JP2023523269A - 液体スルホニル尿素除草剤組成物 - Google Patents

液体スルホニル尿素除草剤組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、非水性溶媒系;10重量%またはそれ未満の量での少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、本明細書に記載される界面活性剤クラス1~14から選択される界面活性剤で構成され;少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占めることを特徴とする、液体除草組成物に関する。本発明者らは、異なる界面活性剤クラスからの2種またはそれより多くの界面活性剤の組合せが採用される場合、液体組成物中の界面活性剤の総量のかなりの部分が、同定された界面活性剤クラスからの界面活性剤で作製される場合、安定化剤の非存在下でスルホニル尿素の分解を大きく低減または消去できることを見出した。【選択図】なし

Description

1.発明の分野
本発明は、本明細書に記載される通り、非水性溶媒系、10重量%またはそれ未満の量での少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤、および少なくとも2種の界面活性剤の組合せを含む液体除草組成物に関する。本発明はまた、非水性溶媒系を含む液体組成物中低い量でスルホニル尿素除草剤の化学的安定化を改善するための、この界面活性剤の組合せの使用にも関する。
2.発明の背景
スルホニル尿素は、多種多様の農業および園芸作物において、加えて芝生、牧草および作物以外の状況において、様々な一年生および通年性広葉雑草および草類を制御するために広く使用される、周知であり重要な除草剤のクラスである。しかしながら、スルホニル尿素は、スルホニル尿素架橋での切断を介して加水分解する傾向があるため、不安定であることが公知である。この不安定は、これらの化合物の低い土壌への残留を達成することに関して、時には好都合とみなされるが、配合製品の貯蔵安定性に関して商業的に深刻な問題をもたらす。
スルホニル尿素除草剤の安定性を維持する1つの方法は、それらを固体製品として配合することである。しかしながら、液体除草組成物は、測定、ポンピング、希釈および水への分散、ならびに噴霧操作において取り扱いがより簡単であり、一般的に優れた生物学的な効能も呈示するために、最終使用者は、典型的には固体組成物より液体除草組成物を好む。しかしながら、スルホニル尿素除草剤の液体組成物中で加水分解する傾向が、安定な液体配合物の開発を難しいものにしている。
ある程度の安定性を付与するための第1の工程は、油剤(oil dispersion;OD)、乳剤(emulsifiable concentrate;EC)、または液剤(soluble concentrate;SL)などの非水性製剤中にスルホニル尿素除草剤を配合することである。しかしながら、これらの種類の配合物は、典型的には、非水性製剤中にスルホニル尿素を分散させるのに、または水で希釈したときに最終的なタンク混合物中に非水性溶媒およびスルホニル尿素を分散させるのに、界面活性剤の存在を必要とする。異なる界面活性剤の混合物は、通常、これらの異なる目標を達成するのに使用される。
US2005/113254A1は、メトスルフロン、チフェンスルフロン、トリベヌロン、クロルスルフロン、ならびにそれらの塩およびエステルからなる群から選択されるスルホニル尿素、ならびにメフェンピル、イソキサジフェン、クロキントセット、フェンクロラゾール、ならびにそれらの塩およびエステルからなる群からの1種またはそれより多くの緩和剤の液体配合物を記載している。使用される有力な界面活性剤は、界面活性剤のスルホコハク酸塩クラスのものである。WO00/25586A1は、非水性の液相中に懸濁または溶解される除草剤を含有する液体除草組成物、非水性の液相中に懸濁されているスルホニル尿素タイプの除草剤、および少なくとも1種の表面活性物質、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、エトキシル化ヒマシ油、またはトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸塩を記載している。WO2017/220680A1は、非水性溶媒系、少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤、少なくとも1種の無機またはC1~C12有機リチウム塩、ならびに界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩またはエトキシ化ソルビタンエステルを含む液体除草組成物を記載している。WO2012/175899A1は、除草性ピランジオン誘導体、メタゾスルフロンまたはハロスルフロンメチル、および界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、エトキシル化ヒマシ油、またはトリスチリルフェノールエトキシレートを含む液体除草組成物を記載している。
US2005/113254A1 WO00/25586A1 WO2017/220680A1 WO2012/175899A1
発明者らはここで、特定の典型的に使用される界面活性剤が、非水性の液体配合物中でスルホニル尿素除草剤の分解の原因となると予想されることを見出した。これらの界面活性剤が界面活性剤混合物の主成分として使用される場合、またはさらに悪いことに、これらの界面活性剤が同様に分解を引き起こす他の界面活性剤と共に使用される場合、スルホニル尿素の安定性は大いに悪化する。それゆえに発明者らは、界面活性剤の選択に基づいて、液体組成物中でのスルホニル尿素除草剤の安定化を改善する方法を調べた。
本発明者らはさらに、スルホニル尿素除草剤の分解の程度が、液体組成物中のスルホニル尿素除草剤の濃度に依存することを見出した。スルホニル尿素除草剤が低い量(例えば、液体組成物の10重量%またはそれ未満)で存在する場合、スルホニル尿素が比較的多くの量で存在する場合より、分解は深刻である。分解を引き起こす界面活性剤の存在下でスルホニル尿素の分解を低減させる1つの方法は、液体組成物中のその量を増加させることと予想されるが、これは必ずしも実現可能とは限らない。スルホニル尿素除草剤は、非常に活性であり、他の活性剤(例えば非スルホニル尿素除草剤)と配合される場合、それらは、比較的少量で配合することが必要なことが多い。それゆえに本発明者らは、スルホニル尿素除草剤が低い量で存在していたとしても、界面活性剤の選択に基づいて、液体組成物中でのスルホニル尿素除草剤の安定化を改善するための方法を調べた。
3.発明の要約
本発明者らは、驚くべきことに、特定の界面活性剤の組合せを使用することによって、スルホニル尿素除草剤の分解を、低い量でさえ低減させるかまたは完全に回避できることを見出し、それによって本発明に到達した。本発明の目的に関して、界面活性剤は、共同または共通の化学構造に基づいて「界面活性剤クラス」に分けられる。本発明者らは、これらの異なる界面活性剤クラスからの2種またはそれより多くの界面活性剤の組合せが採用される場合、さらに、液体組成物中の界面活性剤の総量のかなりの部分が、同定された界面活性剤クラスからのものである場合、スルホニル尿素が低い量で存在する場合でさえも、スルホニル尿素除草剤の分解を大きく低減または消去できることを見出した。
本発明は、非水性溶媒系;1種またはそれより多くのスルホニル尿素除草剤であって、少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤は、10重量%またはそれ未満の量で液体組成物中に存在する、スルホニル尿素除草剤;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、
液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、以下に列挙される界面活性剤クラス1~14から選択される界面活性剤で構成されること;および、少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占めること;を特徴とする、上記組成物に関する:
クラス1 アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレート;
クラス2 窒素を含有しない対イオンを有するアルキルベンゼンスルホン酸塩;
クラス3 ステアリン酸金属塩;
クラス4 脂肪酸-ポリアルキレングリコールABA-ブロックコポリマー;
クラス5 脂肪族アルコールアルコキシレート;
クラス6 脂肪酸アルコキシレート;
クラス7 エトキシル化ヒマシ油;
クラス8 ソルビタンエステル;
クラス9 エトキシ化ソルビタンエステル;
クラス10 EO/PO/EOブロックコポリマー;
クラス11 トリスチリルフェノールエトキシレート;
クラス12 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル;
クラス13 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル;および
クラス14 窒素を含有しない対イオンを有するエトキシ化アルキルリン酸エステル。
本発明の好ましい実施態様において、界面活性剤クラス1~4は、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の60~90重量%を占め、一方で界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~40重量%を占める。
また本発明は、本発明に係る液体除草組成物におけるスルホニル尿素除草剤の安定性を改善するための、上記の2つの異なる界面活性剤クラスからの2種の界面活性剤の組合せの使用にも関する。
4.発明の詳細な説明
4.1 概論
用語「含む」(comprises)、「含むこと」(comprising)、「有する」(include)、「有すること」(including)、「有する」(has)、「有すること」(having)またはそれらの他のあらゆる変化形は、本明細書で使用される場合、非限定的な包含を網羅することが意図される。例えば、成分の列挙を含む組成物は、必ずしもこれらの成分のみに限定されず、明示的に列挙されていないかまたはこのような組成物に元から含まれる他の成分を含み得る。したがって、用語「含む」(comprises)、「含むこと」(comprising)、「有する(include)」、「有すること」(including)、「有する」(has)、「有すること」(having)またはそれらの他のあらゆる変化形はまた、さらなる追加の成分を有さない(すなわちそれらの成分からなる)開示された実施態様も網羅する。
また本発明の要素または成分の前に記載される不定冠詞「1つの」(aおよびan)は、要素または成分の事例(すなわち出現)の数に関して制限されないことが意図される。それゆえに「1つの」(aおよびan)は、1つの、または少なくとも1つのを含むものとして読まれるものとし、数が明らかに一つであることを意味していない限り、要素または成分の単数形の語形はまた複数形も含む。
さらに、本発明の一態様が「好ましい」として記載される場合、この本発明の好ましい態様は、他の本発明の好ましい態様と組み合わせることができることが理解されるものとする。
4.2 液体組成物
本発明の除草組成物は、液体である。「液体」は、組成物が標準温度および標準圧力で液体の形態をとることを意味する。本発明で使用できる好適な液体組成物としては、「Catalogue of pesticide formulation types and international coding system」、技術研究論文番号2、第6版、2008年5月、CropLife Internationalで定義された非水性ベースの液体配合物が挙げられる。本発明で使用するための例示的な液体組成物としては、分散製剤(dispersible concentrate;DC)、乳剤(emulsifiable concentrate;EC)、固体/液体(KK)または液体/液体(KL)コンビパックの液体部分、油剤(oil dispersion;OD)、油混和性フロアブル剤(oil miscible flowable concentrate;OF)、油剤(oil miscible liquid;OL)、オイルベースの液剤(SL)、拡散性油剤(SO)、オイルベースの超微量液剤(ultra-low volume liquid;UL)もしくは懸濁液(SU)、またはまだCropLife monograph(AL)で具体的なコードで指定されていない他のあらゆる非水性ベースの液体が挙げられる。これらのなかでも、油剤(OD)、分散製剤(DC)、乳剤(EC)、およびオイルベースの液剤(SL)が好ましい。これらおよび他の配合物が当業界において公知であり、例えば、Wade van Valkenburgによる「Pesticide Formulations」(1973年)、およびAlan Knowlesによって編集された「New Trends in Crop Protection Formulations」(2013年)に記載されている。
本発明は、油剤(OD)、乳剤(EC)、および液剤(SL)中でのスルホニル尿素の化学的安定性を改善するのに特に適している。したがって、これらのタイプの配合物が本発明にとって最も好ましい。用語「油剤」は、1種またはそれより多くの固体活性化合物が懸濁されている非水性溶媒をベースとした分散濃縮物を意味するものとして理解されるものとし、この場合、非水性溶媒中にさらなる活性成分が溶解されていてもよい。一実施態様において、少なくとも1種のスルホニル尿素化合物は、非水性溶媒系に懸濁されている。追加のスルホニル尿素化合物が、非水性溶媒系中に、一緒に懸濁および/または溶解されていてもよい。1種またはそれより多くのスルホニル尿素化合物に加えて、1種またはそれより多くの非スルホニル尿素除草化合物が、非水性溶媒系中に懸濁および/または溶解されていてもよい。
そうではないことが示されない限り、用語「懸濁される」および「溶解される」は、この技術分野におけるそれらの通常の意味を有する。化合物が懸濁または溶解されるかどうかは、標準温度および標準圧力で決定することができる。あらゆる疑義を回避するために言えば、用語「懸濁される」は、対象の化合物の、80重量%またはそれより多く、好ましくは90重量%またはそれより多く、さらにより好ましくは95重量%またはそれより多くが液体組成物内に懸濁されることを意味すると解釈することができ、それに対して用語「溶解される」は、対象の化合物の、90重量%またはそれより多く、好ましくは95重量%またはそれより多く、さらにより好ましくは99重量%またはそれより多くが液体組成物中に溶解されることを意味すると解釈することができる。
4.3 非水性溶媒系
本発明の組成物は、非水性溶媒系を含む。用語「非水性溶媒系」は、液体組成物中の液体担体として、水以外に1種またはそれより多くの溶媒(例えば有機溶媒)が使用されていることを意味する。これは、必ずしも溶媒系が水を完全に含んでいてはいけないことを言うことを意味するとは限らない。非水性溶媒系を調製するのに使用される成分中に微量の水が存在していてもよい。例えば、液体除草組成物を調製するのに使用される有機溶媒、界面活性剤または塩によって、溶媒系に微量の水が導入されてもよい。用語「非水性溶媒系」はこの技術分野において明らかであるが(例えばOD、ECおよびSLは非水性溶媒系を採用する)、あらゆる疑義を回避するために言えば、この用語は、液体組成物が、組成物の5重量%またはそれ未満、好ましくは3重量%またはそれ未満、より好ましくは2重量%、最も好ましくは1重量%またはそれ未満の量で水を含むことを意味すると解釈することができる。
スルホニル尿素除草剤は、非水性溶媒系に、溶解される、分散される、懸濁される、またはそれ以外の方法で含有される。典型的な溶媒は、Marsden、Solvents Guide、第2版、Interscience、ニューヨーク、1950年に記載されている。非水性溶媒系は、溶媒系の主成分として、好ましくは1種またはそれより多くの非プロトン性有機溶媒を含有する。溶媒系における非プロトン性溶媒の量が50重量%またはそれより多くである場合、スルホニル尿素の安定性は大幅に改善される。好ましくは、1種またはそれより多くの非プロトン性溶媒は、溶媒系の、60重量%またはそれより多く、70重量%またはそれより多く、80重量%またはそれより多く、最も好ましくは90重量%またはそれより多くを構成する。本発明で使用するための好適な非プロトン性有機溶媒としては、例えば、US2005/0113254(バイエルクロップサイエンス社(Bayer CropScience GmbH))に記載の「成分(C)」の下に列挙されたものが挙げられる:
(1)非置換でもよいし、または置換されていてもよい炭化水素、例えば、
(1a)芳香族炭化水素、例えばモノまたはポリアルキル置換ベンゼン、例えばトルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、またはモノもしくはポリアルキル置換ナフタレン、例えば1-メチルナフタレン、2-メチルナフタレンもしくはジメチルナフタレン、または他のベンゼンから誘導された芳香族炭化水素、例えばインダンもしくはテトラリン(Tetralin)(登録商標)、またはそれらの混合物、
(1b)脂肪族炭化水素、例えば直鎖状または分岐状の脂肪族、例えば式C2n+2のもの、例えばペンタン、ヘキサン、オクタン、2-メチルブタンもしくは2,2,4-トリメチルペンタン、または環状の、任意選択でアルキル置換脂肪族、例えばシクロヘキサンもしくはメチルシクロペンタン、またはそれらの混合物、例えば、エクソール(Exxsol)(登録商標)Dシリーズ、イソパー(Isopar)(登録商標)シリーズまたはバイオール(Bayol)(登録商標)シリーズの溶媒、例えばバイオール(Bayol)(登録商標)82(エクソンモービルケミカルズ(ExxonMobil Chemicals))、またはイサン(Isane)(登録商標)IPシリーズもしくはハイドロシール(Hydroseal)(登録商標)Gシリーズ(トタルフィナエルフ(TotalFinaElf))、加えて、直鎖状、分岐状または環状の不飽和脂肪族、例えばテルペン、例えばテルペンチンおよびその構成成分(例えばピネン、カンフェン)など、加えて、それらから誘導可能な化合物、例えば酢酸イソボルニル(エキソ-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル酢酸塩)、
(1c)芳香族および脂肪族炭化水素の混合物、例えば、ソルベッソ(Solvesso)(登録商標)シリーズの溶媒、例えばソルベッソ(Solvesso)(登録商標)100、ソルベッソ(Solvesso)(登録商標)150もしくはソルベッソ(Solvesso)(登録商標)200(エクソンモービルケミカルズ)、ソルバレックス(Solvarex)(登録商標)/ソルバロ(Solvaro)(登録商標)シリーズ(トタルフィナエルフ)もしくはキャロマックス(Caromax)(登録商標)シリーズの溶媒、例えばキャロマックス(Caromax)(登録商標)28(ペトロケムカーレス(Petrochem Carless))、または
(1d)ハロゲン化炭化水素、例えばハロゲン化芳香族および脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼンまたは塩化メチレン;
(2)非プロトン性極性溶媒、例えばエーテル、一、二または多官能価であり得るC~C-アルカン酸のエステル、例えば、それらのモノ、ジまたはトリエステル、例えば、C~C18-アルキルアルコール、互変異性化する傾向が低いケトン、リン酸エステル、アミド、ニトリルまたはスルホンとのモノ、ジまたはトリエステル、例えばリン酸トリス-2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、ロディアソルブ(Rhodiasolv)(登録商標)RPDE(ローディア(Rhodia))、シクロヘキサノン、ジェフソール(Jeffsol)(登録商標)PC(ハンツマン(Huntsman))、γ-ブチロラクトン、ピロリドンベースの溶媒、例えばN-メチルピロリドンまたはN-ブチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、トリブチルホスファタム(tributylphosphatam)またはホスタレックス(Hostarex)(登録商標)POシリーズ(クラリアント(Clariant));
(3)脂肪酸エステル、例えば天然起源のもの、例えば天然油、例えば動物油もしくは植物油、または合成起源のもの、例えばエデノール(Edenor)(登録商標)シリーズ、例えばエデノール(Edenor)(登録商標)MEPaもしくはエデノール(Edenor)(登録商標)MESU、またはアグニケ(Agnique)(登録商標)MEシリーズもしくはアグニケ(登録商標)AEシリーズ(コグニス(Cognis))、Salim(登録商標)MEシリーズ(サリム(Salim))、ラディア(Radia)(登録商標)シリーズ、例えばラディア(登録商標)30167(ICI)、プリルーベ(Prilube)(登録商標)シリーズ、例えばプリルーベ(Prilube)(登録商標)1530(ペトロフィナ(Petrofina))、ステパン(Stepan)(登録商標)Cシリーズ(ステパン)またはウィトコノール(Witconol)(登録商標)23シリーズ(ウィトコ(Witco))。脂肪酸エステルは、好ましくはC10~C22-脂肪酸のエステルであり、好ましくはC12~C20-脂肪酸のエステルである。C10~C22-脂肪酸エステルは、例えば、不飽和または飽和C10~C22-脂肪酸のエステルであり、特定には、偶数の炭素原子を有するもの、例えばエルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸、特定には、C18-脂肪酸、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸またはリノレン酸のエステルである。
10~C22-脂肪酸エステルなどの脂肪酸エステルの例は、脂肪酸、例えばC10~C22-脂肪酸のグリセロールおよびグリコールエステル、またはそれらのエステル交換反応生成物、例えば、脂肪酸アルキルエステル、例えばC10~C22-脂肪酸C~C20-アルキルエステル、例えば、上述したグリセロールまたはグリコール脂肪酸エステル、例えばC10~C22-脂肪酸エステルの、C~C20-アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパノールまたはブタノール)とのエステル交換反応によって得ることができるC10~C22-脂肪酸C~C20-アルキルエステルである。好ましい脂肪酸アルキルエステル、例えばC10~C22-脂肪酸C~C20-アルキルエステルは、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、2-エチルヘキシルエステルおよびドデシルエステルである。好ましいグリコールおよびグリセロール脂肪酸エステル、例えばC10~C22-脂肪酸エステルは、C10~C22-脂肪酸の、特定には、例えば偶数の炭素原子を有する脂肪酸、例えばエルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸、特定にはC18-脂肪酸、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸またはリノレン酸の、均質な、または混合されたグリコールエステルおよびグリセロールエステルである。
動物油および植物油は、一般的に公知であり、商業的に入手可能である。本発明の目的に関して、用語「動物油」は、動物性の油、例えば鯨油、タラ肝油、麝香油またはミンクオイルを意味するものとして理解されるものとし、用語「植物油」は、油性の植物種の油、例えばダイズ油、ナタネ油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、綿実油、アマニ油、ヤシ油、パーム油、アザミ油、クルミ油、落花生油、オリーブ油またはヒマシ油、特定にはナタネ油を意味するものとして理解されるものとし、この場合、植物油としてはまた、それらのエステル交換反応生成物、例えばアルキルエステル、例えばナタネ油のメチルエステルまたはナタネ油のエチルエステルも挙げられる。
植物油は、好ましくはC10~C22-脂肪酸のエステルであり、好ましくはC12~C20-脂肪酸のエステルである。C10~C22-脂肪酸エステルは、例えば、不飽和または飽和C10~C22-脂肪酸、特定には、偶数の炭素原子を有するもの、例えばエルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸のエステルであり、特定にはC18-脂肪酸、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸またはリノレン酸のエステルである。植物油の例は、グリセロールまたはグリコールのC10~C22-脂肪酸とのC10~C22-脂肪酸エステルであり、または例えば、上述のグリセロールまたはグリコールC10~C22-脂肪酸エステルの、C~C20-アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパノールまたはブタノール)とのエステル交換反応によって得ることができるC10~C22-脂肪酸C~C20-アルキルエステルである。植物油は、混合物の形態で、例えば、商業的に入手可能な植物油、特定にはナタネ油、例えばナタネ油のメチルエステル、例えばフィトロブ(Phytorob)(登録商標)B(ノヴァンス(ノヴァンス)、フランス)、エデノール(Edenor)(登録商標)MESUおよびアグニケ(登録商標)MEシリーズ(コグニス、ドイツ)、ラディア(登録商標)シリーズ(ICI)、プリルーベ(Prilube)(登録商標)シリーズ(ペトロフィナ)もしくはバイオディーゼルの形態で、または商業的に入手可能な植物油を含有する製剤補助剤の形態で、特定には、ナタネ油、例えばナタネ油のメチルエステルをベースとしたもの、例えばハステン(Hasten)(登録商標)(ビクトリアケミカル社(Victoria Chemical Company)、オーストラリア)、アクチロブ(Actirob)(登録商標)B(ノヴァンス(Novance)、フランス)、ラコ-バイノール(Rako-Binol)(登録商標)(バイエルAG(Bayer AG)、ドイツ)、レノール(Renol)(登録商標)(ステフェス(Stefes)、ドイツ)もしくはメロ(Mero)(登録商標)(ステフェス、ドイツ)の形態で含有されていてもよい。
合成酸エステルの例は、例えば、奇数の炭素原子を有する脂肪酸、例えばC11~C21-脂肪酸エステル由来のものである。
好ましい有機溶媒は、炭化水素、特定には芳香族炭化水素および/または脂肪族炭化水素、ならびに脂肪酸エステル、例えば植物油、例えば10~22個の炭素原子を有する脂肪酸のトリグリセリドであり、これらは、飽和していてもよいし、あるいは不飽和であってもよく、直鎖状または分岐状であってもよく、さらにさらなる官能基を有していてもよいし、または有していなくてもよく、その例としては、例えばトウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、綿実油、アマニ油、ダイズ油、ヤシ油、パーム油、アザミ油またはヒマシ油、およびそれらのトランスエステル化生成物、例えば脂肪酸アルキルエステル、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
本発明で使用するための好ましい溶媒としては、直鎖状または分岐状のC6~C30パラフィン油、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、それらの混合物、またはより高い沸点のホモログとのそれらの混合物、例えばヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、エイコサン、ヘンエイコサン、ドコサン、トリコサン、テトラコサン、ペンタコサン、およびそれらの分岐鎖異性体とのそれらの混合物;非置換であるかまたは置換されていてもよい芳香族または脂環式溶媒、C7~C18-炭化水素化合物、例えばモノまたはポリアルキル置換ベンゼン、またはモノまたはポリアルキル置換ナフタレン;植物油、例えば液体トリグリセリド、例えばオリーブ油、カポック油、ヒマシ油、パパイヤ油、ツバキ油、パーム油、ゴマ油、トウモロコシ油、コメヌカ油、落花生油、クルミ油、ヤシ油、綿実油、ダイズ油、ナタネ油、アマニ油、桐油、ヒマワリ油、ベニバナ油、またはさらにはそれらのエステル交換反応生成物、例えばアルキルエステル、例えばナタネ油メチルエステルもしくはナタネ油エチルエステル;動物油、例えば鯨油、タラ肝油、またはミンクオイル;C1~C12モノアルコールまたはポリオール、例えばブタノール、n-オクタノール、i-オクタノール、ドデカノール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、シクロオクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコールまたはベンジルアルコールの、C2~C10カルボン酸またはポリカルボン酸、例えばカプロン酸、カプリン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、コハク酸およびグルタル酸との液体エステル;または芳香族カルボン酸、例えば安息香酸、トルイル酸、サリチル酸およびフタル酸との液体エステルが挙げられる。したがって、本発明の組成物で使用することができるエステルは、例えば、酢酸ベンジル、カプロン酸エチルエステル、酢酸イソボルニル、ペラルゴン酸エチルエステル、安息香酸メチルもしくはエチルエステル、サリチル酸メチル、プロピル、もしくはブチルエステル、フタル酸と飽和脂肪族もしくは脂環式C1~C12アルコールとのジエステル、例えばフタル酸ジメチルエステル、ジブチルエステル、ジイソクチルエステル;C6~C18カルボン酸を有するC1~C3アミン、アルキルアミンもしくはアルカノールアミンの液体アミド;またはそれらの混合物である。
非水性溶媒系は、組成物中に存在する他の成分のための液体担体として作用できるような量で存在する。好ましくは、非水性溶媒系は、有機溶媒を、組成物の重量に基づき少なくとも5重量%の量で含む。組成物中の他の成分も液体(例えば液体除草剤および/または液体乳化剤)である場合、低い量の有機溶媒が可能である。より好ましくは、非水性溶媒系は、有機溶媒を、組成物の少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、少なくとも20重量%、少なくとも25重量%、少なくとも30重量%、または少なくとも40重量%の量で含む。好ましくは、非水性溶媒系は、有機溶媒を、組成物の95重量%またはそれ未満の量で含む。より好ましくは、非水性溶媒系は、有機溶媒を、組成物の90重量%またはそれ未満、85重量%またはそれ未満、80重量%またはそれ未満、75重量%またはそれ未満、または60重量%またはそれ未満の量で含む。この発明の目的のためのさらなる好適な重量%の範囲を定義するために、非水性溶媒系中の有機溶媒の量に関する開示された重量%の下限のいずれかは、開示された重量%の上限のいずれかと組み合わせることができる。一例として、組成物中の有機溶媒の量の例示的な範囲としては、全て液体除草組成物の重量に基づき、5~95重量%、10~90重量%、20~80重量%、30~60重量%、40~60重量%、10~75重量%および20~60重量%が挙げられる。
1種より多くの有機溶媒が組成物中に存在する場合、本明細書に記載される量は、組成物中に存在する全ての有機溶媒の合計量を指す。
プロトン性有機溶媒、例えばアルコール、アミンおよびカルボン酸の総量は、好ましくは、液体組成物の重量に基づき20重量%またはそれ未満に維持される。より好ましくは、プロトン性有機溶媒の総量は、組成物の15重量%またはそれ未満、10重量%またはそれ未満、5重量%またはそれ未満、2重量%またはそれ未満、または1重量%またはそれ未満である。1種より多くのプロトン性溶媒が組成物中に存在する場合、本明細書に記載される量は、組成物中に存在する全てのプロトン性溶媒の合計量を指す。
4.4 スルホニル尿素
本発明の液体組成物は、液体組成物の重量に基づき10重量%またはそれ未満の量で存在する少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤を含む。スルホニル尿素は、特に限定されず、当業界において公知の、または特許文献に記載されるあらゆる除草スルホニル尿素であってもよい。例えば、スルホニル尿素は、「The Pesticide Manual」の第16班(ISBN-10:190139686X)に列挙されたスルホニル尿素から選択され得る。一般構造によれば、スルホニル尿素は、WO2007/027863A2(イー・アイ・デュ・ポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. DuPont De Nemours and Company))に記載された通りの式(1)による化合物であり得る:
Figure 2023523269000001
式中、Jは、R13SON(CH)-であるか、またはJは、
Figure 2023523269000002
からなる群から選択され、式中、
Rは、HまたはCHであり;
は、F、Cl、Br、NO、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルコキシアルコキシ、CO14、C(O)NR1516、SO2NR1718、S(O)19、C(O)R20、CHCNまたはLであり;
は、H、F、Cl、Br、I、CN、CH、OCH、SCH、CFまたはOCFHであり;
は、Cl、NO、COCH、COCHCH、C(O)CH、C(O)CHCH、C(O)-シクロプロピル、SON(CH、SOCH、SOCHCH、OCHまたはOCHCHであり;
は、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルケニル;F、Cl、Br、NO、CO14、C(O)NR1516、SONR1718、S(O)nR19、C(O)R20またはLであり;
は、H、F、Cl、BrまたはCHであり;
は、0~3個のF、0~1個のClおよび0~1個のC~Cアルコキシアセチルオキシで置換されていてもよいC~Cアルキルであるか、またはRは、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルケニル、F、Cl、Br、CO14、C(O)NR1516、SONR1718、S(O)19、C(O)R20またはLであり;
は、H、F、Cl、CHまたはCFであり;
は、H、C~Cアルキルまたはピリジルであり;
は、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、F、Cl、Br、NO、CO14、SONR1718、S(O)19、OCFH、C(O)R20、C~CハロアルケニルまたはLであり;
10は、H、Cl、F、Br、C~CアルキルまたはC~Cアルコキシであり;
11は、H、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルケニル、F、Cl、Br、CO14、C(O)NR1516、SONR1718、S(O)19、C(O)R20またはLであり;
12は、ハロゲン、C~CアルキルまたはC~Cアルキルスルホニルであり;
13は、C~Cアルキルであり;
14は、アリル、プロパルギル、オキセタン-3-イル、ならびに独立してハロゲン、C~CアルコキシおよびCNから選択される少なくとも1つのメンバーによって置換されていてもよいC~Cアルキルからなる群から選択され;
15は、H、C~CアルキルまたはC~Cアルコキシであり;
16は、C~Cアルキルであり;
17は、H、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、アリルまたはシクロプロピルであり;
18は、HまたはC~Cアルキルであり;
19は、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、アリルまたはプロパルギルであり;
20は、C~Cアルキル、C~Cハロアルキルであるか、またはハロゲンによって置換されていてもよいC~Cシクロアルキルであり;
nは、0、1または2であり;
Lは、
Figure 2023523269000003
であり、
は、CH、NHまたはOであり;
21は、HおよびC~Cアルキルの群から選択され;
Xは、H、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルキルチオ、C~Cアルキルチオ、ハロゲン、C~Cアルコキシアルキル、C~Cアルコキシアルコキシ、アミノ、C~Cアルキルアミノおよびジ(C~Cアルキル)アミノの群から選択され;
Yは、H、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cハロアルキルチオ、C~Cアルコキシアルキル、C~Cアルコキシアルコキシ、アミノ、C~Cアルキルアミノ、ジ(C~Cアルキル)アミノ、C~Cアルケニルオキシ、C~Cアルキニルオキシ、C~Cアルキルチオアルキル、C~Cアルキルスルフィニルアルキル、C~Cアルキルスルホニルアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、アジドおよびシアノの群から選択され;
Zは、CHおよびNの群から選択され;
ただし、(i)XおよびYの一方または両方がC1ハロアルコキシである場合、Zは、CHであり;(ii)Xがハロゲンである場合、Zは、CHであり、Yは、OCH、OCHCH、N(OCH)CH、NHCH、N(CHまたはCFHである。
上記の式(1)において、用語「アルキル」は、単独で、または「アルキルチオ」または「ハロアルキル」などの複合語でのいずれかで使用され、例としては、直鎖状または分岐状のアルキル、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、または異なるブチル異性体が挙げられ;「シクロアルキル」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチルおよびシクロペンチルが挙げられ;「アルケニル」としては、直鎖状または分岐状のアルケン、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、および異なるブテニル異性体が挙げられ;「アルケニル」としてはまた、ポリエン、例えば1,2-プロパジエニルおよび2,4-ブタジエニルも挙げられ;「アルキニル」としては、直鎖状または分岐状のアルキン、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニルおよび異なるブチニル異性体が挙げられ;「アルキニル」としては、複数の三重結合で構成される部分、例えば2,5-ヘキサジイニルを挙げることができ;「アルコキシ」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロピルオキシ、イソプロピルオキシおよび異なるブトキシ異性体が挙げられ;「アルコキシアルキル」は、アルキルにおけるアルコキシ置換を意味し、例としては、CHOCH、CHOCHCH、CHCHOCH、CHCHCHCHOCHおよびCHCHOCHCHが挙げられ;「アルコキシアルコキシ」は、アルコキシにおけるアルコキシ置換を意味し;「アルケニルオキシ」としては、直鎖状または分岐状のアルケニルオキシ部分が挙げられ、その例としては、HC=CHCHO、(CH)CH=CHCHOおよびCH=CHCHCHOが挙げられ;「アルキニルオキシ」としては、直鎖状または分岐状のアルキニルオキシ部分が挙げられ、例としては、HC≡CCHOおよびCHC≡CCHOが挙げられ;「アルキルチオ」としては、分岐状または直鎖状のアルキルチオ部分、例えばメチルチオ、エチルチオ、および異なるプロピルチオ異性体が挙げられ;「アルキルチオアルキル」は、アルキルにおけるアルキルチオ置換を意味し、例としては、CHSCH、CHSCHCH、CHCHSCH、CHCHCHCHSCHおよびCHCHSCHCHが挙げられ;「アルキルスルフィニルアルキル」および「アルキルスルホニルアルキル」としては、それぞれ対応するスルホキシドおよびスルホンが挙げられ;「アルキルアミノ」、「ジアルキルアミノ」などの他の置換基は、同じように定義される。
上記の式(1)において、置換基中の炭素原子の総数は、「Ci~Cj」という接頭辞によって示され、式中、iおよびjは、1~5の数である。例えば、C~Cアルキルは、様々な異性体を含むメチルからブチルを示す。さらなる例として、Cアルコキシアルキルは、CHOCHを示し;Cアルコキシアルキルは、例えば、CHCH(OCH)、CHOCHCHまたはCHCHOCHを示し;Cアルコキシアルキルは、合計4個の炭素原子を含有するアルコキシ基で置換されたアルキル基の様々な異性体を示し、例としては、CHCHCHOCHおよびCHCHOCHCHが挙げられる。
上記の式(1)において、用語「ハロゲン」は、単独で、または「ハロアルキル」などの複合語のいずれかで、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を含む。さらに、「ハロアルキル」などの複合語で使用される場合、前記アルキルは、ハロゲン原子で部分的または完全に置換されていてもよく、ハロゲン原子は、同一であってもよいし、または異なっていてもよい。「ハロアルキル」の例としては、FC、ClCH、CFCHおよびCFCClが挙げられる。用語「ハロアルコキシ」、「ハロアルキルチオ」などは、用語「ハロアルキル」と同じように定義される。「ハロアルコキシ」の例としては、CFO、CClCHO、HCFCHCHOおよびCFCHOが挙げられる。「ハロアルキルチオ」の例としては、CClS、CFS、CClCHSおよびClCHCHCHSが挙げられる。
この発明のために、好ましい式(1)によるスルホニル尿素としては、Xが、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、ハロゲン、ジ(C~Cアルキル)アミノの群から選択され、Yが、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、およびC~Cハロアルコキシの群から選択されるものが挙げられる。より好ましくは、Xは、CH、OCH、Cl、OCHF、およびN(CHから選択され、Yは、CH、OCH、OCHFおよびOCHCFから選択される。
好ましい式(1)によるスルホニル尿素としてはまた、Jが、J-1であり、Rが、Cl、COCH、CO、CHCHCF、またはOCHCHClであり、Rが、Hであるもの;Jが、J-1であり、Rが、COCHであり、Rが、CHであるもの;Jが、J-2であり、Rが、CO、OCHCH、またはCOC-シクロアルキルであり、Lが、CH、O、またはNHであり、Rが、Hであるもの;Jが、J-5であり、Rが、COCHであり、Rが、Hであるもの;Jが、J-6であり、Rが、CON(CH、SOCHCH、またはCFであり、Rが、Hであるもの;Jが、J-10であり、Rが、CHであり、Rが、COCHであり、R10が、Clであるものも挙げられる。
この発明の目的のために、式(1)によるスルホニル尿素、または本明細書で述べられる例示的なスルホニル尿素のいずれかは、この技術分野における通常の使用形態の全て、例えば酸、エステル、塩および異性体を意味するものとして理解されるものとする。この発明において、塩としては、無機酸または有機酸との酸付加塩、例えば、臭化水素酸、塩化水素酸、硝酸、リン酸、硫酸、酢酸、酪酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、シュウ酸、プロピオン酸、サリチル酸、酒石酸、4-トルエンスルホン酸または吉草酸との酸付加塩が挙げられる。また、有機塩基と形成された塩(例えば、ピリジン、アンモニア、またはトリエチルアミン)、または無機塩基と形成された塩(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムまたはバリウムの、水素化物、水酸化物、または炭酸塩)も挙げられる。式(1)によるスルホニル尿素、または本明細書で述べられる例示的なスルホニル尿素の好ましい塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエチルアンモニウム塩、および第四アンモニウム塩が挙げられる。この発明の目的のための好ましいエステルは、アルキルエステルであり、特定には、C~C10-アルキルエステル、例えばメチルおよびエチルエステルである。
この発明に使用できる例示的な式(1)によるスルホニル尿素としては、以下が挙げられる:
アミドスルフロン(N-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル(pyrimdinyl))アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-N-メチルメタンスルホンアミド)、
アジムスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]-カルボニル]-1-メチル-4-(2-メチル-2H-テトラゾール-5-イル)-1H-ピラゾール-5-スルホンアミド)、
ベンスルフロンメチル(メチル2-[[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]-スルホニル]メチル]ベンゾエート)、
クロリムロン-エチル(エチル2-[[[[(4-クロロ-6-メトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]ベンゾエート)、
クロルスルフロン(2-クロロ-N-[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]ベンゼンスルホンアミド)、
シノスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]-2-(2-メトキシエトキシ)-ベンゼンスルホンアミド)、
シクロスルファムロン(N-[[[2-(シクロプロピルカルボニル)フェニル]アミノ]-スルホニル]-N-(4,6-ジメトキシピリミジン-2-イル)尿素)、
エタメトスルフロンメチル(メチル2-[[[[[4-エトキシ-6-(メチルアミノ)-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]カルボニル]アミノ]-スルホニル]ベンゾエート)、
エトキシスルフロン(2-エトキシフェニル[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)-アミノ]カルボニル]スルファメート)、
フラザスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-3-(トリフルオロメチル)-2-ピリジンスルホンアミド)、
フルセトスルフロン(l-[3-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)-アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-2-ピリジニル]-2-フルオロプロピルメトキシアセテート)、
フルピルスルフロンメチル((メチル2-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジンカルボキシレート)、
ホラムスルフロン(2-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-4-(ホルミルアミノ)-N,N-ジメチルベンズアミド)、
ハロスルフロンメチル(メチル3-クロロ-5-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-l-メチル-lH-ピラゾール-4-カルボキシレート)、
イマゾスルフロン(2-クロロ-N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]-カルボニル]イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-スルホンアミド)、
ヨードスルフロンメチル(メチル4-ヨード-2-[[[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]ベンゾエート)、
イオフェンスルフロン(2-ヨード-N-[[(4-メトキシ-6-メチル-l,3,5-トリアジン-2-yl)アミノ]カルボニル]ベンゼンスルホンアミド)、
メソスルフロン-メチル(メチル2-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]-スルホニル]-4-[[(メチルスルホニル)アミノ]メチル]ベンゾエート)、
メタゾスルフロン(3-クロロ-4-(5,6-ジヒドロ-5-メチル-1,4,2-ジオキサジン-3-イル)-N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-1-メチル-1H-ピラゾール-5-スルホンアミド)、
メトスルフロンメチル(メチル2-[[[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]ベンゾエート)、
ニコスルフロン(2-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-N,N-ジメチル-3-ピリジンカルボキサミド)、
オルトスルファムロン(2-[[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]アミノ]-N,N-ジメチルベンズアミド)、
オキサスルフロン(3-オキセタニル2-[[[[(4,6-ジメチル-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]ベンゾエート)、
プリミスルフロン-メチル(メチル2-[[[[[4,6-ビス(トリフルオロメトキシ)-2-ピリミジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]ベンゾエート)、
プロスルフロン(N-[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]-2-(3,3,3-トリフルオロプロピル)ベンゼンスルホンアミド)、
ピラゾスルフロンエチル(エチル5-[[[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキシレート)、
リムスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-3-
(エチルスルホニル)-2-ピリジンスルホンアミド)、
スルホメツロンメチル(メチル2-[[[[(4,6-ジメチル-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-ベンゾエート)、
スルホスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-2-(エチルスルホニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-スルホンアミド)、
チフェンスルフロン-メチル(メチル3-[[[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]アミノ]スルホニル]-2-チオフェンカルボキシレート)、
トリアスルフロン(2-(2-クロロエトキシ)-N-[[(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)アミノ]カルボニル]ベンゼンスルホンアミド)、
トリベヌロンメチル(メチル2-[[[[N-(4-メトキシ-6-メチル-1,3,5-トリアジン-2-イル)-N-メチルアミノ]カルボニル]アミノ]-スルホニル]ベンゾエート)、
トリフロキシスルフロン(N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-2-ピリジンスルホンアミド)、
トリフルスルフロンメチル(メチル2-[[[[[4-ジメチルアミノ)-6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]カルボニル]アミノ]-スルホニル]-3-メチルベンゾエート)および
トリトスルフロン(N-[[[4-メトキシ-6-(トリフルオロメチル)-1,3,5-トリアジン-2-イル]アミノ]カルボニル]-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド)。
また、当業界で述べられている他のスルホニル尿素(例えばプロピリスルフロン:2-クロロ-N-[[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)アミノ]カルボニル]-6-プロピルイミダゾ[1,2-b]ピリダジン-3-スルホンアミド)(例えばWO2014/018410A1(ダウ・アグロサイエンス(Dow Agrosciences);WO2012/175899A1(シンジェンタ社(Syngenta Ltd.)))もこの発明に使用できる。
上述したスルホニル尿素の好ましい塩としては、それらのナトリウム塩およびそれらのカリウム塩が挙げられる。
少なくとも1種のスルホニル尿素は、好ましくは、液体組成物の総重量に基づき少なくとも0.1重量%の量で本発明の液体組成物に含まれる。より好ましくは、スルホニル尿素は、少なくとも0.2重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.7重量%、少なくとも1重量%、または少なくとも2重量%の量で含まれる。スルホニル尿素の量を増加させることは、その化学的安定性を改善できることが見出されている。少なくとも1種のスルホニル尿素は、10重量%またはそれ未満の量で、好ましくは8重量%またはそれ未満、6重量%またはそれ未満、5重量%またはそれ未満、3重量%またはそれ未満、または2重量%またはそれ未満の量で存在する。スルホニル尿素の量を減少させることは、比較的多くの量で存在しなければならない他のより低い活性の成分と配合させることを可能にする。本発明のためのさらなる好適な重量%の範囲を定義するために、スルホニル尿素の量の好ましい重量%の下限のいずれかは、好ましい重量%の下限のいずれかと組み合わせることができる。一例として、液体組成物中の少なくとも1種のスルホニル尿素の量のさらなる例示的な範囲としては、0.1~10重量%、0.5~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、0.1~8重量%、0.1~5重量%、0.1~3重量%、0.1~2重量%、0.5~3重量%および0.5~2重量%が挙げられる。
組成物は、1種より多くのスルホニル尿素除草剤を含んでいてもよく、その場合、少なくとも1種のスルホニル尿素は、液体組成物に基づき、10重量%またはそれ未満の量で、好ましくは前記の段落に記載される量で存在する。組成物中のさらなるスルホニル尿素除草剤は、あらゆる実用的な量で存在していてもよい。液体組成物が1種より多くのスルホニル尿素除草剤を含む場合、液体組成物中のスルホニル尿素除草剤の総量は、好ましくは30重量%またはそれ未満である。より好ましくは、液体組成物中のスルホニル尿素除草剤の総量は、25重量%またはそれ未満、20重量%またはそれ未満、または10重量%またはそれ未満である。液体組成物中のスルホニル尿素除草剤の総量は、0.1~30重量%、0.1~25重量%、0.1~20重量%、0.1~10重量%、0.5~30重量%、1~20重量%、2~10重量%、0.1~8重量%、0.1~5重量%、0.1~3重量%、0.1~2重量%、0.5~3重量%および0.5~2重量%であり得る。
スルホニル尿素が、その塩、エステルまたはそれ以外の形態などの改変された形態で使用される場合、本明細書に記載される重量%の量は、改変されたスルホニル尿素の重量を指す。
液体組成物がスルホニル尿素の油剤である場合、10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素は、少なくとも100nmまたはそれより大きい、少なくとも200nmまたはそれより大きい、少なくとも500nmまたはそれより大きい、少なくとも1μmまたはそれより大きい、少なくとも2μmまたはそれより大きい、または少なくとも3μmまたはそれより大きい粒径(D50)を有することが好ましく、なぜなら、これ未満の粒径は、磨砕中に過剰な熱を生じる可能性があり、場合によってはスルホニル尿素を分解する可能性があるためである。好ましくは、スルホニル尿素は、30μmまたはそれ未満、15μmまたはそれ未満、10μmまたはそれ未満、7μmまたはそれ未満、5μmまたはそれ未満、3μmまたはそれ未満、1μmまたはそれ未満、500nmまたはそれ未満の粒径(D50)を有する。本発明のためのさらなる好適な粒径範囲を定義するために、スルホニル尿素の粒径の好ましい下限のいずれかを、好ましい上限のいずれかと組み合わせることができる。一例として、スルホニル尿素の粒径(D50)のさらなる例示的な範囲としては、0.1~30μm、0.2~15μm、0.5~10μm、0.1~0.5μm、0.2~1μm、0.5~3μm、1~15μm、1~10μm、1~7μm、2~15μm、2~10μm、2~7μm、3~15μm、3~10μm、および3~7μmが挙げられる。D50は、体積中央値粒径を指し、CIPAC MT187に記載される方法を使用するレーザー光散乱によって決定することができる。
上記で論じられたように、本発明の液体組成物は、1種より多くのスルホニル尿素除草剤化合物を含んでいてもよい。液体組成物は、本明細書で開示されるスルホニル尿素のあらゆる組合せを含んでいてもよい。例えば、液体組成物は、10重量%またはそれ未満の量でのトリベヌロンメチルおよび本明細書に記載される他のあらゆるスルホニル尿素を含んでいてもよいし;液体組成物は、10重量%またはそれ未満の量でのメトスルフロンメチルおよび本明細書に記載される他のあらゆるスルホニル尿素を含んでいてもよいし;液体組成物は、10重量%またはそれ未満の量でのニコスルフロンおよび本明細書に記載される他のあらゆるスルホニル尿素を含んでいてもよいし;液体組成物は、10重量%またはそれ未満の量でのヨードスルフロンおよび本明細書に記載される他のあらゆるスルホニル尿素を含んでいてもよいし;または液体組成物は、10重量%またはそれ未満の量でのハロスルフロンメチルおよび本明細書に記載される他のあらゆるスルホニル尿素を含んでいてもよい。本発明で使用するためのスルホニル尿素のさらなる例示的な組合せとしては、アミドスルフロンおよびイオフェンスルフロン(ナトリウム塩としてであってもよい);ニコスルフロンおよびリムスルフロン;ニコスルフロンおよびチフェンスルフロンメチル;ニコスルフロンおよびプロスルフロン;メトスルフロンメチルおよびヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい);メトスルフロンメチルおよびスルホスルフロン;メトスルフロンメチルおよびチフェンスルフロンメチル;メトスルフロンメチルおよびベンスルフロンメチル;メトスルフロンメチルおよびクロルスルフロン;メトスルフロンメチルおよびクロリムロンエチル;メトスルフロンメチルおよびトリベヌロンメチル;トリベヌロンメチルおよびベンスルフロンメチル;トリベヌロンメチルおよびチフェンスルフロンメチル;メトスルフロンメチル、トリベヌロンメチルおよびチフェンスルフロンメチル;トリベヌロンメチルおよびクロリムロンエチル;トリベヌロンメチルおよびメソスルフロン(メソスルフロンメチルとしてであってもよい);トリベヌロンメチルおよびヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい);ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびメソスルフロン;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびメソスルフロンメチル;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびアミドスルフロン;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびホラムスルフロン;イオフェンスルフロン(ナトリウム塩としてであってもよい)およびヨードスルフロン;メソスルフロン(および/またはメチルエステルとして)およびヨードスルフロンメチル;ホラムスルフロンおよびヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい);リムスルフロンおよびチフェンスルフロン;ベンスルフロンメチルおよびチフェンスルフロン-メチル;チフェンスルフロン-メチルおよびクロリムロン-エチルが挙げられる。上記の組合せにおいて、あらゆる所与の組合せのための1番目に述べられるスルホニル尿素除草剤は、液体組成物の重量に基づき10重量%またはそれ未満の量で存在する。代替として、上記の組合せにおいて、2番目に述べられるスルホニル尿素除草剤は、液体組成物の重量に基づき10重量%またはそれ未満の量で存在する。3種の組合せの場合、3番目に述べられるスルホニル尿素除草剤は、液体組成物の重量に基づき10重量%またはそれ未満の量で存在していてもよい。よりさらなる実施態様において、上記で列挙した組合せにおける各スルホニル尿素除草剤は、液体組成物の重量に基づき10重量%またはそれ未満の量で存在する。
最終的に、本発明の液体組成物は、本明細書で開示されるスルホニル尿素の1種またはそれより多くを含有していてもよいが、本発明は、本明細書で開示されるスルホニル尿素の1種またはそれより多くが排除されている液体組成物にも及ぶことも予期される。言い換えれば、添付の特許請求の範囲で定義される液体組成物を含む本明細書で開示される液体組成物の定義が、明示的に具体的なスルホニル尿素に言及していない場合、本発明は、その具体的なスルホニル尿素が排除されているが、液体組成物中に少なくとも1種のスルホニル尿素が存在している液体組成物に及ぶ。一例として、明示的にニコスルフロンおよび/またはヨードスルフロンの存在について指示されていない本明細書において定義される液体組成物のいずれかの場合、本発明は、明示的にニコスルフロンおよび/またはヨードスルフロンが排除されたその液体組成物に及ぶ。
4.5 界面活性剤
本発明の液体組成物中の界面活性剤の総量は、好ましくは5重量%またはそれより多くであり、7.5重量%またはそれより多く、10重量%またはそれより多く、12.5重量%またはそれより多く、15重量%またはそれより多く、17.5重量%またはそれより多く、または20重量%またはそれより多くであってもよい。本発明の液体組成物中の界面活性剤の総量は、好ましくは30重量%またはそれ未満であり、25重量%またはそれ未満、20重量%またはそれ未満、17.5重量%またはそれ未満、または15重量%またはそれ未満であってもよい。界面活性剤の総量の好ましい範囲としては、5重量%またはそれより多く、7.5重量%またはそれより多く、10重量%またはそれより多く、12.5重量%またはそれより多く、または15重量%またはそれより多くの下限のいずれかを、30重量%またはそれ未満、25重量%またはそれ未満、または20重量%またはそれ未満の上限と組み合わせた範囲が挙げられる。例えば、液体組成物中の界面活性剤の総量の好ましい範囲としては、5~30重量%、5~20重量%、7.5~30重量%、7.5~20重量%、10~30重量%、10~25重量%、10~20重量%、10~17.5重量%、10~15重量%、12.5~30重量%、12.5~25重量%、12.5~20重量%、12.5~17.5重量%、15~30重量%、15~25重量%、および15~20重量%が挙げられる。注目すべきことに、商業的な界面活性剤は、時には液体担体(例えば有機溶媒)中で提供される。本発明の液体配合物を調製するのにこのような界面活性剤が使用される場合、実際の界面活性剤の量(すなわち担体または他のあらゆる非界面活性剤成分を含まない)は、組成物中の界面活性剤の総量を計算するときに考慮されるべきである。
液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも80重量%および最大100重量%は、界面活性剤クラス以下に列挙したから選択される界面活性剤で構成される:
クラス1 アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールエトキシレート
クラス2 窒素を含有しない対イオンを有するアルキルベンゼンスルホン酸塩;
クラス3 ステアリン酸金属塩;
クラス4 脂肪酸-ポリアルキレングリコールABA-ブロックコポリマー
クラス5 脂肪族アルコールアルコキシレート;
クラス6 脂肪酸アルコキシレート;
クラス7 エトキシル化ヒマシ油;
クラス8 ソルビタンエステル;
クラス9 エトキシ化ソルビタンエステル;
クラス10 EO/PO/EOブロックコポリマー;
クラス11 トリスチリルフェノールエトキシレート;
クラス12 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル;
クラス13 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル;および
クラス14 窒素を含有しない対イオンを有するエトキシ化アルキルリン酸エステル。
本発明者らは、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも80重量%が上記で列挙した界面活性剤クラス1~14の界面活性剤で構成される場合、スルホニル尿素除草剤の安定性が、有意に改善されることを発見した。本発明は、界面活性剤クラス1~14からの界面活性剤の総量と比較して比較的少量(界面活性剤の総量の最大20重量%)であるが、他の界面活性剤が存在することを可能にする。少量の他の界面活性剤を可能にすることは、液体組成物内での全体的な界面活性剤特性を求められる必要性に合わせるための柔軟性の増加をもたらす。したがって、上記で列挙した界面活性剤クラスは、商業的目的や実用的な目的のために液体組成物の全体的な界面活性剤特性を合わせるのに十分な柔軟性を提供する。それゆえに、スルホニル尿素の安定性をさらに改善することに関して、液体除草組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも85重量%が、上記で列挙した界面活性剤クラスからの界面活性剤で構成されることが好ましく、より好ましくは少なくとも90重量%、さらにより好ましくは少なくとも95重量%、さらにより好ましくは99重量%が、上記で列挙した界面活性剤クラスからの界面活性剤で構成され、他の実施態様において、液体除草組成物中の界面活性剤の全てが、上記で列挙した界面活性剤クラス1~14から選択される。
液体組成物は、界面活性剤1~14のうちの少なくとも2つの異なるクラスを含み、2つの異なるクラスのそれぞれが液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める。これは、液体組成物中に、2つの異なる界面活性剤クラスからの界面活性剤の測定できるほどの量が存在することを確実にする。本発明者らは、2種またはそれより多くの界面活性剤クラス1~14を組み合わせることは、スルホニル尿素除草剤の安定性を改善しながら、必要に応じて調整できるより優れた界面活性剤特性を有する界面活性剤系を可能にすることを見出した。例えば、液体組成物は、優れた分散特性を有する界面活性剤(例えばクラス1~4のもの)と、優れた乳化特性を有する界面活性剤(例えばクラス5~14のもの)とを含んでいてもよく、それによって優れた分散特性と乳化特性を有する組成物とを提供すること。一例として、液体組成物は、液体組成物中の界面活性剤の総量に基づき、70重量%のクラス1からの界面活性剤を含んでいてもよく、10重量%のクラス8からの界面活性剤を含む。この例において、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%は、界面活性剤クラス1~14から選択される(この例において、界面活性剤の残りの20重量%は、クラス1~14に当てはまらない界面活性剤であってもよいし、またはクラス1~14に当てはまる界面活性剤であってもよいし、または両方の混合物であってもよい)。この実施例において、少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める(クラス1は、70重量%を占め、クラス8は、10重量%を占める)。
液体組成物は、3つの異なる界面活性剤クラス1~14からの3種の界面活性剤、4つの異なる界面活性剤クラス1~14からの4種の界面活性剤、または5つの異なる界面活性剤クラス1~14からの5種の界面活性剤などを含んでいてもよい。これらの場合のそれぞれにおいて、界面活性剤クラス1~14からの界面活性剤の組み合わされた量は、総界面活性剤含量の80重量%またはそれより多くであり、少なくとも2つの界面活性剤クラス(または任意選択で全て3つ、4つ、5つなど)は別々に、組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占める。一例として、液体組成物は、液体組成物中の界面活性剤の総量に基づき、70重量%のクラス1からの界面活性剤、10重量%のクラス8からの界面活性剤、および5重量%のクラス10からの界面活性剤を含んでいてもよい。この場合において、液体組成物中の界面活性剤の総量の85重量%は、界面活性剤1~14のクラスから選択され、少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14は、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める(すなわちクラス1は、70重量%を占め、クラス8は、10重量%を占める)。この例において、界面活性剤クラス10は、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占めないが(これは、5重量%を占める)、これは、少なくとも2つの他の界面活性剤クラス(すなわちクラス1およびクラス8)がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占めるため、許容することができる。本発明の一実施態様において、液体組成物は、3つの異なる界面活性剤クラス1~14からの3種の界面活性剤、4つの異なる界面活性剤クラス1~14からの4種の界面活性剤、または5つの異なる界面活性剤クラス1~14からの5種の界面活性剤を含んでいてもよく、この場合、3、4または5つの界面活性剤クラスのそれぞれは、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占める。
液体組成物は、1つの界面活性剤クラス当たり1種より多くの界面活性剤を含んでいてもよい。その場合、各界面活性剤は、組成物中の界面活性剤の総量に対して考慮されるが、特定のクラスにおける界面活性剤の組み合わされた量は、その界面活性剤クラスが組成物中の界面活性剤の総量に寄与している分に対して考慮される。一例として、液体組成物は、2つの異なるクラスからの3種の界面活性剤を含んでいてもよく、すなわち、70重量%のクラス1からの第1の界面活性剤、5重量%のクラス8からの第2の界面活性剤、および5重量%の同様にクラス8からの第3の界面活性剤を含んでいてもよい。この例において、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%は、界面活性剤クラス1~14から選択され、少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める(すなわち、クラス8からの界面活性剤の総量が考慮される場合、クラス1は、70重量%を占め;クラス8は、10重量%を占める)。
上述したように、クラス1~4からの界面活性剤は、優れた分散特性を有する傾向があり、それに対してクラス5~14からの界面活性剤は、優れた乳化特性を有するする傾向がある。本発明の好ましい実施態様において、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種は、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種は、液体中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める。
一実施態様において、本発明は、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~60重量%を占める。より好ましくは、界面活性剤クラス1~4は、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の50~90重量%を占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~50重量%を占める。さらにより好ましくは、界面活性剤クラス1~4は、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の60~90重量%を占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~40重量%を占める。さらにより好ましくは、界面活性剤クラス1~4は、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の70~90重量%を占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~30重量%を占める。界面活性剤クラス1~4は、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の80~90重量%をも占めていてもよく、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~20重量%を占める。上述される好ましい実施態様のそれぞれにおいて、液体組成物中の界面活性剤の総量の、80重量%~100重量%、好ましくは90重量%~100重量%は、界面活性剤クラス1~14から選択される。本発明者らは、クラス1~4からの界面活性剤の含量が増加するにつれて、スルホニル尿素の安定化が改善することを見出した。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1が、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め;界面活性剤クラス5~14が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、より一層さらに好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス2が、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め;界面活性剤クラス5~14が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス2は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス3が、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め;界面活性剤クラス5~14が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス3は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、より一層さらに好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス4が、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め;界面活性剤クラス5~14が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス4は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、より一層さらに好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス5が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス5は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス6が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス6は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス7が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス7は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス8が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス8は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス9が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス9は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス10が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス10は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス11が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス11は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス12が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス12は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス13が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス13は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
別の実施態様において、本発明は、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス14が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;界面活性剤クラス1~4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%またはそれより多くを占める、液体組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス14は、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%、または10~20重量%を占め、一方で、合計で界面活性剤クラス1~4は、それぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、または80~90重量%を占める。
上記で列挙した本発明の界面活性剤クラスをここでより詳細に説明し、それぞれの代表的な例を提供する。これまでに記載された実施態様のいずれかに関して、本発明はまた、界面活性剤クラスが以下で詳細に記載される通りの実施態様にも関することが理解されるであろう。
クラス1.アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレート
クラス1の界面活性剤は、アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレート、好ましくはC1~C6-アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレートとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレートは、式(I)によって表すことができる:
-(EO)(PO)(BO)-O-R 式(I)
式中、
は、直鎖状または分岐状のC8~C24アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり;
EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50であり;
は、C1~C6アルキル基であり、好ましくはメチルである。
一実施態様において、R、EO、PO、BOおよびRは、式(I)に関して上述した通りであるが、xは、0~50であり、yは、0~20であり、zは、0~15であり、ただしx+y+zの合計は、1~95であり、好ましくは3~30である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、xは、1~50であり、好ましくは3~15であり、yとzの両方は、0であり、EO、PO、BOおよびRは、式(I)に関して上述した通りである。別の実施態様において、Rは、直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(I)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yは、0~4であり、zは、0であり、x+y+zの合計は、3~15であり、Rは、C1~C3アルキル基であり、好ましくはメチルである。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(I)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yとzの両方は、0であり、Rは、C1~C3アルキル基であり、好ましくはメチルである。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(I)に関して上述した通りであり、xは、6~15であり、yとzの両方は、0であり、Rは、メチルである。使用することができるアルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレートの例としては、クラリアントからのXM製品、例えば、イソトリデシルアルコールポリグリコールエーテルの、6EO(ジェナポール(Genapol)(登録商標)XM060)または15EO(ジェナポール(登録商標)XM0150)とのメチルエーテルが挙げられる。
クラス2.窒素を含有しない対イオンを有するアルキルベンゼンスルホン酸塩
クラス2の界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸塩として一般的に当業界において公知のものである。スルホン酸基が、対イオンと会合する。本発明者らは、窒素を含有する対イオンを有するアルキルベンゼンスルホン酸塩が、より劣ったスルホニル尿素の安定化をもたらすことを見出した。したがって、クラス2の界面活性剤は、対イオンが窒素を含有しないアルキルベンゼンスルホン酸塩である。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、式(II)によって表すことができる:
Figure 2023523269000004
式中、
は、水素であるか、または1~3個の炭素原子を含有するアルキル基であり;
は、水素であるか、または1~3個の炭素原子を含有するアルキル基であり;
は、8~40個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくは、SOM基に対してパラ位にあり;
Mは、1価または2価カチオンであり、ただし、Mは、窒素原子を含有しない。
一実施態様において、RおよびRは、独立して、水素またはメチルであり、RおよびMは、式(II)に関して上記で定義した通りである。別の実施態様において、RおよびRの両方は、水素であり、RおよびMは、式(II)に関して上記で定義した通りである。別の実施態様において、RおよびRの両方は、水素であり、RおよびMは、式(II)に関して上記で定義した通りであり、R3は、SOM基に対してパラ位にある。別の実施態様において、RおよびRは、独立して、水素またはメチルであり、Rは、直鎖状または分岐状のC8~C16アルキル基であり、Mは、式(II)に関して上記で定義した通りである。別の実施態様において、R、RおよびRは、式(II)または前述の実施態様のいずれかで定義した通りであり、Mは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、またはZnイオンである。式(II)または前述の実施態様のいずれかにおいて、Rは、アルキル鎖のあらゆる炭素原子でベンゼン環に結合していてもよい。好ましくは、Rは、アルキルベンゼンスルホン酸塩が直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩(当業界ではLASとして略記されることが多い)であるように、直鎖状アルキル基である。Rはまた、アルキルベンゼンスルホン酸塩が分岐状アルキルベンゼンスルホン酸塩(当業界ではBASとして略記されることが多い)であるように、分岐状アルキル基であってもよい。式(II)または前述の実施態様のいずれかにおいて、Mにとって好ましいアルカリ金属は、リチウム、ナトリウムまたはカリウムであり、Mにとって好ましいアルカリ土類金属は、カルシウムまたはマグネシウムである。式(II)または前述の実施態様のいずれかにおいて、Mは、好ましくはナトリウムまたはカルシウムである。好ましい実施態様において、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルキルベンゼンスルホン酸塩のナトリウムまたはカルシウム塩であり、この場合、RおよびRは両方ともHであり、Rは、C10~C14アルキル基である。この実施態様において、Rが、SOM基に対してパラ位にあることがさらに好ましい。この実施態様において、C10~C14アルキル基が、直鎖状C10、直鎖状C11、直鎖状C12、直鎖状C13または直鎖状C14アルキル基であることがさらに好ましい。
好適な商業的なアルキルベンゼンスルホン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ナイネート(Ninate)(登録商標)411、バイオ-ソフト(登録商標)N-411、バイオ-ソフト(Bio-Soft)(登録商標)411-E、バイオ-ソフト(登録商標)D-40、バイオ-ソフト(登録商標)D-62-L、バイオ-ソフト(登録商標)N-300、ナイネート(登録商標)60E、ナイネート(登録商標)60L、ナイネート(登録商標)70B、およびナイネート(登録商標)401-A(全てステパンから;イリノイ州ノースフィールド);ナンサ(Nansa)(登録商標)EVM50/NS、ナンサ(登録商標)EVM62/H、ナンサ(登録商標)EVM62/N、ナンサ(登録商標)EVM62/S、ナンサ(登録商標)EVM63/B、ナンサ(登録商標)EVM70/B、ナンサ(登録商標)EVM70/13、ナンサ(登録商標)EVM70/2E、ナンサ(登録商標)YS94、ナンサ(登録商標)TS50/F、およびナンサ(登録商標)AS/1(全てハンツマン・インターナショナルLLC(Huntsman International LLC)から;テキサス州ウッドランズ);カルソゲン(Calsogen)(登録商標)EH、カルソゲン(登録商標)4814、フェニルスルホネート(Phenylsulfonat)CA、フェニルスルホネートCA62、およびフェニルスルホネートCAL(全てクラリアントから;ノースカロライナ州シャーロット)が挙げられる。最も好ましいアルキルベンゼンスルホン酸塩は、直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウムまたはカルシウム塩であり、特定には、ローディア社(Rhodia GmbH)(以前はローヌプーラン(Rhone-Poulenc))の、ローダカル(Rhodacal)(登録商標)70/B(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)、ローダカル(登録商標)60/BE(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)、クラリアント社(Clariant GmbH)のフェニルスルホネートCA100(ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)またはハンツマンのナンサ(登録商標)EVM70/2E(直鎖状ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)、ナンサ(登録商標)EVM40/2ND(分岐状アルキルベンゼンスルホン酸塩)、およびナンサ(登録商標)EVM40/2NDL(直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩)である。
クラス3.ステアリン酸金属塩
クラス3の界面活性剤は、ステアリン酸金属塩(または金属ステアリン酸塩)として一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、ステアリン酸金属塩は、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸アルミニウムであり得る。
クラス4.脂肪酸-ポリアルキレングリコールABA-ブロックコポリマー
クラス4の界面活性剤は、脂肪酸およびポリアルキレングリコールのABA-ブロックコポリマーである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、ABA-ブロックコポリマーは、一般式A-COO-B-OOC-Aを有するものであってもよく、式中、Bは、水溶性ポリアルキレングリコールの2価の残基であり、Aは、少なくとも500の分子量を有する脂肪酸の残基である。好ましい実施態様において、ABA-ブロックコポリマーは、一般式A-COO-B-OOC-Aを有するものであり、式中、AおよびBは、以下で定義される通りである。
好ましい実施態様において、Aは、式(IV-A)によって表される:
Figure 2023523269000005
式中、
Rは、水素であるか、または1価の炭化水素もしくは置換された炭化水素基であり;
は、水素であるか、または1価のC1~C24炭化水素基、好ましくはC1~C24アルキル基であり;
は、2価のC1~C24炭化水素基、好ましくはC1~C24アルキル基であり;
nは、ゼロまたは1であり;
pは、0~200の整数である。
上記式中の括弧内の単位は、全て同じであってもよいし、またはR、Rおよびnに関して異なっていてもよい。炭化水素R、R、およびRは、直鎖状であってもよいし、または分岐状であってもよい。
好ましい実施態様において、Bは、少なくとも500の分子量を有し、式(IV-B)を有する水溶性ポリアルキレングリコールの2価の残基である:
Figure 2023523269000006
式中、
は、水素またはC1~C3アルキル基であり;
qは、10~500の整数である。
ポリマー成分Bにおける繰り返し単位は、全て同じであってもよいし、またはRに関して異なっていてもよい。好ましくは、式A-COO-B-OOC-Aのブロックコポリマーにおいて、成分Bは、ポリエチレングリコールから誘導され、成分Aは、ステアリン酸、例えばポリヒドロキシステアリン酸から誘導され、好ましくはポリ(12-ヒドロキシ-ステアリン酸)から誘導される。
したがって、Rは、ステアリン酸から誘導された直鎖状C1735基であってもよく、RおよびRを含有する単位は、12-ヒドロキシ-ステアリン酸から誘導されてもよい。pは、この場合において、好ましくは、少なくとも2の値を有する。好ましくは、qは、20~60の値を有していてもよく、より好ましくは23を超える値を有していてもよい。組み合わされた成分Aの成分Bに対する重量比(A:B)は、好ましくは、9:1~1:9の範囲内である。
商業的に入手可能な、上述したようなABAタイプのポリマー性界面活性剤の例は、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG30であるアーラセルP135である。本発明における使用のための別の類似した界面活性剤は、アトロックス(Atlox)4912である。アーラセルP135およびアトロックス4912はどちらも、およそ5000の分子量を有するポリエチレングリコールおよびポリヒドロキシステアリン酸のブロックコポリマー(A-B-A)であり、クローダ(Croda)から商業的に入手可能である。このようなポリマー性界面活性剤の別の例は、商業的な界面活性剤であるテルムル(Termul)(商標)2510(ハンツマン)である。
クラス5.脂肪族アルコールアルコキシレート
クラス5の界面活性剤は、脂肪族アルコールアルコキシレートとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、脂肪族アルコールアルコキシレートは、式(V)によって表することができる:
-(EO)(PO)(BO)-OH 式(V)
式中、
は、直鎖状または分岐状のC8~C24アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり;
EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50である。
一実施態様において、R、EO、PO、およびBOは、式(V)に関して上述した通りであるが、xは、0~50であり、yは、0~20であり、zは、0~15であり、ただしx+y+zの合計は、1~95であり、好ましくは3~30である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、xは、1~50であり、好ましくは3~15であり、yとzの両方は、0であり、EO、PO、およびBOは、式(V)に関して上述した通りである。別の実施態様において、Rは、直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(V)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yは、0~4であり、zは、0であり、x+y+zの合計は、3~15である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(V)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yとzの両方は、0である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C12~C15アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(V)に関して上述した通りであり、xは、6~15であり、yとzの両方は、0である。
使用することができる脂肪族アルコールアルコキシレートの例としては、クラリアントからの、ジェナポール(登録商標)C、EP、LA、O、OA、OX、T、UD、およびX製品、例えば、3EO(ジェナポール(登録商標)X030)、5EO(ジェナポール(登録商標)X050)、6EO(ジェナポール(登録商標)X060;8EO(ジェナポール(登録商標)X080)、9EO(ジェナポール(登録商標)X090)、10EO(ジェナポール(登録商標)X100)、15EO(ジェナポール(登録商標)X150とのイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル;または8EOおよび4POとのC12~C15アルコキシル化エーテル(ジェナポール(登録商標)EP2584)、クローダからのシンペロニック(Synperonic)(登録商標)A製品、例えば、3EO(シンペロニック(登録商標)A3)、7EO(シンペロニック(登録商標)A7)、11EO(シンペロニック(登録商標)A11)とのC12~C15ポリグリコールエーテル、BASFからのプルラファック(Plurafac)(登録商標)およびルテンゾール(Lutensol)(登録商標)A、AT、ON、およびTO製品、コグニスからのアグニケ(登録商標)FOH製品、アクゾ-ノーベル(Akzo-Nobel)からのエチラン(Ethylan)(登録商標)製品、およびハンツマンからのエンピラン(Empilan)(登録商標)製品、テルムル(商標)5429(ハンツマン・インターナショナルから);テルギトール(Tergitol)(商標)15-S-3、テルギトール(商標)15-S-7、テルギトール(商標)15-S-9、テルギトール(商標)15-S-12、テルギトール(商標)15-S-15、テルギトール(商標)15-S-20、テルギトール(商標)15-S-30、およびテルギトール(商標)15-S-40(全てダウ・ケミカル社(The Dow Chemical Co.)から)が挙げられる。他の例としては、2~50個のオキシアルキレン(オキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン)単位を含むポリオキシアルキレン化C2~C18脂肪族アルコール、特定には12(平均)個の炭素原子または18(平均)個の炭素原子を有するものが挙げられ、アンタロックス(Antarox)B12DF、アンタロックスFM33、アンタロックスFM63およびアンタロックスV74、ローダサーフ(Rhodasurf)ID060、ローダサーフID070およびローダサーフLA42(ローディアから)、加えて、1~25個のオキシアルキレン(オキシエチレンまたはオキシプロピレン)単位を含有するポリオキシアルキレン化C8~C22脂肪族アルコールも挙げることができる。
クラス6.脂肪酸アルコキシレート
クラス6の界面活性剤は、脂肪酸アルコキシレートとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、脂肪酸アルコキシレートは、式(VI)によって表することができる:
-COO-(EO)(PO)(BO)-R 式(VI)
式中、
は、直鎖状または分岐状のC7~C23アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC11~C17アルキル基であり;
EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50であり;
は、水素(すなわちモノ脂肪酸アルコキシレート)またはC(=O)R(すなわちジ脂肪酸アルコキシレート)であり、Rは、直鎖状または分岐状のC7~C23アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC11~C17アルキル基である。
一実施態様において、R、EO、PO、BOおよびRは、式(VI)に関して上述した通りであるが、xは、0~50であり、yは、0~20であり、zは、0~15であり、ただしx+y+zの合計は、1~95であり、好ましくは3~30である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C11~C17アルキル基であり、xは、1~50であり、好ましくは3~15であり、yとzの両方は、0であり、EO、PO、BOおよびRは、式(VI)に関して上述した通りである。別の実施態様において、Rは、直鎖状または分岐状のC11~C17アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(VI)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yは、0~4であり、zは、0であり、x+y+zの合計は、3~15であり、Rは、HまたはC(=O)Rであり、Rは、C11~C17アルキル基である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C11~C117アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(VI)に関して上述した通りであり、xは、3~15であり、yとzの両方は、0であり、Rは、HまたはC(=O)Rであり、Rは、C11~C17アルキル基である。別の実施態様において、Rは、直鎖状C11~C17アルキル基であり、EO、PO、およびBOは、式(VI)に関して上述した通りであり、xは、6~15であり、yとzの両方は、0であり、Rは、HまたはC(=O)Rであり、Rは、C11~C17アルキル基である。
使用することができる脂肪酸アルコキシレートの例としては、POEモノラウレート、POEジラウレート、POEモノオレエート、POEジオレエート、POEモノステアレート、POEジステアレート、POEモノイソステアレート、POEジイソステアレート、POEモノパルミチテート、POEジパルミテート、POEモノミリステート、POEジミリステート、POEジ-2-エチルヘキソエート、およびPOEジエルケートが挙げられ、POEは、3~15のポリオキシエチレンの程度を表す。一例において、界面活性剤は、POE-8モノステアレートまたはPOE-8ジステアレートである。商業的な例としては、ペグノール(Pegnol)24-O、14-OおよびEDS(S)(それぞれ東邦化学工業株式会社によって製造された)、アグニケPEG200ML、600ML、200MO、260MO、300MO、400MO、600MO、400MS、660MS、300DO、400DO、600DOおよび200DL(それぞれBASFによって製造された)、シスロール(Cithrol)4MS、10MS、4ML、6ML、2DO、2DE、4DLおよび4DS、加えてマージ(Myrj)S8(PEG-8ステアレート)、マージS40(PEG-40ステアレート)、マージS50(PEG-50ステアレート)、またはマージ59(PEG-100ステアレート)(それぞれクローダによって製造された)、ニッコール(Nikkol)MYL-10、MYS-10、MYS-45およびMYO-10(それぞれ日光ケミカルズ株式会社によって製造された)、ノニオン(Nonion)L-2、L-4、O-2、O-4、O-6、S-1、S-2、S-4、S-6、S-10、S-15、MM-4、MM-9、IS-2、IS-4、IS-6、DL-4HN、DP-1.5HN、DO-4HN、DS-4HN、DIS-400およびDIS-600(それぞれNOF社によって製造された)、エソファット(Ethofat)O/15、O/20および60、同様にリオノン(Lionon)MO-60、DT-600M、DT-600SおよびDBH-40(それぞれライオン社によって製造された)が挙げられる。
クラス7.エトキシル化ヒマシ油
クラス7の界面活性剤は、ヒマシ油のエトキシレートとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、エトキシル化ヒマシ油界面活性剤は、式(VII)によって表され得るか、またはそれらの水素化された形態であってもよい:
Figure 2023523269000007
式中、
EOは、エチレンオキシド単位であり、
a、b、およびcのそれぞれは、独立して、0~300の整数を表し;
x、yおよびzのそれぞれは、独立して、1~300の整数を表す。
この状況において、水素化ヒマシ油は、リシノール酸残基に含有される炭素-炭素二重結合の一部、好ましくは≧90%、最も好ましくは全てが水素化されている式(VII)のヒマシ油を指す。一実施態様において、水素化されたかまたは水素化されていないかに関わらず、式(VII)におけるエトキシ化の程度は、3~600(すなわち、3≦a+b+c+x+y+z≦600)、好ましくは3~400、より好ましくは3~200、さらにより好ましくは5~60、さらにより好ましくは10~40である。本発明の一実施態様において、水素化されたかまたは水素化されていないかに関わらず、a、b、およびcは、全て0であり、エトキシ化の程度は、x+y+zから得られる。例えば、この実施態様において、a+b+c=0であり、エトキシ化の程度は、3~600(すなわち、3≦x+y+z≦600)、好ましくは3~400、より好ましくは3~200、さらにより好ましくは5~60、さらにより好ましくは10~40である。
好ましいエトキシル化ヒマシ油の例としては、PEG-8ヒマシ油、PEG-9ヒマシ油、PEG-10ヒマシ油、PEG-11ヒマシ油、PEG-15ヒマシ油、PEG-16ヒマシ油、PEG-20ヒマシ油、PEG-25ヒマシ油、PEG-26ヒマシ油、PEG-29ヒマシ油、PEG-44ヒマシ油、PEG-50ヒマシ油、PEG-54ヒマシ油、PEG-55ヒマシ油、PEG-60ヒマシ油、PEG-75ヒマシ油、PEG-80ヒマシ油、PEG-100ヒマシ油、PEG-200ヒマシ油、PEG-8水素化ヒマシ油、PEG-10水素化ヒマシ油、PEG-16水素化ヒマシ油、PEG-20水素化ヒマシ油、PEG-25水素化ヒマシ油、PEG-35水素化ヒマシ油、PEG-65水素化ヒマシ油、PEG-80水素化ヒマシ油、PEG-100水素化ヒマシ油、およびPEG-200水素化ヒマシ油が挙げられる。
商業的に入手可能なエトキシル化ヒマシ油の例としては、全てのクローダからの、エトカス(Etocas)5、エトカス10(PEG-10ヒマシ油)、エトカス29、エトカス32、エトカス35、およびエトカス40(PEG-40ヒマシ油)、トキシムル(Toximul)8240、トキシムル8241、およびトキシムル8242(全てステパンから);テルムル(登録商標)1283、テルムル(登録商標)1284、テルムル(登録商標)1285、テルムル(登録商標)2507、テルムル(登録商標)3512、およびテルムル(登録商標)3540(全てハンツマン・インターナショナルから);エマルソジェン(Emulsogen)(登録商標)EL200、エマルソジェン(登録商標)EL300、エマルソジェン(登録商標)EL360、エマルソジェン(登録商標)EL400、およびエマルソジェン(登録商標)EL540(全てのクラリアントから);アルカムルス(Alkamulus)R81アルカムルスBR、アルカムルスOR/40およびアルカムルス14R(全てローディアから);東邦化学工業株式会社からの、ソルポール(Sorpol)CA30およびソルポールCA42、日光ケミカルズ株式会社からの、CO-20TX、CO-40TX、CO-50TX、およびCO-60TX、日本エマルジョン株式会社からの、エマレックス(EMALEX)C-20、エマレックスC-30、エマレックスC-40が挙げられる。商業的に入手可能なエトキシ化水素化ヒマシ油の例としては、クローダからの、クロデュレット(Croduret)7、クロデュレット25、クロデュレット40、クロデュレット50、クロデュレット60、日光ケミカルズ株式会社からの、HCO-20、HCO-30、HCO-40、および日本エマルジョン株式会社からのエマレックスHC-20が挙げられる。
クラス8.ソルビタンエステル
クラス8の界面活性剤は、ソルビタンエステルとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、ソルビタンエステルは、式(VIII)によって表することができる:
Figure 2023523269000008
式中、
は、C10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)であり、
およびRは、独立して、水素であるか、またはC10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)である。
、RおよびRは、同一であってもよいし、または異なっていてもよい。R、RおよびRの好ましい脂肪酸残基としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリストレイン酸、パルミトオレイン酸(malmitoleic acid)、オレイン酸およびリノール酸が挙げられる。好ましい実施態様において、RおよびRは両方とも水素であり、Rは、ラウリン酸(すなわち界面活性剤は、ラウリン酸ソルビタンである)、ステアリン酸(すなわち界面活性剤は、ステアリン酸ソルビタンである)およびオレイン酸(すなわち界面活性剤は、オレイン酸ソルビタンである)から選択される脂肪酸残基である。別の好ましい実施態様において、R、RおよびRは全て、ラウリン酸(すなわち界面活性剤は、トリラウリン酸ソルビタンである)、ステアリン酸(すなわち界面活性剤は、トリステアリン酸ソルビタンである)およびオレイン酸(すなわち界面活性剤は、トリオレイン酸ソルビタンである)から選択される脂肪酸残基である。本発明のために使用でき、商業的に入手可能なソルビタンエステルの例としては、スパン(Span)(商標)20、スパン(商標)40、スパン(商標)60、スパン(商標)65、スパン(商標)80、およびスパン(商標)85(全てクローダから;ニュージャージー州エジソン)が挙げられる。
クラス9.エトキシ化ソルビタンエステル
クラス9の界面活性剤は、エトキシ化ソルビタンエステルとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、エトキシ化ソルビタンエステルは、式(IX)によって表することができる:
Figure 2023523269000009
式中、
EOは、エチレンオキシド単位であり、
は、C10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)であり、
~Rは、独立して、水素であるか、またはC10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)であり、
エトキシ化の程度は、10~40(すなわち、10≦w+x+y+z≦40)であり、好ましくは18~22、より好ましくは20である。
好ましい実施態様において、w+x+y+z=18~22であり、好ましくは20であり、Rは、C12~C18飽和または不飽和脂肪酸残基であり、R~Rは、全てHである。よりさらに好ましい実施態様において、w+x+y+z=20であり、Rは、オレイン酸から誘導されたC18不飽和脂肪酸残基であり、R~Rは、全てHである。エトキシ化ソルビタンエステルの好ましい例としては、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、およびソルビタンヘキサオレエートが挙げられる。
本発明のために使用でき、商業的に入手可能なエトキシ化ソルビタンエステルの例としては、アーラトン(Arlatone)(商標)TV、アトラス(Atlas)(商標)G-1086(ソルビタンヘキサオレエート)、アトラス(商標)G-1096、アトロックス(商標)1045A、シラソール(Cirrasol)(商標)G-1086、シラソール(商標)G-1096、トウィーン(Tween)(商標)20、トウィーン(商標)21、トウィーン(商標)40、トウィーン(商標)60、トウィーン(商標)61、トウィーン(商標)65、トウィーン(商標)80(ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート)、トウィーン(商標)81、およびトウィーン(商標)85(全てクローダから)、トキシムル(登録商標)SEE-340、およびトキシムル(登録商標)SEE-341(ステパンから)が挙げられる。
クラス10.EO/PO/EOブロックコポリマー
クラス10の界面活性剤は、エチレンオキシド(EO)およびプロピレンオキシド(PO)のトリ-ブロックコポリマーとして一般的に当業界において公知のものである。これらはまた、時には、当業界においてポリオキシルエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーとも称される。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、EO/PO/EOブロックコポリマーは、式(X)によって表することができる:
-(EO)(PO)(EO)-R 式(X)
式中、
EOは、エチレンオキシド単位であり、POは、プロピレンオキシド単位であり、EOおよびPOは、ブロック構成で配置され、
xおよびzは、独立して、2~150の範囲であり、yは、1~100の範囲であり、
は、OH、または直鎖状もしくは分岐状のC1~C20アルキルもしくはアルケニル基であり、
は、H、または直鎖状もしくは分岐状のC1~C20アルキルもしくはアルケニル基である。
式(X)のEO/POブロックコポリマーにおいて、xおよびzが、独立して、5~100の範囲であり、yが、10~80の範囲であることが好ましく、xおよびzが、独立して、8~50の範囲であり、yが、20~60の範囲であることがより好ましく、xおよびzが、独立して、10~20の範囲であり、yが、25~40の範囲であることがより一層好ましい。これらの好ましい実施態様において、xおよびzが同一であることがさらに好ましい。式(X)のEO/POブロックコポリマーは、好ましくは、250~19,000、より好ましくは1,000~15,000、さらにより好ましくは1,500~10,000、さらにより好ましくは1,500~5,000の範囲の重量平均分子量を有する。好ましい実施態様において、xおよびzは、独立して、2~150の範囲であり、yは、1~100の範囲であり、Rは、OHであり、Rは、Hであり、EO/POブロックコポリマーは、250~19,000の範囲の重量平均分子量を有する。別の好ましい実施態様において、xおよびzは、独立して、8~50の範囲であり、yは、20~60の範囲であり、Rは、OHであり、Rは、Hである。別の好ましい実施態様において、xおよびzは、独立して、8~20の範囲であり、yは、20~40の範囲であり、Rは、OHであり、Rは、Hである。
本発明のために使用でき、商業的に入手可能なEO/POブロックコポリマーの例としては、クローダ社からの、シンペロニックという名称で販売されているもの、例えば、下記が挙げられる。
シンペロニック(登録商標)PE/F32(INCI名称:ポロキサマー108)、
シンペロニック(登録商標)PE/F108(INCI名称:ポロキサマー338)、
シンペロニック(登録商標)PE/L44(INCI名称:ポロキサマー124)、
シンペロニック(登録商標)PE/L42(INCI名称:ポロキサマー122)、
シンペロニック(登録商標)PE/F127(INCI名称:ポロキサマー407)、
シンペロニック(登録商標)PE/F88(INCI名称:ポロキサマー238)、
シンペロニック(登録商標)PE/L64(INCI名称:ポロキサマー184)、
シンペロニック(登録商標)PE/F88(INCI名称:ポロキサマー238)、
シンペロニック(登録商標)PE/F87(INCI名称:ポロキサマー237)、または
ルトロール(Lutrol)(登録商標)F68(BASF社、INCI名称:ポロキサマー188)
クラス11.トリスチリルフェノールエトキシレート
クラス11の界面活性剤は、トリスチリルフェノールエトキシレートとして一般的に当業界において公知のものである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、トリスチリルフェノールエトキシレートは、式(XI)によって表することができる:
Figure 2023523269000010
式中、
nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数である。
好ましい例は、nが15、16、19、20、36または54であるものである。16EOを有するこの界面活性剤の商業的に入手可能な例は、ソプロフォール(Soprophor)(登録商標)BSU(ローディアから)である。
クラス12.窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル
クラス12の界面活性剤は、トリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステルとして一般的に当業界において公知のものである。硫酸基が、対イオンと会合する。本発明者らは、窒素を含有する対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステルが、より劣ったスルホニル尿素の安定化をもたらすことを見出した。したがって、クラス12の界面活性剤は、対イオンが窒素を含有しないトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステルである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、トリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステルは、式(XII)によって表することができる:
Figure 2023523269000011
式中、
nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数であり;
は、カチオンであり、ただし、Rは、窒素原子を含有しない。
好ましい実施態様において、Rは、水素、ナトリウム、またはカリウムから選択される1つである。さらに好ましい実施態様において、nは、15~60の数であり、Rは、水素、ナトリウム、またはカリウムから選択される1つである。
商業的に入手可能な、窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル界面活性剤の例は、ソプロフォール(登録商標)4D384である。
クラス13.窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル
クラス13の界面活性剤は、トリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルとして一般的に当業界において公知のものである。リン酸基が、対イオンと会合する。本発明者らは、窒素を含有する対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルが、より劣ったスルホニル尿素の安定化をもたらすことを見出した。したがって、クラス13の界面活性剤は、対イオンが窒素を含有しないトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルである。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、トリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルは、式(XIII)によって表することができる:
Figure 2023523269000012
式中、
nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数であり、
およびRは、独立して、カチオンであり、ただし、RもRも窒素原子を含有しない。
好ましい実施態様において、RおよびRは、独立して、水素、ナトリウム、またはカリウムから選択される。それでもなお好ましい実施態様において、nは、15~60の数であり、RおよびRは、独立して、水素、ナトリウム、またはカリウムから選択される。
式(XIII)によるトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルの例は、ソプロフォール(登録商標)3D33として入手可能な、トリスチリルフェノール-ポリグリコールエーテル-リン酸エステル、加えて、ソプロフォール(登録商標)FLK(全てローディアから)として入手可能な、トリスチリルフェノール-ポリグリコールエーテル-ホスフェートカリウム塩である。
クラス14.エトキシ化アルキルリン酸エステル
クラス14の界面活性剤は、エトキシ化アルキルリン酸エステルとして一般的に当業界において公知のものである。リン酸基が、対イオンと会合する。本発明者らは、窒素を含有する対イオンを有するエトキシ化アルキルリン酸エステルが、典型的には、より劣ったスルホニル尿素の安定化をもたらすことを見出した。したがって、対イオンが窒素を含有しないエトキシ化アルキルリン酸エステルを使用することが好ましい。好ましい実施態様において、さらに、本明細書に記載される全ての実施態様に関して、エトキシ化アルキルリン酸エステルは、式(XIV)によって表することができる:
Figure 2023523269000013
式中、
は、直鎖状または分岐状のC6~C24アルキルまたはアルケニル基であり、好ましくは直鎖状または分岐状のC8~C12アルキル基であり;
は、直鎖状または分岐状のC6~C24アルキルまたはアルケニル基であり、好ましくは直鎖状または分岐状のC8~C12アルキル基であるか、または代替として、カチオンであり、ただし、カチオンは窒素原子を含有せず;
は、カチオンであり、ただし、カチオンは、窒素原子を含有せず;
nは、3~20であり;
mは、0~20である。
好ましい実施態様において、式(XIV)のRおよびRのカチオンは、独立して、水素、ナトリウム、またはカリウムから選択される。一実施態様において、Rは、C6~C10直鎖状または分岐状アルキル基であり、nは、3~8であり、mは、0であり、RおよびRは、独立して、カチオンであり、好ましくは、水素、ナトリウム、カリウムから選択される。好ましい実施態様において、Rは、C8アルキル基であり、nは、5であり、mは、0であり、RおよびRは、式(XIV)に関して上記で定義した通りである。別の好ましい実施態様において、Rは、C10アルキル基であり、nは、4であり、mは、0であり、RおよびRは、式(XIV)に関して上記で定義した通りである。別の好ましい実施態様において、Rは、C11~C14アルキル基であり、nは、6であり、mは、0であり、RおよびRは、式(XIV)に関して上記で定義した通りである。別の実施態様において、Rは、C10~C16直鎖状または分岐状アルキル基であり、nは、3~8であり、mは、3~8であり、Rは、C10~C16直鎖状または分岐状アルキル基であり、Rは、カチオンであり、好ましくは、水素、ナトリウム、およびカリウムから選択される。好ましい実施態様において、Rは、C11~C14アルキル基であり、n+m=6であり、Rは、カチオンであり、好ましくは水素、ナトリウム、およびカリウムである。エトキシ化アルキルリン酸エステルの商業的な例としては、ローダファック(Rhodafac)RS610/E(ソルベイ(Solvay))、アトロックスAL-3382(クローダ)およびマルチトロープ(Multitrope)810(クローダ)が挙げられる。
4.6 スルホニル尿素および界面活性剤の好ましい組合せ
上述したように、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、上記で列挙した界面活性剤クラス1~14から選択される界面活性剤で構成され;界面活性剤クラス1~14のうち少なくとも2種がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の少なくとも10重量%を占める場合、スルホニル尿素の安定性の改善が達成される。しかしながら、本発明者らは、界面活性剤クラスを対象のスルホニル尿素に応じて選択する場合、安定性がさらになお改善されることを見出した。
例えば、メトスルフロンメチルの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~13から選択される場合、最も改善され、クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12および13から選択される界面活性剤の場合に最良の結果が得られる。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;メトスルフロンメチル;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~13(またはより好ましくは1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、および13)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~13のうちの少なくとも1種(またはより好ましくは5、6、8、9、10、11、12、および13)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~13(またはより好ましくは5、6、8、9、10、11、12、および13)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~13(またはより好ましくは5、6、8、9、10、11、12、および13)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のメトスルフロンメチルを含有する場合、界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占める場合、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12、および13が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、および13から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12、および13が、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%、10~20重量%を占めることが好ましい。比較的少ない量のメトスルフロンメチルを含有する液体配合物が、スルホニル尿素のより高い分解速度を呈示し。クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、および13からの界面活性剤は、これらの低濃度で、メトスルフロンメチルの最良の安定化を示すことが観察されている。
チフェンスルフロンメチルの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14から選択される場合、改善される。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;チフェンスルフロンメチル;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
クロリムロンエチルの安定性は、界面活性剤が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、7、8、9、10、11、12、13、および14から選択される場合、最も改善される。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;クロリムロンエチル;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、7、8、9、10、11、12、13、および14から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、8、9、10、11、12、13、および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、9、10、11、12、13、および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、7、8、9、10、11、12、13、および14が、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前で述べた3種のスルホニル尿素、すなわちメトスルフロンメチル、チフェンスルフロンメチルおよびクロリムロンエチルに関して、本発明者らはまた、クラス1~14のいずれかからの界面活性剤を選択するときに、安定性を最大化するために、界面活性剤のヒドロキシル含量(-OH)が、界面活性剤の分子量に基づき6重量%またはそれ未満である界面活性剤を選択することが好ましいことも見出した。クラス13または14からの界面活性剤を選択する場合、ジエステルの形態を選択することが好ましい。
ベンスルフロンの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14から選択される場合に改善され、クラス2、4、5、7、10、11、13および14から選択される界面活性剤の場合に最良の結果が得られる。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;ベンスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2、4、5、7、10、11、13、および14)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種(好ましくは2および/または4)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種(好ましくは5、7、10、11、13、および14)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、10、11、13、および14)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の、40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、10、11、12、13、および14)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のベンスルフロンを含有する場合、界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、12、13、および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5、7、10、11、12、13、および14から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス2および4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、7、10、11、12、13、および14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占めることが好ましい。クラス2、4、5、7、10、11、12、13、および14からの界面活性剤は、これらの低濃度で、ベンスルフロンの最良の安定化を示す。
スルホスルフロンの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14から選択される場合に改善され、クラス2、4、5、7、10、11、13および14から選択される界面活性剤の場合に最良の結果が得られる。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;スルホスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2、4、5、7、10、11、13、および14)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種(好ましくは2および/または4)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種(好ましくは5、7、10、11、13、および14)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、10、11、13、および14)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~14(好ましくは2および/または4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、10、11、13、および14)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のスルホスルフロンを含有する場合、界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、13および14が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5、7、10、11、13および14から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス2および4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、7、10、11、13、および14が、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占めることが好ましい。クラス2、4、5、7、10、11、13、および14からの界面活性剤は、これらの低濃度で、スルホスルフロンの最良の安定化を示す。
メトスルフロンメチル、チフェンスルフロンメチルおよびクロリムロンエチルの場合と同様に、本発明者らは、ベンスルフロンおよびスルホスルフロンに関して、界面活性剤クラスの特定のメンバーは、これらのスルホニル尿素を、クラスの他のメンバーより大きい程度に安定化すると予想されることを見出した。ベンスルフロンおよびスルホスルフロンに関して、ヒドロキシを含有する基の界面活性剤を選択するときに、界面活性剤のヒドロキシル含量(-OH)が、界面活性剤の分子量に基づき6重量%またはそれ未満である界面活性剤を選択することも好ましい。クラス1~14からの界面活性剤を選択するときに、界面活性剤中に窒素をまったく含有しないものを選択することが好ましい。
リムスルフロンの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2および/または4)から選択される場合に改善され、クラス2、4、5、7、8、10、11、13および14から選択される界面活性剤の場合に最良の結果が得られる。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;リムスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2、4、5、7、8、10、11、13および14)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種(好ましくは2および/または4)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種(好ましくは5、7、8、10、11、13および14)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、8、10、11、13および14)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、8、10、11、13および14)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のリムスルフロンを含有する場合、界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5、7、8、10、11、13および14から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス2および4が、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13、および14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占めることが好ましい。クラス2、4、5、7、8、10、11、13、および14からの界面活性剤は、これらの低濃度で、リムスルフロンの最良の安定化を示す。
アミドスルフロンの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2、4、5、7および11)から選択される場合に改善される。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;アミドスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14(好ましくは2、4、5、7および11)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種(好ましくは2および/または4)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種(好ましくは5、7および11)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7および11)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7および11)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
ピラゾスルフロンの安定性は、界面活性剤が界面活性剤クラス1~14から選択される場合に改善され、クラス1、2、4、5、7、8、10、11、13および14から選択される界面活性剤の場合に最良の結果が得られる。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;ピラゾスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が界面活性剤クラス1~14(好ましくは1、2、4、5、7、8、10、11、13および14)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4(好ましくは1、2および4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、8、10、11、13および14)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~14(好ましくは1、2および4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5~14(好ましくは5、7、8、10、11、13および14)は、それぞれ液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のピラゾスルフロンを含有する場合、界面活性剤クラス1、2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、4、5、7、8、10、11、13および14から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス1、2および4は、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13、および14は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占めることが好ましい。比較的少ない量のピラゾスルフロンを含有する液体配合物が、スルホニル尿素のより高い分解速度を呈示することが観察されている。クラス1、2、4、5、7、8、10、11、13、および14からの界面活性剤は、これらの低濃度で、ピラゾスルフロンの最良の安定化を示す。
トリフルスルフロンの安定性は、界面活性剤が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12および13(好ましくは2、4、5および11)から選択される場合、最も改善される。それゆえに、一態様において、本発明は、非水性溶媒系;トリフルスルフロン;および2種またはそれより多くの界面活性剤を含む液体除草組成物であって、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12および13(好ましくは2、4、5および11)から選択されるという理解の下で、界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1種(好ましくは2および/または)4が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12、および13のうちの少なくとも1種(好ましくは5および/または11)が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12および13(好ましくは5および11)が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占めることを特徴とする、上記液体除草組成物に関する。この実施態様において、界面活性剤クラス1~4(好ましくは2および/または4)は、合計で、好ましくは、液体組成物中の界面活性剤の総量の40~90重量%を占め、より好ましくは50~90重量%を占め、さらにより好ましくは60~90重量%を占め、さらにより好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12、および13(好ましくは5および/または11)は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~60重量%、10~50重量%、10~40重量%、10~30重量%および10~20重量%を占める。
直前の段落に記載される実施態様に関して、液体組成物が0.5~2重量%のトリフルスルフロンを含有する場合、界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5および11が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め、液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5および11から選択されることが好ましい。この実施態様において、界面活性剤クラス2および4は、合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、60~90重量%、好ましくは70~90重量%を占め、さらには80~90重量%までも占め、一方で、界面活性剤クラス5および11は、それぞれ合計で、液体組成物中の界面活性剤の総量の、10~40重量%、10~30重量%、10~20重量%を占めることが好ましい。クラス2、4、5、および11からの界面活性剤は、これらの低濃度で、トリフルスルフロンの最良の安定化を示す。
メトスルフロンメチル、チフェンスルフロンメチル、クロリムロンエチル、ベンスルフロン、スルホスルフロン、リムスルフロン、アミドスルフロン、ピラゾスルフロン、およびトリフルスルフロンに関して上記で論じられた具体的な実施態様を含む発明において、界面活性剤クラスのそれぞれに関する界面活性剤の例を以下に述べる。
・キャップされたイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル;6EO;Me(クラス1;例えばジェナポールXM060)、
・キャップされたイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル;15EO;Me(クラス1;例えばジェナポールXM150)、
・ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(クラス2;例えばナンサEVM70/2E)、
・ステアリン酸カルシウム(クラス3)、
・ステアリン酸マグネシウム(クラス3)、
・C12~C15アルコキシル化エーテル;8EOおよび4PO(クラス5;例えばジェナポールEP2584)、
・C12~C15ポリグリコールエーテル;3EO(クラス5;例えばシンペロニックA3)、
・C12~C15ポリグリコールエーテル;7EO(クラス5;例えばシンペロニックA7)、
・C12~C15ポリグリコールエーテル;11EO(クラス5;例えばシンペロニックA11)、
・PEG-8モノステアレート(クラス6;例えばシスロール4MS)、
・PEG-8ステアレート(クラス6;例えばマージS8)、
・エトキシル化ヒマシ油;10EO(クラス7;例えばエトカス10)、
・エトキシル化ヒマシ油;40EO(クラス7;例えばエトカス40)、
・ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(クラス9;例えばトウィーン80)、
・ソルビタンヘキサオレエート;40EO(クラス9;例えばアトラスG1086)、
・EO/POブロックコポリマー、40%EO、(クラス10;例えばシンペロニックPE/L64)、
・エトキシ化トリスチリルフェノール;16EO(クラス11;例えばソプロフォールBSU)、
・エトキシ化トリスチリルフェノールリン酸エステル;16EO(クラス13;例えばソプロフォール3D33)、
・イソトリデシルリン酸エステル;6EO(クラス14;例えばローダファックRS610/E)、
・オクチルリン酸エステル;5EO(クラス14;例えばアトロックスAL-3382)、
・デシルリン酸エステル;4EO(クラス14;例えばマルチトロープ810)。
4.7 追加の活性剤
液体除草組成物は、例えば下記で概説されるような非スルホニル尿素除草剤または緩和剤を含んでいてもよい。
4.7.1 非スルホニル尿素除草剤
本発明の組成物は、スルホニル尿素除草剤に加えて、1種またはそれより多くの除草剤を含んでいてもよい。これらの追加の非スルホニル尿素除草剤は、液体、ワックス状の固体または粉末であってもよく、組成物中に、溶解されていてもよいし、分散されていてもよいし、懸濁されていてもよいし、またはそれ以外の方法で含有されていてもよい。追加の除草化合物は、特に限定されず、当業界において公知のあらゆる除草化合物であってもよい。例えば、化合物は、「The Pesticide Manual」の第16班(ISBN-10:190139686X)およびそこで引用された文献に列挙された除草化合物から選択され得る。例示的な追加の除草化合物としては、以下が挙げられる:2,4-D(例えばエステルまたはアミン)、2,4-DB、2,3,6-TBA、アセトクロル、アシフルオルフェン、アシフルオルフェンナトリウム、アクロニフェン、アラクロール、アロキシジム、アロキシジム-ナトリウム、アメトリン、アミカルバゾン、アミノピラリド、アミトロール、アニロホス、アシュラム、アトラジン、アザフェニジン、ベフルブタミド、ベナゾリン、ベナゾリンエチル、ベンフレセート、ベンタゾン、ベンズフェンジゾン、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ビラナフォス、ビピラゾン(bipyrazone)、ビスピリバックナトリウム、ビクスロゾン(bixlozone)、ブロマシル、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロール、ブタフェナシル、ブテナクロル(butenachlor)、ブトラリン、ブトロキシジム、ブチレート、カフェンストロール、カルベタミド、カルフェントラゾン-エチル、クロメトキシフェン、クロリダゾン、クロルニトロフェンクロロニトロフェン、クロロトルロン、シニドン-エチル、シンメチリン、クラシフォス(clacyfos)、クレホキシジム(clefoxydim)、クレトジム、クロジナホップ-プロパルギル、クロマゾン、クロメプロップ、クロピラリド、クロランスラム-エチル、クミルロン、シアナジン、シクロピラニル、シクロピリモレート、シクロキシジム、シハロホップブチル、シピラフルオン、ダイムロン、ダゾメット、デスメディファム、ジカンバ、ジクロベニル、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ-P、ジクロホップメチル、ジクロスラム、ジフェンゾクワット、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジケグラックナトリウム、ジメフロン、ジメピペレート、ジメスルファゼット、ジメタクロール、ジメタメトリン、ジメテナミド、二臭化ジクワット、ジチオピル、ジウロン、ダイムロン、エピリフェナシル、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エトフメセート、エトキシフェン、エトベンザニド、フェノキサプロップエチル、フェノキサプロップ-P-エチル、フェンキノトリオン、フェントラザミド、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、フロラスラム、フロルピラウキシフェン、フルアジホップ、フルアジホップブチル、フルアゾレート、フルカルバゾン-ナトリウム、フルクロラリン、フルフェナセト、フルフェンピル、フルメツラム、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルオメツロン、フルオロクロリドン、フルオログリコフェンエチル、フルポキサム、フルリドン、フルロキシピル、フルロキシピルブトキシプロピル、フルロキシピルメプチル、フルルプリミドール、フルルタモン、フルチアセットメチル、ホメサフェン、グルホシネート、グルホシネートアンモニウム、グリホサート、ハラウキシフェン、ハロキシホップ、ハロキシホップエトキシエチル、ハロキシホップメチル、ハロキシホップ-P-メチル、ハービマイシン、ヘキサジノン、イマザメタベンズメチル、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、インダノファン、イオキシニル、イソプロチュロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサクロルトール、イソキサフルトール、ケトスピラドックス、ラクトフェン、ランコトリオン、レナシル、リニュロン、MCPA、MCPB、メコプロップ、メコプロップ-P、メフェナセット、メソトリオン、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロル、メタベンズチアズロン、メチルダイムロン、メトブロムロン、メトラクロル、メトスラム、メトクスロン、メトリブジン、モリネート、モノリニュロン、ナプロアニリド、ナプロパミド、ネブロン、ノルフルラゾン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジクロメホン、オキシフルオルフェン、パラコート、ペラルゴン酸、ペンジメタリン、ペンドラリン(pendralin)、ペノキススラム、ペントキサゾン、ペトキサミド、フェンメジファム、ピクロラム、ピコリナフェン、ピノキサデン、ピペロホス、プレチラクロール、プロフルアゾール(profluazol)、プロホキシジム、プロメトリン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザホップ、プロピソクロール、プロポキシカルバゾンナトリウム、プロピザミド、プロスルホカルブ、ピラクロニル、ピラフルフェンエチル、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリダフォル(pyridafol)、ピリデート、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピリチオバックナトリウム、キンクロラック、キンメラック、キノクラミン、キントリオン(quintrione)、キザロホップエチル、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、セトキシジム、シマジン、シメトリン、S-メトラクロル、スルコトリオン、スルフェントラゾン、スルホセート、テブチウロン、テプラロキシジム、テルブチラジン、テルブトリン、テトフルピロリメット、テニルクロール、チアゾピル、チオベンカルブ、チアフェナシル、チオカルバジル、トルピラレート、トラルコキシジム、トリアファモン、トリアレート、トリアジフラム、トリクロピル、トリジファン、トリフルジモキサジン、トリフルラリン、およびトリピラスルホン(tripyrasulfone)。
追加の非スルホニル尿素除草剤は、存在する場合、好ましくは、本発明の液体組成物中に、少なくとも0.1重量%の量で含まれる。より好ましくは、非スルホニル尿素除草剤は、少なくとも0.2重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.7重量%、少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、少なくとも20重量%または少なくとも25重量%の量で含まれる。非スルホニル尿素除草剤は、好ましくは、組成物中に、95重量%またはそれ未満の量で含まれる。非スルホニル尿素除草剤がそれ自体液体である場合、大量の非スルホニル尿素除草剤が存在していてもよい。より好ましくは、非スルホニル尿素除草剤は、60重量%またはそれ未満、50重量%またはそれ未満、40重量%またはそれ未満、35重量%またはそれ未満、30重量%またはそれ未満、または25重量%またはそれ未満の量で含まれる。この発明の目的のためのさらなる好適な重量%範囲を定義するために、非スルホニル尿素除草剤の量に関して開示された重量%の下限のいずれかは、開示された重量%の上限のいずれかと組み合わせることができる。一例として、液体組成物中の非スルホニル尿素除草剤の量のさらなる例示的な範囲としては、0.1~95重量%、1~60重量%、2~50重量%、5~40重量%、10~30重量%、15~25重量%、25~35重量%および10~50重量%が挙げられる。
この発明の目的のために非スルホニル尿素除草剤の塩または誘導体(エステルなど)が採用される場合、本明細書に記載される重量%の量は、塩または誘導体の重量を指す。1種より多くの非スルホニル尿素除草剤が組成物中に存在する場合(塩、誘導体として、またはそれ以外の方法で)、本明細書に記載される量は、組成物中に存在する全ての非スルホニル尿素除草剤の合計量を指す。
本発明において、非スルホニル尿素除草剤の1つまたはそれより多くは、例えばWO2008/061721A2(GAT Microencapsulation AG)に記載されているように、部分的または全体的にカプセル化されていてもよい(例えばマイクロカプセル)。このような場合において、本明細書に記載される重量%の量は、封入材料を除いた非スルホニル尿素除草剤の重量を指す。
本発明の液体組成物は、本明細書に記載されるスルホニル尿素のいずれかを、本明細書に記載される非スルホニル尿素除草剤のいずれかと共に含んでいてもよい。
例えば、液体組成物は、トリベヌロンメチルおよび本明細書に記載される他の非スルホニル尿素除草剤のいずれかを含んでいてもよい。トリベヌロンメチルとの例示的な組合せとしては、トリベヌロンメチルおよび2,4-D(例えばエステルまたはアミンまたはコリン塩として);トリベヌロンメチルおよびMCPA(例えばエステルまたはアミンとして);トリベヌロンメチルおよびブロモキシニル;トリベヌロンメチルおよびグリホサート;トリベヌロンメチルおよびフルロキシピル;トリベヌロンメチルおよびジカンバ(例えばナトリウム塩またはジグリコールアミン塩またはエステルとして);トリベヌロンメチルおよびメコプロップ-P;トリベヌロンメチルおよびMCPB;トリベヌロンメチル、フルロキシピルおよびクロピラリド;トリベヌロンメチルおよびカルフェントラゾンエチル;トリベヌロンメチルおよびクロピラリド(例えばMEA塩として);トリベヌロンメチルおよびクロジナホップ;トリベヌロンメチルおよびキンクロラック;トリベヌロンメチルおよびフロラスラムが挙げられる。
液体組成物は、ニコスルフロンおよび本明細書に記載される他の非スルホニル尿素除草剤のいずれかを含んでいてもよい。ニコスルフロンとの例示的な組合せとしては、ニコスルフロンおよびジカンバ(ナトリウム塩またはエステルとしてであってもよい);ニコスルフロンおよびアトラジン;ニコスルフロンおよびフルメツラム;ニコスルフロンおよびクロピラリド(カリウム塩またはエステルとしてであってもよい);ニコスルフロンおよびジフルペンゾピル(diflupenzopyr)(ナトリウム塩またはエステルとしてであってもよい);ニコスルフロンおよびメトラクロル;ニコスルフロンおよびテルブチラジン;ニコスルフロンおよびメソトリオン;ならびにニコスルフロンおよびベンタゾンが挙げられる。
液体組成物は、メトスルフロンメチルおよび本明細書に記載される他の非スルホニル尿素除草剤のいずれかを含んでいてもよい。メトスルフロンメチルとの例示的な組合せとしては、メトスルフロンメチルおよびアセトクロル;メトスルフロンメチルおよびカルフェントラゾンエチル;メトスルフロンメチルおよびイマザピル;メトスルフロンメチルおよびアミノピラリド;メトスルフロンメチルおよびフルロキシピル;メトスルフロンメチルおよびメコプロップ-p;メトスルフロンメチルおよびピクロラム;メトスルフロンメチルおよびピラフルフェンエチル;メトスルフロンメチルおよびプロパニル;メトスルフロンメチルおよびグリホサートアンモニウム;メトスルフロンメチルおよびジカンバ(ナトリウム塩、ジメチルアンモニウム塩またはジグリコールアミン塩として、またはエステルとしてであってもよい);メトスルフロンメチルおよび2,4-D(ジメチルアンモニウム塩、コリン塩、またはエステルとしてであってもよい);ならびにメトスルフロンメチル、ジカンバ(ナトリウム、ジメチルアンモニウムまたはジグリコールアミン塩として、またはエステルとしてであってもよい)および2,4-D(ジメチルアンモニウム塩、コリン塩、またはエステルとしてであってもよい)が挙げられる。
本発明で使用するためのスルホニル尿素および非スルホニル尿素のさらなる例示的な組合せとしては、ベンスルフロンメチルおよびアセトクロル;ベンスルフロンメチルおよびインダノファン;ベンスルフロンメチルおよびクロメプロップ;ベンスルフロンメチルおよびプレチラクロール;ベンスルフロンメチルおよびフェントラザミド;ベンスルフロンメチルおよびテニルクロール;ベンスルフロンメチルおよびペントキサゾン;ベンスルフロンメチルおよびピリミノバックメチル;ベンスルフロンメチルおよびブロモブチド;ベンスルフロンメチル、ペントキサゾン、ピリミノバックメチル、およびブロモブチド;ベンスルフロンメチルおよびブタクロール;ベンスルフロンメチルおよびダイムロン;ベンスルフロンメチルおよびメフェナセット;ベンスルフロンメチル、ダイムロンおよびメフェナセット;クロリムロンエチルおよびスルフェントラゾン;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびイソキサジフェンエチル;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびプロポキシカルバゾン(ナトリウム塩としてであってもよい);ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびジフルフェニカン;ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびフェノキサプロップ-P-エチル;メソスルフロン(および/またはメチルエステルとして)およびジフルフェニカン;メソスルフロン(および/またはメチルエステルとして)およびプロポキシカルバゾン(例えばナトリウム塩);ピラゾスルフロンエチルおよびプレチラクロール;ピラゾスルフロンエチルおよびピリフタリド;ピラゾスルフロンエチルおよびメフェナセット;ピラゾスルフロンエチルおよびエスプロカルブ;ピラゾスルフロンエチルおよびジメタメトリン;ピラゾスルフロンエチルおよびオキサジクロメホン;ピラゾスルフロンエチルおよびベンゾビシクロン;ピラゾスルフロンエチルおよびシハロホップブチル;ピラゾスルフロンエチルおよびペノキススラム;ピラゾスルフロンエチル、シハロホップブチル、プレチラクロール、およびジメタメトリン;ピラゾスルフロンエチル、ベンゾビシクロンおよびペノキススラム;ピラゾスルフロンエチル、ベンゾビシクロン、ジメタメトリンおよびオキサジクロメホン;ピラゾスルフロンエチル、プレチラクロール、ジメタメトリン、およびエスプロカルブ;ピラゾスルフロンエチル、ベンゾビシクロン、ブタクロールおよびピラクロニル;ピラゾスルフロンエチル、ベンゾビシクロンおよびフェントラザミド;ホラムスルフロンおよびイソキサジフェンエチル;ホラムスルフロンおよびシプロスルファミド;ホラムスルフロンおよびチエンカルバゾンメチル;ホラムスルフロン、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、およびイソキサジフェンエチル;ホラムスルフロン、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、シプロスルファミドおよびチエンカルバゾンメチル;ヨードスルフロンおよびチエンカルバゾンメチル;メトスルフロンメチル、ベンスルフロンメチルおよびアセトクロル;チフェンスルフロンメチル、クロリムロンエチルおよびフルミオキサジン;リムスルフロンおよびメソトリオン;リムスルフロンおよびメトラクロル;リムスルフロンおよびジカンバ;リムスルフロン、メトラクロルおよびジカンバ;チフェンスルフロンメチル、ならびにジカンバ、2,4-D-エステル、MCPA-エステル、クロジナホップ、キンクロラック、フルロキシピル、アセトクロル、レナシルおよびプロメトリンの1つまたはそれより多く;クロリムロンエチルおよびアセトクロル;クロリムロンエチルおよびメトリブジン;クロリムロンエチルおよびイマゼタピルが挙げられる。
4.7.2 緩和剤
本発明の組成物は、組成物に、溶解させる、分散させる、懸濁させる、またはそれ以外の方法で含有させることができる1種またはそれより多くの緩和剤を含んでいてもよい。好適な緩和剤は、「The Pesticide Manual」(ISBN-10:190139686X)に列挙されたもの、加えてUS2006/0276337A1の段落[0113]~[0129]で列挙されたもの(それらの段落は参照により本明細書に組み入れられる)である。
例示的な緩和剤としては、以下が挙げられる。
(1)ジクロロフェニルピラゾリン-3-カルボン酸のタイプの化合物、例えば、WO91/07874に記載されているような、エチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-(エトキシ-カルボニル)-5-メチル-2-ピラゾリン-3-カルボキシレートおよび関連化合物;
(2)ジクロロフェニルピラゾールカルボン酸の誘導体、好ましくは、EP-A-333131およびEP-A-269806に記載されているような、エチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-メチルピラゾール-3-カルボキシレート、エチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-イソプロピルピラゾール-3-カルボキシレート、エチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-(1,1-ジメチルエチル)ピラゾール-3-カルボキシレート、エチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-フェニルピラゾール-3-カルボキシレートなどの化合物および関連化合物;
(3)トリアゾールカルボン酸のタイプの化合物、好ましくは、フェンクロラゾール、すなわちエチル1-(2,4-ジクロロフェニル)-5-トリクロロ-メチル-(1H)-1,2,4-トリアゾール-3-カルボキシレートなどの化合物、および関連化合物(EP-A-174562およびEP-A-346620を参照);
(4)5-ベンジル-もしくは5-フェニル-2-イソキサゾリン-3-カルボン酸、または5,5-ジフェニル-2-イソキサゾリン-3-カルボン酸のタイプの化合物、好ましくは、WO91/08202に記載されているような、エチル5-(2,4-ジクロロベンジル)-2-イソキサゾリン-3-カルボキシレートもしくはエチル5-フェニル-2-イソキサゾリン-3-カルボキシレートなどの化合物および関連化合物、または特許出願(WO-A-95/07897)に記載されているような、エチル5,5-ジフェニル-2-イソオキサゾリンカルボキシレートもしくはn-プロピルエステルもしくはエチル5-(4-フルオロフェニル)-5-フェニル-2-イソキサゾリン-3-カルボキシレート;
(5)8-キノリンオキシ酢酸のタイプの化合物、好ましくは、EP-A-86750、EP-A-94349およびEP-A-191736またはEP-A-0492366に記載されているような、1-メチルヘキサ-1-イル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、1,3-ジメチルブタ-1-イル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、4-アリルオキシブチル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、1-アリルオキシプロパ-2-イル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、エチル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、メチル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、アリル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、2-(2-プロピリデンイミノオキシ)-1-エチル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテート、2-オキソプロパ-1-イル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)アセテートおよび関連化合物;
(6)(5-クロロ-8-キノリンオキシ)マロン酸のタイプの化合物、好ましくは、EP-A-0582198に記載されているような、ジエチル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)マロネート、ジアリル(5-クロロ-8-キノリンオキシ)マロネート、メチルエチル(5-クロロ-8-キノリン-オキシ)マロネートなどの化合物および関連化合物;
(7)フェノキシ酢酸もしくはフェノキシプロピオン酸誘導体または芳香族カルボン酸のタイプの活性化合物、例えば、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(エステル)、4-クロロ-2-メチルフェノキシ-プロピオン酸のエステル、MCPAまたは3,6-ジクロロ-2-メトキシ安息香酸(エステル)など;
(8)ピリミジンのタイプの活性化合物、例えば「フェンクロリム」;
(9)発芽前緩和剤(土壌に作用する緩和剤)として頻繁に使用される、ジクロロアセトアミドのタイプの活性化合物、例えば、「ジクロルミド」(-N,N-ジアリル-2,2-ジクロロアセトアミド)、「R-29148」(スタウファーからの3-ジクロロアセチル-2,2,5-トリメチル-1,3-オキサゾリドン)、「ベノキサコール」(4-ジクロロアセチル-3,4-ジヒドロ-3-メチル-2H-1,4-ベンズオキサジン)、「PPG-1292」(PPGインダストリーズ(PPG Industries)からの-N-アリル-N-[(1,3-ジオキソラン-2-イル)メチル]ジクロロアセトアミド)、「DK-24」(サグロ-ケム(Sagro-Chem)からの-N-アリル-N-[(アリルアミノカルボニルv)メチル]ジクロロアセトアミド)、「AD-67」または「MON4660」(ニトロケミア(Nitrokemia)またはモンサント(Monsanto)からの3-ジクロロアセチル-1-オキサ-3-アザスピロ[4,5]デカン)、「ジシクロノン」または「BAS145138」または「LAB145138」(BASFからの(3-ジクロロアセチル-2,5,5-トリ-メチル-1,3-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナン)および「フリラゾール(furilazol)」または「MON13900」((RS)-3-ジクロロアセチル-5-(2-フリル)-2,2-ジメチルオキサゾリドン)など;
(10)ジクロロアセトン誘導体のタイプの活性化合物、例えば、「MG191」(CAS登録番号96420-72-3)(ニトロケミアからの2-ジクロロメチル-2-メチル-1,3-ジオキソラン)など;
(11)オキシイミノ化合物のタイプの活性化合物、例えば、「オキサベトリニル」((Z)-1,3-ジオキソラン-2-イルメトキシイミノ-(フェニル)アセトニトリル)、「フルキソフェニム」(1-(4-クロロフェニル)-2,2,2-トリフルオロ-1-エタノンO-(1,3-ジオキソラン-2-イルメチル)オキシム、および「シオメトリニル」または「CGA43089」((Z)-シアノメトキシイミノ-(フェニル)アセトニトリル)など;
(12)種子粉衣として公知の、チアゾールカルボン酸エステルのタイプの活性化合物、例えば、「フルラゾール」(ベンジル2-クロロ-4-トリフルオロメチル-1,3-チアゾール-5-カルボキシレート)など;
(13)ナフタレンジカルボン酸誘導体のタイプの活性化合物、例えば、「ナフタル酸無水物」(1,8-ナフタレンジカルボン酸無水物)など;
(14)クロマン酢酸誘導体のタイプの活性化合物、例えば、「CL304415」(CAS登録番号31541-57-8)(アメリカン・シアナミド(American Cyanamid)からの2-(4-カルボキシクロマン4-イル)酢酸)など;
(15)有害な植物に対する除草作用に加えて、作物植物に対する緩和剤作用も有する活性化合物、例えば、「ジメピペレート」または「MY-93」(-S-1-メチル-1-フェニルエチルピペリジン-1-チオカルボキシレート)、「ダイムロン」または「SK23」(1-(1-メチル-1-フェニルエチル)-3-p-トリル-尿素)、「クミルロン」または「JC-940」(3-(2-クロロフェニルメチル)-1-(1-メチル-1-フェニル-エチル)尿素、JP-A-60087254を参照)、「メトキシフェノン」または「NK049」(3,3’-ジメチル-4-メトキシベンゾフェノン)、「CSB」(1-ブロモ-4-(クロロメチルスルホニル)ベンゼン)(クミアイ化学工業株式会社からのCAS登録番号54091-06-4)など。
本発明で使用するための好ましい除草剤緩和剤としては、ベノキサコール、BCS(1-ブロモ-4-[(クロロメチル)スルホニル]ベンゼン)、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、2-(ジクロロメチル)-2-メチル-1,3-ジオキソラン(MG191)、ジエトレート、フェンクロラゾール-エチル、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェンエチル、ジエカオワン(jiecaowan)、ジエカオキシ(jiecaoxi)、メフェンピル、メフェンピルエチル、メトカミフェン、メトキシフェノン((4-メトキシ-3-メチルフェニル)(3-メチルフェニル)メタノン)、メフェネート、ナフタル酸無水物およびオキサベトリニルが挙げられる。
本発明の液体組成物は、本明細書に記載されるスルホニル尿素のいずれかを、本明細書に記載されるあらゆる好適な緩和剤と共に含んでいてもよい。スルホニル尿素および緩和剤の例示的な組合せとしては、ヨードスルフロンメチル(ナトリウム塩としてであってもよい)およびメフェンピルジエチル;メソスルフロン(および/またはメチルエステルとして)およびメフェンピル-ジ-エチル;メソスルフロン(および/またはメチルエステルとして)およびプロポキシカルバゾン(例えばナトリウム塩)およびメフェンピル-ジ-エチルが挙げられる。
4.8 安定化剤
本明細書に記載される界面活性剤の組合せは、当業界において現在使用されている界面活性剤の組合せと比較して、スルホニル尿素除草剤の安定化を改善することが可能であるため、本発明は、やむを得ず安定化剤を含ませる必要なしに組成物を特定の必要性に合わせるために、配合する者に改善された自由を提供する。そうは行っても、特定の最小程度の安定性が必要であることを監督官庁が要求する場合、安定化をさらに改善してその規制上の要件を満たすために、本発明の液体組成物は、1種またはそれより多くの安定化剤を含んでいてもよい。好適な安定化剤としては、カルボン酸または無機酸の塩、例えばリン酸水素二アンモニウム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム;尿素、チオ尿素またはそれらの誘導体が挙げられる。本発明の好ましい実施態様において、液体除草組成物は、スルホニル尿素除草剤としてニコスルフロンを含有する場合、尿素を含有しない。本発明のより好ましい実施態様において、液体除草組成物は、尿素を全く含有しない。一部の場合において、尿素は、本明細書に記載される安定化剤の多くより低い安定化を提供することが見出されている。特に好ましい安定化剤としては、WO2016/102499A1で開示されているような金属炭酸塩および金属リン酸塩、またはWO2017/220680A1で開示されているような無機もしくは有機Li塩から選択される無機塩が挙げられる。すなわち、本発明の液体組成物は、これらの文書のいずれか(これらの内容全体が参照により本明細書に組み入れられる)で開示された塩のいずれかを含有していてもよい。
安定化剤の総量は、存在する場合、液体除草組成物の重量に基づき、好ましくは0.1重量%またはそれより多く、好ましくは10重量%またはそれ未満である。
これらの文書からの例示的な安定化剤を以下に示す。
4.8.1 金属炭酸塩および金属リン酸塩から選択される無機塩
金属炭酸塩および金属リン酸塩である金属塩から選択される例示的な無機塩としては、アルカリ金属、例えばリチウム、ナトリウムおよびカリウムから誘導されたもの、アルカリ土類金属、例えばマグネシウムおよびカルシウムから誘導されたもの、加えて、他の金属、例えばアルミニウムから誘導されたものが挙げられる。本発明のための好ましい塩としては、それらの様々な形態でのリン酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムが挙げられる。例示的な塩としては、NaPO、NaCO、AlPO、Mg(POおよびNaHPOが挙げられる。金属塩の無水物および水和物の形態は両方使用できるが、スルホニル尿素の化学的安定性を改善することを考慮すれば、無水物の形態が最も好ましい。存在する場合、金属炭酸塩および金属リン酸塩である金属塩から選択される無機塩の総量は、液体除草組成物の重量に基づき、好ましくは0.1重量%またはそれより多く、好ましくは10重量%またはそれ未満である。
用語「リン酸ナトリウム」および用語「リン酸カリウム」は、それぞれリン酸ナトリウムおよびリン酸カリウムの様々な形態、加えてそれらの全ての無水物および水和物の形態を含むことが理解されるであろう。例えば、「リン酸ナトリウム」は、リン酸一ナトリウム(無水)、リン酸一ナトリウム(一水和物)、リン酸一ナトリウム(二水和物)、リン酸二ナトリウム(無水)、リン酸二ナトリウム(二水和物)、リン酸二ナトリウム(七水化物)、リン酸二ナトリウム(八水和物)、リン酸二ナトリウム(十二水和物)、リン酸三ナトリウム(無水、六方晶系)、リン酸三ナトリウム(無水、立方晶系)、リン酸三ナトリウム(半水和物)、リン酸三ナトリウム(六水和物)、リン酸三ナトリウム(八水和物)、リン酸三ナトリウム(十二水和物)、二リン酸一ナトリウム(無水)、二リン酸二ナトリウム(無水)、二リン酸二ナトリウム(六水和物)、二リン酸三ナトリウム(無水)、二リン酸三ナトリウム(水和物)、二リン酸三ナトリウム九水和物、リン酸四ナトリウム(無水)、二リン酸四ナトリウム(十水化物)、三リン酸ナトリウム、および四リン酸ナトリウム(sodium tetraphospate)を含む。用語「リン酸カリウム」は、リン酸一カリウム、リン酸二カリウムおよびリン酸三カリウム、ならびにそれらの無水物形態などを含む。
4.8.2 リチウム塩
有機リチウム塩は、リチウムとC~C12有機酸との塩である。有機リチウム塩は、好ましくは、リチウムと、C~C10有機酸、より好ましくはC~C有機酸、さらにより好ましくはC~C有機酸との塩である。リチウムと、C~C10有機酸、C~C有機酸、C~C10有機酸、およびC~C有機酸との塩も予期され、好ましい。有機酸は、飽和していていもよいし、または不飽和でもよく;脂肪族、芳香族、または複素環式であってもよく;および/または直鎖状、分岐状または環状であってもよい。「C~C12有機酸」などの用語の使用は、本明細書で使用される場合、述べられている範囲で可能な数の炭素原子のそれぞれを有する有機酸、この場合では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12個の炭素原子を有する有機酸の開示として解釈されるべきである。あらゆる疑義を回避するために言えば、有機酸中の炭素原子の総数を評価する場合、有機酸中のカルボン酸基、加えて、有機酸のあらゆる置換基中の炭素原子もカウントされる。液体配合物中での増粘作用を低減させながらもそれらがスルホニル尿素を提供する安定性に関して、短鎖脂肪酸(C~C)または中鎖脂肪酸(C~C12)のリチウム塩が特に好ましい。この点において、短鎖脂肪酸が最も好ましい。好ましくは、短鎖脂肪酸は、C~C有機酸、より好ましくはC~C有機酸、最も好ましくはC-またはC-有機酸である。有機酸は、1、2、3個またはそれより多くのカルボキシル基を有していてもよい。有機酸の誘導体は、炭素鎖または環状構造に沿って一置換、二置換、三置換または多置換された酸である。本発明の有機酸の置換基の例としては、C~C-アルキル、C~C-アルケニル、アリール、アラルキルおよびアラルケニル、ヒドロキシメチル、C~C-ヒドロキシアルキル、C~C-ヒドロキシアルケニル、アミノメチル、C~C-アミノアルキル、シアノ、ホルミル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシルまたはイミノ基が挙げられる。好ましい置換基は、C~C-アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル)、ヒドロキシメチル、ヒドロキシル、アミノおよびカルボキシル基である。リチウム有機酸塩に使用することができる有機酸の例としては、これらに限定されないが、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、クエン酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸、カプロン酸、ピバル酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル酸、酒石酸、コハク酸、グルタル酸、グリセリン酸、グリオキシル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、プロピオル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、エライジン酸、マレイン酸、フマル酸、ムコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、ショウノウ酸、フタル酸(o-、m-、またはp-)、ナフトエ酸、安息香酸、トルイル酸、ヒドロアトロパ酸、アトロパ酸、ケイ皮酸、イソニコチン酸、ニコチン酸、ジカルバミン酸、4,4’-ジシアノ-6,6’-二ニコチン酸、8-カルバモイル-オクタン酸、1,2,4-ペンタントリカルボン酸、2-ピロールカルボン酸、マロンアルデヒド酸、4-ヒドロキシフタルアミド酸、1-ピラゾールカルボン酸、没食子酸またはプロパントリカルボン酸が挙げられる。ギ酸、酢酸、プロピオン酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、シュウ酸および/または酒石酸のリチウム塩を使用することが特に好ましく、ギ酸、酢酸、クエン酸およびシュウ酸が最も好ましい。
無機リチウム塩は、リチウムと無機酸との塩である。例示的な無機酸としては、これらに限定されないが、HAlO、HAl(OH)、HAsO、HAsO、HAsO、HBO、(HBO、H、HBO、HBrO、HBrO、HBrO、HBrO、HCO、HCO、H、HCO(またはHCO)、HClO、HClO、HClO、HClO、HONC、HOCN、HNCO、HIO、HIO(またはIOH、HIO)、HIO、H、HNO、HNO、HPO、HPO、HPO、HPO、H、HPO、HPO、H、H、HSO、HSO、H、H、HSO、H(x=2~6)、HSO、H、HSO、H、HSOCl、HSOF、HSiO(またはSiO・HO)、HSiO、HSi(またはSiO・HO)、HSi、HSi(または2SiO・3HO)、H[CHB11Cl11]、HS、HCS、HCS、HCN、HSeCN、HSCN、HBF、HSiF、HPF、HF、HCl、HBr、およびHIが挙げられる。好ましくは、無機リチウム塩は、炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、またはハロゲン化物(好ましくは、FまたはCl)である。
本発明で使用するために想定されるリチウム塩としては、一例として、以下の化合物が挙げられる:酢酸リチウム、酢酸リチウム二水和物、アセト酢酸リチウム、リチウムアセチルアセトネート、ヨード酢酸リチウム、リチウム2-ヒドロキシブタノエート、モリブデン酸リチウム、チタン酸リチウム、リチウムマンガン酸化物、リチウムマンガン二酸化物、リン酸鉄リチウム、ジルコン酸リチウム、リチウム鉄酸化物、D-グルコン酸リチウム、五ホウ酸リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、塩化リチウム、リチウムカルシウム塩化物(lithium calcium chloride)、炭酸水素リチウム、炭酸リチウム、クエン酸リチウム、水酸化リチウム、マンガン酸リチウム、メチオニン酸リチウム、シュウ酸リチウム、一酸化リチウム、酸化リチウム、モノオルトリン酸リチウム、オルト亜リン酸リチウム、ケイ酸リチウム、二ケイ酸リチウム、メタケイ酸リチウム、リチウムナトリウム炭酸物(lithium sodium carbonate)、リチウム塩(E,E)-2,4-ヘキサジエン酸、フルオロリン酸ジリチウム、フルオロ亜リン酸ジリチウム、メタリン酸リチウム、リン酸トリリチウム、亜リン酸トリリチウム、プロパン酸リチウム、ブタン酸リチウム、ペンタン酸リチウム、ヘキサン酸リチウム、ヘプタン酸リチウム、オクタン酸リチウム、ノナン酸リチウム、デカン酸リチウム、ギ酸リチウム、リン酸リチウム(二塩基性、一塩基性、三塩基)、サリチル酸リチウム、リチウム-リン酸ナトリウム、亜硫酸リチウム、硫酸リチウム、亜硫酸ジリチウム、チオシアン酸リチウム、フルオロケイ酸リチウム、シュウ酸ジリチウム塩、リチウムベータヒドロピルビン酸、安息香酸リチウム、シクロヘキサン酸リチウム塩、フッ化リチウム、アルミン酸リチウム、テトラフルオロホウ酸リチウム、チオ酢酸リチウム、L-グルタミン酸モノリチウム塩、フマル酸リチウム塩、リチウムトリメチルシラノレート、硫酸水素リチウム、ピロリン酸リチウム、リン酸二水素リチウム、モノリチウムL-アスパラギン酸、臭素酸リチウム、過ヨウ素酸リチウム、D-糖酸のモノリチウム(monlithium)塩、D-アスパラギン酸(asparatic)リチウム塩、(R)-アルファ-ヒドロキシメチルアスパラギン酸(hyroxymethylaspartic acid)リチウム塩、マロン酸エチルのリチウム塩、乳酸のリチウム塩、チオ硫酸ジリチウム、ジクロロ酢酸リチウム、ジメチル酢酸リチウム、ジエチル酢酸リチウム、リチウムジプロピルアセテート、メタホウ酸リチウム、ラウリン酸リチウム、カプリン酸リチウム、カプリル酸リチウム、カプロン酸リチウム、四ホウ酸リチウム、二フッ化リチウム、ビスマス酸リチウム、ホウ酸リチウム、亜塩素酸リチウム、ヘキサメタリン酸リチウム、亜リン酸水素リチウム、亜セレン酸水素リチウム、亜硫酸水素リチウム、ヒドロ亜硫酸リチウム、次亜塩素酸リチウム、ポリリン酸リチウム、ポリ亜リン酸リチウム、プロピオン酸リチウム、ピロリン酸リチウム、セレン酸リチウム、チオ硫酸リチウム、チオ硫化リチウム、およびチオ亜硫酸リチウム。上記の列挙はアナログ、ホモログ、異性体、鏡像異性体、水和物およびそれらの誘導体を含むことが理解されるであろう。
リチウム塩の無水物および水和物の形態の両方がこの発明の目的のために使用できるが、スルホニル尿素の化学的安定性を改善することを考慮すれば、無水物の形態が最も好ましい。
無機およびC1~C12有機Li塩の総量は、存在する場合、液体除草組成物の重量に基づき、好ましくは0.1重量%またはそれより多く、好ましくは10重量%またはそれ未満である。
4.9 賦形剤(co-formulant)
本発明の組成物は、1種またはそれより多くの追加の賦形剤、例えば増粘剤およびチキソトロープ剤、湿潤剤、ドリフト防止剤、接着剤、浸透剤、保存剤、不凍剤、抗酸化剤、可溶化剤、増量剤、担体、着色剤、消泡剤、肥料、蒸発抑制剤およびpHおよび粘度を改変する物質を含んでいてもよい。本発明の一実施態様において、液体組成物は、アジュバントである少なくとも1種の賦形剤を含み、その例としては、Compendium of Herbicide Adjuvants、第12班、南イリノイ大学(Southern Illinois University)、2014年、またはそのいずれかの前の版で列挙されたものの1つなどのが挙げられる。一般的に使用されるアジュバントの例としては、これらに限定されないが、パラフィン油、園芸用のスプレー油(例えば、サマーオイル)、メチル化ナタネ油、メチル化ダイズ油、高度に精製された植物油など、ポリオール脂肪酸エステル、ポリエトキシ化エステル、エトキシ化アルコール、アルキル多糖およびブレンド、アミンエトキシレート、ソルビタン脂肪酸エステルエトキシレート、ポリエチレングリコールエステル、アルキルポリグルコシドおよびそれらの誘導体(例えばエステル)、オルガノシリコンベースの界面活性剤、エチレン酢酸ビニルターポリマー、エトキシ化アルキルアリールリン酸エステルなどが挙げられる。
4.10 調製方法
本発明の組成物は、公知のプロセスによって、例えば、成分を混合すること、および懸濁された固体を磨砕すること、または固体を溶解させることによって調製することができる(例えばWO2016/102499A1またはWO2017/220680A1に記載の通り)。したがって、例えば、非水性溶媒系(例えば有機溶媒)中に可溶性の助剤および添加剤を溶解させることによって予備混合物を調製することが可能である。予備混合物に、どのような使用される可溶性の農芸化学的に活性な化合物を溶解させてもよい。溶解プロセスが終わったら、固体スルホニル尿素、または他のあらゆる不溶性の農芸化学的に活性な化合物を混合物中に懸濁することができる。粗い懸濁液は、場合により、予備的な粉砕の後に微粉砕に供される。別の実施態様において、固体スルホニル尿素、および場合によりあらゆる使用される不溶性成分は、有機溶媒に懸濁されて、粉砕に供される。粉砕を必要としない、または粉砕プロセスに必要ではないあらゆる使用される可溶性活性化合物およびあらゆる助剤および添加剤は、粉砕後に添加してもよい。
混合物を調製するために、必要に応じて温度調節される慣例的な混合装置を使用することが可能である。予備粉砕のために、例えば、高圧ホモジナイザーまたは動静翼原理によって作動するミル、例えば、Ultraturraxホモジナイザー(例えば、IKAからのもの)、または歯付きのコロイドミル(例えば、PuckまたはFrymaからのもの)を使用することが可能である。微粉砕のために、例えば、バッチ式で作動するビーズミル、例えばDraisからのもの、または連続的に作動するビーズミル、例えばBachofenもしくはEigerからのものを使用することが可能である。
5.実施例
実施例では以下の商標名を有する成分が使用される。
・アルクアッド2.10-80(Arquad 2.10-80) ドデシルジメチルアンモニウム塩化物
・エトミーンC/15(Ethomeen C/15) C12,14アミン5EOエトキシレート
・ソプロフォールFL(Soprophor FL) TSP16EOリン酸エステル、TEA塩
・ナンサEVM 40/2NDL(Nansa EVM 40/2NDL) ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム
・シンペロニックPE/L64(Synperonic PE/L64) EO/POブロックコポリマー、40%EO
・アトラスG1086(Atlas G1086) ソルビタンヘキサオレエート、40EO
・スパン80(Span 80) ポリオキシエチレン(80)ソルビタンモノオレエート
・エトカス40(Etocas 40) エトキシル化ヒマシ油、40EO
・ジェナポールXM060(Genapol XM060) キャップされたイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル;6EO;Me
・ソプロフォール4D384(Soprophor 4D384) トリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル
・ローダカル70/B(Rhodacal 70/B) ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム
・ジェナポールEP2584(Genapol EP 2584) C12~C15アルコキシル化エーテル;8EOおよび4PO
・アトロックス4912(Atlox 4912) ポリエチレングリコールとポリヒドロキシステアリン酸とのブロックコポリマー(A-B-A)、およそMw5000
・ソプロフォールBSU(Soprophor BSU) エトキシ化トリスチリルフェノール、16EO
・エトカス10(Etocas 10) エトキシル化ヒマシ油 、 10EO
・アグリマーAL22(Agrimer AL22) 2-ピロリドン、1-エテニルヘキサデシルホモポリマー。
実施例1-界面活性剤を添加することによるスルホニル尿素の安定性への作用
界面活性剤含有または非含有の異なるスルホニル尿素除草剤を含む多数の液体組成物を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000014
Figure 2023523269000015
スルホニル尿素は、いずれの界面活性剤も非存在下で、酢酸イソボルニル(OD1-OD3)中で一般的に安定であることが見出された。しかしながら、界面活性剤を添加すると、スルホニル尿素の安定性は顕著に減少する。
実施例2-界面活性剤の存在下におけるスルホニル尿素濃度のその安定性への作用
油剤を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000016
パーセンテージ換算でのスルホニル尿素の分解は、スルホニル尿素濃度が減少するにつれてより深刻化したことが見出された。
実施例3-界面活性剤ブレンドのスルホニル尿素安定性に対する作用(1)
油剤を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000017
実施例1で観察されたように、スルホニル尿素は、いかなる界面活性剤の非存在下でも一般的に安定であることが見出されたが(OD16)、界面活性剤を添加すると安定性は減少した。界面活性剤の選択が重要である。クラス1~14に従っていない界面活性剤を添加することは、スルホニル尿素の完全な分解を引き起こす(OD17)。安定性は、本発明のクラス1~14に従う界面活性剤を添加することによって改善できるが(OD18)、クラス1~14に従う界面活性剤が総界面活性剤含量の80重量%またはそれより多くを構成する場合、安定性が顕著に改善される(OD19)。クラス1~14に従う界面活性剤の様々な組合せで、類似の安定性が見出されている(OD20~OD23)。
実施例4-界面活性剤ブレンドのスルホニル尿素安定性に対する作用(2)
油剤を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000018
実施例3で観察されたように、安定性は、本発明のクラス1~14に従う界面活性剤を添加することによって改善できるが(OD26)、クラス1~14に従う界面活性剤が総界面活性剤含量の80重量%またはそれより多くを構成する場合、安定性が顕著に改善される(OD27)。クラス1~14に従う界面活性剤の様々な組合せで、類似の安定性が見出されている(OD28~OD30)。
実施例5-界面活性剤ブレンドのスルホニル尿素安定性に対する作用(3)
油剤を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000019
実施例4および5で観察されたように、安定性は、本発明のクラス1~14に従う3種の界面活性剤を添加することによって改善できるが(OD33)、クラス1~14に従う界面活性剤が総界面活性剤含量の80重量%またはそれより多くを構成する場合、安定性が顕著に改善される(OD34)。クラス1~14に従う3種の界面活性剤の様々な組合せで、類似の安定性が見出されている(OD35およびOD36)。
実施例6-安定性は塩の添加によってさらに改善できる
油剤を、WO2016/102499A1の油剤と同じ方式で調製した(ただし無機塩を添加せずに)。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000020
スルホニル尿素の化学的安定化は、金属炭酸塩および金属リン酸塩(OD38)から選択される無機塩を添加することによって、または無機もしくはC1~C12有機リチウム塩(OD40およびOD42)を添加することによってさらに改善される。
実施例7-クラス1~4に従う界面活性剤の量を増加させることの作用
油剤を、WO2017/220680A1のOD63と同じ方式で調製した。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000021
スルホニル尿素の化学的安定化は、クラス1~4に従う界面活性剤(この場合、ナンサEVM 70/2E-ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)が、クラス5~14の界面活性剤(この場合、アトラスG1086-ソルビタンヘキサオレエート40EO)より多くの量で存在することを確実にすることによってさらに改善される。ナンサEVM 70/2Eは、商業的にはイソ-オクタノール中で供給される。OD43中の各界面活性剤の量を調整して、組成物中の界面活性剤の総量がOD42およびOD43の両方で確実に同じまま(17.42重量%)になるようにした。OD43において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムは、総界面活性剤含量のおよそ60重量%を構成する。
実施例8-クラス1~4に従う界面活性剤の量を増加させることの作用
油剤を、WO2017/220680A1記載されるものと同じ方式で調製した。これらを試験して、54℃で2週間貯蔵した後のスルホニル尿素の化学的安定性を決定した。結果を以下にまとめる。
Figure 2023523269000022
スルホニル尿素の化学的安定化は、クラス1~4に従う界面活性剤(この場合、ナンサEVM 40/2ND、主としてドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム)が、クラス5~14の界面活性剤(この場合、アトラスG1086に加えてナンサEVM 40/2ND中の少量のアルコールエトキシレート)より多くの量で存在することを確実にすることによってさらに改善される。クラス1~4に従う界面活性剤の量が増加するにつれて、安定性が改善される。OD45およびOD46における各界面活性剤の量を調整して、組成物中の界面活性剤の総量がOD44~OD46のそれぞれで確実に同じまま(17.42重量%)になるようにした。OD45およびOD46において、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムはそれぞれ、総界面活性剤含量のおよそ60重量%および70重量%を構成する

Claims (20)

  1. 非水性溶媒系;
    1種またはそれより多くのスルホニル尿素除草剤であって、少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤は、10重量%またはそれ未満の量で液体組成物中に存在する、スルホニル尿素除草剤;および
    2種またはそれより多くの界面活性剤;
    を含む液体除草組成物であって、
    液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、以下に列挙される界面活性剤クラス1~14:
    (クラス1) アルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレート;
    (クラス2) 窒素を含有しない対イオンを有するアルキルベンゼンスルホン酸塩;
    (クラス3) ステアリン酸金属塩;
    (クラス4) 脂肪酸-ポリアルキレングリコールABA-ブロックコポリマー;
    (クラス5) 脂肪族アルコールアルコキシレート;
    (クラス6) 脂肪酸アルコキシレート;
    (クラス7) エトキシル化ヒマシ油;
    (クラス8) ソルビタンエステル;
    (クラス9) エトキシ化ソルビタンエステル;
    (クラス10) EO/PO/EOブロックコポリマー;
    (クラス11) トリスチリルフェノールエトキシレート;
    (クラス12) 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステル;
    (クラス13) 窒素を含有しない対イオンを有するトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステル;および
    (クラス14) 窒素を含有しない対イオンを有するエトキシ化アルキルリン酸エステル;
    から選択される界面活性剤で構成され;少なくとも2つの異なる界面活性剤クラス1~14がそれぞれ、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占めることを特徴とする、上記液体除草組成物。
  2. 界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占める、請求項1に記載の液体除草組成物。
  3. 界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の60~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~40重量%を占める、請求項1または2に記載の液体除草組成物。
  4. 少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤が、液体組成物の総重量に基づき0.1~5重量%の量で液体組成物中に存在する、請求項1~3のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  5. 少なくとも1種のスルホニル尿素除草剤が、液体組成物の総重量に基づき0.1~1重量%の量で液体組成物中に存在する、請求項1~4のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  6. 金属炭酸塩および金属リン酸塩から選択される無機塩、ならびに/または無機もしくはC1~C12有機リチウム塩をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の液体組成物。
  7. 液体組成物中の界面活性剤の総量が、液体組成物の総重量に基づき5~30重量%である、請求項1~6のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  8. 液体組成物中のスルホニル尿素除草剤の総量が、液体組成物の総重量に基づき0.1~2重量%である、請求項1~7のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  9. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素が、ヨードスルフロン、ハロスルフロン、メトスルフロン、ピラゾスルフロン、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、イマゾスルフロン、イオフェンスルフロン、メソスルフロン、メタゾスルフロン、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロピリスルフロン、プロスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロンおよびトリトスルフロン、またはそれらの塩もしくはエステルから選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  10. 油剤(OD)、分散製剤(DC)、乳剤(EC)、または液剤(SL)として配合される、請求項1~9のいずれか一項に記載の除草組成物。
  11. (1) クラス1のアルキル末端がキャップされた脂肪族アルコールアルコキシレートが、以下の式(I):
    -(EO)(PO)(BO)-O-R 式(I)
    [式中、
    は、直鎖状または分岐状のC8~C24アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり;
    EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
    添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50であり;
    は、C1~C6アルキル基であり、好ましくはメチルである]
    によって表され;
    (2) クラス2のアルキルベンゼンスルホン酸塩が、以下の式(II):
    Figure 2023523269000023
    [式中、
    は、水素であるか、または1~3個の炭素原子を含有するアルキル基であり;
    は、水素であるか、または1~3個の炭素原子を含有するアルキル基であり;
    は、8~40個の炭素原子を有するアルキル基であり、好ましくは、SOM基に対してパラ位にあり;
    Mは、1価または2価カチオンであり、ただし、Mは、窒素原子を含有しない]
    によって表され;
    (3) クラス3のステアリン酸金属塩は、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸アルミニウムから選択され;
    (4) クラス4の脂肪酸-ポリアルキレングリコールABA-ブロックコポリマーが、A-COO-B-OOC-Aという一般式を有し、式中、AおよびBは、以下の通りであり:
    Aは、以下の式(IV-A):
    Figure 2023523269000024
    [式中、Rは、水素であるか、または1価の炭化水素もしくは置換された炭化水素基であり;Rは、水素であるか、または1価のC1~C24炭化水素基、好ましくはC1~C24アルキル基であり;Rは、2価のC1~C24炭化水素基、好ましくはC1~C24アルキル基であり;nは、ゼロまたは1であり;pは、ゼロ~200の整数である]
    によって表され;
    Bは、少なくとも500の分子量を有し、以下の式(IV-B):
    Figure 2023523269000025
    [式中、Rは、水素またはC1~C3アルキル基であり;qは、10~500の整数である]
    を有する水溶性ポリアルキレングリコールの2価の残基であり;
    (5) クラス5の脂肪族アルコールアルコキシレートが、以下の式(V):
    -(EO)(PO)(BO)-OH 式(V)
    [式中、
    は、直鎖状または分岐状のC8~C24アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC12~C15アルキル基であり;
    EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
    添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50である]
    によって表され;
    (6) クラス6の脂肪酸アルコキシレートが、以下の式(VI):
    -COO-(EO)(PO)(BO)-R 式(VI)
    [式中、
    は、直鎖状または分岐状のC7~C23アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC11~C17アルキル基であり;
    EO、POおよびBOは、それぞれエトキシ基(OC)、プロポキシ基(OC)およびブトキシ基(OC)を表し、EO、POおよびBO基は、ランダムに、またはブロック構造で配置され;
    添え字x、yおよびzは、それぞれ独立して、0~50の整数であり、ただしx+y+zの合計は、1~150であり、好ましくは3~50であり;
    は、水素(すなわちモノ脂肪酸アルコキシレート)またはC(=O)R(すなわちジ脂肪酸アルコキシレート)であり、Rは、直鎖状または分岐状のC7~C23アルキル基、好ましくは直鎖状または分岐状のC11~C17アルキル基である]
    によって表され;
    (7) クラス7のエトキシル化ヒマシ油界面活性剤が、以下の式(VII):
    Figure 2023523269000026
    [式中、EOは、エチレンオキシド単位であり、a、b、およびcのそれぞれは、独立して、0~300の整数を表し;x、yおよびzのそれぞれは、独立して、1~300の整数を表す]
    によって表されるか、またはその水素化された形態であり;
    (8) クラス8のソルビタンエステルが、以下の式(VIII):
    Figure 2023523269000027
    [式中、Rは、C10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)であり、RおよびRは、独立して、水素であるか、またはC10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基である]
    によって表され;
    (9) クラス9のエトキシ化ソルビタンエステルは、式(IX):
    Figure 2023523269000028
    [式中、EOは、エチレンオキシド単位であり、Rは、C10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基(すなわち、-(C=O)-C9~-(C=O)-C17)であり、R~Rは、独立して、水素であるか、またはC10~C18飽和または不飽和脂肪酸残基であり、エトキシ化の程度は、10~40(すなわち、10≦w+x+y+z≦40)であり、好ましくは18~22、より好ましくは20である]
    によって表され;
    (10) クラス10のEO/PO/EOブロックコポリマーが、以下の式(X):
    -(EO)(PO)(EO)-R 式(X)
    [式中、EOは、エチレンオキシド単位であり、POは、プロピレンオキシド単位であり、EOおよびPOは、ブロック構成で配置され、xおよびzは、独立して、2~150の範囲であり、yは、1~100の範囲であり、Rは、OH、または直鎖状もしくは分岐状のC1~C20アルキルもしくはアルケニル基であり、Rは、H、または直鎖状もしくは分岐状のC1~C20アルキルもしくはアルケニル基である]
    によって表され;
    (11) クラス11のトリスチリルフェノールエトキシレートが、以下の式(XI):
    Figure 2023523269000029
    [式中、nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数でありによって表される]
    によって表され;
    (12) クラス12のトリスチリルフェノールエトキシレート硫酸エステルが、以下の式(XII):
    Figure 2023523269000030
    [式中、nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数であり;Rは、カチオンであり、ただし、Rは、窒素原子を含有しない]
    によって表され;
    (13) クラス13のトリスチリルフェノールエトキシレートリン酸エステルが、以下の式(XIII):
    Figure 2023523269000031
    [式中、nは、4~150、好ましくは10~100、より好ましくは15~60の数であり、RおよびRは、独立してカチオンであり、ただし、RもRも窒素原子を含有しない]
    によって表され;
    (14) クラス14のアルキルエトキシレートリン酸エステルが、以下の式(XIV):
    Figure 2023523269000032
    [式中、Rは、直鎖状または分岐状のC6~C24アルキルまたはアルケニル基であり、好ましくは直鎖状または分岐状のC8~C12アルキル基であり;Rは、直鎖状または分岐状のC6~C24アルキルまたはアルケニル基であり、好ましくは直鎖状または分岐状のC8~C12アルキル基であるか、または代替として、カチオンであり、ただし、カチオンは、窒素原子を含有せず;Rは、カチオンであり、ただし、カチオンは、窒素原子を含有せず;nは、3~20であり;mは、0~20である]
    によって表さる、請求項1~10のいずれか一項に記載の除草組成物。
  12. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、メトスルフロンメチルであり;
    界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12および13のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、6、8、9、10、11、12および13が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12および13から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の液体除草組成物。
  13. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、チフェンスルフロンメチルであり;
    界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5~14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5~14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1~14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  14. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、クロリムロンエチルであり;
    界面活性剤クラス1~4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、8、9、10、11、12、13、および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス1~4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、9、10、11、12、13、および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、3、4、5、7、8、9、10、11、12、13、および14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  15. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、ベンスルフロンであり;
    界面活性剤クラス2および4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、13、および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、13、および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5、7、10、11、13、および14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  16. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、スルホスルフロンであり;
    界面活性剤クラス2および4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、13、および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、10、11、13、および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5、7、10、11、13、および14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  17. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、リムスルフロンであり;
    界面活性剤クラス2および4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4,5、7、8、10、11、13および14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  18. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、アミドスルフロンであり;
    界面活性剤クラス2および4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7および11のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7および11が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、および5、7および11から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  19. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、ピラゾスルフロンであり;
    界面活性剤クラス1、2および4の少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、
    界面活性剤クラス1、2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5、7、8、10、11、13および14が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス1、2、4,5、7、8、10、11、13および14から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
  20. 10重量%またはそれ未満の量で存在するスルホニル尿素除草剤が、トリフルスルフロンであり;
    界面活性剤クラス2および4のうちの少なくとも1つが、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め、界面活性剤クラス5および11のうちの少なくとも1種が、液体組成物中の界面活性剤の総量の10重量%またはそれより多くを占め;
    界面活性剤クラス2および4が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の30~90重量%を占め、界面活性剤クラス5および11が、合計して、液体組成物中の界面活性剤の総量の10~70重量%を占め;液体組成物中の界面活性剤の総量の80重量%~100重量%が、界面活性剤クラス2、4、5および11から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の除草組成物。
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