JP2024053381A - 情報処理装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信装置とアクセスポイントとを接続させる機能の利便性を向上させる。【解決手段】情報処理装置が通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するためのプログラムであって、前記情報処理装置のコンピュータを、前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段として機能させる。【選択図】図4
Description
本開示は、情報処理装置、その制御方法およびプログラムに関する。
PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置が、プリンタ等の通信装置に、アクセスポイントに関する情報を送信し、当該通信装置と外部装置とを接続させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、通信装置にアクセスポイントと接続するための接続情報を送信し、当該通信装置と当該アクセスポイントとを接続させる機能が普及するにあたり、当該機能の利便性を向上させることが求められている。
本開示は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、通信装置とアクセスポイントとを接続させる機能の利便性を向上させることを目的とする。
上述の課題を解決するための一実施態様は、情報処理装置が通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するためのプログラムであって、前記情報処理装置のコンピュータを、前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段として機能させることを特徴とする。
本開示によれば、通信装置とアクセスポイントとを接続させる機能の利便性を向上させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されない。例えば情報処理装置として、携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
本実施形態では、情報処理装置は、Wi-Fi Easy Connect(以下、WEC)(登録商標)と呼ばれる機能に対応している場合は、当該機能を実行可能である。WECとは、Wi-Fi Allianceで策定されたDevice Provisioning Protocol(以下、DPP)を用いて、他の装置のネットワークセットアップを実行する機能である。なお、他の装置のネットワークセットアップとは、具体的には、他の装置とネットワークを形成するアクセスポイントとを接続させる処理である。WECにおいては、「Configurator」という役割で動作する装置(以下、Configurator装置)と、「Enrollee」という役割で動作する装置(以下、Enrollee装置)との間で通信が行われる。
本実施形態では、Configurator装置は、DPPにおけるInitiatorであり、Enrollee装置は、DPPにおけるResponderである。Configurator装置は、Enrollee装置からBootstrapping情報を取得する。Bootstrapping情報には、例えばEnrollee装置の識別情報(MACアドレス等)、Enrollee装置とセキュアな通信を行うために用いられる公開鍵情報などが含まれる。本実施形態では、Bootstrapping情報を「WEC関連情報」として説明する。他の情報もWEC関連情報として扱われて良い。
Configurator装置は、取得したBootstrapping情報を用いて、Enrollee装置との無線通信を実行する。具体的には、例えば、Configurator装置は、Bootstrapping情報に含まれる公開鍵を用いてEnrollee装置と通信を行う。さらに、その通信で得られた情報に基づいて共通鍵を生成し、その共通鍵を用いて暗号化した情報を、Enrollee装置に送信する。ここで送信される情報は、例えば、アクセスポイントに接続するための接続情報である。Enrollee装置は、Configurator装置から受信した接続情報を使ってアクセスポイントとの無線接続を確立する。本実施形態におけるWECによるネットワークセットアップ処理においては、WECに対応している情報処理装置は、Configurator装置として動作し、WECに対応している通信装置は、Enrollee装置として動作するものとして説明する。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態にかかる情報処理装置と通信装置の構成を示す。第1実施形態では、以下の構成を例に記載するが、第1実施形態は、通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能であり、この図のとおりに機能を限定するものではない。
図1に、第1実施形態にかかる情報処理装置と通信装置の構成を示す。第1実施形態では、以下の構成を例に記載するが、第1実施形態は、通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能であり、この図のとおりに機能を限定するものではない。
第1実施形態の情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部110、近距離無線通信部111等を有する。CPU103、ROM104、RAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。
入力インタフェース102は、キーボード109等の操作部における操作によって、ユーザからのデータ入力、動作指示などを受け付けるためのインタフェースである。操作部は、物理キーボード、物理ボタン等であっても良いし、表示部108に表示されるソフトキーボード、ソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース102は、表示部108を介してユーザからの入力(操作)を受け付けても良い。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。
ROM104は、CPU103が実行する制御プログラム、データテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。第1実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリング、タスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報、情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのアプリケーションプログラム(以後、設定アプリ)、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。設定アプリは、具体的には、通信装置151の接続先のアクセスポイントの設定をWEC等で行う。なお、設定アプリは、ネットワークセットアップ機能以外の他の機能を備えていても良い。例えば、設定アプリは、通信装置151に印刷を実行させる機能、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能、通信装置151の状態を確認する機能等を備えていても良い。設定アプリは、例えば、通信部110を介したインターネット通信によって、外部のサーバからインストールされることにより、外部記憶装置106に格納される。また、外部記憶装置106は、通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラム、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示、情報処理装置101の状態の通知等を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)、LCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示、情報処理装置101の状態の通知等を行う。
通信部110は、通信装置151、アクセスポイント131等(以下、外部アクセスポイントという)の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。また、通信部110は、通信装置151内部のアクセスポイント(以下、内部アクセスポイント(不図示)という)に接続可能である。通信部110と通信装置151の内部アクセスポイントとが接続されることにより、情報処理装置101と通信装置151とは相互に通信可能となる。通信部110は、無線通信によって通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101及び通信装置151の外部に存在する外部装置を介して通信しても良い。なお、外部装置とは、情報処理装置101の外部及び通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント、または外部アクセスポイント以外で通信を中継可能な装置を含む。
通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(Wireless-Fidelity)(登録商標)である。そして、上述したWECを、通信部110による通信により実行する。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、第1実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラ接続方式という。
近距離無線通信部111は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部110とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部111は、例えば、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。通信方式としては、例えば、Near Field Communication(NFC)、Bluetooth(登録商標)Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
情報処理装置101は、設定アプリによるネットワークセットアップ処理の実行指示に基づいて情報処理装置101のOSによりWECを実行する。
第1実施形態の通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157等を有する。ROM152、RAM153、CPU154等によって、通信装置151のコンピュータが形成される。
通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するための内部アクセスポイントを有している。内部アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部110との間で通信接続が可能である。通信部156が、内部アクセスポイントを有効化することにより、通信装置151がアクセスポイントとして動作することになる。通信部156は、ダイレクト接続方式によって情報処理装置101と無線接続しても良いし、インフラ接続方式によりアクセスポイント131を介して情報処理装置101と無線接続しても良い。
通信部156が用いる無線通信方式は、通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(Wireless-Fidelity)(登録商標)である。また、通信装置151がWECに対応しているのであれば、上述したWECを、通信部156による通信により実行する。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウェアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
通信装置151は、通信部156を用いて通信を行うためのモードとして、インフラストラクチャモード及びP2P(Peer to Peer)モードで動作可能である。
インフラストラクチャモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置(アクセスポイント131等の外部アクセスポイント)を介して、情報処理装置101等の他の装置と通信する形態である。インフラストラクチャモードで動作する通信装置151によって確立される外部アクセスポイントとの接続を、インフラストラクチャ接続(以後、インフラ接続)という。第1実施形態では、インフラ接続において、通信装置151が子局として動作し、外部アクセスポイントが親局として動作する。親局とは、親局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定する装置であり、子局とは、子局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定せず、親局が決定した通信チャネルを用いる装置である。
P2Pモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置を介さず、情報処理装置101等の他の装置と直接的に通信する形態である。第1実施形態では、P2Pモードには、通信装置151がアクセスポイントとして動作するAPモードが含まれる。APモードによる動作時に、通信装置151内で有効化される内部アクセスポイントの接続情報(SSID、パスワード等)は、ユーザが任意に設定可能である。
P2Pモードには、例えば、通信装置151がWi-Fi Direct(WFD)によって通信するためのWFDモードが含まれていても良い。なお、複数のWFD対応機器のうち、いずれが親局として動作するかは、例えば、Group Owner Negotiationというシーケンスに従って決定される。なお、Group Owner Negotiationが実行されずに、親局が決定されても良い。WFD対応機器であり、かつ親局の役割を果たす装置を、特にGroup Ownerという。P2Pモードで動作する通信装置151によって確立される他の装置との直接的な接続を、ダイレクト接続という。本実施形態では、ダイレクト接続において、通信装置151が親局として動作し、他の装置が子局として動作する。
通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることにより、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードとして動作可能である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、通信部156を用いることにより、ネットワークセットアップモードとして動作中に有効なセットアップ用アクセスポイントとして動作する。セットアップ用アクセスポイントは、上述したAPモード時に有効化される内部アクセスポイントとは異なる内部アクセスポイントである。セットアップ用アクセスポイントのSSIDは、情報処理装置101の設定アプリが認識可能な所定の文字列を含む。また、セットアップ用アクセスポイントは、接続にパスワードを必要としないアクセスポイントである。
ネットワークセットアップモードとして動作している通信装置151は、セットアップ用アクセスポイントと接続している情報処理装置101との通信において、所定の通信プロトコル(セットアップ用通信プロトコル)を用いる。セットアップ用通信プロトコルは具体的には、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードにより動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止し、セットアップ用アクセスポイントを無効化する。これは、セットアップ用アクセスポイントは、上述したようにパスワードを必要としないアクセスポイントであるため、長時間有効化していると、適切でない装置から接続を要求されてしまう可能性が高まるためである。なお、セットアップ用アクセスポイントは、パスワードを必要とするアクセスポイントであっても良い。その場合、セットアップ用アクセスポイントとの接続に用いられるパスワードは、設定アプリが予め把握している固定の(ユーザが変更できない)パスワードである。
通信装置151は、通信装置151のネットワークセットアップを、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルで実行するためのモードとしても動作可能である。第1実施形態では、セットアップ用通信プロトコルとは異なる通信プロトコルは、上述したDPPであり、当該モードを、DPP待ち受けモードと呼ぶ。通信装置151がDPP待ち受けモードで動作している状態において、情報処理装置101からDPPによるネットワークセットアップ要求が受信された場合、DPPによるネットワークセットアップを実行する。そのためDPP待ち受けモードとは言い換えれば、DPPによるネットワークセットアップ要求を待ち受けているモードである。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成であり、例えば、情報処理装置101内の近距離無線通信部111と接続可能である。通信方式としては、例えば、NFC、Bluetooth(登録商標)Classic、BLE、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報、通信装置151の管理データ、外部アクセスポイントの接続情報等を格納するメモリエリアもRAM153に設けられている。RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファとしも機能し、各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラム、データテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。第1実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリング、タスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報、情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づいて、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することにより記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。一般的に、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブのデータ量は大きいため、印刷ジョブの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。そのため、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、印刷ジョブを受信する。
なお、通信装置151には、外付けHDD、SDカード等の記録媒体がオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、これら記録媒体に保存されても良い。
入力インタフェース158は、物理ボタン等の操作部159における操作によって、ユーザからのデータ入力、動作指示を受け付けるためのインタフェースである。操作部は、表示部161に表示されるソフトキーボード、ソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース158は、表示部161を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
出力インタフェース160は、表示部161がデータの表示、通信装置151の状態の通知等を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部161は、LED(発光ダイオード)、LCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示、通信装置151の状態の通知等を行う。
図2に、DPPを利用したWECにおいて、情報処理装置101と通信装置151によって実行される処理を示す。図2に示すシーケンスは、例えば、各装置のCPUが各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読み出して実行することにより実現される。
ステップS200において、情報処理装置101は、OSの機能により、DPPを利用したWECを開始する。具体的には、情報処理装置101は、WEC用アプリの起動指示を設定アプリからOSに指示することにより、WEC用アプリを起動する。これにより、WEC用アプリがフォアグラウンドで動作し、設定アプリがバックグラウンドで動作する。この起動指示の実行が、WECを実行するための指示に相当することとなる。これにより、情報処理装置101は、WEC用アプリによるWEC開始画面を表示する。
WEC用アプリは、情報処理装置101に予めインストールされているプログラムであり、情報処理装置101のOSベンダーによって提供されるプログラムである。また、WEC用アプリが起動された場合、設定アプリによって取得されたWEC関連情報が、WEC用アプリに提供される。
図3に、WEC開始画面の一例を示す。WEC開始画面300には、領域301、302、303が表示されている。領域301は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントを変更するための領域である。領域301が操作される前は、WECによる設定対象として設定されているアクセスポイントは、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントである。情報処理装置101は、領域301が選択された場合、アクセスポイントのリストを表示し、リストからユーザによって選択されたアクセスポイントを、WECによる設定対象として新たに設定する。アクセスポイントのリストには、例えば、情報処理装置101がAPサーチにより発見したアクセスポイント、情報処理装置101が接続したことがあるアクセスポイント等が含まれる。
領域302は、WECの実行をキャンセルするための領域であり、領域303は、WECの実行を指示するための領域である。情報処理装置101は、領域302が操作された場合、図2に示すシーケンスを終了し、後述する図4のフローチャートにおけるステップS408からS409に進み、WECが失敗したものとしてみなされる。また、情報処理装置101は、領域303が押下された場合、ステップS201に進む。
ステップS201では、WEC用アプリが、WEC関連情報と、WECによる設定対象となった情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントに関する情報とを用いてWEC用のAPIを実行することにより、OSにWECの実行が指示される。そして、OSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間でDPPが用いられ、DPP Authenticationと呼ばれる処理が実行される。DPP Authenticationにおいては、情報処理装置101と通信装置151との間で、認証情報、情報の暗号化に利用される情報などが通信されることにより、装置間の通信の認証が行われる。DPP Authenticationにおける通信において情報処理装置101から送信される各種情報は、情報処理装置101によって通信装置151から取得されているWEC関連情報に基づいて暗号化される。
DPP Authenticationにおいては、最初に、情報処理装置101が、DPPによるネットワークセットアップ要求としてAuthentication Requestを送信する。次に、通信装置151は、Authentication Requestを待ち受けるモードであるDPP待ち受けモードとして動作しているため、情報処理装置101から送信されたAuthentication Requestを受信する。Authentication Requestを受信した通信装置151は、受信したAuthentication Requestを、自身が現在有している復号鍵による復号化を試みる。次に、通信装置151は、復号化に成功した場合、Authentication responseを情報処理装置101に送信し、情報処理装置101との通信を認証する。
情報処理装置101が、正確なWEC関連情報を取得できておらず、正確に情報を暗号化できていなかった場合は、通信装置151における復号化が失敗するため、認証は失敗し、Authentication responseが送信されない。Authentication responseが情報処理装置101によって受信されることにより、DPP Authenticationが完了する。
ステップS202において、OSの機能により、情報処理装置101と通信装置151との間でDPPが用いられ、DPP Configurationと呼ばれる処理が実行される。DPP Configurationにおいて、情報処理装置101は、WECによる設定対象となった情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイント(以下、WEC用APという)と接続するための接続情報を、WECにより通信装置151に送信する。接続情報には、WEC用APのSSID、パスワード、暗号化方式を示す情報等が少なくとも1つ以上含まれる。送信されるパスワードは、情報処理装置101とWEC用AP、すなわち接続用APとの間の接続を確立する際に、OSが搭載している無線接続用のアプリにおいて、ユーザによって入力された情報である。そして、情報処理装置101とWEC用APとの間の接続が確立された際に、OSにより保持された情報である。
パスワードは、設定アプリは保持していない情報である。このとき、送信されるパスワードは、OSが既に保持している情報であり、かつ、DPP Configurationは、OSによって実行される処理であるため、設定アプリが表示する画面上において新たにユーザによって入力される必要はない。第1実施形態のように、WECによって接続情報を送信することにより、設定アプリが表示する画面上においてユーザからパスワードの入力を新たに受け付ける必要がない。従って、セキュアな通信により、パスワードを通信装置151に送信することができる。
ステップS203において、通信装置151は、ネットワークセットアップモードを終了し、インフラストラクチャモードに移行する。通信装置151は、WECによって取得した接続情報を用いて、この接続情報に対応するWEC用APとの接続を試みる。接続が成功した場合、以後、通信装置151は、接続したWEC用APが形成するネットワークを介して通信を実行することができる。WEC用APが形成するネットワークを介した通信は、DPPとは異なるプロトコル(具体的には例えば、Port9100、SNMP、通信装置151のベンダー独自のプロトコル等)によって実行される。
通信装置151は、WECによって取得した接続情報に対応するWEC用APとの接続の成否を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。また、WEC用APとの接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を、情報処理装置101に送信しても良い。これらの情報の送信は、DPPが用いられて実行されてよい。
WEC用APとの接続が失敗する原因は、WECにおける通信エラー、WEC用APが発見されなかったこと、通信装置151から取得されたWEC関連情報が適切な情報でなかったこと等である。また、WEC用APとの接続に用いられる暗号化方式が、通信装置151が対応していない暗号化方式であったことも、失敗する原因である。さらに、WEC用APとの接続に用いられる暗号化方式が、WECが対応していない暗号化方式であったことも、失敗する原因である。
情報処理装置101は、WEC用APと通信装置151との接続の成否を示す情報を表示部108に表示してもよい。さらに、WEC用APと通信装置151との接続が失敗した場合は、失敗した原因を示す情報を表示部108に表示してもよい。
ステップS204において、情報処理装置101は、WECの実行が終わったことに基づいて、フォアグラウンドで動作しているアプリを、WEC用アプリから設定アプリに切り替える。そして、情報処理装置101は、自身が属するネットワーク上で、通信装置151を検索する。この検索は、WECの実行が終わったことの通知を、OSから受け取った設定アプリにより実現される。情報処理装置101は、通信装置151が発見された場合に、通信装置151にケーパビリティ情報を要求し、通信装置151はケーパビリティ情報を情報処理装置101に送信する。これにより、設定アプリ上に、通信装置151の情報を登録し、以後、設定アプリによって通信装置151との通信を実行可能とする。例えば、設定アプリによって通信装置151に印刷ジョブを送信可能とする。
このとき、WECによって通信装置151が接続したWEC用APによって形成されるネットワークに情報処理装置101が属している場合には、当該WEC用APを介して通信装置151との通信が実行可能となる。また、通信装置151が接続したWEC用APが、情報処理装置101が接続している外部アクセスポイントでなかった場合等、情報処理装置101と通信装置151との間の通信が実行できない場合は、ケーパビリティ情報の要求や取得は省略される。ステップS204における通信は、例えば、DPPとは異なるセットアップ用通信プロトコルを用いて実行される。その後、情報処理装置101は、図2に示すシーケンスにおける処理を終了する。
ここでは、WEC用アプリによってWEC開始画面が表示され、WEC用アプリがWEC用のAPIを実行することによりWECの実行をOSに指示する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、設定アプリによってWEC開始画面が表示されても良い。また、WEC用のAPIを設定アプリが実行することによりWECの実行をOSに指示する形態であっても良い。
図4に、ネットワークセットアップ処理において情報処理装置が実行する処理の流れを示す。図4に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104、外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。図4に示すフローチャートは、設定アプリが表示する画面において、ネットワークセットアップのための所定の操作(以下、設定操作)が行われたことに応じて開始される。
ステップS400において、CPU103は、少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続していたアクセスポイント、すなわち情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントに関する情報を取得する。第1実施形態では、設定操作が行われた後に、情報処理装置101は接続先のアクセスポイントの切り替えを実行していないため、接続先のアクセスポイントは、ステップS400において情報処理装置101が接続しているアクセスポイントである。情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントに関する情報には、情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続しているアクセスポイントと接続するための情報(SSID、暗号化方式を示す情報等)が含まれる。なお取得された情報は、情報処理装置101のメモリの所定の記憶領域に保存される。なお、設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによっていずれのアクセスポイントとも接続していない場合は、このステップの処理は省略される。
ステップS401において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化している内部アクセスポイント、すなわちセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続の確立を試みる。このWi-Fi接続は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続に相当する。Wi-Fi接続の確立に失敗した場合、CPU103は、図4に示すフローチャートの処理を終了してもよいし、再度、ステップS400から処理を開始してもよい。
ステップS402において、CPU103は、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントと通信装置151との間のネットワークセットアップに使用する情報が、接続済みAPに関する情報として、設定アプリによりRAM105に保持しているかどうかを判定する。CPU103は、YES判定の場合はステップS403に進み、NO判定の場合はステップS405に進む。
本実施形態では、接続済みAPに関する情報とは、CPU103が過去に実行した、WECと異なる方法によるネットワークセットアップによって、いずれかの通信装置に送信された情報である。加えて、当該ネットワークセットアップにおいて、ユーザから入力されたパスワードを含む情報であり、設定アプリにより保持されている情報である。情報処理装置101が接続したことがあるアクセスポイントのパスワードは、OSによって保持されている。しかしながら、保持されているパスワードが、情報処理装置101が現在接続しているアクセスポイントのパスワードであったとしても、通常、設定アプリは、保持されているパスワードをOSから取得することができない。そのため設定アプリは、ネットワークセットアップにおいて、ユーザからパスワードの入力を受け付け、受け付けたパスワードを保持しておく。これにより、以前送信したパスワードを再び通信装置151に送信すべき状況において、保持していたパスワードを利用することにより、ユーザから再びパスワードの入力を受け付けなくても良い。
少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続していたアクセスポイントに関する情報が、接続済みAPに関する情報として設定アプリにより保持されていなかった場合について述べる。このとき、CPU103は、特定の場合に、WECと異なる方法によりネットワークセットアップを実行する。特定の場合とは、例えば、通信装置151がWECに対応していない場合、WECを実行させずにWECと異なる方法によるネットワークセットアップを実行させるための指示がユーザから受け付けられた場合である。この場合に実行されるネットワークセットアップにおいて、接続済みAPに関する情報が設定アプリにより保持されることとなる。
ステップS403において、CPU103は、WECと異なる方法によって、通信装置151のネットワークセットアップを実行する。WECと異なる方法とは、WEC用のプロトコル(DPP)と異なるプロトコルであるセットアップ用通信プロトコルを用いて通信装置151のネットワークセットアップを実行する方法である。ステップ403の処理の詳細は、図6を参照して後述する。その後、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
ステップS404において、CPU103は、通信装置151のセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、通信装置151から各種情報の取得を試みる。上述したように、通信装置151のセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介した通信では、セットアップ用通信プロトコルが用いられる。通信装置151から取得される情報には、例えば、上述したWEC関連情報、通信装置151がWECに対応しているか否かを示す情報等が含まれる。なお、通信装置151がWECに対応していない場合は、通信装置151がWECに対応していないことを示す情報が取得され、WEC関連情報は取得されない。また、通信装置151がWECに対応していない場合は、WEC関連情報と通信装置151がWECに対応しているか否かを示す情報の両方が取得されないこともある。
一般的に、WEC関連情報は、通信装置151がWEC関連情報に対応するQRコード(登録商標)を表示部に表示し、そのQRコードを情報処理装置101がカメラユニット等で読み取ることにより取得されることもできる。第1実施形態では、WEC関連情報が、通信装置151のセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続経由で取得される。これにより、通信装置151がQRコードを表示するための表示部を有していなかったり、情報処理装置101がQRコードを読み取るためのカメラユニットを有していなかった場合でも、情報処理装置101にWEC関連情報を取得させることができる。
ステップS405において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化している内部アクセスポイント、すなわちセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を切断する。
ステップS406において、CPU103は、設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって接続していたアクセスポイント、すなわち接続済APと情報処理装置101との間の接続を再び確立する。なお、WECでは、WEC実行時に情報処理装置101が接続しているアクセスポイントに関する情報が送信される。そのため、ステップS406の処理は、ステップS408のWECの実行に備えて実行される。
ステップS407において、CPU103の表示制御によって、表示部108にWEC用アプリを起動する旨を画面に表示する。図5に、WECアプリの操作方法をユーザに通知するために表示される画面の一例を示す。WEC実行誘導画面500では、この後表示されるWEC開始画面300において、ユーザがどのボタンを押すべきかが案内されている。CPU103は、WEC実行誘導画面500上のOKボタン501が押下されたことに起因して、ステップS404に進み、WECを実行する。
ステップS408において、CPU103は、ステップS404において取得した、WEC関連情報を使用して、WECを実行する。ステップS408の処理は、設定アプリによりOSにWECの実行を要求することにより実現される。すなわち、設定アプリは、WECを直接的に実行するのではなく、WECを実行するための制御として、OSへのWEC実行要求を行う。ステップS408の処理の詳細は、図2を参照して説明した通りである。
ステップS409において、CPU103は、実行されたWECによって、接続済APとアクセスポイントと通信装置151との間に接続の確立が成功したか否かを判定する。この判定は、WECの実行がキャンセルされたか否か、または通信装置151から取得されるアクセスポイントとの接続の成否を示す情報に基づいて実行される。CPU103は、YES判定の場合、図4に示すフローチャートの処理を終了し、NO判定の場合にステップS401に戻る。
図6に、情報処理装置と通信装置によって実行される処理を示す。図6に示すシーケンスは、例えば、各装置のCPUが各装置のROMや外部記憶装置等に格納されたプログラムを各装置のRAMに読みだして実行することにより実現される。この処理は、上述した図4に記載のステップS403の処理に相当する。なお、上述したように、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介した通信では、セットアップ用通信プロトコルが用いられる。
ステップS500において、情報処理装置101は、設定アプリにより、アクセスポイントのリスト(以下、APリストという)を通信装置151に要求する。これは、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して行われる。
ステップS501において、通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、APリストを情報処理装置101に送信する。ここで送信されるAPリストは、通信装置151がAPサーチを実行することにより発見された、通信装置151が接続可能な1または複数のアクセスポイントを示すリストである。なお、APリストは、通信装置151がAPサーチを実行することにより発見した、通信装置151が接続可能な1または複数のネットワークを示すリストとみなしても良い。
ステップS502において、情報処理装置101は、ステップS501においてWi-Fi接続を介して受信したAPリストに含まれるいずれかのアクセスポイントの接続情報を通信装置151に送信する。具体的には、設定アプリが、受信したリストに含まれるいずれかのアクセスポイントの接続情報を送信するように、情報処理装置101を制御する。具体的には、情報処理装置101は、受信したAPリストに、少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続していたアクセスポイントが含まれる場合、当該アクセスポイントを特定する。そして、当該アクセスポイントのパスワードを設定アプリが接続済みAPに関する情報として保持している場合、ユーザからパスワードの入力を受け付けることなく、設定アプリによって保持されている、接続済みAPに関する情報を送信する。
一方、当該アクセスポイントのパスワードを、設定アプリが接続済みAPに関する情報として保持していない場合、ユーザから当該アクセスポイントのパスワードの入力を受け付け、入力されたパスワードを含む接続情報を送信する。さらに、入力されたパスワードを含む接続情報を、設定アプリは、接続済みAPに関する情報として保持する。
また、受信したAPリストに、少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続していたアクセスポイントが含まれない場合について述べる。この場合、情報処理装置101は、APリストを表示して、ユーザからいずれかのアクセスポイントの選択を受け付ける。そして、選択されたアクセスポイントのパスワードを、接続済みAPに関する情報として保持している場合、ユーザからパスワードの入力を受け付けることなく、設定アプリによって保持されている、接続済みAPに関する情報を送信する。
一方、選択されたアクセスポイントのパスワードを、接続済みAPに関する情報として保持していない場合、ユーザから当該アクセスポイントのパスワードの入力を受け付け、入力されたパスワードを含む接続情報を送信する。さらに、入力されたパスワードを含む接続情報を、設定アプリは、接続済みAPに関する情報として保持する。接続済みAPに関する情報が保存される際、他のアクセスポイントに対応する接続済みAPに関する情報が既に設定アプリによって保持されている場合は、接続済みAPに関する情報を複数保持しても良い。または、既に保持されている接続済みAPに関する情報を削除して、新たに接続済みAPに関する情報を保存しても良い。
第1実施形態では、APリストには、通信装置151が接続可能なアクセスポイントのみが含まれるため、受信したAPリストに接続済みAPが含まれる場合とは、すなわち、接続済みAPに通信装置151が接続可能な場合である。また、受信したAPリストに、接続済みAPが含まれなかった場合、情報処理装置101は、受信したAPリストを表示部108に表示する。そして、ユーザがAPリストから選択したアクセスポイントを受け付け、情報処理装置101は、選択されたアクセスポイントの接続情報を送信する。APリストには、通信装置151が接続可能なアクセスポイントのみが含まれるため、受信したAPリストに接続済みAPが含まれない場合とは、すなわち、接続済みAPに通信装置151が接続できない場合である。
また、通信装置151に対応していない暗号化方式によって接続可能なアクセスポイントは、通信装置151が接続することができないため、APリストには含まれない。さらに、通信装置151に対応していない周波数帯よって接続可能なアクセスポイントは、通信装置151が接続することができないため、APリストには含まれない。
なお、第1実施形態においては、図4のステップS402において、RAM105にアクセスポイントの接続情報が保持されていると判断されている。このため、設定アプリが表示する画面上では、ユーザにパスワード入力を要求せず、保持されるパスワードを含む接続情報を、通信装置151に送信する。
ステップS503において、通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、接続情報を受信したことを情報処理装置101に通知する。
ステップS504において、通信装置151は、ネットワークセットアップモードを終了し、インフラストラクチャモードに移行する。通信装置151は、ステップS502で取得した接続情報を用いて、当該接続情報に対応するアクセスポイントとの接続を試みる。接続が成功した場合、以後、通信装置151は、接続したアクセスポイントが形成するネットワークを介して通信を実行することができる。
ステップS505において、情報処理装置101は、設定アプリにより、保存していた接続情報を用いて、設定操作が行われたときに情報処理装置101が接続していたアクセスポイント、すなわち接続済みAPと再び接続する。なお、接続済みAPとは異なる他のアクセスポイントの接続情報を、情報処理装置101が通信装置151に送信していた場合、当該他のアクセスポイントと接続しても良い。このように、再接続するアクセスポイントは、上記の形態に限定されない。
ステップS506において、情報処理装置101は、設定アプリにより、自身が属するネットワーク上で、通信装置151を検索する。情報処理装置101は、通信装置151が発見された場合に、通信装置151にケーパビリティ情報を要求し、通信装置151はケーパビリティ情報を情報処理装置101に送信する。これにより、設定アプリ上に、通信装置151の情報を登録し、以後、設定アプリによって通信装置151との通信を実行することができる。
例えば、設定アプリによって通信装置151に印刷ジョブを送信することができる。このとき、ネットワークセットアップによって通信装置151が接続したアクセスポイントによって形成されるネットワークに情報処理装置101が属している場合には、当該アクセスポイントを介して通信装置151との通信が実行可能となる。通信装置151が接続したアクセスポイントが、情報処理装置101が接続しているアクセスポイントでなかった場合等、情報処理装置101と通信装置151との間の通信が実行できない場合は、ケーパビリティ情報の要求や取得は省略される。
なお、ステップS506における通信は、例えば、セットアップ用通信プロトコルと異なり、またDPPとも異なる通信プロトコルが利用される。例えば、通信装置151のベンダー独自のプロトコル等が利用される。その後、情報処理装置101は、図5に示すシーケンスにおける処理を終了する。
なお、図6に示すシーケンスにおける処理の内容は、上述した内容に限定されない。例えば、ステップS502において、受信したAPリストに、接続済みAPが含まれなかった場合、アクセスポイントの接続情報を送信しない。そして、情報処理装置101は、通信装置151とアクセスポイントとの間の接続確立を試みなくても良い。
また、ステップS501~S503の処理において、外部アクセスポイントを介さないAPモードを適用しても良い。具体的には、APモード時に通信装置151内で有効化される内部アクセスポイントの接続情報を通信装置151から受信し、APモードで動作する通信装置151と情報処理装置101との間の接続確立を試みても良い。この場合、通信装置151は、APモード時に通信装置151内で有効化される内部アクセスポイントの接続情報を送信した後、ネットワークセットアップモードを終了し、APモードに移行する。
上述したように、第1実施形態では、接続済みAPに通信装置151が接続でき、情報処理装置101のRAM105にパスワードを含んだ接続情報が保持されている。この場合には、DPP以外のプロトコルでパスワード入力を省いたネットワークセットアップを実行する。パスワードを含んだ接続情報を保持していない場合は、WECによって所定のアクセスポイントの接続情報を通信装置151に送信する。
第1実施形態によれば、所定のアクセスポイントと通信装置151との接続を、パスワードを含む接続情報が保持されている場合には、保持する接続情報を利用したネットワークセットアップで確立する。パスワードを含む接続情報は保持されていない場合には、WECによって確立することにより、ユーザによるパスワード入力等を省略し、設定アプリから離脱感の少ない簡便なセットアップを優先して実行することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における図4のステップS404~S409に相当する処理を選択的に実行する。具体的には、情報処理装置101は、接続済みAPと通信装置151との接続を、WECによって確立することが出来るか否か、または、WECを実行して、接続を確立出来たか否かを判断する。そして、接続の確立が出来なかった場合は、DPPと異なるプロトコルを用いたネットワークセットアップを実行する。第1実施形態では、WECによって接続確立が失敗した場合は、WECを無駄に実行してしまうことになる。第2実施形態では、上記の判断の後、ネットワークセットアップを行うので、アクセスポイントと通信装置151との間の接続の確立をより確実に遂行できる。
第2実施形態では、第1実施形態における図4のステップS404~S409に相当する処理を選択的に実行する。具体的には、情報処理装置101は、接続済みAPと通信装置151との接続を、WECによって確立することが出来るか否か、または、WECを実行して、接続を確立出来たか否かを判断する。そして、接続の確立が出来なかった場合は、DPPと異なるプロトコルを用いたネットワークセットアップを実行する。第1実施形態では、WECによって接続確立が失敗した場合は、WECを無駄に実行してしまうことになる。第2実施形態では、上記の判断の後、ネットワークセットアップを行うので、アクセスポイントと通信装置151との間の接続の確立をより確実に遂行できる。
また、第2実施形態では、ステップS404で通信装置151から取得するWEC関連情報が、既に情報処理装置101が保持しているか否かを判断する。保持している場合は、WEC実行時に用いるWEC関連情報を再度取得することなく、WECを実行することが出来る。
なお、第2実施形態における情報処理装置と通信装置の構成は、特記しない限り、第1実施形態と同じである。
図7に、ネットワークセットアップ処理において情報処理装置が実行する処理の流れを示す。図7に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。図6に示すフローチャートは、設定アプリが表示する画面において、設定操作が行われたことに応じて開始される。
ステップS600~S603は、図4のステップS400~403と同じ処理である。そして、ステップS606~S610は、図4のステップS404~S408と同じ処理である。
ステップS604において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151がWECに対応しているかを判定する。判定結果がYESの場合はステップS605に進み、判定結果がNOの場合はステップS612に進む。
ステップS605において、CPU103は、通信装置151のWEC関連情報をRAM105に既に保持しているかを判定する。判定結果がYESの場合はステップS607に進む。判定結果がNOの場合はステップS606に進む。ステップS605の判定によって、通信装置151からWEC関連情報を取得する必要がなければ、再度取得を行わない。
ステップS606において、CPU103は、ステップS404と同じ処理を行うが、取得したWEC関連情報をRAM105に保存しても良い。
ステップS611において、CPU103は、ステップS409と同じ判定を行う。ただし、判定結果がNOの場合は、第1実施形態の場合と異なり、ステップS612の処理に進む。
ステップS612において、CPU103は、ステップS401と同様に、セットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続の確立を試みる。当該Wi-Fi接続は、当該ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置101と情報処理装置101との間のWi-Fi接続に相当する。Wi-Fi接続の確立に失敗した場合、CPU103は、図7に示すフローチャートの処理を終了してもよいし、再度、ステップS600すら処理を開始してもよい。
ステップS613において、CPU103は、ステップS403と同様に、WECと異なる方法によって、通信装置151のネットワークセットアップを実行する。ステップS613の処理の詳細は、図6を参照して説明した通りである。なお、ここで実行されるネットワークセットアップにおいて、接続済みAPに関する情報が設定アプリにより保持されることとなる。
ただし、ステップS602において、パスワードを含んだアクセスポイントの接続情報を保持していないと、既に判定している。このため、接続情報が送信される前に、情報処理装置101は、アクセスポイントと接続するためのパスワード入力を設定アプリが表示する画面上で、ユーザから受け付ける。情報処理装置101は、受け付けたパスワードを接続情報に含めて、通信装置151に接続情報を送信する。なお、CPU103は、パスワードを含んだ接続情報を、RAM105に保持しても良い。
なお、CPU103は、ステップS604の判定結果がYESの場合、ステップS605の判定を実行せず、ステップS606を実行しても良い。すなわち、第2実施形態においては、ステップS605の処理を省略することができる。
(その他の実施形態)
図4に示したステップS403、図7に示したステップS603、S613におけるネットワークセットアップは、情報処理装置101と通信装置151との間のWi-Fi接続を介して、接続情報が送信される形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、ネットワークセットアップは、BLE等、Wi-Fi以外の通信方式による情報処理装置101と通信装置151との間の接続を介して接続情報が送信されても良い。このとき、情報処理装置101は、接続済みAPとのWi-Fi接続を維持したまま、通信装置151とBLEによって接続することができる。すなわち、接続済みAPの接続情報として、現在接続しているアクセスポイントの接続情報を送信することができる。この形態においても、DPPとは異なる通信プロトコルが用いられる。
図4に示したステップS403、図7に示したステップS603、S613におけるネットワークセットアップは、情報処理装置101と通信装置151との間のWi-Fi接続を介して、接続情報が送信される形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、ネットワークセットアップは、BLE等、Wi-Fi以外の通信方式による情報処理装置101と通信装置151との間の接続を介して接続情報が送信されても良い。このとき、情報処理装置101は、接続済みAPとのWi-Fi接続を維持したまま、通信装置151とBLEによって接続することができる。すなわち、接続済みAPの接続情報として、現在接続しているアクセスポイントの接続情報を送信することができる。この形態においても、DPPとは異なる通信プロトコルが用いられる。
図4に示したステップS404、図7に示したステップS606では、通信装置151が有効化しているセットアップ用アクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続経由で各種情報が取得される形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、QRコードの読み取りにより情報を取得しても良いし、NFC、BLE等の他の通信方式による通信を介して情報を取得しても良い。
上述の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給する。そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のCPU、MPU等が、供給されたプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしても良い。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしても良い。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしても良い。
また、本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
構成1)
情報処理装置が通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するためのプログラムであって、
前記情報処理装置のコンピュータを、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイント の情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコル を使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段として、
機能させるためのプログラム。
情報処理装置が通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するためのプログラムであって、
前記情報処理装置のコンピュータを、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイント の情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコル を使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段として、
機能させるためのプログラム。
構成2)
前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持している場合に、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第2送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1に記載のプログラム。
前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持している場合に、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第2送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1に記載のプログラム。
構成3)
前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記通信装置が前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに対応していないことに応じて、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第3送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1または2に記載のプログラム。
前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記通信装置が前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに対応していないことに応じて、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第3送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1または2に記載のプログラム。
構成4)
前記通信装置が前記第2プロトコルに対応している場合に、前記情報処理装置が前記第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第3取得手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1、2または3に記載のプログラム。
前記通信装置が前記第2プロトコルに対応している場合に、前記情報処理装置が前記第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第3取得手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1、2または3に記載のプログラム。
構成5)
前記第1プロトコルは、SNMP(Simple Network Management Protocol)であることを特徴とする構成1ないし4のいずれか1項に記載のプログラム。
前記第1プロトコルは、SNMP(Simple Network Management Protocol)であることを特徴とする構成1ないし4のいずれか1項に記載のプログラム。
構成6)
前記第2プロトコルは、DPP(Device Provisioning Protocol)であることを特徴とする構成1ないし5のいずれか1項に記載のプログラム。
前記第2プロトコルは、DPP(Device Provisioning Protocol)であることを特徴とする構成1ないし5のいずれか1項に記載のプログラム。
構成7)
前記第2プロトコルを使用して前記通信装置と前記外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理の起動をユーザに示す画面 を表示させる表示制御手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1ないし6のいずれか1項に記載のプログラム。
前記第2プロトコルを使用して前記通信装置と前記外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理の起動をユーザに示す画面 を表示させる表示制御手段として、
さらに機能させることを特徴とする構成1ないし6のいずれか1項に記載のプログラム。
構成8)
通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行する情報処理装置において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行する情報処理装置において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
構成9)
通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するための情報処理装置の制御方法において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得ステップと、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続ステップと、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得ステップと、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するための情報処理装置の制御方法において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得ステップと、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続ステップと、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得ステップと、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
101 情報処理装置
131 アクセスポイント
151 通信装置
131 アクセスポイント
151 通信装置
Claims (9)
- 情報処理装置が通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するためのプログラムであって、
前記情報処理装置のコンピュータを、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段として、
機能させるためのプログラム。 - 前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持している場合に、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第2送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記通信装置が前記第2プロトコルに対応していないことに応じて、前記第1プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置に送信する第3送信手段として、
さらに機能させることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。 - 前記通信装置が前記第2プロトコルに対応している場合に、前記情報処理装置が前記第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第3取得手段として、
さらに機能させることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。 - 前記第1プロトコルは、SNMP(Simple Network Management Protocol)であることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
- 前記第2プロトコルは、DPP(Device Provisioning Protocol)であることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
- 前記第2プロトコルを使用して前記通信装置と前記外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理の起動をユーザに示す画面を表示させる表示制御手段として、
さらに機能させることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。 - 通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行する情報処理装置において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得手段と、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続手段と、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得手段と、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 通信装置と外部アクセスポイントとを接続させるセットアップ処理を実行するための情報処理装置の制御方法において、
前記情報処理装置が接続している外部アクセスポイントの情報を取得する第1取得ステップと、
第1プロトコルを使用して、前記通信装置の内部アクセスポイントとの接続を行う接続ステップと、
前記通信装置を前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を保持していない場合に、前記第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに関連する情報を、前記内部アクセスポイントを介して前記通信装置から取得する第2取得ステップと、
前記第2プロトコルを使用して、前記外部アクセスポイントに接続させるための情報を前記通信装置に送信する第1送信ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022159615A JP2024053381A (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 情報処理装置、その制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022159615A JP2024053381A (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 情報処理装置、その制御方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024053381A true JP2024053381A (ja) | 2024-04-15 |
Family
ID=90667494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022159615A Pending JP2024053381A (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 情報処理装置、その制御方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024053381A (ja) |
-
2022
- 2022-10-03 JP JP2022159615A patent/JP2024053381A/ja active Pending
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