JP2023523103A - 支持板及び折畳み表示装置 - Google Patents

Abstract

支持板及び折畳み表示装置であって、支持板は少なくとも１つの湾曲エリアと非湾曲エリアを含み、湾曲エリアは１つの湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲エリアを含み、いずれか１つの半湾曲エリアは内湾曲エリアと外湾曲エリアを含み、内湾曲エリアは非湾曲エリアから離れる一端に位置し、外湾曲エリアは非湾曲エリアに近接する一端に位置し、且つ内湾曲エリアの湾曲方向と反対であり、半湾曲エリアは間隔を空けて分布している複数の開孔を含み、内湾曲エリアの開孔密度が外湾曲エリアの開孔密度より大きい。

Description

本発明は表示技術分野に関し、特に支持板及び折畳み表示装置に関する。

折畳み式携帯電話は、現在、携帯電話の研究や開発の重要な方向であり、現在、市場に見られる折畳み式携帯電話は、主に内向き折畳みと外向き折畳みの２種の方式があり、内向き折畳みの方式では、湾曲するときにスクリーンが内部にあるため破壊されにくく、多くの消費者から好まれている。スクリーンの最終的な湾曲形態に応じて、内向き折畳みは楔形湾曲と水滴形湾曲に更に分けられる。楔形湾曲の形態の携帯電話は折り畳まれた後に完全に閉じられないため、中間に隙間が存在し、一方、水滴形折畳み携帯電話はこのような欠陥がなく、折り畳まれた後に完全に閉じられ、従って、水滴形折畳み携帯電話は消費者からより好まれている。しかしながら、水滴形折畳み携帯電話は、そのスクリーンの湾曲形態が水滴と類似しているため、内湾曲エリアと外湾曲エリアが存在し、内湾曲と外湾曲の接合部でスクリーンにピーリング（ｐｅｅｌｉｎｇ）が発生しやすく、一方、楔形及び外湾曲型携帯電話では、スクリーンにこのような状況がめったに発生せず、スクリーンの湾曲過程において接着層が分離するという問題は、現在、水滴形湾曲スクリーンに存在する最も深刻な問題の１つであり、水滴形折畳み携帯電話の開発を深刻に制限してしまう。

現在、折畳みスクリーンの底部支持板材料では、湾曲エリアに開孔する設計が採用されており、それにより、スクリーンを支持するとともに折畳みを容易にするという目的を達成させる。しかしながら、現在、支持板では、湾曲エリアでの開孔の設計が比較的単一であり、湾曲エリアに統一した開孔サイズが使用されており、湾曲しやすくする目的を達成できるが、湾曲の形態を制御することができず、スクリーンの湾曲エリアの接着層が分離するという問題を解決できない。

本発明の実施例は、支持板及び折畳み表示装置を提供し、それにより、従来の支持板では湾曲エリアに統一した開孔サイズの設計を採用するため、湾曲の形態を制御できず、水滴形折畳み画面の内湾曲と外湾曲の接合部で接着層の分離が発生しやすく、更に折畳み画面の信頼性に悪影響を与えることを引き起こすという技術的問題を解決する。

本発明の実施例は支持板を提供し、フレキシブルディスプレイパネルを支持することに用いられ、前記支持板は少なくとも１つの湾曲エリアと前記湾曲エリアの両側に位置する非湾曲エリアを含み、前記湾曲エリアは１つの湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲エリアを含み、いずれか１つの前記半湾曲エリアは、前記非湾曲エリアから離れる一端に位置する内湾曲エリア、及び前記非湾曲エリアに近接する一端に位置する外湾曲エリアを含み、前記外湾曲エリアは前記内湾曲エリアの湾曲方向と反対であり、前記半湾曲エリアは間隔を空けて分布している複数の開孔を含み、前記内湾曲エリアの開孔密度が第１の密度であり、前記外湾曲エリアの開孔密度が第２の密度であり、前記第１の密度は前記第２の密度より大きい。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記内湾曲エリアの前記第１の密度は徐々に減少し、前記外湾曲エリアの前記第２の密度は徐々に減少する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記半湾曲エリアは前記内湾曲エリアと前記外湾曲エリアとの間に設置された移行エリアを更に含み、前記移行エリアの開孔密度が第３の密度であり、前記第３の密度は前記第２の密度未満である。

本発明の少なくとも１つの実施例において、複数の前記開孔は複数行として分布しており、隣り合う２行の複数の前記開孔は千鳥状に配列されている。

本発明の少なくとも１つの実施例において、同一行にある隣り合う２つの前記開孔の間の間隔が第１の間隔であり、前記開孔の行方向における長さが第１の長さであり、前記開孔は、
前記内湾曲エリアの第１の長さが前記移行エリアの第１の長さより大きく、且つ前記外湾曲エリアの第１の長さより大きく、前記移行エリアの第１の長さが前記外湾曲エリアの第１の長さ未満であるという条件、及び
前記内湾曲エリアの第１の間隔が前記移行エリアの第１の間隔未満であり、且つ前記外湾曲エリアの第１の間隔未満であり、前記移行エリアの第１の間隔が前記外湾曲エリアの第１の間隔より大きいという条件のうちの少なくとも１つを満たす。

本発明の少なくとも１つの実施例において、隣り合う２行の複数の前記開孔の間の間隔が第２の間隔であり、前記半湾曲エリアの各行の間の前記第２の間隔が同じである。

本発明の少なくとも１つの実施例において、隣り合う２列の開孔の間の重なり領域の幅が第１の重なり幅であり、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記第１の重なり幅は正の数から負の数に徐々に減少する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、隣り合う２行の複数の前記開孔の間の間隔が第２の間隔であり、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記第２の間隔は徐々に増大する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記第１の長さと前記第１の間隔の和が第２の長さであり、前記半湾曲エリアの各行の前記第２の長さは同じである。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記内湾曲エリアは複数のサブ内湾曲エリアを含み、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さは徐々に減少する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、複数の前記サブ内湾曲エリアの第２の間隔は同じである。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記移行エリアの第２の間隔は前記外湾曲エリアの第２の間隔に等しい。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記外湾曲エリアは前記非湾曲エリアから離れる第１のサブ外湾曲エリアと前記非湾曲エリアに近接する第２のサブ外湾曲エリアとを含み、前記外湾曲エリアの開孔は全て前記第１のサブ外湾曲エリア内に位置する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記半湾曲エリアの開孔の第１の長さは、前記内湾曲エリアから前記移行エリアまで徐々に減少し、次に前記移行エリアから前記第１のサブ外湾曲エリアまで徐々に増大し、前記半湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記内湾曲エリアから前記移行エリアまで徐々に増大し、次に前記移行エリアから前記第１のサブ外湾曲エリアまで徐々に減少する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記内湾曲エリアの複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さは徐々に減少するに伴い、前記複数のサブ内湾曲エリアの湾曲の曲率半径は徐々に減少する。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記第１のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記第２のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径未満であり、前記第２のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記移行エリアの湾曲の曲率半径より大きい。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記開孔の行方向における長さは第１の長さであり、同一列に沿って配列された複数の前記開孔のうち、前記内湾曲エリアの第１の長さは前記移行エリアの第１の長さより大きく、且つ前記外湾曲エリアの第１の長さより大きく、前記移行エリアの第１の長さは前記外湾曲エリアの第１の長さ未満である。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記湾曲エリアは１つの中心線を含み、前記中心線は前記湾曲軸線に垂直であり、前記湾曲エリアは前記中心線に対して対称である。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記開孔は前記湾曲軸線の方向に沿って延びている長尺形開孔である。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記湾曲エリアは、間隔を空けて分布している複数の切り欠きを更に含み、前記切り欠きは前記開孔と前記湾曲エリアの前記湾曲軸線に垂直なエッジが交差して形成したものである。

本発明の実施例は折畳み表示装置を更に提供し、上記いずれか１つの実施例の支持板及び前記支持板の一方の側に設置されたフレキシブルディスプレイパネルを含み、前記フレキシブルディスプレイパネルは少なくとも１つの湾曲部と前記湾曲部の両側に位置する非湾曲部を含み、前記湾曲部は前記支持板の湾曲エリアに対応し、前記湾曲部は支持板と同じ湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲部を含み、いずれか１つの前記半湾曲部は前記支持板の内湾曲エリアに対応する内湾曲部、及び前記支持板の外湾曲エリアに対応する外湾曲部を含む。

本発明の少なくとも１つの実施例において、前記折畳み表示装置は、リアパネルと偏光子を更に含み、
前記リアパネルは、前記フレキシブルディスプレイパネルの、前記支持板に近接する一方の側に設置され、
前記偏光子は、前記フレキシブルディスプレイパネルの、前記支持板と反対の一方の側に設置される。

［有益な効果］
支持板の内湾曲エリアの開孔密度を外湾曲エリアの開孔密度より大きく設計することによって、折畳み表示装置が湾曲しているときに接着層が内湾曲エリアと外湾曲エリアの接合部で分離するというリスクを低減できる。

本発明の実施例が提供する支持板の平面模式図である。 本発明の実施例が提供する支持板の断面模式図である。 本発明の実施例が提供する支持板の半湾曲エリアの平面模式図である。 本発明の実施例が提供する支持板の湾曲後の構造模式図である。 本発明の実施例が提供する支持板の隣り合う２行の開孔の構造模式図である。 本発明の実施例が提供する開孔の構造模式図である。 従来技術の支持板の構造模式図である。 従来技術の支持板の湾曲後の構造模式図である。 本発明の実施例１が提供する支持板の構造模式図である。 本発明の実施例２が提供する支持板の構造模式図である。 図７中の従来技術の支持板の湾曲後の応力コンター図である。 図９中の実施例が提供する支持板の湾曲後の応力コンター図である。 図１０中の実施例が提供する支持板の湾曲後の応力コンター図である。 本発明の実施例１と従来技術の接着層の最大凝集力の棒グラフである。 本発明の実施例が提供する折畳み表示装置の構造模式図である。

本願は支持板及び折畳み表示装置を提供し、本願の目的、技術的解決手段及び効果をより明瞭かつ明確にするために、以下、図面を参照して、かつ実施例を挙げて、本願を更に詳細に説明する。理解すべきものとして、ここで説明する具体的な実施例は本願を解釈するために過ぎず、本願を限定するために使用されない。

本発明は、従来の支持板では、その湾曲エリアに統一した開孔サイズの設計を採用するため、湾曲の形態を制御できず、水滴形折畳み画面の内湾曲と外湾曲の接合部で接着層の分離が発生しやすく、更に折畳み画面の信頼性に悪影響を与えることを引き起こすという技術的問題に対して、本実施例を提案することでこの欠陥を克服する。

図１に参照されるように、本発明の実施例は支持板１０を提供し、フレキシブルディスプレイパネルを支持することに用いられ、前記支持板１０は少なくとも１つの湾曲エリア１２と前記湾曲エリア１２の両側に位置する非湾曲エリア１１を含み、前記湾曲エリア１２は１つの湾曲軸線１３に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲エリア１２１を含む。

ここで、図２～図４に参照されるように、いずれか１つの前記半湾曲エリア１２１は内湾曲エリア１２１１と外湾曲エリア１２１２を含み、前記内湾曲エリア１２１１は前記非湾曲エリア１１から離れる一端に位置し、前記外湾曲エリア１２１２は前記非湾曲エリアに近接する一端に位置し、且つ前記内湾曲エリア１２１１と前記外湾曲エリア１２１２の湾曲方向が反対である。

前記半湾曲エリア１２１は間隔を空けて分布している複数の開孔１４を含み、前記内湾曲エリア１２１１の開孔密度が第１の密度であり、前記外湾曲エリア１２１２の開孔密度が第２の密度であり、ここで、前記第１の密度は前記第２の密度より大きい。本発明の実施例で言及される開孔密度とは、支持板１０の単位領域面積内の開孔面積の和の、単位領域面積に占める比であり、例えば内湾曲エリア１２１１の開孔密度は内湾曲エリア１２１１内の開孔面積の和と内湾曲エリア１２１１の占める領域の面積との比であり、外湾曲エリア１２１２の開孔密度は外湾曲エリア１２１２内の開孔面積の和と外湾曲エリア１２１２の占める領域の面積との比である。

支持板１０の内湾曲エリア１２１１の第１の密度を外湾曲エリア１２１２の第２の密度より大きく設計することによって、内湾曲エリアの開孔密度と外湾曲エリアの開孔密度が同じであるような設計に比べて、本発明の実施例は、支持板が折畳み表示装置に適用される場合、接着層が内湾曲エリアと外湾曲エリアの接合部で分離するというリスクを低減させるのに更に有利である。

具体的には、前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記内湾曲エリア１２１１の第１の密度は徐々に減少し、前記外湾曲エリア１２１２の第２の密度は徐々に減少する。内湾曲エリア１２１１の開孔密度が徐々に減少し、外湾曲エリア１２１２の開孔密度が徐々に減少するような設計を採用することにより、一方では、湾曲過程中に接着層が分離するというリスクを低減させることができ、他方では、単一にパターン化した開孔の設計に比べて、折畳み画面の異なる湾曲エリアでの湾曲半径を調整し、スクリーン全体の湾曲半径を最適化させ、装置全体の設計空間を増大することができる。

本発明の実施例における複数の開孔１４は複数行として分布しており、隣り合う２行の複数の前記開孔１４は千鳥状に配列され、スクリーンの湾曲時の応力分散に有利である。

更に、前記開孔１４は前記湾曲軸線１３の方向に沿って延びている長尺形開孔であってもよい。その他の実施例では、前記開孔１４はその他の形状、例えば菱形、楕円形、円形などであってもよく、ここでは制限しない。

具体的には、内湾曲エリア１２１１と外湾曲エリア１２１２内の開孔の長さ、行方向における開孔の間の間隔、又は列方向における開孔の間の間隔を変えることによって、各湾曲エリア内の開孔密度を変えることが可能である。

一実施例では、前記半湾曲エリア１２１は前記内湾曲エリア１２１１と前記外湾曲エリア１２１２の間に設置された移行エリア１２１３を更に含み、前記移行エリア１２１３の開孔密度は第３の密度であり、前記第３の密度は前記第２の密度未満である。上記移行エリア１２１３を更に設置することによって、水滴形に湾曲している支持板１０が内湾曲から外湾曲へ移行することに適応することに有利であり、接着層が分離するリスクを更に低減させる。

図５に参照されるように、同一行にある隣り合う２つの前記開孔１４の間の間隔は第１の間隔Ｓであり、前記開孔１４の行方向における長さは第１の長さＬ１であり、隣り合う２行の複数の前記開孔の間の間隔は第２の間隔Ｄである。

ここで、異なる湾曲エリアの第１の間隔Ｓの大きさ、又は／及び異なる湾曲エリアの第１の長さＬ１の大きさを変えることによって、異なる湾曲エリアの開孔密度を変え、内湾曲エリア１２１１の第１の密度＞外湾曲エリア１２１２の第２の密度＞移行エリア１２１３の第３の密度にすることができる。内湾曲エリア１２１１と外湾曲エリア１２１２の接合部の移行エリア１２１３の開孔密度を低減させることにより、移行エリア１２１３での支持板の材料の強度を高め、接合部での応力集中の現象改善に有利である。

具体的には、前記開孔１４は、前記内湾曲エリア１２１１の第１の長さＬ１が前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１より大きく、且つ前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１より大きく、前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１が前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１未満であるという条件、及び前記内湾曲エリア１２１１の第１の間隔Ｓが前記移行エリア１２１３の第１の間隔Ｓ未満であり、且つ前記外湾曲エリア１２１２の第１の間隔Ｓ未満であり、前記移行エリア１２１３の第１の間隔Ｓが前記外湾曲エリア１２１２の第１の間隔Ｓより大きいという条件のうちの少なくとも１つを満たす。

図３に参照されるように、本発明のいくつかの実施例では、同一列に沿って配列された複数の前記開孔１４のうち、前記内湾曲エリア１２１１の第１の長さＬ１は前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１より大きく、且つ前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１より大きく、前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１は前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１未満である。

図５に参照されるように、前記第１の長さＬ１と前記第１の間隔Ｓとの和は第２の長さＬ２であり、すなわちＬ２＝Ｌ１＋Ｓであり、一実施例では、前記半湾曲エリア１２１の各行の第２の長さＬ２は同じである。すなわち、各湾曲エリアの第２の長さＬ２を一定に維持し、各湾曲エリアの第１の長さＬ１と第１の間隔Ｓを同時に変えることによって、各湾曲エリアの開孔密度を変える。

本発明の実施例では、図９に参照されるように、隣り合う２列の開孔１４の間の重なり領域の幅は第１の重なり幅であり、前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記第１の重なり幅は正の数から負の数に徐々に減少し、すなわち、隣り合う２列の開孔の間の重なり領域は、隣り合う２列の開孔の間に重なり領域がなくなるまで徐々に減少し、その後、２列の開孔の間の隙間が大きくなりつつある。ここで、前記第１の重なり幅がゼロより大きいとは、重なり領域があることを表し、前記第１の重なり幅がゼロ未満であるとは、交差領域がないことを表す。

図９に示すように、例えば前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、第１の重なり幅Ｗ１、Ｗ２、Ｗ３、Ｗ４…Ｗｎの幅は徐々に低減し、ここで、Ｗｎがゼロ未満であるとは、ここで対応する開孔の間に重なり領域がないことを表し、Ｗ１～Ｗ４がゼロより大きいとは、ここで対応する開孔の間に重なり領域があることを表す。

一実施例では、図９に参照されるように、前記半湾曲エリア１２１の各行の間の第２の間隔Ｄは同じであってもよい。別の１つの実施例では、図１０に参照されるように、前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記第２の間隔Ｄは徐々に増大し、第２の間隔Ｄが一定であるような設計に比べて、接着層が、凝集力が最大である箇所で分離するというリスクを低減させるに加えて、支持板１０の湾曲後の応力を低減させることもできる。

具体的には、前記内湾曲エリア１２１１は複数のサブ内湾曲エリアを含み、複数の前記サブ内湾曲エリアの第２の間隔Ｄは等しくてもよく、前記移行エリア１２１３の第２の間隔Ｄは前記外湾曲エリア１２１２の第２の間隔Ｄに等しく、且つ前記サブ内湾曲エリアの第２の間隔Ｄより大きい。内湾曲エリア１２１１の開孔が移行エリアと外湾曲エリアの重なり領域よりも多いため、隣接する開孔の先端部の間の距離が比較的大きく、それが湾曲するときの応力がより分散しやすく、従って、移行エリア１２１３と外湾曲エリア１２１２の第２の間隔Ｄだけを増大することが可能である。

前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さＬ１は徐々に減少する。

前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記複数のサブ内湾曲エリアの第１の間隔Ｓは徐々に増大する。図２及び図３に参照されるように、本発明の実施例では、５つのサブ内湾曲エリアを例にして説明し、前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記内湾曲エリア１２１１は、第１のサブ内湾曲エリア１０１、第２のサブ内湾曲エリア１０２、第３のサブ内湾曲エリア１０３、第４のサブ内湾曲エリア１０４及び第５のサブ内湾曲エリア１０５を順に含む。

本実施例では、図３に参照されるように、いずれか１つのサブ内湾曲エリア内の複数の開孔１４のうち、第１の長さＬ１は同じであり、第１の間隔Ｓは同じであり、及び第２の間隔Ｄは同じである。

一実施例では、前記外湾曲エリア１２１２は、前記非湾曲エリア１１から離れる第１のサブ外湾曲エリア１０６と前記非湾曲エリア１１に近接する第２のサブ外湾曲エリア１０７とを含み、前記外湾曲エリア１２１２の開孔１４は全て前記第１のサブ外湾曲エリア１０６内に位置する。

第２のサブ外湾曲エリア１０７内の支持板１０の材料のパターンを保留することによって、湾曲エリア１２の前記非湾曲エリア１１に近接する領域の剛性強度を増加させ、剛性強度が湾曲エリア１２と非湾曲エリア１１の接合部で急に変化することを回避し、また応力集中によりもたらされる支持板１０の破断も回避できる。

一実施例では、前記開孔１４は長尺形開孔であり、長尺形開孔の４つの角が面取りに設計されてもよく、それにより応力集中を回避する。

また、更に、図６に参照されるように、前記開孔１４の延び方向の２つの対向する側辺が半楕円形であり、半楕円形側辺の長半軸ａの方向が開孔の延び方向と同じであり、短半軸ｂの方向が開孔の延び方向に垂直である。前記開孔の２つの半楕円形の焦点を結ぶ線の第３の長さがＬ１’であり、前記開孔の第１の長さＬ１＝Ｌ１’＋２ａである。

具体的には、本発明の実施例における湾曲エリア１２の幅Ｗは２０～４０ｍｍであり、湾曲エリア１２の各行の第２の長さＬ２は同じに保持されてもよく、第２の長さＬ２の値の範囲は４～６ｍｍであってもよい。

前記湾曲エリア１２の各領域のサイズ設計は表１に示すとおりである。

発明者は、シミュレーション実験を通じて、上記設計サイズの範囲内では、接着層が分離するというリスクを大幅に低減できることを見出した。湾曲エリアの幅Ｗが２９ｍｍである場合を例にして対照実験を行う。

本発明の実施例の前記半湾曲エリア１２１の開孔１４の第１の長さＬ１は、前記内湾曲エリア１２１１から前記移行エリア１２１３まで徐々に減少し、次に前記移行エリア１２１３から前記第１のサブ外湾曲エリア１０６まで徐々に増大し、前記半湾曲エリア１２１の湾曲の曲率半径は前記内湾曲エリア１２１１から前記移行エリア１２１３まで徐々に増大し、次に前記移行エリア１２１３から前記第１のサブ外湾曲エリア１０６まで徐々に減少する。

また、更に、前記半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向において、前記内湾曲エリア１２１１の複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さＬ１は徐々に減少し、前記複数のサブ内湾曲エリアの湾曲の曲率半径は徐々に減少する。前記第１のサブ外湾曲エリア１０６の湾曲の曲率半径は前記第２のサブ外湾曲エリア１０７の湾曲の曲率半径未満であり、前記第２のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記移行エリアの湾曲の曲率半径より大きい。上記開孔の設計によって、支持板が折畳みディスプレイスクリーンに適用される場合、その湾曲エリアで接着層が分離しやすくなるというリスクを低減できると同時に、その湾曲エリア全体の湾曲半径を最適とすることもできる。

［対照例］
図７、図８に示すように、図７は単一サイズの開孔設計であり、図８は図７の支持板の湾曲後のパターンである。ここで、各行の開孔１４の各特徴的なサイズは全て一致に保持され、すなわち、各行の開孔１４の第１の長さＬ１、第２の長さＬ２、第１の間隔Ｓ、第２の間隔Ｄは全て同じに保持され、具体的には、Ｌ２＝４．３ｍｍ、Ｌ１’＝２．８ｍｍ、Ｓ＝０．２ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、このような設計では、接着層の凝集力が最大の位置は図８中のＡ部となり、Ａ部で分離が発生するリスクが最も高い。このような開孔サイズの支持板の設計下では、８つのサブ湾曲エリアの最適湾曲半径は、Ｒ１＝３．４ｍｍ、Ｒ２＝３．８ｍｍ、Ｒ３＝４．８ｍｍ、Ｒ４＝７．０ｍｍ、Ｒ５＝１３．２ｍｍ、Ｒ６＝１４３．４ｍｍ、Ｒ７＝１４．６ｍｍ、Ｒ８＝７．０ｍｍである。

［本発明の実施例１］
図４及び図９に参照されるように、図９に示す開孔設計では、各行の第２の長さＬ２は同じであり、各行の間の第２の間隔Ｄは同じであり、内湾曲エリア１２１１の第１の長さＬ１は前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１より大きく、且つ前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１より大きく、前記移行エリア１２１３の第１の長さＬ１は前記外湾曲エリア１２１２の第１の長さＬ１未満である。

前記内湾曲エリア１２１１の第１の間隔Ｓは前記移行エリア１２１３の第１の間隔Ｓ未満であり、且つ前記外湾曲エリア１２１２の第１の間隔Ｓ未満であり、前記移行エリア１２１３の第１の間隔Ｓは前記外湾曲エリア１２１２の第１の間隔Ｓより大きい。

具体的には、第１のサブ内湾曲エリア１０１～第５のサブ内湾曲エリア１０５、移行エリア１２１３、第１のサブ外湾曲エリア１０６の幅はいずれも１．９ｍｍであり、第２のサブ外湾曲エリア１０７の幅は１．２ｍｍである。ここで、第１のサブ内湾曲エリア１０１は、Ｌ１’＝４．２４ｍｍ、Ｓ＝０．１６ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第２のサブ内湾曲エリア１０２は、Ｌ１’＝３．６５ｍｍ、Ｓ＝０．７５ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第３のサブ内湾曲エリア１０３は、Ｌ１’＝３．４ｍｍ、Ｓ＝１．０ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第４のサブ内湾曲エリア１０４は、Ｌ１’＝２．８ｍｍ、Ｓ＝１．６ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第５のサブ内湾曲エリア１０５は、Ｌ１’＝２．５ｍｍ、Ｓ＝１．９ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、移行エリア１２１３は、Ｌ１’＝１．９ｍｍ、Ｓ＝２．５ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第１のサブ外湾曲エリア１０６は、Ｌ１＝１．９５ｍｍ、Ｓ＝２．４５ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍである。上記開孔サイズ設計では、接着層の凝集力が最大の位置は図４中のＢ部であり、上記設計では、第１のサブ内湾曲エリア１０１～第５のサブ内湾曲エリア１０５、移行エリア１２１３、第１のサブ外湾曲エリア１０６の最適湾曲半径はそれぞれ、Ｒ１’＝２．７ｍｍ、Ｒ２’＝３．３ｍｍ、Ｒ３’＝５．２ｍｍ、Ｒ４’＝１４．４ｍｍ、Ｒ５’＝１９．４ｍｍ、Ｒ６’＝２１．８ｍｍ、Ｒ７’＝１１．９ｍｍ、Ｒ８’＝１１９．２ｍｍである。

図１４に参照されるように、図１４は、対照例と実施例１の接着層の最大凝集力の棒グラフであり、単一サイズの開孔設計に比べて、本実施例の開孔のサイズ設計は、接着層の最大凝集力を３７％低下させ、接着層が分離するというリスクを大幅に低減させることができ、且つ本実施例の開孔のパターン設計を採用すると、異なる湾曲エリアの湾曲半径も調整可能であり、湾曲エリア全体の湾曲後の占める空間を低減させ、装置全体の設計空間を向上させることができる。

図１０及び図９に参照されるように、実施例２と実施例１との区別は、実施例１では第２の間隔Ｄを一定に保持し、実施例２では、半湾曲エリアから非湾曲エリアに向かう方向に沿って、第２の間隔Ｄを徐々に増大することにより、開孔の縦方向間隔を増加し、開孔の先端部の間隔が小さすぎる（図９のＣ部を参照）ための、湾曲後のここでの応力が比較的大きく、比較的集中することを回避することである。

湾曲領域全体の最大凝集力が内湾曲エリアと外湾曲エリアの接合部にあるので、内湾曲エリアの前記移行エリアに近接する１つのサブ内湾曲エリアから第２の間隔Ｄを徐々に増大することができる。具体的には、第１のサブ内湾曲エリア１０１～第４のサブ内湾曲エリア１０４の第２の間隔Ｄは同じであり、第５のサブ内湾曲エリア１０５、移行エリア１２１３、第１のサブ外湾曲エリア１０６の第２の間隔Ｄは同じであり、且つ第１のサブ内湾曲エリア１０１～第４のサブ内湾曲エリア１０４の第２の間隔Ｄより大きい。

具体的には、本発明の実施例２：第１のサブ内湾曲エリア１０１～第５のサブ内湾曲エリア１０５、移行エリア１２１３、第１のサブ外湾曲エリア１０６の幅はいずれも１．９ｍｍであり、第２のサブ外湾曲エリア１０７の幅は１．２ｍｍである。ここで、第１のサブ内湾曲エリア１０１は、Ｌ１’＝４．２４ｍｍ、Ｓ＝０．１６ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第２のサブ内湾曲エリア１０２はＬ１’＝３．６５ｍｍ、Ｓ＝０．７５ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第３のサブ内湾曲エリア１０３はＬ１’＝３．４ｍｍ、Ｓ＝１．０ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第４のサブ内湾曲エリア１０４は、Ｌ１’＝２．８ｍｍ、Ｓ＝１．６ｍｍ、Ｄ＝０．１ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第５のサブ内湾曲エリア１０５は、Ｌ１’＝２．５ｍｍ、Ｓ＝１．９ｍｍ、Ｄ＝０．２５ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、移行エリア１２１３はＬ１’＝１．９ｍｍ、Ｓ＝２．５ｍｍ、Ｄ＝０．２５ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍであり、第１のサブ外湾曲エリア１０６はＬ１＝１．９５ｍｍ、Ｓ＝２．４５ｍｍ、Ｄ＝０．２５ｍｍ、ａ＝０．２ｍｍ、ｂ＝０．１ｍｍである。

図１１～図１３に参照されるように、図１１は対照例に対応する応力コンター図であり、図１２は実施例１に対応する応力コンター図であり、図１３は実施例２に対応する応力コンター図であり、対照例と上記実施例１、２に応力コンター図のシミュレートを行うことによって、得られた対照例における最大応力が７．６５７ｅ＋０２であり、実施例１における最大応力が９．３５２ｅ＋０２であり、実施例２における最大応力が７．６４４ｅ＋０２である。比較することを通じて明らかなように、実施例１を基に、実施例２では、更に半湾曲エリア１２１から前記非湾曲エリア１１に向かう方向に沿って、第２の間隔Ｄを徐々に増大することによって、接着層が凝集して分離するというリスクを低減できるだけでなく、湾曲後の支持板の応力も低減できる。

本発明の実施例における支持板の材料はＳＵＳ（ステンレス鋼）、銅合金及びその他の合金材料のうちの任意の１種を含む。

図３に参照されるように、本発明の実施例の前記支持板１０は、間隔を空けて分布している複数の切り欠き１５を更に含み、前記切り欠き１５は、前記開孔１４と前記湾曲エリアの自由辺とが交差して形成したものであり、それにより支持板１０の延び性を向上させ、前記自由辺は前記湾曲エリアの前記湾曲軸線に垂直なエッジである。

前記湾曲エリア１２は１つの中心線を含み、前記中心線は前記湾曲軸線１３に垂直であり、前記湾曲エリア１２は前記中心線に対して対称であり、それにより、湾曲エリア１２内の開孔と切り欠きの設計が対称的に設けられ、支持板の湾曲時の応力を均一に拡散させることができる。

図１５に参照されるように、本発明の実施例は折畳み表示装置１００を更に提供し、前記折畳み表示装置１００は、上記いずれか１つの実施例の前記支持板１０及び前記支持板１０の一方の側に設置されるフレキシブルディスプレイパネル３０を含む。前記折畳み表示装置１００は前記湾曲軸線１３に沿って湾曲し、具体的には、前記折畳み表示装置１００は内へ湾曲し、湾曲後の前記フレキシブルディスプレイパネル３０の２つのサブ表示面が対向する。

前記折畳み表示装置１００はリアパネル２０と偏光子４０を更に含み、前記リアパネル２０は前記フレキシブルディスプレイパネル３０の、前記支持板１０に近接する一方の側に設置され、前記偏光子４０は前記フレキシブルディスプレイパネル３０の、前記支持板１０から離れる一方の側に設置される。

前記フレキシブルディスプレイパネル３０は少なくとも１つの湾曲部と前記湾曲部の両側に位置する非湾曲部を含み、前記湾曲部は水滴状に湾曲してもよい。

ここで、前記湾曲部は前記支持板１０の湾曲エリア１２に対応し、前記湾曲部は支持板１０と同じ湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲部を含み、いずれか１つの前記半湾曲部は前記支持板１０の内湾曲エリア１２１１に対応する内湾曲部、及び前記支持板１０の外湾曲エリア１２１２に対応する外湾曲部を含む。

前記支持板１０が移行エリア１２１３を更に含む場合、前記フレキシブルディスプレイパネル３０の半湾曲部は前記移行エリア１２１３に対応する移行部を更に含む。

本発明の実施例の折畳み表示装置１００では、折畳み又は展開する過程において、前記フレキシブルディスプレイパネル３０の湾曲部と前記支持板１０の湾曲エリア１２は同じ湾曲形態を維持する。

前記フレキシブルディスプレイパネル３０はフレキシブルＯＬＥＤディスプレイパネルであってもよいが、これに制限されず、湾曲性能を有するその他のフレキシブルディスプレイパネルであってもよい。

折畳み表示装置１００におけるリアパネル２０、フレキシブルディスプレイパネル３０、支持板１０及び偏光子４０など多くのユニットは接着層を利用して密着する必要があり、従って、前記折畳み表示装置１００は更に複数層の接着層を含み、前記折畳み表示装置１００が湾曲しているときに、接着層の最大凝集力が内湾曲エリアと外湾曲エリアの接合部にあり、ここで接着層が分離するというリスクが最も高く、一方、本発明の実施例が提供する支持板１０は、接着層が分離するというリスクを低減できる。

支持板１０の内湾曲エリア１２１１の開孔密度を外湾曲エリア１２１２の開孔密度より大きく設計することによって、折畳み表示装置１００が湾曲しているときに接着層が内湾曲エリア１２１１と外湾曲エリア１２１２の接合部で分離するというリスクを低減でき、また、内湾曲エリア１２１１と外湾曲エリア１２１２の間で開孔密度が最小の移行エリア１２１３を設計することによって、支持板１０が湾曲するときに内湾曲から外湾曲への移行に適応するようにすることができ、接着層が分離するというリスクを更に低減させる。

理解できるものとして、当業者にとっては、本願の技術的解決手段及びその発明構想に基づき、同等置換又は変更を加えることができ、これらの変更又は置換は全て本願の添付特許請求の範囲の保護範囲に属すべきである。

１０ 支持板
１１ 非湾曲エリア
１２ 湾曲エリア
１３ 湾曲軸線
１２１ 半湾曲エリア
１２１１ 内湾曲エリア
１２１２ 外湾曲エリア
１２１３ 移行エリア
１０１ 第１のサブ内湾曲エリア
１０２ 第２のサブ内湾曲エリア
１０３ 第３のサブ内湾曲エリア
１０４ 第４のサブ内湾曲エリア
１０５ 第５のサブ内湾曲エリア
１０６ 第１のサブ外湾曲エリア
１０７ 第２のサブ外湾曲エリア
Ｌ１ 第１の長さ
Ｌ２ 第２の長さ
Ｓ 第１の間隔
Ｄ 第２の間隔
ａ 長半軸
ｂ 短半軸
１００ 折畳み表示装置
２０ リアパネル
３０ フレキシブルディスプレイパネル
４０ 偏光子
Ｌ１’ 第３の長さ
１４ 開孔
１５ 切り欠き

Claims (22)

1. 支持板であって、フレキシブルディスプレイパネルを支持することに用いられ、前記支持板は少なくとも１つの湾曲エリアと前記湾曲エリアの両側に位置する非湾曲エリアを含み、前記湾曲エリアは１つの湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲エリアを含み、いずれか１つの前記半湾曲エリアは、内湾曲エリアと外湾曲エリアを含み、
   前記内湾曲エリアは前記非湾曲エリアから離れる一端に位置し、
   前記外湾曲エリアは前記非湾曲エリアに近接する一端に位置し、且つ前記内湾曲エリアの湾曲方向と反対であり、
   前記半湾曲エリアは間隔を空けて分布している複数の開孔を含み、前記内湾曲エリアの開孔密度が第１の密度であり、前記外湾曲エリアの開孔密度が第２の密度であり、
   前記第１の密度は前記第２の密度より大きい、支持板。
2. 前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記内湾曲エリアの前記第１の密度は徐々に減少し、前記外湾曲エリアの前記第２の密度は徐々に減少する、請求項１に記載の支持板。
3. 前記半湾曲エリアは前記内湾曲エリアと前記外湾曲エリアとの間に設置された移行エリアを更に含み、前記移行エリアの開孔密度が第３の密度であり、前記第３の密度は前記第２の密度未満である、請求項２に記載の支持板。
4. 複数の前記開孔は複数行として分布しており、隣り合う２行の複数の前記開孔は千鳥状に配列されている、請求項３に記載の支持板。
5. 同一行にある隣り合う２つの前記開孔の間の間隔が第１の間隔であり、前記開孔の行方向における長さが第１の長さであり、前記開孔は、
   前記内湾曲エリアの第１の長さが前記移行エリアの第１の長さより大きく、且つ前記外湾曲エリアの第１の長さより大きく、前記移行エリアの第１の長さが前記外湾曲エリアの第１の長さ未満であるという条件、及び
   前記内湾曲エリアの第１の間隔が前記移行エリアの第１の間隔未満であり、且つ前記外湾曲エリアの第１の間隔未満であり、前記移行エリアの第１の間隔が前記外湾曲エリアの第１の間隔より大きいという条件のうちの少なくとも１つを満たす、請求項４に記載の支持板。
6. 隣り合う２行の複数の前記開孔の間の間隔が第２の間隔であり、前記半湾曲エリアの各行の間の前記第２の間隔が同じである、請求項５に記載の支持板。
7. 隣り合う２列の開孔の間の重なり領域の幅が第１の重なり幅であり、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記第１の重なり幅は正の数から負の数に徐々に減少する、請求項５に記載の支持板。
8. 隣り合う２行の複数の前記開孔の間の間隔が第２の間隔であり、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記第２の間隔は徐々に増大する、請求項５に記載の支持板。
9. 前記第１の長さと前記第１の間隔の和が第２の長さであり、前記半湾曲エリアの各行の前記第２の長さは同じである、請求項８に記載の支持板。
10. 前記内湾曲エリアは複数のサブ内湾曲エリアを含み、前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さは徐々に減少する、請求項９に記載の支持板。
11. 前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、複数の前記サブ内湾曲エリアの第２の間隔は同じである、請求項１０に記載の支持板。
12. 前記移行エリアの第２の間隔は前記外湾曲エリアの第２の間隔に等しい、請求項１１に記載の支持板。
13. 前記外湾曲エリアは前記非湾曲エリアから離れる第１のサブ外湾曲エリアと前記非湾曲エリアに近接する第２のサブ外湾曲エリアとを含み、前記外湾曲エリアの開孔は全て前記第１のサブ外湾曲エリア内に位置する、請求項１０に記載の支持板。
14. 前記半湾曲エリアの開孔の第１の長さは、前記内湾曲エリアから前記移行エリアまで徐々に減少し、次に前記移行エリアから前記第１のサブ外湾曲エリアまで徐々に増大し、前記半湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記内湾曲エリアから前記移行エリアまで徐々に増大し、次に前記移行エリアから前記第１のサブ外湾曲エリアまで徐々に減少する、請求項１３に記載の支持板。
15. 前記半湾曲エリアから前記非湾曲エリアに向かう方向において、前記内湾曲エリアの複数のサブ内湾曲エリアの第１の長さは徐々に減少し、前記複数のサブ内湾曲エリアの湾曲の曲率半径は徐々に減少する、請求項１４に記載の支持板。
16. 前記第１のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記第２のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径未満であり、前記第２のサブ外湾曲エリアの湾曲の曲率半径は前記移行エリアの湾曲の曲率半径より大きい、請求項１４に記載の支持板。
17. 前記開孔の行方向における長さは第１の長さであり、同一列に沿って配列された複数の前記開孔のうち、前記内湾曲エリアの第１の長さは前記移行エリアの第１の長さより大きく、且つ前記外湾曲エリアの第１の長さより大きく、前記移行エリアの第１の長さは前記外湾曲エリアの第１の長さ未満である、請求項４に記載の支持板。
18. 前記湾曲エリアは１つの中心線を含み、前記中心線は前記湾曲軸線に垂直であり、前記湾曲エリアは前記中心線に対して対称である、請求項１に記載の支持板。
19. 前記開孔は前記湾曲軸線の方向に沿って延びている長尺形開孔である、請求項１に記載の支持板。
20. 前記湾曲エリアは、間隔を空けて分布している複数の切り欠きを更に含み、前記切り欠きは前記開孔と前記湾曲エリアの前記湾曲軸線に垂直なエッジが交差して形成したものである、請求項１に記載の支持板。
21. 折畳み表示装置であって、支持板及び前記支持板の一方の側に設置されたフレキシブルディスプレイパネルを含み、前記支持板は少なくとも１つの湾曲エリアと前記湾曲エリアの両側に位置する非湾曲エリアを含み、前記湾曲エリアは１つの湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲エリアを含み、いずれか１つの前記半湾曲エリアは、内湾曲エリアと外湾曲エリアを含み、
    前記内湾曲エリアは、前記非湾曲エリアから離れる一端に位置し、
    前記外湾曲エリアは、前記非湾曲エリアに近接する一端に位置し、且つ前記内湾曲エリアの湾曲方向と反対であり、
    前記半湾曲エリアは間隔を空けて分布している複数の開孔を含み、前記内湾曲エリアの開孔密度が第１の密度であり、前記外湾曲エリアの開孔密度が第２の密度であり、前記第１の密度は前記第２の密度より大きく、
    前記フレキシブルディスプレイパネルは、少なくとも１つの湾曲部と前記湾曲部の両側に位置する非湾曲部を含み、前記湾曲部は前記支持板の湾曲エリアに対応し、前記湾曲部は、支持板と同じ湾曲軸線に沿って対称的に湾曲している２つの半湾曲部を含み、いずれか１つの前記半湾曲部は前記支持板の内湾曲エリアに対応する内湾曲部、及び前記支持板の外湾曲エリアに対応する外湾曲部を含む、折畳み表示装置。
22. 前記折畳み表示装置はリアパネルと偏光子を更に含み、
    前記リアパネルは、前記フレキシブルディスプレイパネルの、前記支持板に近接する一方の側に設置され、
    前記偏光子は、前記フレキシブルディスプレイパネルの、前記支持板と反対の一方の側に設置される、請求項２１に記載の折畳み表示装置。

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