JP2024083809A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度センサの被水を判定することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。【解決手段】内燃機関の排気を浄化する排気処理装置、および第1温度センサが排気通路に設けられ、前記第1温度センサが検出する温度の微分値を取得する第1取得部と、前記微分値に基づいて、前記第1温度センサが被水したか否か判定する判定部と、を具備する内燃機関の制御装置。【選択図】図2
Description
本発明は内燃機関の制御装置に関する。
排気通路には、内燃機関の排気を浄化する排気処理装置が設けられる。排気通路の温度に基づいて、排気処理装置が取り外されたことを検出する技術がある(特許文献1など)。
排気通路に凝縮水が発生し、温度センサが凝縮水に被水することがある。被水により温度を正確に検出することが困難となる。温度検出の精度が低下することにより、排気処理装置の取り外しも正確に検出することが難しい。そこで、温度センサの被水を判定することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関の排気を浄化する排気処理装置、および第1温度センサが排気通路に設けられ、前記第1温度センサが検出する温度の微分値を取得する第1取得部と、前記微分値に基づいて、前記第1温度センサが被水したか否か判定する判定部と、を具備する内燃機関の制御装置によって達成できる。
前記第1取得部は前記温度を一階微分した値または二階微分した値を取得し、前記温度を一階微分した値が所定の値より大きい場合、または前記温度を二階微分した値の符号が変わる場合、前記判定部は前記第1温度センサが被水したと判定してもよい。
前記排気通路のうち前記排気処理装置よりも上流側に前記第1温度センサが設けられ、前記排気処理装置よりも下流側に第2温度センサが設けられ、前記第1温度が検出する温度および前記第2温度が検出する温度に基づいてパラメータを取得する第2取得部と、前記第1温度センサが被水したと判定された場合、前記パラメータを補正する補正部と、前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出する検出部と、を具備してもよい。
前記第2取得部は、前記第1温度センサが検出する温度の積分値および前記第2温度センサが検出する温度の積分値に基づいて前記パラメータを取得し、前記第1温度センサが被水したと判定された場合、前記補正部は、前記第1温度センサが検出する温度の積分値を補正することで、前記パラメータを補正し、前記検出部は、前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出してもよい。
前記判定部は前記第2温度センサが被水したか否か判定し、前記第2温度センサが被水したと判定された場合、前記補正部は、前記第2温度センサが検出する温度の積分値を補正することで、前記パラメータを補正し、前記検出部は、前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出してもよい。
温度センサの被水を判定することが可能な内燃機関の制御装置を提供できる。
以下、図面を参照して本実施形態の内燃機関の制御装置について説明する。図1は実施形態に係る車両100を例示する図である。図1に示すように、車両100は、内燃機関10、およびECU(Electronic Control Unit)30を有する。
内燃機関10は例えばガソリンなどの燃料を燃焼し、動力を発生させる。内燃機関10には吸気通路12および排気通路14が接続されている。空気は吸気通路12を流れ、内燃機関10に導入される。吸気通路12にはスロットルバルブ16およびエアフローメータ18が設けられ、上流側からこの順番に並ぶ。スロットルバルブ16の開度が大きくなると、吸気通路における空気の流量が増加する。開度が小さくなると空気の流量は減少する。エアフローメータ18は空気の流量を検出する。加速度センサ26は、内燃機関10が搭載された車両100の姿勢および加速度を検出する。
燃焼で発生する排気は、排気通路14を流れ、車両の外に排出される。排気通路14には温度センサ22(第1温度センサ)、排気処理装置20、および温度センサ24(第2温度センサ)が設けられ、上流側からこの順番に並ぶ。排気処理装置20は、例えばGPF(Gasoline Particulate Filter)を有し、排気中の粒子状物質を捕集する。排気処理装置20は触媒を含んでもよい。触媒は例えば一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NOx)などの物質を浄化する。排気処理装置20はDPF(Diesel Particulate Filter)を有してもよい。
排気通路14のうち、排気処理装置20よりも上流側を領域14aとし、排気処理装置20よりも下流側を領域14cとする。領域14aと領域14cとの間の位置を領域14bとする。温度センサ22は、排気処理装置20よりも上流側の領域14aに位置し、上流側における温度を検出する。温度センサ24は、排気処理装置20よりも下流側の領域14cに位置し、下流側における温度を検出する。温度センサ22および24は、排気通路14の外から内に向けて差し込まれ、排気通路14のうち例えば上半分の壁に設けられている。下は重力が作用する方向であり、上は下とは反対の方向である。
ECU30は制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備え、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより各種制御を行う制御装置である。
ECU30はスロットルバルブ16の開度を制御する。ECU30は、エアフローメータ18から空気の流量を取得する。ECU30は、加速度センサ26から車両100の姿勢および加速度を取得する。ECU30は、温度センサ22および24から排気通路14の温度を取得する。
排気には水分が含まれる。排気が冷却されることで水分は凝縮し、凝縮水が発生する。ECU30は、排気通路14における凝縮水の発生量を取得し、領域14a、14bおよび14cそれぞれにおける凝縮水の分布量を取得する。ECU30は、図2に示す処理のプログラムを記憶し、例えば微分値に対する閾値および面積比に対する閾値を記憶する。ECU30は、温度センサ22が被水していないときに検出する温度を記憶する。
ECU30は温度センサ22が検出する温度の微分値を取得する第1取得部として機能する。温度の微分値は一階微分した値および二階微分した値を含む。ECU30は、微分値に基づいて温度センサ22が凝縮水に被水したか否か判定する判定部として機能する。被水とは、水がセンサにかかることを意味する。ECU30は、温度センサ22が検出する温度および温度センサ24が検出する温度に基づいてパラメータを取得する第2取得部として機能する。ECU30はパラメータに基づいて排気処理装置20の異常を検出する検出部として機能する。異常とは例えば排気処理装置20の破損、排気処理装置20が取り外されていることである。ECU30はパラメータを補正する補正部として機能する。
(処理)
図2はECU30が実行する処理を例示するフローチャートである。ECU30は、例えば排気通路14の温度、内燃機関10の運転時間および吸気量などに基づいて、排気通路14における凝縮水の量を取得する(ステップS10)。温度が低いほど凝縮水は発生しやすい。凝縮水は、排気により領域14aから領域14cに移動し、車両100の外へ排出される。内燃機関10から発生する熱により凝縮水が蒸発する。運転時間が長く、吸気量が増加すると、凝縮水は減少する。車両100が水平方向から傾斜することで、凝縮水は下方向(重力が作用する方向)に移動する。ECU30は凝縮水の量を更新していく。
図2はECU30が実行する処理を例示するフローチャートである。ECU30は、例えば排気通路14の温度、内燃機関10の運転時間および吸気量などに基づいて、排気通路14における凝縮水の量を取得する(ステップS10)。温度が低いほど凝縮水は発生しやすい。凝縮水は、排気により領域14aから領域14cに移動し、車両100の外へ排出される。内燃機関10から発生する熱により凝縮水が蒸発する。運転時間が長く、吸気量が増加すると、凝縮水は減少する。車両100が水平方向から傾斜することで、凝縮水は下方向(重力が作用する方向)に移動する。ECU30は凝縮水の量を更新していく。
ECU30は、温度センサ22が検出する温度および温度センサ24が検出する温度を取得する(ステップS12)。ECU30は、温度に基づいてパラメータRを取得する(ステップS14)。パラメータRは排気処理装置20の異常検出に用いられる。
ECU30は、温度センサ22が検出した温度の微分値を取得する(ステップS16)。微分値は、検出された温度を時間で一階微分した値および二階微分した値を含む。ECU30は、微分値に基づいて温度センサ22が被水したか否か判定する(ステップS18)。肯定判定(Yes)の場合、ECU30はパラメータRの補正を行う(ステップS20)。
ステップS20の後、またはステップS18で否定判定(No)の場合、ECU30は、パラメータRを用いて、排気処理装置20に異常が発生しているか否か判定する。具体的には、ECU30は、パラメータRが閾値Rth以上であるか否か判定する(ステップS22)。肯定判定の場合、ECU30は、排気処理装置20が正常であると判定する(ステップS24)。否定判定の場合、ECU30は、排気処理装置20が異常であると判定する(ステップS26)。ステップS24またはS26の後、図2の処理は終了する。
(被水判定)
図3(a)は温度を例示する図である。横軸は時間を表す。縦軸は温度を表す。被水していない温度センサ22が検出する温度をT1とし、実線で表す。大量の凝縮水に被水した温度センサ22が検出する温度をT1aとし、点線で表す。少量の凝縮水に被水した温度センサ22が検出する温度をT1bとし、破線で表す。
図3(a)は温度を例示する図である。横軸は時間を表す。縦軸は温度を表す。被水していない温度センサ22が検出する温度をT1とし、実線で表す。大量の凝縮水に被水した温度センサ22が検出する温度をT1aとし、点線で表す。少量の凝縮水に被水した温度センサ22が検出する温度をT1bとし、破線で表す。
被水した際の温度T1aおよびT1bは、被水なしの温度T1に比べて低い。温度センサ22周辺の熱が凝縮水に奪われるためである。被水量が多いと温度の低下量は大きくなる。被水量が少ないと温度の低下量は小さくなる。時間t2以前では、温度T1aはT1より低い。凝縮水は下流側に流される、および蒸発するなどして、温度センサ22の周囲から消失していく。凝縮水の減少に伴い、時間t2付近に温度T1aは急激に上昇し、T1と同程度になる。温度T1bは時間t1において温度T1より低下した後、T1と同程度まで上昇する。温度センサ24が検出する温度をT2とする。排気の熱が排気処理装置20に吸収されるため、温度T2は温度T1より低くなる。
図3(b)は温度の微分値を例示する図である。縦軸は図3(a)の温度T1、T1aおよびT1bのそれぞれを時間で一階微分した値を表す。実線はT1の微分値DT1を表す。点線はT1aの微分値DT1aを表す。破線はT1bの微分値DT1bを表す。横軸は時間を表す。
温度T1aの上昇に対応して、微分値DT1aは微分値DT1よりも大きくなり、その後低下して微分値DT1と同程度になる。温度T1bの一時的な低下に対応して、微分値DT1bは微分値DT1よりも小さくなり、その後に急上昇して微分値DT1よりも大きくなり、再び減少して微分値DT1と同程度となる。
ECU30は、微分値に対する閾値Dthを記憶してもよい。図3(b)の例では、微分値DT1aおよびDT1bは閾値Dthよりも大きい。ECU30は温度センサ22が被水したことを判定する(図2のステップS18)。図3(b)に示すように、微分値DT1aおよびDT1bは増加および減少する。一階の微分値が増加するとき、二階微分値は正の符号(+)をとる。一階の微分値が減少するとき、二階微分値は負の符号(-)をとる。温度T1bの一階微分値DT1bは短時間で増加と減少とを繰り返す。温度T1bの二階微分値の符号も変わる。符号が変わることから、ECU30は温度センサ22が被水したことを判定してもよい。
(異常検出)
図4(a)および図4(b)は温度を例示する図である。図4(a)は排気処理装置20が正常な例である。図4(b)は排気処理装置20に異常が発生している例であり、排気処理装置20が取り外されている。
図4(a)および図4(b)は温度を例示する図である。図4(a)は排気処理装置20が正常な例である。図4(b)は排気処理装置20に異常が発生している例であり、排気処理装置20が取り外されている。
図4(a)の例においては、温度センサ24が検出する温度T2は、時間t3にT0まで上昇する。温度T0は例えば排気の露点より高い。ECU30は、時間0からt3までの範囲における、温度T1およびT2のそれぞれの積分(グラフの面積)を計算する。温度T1の積分値をS1とし、温度T2の積分値をS2とする。ECU30は積分値S1およびS2に基づいて、パラメータRを算出する(図2のステップS14)。パラメータRは例えばS1とS2との比(面積比)であり、以下の式(1)で表される。
R=S1/S2 (1)
ECU30は、パラメータRが閾値Rth以上である場合、排気処理装置20が正常であると判定する(図2のステップS24)。
R=S1/S2 (1)
ECU30は、パラメータRが閾値Rth以上である場合、排気処理装置20が正常であると判定する(図2のステップS24)。
図4(b)の例では、排気処理装置20が取り外されている。排気の熱が排気処理装置20に吸収されない。温度センサ24が検出する温度T2が、図4(a)の例よりも速く上昇し、時間t4にT0に到達する。ECU30は、時間0からt4までの積分値S1およびS2を計算し、パラメータRを算出する。図4(b)におけるパラメータRは、図4(a)の例よりも小さくなり、閾値Rth未満である。ECU30は排気処理装置20に異常があると判定する(ステップS26)。
図4(a)の温度T1aは、温度センサ22が被水した例であり、温度T1より低くなる。T1aの積分値S1aはT1の積分値S1より小さくなる。このため、積分値S1aを用いて得られるパラメータR(=S1a/S2)は、正常時の値(S1/S2)より小さく、閾値Rth未満になる恐れがある。排気処理装置20が正常であるにもかかわらず、異常と誤判定される可能性がある。
ECU30は、被水がないときの温度T1の挙動を記憶している。ECU30は、温度センサ22が被水したと判定したとき、積分値を補正する(ステップS20)。具体的には、温度T1aの積分値S1aに、温度T1の積分値S1との差分(図4(a)の斜線部分)を加算し、積分値S1aをS1と同程度の大きさとする。加算後の積分値を式(1)に代入することで、補正されたパラメータRが得られる。補正後のパラメータRと閾値Rthとを比較することで、精度の高い異常検出が可能である。
本実施形態によれば、ECU30は、温度センサ22が検出する温度の微分値に基づいて、温度センサ22が被水したか否か判定する(ステップS18)。図3(a)に示すように、温度センサ22が被水すると、被水しない場合から温度挙動が変化する。図3(b)に示すように、温度挙動の変化に対応して温度の微分値も変化する。微分値に基づいて、ECU30は被水を精度よく判定することができる。
図3(a)に示すように、被水量が多いときの温度T1aは被水しないときの温度T1より低く、時間t2に急上昇する。図3(b)に示すように微分値DT1aは閾値Dthより大きくなる。ECU30は、微分値DT1aが閾値Dth以上であることにより、被水を判定する。図3(a)に示すように、被水量が少ないときの温度T1bは、低下した直後に上昇する。図3(b)に示すように微分値DT1bは急激に変化する。温度T1bを二階微分した値の符号は-と+との間で変化する。ECU30は符号が変わることに基づいて、被水を判定する。温度センサ22が被水することで、温度挙動は変化し、急激に変化する。温度の微分値を用いることで、被水を精度よく判定することができる。
図4(a)に示すように、温度センサ22が被水した場合には温度挙動が変化する。温度の積分値が変わるため、パラメータRの値も変化する。ECU30は、温度センサ22が被水したと判定した場合、パラメータRを補正する。補正後のパラメータRに基づいて、排気処理装置20の異常を検出する。異常検出の精度の低下を抑制することができる。
パラメータRは積分値S1と積分値S2との比である(式(1))。温度センサ22が被水すると、積分値S1が実際よりも小さい値S1aになり、パラメータRも小さくなる。ECU30は、積分値S1aを補正して被水なしの値S1に近づけることで、パラメータRを補正する。パラメータRが大きな値に補正される。異常検出の精度の低下を抑制することができる。ECU30は、補正前の積分値S1aに比べて補正後の積分値が大きくなるように補正を行う。凝縮水の量が多く、空気量が多いほど、温度センサ22は被水しやすく、低い温度が出力されやすい。凝縮水の量が多く、空気量が多いほど、ECU30は、積分値に対する加算量を増加させ、積分値を大きな値に補正する。ECU30は、積分値S1aを用いて計算したパラメータS1a/S2に係数を乗じてもよいし、加算をしてもよい。被水した際に温度センサ22が検出する温度は、被水なしのときの温度よりも低くなると推定される。積分値S1およびパラメータRが小さくなる。ECU30はパラメータRが大きくなるような補正を行う。ECU30は、補正後のパラメータRに基づいて、排気処理装置20の異常を検出する。異常検出の精度の低下を抑制することができる。
温度センサ24も被水する可能性がある。被水により温度センサ24が検出する温度T2の挙動が変化する。ECU30は、温度センサ22および温度センサ24が被水したか否か判定してもよい(図2のステップS18)。被水があった場合、ECU30は、積分値S1の補正だけでなく、積分値S2の補正を行ってもよい(ステップS20)。凝縮水の量が多く、吸気量が多いほど、排気通路14の下流に流れる凝縮水は多くなり、温度センサ24の被水量が多くなる。温度センサ24周辺の熱が凝縮水に奪われ、温度T2の積分値S2が小さくなる。パラメータRが小さくなる。ECU30は、積分値S2が大きくなるように補正する。パラメータRが大きな値に補正される。凝縮水の量が多く、空気量が多いほど、ECU30は、積分値S2に対する加算量を増加させ、積分値S2を大きな値に補正する。ECU30が、温度センサ22および24それぞれが検出する温度を補正することで、パラメータRはより精度のよい値となる。排気処理装置20の異常検出を正確に行うことができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 内燃機関、12 吸気通路、14 排気通路、14a、14b、14c 領域、16 スロットルバルブ、18 エアフローメータ、20 排気処理装置
22 温度センサ(第1温度センサ)、24 温度センサ(第2温度センサ)、26 加速度センサ、30 ECU、100 車両
22 温度センサ(第1温度センサ)、24 温度センサ(第2温度センサ)、26 加速度センサ、30 ECU、100 車両
Claims (5)
- 内燃機関の排気を浄化する排気処理装置、および第1温度センサが排気通路に設けられ、
前記第1温度センサが検出する温度の微分値を取得する第1取得部と、
前記微分値に基づいて、前記第1温度センサが被水したか否か判定する判定部と、を具備する内燃機関の制御装置。 - 前記第1取得部は前記温度を一階微分した値または二階微分した値を取得し、
前記温度を一階微分した値が所定の値より大きい場合、または前記温度を二階微分した値の符号が変わる場合、前記判定部は前記第1温度センサが被水したと判定する請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記排気通路のうち前記排気処理装置よりも上流側に前記第1温度センサが設けられ、前記排気処理装置よりも下流側に第2温度センサが設けられ、
前記第1温度が検出する温度および前記第2温度が検出する温度に基づいてパラメータを取得する第2取得部と、
前記第1温度センサが被水したと判定された場合、前記パラメータを補正する補正部と、
前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出する検出部と、を具備する請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記第2取得部は、前記第1温度センサが検出する温度の積分値および前記第2温度センサが検出する温度の積分値に基づいて前記パラメータを取得し、
前記第1温度センサが被水したと判定された場合、前記補正部は、前記第1温度センサが検出する温度の積分値を補正することで、前記パラメータを補正し、
前記検出部は、前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出する請求項3に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記判定部は前記第2温度センサが被水したか否か判定し、
前記第2温度センサが被水したと判定された場合、前記補正部は、前記第2温度センサが検出する温度の積分値を補正することで、前記パラメータを補正し、
前記検出部は、前記補正されたパラメータに基づいて、前記排気処理装置の異常を検出する請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
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