転動ブラシを回転させるように構成される少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックス４０と、手持ち式清掃装置を制御するための制御回路２００と、制御回路２００に接続され、手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、移動方向情報を制御回路２００に送信する姿勢センサ１００とを含む。

姿勢センサ１００は６軸センサを含む。

転動ブラシは、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０を含み、前転りブラシ１０および後転りブラシ２０は同一水平面に並列して配置され、前転りブラシ１０と後転りブラシ２０とは異なる方向に周方向回転し、被清掃面のごみを前転りブラシ１０および後転りブラシ２０の間の隙間に収容する。

移動方向情報が前進を示す場合、制御回路は、前転りブラシ１０の回転速度が後転りブラシ２０の回転速度よりも大きくなるように制御し、移動方向情報が後進を示す場合、制御回路は、後転りブラシ２０の回転速度が前転りブラシ１０の回転速度よりも大きくなるように制御する。

転動ブラシの回転速度は３０００ｒ／ｍｉｎ未満である。

手持ち式清掃装置は液位センサをさらに含み、液位センサは手持ち式清掃装置の洗浄液タンク２２０、回収タンク９０または送水管路１３０中の１つのまたは複数に取り付けられ、液位センサは制御回路に接続され、液位センサは、手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、液位情報を制御回路に送信するように構成される。

なお、本開示の上記具体的な実施形態は本開示の原理を例示的に説明または解釈するものであり、本開示を限定するものではない。したがって、本開示の精神および範囲から逸脱することなくなされた任意の修正、等価置換、改善などは、すべて本開示の保護範囲内に含まれる。さらに、本開示に添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲および境界、またはそのような範囲および境界の等価物に該当するすべての変更および修正をカバーすることを意図している。

本開示のすべての実施例は、独立して、他の実施例と組み合わせて実行することができ、これらはすべて本開示の保護範囲に含まれるとみなされる。

Claims (15)

1. 表面走行部と直立部と給電電池とを含み、
   前記表面走行部は被清掃面に接触し、前記表面走行部は前記直立部に接続され、前記直立部は前記表面走行部を移動させるために使用され、
   前記給電電池は、前記手持ち式清掃装置に電力を供給するために使用され、
   前記表面走行部は、前記被清掃面の汚れを清掃するための少なくとも２つの同軸でない転動ブラシをさらに含み、前記転動ブラシの回転速度は３０００ｒ／ｍｉｎ未満である、手持ち式清掃装置。
2. 前記表面走行部は、少なくとも１つのスクレーパをさらに含み、
   前記スクレーパは、前記転動ブラシの外周に近接または接触し、前記転動ブラシに残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
3. 前記スクレーパは前記転動ブラシの上方に位置する、請求項２に記載の手持ち式清掃装置。
4. 前記スクレーパは、汚れスクレーパを含み、前記汚れスクレーパは、前記転動ブラシの外周に残った洗浄液または汚れを削ぎ取るために使用される、請求項３に記載の手持ち式清掃装置。
5. 前記スクレーパは、貯水スクレーパをさらに含み、前記貯水スクレーパは洗浄液を前記転動ブラシに削ぐために使用される、請求項４に記載の手持ち式清掃装置。
6. 前記スクレーパは、前記転動ブラシの外周と一定の角度を形成し、前記スクレーパは前記転動ブラシの外周に締りばめ接触している、請求項２に記載の手持ち式清掃装置。
7. 前記表面走行部は、流体分配器をさらに含み、
   前記流体分配器は、流体入口、流体分配路、および少なくとも２つの流体出口を含み、
   前記流体入口は送水管路に接続され、前記流体分配路は、流入した流体を少なくとも２つの前記流体出口に分配する、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
8. 前記直立部は、汚れ回収器をさらに含み、
   前記汚れ回収器は、回収タンクおよび少なくとも１つの吸引管路を含み、
   前記吸引管路の一端は前記回収タンクに接続され、前記吸引管路の他端は、前記転動ブラシの前記被清掃面から離れた側に配置され、または前記被清掃面に隣接して配置されて、前記吸引管路を介して前記汚れを前記回収タンクに回収する、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
9. 前記表面走行部は、
   少なくとも２つの転動ブラシ駆動ギアボックスをさらに含み、前記転動ブラシ駆動ギアボックスは、前記転動ブラシに伝動接続され、前記転動ブラシを回転駆動するように構成される、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
10. 前記手持ち式清掃装置は、
    前記手持ち式清掃装置を制御するための制御回路と、
    前記制御回路に接続され、前記手持ち式清掃装置の移動方向情報を感知し、前記移動方向情報を前記制御回路に送信するための姿勢センサと、を含む、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
11. 前記姿勢センサは、６軸センサを含む、請求項１０に記載の手持ち式清掃装置。
12. 前記転動ブラシは、前転りブラシと後転りブラシとを含み、
    前記前転りブラシと前記後転りブラシとは同一水平面に並列して配置され、
    前記前転りブラシと前記後転りブラシとは、異なる方向に周方向に回転して、被清掃面のごみを前記前転りブラシと前記後転りブラシとの間の隙間に集める、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
13. 前記移動方向情報が前進を示す場合、前記制御回路は、前記前転りブラシの回転速度が前記後転りブラシの回転速度よりも大きくなるように制御し、
    前記移動方向情報が後進を示す場合、前記制御回路は、前記後転りブラシの回転速度が前記前転りブラシの回転速度よりも大きくなるように制御する、請求項１２に記載の手持ち式清掃装置。
14. 一方の前記転動ブラシは、同軸に配置された第１転動ブラシ単体と第２転動ブラシ単体とを含み、
    前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とが近接する位置にベルトが配置され、前記ベルトの両端からそれぞれ回転ロッドが延在し、前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とはそれぞれ前記回転ロッドに嵌設され、
    前記ベルトは第１モータに接続され、第１モータは、前記ベルトを回転させるように駆動して、前記第１転動ブラシ単体と前記第２転動ブラシ単体とを回転させる、請求項１に記載の手持ち式清掃装置。
15. 前記手持ち式清掃装置は、液位センサをさらに含み、前記液位センサは前記手持ち式清掃装置の洗浄液タンク、回収タンクまたは送水管路中の少なくとも１つに取り付けられ、
    前記液位センサは前記制御回路に接続され、前記液位センサは、前記手持ち式清掃装置の液位情報を感知し、前記液位情報を前記制御回路に送信するように構成される、請求項１０に記載の手持ち式清掃装置。

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