JP2024017939A - 医用情報処理方法、医用器具、及び医用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医用器具の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得すること。【解決手段】実施形態に係る医用情報処理方法は、被検体に対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具であって、当該医用器具が有する、既知の空間情報をセンシングするセンサからのセンシング結果を取得し、センシング結果に基づいて当該医用器具の位置及び姿勢を特定し、特定された位置及び姿勢を示す情報の出力を制御する。【選択図】 図2

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理方法、医用器具、及び医用システムに関する。
被検体の体内組織が画像化された医用画像データを生成する医用画像診断装置が存在する。医用画像診断装置としては、X線CT(Computed Tomography)、X線診断装置、超音波診断装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が挙げられる。X線CT装置は、寝台装置に載置された被検体にX線を照射することでX線検出器が検出したX線に基づく電気信号に基づいて、被検体のアキシャル断層のCT画像データやボリュームデータ等の再構成画像データを生成する。
医用画像診断装置において、ニードル装置等の医用器具の位置及び姿勢を検出する場合がある。当該医用器具の位置及び姿勢は、磁場による検出、ステレオカメラによる検出等により行われる。磁場による検出の場合、検査室に磁場を構成する設備を設ける必要があり、また、周囲に金属が多いと磁場がゆがむ等の問題がある。ステレオカメラによる検出の場合、術者の影になると認識できない、複数のニードルが近接すると干渉する等の問題がある。
特開2006-3263号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、医用器具の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を、他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る医用情報処理方法は、被検体に対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具であって、当該医用器具が有する、既知の空間情報をセンシングするセンサからのセンシング結果を取得し、センシング結果に基づいて当該医用器具の位置及び姿勢を特定し、特定された位置及び姿勢を示す情報の出力を制御する。
図1は、実施形態に係る医用器具の構成を示す外観図。 図2は、実施形態に係る医用器具の構成及び機能を示すブロック図。 図3は、実施形態に係る医用器具の動作例をフローチャートとして示す図。 図4は、実施形態に係る医用器具において、医用器具の位置及び姿勢の特定方法を説明するための斜視図。 図5は、実施形態に係る医用器具の第1変形例において、医用器具の位置及び姿勢の特定方法を説明するための斜視図。 図6は、実施形態に係る医用器具の第2変形例において、医用器具の位置及び姿勢の特定方法を説明するための斜視図。 図7は、実施形態に係る医用器具の第2変形例の動作をフローチャートとして示す図。 図8は、実施形態に係る医用器具の第3変形例の構成及び機能を示すブロック図。 図9は、実施形態に係る医用器具の第3変形例において、医用器具の位置及び姿勢の提示方法を説明するための斜視図。 図10は、実施形態に係る医用器具の第3変形例において、表示内容のテンプレートの例を示す図。 図11は、実施形態に係る医用器具の第3変形例において、表示例を示す図。 図12は、実施形態に係る医用システムの構成を示す概略図。 図13は、実施形態に係る医用システムの構成及び機能を示すブロック図。 図14は、実施形態に係る医用システムの動作例をフローチャートとして示す図。
以下、図面を参照しながら、医用情報処理方法、医用器具、及び医用システムの実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係る医用器具は、バイオプシ(生検)に用いるニードルとニードルホルダとを含むニードル装置や、アブレーションに用いるニードルや、ニードルガイド機能をもった超音波プローブ等を含む。また、実施形態に係る医用システムは、医用器具と、医用画像診断装置とを備える。医用画像診断装置は、医用器具とともに使用されるX線CT装置、X線診断装置、超音波診断装置、MRI装置、核医学診断装置等を含む。
(医用器具)
図1は、実施形態に係る医用器具10の外観を示す。図2は、実施形態に係る医用器具10の構成及び機能を示す。例えば、医用器具10は、バイオプシに用いるニードル11と、ニードルホルダ12とを備える。また、ニードルホルダ12は、センサ13と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16とを備える。
ここで、医用器具10のニードルホルダ12は、図1(A)に示すように、センサ13(例えば、3個の面視野のセンサ13a~13c、又は、3個の点視野のセンサ13d~13f)と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16とを備える構造である。又は、ニードルホルダ12は、図1(B)に示すように、ニードルホルダ本体Vに、センサ13と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16とを備える筐体Uを脱着可能なように取り付けた構造である。また、ニードルホルダ12は、図1(C)に示すように、センサ13(例えば、1個の面視野のセンサ13d)と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16とを備える構造をとる場合もある。なお、図1(B)に示すニードルホルダ本体Vに、図1(C)に示す1個の面視野のセンサ13dが設けられていてもよい。
ニードル11は、検査又は治療において、被検体(例えば、患者P)の体外から血管又は体腔内や内臓に刺される注射針であり、穿刺針とも呼ばれる。ニードル11は、検査のため患者Pから組織などを採取したり、体内にたまった体液やうみを排出したり、治療のため薬物を注入したりするためのものである。
ニードルホルダ12は、ニードル11をその体軸方向に進退可能なようにニードル11を保持する。
ニードルホルダ12のセンサ13は、ニードルホルダ12に設けられ、医用器具10周辺の既知の空間情報をセンシングする。後述するように、ニードルホルダ12を使用する検査室には、固定され変位しない内壁、天井、及び什器等の固定部や、変位するが変位後の位置を特定可能な可動部が存在する。センサ13は、固定部又は可動部に設けられる特徴点(図4に図示)、パターン(図5に図示)、走査される輝点(図6に図示)を、既知の空間情報としてセンシングする。
センサ13は、1個以上のカメラ等の面視野のセンサ(つまり、2次元センサ)を備えるか、又は、3個以上のPD(Photodiode)等の点視野のセンサ(つまり、1次元センサ)を備える。前者について、例えば、検査室内を広く捉えるには画角が狭いカメラがセンサ13として使用される場合、センサ13は、複数のカメラ、例えば、3個のカメラ13a~13c(図1(A),(B)に図示)を備える。3個のカメラ13a~13cを備える場合、3個のカメラ13a~13cの視野範囲で3点を検知すればよいので、1個の場合より固定部や位置特定可能な可動部が術者等によって隠れる可能性が低くなるという利点がある。一方で、例えば、検査室内を広く捉えるには画角の広いカメラ(広角レンズ等のレンズを備えたカメラ)がセンサ13として設けられる場合、センサ13は、1個以上のカメラ、例えば、1個のカメラ13d(図1(C)に図示)を備える。画角の広い1個のカメラ13dを用いる場合も、3個のカメラ13a~13c(図1(A),(B)に図示)を用いる場合と同様に基線を長めにとることができるので、測位精度を向上することができるという利点がある。以下、センサ13がカメラを備える場合の例として、3個のカメラ13a~13cを備える場合について説明するが、3個の場合に限定されるものではない。
そして、3個のカメラ13a~13cによって取得された光学画像に含まれる既知の空間座標(3個以上の特徴点の座標)に基づいて、医用器具10の位置及び姿勢を特定する。この場合について、図4を用いて後述する。又は、3個のカメラ13a~13cによって取得された光学画像に含まれる既知の空間座標(パターンの3個以上の変化点の座標)に基づいて、医用器具10の位置及び姿勢を特定する。この場合について、図5を用いて後述する。
また、センサ13は、画角が極小の3個のカメラ13a~13cを備えてもよい。一方で、空間座標が既知の多数の点r(図6に図示)内で多数の図形(星形、四角形、丸形等を形作る輝点群)を形成する。そして、3個のカメラ13a~13cの各カメラが、多数の図形の中から所定の図形を検知することで、医用器具10の位置及び姿勢を特定する。例えば、カメラ13aが星形の図形を検知し、カメラ13bが四角形の図形を検知し、カメラ13aが丸形の図形を検知すると、検知した図形の種類に応じて、検知した図形の位置をそれぞれ特定することができる。それにより、カメラ13a~31cの視線方向をそれぞれ特定することができるため、医用器具10の位置及び姿勢を特定することができる。なお、極小の画角とは、1個の図形を捉えることができる程度の画角を意味する。
他方、センサ13としてPDが使用される場合、検査室内を広く捉えるために、センサ13は、3個以上のPD、例えば、3個のPD13e~13g(図1(A),(B)に図示)を備える。一方で、空間座標が既知の多数の点r(図6に図示)内で1つの輝点が走査される。そして、3個のPD13e~13gの各PDが、走査される輝点の中から所定の輝点を検知することで、医用器具10の位置及び姿勢を特定する。例えば、PD13e~13gが輝点を検知すると、検知した時刻に応じて、検知した輝点の位置をそれぞれ特定することができる。それにより、PD13e~31gの視線方向をそれぞれ特定することができるため、医用器具10の位置及び姿勢を特定することができる。この場合について、図6及び図7を用いて後述する。
ニードルホルダ12のメモリ14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって構成される。メモリ14は、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアによって構成されてもよい。メモリ14は、処理回路16において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。なお、メモリ14は、記憶部の一例である。
ニードルホルダ12のネットワークインターフェース15は、パラレル接続仕様やシリアル接続仕様に合わせたコネクタによって構成される。ネットワークインターフェース15は、ネットワーク上の外部装置と情報の送受信を無線又は有線で行なう。なお、ネットワークインターフェース15は、入力部及び出力部の一例である。
ニードルホルダ12の処理回路16は、医用器具10の全体の動作を制御する。処理回路16は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、又はGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサの他、ASIC、及び、プログラマブル論理デバイス等を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
また、処理回路16は、単一の回路によって構成されてもよいし、複数の独立した処理回路要素の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、メモリは処理回路要素ごとに個別に設けられてもよいし、単一のメモリが複数の処理回路要素の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。
処理回路16は、メモリ14に記憶された、又は、処理回路16内に直接組み込まれたコンピュータプログラムを読み出して実行することで、取得機能F1と、特定機能F2と、出力制御機能F3と、ニードル制御機能F4とを実現する。なお、機能F1~F4の全部又は一部は、コンピュータプログラムの実行により実現される場合に限定されるものではなく、医用器具10にASIC等の回路として備えられる場合であってもよい。
取得機能F1は、患者Pに対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具10であって、センサ13からのセンシング結果を取得する機能を含む。
特定機能F2は、取得機能F1によって取得されたセンシング結果に基づいて当該医用器具10の位置及び姿勢を特定する機能を含む。ここで、特定機能F2は、センサ13としての面視野のカメラ13a~13c、又は、カメラ13dが検知する特徴点等の座標に基づいて当該医用器具10の位置及び姿勢を特定する(後述する図4及び図5)。又は、特定機能F2は、センサ13としての点視野PD13e~13gが検知する輝点の座標に基づいて当該医用器具10の位置及び姿勢を特定する(後述する図6)。
出力制御機能F3は、特定機能F2によって特定された医用器具10の位置及び姿勢を示す情報の出力を制御する機能を含む。例えば、出力制御機能F3は、ニードルホルダ12に取り付けられた出力部としてのスピーカ又はディスプレイ(ともに図示省略)から当該情報を発音又は表示したり、出力部としてのネットワークインターフェース15から当該情報を外部装置に送信したり、出力部としての投影器80(図8に図示)から当該情報を投影したりする。
ニードル制御機能F4は、ニードル11のニードルホルダ12に対する進退動を制御する機能を含む。なお、ニードル11の種類によってはニードルホルダ12に対する進退動を行わない場合があり、その場合ニードル制御機能F4は不要である。
続いて、図3を用いて、医用器具10の動作(医用情報処理方法)を説明する。図3は、医用器具10の動作をフローチャートとして示す図である。図3において、「ST」に数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まず、取得機能F1は、患者Pに対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具10であって、当該医用器具10が有する、既知の空間情報をセンシングするセンサ13からのセンシング結果を取得する(ステップST1)。
特定機能F2は、ステップST1によって取得されたセンシング結果に基づいて当該医用器具10の位置及び姿勢を特定する機能を含む。医用器具10の位置及び姿勢の特定方法について図4を用いて説明する。
図4に示すように、検査室内に、撮像装置(例えば、図12に示す撮像装置50)と、患者Pを載置した寝台装置(例えば、図12に示す寝台装置60)が配置される。そして、術者は、把持する医用器具10の位置及び姿勢を調整しながら患者Pに対してニードル11を穿刺する。その場合、カメラ13a~13c(図1(A)に図示)が検査室内の特徴点を認識することにより、取得機能F1は、センシング結果として、カメラ13a~13cから、既知の空間情報をもつ特徴点を含む光学画像を取得する。特定機能F2は、光学画像に含まれる特徴点に基づいて、検査室内における医用器具10の位置及び姿勢を特定する。
例えば、特徴点は、既知の空間情報をもつ固定部上の点、及び/又は、既知の空間情報とそれからの変位量を算出可能な可動部上の点である。特定機能F2は、可動部上の点の変位量を、可動部の駆動機構のロータリエンコンダの出力(医用画像診断装置から取得)に基づいて求めることができる。例えば、固定部は、内壁(又は天井)の角C1や、什器Bの角C2等である。可動部は、チルト可能な撮像装置50の外部カバー上の点C3及びボア(空洞)境界壁等である。なお、特徴点の座標は、予め取得(校正)してメモリ14に記憶させておけばよい。
医用器具10の位置及び姿勢を特定は、カメラ13a~13cにより取得された光学画像のパターンサーチにより行われる。カメラ13a~13cで取得された各光学画像には、内壁又は天井に設けられる3個以上、例えば3個の特徴点に基づく図形を含む。パターンサーチにおいて、特定機能F2は、各光学画像を、テンプレート画像のサーチ領域内を一定間隔(ステップ幅)でスライド及び回転させ、相関値が最大の位置及び角度を探すことで、カメラ13a~13cそれぞれの空間位置、つまり、医用器具10の空間位置を特定するとともに、カメラ13a~13cそれぞれの空間位置に基づき医用器具10の姿勢を特定する。又は、特定機能F2は、3個の特徴点を含む多数の光学画像と、各光学画像に対応するカメラ13a~13cの空間位置とを学習させた学習済みモデルに新規の光学画像を入力することで、新規の光学画像に対応するカメラ13a~13cの空間位置、つまり、医用器具10の空間位置を特定してもよい。
なお、特定機能F2は、カメラ13a~13cの視野範囲にどのような領域を含むか、という情報を用いて3点の特徴点までの距離を測定することで、医用器具10の位置及び姿勢を特定することもできる。また、前述したように画角が広いカメラであれば、センサ13は1つのカメラ13d(図1(C)に図示)であってもよい。広角レンズを備えたカメラ13dを用いると視野が広がるため、3個のカメラ13a~13cを用いる場合と同様に基線長を長くできるというメリットがある。この場合、医用器具10の多様な位置及び姿勢の場合における多様なテンプレート画像を準備することで、特定機能F2は、各テンプレート画像を用いたパターンサーチによりカメラ13d、つまり、医用器具10の位置を特定するとともに、医用器具10の姿勢を特定する。
図3の説明に戻って、出力制御機能F3は、特定機能F2によって特定された医用器具10の位置及び姿勢を示す情報を、スピーカ(図示省略)、ディスプレイ(図示省略)、投影器80(図8に図示)から出力したり、医用画像診断装置(例えば、図12に示すコンソール装置70)に出力したりする(ステップST3)。そして、術者は、ステップST3に基づく出力に応じて医用器具10の位置及び姿勢を調整する(ステップST4)。
ステップST4による調整の結果、術者は、医用器具10が所定の位置及び姿勢であるか否かを判断する(ステップST5)。なお、ステップST5の判断は、ニードル制御機能F4により行われてもよい。その場合、ニードル制御機能F4は、ステップST4による調整後の医用器具10の現在の位置及び姿勢と、穿刺計画に基づく目標の穿刺位置及び穿刺角度との差が閾値以内であるか否かを判断することで、医用器具10が所定の位置及び姿勢であるか否かを判断する。
ステップST5の判断でYES、つまり、医用器具10が所定の位置及び姿勢である場合、術者は、撮像装置50による撮像(例えば、CT透視)を行いながら、ニードル制御機能F4は、調整後の医用器具10のニードルホルダ12からニードル11を進ませて患者Pからの組織の採取やアブレーションを開始する(ステップST6)。一方で、ステップST5の判断でNO、つまり、医用器具10が所定の位置及び姿勢でない場合、取得機能F1は、再び、既知の空間情報をセンシングするセンサ13からのセンシング結果を取得する(ステップST1)。このように、ステップST1~ST5を繰り返すことで、医用器具10の位置及び姿勢を示す情報の出力を用いた医用器具10の位置及び姿勢の調整を繰り返すことができる。
以上のように、医用器具10によれば、磁場やステレオカメラを用いることなく、医用器具10自身の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することができる。それにより、医用器具10を利用した検査又は治療に要する時間を低減することができる。また、X線を照射しながら医用器具10を利用した検査又は治療を行う場合には、検査又は治療に要する時間の低減により不要被ばくを低減することができるし、手技のやり直しによる不要被ばくを低減することもできる。
(第1変形例)
特定機能F2による医用器具10の位置及び姿勢の特定方法について、他の方法が用いられてもよい。他の方法について図5を用いて説明する。
図5に示すように、検査室内に、撮像装置(例えば、図12に示す撮像装置50)と、患者Pを載置した寝台装置(例えば、図12に示す寝台装置60)が配置される。また、検査室の内壁(又は天井)や撮像装置50のボア境界壁に、座標を特定できるパターンが表示される。パターンとしては、疑似ランダムパターン、グリッド、コード化した座標、複数の組み合わせ等が考えられる。パターンの表示方法は印刷(例えば、壁紙)によるものであってもよいし、投影によるものであってもよい。また、パターンの表示方法は可視光によるものでもよいし、赤外光など可視光以外によるものであってもよい(この場合、カメラ13a~13cは赤外線カメラ)。
術者は、把持する医用器具10の位置及び姿勢を調整しながら患者Pに対してニードル11を穿刺する。その場合、カメラ13a~13c(図1(A)に図示)が検査室内のパターンを認識することにより、取得機能F1は、センシング結果として、カメラ13a~13cから、既知の空間情報をもつパターンを含む光学画像を取得する。特定機能F2は、光学画像に含まれる、座標を特定できるパターンに基づいて、検査室内における医用器具10の位置及び姿勢を特定する。例えば、パターンは、既知の空間情報をもつ固定部、及び/又は、既知の空間情報とそれからの変位量を算出可能な可動部に表示されたものである。特定機能F2は、可動部の変位量を、可動部の駆動機構のローラから得られるロータリエンコンダの出力(医用画像診断装置から取得)に基づいて求めることができる。例えば、固定部は、内壁や、什器B等である。可動部は、チルト可能な撮像装置50の外部カバー及びボア境界壁等である。
以上のように、医用器具10の第1変形例によれば、上述したように、磁場やステレオカメラを用いることなく、医用器具10自身の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することができる。
(第2変形例)
特定機能F2による医用器具10の位置及び姿勢の特定方法について、他の図4及び図5を用いて説明した光学画像の利用以外の方法が用いられてもよい。他の方法について図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すように、検査室内に、撮像装置(例えば、図12に示す撮像装置50)と、患者Pを載置した寝台装置(例えば、図12に示す寝台装置60)が配置される。また、検査室の内壁(又は床)に、指向性のよい光(例えば、レーザ光)を照射する輝点走査型の発光器90が設けられる。例えば、発光器90はプロジェクタであり、ミラーの角度(以下「ミラー角」と呼ぶ)で光の当たる輝点を淡色の天井上で走査することで多数の点rのうち特定の時刻に1つだけを輝点とすることができる。なお、図6は、説明の便宜上、隣り合う点同士の間隔が広くなるように多数の点rを図示し、また、ニードルホルダに取り付けられる点視野の3個のPDのうち1つが輝点r1を検知する時刻t1の状態を図示している。
術者は、把持する医用器具10の位置及び姿勢を調整しながら患者Pに対してニードル11を穿刺する。その場合、PD13e~13g(図1(A),(B)に図示)が、時刻情報から空間情報を知ることができる3個以上(例えば、3個)の輝点r1~r3の光(つまり、散乱光)をそれぞれ検知することにより、取得機能F1は、センシング結果として、PD13e~13gからそれぞれ輝点r1~r3を検知したという検知情報(検知時刻を含む)を取得する。取得機能F1は、検知情報に基づいて、PD13e~13gの視線方向をそれぞれ特定することができる。
また、ニードルホルダ12へのPD13e~13g(図1(A),(B)に図示)の取り付け位置は既知であるので、特定機能F2は、PD13e~13gの視線方向とPD13e~13gの相対位置関係とに基づいて、検査室内における医用器具10の位置及び姿勢を特定する。
図6に示す輝点を用いた医用器具10の位置及び姿勢の特定方法について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7において、「ST」に数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。なお、図7に示すステップST11~ST16は、図3に示すステップST1の詳細を示す。
取得機能F1は、発光器90を制御して、天井上において、輝点の走査を開始させる(ステップST11)。PD13eは、時刻t1において輝点の光を検知する(ステップST12)。次いで、PD13fは、時刻t2において輝点の光を検知する(ステップST13)。次いで、PD13gは、時刻t3において輝点の光を検知する(ステップST14)。取得機能F1は、ステップST11~ST13により光が検知された時刻t1~t3を取得する。
他方、取得機能F1は、発光器90から時刻t1~t3にそれぞれ対応する複数のミラー角(多数の点rのうち輝点がいずれなのかに関する情報)を取得する(ステップST15)。取得機能F1は、ステップST15によって取得された時刻t1~t3のミラー角に基づいて、PD13e~13gがそれぞれ検知した輝点r1~r3の座標(多数の点rのそれぞれの座標は検出時刻から換算できる)を特定する(ステップST16)。取得機能F1は、PD13eが光を検知した時刻t1のミラー角に基づいて、PD13eが検知した輝点が多数の点rのうち輝点r1であることを特定することができる。なお、PD13f,13gが光を検知した時刻t2,t3の輝点についても時刻t1の輝点と同様に特定することができる。時刻t2にPD13fで検知した輝点を輝点r2とし、時刻t3にPD13gで検知した輝点を輝点r3とする。
取得機能F1は、ステップST16によって特定された輝点r1~r3の座標に基づいて、PD13e~13gの視線方向をそれぞれ特定する(ステップST17)。また、ニードルホルダ12へのPD13e~13gの取り付け位置は既知である。特定機能F2は、ステップST16により特定された3個の輝点r1~r3の座標と、PD13e~13gの相対位置関係とに基づいて、医用器具10の位置及び姿勢を特定する(ステップST2)。
また、図6及び図7を用いて、発光器90がプロジェクタであり、PD13e~13gがプロジェクタによる輝点の光を検知する場合について説明したがその場合に限定されるものではない。例えば、発光器90を検査室の天井に備えられるLCD(Liquid Crystal Display)とし、PD13e~13gがLCDにより点灯された画素の光を検知するように構成されてもよい。LCDは、通常は画素が常時点灯するものであるが、点灯(つまり、輝点)を走査することで多数の画素のうち特定の時刻に1個の画素だけを点灯とすることができる。
また、図6及び図7において、発光器90により走査される輝点が単色である場合には、多数の点r内で輝点を1つずつ走査することで、多数の点r内で同一時刻に光る輝点を1つとする必要がある。しかしながら、発光器90により走査される輝点が多色であり、PD13e~13gが色を識別できるカラーセンサであれば、多数の点r内で同一時刻に光る輝点を複数とすることもできる。その場合、多数の点r全体の走査時間を短縮する利点ある。
以上のように、医用器具10の第2変形例によれば、磁場やステレオカメラを用いることなく、医用器具10自身の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することができる。
(第3変形例)
医用器具10の処理回路16は、医用器具の位置又は姿勢を補助するサポート画像を所定場所に向かって投影してもよい。その場合について図8~図11を用いて説明する。
図8は、実施形態に係る医用器具10の第3変形例の構成及び機能を示す。例えば、医用器具10は、バイオプシに用いるニードル11と、ニードルホルダ12とを備える。また、ニードルホルダ12は、センサ13と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16とを備える。また、医用器具10は、投影器(プロジェクタ)80の動作を制御する。
なお、図8において、図1(A)及び図2と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図8及び図9は、医用器具10と、投影器80とを示す。投影器80は、図9に示すように、鉛直軸(二点破線)の回転と水平軸(一点破線)の回転が可能なように検査室の天井吊り(又は壁吊りなど)で設けられる。投影器80は、医用器具10の現在の位置及び姿勢を、穿刺計画に基づく目標の穿刺位置及び穿刺角度とする向きを示すサポート画像として所定の場所に投影する。目標の穿刺位置及び穿刺角度は、医用画像診断装置(例えば、図12に図示するX線CT装置40)から取得すればよい。なお、投影器80は、出力部の一例である。
図9に示すように、検査室内に、撮像装置(例えば、図12に示す撮像装置50)と、患者Pを載置した寝台装置(例えば、図12に示す寝台装置60)が配置される。術者は、把持する医用器具10の位置及び姿勢の調整後、患者Pに対してニードル11を穿刺する。その場合、出力制御機能F3は、特定機能F2によって特定された医用器具10の位置及び姿勢を、穿刺計画に基づく医用器具10の目標の穿刺位置及び穿刺姿勢に一致させるための向きを示すサポート画像を投影器80から所定の場所に投影させる。具体的には、出力制御機能F3は、投影器80の鉛直軸回転及び水平軸回転を制御し、穿刺計画に応じた所定場所、例えば、目標の穿刺位置及び穿刺姿勢をもつ仮想医用器具10´の体軸の延長上の内壁(又は天井等)に向かってサポート画像を投影器80から投影させる。なお、投影器80の鉛直軸回転方向及び水平軸回転方向の変化量(向きの変化量)を、投影器80の駆動機構のローラから得られるロータリエンコンダの出力(医用画像診断装置から取得)に基づいて求めることができる。また、サポート画像の投影場所は、穿刺計画により変化するものに限定されるものではなく、内壁等の固定の場所であってもよいし、検査室内のディスプレイ(図示省略)によって表示されてもよい。
例えば、出力制御機能F3は、図10(A),(B)に示す投影パターンのテンプレートを用いて情報を投影器80から投影する。投影パターンは、輝度、コード、線及び点の密度等で表現されたものであってもよい。
出力制御機能F3は、医用器具10の目標の穿刺位置及び穿刺角度に一致させるために、テンプレートから生成されたサポート画像(図11(A)に図示)を投影器80から所定場所に向かって投影させる。図11(A)において、上段のテンプレート中の破線矩形の部分を下段に示す。術者は、把持する医用器具10の延長線上がサポート画像の投影場所(例えば、仮想医用器具10´の体軸の延長上の場所)に一致するように、また、投影されたサポート画像の中心がテンプレートの丸の中心に一致するように、把持する医用器具10の位置及び姿勢を変化させる。そうすると、図11(A)の上段に示す破線矩形がテンプレートの丸の中心に近づく。術者は、医用器具10の位置及び姿勢の変化を繰り返し、破線矩形のサポート画像(図11(A)の下段)の中心がテンプレート(図10(A))の丸の中心に到達したと判断すると、患者Pからの組織の採取やアブレーションを開始する。
また、出力制御機能F3は、医用器具10の目標の穿刺位置及び穿刺角度に一致させるために、テンプレートから生成されたサポート画像(図11(B)に図示)を投影器80から所定場所に向かって投影させる。図11(B)において、上段のテンプレート中の破線矩形の部分を下段に示す。術者は、把持する医用器具10の延長線上がサポート画像の投影場所(例えば、仮想医用器具10´の体軸の延長上の場所)に一致するように、また、投影されたサポート画像の中心がテンプレートの丸の中心に一致するように、把持する医用器具10の位置及び姿勢を変化させる。そうすると、図11(B)の上段に示す破線矩形がテンプレートの矢印中心に近づく。術者は、医用器具10の位置及び姿勢の変化を繰り返し、破線矩形のサポート画像(図11(B))の中心がテンプレート(図10(B))の矢印中心に到達したと判断すると、患者Pからの組織の採取やアブレーションを開始する。
以上のように、医用器具10の第3変形例によれば、医用器具の現在の位置又は姿勢を目標の穿刺位置及び穿刺角度とするための術者の作業をサポートすることができる。
(医用システム)
実施形態係る医用システムは、医用器具と、その医用器具と通信可能なように接続される医用画像診断装置とを備える。医用画像診断装置は、医用器具とともに使用されるX線CT装置、X線診断装置、超音波診断装置、MRI装置、核医学診断装置等を含む。以下、特に言及しない限り、実施形態に係る医用システムが医用器具とともに使用されるX線CT装置である場合を例にとって説明する。
なお、X線CT装置によるデータ収集方式には、X線源とX線検出器とが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(R-R:Rotate/Rotate)方式や、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(S-R:Stationary/Rotate)方式等の様々な方式がある。いずれの方式でも本発明を適用可能である。以下、実施形態に係るX線CT装置では、現在、主流を占めている第3世代の回転/回転方式を採用する場合を例にとって説明する。
撮像装置は、X線管と、X線検出器と、X線管及びX線検出器を対向配置して回転する回転部(例えば、回転フレーム)と、回転フレームを保持する固定部(例えば、固定フレーム)とを備える架台装置であり、X線の検出データを取得する。また、医用画像診断装置がX線診断装置である場合、撮像装置は、X線管と、X線検出器とを備え、X線の検出データを取得する。また、医用画像診断装置が超音波診断装置である場合、撮像装置は、超音波プローブであり、超音波の反射波に基づく受信信号を取得する。なお、超音波プローブは撮像装置でもあり、位置及び姿勢の検出対象の医用器具でもあり得る。また、医用画像診断装置がMRI装置である場合、撮像装置は、静磁場磁石と、傾斜磁場磁石と、高周波パルス送信部と、MR信号受信部とを備え、MRデータ(MR信号)を取得する。
コンソール装置は、撮像装置の動作を制御するとともに、撮像装置によって取得されたデータに基づいて画像データを生成する。
図12は、実施形態に係る医用システム20の全体構成を示す。図13は、実施形態に係る医用器具10の構成及び機能を示す。医用システム20は、医用器具10と、医用画像診断装置としてのX線CT装置40とを備える。X線CT装置40は、撮像装置50と、寝台装置60と、画像処理装置(例えば、コンソール装置)70とを備える。撮像装置50と、寝台装置60とは、検査室に設置される。撮像装置50は、寝台装置60に載置された撮像対象の患者Pに関するX線の検出データ(「純生データ」とも呼ばれる)を取得する。コンソール装置70は、複数ビュー分の検出データに対して前処理を施すことで生データを生成し、生データに対して再構成処理を施すことでCT画像データを再構成して表示する。
なお、図12において、説明の便宜上、撮像装置50を左側の上下に複数描画しているが、実際の構成としては、撮像装置50は1つである。
医用器具10は、図1及び図2に示す医用器具10(第1~第3変形例を含む)と同様に、バイオプシに用いるニードル11と、ニードルホルダ12とを備え、ニードルホルダ12は、センサ13と、メモリ14と、ネットワークインターフェース15と、処理回路16Aとを備える。処理回路16Aは、図2に示す処理回路16と同等の構成を備える。
X線CT装置40の撮像装置50は、X線源(例えば、X線管)51と、X線検出器52と、回転部(例えば、回転フレーム)53と、X線高電圧装置54と、制御装置55と、ウェッジ56と、コリメータ57と、データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)58とを備える。なお、撮像装置50は、架台部の一例である。
X線管51は、回転フレーム53に備えられる。X線管51は、X線高電圧装置54からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。例えば、X線管51には、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
なお、実施形態においては、一管球型のX線CT装置にも、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置にも適用可能である。また、X線を発生させるX線源は、X線管51に限定されるものではない。例えば、X線管51に替えて、電子銃から発生した電子ビームを収束させるフォーカスコイル、電磁偏向させる偏向コイル、患者Pの半周を囲い偏向した電子ビームが衝突することによってX線を発生させるターゲットリングを含む第5世代方式によりX線を発生させてもよい。なお、X線管51は、X線照射部の一例である。
X線検出器52は、X線管51に対向するように回転フレーム53に備えられる。X線検出器52は、X線管51から照射されたX線を検出し、当該X線量に対応した検出データを電気信号としてDAS58に出力する。X線検出器52は、例えば、X線管の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器52は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。
また、X線検出器52は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。
なお、X線検出器52は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器52は、X線検出部の一例である。
回転フレーム53は、X線管51とX線検出器52とを対向支持する。回転フレーム53は、後述する制御装置55による制御の下、X線管51及びX線検出器52を一体として回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム53は、X線管51及びX線検出器52に加えて、X線高電圧装置54やDAS58を更に備えて支持する場合もある。また、回転フレーム53は、回転部の一例である。
このように、X線CT装置40は、X線管51とX線検出器52とを対向させて支持する回転フレーム53を患者Pの周りに回転させることで、複数ビュー、即ち、患者Pの360°分の検出データを収集する。なお、CT画像データの再構成方式は、360°分の検出データを用いるフルスキャン再構成方式には限定されない。例えば、X線CT装置40は、半周(180°)+ファン角度分の検出データに基づいてCT画像データを再構成するハーフ再構成方式を採ってもよい。
X線高電圧装置54は、回転フレーム53、又は、回転フレーム53を回転可能に支持する非回転部分(例えば図示しない固定フレーム)に備えられる。X線高電圧装置54は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有する。X線高電圧装置54は、後述する制御装置55による制御の下、X線管51に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置(図示省略)と、後述する制御装置55による制御の下、X線管51が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置(図示省略)を有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、図12において、説明の便宜上、X線高電圧装置54が、X線管51に対してx軸の正方向の位置に配置されているが、X線管51に対してx軸の負方向の位置に配置されてもよい。
制御装置55は、処理回路及びメモリと、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路及びメモリの構成については、図2に示す医用器具10の処理回路16及びメモリ14と同等であるので説明を省略する。
制御装置55は、コンソール装置70又は撮像装置50に取り付けられた、後述する入力インターフェースからの入力信号を受けて、撮像装置50及び寝台装置60の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置55は、入力信号を受けて回転フレーム53を回転させる制御や、撮像装置50、つまり架台装置をチルトさせる制御や、寝台装置60及び天板63を動作させる制御を行う。なお、撮像装置50をチルトさせる制御は、撮像装置50に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置55がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム53を回転させることによって実現される。なお、制御装置55は撮像装置50に設けられてもよいし、コンソール装置70に設けられてもよい。なお、制御装置55は、制御部の一例である。
また、制御装置55は、コンソール装置70や撮像装置50に取り付けられた、後述する入力インターフェースから入力された撮像条件に基づいて、X線管51の回転角度や、後述するウェッジ56及びコリメータ57の動作を制御する。
ウェッジ56は、X線管51のX線出射側に配置されるように回転フレーム53に備えられる。ウェッジ56は、制御装置55による制御の下、X線管51から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ56は、X線管51から患者Pに照射されるX線が予め定められた分布になるように、X線管51から照射されたX線を透過して減衰させるフィルタである。例えば、ウェッジ56(ウェッジフィルタ(Wedge Filter)、ボウタイフィルタ(bow-tie filter))は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ57は、X線絞り又はスリットとも呼ばれ、X線管51のX線出射側に配置されるように回転フレーム53に備えられる。コリメータ57は、制御装置55による制御の下、ウェッジ56を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組合せによってX線の照射開口を形成する。
DAS58は、回転フレーム53に備えられる。DAS58は、制御装置55による制御の下、X線検出器52の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、制御装置55による制御の下、電気信号をデジタル信号に変換するA/D(Analog to Digital)変換器とを有し、増幅及びデジタル変換後の検出データを生成する。DAS58によって生成された、複数ビュー分の検出データは、コンソール装置70に転送される。
ここで、DAS58によって生成された検出データは、回転フレーム53に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって撮像装置50の固定フレームに設けられたフォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置70に転送される。なお、回転フレーム53から撮像装置50の固定フレームへの検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。また、回転フレーム53は、回転部の一例である。
寝台装置60は、基台61と、寝台駆動装置62と、天板63と、支持フレーム64とを備える。寝台装置60は、スキャン対象の患者Pを載置し、制御装置55による制御の下、患者Pを移動させる装置である。
基台61は、支持フレーム64を鉛直方向(y軸方向)に昇降可能に支持する筐体である。
寝台駆動装置62は、基台61を鉛直方向(y軸方向)に移動させるモータ又はアクチュエータである。
天板63は、支持フレーム64の上面に設けられ、患者Pを載置可能な形状を有する板である。天板63は、天板63を天板63の長軸方向(z軸方向)に移動するモータ又はアクチュエータである天板駆動装置により、天板63を移動可能である。
なお、天板駆動装置は、天板63に加え、支持フレーム64を天板63の長軸方向(z軸方向)に移動させてもよい。また、天板駆動装置は、寝台装置60の基台61ごと移動させてもよい。本発明を立位CTに応用する場合、天板63に相当する患者移動機構を移動する方式であってもよい。また、ヘリカルスキャンや位置決め等のためのスキャノ撮像等、撮像装置50の撮像系と天板63の位置関係の相対的な変更を伴う撮像を実行する場合は、当該位置関係の相対的な変更は天板63の駆動によって行われてもよいし、撮像装置50の固定部の走行によって行われてもよく、またそれらの複合によって行われてもよい。
コンソール装置70は、コンピュータとしての構成を備え、メモリ71と、ディスプレイ72と、入力インターフェース73と、ネットワークインターフェース74と、処理回路75とを備える。なお、コンソール装置70は撮像装置50とは別体として説明するが、撮像装置50にコンソール装置70又はコンソール装置70の各構成要素の一部が含まれてもよい。また、以下の説明では、コンソール装置70が単一のコンソールで全ての機能を実行するものとするが、これらの機能は、複数のコンソールが実行してもよい。
メモリ71は、図2に示すメモリ14と同等の構成を備える。また、記憶されるOSに、術者等の操作者に対するディスプレイ72への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力インターフェース73によって行うことができるGUI(Graphic User Interface)を含めることもできる。なお、メモリ71は、記憶部の一例である。
ディスプレイ72は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ72は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。また、ディスプレイ72は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置70本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしてもよい。なお、ディスプレイ72は、出力部の一例である。
入力インターフェース73は、技師等の操作者によって操作が可能な入力デバイスと、入力デバイスからの信号を入力する入力回路とを含む。入力デバイスは、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面に触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力デバイスが術者等の操作者から入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して処理回路75に出力する。また、入力インターフェース73は、撮像装置50に設けられてもよい。また、入力インターフェース73は、コンソール装置70本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されてもよい。なお、入力インターフェース73は、入力部の一例である。
ネットワークインターフェース74は、図2に示すネットワークインターフェース15と同等の構成を備え、ネットワーク上の外部装置と情報の送受信を無線又は有線で行なう。なお、ネットワークインターフェース74は、入力部及び出力部の一例である。
処理回路75は、図2に示す処理回路16と同等の構成を備え、X線CT装置40の全体の動作を制御する。
続いて、医用システム20の構成及び機能について図13を用いて説明する。医用システム20は、医用器具10と、図12に示すX線CT装置40とを備える。なお、医用システム20は、発光器90(図6に図示)又は投影器80(図9に図示)をさらに備えてもよい。
ニードルホルダ12の処理回路16Aは、メモリ14に記憶された、又は、処理回路16A内に直接組み込まれたコンピュータプログラムを読み出して実行することで、ニードル制御機能F4を実現する。また、X線CT装置40の処理回路75は、メモリ71に記憶された、又は、処理回路75内に直接組み込まれたコンピュータプログラムを読み出して実行することで、取得機能F1と、特定機能F2と、出力制御機能F3と、撮像制御機能F5とを実現する。なお、機能F1~F3,F5の全部又は一部は、コンピュータプログラムの実行により実現される場合に限定されるものではなく、X線CT装置40にASIC等の回路として備えられる場合であってもよい。また、機能F1~F3,F5の全部又は一部は、撮像装置50側の処理回路や医用器具10の処理回路16Aによって実現されてもよい。
ニードルホルダ12のニードル制御機能F4は、上述したように、ニードル11のニードルホルダ12に対する進退動を制御する機能を含む。
X線CT装置40の取得機能F1は、ニードルホルダ12からネットワークインターフェース74を介してセンサ13のセンシング結果を取得する機能を含む。特定機能F2は、前述したように、取得機能F1によって取得されたセンシング結果に基づいて当該医用器具10の位置及び姿勢を特定する機能を含む。出力制御機能F3は、前述したように、特定機能F2によって特定された医用器具10の位置及び姿勢を示す情報を出力する機能を含む。
撮像制御機能F5は、撮像装置50の動作を制御するとともに、撮像装置50によって取得されたX線の検出データに基づいて、画像データとしてCT画像データを生成する機能を含む。また、撮像制御機能F1は、生成された画像データをメモリ71に記憶させたりディスプレイ72に表示させたりすることもできる。
続いて、図14を用いて、医用システム20の動作(医用情報処理方法)を説明する。図14は、医用システム20の動作をフローチャートとして示す図である。図14において、「ST」に数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。なお、図14において、図3に示すステップと同一ステップについては同一符号を付して説明を省略する。
まず、医用システム20のX線CT装置40は、撮像装置50の動作を制御して、患者Pの撮像を実行して画像データを生成し、画像データに基づいて穿刺計画(目標の穿刺位置及び穿刺角度)を作成する(ステップST71)。
そして、術者は、ステップST3に基づいて出力される医用器具10の位置及び姿勢を示す情報が、ステップST71によって作成された目標の穿刺位置及び穿刺角度に一致するように医用器具10の位置及び姿勢を調整する(ステップST12)。ステップST12において、出力制御機能F3は、穿刺計画用に事前に取得されたCT画像データを介して、医用器具10の現在の位置及び姿勢を示す座標系を、患者Pの座標系に変換することができる。また、出力制御機能F3は、変位量を算出可能な可動部としての天板63の、撮像装置50のボアに対する進退動、上下動、左右動等の変位量に基づいて、患者Pの座標系の校正(キャリブレーション)を行うこともできる。
ステップST12による調整の結果、術者は、医用器具10が所定の位置及び姿勢であるか否かを判断する(ステップST5)。なお、上述したとおり、ステップST5の判断は、ニードル制御機能F4により行われてもよい。その場合、ニードル制御機能F4は、ステップST12による調整後の医用器具10の現在の位置及び姿勢と、ステップST71で作成された穿刺計画に基づく目標の穿刺位置及び穿刺角度との差が閾値以内であるか否かに応じて、医用器具10が所定の位置及び姿勢であるか否かを判断する。
なお、実施形態に係る医用システム20が、医用画像診断装置がX線CT装置40においてCT透視下でニードル11の位置及び姿勢を調整するケースについて説明したがそのケースに限定されるものではない。例えば、実施形態に係る医用システム20は、医用画像診断装置としてのX線透視装置において透視下でニードルの位置及び姿勢を調整するケースや、医用画像診断装置としての超音波診断装置において超音波プローブの位置及び姿勢を調整するケースをも含む。
以上のように、医用システム20によれば、磁場やステレオカメラを用いることなく、医用器具10自身の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することができる。それにより、医用器具10を利用した検査又は治療に要する時間を低減することができる。また、X線を照射しながら医用器具10を利用した検査又は治療を行う場合には、検査又は治療に要する時間の低減により不要被ばくを低減することができるし、手技のやり直しによる不要被ばくを低減することもできる。
なお、取得機能F1は、取得部の一例である。特定機能F2は、特定部の一例である。出力制御機能F3は、出力制御部の一例である。ニードル制御機能F4は、ニードル制御部の一例である。撮像制御機能F5は、撮影制御部の一例である。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、医用器具10の位置及び姿勢を効率的に精度よく取得することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…医用器具
16,16A…処理回路
20…医用システム
40…医用画像診断装置(例えば、X線CT装置)
70…画像処理装置(例えば、コンソール装置)
75…処理回路
80…投影器
90…発光器
F1…取得機能
F2…特定機能
F3…出力制御機能
F4…ニードル制御機能
F5…撮像制御機能
B…什器

Claims (12)

  1. 被検体に対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具であって、当該医用器具が有する、既知の空間情報をセンシングするセンサからのセンシング結果を取得し、
    前記センシング結果に基づいて当該医用器具の位置及び姿勢を特定し、
    前記特定された位置及び姿勢を示す情報の出力を制御する、
    医用情報処理方法。
  2. 被検体に対して配置され検査又は治療に用いられる医用器具であって、
    当該医用器具が有する、既知の空間情報をセンシングするセンサと、
    前記センサによるセンシング結果に基づく当該医用器具の位置及び姿勢を出力する出力部と、
    を備える医用器具。
  3. 前記センサからのセンシング結果を取得する取得部と、
    前記センシング結果に基づいて当該医用器具の位置及び姿勢を特定する特定部と、
    前記特定された位置及び姿勢を示す情報の前記出力部からの出力を制御する出力制御部と、
    を備える請求項2に記載の医用器具。
  4. 請求項2に記載の前記医用器具と、
    前記医用器具と通信可能なように接続される、出力部を備える医用画像診断装置と、
    を備える医用システムであって、
    前記医用器具の前記センサからのセンシング結果を取得する取得部と、
    前記センシング結果に基づいて当該医用器具の位置及び姿勢を特定する特定部と、
    前記特定された位置及び姿勢を示す情報の、前記医用画像診断装置の前記出力部からの出力を制御する出力制御部と、
    を備える医用システム。
  5. 前記出力制御部は、前記特定された位置及び姿勢を示す座標系を、前記医用画像診断装置による撮像対象の被検体の座標系に変換する、
    請求項4に記載の医用システム。
  6. 前記出力制御部は、変位量を算出可能な可動部の変位量に基づいて、前記被検体の座標系の校正を行う、
    請求項5に記載の医用システム。
  7. 前記センサは、2次元センサであり、
    前記取得部は、前記センシング結果として、前記2次元センサから、既知の空間情報をもつ固定部上の点、及び/又は、既知の空間情報とそれからの変位量を算出可能な可動部上の点を特徴点として含む光学画像を取得し、
    前記特定部は、前記光学画像に基づいて前記医用器具の位置及び姿勢を特定する、
    請求項4に記載の医用システム。
  8. 前記センサは、2次元センサであり、
    前記取得部は、前記センシング結果として、前記2次元センサから、既知の空間情報をもつ固定部、及び/又は、既知の空間情報とそれからの変位量を算出可能な可動部に表示されたパターンを含む光学画像を取得し、
    前記特定部は、前記光学画像に基づいて前記医用器具の位置及び姿勢を特定する、
    請求項4に記載の医用システム。
  9. 前記取得部は、印刷、又は、投影により表示された前記パターンを含む光学画像を取得する、
    請求項8に記載の医用システム。
  10. 前記取得部は、可視光、又は、赤外光により表示された前記パターンを含む光学画像を取得する、
    請求項8に記載の医用システム。
  11. 輝点走査型の発光器を備え、
    前記センサは、1次元センサであり、
    前記取得部は、前記センシング結果として、前記1次元センサから、既知の空間情報をもつ輝点を検知したという検知情報を取得し、
    前記特定部は、前記検知情報に基づいて前記医用器具の位置及び姿勢を特定する、
    請求項4に記載の医用システム。
  12. 前記出力部として、前記特定された位置及び姿勢を示す情報を投影するための投影器を備え、
    前記出力制御部は、前記特定された位置及び姿勢を示す情報の前記投影器からの投影を制御する、
    請求項4乃至11のいずれか1項に記載の医用システム。
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