JP2024511991A - ガンマ-ヒドロキシ酪酸誘導体の組み合わされた放出製剤の薬物動態 - Google Patents

ガンマ-ヒドロキシ酪酸誘導体の組み合わされた放出製剤の薬物動態 Download PDF

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Abstract

4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む即時放出構成成分、及び4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む調節放出構成成分を含む医薬組成物、並びに本医薬組成物の経口投与後の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸及びγ-ヒドロキシブチレートの薬物動態が開示される。【選択図】図5

Description

本出願は、2021年3月19日に出願された米国仮特許出願第63/163,096号の米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張し、参照によりその全体が組み込まれる。
本出願は、米国出願公開第2022/0023247号、及び米国出願公開第2021/0393537A1号、及び米国出願公開第2021/0393529A1号に関する。
本開示は、4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む医薬組成物、並びに本医薬組成物の経口投与後の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸及びγ-ヒドロキシブチレートの薬物動態に関する。
γ-ヒドロキシ酪酸ナトリウムは、ナルコレプシーに関連する突然の筋力低下及び過度な日中の眠気の治療のために米国食品医薬品局(United States Food and Drug Administration)によって承認されている。γ-ヒドロキシ酪酸ナトリウムは、γ-ヒドロキシ酪酸のナトリウム塩である。
本発明によれば、医薬組成物は、即時放出(IR)構成成分であって、1.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量~3.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む、即時放出(IR)構成成分と、調節放出(MR)構成成分であって、3gのγ-ヒドロキシブチレート~9gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む、調節放出(MR)構成成分と、を含む。
本発明によれば、患者におけるナルコレプシーに関連する疲労又は過度な日中の眠気を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、患者における、ナルコレプシー、過度な日中の眠気、カタプレキシー、ナルコレプシーに関連する過度な日中の眠気、パーキンソン病に関連する過度な日中の眠気、多発性硬化症に関連する過度な日中の眠気、ナルコレプシーに関連するカタプレキシー、疲労、パーキンソン病に関連する疲労、多発性硬化症に関連する疲労、又は線維筋痛を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、患者における、ナルコレプシーに関連する症状、過度な日中の眠気、カタプレキシー、ナルコレプシーに関連する過度な日中の眠気、パーキンソン病に関連する過度な日中の眠気、多発性硬化症に関連する過度な日中の眠気、ナルコレプシーに関連するカタプレキシー、疲労、パーキンソン病に関連する疲労、多発性硬化症に関連する疲労、又は線維筋痛を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、患者における、REM睡眠行動障害、痙攣性ジストニア、統合失調症、不眠症、統合失調症に関連する不眠症、特発性過眠症、慢性疲労症候群、群発性頭痛、アルツハイマー病、本態性振戦、外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス症候群に関連する不眠症、又は不安症を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、患者における、REM睡眠行動障害に関連する症状、痙攣性ジストニア、統合失調症、不眠症、統合失調症に関連する不眠症、特発性過眠症、慢性疲労症候群、群発性頭痛、アルツハイマー病、本態性振戦、外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス症候群に関連する不眠症、又は不安症を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、患者における細菌感染に関連する睡眠障害を治療する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、神経学的障害を有する特許における認知機能を強化する方法は、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の本発明による医薬組成物を経口投与することを含む。
本発明によれば、キットは、本発明による医薬組成物を含む。
当業者は、本明細書に記載される図面が、例示のみを目的としていることを理解するであろう。図面は、本開示の範囲を限定することを意図しない。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子の溶解プロファイルを示す。 絶食した健康な被験者への、化合物(1)の即時放出構成成分及び3つの調節放出構成成分の経口投与後の、化合物(1)の平均血漿濃度を示す。 絶食した健康な被験者への、化合物(1)の即時放出構成成分及び3つの調節放出製剤の経口投与後の、平均血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を示す。 絶食した健康な被験者への、組み合わされた放出製剤の経口投与後の、化合物(1)の平均血漿濃度を示す表である。 絶食した健康な被験者への、組み合わされた放出製剤の経口投与後の、平均血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を示す表である。 絶食した健康な被験者への、化合物(1)の組み合わされた放出製剤の経口投与後の、平均γ-ヒドロキシブチレート血漿濃度を示す。 絶食した健康な被験者への、実施例5に記載されるように本開示によって提供される異なる用量の組み合わされた放出製剤の経口投与後の、平均γ-ヒドロキシブチレート血漿濃度を示す。
以下の詳細な説明の目的のために、本開示によって提供される実施形態は、相反することが明示的に指定されている場合を除き、様々な代替的な変形及び工程シーケンスを想定し得ることを理解されたい。更に、任意の動作の実施例以外、又は別様に示される場合、例えば、明細書及び特許請求の範囲で使用される成分の量を表す全ての数は、全ての例において用語「約」によって修飾されているものとして理解されるべきである。したがって、相反することが示されない限り、以下の明細書及び添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本発明によって得られる所望の特性に応じて変動し得る近似値である。少なくとも、かつ、等価物の見解の適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではなく、各数値パラメータは、少なくとも報告された有意な桁の数に照らし合わせて、かつ通常の四捨五入技法を適用することによって解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を記載する数値範囲及びパラメータは、近似値であるにもかかわらず、特定の例において記載される数値は、できる限り正確に報告される。しかしながら、任意の数値は、それらのそれぞれの試験測定値に見られる標準偏差から必然的に得られる特定の誤差を本質的に含有する。
また、本明細書に列挙される任意の数値範囲は、その中に包含される全ての部分範囲を含むことを意図していることを理解されたい。例えば、「1~10」の範囲は、記載された最小値1と記載された最大値10との間の(及びそれらを含む)全ての部分的な範囲、すなわち、1以上の最小値と、10以下の最大値と、を有することが意図される。
「即時放出」とは、USP38による溶解装置2において、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で0.1NのHCl溶解媒質中で試験された場合に、化合物(1)の少なくとも80%を1時間以内に放出する組成物を指す。
即時放出組成物又は製剤は、経口投与後、50分未満内、40分未満内、30分未満内、20分未満内、又は10分未満内等の、経口投与後1時間未満内に、実質的に全ての薬学的有効成分を患者の消化管内に放出することができる。例えば、即時放出剤形は、経口投与後、50分未満、40分未満、30分未満、20分未満、又は10分未満内等の、1時間未満内に、医薬組成物中の化合物(1)等の薬学的有効成分の90%超、95%超、又は98%超を消化管内に放出することができる。即時放出医薬組成物は、消化管の上部から全身循環に吸収される薬学的有効成分を投与するのに適切であり得る。
「調節放出」医薬組成物及び製剤としては、制御放出製剤、遅延放出製剤、徐放製剤、持続放出製剤、時限放出製剤、脈動放出製剤、及びpH依存性放出製剤が挙げられ得る。これらの製剤は、患者による経口投与後、所望の速度及び/若しくは所望の時間に、並びに/又は消化管内の特定の位置若しくは複数の位置において、及び/若しくは消化管内の特定のpHで、医薬組成物から薬学的有効成分を放出することを意図する。USPは、調節放出系を、即時放出剤形によって満たされない治療有効性又は利便性の目的を達成するために薬物放出の時間経過若しくは位置、又はその両方が選択されるものと定義する。調節放出経口剤形は、徐放及び遅延放出構成成分を含み得る。遅延放出剤形は、投与後速やかにではなく、一度に薬物を一斉に放出するものである。修飾放出製剤としては、腸溶性コーティングを使用する遅延放出、結腸送達用等の部位特異的又は時限放出、例えば、ゼロ次、一次、又は二相性放出プロファイルを提供することができる製剤を含む徐放、並びに脈動放出及び遅延徐放等のプログラム放出が挙げられ得る。
「持続放出」医薬組成物及びコーティングは、経口投与後、長期間の溶解速度を提供する。持続放出コーティングを有するマイクロ粒子を含む造粒物は、持続放出造粒物と称され得る。持続放出造粒物を含む医薬組成物は、持続放出医薬組成物と称され得る。
「生物学的等価」は、バイオ医薬品クラスに関係なく、生物学的等価性試験に関するFDAガイダンスに適合する薬物動態評価において同じ条件下で投与された場合に、参照製品と治療的に等価である製剤及び/又は医薬組成物を指す。
「生物学的等価」である値は、実質的に同様の薬物動態プロファイル及び/又は治療効果を示すCmax又はAUC等の薬物動態値を指す。生物学的等価性は、いくつかのインビボ及びインビトロ法によって実証され得る。これらの方法は、例えば、薬物動態学的、薬力学的、臨床的、及びインビトロ研究を含み得る。生物学的等価性は、負荷用量、定常状態用量、薬物の初期又は定常状態濃度、生物学的半減期、消失速度、曲線下面積(AUC)、クリアランス、ピーク血液又は血漿濃度(Cmax)、ピーク濃度までの時間(Tmax)、バイオアベイラビリティ、及び効能を含む、任意の好適な薬物動態測定、又は当該技術分野で既知の薬物動態測定の組み合わせを使用して実証され得る。いくつかの実施形態において、AUC及び/又はCmaxの幾何平均が基準薬物動態値の80%~125%(例えば、90%信頼区間)である場合、値は、基準薬物動態値に生物学的等価である。
同様の又は生物学的等価の薬物動態プロファイルは、医薬組成物の平均AUC0-infが、好適に設計されたクロスオーバー試験における平均AUC0-infの80%~125%であり、医薬組成物の8時間C8hでの平均血漿濃度が、参照組成物の8時間C8hでの平均血漿濃度の40%~130%である薬物動態プロファイル、及び/又は医薬組成物の最大血漿濃度(Cmax)が、参照組成物のCmaxの50%~140%である薬物動態プロファイルを指す。
「摂食状態」は、摂取後2時間までの食事の摂取直後の期間を指す。摂食状態は、食べた後2時間未満の期間を含み得る。
「絶食状態」は、食事摂取後の8時間後の期間を指す。
「患者」は、哺乳動物、例えば、ヒトを指す。
「薬学的に許容される」とは、連邦政府若しくは州政府の規制機関によって、又は米国薬局方若しくは動物、より具体的にはヒトにおいて使用するための他の一般的に認められている薬局方に記載されている、承認された又は承認可能なものを指す。
「薬学的に許容される塩」は、親化合物の所望の薬理活性を有する化合物の塩を指す。そのような塩には、無機酸、並びに親化合物内の一級、二級、又は三級アミン等の1つ以上のプロトン化可能な調節放出基で形成される酸付加塩が含まれる。好適な無機酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等が挙げられる。塩は、有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.2.2]-オクト-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸等により形成され得る。塩は、親化合物中に存在する1つ以上の酸性プロトンが、金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、若しくはアルミニウムイオン、又はそれらの組み合わせ、あるいはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミン等の有機塩基との配位によって置き換えられる場合に形成され得る。薬学的に許容される塩は、塩酸塩であり得る。薬学的に許容される塩は、ナトリウム塩であり得る。2つ以上のイオン化可能な基を有する化合物では、薬学的に許容される塩は、二塩、例えば、二塩酸塩等の1つ以上の対イオンを含むことができる。
「薬学的に許容される塩」という用語は、水和物及び他の溶媒和物、並びに結晶形態又は非結晶形態の塩を含む。特定の薬学的に許容される塩が開示される場合、特定の塩(例えば、塩酸塩)は塩の一例であり、当業者に知られている技法を用いて他の塩が形成され得ることを理解されたい。加えて、当該技術分野で一般に既知の技法を使用して、当業者は、薬学的に許容される塩を対応する化合物、遊離塩基、及び/又は遊離酸に変換することができるであろう。
「プロドラッグ」は、活性薬物を提供するために体内で変換を必要とする薬物分子の誘導体を指す。プロドラッグは、必ずしもそうではないが、親薬物に変換されるまで薬理学的に不活性であることが多い。プロドラッグは、典型的には、調節放出基を介して、プロ部分(promoiety)(本明細書で定義される)を薬物に結合させることによって得ることができる。
疾患を「治癒する」とは、疾患若しくは障害を排除すること、又は疾患若しくは障害の症状を排除することを指す。
疾患又は障害の「治療すること」又は「治療」は、疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状の重症度を低減すること、疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状の発症を遅延すること、及び/又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状を軽減することを指し、疾患若しくは障害の「治療すること」又は「治療」は、疾患若しくは障害又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状を阻害すること、疾患若しくは障害又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状の発生を阻止すること、疾患若しくは障害又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状を緩和すること、疾患若しくは障害又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状の退縮を引き起こすこと、並びに/あるいは疾患若しくは障害又は疾患若しくは障害の1つ以上の臨床症状の安定化を指し、疾患若しくは障害の「治療すること」又は「治療」は、基礎となる疾患若しくは障害を治癒することなく、臨床的に有益な効果を生み出すことを指す。
「治療有効量」は、疾患、又は疾患の臨床症状のうちの少なくとも1つを治療するために患者に投与されるときに、疾患又はその症状のそのような治療に影響を及ぼすのに十分な、化合物(1)又はγ-ヒドロキシブチレート等の薬学的有効成分の量を指す。「治療有効量」は、例えば、化合物、疾患及び/若しくは疾患の症状、疾患の重症度、並びに/又は疾患若しくは障害の症状、治療される患者の年齢、体重、及び/若しくは健康、並びに処方医師の判断に応じて変動し得る。任意の所与の事例における治療有効量は、当業者によって確認され得るか、日常的な実験によって決定することができるか、又は処方医師若しくは医療専門家の判断に基づくことができる。
「治療的有効用量」は、患者における疾患又は障害の有効な治療を提供する用量を指す。治療有効用量の化合物(1)又はγ-ヒドロキシブチレートは、患者によって異なり得、患者の医学的状態、疾患の重症度、及び送達経路等の因子に依存し得る。治療有効用量は、当業者に既知の日常的な薬理学的手順に従って決定され得る。
「ビヒクル」とは、化合物とともに患者に投与される希釈剤、賦形剤、又は担体を指す。ビヒクルは、薬学的に許容されるビヒクルであり得る。薬学的に許容されるビヒクルは、当該技術分野で既知である。
「パーセント重量増加」又は「35%wg」コーティング等の「%wg」は、コーティングされたマイクロ粒子の重量が非コーティングマイクロ粒子の重量よりも35%多いコーティングされたマイクロ粒子を指す。
溶解プロファイルは、USPタイプ2溶解装置、酢酸ナトリウム緩衝溶液を、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、pH4.5で使用して測定する。
「Cmax」は、最大血漿濃度を指す。
「Cは、時間tにおける血漿濃度を指し、時間tは、投与後の持続時間である。例えば、Cは、投与後6時間の分析物の血漿濃度を指す。
「Tmax」は、最大血漿濃度に達する時間を指す。
「AUC0-tlast」は、時間0から最後の定量可能な濃度の時間までの血漿濃度-時間曲線下の面積を指す。
「AUC0-inf」は、時間0から無限時間までの血漿濃度-時間曲線下の面積を指し、AUC0-tlastとClast/λzとの合計として計算される。
「AUC0-τ」は、投与間隔τ期間中の血漿濃度-時間曲線下の面積を指す。例えば、間隔は、投与後6時間又は8時間であることができる。
「λz」は、見かけの終末消失速度定数を指す。
「T1/2」は、半対数薬物濃度-時間曲線の終末勾配(λz)に関連する消失半減期を指し、0.693/λzとして計算される。
「CL/F」は、以下によって計算される血漿からの薬物の見かけ上の全身クリアランスを指す:CL/F=用量/AUC0-inf
ここで、4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含むマイクロ粒子、4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む医薬組成物、並びに絶食した健康な被験者への4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む医薬組成物の経口投与後の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸及びγ-ヒドロキシブチレートの薬物動態について言及される。開示されるマイクロ粒子、医薬組成物、及び薬物動態は、特許請求の範囲を限定することは意図してされない。それとは反対に、特許請求の範囲は、全ての代替物、修正物、及び同等物を包含することが意図されている。
ナトリウムオキシベート(γ-ヒドロキシ酪酸ナトリウム)は、ナルコレプシーに関連する筋肉疲労及び過度な日中の眠気の治療のために米国食品医薬品局によって承認されている。ナトリウムオキシベートは、Jazz PharmaceuticalsからXyrem(登録商標)の商標名で入手可能である。ナトリウムオキシベートは、経口投与され、γ-ヒドロキシブチレート及びオキシベートとしても知られる、薬学的有効成分γ-ヒドロキシ酪酸の塩形態である。ナトリウムオキシベート及びγ-ヒドロキシ酪酸は、それぞれ、式(2a)及び式(2b)の構造を有する。

4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸(化合物(1))は、γ-ヒドロキシ酪酸のプロドラッグであり、経口投与後、代謝されて、患者の血漿中にγ-ヒドロキシブチレートを提供する。4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸は、式(1)の構造を有する。
1グラムの化合物(1)は、0.512gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む。例えば、4.5gの化合物(1)は、2.3gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含み、10gの化合物(1)は、5.2gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む。
化合物(1)は、0.62gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウムに相当する。例えば、4.5gの化合物(1)は、2.79gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウムに相当し、4.5gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウムは、7.26gの化合物(1)に相当する。
本開示によって提供される医薬組成物は、即時放出構成成分、調節放出構成成分、及びこれらの組み合わせを含むことができる。
即時放出(IR)構成成分は、胃腸液との接触時に、又は経口医薬組成物中に直ちに溶解するように構成された化合物(1)を含むマイクロ粒子を含むことができる。
調節放出(MR)構成成分は、経時的に胃腸液中に溶解するように構成された化合物(1)を含むマイクロ粒子を含むことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出(CR)医薬組成物は、即時放出構成成分及び調節放出構成成分を含むことができる。本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に3g~6gの化合物(1)及びMR構成成分中に6g~16gの化合物(1)、IR構成成分中に3g~6g及びMR構成成分中に7g~13g、IR構成成分中に3g~6g及びMR構成成分中に8g~12g、IR構成成分中に3g~6g及びMR構成成分中に9g~11g、又はIR構成成分中に3.5g~5.5gの化合物(1)及びMR構成成分中に9g~11gの化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中の化合物(1)の、MR構成成分中の化合物(1)に対する重量比を、1:1.5~1:3.5、1:1.7~1:3.3、1:1.9~1:3.1、1:2.1~1:2.9、1:2.3~1:2.7、又は1:2.4~1.2.7で含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に20重量%~40重量%の化合物(1)、IR構成成分中に22重量%~38重量%、24重量%~36重量%、26重量%~36w%、又は28重量%~34重量%の化合物(1)を含むことができ、重量%は、医薬組成物中の化合物(1)の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、MR構成成分中に60重量%~80重量%の化合物(1)、MR構成成分中に62重量%~78重量%、又は65重量%~75重量%の化合物(1)を含むことができ、重量%は、医薬組成物中の化合物(1)の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、即時放出構成成分中の化合物(1)の、調節放出構成成分中の化合物(1)に対するモル比を、例えば、1:1~1:10、1:1~1:9、1:1.5~1:8.5、1:2~1:8、1:2.5~1:7.5、1:3~1:1.7、1:3.5~1:6.5、又は1:4~1:6で含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、医薬組成物中の化合物(1)の総モル数に基づいて、5%~40%、10%~35%、15%~30%、又は20%~25%の即時構成成分中の化合物(1)のモル数パーセンテージを含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、医薬組成物中の化合物(1)の総モル数に基づいて、95%~69%、90%~65%、85%~60%、80%~55%、又は75%~60%の調節放出構成成分中の化合物(1)のモル数パーセンテージを含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に1.5g~3gのγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に3g~8gのγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に1.5g~3g及びMR構成成分中に3.5g~6.5g、IR構成成分中に1.5g~3g及びMR構成成分中に4g~6g、IR構成成分中に1.5g~3g及びMR構成成分中に4.5g~15.5g、又はIR構成成分中に1.7g~52.8gの化合物(1)及びMR構成成分中に4.5g~5.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量の、MR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量に対する重量比を、1:1.5~1:3.5、1:1.7~1:3.3、1:1.9~1:3.1、1:2.1~1:2.9、1:2.3~1:2.7、又は1:2.4~1.2.7で含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に20重量%~40重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に22重量%~38重量%、24重量%~36重量%、26重量%~36w%、又は28重量%~34重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができ、重量%は、医薬組成物中のγ-ヒドロキシブチレート当量の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、MR構成成分中に60重量%~80重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量、MR構成成分中に62重量%~78重量%、又は65重量%~75重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができ、重量%は、医薬組成物中のγ-ヒドロキシブチレート当量の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、即時放出構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量の、調節放出構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量に対するモル比を、例えば、1:1~1:10、1:1~1:9、1:1.5~1:8.5、1:2~1:8、1:2.5~1:7.5、1:3~1:1.7、1:3.5~1:6.5、又は1:4~1:6で含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、医薬組成物中の総γ-ヒドロキシブチレート当量に基づいて、5%~40%、10%~35%、15%~30%、又は20%~25%の即時構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量のモル数パーセンテージを含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、医薬組成物中のγ-ヒドロキシブチレート当量の総モル数に基づいて、95%~69%、90%~65%、85%~60%、80%~55%、又は75%~60%の調節放出構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量のモル数パーセンテージを含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に2g~6gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウム当量及びMR構成成分中に6g~16gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウム当量、IR構成成分中に2g~6g及びMR構成成分中に7g~15g、IR構成成分中に3g~6g及びMR構成成分中に8g~14g、IR構成成分中に2g~6g及びMR構成成分中に9g~14g、又はIR構成成分中に1.2g~3.8gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウム当量及びMR構成成分中に3.8g~9.0gのγ-ヒドロキシ酪酸ナトリウム当量を含むことができる。
本開示によって提供される即時放出構成成分は、即時放出マイクロ粒子を含むことができる。即時放出マイクロ粒子は、非コーティングマイクロ粒子又は即時放出コーティングを含むマイクロ粒子を含むことができる。
本開示により提供される調節放出構成成分は、調節放出マイクロ粒子を含むことができる。調節放出マイクロ粒子は、調節放出コーティングを含む非コーティングマイクロ粒子を含むことができる。調節放出マイクロ粒子は、即時放出コーティング及び覆っている調節放出コーティングを含むマイクロ粒子を含むことができる。
本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は、薬学的有効成分、結合剤、及び帯電防止剤を含むことができる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、90重量%超の化合物(1)、92重量%超、94重量%超、96重量%超、又は98重量%超の化合物(1)を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、90重量%~99.9重量%の化合物(1)、91重量%~99.5重量%、92重量%~99重量%、93重量%~98.5重量%、94重量%~98重量%、又は94.5重量%~97.5重量%の化合物(1)を含むことができ、重量%は、即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、結合剤又は結合剤の組み合わせを含むことができる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、1重量%未満の結合剤、0.8重量%未満、0.6重量%未満、0.4重量%未満、又は0.2重量%未満の結合剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.1重量%~1.0重量%の結合剤、0.2重量%~0.9重量%、0.2重量%~0.8重量%、0.25重量%~0.75重量%、又は0.3重量%~0.7重量%の結合剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティングマイクロ粒子は、例えば、3重量%未満の結合剤、2.5重量%未満、2重量%未満、1.5重量%未満、又は1重量%未満の結合剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、任意の好適な結合剤を含むことができる。好適な結合剤の例としては、デンプン、アルファ化デンプン、アルギン酸ナトリウム、及びゼラチン等の天然結合剤;ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリメタクリレート、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及びポリエチレングリコール等の合成結合剤;並びに修飾セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ソルビトール、キシリトール、及びマンニトール等の糖類が挙げられる。
他の好適な結合剤の例としては、アカシア、コポビドン、カルボマー、コーンスターチ、アルファ化デンプン、カルシウムカルボキシメチルセルロース、グリコール酸カルシウムセルロース、カルメロサムカルシウム(carmellosum calcium)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルメロースナトリウム、セラトニア(ceratonia)、キトサン塩酸塩、デキストレート、デキストリン、エチルセルロース、液状グルコース、グアーガラトマンナン(guar galatomannan)、グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒプロメロース/ヒドロキシプロピルメチルセルロース、イヌリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポビドン、アルギン酸ナトリウム、デンプン、アルファ化デンプン、スクロース、圧縮糖、ゼイン、ゼラチン、ポリメタクリレート、ソルビトール、グルコース、及びアルギン酸ナトリウムが挙げられる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、帯電防止剤又は帯電防止剤の組み合わせを含むことができる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、3重量%未満、2.5重量%未満、2重量%未満の帯電防止剤、1.25重量%未満、1重量%未満、0.75重量%未満、0.5重量%未満、又は0.25重量%未満の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.1重量%~3.0重量%の帯電防止剤、0.2重量%~2重量%、0.5重量%~1.50重量%、又は0.75重量%~1.25重量%の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、任意の好適な帯電防止剤を含むことができる。
好適な帯電防止剤の例としては、親水性シリカ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
帯電防止剤は、例えば、Aerosil(登録商標)200(Evonik Industries)等の親水性ヒュームドシリカを含むことができる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、95.0重量%~99.5重量%の化合物(1)、0.1重量%~1.0重量%の結合剤、及び0.1重量%~2.0重量%の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、98重量%~99重量%の化合物(1)、0.25重量%~0.75重量%の結合剤、及び0.5重量%~1.5重量%の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、98.25重量%~98.75重量%の化合物(1)、0.33重量%~0.65重量%の結合剤、及び0.74重量%~1.25重量%の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
薬学的有効成分、結合剤、及び帯電防止剤に加えて、非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、流量制御剤、滑沢剤、崩壊剤、充填剤、圧縮助剤、界面活性剤、希釈剤、着色剤、緩衝剤、流動促進剤、及び前述のいずれかの組み合わせ等の1つ以上の賦形剤を含むことができる。
非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、1つ以上の賦形剤のうちの3重量%未満、1つ以上の賦形剤のうちの2重量%未満、1重量%未満、又は0.5重量%未満を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0重量%~3重量%の1つ以上の賦形剤、0.1重量%~3重量%、0.5重量%~2重量%、又は1重量%~2重量%の1つ以上の賦形剤を含むことができ、重量%は、非コーティング即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
好適な流量制御剤又は流動促進剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ヒュームドシリカ(コロイド状二酸化ケイ素)、デンプン、及びタルクが挙げられる。
好適な滑沢剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、水添ヒマシ油、水添植物油、軽油、ステアリン酸マグネシウム、鉱油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸亜鉛、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
好適な崩壊剤の例としては、クエン酸、クロスカルメロースナトリウム、コロイド状シリコーンジオキシド、クロスポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、微結晶セルロース、アルファ化デンプン、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
界面活性剤は、イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤を含むことができる。好適なアニオン性界面活性剤の例としては、ドクサートナトリウム(スルホコハク酸ジオクチルナトリウム塩)、ラウリル硫酸ナトリウム、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。好適な非イオン性界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンステアレート、ポロキサマー、ポリソルベート、ソルビタンエステル、グリセリルモノオレエート、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
好適な充填剤及び圧縮助剤の例としては、ラクトース、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、圧縮糖、デキストレート、デキストリン、デキストロース、カオリン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、微結晶セルロース、粉末セルロース、スクロース、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.91~0.99、又は0.92~0.98等の0.90~1の真球度を特徴とすることができ、本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子の真球度は、例えば、0.90超、0.91超、0.92超、0.93超、0.94超、又は0.95超の真球度を特徴とすることができる。
本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.91~0.99、又は0.92~0.98等の0.90~1のモード真球度を特徴とする複数のマイクロ粒子を含むことができ、真球度は、湿潤分散粒子形状法を使用するか、又は動画像分析によって決定される。本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.94超、0.95超、0.96超、0.97超、0.98超、又は0.99超の平均真球度を特徴とする複数のマイクロ粒子を含むことができる。
本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子は固体であり、非コーティング即時放出マイクロ粒子全体にわたって実質的に均質な組成物を特徴とする。均質な組成物は、そのような層又はコア/シェルのような内部構造を有しない組成物を指し、組成物は、マイクロ粒子全体にわたって±5重量%未満、±2重量%未満、又は±1重量%未満で同じである。
高用量の薬学的有効成分について、特に投与前に懸濁液として再構成される場合、嗜好性を改善するために、マイクロ粒子は小さな平均直径を有することが有用であり得る。
本開示によって提供される複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、75μm~450μm、100μm~400μm、150μm~350μm、175μm~325μm、200μm~300μm、又は225μm~275μmの粒径分布(PSD)(D50)を特徴とすることができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、50μm~150μm、60μm~140μm、70μm~120μm、又は80μm~110μmのPSD(D10)を特徴とすることができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、450μm~750μm、475μm~725μm、500μm~700μm、525μm~675μm、又は550μm~650μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、50μm~150μmのPSD(D10)、220μm~320μmのPSD(D50)、及び480μm~560μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、60μm~140μmのPSD(D10)、230μm~310μmのPSD(D50)、及び490μm~550μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、70μm~130μmのPSD(D10)、240μm~300μmのPSD(D50)、500μm~540μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
粒径分布は、レーザー回折又はふるい分析によって決定することができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.60g/mL超、0.90g/mL超、1.10g/mL超、1.30g/mL超、又は1.50g/mL超のかさ密度を有することができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.60g/mL~1.60g/mL、0.70g/mL~1.50g/mL、0.80g/mL~1.40g/mL、又は1.00g/mL~1.20g/mLのかさ密度を有することができる。
かさ密度は、かさ密度シリンダーを使用して決定することができる。
滑らかなマイクロ粒子表面は、実質的に均一な厚さを有する薄い連続機能性コーティングでマイクロ粒子をコーティングする能力を促進する。コーティングの品質は、調節又は制御放出製剤にとって重要であり得る。例えば、粗い及び/又は多孔質の表面は、滑らかな表面と同等の放出プロファイルを達成するために、著しく多い量の機能性コーティングを必要とする傾向がある。加えて、粗い及び/又は多孔質の表面のコーティングは、様々な溶解又は放出プロファイルをもたらすことができる。
複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、0.92~0.98、0.93~0.97、又は0.94~0.96の乾燥減量(LOD)を特徴とすることができる。LODは、非コーティングマイクロ粒子の調製中にマイクロ粒子に組み込まれた水の除去を表す。LODは、熱重量分析によって決定される。
本開示によって提供される複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、2%未満、1%未満、又は0.5%未満等の0%~2%の摩損度値を特徴とすることができる。低い摩損度を有するマイクロ粒子は、高い摩損度を有するマイクロ粒子よりもコーティングしやすい。摩損度は、少なくとも2分間、毎分3,600個の音波エネルギーパルスに対応する8の振幅で動作した音波ふるいに造粒物を供することによって生成される75μm未満の直径を有するマイクロ粒子の数として定義される。
本開示によって提供される複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子は、例えば、1.02%の摩損度を有することができ、摩損度は、音波ふるいを使用して決定される。
本開示によって提供される非コーティング即時放出マイクロ粒子を作製する方法は、米国出願公開第2021/039357A1号に開示されている。
即時放出構成成分は、即時放出マイクロ粒子を含むことができるか、又は即時放出製剤は、即時放出マイクロ粒子を経口投与に好適な溶液に溶解させることによって調製することができる。
即時放出マイクロ粒子は、150μm~400μm、150μm~350μm、150μm~300μm、又は150μm~250μmの平均粒径分布(PSD)(D50)を有することができ、PSDは、ふるい分析によって決定される。
即時放出マイクロ粒子は、例えば、200μm~500μm又は250μm~450μmの体積平均直径D(4,3)を有することができる。
即時放出マイクロ粒子のコアは、例えば、92重量%超、94重量%超、96重量%超、98重量%超、又は99重量%超等の90重量%超の化合物(1)を含むことができ、重量%は、即時放出マイクロ粒子のコアの総重量に基づく。
即時放出マイクロ粒子は、シールコーティング等の薄い保護コーティングを含むことができる。
即時放出マイクロ粒子は、複数の非コーティング即時放出マイクロ粒子を含むことができる。即時放出マイクロ粒子は、90重量%超の化合物(1)を含むことができ、重量%は、マイクロ粒子の総重量に基づく。即時放出非コーティングマイクロ粒子は、pH4.5の緩衝溶液中、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置で試験される場合、例えば、10分未満、8分未満、6分未満、5分未満、又は4分未満で完全に溶解することができる。
即時放出マイクロ粒子は、シールコーティング等の即時放出コーティングを有することができる。即時放出マイクロ粒子は、80重量%超の化合物(1)を含むことができる。即時放出マイクロ粒子は、pH4.5の緩衝溶液中、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置で試験される場合、例えば、25分未満、20分未満、18分未満、16分未満、14分未満、又は12分未満で完全に溶解することができる。即時放出マイクロ粒子は、pH4.5の緩衝溶液中、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置で試験される場合、例えば、10分未満、8分未満、6分未満、又は4分未満で、80%超の化合物(1)を放出することができる。
コーティングされた即時放出マイクロ粒子は、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、又はポリエチレングリコール等の水溶性ポリマーを含むコーティングを含むことができる。コーティングされた即時放出マイクロ粒子は、タルク、ステアリン酸マグネシウム、又は二酸化ケイ素等の帯電防止剤を含むコーティングを含むことができる。
即時放出マイクロ粒子は、経口投与に好適な溶液中に溶解することができる。
調節放出構成成分は、調節放出マイクロ粒子を含むことができる。例えば、調節放出構成成分は、経口投与に好適な溶液中に懸濁した調節放出マイクロ粒子を含むことができる。
調節放出マイクロ粒子は、調節放出コーティングを含む。4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸(1)を含む調節放出マイクロ粒子、調節放出マイクロ粒子を調製する方法、及び調節放出マイクロ粒子の特性は、米国出願公開第2021/0393537A1号及び米国出願公開第2021/0393529A1号に開示されている。
調節放出マイクロ粒子は、覆っている調節放出コーティングを有する非コーティング即時放出マイクロ粒子を含むことができる。調節放出マイクロ粒子は、シールコーティングを有する即時放出マイクロ粒子、及びシールコーティングを覆う調節放出コーティングを含むことができる。
調節放出コーティングは、例えば、300μm未満、200μm未満、150μm未満、100μm未満、50μm未満、25μm未満、20μm未満、10μm未満、又は5μm未満の平均厚さを有することができる。調節放出コーティングは、例えば、5μm~300μm、5μm~200μm、5μm~100μm、5μm~50μm、5μm~25μm、5μm~20μm、又は5μm~15μmの平均厚さを有することができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、50重量%未満の調節放出コーティング、40重量%未満の調節放出コーティング、30重量%未満、20重量%未満、又は10重量%未満の調節放出コーティングを含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。化合物(1)等の高度に水溶性の薬学的有効成分を含有する剤形は、薬学的有効成分の放出速度を低減させる、かつ/又は水分の浸入を最小限に抑えるか、若しくは防止することによって薬学的有効成分の貯蔵安定性を増加させるための厚いコーティングを有することができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、60重量%超の化合物(1)、70重量%超、80重量%超、又は85重量%超の化合物(1)を含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、60重量%~85重量%の化合物(1)、例えば、65重量%~80重量%、又は70重量%~75重量%の化合物(1)を含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、5重量%~40重量%の調節放出コーティング、10重量%~35重量%、15重量%~30重量%、又は20重量%~25重量%の調節放出コーティングを含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。調節放出マイクロ粒子は、例えば、5重量%超の調節放出コーティング、10重量%超、15重量%超、20重量%超、25重量%超、又は30重量%超の調節放出コーティングを含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。調節放出マイクロ粒子は、例えば、40重量%未満の調節放出コーティング、35重量%未満、30重量%未満、25重量%未満、20重量%未満、15重量%未満、又は10重量%未満の調節放出コーティングを含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、60重量%~95重量%の非コーティング即時放出マイクロ粒子、65重量%~90重量%、70重量%~85重量%、又は75重量%~80重量%の非コーティング即時放出マイクロ粒子を含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。調節放出マイクロ粒子は、例えば、60重量%超の非コーティング即時放出マイクロ粒子、65重量%超、70重量%超、75重量%超、80重量%超、85重量%超、又は90重量%超の即時放出マイクロ粒子を含むことができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
調節放出コーティングは、例えば、マトリックスポリマー、帯電防止剤、及び可塑剤を含むことができる。
調節放出コーティングは、マトリックスポリマー又はマトリックスポリマーの組み合わせを含むことができる。マトリックスポリマー及び/又は孔形成ポリマーの組み合わせは、消化管内に化合物(1)の所望の放出プロファイルを提供するように選択することができる。
調節放出コーティングは、例えば、60重量%~85重量%のマトリックスポリマー、65重量%~80重量%、又は70重量%~80重量%のマトリックスポリマーを含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
調節放出コーティングは、例えば、85重量%未満のマトリックスポリマー、80重量%未満、75重量%未満、70重量%未満、又は65重量%未満のマトリックスポリマーを含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
調節放出コーティングは、例えば、60%超のマトリックスポリマー、65重量%超、70重量%超、75重量%超、又は80重量%超のマトリックスポリマーを含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
マトリックスポリマーは、水不溶性ポリマー又は水不溶性ポリマーの組み合わせを含むことができる。
好適な水不溶性ポリマーの例には、エチルセルロース及びポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、並びにポリメタクリレートが挙げられる。
エチルセルロース等の水不溶性ポリマーは、例えば、25,000ダルトン~300,000ダルトン、例えば、50,000ダルトン~200,000ダルトン、50,000ダルトン~150,000ダルトン、又は50,000ダルトン~100,000ダルトンの数平均分子量を有することができる。
エチルセルロース等の水不溶性ポリマーは、例えば、トルエン/エタノールの80:20混合物中のBrookfield粘度計を使用して決定される場合、100mPa×秒未満、75mPa×秒未満、50mPa×秒未満、25mPa×秒未満、20mPa×秒未満、又は15mPa×秒未満の粘度を有することができる。
好適なエチルセルロースポリマーの例には、Ashlandから入手可能である、Aqualon(登録商標)T10 Pharm、N7 Pharm、N10 Pharm、N14 Pharm、N22 Pharm、N50 Pharm、及びN100 Pharmポリマーが挙げられる。好適なエチルセルロースポリマーの他の例としては、Dupontから入手可能である、Ethocel(登録商標)標準7、標準10、標準14、標準20ポリマーが挙げられる。
マトリックスポリマーは、例えば、90重量%~100重量%の水不溶性ポリマー、91重量%~99重量%、82重量%~98重量%、又は93重量%~97重量%の水不溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。マトリックスポリマーは、例えば、90重量%超の水不溶性ポリマー、92重量%超、94重量%超、96重量%超、又は98重量%超の水不溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。マトリックスポリマーは、例えば、100重量%未満の水不溶性ポリマー、98重量%未満、96重量%未満、94重量%未満、又は92重量%未満の水不溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。
マトリックスポリマーは、孔形成ポリマーを含むことができる。孔形成ポリマーの例としては、水溶性ポリマー、カルボマー等の膨潤又は膨張するポリマー、及び胃液に可溶性のポリマー、例えば、酢酸フタル酸セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メタクリル酸-メチルメタクリレートコポリマー、及びポリビニルアセテートフタレートが挙げられる。孔形成ポリマーは、意図された条件下で調節放出コーティングの透過性を増加させることができる。
マトリックスポリマーは、水溶性ポリマー又は水溶性ポリマーの組み合わせを含むことができる。
好適な水溶性ポリマーの例としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポビドン、コポビドン、及びポロキサマーが挙げられる。
ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性ポリマーは、例えば、1,000,000ダルトン未満、800,000ダルトン未満、600,000ダルトン未満、400,000ダルトン未満、200,000ダルトン未満、100,000ダルトン未満、又は50,0000ダルトン未満の数平均分子量を有することができる。
ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性ポリマーは、例えば、トルエン/エタノールの80:20混合物中のBrookfield粘度計を使用して決定される場合、7,000mPa×秒未満、5,000mPa×秒未満、3,000mPa×秒未満、又は1,000mPa×秒未満の粘度を有することができる。
好適なヒドロキシプロピルセルロースポリマーの例には、Ashlandから入手可能である、Klucel(登録商標)HF Pharm、MF Pharm、GF Pharm JF Pharm、LF Pharm、EF Pharm、及びELF Pharmポリマーが挙げられる。
好適なヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーの例としては、Shin-Etsu Chemical Coから入手可能である、Pharmacoat(登録商標)603、645、606、及び615ポリマーが挙げられる。
マトリックスポリマーは、例えば、90重量%~100重量%の水不溶性ポリマー、及び0重量%~10重量%、1重量%~8重量%、又は2重量%~6重量%の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。マトリックスポリマーは、例えば、0重量%超の水溶性ポリマー、2重量%超、4重量%超、6重量%超、又は8重量%超の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。マトリックスポリマーは、例えば、10重量%未満の水溶性ポリマー、8重量%未満、6重量%未満、4重量%未満、又は2重量%未満の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づき、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。
マトリックスポリマーは、例えば、90重量%~100重量%の水不溶性ポリマー、及び0重量%~10重量%の水溶性ポリマー、92重量%~98重量%の水不溶性ポリマー、及び2重量%~8重量%の水溶性ポリマー、又は94重量%~96重量%の水不溶性ポリマー、及び4重量%~6重量%の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、マトリックスポリマーの総重量に基づく。
調節放出コーティングは、流動床装置内の即時放出マイクロ粒子上に調節放出コーティングの溶液、懸濁液、又は分散液を噴霧する等の任意の好適な方法によって、本開示によって提供される即時放出マイクロ粒子に塗布することができる。
マトリックスポリマー又はマトリックスポリマーの組み合わせに加えて、調節放出コーティングは、例えば、可塑剤、帯電防止剤、粘着防止剤、着色剤又は顔料、流動促進剤、粘度調整剤、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含むことができる。
調節放出コーティングは、帯電防止剤又は帯電防止剤の組み合わせを含むことができる。
帯電防止剤は、調節放出コーティングの塗布中にマイクロ粒子の凝集を最小限に抑えるか、又は阻止するために有用である。
好適な帯電防止剤の例としては、タルク(ケイ酸マグネシウム)、ステアリン酸マグネシウム、及び二酸化ケイ素が挙げられる。例えば、帯電防止剤は、タルクを含むことができる。
調節放出コーティングは、例えば、10重量%~20重量%の帯電防止剤、例えば、12重量%~18重量%、又は14重量%~16重量%の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。調節放出コーティングは、例えば、20重量%未満の帯電防止剤、18重量%未満、16重量%未満、14重量%未満、又は12重量%未満の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。調節放出コーティングは、例えば、10重量%超の帯電防止剤、12重量%超、14重量%超、16重量%超、又は18重量%超の帯電防止剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
調節放出コーティングは、可塑剤又は可塑剤の組み合わせを含むことができる。
可塑剤は、均一な厚さを有する調節放出コーティングを提供するために有用である。
好適な可塑剤の例には、セバシン酸ジブチル、ポリエチレングリコール、トリアセチン、及びクエン酸トリエチルが含まれる。
調節放出コーティングは、例えば、0重量%~14重量%の可塑剤、例えば、2重量%~12重量%、又は4重量%~10重量%の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。調節放出コーティングは、例えば、14重量%未満の可塑剤、12重量%未満、12重量%未満、8重量%未満、6重量%未満、又は4重量%未満の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。調節放出コーティングは、例えば、0重量%超の可塑剤、2重量%超、4重量%超、6重量%超、8重量%超、10重量%超、又は12重量%超の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
本開示によって提供される調節放出コーティングは、例えば、60重量%~85重量%のマトリックスポリマー、10重量%~20重量%の帯電防止剤、及び0重量%~14重量%の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
本開示によって提供される調節放出コーティングは、例えば、65重量%~80重量%のマトリックスポリマー、12重量%~18重量%の帯電防止剤、及び2重量%~12重量%の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
本開示によって提供される調節放出コーティングは、例えば、70重量%~80重量%のマトリックスポリマー、14重量%~16重量%の帯電防止剤、及び4重量%~10重量%の可塑剤を含むことができ、重量%は、調節放出コーティングの総重量に基づく。
調節放出コーティングにおいて、マトリックスポリマーは、エチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースを含むことができ、可塑剤は、セバシン酸ジブチルを含むことができ、帯電防止剤は、タルクを含むことができる。
調節放出コーティングにおいて、マトリックスポリマーは、エチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースを含むことができ、帯電防止剤は、ステアリン酸マグネシウムを含むことができ、可塑剤は不存在であることができる。
コーティングされた即時放出マイクロ粒子は、薬学的有効成分を含む即時放出マイクロ粒子を覆っているシールコーティングを含むことができる。調節放出コーティングは、シールコートを覆うことができる。
シールコーティングは、薬学的有効成分への湿気の浸入を最小限に抑え、それによって薬学的有効成分の加水分解を低減することによってコーティングされたマイクロ粒子の貯蔵安定性を増加させることができる。シールコーティングはまた、調節放出コーティングと薬学的有効成分との間の負の相互作用を最小限に抑え、それによって化合物(1)等の薬学的有効成分の加水分解を低減することによってコーティングされたマイクロ粒子の貯蔵安定性を増加させることができる。
シールコーティングは、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、又はポリエチレングリコール等の水溶性ポリマーを含むことができる。
シールコーティングは、例えば、0.5μm~5μm、1μm~4μm、又は1μm~3μmの平均厚さを有することができる。シールコーティングは、例えば、5μm未満、4μm未満、3μm未満、2μm未満、又は1μm未満の平均厚さを有することができる。
シールコーティングは、%wgが、15%wg未満、10%wg未満、8%wg未満、6%wg未満、又は4%wg未満であるように即時放出マイクロ粒子に塗布することができ、%wgは、非コーティング即時放出マイクロ粒子の重量に基づく。シールコーティングは、%wgが、1%wg~15%wg、1%wg~10%wg、2%wg~8%wg、又は4%wg~6%wgであるようにマイクロ粒子に塗布することができ、%wgは、非コーティング即時放出マイクロ粒子の重量に基づく。
水溶性ポリマーを含むシールコーティングを含むコーティングされた即時放出マイクロ粒子において、調節放出コーティングは、水溶性ポリマーを含有し得ない。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子は、例えば、2重量%未満、1.5重量%未満 1重量%未満、0.5重量%未満、又は0.25重量%未満の水含有量を有することができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.1重量%~2重量%、0.1重量%~1重量%、又は0.2重量%~0.5重量%の水含有量を有することができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.55g/mL超、0.60g/mL超、0.65g/mL超、0.70g/mL超、又は0.75g/mL超のかさ密度を有することができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.55g/mL~0.80g/mL、0.60g/mL~75g/mL、0.60g/mL~0.70g/mLのかさ密度を有することができる。
かさ密度は、かさ密度シリンダーを使用して決定することができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子は、例えば、2重量%未満、1.5重量%未満 1重量%未満、0.5重量%未満、又は0.25重量%未満の水含有量を有することができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.1重量%~2重量%、0.1重量%~1重量%、又は0.2重量%~0.5重量%の水含有量を有することができ、重量%は、調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.55g/mL超、0.60g/mL超、0.65g/mL超、0.70g/mL超、又は0.75g/mL超のかさ密度を有することができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、0.55g/mL~0.80g/mL、0.60g/mL~75g/mL、0.60g/mL~0.70g/mLのかさ密度を有することができる。
かさ密度は、かさ密度シリンダーを使用して決定することができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子は、例えば、150μm~350μm、例えば、175μm~325μm、200μm~300μm、又は225μm~275μmの、例えば、PSD(D50)を特徴とすることができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、50μm~150μm、60μm~140μm、70μm~120μm、又は80μm~110μmのPSD(D10)を特徴とすることができる。
非コーティングマイクロ粒子は、例えば、450μm~750μm、475μm~725μm、500μm~700μm、525μm~675μm、又は550μm~650μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、60μm~140μm等の50μm~150μmのPSD(D10)、230μm~310μmのPSD(D50)、及び490μm~550μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
調節放出マイクロ粒子は、例えば、70μm~130μmのPSD(D10)、240μm~300μmのPSD(D50)、500μm~540μmのPSD(D90)を特徴とすることができる。
粒径分布は、レーザー回折又はふるい分析によって決定することができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR1)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の70%~90%が、2時間以内、85%~100%が4時間以内、及び95%超が6時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR1)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の75%~85%が、2時間以内、90%~100%が4時間以内、及び95%超が6時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR2)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の45%~65%が、2時間以内、70%~90%が4時間以内、80%~100%が6時間以内、及び90%超が8時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR2)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の50%~60%が、2時間以内、75%~85%が4時間以内、85%~95%が6時間以内、及び90%超が8時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR3)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の25%~45%が、2時間以内、60%~80%が4時間以内、70%~90%が6時間以内、80%~100%が8時間以内、及び90%超が12時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
本開示によって提供される調節放出マイクロ粒子(MR3)は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の30%~40%が、2時間以内、65%~75%が4時間以内、75%~85%が6時間以内、85%~95%が8時間以内、及び90%超が12時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とすることができる。
調節放出マイクロ粒子は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、調節放出粒子から溶解媒質中に、例えば、2時間未満で25%の化合物(1)、1時間~4時間で50%の化合物(1)、1.5時間~6時間で75%の化合物(1)、及び85%超の化合物(1)を放出することができる。
調節放出マイクロ粒子は、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、例えば、化合物(1)の20%超を2時間で、50%超を4時間以内、70%超を6時間以内、80%超を8時間以内、及び90%超を10時間以内に放出することができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.45時間の平均t1/2、0.6時間の平均Tmax、18μg/mLの平均Cmax、16h×μg/mLの平均AUC0-6、16h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は501L/hのCL/Fを特徴とすることができる)。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.35時間~0.55時間の平均t1/2、0.5時間~0.7時間の平均Tmax、16μg/mL~20μg/mLの平均Cmax、14h×μg/mL~18h×μg/mLの平均AUC0-6、14h×μg/mL~18h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は480L/h~520L/hのCL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.4時間~0.5時間の平均t1/2、0.55時間~0.65時間の平均Tmax、17μg/mL~19μg/mLの平均Cmax、15h×μg/mL~17h×μg/mLの平均AUC0-6、15h×μg/mL~17h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は490L/h~510L/hのCL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.87時間の平均t1/2、1.3時間の平均Tmax、8μg/mLの平均Cmax、15h×μg/mLの平均AUC0-6、15h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は514L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.7時間~1.1時間の平均t1/2、1.1時間~1.5時間の平均Tmax、0.6μg/mL~1.0μg/mLの平均Cmax、13h×μg/mL~17h×μg/mLの平均AUC0-6、13h×μg/mL~17h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は495L/h~535L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、1.2時間~1.4時間の平均Tmax、0.7μg/mL~0.9μg/mLの平均Cmax、14h×μg/mL~16h×μg/mLの平均AUC0-6、14h×μg/mL~16h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は505L/h~525L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.82時間の平均t1/2、1.6時間の平均Tmax、5μg/mLの平均Cmax、12h×μg/mLの平均AUC0-6、12h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は642L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.6時間~1.0時間の平均t1/2、1.4時間~1.8時間の平均Tmax、3μg/mL~7μg/mLの平均Cmax、10h×μg/mL~14h×μg/mLの平均AUC0-6、10h×μg/mL~14h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は620L/h~660L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.7時間~0.9時間の平均t1/2、1.5時間~1.7時間の平均Tmax、4μg/mL~6μg/mLの平均Cmax、9h×μg/mL~11h×μg/mLの平均AUC0-6、11h×μg/mL~13h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は630L/h~650L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.01時間の平均t1/2、2.3時間の平均Tmax、3.7μg/mLの平均Cmax、10h×μg/mLの平均AUC0-6、11h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は715L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.2時間の平均t1/2、2.1時間~2.5時間の平均Tmax、3.5μg/mL~3.9μg/mLの平均Cmax、8h×μg/mL~12h×μg/mLの平均AUC0-6、9h×μg/mL~13h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は695L/h~735L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.9時間~1.1時間の平均t1/2、2.2時間~2.4時間の平均Tmax、3.6μg/mL~3.8μg/mLの平均Cmax、9h×μg/mL~11h×μg/mLの平均AUC0-6、10h×μg/mL~12h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は705L/h~725L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.66時間の平均t1/2、0.9時間の平均Tmax、83μg/mLの平均Cmax、167h×μg/mLの平均AUC0-6、168h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は48.5L/hのCL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.45時間~0.85時間の平均t1/2、0.7時間~1.1時間の平均Tmax、75μg/mL~96μg/mLの平均Cmax、147h×μg/mL~187h×μg/mLの平均AUC0-6、150h×μg/mL~190h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は38L/h~58L/hのCL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.55時間~0.75時間の平均t1/2、0.9時間~1.0時間の平均Tmax、80μg/mL~90μg/mLの平均Cmax、157h×μg/mL~177h×μg/mLの平均AUC0-6、160h×μg/mL~180h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は43L/h~53L/hのCL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.85時間の平均t1/2、1.7時間の平均Tmax、42μg/mLの平均Cmax、116h×μg/mLの平均AUC0-6、120h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は82L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.65時間~1.05時間の平均t1/2、1.5時間~1.9時間の平均Tmax、32μg/mL~52μg/mLの平均Cmax、96h×μg/mL~136h×μg/mLの平均AUC0-6、100h×μg/mL~140h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は62L/h~102L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.75時間~0.95時間の平均t1/2、1.6時間~1.8時間の平均Tmax、37μg/mL~47μg/mLの平均Cmax、106h×μg/mL~126h×μg/mLの平均AUC0-6、110h×μg/mL~130h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は72L/h~92L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、1.0時間の平均t1/2、2.3時間の平均Tmax、25μg/mLの平均Cmax、73h×μg/mLの平均AUC0-6、76h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は119L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.2時間の平均t1/2、2.1時間~2.5時間の平均Tmax、23μg/mL~27μg/mLの平均Cmax、63h×μg/mL~83h×μg/mLの平均AUC0-6、66h×μg/mL~86h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は100L/h~140L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.9時間~1.1時間の平均t1/2、2.2時間~2.4時間の平均Tmax、24μg/mL~26μg/mLの平均Cmax、68h×μg/mL~78h×μg/mLの平均AUC0-6、71h×μg/mL~81h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は110L/h~130L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、1.5時間の平均t1/2、3.0時間の平均Tmax、16μg/mLの平均Cmax、49h×μg/mLの平均AUC0-6、55h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は146L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、1.3時間~1.7時間の平均t1/2、2.8時間~3.2時間の平均Tmax、14μg/mL~18μg/mLの平均Cmax、45h×μg/mL~53h×μg/mLの平均AUC0-6、51h×μg/mL~59h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は136L/h~156L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、1.4時間~1.6時間の平均t1/2、2.9時間~3.1時間の平均Tmax、15μg/mL~17μg/mLの平均Cmax、47h×μg/mL~51h×μg/mLの平均AUC0-6、53h×μg/mL~57h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は141L/h~151L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.9のCmax比、及び11.3のAUC0-inf比を特徴とする。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、3.9~5.9のCmax比、及び10.3~12.3のAUC0-inf比を特徴とすることができる。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.4~5.4のCmax比、及び10.8~11.8のAUC0-inf比を特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.2のCmax比、及び7.6のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.0~5.4のCmax比、及び7.2~8.0のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR1製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.1~5.3のCmax比、及び7.4~7.8のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.9のCmax比、及び6.3のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.5~5.3のCmax比、及び5.9~6.7のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR2製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.7~5.1のCmax比、及び6.1~6.5のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.4のCmax比、及び5.2のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.0~4.8のCmax比、及び4.8~5.6のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むMR3製剤の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.2~4.6のCmax比、及び5.0~5.4のAUC0-inf比を特徴とし、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
医薬組成物は、即時放出構成成分及び調節構成成分を含むことができる。
即時放出構成成分は、本明細書に開示される即時放出マイクロ粒子のうちのいずれかを含むことができる。
調節放出構成成分は、本明細書に開示される調節マイクロ粒子、又は調節放出マイクロ粒子の組み合わせのうちのいずれかを含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に10重量%~50重量%の化合物(1)及びMR構成成分中に90重量%~50重量%、IR構成成分中に20重量%~40重量%の化合物(1)及びMR構成成分中に80重量%~60重量%のγ-ヒドロキシブチレート、又はIR構成成分中に25重量%~35重量%の化合物(1)及びMR構成成分中に75重量%~65重量%の化合物(1)を含むことができ、重量%は、医薬組成物中の化合物(1)の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に10重量%超の化合物(1)及びMR構成成分中に90%未満の化合物(1)、IR構成成分中に20重量%超の化合物(1)及びMR構成成分中に80%未満の化合物(1)、IR構成成分中に30重量%超の化合物(1)及びMR構成成分中に70%未満の化合物(1)、又はIR構成成分中に40重量%超の化合物(1)及びMR構成成分中に60%未満の化合物(1)を含むことができ、重量%は、医薬組成物中の化合物(1)の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、IR構成成分中の化合物(1)の、MR構成成分中の化合物(1)に対する重量比、例えば、1:1.5~1:3.5、1:1.7~1.3.3、1.1.9~1:3.1、1:2.1~1:2.9、又は1:2:3~1:2.7を有することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、IR構成成分中の化合物(1)の、MR構成成分中の化合物(1)に対する重量比、例えば、1:1.5超、1:1.7超、1:1.9超、1:2.1超、1:2.3超、1:2.5超、又は1:2.7超を有することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に2.5g~7.0gの化合物(1)、IR構成成分中に2.75g~6.5g、3g~6g、3.25g~5.75g、3.5g~5.5g、3.75g~5.25g、又は4g~6gの化合物(1)を含むことができる。
医薬組成物は、例えば、MR構成成分中に7g~15gの化合物(1)、MR構成成分中に、7.5g~14g、8g~13g、8.5g~12g、又は、9g~11gの化合物(1)を含むことができる。
医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に2.5g~7gの化合物(1)及びMR構成成分中に7g~15gの化合物(1)、IR構成成分中に3g~6gの化合物(1)及びMR構成成分中に8g~14gの化合物(1)、IR構成成分中に3.5g~5.5gの化合物(1)及びMR構成成分中に9g~13gの化合物(1)、又はIR構成成分中に4g~5gの化合物(1)及びMR構成成分中に9g~12gの化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、9.5g~22gの化合物(1)、10g~20gの化合物(1)、12g~18gの化合物(1)、又は14g~16gの化合物(1)を含むことができる。本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、9g超の化合物(1)、10g超、12g超、14g超、16g超、18g超、又は20g超の化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に10重量%~50重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に50%~90重量%、IR構成成分中に20重量%~40重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に60重量%~80重量%のγ-ヒドロキシブチレート、又はIR構成成分中に25重量%~35重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に65重量%~75重量%のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができ、重量%γ-ヒドロキシブチレート当量は、医薬組成物中のγ-ヒドロキシブチレート当量の総重量%に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に10重量%超のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に90%未満のγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に20重量%超のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に80%未満のγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に30重量%超のγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に70%未満のγ-ヒドロキシブチレート当量、又はIR構成成分中に40重量%超のγ-ヒドロキシブチレート及びMR構成成分中に60%未満のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができ、重量%γ-ヒドロキシブチレート当量は、医薬組成物中の総γ-ヒドロキシブチレート当量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、IR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量の、MR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量に対する重量比、例えば、1.0:1.5~1.0:3.5、1.0:1.7~1.0:3.3、1.0:1.9~1.0:3.1、1.0:2.1~1.0:2.9、又は1.0:2.3~1:2.7を有することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、IR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量の、MR構成成分中のγ-ヒドロキシブチレート当量に対する重量比、例えば、1.0:1.5超、1.0:1.7超、1.0:1.9超、1.0:2.1超、1.0:2.3超、1.0:2.5超、又は1.0:2.7超を有することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に1g~4gのγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に1.5g~3.5g、1.75g~3.25g、又は2.0g~3.0gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
医薬組成物は、例えば、MR構成成分中に3g~9gのγ-ヒドロキシブチレート当量、MR構成成分中に3.5g~8.5g、4g~8g、4.5g~7.5g、又は5g~8gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
医薬組成物は、例えば、IR構成成分中に1g~4gのγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に3g~9gのγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に1.5g~3.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に3.5g~8.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量、IR構成成分中に1.75g~3.25gのγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に4.5g~7.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量、又はIR構成成分中に2g~3gのγ-ヒドロキシブチレート当量及びMR構成成分中に5g~8gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、6.5g~18gのγ-ヒドロキシブチレート当量、8g~16gのγ-ヒドロキシブチレート当量、10g~14gの化合物(1)、又は11g~13gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、9g超のγ-ヒドロキシブチレート当量、6.5g超、8g超、10g超、12g超、14g超、又は16g超のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
絶食した健康な被験者への4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸(1)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレート及び4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸(1)についての薬物動態プロファイルを決定するための方法が実験実施例に提供される。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.71時間の平均t1/2、0.6時間の平均Tmax、20μg/mLの平均Cmax、30h×μg/mLの平均AUC0-6、31h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び493L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.6時間~0.8時間の平均t1/2、0.5時間~0.7時間の平均Tmax、10μg/mL~30μg/mLの平均Cmax、20h×μg/mL~40h×μg/mLの平均AUC0-6、20h×μg/mL~40h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は440L/h~540L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.65時間~0.75時間の平均t1/2、0.55時間~0.65時間の平均Tmax、15μg/mL~25μg/mLの平均Cmax、25h×μg/mL~35h×μg/mLの平均AUC0-6、25h×μg/mL~435h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は470L/h~510L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.70時間の平均t1/2、1.8時間の平均Tmax、99μg/mLの平均Cmax、379h×μg/mLの平均AUC0-6、407h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は395L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.6時間~0.8時間の平均t1/2、1.6時間~2.0時間の平均Tmax、80μg/mL~120μg/mLの平均Cmax、340h×μg/mL~420h×μg/mLの平均AUC0-6、360h×μg/mL~440h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は360L/h~440L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.65時間~0.75時間の平均t1/2、1.7時間~1.9時間の平均Tmax、90μg/mL~110μg/mLの平均Cmax、360h×μg/mL~400h×μg/mLの平均AUC0-6、380h×μg/mL~420h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は380L/h~420L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.3のCmax比、及び13.3のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.5~6.5のCmax比、及び11.5~15.5のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR1)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.7~6.3のCmax比、及び12.5~14.5のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.89時間の平均t1/2、0.8時間の平均Tmax、17μg/mLの平均Cmax、26h×μg/mLの平均AUC0-6、26h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は570L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.7時間~1.1時間の平均t1/2、0.7時間~0.9時間の平均Tmax、15μg/mL~19μg/mLの平均Cmax、22h×μg/mL~30h×μg/mLの平均AUC0-6、22h×μg/mL~30h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は530L/h~610L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、0.75時間~0.85時間の平均Tmax、16μg/mL~18μg/mLの平均Cmax、24h×μg/mL~28h×μg/mLの平均AUC0-6、24h×μg/mL~28h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は550L/h~590L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.92時間の平均t1/2、1.3時間の平均Tmax、75μg/mLの平均Cmax、307h×μg/mLの平均AUC0-6、342h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は525L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、1.1時間~1.5時間の平均Tmax、65μg/mL~85μg/mLの平均Cmax、290h×μg/mL~330h×μg/mLの平均AUC0-6、320h×μg/mL~360h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は505L/h~545L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.85時間~0.95時間の平均t1/2、1.2時間~1.4時間の平均Tmax、70μg/mL~80μg/mLの平均Cmax、300h×μg/mL~320h×μg/mLの平均AUC0-6、330h×μg/mL~350h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は515L/h~535L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.9のCmax比、及び12.7のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.7~5.1のCmax比、及び11~15のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、10gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR2)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4.8~5.0のCmax比、及び12~14のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.1時間の平均t1/2、1.0時間の平均Tmax、19μg/mLの平均Cmax、32h×μg/mLの平均AUC0-6、34h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は569L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.0時間~1.2時間の平均t1/2、0.9時間~1.1時間の平均Tmax、15μg/mL~23μg/mLの平均Cmax、28h×μg/mL~36h×μg/mLの平均AUC0-6、30h×μg/mL~38h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は550L/h~590L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.05時間~1.15時間の平均t1/2、0.95時間~1.05時間の平均Tmax、17μg/mL~21μg/mLの平均Cmax、30h×μg/mL~32h×μg/mLの平均AUC0-6、32h×μg/mL~36h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は560L/h~580L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.97時間の平均t1/2、1.7時間の平均Tmax、96μg/mLの平均Cmax、334h×μg/mLの平均AUC0-6、389h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は55L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.9時間~1.1時間の平均t1/2、1.5時間~1.9時間の平均Tmax、85μg/mL~105μg/mLの平均Cmax、314h×μg/mL~354h×μg/mLの平均AUC0-6、370h×μg/mL~410h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は45L/h~65L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.95時間~1.05時間の平均t1/2、1.6時間~1.8時間の平均Tmax、90μg/mL~100μg/mLの平均Cmax、324h×μg/mL~344h×μg/mLの平均AUC0-6、380h×μg/mL~400h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は50L/h~60L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.3のCmax比、及び11.6のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.0~5.6のCmax比、及び10~14のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、13.5gの化合物(1)を含むMR1構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR3)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5.1~5.5のCmax比、及び11~13のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.1時間の平均t1/2、1.0時間の平均Tmax、19μg/mLの平均Cmax、31h×μg/mLの平均AUC0-6、34h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は554L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.0時間~1.2時間の平均t1/2、1.0時間~1.2時間の平均Tmax、17μg/mL~21μg/mLの平均Cmax、29h×μg/mL~33h×μg/mLの平均AUC0-6、32h×μg/mL~36h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は535L/h~575L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルは、1.05時間~1.15時間の平均t1/2、1.05時間~1.15時間の平均Tmax、18μg/mL~20μg/mLの平均Cmax、30h×μg/mL~32h×μg/mLの平均AUC0-6、33h×μg/mL~35h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は545L/h~565L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.9時間の平均t1/2、2.2時間の平均Tmax、92μg/mLの平均Cmax、332h×μg/mLの平均AUC0-6、404h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は55.4L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、2.0時間~2.4時間の平均Tmax、88μg/mL~96μg/mLの平均Cmax、310h×μg/mL~350h×μg/mLの平均AUC0-6、380h×μg/mL~420h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は51L/h~59L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、0.85時間~0.95時間の平均t1/2、2.1時間~2.3時間の平均Tmax、90μg/mL~94μg/mLの平均Cmax、320h×μg/mL~340h×μg/mLの平均AUC0-6、390h×μg/mL~410h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は53L/h~57L/hの平均CL/Fを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、6.0のCmax比、及び12.0のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、4~8のCmax比、及び10~14のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
絶食した健康な被験者の集団への、6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、12gの化合物(1)を含むMR2構成成分とを含む組み合わされた放出製剤(CR4)の経口投与後、薬物動態プロファイルは、5~7のCmax比、及び11~13のAUC0-inf比を特徴とすることができ、この比は、γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後6時間で、被験者の血漿中のγ-ヒドロキシブチレートの濃度は、15μg/mL未満、10μg/mL未満、又は5μg/mL未満であることができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、被験者の血漿中のγ-ヒドロキシブチレート濃度は、絶食した健康な被験者の集団への、(a)即時放出構成成分の経口投与後のγ-ヒドロキシブチレートのAUCinfと、(b)調節放出構成成分の経口投与後のγ-ヒドロキシブチレートのAUCinfとの合計を超え得る。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後6時間~8時間、被験者の血漿中のγ-ヒドロキシブチレート濃度は、絶食した健康な被験者の集団への、(a)即時放出構成成分の経口投与後6時間~8時間のγ-ヒドロキシブチレート濃度と、(b)調節放出構成成分の経口投与後6時間~8時間のγ-ヒドロキシブチレート濃度との合計を超え得る。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、健康な絶食した被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、経口投与後6時間~8時間の濃度は、調節放出構成成分単独での投与後の被験者の血漿中のγ-ヒドロキシブチレートの濃度を超え得る。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、即時放出構成成分及び調節放出構成成分の経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infは、即時放出構成成分単独での経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infと、調節放出構成成分単独での経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infとの合計を超え得る。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、被験者の集団への、即時放出構成成分及び調節放出構成成分の経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infは、即時放出構成成分単独での経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infと、調節放出構成成分単独での経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infとの合計と実質的に同じである。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、4.52gの化合物(1)を含む即時放出構成成分と、10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分とを含む組み合わされた放出製剤の経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infは、7.25gの化合物(1)を含む即時放出構成成分単独での経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infと、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分単独での経口投与後の平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infとの合計を超える。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤については、絶食した健康な被験者の集団への、4.52gの化合物(1)を含む即時放出構成成分と、10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分とを含む組み合わされた放出製剤の経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infは、7.25gの化合物(1)を含む即時放出構成成分単独での経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infと、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分単独での経口投与後の平均化合物(1)AUC0-infとの合計と実質的に同じである。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、即時放出構成成分及び調節放出構成成分を含むことができる。
即時放出構成成分は、化合物(1)を含む非コーティングマイクロ粒子、又は化合物(1)を含むシールコーティングマイクロ粒子を含むことができる。
即時放出構成成分は、化合物(1)を含む溶液を含むことができる。
調節放出構成成分は、マイクロ粒子を覆う調節放出コーティングを有する化合物(1)を含む非コーティング又はシールコーティングマイクロ粒子を含むことができる。調節放出マイクロ粒子は、例えば、5%wg~50%wgの調節放出コーティングを含むことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、例えば、5g超の化合物(1)、8g超、12g超、16g超、又は20g超の化合物(1)を含むことができる。本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、例えば、5g~20gの化合物(1)、7g~18g、9g~16g、又は11g~16gの化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤において、即時放出構成成分は、3.5g~5.5g等の2.5g~6.5gの化合物(1)を含むことができ、調節放出構成成分は、12.5g~15.5g等の12.5g~16.5gの化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤において、即時放出構成成分中の化合物(1)の、調節放出構成成分中の化合物に対する重量比は、例えば、0.3~0.6、0.35~0.55、又は0.40~0.50であることができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤において、化合物(1)の15重量%~45重量%は、即時放出化合物中にあることができ、20重量%~40重量%、又は25重量%~35重量%を形成し、重量%は、組み合わされた放出製剤中の化合物(1)の総重量に基づく。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量(11.3g~17.7gの化合物(1))を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、2.4時間未満、2.2時間未満、2.0時間未満、1.8時間未満、1.6時間未満の平均Tmaxを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、1.4時間~2.4時間、1.5時間~2.2時間、1.6時間~2.0時間、又は1.7時間~1.9時間の平均Tmaxを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、100μg/mL未満、95μg/mL未満、90μg/mL未満、85μg/mL未満、又は80μg/mL未満の平均Cmaxを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、75μg/mL~105μg/mL、80μg/mL~100μg/mL、又は85μg/mL~95μg/mLの平均Cmaxを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、250h×μg/mL超、275h×μg/mL超、300h×μg/mL超、325h×μg/mL超、350h×μg/mL超、400h×μg/mL超、又は425h×μg/mL超の平均AUC0-6hを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、250h×μg/mL~425h×μg/mL、275h×μg/mL~400h×μg/mL、300h×μg/mL~375h×μg/mL、又は325h×μg/mL~375h×μg/mLの平均AUC0~6hを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、36μg/mL未満、34μg/mL未満、32μg/mL未満、30未満、28μg/mL未満、26μg/mL未満、24μg/mL未満、22μg/mL未満、20μg/mL未満、又は18μg/mL未満の平均Cを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、18μg/mL~36μg/mL、20μg/mL~34μg/mL、22μg/mL~32μg/mL、又は24μg/mL~30μg/mLの平均Cを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、20μg/mL未満、16μg/mL未満、12μg/mL未満、10μg/mL未満、8μg/mL未満、又は4μg/mL未満の平均Cを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、4μg/mL~20μg/mL、6μg/mL~18μg/mL、形態8μg/mL~16μg/mL、又は10μg/mL~14μg/mLの平均Cを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、10μg/mL未満、8μg/mL未満、6μg/mL未満、4μg/mL未満、又は2μg/mL未満の平均C10hを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、0μg/mL~8μg/mL、0μg/mL~6μg/mL、形態0μg/mL~4μg/mL、又は0μg/mL~2μg/mLの平均C10hを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、6時間等の5時間~7時間、10μg/mL超、15μg/mL超、20μg/mL超、25μg/mL超、又は30μg/mL超の血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、6時間等の5時間~7時間、10μg/mL~30μg/mL、15μg/mL~30μg/mL、20μg/mL~30μg/mL、22μg/mL~28μg/mL、又は24μg/mL~26μg/mLの血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、4未満、3未満、又は2未満のCmax/C5h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、1.5~4、1.5~3.5、又は2~3のCmax/C5h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、2超、4超、6超、8超、又は10超のCmax/C6h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、2~10、2~8、又は4~6のCmax/C6h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、5超、10超、15超、又は20超のCmax/C8h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、5~20又は10~15のCmax/C6h比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、0.6超、0.8超、1.0超、又は1.2超のAUC0-8h/AUCinf比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、0.6~1.2又は0.8~1.0のAUC0-8h/AUCinf比を特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、250h×μg/mL超、300h×μg/mL超、350h×μg/mL超、又は400h×μg/mL超のAUCinfを特徴とする。
絶食した患者の集団への、7gのγ-ヒドロキシブチレート当量~11gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む本開示によって提供される組み合わされた放出製剤の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルは、250h×μg/mL~450h×μg/mL、又は300h×μg/mL~400h×μg/mLのAUCinfを特徴とする。
前述の組み合わされた放出製剤のいずれかにおいて、組み合わされた放出製剤は、即時放出構成成分中に4.5gの化合物(1)、及び調節放出構成成分中に10gの化合物(1)を有する、9gのγ-ヒドロキシブチレート当量に対応する14.5gの化合物(1)を含むことができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、2.2時間~3.0時間、又は2.4時間~2.8時間等の2.0時間~3.2時間の平均Tmaxを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、96μg/mL~112μg/mL、98μg/mL~110μg/mL、100μg/mL~108μg/mL、又は102μg/mL~106μg/mL等の94μg/mL~114μg/mLの平均Cmaxを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、430時間×μg/mL~490時間×μg/mL、440時間×μg/mL~480時間×μg/mL、又は450時間×μg/mL~470時間×μg/mLの平均AUCinfを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、360時間×μg/mL~420時間×μg/mL、370時間×μg/mL~410時間×μg/mL、又は380時間×μg/mL~400時間×μg/mLの平均AUC0~6を特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、25μg/mL~55μg/mL、30μg/mL~50μg/mL、又は35μg/mL~45μg/mLの平均Cを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、5μg/mL~15μg/mL、7μg/mL~13μg/mL、又は9μg/mL~11μg/mLの平均Cを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、4μg/mL未満、又は2μg/mL未満等の5μg/mL未満の平均C10を特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、9.5~10.5等の9~11の平均Cmax/C比を特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、2.0時間~3.2時間の平均Tmax、94μg/mL~114μg/mLの平均Cmax、430時間×μg/mL~490時間×μg/mLの平均AUCinf、360時間×μg/mL~420時間×μg/mLの平均AUC0-6、25μg/mL~55μg/mLの平均C、5μg/mL~15μg/mLの平均C、5μg/mL未満の平均C10、及び/又は9~11のCmax/C比を特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、少なくとも8時間、少なくとも7時間、少なくとも6時間、少なくとも5時間、又は少なくとも4時間の25μg/mL超の血漿γ-ヒドロキシブチレートを特徴とすることができる。
絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルは、2時間~8時間、2時間~7時間、2時間~6時間、2時間~5時間、2時間~4時間、4時間~6時間、又は5時間~6時間の血漿γ-ヒドロキシブチレートを特徴とすることができる。
本開示によって提供される即時放出構成成分は、図2Aに示される化合物(1)又は図2Bに示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
本開示によって提供される調節放出構成成分は、図2Aに示される化合物(1)又は図2Bに示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、図5に示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、図6に示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
本開示によって提供される組み合わされた放出製剤は、図4に示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
組み合わされた放出製剤等の、本開示によって提供される医薬組成物は、表6に提供される化合物(1)又は表7に示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。表6は、実施例4に記載されるような様々な組み合わされた放出(CR)製剤の経口投与後の、化合物(1)の平均血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を示す。表7は、実施例4に記載されるような様々な組み合わされた放出(CR)製剤の経口投与後の、γ-ヒドロキシブチレートの平均血漿濃度を示す。
組み合わされた放出製剤等の、本開示によって提供される医薬組成物は、表3に提供される化合物(1)又は表4に示されるγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。図3は、実施例4に記載されるような様々な組み合わされた放出(CR)製剤の経口投与後の、化合物(1)の平均血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を示す。図4は、実施例4に記載されるような様々な組み合わされた放出(CR)製剤の経口投与後の、γ-ヒドロキシブチレートの平均血漿濃度を示す。
組み合わされた放出製剤等の、本開示によって提供される医薬組成物は、図6に示されるか、又は表10に要約されるようなγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルに生物学的等価である薬物動態プロファイルを示すことができる。
本開示によって提供される医薬組成物の用量は、患者における疾患又は疾患の症状を治療するための用量に好適ないずれかであり得る。
本開示によって提供される医薬組成物の用量は、例えば、6g~22gの化合物(1)、8g~20g、10g~20g、12g~20g、14g~20g、又は14g~18gの化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物の用量は、例えば、6g超の化合物(1)、8g超、10g超、12g超、14、g超、18g超、又は20g超の化合物(1)を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物の用量は、例えば、3g~12gのγ-ヒドロキシブチレート当量、4g~11g、5g~10g、又は6g~9gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物の用量は、例えば、3g超のγ-ヒドロキシブチレート当量、5g超、7g超、9g超、又は9g超のγ-ヒドロキシブチレート当量を含むことができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、治療目的のために化合物を患者に投与するために使用することができるキットに含めることができる。キットは、患者への投与に好適な即時放出構成成分及び調節放出構成成分を含む医薬組成物、並びに医薬組成物を患者に投与するための説明書を含むことができる。キットは、例えば、睡眠障害を治療するために使用することができる。キットは、即時放出構成成分及び調節放出構成成分、即時放出構成成分及び調節放出構成成分を投与するための薬学的に許容されるビヒクル、並びに医薬組成物を患者に投与するための説明書を含むことができる。
医薬組成物は、投与のための説明書とともに、容器、パック、又はディスペンサーに含めることができる。
キットとともに供給される使用説明書は、例えば、電子可読媒体、ビデオカセット、オーディオテープ、フラッシュメモリデバイスとして印刷及び/又は供給されてもよく、又はインターネットウェブサイト上で公開されてもよく、又は電子通信として患者及び/又は医療提供者に配布されてもよい。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、ナルコレプシー、過度な日中の眠気、カタプレキシー、ナルコレプシーに関連する過度な日中の眠気、パーキンソン病に関連する過度な日中の眠気、多発性硬化症に関連する過度な日中の眠気、ナルコレプシーに関連するカタプレキシー、疲労、パーキンソン病に関連する疲労、多発性硬化症に関連する疲労、又は線維筋痛を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、REM睡眠行動障害、痙攣性ジストニア、統合失調症、不眠症、統合失調症に関連する不眠症、特発性過眠症、慢性疲労症候群、群発性頭痛、アルツハイマー病、本態性振戦、外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス症候群に関連する不眠症、又は不安症を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、神経変性障害における認知機能を強化するために使用することができる。例えば、本開示によって提供される医薬組成物は、パーキンソン病を患う患者又はアルツハイマー病を患う患者における強化された認知機能に使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、1型又は2型ナルコレプシー等のナルコレプシーを治療するために使用することができる。ナルコレプシーの治療は、過度な日中の眠気を低減するか、又は脱力発作の頻度を低減すると定義される。様々な実施形態では、組成物は、1日1回投与されるのに十分である。例えば、組成物は、食後2時間未満の朝又は夜に投与するのに十分であり得る。製剤はまた、少なくとも6~8時間連続した睡眠を誘導するのに有効である。一実施形態では、食後2時間未満に投与される組成物は、少なくとも8時間の連続した時間、睡眠を誘導するのに有効である。様々な実施形態では、製剤は、少なくとも6時間、少なくとも7時間、少なくとも8時間、少なくとも9時間、又は少なくとも10時間の睡眠を誘導するのに有効である。他の実施形態では、製剤は、最大6時間、最大7時間、最大8時間、最大9時間、又は最大10時間の睡眠を誘導するのに有効である。
本開示によって提供される医薬組成物及び製剤は、睡眠障害、薬物乱用、アルコール及びオピオイド離脱、成長ホルモンレベルの低下、不安症、無痛覚症、パーキンソン病、アルツハイマー病、及びうつ病等の神経学的障害に関連する症状、内分泌障害、脳卒中若しくは心筋梗塞等の組織の低酸素症又は無酸素症、又は頭蓋内圧レベルの上昇を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、線維筋痛、並びに無呼吸、睡眠時間障害(sleep time disturbances)、ナルコレプシー、カタプレキシー、過度な日中の眠気(EDS)、睡眠麻痺、入眠時幻覚、睡眠覚醒、不眠症、及び夜間ミオクローヌス等の睡眠障害等の、γ-ヒドロキシ酪酸を投与することによって治療することが可能な疾患o状態を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、COVID-19感染等のウイルス疾患に関連する睡眠障害を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、線維筋痛症候群を患う群患者における疼痛を緩和する及び機能を改善する、並びにパーキンソン病を患う患者における過度な日中の眠気及び疲労を緩和する際に、ミオクローヌス及び本態性振戦を改善する、並びに遅発性ジスキネジア及び双極性障害を低減するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物は、パーキンソン病及びアルツハイマー病等の神経学的障害を患う患者における認知機能を改善するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物及び製剤は、患者における神経変性疾患、又は自律神経系疾患に関連する状態若しくは障害を治療するために使用することができ、神経変性疾患は、例えば、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、フリードライヒ運動失調症、ハンチントン病、レビー小体病、パーキンソン病、脊髄性筋萎縮症、運動ニューロン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、原発性進行性失語、及び進行性核上性麻痺から選択される。
神経変性疾患の他の例としては、アルパース病、バッテン病、脳眼顔骨格症候群、大脳皮質基底核変性症、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病、クールー病、リー病、一側下腿筋萎縮症、多系統萎縮症、オプソクローヌス・ミオクローヌス症、プリオン病、進行性多巣性白質脳症、白質脳症 線状体黒質変性症、及び伝染性海綿状脳症が挙げられる。
本開示によって提供される実施形態は、以下の実施例を参照して更に示され、これは、化合物(1)を含むマイクロ粒子、化合物(1)を含む即時放出及び調節放出構成成分、化合物(1)を含む医薬組成物、並びに絶食した健康な被験者への医薬組成物の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートの薬物動態を説明する。本開示の範囲から逸脱することなく、材料及び方法の両方に対する多くの変更が実施され得ることは、当業者には明らかであろう。本明細書に開示される実施形態を実施する代替の方法が存在することに留意すべきである。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないとみなされるべきである。更に、特許請求の範囲は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、それらの完全な範囲及びその等価物に権利を有する。
一般の方法
健康なヒト被験者の血漿中の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートの血漿濃度を、液体クロマトグラフィータンデム質量分析法を使用して測定し、Phoenix(商標)WinNonlin(登録商標)バージョン8.1(Pharsight Corporation、USA)及びMicrosoft(登録商標)Excel(登録商標)2016(Microsoft Corporation、USA)を使用して評価した。
実施例1
経口製剤
化合物(1)を含む、即時放出(IR)マイクロ粒子及び3つの調節放出(MR1、MR2、及びMR3)マイクロ粒子の成分を表1に提供する。
即時放出マイクロ粒子を調製するために、化合物(1)を最初に粉砕し、次いで、コロイド状SiO及びヒドロキシプロピルセルロースと合わせて混合した。水を添加し、混合して、湿式造粒物を得た。湿式造粒物をスクリーンに通して共粉砕して、湿式塊を形成した。湿潤塊を水の添加によって造粒して造粒物を形成し、混合してマイクロ粒子を形成した。マイクロ粒子を40℃で12時間~24時間乾燥させた。乾燥したマイクロ粒子をサイズによって分類した。200μm~500μmのサイズ(D4,3)を有するマイクロ粒子を分離し、薬物動態試験に使用した。
即時放出マイクロ粒子は、重量%が即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく場合、98.5重量%の化合物(1)4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含有した。
調節放出マイクロ粒子を調製するために、最初にエチルアルコール、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、水、ケイ酸マグネシウム(含水)、及びセバシン酸ジブチルを合わせて混合することによってコーティング混合物を調製して、コーティング懸濁液を提供した。コーティング懸濁液を、即時放出マイクロ粒子上に異なる厚さに噴霧して、薬物動態試験で使用する3つの調節放出マイクロ粒子を提供した。
コーティング後、即時放出マイクロ粒子は、MR1(20%wg)、MR2(30%wg)、及びMR3(40%wg)調節放出マイクロ粒子について、それぞれ、20%、30%、又は40%の重量増加を有した。
実施例2
溶解プロファイル
pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度でUSPタイプ2溶解装置を使用して、調節放出マイクロ粒子についての溶解プロファイルを決定した。調節放出マイクロ粒子からの化合物(1)の放出についての溶解プロファイルを図1に示す。
実施例3
即時放出構成成分及び調節放出構成成分の薬物動態
絶食した健康な被験者への、即時放出構成成分又は調節放出構成成分の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートの薬物動態を決定した。
即時放出製剤を調製するために、実施例1に従って調製した即時放出マイクロ粒子を30mLの水に添加し、穏やかにかき混ぜて、即時放出マイクロ粒子を溶解した。水を添加して、総体積を250mLにして、被験者によって服用される即時放出経口製剤を得た。
調節放出製剤を調製するために、実施例1に従って調製した調節放出マイクロ粒子を30mLの水に添加し、穏やかにかき混ぜた。Ora-Plus(登録商標)(30mL)を添加し、内容物を穏やかにかき混ぜ、懸濁液が被験者によって摂取された。最大250mLの総体積の追加の水を使用して、容器をすすぎ、被験者によってまた摂取された。
各製剤は、7.25gの化合物(1)(3.172gのγ-ヒドロキシブチレート当量)を含有した。
絶食した健康な被験者への、即時放出(IR)及び調節放出(MR1~MR3)製剤の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルを、化合物(1)について図2Aに、γ-ヒドロキシブチレートについて図2Bに示す。これらの結果は、10~12名の被験者についての結果に基づく平均及び標準偏差を表す。
IR及びMRマイクロ粒子の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態パラメータを、それぞれ表2及び表3に提供する。これらの結果は、10~12名の被験者についての結果に基づく平均及び標準偏差を表す。

max比、AUC0-inf比、及びAUC0-8比を表4に示し、比は、γ-ヒドロキシブチレート値を対応する化合物(1)値で除した比を指す。例えば、Cmax比は、(Cmax(GHB)/Cmax(化合物1))に等しい。
実施例4
組み合わされた放出製剤の薬物動態
即時放出構成成分及び調節放出構成成分を含む組み合わされた放出(CR)製剤の薬物動態を決定した。
組み合わされた放出製剤(CR1~CR4)を調製するために使用した即時放出構成成分及び調節放出構成成分中の化合物(1)の量を表5に要約する。
組み合わされた放出製剤を調製するために、即時放出マイクロ粒子を30mLの水に溶解した。次いで、調節放出マイクロ粒子を添加し、穏やかにかき混ぜた。経口懸濁ビヒクルであるOra-Plus(登録商標)を30mL添加し、懸濁液を穏やかにかき混ぜた。次いで、被験者が懸濁液を飲んだ。被験者は、最大250mLの水でカップを繰り返しすすぎ、溶液を飲んだ。
絶食した健康な被験者への、組み合わされた放出製剤(CR1~CR4)の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートについての薬物動態プロファイルを、それぞれ図3及び図4に示す。γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルを図5に示す。これらの結果は、10~12名の被験者に基づく平均及び標準偏差を表す。
絶食した健康な被験者への、組み合わされた放出製剤の経口投与後の化合物(1)及びγ-ヒドロキシブチレートについての特定の薬物動態パラメータのまとめを、表6及び7に提供する。これらの結果は、10~12名の被験者について得られた平均値を反映している。

組み合わされた放出製剤についてのCmax比、AUC0-inf比、及びAUC0-8比を表8に示し、比は、γ-ヒドロキシブチレート値を対応する化合物(1)値で除した比を指す。
実施例5
調節放出マイクロ粒子の薬物動態
調節放出マイクロ粒子は、即時放出マイクロ粒子に調節放出コーティングを塗布することによって調製した。
4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む即時放出マイクロ粒子は、MicroPX(登録商標)微小ペレット化技術(Glatt GmbH)を使用して調製した。即時放出マイクロ粒子は、225μm~275μmの平均顆粒径(D50)を有した。即時放出マイクロ粒子は、90重量%の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸、5重量%のUSPケイ酸マグネシウム、及び5重量%のヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)を含有し、重量%は、即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく。
実施例1に記載されるように調節放出コーティングを即時放出マイクロ粒子に塗布して、調節放出マイクロ粒子を提供した。コーティングを塗布して、20%wgを提供した。
即時放出マイクロ粒子(IR構成成分)及び調節放出マイクロ粒子(MR)構成成分を組み合わせて、5.8g、8.7g、11.6g、及び14.5gの化合物(1)の用量で、実施例4に記載される12名の絶食した健康な被験者に、水とともに経口投与した。IR及びMR構成成分中の化合物(1)の量を表9に提供する。
特定の薬物動態パラメータを表10に提供し、γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルを図6に示す。
本明細書に開示される実施形態を実施する代替の方法が存在することに留意すべきである。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないとみなされるべきである。更に、特許請求の範囲は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、それらの完全な範囲及びその等価物に権利を有する。

Claims (102)

  1. 医薬組成物であって、
    即時放出(IR)構成成分であって、1.2gのγ-ヒドロキシブチレート当量~4.0gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む、即時放出(IR)構成成分と、
    調節放出(MR)構成成分であって、3gのγ-ヒドロキシブチレート当量~9gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む、調節放出(MR)構成成分と、を含む、医薬組成物。
  2. 前記即時放出構成成分及び前記調節放出構成成分の各々が、4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 前記γ-ヒドロキシブチレート当量が、γ-((L-バリル)オキシ)ブタン酸の形態にある、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
  4. 前記即時放出構成成分が、10重量%~50重量%の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含み、
    前記調節放出構成成分が、50重量%~90重量%の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含み、
    重量%が、前記医薬組成物中の化合物(1)の総重量に基づく、請求項2又は3に記載の医薬組成物。
  5. 前記即時放出構成成分が、形態2g~7gの4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含み、
    前記調節放出構成成分が、7g~15gの4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含む、請求項2~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. 前記即時放出構成成分が、形態1g~4gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含み、
    前記調節放出構成成分が、3.5g~8.5gのγ-ヒドロキシブチレート当量を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  7. 前記即時放出構成成分中のgm当量のγ-ヒドロキシブチレートの、前記調節放出構成成分中の前記gm当量のγ-ヒドロキシブチレートに対する重量比が、1.5~3.5である、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  8. 前記即時放出構成成分が、複数の即時放出マイクロ粒子を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  9. 前記即時放出マイクロ粒子が、90重量%超の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸を含み、重量%が、前記即時放出マイクロ粒子の総重量に基づく、請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 前記即時放出マイクロ粒子が、200μm~500μmの体積平均直径D(4,3)を有する、請求項8又は9に記載の医薬組成物。
  11. 前記即時放出構成成分が、経口投与に好適な溶液を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  12. 前記調節放出構成成分が、複数の調節放出マイクロ粒子を含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. 前記調節放出構成成分が、経口投与に好適な調節放出マイクロ粒子の懸濁液を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 前記調節放出マイクロ粒子が、コア、及び前記コアを取り囲む調節放出コーティングを含む、請求項12又は13に記載の医薬組成物。
  15. 前記コアが、90重量%超の4-((L-バリル)オキシ)ブタン酸(1)を含み、重量%が、前記コアの総重量に基づく、請求項14に記載の医薬組成物。
  16. 前記コアが、95重量%超の化合物(1)を含み、重量%が、前記コアの総重量に基づく、請求項14に記載の医薬組成物。
  17. 前記コアが、化合物(1)を含む即時放出マイクロ粒子を含む、請求項14~16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  18. 前記調節放出コーティングが、可塑剤、制御放出ポリマー、孔形成剤、及び粘着防止剤を含む、請求項14~17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  19. 前記調節放出マイクロ粒子が、10重量%~35重量%の前記調節放出コーティングを含み、重量%が、前記調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく、請求項14~18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  20. 前記調節放出マイクロ粒子が、
    14重量%~20重量%の前記調節放出コーティング、
    20重量%~26重量%の前記調節放出コーティング、又は
    25重量%~31重量%の前記調節放出コーティングを含み、
    重量%が、前記調節放出マイクロ粒子の総重量に基づく、請求項14~19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  21. 前記調節放出構成成分が、調節放出マイクロ粒子を含み、
    前記調節放出マイクロ粒子が、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の70重量%~90重量%が、2時間以内、85%~100%が4時間以内、及び95%超が6時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とする、請求項1~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  22. 前記調節放出構成成分が、調節放出マイクロ粒子を含み、
    前記調節放出マイクロ粒子が、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の45%~65%が、2時間以内、70%~90%が4時間以内、80%~100%が6時間以内、及び90%超が8時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とする、請求項1~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  23. 前記調節放出構成成分が、調節放出マイクロ粒子を含み、
    前記調節放出マイクロ粒子が、pH4.5の緩衝溶液を用いて、37℃の温度及び75rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置を使用して決定される場合、化合物(1)の25重量%~45重量%が、2時間以内、60%~80%が4時間以内、70%~90%が6時間以内、80%~100%が8時間以内、及び90%超が12時間以内に溶解媒質中に放出される溶解プロファイルを特徴とする、請求項1~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  24. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR構成成分の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルが、0.35時間~0.55時間の平均t1/2、0.5時間~0.7時間の平均Tmax、16μg/mL~20μg/mLの平均Cmax、14h×μg/mL~18h×μg/mLの平均AUC0-6、14h×μg/mL~18h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は480L/h~520L/hのCL/Fを特徴とする、請求項1~23のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  25. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR構成成分の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、0.45時間~0.85時間の平均t1/2、0.7時間~1.1時間の平均Tmax、75μg/mL~96μg/mLの平均Cmax、147h×μg/mL~187h×μg/mLのAUC0-6、150h×μg/mL~190h×μg/mLのAUC0-inf、及び/又は38L/h~58L/hのCL/Fを特徴とする、請求項1~23のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  26. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含むIR構成成分の経口投与後、薬物動態プロファイルが、3.9~5.9のCmax比、及び10.3~12.3のAUC0-inf比を特徴とする、請求項1~23のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  27. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルが、0.7時間~1.1時間の平均t1/2、1.1時間~1.5時間の平均Tmax、0.6μg/mL~1.0μg/mLの平均Cmax、13h×μg/mL~17h×μg/mLの平均AUC0-6、13h×μg/mL~17h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は495L/h~535L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  28. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、0.65時間~1.05時間の平均t1/2、1.5時間~1.9時間の平均Tmax、32μg/mL~52μg/mLの平均Cmax、96h×μg/mL~136h×μg/mLの平均AUC0-6、100h×μg/mL~140h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は62L/h~102L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  29. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、薬物動態プロファイルが、5.0~5.4のCmax比、及び7.2~8.0のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、γ-ヒドロキシブチレート値の前記化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  30. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルが、0.6時間~1.0時間の平均t1/2、1.4時間~1.8時間の平均Tmax、3μg/mL~7μg/mLの平均Cmax、10h×μg/mL~14h×μg/mLの平均AUC0-6、10h×μg/mL~14h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は620L/h~660L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  31. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、0.8時間~1.2時間の平均t1/2、2.1時間~2.5時間の平均Tmax、23μg/mL~27μg/mLの平均Cmax、63h×μg/mL~83h×μg/mLの平均AUC0-6、66h×μg/mL~86h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は100L/h~140L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  32. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、薬物動態プロファイルが、4.5~5.3のCmax比、及び5.9~6.7のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の前記化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~31のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  33. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、化合物(1)の薬物動態プロファイルが、0.8時間~1.2時間の平均t1/2、2.1時間~2.5時間の平均Tmax、3.5μg/mL~3.9μg/mLの平均Cmax、8h×μg/mL~12h×μg/mLの平均AUC0-6、9h×μg/mL~13h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は695L/h~735L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~32のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  34. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、1.3時間~1.7時間の平均t1/2、2.8時間~3.2時間の平均Tmax、14μg/mL~18μg/mLの平均Cmax、45h×μg/mL~53h×μg/mLの平均AUC0-6、51h×μg/mL~59h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は136L/h~156L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~26のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  35. 絶食した健康な被験者の集団への、7.25gの化合物(1)を含む調節放出構成成分の経口投与後、薬物動態プロファイルが、4.0~4.8のCmax比、及び4.8~5.6のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の前記化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~34のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  36. 前記即時放出構成成分が、2g~8gの化合物(1)を含み、
    前記調節放出構成成分が、形態8g~16gの化合物(1)を含む、請求項1~35のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  37. 前記即時放出構成成分が、20重量%~40重量%の化合物(1)を含み、
    前記調節放出構成成分が、形態60重量%~80重量%の化合物(1)を含み、
    重量%が、化合物(1)の総重量に基づく、請求項1~36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  38. 前記即時放出構成成分中の化合物(1)の、前記調節放出構成成分中の化合物(1)に対する重量比が、1:2~1:3である、請求項1~37のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  39. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    化合物(1)の前記薬物動態プロファイルが、0.6時間~0.8時間の平均t1/2、0.5時間~0.7時間の平均Tmax、10μg/mL~30μg/mLの平均Cmax、20h×μg/mL~40h×μg/mLの平均AUC0-6、20h×μg/mL~40h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は440L/h~540L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  40. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    γ-ヒドロキシブチレートの前記薬物動態プロファイルが、0.6時間~0.8時間の平均t1/2、1.6時間~2.0時間の平均Tmax、80μg/mL~120μg/mLの平均Cmax、340h×μg/mL~420h×μg/mLの平均AUC0-6、360h×μg/mL~440h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は360L/h~440L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  41. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    前記薬物動態プロファイルが、4.5~6.5のCmax比、及び11.5~15.5のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の、対応する化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  42. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    化合物(1)の前記薬物動態プロファイルが、0.7時間~1.1時間の平均t1/2、0.7時間~0.9時間の平均Tmax、15μg/mL~19μg/mLの平均Cmax、22h×μg/mL~30h×μg/mLの平均AUC0-6、22h×μg/mL~30h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は530L/h~610L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  43. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    γ-ヒドロキシブチレートの前記薬物動態プロファイルが、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、1.1時間~1.5時間の平均Tmax、65μg/mL~85μg/mLの平均Cmax、290h×μg/mL~330h×μg/mLの平均AUC0-6、320h×μg/mL~360h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は505L/h~545L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  44. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、前記薬物動態プロファイルが、4.7~5.1のCmax比、及び11~15のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の、前記対応する化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  45. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    13.5gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    化合物(1)の前記薬物動態プロファイルが、1.0時間~1.2時間の平均t1/2、0.9時間~1.1時間の平均Tmax、15μg/mL~23μg/mLの平均Cmax、28h×μg/mL~36h×μg/mLの平均AUC0-6、30h×μg/mL~38h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は550L/h~590L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  46. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    13.5gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    γ-ヒドロキシブチレートの前記薬物動態プロファイルが、0.9時間~1.1時間の平均t1/2、1.5時間~1.9時間の平均Tmax、85μg/mL~105μg/mLの平均Cmax、314h×μg/mL~354h×μg/mLの平均AUC0-6、370h×μg/mL~410h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は45L/h~65L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  47. 絶食した健康な被験者の集団への、
    4.5gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    13.5gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    前記薬物動態プロファイルが、5.0~5.6のCmax比、及び10~14のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の、前記対応する化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  48. 絶食した健康な被験者の集団への、
    6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    12gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    化合物(1)の前記薬物動態プロファイルが、1.0時間~1.2時間の平均t1/2、1.0時間~1.2時間の平均Tmax、17μg/mL~21μg/mLの平均Cmax、29h×μg/mL~33h×μg/mLの平均AUC0-6、32h×μg/mL~36h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は535L/h~575L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  49. 絶食した健康な被験者の集団への、
    6gの化合物(1)を含むIR構成成分と、
    12gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    γ-ヒドロキシブチレートの前記薬物動態プロファイルが、0.8時間~1.0時間の平均t1/2、2.0時間~2.4時間の平均Tmax、88μg/mL~96μg/mLの平均Cmax、310h×μg/mL~350h×μg/mLの平均AUC0-6、380h×μg/mL~420h×μg/mLの平均AUC0-inf、及び/又は51L/h~59L/hの平均CL/Fを特徴とする、請求項1~38のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  50. 絶食した健康な被験者の集団への、
    6gの化合物(1)を含むIR製剤と、
    12gの化合物(1)を含む調節放出構成成分と、を含む組み合わされた放出製剤の経口投与後、
    前記薬物動態プロファイルが、4~8のCmax比、及び10~14のAUC0-inf比を特徴とし、前記比が、前記γ-ヒドロキシブチレート値の、前記対応する化合物(1)値に対する比を指す、請求項1~49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  51. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後6時間で、前記被験者の血漿中の前記γ-ヒドロキシブチレートの濃度が、15μg/mL未満、10μg/mL未満、又は5μg/mL未満である、請求項1~50のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  52. 絶食した健康な被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む医薬組成物の経口投与後、前記被験者の前記血漿中の前記γ-ヒドロキシブチレート濃度が、前記絶食した健康な被験者の集団への、(a)前記即時放出構成成分の経口投与後の前記γ-ヒドロキシブチレートのAUCinfと、(b)前記調節放出構成成分の経口投与後の前記γ-ヒドロキシブチレートのAUCinfとの合計を超える、請求項1~51のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  53. 絶食した健康な被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む医薬組成物の経口投与後6時間~8時間、前記被験者の前記血漿中の前記γ-ヒドロキシブチレート濃度が、前記絶食した健康な被験者の集団への、(a)前記即時放出構成成分の経口投与後6時間~8時間の前記γ-ヒドロキシブチレート濃度と、(b)前記調節放出構成成分の経口投与後6時間~8時間の前記γ-ヒドロキシブチレート濃度との合計を超える、請求項1~52のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  54. 健康な絶食した被験者の集団への、10g~20gの化合物(1)を含む医薬組成物の経口投与後、投与後6時間~8時間の濃度が、前記調節放出構成成分単独での投与後の前記被験者の前記血漿中の前記γ-ヒドロキシブチレートの濃度を超える、請求項1~53のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  55. 絶食した健康な被験者の集団への、前記即時放出構成成分及び前記調節放出構成成分の経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infが、前記即時放出構成成分単独での経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infと、前記調節放出構成成分単独での経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infとの合計を超える、請求項1~54のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  56. 被験者の集団への、前記即時放出構成成分及び前記調節放出構成成分の経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infが、前記即時放出構成成分単独での経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infと、前記調節放出構成成分単独での経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infとの合計と実質的に同じである、請求項1~55のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  57. 絶食した健康な被験者の集団への、4.52gの化合物(1)を含む即時放出構成成分と、10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分とを含む医薬組成物の経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infが、7.25gの化合物(1)を単独で含む即時放出構成成分の経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infと、7.25gの化合物(1)を単独で含む調節放出構成成分の経口投与後の前記平均γ-ヒドロキシブチレートAUC0-infとの合計を超える、請求項1~56のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  58. 絶食した健康な被験者の集団への、4.52gの化合物(1)を含む即時放出構成成分と、10gの化合物(1)を含む調節放出構成成分とを含む医薬組成物の経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infが、7.25gの化合物(1)を単独で含む即時放出構成成分の経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infと、7.25gの化合物(1)を単独で含む調節放出構成成分の経口投与後の前記平均化合物(1)AUC0-infとの合計と実質的に同じである、請求項1~57のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  59. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、2.4時間未満の平均Tmaxを特徴とする、請求項1~58のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  60. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、1.4~2.4時間の平均Tmaxを特徴とする、請求項1~59のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  61. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、100μg/mL未満の平均Cmaxを特徴とする、請求項1~60のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  62. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、75μg/mL~105μg/mLの平均Cmaxを特徴とする、請求項1~61のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  63. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、250h×μg/mL超の平均AUC0-6hを特徴とする、請求項1~62のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  64. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、36μg/mL未満の平均Cを特徴とする、請求項1~63のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  65. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、18μg/mL~36μg/mLの平均Cを特徴とする、請求項1~64のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  66. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、4μg/mL~20μg/mLの平均Cを特徴とする、請求項1~65のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  67. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、10μg/mL未満の平均C10hを特徴とする、請求項1~66のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  68. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、5~7時間、10μg/mL超の血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を特徴とする、請求項1~67のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  69. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、5~7時間、10μg/mL~30μg/mLの血漿γ-ヒドロキシブチレート濃度を特徴とする、請求項1~68のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  70. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、4未満のCmax/C5h比を特徴とする、請求項1~69のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  71. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、1.5~4のCmax/C5h比を特徴とする、請求項1~70のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  72. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、2超のCmax/C6h比を特徴とする、請求項1~71のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  73. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、2~10のCmax/C6h比を特徴とする、請求項1~72のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  74. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、5超のCmax/C8h比を特徴とする、請求項1~73のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  75. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、5~20のCmax/C6h比を特徴とする、請求項1~74のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  76. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、0.6超のAUC0-8h/AUCinf比を特徴とする、請求項1~75のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  77. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、0.6~1.2のAUC0-8h/AUCinf比を特徴とする、請求項1~76のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  78. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、250h×μg/mL超のAUCinfを特徴とする、請求項1~77のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  79. 絶食した健康な被験者の集団への、前記医薬組成物の経口投与後、前記血漿γ-ヒドロキシブチレート薬物動態プロファイルが、250h×μg/mL~450h×μg/mLのAUCinfを特徴とする、請求項1~78のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  80. 前記医薬組成物が、9gのγ-ヒドロキシブチレート当量に対応する14.5gの化合物(1)を、前記即時放出構成成分中に4.5gの化合物(1)、及び前記調節放出構成成分中に10gの化合物(1)で含むことができる、請求項1~79のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  81. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、2.0時間~3.2時間の平均Tmaxを特徴とする、請求項80に記載の医薬組成物。
  82. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、94μg/mL~114μg/mLの平均Cmaxを特徴とする、請求項80又は81に記載の医薬組成物。
  83. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、430時間×μg/mL~490時間×μg/mLの平均AUCinfを特徴とする、請求項80~82のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  84. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、360時間×μg/mL~420時間×μg/mLの平均AUC0-6を特徴とする、請求項80~83のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  85. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後に、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、25μg/mL~55μg/mLの平均Cを特徴とする、請求項80~84のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  86. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、5μg/mL~15μg/mLの平均Cを特徴とする、請求項80~85のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  87. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、5μg/mL未満の平均C10を特徴とする、請求項80~86のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  88. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、9~11の平均Cmax/C比を特徴とする、請求項80~87のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  89. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、2.0時間~3.2時間の平均Tmax、94μg/mL~114μg/mLの平均Cmax、430時間×μg/mL~490時間×μg/mLの平均AUCinf、360時間×μg/mL~420時間×μg/mLの平均AUC0-6、25μg/mL~55μg/mLの平均C、5μg/mL~15μg/mLの平均C、5μg/mL未満の平均C10、及び/又は9~11の平均Cmax/C比を特徴とする、請求項80~88のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  90. 絶食した健康な被験者の集団への、IR構成成分中の4.5gの化合物(1)及びMR構成成分中の10gの化合物(1)を含む前記医薬組成物の経口投与後、γ-ヒドロキシブチレートの薬物動態プロファイルが、少なくとも4時間、25μg/mL超の血漿γ-ヒドロキシブチレートを特徴とする、請求項80~89のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  91. 患者におけるナルコレプシーに関連する疲労又は過度な日中の眠気を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  92. 患者における、ナルコレプシー、過度な日中の眠気、カタプレキシー、ナルコレプシーに関連する過度な日中の眠気、パーキンソン病に関連する過度な日中の眠気、多発性硬化症に関連する過度な日中の眠気、ナルコレプシーに関連するカタプレキシー、疲労、パーキンソン病に関連する疲労、多発性硬化症に関連する疲労、又は線維筋痛を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~89のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  93. 患者における、ナルコレプシーに関連する症状、過度な日中の眠気、カタプレキシー、ナルコレプシーに関連する過度な日中の眠気、パーキンソン病に関連する過度な日中の眠気、多発性硬化症に関連する過度な日中の眠気、ナルコレプシーに関連するカタプレキシー、疲労、パーキンソン病に関連する疲労、多発性硬化症に関連する疲労、又は線維筋痛を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  94. 患者における、REM睡眠行動障害、痙攣性ジストニア、統合失調症、不眠症、統合失調症に関連する不眠症、特発性過眠症、慢性疲労症候群、群発性頭痛、アルツハイマー病、本態性振戦、外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス症候群に関連する不眠症、又は不安症を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  95. 患者における、REM睡眠行動障害に関連する症状、痙攣性ジストニア、統合失調症、不眠症、統合失調症に関連する不眠症、特発性過眠症、慢性疲労症候群、群発性頭痛、アルツハイマー病、本態性振戦、外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス症候群に関連する不眠症、又は不安症を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  96. 患者における細菌感染症に関連する睡眠障害を治療する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  97. 前記細菌感染症が、COVID-19感染症である、請求項96に記載の方法。
  98. 神経学的障害を有する特許における認知機能を強化する方法であって、そのような治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を経口投与することを含む、方法。
  99. 投与することが、QD投与することを含む、請求項92~98のいずれか一項に記載の方法。
  100. 投与することが、BID投与することを含む、請求項91~98のいずれか一項に記載の方法。
  101. 投与することが、1晩に1回投与することを含む、請求項91~98のいずれか一項に記載の方法。
  102. 請求項1~90のいずれか一項に記載の医薬組成物を含む、キット。
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