JP2024509706A - プロセスガス消費量を削減したコンプレッサ配置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、プロセスガス(13)を吸引領域(21)から圧力領域(22)に向かって圧縮するためのコンプレッサ(2)と、前記コンプレッサ(2)のシャフト(5)上の、大気(6)に対してシールするためのメカニカルシール配置(3)であって、第1摺動面(41a)を有する固定スライドリング(41)と、第2摺動面(42a)を有する回転スライドリング(42)とを有し、前記摺動面(41a,42a)の間にシールギャップ(40)を画定するメカニカルシール(4)を備えるメカニカルシール配置と、前記コンプレッサ(2)の前記圧力領域(22)から前記メカニカルシール(4)まで延び、前記圧力領域からプロセスガスが分岐するバリア流体ライン(70)を有するバリア流体供給部(7)と、を備えるコンプレッサ配置に関し、前記固定スライドリング(41)は、前記固定スライドリング(41)の背面側(41b)から前記固定スライドリングの前記第1摺動面(41a)のオリフィスまで延びる貫通開口(8)を有しており、前記バリア流体ライン(70)から前記固定スライドリング(41)を通って前記シールギャップ(40)にプロセスガスを供給する。【選択図】図2

Description

本発明は、コンプレッサと、好ましくは丁度1つのメカニカルシールからなるコンプレッサ配置に関するもので、プロセスガス消費量が大幅に削減される。
コンプレッサ配置は、従来技術から様々な実施形態で知られている。図1に示すように、コンプレッサ配置1は、通常、コンプレッサ2とメカニカルシール配置3とから構成される。メカニカルシール3は、固定スライドリング41及び回転スライドリング42を有するメカニカルシール4並びにラビリンスシール30から構成される。図1に見られるように、ラビリンスシール30は、コンプレッサ2とメカニカルシール4との間の軸方向X-Xに配置されている。バリアガスとして、プロセスガスはコンプレッサ2の圧力領域から引き出され、バリアガスライン70に供給される。引き出されたプロセスガスは、処理ユニット10でろ過、処理、加熱され、ブースターによってシールガス圧力にされ、その後、メカニカルシール4とラビリンスシール3の間のキャビティ11に供給される。ラビリンスシール30は、シャフト5に面する隙間31を有する。この隙間31の半径方向の幅は約200μmである。基本的に、図1のこの配置はよく確立されている。しかし、プロセスガス消費量が比較的多く、通常毎分1,000~10,000標準リットルの範囲にあるという問題が残っている。ラビリンスシール30を通過した後、プロセスガスは、コンプレッサのコンプレッサ室に戻される。図1に小さな矢印で示すように、メカニカルシール4を通して大気6へのわずかな漏れがある。しかしながら、メカニカルシール配置3において、プロセスガスがシールガスとして多く消費されると、コンプレッサ2の効率が比較的大きく損なわれ、これに伴いコンプレッサの運転コストが高くなり、メカニカルシール配置にバリアガス供給を行うにあたり、比較的大きな建設労力が必要となる。
従って、本発明の目的は、簡単な設計を有し、製造が容易かつ安価でありながら、メカニカルシールへバリア流体として分岐するプロセスガスの量を低減することができ、それによってコンプレッサ配置の効率を向上させることができるコンプレッサ配置を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有するコンプレッサ配置を提供することによって達成される。従属請求項は、本発明の好ましい更なる実施形態を示す。
請求項1の特徴を有する本発明に係るコンプレッサ配置は、コンプレッサ配置の全体効率を著しく高めることができるという利点を有する。更に、メカニカルシール配置のバリア流体として使用されるプロセスガスの量も大幅に低減することができる。更に、メカニカルシール配置は、単一のシール、すなわちメカニカルシールのみを使用したシールを可能にする。本発明によれば、これは、プロセスガスを吸引領域から圧力領域に向かって圧縮するためのコンプレッサと、メカニカルシール配置とを備えるコンプレッサ配置によって達成されるであろう。メカニカルシール配置は、大気に対してシールするためにコンプレッサのシャフト上に配置される。メカニカルシールは、第1摺動面を有する固定スライドリングと、第2摺動面を有する回転スライドリングとを有するメカニカルシールを備える。2つのスライドリングは、その摺動面間にシールギャップを画定する。更に、コンプレッサの圧力領域からメカニカルシールまで延び、コンプレッサ内のメインフローからプロセスガスがバリア流体として分岐するバリア流体ラインを備えたバリア流体供給部が設けられている。固定スライドリングは、固定スライドリングの背面側から固定スライドリングの第1摺動面のオリフィスまで延びる貫通開口を有しており、バリア流体ラインから固定スライドリングを通ってシールギャップにプロセスガスを供給する。
シール流体として使用されるバリアガスは、固定スライドリングを通って直接シールギャップに供給されて固定スライドリングの摺動面で抜けるので、稼働中のシールギャップには2つのシール領域、すなわち貫通開口のオリフィスより半径方向上方のものと貫通開口のオリフィスより半径方向内側のものが存在する。オリフィスの下側のシール領域は大気に対してシールし、貫通口のオリフィスの上側のシール領域はコンプレッサに対してシールする。好ましくは、シール領域の少なくとも1つ、特にコンプレッサに対してシールするシール領域には溝部がない、すなわち溝部やその他の凹部がない。従って、従来技術では第2シールを形成する従来技術のラビリンスシールを省略することができる。スライドリングの摺動面間のシールギャップはわずか数μm、特に≦10μmであるため、メカニカルシール配置の作動中に必要なバリア流体の量を大幅に低減することができる。従来技術の解決策では、従来技術のメカニカルシール配置の第2シールを形成するラビリンスシールのシールギャップは約200μmである。従って、従来技術と比較して、本発明ではギャップを20分の1又はそれ以上に低減することができる。この結果、バリア流体の消費量が20分の1又はそれ以上に低減する。バリア流体の消費量が低減するため、バリア流体供給部の付加的な装置も、従来技術に比べて著しく小さく設計することができる。これは特に、例えばフィルター、ヒーター及び/又は冷却器とブースターを有する処理ユニットに適用される。
本発明のもう一つの大きな利点は、ラビリンスシールを省略することにより、メカニカルシール配置の軸方向の全長を短縮できることである。この結果、コンプレッサ配置の全長が短くなり、コンプレッサ製造業者にとってコスト削減の可能性が高くなる。
好ましくは、固定スライドリングの第1摺動面に設けられた貫通開口は、シールギャップの平均直径の半径方向外側に開口している。これにより、貫通開口より上方の半径方向におけるシールギャップの長さは、貫通開口より下方の半径方向における長さよりも小さくなる。特に好ましくは、固定スライドリングの第1摺動面の貫通開口は、シールギャップがオリフィスの上方で1/3、オリフィスの下方で2/3の割合で分割されるように開口する。
好ましくは、第1摺動面は、周方向溝部を有する。周方向溝部は、固定スライドリングの第1摺動面に凹部として形成されており、貫通開口を介して固定スライドリングを通して供給されるバリア流体が摺動面の周方向に流通するようになっている。特に好ましくは、固定スライドリングの貫通開口は、周方向溝部に開口している。
更に好ましくは、回転スライドリングの第2摺動面は、複数の搬送溝部を有する。これにより、シールギャップにおけるバリア流体の流通が更に改善され、大気への漏れが低減される。
回転スライドリングの第2摺動面の搬送溝部は、好ましくは、固定スライドリングの貫通開口のオリフィスの半径方向内側に位置する。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、メカニカルシールは、ボアを有するスラストリングを更に備え、スラストリングは、固定スライドリングの背面側に配置される。従って、バリア流体は、スラストリングのボアを通して、固定スライドリングの貫通開口に供給することができる。スラストリングは、好ましくは、外周と内周にそれぞれ2次シール、特にOリングを有する。更に、スラストリングは、バイアス装置によって軸方向に更にバイアスされている。
好ましくは、最大で毎分50~100標準リットルのプロセスガスがバリア流体としてコンプレッサから分岐し、バリア流体ラインを介してメカニカルシールに供給される。従来技術で必要とされるプロセスガス量と比較すると、分岐するプロセスガス量を20~100分の1に削減できる。この結果、バリア流体を分岐させる際に大きな節約となり、コンプレッサ配置におけるコンプレッサ効率を大幅に向上させることができる。
運転中、回転スライドリングと固定スライドリングの間のシールギャップは、好ましくは軸方向の幅が≦10μm、特に≦5μmである。
特に好ましくは、コンプレッサ配置は、ラビリンスシールを有さず、唯一のメインシールとしてメカニカルシールを有する。これは、本発明によれば、コンプレッサ配置を、メインシールとして単一のメカニカルシールだけでシールすることが可能であるという意味である。勿論、幾つかの2次シール、特にOリング等を単一のメカニカルシールに設けてメカニカルシールの構成部品をシールすることは可能である。しかし、ラビリンスシールや別のメカニカルシール等、本発明に係る単一のメカニカルシールに直列に接続される別のメインシールを設ける必要はない。従って、コンプレッサ配置が単一のメカニカルシールしか必要としないため、一方では投資コストを、他方ではメンテナンスコストを、大幅に削減することができる。
以下では、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態例を詳細に説明する。
図1は、従来技術のコンプレッサ配置の概略断面図である。 図2は、本発明の好ましい例示的実施形態に係るコンプレッサ配置の概略断面図である。
次に図2を参照して、本発明の好ましい実施形態例によるコンプレッサ配置1を以下に詳細に説明する。
コンプレッサ配置1は、コンプレッサ2と、メカニカルシール配置3を含むシール配置とを備える。メカニカルシール配置3は、シャフト5に配置され、コンプレッサ2を大気6に対してシールする。
メカニカルシール配置3は、単一のメカニカルシール4と、バリア流体供給部7とを備える。メカニカルシール4は、第1摺動面41aを有する固定スライドリング41と、第2摺動面42aを有する回転スライドリング42とを備える。第1摺動面41aと第2摺動面42aとの間には、シールギャップ40が画定されている。
回転スライドリング42は、スライドリングキャリア43によってシャフト5に固定され、シャフト5とともに回転する。
コンプレッサ2は、プロセスガス13を吸引領域21から圧力領域22に向かって所定の圧力レベルまで圧縮する。
バリア流体ライン70は、圧力領域22からプロセスガスを分岐させるために使用され、これはメカニカルシール配置のバリア流体13’として使用される。これは図2の矢印Aで示されている。バリア流体ライン70は、処理ユニット10まで延びており、これは、例えば、フィルター、ヒーター及び/又は冷却ユニット及び/又はバリア流体を更に圧縮するためのブースターを備えている。バリア流体ライン70は、その後、ハウジング12を通って固定スライドリング41の背面側41bまで延びる。
メカニカルシール4はガス潤滑メカニカルシールであり、バリア流体は約100×10Pa~200×10Paの圧力である。
図2からわかるように、固定スライドリング41は、ハウジング12の環状凹部14内に配置されており、その中にバリア流体ライン70が開口している。更に、ボア16を有するスラストリング15が凹部14内に配置されている。スラストリング15の内周と外周には、2つの二次シール18が配置されている。
更に図2から分かるように、固定スライドリング41には貫通開口8が形成されている。貫通開口8は、固定スライドリング41の背面側41bから第1摺動面41aまで延びている。第1摺動面41aには周方向溝部9が形成されている。従って、貫通開口8は周方向溝部9に開口している。
回転スライドリング42には、多数の搬送溝部90、特に鎌状の搬送溝部も形成されている。
周方向溝部9は、シールギャップ40の中心直径17の半径方向外側に配置されている。
この結果、シールギャップ40において、貫通開口8のオリフィスの半径方向外側に位置し、コンプレッサ2に対してシールする第1シール領域51と、貫通開口8のオリフィスの半径方向内側に位置し、大気6に対してシールする第2シール領域52とが形成される。第1シール領域51の半径方向の長さ(高さ)は小さく、好ましくは第2シール領域52の半径方向の長さ(高さ)の半分である。第1シール領域51には溝部がない。
従って、プロセスガスから分岐したバリア流体13’は、バリア流体ライン70を通って固定スライドリングの背面側41bからハウジング12の凹部14に入り、そこからボア16及び固定スライドリングの貫通開口8を通って周方向溝部9に入る。次に、バリア流体13’の一部分が、第1シール領域51を横切って、メカニカルシール4とコンプレッサ2との間に位置するキャビティ11に侵入する(矢印B)。空洞11から、バリア流体13’のこの部分がコンプレッサの吸引領域21に戻るように、コンプレッサのハウジング20に通路23が設けられる。バリア流体13’の第2の、より小さな部分は、第2シール領域52を横切って大気6の方向(矢印C)に通過し、こうして大気6への漏れが形成される。しかし、半径方向の搬送溝部90を設けることにより、この漏れを非常に小さく抑えることができる。
従って、本発明によれば、通常バリア流体として分岐するプロセス流体のほんの一部しか必要としないバリア流体供給部7を保証することができる。バリア流体13’を、固定スライドリング41を通してメカニカルシール4のシールギャップ40に供給することにより、従来技術で使用されていた、ラビリンスシールであることが多い第2メインシールを省略することができる。これにより、メカニカルシール配置の軸方向X-Xの全長も大幅に短縮される。更に、ブースターだけでなく、フィルターや加熱/冷却システム等の処理ユニット10の機器も、大幅に小型化及びコンパクト化できるため、設置スペースの節約に加えて、投資コストを削減することができる。
本発明によれば、メカニカルシールの作動を維持するために分岐させる必要のあるプロセスガスが少なくなるため、コンプレッサ2の効率も大幅に改善される。この結果、コンプレッサ配置の使用者にとって、特に大きなコスト削減となる。半径方向のギャップが約200μmである従来技術のラビリンスシールと比較して、メカニカルシール4のシールギャップ40におけるシールギャップの高さは、数μmの範囲、特に≦10μmである。これにより、必要なプロセスガスの量を20~100分の1に減らすことができる。更に、メインシールとして単一のメカニカルシールのみを有する、ラビリンスシールを含まないシール配置により、投資コストとメンテナンスコストを大幅に削減することができる。
1 コンプレッサ配置
2 コンプレッサ
3 メカニカルシール配置
4 メカニカルシール
5 シャフト
6 大気
7 バリア流体供給部
8 貫通開口
9 周方向溝部
10 処理ユニット
11 コンプレッサに面するメカニカルシールのキャビティ
12 メカニカルシールのハウジング
13 プロセスガス
13’ バリア流体
14 ハウジングの凹部
15 スラストリング
16 ボア
17 シールギャップの平均直径
18 2次シール
20 コンプレッサのハウジング
21 吸引領域
22 圧力領域
23 通路
30 ラビリンスシール
31 ラビリンスシールの隙間
40 シールギャップ
41 固定スライドリング
41a 第1摺動面
41b 固定スライドリングの背面
42 回転スライドリング
42a 第2摺動面
43 シールリングキャリア
51 第1シール領域
52 第2シール領域
70 バリア流体ライン
90 搬送溝部
A プロセスガスから分岐したバリア流体
B 第1シール領域を横切ってキャビティ11に流れるバリア流体
C 第2シール領域を横切って流れるバリア流体(大気への漏れ)
X-X 軸方向

Claims (11)

  1. プロセスガス(13)を吸引領域(21)から圧力領域(22)に向かって圧縮するためのコンプレッサ(2)と、
    前記コンプレッサ(2)のシャフト(5)上の、大気(6)に対してシールするためのメカニカルシール配置(3)であって、第1摺動面(41a)を有する固定スライドリング(41)と、第2摺動面(42a)を有する回転スライドリング(42)とを含み、前記摺動面(41a,42a)の間にシールギャップ(40)を画定するメカニカルシール(4)を備えるメカニカルシール配置と、
    前記コンプレッサ(2)の前記圧力領域(22)から前記メカニカルシール(4)まで延び、前記圧力領域からプロセスガスがバリア流体として分岐するバリア流体ライン(70)を有するバリア流体供給部(7)と、
    を備えるコンプレッサ配置であって、
    前記固定スライドリング(41)は、前記固定スライドリング(41)の背面側(41b)から前記固定スライドリングの前記第1摺動面(41a)のオリフィスまで延びる貫通開口(8)を有しており、前記バリア流体ライン(70)から前記固定スライドリング(41)を通って前記シールギャップ(40)にプロセスガスを供給する、コンプレッサ配置。
  2. 前記固定スライドリングの前記貫通開口(8)の前記オリフィスが、前記シールギャップ(40)を、前記貫通開口(8)の前記オリフィスの半径方向外側の第1シール領域(51)と、前記貫通開口(8)の前記オリフィスの半径方向内側の第2シール領域(52)とに仕切り、前記シール領域(51,52)の少なくとも一方が溝部を含まない、請求項1に記載のコンプレッサ配置。
  3. 半径方向において、前記第1シール領域(51)が、前記第2シール領域(52)よりも小さい、請求項2に記載のコンプレッサ配置。
  4. 前記第1摺動面(41a)の前記貫通開口(8)が、前記シールギャップ(40)の平均直径(17)の半径方向外側に開口している、請求項1~3のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
  5. 前記固定スライドリングの前記第1摺動面(41a)に形成された周方向溝部(9)を更に備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
  6. 前記貫通開口(8)が前記周方向溝部(9)に開口している、請求項5に記載のコンプレッサ配置。
  7. 前記回転スライドリング(42)の前記第2摺動面(42a)に、複数の搬送溝部(90)が形成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
  8. 前記搬送溝部(90)が、前記貫通開口(8)の前記オリフィスの半径方向内側に位置している、請求項7に記載のコンプレッサ配置。
  9. バリア流体として前記コンプレッサ(2)から分岐するプロセスガスの量が、毎分50~100標準リットルの範囲である、請求項1~8のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
  10. 前記メカニカルシールの作動時に、前記シールギャップ(40)が≦10μmである、請求項1~9のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
  11. ラビリンスシールを備えず、単一のメインシールとして丁度1つのメカニカルシールを有する前記メカニカルシール配置を備える、請求項1~10のいずれか一項に記載のコンプレッサ配置。
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