JP2024083892A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置がアクセスポイントに関する情報を通信装置に送信した後に適切な処理を実行することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】Wi-Fi Easy Connect(WEC)を用いて通信装置151のネットワークセットアップを行う情報処理装置101は、WECの実行によって通信装置151をアクセスポイント131に接続させるための第1の処理を実行する設定アプリ200と、WECの実行が完了した後において、WECが用いたアクセスポイント131の設定情報を情報処理装置101から削除するための第2の処理を実行する設定管理部202、212と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、Wi-Fi Easy Connect(Wi-Fi Allianceの商標)(以下、「WEC」という)と呼ばれる技術が知られている。WECは、情報処理装置に例えばQRコード(登録商標)を読み取らせるだけで、通信装置をアクセスポイントに接続させることができる。従って、特許文献1に記載の技術のように、情報処理装置は、WECを実行することによって、IOT製品や通信装置などを、ネットワークを形成するアクセスポイントに簡易に接続させることができる。
特開2019-180041号公報
ところで、情報処理装置がアクセスポイントに関する情報を通信装置に送信する形態が普及するにつれ、情報処理装置がアクセスポイントに関する情報を通信装置に送信した後に適切な処理を実行することが要望されている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、情報処理装置がアクセスポイントに関する情報を通信装置に送信した後に適切な処理を実行することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、Wi-Fi Easy Connect(WEC)を用いて通信装置のネットワークセットアップを行う情報処理装置であって、WECの実行によって前記通信装置をアクセスポイントに接続させるための第1の処理を実行するWEC接続手段と、WECの実行が完了した後において、WECが用いた前記アクセスポイントに関する設定情報を前記情報処理装置から削除するための第2の処理を実行する設定管理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置がアクセスポイントに関する情報を通信装置に送信した後に適切な処理を実行することができる。
情報処理装置と通信装置の構成を示す図である。 情報処理装置の設定アプリのモジュール構成を示すブロック図である。 情報処理装置のオペレーティングシステムのモジュール構成を示すブロック図である。 第1実施形態において、情報処理装置が接続モードに従いアクセスポイントの設定情報を削除する処理の流れを示すフローチャートである。 接続モードの設定画面の一例を示す図である。 読取画面の一例を示す図である。 WEC開始画面の一例を示す図である。 情報処理装置と通信装置によって実行される処理を示すシーケンス図である。 第2実施形態において、情報処理装置が接続モードに従いアクセスポイントの設定情報を削除する処理の流れを示すフローチャートである。 第1の確認画面の一例を示す図である。 第2の確認画面の一例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。また、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
<第1実施形態>
以下、図1~図7を参照して、第1実施形態について説明する。第1実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、第1実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されない。例えば情報処理装置として、携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、第1実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等を、通信装置として適用可能である。また、プリンタのみならず、複写機や、ファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等も、通信装置として適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を有する複合機も、通信装置として適用可能である。
また、第1実施形態では、情報処理装置は、WECと呼ばれる機能に対応しているので、当該機能を実行可能である。WECとは、Wi-Fi Allianceで策定されたDevice Provisioning Protocol(以下、「DPP」という)を用いて、他の装置のネットワークセットアップを実行する機能である。なお、他の装置のネットワークセットアップとは、具体的には、ネットワークを形成するアクセスポイントに他の装置を接続させる処理である。WECにおいては、「Configurator」という役割で動作する装置(以下、「Configurator装置」という)と、「Enrollee」という役割で動作する装置(以下、「Enrollee装置」という)との間で通信が行われる。なお、第1実施形態では、Configurator装置は、DPPにおけるInitiatorであり、Enrollee装置は、DPPにおけるResponderであるものとする。Configurator装置は、Enrollee装置からBootstrapping情報を取得する。Bootstrapping情報には、例えば、Enrollee装置の識別情報(MACアドレス等)や、Enrollee装置とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報等が含まれる。第1実施形態では、Bootstrapping情報を「WEC関連情報」として説明する。なお、他の情報もWEC関連情報として扱われてよい。
そして、Configurator装置は、取得したBootstrapping情報を用いて、Enrollee装置との無線通信を実行する。具体的には、例えば、Configurator装置は、Bootstrapping情報に含まれる公開鍵を用いてEnrollee装置と通信を行う。さらに、Configurator装置は、その通信で得られた情報に基づいて共通鍵を生成し、その共通鍵を用いて暗号化した情報を、Enrollee装置に送信する。なお、ここで送信される情報は、具体的には、例えば、アクセスポイントに接続するための接続情報である。そして、Enrollee装置は、Configurator装置から受信した接続情報を使ってアクセスポイントとの無線接続を確立する。なお、第1実施形態におけるWECによるネットワークセットアップ処理では、WECに対応している情報処理装置は、Configurator装置として動作し、WECに対応している通信装置は、Enrollee装置として動作するものとして説明する。
次に、第1実施形態の情報処理装置と、第1実施形態の情報処理装置と通信可能な通信装置の構成について、図1のブロック図を参照して説明する。なお、第1実施形態では、以下の構成を例に記載するが、第1実施形態は、相互に無線通信を行うことが可能な情報処理装置と通信装置に関して適用可能なものであり、特にこの図のとおりに機能を限定するものではない。情報処理装置101は、第1実施形態の情報処理装置である。情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、操作部109、通信部110、および近距離無線通信部111等を有する。CPU103、ROM104、およびRAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。
入力インタフェース102は、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。ユーザからのデータ入力や動作指示は、キーボード等の操作部109をユーザが操作することによって行われる。なお、操作部109は、物理キーボードや物理ボタン等であってもよいし、表示部108に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であってもよい。すなわち、入力インタフェース102は、表示部108を介してユーザからの入力(操作)を受け付けてもよい。CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラム、データテーブル、および組み込みオペレーティングシステム(以下、「OS」という)プログラム等の固定データを格納する。第1実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングや、タスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアも、RAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのアプリケーション(以下、「設定アプリ」という)のプログラムや、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。設定アプリ(WEC接続手段)とは、通信装置151の接続先のアクセスポイントの設定をWEC等で行うためのアプリケーションである。なお、設定アプリは、ネットワークセットアップ機能以外の他の機能を有していてもよい。例えば、設定アプリは、通信装置151に印刷を実行させる機能や、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能、通信装置151の状態を確認する機能等を有していてもよい。設定アプリは、例えば、通信部110を介したインターネット通信によって、外部のサーバからインストールされることにより、外部記憶装置106に格納される。また、外部記憶装置106は、通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)等から構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。
通信部110は、通信装置151やアクセスポイント131等の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部110は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部110と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部110は、無線通信で通信装置151とダイレクトに通信してもよいし、情報処理装置101の外部および通信装置151の外部に存在する外部装置を介して通信してもよい。なお、外部装置とは、情報処理装置101の外部および通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131等)や、外部アクセスポイント以外の装置であって通信を中継可能な装置を含む。第1実施形態では、通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)であるものとする。さらに、上述したWECを、通信部110による通信により実行するものとする。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器等が挙げられる。なお、第1実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラ接続方式という。
近距離無線通信部111は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部110とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部111は、例えば、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。通信方式としては、例えば、Near Field Communication(NFC)、Bluetooth(登録商標) Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)、Wi-Fi Aware等が挙げられる。第1実施形態では、情報処理装置101は、設定アプリによるネットワークセットアップ処理の実行指示に基づいて、情報処理装置101のOSによりWECを実行する。
通信装置151は、第1実施形態の通信装置である。通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157、出力インタフェース158、および表示部159等を有する。ROM152、RAM153、およびCPU154等によって、通信装置151のコンピュータが形成される。出力インタフェース158は、表示部159がQRコードの表示や通信装置151の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部159は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)等から構成され、QRコードの表示や通信装置151の状態の通知を行う。通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイントを有している。当該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部110に接続可能である。通信部156が当該アクセスポイントを有効化することで、通信装置151がアクセスポイントとして動作することになる。なお、通信部156は、情報処理装置101とダイレクトに無線接続してもよいし、アクセスポイント131を介して無線接続してもよい。第1実施形態では、通信部156が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるものとする。また、以下の説明において、Wi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)(Wi-Fi通信)とは、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格である。また、通信装置151は、WECに対応しているので、上述したWECを、通信部156による通信により実行するものとする。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
第1実施形態の通信装置151は、通信部156を用いて通信を行うためのモードとして、インフラストラクチャモードおよびP2P(Peer to Peer)モードで動作可能である。インフラストラクチャモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置(例えば、アクセスポイント131)を介して、情報処理装置101等の他の装置と通信する形態である。インフラストラクチャモードで動作する通信装置151によって確立される外部アクセスポイントとの接続を、インフラストラクチャ接続(以下、「インフラ接続」と略記する)という。第1実施形態では、インフラ接続において、通信装置151が子局として動作し、外部アクセスポイントが親局として動作する。第1実施形態において、親局とは、親局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定する装置であり、子局とは、子局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定せず、親局が決定した通信チャネルを用いる装置である。
P2Pモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置を介さず、情報処理装置101等の他の装置と直接的に通信する形態である。第1実施形態では、P2Pモードには、通信装置151がアクセスポイントとして動作するAPモードが含まれるものとする。APモード時に通信装置151内で有効化されるアクセスポイントの接続情報(SSIDやパスワード)は、ユーザが任意に設定可能であるものとする。なお、P2Pモードには、例えば、通信装置151がWi-Fi Direct(WFD)によって通信するためのWFDモードが含まれていてもよい。この場合、複数のWFD対応機器のうちいずれが親局として動作するかは、例えば、Group Owner Negotiationというシーケンスに従って決定される。なお、Group Owner Negotiationが実行されずに、親局が決定されてもよい。WFD対応機器であり且つ親局の役割を果たす装置を特に、Group Ownerという。P2Pモードで動作する通信装置151によって確立される他の装置との直接的な接続を、ダイレクト接続という。第1実施形態では、ダイレクト接続において、通信装置151が親局として動作し、他の装置が子局として動作する。
またさらに、第1実施形態において、通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることで、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードとして動作可能である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、通信部156を用いることにより、ネットワークセットアップモードとして動作中に有効なセットアップ用アクセスポイントとして動作する。当該セットアップ用アクセスポイントは、上述のAPモード時に有効化されるアクセスポイントとは異なるアクセスポイントである。また、当該セットアップ用アクセスポイントのSSIDは、情報処理装置101の設定アプリが認識可能な所定の文字列を含むものとする。また、当該セットアップ用アクセスポイントは、接続にパスワードを必要としないアクセスポイントであるものとする。また、ネットワークセットアップモードとして動作している通信装置151は、セットアップ用アクセスポイントと接続している情報処理装置101との通信において、所定の通信プロトコル(セットアップ用通信プロトコル)を用いるものとする。セットアップ用通信プロトコルは、具体的には、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)である。
通信装置151は、ネットワークセットアップモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止し、セットアップ用アクセスポイントを無効化する。これは、セットアップ用アクセスポイントは、上述したようにパスワードを必要としないアクセスポイントであるため、長時間有効化していると、適切でない装置から接続を要求されてしまう可能性が高まるためである。なお、セットアップ用アクセスポイントは、パスワードを必要とするアクセスポイントであってもよい。この場合、セットアップ用アクセスポイントとの接続に用いられるパスワードは、設定アプリが予め把握している固定の(ユーザが変更できない)パスワードであるものとする。
またさらに、第1実施形態において、通信装置151は、通信装置151のネットワークセットアップを、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルで実行するためのモードとしても動作可能である。第1実施形態では、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルは、上述したDPPであるものとし、当該モードを、DPP待ち受けモードと呼ぶものとする。通信装置151は、DPP待ち受けモードで動作している状態において、情報処理装置101からDPPによるネットワークセットアップ要求を受信した場合、DPPによるネットワークセットアップを実行する。そのため、DPP待ち受けモードとは、言い換えれば、DPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けているモードである。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成であり、例えば、情報処理装置101内の近距離無線通信部111と接続可能である。通信方式としては、例えば、NFC、Bluetooth Classic、BLE、Wi-Fi Aware等が挙げられる。RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアも、RAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラム、データテーブル、および組み込みOSプログラム等の固定データを格納する。第1実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングや、タスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することで記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。但し、一般に、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブのデータ量は大きいため、印刷ジョブの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。そのため、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、印刷ジョブを受信する。なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されてもよい。
ところで、情報処理装置101が、WECを実行して通信装置151とアクセスポイント131との間の接続を確立するために、情報処理装置101とアクセスポイント131との接続を確立することがある。しかしながら例えば、WECを実行した後も、情報処理装置101とアクセスポイント131との接続が維持されてしまうと、セキュリティリスクが生じてしまうことがある。また例えば、WECを実行した後も、アクセスポイント131に関する情報が、情報処理装置101から削除されずに残されてしまうと、セキュリティリスクが生じてしまうことがある。具体的には例えば、通信装置151のサービスマンが、WECによって通信装置151の接続先を設定することがある。このときWECを用いて、客先のアクセスポイントに通信装置151を接続させる際は、当該サービスマンが有する情報処理装置101と客先のアクセスポイントとの間の接続を確立することになる。この点、通信装置151が例えば画像処理装置であれば、サービスマンは、画像処理装置の設置や保守・メンテナンス等を受け持つ者であるため、客先を訪問することが多い。また、情報処理装置101が例えばスマートフォンであれば、スマートフォンは、サービスマンの所有物である場合がある。この場合例えば、サービスマンは、WECによる接続作業が完了した後にも客先のアクセスポイントを使用することができてしまう場合がある。また例えば、サービスマンは、そのスマートフォンを客先への再訪時に用いれば、以前に使用した情報を用いて客先のアクセスポイントに再度接続できてしまうという課題がある。このようなセキュリティリスクの問題は、会社の従業員のスマートフォンによるWECの実行によって画像処理装置を会社のアクセスポイントに接続させた場合においても、同様にして起こり得る。そのため本実施形態では、WECを実行した後の情報処理装置101とアクセスポイント131との接続を適切に制御する形態について説明する。
図2Aは、情報処理装置101の設定アプリ200のモジュール構成を示すブロック図である。図2Aに示すように、設定アプリ200は、通知部201、設定管理部202、指示管理部203、および接続モード管理部204を有する。通知部201は、設定画面やユーザへの操作指示画面等を表示部108に表示させる。設定管理部202(設定管理手段)は、設定アプリ200が管理する設定情報を保持、参照、削除することで設定情報を管理する。指示管理部203は、設定アプリ200の処理中に他モジュールに処理を依頼する場合に指示を行う。接続モード管理部204は、設定アプリ200において設定可能な接続モードを管理する。なお、接続モードの詳細は、後述する。図2Bは、情報処理装置101のOS210のモジュール構成を示すブロック図である。図2Bに示すように、OS210は、指示受信部211および設定管理部212を有する。指示受信部211は、設定アプリ200からの指示や他モジュールからの指示を受信し、処理を行う。設定管理部212は、OS210が管理する設定情報を保持、参照、削除することで、設定情報を管理する。
続いて、情報処理装置101がWECを利用して通信装置151をアクセスポイント131に接続させた後に、情報処理装置101が保持するアクセスポイント131の設定情報を削除する処理について説明する。第1実施形態において、情報処理装置101は、通信装置151を接続させるアクセスポイント131に接続している必要がある。そのためには、例えば、情報処理装置101にOS210や設定アプリ200からアクセスポイント131のSSIDとパスワードを入力することによって、情報処理装置101とアクセスポイント131を接続させる。あるいは、アクセスポイント131がWECに対応している場合、情報処理装置101は、アクセスポイント131のQRコードを読み取ることによって、アクセスポイント131に接続してもよい。
図3は、情報処理装置101が接続モードに従いアクセスポイント131の設定情報を削除する処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すフローチャート(情報処理装置の制御方法)は、例えば、各装置のCPU(コンピュータ)が各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。また本実施形態では、図3のフローチャートが開始される時点で、情報処理装置101がアクセスポイント131と接続しているものとする。
ステップS301において、設定アプリ200の接続モード管理部204は、設定アプリ200の接続モードが一時接続ONモードに設定されているかどうかを判定する。
ここで、接続モードについて、図4を用いて説明する。図4は、設定アプリ200によって表示部108(第3の表示手段)に表示される接続モードの設定画面400の一例を示す図である。図4に示すように、接続モードの設定画面400には、領域401が表示されている。領域401は、一時接続モードのON、OFFを切り替える領域である。以下、一時接続モードがONのことを「一時接続ONモード」といい、一時接続モードがOFFのことを「一時接続OFFモード」という。つまり、接続モードには、一時接続ONモードと一時接続OFFモードが用意されている。
一時接続ONモードは、WECによって通信装置151に送信された情報に対応するアクセスポイント131と情報処理装置101との間の接続を、WECによって当該情報が送信された後に切断するモードである。また、一時接続ONモードは、WECによって通信装置151に送信された情報であり、アクセスポイント131と接続するための情報を、WECによって当該情報が送信された後に情報処理装置101から削除するモードである。
一方、一時接続OFFモードは、WECによって通信装置151に送信された情報に対応するアクセスポイント131と情報処理装置101との間の接続を、WECによって当該情報が送信された後に切断せずに維持するモードである。また、一時接続OFFモードは、WECによって通信装置151に送信された情報であり、アクセスポイント131と接続するための情報を、WECによって当該情報が送信された後にも情報処理装置101から削除せず残しておくモードである。そのため、情報処理装置101が一時接続OFFモードで動作している場合には、情報処理装置101と通信装置151は、WEC実行後に同じアクセスポイント131に接続されることになるので、アクセスポイント131を介して通信が可能となる。従って、ユーザは、通信装置151を情報処理装置101との無線通信で利用する環境下で、情報処理装置101が用いるWECで通信装置151のネットワークセットアップを行う場合は、接続モードを一時接続OFFモードに設定してWECを実行させる。
なお一時接続ONモードとは具体的には例えば、サービスマンモードである。サービスマンモードとは具体的には例えば、通信装置151のサービスマンが、通信装置151のサービス管理のための使用するモードである。設定アプリ200がサービスマンモードで動作する場合、サービスマンモード専用の各種機能が実行可能となる。サービスマンモード専用の各種機能とは言い換えれば、設定アプリ200が通常モードで動作する場合には設定アプリ200が実行できない機能である。具体的にはサービスマンモード専用の各種機能は例えば、通信装置151の所定の設定項目の設定値を変更する機能や通信装置151のファームウェアをアップデートするための機能、通信装置151のメンテナンスを実行するための機能等である。なお設定アプリ200がサービスマンモードで動作する場合には、通常モードで実行可能な一部の機能が実行できない形態であってもよい。またサービスマンモードでも通常モードでも、WECによって通信装置151とアクセスポイント131とを接続させる設定処理は実行可能であるものとする。通常モードとは、サービスマンではない、通信装置151の一般ユーザが使用するモードである。また、一時接続OFFモードは、通常モードである。なお一時接続ONモードや一時接続OFFモードは、上述の形態に限定されない。一時接続ONモードは、サービスマンモードではなく、単に、WECによって通信装置151とアクセスポイント131とを接続させる設定処理の内容にのみ影響するモードであってもよい。
なお、情報処理装置101は、上述した接続モードの設定画面400を表示することに代えて、接続モードを一時接続ONモードにするための設定メニューを、WECを実行する直前の設定アプリ200の画面上に毎回表示してもよい。また、設定アプリ200は、ログイン情報が付与されることでユーザを管理し、一時接続ONモードで動作させるユーザがログインした場合のみ、一時接続ONモードとして動作させてもよい。
図3に戻る。ステップS301において、設定アプリ200の接続モード管理部204が、接続モードが一時接続ONモードに設定されていると判定する場合、処理はS302に進む。これに対して、設定アプリ200の接続モード管理部204が、接続モードが一時接続ONモードに設定されていないと判定する場合、処理はS303に進む。ステップS302において、設定アプリ200の接続モード管理部204は、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作することを記憶する。ステップS303において、設定アプリ200の接続モード管理部204は、情報処理装置101が一時接続ONモードでは動作しないこと、つまり一時接続OFFモードで動作することを記憶する。ステップS304において、設定アプリ200は、WEC関連情報の取得を試みる。具体的には、例えば、上述したようにして、設定アプリ200は、QRコードの読み取りによるWEC関連情報の取得を試みる。
なお上述では、設定アプリ200のモードに、一時接続ONモードと一時接続OFFモードとがあるものとしたが、この形態に限定されない。設定アプリ200のモードに一時接続ONモードしかなく、設定アプリ200は、WECによって通信装置151とアクセスポイント131とを接続させる設定処理として、一時接続ONモードとしての処理しか実行しない形態であってもよい。
図5は、設定アプリ200が表示するQRコード撮影用の読取画面500の一例を示す図である。情報処理装置101の表示部108において、QRコード撮影用の読取画面500には枠501が表示される。さらに、読取画面500には、情報処理装置101が有する不図示のカメラユニットにより撮影されている画像が表示される。ユーザは、通信装置151が表示部159に表示するQRコードが枠501に収まるように、情報処理装置101を操作する。通信装置151は、WECを利用するために、QRコードを表示部159に表示する。この点、通信装置151は、ユーザがネットワーク設定のメニューを操作することでQRコードを表示部159に表示してもよい。また、通信装置151は、1ボタンでQRコードを表示するボタンを用意し、そのボタンをユーザが押下することでQRコードを表示部159に表示してもよい。さらに、設定アプリ200が通信装置151にQRコードの表示要求を出し、その表示要求を受けた通信装置151がQRコードを表示部159に表示してもよい。また、QRコードは、通信装置151の筐体に貼り付けられたものであってもよい。
設定アプリ200は、枠501にQRコードが収まったことが検知された場合、QRコードの解析を行い、WEC関連情報を取得する。WEC関連情報の取得は、この形態に限定されない。例えば、設定アプリ200は、NFCやBLEによって、通信装置151からWEC関連情報を取得してもよい。但し、通信装置151は、WECに対応していない場合、QRコードの表示や、NFCやBLEによるWEC関連情報の送信を実行できない。この場合、情報処理装置101のCPU103は、ユーザから設定アプリ200上でキャンセル操作を受け付けることで、WECの処理を終了させる。
続いて、情報処理装置101のCPU103は、OS210の機能により、DPPを利用したWECを開始する。具体的には、情報処理装置101のCPU103は、WEC用アプリの起動指示を設定アプリ200からOS210に指示することで、WEC用アプリを起動させる。これにより、WEC用アプリがフォアグラウンドで動作し、設定アプリ200がバックグラウンドで動作することとなる。なお、例えば、当該指示の実行が、WECを実行するための指示に相当することとなる。これにより、情報処理装置101のCPU103は、WEC用アプリによるWEC開始画面を表示する(後述するS700)。なお、WEC用アプリは、情報処理装置101に予めインストールされているプログラムであって、情報処理装置101のOSベンダーによって提供されるプログラムである。また、WEC用アプリが起動された場合、設定アプリ200によって取得されたWEC関連情報が、WEC用アプリに提供される。
図6は、WEC用アプリによって表示されるWEC開始画面600の一例を示す図である。WEC開始画面600には、領域601、602、603が表示されている。領域601は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントを変更するための領域である。なお、領域601が操作される前において、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントは、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントである。情報処理装置101のCPU103は、領域601がユーザによって選択された場合、アクセスポイントのリストを表示し、リストからユーザによって選択されたアクセスポイントを、WECによる設定対象として新たに設定する。なお、アクセスポイントのリストには、例えば、情報処理装置101が現在は接続していないが情報処理装置101が接続したことがあるアクセスポイント等が含まれるものとする。領域602は、WECの実行をキャンセルするための領域であり、領域603は、WECの実行を指示するための領域である。
図3に戻る。情報処理装置101のCPU103は、領域602がユーザによって操作された場合、通信装置151がアクセスポイントに接続されることなく、処理をステップS305に進ませる。これに対して、情報処理装置101のCPU103は、領域603が押下された場合、後述するようにして通信装置151がアクセスポイント131に接続された後に、処理をステップS305に進ませる。
ここで、領域603が押下された場合のステップS304における、通信装置151をアクセスポイント131に接続する処理(WEC接続工程)について、図7に示すシーケンスを用いて説明するS700において、WEC用アプリは、上述したようにして、WEC開始画面600を表示部108に表示する。
ステップS701において、WEC用アプリは、WEC関連情報やWECによる設定対象として設定されているアクセスポイントに関する情報を用いて、WEC用のAPIを実行する。これにより、OS210にWECの実行が指示される。そして、OS210の機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Authenticationと呼ばれる処理が実行される。DPP Authenticationにおいては、情報処理装置101と通信装置151との間で、認証情報や、情報の暗号化に利用される情報等が通信されることで、装置間の通信の認証が行われる。なお、DPP Authenticationにおける通信で情報処理装置101から送信される各種情報は、情報処理装置101によって通信装置151から取得されているWEC関連情報に基づき暗号化される。
DPP Authenticationにおいては、具体的には、情報処理装置101が、DPPによるネットワークセットアップ要求としてAuthentication Requestを通信装置151に送信する。通信装置151は、Authentication Requestを待ち受けるモードであるDPP待ち受けモードとして動作しているため、情報処理装置101から送信されたAuthentication Requestを受信する。さらに、通信装置151は、受信したAuthentication Requestの復号化を、自身が現在有している復号鍵によって試みる。そして、通信装置151のCPU154は、当該復号化に成功した場合、Authentication Responseを情報処理装置101に送信し、情報処理装置101との通信を認証する。このようにして、Authentication Responseが情報処理装置101によって受信されることで、DPP Authenticationが完了する。これに対して、情報処理装置101が、正確なWEC関連情報を取得できておらず、正確に情報を暗号化できていなかった場合は、通信装置151における復号化が失敗する。そのため、認証は失敗し、Authentication Responseは、通信装置151から情報処理装置101に送信されない。なお、DPP Authenticationにおいては、DPPが用いられて通信が実行される。
さらに、ステップS702において、OS210の機能により、情報処理装置101と通信装置151との間で、DPP Configurationと呼ばれる処理が実行される。DPP Configurationにおいては、情報処理装置101のCPU103は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントと接続するための接続情報をWECにより通信装置151に送信する。なお、接続情報には、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントのSSID、パスワード、暗号化方式を示す情報等が少なくとも一つ以上含まれる。このとき送信されるパスワードは、情報処理装置101とアクセスポイントとの間の接続が確立される際にOS対応のアプリが表示する画面上において、ユーザによって入力された情報であって、その際にOS210により保持された情報である。また、パスワードは、設定アプリ200は保持していない情報である。なお、当該パスワードは、OS210が既に保持している情報であり、且つDPP Configurationは、OS210によって実行される処理である。そのため、当該パスワードは、設定アプリ200が表示する画面上において、新たにユーザによって入力される必要はない。このようにして、WECによって接続情報を送信することで、設定アプリ200が表示する画面上においてユーザからパスワードの入力を新たに受け付けることなく且つ、セキュアな通信で、パスワードを通信装置151に送信することができる。なお、DPP Configurationにおいても、DPPが用いられて通信が実行される。
ステップS703において、通信装置151のCPU154は、ネットワークセットアップモードを終了し、インフラストラクチャモードに移行する。そして、通信装置151のCPU154は、WECによって取得した接続情報を用いて、当該接続情報に対応するアクセスポイントとの接続を試みる。接続が成功した場合、以後、通信装置151は、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介した通信が実行可能となる。このとき、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介した通信は、DPPとは異なるプロトコル(具体的には、例えば、Port9100や、SNMP、通信装置151のベンダー独自のプロトコル)によって実行される。
なお、通信装置151のCPU154は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が成功したかどうかを示す情報を、情報処理装置101に送信してもよい。また、さらに、通信装置151のCPU154は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントとの接続が失敗した場合、失敗した原因(以下、「失敗した原因」と略記する)を示す情報を、情報処理装置101に送信してもよい。また、これらの情報送信は、DPPが用いられて実行されてよい。なお、失敗原因には、WECにおける通信のエラーや、当該アクセスポイントが発見されなかったことや、通信装置151から取得されたWEC関連情報が適切な情報でなかったこと等がある。また、失敗した原因には、例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式が、通信装置151が対応していない暗号化方式であったこと等がある。また、失敗した原因には、例えば、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントとの接続に用いられる暗号化方式が、WECが対応していない暗号化方式であったこと等がある。なお、情報処理装置101は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントと通信装置151との接続が成功したかどうかを示す情報を表示部108に表示してもよい。さらに、情報処理装置101は、WECによって取得した接続情報に対応するアクセスポイントと通信装置151との接続が失敗した場合、失敗した原因を示す情報を表示部108に表示してもよい。
ステップS704において、情報処理装置101のCPU103は、WECの実行が終わったことに基づいて、フォアグラウンドで動作しているアプリを、WEC用アプリから設定アプリ200に切り替える。そして、情報処理装置101のCPU103は、自身が属するネットワーク上で、通信装置151を検索する。情報処理装置101のCPU103は、本処理を、WECの実行が終わったことの通知をOS210から受け取った設定アプリ200により実現させる。そして、情報処理装置101のCPU103は、通信装置151が発見された場合に、通信装置151にケーパビリティ情報を要求し、通信装置151のCPU154はケーパビリティ情報を情報処理装置101に送信する。これにより、情報処理装置101のCPU103は、設定アプリ200上に、通信装置151の情報を登録し、以後、設定アプリ200によって通信装置151との通信を実行可能とする。具体的には、例えば、情報処理装置101のCPU103は、設定アプリ200によって通信装置151に印刷ジョブを送信可能とする。なお、このとき、WECによって通信装置151が接続したアクセスポイントによって形成されるネットワークに情報処理装置101が属している場合、情報処理装置101は、当該アクセスポイントを介して通信装置151との通信が実行可能となる。また、通信装置151が接続したアクセスポイントが、情報処理装置101が接続しているアクセスポイントでなかった場合等、情報処理装置101と通信装置151との間の通信が実行できない場合は、ケーパビリティ情報の要求や取得は省略される。なお、S704におけるネットワーク通信は、例えば、DPPともセットアップ用通信プロトコルとも異なる通信プロトコルが利用されて実行される。その後、情報処理装置101のCPU103は、本シーケンス図における処理を終了し、処理をステップS304からステップS305に進ませる。
なお、上述では、WEC用アプリによってWEC開始画面600が表示され、WEC用アプリがWEC用のAPIを実行することにより、WECの実行をOS210に指示する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、設定アプリ200によってWEC開始画面600が表示されてもよい。また、WEC用のAPIを設定アプリ200が実行することによりWECの実行をOS210に指示する形態であってもよい。
図3に戻る。上述のWECの実行後は、ステップS305において、設定アプリ200の接続モード管理部204は、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中であるかどうかを判定する。この判定は、ステップS302およびステップS303における設定アプリ200の接続モード管理部204の記憶内容に基づいて行われる。また本判定は、一時接続ONモードで動作している状態で、WEC用のAPIを設定アプリ200が実行したか否かの判定に相当する。設定アプリ200の接続モード管理部204が、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中でないと判定する場合、図3のフローチャートは終了する。これに対して、設定アプリ200の接続モード管理部204が、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中であると判定した場合、処理はステップS306に進む。
ステップS306において、設定アプリ200の設定管理部202は、設定管理部202が保持し、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131の設定情報を、設定管理部202から削除する(設定管理工程)。アクセスポイント131の設定情報(アクセスポイントに関する情報)とは、情報処理装置101がアクセスポイント131に接続するために用いた情報であり、アクセスポイント131のSSIDやパスワードである。また、当該情報は、情報処理装置101や通信装置151をアクセスポイント131に接続させるためにWECが用いた情報と同一である。なお、上述した通り、設定アプリ200がアクセスポイントの設定情報を保持していない場合もあるため、このような場合は、アクセスポイントの設定情報の削除は行われない。また、設定アプリ200の設定管理部202は、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131の設定情報を、いずれのケースにおいても保持しない形態であってもよい。これは例えば、OS210はアクセスポイント131のパスワードを保持できるが、設定アプリ200がアクセスポイント131のパスワードを保持できない形態もあるためである。そのため例えば、本フローチャートからステップS306が省略される形態であってもよい。
ステップS307において、設定アプリ200の指示管理部203は、アクセスポイント131の設定情報の削除するための処理として、OS210にアクセスポイント131の設定情報の削除を指示する。その指示として、設定アプリ200の指示管理部203は、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131の設定情報を削除する旨の指示をしてもよいし、当該アクセスポイント131のSSIDを通知して削除指示をしてもよい。また、本処理によって、アクセスポイント131の設定情報のうちすべてが削除されなくてもよい。例えば本処理は、アクセスポイント131の設定情報のうち、パスワードのみが削除されるための処理であってもよい。
ステップS308において、OS210の指示受信部211は、アクセスポイント131の設定情報の削除指示を受信する。ステップS309において、OS210の指示受信部211は、OS210の設定管理部212に、その削除指示の対象であるアクセスポイント131の設定情報を削除させる(設定管理工程)。その後、図3のフローチャートは終了する。なお、アクセスポイント131の設定情報が削除された場合、そのアクセスポイント131に情報処理装置101が接続中であったとしても、その接続は切断される。
以上より、第1実施形態では、一時接続ONモードで動作中の情報処理装置101は、通信装置151をアクセスポイント131に接続させるWECの実行が完了すると、アクセスポイント131の設定情報が削除される。そのため、情報処理装置101を保持する者が、アクセスポイント131と通信装置151が接続されている環境を再び訪れても、情報処理装置101がアクセスポイント131に自動的に接続されることはない。これにより、情報処理装置101は、情報処理装置101がアクセスポイント131の設定情報を通信装置151に送信した後に適切な処理を実行することができる。
なお上述したように、領域601がユーザによって選択された場合は、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントではないアクセスポイントの情報を通信装置151にWECで送信される。情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントではないアクセスポイントの情報が通信装置151にWECで送信された場合、S306やS307が省略され、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントではないアクセスポイントの情報が情報処理装置101から削除されずに残されてもよい。情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントではないアクセスポイントの情報が通信装置151にWECで送信されるケースは、送信された情報に対応するアクセスポイントが客先のアクセスポイントではなく情報処理装置101のユーザが使用権限を持っているアクセスポイントであるケースが多いためである。
<第2実施形態>
以下、図8~図10を参照して、第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との差異を中心に説明する。第1実施形態では、一時接続ONモードに設定されている場合に、WECによる通信装置151のネットワークセットアップが完了すると、情報処理装置101に保持されているアクセスポイント131の設定情報が削除される例を説明した。
ところで、ユーザによって大量に導入された通信装置151の設置時において、多くの通信装置151のネットワークセットアップが行われる際は、第1実施形態で説明した方法が繰り返し行われる。つまり、WECによる通信装置151のネットワークセットアップが1台ごと行われる。その際、WECによる通信装置151のネットワークセットアップは、例えば、同一のアクセスポイント131の設定情報を用いて繰り返し行われたり、設置作業の都合上一時的に中断されたりすることがある。
このような場合でも、第1実施形態で説明した方法が行われると、セキュリティを担保するため、1台の通信装置151のネットワークセットアップが完了したときに、アクセスポイント131の設定情報が情報処理装置101から削除される。そのため、そのアクセスポイント131に情報処理装置101が接続中であっても、その接続は切断されてしまう。よって、WECによる通信装置151のネットワークセットアップが再開される時は、情報処理装置101をアクセスポイント131に再び接続する作業が必要となってしまう。そこで、第2実施形態では、WECによる通信装置151のネットワークセットアップを行うユーザに対するインタラクションが挟み込まれることによって、WECによる複数台の通信装置151のネットワークセットアップを簡易にする方法について説明する。
以下、WECによって複数台の通信装置151のネットワークセットアップを行う流れについて、図8を用いて説明する。図8に示すフローチャート(情報処理装置の制御方法)は、例えば、各装置のCPU(コンピュータ)が各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。ステップS801からステップS804は、第1実施形態のステップS301からステップS304と同様のため、それらの説明は省略する。
ステップS804におけるWECの実行後、ステップS805において、設定アプリ200の通知部201は、表示部108(第1の表示手段)に図9に示す第1の確認画面900を表示する。第1の確認画面900は、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続するかどうかの確認(第1の確認)をユーザから取る画面である。第1の確認画面900は、領域901、902を有する。領域901は、WECによるアクセスポイント131への接続設定を終了させる場合にユーザによって押下される領域である。領域902は、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続させる場合、つまりアクセスポイント131に接続させたい通信装置151がほかにも存在する場合にユーザによって押下される領域である。
さらに、ステップS805において、設定アプリ200の設定管理部202(第1の確認手段)は、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続するかどうかを判定する。この判定は、領域901、902が押下された結果に基づいて行われる。設定アプリ200の設定管理部202が、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続しないと判定する場合、つまり領域901が押下された場合、処理はステップS806に進む。これに対して、設定アプリ200の設定管理部202が、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続すると判定する場合、つまり領域902が押下された場合、処理はステップS804に戻る。これにより、第1実施形態のステップS304と同様にして、WECによる通信装置151のネットワークセットアップが行われ、他の通信装置151がWECによってアクセスポイント131に接続される。
このようにして、ユーザは、アクセスポイント131に接続させたい全ての通信装置151のネットワークセットアップを完了させると、第1の確認画面900の領域901を押下する。これにより、処理はステップS806に進む。ステップS806において、設定アプリ200の接続モード管理部204は、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中であるかどうかを判定する。この判定は、ステップS802およびステップS803における設定アプリ200の接続モード管理部204の記憶内容に基づいて行われる。設定アプリ200の接続モード管理部204が、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中でないと判定する場合、図8のフローチャートは終了する。これに対して、設定アプリ200の接続モード管理部204が、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中であると判定した場合、処理はステップS807に進む。
ステップS807において、設定アプリ200の通知部201は、表示部108(第2の表示手段)に図10に示す第2の確認画面1000を表示する。第2の確認画面1000は、アクセスポイント131の設定情報の削除を行うかどうかの確認(第2の確認)をユーザから取る画面である。第2の確認画面1000は、領域1001、1002を有する。領域1001は、アクセスポイント131の設定情報の削除を行わない場合にユーザによって押下される領域である。例えば、ユーザは、WECによる複数台の通信装置151のネットワークセットアップが一時的に中断された後で、再びWECによってアクセスポイント131に通信装置151を接続させる場合に、領域1001を押下する。
領域1002は、アクセスポイント131の設定情報の削除を行う場合にユーザによって押下される領域である。例えば、ユーザは、アクセスポイント131に接続させたい全ての通信装置151のネットワークセットアップが完了し、再びWECによってアクセスポイント131に通信装置151を接続させることがない場合に、領域1002を押下する。なお、設定アプリ200の通知部201は、設定情報の削除対象であるアクセスポイント131が明示的になるように、アクセスポイント131のSSIDを第2の確認画面1000に表示してもよい。
ステップS808において、設定アプリ200の設定管理部202は、領域1001、1002に対するユーザの押下操作を受けて、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131の設定情報を受信し、設定アプリ200の設定管理部202に保存する。ステップS809において、設定アプリ200の設定管理部202(第2の確認手段)は、アクセスポイント131の設定情報を削除するかどうかを判定する。この判定は、領域1001、1002が押下された結果に基づいて行われる。
設定アプリ200の設定管理部202が、アクセスポイント131の設定情報を削除しないと判定する場合、つまり領域1001が押下された場合、処理はステップS804に戻る。なお、WECによる複数台の通信装置151のネットワークセットアップを一時的に中断する場合、設定アプリ200が表示部108に表示する画面は、「中断中」等のメッセージが表示された画面でもよい。その後、再びWECによってアクセスポイント131に通信装置151を接続させる場合は、WECによる通信装置151のネットワークセットアップを行う処理から再開される。これに対して、設定アプリ200の設定管理部202が、アクセスポイント131の設定情報を削除すると判定する場合、つまり領域1002が押下された場合、処理はステップS810に進む。ステップS810からステップS813は、第1実施形態のステップS306からステップS309と同様のため、それらの説明は省略する。
以上より、第2実施形態では、情報処理装置101が一時接続ONモードで動作中において、WECによる複数台の通信装置151のネットワークセットアップが中断した場合でも、WECの実行が完了すると、アクセスポイント131の設定情報が削除される。これにより、第2実施形態においても、情報処理装置101は、情報処理装置101がアクセスポイント131の設定情報を通信装置151に送信した後に適切な処理を実行することができる。
また、情報処理装置101は、WECによるアクセスポイント131への接続設定を継続するかどうかの確認をユーザから取るための第1の確認画面900を表示部108に表示する。これにより、ユーザは、アクセスポイント131の設定情報が情報処理装置101から削除されることなく、アクセスポイント131に接続させたい全ての通信装置151のネットワークセットアップを完了させることが可能である。
また、一時接続ONモードで動作中の情報処理装置101は、アクセスポイント131の設定情報の削除を行うかどうかの確認をユーザから取るための第2の確認画面1000を表示部108に表示する。これにより、ユーザは、アクセスポイント131に接続させたい全ての通信装置151のネットワークセットアップを完了させた後に、アクセスポイント131の設定情報を情報処理装置101から削除させることが可能である。
<変更例>
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、WECによる複数台の通信装置151のネットワークセットアップにおける一時的な中断を考慮しない場合には、第2実施形態のステップS807~ステップS809は省略してもよい。
各実施形態の開示は、以下の構成、方法およびプログラムを含む。
(構成1) Wi-Fi Easy Connect(Wi-Fi Allianceの商標)(WEC)を用いて通信装置のネットワークセットアップを行う情報処理装置であって、
WECの実行によって前記通信装置をアクセスポイントに接続させるための第1の処理を実行するWEC接続手段と、
WECの実行が完了した後において、WECが用いた前記アクセスポイントに関する設定情報を前記情報処理装置から削除するための第2の処理を実行する設定管理手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
(構成2) 前記設定管理手段は、前記情報処理装置のオペレーティングシステムが保持する前記アクセスポイントに関する設定情報と、前記オペレーティングシステムにWECの実行を指示したアプリケーションが保持する前記アクセスポイントに関する設定情報と、を削除することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
(構成3) WECの実行によって前記通信装置が前記アクセスポイントに接続した後において、WECの実行によって他の通信装置を前記アクセスポイントに接続させるかどうかの第1の確認をユーザから取る第1の確認手段を備え、
前記WEC接続手段は、前記第1の確認の結果に応じて、WECの実行によって前記他の通信装置を前記アクセスポイントに接続させることを特徴とする構成1又は2に記載の情報処理装置。
(構成4) 前記第1の確認をユーザが行うための第1の確認画面を表示する第1の表示手段を備えることを特徴とする構成3に記載の情報処理装置。
(構成5) 前記アクセスポイントに関する設定情報を削除するかどうかの第2の確認をユーザから取る第2の確認手段を備え、
前記設定管理手段は、前記第2の確認の結果に応じて、前記アクセスポイントに関する設定情報を削除することを特徴とする構成1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(構成6) 前記第2の確認をユーザが行うための第2の確認画面を表示する第2の表示手段を備えることを特徴とする構成5に記載の情報処理装置。
(構成7) 前記第1の処理を実行する所定のプログラムが第1のモードである場合、WECの実行が完了した後において、前記第2の処理を実行し、
前記設定管理手段は、前記第1の処理を実行する所定のプログラムが前記第1のモードと異なる第2のモードである場合、WECの実行が完了した後においても、前記第2の処理を実行しないことを特徴とする構成1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(構成8) 前記所定のプログラムのモードを前記第1のモード又は前記第2のモードにユーザが設定するための設定画面を表示する第3の表示手段を備えることを特徴とする構成7に記載の情報処理装置。
(方法1) WECを用いて通信装置のネットワークセットアップを行う情報処理装置の制御方法であって、
WECの実行によって前記通信装置をアクセスポイントに接続させるための第1の処理を実行するWEC接続工程と、
WECの実行が完了した後において、WECが用いた前記アクセスポイントに関する設定情報を前記情報処理装置から削除するための第2の処理を実行する設定管理工程と、を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(プログラム1) 構成1乃至8のいずれか一に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
101 情報処理装置
131 アクセスポイント
151 通信装置
200 設定アプリ(WEC接続手段)
202、212 設定管理部(設定管理手段)

Claims (10)

  1. Wi-Fi Easy Connect(WEC)を用いて通信装置のネットワークセットアップを行う情報処理装置であって、
    WECの実行によって前記通信装置をアクセスポイントに接続させるための第1の処理を実行するWEC接続手段と、
    WECの実行が完了した後において、WECが用いた前記アクセスポイントに関する設定情報を前記情報処理装置から削除するための第2の処理を実行する設定管理手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定管理手段は、前記情報処理装置のオペレーティングシステムが保持する前記アクセスポイントに関する設定情報と、前記オペレーティングシステムにWECの実行を指示したアプリケーションが保持する前記アクセスポイントに関する設定情報と、を削除することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. WECの実行によって前記通信装置が前記アクセスポイントに接続した後において、WECの実行によって他の通信装置を前記アクセスポイントに接続させるかどうかの第1の確認をユーザから取る第1の確認手段を備え、
    前記WEC接続手段は、前記第1の確認の結果に応じて、WECの実行によって前記他の通信装置を前記アクセスポイントに接続させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の確認をユーザが行うための第1の確認画面を表示する第1の表示手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記アクセスポイントに関する設定情報を削除するかどうかの第2の確認をユーザから取る第2の確認手段を備え、
    前記設定管理手段は、前記第2の確認の結果に応じて、前記アクセスポイントに関する設定情報を削除することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の確認をユーザが行うための第2の確認画面を表示する第2の表示手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記設定管理手段は、前記第1の処理を実行する所定のプログラムが第1のモードである場合、WECの実行が完了した後において、前記第2の処理を実行し、
    前記設定管理手段は、前記第1の処理を実行する所定のプログラムが前記第1のモードと異なる第2のモードである場合、WECの実行が完了した後においても、前記第2の処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定のプログラムのモードを前記第1のモード又は前記第2のモードにユーザが設定するための設定画面を表示する第3の表示手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. WECを用いて通信装置のネットワークセットアップを行う情報処理装置の制御方法であって、
    WECの実行によって前記通信装置をアクセスポイントに接続させるための第1の処理を実行するWEC接続工程と、
    WECの実行が完了した後において、WECが用いた前記アクセスポイントに関する設定情報を前記情報処理装置から削除するための第2の処理を実行する設定管理工程と、を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 請求項1に記載の情報処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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