JP2024083129A - タイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラム - Google Patents

タイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ通過型X線装置の撮像画像からタイヤに埋め込まれた無線タグの位置を検出することが可能なタイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】取得部40が、RFIDが埋め込まれたタイヤの搬送中にX線管からタイヤにX線を照射して撮像部によって撮像したX線の撮像画像を取得し、抽出部42が、撮像画像からセリアル側のビード画像を抽出し、算出部44が、ビード画像と、予め定めた基準画像とがマッチングする楕円式を算出し、楕円式を用いて、RFIDの位置及び角度を検出する。【選択図】図3

Description

本開示は、タイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラムに関する。
特許文献1には、ビードコアと、ビードコアのタイヤ径方向外側に延出するビードフィラーとを有する一対のビードと、ビードフィラーに沿って設けられる補強樹脂層と、補強樹脂層と接触して配置された電子部品ユニットとしてのRFIDタグと、を備えたタイヤが提案されている。
このようにゴム構造体内にRFID等の無線タグを埋設したタイヤは、タイヤに埋設されたRFIDタグと、外部機器としてのリーダとが通信を行うことにより、タイヤの製造管理、使用履歴管理等を行うことができる。
特開2022-101234号公報
特許文献1のように、無線タグをタイヤに埋め込む場合、生タイヤ部材へのデバイス埋込後における生タイヤ変形及び加硫中のゴムの流れにより、製品タイヤ内での無線タグ位置及び姿勢が埋込時に比べて変位している可能性がある。
タイヤ内における無線タグの埋込位置によっては、無線タグが想定された性能を発揮できないことがあるため、加硫後の製品タイヤ内での無線タグの埋込位置及び姿勢について非破壊で計測する手法が必要となる。
大量のタイヤを高速に非破壊検査する手法の一つとして通過型X線装置が挙げられるが、X線焦点距離の関係上、タイヤ通過型X線装置の撮像画像は歪みが大きく、多数の画像から再構成するCTでなければX線の撮像画像から投影物の位置情報を推定することは困難とされていた。
本開示は、タイヤ通過型X線装置の撮像画像からタイヤに埋め込まれた無線タグの位置を検出することが可能なタイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法は、コンピュータが、無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得し、前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出し、抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出し、算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する処理を行う。
第2態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法は、第1態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法において、前記コンピュータが、セリアル側のビードを前記予め定めたビードとして抽出する。
第3態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法は、第1態様又は第2態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法において、前記コンピュータが、前記楕円式を算出する際に、楕円式のパラメータを減らして算出する。
第4態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法は、第3態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法において、前記コンピュータが、前記楕円式を算出する際に、楕円式のうち4つのパラメータを用いて前記楕円式を算出する。
第5態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法は、第1態様~第4態様の何れか1の態様に係るタイヤ無線タグ位置検査方法において、前記コンピュータが、前記楕円式を真円に補正し、補正した真円から前記無線タグの位置及び角度を検出する。
第6態様に係るタイヤ無線タグ位置検査装置は、無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得する取得部と、前記取得部によって取得した前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出する算出部と、前記算出部によって算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する検出部と、を含む。
第7態様に係るタイヤ無線タグ位置検査プログラムは、コンピュータに、無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得し、前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出し、抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出し、算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する処理を実行させる。
本開示によれば、タイヤ通過型X線装置の撮像画像からタイヤに埋め込まれた無線タグの位置を検出することが可能なタイヤ無線タグ位置検査方法、タイヤ無線タグ位置検査装置、及びタイヤ無線タグ位置検査プログラムを提供できる、という効果を有する。
本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置の概略構成を示すブロック図である。 タイヤ通過型X線装置の概略を示す図である。 本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置の処理装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 撮像画像上の上下ビードの位置関係を説明するための図である。 撮像画像及び上下ビード画像の一例を示す図である。 上ビード画像の抽出の失敗例を説明するための図である。 エッジ抽出により楕円を抽出することで、上ビードのみを抽出した例を示す図である。 RFIDの検出を示す図である。 RFID領域の抽出を説明するための図である。 本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置の処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである
以下、図面を参照して本開示の技術を実現する実施形態を詳細に説明する。なお、作用、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。また、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置は、タイヤに埋め込まれた無線タグの一例としてのRFID(radio frequency identification)の位置を検出するものである。
タイヤの成型では、ゴムシートでコーティングしたRFIDをタイヤに埋め込むと、生タイヤは変形し、RFIDの埋め込み位置が変わる。さらに、加硫すると、タイヤの流れがあるため、RFIDの位置が変わり、RFIDの位置が想定通りになるかわからない。そこで、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置により、タイヤに埋め込まれたRFIDの位置を検査する。
図1は、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置の概略構成を示すブロック図である。
タイヤ無線タグ位置検査装置10は、図1に示すように、タイヤ通過型X線装置12及び処理装置20を備えている。
タイヤ通過型X線装置12は、X線管14、及び撮像部16を備えており、コンベアを流れるタイヤがタイヤ通過型X線装置12を通過することにより、タイヤに対してX線管14からX線が照射され、タイヤを透過して撮像部16に結像される。これにより、X線の撮像画像が得られる。
ここで、タイヤ通過型X線装置12について説明する。図2は、タイヤ通過型X線装置12の概略を示す図である。
タイヤ通過型X線装置12は、複数のローラ18で構成されたコンベアに配置されており、図2に示すように、タイヤTが複数のローラ18によって搬送され、タイヤ通過型X線装置12をタイヤTが通過する。
X線管14は、図2に示すように、複数のローラ18の上方に設けられており、上方からタイヤTの側面側に対してX線を照射する。本実施形態では、一例として、図2に示すように、2つのX線管14を備え、一方のX線管14がタイヤTの略半分側にX線を照射し、他方のX線管14がタイヤTの残りの略半分にX線を照射する。
撮像部16は、X線管14の下部で、かつ複数のローラ18間に設けられており、タイヤTに照射されて透過したX線を検出することにより、X線の撮像画像を生成する。本実施形態では、ライン状のX線検出器が適用され、2つのX線管14に対応して、2つの撮像部16を備える。すなわち、複数のローラ18によってタイヤTが搬送されながら、2つの撮像部16によってX線の撮像が行われることにより、タイヤT全体のX線画像が得られる。なお、本実施形態では、それぞれ2つのX線管14及び撮像部16を備える形態として説明するが、X線管14及び撮像部16は2つに限定されるものではなく、それぞれ1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
一方、処理装置20は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)24、揮発性メモリ等のRAM(Random Access Memory)26、ハードディスク装置(HDD)等の補助記憶装置34、操作部28、表示部30、及び通信I/F(インタフェース)32を備えている。これらのCPU22、RAM26、ROM24、補助記憶装置34、操作部28、表示部30、及び通信I/F32は、バス36を介して相互にデータ及びコマンドを授受可能に接続されている。
操作部28はキーボード等が適用されて各種情報の入力が可能とされている。また、表示部30は各種情報が表示される。また、通信I/F32は、タイヤ通過型X線装置12と接続されている。
補助記憶装置34には、タイヤ無線タグ位置検査プログラム34A等の各種の制御プログラムや各種のデータ34Bが記憶される。CPU22は、タイヤ無線タグ位置検査プログラム34Aを補助記憶装置34から読み出してRAM26に展開して処理を実行することにより、タイヤTに埋め込まれたRFIDの位置を検出する処理を行う。
続いて、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10の処理装置20の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10の処理装置20の機能構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、タイヤTの搬送中にタイヤTの側面からX線による撮像を行うため、タイヤTの撮像画像が楕円形状となり、RFIDの位置が歪むので、RFIDの位置と共に角度を検出するためには、楕円形状を実物に近いものにする必要がある。タイヤTを真円に撮像したいが、撮像部16のフレームレイトや、撮像部16とタイヤTの位置関係や搬送スピードから、撮像画像は歪んでしまう。特に搬送スピードの寄与が大きく、撮像スピードは一定であるが、搬送スピードが早いと、撮像した撮像画像は楕円になってしまう。
そこで、処理装置20では、撮像画像からRFIDが埋め込まれた方のビードを抽出し、楕円フィッティングを行うことで楕円式を算出し、算出した楕円を真円に補正し、補正した撮像画像からRFIDの位置と角度を検出する処理を行う。
具体的には、処理装置20は、CPU22が、ROM24に記憶されたプログラムを実行することにより、図3に示すように、取得部40、抽出部42、算出部44及び検出部46として機能する。
取得部40は、RFIDが埋め込まれたタイヤTの搬送中にX線管14からタイヤにX線を照射して撮像部16によって撮像したX線の撮像画像を取得する。
抽出部42は、取得部40によって取得した撮像画像から予め定めたビード画像を抽出する。本実施形態では、タイヤを搬送する際にセリアル側が上になるように搬送しているため、RFIDを読み取りやすいように、セリアル側のビード画像を抽出する。
上ビードのタイヤTの側面にRFIDがあるため、今回は、位置保証、角度保証は、上ビードを基準とし、抽出部42は、撮像した内側のビードを抽出することにより、上ビードを撮像画像から抽出する。
本実施形態では、サイズが異なるタイヤT等ははじかれてから撮像するため、一例として図4に示す上ビードと下ビードの位置関係が撮像画像上で崩れることはない。すなわち、撮像画像上において、図4右側の下ビード(点線)の内側に上ビード(実線)が位置し、図4左側は上ビード(実線)の内側に下ビード(点線)が位置する。
ここで、上下ビードを撮像すると、図5に示すように、上下ビードが映り込み、ビード画像を抽出すると上下ビードが抽出される。通常、どちらが、上ビードであるか、下ビードであるかを判別できない。そのため、例えば、図6に示すように、上ビードの右端を拘束して楕円フィッティング処理を開始し、予め定めた基準楕円にフィッティングさせようとすると、徐々に下ビードに引っ張られていき、撮像画像の図5中の上方及び下方では基準楕円が下ビードにフィットしてしまうことがある。上ビードのみを抽出したいが、下ビードの画像の影響を受けてしまう。上下ビードが混在すると、正確な楕円形状を抽出できず、算出部44で誤った楕円式を算出してしまう。
そこで、抽出部42は、図7に示すように、エッジ抽出により楕円を抽出することで、上ビードのみを抽出する。なお、本実施形態では、上ビードを抽出するが、タイヤの種類やサイズ等によって、RFIDの位置は、上ビードか下ビードかが決まっており、下ビードにRFIDが埋め込まれることもあり、この場合、下ビードを抽出してもよい。X線管14とタイヤTの位置やサイズによって、撮像画像中の上ビードの位置、及び下ビードの位置は決まるので、今回の例は一例である。
算出部44は、抽出部42によって抽出したビード画像と、予め定めた基準画像とがマッチングする楕円式を算出する。算出部44は、楕円式を算出する際に、周知の技術により、楕円の幾何学的性質を利用してパラメータ削減、離散化することにより、処理を大幅に高速化する。楕円式は、一般式の楕円式のパラメータ((x-p)/a)+(y-q))/b)=r)と角度θの6つのパラメータであるが、撮像したタイヤTの位置を基に、4つのパラメータに減らす。本実施形態では、撮像部16とタイヤTの位置関係等から、楕円は横か縦に歪むしかないため、角度θは除外できる。また、式全体をaで割って楕円のパラメータはaとbを1つにする。また、離散化により、楕円の中心を求めるとpとqがわかる。
算出部44は、周知技術の一例とて、論文(Michele Fornaciari;”Very Fast Ellipse Detection for Embedded Vision Applications”,Publisher:IEEE,ISBN:978-1-4503-1772-6)等の技術を用いてパラメータ数を削減して楕円式を算出する。
検出部46は、算出部によって算出した楕円式を用いて、RFIDの位置及び角度を検出する。詳細には、検出部46は、補正部48、RFID検出部50、及び位置角度算出部52を有する。
補正部48は、算出部44が算出した楕円式を基に、楕円を真円に補正する。楕円の長軸と短軸の比で真円に補正する。
RFID検出部50は、補正部48によって真円に補正された撮像画像から、図8に示すように、RFIDを含む領域を検出する。具体的には、図9に示すように、予め定めた基準RFID画像70を用意しておき、基準RFID画像70とパターンマッチングすることにより、マッチングの高いものを探す。詳細には、補正部48によって真円に補正された撮像画像を図9に示すように、極座標変換により帯状の画像に変換して基準RFID画像70とパターンマッチングによりRFIDを検索する。RFIDの検索は、図9に示すように、予め定めた検査エリアを検索する。
位置角度算出部52は、RFID検出部50によって検出したRFIDの位置及び傾きの角度を算出する。位置角度算出部52は、ビード画像が為す円の中心を基準とし、検索したRFIDの周方向位置及び基準円接線に対する傾きを算出する。RFIDの径方向位置については、ビード画像に対する画像上の半径の値をタイヤピード部材のタイヤ構造設計上の半径の値で除することにより、画像上の距離から推定することが可能である。
続いて、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10の処理装置20で行われる具体的な処理について説明する。図10は、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10の処理装置20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図10の処理は、例えば、タイヤに埋め込まれたRFIDの検査開始が指示された場合に開始する。
ステップ100では、CPU22が、X線管14によりX線をタイヤTへ照射し、撮像部16による撮像を開始してステップ102へ移行する。
ステップ102では、CPU22が、撮像画像を撮像部16から取得してステップ104へ移行する。すなわち、取得部40が、RFIDが埋め込まれたタイヤTの搬送中にX線管14からタイヤにX線を照射して撮像部16によって撮像したX線の撮像画像を取得する。
ステップ104では、CPU22が、撮像画像から上ビードを抽出してステップ106へ移行する。すなわち、抽出部42が、取得部40によって取得した撮像画像から予め定めたビード画像として上ビード画像を抽出する。
ステップ106では、CPU22が、上ビードの楕円式を算出してステップ108へ移行する。すなわち、算出部44が、抽出部42によって抽出したビード画像と、予め定めた基準画像とがマッチングする楕円式を算出する。
ステップ108では、CPU22が、楕円を真円に補正してステップ110へ移行する。すなわち、補正部48が、算出部44により算出した楕円式を基に、楕円の長軸と短軸の比で真円に補正する。
ステップ110では、CPU22が、真円に補正された撮像画像からRFIDを検出してステップ112へ移行する。すなわち、RFID検出部50が、補正部48によって真円に補正された撮像画像から、図8に示すように、RFIDを含む領域を検出する。具体的には、図9に示すように、予め定めた基準RFID画像70を用意しておき、基準RFID画像70とパターンマッチングすることにより、マッチングの高いものを探す。
ステップ112では、CPU22が、RFIDの位置及び角度を算出してステップ114へ移行する。すなわち、位置角度算出部52が、RFID検出部50によって検出したRFIDの位置及び傾きの角度を算出する。位置及び角度の検出は、ビード画像が為す円の中心を基準とし、検索したRFIDの周方向位置及び基準円接線に対する傾きを算出する。RFIDの径方向位置については、ビード画像に対する画像上の半径の値をタイヤピード部材のタイヤ構造設計上の半径の値で除することにより、画像上の距離から推定する。
ステップ114では、CPU22が、次のタイヤTがあるか否かを判定する。該判定は、次のタイヤTが搬送されてきたか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ102に戻って上述の処理を繰り返し、判定が否定された場合には一連の処理を終了する。
従来は、タイヤTを正確に撮像しようとすると、別の撮像装置が必要であった。例えば、ビードを固定して、カメラでタイヤTの全方位を撮影して、ビードとRFIDの距離を測り、搬送中のタイヤTを都度、起こして、タイヤTを回転して、X線検査を行う。このような方法だと、別装置が必要となるので、コストがかかると共に、設置スペースも大きくなる。さらには、タイヤTを起こして、X線検査するため、時間もかかる。
これに対して、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10では、別装置を組み込む必要もなく、タイヤ無線タグ位置検査装置10を通過するタイヤTを撮像し、求めた楕円式を真円に補正するだけでRFIDの位置を検出できる。従って、RFIDを検出するためのコスト及び時間を節約することが可能となると共に、処理能力も早くなる。
また、本実施形態に係るタイヤ無線タグ位置検査装置10によりRFIDの検査を非破壊で実施できる。また、既存のタイヤ通過型X線装置12のアイドルタイム内で検査することにより、既存の検査ラインの処理能力を落とすことなく、RFIDの検査が可能となる。さらに、検査用コンベアラインを新たに増設することなく、検査機能を追加することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、ライン状のX線検出器により撮像するタイヤ通過型X線装置12を用いる例を説明したが、撮像部16はライン状のX線検出器に限定されるものではない。例えば、エリア型のX線検出器を用いて撮像するものを適用してもよい。
また、本開示の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態では、車いす12の動作を推定する処理を、フローチャートを用いた処理によるソフトウエア構成によって実現した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば各処理をハードウェア構成により実現する形態としてもよい。
10 タイヤ無線タグ位置検査装置、12 タイヤ通過型X線装置、14 X線管、16 撮像部、40 取得部、42 抽出部、44 算出部、46 検出部、48 補正部、50 RFID検出部、52 位置角度算出部、T タイヤ

Claims (7)

  1. コンピュータが、
    無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得し、
    前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出し、
    抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出し、
    算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する処理を行うタイヤ無線タグ位置検査方法。
  2. 前記コンピュータが、セリアル側のビードを前記予め定めたビードとして抽出する請求項1に記載のタイヤ無線タグ位置検査方法。
  3. 前記コンピュータが、前記楕円式を算出する際に、楕円式のパラメータを減らして算出する請求項1に記載のタイヤ無線タグ位置検査方法。
  4. 前記コンピュータが、前記楕円式を算出する際に、楕円式のうち4つのパラメータを用いて前記楕円式を算出する請求項3に記載のタイヤ無線タグ位置検査方法。
  5. 前記コンピュータが、前記楕円式を真円に補正し、補正した真円から前記無線タグの位置及び角度を検出する請求項1に記載のタイヤ無線タグ位置検査方法。
  6. 無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得した前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する検出部と、
    を含むタイヤ無線タグ位置検査装置。
  7. コンピュータに、
    無線タグが埋め込まれたタイヤの搬送中に前記タイヤにX線を照射して撮像した撮像画像を取得し、
    前記撮像画像から予め定めたビード画像を抽出し、
    抽出した前記ビード画像から、予め定めた基準画像にマッチングする楕円式を算出し、
    算出した前記楕円式を用いて、前記無線タグの位置を検出する処理を実行させるためのタイヤ無線タグ位置検査プログラム。
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