JP2024504782A - 一体化された折畳みブックレットを有する折畳み箱 - Google Patents

Abstract

一体化された折畳みブックレット（３１）を備えた折畳み箱は。複数の側壁（２、３、４、５）であって、その複数の側壁のうち隣接する側壁が折畳み線を介して長手縁において互いに結合されていて、一の側壁が一の長手方向縁において折畳み線を介して結合され、隣接する側壁に接着剤で接着タブ（６）に張り合わされ、または一の側壁が重なって互いに接着剤で張り合わされている２つの部分を備える複数の側壁と、前記複数の側壁の上縁によって確定される上側開口を覆う上蓋と、前記複数の側壁の下縁によって確定される下側開口を覆う下蓋と、複数のシート（３２～３５）を有する折畳みブックレットであって、長手方向縁において折畳み線を介して互いに結合されていて、前記折畳み線周りに互いに折り込まれ、外側シート（３２）は側壁（２）の上側縁に織り込み線を介して結合されている折畳みブックレット、を備え、前記折畳みブックレットは、前記側壁の内側に対して前記外側シートと前記側壁との間の前記折畳み線周りに折りたたまれ、前記外側シートと前記側壁との間に前記折畳みブックレットの前記残余シートが配置される。【選択図】図１

Description

本発明は、一体化された折畳みブックレットを備えた折畳み箱に関する。

医薬品を包装するための折畳み箱は、医療製品コードに従って、特殊な医薬品の場合に他の医薬品との相互作用の可能性を説明する患者情報カード（患者警告カード）を備えて提供する必要がある。患者情報カードは、患者が体に付けて持ち運んだり、薬局で他の薬との併用可能性を確認するために提示したりできるように、折畳み箱から分離可能である必要がある。

患者情報カードを薬剤（例えば、錠剤ブリスター）および添付文書と一緒に折畳み箱に挿入することが知られている。患者情報カードは個別に供給され、錠剤ブリスターや添付文書と一緒に折畳み箱に入れる必要があるため、これは包装業者の支出の増加になる。各折畳み箱に患者情報カードが確実に含まれるようにするには、場合によっては、重量管理または別の管理措置を実行する必要がある。

さらに、患者情報カードを折畳み箱構造に組み込むことが知られている。この場合、患者情報カードは、折畳み箱の外側の外部接着タブのミシン線に沿って分離可能な延長部として配置することができる。折畳み箱は折畳み箱メーカーで適宜準備できるため、包装業者は医薬品と添付文書を梱包するだけで足りる。片面カードには比較的少ない情報しか収容できないという欠点がある。

加えて、折畳み線を介して開口端に結合されたタブを備え、このタブの片面に患者情報カードとなり、これを折畳み箱の側壁の内側に折り畳むように使用する折畳み箱が知られている。それゆえ、患者情報カードは、折り畳むように設計することができる。この実施の形態では、折箱製造業者による折箱の準備は比較的複雑である。

さらに、内部接着タブが孔列線を介して患者情報カードに結合され、折畳み箱の側壁の内側に当接する折畳み箱が知られている。患者情報カードは、単一のシートまたは折り畳んで形成することができる。患者情報カードは側壁の内側に接着されており、ファンフォールドのシートは互いに接着され、患者情報カードが側壁に平らに当接し、錠剤のブリスターや添付文書の充填を妨げないようになる。これらの折畳み箱は、包装メーカーで事前に折りたたんで事前に接着することもできるため、包装業者は錠剤のブリスターと添付文書に充填し、折畳み箱の端を閉じるだけでたりる。患者情報カードの追加の接着剤の費用がかかること、およびこれによってカードを取り外したり広げたりすることがより困難になるという事実は、不利である。

そこから進んで、本発明は、患者情報カードを備えた折畳み箱を提供するという目的に基づいていて、患者情報カードには比較的大量の情報を印刷ができ、より簡単に折畳み箱の製造と充填ができる。この目的は、請求項１の特徴を有する折畳み箱によって達成される。折畳み箱の有利な実施の形態は従属請求項に記載される。

複数の側壁であって、その複数の側壁のうち隣接する側壁が折畳み線を介して長手縁において互いに結合されている複数の側壁と、一の側壁が一の長手方向縁において折畳み線を介して結合され、隣接する側壁に接着剤で張り合わされている、または一の側壁が重なって互いに接着剤で張り合わされている２つの部分を備える複数の側壁と、前記複数の側壁の上縁によって確定される上側開口を覆う上蓋と、前記複数の側壁の下縁によって確定される下側開口を覆う下蓋と、複数のシートを有する折畳みブックレットであって、長手方向縁において折畳み線を介して互いに結合されていて、前記折畳み線周りに互いに折り込まれ、外側シートは側壁の上側縁に織り込み線を介して結合されている折畳みブックレットと、を備える折畳み箱であって、前記折畳みブックレットは、前記側壁の内側に対して前記外側シートと前記側壁との間の前記折畳み線周りに折りたたまれ、前記外側シートと前記側壁との間に前記折畳みブックレットの前記残余シートが配置される。

本発明の折畳み箱は、長手方向縁部の折線を介して互いに結合された複数のシートを備える折畳みブックレットが一体化されている。また、側壁は、長手方向縁部の折畳み線を介して互いに結合されており、折畳みブックレットのシート間の折畳み線と側壁間の折畳み線とが互いに平行に延在する。折畳みブックレットの外側シートは、折畳み線を介して側壁の上端に結合されており、側壁の上端は側壁の長手方向の端に対して垂直に延在する。折り畳まれた折畳みブックレットは、側壁の上端に結合する折畳み線の周囲で、この側壁の内側に対して折り畳まれ、折り畳まれたブックレットの外縁は、側壁の折畳み線を介して結合され、壁に折畳みブックレットの残余シートを覆う。外側シートは折畳みブックレットの残余シートを覆うため、「外側シート」と呼ばれる。したがって、折畳みブックレットのシートは、側壁の上縁によって画定される折畳み箱の開口を塞がない。むしろ、折畳みブックレットの外側シートは一種の傾斜態様を形成し、これに沿って製品を障害なく折畳み箱に入れ込むことができる。折畳みブックレットのシートを互いに、またそれに隣接する側壁に接着する必要はない。したがって、折畳み箱は、特に錠剤ブリスターおよび添付文書の形態の薬剤を高速で自動充填するのに特によく適している。

折畳みブックレットを含む折畳み箱は、折畳み箱の供給者で製造できる。折畳み箱は、一片のブランクから折畳みブックレットとともに形成されうるため、印刷と、スタンピング、溝入れ、切り込み、および厚紙の折畳みをそれぞれ組み合わせることができる。

折畳み箱は、折畳みの供給者で予め折り畳むこと、かつ予め接着しておくことすることが、できる。折畳み箱を形成するための一片のブランクは、この目的のために、折畳みブックレットのシートの長手方向の縁部と機械の走行方向の側壁とを備えて輸送することができる。切替えによって、最初に折畳みブックレットのシートを折り畳むことができ、通過するブランクと同期して移動する保持フックによって、折り畳まれた折畳みブックレットを、折畳み線を介して側壁に結合された側壁の内側に対して折り畳むことができる。接着タブは、別の切替えを使用して側壁の内側に折り畳むことができる。接着ステーションでは、接着タブまたは側壁の一部に接着剤を塗布することができ、さらなる切替えを使用して、側壁または側壁の一部を折り畳んで、縦方向の継ぎ目の接着剤結合を生成することができる。このような予め折り畳まれ、接着剤で接着された平らな折畳み箱は、積み重ねて包装業者に供給することができる。平らに設置した折畳み箱は、長手方向の端の折畳み線の周りで側壁を折り畳むことによってそこに組み立てられ、側壁の上端の間の開口を通して充填され、下蓋と上蓋を閉じることによって閉鎖される、だけで喚起されなければならない。原理的には、これはさらなる接着剤を使用せずとも喚起できる。自動機による高速かつ高いプロセス信頼性で包装を行うことができる。

好ましい一実施の形態によれば、折畳みブックレットのシートは互いに接着されず、および／または折畳みブックレットは折畳み線を介して結合される側壁に接着されない。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットは、折畳み線を介して結合される弱化線に沿って側壁から分離可能である。このようにして、折り畳み冊子を折り畳みボックスから分離することが容易になる。しかしながら、原理的には、例えばはさみを用いて、そのような弱化線を設けずに、折り畳み小冊子を折り畳みボックスから分離することも可能である。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットは、前記弱化線は前記側壁において前記折畳みブックレットが折畳み線を介して結合している弧に沿って延在し、折畳みブックレットが折畳み線を介して結合している弧の２つの端部が前記側壁の上縁に位置する。これにより、弧内で側壁を押し込むことによって、折畳みブックレットを側壁から分離することができる。さらなる実施の形態によれば、弧は親指で押し込むことができるような寸法である。

さらなる実施の形態では、弱化線の直線部分は、折畳みブックレットと側壁との間の前記折畳み線を有する弧の両側で合致している。このようにして、折畳みブックレットを円弧の両側の折り目線から分離することが容易になる。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットのシートの幅は、折畳みブックレットに隣接する側壁の幅よりも小さい。このようにして、側壁から分離した後、折畳みブックレットを折畳み箱から取り出すことが容易になる。さらなる実施形態によれば、折畳みブックレットの取り外しをさらに容易にするために、折畳みブックレットの長手縁は、折畳みブックレットに隣接する側壁の前記２つの隣接する長手縁から同じ距離にある。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットの外側シートの上縁は、折畳みブックレットの残余シートの上縁よりも突出部の上方に遠くに位置する。折畳みブックレットの残りのシートの上端は突出領域によって覆われ、側壁の上端の折り目線から折り重ねられた複数の折畳みブックレットのシートへの滑らかな移行が形成される。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットの前記外側シートは、前記２つの側において前記突出部の下側に面取部を有し、前記残余シートは前記上側角に対応する面取部を有し、前記シートの前記面取部の折られたものは２つの側において他の面の上に織り込まれたシートの面取部と重なっている。充填中、錠剤ブリスター、添付文書等は折畳みブックレットの横縁に引っかかることなく、面取部に沿ってスライドすることができる。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットのシートは互いに折られていて、ジグザグ折り、巻折り、祭壇折り、平行中折り、平行折りと十字折りの混合折りのいずれかである。ジグザグ折りは扇折りとも呼ばれ、複数のシートを交互の方向に折る。これにより、折畳みブックレットはアコーディオンに似た外観になる。巻折りでは、縦方向につながったシートが常に同じ方向に折り畳まれる３枚のシートからなる折畳みブックレットでは、２つの横のシートが互いに重なり合う中央のシートの上に折り重ねられる。祭壇折りでは、折畳みブックレットの横縁は中央のシートに重なることなく内側に折り込まれる。３枚のシートを有する折畳みの場合には、中央のシートは横２枚の横シートの幅の２倍の幅になる。中央部分が中央折畳み線で２枚のシートに分けると、４枚のシートを持つ祭壇折りとなり、これを８辺祭壇折りとよぶ。平行中折りでは、折畳みブックレットを形成する厚紙の部分は常に中央で複数回折り畳まれる。混合折りとは、上記の平行折りと、段ボール素材が直角に複数回折り畳まれる十字折りまたは十字折りを組み合わせたものである。

さらなる実施の形態では、上蓋は、折畳み線を介して２つの対向する側壁の上縁に結合される上側ダストタブと、折畳み線を介して別の側壁の上縁に結合されるカバータブと、折畳み線を介して前記カバータブの反対側の縁に結合される上側挿入タブと、を備え、および／または下蓋は、折畳み線を介して２つの対向する側壁の下縁に結合される下側ダストタブと、折畳み線を介して別の側壁の下縁に結合される底部タブと、折畳み線を介して前記底部タブの反対側の縁に結合される下側挿入タブと、を備える。包装業者は、接着剤を使用せずに、折り畳んで挿入することでこれらの蓋を閉じることができる。他の実施の形態では、上蓋は、上側挿入タブの代わりに、側壁の外側に当接して側壁に接着結合される上側接着タブを含み、および／または下蓋は、側壁の外側に当接し側壁に接着材で接合されている下側挿入タブの代わりに下側接着タブを有する。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットは折畳み線を介して前記側壁に結合され、前記側壁は前記折畳み線を介して前記カバータブに接続されている前記側壁と反対側にある。カバータブを折り畳んだ後、折畳みブックレットを折畳み箱から特に簡単に取り外すことができる。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットは折畳み線を介して側壁に接続され、側壁はその下縁で折畳み線を介して底部タブに接続される。カバータブと底部タブが折畳み線を介して互いに対向する側壁に接続されている折畳み箱は特に安定である。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットは、２、３、４、５、６、７、８、９または１０枚のシートを含む。この設計により、原理的には、任意の枚数の折畳みブックレットを可能とする。折畳みブックレットは、特に大量の情報を印刷できる。

さらなる実施の形態では、上側ダストタブおよび下側ダストタブは、折畳み線に隣接する両側の縁部に幅広部を含み、折畳み線の両側において後退縁部を有する上側挿入タブおよび下側挿入タブは、上側ダストタブおよび下側ダストタブの幅広部の下で係合し、これらのダストタブでロックされる。ロック機能によって、上蓋と下蓋は不用意に開放されることはない。

さらなる実施の形態では、カバータブを上側挿入タブに結合する折畳み線の両側において、折畳み線に対して上側にオフセットした上切込み部が配置され、上切込み部は、カバータブの外側に突き出た上舌部を上側挿入タブの後退縁部から分離し、および／または底部タブを下側挿入タブに結合する前記折畳み線の両側の底部タブと下側挿入タブとの間において、折畳み線に対して下側にオフセットした下切込み部が配置され、下切込み部は、底部タブの外側に突き出た下舌部を下側挿入タブの後退縁部から分離する。

さらなる実施の形態では、折畳みブックレットのシートは、少なくとも切れ目線と少なくとも孔列線を介して、交互に、互いに結合される。少なくとも１つの切れ目線および少なくとも１つの孔列線は、折畳みブックレットのシート間に折畳み線を形成する。

さらなる実施の形態では、少なくとも１つの切れ目線と少なくとも１つの孔列線が配置されていて、ジグザグ形状に折畳まれたシートにおいて、少なくとも１つの切れ目線に沿った折り目は一方向に配向され、少なくとも１つの孔列線に沿った折り目は反対方向に配向される。この折り目線の形成により、ブランクに同じ側から切り込みを入れて穴を開けることができるため、製造上有利である。さもなくば、シートを反対方向に折り畳むために、異なる方向において材料の異なる側面から切れ目線が入る。

さらなる実施の形態では、側壁と前記接着タブとの間の折畳み線と、側壁とダストタブとの間の折畳み線と、側壁とカバータブおよび底部タブとの間の折畳み線と、カバータブと上側挿入タブとの間および底部タブと下側挿入タブとの間の折畳み線と、は、溝型線である。溝型線はブランクの型抜き中に同時にボール紙に導入できる。特に、同じ側から切れ目線および孔列線と同時に材料に導入できる。

１つの好ましい実施の形態によれば、折畳み箱はボール紙からなる。折畳み箱は、例えば、片面に塗装されたボール紙から製造される。ボール紙の外側に印刷することができる。さらに、折畳みブックレットのシートは片面または両面に印刷できる。以下、例示的な実施の形態の添付図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。

折畳み箱を形成するための平らに置かれたブランクを斜め上方および側面から見た斜視図を示す。 同様の斜視図であって折畳みブックレットの折り始めのブランクを示す。 同様の斜視図で、折畳みブックレットの折り終わりのブランクを示す。 同様の斜視図であって、折畳みブックレットを側壁の内側に対して折り畳む途中のブランクを示す。 側壁の内側に対して折り畳まれた折畳みブックレットを有するブランクの同様の斜視図で示す。 予め折り畳まれ、予め接着剤で接着された平らな折畳み箱を同じ斜視図で示す。 開いた上部および下部の蓋を有する組み立てられた折畳み箱を斜め前から見た斜視図である。 組み立てられた折畳み箱を上下が閉じられた状態で斜め前方から見た斜視図である。 折畳みブックレットが分離され、部分的に引き出された開いた折畳み箱を斜め前から見た斜視図である。 折畳みブックレットを取り外した折畳み箱を斜め前から見た斜視図である。 折畳みブックレットを取り外して広げた折畳み箱を斜め前から見た斜視図である。 再閉鎖前の開いた状態の折畳み箱を斜め前方から見た斜視図である。

本願において、「上」と「下」、「内側」と「外側」、および「上」と「下」、「内側」と「外側」などのように導かれる明細書の事項は、直立して内包状態の折畳み箱に関するものであって、側壁は垂直方向を向いていて上蓋が下蓋の上方に配置されているものである。

図１によれば、ブランク１は側壁２、３、４、５を備えており、これらは折畳み線を介して長手縁部で互いに結合されている。側壁２、４は、側壁３、５よりも幅が広い。側壁２の長手方向の他端は、折畳み線を介して接着タブ６に結合されている。

側壁３、５の上端は折畳み線を介して上側ダストタブ７、８に結合されている。側壁３、５の下端は折畳み線を介して下側ダストタブ９、１０に結合されている。

上側ダストタブ７、８および下側ダストタブ９、１０はそれぞれ、折畳み線に隣接する側縁に幅広部１１、１２、１３、１４を有する（図４参照）。

側壁４は、折畳み線を介して上端でカバータブ１５に結合されており、それは反対側の縁は折畳み線を介して上側挿入タブ１６に結合されていて、後者の折畳み線の両側には、カバータブ１５と上側挿入タブ１６との間に外側にオフセットされた上部カット１７、１８が設けられており、それはカバータブ１５の外側に突出する上舌部１９、２０を上側挿入タブ１６の凹んだ縁２１、２２から別個に切断する（図６参照）。

側壁２の下端は折畳み線を介して底部タブ２３に結合されており、それは、反対側の端で折畳み線を介して下側挿入タブ２４に結合されている。後者の折畳み線の両側には、それに対して外側にオフセットされた下側の切り込み２５、２６が設けられ、それらは、下側挿入タブ２４の後退縁２９、３０から底部タブ２３の外側に突出する下側舌部２７、２８を分離する（図６参照）。

上側挿入タブ１６および下側挿入タブ２４の外側角２は丸みを有する。

さらに、ブランク１は、長手方向縁部の折畳み線を介して互いに結合された複数のシート３２、３３、３４、３５を含む折畳みブックレット３１を含み。これは長手方向の縁部の折畳み線を介して互いに結合された複数のシート３２、３３、３４、３５を含む。折畳みブックレットの外側シート３２は、折畳み線を介して側壁２の上端に結合されている。シート３２、３３、３４、３５は側壁２ほど幅が広くないので、折畳みブックレット３１の長手方向端部は両側で側壁２の長手方向端部から距離を有する。外側シート３２は、途中で側壁２の上端に結合されている。

外側シート３２は、折畳みブックレット３１の残余シート３３、３４、３５の上縁よりも側壁２の上縁に向かって突出する突出領域３６を含む（図３参照）。外側シート３２は、突出領域３６の下の両側に面取部３７、３８を含み、残余シート３３、３４、３５も、それらの上端の両側に面取部３９から４４を含む。

シート３２とシート３３およびシート３４とシート３５との間の折り目はそれぞれ折り目として形成され、シート３３とシート３４との間の折り目は断続折り目状の孔列として形成されている。

弱化線４５は側壁２の半弧４６に沿って延在し、弧４６の両端は側壁２の上端に位置する。弧４６の両側では、弱化線４５および折畳み線の直線部分４７、４８が折畳みブックレット３１と側壁２との間で合致する。

折畳みブックレット３１は、特に患者情報カードとすることができる。

ブランク１は、図２に従って、折畳みブックレットのシート３２、３３、３４、３５が最初に図３に示すようにジグザグ形状に一緒に折り畳まれるような方法で処理される。次に、一緒に折り畳まれた折畳みブックレット３１は、図５に従って側壁２に当接するまで、図４に従って側壁２の内側に向かう方向に折り畳まれる。

さらなるステップでは、接着タブ６が折畳みブックレット３１に対して折り畳まれ、側壁４が、側壁３をその内側に対して共通の折畳み線の周りで折り畳まれる。このようにして、側壁５は接着タブ６の内側に接触して接着される。このタイプの平らで予め折り畳まれ、予め接着された折畳み箱４９が図６に示されている。これは、予め折り畳まれ予め接着された対応する多数の折畳み箱４９を重ねて積み重ねることができる。これは、対応する予め折り畳まれ、予め接着された折畳み箱４９を多数重ねて積み重ねることができる。前述のステップは、好ましくは折畳み箱の製造業者で実行される。

包装業者では、平らに折り畳まれた折畳み箱４９が、長手方向の外側縁部がある程度互いに押し付けられて組み立てられる。この場合、側壁３、５は側壁２、３に対して垂直に立設される。ここで、側壁２、３、４、５の上端および下端は、折畳み箱４９の上部開口５０および下部開口５１を画定する。この状態の折畳み箱を図７に示す。

錠剤ブリスターおよび添付文書は、上部開口５０を通して開いた折畳み箱４９に挿入できる。充填は上部開口５０を通して行われ、そこに折畳みブックレット３１が連結され、突出領域３６が外側シート３２の下に配置された残余シート３３、３４、３５を覆っているので、それらは折畳み箱４９の充填を妨げない。むしろ、外側シート３２はランプを形成し、その上を錠剤ブリスターおよび添付文書が滑動する。供給中には、錠剤ブリスターおよび添付文書がそこで詰まらないように、上下に配置された面取部３７から４４に沿って案内される。

最後に、折畳み箱は、上側ダストタブ７、８と下側ダストタブ９、１０を上部開口５０と下部開口５１に折り込むことによって、またカバーのタブ１５と底部のタブ２３を閉じること、およびダストタブ７、８、９、１０と側壁２または側壁４との間に上側挿入タブ１６および下側挿入タブ２４をそれぞれ挿入することによって、閉鎖される。

この場合、上側挿入タブ１６および下側挿入タブ２４の後退縁２１、２２、２９、３０は、上側ダストタブ７、８および下側ダストタブの隣接する幅広部１１、１２、１３、１４の下に係合し、このようにして、閉鎖位置にロックされる。

カバータブ１５および底部タブ２３の突出する舌部１９、２０、２７、２８は、挿入タブ１６、２４と隣接する側壁２、４との間の端部の隙間を覆う。特に上側では、折畳みブックレット３１の両側の隙間を覆う。

閉鎖状態にある折畳み箱４９を図８に示す。

図９によれば、折畳みブックレット３１は、弧４６の領域で弱化線４５を押し込み、直線部分４７、４８に沿って引き剥がすことによって、側壁２から分離される。上側ダストタブ７、８およびカバータブ１５によって形成される折畳み箱４９の上蓋５２が開かれる。折畳みブックレット３１は上部開口５０から引き出すことができる。

図１０によれば、折畳みブックレット３１は折畳み箱４９から完全に引き出される。

折り畳まれて開放状態にある折畳みブックレット３１を図１１に示す。

図１２によれば、折畳みブックレット３１を取り外した後、上側ダストタブ７、８が上部開口５０内に折り畳まれ、カバータブ１５が折り畳まれて閉じられることにより、折畳み箱４９を再び閉じることができ、上側挿入タブ１６は、上側ダストタブ７、８と側壁２との間の隙間に挿入される。

１ ブランク
２，３，４，５ 側壁
６ 接着タブ
７，８ 上側ダストタブ
９，１０ 下側ダストタブ
１１，１２，１３，１４ 幅広部
１５ カバータブ
１６ 上側挿入タブ
１７，１８ 上切込み部
１９，２０ 上舌部
２１，２２ 後退縁
２３ 底部タブ
２４ 下側挿入タブ
２５，２６ 下切込み部
２７，２８ 下舌部
２９，３０ 後退部
３１ 折畳みブックレット
３２ 外側シート
３３，３４，３５ 残余シート
３６ 突出部
３７から４４ 面取部
４５ 弱化部
４６ 弧
４７，４８ 直線部
４９ 折畳み箱
５０ 上部開口
５１ 下部開口

Claims (18)

1. 複数の側壁であって、その複数の側壁のうち隣接する側壁が折畳み線を介して長手縁において互いに結合されていて、一の側壁が一の長手方向縁において折畳み線を介して結合され、隣接する側壁に接着剤で張り合わされている、または一の側壁が重なって互いに接着剤で張り合わされている２つの部分を備える複数の側壁と、
   前記複数の側壁の上縁によって確定される上側開口を覆う上蓋と、
   前記複数の側壁の下縁によって確定される下側開口を覆う下蓋と、
   複数のシートを有する折畳みブックレットであって、長手方向縁において折畳み線を介して互いに結合されていて、前記折畳み線の周りに互いに折り込まれ、外側シートは側壁の上側縁に織り込み線を介して結合されている折畳みブックレットと、を備える折畳み箱であって、
   前記折畳みブックレットは、前記側壁の内側に対して前記外側シートと前記側壁との間の前記折畳み線の周りに折りたたまれ、前記外側シートと前記側壁との間に前記折畳みブックレットの残余シートが配置される折畳み箱。
2. 請求項１に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットは、折畳み線を介して結合される弱化線に沿って前記側壁から分離可能である折畳み箱。
3. 請求項１または２に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットは、前記弱化線は前記側壁において前記折畳みブックレットが折畳み線を介して結合している弧に沿って延在し、前記折畳みブックレットが折畳み線を介して結合している前記弧の２つの端部が前記側壁の上縁に位置する折畳み箱。
4. 請求項３に記載した折畳み箱であって、前記弱化線の直線部分は、折畳みブックレットと側壁との間の前記折畳み線を有する弧の両側で合致している折畳み箱。
5. 請求項１から４のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットの幅は、前記折畳みブックレットに隣接する側壁の幅よりも小さい折畳み箱。
6. 請求項５に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットの前記長手縁は、前記折畳みブックレットに隣接する前記側壁の前記２つの隣接する長手縁から同じ距離にある折畳み箱。
7. 請求項１から６のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットの前記外側シートの前記上縁は、前記折畳みブックレットの残余シートの上縁よりも突出部の上方に遠くに位置する折畳み箱。
8. 請求項７に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットの前記外側シートは、前記２つの側において前記突出部の下側に面取部を有し、前記残余シートは上側角に対応する面取部を有し、シートの前記面取部の折られたものは２つの側において他の面の上に折畳まれたシートの面取部と重なっている折畳み箱。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットのシートは互いに折られていて、ジグザグ折り、巻折り、祭壇折り、平行中折り、平行折りと十字折りの混合折りのいずれかである折畳み箱。
10. 請求項１から９のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、上蓋は、折畳み線を介して２つの対向する側壁の上縁に結合される上側ダストタブと、折畳み線を介して別の側壁の上縁に結合されるカバータブと、折畳み線を介して前記カバータブの反対側の縁に結合される上側挿入タブと、を備え、および／または下蓋は、折畳み線を介して２つの対向する側壁の下縁に結合される下側ダストタブと、折畳み線を介して別の側壁の下縁に結合される底部タブと、折畳み線を介して前記底部タブの反対側の縁に結合される下側挿入タブと、を備える折畳み箱。
11. 請求項１から１０のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットは折畳み線を介して前記側壁に結合され、前記側壁は前記折畳み線を介して前記カバータブに結合されている前記側壁と反対側にある折畳み箱。
12. 請求項１から１１のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、折畳みブックレットは折畳み線を介して前記側壁に結合され、前記側壁はその下縁で折畳み線を介して底部タブに結合される折畳み箱。
13. 請求項１から１２のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットは、２、３、４、５、６、７、８、９または１０枚のシートを含む折畳み箱。
14. 請求項１から１３のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記折畳みブックレットの少なくとも１枚のシート、好ましくは前記折畳みブックレット小の複数のシート、好ましくは前記折畳みブックレットのすべてのシートは、片面および／または両面に印刷がなされている折畳み箱。
15. 請求項１から１４のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、上側ダストタブおよび下側ダストタブは、折畳み線に隣接する両側の縁部に幅広部を含み、前記折畳み線の両側において後退縁部を有する上側挿入タブおよび下側挿入タブは、上側ダストタブおよび下側ダストタブの前記幅広部の下で係合しこれらのタブでロックされる折畳み箱。
16. 請求項１５に記載した折畳み箱であって、前記カバータブを前記上側挿入タブに結合する前記折畳み線の前記両側の前記カバータブと前記上側挿入タブとの間において、前記折畳み線に対して上側にオフセットした上切込み部が配置され、上切込み部は、カバータブの外側に突き出た上舌部を前記上側挿入タブの前記後退縁部から分離し、および／または前記底部タブを前記下側挿入タブに結合する前記折畳み線の前記両側において前記底部タブと前記下側挿入タブとの間において、前記折畳み線に対して下側にオフセットした下切込み部が配置され、下切込み部は、底部タブの外側に突き出た下舌部を前記下側挿入タブの前記後退縁部から分離する折畳み箱。
17. 請求項１から１６のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、折畳みブックレットのシートは、切れ目線と孔列線を介して交互に結合される折畳み箱。
18. 請求項１から１７のいずれか一項に記載した折畳み箱であって、前記側壁と前記接着タブとの間の前記折畳み線と、前記側壁と前記ダストタブとの間の前記折畳み線と、前記側壁と前記カバータブおよび前記底部タブとの間の前記折畳み線と、前記カバータブと前記上側挿入タブとの間および前記底部タブと前記下側挿入タブとの間の前記折畳み線と、は、溝型線である折畳み箱。