JP2024084450A - 情報処理装置、方法、プログラム、システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2024084450000001
【課題】通信装置で表示されているコード情報が情報処理装置で指示された機能と対応していない場合においても、ユーザの利便性を向上させる情報処理装置を提供する。
【解決手段】受付手段により第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる。第1メッセージ画面が表示された後、コードの撮影により当該コードの情報を取得する。取得されたコードの情報が第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、取得されたコードの情報に対応した第2の機能の実行に伴う画面を表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、第1の機能に対応したコードを通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を表示部に表示させる第2表示制御を行う。
【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理装置、方法、プログラム、システムに関する。
PC(パーソナルコンピュータ)やモバイル端末等の情報処理装置が、プリンタ等の画像形成装置に外部装置のアクセスポイントに関する情報を送信し、当該画像形成装置と当該外部装置とを接続させる技術が知られている。特許文献1には、DPP方式に従って当該画像形成装置と当該情報処理装置とを接続させる方法が記載されている。DPP方式の1つの方法として、画像形成装置に表示されるQRコードを情報処理装置が撮影することで、当該画像形成装置と当該情報処理装置とを接続させることができる。また、無線接続が可能な情報が含まれているQRコードを使用し、情報処理装置と通信装置を無線接続する方法が知られている(特許文献2)。
特開2020-113955号公報 特開2017-34319号公報
通信装置で表示されたコード情報を情報処理装置が撮影することにより当該コード情報に対応した機能を実行する構成において、通信装置で表示されているコード情報が情報処理装置で指示された機能と対応していない場合があり得る。
本発明は、通信装置で表示されているコード情報が情報処理装置で指示された機能と対応していない場合のユーザの利便性を向上させる情報処理装置、方法、プログラム、システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける受付手段、前記受付手段により前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる表示制御手段、前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得手段、として情報処理装置のコンピュータを機能させ、前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、通信装置で表示されているコード情報が情報処理装置で指示された機能と対応していない場合のユーザの利便性を向上させることができる。
情報処理システムの構成を示すブロック図である。 情報処理装置と通信装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置のソフトウェア構成を示す図である。 通信装置のソフトウェア構成を示す図である。 通信装置の表示部に表示される画面を示す図である。 通信装置で表示されるコード情報を示す図である。 情報処理装置で表示される画面を示す図である。 情報処理装置で表示される画面を示す図である。 情報処理装置で表示される画面を示す図である。 情報処理装置で表示される画面を示す図である。 情報処理装置で表示される画面を示す図である。 情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 DPPを利用したWECの処理を説明するための図である。 通信装置でのDPP待ち受けモードの処理を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1実施形態]
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されない。例えば情報処理装置として、携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等を適用することができる。また、プリンタのみならず、複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等が適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機が適用可能である。
また、本実施形態では、情報処理装置は、Wi-Fi Easy Connect(以下、WEC)(登録商標)と呼ばれる機能に対応している場合は、当該機能を実行可能である。WECとは、Wi-Fi Allianceで策定されたDevice Provisioning Protocol(以下、DPP)を用いて、他の装置のネットワークセットアップを実行する機能である。なお他の装置のネットワークセットアップとは具体的には、他の装置を、ネットワークを形成するアクセスポイントと接続させる処理である。WECにおいては、「Configurator」という役割で動作する装置(以下、Configurator装置)と、「Enrollee」という役割で動作する装置(以下、Enrollee装置)との間で通信が行われる。なお本実施形態では、Configurator装置はDPPにおけるInitiatorであり、Enrollee装置は、DPPにおけるResponderであるものとする。Bootstrappingにおいて、Configurator装置はEnrollee装置からBootstrapping情報を取得する。本実施形態では、Bootstrapping情報は、例えば、通信装置で表示されるQRコードの読み取り及び読み取られたQRコードの解析によって取得される。Bootstrapping情報には、例えばEnrollee装置の識別情報(MACアドレス等)や、Enrollee装置とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報などが含まれる。本実施形態では、Bootstrapping情報を「WEC関連情報」として説明する。なお、他の情報もWEC関連情報として扱われて良い。
そして、Configurator装置は、取得したBootstrapping情報を用いてEnrollee装置との無線通信を実行する。具体的には例えば、Configurator装置は、Bootstrapping情報に含まれるブートストラッピング公開鍵Brと一時的に生成したエフェメラル秘密鍵piを乗算し、共有秘密k1を生成する。また、前述したエフェメラル秘密鍵piの対であるエフェメラル公開鍵Piを含むDPP Autentication リクエストをEnrollee装置に送信する。当該リクエストを受信したEnrollee装置は、ブートストラッピング公開鍵Brの対となるブートストラッピング秘密鍵brと、受信したエフェメラル公開鍵Piを乗算し、k1を導出する。この処理により、Configurator装置とEnrollee装置は共有秘密k1を共有する。この処理は楕円曲線ディフィ―ヘルマン鍵共有(ECDH)方式に基づく暗号鍵の共有に相当する。
また、Enrollee装置は、受信したエフェメラル公開鍵Piと自身が保持するエフェメラル秘密鍵prを乗算し、共有秘密k2を導出する。そして、エフェメラル秘密鍵prの対となるエフェメラル公開鍵Prを含むDPP Autentication レスポンスをConfigurator装置に応答する。Configurator装置は、受信したエフェメラル公開鍵Prと、自身が保持するエフェメラル秘密鍵piとを用いて共有秘密k2を生成する。この処理は、互いに一時的に生成した公開鍵/秘密鍵を用いる暗号鍵を共有するエフェメラル楕円曲線ディフィ―ヘルマン鍵共有(ECDHE)方式に基づく鍵共有に相当する。
最後に、k1、k2を共有したConfigurator装置とEnrollee装置は、鍵導出関数に対してk1、k2を入力パラメータとして入力し、DPP通信に使用する共通鍵keを導出する。
以降、2者間で共有した共通鍵keを用いてDPPのConfiguration処理が実行される。具体的には、Enrollee装置は、DPP Configuration リクエストをConfigurator装置に送信する。当該リクエストの中身は共通鍵keで暗号化される。当該リクエストを受信したConfigurator装置はユーザにより選択されたアクセスポイントの情報を含むDPP Configuretion レスポンスをEnrollee装置に送信する。アクセスポイントの情報は、アクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)や、アクセスポイントのパスワードである。レスポンスを受信したEnrollee装置は、keでレスポンスの中身を復号し、アクセスポイントの情報を得る。最後に、Enrollee装置は、復号して得られたアクセスポイントの情報に基づき、アクセスポイントとの無線接続を確立する。
なお、本実施形態におけるWECによるネットワークセットアップ処理においては、WECに対応している情報処理装置は、Configurator装置として動作し、WECに対応している通信装置は、Enrollee装置として動作するとして説明する。
図1は、本実施形態における情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。情報処理システム1は、情報処理装置101、無線LANターミナル11、画像形成装置151を含んで構成され、無線LANターミナル11は、ネットワーク10に接続されている。情報処理装置101は、例えばスマートフォンなどのモバイル端末であり、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動作する。また、情報処理装置101は、例えば、汎用的なパーソナルコンピュータである。
無線LANターミナル11は、アクセスポイント機能を有し、一般的なネットワーク・ルーター機能を有した無線LANの親機となり、家庭内や事務所などの中でWi-Fi(登録商標)による無線LANを提供する。
通信装置151は、プリンタ機能、コピー機能、スキャン機能、ファクス送信機能等各種ジョブ実行機能を備えるデジタル複合機(画像形成装置)である。ユーザは、情報処理装置101を操作することで、通信装置151に対してジョブ実行を指示し、通信装置151の各種機能を実行することができる。
本実施形態では、情報処理装置101及び通信装置151は、Wi-Fi(登録商標)による無線通信が可能である。通信装置151は、操作パネルなどによりQR(登録商標)コード等の二次元コードを表示することが可能である。以下、二次元コードの一例としてQRコードを説明するがこの形態に限定されず、バーコードや多重化情報等の他の情報であっても良い。情報処理装置101は、その表示されたQRコードを撮影し、QRコードに応じた各種機能を実行する。
情報処理装置101と無線LANターミナル11が接続された状態で、情報処理装置101が撮影により取得した通信装置151に表示されているQRコードが、DPP用QRコードの場合は、情報処理装置101は、前述のDPPの通信を行う。そして、通信装置151を無線LANターミナル11等の外部アクセスポイントにより形成されるネットワークに参加させる。なお、本実施形態では、情報処理装置101が接続中の外部アクセスポイント(例えば、無線LANターミナル11)のネットワークに通信装置151を参加させることを想定しているが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置101が保存済みネットワークとして記憶している外部アクセスポイントをリスト表示し、当該リストから選択を受け付けるようにしても良い。この場合、情報処理装置101は、ユーザにより選択された外部アクセスポイントに対応する接続情報をDPPで送信する。これにより、通信装置151を当該選択された外部アクセスポイントと接続させることで、当該選択された外部アクセスポイントにより形成されるネットワークに参加させる。
情報処理装置101が取得した、通信装置151に表示されているQRコードがモバイル接続用QRコードの場合は、情報処理装置101と通信装置151との接続処理を行う。情報処理装置101と通信装置151との接続は、ダイレクトで接続されても、同一LAN経由での接続でもよい。通信装置151がアクセスポイントとして動作している場合、表示されているQRコードには通信装置151のアクセスポイントのSSIDやパスワードや通信装置151のIPアドレスなどの機種情報が含まれている。情報処理装置101は、取得したSSIDを用いて、情報処理装置101とアクセスポイントとして動作している通信装置151との間の接続の確立処理を行う。その後、アクセスポイントとして動作している通信装置151により形成されているネットワーク上でのデバイス検索処理を行う。ここで実行されるデバイス検索処理は、例えばユニキャストによる検索処理であり、QRコードから取得されたIPアドレスが用いられて実行される検索処理である。通信装置151がアクセスポイントとして動作しておらず、通信装置151の外部且つ情報処理装置101の外部のアクセスポイント(外部アクセスポイント)に接続されている場合、表示されているQRコードには通信装置151のIPアドレスなどの機種情報が含まれている。情報処理装置101は、取得した機種情報を用いて、情報処理装置101が現在接続しているネットワークにおいてデバイス検索処理を行う。ここで実行されるデバイス検索処理も、例えばユニキャストによる検索処理であり、QRコードから取得されたIPアドレスが用いられて実行される検索処理である。情報処理装置101が現在接続しているネットワークとはすなわち、情報処理装置101が現在接続している外部アクセスポイントにより形成されているネットワークである。情報処理装置101は、デバイス検索処理が実行された場合、デバイス検索処理の結果であるデバイス検索結果を不図示の画面にリスト表示し、ユーザからの選択を受け付けたデバイスを出力先プリンタとして登録する。登録により、以後、設定アプリによる通信装置151との通信が実行可能となる。具体的には例えば、設定アプリによって通信装置151に印刷ジョブを送信可能となる。設定アプリに対する通信装置151の登録において具体的には、情報処理装置101は、通信装置151との接続を介して通信装置151のケーパビリティ情報を取得し、当該情報を設定アプリによって保存する。なお情報処理装置101は、デバイス検索処理が実行された場合、デバイス検索結果を表示することなく、デバイス検索処理によって発見された通信装置151を自動で設定アプリに登録しても良い。またモバイル接続用QRコードに含まれる情報は上述の形態に限定されない。例えば通信装置151のMACアドレスや通信装置151の装置名等が含まれても良い。なおQRコードに含まれる情報とは言い換えれば、QRコードを情報処理装置101が読み取って解析することで情報処理装置101により得られる情報である。
通信装置151の各種QRコードは、通信装置151に表示されたメニュー画面上でユーザ操作を受付けることにより表示される。一方、情報処理装置101では、ユーザ操作に応じて、各種QRコードの読取準備が行われる。
ここで、通信装置151でのユーザ操作と情報処理装置101でのユーザ操作とが対応していない場合があり得る。例えば、ユーザが情報処理装置101を用いて通信装置151をアクセスポイントに接続させようとしているときに、通信装置151がモバイル接続用QRコードを表示しているようなケースである。また、ユーザが情報処理装置101を通信装置151に接続させようとしているときに、通信装置151がDPP用QRコードを表示しているようなケースである。これらの場合、情報処理装置101はQRコードを読み取っても、そもそも想定するQRコードではないためエラーとなり、結果、ユーザの所望する処理は実行されない。ユーザにとっても、情報処理装置101側での操作が間違っているので操作をやり直す必要があるのか、通信装置151側で表示されているQRコードが間違っているのでQRコードの表示を変更する必要があるのかを判別することが困難である。本実施形態によれば、情報処理装置101を用いた通信装置151に対する各種機能の実行の利便性を向上させることができる。
まず、本実施形態の情報処理装置と、本実施形態の情報処理装置と通信可能な通信装置の構成について図2のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では以下の構成を例に記載するが、本実施形態は通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであり、図2に示す構成に限定されるものではない。
情報処理装置101は、本実施形態の情報処理装置である。情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部110、近距離無線通信部111、撮影部112等を有する。CPU103、ROM104、RAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。
入力インタフェース102は、キーボード109等の操作部が操作されることにより、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、操作部は、物理キーボードや物理ボタン等であっても良いし、表示部108に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース102は、表示部108を介してユーザからの入力(操作)を受け付けても良い。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに記憶することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのアプリケーションプログラム(以後、設定アプリ)、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。設定アプリとは、通信装置151の接続先のアクセスポイントの設定をWEC等で行うためのアプリケーションプログラムである。なお、設定アプリは、ネットワークセットアップ機能以外の他の機能を備えていても良い。例えば設定アプリは、通信装置151に印刷を実行させる機能や、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能、通信装置151の状態を確認する機能等を備えていても良い。設定アプリは、例えば、通信部110を介したインターネット通信によって、外部のサーバからインストールされることにより、外部記憶装置106に格納される。また、外部記憶装置106は、通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。
通信部110は、通信装置151やアクセスポイント131等の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部110は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部110と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部110は無線通信で通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する外部装置を介して通信しても良い。なお、外部装置とは、情報処理装置101の外部及び通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131等)や、アクセスポイント以外で通信を中継可能な装置を含む。例えば、外部装置は、図1の無線LANターミナル11に対応する。本実施形態では、通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)であるものとする。そして、前述したWECを、通信部110による通信により実行するものとする。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター(無線LANターミナル11)等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラ接続方式という。
近距離無線通信部111は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部110とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部111は、例えば、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。通信方式としては、例えば、Near Field Communication(NFC)、Bluetooth(登録商標) Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
撮影部112は、情報処理装置101上で動作するアプリケーションによって撮影機能が実行された場合に動作する。アプリケーションによって撮影機能が実行されると、例えば、撮影部112から取得された情報がCPU103によって処理され、ライブビューとして表示部108に表示される。ここで、アプリケーションによって撮影操作が実行されると、撮影部112から取得された情報がCPU103によって処理され、撮影画像としてRAM105に保存される。さらに、アプリケーションによってQRコード取得機能が実行されると、撮影部112から取得された情報がCPU103によって処理され、QRコードとして解析され、QRコードに含まれる各種情報が取得される。QRコードに含まれる情報としては、例えば、WEC関連情報がある。なお、本実施形態では、二次元コードの一例としてQRコードを扱う。本実施形態では、情報処理装置101は、設定アプリによるネットワークセットアップ処理の実行指示に基づいて情報処理装置101のOSによりWECを実行することが可能である。
通信装置151は、本実施形態の通信装置である。通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、スキャンエンジン162、通信部156、近距離無線通信部157等を有する。ROM152、RAM153、CPU154等によって、通信装置151のコンピュータが形成される。
通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部110に接続可能である。通信部156が、該アクセスポイントを有効化することで、通信装置151がアクセスポイントとして動作することになる。なお、通信部156は情報処理装置101とダイレクトに無線接続しても良いし、アクセスポイント131を介して無線接続しても良い。本実施形態では、通信部156が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるものとする。また以下の説明において、Wi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)(Wi-Fi通信)とは、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格である。また、通信装置151がWECに対応しているのであれば、前述したWECを、通信部156による通信により実行するものとする。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウェアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
本実施形態の通信装置151は、通信部156を用いて通信を行うためのモードとして、インフラストラクチャモード及びP2P(Peer to Peer)モードで動作可能である。
インフラストラクチャモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置(例えば、アクセスポイント131)を介して、情報処理装置101等の他の装置と通信する形態である。インフラストラクチャモードで動作する通信装置151によって確立される外部アクセスポイントとの接続を、インフラストラクチャ接続(以後、インフラ接続)という。本実施形態では、インフラ接続において、通信装置151が子局として動作し、外部アクセスポイントが親局として動作する。なお、本実施形態において親局とは、親局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定する装置であり、子局とは、子局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定せず、親局が決定した通信チャネルを用いる装置である。
P2Pモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置を介さず、情報処理装置101等の他の装置と直接的に通信する形態である。本実施形態では、P2Pモードには、通信装置151がアクセスポイントとして動作するAPモードが含まれるものとする。APモード時に通信装置151内で有効化されるアクセスポイントの接続情報(SSIDやパスワード)は、ユーザが任意に設定可能であるものとする。なお、P2Pモードには、例えば、通信装置151がWi-Fi Direct(WFD)によって通信するためのWFDモードが含まれる。なお、複数のWFD対応機器のうちいずれが親局として動作するかは、例えば、Group Owner Negotiationというシーケンスに従って決定される。なお、Group Owner Negotiationが実行されずに、親局が決定されても良い。WFD対応機器であり且つ親局の役割を果たす装置を特に、Group Ownerという。P2Pモードで動作する通信装置151によって確立される他の装置との直接的な接続を、ダイレクト接続という。本実施形態では、ダイレクト接続において、通信装置151が親局として動作し、他の装置が子局として動作する。
また、本実施形態では、通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることで、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードとして動作可能である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、通信部156を用いることにより、ネットワークセットアップモードとして動作中に有効なセットアップ用アクセスポイントとして動作する。当該セットアップ用アクセスポイントは、上述のAPモード時に有効化されるアクセスポイントとは異なるアクセスポイントである。また当該セットアップ用アクセスポイントのSSIDは、情報処理装置101の設定アプリが認識可能な所定の文字列を含むものとする。また、当該セットアップ用アクセスポイントは、接続にパスワードを必要としないアクセスポイントであるものとする。また、ネットワークセットアップモードとして動作している通信装置151は、セットアップ用アクセスポイントと接続している情報処理装置101との通信において、所定の通信プロトコル(セットアップ用通信プロトコル)を用いるものとする。セットアップ用通信プロトコルは具体的には例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)である。セットアップ用通信プロトコルの他の具体例としては、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)なども挙げられる。通信装置151は、ネットワークセットアップモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止し、セットアップ用アクセスポイントを無効化する。これは、セットアップ用アクセスポイントは上述したようにパスワードを必要としないアクセスポイントであるため、長時間有効化していると、適切でない装置から接続を要求されてしまう可能性が高まるためである。なおセットアップ用アクセスポイントは、パスワードを必要とするアクセスポイントであっても良い。その場合、セットアップ用アクセスポイントとの接続に用いられるパスワードは、設定アプリが予め把握している固定の(ユーザが変更できない)パスワードであるものとする。
また、本実施形態では、通信装置151は、通信装置151のネットワークセットアップを、セットアップ用通信プロトコルと異なる通信プロトコルで実行するためのモードとしても動作可能である。本実施形態では、セットアップ用通信プロトコルと異なる通信プロトコルは、上述したDPPであるものとし、当該モードを、DPP待ち受けモードと呼ぶものとする。通信装置151がDPP待ち受けモードで動作している状態において、情報処理装置101からDPPによるネットワークセットアップ要求が受信された場合、DPPによるネットワークセットアップを実行する。そのためDPP待ち受けモードとは言い換えれば、DPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けているモードである。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成であり、例えば、情報処理装置101内の近距離無線通信部111と接続可能である。通信方式としては、例えば、NFC、Bluetooth Classic、BLE、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することで記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。なお一般的に、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブのデータ量は大きいため、印刷ジョブの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。そのため、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、印刷ジョブを受信する。
スキャンエンジン162は、操作部159からの入力や情報処理装置101等から受信したスキャンジョブに基づき、セットされた原稿等から画像データや文書データを読み取る。読み取ったデータはスキャン結果として、RAM153に保存したり、情報処理装置101等に送信したりする。なお、一般的に、通信装置151から情報処理装置101等に送信されるスキャン結果のデータ量は大きいため、それらの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。よって、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、スキャン結果を送信する。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
入力インタフェース158は、物理ボタン等の操作部159が操作されることにより、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、操作部159は、表示部161に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース158は、表示部161を介してユーザからの入力を受け付けても良い。出力インタフェース160は、表示部161がデータの表示や通信装置151の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部161は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や通信装置151の状態の通知を行う。なお、本実施形態においては、操作部159と表示部161がタッチパネルディスプレイからなる操作表示部として構成される。
本実施形態では、通信部110及び156は、装置間で通信パラメータを共有するための通信パラメータ共有処理を実行する。通信パラメータ共有処理は、提供側の装置が受信側の装置に無線通信するための通信パラメータを提供する処理であり、インフラモードとP2Pモードそれぞれで行われ得る。ここで、通信パラメータには、例えば、ネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線LAN通信を行うために必要な無線通信パラメータが含まれる。また、MACアドレス等の識別情報、パスワード、IP層での通信を行うためのIPアドレス、上位サービスに必要な情報等も含まれる。通信部110及び156が実行する通信パラメータ共有処理は、例えば、Wi-Fi Allianceで規定されているWPS(Wi-Fi Protected Setup)であってもよい。また、通信部110及び156が実行する通信パラメータ共有処理では、公開鍵暗号方式を用いて通信パラメータを安全に転送するような方式が用いられても良い。
また、通信装置151は、バーコード生成制御部を備える。バーコード生成制御部は、不図示であるが、例えば、CPU154がプログラムを実行することにより実現される。バーコード生成制御部では、バーコード、二次元コード、QRコードなどのコード情報の生成を実施し、表示部161で、生成したコード情報を表示するための制御を実施する。バーコード生成制御部は、通信パラメータの設定に必要な情報を符号化したQRコード等を表示部161に表示させる。なお、表示部161は、ユーザからの入力インタフェースとして、ソフトボタンなどを表示できる構成であってもよい。
図3は、情報処理装置101のソフトウェア構成の一例を示す図である。図3の各機能ブロックは、CPU103がROM104に記憶されている制御プログラムを読み出すことで実現される。
OS350は、情報処理装置101の全体の動作を制御するためのソフトウェアである。情報処理装置101には、後述するMFPアプリケーション300の他、様々なアプリケーションをインストールすることができる。OS350は、これらのアプリケーションとの間で情報を通信し、アプリケーションから受けた指示に従って、表示部108に各種ユーザインタフェース画面を表示させる。また、OS350は、各種ハードウェアを制御するためのデバイスドライバ群を含んでおり、OS350上で動作するアプリケーションに対して各種ハードウェアを利用可能とする為のAPIを提供する。デバイスドライバ群には、例えば、無線LAN制御部353が含まれる。無線LAN制御部353は、通信部110、近距離無線通信部111を制御するためのデバイスドライバである。
MFPアプリケーション300は、情報処理装置101にインストールされたアプリケーションである。MFPアプリケーション300から通信装置151に対して印刷やスキャンなどを実行することができる。情報処理装置101には、MFPアプリケーション300の他、様々なアプリケーションがインストールされているが、それらの説明は省略する。
MFPアプリケーション300のソフトウェア構成について説明する。画面制御部301は、OS350を介した表示部108への画面表示を制御する。画面制御部301によって、MFPアプリケーションの画面が表示部108に表示される。また、画面制御部301は、表示部108を介してユーザが入力した操作指示を判別する。通信部302は、OS350を介して、通信部110もしくは近距離無線通信部111による無線通信を制御し、コマンドの送受信などを実行する。
デバイス検索制御部311は、接続する通信装置151を探索するための探索用データを生成し、通信部110もしくは近距離無線通信部111によってネットワーク上のデバイスに送信され、該当する通信装置151からのレスポンスを受信する。探索用データは、ネットワーク上のすべてのデバイスにブロードキャストする場合もあるし、1台のアドレスを指定して送信する場合もある。
印刷ジョブ生成部305は、印刷ジョブを生成する。印刷ジョブ生成部305によって生成された印刷ジョブは、通信部110もしくは近距離無線通信部111によって通信装置151に送信され、通信装置151において印刷が実行される。
スキャンジョブ制御部307は、通信部110もしくは近距離無線通信部111によって通信装置151にスキャン指示を行い、通信装置151から受信したスキャンデータを表示する。スキャンジョブ制御部307は、スキャンデータを外部記憶装置106に保存する。保存されたスキャンデータは、ドキュメント管理部308によって管理される。
無線LAN接続制御部310は、通信装置151のネットワーク設定を含む、無線LANの接続に関する制御を行う。無線LAN設定部312は、前述のWECの実行をOS350に指示し、通信装置151のネットワーク設定を行う。本実施形態では、情報処理装置101は、MFPアプリケーション300によるネットワーク設定処理の実行指示に基づいて、OS350によりWECを実行する。アプリ記憶部306は、アプリケーションに関する様々な情報を一時的に記憶する。計時部304は、時間を計時する。
図4は、通信装置151のソフトウェア構成の一例を示す図である。アプリケーション501は、通信装置151のCPU154が実行するソフトウェアであり、RAM153に格納されている。
ユーザインタフェース(UI)制御部502は、ユーザが操作部159で入力した指示を受け付け、表示部161での画面表示を制御する。ネットワーク設定の指示を受け付けた場合は、ネットワーク設定画面を表示し、通信装置151との接続の指示を受け付けた場合は、接続画面を表示する。図5は、通信装置151の表示部161に表示される画面の一例を示す図である。ユーザは、メニュー画面910上にあるメニューボタンを押下することで、所望の機能を利用することができる。ネットワーク設定メニュー912が押下されると、ネットワーク設定画面920が表示される。ネットワーク設定画面920では、DPP用QRコードが表示される。情報処理装置101は、DPP用QRコードを撮影することで、WECの接続処理を実行することができる。図6(a)は、DPP用QRコードの一例であり、DPP用QRコード1011に示すようなQRコードには、文字列1012の情報が含まれている。
モバイルポータルメニュー911が押下されると(通信装置151との接続の指示)、モバイル接続画面930が表示される。モバイル接続画面930では、モバイル接続用QRコードが表示される。情報処理装置101は、モバイル接続用QRコードを撮影することで、情報処理装置101が通信装置151と接続するための無線情報(以下、モバイル無線接続情報)を取得し、通信装置151と情報処理装置101との接続処理を実行することができる。図6(b)は、モバイル接続用QRコードの一例であり、モバイル接続用QRコード1021に示すようなQRコードには、文字列1022の情報が含まれている。例えば、情報処理装置101は、モバイル接続用QRコードに含まれているSSID情報を使ってアクセスポイントに接続し、接続が成功すると、探索パケットをブロードキャストし、応答のあったデバイスを出力用プリンタとして登録する。なお、モバイル接続用QRコードには、IPアドレスが含まれていても良い。その場合は、接続後にユニキャストでデバイスの探索を行うことが可能である。一方、IPアドレスのみ含まれている場合は、情報処理装置101が現在接続されているネットワークに対して、ユニキャストでデバイスの探索をするようにしても良い。
スキャン処理部511はスキャンジョブに基づいてスキャン処理を実行し、プリント処理部512はプリントジョブに基づいてプリントジョブを実行する。ネットワーク制御部505は、情報処理装置101からプリントジョブ、スキャンジョブなどを、ネットワークを介して受信する。さらに、ネットワーク制御部505は、スキャン処理部511でスキャンされた画像データを、ネットワークを介して情報処理装置101に対し送信することが可能である。
デバイス接続部504は、情報処理装置101と通信装置151のダイレクト接続を行うためのモードであるアクセスポイントモードを起動する。UI制御部502は、モバイル接続画面930を表示するときに、モバイル接続用QRコードを生成する。
WEC処理部503は、操作部159を介してユーザから所定の操作を受け付けることにより、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードを起動する。具体的には、ネットワーク設定画面920が表示されると同時にネットワークセットアップモードを起動する。UI制御部502は、ネットワーク設定画面920を表示するときに、DPP用QRコードを生成する。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、ネットワークセットアップモードとしてDPPのセットアップを待ち受ける状態で動作する。即ち、前述のDPP Autenticationリクエストを待ち受ける状態となる。通信装置151は、ネットワークセットアップモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止する。即ち、ネットワークセットアップモードを停止すると、前述のDPP Autenticationリクエストに対する応答を行わない動作モードに遷移する。すなわち、DPPに基づくセットアップを受け付けない状態となる。これは、セットアップモードを長時間有効化していると、適切でない装置からDPPを用いたセットアップ処理が行われてしまう可能性が高まるためである。
以上の構成を有する通信システムの動作について説明を行う。以下の説明では、一例として、情報処理装置101が外部のアクセスポイントに接続していない状態から始まり、通信装置151で表示されたDPP用QRコードを情報処理装置101が撮像部112により撮影する構成を説明する。その構成においては、情報処理装置101は、撮影したDPP用QRコードの情報を用いて、WECによるネットワークセットアップを行う。
まず、図14を用いて、DPPを利用したWECにおいて、情報処理装置101と通信装置151によって実行される処理を説明する。図14に示すシーケンスは、例えば、各装置のCPUが各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。
まず、S200において、通信装置151は、DPP待ち受けモードを開始する。DPP待ち受けモード開始のトリガーは、例えば、操作部159を介したユーザ操作であってもよいし、情報処理装置101等の外部装置から特定信号を受信することであってもよい。情報処理装置101等の外部装置から特定信号を受信することの具体例としては、特定のBLEビーコンを受信することや、特定の無線LAN通信を受信することなどが挙げられる。DPP待ち受けモードが開始されると、WEC関連情報の読み取りが可能となる。例えば、S201に示すBootstrappingにQRコードを用いる場合、通信装置151は、WEC関連情報に基づいてDPP用QRコードを生成し、表示部161に表示する。
なお、S200でDPP待ち受けモードを開始する際、通信装置151は、他のモードとして並行動作していても良い。例えば、上述のネットワークセットアップモードとして並行動作していても良い。
ここで、図15を用いて、DPPを利用したWECにおいて、通信装置151によって実行されるDPP待ち受けモードの処理を説明する。図15に示すフローチャートは、例えば、通信装置151のCPU154がROM152等に記憶されたプログラムをRAM153に読み出して実行することにより実現される。
図15は、DPP待ち受けモード開始処理の内容を示すフローチャートである。また、図15のフローチャートは、例えば通信装置151がS200でDPP待ち受けモードを開始したことに基づいて開始する。
S601において、CPU154は、DPP通信の待ち受けチャネルを決定する。DPP通信の待ち受けチャネルとは、情報処理装置101から送信されるDPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けるチャネルのことである。また、DPP configuration処理も同じチャネルが使用される。なお、DPP通信の待ち受けチャネルにどのチャネルを使用するかは、例えば、ユーザが通信装置151の操作画面から設定してもよい。
S602において、CPU154は、上述した、情報処理装置101とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報を生成する。
S603において、CPU154は、上述したBootstrapping情報を生成する。Bootstrapping情報には、例えば、通信装置151の識別情報(MACアドレス等)や、DPP通信の待ち受けチャネルに関する情報、S602で生成された公開鍵情報などが含まれる。
S604において、CPU154は、DPP待ち受けモードを開始する。DPP待ち受けモードが開始されると、通信装置151と情報処理装置101との間でDPP Authenticationにおける通信が可能となる。
S605において、CPU154は、DPP待ち受けモードタイムアウト用タイマを起動する。なおCPU154は、DPP待ち受けモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、DPP待ち受けモードでの動作を停止する。DPP待ち受けモードの動作を停止することで、例えば、ネットワークセットアップ用プロトコルを用いたネットワークセットアップ処理に移行する。
再び、図14を参照する。S201において、情報処理装置101は、Bootstrapping情報としてWEC関連情報を取得する。例えば、Bootstrapping情報の取得にDPP用QRコードを用いる場合、情報処理装置101は、設定アプリにおいてQRコード撮影機能を実行する。QRコード撮影機能では撮影部112を用いてDPP用QRコードの撮影を行い、撮影された撮影画像からQRコードを解析する。これによって、設定アプリは、DPP用QRコードに含まれるWEC関連情報を取得する。
S202において、情報処理装置101は、OSの機能により、DPPを利用したWECを開始する。具体的にはまず情報処理装置101は、WEC用アプリの起動指示を設定アプリからOSに指示することで、WEC用アプリを起動する。これにより、WEC用アプリがフォアグラウンドで動作し、設定アプリがバックグラウンドで動作することとなる。なお例えば当該指示の実行が、WECを実行するための指示に相当することとなる。これにより情報処理装置101は、WEC用アプリによるWEC開始画面を表示する。なおWEC用アプリは、情報処理装置101に予めインストールされているプログラムであり、情報処理装置101のOSベンダーによって提供されるプログラムである。また、WEC用アプリが起動された場合、設定アプリによって取得されたWEC関連情報が、WEC用アプリに提供される。
S202において、情報処理装置101のWEC用アプリは、WEC関連情報やWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントに関する情報を用いてWEC用のAPIを実行することにより、OSにWECの実行を指示する。そして、S203では、OSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Authenticationと呼ばれる処理が実行される。DPP Authenticationにおいては、情報処理装置101と通信装置151との間で、認証情報や、情報の暗号化に利用される情報などが通信されることで、装置間の通信の認証が行われる。なおDPP Authenticationにおける通信において情報処理装置101から送信される各種情報は、情報処理装置101によって通信装置151から取得されているWEC関連情報に基づき暗号化される。DPP Authenticationにおいては、具体的にはまず情報処理装置101が、DPPによるネットワークセットアップ要求としてAuthentication Requestを送信する。次に、DPP待ち受けモードとして動作する通信装置151は、Authentication Requestを待ち受けるモードであるDPP待ち受けモードとして動作している。そのため、通信装置151は、情報処理装置101から送信されたAuthentication Requestを受信する。Authentication Requestを受信した通信装置151は、受信したAuthentication Requestの、自身が現在有している復号鍵による復号化を試みる。そして通信装置151は、当該復号化に成功した場合、Authentication responseを情報処理装置101に送信し、情報処理装置101との通信を認証する。なお、情報処理装置101が、正確なWEC関連情報を取得できておらず、正確に情報を暗号化できていなかった場合は、通信装置151における復号化が失敗するため、認証は失敗し、Authentication responseが送信されない。Authentication responseが情報処理装置101によって受信されることで、DPP Authenticationが完了する。また、DPP Authenticationにおいては、DPPが用いられて通信が実行される。
次にS204において、情報処理装置101のOSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Configurationと呼ばれる処理が実行される。DPP Configurationにおいては、情報処理装置101は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントと接続するための接続情報を、WECにより通信装置151に送信する。なお接続情報には、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントのSSIDやパスワード、暗号化方式を示す情報等が少なくとも一つ以上含まれる。このとき送信されるパスワードは、情報処理装置101とアクセスポイントとの間の接続が確立された際にOS対応のアプリが表示する画面上においてユーザによって入力されていた情報である。そして、情報処理装置101とアクセスポイントとの間の接続が確立された際にOSにより保持されていた情報である。またパスワードは、設定アプリは保持していない情報である。また、このとき送信されるパスワードは、OSが既に保持している情報であり、且つDPP ConfigurationはOSによって実行される処理であるため、設定アプリが表示する画面上において新たにユーザによって入力される必要はない。本実施形態では、WECによって接続情報を送信することで、設定アプリが表示する画面上においてユーザからパスワードの入力を新たに受け付けることなく且つ、セキュアな通信で、パスワードを通信装置151に送信することができる。なお、DPP Configurationにおいても、DPPが用いられて通信が実行される。
S205において、通信装置151は、DPP Configurationが完了したことに応じてDPP待ち受けモードを終了する。DPP待ち受けモードの終了は、例えばDPP用QRコードの表示の終了により行われる。
S206において、通信装置151は、DPP Configurationによって接続情報を取得したことをもってインフラストラクチャモードに移行する。また、通信装置151は、このときネットワークセットアップモードとして動作していた場合は、ネットワークセットアップモードを終了する。通信装置151は、取得した接続情報を用いて、当該接続情報に対応するアクセスポイントとの接続を試みる。接続が成功した場合、以後、通信装置151は、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介して通信を実行可能となる。なお、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介した通信は、DPPとは異なるプロトコル(具体的には例えば、Port9100やSNMP、HTTP、通信装置151のベンダー独自のプロトコル)によって実行される。なお、通信装置151は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続の成否を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。また、さらに、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。またこれらの情報送信は、DPPが用いられて実行されてもよい。なお、取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗する原因は、WECにおける通信のエラーや、当該アクセスポイントが発見されなかったことや、通信装置151から取得されたWEC関連情報が適切な情報でなかったこと等である。また例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式が、通信装置151が対応していない暗号化方式であったこと等である。また例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式が、WECが対応していない暗号化方式であったこと等である。なお、情報処理装置101は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントと通信装置151との接続の成否を示す情報を表示部108に表示してもよい。さらに、情報処理装置101は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントと通信装置151との接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を表示部108に表示してもよい。
S207において、情報処理装置101は、WECの実行が終了したことに基づいて、フォアグラウンドで動作しているアプリを、WEC用アプリから設定アプリに切り替える。そして、情報処理装置101は、自身が属するネットワーク上で、通信装置151を検索する。本処理は、ブロードキャストによる検索でも、ユニキャストによる検索でも良い。また検索に用いられる情報である、通信装置151のIPアドレスやMACアドレスは、DPP用QRコードによって取得されて良い。また本処理は、WECの実行が終了したことの通知をOSから受け取った設定アプリにより実現される。そして、情報処理装置101は、通信装置151が発見された場合に、通信装置151にケーパビリティ情報を要求し、通信装置151はケーパビリティ情報を情報処理装置101に送信する。これにより、設定アプリ上に、通信装置151の情報を登録し、以後、設定アプリによる通信装置151との通信を実行可能とする。具体的には例えば、設定アプリによって通信装置151に印刷ジョブを送信可能とする。なおこのとき、通信装置151が接続したアクセスポイントによって形成されるネットワークに情報処理装置101が属している場合には、当該アクセスポイントを介して情報処理装置101と通信装置151との通信が実行可能となる。また、通信装置151が接続したアクセスポイントが、情報処理装置101が接続しているアクセスポイントでなかった場合等、情報処理装置101と通信装置151との間の通信が実行できない場合は、ケーパビリティ情報の要求や取得は省略される。なお、S207における通信は、例えば、DPPともセットアップ用通信プロトコルとも異なる通信プロトコルが利用されて実行される。その後、情報処理装置101は、本シーケンス図における処理を終了する。
なお上述では、WEC用アプリによってWEC開始画面が表示され、WEC用アプリがWEC用のAPIを実行することによりWECの実行をOSに指示する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば設定アプリによってWEC開始画面が表示されても良い。また、WEC用のAPIを設定アプリが実行することによりWECの実行をOSに指示する形態であっても良い。
次に、情報処理装置101の表示部108に表示される、通信装置151のネットワーク設定を実行する場合の画面と、情報処理装置101と通信装置151との接続処理を実行する場合の画面について説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置101と通信装置151との接続処理をモバイル接続ともいう。
情報処理装置101を起動すると、図7(a)のホーム画面810が表示部108に表示される。MFPアプリアイコン811は、MFPアプリケーション300を表すアイコンであり、MFPアプリアイコン811が選択されると、MFPアプリケーション300が起動する。
MFPアプリケーション300が起動すると、図7(b)のアプリホーム画面820が表示される。アプリホーム画面820は、出力プリンタが未選択の状態を表している。選択デバイスアイコン821には、現在選択されているデバイスが表示される。選択されていない場合は、「No Printer」と表示される。デバイス検索ボタン822は、デバイス検索用のボタンである。スキャン機能の実行ボタン823が押下されると、不図示のスキャン設定画面に遷移する。プリント機能の実行ボタン824が押下されると、不図示のプリント設定画面に遷移する。その他の機能ボタン825が押下されると、不図示のその他機能一覧画面に遷移する。
デバイス検索ボタン822が選択されると、図7(c)のデバイス選択画面830が表示される。デバイス選択画面830上で自動検索メニュー831が選択されると、図8(a)のデバイス自動検索画面840に遷移する。一方、デバイス選択画面830上でQRコードメニュー832が選択されると、図10(a)のデバイス検索QR撮影画面860に遷移する。
デバイス自動検索画面840では、デバイスが見つかった場合は、見つかったデバイスの一覧が表示されるが、見つからない場合は、図8(a)のようにメッセージ841が表示される。その際、「QRコードでプリンタの無線LAN設定をする」というメニュー842が表示される。メニュー842が押下されると、図8(b)の無線LAN設定QR撮影画面850に遷移する。情報処理装置101は、図8(b)の無線LAN設定QR撮影画面850により、通信装置151に表示されているQRコードを撮影し、WEC関連情報を取得する。情報処理装置101は、取得したWEC関連情報を用いてWECを実行し、図8(c)の無線LAN設定QR撮影画面(設定中)851を表示する。ネットワーク設定処理は、図14及び図15で前述したDPPプロトコルに基づき実行される。ネットワーク設定処理が完了すると、情報処理装置101は、図9(a)の無線LAN設定QR撮影画面(設定完了)852を表示し、ネットワーク設定処理を終了する。
以上が、情報処理装置101で通信装置151のネットワーク設定を実行しようとした場合に、通信装置151に図5(b)のようなネットワーク設定用のDPP用QRコードが表示されていた場合の画面の遷移である。
情報処理装置101は、図10(a)のデバイス検索QR撮影画面860により、通信装置151に表示されているQRコードを撮影し、モバイル無線接続情報を取得する。情報処理装置101は、取得したモバイル無線接続情報を用いて通信装置151との無線接続処理を実行し、図10(b)のデバイス検索QR撮影画面(接続中)865を表示する。無線接続処理が完了すると、情報処理装置101は、図10(c)のアプリホーム画面(デバイス選択済)870を表示する。アプリホーム画面870(デバイス選択済み)では、デバイスが選択されている状態であることが示されている。
以上が、情報処理装置101で通信装置151との接続処理を実行しようとした場合に、通信装置151に図5(c)のようなモバイル接続用QRコードが表示されていた場合の画面の遷移である。
図12は、本実施形態において、情報処理装置101が実行する表示制御処理を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納されたプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
S101では、CPU103は、図7(a)のホーム画面810上のMFPアプリアイコン811が選択されたことを検知すると、MFPアプリケーション811を起動する。
S102では、CPU103は、QRコードによるデバイス検索指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には例えば、図7(c)のデバイス選択画面830で、QRコードメニュー832が選択された場合、CPU103は、QRコードによるデバイス検索指示を受け付けたと判定する。QRコードによるデバイス検索指示を受け付けたと判定された場合にはS103に進み、QRコードによるデバイス検索指示を受け付けていないと判定された場合にはS111に進む。
S103では、CPU103は、図10(a)のデバイス検索QR撮影画面860を表示する。S104では、CPU103は、撮影部112を用いて通信装置151に表示されているQRコードを読み込み、S105に進む。
S105では、CPU103は、S104で読み込まれたQRコードがモバイル接続用QRコードであるか否かを判定する。モバイル接続用QRコードであると判定された場合はS106に進む。モバイル接続用QRコードでないと判定された場合、CPU103は、DPP用QRコードであると判定し、S107に進む。具体的には、取得したQRコードに含まれる文字列が、”WIFI”で始まる場合には、CPU103は、モバイル接続用QRコードと判定する。S106では、CPU103は、図10(b)のデバイス検索QR撮影画面(接続中)865を表示し、読み取ったモバイル接続用QRコードの情報を用いて上述の確立処理やデバイス検索処理を行い、図12の処理を終了する。
S105でモバイル接続用QRコードでない、即ち、DPP用QRコードであると判定された場合、S107ではCPU103は、図11(a)の問い合わせ画面866を表示することにより、デバイスのネットワーク設定を行うか否かをユーザに問い合わせる。そして、CPU103は、ユーザ指示に基づいて、デバイスのネットワーク設定を行うか否かを判定する。例えば、CPU103は、図11(a)の問い合わせ画面866上の「はい」ボタンと「いいえ」ボタンのいずれが選択されたかに基づいて、デバイスのネットワーク設定を行うか否かを判定する。デバイスのネットワーク設定を行うと判定された、例えば「はい」ボタンが選択された場合はS109に進む。一方、デバイスのネットワーク設定を行わないと判定された、例えば「いいえ」ボタンが選択された場合はS108に進む。S108では、CPU103は、図11(b)のメッセージ画面867を表示し、通信装置151でモバイル接続用QRコードを表示するよう促すメッセージを表示し、図12の処理を終了する。図11(b)に示すように、メッセージ画面867は、通信装置151でモバイル接続用QRコードを表示させるためのガイダンス画面となっている。S107でデバイスのネットワーク設定を行うと判定された場合、S109では、CPU103は、図8(c)の無線LAN設定QR撮影画面(設定中)851を表示する。S110では、CPU103は、QRコードから取得したWEC関連情報を用いて、WECを実行し、図12の処理を終了する。
このように、本実施形態では、情報処理装置101でモバイル接続を行おうとし、通信装置151でDPP用QRコードが表示されている場合には、モバイル接続用QRコードでないことを通知する。そして、ネットワーク設定を行わない指示を受け付けた場合には、通信装置151でモバイル接続用QRコードを表示するよう促す。また、ネットワーク設定を行う指示を受け付けた場合には、そのままネットワーク設定を行う。このような構成により、情報処理装置101でモバイル接続を行おうとし、通信装置151でDPP用QRコードが表示されている場合に、情報処理装置101を用いた通信装置151に対する各種機能の実行の利便性を向上できる。
以下、S102でQRコードによるデバイス検索指示を受け付けていないと判定された場合を説明する。S111では、CPU103は、通信装置151のネットワーク設定の指示を受け付けたか否かを判定する。例えば、CPU103は、図8(a)のデバイス自動検索画面840の「QRコードでプリンタの無線LAN設定をする」で表されるメニュー842が選択されたか否かに基づいて、通信装置151のネットワーク設定の指示を受け付けたか否かを判定する。メニュー842が選択されてネットワーク設定の指示を受け付けたと判定された場合はS112に進む。一方、ネットワーク設定の指示を受け付けていないと判定された場合はS102からの処理を繰り返す。
S112では、CPU103は、図8(b)の無線LAN設定QR撮影画面850を表示する。S113では、CPU103は、撮影部112を用いてQRコードを読み込み、S114に進む。
S114では、CPU103は、S113で読み込まれたQRコードがDPP用QRコードか否かを判定する。例えば、読み取ったQRコードに含まれる文字列が”DPP”で始まる文字列の場合は、CPU103は、DPP用QRコードと判定する。DPP用QRコードであると判定された場合はS115に進む。一方、DPP用QRコードでないと判定された場合は、CPU103は、モバイル接続用QRコードであると判定し、S116に進む。S115では、CPU103は、図8(c)の無線LAN設定QR撮影画面(設定中)851を表示し、読み取ったDPP用QRコードから取得したWEC関連情報を用いて、通信装置151のネットワーク設定処理を行い、図12の処理を終了する。
S116では、CPU103は、図9(b)の問い合わせ画面856のようにメッセージを表示し、デバイス検索を行ってデバイスとの接続処理を行うか否かをユーザに問い合わせる。そして、CPU103は、ユーザ指示に基づいて、デバイスの検索を行うか否かを判定する。例えば、CPU103は、図9(b)の問い合わせ画面856上の「はい」ボタンと「いいえ」ボタンのいずれが選択されたかに基づいて、デバイスの検索を行うか否かを判定する。デバイスの検索を行うと判定された、例えば「はい」ボタンが押下された場合はS118に進む。一方、デバイスの検索を行わないと判定された、例えば「いいえ」ボタンが押下された場合はS117に進む。S117では、CPU103は、図9(c)のメッセージ画面857を表示し、通信装置151でDPP用QRコードを表示するよう促すメッセージを表示し、図12の処理を終了する。
S118では、CPU103は、図10(b)のデバイス検索QR撮影画面(接続中)865を表示する。S119では、CPU103は、QRコードから取得したモバイル無線接続情報を用いて、上述の確立処理やデバイス検索処理を行い、図12の処理を終了する。
このように、本実施形態では、情報処理装置101でネットワーク設定を行おうとし、通信装置151でモバイル接続用QRコードが表示されている場合には、DPP用QRコードでないことを通知する。そして、モバイル接続を行わない指示を受け付けた場合には、通信装置151でDPP用QRコードを表示するよう促す。また、モバイル接続を行う指示を受け付けた場合には、そのままモバイル接続を行う。本実施形態では、情報処理装置101でネットワーク設定を行おうとし、通信装置151でモバイル接続用QRコードが表示されている場合に、情報処理装置101を用いた通信装置151に対する各種機能の実行の利便性を向上させることができる。
このように、情報処理装置101で実行しようとしている処理と、通信装置151で表示されているQRコードとが対応していない場合、QRコードを切り替えるようメッセージを表示するか、表示されているQRコードに合わせて情報処理装置101で処理を実行するかを切り替えることができ、利便性を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下、第1実施形態と異なる点について第2実施形態を説明する。第1実施形態では、情報処理装置101が実行しようとしている処理と、通信装置151で表示されているQRコードとが対応していない場合に、QRコードを切り替えるようメッセージを表示するか、表示されているQRコードに合わせて情報処理装置151が処理を実行するかを切り替える構成について説明した。
本実施形態では、情報処理装置101上でのデバイス検索画面で撮影したQRコードがDPP用QRコードであった場合で、ネットワーク設定に切り替えた場合は、デバイス検索処理も合わせて行う。
図13は、本実施形態における情報処理装置101の表示制御処理を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納されたプログラムをRAM105に読み出して実行することにより実現される。図13のS101~S119は、図12のS101~S119における説明と同じであるので、それらの説明を省略する。
S110の後、S301において、CPU103は、S110で接続されたネットワークに対して上述のデバイス検索処理を行い、検索された通信装置151を出力先プリンタとしてアプリに登録する。即ち、本実施形態では、情報処理装置101上のデバイス検索画面で撮影したQRコードがDPP用QRコードであった場合、ネットワーク設定処理に切り替えるとともに、デバイス検索処理を合わせて行う。そのような構成により、再度、ユーザがデバイス検索処理を指示する必要がなくなり、利便性をより向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の通信装置、制御方法およびプログラムを含む。
(項目1)
第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける受付手段、
前記受付手段により前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる表示制御手段、
前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得手段、
として情報処理装置のコンピュータを機能させ、
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行う、
ことを特徴とするプログラム。
(項目2)
前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能を実行するかもしくは前記第1の機能を実行するかを判定する判定手段、としてコンピュータをさらに機能させ、
前記表示制御手段は、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記第1表示制御もしくは前記第2表示制御を行う、
ことを特徴とする項目1に記載のプログラム。
(項目3)
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能を実行するか否かをユーザに問い合わせる第3メッセージ画面を前記表示部に表示させることを特徴とする項目2に記載のプログラム。
(項目4)
前記第3メッセージ画面を介して前記第2の機能を実行する指示を受け付けた場合、前記判定手段は、前記第2の機能を実行すると判定し、前記表示制御手段は、前記第1表示制御を行うことを特徴とする項目3に記載のプログラム。
(項目5)
前記第3メッセージ画面を介して前記第2の機能を実行しない指示を受け付けた場合、前記判定手段は、前記第1の機能を実行すると判定し、前記表示制御手段は、前記第2表示制御を行うことを特徴とする項目3又は4に記載のプログラム。
(項目6)
前記第1の機能は、前記情報処理装置と前記通信装置との間で外部のアクセスポイントを介さずにダイレクト接続を行うための機能であることを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目7)
前記第2の機能は、前記通信装置を前記外部のアクセスポイントに接続させるための機能であることを特徴とする項目6に記載のプログラム。
(項目8)
前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、前記通信装置に対する設定中であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする項目6又は7に記載のプログラム。
(項目9)
前記表示制御手段により前記第1表示制御が行われ、前記通信装置が前記外部のアクセスポイントに接続された後、前記通信装置を検索する検索手段、をさらに備えることを特徴とする項目6乃至8のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目10)
前記第1の機能は、前記通信装置を外部のアクセスポイントに接続させるための機能であることを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目11)
前記第2の機能は、前記情報処理装置と前記通信装置との間で外部のアクセスポイントを介さずにダイレクト接続を行うための機能であることを特徴とする項目10に記載のプログラム。
(項目12)
前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、前記通信装置に接続中であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする項目10又は11に記載のプログラム。
(項目13)
前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、接続された前記通信装置の情報を前記表示部に表示させることを特徴とする項目12に記載のプログラム。
(項目14)
前記第2メッセージ画面は、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるためのガイダンスを含むことを特徴とする項目1乃至13のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目15)
前記通信装置に表示されているコードは、二次元コードであることを特徴とする項目1乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目16)
前記通信装置は、プリンタであることを特徴とする項目1乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
(項目17)
情報処理装置において実行される方法であって、
第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける受付工程と、
前記受付工程において前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる表示制御工程と、
前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得工程と、
を有し、
前記表示制御工程では、前記取得工程において取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得工程において取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行う、
ことを特徴とする方法。
(項目18)
項目1乃至16のいずれか1項に記載のプログラムに記載の各手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
(項目19)
情報処理装置と通信装置とを含むシステムであって、
前記情報処理装置は、
第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける第1受付手段と、
前記第1受付手段により前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる第1表示制御手段と、
前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得手段と、
を備え、
前記第1表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行い、
前記通信装置は、
前記第1の機能に対応したコードを表示する指示、もしくは前記第2の機能に対応したコードを表示する指示を受け付ける第2受付手段と、
前記第2受付手段により受け付けた指示に対応したコードを表示部に表示させる第2表示制御手段と、
を備えることを特徴とするシステム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 情報処理装置: 103、154 CPU: 104、152 ROM: 105、153 RAM: 151 通信装置

Claims (19)

  1. 第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける受付手段、
    前記受付手段により前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる表示制御手段、
    前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得手段、
    として情報処理装置のコンピュータを機能させ、
    前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行う、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能を実行するかもしくは前記第1の機能を実行するかを判定する判定手段、としてコンピュータをさらに機能させ、
    前記表示制御手段は、前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記第1表示制御もしくは前記第2表示制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能を実行するか否かをユーザに問い合わせる第3メッセージ画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記第3メッセージ画面を介して前記第2の機能を実行する指示を受け付けた場合、前記判定手段は、前記第2の機能を実行すると判定し、前記表示制御手段は、前記第1表示制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記第3メッセージ画面を介して前記第2の機能を実行しない指示を受け付けた場合、前記判定手段は、前記第1の機能を実行すると判定し、前記表示制御手段は、前記第2表示制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記第1の機能は、前記情報処理装置と前記通信装置との間で外部のアクセスポイントを介さずにダイレクト接続を行うための機能であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記第2の機能は、前記通信装置を前記外部のアクセスポイントに接続させるための機能であることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、前記通信装置に対する設定中であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  9. 前記表示制御手段により前記第1表示制御が行われ、前記通信装置が前記外部のアクセスポイントに接続された後、前記通信装置を検索する検索手段、をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  10. 前記第1の機能は、前記通信装置を外部のアクセスポイントに接続させるための機能であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  11. 前記第2の機能は、前記情報処理装置と前記通信装置との間で外部のアクセスポイントを介さずにダイレクト接続を行うための機能であることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、前記通信装置に接続中であることを示す画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 前記表示制御手段は、前記第1表示制御において、接続された前記通信装置の情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記第2メッセージ画面は、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるためのガイダンスを含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  15. 前記通信装置に表示されているコードは、二次元コードであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  16. 前記通信装置は、プリンタであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  17. 情報処理装置において実行される方法であって、
    第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得工程と、
    を有し、
    前記表示制御工程では、前記取得工程において取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得工程において取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行う、
    ことを特徴とする方法。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のプログラムに記載の各手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  19. 情報処理装置と通信装置とを含むシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    第1の機能の実行の指示、もしくは前記第1の機能と異なる第2の機能の実行の指示を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により前記第1の機能の実行の指示を受け付けた場合、通信装置に表示されているコードの撮影を行うよう促す第1メッセージ画面を表示部に表示させる第1表示制御手段と、
    前記第1メッセージ画面が表示された後、前記コードの撮影により当該コードの情報を取得する取得手段と、
    を備え、
    前記第1表示制御手段は、前記取得手段により取得された前記コードの情報が前記第2の機能に対応している場合、ユーザの指示に基づいて、前記取得手段により取得された前記コードの情報に対応した前記第2の機能の実行に伴う画面を前記表示部に表示させる第1表示制御、もしくは、前記第1の機能に対応したコードを前記通信装置に表示させるよう促す第2メッセージ画面を前記表示部に表示させる第2表示制御を行い、
    前記通信装置は、
    前記第1の機能に対応したコードを表示する指示、もしくは前記第2の機能に対応したコードを表示する指示を受け付ける第2受付手段と、
    前記第2受付手段により受け付けた指示に対応したコードを表示部に表示させる第2表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
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