JP2024065759A - 魚釣用両軸受リール - Google Patents

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Abstract

【課題】リール本体の大きさを小さく抑えることで、リールの保持性を向上できる。【解決手段】スプール3に回転不能に装着されるドラグディスク61と、ハンドルの回転が伝達され、ドラグディスク61のハンドル側に配置され、スプール軸方向に移動不能なピニオンギアカラー62と、ハンドルの回転が伝達され、ドラグディスク61の反ハンドル側に配置され、スプール軸2と連動してスプール軸方向に移動可能なドラグ受け63と、ドラグディスク61とドラグ受け63とを離反する方向に付勢する付勢部材64と、挟持位置と離間位置との間で移動自在なドラグレバー80と、ドラグディスク61、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63がそれぞれ離間するようにスプール軸2を反ハンドル側へ移動させ、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61を挟持するようにスプール軸2をハンドル側へ移動させる移動機構65と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣用両軸受リールに関する。
従来、魚釣用両軸受リールでは、スプールと共に回転する制動ディスクを一対のドラグディスクで挟み込んで制動力を作用させるドラグ機構を備えた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4324268号公報
しかしながら、この場合には、ドラグレバー(操作部材)を回転させることで、ハンドル側から反ハンドル側へスプールやドラグディスクを押す構造となっている。そのため、反ハンドル側のリール本体部分にドラグ機構が設けられ、反ハンドル側のリール本体の大きさが大きくなることから、リールの保持性が低下するという問題があり、その点で改良の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、リール本体の大きさを小さく抑えることで、リールの保持性を向上できる魚釣用両軸受リールを提供することである。
(1)本発明に係る魚釣用両軸受リールの態様1は、リール本体に設けられたハンドルと、リール本体に支持されたスプール軸と、ハンドルの操作によって、スプール軸に対して回転可能なスプールと、を備えた魚釣用両軸受リールであって、前記スプールに回転不能に装着される第1伝達部と、前記ハンドルからの回転が伝達され、前記第1伝達部のハンドル側の第1面に対向して配置され、前記スプール軸方向に移動不能な第2伝達部と、前記ハンドルからの回転が伝達され、前記第1伝達部の反ハンドル側の第2面に対向して配置され、前記スプール軸と連動して前記スプール軸方向に移動可能な第3伝達部と、前記第1伝達部と前記第3伝達部とを離反する方向に付勢する付勢部材と、前記第2伝達部及び前記第3伝達部で前記第1伝達部を前記スプール軸方向に挟持する挟持位置と、前記第1伝達部、前記第2伝達部及び第3伝達部がそれぞれ前記スプール軸方向に離間する離間位置と、の間で移動自在に設けられる操作部材と、前記操作部材の前記挟持位置側から前記離間位置側への移動に応じて、前記第1伝達部、前記第2伝達部及び第3伝達部がそれぞれ前記スプール軸方向に離間するように、前記スプール軸を反ハンドル側へ移動させ、前記操作部材の前記離間位置側から前記挟持位置側への移動に応じて、前記第2伝達部及び前記第3伝達部で前記第1伝達部を挟持するように、前記スプール軸をハンドル側へ移動させる移動部と、を有することを特徴としている。
本発明に係る魚釣用両軸受リールの態様1によれば、ドラグ力を強弱調整する場合には、操作部材を挟持位置側から離間位置側へ移動するように操作し、移動部によってスプール軸を反ハンドル側へ付勢部材の付勢によって移動させることで、第1伝達部から第2伝達部及び第3伝達部が離反してドラグ開放状態になり、スプールが自由回転可能になる。これにより、釣糸の繰出し(キャスティング)を行える。一方、操作部材を離間位置側から挟持位置側へ移動するように操作し、移動部によってスプール軸をハンドル側へ徐々に移動させることで、第2伝達部及び第3伝達部で第1伝達部を挟持して挟持状態となる。これにより、第2伝達部及び第3伝達部の第1伝達部への圧接力が強くなり、ドラグ力が強くなる。
このように本発明では、操作部材を挟持位置に移動させてスプールの糸繰り出し方向の回転を制動する際に、スプール軸を移動部によってハンドル側に引き込む構成であり、さらに少なくとも第1伝達部、第2伝達部、及び第3伝達部がスプールよりもハンドル側に設けられるので、反ハンドル側のリール本体の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
(2)本発明の態様2は、態様1の魚釣用両軸受リールにおいて、前記第1伝達部は、前記スプールのハンドル側フランジの外周部から前記スプール軸の径方向内側に向けて延びる第1円盤部を有することが好ましい。
この場合には、ハンドル側フランジの外周部の径方向内側に第1伝達部の第1円盤部が配置されるので、第1円盤部を挟み込む第2伝達部及び第3伝達部もスプールよりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
(3)本発明の態様3は、態様1の魚釣用両軸受リールにおいて、前記第2伝達部は、前記ハンドルの回転によって回転するギア部から前記スプール軸の径方向外側に向けて延びる第2円盤部を有することが好ましい。
この場合には、スプールよりハンドル側に設けられるギア部の径方向外側の延在する第2伝達部の第2円盤部が配置されるので、第2円盤部を介して制動力を伝達する第1伝達部及び第3伝達部もスプールよりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
(4)本発明の態様4は、態様1から態様3のいずれか一つの魚釣用両軸受リールにおいて、前記第3伝達部は、前記スプール軸と共に回転するスリーブ部から前記スプール軸の径方向外側に向けて延びる第3円盤部を有することを特徴としてもよい。
この場合には、スリーブ部のハンドル側の部分で径方向外側の延在する第3伝達部の第3円盤部が配置されるので、第3円盤部を介して制動力を伝達する第1伝達部及び第3伝達部もスプールよりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
(5)本発明の態様5は、態様1から態様4のいずれか一つの魚釣用両軸受リールにおいて、前記第2伝達部及び前記第3伝達部のいずれか一方は、他方に向けて延びる凸部を有し、前記他方は、前記凸部に沿って移動可能に係合する孔部を有し、前記一方と共に回転することを特徴としてもよい。
この場合には、スプール軸方向に移動不能な第2伝達部に対して第3伝達部を凸部に沿って振れることを抑え安定した姿勢で移動させることができ、制動の精度を高めることができる。また、この場合には、凸部が孔部に係合することで第2伝達部と第3伝達部とが周方向へ相対的な回転が規制され、このような簡単な構造により第2伝達部と第3伝達部とを共に回転させることができる。
(6)本発明の態様6は、態様1から態様5のいずれか一つの魚釣用両軸受リールにおいて、前記付勢部材は、波型円環状コイルスプリングであることを特徴としてもよい。
この場合には、皿バネに比してより安定したドラグカーブが得られる特性をもたせることができ、精度の高い制動を行うことができる。
(7)本発明の態様7は、態様6の魚釣用両軸受リールにおいて、前記付勢部材は、多層巻き型の波型円環状コイルスプリングであることを特徴としてもよい。
この場合には、皿バネに比して高負荷下において線形性を有し、安定したドラグカーブが得られる特性をもたせることができ、より精度の高い制動を行うことができる。
(8)本発明の態様8は、態様1から態様7のいずれか一つの魚釣用両軸受リールにおいて、前記第1伝達部は、前記スプールと共に回転するドラグ板を有し、前記第2伝達部は、前記ハンドルと共に回転するピニオンギアカラーを有し、前記第3伝達部は、前記スプール軸と共に前記スプール軸方向に移動可能なドラグ受けを有し、前記操作部材の前記離間位置側から前記挟持位置側への移動に応じて、前記ピニオンギアカラー及び前記ドラグ受けで前記ドラグ板を挟持するように、前記スプール軸をハンドル側へ移動させ、前記スプールの糸繰出し方向への回転を制動する制動部を有することを特徴としてもよい。
この場合には、操作部材を挟持位置に移動させてスプールの糸繰り出し方向の回転を制動する際に、スプール軸を移動部によってハンドル側に引き込む構成であり、さらに少なくともドラグ板、ピニオンギアカラー、及びドラグ受けがスプールよりもハンドル側に設けられるので、反ハンドル側のリール本体の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
本発明に係る魚釣用両軸受リールによれば、リール本体の大きさを小さく抑えることで、リールの保持性を向上できる。
本発明の実施形態を示す図であって、両軸受リールの斜視図である。 図1に示す両軸受リールの断面図である。 図2に示すドラグ機構の要部拡大図である。 図2に示すスプール軸左側の付勢部材の構成を示す断面図である。 図4に示すスプール軸左側の付勢部材の構成を示す側面図である。 ドラグ機構の動作手順を説明する断面図であって、離間位置の状態を示した図である。 ドラグ機構の動作手順を説明する断面図であって、挟持位置の状態を示した図である。 ドラグ機構の動作手順を説明する断面図であって、挟持位置の状態を示した図である。
以下、本発明に係る魚釣用両軸受リールの実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において、各構成部材を視認可能な大きさとするために必要に応じて各構成部材の縮尺を適宜変更している場合がある。本実施形態では、魚釣用両軸受リールとして、両軸受リールを例に挙げて説明する。
(全体構成)
図1に示すように、本実施形態の魚釣用両軸受リール(以下、両軸受リール1という)は、釣り糸を巻取可能な中型のレバードラグリールである。両軸受リール1は、スプール3の回転を制動するドラグ機構6の制動力を調整するドラグレバー80を備えている。
両軸受リール1は、筒状のリール本体10と、リール本体10の中心部に回転不能かつ軸方向移動自在に装着されたスプール軸2と、スプール軸2に回転自在かつ軸方向移動不能に支持されたスプール3と、リール本体10の側方に配置されたハンドル4と、を備えている。
なお、図1に示す実施例では、リール本体10の右側にハンドル4が配置されたものを示しており、以下の実施例においては、ハンドル4側を「右側」、「右方向」とし、ハンドル4が配置されていない側を「左側」、「左方向」という。
また、両軸受リール1は、図2に示すように、ハンドル4の回転をスプール3に伝達する回転伝達機構5と、スプール3の糸繰り出し方向の回転を制動するドラグ機構6と、をリール本体10の内部に備えている。
(リール本体)
リール本体10は、金属製の左右1対の皿状の右側板10A及び左側板10Bと、右側板10A及び左側板10Bを前後及び下部で連結する複数の連結部11と、右側板10Aの外方を覆う右カバー部材12Aと、左側板10Bの外方を覆うように左側板10Bと一体形成された左カバー部材12Bと、を備えている。
連結部11には、両軸受リール1を釣竿に装着するための竿装着部13が一体形成されている。右側板10A、左側板10B、連結部11及び左カバー部材12Bは、金属の切削加工により一体成形されている。
右カバー部材12Aは、図1に示すように、金属製をなし、右側板10Aの外方を覆う。また、右側板10A及び左側板10Bは、スプール3が通過可能な開口を有している。左カバー部材12Bの内部には、スプール軸2の左端を軸方向移動自在かつ回転不能に支持するボス部(図示省略)が形成されている。左カバー部材12Bの内部には、スプール3の回転に応じて発音するスプール発音機構(図示省略)が設けられている。
ハンドル4側の右カバー部材12Aには、図1及び図2に示すように、径方向及び軸方向外方に突出する膨出部122が形成されている。膨出部122には、回転伝達機構5が設けられている。膨出部122には、ハンドル4のハンドル軸40を支持するための第1支持筒部123と、ドラグレバー80を支持するための第2支持筒部124と、が形成されている。第1支持筒部123及び第2支持筒部124は、それぞれ軸方向外方に突出して形成されている。
(スプール軸)
スプール軸2は、図2に示すように、左カバー部材12Bのボス部(図示省略)と、右カバー部材12Aにより軸方向移動自在かつ回転不能に支持されている。スプール軸2は、外周面に配置された2つの第1軸受221、第2軸受222によりスプール3を回転自在に支持している。第1軸受221、第2軸受222の軸方向内側面は、スプール3及びスプール軸2により内側への移動が規制されている。これにより、スプール軸2とスプール3とは、軸方向に一体的に移動可能である。スプール軸2は、ドラグ機構6により軸方向にスプール3とともに移動する。
(スプール)
スプール3は、図2に示すように、糸巻胴部31と、糸巻胴部31の両端に一体形成されたフランジ部32と、を有している。右側のフランジ部32Aの端面には、ドラグ機構6を構成するドラグディスク61がねじにより固定されている。
(ハンドル)
ハンドル4は、図1及び図2に示すように、スプール軸2の下方にスプール軸2と平行に配置された筒状のハンドル軸40の突出端に固定されている。ハンドル軸40は、リール本体10に回転自在に支持されている。ハンドル4は、長手方向と交差する方向に貫通孔(図示省略)が形成されたハンドルアーム41と、ハンドルアーム41の先端部に回転自在に装着されたハンドル把手42と、を有している。ハンドルアーム41は、金属製の板状部材であって、基端部に形成された非円形の前記貫通孔にハンドル軸40が一体回転可能に装着される。
(回転伝達機構)
回転伝達機構5は、図2に示すように、高低2速に切り換え可能な変速操作機構50を備えている。変速操作機構50は、ハンドル4のハンドル軸40に回転自在に支持された高速巻き取り用の第1メインギア51及び低速巻き取り用の第2メインギア52と、第1メインギア51及び第2メインギア52にそれぞれ噛み合う状態でスプール軸2に回転自在に装着された第1ピニオンギア53及び第2ピニオンギア54と、第1メインギア51及び第2メインギア52のいずれか一方とハンドル軸40とを結合し回転を伝達する係合片(図示省略)と、係合片の位置を第1メインギア51に係合する高速位置又は第2メインギア52に係合する低速位置の一方に設定する操作軸55と、を有している。操作軸55は、不図示のばね部材によって係合片を介して軸方向外側と第2メインギア52側に付勢されている。
第1ピニオンギア53は、例えば非磁性のステンレス合金等の耐蝕性を有する金属製の筒状部材である。第1ピニオンギア53は、右端がスプール軸2の外側で膨出部122に装着された第4軸受531に回転自在に支持されている。また、第1ピニオンギア53の左端は、ドラグ機構6のピニオンギアカラー62(第2伝達部)に一体回転可能に係合している。第2ピニオンギア54は、第1ピニオンギア53と同様な材質の筒状部材であり、左端がドラグディスク61(ドラグ板、第1伝達部)に一体回転可能に係合している。
操作軸55は、図1に示すように、ハンドル軸40の貫通孔に挿通されている。操作軸55の図1右側の端部は、ハンドルアーム41の軸方向外方(図1右側)に突出しており、操作軸55を図1左方向に押し込むことが可能である。操作軸55は、ハンドル軸40の突出端にねじ込まれたハンドル4をハンドル軸40に固定するための図示しないナット部材により軸方向に移動自在に支持されている。
(ドラグ機構)
ドラグ機構6(制動部)は、図3及び図4に示すように、スプール3に回転不能に装着されるドラグディスク61(ドラグ板、第1伝達部)と、ハンドル4からの回転が伝達され、ドラグディスク61のハンドル4側の第1面61aに対向して配置され、スプール軸方向に移動不能なピニオンギアカラー62(第2伝達部)と、ハンドル4からの回転が伝達され、ドラグディスク61の反ハンドル側の第2面61bに対向して配置され、スプール軸2と連動してスプール軸方向に移動可能なドラグ受け63(第3伝達部)と、ドラグディスク61とドラグ受け63とを離反する方向に付勢する付勢部材64と、スプール軸2を軸方向に往復移動させるための移動機構65(移動部)と、移動機構65を操作するためのドラグレバー80(操作部材)と、を備えている。
ドラグレバー80は、詳しい構成は後述するが、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61をスプール軸方向に挟持する挟持位置P1と、ドラグディスク61、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63がそれぞれスプール軸方向に離間する離間位置P2と、の間で移動自在(揺動自在)に設けられている。
ドラグディスク61は、ステンレス製の円盤状の制動ディスク(第1円盤部)であり、スプール3と共に回転する。ドラグディスク61は、スプール3のハンドル側(右側)のフランジ部32Aの外周部からスプール軸2の径方向内側に向けて延びる。スプール3の右側のフランジ部32Aとドラグディスク61との間には、ドラグディスク61を右側のフランジ部32Aとの間で離反させるコイルばね23が介在されている。コイルばね23は、ドラグレバー80を離間位置P2から挟持位置P1との間の中間位置となるまでは、スプール3における右側への移動とともにドラグディスク61を右側に押圧するように付勢する。このとき、ドラグディスク61は、ピニオンギアカラー62の第1摩擦板621(後述する)に接触することで摩擦力が生じてドラグ力が発生する。
ピニオンギアカラー62は、ハンドル4の回転と共に回転するギア部(第1ピニオンギア53)からスプール軸2の径方向外側に向けて延びる円盤状の円盤部(第2円盤部)を形成している。ピニオンギアカラー62は、ドラグディスク61の第1面61aに対向する第1摩擦板621を有する。ピニオンギアカラー62には、スプール軸方向でドラグ受け63に向けて延びる凸部(図示省略)を有している。
ドラグ受け63は、スプール軸2と共にスプール軸方向に移動可能であり、スリーブ部66からスプール軸2の径方向外側に向けて延びる円盤状の円盤部(第3円盤部)を形成している。ドラグ受け63は、スプール軸2に対して第3軸受632を介して回転可能に設けられている。ドラグ受け63は、ドラグディスク61の第2面61bに対向する第2摩擦板631を有する。ドラグ受け63には、ピニオンギアカラー62の凸部に沿って移動可能に係合する孔部(図示省略)を有し、ピニオンギアカラー62と共に回転する。
ピニオンギアカラー62の第1摩擦板621及びドラグ受け63の第2摩擦板631は、例えばカーボングラファイトや繊維強化樹脂等の耐摩耗性材製のワッシャ状の円板部材であり、周方向に間隔を隔てて配置された複数本の取付ボルトにより、外側面に固定されている。
図4に示すように、スリーブ部66の左側端部には、径方向外側に突出する第1フランジ部661が設けられている。第1フランジ部661は、スリーブ部66の左端面66aより右側に位置している。スプール軸2の左側端部には、スリーブ部66の第1フランジ部661から左側に離間した位置から径方向外側に向けて突出する第2フランジ部223が設けられている。
付勢部材64は、第1フランジ部661と第2フランジ部223との間に配置されている。さらに第2フランジ部223と付勢部材64との間にはスペーサ67が設けられている。スペーサ67は、リング状をなし、スプール軸2の外側に嵌合している。スペーサ67は、スプール軸2が右側に移動すると、付勢部材64の付勢に抗して第2フランジ部223に押されて右側に移動し、スリーブ部66の左端面66aに当接する位置で停止される。すなわち、本実施例においては、この停止位置が上述したドラグレバー80の挟持位置P1(ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61をスプール軸方向に挟持する位置)のときを示している。なお、設定や調整によっては、ドラグレバー80の挟持位置P1が前後することがある。
付勢部材64としては、図5に示すように、皿バネに比して高負荷下において線形性を有し、安定したドラグカーブが得られる特性を有する多層巻き型の波型円環状コイルスプリングが採用されている。
付勢部材64は、ドラグレバー80を離間位置P2と挟持位置P1との中間位置から挟持位置P1に向けて揺動操作することで、付勢部材64の付勢力によってスリーブ部66を右側に移動させるとともにドラグ受け63を右側に押圧する。これにより、ドラグ受け63の第2摩擦板631は、先にピニオンギアカラー62の第1摩擦板621に接触しているドラグディスク61に対して左側から接触する。つまり、ドラグディスク61は、第1摩擦板621と第2摩擦板631とによって挟持されて摩擦力が生じて、より大きなドラグ力が発生する。
なお、コイルばね23の付勢力は、付勢部材64よりも小さく、付勢部材64の付勢力が作用する前(離間位置P2から中間位置の間)に作用する。そのため、ドラグ機構6では、離間位置P2から中間位置の間ではコイルばね23のみの付勢力でドラグ力が作用し、中間位置から挟持位置P1までの間ではコイルばね23の付勢力に加えて付勢部材64の付勢力でドラグ力が作用する構成となっている。
移動機構65は、図2に示すように、ドラグレバー80の挟持位置P1側から離間位置P2側への移動に応じて、ドラグディスク61、ピニオンギアカラー62、及びドラグ受け63がそれぞれスプール軸方向に離間するように、スプール軸2を反ハンドル側(左側)へ移動させ、ドラグレバー80の離間位置P2側から挟持位置P1側への移動に応じて、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61を挟持するように、スプール軸2をハンドル4側(右側)へ移動させる。
このようにドラグ機構6では、ドラグレバー80の離間位置P2側から挟持位置P1側への移動に応じて、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61を挟持するように、スプール軸2をハンドル4側(右側)へ移動させ、スプール3の糸繰出し方向への回転を制動する。
具体的に移動機構65は、図2に示すように、右カバー部材12Aの第2支持筒部124に揺動自在に設けられたドラグレバー80と、ドラグレバー80の前方への揺動に応じてスプール軸2を引っ張って右側に移動させる引張機構(図示省略)と、スプール軸2を左方に付勢してドラグレバー80の後方への揺動に応じてスプール軸2を左側に移動させるための付勢部材64と、第2支持筒部124に支持されるスプール軸2の端部に装着されドラグレバー80の制動力を調整するためのドラグ調整つまみ83と、を有している。
(ドラグレバー)
図1に示すように、ドラグレバー80(操作部材)は、スプール3が自由回転可能なドラグフリー状態に対応した離間位置P2とドラグ機構6の最大ドラグ状態に対応した最大位置(挟持位置P1)との間で右カバー部材12Aの第2支持筒部124の外周部に揺動自在に装着されており、離間位置P2と挟持位置P1との間で揺動する揺動範囲が規制されている。
ドラグレバー80は、スプール軸2の径方向外方に延び右カバー部材12Aの側面に突出した第2支持筒部124の外周部に揺動自在(回転自在)に装着された装着部81と、装着部81の上面から先端部(径方向外方)に向かって延び前後方向に揺動操作可能な操作部82と、を有している。
装着部81は、移動機構65を構成する図示しないカム部材に回転不能に係止されており、操作部82の揺動操作に応じて、スプール軸2及びスプール3をスプール軸方向に移動させるようになっている。装着部81は、外形が略円形の筒状の部分である。装着部81の側面中央部には、スプール軸2が装着されており、スプール軸2の端部には、キャップ状のドラグ調整つまみ83が装着されている。装着部81には、操作部82が一体成形されている。
ここで、第2支持筒部124は、右カバー部材12Aの膨出部122の側面より突出するように配置されている。第2支持筒部124に操作部82の一部を接触させることにより、ドラグレバー80を所定のドラグ制動位置(ここでは挟持位置P1)で位置決めする。
次に、このように構成される両軸受リール1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態による両軸受リール1は、スプール3に回転不能に装着されるドラグディスク61と、ハンドル4からの回転が伝達され、ドラグディスク61のハンドル側の第1面に対向して配置され、スプール軸方向に移動不能なピニオンギアカラー62と、ハンドルからの回転が伝達され、ドラグディスク61の反ハンドル側の第2面に対向して配置され、スプール軸2と連動してスプール軸方向に移動可能なドラグ受け63と、ドラグディスク61とドラグ受け63とを離反する方向に付勢する付勢部材64と、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61をスプール軸方向に挟持する挟持位置P1と、ドラグディスク61、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63がそれぞれスプール軸方向に離間する離間位置P2と、の間で移動自在に設けられるドラグレバー80と、ドラグレバー80の挟持位置P1側から離間位置P2側への移動に応じて、ドラグディスク61、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63がそれぞれスプール軸方向に離間するように、スプール軸2を反ハンドル側へ移動させ、ドラグレバー80の離間位置P2側から挟持位置P1側への移動に応じて、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61を挟持するように、スプール軸2をハンドル側へ移動させる移動機構65と、を有する。
本実施形態による両軸受リール1によれば、ドラグ力を強弱調整する場合には、図6に示すように、ドラグレバー80を挟持位置P1側から離間位置P2側へ移動するように操作し、移動機構65(図2参照)によってスプール軸2を反ハンドル側(左側:図6の矢印F2方向)へ移動させることで、ドラグディスク61からピニオンギアカラー62及びドラグ受け63が離反してドラグ開放状態(離間位置P2)になり、スプール3が自由回転可能になる。すなわち、ドラグディスク61の第1面61aとピニオンギアカラー62の第1摩擦板621との間、及びドラグディスク61の第2面61bとドラグ受け63の第2摩擦板631との間には隙間が形成された状態である。これにより、キャスティングを行える。
一方、図7に示すように、ドラグレバー80を離間位置P2側から挟持位置P1側へ揺動させて操作すると、移動機構65(図2参照)によってスプール軸2がハンドル側(図7及び図8の矢印F1方向)へ徐々に移動する。そして、スプール軸2に一体で設けられるスプール3とともにドラグディスク61が右側に移動する。そのため、離間位置P2と挟持位置P1との間の中間位置まではコイルばね23の付勢力によって、ドラグディスク61がピニオンギアカラー62の第1摩擦板621に接触して弱いドラグ力が作用する。
さらに、図8に示すように、ドラグレバー80を中間位置から離間位置P2側へ揺動させると、付勢部材64を介してスリーブ部66が右側に移動し、ドラグ受け63も右側に移動する。これにより、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63でドラグディスク61を挟持して挟持状態となる。図7は、スプール軸2の移動途中の状態であり、ドラグディスク61の第1面61aとピニオンギアカラー62の第1摩擦板621とが接触し、ドラグディスク61の第2面61bとドラグ受け63の第2摩擦板631とが非接触の状態である。図8は、ドラグディスク61の第1面61aとピニオンギアカラー62の第1摩擦板621との間、及びドラグディスク61の第2面61bとドラグ受け63の第2摩擦板631との間が押圧されている。これにより、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63のドラグディスク61への圧接力が大きくなり、強いドラグ力が得られる。
このように本実施形態では、ドラグレバー80を挟持位置に移動させてスプール3の糸繰り出し方向の回転を制動する際に、スプール軸2を移動機構65によってハンドル側に引き込む構成であり、さらに少なくともドラグディスク61、ピニオンギアカラー62、及びドラグ受け63がスプール3よりもハンドル側に設けられるので、反ハンドル側のリール本体10の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ドラグディスク61は、スプール3のハンドル側フランジ32Aの外周部からスプール軸2の径方向内側に向けて延びる第1円盤部を有することが好ましい。
そのため、ハンドル側フランジ32Aの外周部の径方向内側にドラグディスク61の第1円盤部が配置されるので、第1円盤部を挟み込むピニオンギアカラー62及びドラグ受け63もスプール3よりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体10の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ピニオンギアカラー62は、ハンドル4の回転によって回転するギア部からスプール軸2の径方向外側に向けて延びる第2円盤部を有する。
そのため、スプール3よりハンドル側に設けられるギア部の径方向外側の延在するピニオンギアカラー62の第2円盤部が配置されるので、第2円盤部を介して制動力を伝達するドラグディスク61及びドラグ受け63もスプール3よりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体10の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ドラグ受け63は、スプール軸2と共に回転するスリーブ部66からスプール軸2の径方向外側に向けて延びる第3円盤部を有することを特徴としてもよい。
そのため、スリーブ部66のハンドル側の部分で径方向外側の延在するドラグ受け63の第3円盤部が配置されるので、第3円盤部を介して制動力を伝達するドラグディスク61及びドラグ受け63もスプール3よりもハンドル側の位置に集約して配置することができる。そのため、反ハンドル側のリール本体10の軸方向の長さ(高さ)を小さく抑えることができ、リールの保持性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ピニオンギアカラー62及びドラグ受け63のいずれか一方は、他方に向けて延びる凸部を有し、他方は、凸部に沿って移動可能に係合する孔部を有し、一方と共に回転する構成となっている。
そのため、スプール軸方向に移動不能なピニオンギアカラー62に対してドラグ受け63を凸部に沿って振れることを抑え安定した姿勢で移動させることができ、制動の精度を高めることができる。また、この場合には、凸部が孔部に係合することでピニオンギアカラー62とドラグ受け63とが周方向へ相対的な回転が規制され、このような簡単な構造によりピニオンギアカラー62とドラグ受け63とを共に回転させることができる。
また、本実施形態では、付勢部材64が多層巻き型の波型円環状コイルスプリングであるので、皿バネに比して高負荷下において線形性を有し、安定したドラグカーブが得られる特性をもたせることができ、より精度の高い制動を行うことができる。
上述のように構成された本実施形態による両軸受リール1では、リール本体10の大きさを小さく抑えることで、リールの保持性を向上できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば、上記実施形態では、中型のレバードラグリールを例にあげて説明したが、これに限られるものではなく、ドラグレバー80を有する両軸受リール1であれば、あらゆる両軸受リールに本発明を適用できる。
また、本実施形態では、ドラグ機構6の付勢部材64として多層巻き型の波型円環状コイルスプリングを採用しているが、波型円環状コイルスプリングであってもよい。この場合、皿バネに比してより安定したドラグカーブが得られる特性をもたせることができ、精度の高い制動を行うことができる。
1 両軸受リール(魚釣用両軸受リール)
2 スプール軸
3 スプール
4 ハンドル
5 回転伝達機構
6 ドラグ機構(制動部)
10 リール本体
12A 右カバー部材
12B 左カバー部材
23 コイルばね
50 変速操作機構
51 第1メインギア
52 第2メインギア
53 第1ピニオンギア
54 第2ピニオンギア
61 ドラグディスク(ドラグ板、第1伝達部)
61a 第1面
61b 第2面
62 ピニオンギアカラー(第2伝達部)
63 ドラグ受け(第3伝達部)
64 付勢部材
65 移動機構(移動部)
66 スリーブ部
67 スペーサ
80 ドラグレバー(操作部材)
82 操作部
P1 挟持位置
P2 離間位置

Claims (8)

  1. リール本体に設けられたハンドルと、
    前記リール本体に支持されたスプール軸と、
    前記ハンドルの操作によって、前記スプール軸に対して回転可能なスプールと、を備えた魚釣用両軸受リールであって、
    前記スプールに回転不能に装着される第1伝達部と、
    前記ハンドルからの回転が伝達され、前記第1伝達部のハンドル側の第1面に対向して配置され、前記スプール軸方向に移動不能な第2伝達部と、
    前記ハンドルからの回転が伝達され、前記第1伝達部の反ハンドル側の第2面に対向して配置され、前記スプール軸と連動して前記スプール軸方向に移動可能な第3伝達部と、
    前記第1伝達部と前記第3伝達部とを離反する方向に付勢する付勢部材と、
    前記第2伝達部及び前記第3伝達部で前記第1伝達部を前記スプール軸方向に挟持する挟持位置と、前記第1伝達部、前記第2伝達部及び第3伝達部がそれぞれ前記スプール軸方向に離間する離間位置と、の間で移動自在に設けられる操作部材と、
    前記操作部材の前記挟持位置側から前記離間位置側への移動に応じて、前記第1伝達部、前記第2伝達部及び第3伝達部がそれぞれ前記スプール軸方向に離間するように、前記スプール軸を反ハンドル側へ移動させ、前記操作部材の前記離間位置側から前記挟持位置側への移動に応じて、前記第2伝達部及び前記第3伝達部で前記第1伝達部を挟持するように、前記スプール軸をハンドル側へ移動させる移動部と、を有する魚釣用両軸受リール。
  2. 前記第1伝達部は、前記スプールのハンドル側フランジの外周部から前記スプール軸の径方向内側に向けて延びる第1円盤部を有する、請求項1に記載の魚釣用両軸受リール。
  3. 前記第2伝達部は、前記ハンドルの回転によって回転するギア部から前記スプール軸の径方向外側に向けて延びる第2円盤部を有する、請求項1又は2に記載の魚釣用両軸受リール。
  4. 前記第3伝達部は、前記スプール軸と共に回転するスリーブ部から前記スプール軸の径方向外側に向けて延びる第3円盤部を有する、請求項1又は2に記載の魚釣用両軸受リール。
  5. 前記第2伝達部及び前記第3伝達部のいずれか一方は、他方に向けて延びる凸部を有し、
    前記他方は、前記凸部に沿って移動可能に係合する孔部を有し、前記一方と共に回転する、請求項1又は2に記載の魚釣用両軸受リール。
  6. 前記付勢部材は、波型円環状コイルスプリングである、請求項1又は2に記載の魚釣用両軸受リール。
  7. 前記付勢部材は、多層巻き型の波型円環状コイルスプリングである、請求項6に記載の魚釣用両軸受リール。
  8. 前記第1伝達部は、前記スプールと共に回転するドラグ板を有し、
    前記第2伝達部は、前記ハンドルと共に回転するピニオンギアカラーを有し、
    前記第3伝達部は、前記スプール軸と共に前記スプール軸方向に移動可能なドラグ受けを有し、
    前記操作部材の前記離間位置側から前記挟持位置側への移動に応じて、前記ピニオンギアカラー及び前記ドラグ受けで前記ドラグ板を挟持するように、前記スプール軸をハンドル側へ移動させ、前記スプールの糸繰出し方向への回転を制動する制動部を有する、請求項1又は2に記載の魚釣用両軸受リール。
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