JP2024054415A - 引き出し - Google Patents

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有美子 藤里
Yumiko Fujisato
孝之 三原
Takayuki Mihara
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Abstract

【課題】収納空間を適度に仕切りやすい引き出しを提供する。【解決手段】引き出し2は、キッチンキャビネットに対して前後方向に出し入れされる。引き出し2は、収納空間3の下端部、前端部、後端部及び左右一対の側端部にそれぞれ底部21、前規制部22、後規制部23及び左右一対の側規制部24を備えて、物品が上下方向に出し入れされるように構成されている。引き出し2には、仕切り部材4が設けられる。仕切り部材4は、収納空間3の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有し、収納空間3を仕切る。引き出し2には、下向き区画部材8が設けられる。下向き区画部材8は、上横片811、外縦片812及び下横片813を有して側方より仕切り部材4が挿入される連結部81を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、引き出しに関し、更に詳しくは、キッチンキャビネットに対して前後方向に出し入れされる引き出しに関するものである。
従来、引き出しの仕切りが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1が開示するシステムキッチンにあっては、システムキッチンに備え付けられた引き出しからなる収納部の上部開口の両側部に設けられたフレーム間に間仕切りポールを掛け止めして、収納部の上部開口を区画している。
しかしながら、間仕切りポールの下側は仕切られておらず、収納された物品が間仕切りポールの下側において、間仕切りポールの一方の側の空間から他方の側の空間に移動し得るものであった。
また、間仕切りポールではなく、板により空間を仕切ることも広く行われているが、この場合には、物品が板の一方の側の空間から他方の側の空間にかけて移動することが全くできず、使い勝手が悪いものであった。
特開2013-22116号公報
本開示は上記従来の問題点に鑑み、収納空間を適度に仕切りやすい引き出しを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本開示に係る一形態の引き出しは、キッチンキャビネットに対して前後方向に出し入れされる。前記引き出しは、収納空間の下端部、前端部、後端部及び左右一対の側端部にそれぞれ底部、前規制部、後規制部及び左右一対の側規制部を備えて、物品が上下方向に出し入れされるように構成されている。前記引き出しには、仕切り部材が設けられる。前記仕切り部材は、前記収納空間の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有し、前記収納空間を仕切る。前記引き出しには、下向き区画部材が設けられる。前記下向き区画部材は、一端部が前記仕切り部材に取り付けられ、他端部が前記一端部よりも下方に位置する。前記下向き区画部材は、前記仕切り部材の長手方向において前記仕切り部材の長さよりも短い長さを有する。前記下向き区画部材は、上横片、外縦片及び下横片を有して側方より前記仕切り部材が挿入される連結部を有する。
本開示に係る引き出しにあっては、収納空間を適度に仕切りやすい。
図1は、第一実施形態に係る厨房装置の斜視図である。 図2Aは、同上の厨房装置が有する引き出しの斜視図である。図2Bは、同上の引き出しの平面図である。図2Cは、同上の引き出しの側面図である。図2Dは、図2BのA-A断面図である。図2Eは、図2BのB-B断面図である。 図3Aは、同上の引き出しが備える仕切り部材の一部斜視図である。図3Bは、同上の引き出しの側規制部に取り付けられた仕切り部材の断面図である。 図4Aは、同上の引き出しが備える下向き区画部材の斜視図である。図4Bは、同上の下向き区画部材の図4Aとは別の角度から見た斜視図である。 図5は、同上の仕切り部材に取り付けられた下向き区画部材の断面図である。 図6Aは、同上の引き出しに調理容器が収納された状態の平面図である。図6Bは、同上の引き出しの側規制部を透過した側面図である。 図7Aは、同上の引き出しに調理容器が収納された状態の平面図である。図7Bは、同上の引き出しに調理容器が収納された状態の正面図である。 図8Aは、第二実施形態に係る厨房装置が有する引き出しの斜視図である。図8Bは、同上の引き出しの平面図である。図8Cは、同上の引き出しの側面図である。図8Dは、図8BのA-A断面図である。 図9は、同上の引き出しに調理容器が収納された状態の平面図である。
以下、本開示に係る引き出しについて、実施形態に基づいて説明する。なお、本開示に係る引き出しの実施形態は、下記実施形態に限定されるものではなく、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
(実施形態)
本開示に係る引き出しについて、図1~図7Bに基づいて説明する。
(1)概要
図2に示すように、引き出し2は、キッチンキャビネット11に対して前後方向に出し入れされる。引き出し2は、収納空間3の下端部、前端部、後端部及び左右一対の側端部にそれぞれ底部21、前規制部22、後規制部23及び左右一対の側規制部24を備える。引き出し2には、仕切り部材4が設けられる。仕切り部材4は、収納空間3の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有し、収納空間3を仕切る。引き出し2には、下向き区画部材8が設けられる。下向き区画部材8は、一端部が仕切り部材4に取り付けられ、他端部が一端部よりも下方に位置する。下向き区画部材8は、仕切り部材4の長手方向において仕切り部材4の長さよりも短い長さを有する。
本実施形態に係る引き出し2にあっては、下向き区画部材8により、収納空間3を適度に仕切りやすい。
(2)詳細
(2.1)構成
引き出し2は、キッチンキャビネット11に対して前後方向に出し入れされるものである。まず、第一実施形態に係るキッチンキャビネット11を備える厨房装置について説明する。
(2.1.1)厨房装置
図1に示すように、厨房装置1は、カウンター10と、キッチンキャビネット11と、を備える。ここで、前後左右を定義する。すなわち、設計上、キッチンキャビネット11に対して使用者が位置する方向が定められており、この使用者が位置する方向を前方とするとともにその反対方向を後方とする。さらに、使用者が後方を向いたときの左方を左方とし、使用者が後方を向いたときの右方を右方とする。
キッチンキャビネット11は、前板12と、左右一対の側板13と、背板と、底板と、を備える、上端部に上方を向く開口が形成される箱状をしたものである。カウンター10は、キッチンキャビネット11の上端部に載置され、上端部の開口を閉塞する。キッチンキャビネット11の前板12、左右一対の側板13、背板及び底板と、カウンター10とにより、略密閉された箱状の収納家具が構成される。この収納家具の内部の空間は、収納空間として利用可能である。
キッチンキャビネット11の前板12には、内部の収納空間とキャビネットの前方の空間とを通じさせる開口が形成される。
厨房装置1は、更に、シンク14と、加熱調理器15と、を備える。シンク14は、カウンター10の一部に設けられる。また、カウンター10のシンク14が設けられる部分を除く一部に、加熱調理器15が設けられる。
カウンター10は、平面視矩形状をしている。カウンター10のシンク14が設けられる部分に開口が形成され、この開口の内端縁に、シンク14の上端縁が接続される。シンク14の上端縁とカウンター10の開口の内端縁との間にコーキング材が設けられる。カウンター10のシンク14が設けられる開口とは別の開口が形成されて、この開口に吐水配管16が通される。吐水配管16の先端にはカラン161が設けられる。
カウンター10のシンク14及び吐水配管16が設けられる開口とは別の開口が形成され、この開口内に、加熱調理器15が挿入される。加熱調理器15は、電磁誘導式加熱調理器(いわゆるIH調理器)である。また、加熱調理器15としては電磁誘導式加熱調理器でなくとも、ガスコンロであってもよい。
(2.1.2)引き出し
引き出し2は、キッチンキャビネット11に対して前後方向に出し入れされる。更に説明すると、引き出し2は、キッチンキャビネット11の前方より後方に向けて移動させて、キッチンキャビネット11に収納させる。また、引き出し2は、キッチンキャビネット11に収納された状態から、前方に向けて移動させて、キッチンキャビネット11より引き出す。
図2A~図2Eに示すように、引き出し2は、上方に開口した概ね矩形箱状をしたもので、内部に収納空間3を有する。なお、引き出し2の形状は、厳密な矩形箱状でなくてもよく、平面視において外郭が概ね前辺、後辺及び左右一対の側辺に区別可能な形状であればよい。引き出し2は、底部21、前規制部22、後規制部23及び左右一対の側規制部24を備える。
引き出し2の収納空間3の下端部には、底部21が位置する。底部21は、平面視矩形状をした板部材を有する。底部21の平面視における形状が、引き出し2の平面視における形状を構成する。
なお、底部21には、一部に孔や開口等が形成されてもよいが、孔や開口等は形成されない方が好ましい。また、底部21は、必ずしも板部材により形成されなくてもよく、例えば網部材や、棒部材や、板部材・網部材・棒部材の任意の組み合わせ等により構成されてもよい。
引き出し2の収納空間3の前端部には、前規制部22が位置する。前規制部22は、収納空間3に収納されている物品が収納空間3より前方に移動するのを規制する。前規制部22は、正面視矩形状をした板部材を有し、前面部を構成している。前面部が有する板部材の板厚は、5mm~15mmであるが、特に限定されない。前規制部22としての前面部により、収納空間3の前端部の全面が覆われている。前面部の前面は、引き出し2の化粧面として機能する。前面部の上下方向の長さは、収納空間3の上下方向の長さよりも長い。前面部の上端部の上下方向における位置は、収納空間3の上端部の上下方向における位置と一致する。前面部の下端部の上下方向における位置は、収納空間3の下端部の上下方向における位置よりも下側に位置する。前規制部22(前面部)の正面視における形状が、引き出し2の正面視における形状を構成する。
なお、前規制部22には、一部に孔や開口等が形成されてもよいが、孔や開口等は形成されない方が好ましい。また、前規制部22は、必ずしも板部材により形成されなくてもよい。また、前規制部22としての前面部は、必ずしも収納空間3の前端部の全面を覆わなくてもよい。
引き出し2の収納空間3の後端部には、後規制部23が位置する。後規制部23は、収納空間3に収納されている物品が収納空間3より後方に移動するのを規制する。後規制部23は、正面視矩形状をした板部材を有し、後面部を構成している。後面部が有する板部材の板厚は、5mm~15mmであるが、特に限定されない。後面部の左右方向の長さは、前面部の左右方向の長さと同じに形成されている。後面部の上下方向の長さは、前面部の上下方向の長さよりも短い。後規制部23としての後面部によっては、収納空間3の後端部の全面が覆われていない。後面部によって、収納空間3の後端部の下側の部分は、左右方向の全長にわたって全面的に覆われている。後面部の上端部は、収納空間3の上端部と下端部の間の中間部に位置している。後面部の上端部の上下方向における位置は、前面部の上端部の上下方向における位置よりも低い。後面部の上側においては、収納空間3と収納空間3外の空間が通じるが、後面部の後方にキッチンキャビネット11の背板が位置すれば、引き出し2の収納空間3は、後方のキッチンキャビネット11外の空間とは通じない。
なお、後規制部23には、一部に孔や開口等が形成されてもよいが、孔や開口等は形成されない方が好ましい。また、後規制部23は、必ずしも板部材により形成されなくてもよい。後規制部23の左右方向の長さは、前規制部22の左右方向の長さと同じでなくてもよい。また、後規制部23の上下方向の長さは、前規制部22の上下方向の長さと同じに形成されてもよく、後規制部23としての後面部によって、収納空間3の後端部の全面が覆われてもよい。
引き出し2の左右一対の側端部にはそれぞれ、側規制部24が位置する。側規制部24は、収納空間3に収納されている物品が収納空間3の側方に移動するのを規制する。第一実施形態では、側規制部24は、側板状部241と、側棒状部242と、を有する。側板状部241は、側面視矩形状をした板部材を有している。側板状部241の左右方向の長さは、収納空間3の左右方向の長さと同じか又は収納空間3の左右方向の長さより若干長く形成されている。側板状部241の上下方向の長さは、後面部の上下方向の長さよりも短い。側板状部241の板厚は、5mm~15mmであるが、特に限定されない。側板状部241の下端部は、底部21と接触している。側板状部241の上端部の上下方向における位置は、後面部の上端部の上下方向における位置よりも若干低い。側板状部241は、底部21、前規制部22及び後規制部23にビス又は接着剤等により取り付けられている。側板状部241の上方に側棒状部242が位置する。
側棒状部242は、側板状部241の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有する。側棒状部242の上下方向の長さは、側棒状部242の平面視における幅(短手方向の長さ)より若干長い。側棒状部242の平面視における幅は、側板状部241の板厚と略同じである。側棒状部242は、側板状部241の上端部の上方に若干の隙間をあけて位置している。
側棒状部242の前端部は、前規制部22に取り付けられる。また、側棒状部242の後端部は、後規制部23に取り付けられる。側棒状部242は、前規制部22及び後規制部23にビス又は接着剤等により取り付けられている。
(2.1.3)仕切り部材
引き出し2には、仕切り部材4が設けられる。仕切り部材4は、収納空間3の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有する。第一実施形態では、仕切り部材4は、両端部がそれぞれ左右一対の側規制部24に取り付けられる。仕切り部材4は、収納空間3を前側の前収納空間31と後側の後収納空間32とに仕切る。なお、仕切り部材4は、収納空間3を前側の前収納空間31と後側の後収納空間32とに完全に仕切らなくてもよい。前収納空間31と後収納空間32とは、上下方向において仕切り部材4の下側で通じている。
図3A及び図3Bに示すように、仕切り部材4は、両端部に位置する連結部41と、中間部に位置する棒状部42と、を有している。連結部41は、外縦片411、上横片412及び内縦片413を有する、長手方向と直交する断面における形状が、下方に開口する略C字状をしたものである。外縦片411、上横片412及び内縦片413により囲まれた空間に、側規制部24の側棒状部242が挿入される。外縦片411及び内縦片413の先端には、抜け止め片が形成される。この連結部41により、仕切り部材4が着脱可能に側規制部24に対して取り付けられる。連結部41の内縦片413には、棒状部42が連続する。
棒状部42は、仕切る空間の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有する。棒状部42は、上フランジ421、ウェブ422及び下フランジ423を有する、長手方向と直交する断面における形状が、転倒したH字状をしたものである。上フランジ421及び下フランジ423は平面視において同形状をしており、上フランジ421及び下フランジ423の幅(短手方向の長さ)が、棒状部42の平面視における幅となる。上フランジ421の上面から下フランジ423の下面までの長さが、棒状部42の上下方向の長さとなる。
(2.1.4)区画部材
図2A~図2Eに示すように、引き出し2には、第一区画部材5が設けられる。第一区画部材5は、前端部が仕切り部材4に着脱可能に取り付けられ、かつ、後端部が後規制部23に着脱可能に取り付けられる。第一区画部材5は、後収納空間32を左右に並ぶ空間33、34に仕切る。なお、第一区画部材5は、後収納空間32を左右に並ぶ空間33、34に完全に仕切らなくてもよい。第一区画部材5に仕切られる右側の空間33と左側の空間34とは、上下方向において第一区画部材5の下側で通じている。第一区画部材5も、仕切り部材として機能する。
第一区画部材5は、両端部に位置する連結部51と、中間部に位置する棒状部52と、を有している。第一区画部材5の連結部51は、外縦片、上横片及び内縦片を有し、棒状部52は、上フランジ、ウェブ及び下フランジを有する。第一区画部材5は、仕切り部材4と基本的に同じ構成を有し、棒状部52の長さにおいて仕切り部材4と異なる。前端部に位置する連結部51には、仕切り部材4の棒状部42が挿入され、後端部に位置する連結部51には、後規制部23の上端部が挿入される。この連結部51により、第一区画部材5が着脱可能に仕切り部材4及び後規制部23に対して取り付けられる。
引き出し2には、下向き区画部材8が設けられる。下向き区画部材8は、一端部(上端部)が仕切り部材4に取り付けられ、他端部(下端部)が一端部よりも下方に位置する。下向き区画部材8は、仕切り部材4の長手方向において仕切り部材4の長さよりも短い長さを有する。
図4A及び図4Bに示すように、下向き区画部材8は、上端部に位置する連結部81と、連結部81よりも下側に位置する棒状部82と、を有している。下向き区画部材8の連結部81は、上横片811、外縦片812及び下横片813を有し、棒状部82は、ウェブ822及び一対のフランジ821、823を有する。下向き区画部材8は、仕切り部材4及び第一区画部材5と類似した構成を有するが、棒状部82の一方の端部にのみ連結部81が形成される点において仕切り部材4及び第一区画部材5と異なる。一端部に位置する連結部81には、図5に示すように、仕切り部材4の棒状部42が挿入される。
図2Eに示すように、下向き区画部材8の下端部は、底部21と接触しないように構成されることが好ましい。特に、下向き区画部材8の上下方向の長さは、上下方向における底部21から仕切り部材4までの長さの2/3以上であることが好ましい。なお、下向き区画部材8の下端部は、底部21と接触してもよい。
(2.2)引き出し2の使用
使用者は、引き出し2に仕切り部材4、第一区画部材5及び下向き区画部材8が取り付けられていない状態で、図2A~図2Eに示すように、まず、仕切り部材4の連結部を左右一対の側規制部24に取り付けて、仕切り部材4を左右一対の側規制部24間に掛け渡す。
次に、使用者は、第一区画部材5の前端部の連結部を仕切り部材4に、後端部の連結部を後規制部23の上端部に取り付けて、第一区画部材5を仕切り部材4と後規制部23との間に掛け渡す。第一区画部材5により、収納空間3を右側の空間33と左側の空間34とに容易に仕切ることができる。また、第一区画部材5には、抜け止め片514が形成されているため、連結部51に挿入された仕切り部材4の棒状部42が抜けにくい。すなわち、第一区画部材5を仕切り部材4に強固に取り付けやすい。
次に、使用者は、下向き区画部材8の一端部の連結部81を第一区画部材5に取り付ける。
第一区画部材5は、仕切り部材4と後規制部23との間に掛け渡されるため、前後方向に移動しにくい。なお、図6A及び図6B中の符号17は、フライパン等の調理容器9を立てるためのスタンドである。フライパン等の調理容器9の把手91は、仕切り部材4に支持可能である。収納空間3に収納されたフライパン(調理容器9)は、スタンド17によって縦置きが可能である。また、下向き区画部材8でフライパン(調理容器9)の加熱面(調理時の下面)を支持することによって、フライパン(調理容器9)を複数並べて収納することが可能となる。
第一実施形態では、下向き区画部材8が設けられていない場合と比べて、収納空間3に収納された物品(調理容器9)は、第一区画部材5の下側において、第一区画部材5の一方の側の空間(例えば33)から他方の側の空間(例えば34)に移動しにくい。すなわち、下向き区画部材8は、仕切りとしての機能を発揮する。
また、第一区画部材5の下側に板からなる仕切りが設けられる場合と比べると、収納空間3に収納された物品は、第一区画部材5の下側において、第一区画部材5の一方の側の空間(例えば33)から他方の側の空間(例えば34)に移動し得る。例えば、図7A及び図7Bに示すように、調理容器9の表面の一部に把手91が形成されている場合、把手91を下向き区画部材8と干渉しないように、第一区画部材5の一方の側の空間(例えば34)から他方の側の空間(例えば33)にはみ出させることにより、調理容器9が第一区画部材5に仕切られた空間34に収納可能となる。
第一実施形態では、第一区画部材5は、実質的に仕切り部材として機能している。
また、下向き区画部材8の下端部が底部21と接触しないことにより、下向き区画部材8の下端部と底部21との間に隙間が形成され得る。これにより、下向き区画部材8の下端部と底部21との間に隙間を介して、物品の表面の一部に凸部が形成されている場合、物品の凸部を第一区画部材5に仕切られる一方の側の空間から他方の側の空間にはみ出させることにより、物品が第一区画部材5に仕切られた空間により一層収納されやすくなる。
また、仕切り部材4は、左右一対の側規制部24の上端部と同じ高さ位置に設けられる。下向き区画部材8の上下方向の長さは、上下方向における底部21から仕切り部材4までの長さの2/3以上とされることにより、より一層、物品が第一区画部材5に仕切られた空間により一層収納されやすくなる。
(2.3)第二実施形態
次に、第二実施形態に係る引き出し2について、図8A~図9に基いて説明する。なお、第二実施形態に係る引き出し2は、第一実施形態に係る引き出し2と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については、説明を省略する。
第二実施形態では、引き出し2に、二本の仕切り部材4が設けられており、下向き区画部材8は、第一区画部材5ではなく仕切り部材4に取り付けられている。
第二実施形態においても、下向き区画部材8が設けられていない場合と比べて、収納空間3に収納された物品(調理容器9)は、仕切り部材4の下側において、仕切り部材4の一方の側の空間(例えば33)から他方の側の空間(例えば34)に移動しにくい。また、図9に示すように、仕切り部材4の下側に板からなる仕切りが設けられる場合と比べると、収納空間3に収納された物品(調理容器9)は、仕切り部材4の下側において、仕切り部材4の一方の側の空間34から他方の側の空間33に一部(把手91)がはみだし得る。このため、板からなる仕切りのように厳密に空間が仕切られず、適度に空間が仕切られて、使い勝手がよい。
第二実施形態においては、第一実施形態とは異なる収納空間3の区割りにすることができる。
(3)変形例
カウンター10及びキッチンキャビネット11により構成される収納家具の内部の収納空間3は、略密閉されなくてもよい。カウンター10は、キッチンキャビネット11の上端部の全面を覆わなくてもよい。
キッチンキャビネット11の前板12、側板13、背板及び底板は、板状ではない部材に代替されてもよい。
キッチンキャビネット11の前板12に形成される開口は、キッチンキャビネット11の前面に全面的に形成されてもよい。
カウンター10、シンク14及び加熱調理器15は任意の構成であり、設けられなくてもよい。すなわち、厨房装置1は、少なくともキッチンキャビネット11及びキッチンキャビネット11に収納される引き出し2を備えればよい。
側板状部241の下端部は、底部21に取り付けられなくてもよいし、底部21と接触しなくてもよい。また、側板状部241の底部21、前規制部22及び後規制部23への取り付けは、ビス又は接着剤等によるものでなくてもよく、取り付け方法は限定されない。
側棒状部242の長手方向と直交する断面における縦横の比、すなわち側棒状部242の上下方向の長さに対する平面視における幅の比は、0.3以上、3以下であることが好ましいが、特に限定されない。
側棒状部242の前規制部22及び後規制部23への取り付けは、ビス又は接着剤等によるものでなくてもよく、取り付け方法は限定されない。側棒状部242は、側板状部241の上端部に接触してもよい。
底部21、前規制部22、後規制部23及び側規制部24の構成、形状、寸法関係等は、上述した実施形態で開示されているものに限定されない。底部21、前規制部22、後規制部23及び側規制部24の材質も、特に限定されない。
仕切り部材4は、板部材により構成され、収納空間3を前側の前収納空間31と後側の後収納空間32とに完全に仕切るものであってもよい。棒状部42の長手方向と直交する断面における縦横の比、すなわち棒状部42の上下方向の長さに対する平面視における幅の比は、0.3以上、3以下であることが好ましいが、特に限定されない。連結部及び棒状部42の形状は、限定されない。仕切り部材4は、側規制部24に対して着脱可能に取り付けられなくてもよく、固定的に取り付けられてもよい。引き出し2に設けられる仕切り部材4の個数は限定されない。
第一区画部材5は、仕切り部材4と全く同じ部材により構成されてもよい。第一区画部材5の棒状部52の長手方向と直交する断面における縦横の比、すなわち棒状部52の上下方向の長さに対する平面視における幅の比は、0.3以上、3以下であることが好ましいが、特に限定されない。引き出し2に設けられる第一区画部材5の個数は限定されない。
(まとめ)
以上、上述した実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様に係る引き出し2は、キッチンキャビネット11に対して前後方向に出し入れされる。引き出し2は、収納空間3の下端部、前端部、後端部及び左右一対の側端部にそれぞれ底部21、前規制部22、後規制部23及び左右一対の側規制部24を備える。引き出し2には、仕切り部材4が設けられる。仕切り部材4は、収納空間3の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有し、収納空間3を仕切る。引き出し2には、下向き区画部材8が設けられる。下向き区画部材8は、一端部が仕切り部材4に取り付けられ、他端部が一端部よりも下方に位置する。下向き区画部材8は、仕切り部材4の長手方向において仕切り部材4の長さよりも短い長さを有する。
第1の態様によれば、下向き区画部材8により、収納空間3を適度に仕切りやすい。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、下向き区画部材8の下端部は、底部21と接触しない。
第2の態様によれば、下向き区画部材8の下端部と底部21との間に隙間を介して、物品の一部(凸部等)を第一区画部材5に仕切られる一方の側の空間から他方の側の空間にはみ出させることにより、物品が第一区画部材5に仕切られた空間により一層収納されやすくなる。
第3の態様では、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様は、仕切り部材4は、左右一対の側規制部24の上端部と同じ高さ位置に設けられる。下向き区画部材8の上下方向の長さは、上下方向における底部21から仕切り部材4までの長さの2/3以上である。
第3の態様によれば、より一層、物品が第一区画部材5に仕切られた空間により一層収納されやすくなる。
11 キッチンキャビネット
2 引き出し
21 底部
22 前規制部
23 後規制部
24 側規制部
3 収納空間
4 仕切り部材
8 下向き区画部材

Claims (3)

  1. キッチンキャビネットに対して前後方向に出し入れされる引き出しであって、
    収納空間の下端部、前端部、後端部及び左右一対の側端部にそれぞれ底部、前規制部、後規制部及び左右一対の側規制部を備えて、物品が上下方向に出し入れされるように構成されており、
    前記収納空間を仕切る、前記収納空間の上下方向の長さよりも短い上下方向の長さを有する仕切り部材が設けられ、
    一端部が前記仕切り部材に取り付けられ、他端部が前記一端部よりも下方に位置する、前記仕切り部材の長手方向において前記仕切り部材の長さよりも短い長さを有する下向き区画部材が設けられ、
    前記下向き区画部材は、上横片、外縦片及び下横片を有して側方より前記仕切り部材が挿入される連結部を有する
    引き出し。
  2. 前記下向き区画部材の下端部は、前記底部と接触しない
    請求項1記載の引き出し。
  3. 前記仕切り部材は、前記左右一対の側規制部の上端部と同じ高さ位置に設けられ、
    前記下向き区画部材の上下方向の長さは、上下方向における前記底部から前記仕切り部材までの長さの2/3以上である
    請求項1又は2記載の引き出し。
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