JP2023535422A - ロータ積層体、ロータ積層コア、ロータ、電気機械および車両 - Google Patents

ロータ積層体、ロータ積層コア、ロータ、電気機械および車両 Download PDF

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Abstract

本発明は、電気機械(111)のロータ(100)のためのロータ積層体(1)であって、複数の貫通開口部(2a~2f)を備え、当該複数の貫通開口部(2a~2f)の各々が、ロータ積層コア(101)の磁石ポケット(102)を形成するために設けられ、かつ第1の長辺(4)、および第1の長辺(4)に平行な第2の長辺(5)を有する、ロータ積層体(1)に関する。周方向に隣接しかつ半径方向対称軸(3)に関して互いに軸対称な貫通開口部(2a~2f)の対において、長辺(4、5)の、対称軸(3)に向かって向く端部(6、7)を、各対の各貫通開口部(2a~2f)の外輪郭(8)は相互接続しており、当該外輪郭(8)は、第1の長辺(4)から、両方の長辺(4、5)から離れる方向に延在し、第1の長辺(4)から第2の長辺(5)へ定義された広がりの方向に沿って、第2の長辺(5)まで、対称軸(3)に向かって湾曲した弧状部分(12)を越えている。

Description

本発明は、電気機械のロータのためのロータ積層体であって、多数の通路開口部を備え、当該多数の通路開口部の各々が、ロータ積層コアの磁石ポケットを形成するように意図されており、第1の縦辺、および第1の縦辺に平行な第2の縦辺を有し、周方向に隣接しかつ半径方向対称軸に関して互いに軸対称の関係に位置する通路開口部の対について、それぞれの対のそれぞれの通路開口部の外輪郭が、縦辺のうちの対称軸を向く端部を互いに接続している、ロータ積層体に関する。
さらに、本発明は、電気機械用のロータ積層コア、電気機械用のロータ、車両用の電気機械、および車両に関する。
独国特許出願公開第102018118275号明細書は、電気機械用のロータ機構であって、積層コアによって形成されたロータコアと、複数の永久磁石とを備え、当該複数の永久磁石の各々が、ロータコア内に形成された磁石ポケットの内側に、軸方向に延在する隙間を形成するように配置された、ロータ機構を開示している。各々が複数の磁石ポケットを備える、複数の磁石ポケット配置がここに形成され、各磁石ポケット配置は、V字形に配置された磁石ポケットの半径方向に離間した2つの対を備える。
独国特許出願公開第102018118275(A1)号明細書
ロータ積層体は、特に自動車用途のための激しく利用される電気機械において、それらロータ積層体によって形成されたロータの動作中に大きな機械的負荷に耐えなければならないことがある。これらの大きな機械的負荷は、特に、回転中にロータ積層体に作用する体積力または遠心力に起因して、ロータ積層体のシャフトへのプレス嵌めから生じる表面力または接触圧力、および永久磁石がロータの磁石ポケットに配置され半径方向の変位に対抗して支持されていることが理由でロータ積層体に作用する追加の表面負荷に起因して発生する。この種の負荷の組合せは、対称的な通路開口部の対の外輪郭の間のウェブにおける、機械的応力の局所的なピーク値をもたらす。このウェブが幅広いほど、機械的応力による材料破壊のリスクが低くなる。しかしながら、他方では、ウェブは、ウェブの領域内の磁気飽和を低く保つために、可能な限り細くなければならない。
したがって、本発明は、対称的な磁石ポケットの向かい合う外輪郭の領域における、機械的応力を低減する方法を特定する目的に基づく。
本発明によれば、この目的は、電気機械のロータのためのロータ積層体であって、多数の通路開口部を備え、当該多数の通路開口部の各々が、ロータ積層コアの磁石ポケットを形成するように意図されており、第1の縦辺、および第1の縦辺に平行な第2の縦辺を有し、周方向に隣接しかつ半径方向対称軸に関して互いに軸対称の関係に位置する通路開口部の対について、それぞれの対のそれぞれの通路開口部の外輪郭が、縦辺のうちの対称軸を向く端部を互いに接続しており、外輪郭が、2つの縦辺からそらした方向に第1の縦辺から延在し、第1の縦辺から第2の縦辺へ定義された広がりの方向に沿って、第2の縦辺まで、対称軸に向かって湾曲した弧状部分を越えている、ロータ積層体によって達成される。
したがって、電気機械のロータのための本発明によるロータ積層体は、多数の通路開口部を備える。通路開口部の各々は、ロータ積層コアの磁石ポケットを形成するように意図されている。通路開口部の各々は、第1の縦辺、および第1の縦辺に平行な第2の縦辺を有する。周方向に隣接し、かつ半径方向対称軸に関して互いに軸対称の関係に位置する通路開口部の対について、それぞれの対のそれぞれの通路開口部の外輪郭は、縦辺のうちの対称軸を向く端部を互いに接続している。外輪郭は、2つの縦辺からそらした方向に第1の縦辺から延在する。外輪郭は、第1の縦辺から第2の縦辺へ定義された広がりの方向に沿って、対称軸に向かって湾曲した弧状部分を越えている。
本発明は、特に外輪郭のそのような領域に高い機械的応力が形成されるという知識に基づくのであり、ここで、半径が低下するにつれて切欠き効果は上昇するから、当該そのような領域は、それらの半径が小さいことが理由で、高い切欠き効果を生じさせる。本発明によれば、外輪郭は、最初に縦辺から離れて延在し、次いで弧状部分を越えて第2の縦辺に戻って延びるから、弧状部分の最小半径のより大きな値が、それぞれの対の通路開口部の外輪郭の間のウェブの領域において達成され得る。
したがって、外輪郭が2つの縦辺からそらした方向に最初に延在するのではない従来のロータ積層体と比較して、ウェブの領域における機械的応力の局所的な最大を有利に低減することができる。ロータ積層体の機械的応力耐性能力が同じであると仮定すると、当該ロータ積層体は、第1に、特により高い回転速度のおかげで、より高い体積力に耐えることができ、第2に、特により強力でより重い永久磁石の使用のおかげで、より高い表面力に耐えることができる。あるいは、同じ、表面力でかつ物理的な力が生じると仮定すると、より費用効果的な、応力耐性のより低い材料を使用することができる。この場合、磁石ポケットの多数の既知の形状および配置を考慮して、外輪郭の上述の幾何学的形状を採用することができる。
ロータ積層体は、典型的には軟磁性材料から形成される。ロータ積層体は、特にプレス嵌めによってシャフト上に固定されるための中央カットアウト部を好都合に有する。ロータ積層体のウェブ(または言い換えればブリッジ)は、典型的には、通路開口部のそれぞれの対の外輪郭の間に形成される。ロータ積層体は、好ましくは、周方向に等距離を隔てて配置された通路開口部の少なくとも4つ、好ましくは少なくとも6つの対を有する。
縦辺の間の距離は、一般に、それぞれの縦辺の長さよりも小さい。縦辺の端部は、典型的には、実質的に、縦辺に垂直な直線上に位置する。永久磁石は、好ましくは、最大で縦辺の端部まで、対称軸の方向に、磁石ポケットまたは通路開口部の内側に延在する。したがって、場合によっては丸みを帯びた長方形の断面を有する磁石が典型的には使用され、永久磁石の縦辺は、通路開口部の縦辺に平行に延在する。外輪郭は、典型的には、磁石ポケット内のエアポケットの境界を定める。外輪郭とは反対側に位置する縦辺の端部に、さらなるエアポケットを形成することができる。
本発明によるロータ積層体では、弧状部分が第1の下位部分および第2の下位部分を有している場合であって、第1の下位部分の最小半径が第2の下位部分の最小半径よりも大きいことが好ましい。結果として、機械的応力についての最大を、より小さい最小半径を有する第2の下位部分の領域内に、有利に移動させることができる。
第1の下位部分が広がりの方向に関して第2の下位部分の前方に位置する場合、好ましい。これにより、外輪郭が、対の通路開口部の外輪郭の間の最小距離の点まで、最初はより大きい最小半径を有する弧状部分であって、したがって小さい切欠き効果を有する弧状部分に沿って導かれ、次いでより小さい最小半径を有する第2の下位部分に沿って、第2の縦辺の方向で導かれることが、可能になる。
原理的には、下位部分が楕円形または他の何らかの弧状構成のものであることが考えられる。しかしながら、第1の下位部分が円の弧の形態であり、および/または第2の下位部分が円の弧の形態である場合、特に好ましい。そうすると、それぞれの下位部分の最小半径は、対応する下位部分の半径の一定値である。
第2の下位部分は、好ましくは、第1の下位部分と直接隣り合う。第1の下位部分は、好ましくは、第2の下位部分へ滑らかに移行する。それぞれの対の通路開口部の外輪郭の間の最小距離の点は、好ましくは、第2の下位部分内に位置する。
本発明によるロータ積層体では、外輪郭が第1の縦辺の端部と弧状部分との間に直線部分を有することをさらに提供することができる。弧状部分の最小半径のサイズの所望の増加を実現するために、この方法で短い距離を越えて2つの縦辺から離れるように外輪郭を導くことができる。
特に好ましい発展では、第1の縦辺が沿って延びる直線と、直線部分が沿って延びる直線とが実質的に直角で交わり、当該角の突出部が第1の縦辺および直線部分に沿って延びることが提供される。実質的に直角のプロファイルのおかげで、第1に、角が実質的に90°より大きい場合、エアポケットのサイズの不所望な減少を防止することができ、第2に、角が実質的に90°より大きい場合、磁力線プロファイルの負の影響を回避することができる。特に、「実質的に直角」は、85°~95°、好ましくは87°~93°、特に好ましくは89°~91°の角の範囲を意味すると理解されることが意図されている。しかしながら、角は、さらに好ましくは最大で90°である。
製造に関して、第1の縦辺と直線部分との間の移行部および/または直線部分と弧状部分との間の移行部が、特に第2の下位部分の最小半径よりも小さい半径を有する丸みを帯びた構成のものである場合、原理的には有利である。
本発明によるロータ積層体の第1の好ましい変形改良によれば、弧状部分が2つの直線の間で終端し、外輪郭が、広がりの方向に関して弧状部分の他方の側に突出部分を有し、縦辺が当該2つの直線に沿って延在し、当該突出部分が好ましくは直線で延びていることが提供される。このような突出部分は、製造中に通路開口部内に永久磁石を位置付けることをより容易にする。突出部分は、縦辺に沿った永久磁石の移動を防止するように構成される。
製造に関して、弧状部分と突出部分との間の移行部および/または突出部分と第2の縦辺との間の移行部が、特に第2の曲線半径よりも小さい曲線半径を有する丸みを帯びた構成のものであることも、ここで有利に提供することができる。
本発明によるロータ積層体の代替的な変形改良によれば、弧状部分が、第2の縦辺へ、または、2つの縦辺からそらした態様で第2の縦辺に向かって延在する外輪郭の移行部分へ、滑らかに移行していることが提供される。したがって、弧状部分は、第2の縦辺へ直接、または第2の縦辺が沿って延在する直線を越えてさえも通ることができ、その結果、弧状部分の最小半径の、またさらなる増加が可能である。しかしながら、外輪郭のこのような構成は一般に、通路開口部に挿入された永久磁石が、それらが磁石ポケットに固定されているときに、活性で維持されなければならないということを必要とする。
本発明によるロータ積層体の有利な発展では、第1の縦辺の端部が、第2の縦辺の端部よりも半径方向にさらに内側に位置する。これは、ウェブの十分な幅を達成するために外輪郭が最初に半径方向に内側方向に延在するという効果を有する。
本発明によるロータ積層体では、対の通路開口部が半径方向に外側へ開口したV字形に配置されることが、好ましい改良において提供される。したがって、通路開口部の対の数に対応する数のロータ極を、この方法で有利に形成することができる。角は、典型的には、90°より小さい、好ましくは75°より小さい、特に好ましくは65°より小さい、および/または20°より大きい、好ましくは45°より大きい、特に好ましくは50°より大きいのであり、ここで当該角の突出部は、対称軸および第1の縦辺に沿って延在する。
好ましい発展では、永久磁石の二重V配置は、対の各々についてロータ積層体が、外側に開口したV字形に、かつ対称軸に関して軸対称に配置されたさらなる通路開口部の対を有する場合に実現される。さらなる通路開口部の縦辺は、典型的には、通路開口部の縦辺よりも短い。さらに、通路開口部に関してなされた前述の記載はすべて、さらなる通路開口部に適用することができる。
代替的または追加的に、対の各々についてロータ積層体が、対称軸に対して垂直に延在するさらなる通路開口部を有する場合、通路開口部のデルタ配置は、実現することができる。
好ましい改良では、当該もしくはそれぞれのさらなる通路開口部の半径方向に最も内側の点が、通路開口部の半径方向に最も内側の点よりも半径方向にさらに外側に位置することが提供される。
通路開口部の対を各々、周方向に直接隣接する2つの通路開口部から形成することがさらに可能であり、縦辺の中心は半径方向に垂直である。この場合、通路開口部の各対は、典型的には、2つの隣接するロータ極のための磁石ポケットを形成する。
本発明が基づく目的は、軸方向に層状に重ねられる態様で配置された、本発明による多数のロータ積層体を備える、電気機械用のロータ積層コアによってさらに達成される。ロータ積層体は、磁石ポケットが永久磁石のための受入れスペースを形成するように好都合に配置され、受入れスペースは、軸方向に連続している。ロータ積層体は、典型的には、互いから電気的に絶縁されている。ロータ積層体が、例えば一体的な接合、好ましくはロータ積層コアの側面表面に形成される溶接シームによって、回転の固定された態様で互いに接続される場合、さらに好ましい。
本発明によるロータ積層コアを備え、永久磁石が磁石ポケット内に配置された、電気機械用のロータによって、本発明が基づく目的はさらに達成される。正確に1つの永久磁石、または軸方向に層状に重ねられる態様で配置された複数の永久磁石を、各磁石ポケットに配置することが可能である。永久磁石は、典型的には、磁石ポケット内に入れられる。
ステータと、本発明によるロータと、を備え、ロータがステータの内側に回転可能に取り付けられた、車両用の電気機械によって、本発明が基づく目的はさらに達成される。本発明による電気機械は、特に電動機とすることができる。本発明による電気機械は、好ましくは三相機、特に永久励磁同期機である。
さらに、本発明が基づく目的は、車両を駆動するように構成された本発明による電気機械を備える、車両によって達成される。したがって、本発明による車両は、バッテリ電気式車両(battery-electric vehicle:BEV)またはハイブリッド車両であってもよい。
本発明のさらなる利点および詳細は、以下に説明する例示的な実施形態において、および図面に基づいて、見出すことができる。後者は、概略図である。
本発明によるロータ積層体の第1の例示的な実施形態の平面図である。 図1に示すロータ積層体のセクターの詳細図である。 図1に示すロータ積層体の通路開口部の外輪郭の詳細図である。 本発明によるロータ積層体の第2の例示的な実施形態による外輪郭の詳細図である。 本発明によるロータ積層コアの例示的な実施形態を有する、本発明によるロータの例示的な実施形態の断面図である。 本発明による電気機械の例示的な実施形態を有する、本発明による車両の例示的な実施形態の基本図である。
図1および図2は、ロータ積層体1の第1の例示的な実施形態の平面図を示し、図2は、ロータ積層体1のセクターの詳細図である。
ロータ積層体1は、多数の通路開口部2a~2fを備え、当該通路開口部2a~2fの各々は、ロータ積層コアの磁石ポケットを形成するように意図されている。例示的な本実施形態では、周方向に直接隣接する6対の通路開口部2a~2fが設けられる。それぞれの対を形成する通路開口部2a~2fは、半径方向対称軸3に関して、互いとの関係で軸対称に位置している。
特に、通路開口部2aを代表的に示す図2からわかるように、各通路開口部2a~2fは、第1の縦辺4と、当該第1の縦辺に平行な第2の縦辺5とを有し、第1の縦辺4は、対称軸3を向く端部6を有し、第2の縦辺5は、対称軸3を向く端部7を有する。端部6、7は、縦辺4、5に対して垂直に延びる直線上に位置する。端部6、7は、外輪郭8によって互いに接続されており、その結果、ウェブ9(図1を参照されたい)が、それぞれの対の通路開口部2a~2fの外輪郭8の間に形成される。
図3は、図2に示す通路開口部2aの外輪郭8の詳細図を示す。
示されているように、外輪郭8は、矢印10によって表され2つの縦辺4、5からそらした方向に第1の縦辺4の端部6から、および破線の境界線11a、11bによって特定される弧状部分12を越えて、第2の縦辺5またはその端部7まで延在する。外輪郭8の広がりの方向は、ここでは第1の縦辺4から第2の縦辺5へ定義される。
外輪郭8は、まず、第1の縦辺4の端部6と弧状部分12との間に直線部分13を有する。直線部分13は、直線15に対して直角である直線14に沿って、2つの縦辺4、5からそらした方向(矢印10を参照されたい)に延在し、ここで第1の縦辺4は、当該直線15に沿って延在する。ここで、移行部は、第1の縦辺4と直線部分13との間、および直線部分13と弧状部分12との間に、丸みを帯びた態様で形成される。
弧状部分12は、第1の下位部分16および第2の下位部分17を有し、第1の下位部分16は、広がりの方向に関して第2の下位部分17の前方に位置する。下位部分16、17は互いに直接隣り合い、これは境界線11cによって特定される。下位部分16、17は各々、円の弧の形態であり、第1の下位部分16の半径は、第2の下位部分17の半径よりも大きい。ここで、下位部分16、17は、境界線11cの位置で互いへ滑らかに移行する。
外輪郭8は、弧状部分12の他方の側に、直線で延びる突出部分18を有する。突出部分18は、直線15と直線19との間に位置し、ここで第2の縦辺5は、当該直線19に沿って延在する。突出部分18は、直線19に対して垂直に延在する。弧状部分12と突出部分18との間、および突出部分18と第2の縦辺5との間で、移行部は、丸みを帯びた構成で形成されている。
図1を参照すると、ロータ積層体1については、半径方向に外側へ開口したV字形に、対の通路開口部2a~2fが配置されていることがわかる。この場合、直線15、19(図3を参照されたい)は、対称軸3と共に約58°の角を囲み、ここで縦辺4、5は、当該直線15、19に沿って延在する。通路開口部2a~2fの対の各々については、外側に開口したV字形に、かつ対称軸3に関して軸対称に配置された、さらなる通路開口部21がさらに設けられる。さらなる通路開口部21は、通路開口部2a~2fよりも、半径方向にさらに外側に配置され、特に、さらなる通路開口部21の半径方向に最も内側の点は、通路開口部2a~2fの半径方向に最も内側の点よりも、半径方向にさらに外側に位置する。さらに、さらなる通路開口部21の平行な縦辺22は、通路開口部2a~2fの縦辺4、5よりも短い。この方法で、通路開口部2a~2f、21の二重V配置が実現される。
最後に、図1はまた、ロータ積層体1の中央カットアウト部23をさらに示しており、シャフトを当該中央カットアウト部に貫通させることが可能である。ここで、中央カットアウト部23は、例として円形である。しかしながら、その中央カットアウト部23はまた、異なる形状を有し、例えば、円の弧の形態の向かい合う部分によって接続された向かい合う平行部分を有してもよい。
図4は、ロータ積層体1の第2の例示的な実施形態による外輪郭8の詳細図を示す。反対のことを以下に説明していないことを条件として、第1の例示的な実施形態に関してなされた記載はすべて、第2の例示的な実施形態に適用することができる。同じであるか、または同じ効果を有する構成要素には、ここでは同一の参照符号が与えられる。
第2の例示的な実施形態では、通路開口部2aの外輪郭8は、突出部分を有しない。弧状部分12またはその第2の下位部分17は、第2の縦辺5へ滑らかに移行する。例えば、永久磁石が何らかの他の方法で保持されるために、ロータの製造中に永久磁石が縦辺に沿って移動するのを突出部分によって防止する必要がない場合、このような外輪郭8は好都合である。
他の点では第2の例示的な実施形態に対応する、ロータ積層体のさらなる例示的な実施形態によれば、弧状部分12は、2つの縦辺4、5からそらした方向に直線19を越えて延在し、さらに第2の縦辺5へ移行する。このような例示的な実施形態では、特に、縦辺4、5の中心は、半径方向に対して垂直に配置することができる。
他の点では第1の例示的な実施形態または第2の例示的な実施形態に対応する、ロータ積層体1のさらなる例示的な実施形態によれば、通路開口部2a~2fの各対について、縦辺が対称軸3に対して垂直であるさらなる通路開口部が、V字形に配置されたさらなる通路開口部21の代わりに設けられる。この方法で、通路開口部のデルタ配置を形成することができる。
図5は、本発明によるロータ積層コア101の例示的な実施形態を有する、ロータ100の例示的な実施形態の断面図を示す。
ロータ積層コア101は、互いから電気的に絶縁された、軸方向に層状に重ねられた多数の第1の例示的な実施形態によるロータ積層体1から形成される。ロータ積層体1の通路開口部2a~2f、21は、ここでは一致して1つのものが他のものの上に位置しており、その結果、ロータ積層コア101を通して軸方向に延在する磁石ポケット102が形成される。ここで、明確さの理由で、図5では、当該通路開口部2a~2f、21のうちの1つの通路開口部2aおよび1つのさらなる通路開口部21のみに参照符号が与えられている。ここで、各磁石ポケット102は、縦辺4、5の間の受入れスペース103と、外輪郭8によって境界を定められた、対称軸3を向く、エアポケット104とを備える。さらなるエアポケット105は、エアポケット104とは反対側の縦辺4、5の端部に形成される。ロータ積層体1は、例えばレーザ溶接によって、例として一体的に、回転の固定された態様で接続される。
ロータ100は、多数の永久磁石106をさらに備え、当該多数の永久磁石106は、磁石ポケット102内に配置され、それぞれの磁石ポケット102の受入れスペース103を貫通する。ここで、単一の永久磁石106、または軸方向に1つのものが他のものの後ろにあるように配置された多数の永久磁石106を、各磁石ポケット102内に配置することができる。エアポケット104、105内に永久磁石は存在しない。エアポケット104、105、および永久磁石と縦辺4、5との間の中間スペースは、樹脂で充填される。
さらに、ロータ100は、ロータ積層体1の中央カットアウト部23を貫通するロータシャフト107を備える。この場合、ロータシャフト107は、例として中空シャフトの形態である。
ロータ100のさらなる例示的な実施形態は、さらなる例示的な実施形態による多数のロータ積層体1を備える。
図6は、電気機械111の例示的な実施形態を有する車両110の例示的な実施形態の概略図を示す。
電気機械111は、ステータ112と、ステータ112の内側に回転可能に取り付けられた、上述の例示的な実施形態のうちの1つによるロータ100とを備える。電気機械111は、永久励磁同期機であり、電動機の形態である。電気機械111は、例えばバッテリ電気式車両(BEV)またはハイブリッド車両である車両110を駆動するように構成される。

Claims (15)

  1. 電気機械(111)のロータ(100)のためのロータ積層体(1)であって、多数の通路開口部(2a~2f)を備え、前記多数の通路開口部(2a~2f)の各々が、ロータ積層コア(101)の磁石ポケット(102)を形成するように意図されており、第1の縦辺(4)、および前記第1の縦辺(4)に平行な第2の縦辺(5)を有し、周方向に隣接しかつ半径方向対称軸(3)に関して互いに軸対称の関係に位置する通路開口部(2a~2f)の対について、それぞれの対のそれぞれの通路開口部(2a~2f)の外輪郭(8)が、前記縦辺(4、5)のうちの前記対称軸(3)を向く端部(6、7)を互いに接続している、ロータ積層体(1)において、
    前記外輪郭(8)が、2つの前記縦辺(4、5)からそらした方向に前記第1の縦辺(4)から延在し、前記第1の縦辺(4)から前記第2の縦辺(5)へ定義された広がりの方向に沿って、前記第2の縦辺(5)まで、前記対称軸(3)に向かって湾曲した弧状部分(12)を越えていること
    を特徴とする、ロータ積層体(1)。
  2. 前記弧状部分(12)が、第1の下位部分(16)および第2の下位部分(17)を有し、前記第1の下位部分(16)の最小半径が、前記第2の下位部分(17)の最小半径よりも大きい、
    請求項1に記載のロータ積層体。
  3. 前記第1の下位部分(16)が、前記広がりの方向に関して前記第2の下位部分(17)の前方に位置する、
    請求項2に記載のロータ積層体。
  4. 前記第1の下位部分(16)が円の弧の形態であり、および/または前記第2の下位部分(17)が円の弧の形態である、
    請求項2または3に記載のロータ積層体。
  5. 前記外輪郭(8)が、前記第1の縦辺(4)の前記端部(6)と前記弧状部分(12)との間に直線部分(13)を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のロータ積層体。
  6. 直線(15)と直線(14)とが実質的に直角で交わり、前記第1の縦辺(4)が前記直線(15)に沿って延び、前記直線部分(13)が前記直線(14)に沿って延びている、
    請求項5に記載のロータ積層体。
  7. 前記弧状部分(12)が2つの直線(15、19)の間で終端し、前記縦辺(4、5)が前記2つの直線(15、19)に沿って延在し、前記外輪郭(8)が、前記広がりの方向に関して前記弧状部分(12)の他方の側に突出部分(18)を有し、前記突出部分(18)が好ましくは直線で延びている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のロータ積層体。
  8. 前記弧状部分(12)が、前記第2の縦辺(5)へ、または、2つの前記縦辺(4、5)からそらした態様で前記第2の縦辺(5)に向かって延在する、前記外輪郭(8)の移行部分へ、滑らかに移行している、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のロータ積層体。
  9. 前記第1の縦辺(4)の前記端部(6)が、前記第2の縦辺(5)の前記端部(7)よりも、半径方向にさらに内側に位置する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のロータ積層体。
  10. 半径方向に外側へ開口したV字形に、前記対の前記通路開口部(2a~2f)が配置された、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のロータ積層体。
  11. 前記ロータ積層体が、
    -前記対の各々について、外側に開口しかつ前記対称軸(3)に関して軸対称にV字形に配置された、さらなる通路開口部(21)の対を有し、および/または
    -前記対の各々について、前記対称軸(3)に対して垂直に延在するさらなる通路開口部(2a~2f)を有し、
    前記もしくはそれぞれのさらなる通路開口部(21)の半径方向に最も内側の点が、前記通路開口部(2a~2f)の半径方向に最も内側の点よりも、半径方向にさらに外側に位置する、
    請求項9に記載のロータ積層体。
  12. 軸方向に層状に重ねられる態様で配置された、請求項1から11のいずれか一項に記載の多数のロータ積層体(1)を備える、電気機械(111)用のロータ積層コア(101)。
  13. 請求項12に記載のロータ積層コア(101)を備え、永久磁石(106)が前記磁石ポケット(102)内に配置された、電気機械(111)用のロータ(100)。
  14. ステータ(112)と、請求項13に記載のロータ(100)と、を備え、前記ロータ(100)が前記ステータ(112)の内側に回転可能に取り付けられた、車両(110)用の電気機械(111)。
  15. 車両(110)であって、前記車両(110)を駆動するように構成された、請求項14に記載の電気機械(111)を備える、車両(110)。
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