JP2023502476A - Ahrアンタゴニストとしてのピリドピリミジノン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本開示は、式(Ia)の化合物及びその薬学的に許容できる塩、それを含む医薬組成物、それを調製する方法、それを調製するのに有用な中間化合物、並びに疾患、特に癌又は調節不全の免疫応答を有する病態若しくは異常なAHRシグナリングと関連する他の障害の治療又は予防の方法に関する。これらの化合物は、少なくとも1つの追加の療法と組み合わせて投与される場合癌を治療するのにも有用であり得る。【化108】JPEG2023502476000348.jpg44167

Description

本願は、2019年11月22日に出願された米国特許出願第62/939,377号明細書、2020年7月10日に出願された米国特許出願第63/050,416号明細書、及び2020年10月13日に出願された米国特許出願第63/091,192号明細書の優先権を主張し、それらを参照により本明細書に全体として組み込む。
式(Ia)の新規3,6,8-三置換ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン化合物及びその薬学的に許容できる塩、前記化合物及び塩を調製する方法、前記化合物及び塩を調製するのに有用な中間化合物、前記化合物及び塩を含む医薬組成物、並びに疾患、特に癌又は調節不全の免疫応答を有する病態若しくは異常なAHRシグナリングと関連する他の障害の治療又は予防のために前記化合物及び塩を使用する方法が本明細書に開示される。少なくとも1種のそのような化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩並びに少なくとも1つの追加の療法を含む組成物並びに少なくとも1種のそのような化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩並びに少なくとも1つの追加の療法を投与することを含む癌を治療する方法も本明細書に開示される。
Figure 2023502476000002
芳香族炭化水素受容体(AHR)は、サイトゾル中に位置する、塩基性ヘリックスループヘリックス/Per-Arnt-Sim(bHLH/PAS)ファミリーに属するリガンド活性化転写因子である。リガンド結合時に、AHRは核に移動し、そこでARNT(AHR核内輸送体)とヘテロ二量体化し、それと同時にAHR応答遺伝子のDRE(ダイオキシン応答配列)と相互作用して、それらの転写を調節する。AHRは、環境毒素と結合し、それらの除去に必要なシトクロムP450酵素(例えば、CYP1A1、CYP1A2、及びCYP1B1)などの代謝機構を誘導することが最もよく知られている(Reyes et al.,Science,1992,256(5060):1 193-5)。生体異物によるAHRの活性化は、胚発生、腫瘍形成、及び炎症などの多くの細胞プロセスにおけるその役割を示した。
AHRは、樹状細胞(DC)、マクロファージ、T細胞、及びNK細胞を含む免疫系の多くの細胞中で発現され、免疫制御において重要な役割を果たしている(Nguyen et al.,Front.Immunol.,2014,5:551)。古典的な外因性AHRリガンドのTCDD及び3-メチルコラントレンは、例えば、甚大な免疫抑制を誘導し、発癌を促進し、腫瘍成長を誘導することが知られている(Gramatzki et al.,Oncogene,2009,28(28):2593-605;Bui et al.,Oncogene,2009,28(41):3642-51;Esser et al.,Trends Immunol.,2009,30:447-454)。免疫抑制の状況において、AHR活性化は、制御性T細胞生成を促進し、Th1及びTh17分化を直接的及び間接的に阻害し、DCの活性化及び熟成を減少させる(Wang et al.,Clin.Exp.Immunol.,2014,177(2):521-30;Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8;Wei et al.,Lab.Invest.,2014,94(5):528-35;Nguyen et al.,PNAS,2010,107(46):19961-6)。AHR活性化は自然免疫応答を調節し、構成性のAHR発現は、ウイルス感染に対する1型インターフェロン応答に負の調節を行うことが示された(Yamada et al.,Nat.Immunol.,2016,17(6):687-94)。さらに、自然に構成的活性型AHRを有するマウスは腫瘍を発症する(Andersson et al.,PNAS,2002,99(15):9990-5)。
生体異物の他に、AHRはトリプトファン分解の代謝産物とも結合できる。キヌレニン及びキヌレン酸などのトリプトファン代謝物は、生理的条件下でAHRを活性化する内因性AHRリガンドである(DiNatale et al.,Toxicol.Sci.,2010,115(1):89-97;Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8;Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203)。他の内因性リガンドは、その生理学的役割が現在未知であるが、AHRと結合することが知られている(Nguyen&Bradfield,Chem.Res.Toxicol.,2008,21(1):102-116)。
キヌレニン及びトリプトファン分解の免疫抑制性は充分に記述されており、癌関連免疫抑制に関与している。酵素インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ1及び2(IDO1/IDO2)並びにトリプトファン-2,3-ジオキシゲナーゼ2(TDO2)は、トリプトファン代謝の第1の律速の工程を触媒することを担当している。腫瘍及び腫瘍排出リンパ節中のトリプトファンのIDO1/2介在性分解は抗腫瘍免疫応答を減少させ、IDOの阻害は、動物モデルにおいて腫瘍形成を抑制できる(Uyttenhove et al.,Nat.Med.,2003,9(10):1269-74;Liu et al.,Blood,2005,115(17):3520-30;Muller et al.,Nat.Med.,11(3):312-9;Metz,Cancer Res.,2007,67(15):7082-7)。
TDO2は癌の中にも強く発現され、免疫抑制性のキヌレニンの産生をもたらすことができる。グリオーマにおいて、TDOにより介在されるトリプトファン分解の下流のキヌレニンによるAHRの活性化は、抗腫瘍免疫応答の阻害並びに腫瘍細胞生存及び運動性の直接の促進の結果として腫瘍成長を増大させる(Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203)。したがって、腫瘍細胞により生じるAHRリガンドは、自己分泌及び傍分泌の両方の方法でそれぞれ腫瘍細胞及びリンパ球に対して作用して腫瘍成長を促進する。
追加の療法は、AhRと組み合わせた癌の治療において有用であり得る。免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が癌治療に使用されて、宿主の免疫応答を増大させてきた。ICI標的の非限定的な例としては、プログラムされた死1(PD-1)、PD-1のリガンド(PD-L1)、及び細胞傷害性Tリンパ球抗原4(CTLA-4)がある。
PD-1は、活性化されたT細胞、B細胞、樹状細胞(DC)、及びナチュラルキラー細胞(NK)により高度に発現されるが、PD-L1は数種の腫瘍細胞上に発現され得る。
ICIは、メラノーマ、非小細胞肺癌、腎細胞癌、頭頸部扁平上皮癌、ホジキンリンパ腫、尿路上皮癌、小細胞肺癌、食道扁平上皮癌、子宮頸癌、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、MSI-H/dMMR大腸癌、肝細胞癌、メルケル細胞癌、トリプルネガティブ乳癌、及び皮膚扁平上皮癌の治療に、食品医薬品局により現在認可されている。
Reyes et al.,Science,1992,256(5060):1 193-5 Nguyen et al.,Front.Immunol.,2014,5:551 Gramatzki et al.,Oncogene,2009,28(28):2593-605 Bui et al.,Oncogene,2009,28(41):3642-51 Esser et al.,Trends Immunol.,2009,30:447-454 Wang et al.,Clin.Exp.Immunol.,2014,177(2):521-30 Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8 Wei et al.,Lab.Invest.,2014,94(5):528-35 Nguyen et al.,PNAS,2010,107(46):19961-6 Yamada et al.,Nat.Immunol.,2016,17(6):687-94 Andersson et al.,PNAS,2002,99(15):9990-5 DiNatale et al.,Toxicol.Sci.,2010,115(1):89-97 Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8 Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203 Nguyen&Bradfield,Chem.Res.Toxicol.,2008,21(1):102-116
本開示は、式(I)若しくは式(Ia)の新規3,6,8-三置換ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン及び/又はその薬学的に許容できる塩に関する。本開示の化合物は、驚くべきことに、効果的にAHRを阻害することが見出され、したがって、外因性及び内因性AHRリガンドが、調節不全の免疫応答、制御されていない細胞成長、腫瘍細胞の増殖及び/若しくは生存、癌の状況における免疫抑制、不適当な細胞性免疫応答、若しくは不適当な細胞炎症反応を誘導する癌及び/若しくは他の病態、又は制御されていない細胞成長、腫瘍細胞の増殖及び/若しくは生存、癌の状況における免疫抑制、不適当な細胞性免疫応答、若しくは不適当な細胞炎症反応を伴う疾患、特に、制御されていない細胞成長、腫瘍細胞の増殖及び/若しくは生存、癌の状況における免疫抑制、不適当な細胞性免疫応答、若しくは不適当な細胞炎症反応が、AHRにより介在される疾患、例えば、液体及び固形腫瘍、及び/又はその転移、例えば、脳腫瘍及び脳転移を含む頭頸部腫瘍、非小細胞及び小細胞肺腫瘍を含む胸郭の腫瘍、結腸、結腸直腸、及び膵臓腫瘍を含む胃腸腫瘍、肝腫瘍、内分泌腫瘍、***及び他の婦人科腫瘍、腎臓、膀胱及び前立腺腫瘍を含む泌尿器腫瘍、皮膚腫瘍、並びに肉腫、並びに/又はその転移などの治療又は予防に使用され得る。
本開示は、式(I)又は式(Ia)の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー(entity)を含む医薬組成物にも関する。本開示は、本開示の少なくとも1種の化合物、その薬学的に許容できる塩、及び/又は医薬組成物を投与することを含む、治療の方法にも関する。いくつかの実施形態において、本開示は、AHRシグナリングにより介在される疾患又は病態を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本開示は、異常なAHRシグナリングと関連する疾患又は病態を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本開示は、AHRシグナリングにより介在される癌細胞増殖を阻害する方法を提供する。
CT26 Balb/Cマウスを使用するインビボ同系モデル試験の投与レジメンを示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物7番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物7番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物46番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を示す。 抗PD-L1療法に抵抗性がある同系結腸癌マウスモデルでのビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物46番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を示す。 CD1マウスでの1mg/kg IV及び10mg/kg PO後の化合物46番の経時的な平均血漿濃度のプロットを示す。 SDラットでの1mg/kg IV及び3mg/kg PO後の化合物46番の経時的な平均血漿濃度のプロットを示す。 CD1マウスでの1mg/kg IV及び10mg/kg PO後の化合物9番の経時的な平均血漿濃度のプロットを示す。 SDラットでの1mg/kg IV及び3mg/kg PO後の化合物9番の経時的な平均血漿濃度のプロットを示す。
本明細書で使用される通り、用語「薬学的に許容できる塩」は、本明細書に定義される通り薬学的に許容できるものであり、親化合物の所望の薬理活性を有する塩を指す。薬学的に許容できる塩の非限定的な例としては、非限定的な例として塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、及びリン酸がある無機酸から誘導されるもの並びに非限定的な例として酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、ステアリン酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、サリチル酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、及び乳酸がある有機酸から誘導されるものがある。
薬学的に許容できる塩の追加の非限定的な例としては、親化合物中の酸性プロトンが、非限定的な例としてアルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンがある金属イオンにより置換される場合に形成されるもの並びに親化合物中に存在する酸性プロトンが、アンモニウムイオン、一級アンモニウムイオン、二級アンモニウムイオン、三級アンモニウムイオン、又は四級アンモニウムイオンにより置換される場合に形成されるものがある。アルカリ金属及びアルカリ土類金属の非限定的な例としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉄、及びマンガンがある。薬学的に許容できる塩の追加の非限定的な例としては、1つ以上の対イオン及び双性イオンを含むものがある。
本明細書に提供される範囲は、その範囲内の全ての値の簡略した表現であると理解される。例えば、1~50の範囲は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、又は50からなる群からのあらゆる数字、数字の組合せ、又はその部分範囲を含むように理解される。範囲内の値が本明細書において具体的に呼ばれていないとしても、同じ規則が、本明細書に記載されるあらゆる他の範囲に当てはまる。
本明細書で使用される通り、用語「チェックポイント阻害剤」及び「チェックポイント阻害剤療法」は、1つ以上の阻害性経路を阻害し、それにより、より大規模な免疫活性を可能にするあらゆる小分子化学化合物、抗体、核酸分子、若しくはポリペプチド、又はこれらの任意の断片を含む、あらゆる治療剤を指すように互換的に使用される。いくつかの実施形態において、チェックポイント阻害剤療法は、少なくとも1種のチェックポイント阻害剤を、そのような治療を必要とする患者に投与することを含む。
用語「化合物」は、本明細書で使用される場合特記されない限り、一群の立体異性体(例えば、一群のラセミ体、一群のシス/トランス立体異性体、又は一群の(E)及び(Z)立体異性体)として同一の化学構造を有する一群の分子を指す。したがって、本化合物及び塩の幾何学的及びコンフォメーション混合物は本開示の範囲内にある。特記されない限り、本開示の化合物の全互変異性形態は本開示の範囲内にある。
本明細書で使用される「立体異性体」はエナンチオマー及びジアステレオマーを指す。
本明細書で使用される用語「互変異性体」は、平衡状態で共に存在し、分子内の原子又は基の移動により容易に相互変化する化合物の2つ以上の異性体の1つを指す。
別途示されない限り、本明細書で使用される化学基又は部分を記述するのに使用される命名法は、名称を左から右に読んで、分子の残りへの結合点が名称の右側にあるという慣例に従う。例えば、基「(C1~3アルコキシ)C1~3アルキル」は、アルキル末端で分子の残りに結合する。さらなる例としては、結合点がエチル末端にあるメトキシエチル及び結合点がアミン末端にあるメチルアミノがある。
別途示されない限り、化学基が、「-」により示される末端結合部分を有するその化学式又は構造により記述されている場合、「-」が結合点を表すと理解されるだろう。いくつかの実施形態において、波線(すなわち
Figure 2023502476000003
)が結合点を表現する。
本明細書で使用される通り、「アシル」又は「アルカノイル」は、式RCO-を有する官能基であり、式中、Rは、カルボニル官能基の炭素原子に単結合により結合し、「-」は分子の残りへの結合点を示す。アシルの非限定的な例としては、ホルミル(HC(O)-、メタノイルとも呼ばれる)、アセチル(CHC(O)-、エタノイルとも呼ばれる)、及びベンゾイル(PhC(O)-)がある。
本明細書で使用される用語「アルキル」又は「脂肪族」は、完全飽和であり、分子の残りへの単一の結合点を有する直鎖(すなわち非分岐)又は分岐鎖の、置換又は非置換の炭化水素鎖を意味する。特記されない限り、アルキル基は、1~20個のアルキル炭素原子の炭化水素鎖である。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~12個の炭素原子を含む(C~C12)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~4個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、環式アルキル基は3~6個の炭素原子を含む(C~C)。置換及び非置換の直鎖、分岐鎖、及び環式アルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、シクロプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ヒドロキシメチル、クロロメチル、フルオロメチル、トリフルオロメチル、アミノメチル、2-アミノエチル、3-アミノプロピル、4-アミノブチル、ジメチルアミノメチル、2-ジメチルアミノエチル、3-ジメチルアミノプロピル、4-ジメチルアミノブチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、トリフルオロエチル、及びトリフルオロプロピルがある。
本明細書で使用される「アルコキシ」は、主な炭素鎖に酸素(「アルコキシ」)原子により結合している先に定義されたアルキル基を指す。
本明細書で使用される「ハロ」及び「ハロゲン」は交換可能であり、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)、及びヨード(I)などのハロゲン原子を指す。
「ハロアルキル」は、1つ以上のハロ原子(F、Cl、Br、I)により置換されたアルキル基を指す。例えば、「フルオロメチル」は、1つ以上のフルオロ原子により置換されたメチル基(例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、又はトリフルオロメチル)を指す。
「ハロアルコキシ」は、1つ以上のハロ原子(F、Cl、Br、I)により置換されたアルコキシ基を指す。例えば、「フルオロメトキシ」は、1つ以上のフルオロ原子により置換されたメトキシ基(例えば、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、又はトリフルオロメトキシ)を指す。
「ヒドロキシアルキル」は、1つ以上のヒドロキシ基(-OH)により置換されたアルキル基を指す。
本明細書において互換的に使用される用語「シクロアルキル」及び「シクロアルキル基」は、分子の残りへの単一の結合点を有する、3~12個の炭素原子の環式飽和一価炭化水素基を指す。シクロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は3~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は3~6個の炭素原子を含む(C~C)。置換及び非置換のシクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルがある。
本明細書において互換的に使用される用語「アルキレン」及び「アルキレン基」は、1~12個の炭素原子(C~C12)を含む飽和二価(すなわち、分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキレン基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルキレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキレン基の非限定的な例としてはメチレン及びエチレンがある。
本明細書において互換的に使用される用語「アルケニル」及び「アルケニル基」は、2~8個の炭素原子を含み(C~C)少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp2炭素-炭素二重結合)を有する一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルケニル基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルケニル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルケニル基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルケニル基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルケニル基は、E配置もZ配置も有し得る。アルケニル基の非限定的な例としては、エテニル(ビニルとも呼ばれる)、1-プロペニル、iso-プロペニル、及び2-クロロエテニルがある。
本明細書において互換的に使用される用語「アルケニレン」及び「アルケニレン基」は、少なくとも1つの不飽和部位(例えば、sp2炭素-炭素二重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の二価(すなわち分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルケニレン基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルケニレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキレン基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキレン基はE配置もZ配置も有し得る。アルケニル基の非限定的な例はエテニレン(ビニレンとも呼ばれる)である。
本明細書において互換的に使用される用語「アルキニル」及び「アルキニル基」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp炭素-炭素三重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキニル基は直鎖でも分岐鎖でもよい。アルキニル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキニル基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキニル基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキニル基の非限定的な例はエチニルである。
本明細書において互換的に使用される用語「アルキニレン」及び「アルキニレン基」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp炭素-炭素三重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の二価(すなわち分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキニレン基は直鎖でも分岐鎖でもよい。アルキニレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキニレン基の非限定的な例はエチニレンである。
本明細書で使用される通り、「芳香族基」又は「芳香環」は、[4n+2]個のp軌道電子で構成された非局在化されたπ電子軌道を有する共役した平面環系を含む化学基を指し、式中nは0~6の整数である。芳香族基の非限定的な例としてはアリール及びヘテロアリール基がある。
本明細書において互換的に使用される用語「アリール」及び「アリール基」は、6~20個の炭素原子(C~C20)の一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)芳香族炭化水素基を指す。アリール基は、非置換でも置換されていてもよい。非置換及び置換のアリール基の非限定的な例としては、フェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-メチルフェニル、3-メチルフェニル、4-メチルフェニル、2-クロロフェニル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、2-ヒドロキシフェニル、3-ヒドロキシフェニル、4-ヒドロキシフェニル、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-フェノキシフェニル、3-フェノキシフェニル、4-フェノキシフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-ジメチルアミノフェニル、3-ジメチルアミノフェニル、4-ジメチルアミノフェニル、3-メチルスルホニルフェニル、4-メチルスルホニルフェニル、3-アミノフェニル、3-メチルアミノフェニル、3-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル、2-トリフルオロメチルフェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、2-イソプロピルフェニル、3-イソプロピルフェニル、4-イソプロピルフェニル、1-ナフチル、及び2-ナフチルがある。
本明細書で使用される用語「ヘテロアルキル」は、鎖中の炭素原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子に置き換えられているアルキル基を指す。ヘテロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。
本明細書において互換的に使用される用語「ヘテロシクロアルキル」、「複素環」、「ヘテロシクリル」、及び「複素環基」は、環原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子である、3~20個の原子の飽和又は部分不飽和環系を指す。ヘテロシクロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は3~10個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は3~7個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は単環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は縮合環を含む。非置換及び置換のヘテロシクロアルキル基の非限定的な例としては、ピロリジニル、N-メチルピロリジニル、アゼチジニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、3-ヒドロキシピロリジニル、3-メトキシピロリジニル、及びベンゾジオキソリルがある。
本明細書において互換的に使用される用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロアリール基」は、環原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子である、3~20個の原子の芳香環系を指す。ヘテロアリール基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5~20個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5~9個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は6個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は7個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は単環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は縮合環を含む。ヘテロアリール基の非限定的な例としては、ピリジニル、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、2-チエニル、3-チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、3-メチル-1,2,4-オキサジアゾリル、3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、フロピリジニル、及び1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニルがある。ヘテロアリール基の非限定的な例としては、
Figure 2023502476000004
がある。
本明細書で使用される句「任意選択で置換された」は、「置換されて」いることもいないこともあることを意味する。本明細書で使用される用語「置換された」は、基の上の(アルキル基、アルキレン基、アルケニル基、アルケニレン基、アルキニル基、アルキニレン基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、又はヘテロアリール基の上など)1つ以上の水素原子の1つ以上の置換基による置換えを指す。1つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としては、ハロゲン、ヒドロキシル、及びアミノがある。2つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としては、オキソ及びメテンがある。3つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としてはニトリルがある。
置換基の追加の非限定的な例としては
~C直鎖、分岐鎖、及び環式アルキル基、その非限定的な例としては、メチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、シクロプロピル、n-ブチル sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルがある;
~C直鎖、分岐鎖、及び環式アルケニル基、その非限定的な例としては、エテニル(ビニルとも呼ばれる)、1-プロペニル、及びiso-プロペニルがある;
~C直鎖及び分岐鎖アルキニル基、その非限定的な例としてはエチニルがある;
置換及び非置換アリール基、その非限定的な例としては、フェニル、2-フルオロフェニル、3-メチルフェニル、4-クロロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3-ヒドロキシフェニル、4-シアノフェニル、2-ジメチルアミノフェニル、3-メチルスルホニルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、3-イソプロピルフェニル、1-ナフチル、及び2-ナフチルがある;
置換及び非置換複素環基、その非限定的な例としては、ピロリジニル、N-メチルピロリジニル、アゼチジニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、3-ヒドロキシピロリジニル、及び3-メトキシピロリジニルがある;
置換及び非置換ヘテロアリール基、その非限定的な例としては、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、フリル、2-チエニル、3-チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、3-メチル-1,2,4-オキサジアゾリル、3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾチアゾリル、及び1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニルがある;
-(CROR、その非限定的な例としては、-OH、-OCH、-OCHOH、及び-OCHCHがある;
-(CR)zN(R)(R)、その非限定的な例としては、-NH、-NHCH、-N(CH、-CHNH、-CHNHCHがある、
ハロゲン原子、その非限定的な例としては、フッ素原子(-F)及び塩素原子(-Cl)がある;
-(CRCN;
-(CRNO
-CH(式中、Xはハロゲン原子であり、x+yは合計で3になる)、その非限定的な例としては、-CHF、-CHF、及び-CFがある;
-(CRC(O)R、その非限定的な例としては、-COCH、-COCHCH、及び-CHCOCHがある;
-(CRC(O)OR、非限定的な例としては、COH、-COCH、-COCHCH、及び-CHCOCHがある、
-(CRC(O)N(R)(R)、その非限定的な例としては、-CONH、-CONHCH、-CON(CH、-CHCONH、-CHCONHCH、-CHCON(CHがある;
-(CRSO;その非限定的な例としては、-SOH、-SOCH、-CHSOH、-CHSOCH、-SO、及び-CHSOがある;並びに
-(CRSO;その非限定的な例としては、-SOH、-SOCH、-CHSOH、-CHSOCH、-SO、及び-CHSOがある;
があり、
式中、R及びRのそれぞれは、水素及び置換又は非置換のC~C直鎖、分岐鎖、又は環式アルキルから独立に選択され、R及びRのそれぞれは、水素、置換若しくは非置換のC~C直鎖、分岐鎖、若しくは環式アルキル、及びアリールから選択されるか、又はRとRは共に、3~7個の原子を含む環系を形成し、zは、0、1、2、3、及び4から選択される。
本明細書で使用される通り、用語「医薬組成物」は、有効成分の生物学的活性が有効であるような形態にあり、組成物が投与されるだろう対象にとって許容できないほど有毒である追加成分を含まない調製物を指す。いくつかの実施形態において、そのような組成物は滅菌されていることがある。
「薬学的に許容できる塩」及び「薬学的に許容できる賦形剤」において本明細書で使用される用語「薬学的に許容できる」は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応など無しに、ヒト及び他の哺乳動物の組織と接触して使用するのに好適であり、妥当なベネフィット/リスク比に釣り合う成分を指す。
句「薬学的に許容できる賦形剤」は、溶媒、分散媒、希釈剤、分散液、懸濁助剤、界面活性剤、等張剤、増粘剤又は乳化剤、保存剤、ポリマー、ペプチド、タンパク質、細胞、ヒアルロニダーゼ、及びこれらの混合物から選択される薬学的に許容できる材料を指すように本明細書で使用される。いくつかの実施形態において、溶媒は水性溶媒である。
「治療」、「治療する」、及び「治療すること」は、本明細書に記載される病状又は障害を逆転させ、緩和し(例えば、1つ以上の症状を緩和すること)、及び/又はその進行を遅延させることを指す。
用語「疾患」及び「障害」は本明細書において互換的に使用され、機能の性能を中断若しくは妨害し、且つ/又は患っている人若しくは人と接触する人々に不快感、機能不全、苦痛などの症状、若しくは死亡すら起こす体又は器官の一部の状態のあらゆる変更を指す。疾患又は障害は、病気(distemper)、患っている(ailing)、病気(ailment)、病弊(malady)、病気(sickness)、病気(illness)、病状(complaint)、不快(indisposition)、又は疾病(affection)にも関連し得る。
本明細書で使用される「対象」は、哺乳動物の対象などの動物対象、及び特にヒトを指す。
本明細書で使用される通り、用語「投与すること」は、化合物、塩、及び/又は組成物の所望の部位又は組織位置での少なくとも部分的な局在化をもたらす方法又は経路による、化合物、その薬学的に許容できる(accecptable)塩、及び/又は医薬組成物の、哺乳動物の組織又は対象内への配置を指す。
本明細書で使用される用語「治療上有効な量」は、それが投与される目的である所望の効果(例えば、AhRシグナリングにより介在される疾患若しくは病態の症状の改善、そのような疾患若しくは病態若しくはその症状の重症度の低下、及び/又は上記のいずれか1つの進行の減少)を生み出す化合物又は塩の量を指す。有効な投与量の正確な量は治療の目的に依存し、公知の技法を使用して当業者により確認可能だろう(例えば、Lloyd(1999)The Art,Science and Technology of Pharmaceutical Compoundingを参照されたい)。
当業者であれば、化合物の量が開示される場合、化合物の薬学的に許容できる塩形態の関連する量は、化合物の遊離塩基の量に等しい量であることを認識するだろう。本明細書に開示される化合物及び薬学的に許容できる塩の量は、関連する化合物の遊離塩基形態に基づいている。例えば、「式I又はIaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される10mgの少なくとも1種のエンティティー」は、10mgの式I若しくはIaの化合物又は10mgの式I若しくはIaの関連する化合物に等しい量の式I若しくはIaの化合物の薬学的に許容できる塩を指す。
本開示の化合物又は組成物の「有効性」は、本開示の実施例に記載のものを含む、当業者に公知である任意の方法により評価できる。有効性は、インビトロ(培養細胞中の生化学的及び/又は生物学的)及び/又はインビボで確立できる。インビトロの有効性を使用して、動物における、又はヒト対象における、ある程度のインビボの有効性を外挿又は予測できる。基準又は標準又は比較が使用され得る。本開示及び請求項の状況での受容体(AhRなどの)、及び/又は酵素により介在されるシグナリングを阻害することの「有効な」という用語は、下流分子の活性化又は公知の生物学的効果を単位として、受容体の活性並びに/又はシグナル伝達経路の活性化及び伝搬を、ベースライン活性に対して検出可能又は測定可能な量だけ減少させる/活性化させることを意味する。これは、インビトロでもインビボでも評価でき、場合によっては、活性又は利益がインビボであり得るところまで当業者により外挿され得る。いくつかの実施形態において、減少又は活性化は、例えば、少なくとも5%、少なくとも10%、20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、又は約100%を含む、本開示の化合物への曝露がない状態での活性に対する減少又は活性化のパーセンテージを単位として測定される。活性はまた、ある範囲、例えば、5~10%、10~20%、及び1%と100%の間の任意の他の範囲区間内に入り得る。ある量は、化合物又は塩が投与される対象になんらかの利益を生み出すならば、インビボで「有効」である。
式(I)の化合物:
Figure 2023502476000005
及びその薬学的に許容できる塩が本明細書に開示される
(式中:
及びRのそれぞれは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから独立に選択され;且つ
は、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから独立に選択される)。
いくつかの実施形態において、Rはジアルキルアミンである。いくつかの実施形態において、Rはジエチルアミンである。
式Iaの化合物:
Figure 2023502476000006
及びその薬学的に許容できる塩も本明細書に開示される
(式中:
環Aは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
いくつかの実施形態において、環Aは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例の(1 to 5 instances of)Rにより独立に任意選択で置換されている。
いくつかの実施形態において、環Bは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されている。
いくつかの実施形態において、Rは、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、ここで、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されている。
いくつかの実施形態において、各R’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択される。
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択される。
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、各R’’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、環Aは、6~10員アリール、5~8員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
環Bは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
Rは、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、ここで、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
各R’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択され;且つ
各R’’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された3~10員シクロアルキルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される。
いくつかの実施形態において、環Aは、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル(isothiazoyl)、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルから選択され、ここで、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。
いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたピリジニルである。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロシクロアルキルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルから選択され、ここで、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたピペリジニル又はモルホリノである。
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択される。いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択される。いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択される。いくつかの実施形態において、各R’’は、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択され;且つ
各R’’は、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される。
いくつかの実施形態において、環Bは、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Bは、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、環Bは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Bは、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジノニル、及びピリミジニルから選択され、ここで、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。いくつかの実施形態において、環Bは、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルから選択され、ここで、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。
いくつかの実施形態において、環Aは、
Figure 2023502476000007
から選択される。
いくつかの実施形態において、環Aは、
Figure 2023502476000008
から選択される。
いくつかの実施形態において、環Aは、
Figure 2023502476000009
から選択される。
いくつかの実施形態において、環Bは、
Figure 2023502476000010
から選択される。
いくつかの実施形態において、環Bは、
Figure 2023502476000011
からである(is from)。
いくつかの実施形態において、環Bは、
Figure 2023502476000012
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、
Figure 2023502476000013
から選択される。
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、
Figure 2023502476000014
から選択される。
式Ibの化合物:
Figure 2023502476000015
及びその薬学的に許容できる塩も本明細書に開示される
(式中:
環Aは、任意選択で置換されたヘテロアリール及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bは、任意選択で置換されたヘテロアリール及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
いくつかの実施形態において、本開示は、表1に列挙される1種以上の化合物に関する。
Figure 2023502476000016
Figure 2023502476000017
Figure 2023502476000018
Figure 2023502476000019
Figure 2023502476000020
Figure 2023502476000021
Figure 2023502476000022
Figure 2023502476000023
Figure 2023502476000024
Figure 2023502476000025
Figure 2023502476000026
Figure 2023502476000027
Figure 2023502476000028
Figure 2023502476000029
Figure 2023502476000030
Figure 2023502476000031
Figure 2023502476000032
Figure 2023502476000033
Figure 2023502476000034
Figure 2023502476000035
Figure 2023502476000036
Figure 2023502476000037
Figure 2023502476000038
Figure 2023502476000039
Figure 2023502476000040
Figure 2023502476000041
Figure 2023502476000042
いくつかの実施形態において、本開示は、以下の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される1種以上の化合物に関する:
(i)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iii)(S)-8-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(v)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(viii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(x)6,8-ジ(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xi)(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiii)6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiv)8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xv)6-(4-クロロフェニル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvi)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xviii)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xx)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxi)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiv)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-フェニルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxviii)3-メチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxix)Rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((trans)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxi)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxii)rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((cis)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiv)(S)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxv)(S)-6,8-ビス(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvi)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvii)(S)-8-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxviii)6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxix)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xl)(S)-3-(1-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イル)-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xli)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlv)(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlviii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlix)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(l)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(li)(S)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lii)メチル(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリネート
(liii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(イソチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(liv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxi)6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(4-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvi)(S)-6-(2-シクロプロピルチアゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-イソプロピルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxviii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ビス(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxi)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxii)3-(2-ヒドロキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiv)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvii)(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxviii)(S)-6,8-ビス(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxix)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxi)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxii)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiii)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxviii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xc)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xci)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピペリジン-1-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcv)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvi)(3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvii)3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcviii)(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcix)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(c)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ci)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cii)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ciii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(civ)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cviii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cix)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cx)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxii)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxv)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxvi)メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート
(cxvii)6-(4-クロロフェニル)-3-(4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxviii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxix)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxx)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxi)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxii)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxv)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvi)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvii)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxviii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxix)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxx)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxi)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvii)(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸
(cxxxviii)(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(cxxxix)(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド
(cxl)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxli)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlviii)(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cl)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピロリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cli)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliii)(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルピリミジン-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxiv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxv)(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリン酸
(clxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-メチルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxviii)3,8-ジ(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxix)8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxx)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxiii)3-シクロペンチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxiv)3-フェニル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxv)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxvi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxviii)(S)-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(clxxix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxiii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxiv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-モルホリノ-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxviii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxc)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリミジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxci)(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcii)(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N,N-ジメチル-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-カルボキサミド
(cxciv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メトキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メトキシエチル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン。
式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩は医薬組成物に組み込むことができる。いくつかの実施形態において、本開示は、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーを含む医薬組成物に関する。いくつかの実施形態において、本開示は、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーから基本的になる医薬組成物に関する。
いくつかの実施形態において、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーは、少なくとも1つの追加の療法と組み合わせて投与できる。いくつかの実施形態において、少なくとも1つの追加の療法は、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)から選択される。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つの追加の療法は、抗CTLA-4化合物、抗PD-1化合物、及び抗PDL-1化合物から選択される。いくつかの実施形態において、少なくとも1つの追加の療法は、ペムブロリズマブ(Keytruda);ニボルマブ(Opdivo);イピリムマブ(Yervoy);アベルマブ(Bavencio);アテゾリズマブ(Tecentriq);デュルバルマブ(Imfinzi);セミプリマブ(LBTAYO);シンチリマブ(Tyvyt);トリパリマブ(Tuoyi);カムレリズマブ(AiRuiKa);スパルタリズマブ;及びチスレリズマブから選択される。いくつかの実施形態において、少なくとも1つの追加の療法は、抗LAG-3(リンパ球活性化遺伝子-3)化合物;抗TIM-3(T細胞免疫グロブリン及びムチンドメイン含有-3)化合物;抗TIGIT(T細胞免疫グロブリン及びITIMドメイン)化合物;抗VISTA(T細胞活性化のVドメインIgサプレッサー)化合物;又はこれらの組合せから選択される。抗LAG-3化合物の非限定的な例としては、IMP321(エフチラギモドアルファ)、レラトリマブ(BMS-986016)、LAG525、MK-4280、REGN3767、TSR-033、BI754111、Sym022、FS118、及びMGD013がある。抗TIM-3化合物の非限定的な例としては、TSR-022、MBG453、Sym023、INCAGN2390、LY3321367、BMS-986258、SHR-1702、RO7121661がある。抗TIGIT化合物の非限定的な例としては、MK-7684、エチギリマブ(OMP-313)、チラゴルマブ(MTIG7192A、RG-6058)、BMS-986207、AB-154、及びASP-8374がある。抗VISTA化合物の非限定的な例としてはJNJ-61610588及びCA-170がある。
いくつかの実施形態において、医薬組成物は、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー並びに少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含む。薬学的に許容できる賦形剤は当業者に周知であり、非限定的な例として、参照により本明細書に組み込まれるRemington:The Science and Practice of Pharmacy,22nd Edition,Lippincott Williams&Wilkins,Philadelphia,Pa.(2013)及びあらゆる他の版に記載されている。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、少なくとも1種の少なくとも1つの追加の療法をさらに含む。
本開示の化合物、その薬学的に許容できる塩、並びに/又は前記式I若しくは式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーを含み、任意選択で少なくとも1つの少なくとも1つの(at least one at least one)追加の療法をさらに含む医薬組成物は治療的処置に使用することができる。
化合物、薬学的に許容できる塩、追加の療法、及び/又は医薬組成物は、投与の単位形態で、ヒトを含む哺乳動物の対象に投与できる。投与の単位形態の好適な非限定的な例としては、経口投与される形態及び非経口/全身経路により投与される形態があり、その非限定的な例は、吸入、皮下投与、筋肉内投与、静脈内投与、皮内投与、及び硝子体内投与を含む。
いくつかの実施形態において、経口投与に好適な医薬組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ハードゼラチンカプセル、ソフトゼラチンカプセル、及び/又は顆粒剤の形態であり得る。そのような医薬組成物のいくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又は本開示の化合物の薬学的に許容できる塩は、1種以上の不活性な希釈剤と混合されるが、その非限定的な例は、デンプン、セルロース、スクロース、ラクトース、及びシリカを含む。いくつかの実施形態において、そのような医薬組成物は、(非限定的な例として)潤滑剤、着色剤、コーティング、又はワニスなどの希釈剤以外の1種以上の物質をさらに含み得る。いくつかの実施形態において、そのような医薬組成物は、少なくとも1つの少なくとも1つの追加の療法をさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、非経口投与用の医薬組成物は、水溶液、非水溶液、懸濁液、乳液、点滴剤、又はこれらの任意の組合せの形態であり得る。いくつかの実施形態において、そのような医薬組成物は、水、薬学的に許容できるグリコール、薬学的に許容できる油、薬学的に許容できる有機エステル、又は他の薬学的に許容できる溶媒の1種以上を含み得る。いくつかの実施形態において、そのような医薬組成物は、少なくとも1つの少なくとも1つの追加の療法をさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、AhRを阻害する方法であって、それを必要とする対象に、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーを投与することを含む方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、AhRの活性を減少させる方法であって、それを必要とする対象に、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーを投与することを含む方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、そのような医薬組成物は、少なくとも1つの少なくとも1つの追加の療法をさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、癌を治療する方法であって、それを必要とする対象に、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティーを投与することを含む方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、癌は液体腫瘍及び固形腫瘍から選択される。いくつかの実施形態において、癌は、乳癌、気道の癌、脳癌、生殖器の癌、消化管癌、尿路癌、眼癌、肝臓癌、皮膚癌、頭頸部癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、及び上記のいずれかの転移から選択される。いくつかの実施形態において、癌は、乳癌、膵臓癌、前立腺癌、及び結腸癌から選択される。いくつかの実施形態において、癌は、リンパ腫、肉腫、及び白血病から選択される。
いくつかの実施形態において、癌を治療する方法であって、それを必要とする対象に、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー並びに少なくとも1つの追加の療法を投与することを含む方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、癌は、非小細胞肺癌(NSCLC);小細胞肺癌;頭頸部扁平上皮癌;腎細胞癌;胃の腺癌;鼻咽頭新生物;尿路上皮癌;大腸癌;胸膜中皮腫;トリプルネガティブ乳癌(TNBC);食道新生物;多発性骨髄腫;胃及び食道胃接合部癌;メラノーマ;ホジキンリンパ腫;肝細胞癌;肺癌;頭頸部癌;非ホジキンリンパ腫;転移性淡明細胞腎癌;扁平上皮型肺癌;中皮腫;胃癌;食道胃接合部癌;転移性メラノーマ;転移性非皮膚メラノーマ(non-cutaneous melanoma);尿路上皮癌;びまん性大細胞型B細胞リンパ腫;腎細胞癌;卵巣癌、卵管癌;腹膜新生物;進展型小細胞肺癌;膀胱癌;移行上皮癌;前立腺新生物;再発性又は転移性PD-L1 陽性又は陰性の頭頸部の扁平上皮癌(SCCHN);再発性扁平上皮型肺癌;進行性固形悪性腫瘍;SCCHN;下咽頭扁平上皮癌;喉頭扁平上皮癌;切除不能又は転移性メラノーマ;胆道新生物;食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌;胃癌;結腸癌;及び肝臓癌から選択される。
いくつかの実施形態において、眼疾患を治療する方法であって、それを必要とする対象に、式I又は式Iaの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー並びに任意選択で少なくとも1つの追加の療法を投与することを含む方法が本明細書に開示される。
本明細書に開示される方法に関して、投与の様式(又は複数の様式)、投与量(又は複数の投与量)、及び剤形(又は複数の剤形)は、非限定的な例として、化合物及び/又は化合物の薬学的に許容できる塩の効力、少なくとも1つの追加の療法(存在する場合)、患者の年齢、患者の体重、患者の病態(又は複数の病態)の重症度、治療に対する患者の忍容性、並びに治療中に観察される二次的効果など、患者の治療の確立の間に一般的に考えられる基準に従って決定できる。投与の具体的な様式及び頻度で治療効果を与えるのに有効な投与量の決定は当業者の能力の範囲内にある。
いくつかの実施形態において、式I若しくは式Iaの化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~2,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~1,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~500mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~250mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~100mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、5μg~50mgの範囲の量で存在する。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~5,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~3,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~2,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~1,000mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~500mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~250mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~100mgの範囲の量で存在する。いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg~50mgの範囲の量で存在する。
いくつかの実施形態において、本開示の化合物及び/又はその薬学的に許容できる塩は、医薬組成物中に、1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、1,000mg、1,100mg、1,200mg、1,300mg、1,400mg、1,500mg、1,600mg、1,700mg、1,800mg、1,900mg、2,000mg、2,100mg、2,200mg、2,300mg、2,400mg、2,500mg、2,600mg、2,700mg、2,800mg、2,900mg、3,000mg、3,100mg、3,200mg、3,300mg、3,400mg、3,500mg、3,600mg、3,700mg、3,800mg、3,900mg、4,000mg、4,100mg、4,200mg、4,300mg、4,400mg、4,500mg、4,600mg、4,700mg、4,800mg、4,900mg、又は5,000mgの量で存在する。
有効量及び用量は、初期にはインビトロアッセイから推定できる。例えば、動物に使用するための初期用量は、インビトロアッセイで測定された特定の化合物のIC50以上である活性化合物の循環血液又は血清濃度を達成するように処方できる。特定の化合物のバイオアベイラビリティを考慮に入れてそのような循環血液又は血清濃度を達成する用量を計算することは、充分に当業者の能力内にある。指針として、読者は、Goodman and Gilman’s The Pharmaceutical Basis of Therapeutics,Chapter 1,pp.1-46,最新版,Pergamagon Press中のFingl&Woodbury,“General Principles”及びそこに引用されている参照文献を参照されたいが、それらの方法は参照により全体として本明細書に組み込まれている。初期用量は、動物モデルなどのインビボデータからも推定できる。本開示に記載される種々の疾患を治療又は予防するための化合物の効能を試験するのに有用な動物モデルは当技術分野に周知である。
いくつかの実施形態において、投与される投与量は、0.0001又は0.001又は0.01mg/kg/日から100mg/kg/日の範囲であるが、他の因子の中でも、化合物の活性、そのバイオアベイラビリティ、投与様式、及び先に議論された種々の因子に応じて、より高いこともより低いこともあり得る。投与量及び間隔は、治療効果又は予防効果を維持するのに充分である化合物の血漿レベルを与えるように個別に調整できる。例えば、化合物は、とりわけ、投与様式、治療されている具体的な適応症、及び処方医師の判断に応じて、週あたり1回、週あたり数回(例えば、一日おき)、1日1回、又は1日あたり複数回投与できる。局所外用投与など、局所投与又は選択的取込みの場合、活性化合物の有効な局所濃度は血漿濃度と関連しないことがある。当業者は、過度の実験をせずに有効な局所用量を最適化できるだろう。
本開示の非限定的な実施形態には下記がある:
1.式Iの化合物:
Figure 2023502476000043
及びその薬学的に許容できる塩
(式中:
及びRのそれぞれは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから独立に選択され;且つ
は、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
2.式Iaの化合物
Figure 2023502476000044
又はその薬学的に許容できる塩
(式中:
環Aは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
3.環Aが、任意選択で置換された6~10員アリール、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、及び任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bが、任意選択で置換された6~10員アリール、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、及び任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;
Rが、水素、任意選択で置換されたC~C10アルキル、任意選択で置換された6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、任意選択で置換されたC~C10ヘテロアルキル、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され;且つ
各R’が、水素、任意選択で置換されたC~C10アルキル、及び任意選択で置換されたC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される、実施形態2の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
4.環Aが、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
環Bが、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
Rが、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、ここで、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
各R’が、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択され;
各Rが、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rが、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rが、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択され;且つ
各R’’が、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される、実施形態2若しくは3の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
5.環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された3~10員シクロアルキルから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
6.環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルから選択される、実施形態4若しくは5の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
7.環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
8.環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである、実施形態4若しくは7の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
9.環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
10.環Aが、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルから選択され、
ここで、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、実施形態4若しくは9の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
11.環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたピリジニルである、実施形態4、9、若しくは10のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
12.環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロシクロアルキルから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
13.環Aが、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルから選択され、
ここで、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、実施形態4若しくは12の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
14.環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたピペリジニル又はモルホリノである、実施形態4、12、若しくは13のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
15.環Bが、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
16.環Bが、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである、実施形態4若しくは15の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
17.環Bが、1~5例のRにより任意選択で置換されたベンゾジオキソリル及び5~8員ヘテロアリールから選択される、実施形態4の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
18.環Bが、ベンゾジオキソリル、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジノニル、及びピリミジニルから選択され、
ここで、ベンゾジオキソリル、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、実施形態4若しくは17の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
19.環Bが、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルから選択され、
ここで、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、実施形態4、17、若しくは18のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
20.各Rが、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rが、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択され;
各Rが、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択され;且つ
各R’’が、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される、実施形態4~19のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
21.環Aが、
Figure 2023502476000045
から選択される、実施形態2~4及び7~20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
22.環Aが、
Figure 2023502476000046
から選択される、実施形態2~6及び15~20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
23.環Aが、
Figure 2023502476000047
から選択される、実施形態2~4及び7~20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
24.環Bが、
Figure 2023502476000048
から選択される、実施形態2~4及び7~20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
25.環Bが、
Figure 2023502476000049
から選択される、実施形態2~14及び20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
26.環Bが、
Figure 2023502476000050
から選択される、実施形態2~4及び7~20のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
27.Rが、メチル、
Figure 2023502476000051
から選択される、実施形態2~26のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
28.Rが、メチル、
Figure 2023502476000052
から選択される、実施形態2~27のいずれか1つの化合物又はその薬学的に許容できる塩。
29.以下の化合物から選択される少なくとも1種のエンティティー及びその薬学的に許容できる塩:
(i)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iii)(S)-8-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(v)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(viii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(x)6,8-ジ(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xi)(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiii)6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiv)8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xv)6-(4-クロロフェニル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvi)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xviii)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xx)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxi)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiv)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-フェニルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxviii)3-メチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxix)Rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((trans)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxi)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxii)rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((cis)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiv)(S)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxv)(S)-6,8-ビス(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvi)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvii)(S)-8-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxviii)6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxix)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xl)(S)-3-(1-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イル)-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xli)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlv)(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlviii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlix)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(l)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(li)(S)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lii)メチル(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリネート
(liii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(イソチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(liv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxi)6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(4-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvi)(S)-6-(2-シクロプロピルチアゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-イソプロピルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxviii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ビス(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxi)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxii)3-(2-ヒドロキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiv)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvii)(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxviii)(S)-6,8-ビス(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxix)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxi)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxii)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiii)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxviii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xc)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xci)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピペリジン-1-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcv)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvi)(3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvii)3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcviii)(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcix)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(c)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ci)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cii)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ciii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(civ)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cviii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cix)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cx)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxii)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxv)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxvi)メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート
(cxvii)6-(4-クロロフェニル)-3-(4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxviii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxix)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxx)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxi)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxii)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxv)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvi)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvii)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxviii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxix)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxx)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxi)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvii)(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸
(cxxxviii)(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(cxxxix)(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド
(cxl)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxli)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlviii)(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cl)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピロリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cli)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliii)(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルピリミジン-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxiv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxv)(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリン酸;
(clxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-メチルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxviii)3,8-ジ(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxix)8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxx)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxiii)3-シクロペンチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxiv)3-フェニル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxv)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxvi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxviii)(S)-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(clxxix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxiii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxiv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-モルホリノ-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxviii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(clxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(cxc)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリミジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(cxci)(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(cxcii)(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(cxciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N,N-ジメチル-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-カルボキサミド;
(cxciv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(cxcv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メトキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;及び
(cxcvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メトキシエチル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcvii)。
30.実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー、並びに少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含む医薬組成物。
31.AhRシグナリングにより介在される疾患又は病態の治療を必要とする対象におけるAhRシグナリングにより介在される疾患又は病態を治療する方法であって、対象に、治療上有効な量の実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物を投与することを含む方法。
32.異常なAhRシグナリングと関連する疾患又は病態の治療を必要とする対象における異常なAhRシグナリングと関連する疾患又は病態を治療する方法であって、対象に、治療上有効な量の実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物を投与することを含む方法。
33.疾患が癌から選択される、実施形態31又は32の方法。
34.疾患が液体腫瘍及び固形腫瘍から選択される、実施形態31又は32の方法。
35.疾患が、乳癌、気道の癌、脳癌、生殖器の癌、消化管癌、尿路癌、眼癌、肝臓癌、皮膚癌、頭頸部癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、及び上記のいずれかの転移から選択される、実施形態31~34のいずれか1つの方法。
36.疾患が、乳癌、膵臓癌、前立腺癌、及び結腸癌から選択される、実施形態31~35のいずれか1つの方法。
37.疾患が、リンパ腫、肉腫、メラノーマ、膠芽腫、及び白血病から選択される、実施形態31~34のいずれか1つの方法。
38.AhRシグナリングにより介在される癌細胞増殖の阻害を必要とする対象におけるAhRシグナリングにより介在される癌細胞増殖を阻害する方法であって、対象に、治療上有効な量の実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物を投与することを含む方法。
39.AhRシグナリングにより介在される腫瘍細胞浸潤又は転移の阻害を必要とする対象におけるAhRシグナリングにより介在される腫瘍細胞浸潤又は転移を阻害する方法であって、対象に、治療上有効な量の実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物を投与することを含む方法。
40.癌の治療を必要とする対象における癌を治療する方法であって、前記対象に、治療上有効な量のi)実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物並びにii)治療上有効な量の少なくとも1つの追加の療法を投与することを含む方法。
41.少なくとも1つの追加の療法が、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、又は少なくとも5つの追加の療法を含む、実施形態40の方法。
42.実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物の投与が、少なくとも1つの追加の療法の投与の前に開始される、実施形態40の方法。
43.実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物が、少なくとも1つの追加の療法の投与の後に投与される、実施形態40の方法。
44.実施形態1~29のいずれか1つの化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は実施形態30の少なくとも1種の医薬組成物が、少なくとも1つの追加の療法の投与と同時に投与される、実施形態40の方法。
45.少なくとも1つの追加の療法がチェックポイント阻害剤から選択される、実施形態40~44のいずれか1つの方法。
46.少なくとも1つの追加の療法が単独で投与された場合、対象が、少なくとも1つの追加の療法に忍容性がなく、不応性であり、且つ/又は反応性に乏しい、実施形態45の方法。
47.少なくとも1つの追加の療法が、CTLA-4、PD-1、PD-L1、LAG-3、TIM-3、TIGIT、及び/又はVISTAを標的とするチェックポイント阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
48.少なくとも1つの追加の療法が、CTLA-4、PD-1、及び/又はPD-L1を標的とするチェックポイント阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
49.少なくとも1つの追加の療法が、細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4経路阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
50.細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4経路阻害剤が抗CTLA-4抗体から選択される、実施形態49の方法。
51.抗CTLA-4抗体がイピリムマブである、実施形態50の方法。
52.少なくとも1つの追加の療法が、プログラムされた死-1経路阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
53.プログラムされた死-1経路阻害剤が抗PD-1抗体から選択される、実施形態52の方法。
54.抗PD-1抗体がニボルマブである、実施形態52の方法。
55.抗PD-1抗体がペムブロリズマブである、実施形態52の方法。
56.抗PD-1抗体がセミプリマブである、実施形態52の方法。
57.抗PD-1抗体がカムレリズマブである、実施形態52の方法。
58.抗PD-1抗体がシンチリマブである、実施形態52の方法。
59.抗PD-1抗体がスパルタリズマブである、実施形態52の方法。
60.抗PD-1抗体がチスレリズマブである、実施形態52の方法。
61.抗PD-1抗体がBCD-100である、実施形態52の方法。
62.抗PD-1抗体がJS001である、実施形態52の方法。
63.プログラムされた死-1経路阻害剤が抗PD-L1抗体から選択される、実施形態52の方法。
64.抗PD-L1抗体がアテゾリズマブである、実施形態63の方法。
65.抗PD-L1抗体がアベルマブである、実施形態63の方法。
66.抗PD-L1抗体がデュルバルマブである、実施形態63の方法。
67.抗PD-L1抗体がKN035である、実施形態63の方法。
68.少なくとも1つの追加の療法がリンパ球活性化遺伝子-3(LAG-3)阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
69.LAG-3阻害剤が抗LAG-3抗体から選択される、実施形態68の方法。
70.少なくとも1つの追加の療法が、T細胞免疫グロブリン及びムチンドメイン含有-3(TIM-3)阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
71.TIM-3阻害剤が抗TIM-3抗体から選択される、実施形態70の方法。
72.少なくとも1つの追加の療法が、T細胞免疫グロブリン及びITIMドメイン(TIGIT)阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
73.TIGIT阻害剤がTIGIT抗体から選択される、実施形態72の方法。
74.少なくとも1つの追加の療法が、T細胞活性化のVドメインIgサプレッサー(VISTA)阻害剤から選択される、実施形態46の方法。
75.VISTA阻害剤が抗VISTA抗体から選択される、実施形態74の方法。
76.癌が、非小細胞肺癌(NSCLC);小細胞肺癌;頭頸部扁平上皮癌;腎細胞癌;胃の腺癌;鼻咽頭新生物;尿路上皮癌;大腸癌;胸膜中皮腫;トリプルネガティブ乳癌(TNBC);食道新生物;多発性骨髄腫;胃及び食道胃接合部癌;メラノーマ;ホジキンリンパ腫;肝細胞癌;肺癌;頭頸部癌;非ホジキンリンパ腫;転移性淡明細胞腎癌;扁平上皮型肺癌;中皮腫;胃癌;食道胃接合部癌;転移性メラノーマ;転移性非皮膚メラノーマ;尿路上皮癌;びまん性大細胞型B細胞リンパ腫;腎細胞癌;卵巣癌、卵管癌;腹膜新生物;進展型小細胞肺癌;膀胱癌;移行上皮癌;前立腺新生物;再発性又は転移性PD-L1陽性又は陰性の頭頸部の扁平上皮癌(SCCHN);再発性扁平上皮型肺癌;進行性固形悪性腫瘍;SCCHN;下咽頭扁平上皮癌;喉頭扁平上皮癌;切除不能又は転移性メラノーマ;胆道新生物;食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌;胃癌;結腸癌;及び肝臓癌から選択される、実施形態40~75のいずれか1つの方法。
以下の非限定的な例及びデータは、本明細書に記載される合成方法により利用可能である種々の化合物の調製を含む本開示の化合物及び/又は方法に関連する種々の態様及び特徴を説明する。従来技術と比較すると、いくつかの実施形態において、本化合物及び/又は方法は、驚くべきであり、予想外で、それと対照的である結果及びデータを提供する。本開示の有用性は、数種の化合物及びそれと共に使用できる部分/基の使用により説明されるが、同等な結果が、本開示の範囲と同等な種々の他の化合物、部分、及び/又は基により得られることが当業者に理解されるだろう。
実施例1.ピリドピリミジノン化合物の合成
本開示内に包含される化合物は、スキームIに概説され、以下の実施例に記載される手順により調製できる。
Figure 2023502476000053
tert-ブチルN-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]カルバメートの調製:
Figure 2023502476000054
tert-ブチルN-[(1S)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]カルバメート(8、10g、57mmol、1当量)のTHF(300mL)溶液に、NaH(2.51g、62.78mmol、純度60%、1.1当量)を0℃で加え、混合物を0℃で30分間撹拌した。BnBr(11.71g、68.48mmol、8.13mL、1.2当量)及びテトラブチルアンモニウムヨージド(210.80mg、570.69umol、0.01当量)を0℃の混合物に加え、次いで、混合物を25℃で3時間撹拌した。反応混合物を0℃のMeOH(50mL)の添加によりクエンチし、次いで濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると、残渣を与えた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)により精製すると、標記化合物を得た(12g、45.22mmol、収率79%)。1H NMR(400MHz,CDCl3),δ ppm 1.20(d,J=6.8Hz,3H),1.45(s,9H),3.35-3.48(m,2H),3.80-3.94(m,1H), 4.48(q,J=12.0,17.6Hz,2H),4.67-4.80(m,1H),7.27-7.38(m,5H).
(2S)-1-ベンジルオキシプロパン-2-アミントリフルオロ酢酸の調製:
Figure 2023502476000055
tert-ブチルN-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]カルバメート(9、12g、45.22mmol、1当量)のDCM(100mL)溶液に、TFA(30.80g、270.12mmol、20mL、5.97当量)を滴加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮すると、標記化合物を得て(10、10g、35.81mmol、収率79.18%、TFA)、それを直接使用した。
(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(1)の調製
工程1.(S)-3-アミノ-2,6-ジクロロ-N-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)イソニコチンアミド(中間体A1)の調製:
Figure 2023502476000056
3-アミノ-2,6-ジクロロイソニコチン酸(2.0g、9.66mmol)及び(S)-2-アミノプロパン-1-オール(反応物1、0.80g、10.63mmol)の混合物をDMF(32.2mL)に溶解させ、反応混合物を0℃に冷却した。ジイソプロピルエチルアミン(3.37mL、19.3mmol)及びHATU (4.41g、11.59mmol)を加え、反応物を0℃で1時間撹拌した。反応物を水でクエンチし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機相を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液で、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣を、酢酸エチル/ヘキサンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物を与えた(1.82g、6.89mmol、収率71%)。H NMR(CHOH-d4,400MHz)δ 1.21(3H,d,J=6.8Hz),3.58-3.56(2H,m),4.17-4.12(1H,m),7.49(1H,s);MS(m/z):265.1 [M+H]
表2は、上記工程1に記載されるものに類似な手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000057
Figure 2023502476000058
Figure 2023502476000059
Figure 2023502476000060
3-アミノ-2,6-ジクロロ-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)イソニコチンアミド(A16)の調製
Figure 2023502476000061
プロピルホスホン酸無水物(T3P、64.6g、101mmol、60.3mL、純度50%、1.05当量)を、3-アミノ-2,6-ジクロロイソニコチン酸(試薬1、20g、96.6mmol、1当量)、(3S,4R)-4-アミノテトラヒドロフラン-3-オール(10.5g、101mmol、1.05当量)、及びトリエチルアミン(29.3g、290mmol、40.3mL、3当量)のEtOAc(150mL)溶液に一度に加えた。生じた溶液を25℃で1時間攪拌した。反応物を水(100mL)に注いだ。有機相を回収し、水相をEtOAc(30mL×2)により抽出した。合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、真空下で濃縮すると、標記化合物3-アミノ-2,6-ジクロロ-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)イソニコチンアミド(A16、25g、85.6mmol、収率88.6%)を灰白色の固体として与えた。粗生成物を精製せずに次の工程に使用した。H-NMR(400MHz,CDOD):δ ppm 7.49(s,1H),4.28-4.34(m,2H),4.10-4.17(m,1H),4.02(dd,J=10.0Hz,J=4.4Hz,1H),3.73-3.78(m,1H),3.65-3.70(m,1H);MS(m/z):290.0 [M+H]
工程2.(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体B1)の調製:
Figure 2023502476000062
フラスコ内の(S)-3-アミノ-2,6-ジクロロ-N-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)イソニコチンアミド(A1、2.54g、9.66mmol)に、オルトギ酸トリエチル(20mL)を加えた。濃塩化水素酸(0.8mL、9.7mmol)をゆっくりと室温で滴加し、生じた混合物を2時間撹拌した。混合物を濃縮し、固体を真空濾過により回収し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させると、標記化合物を与えた(B1、1.82g、6.64mmol、収率69%)。1H NMR(CH3OH-d4,400MHz)δ 1.51(3H,d,J=7.1Hz),3.80(1H,dd,J=11.9,4.2Hz),3.92(1H,dd,J=11.9,6.9Hz),4.93-4.88(1H,m),8.05(1H,s),8.45(1H,s);MS(m/z):274.0[M+H]+.
3-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-6,8-ジクロロ-ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(中間体B11)の調製
Figure 2023502476000063
ギ酸(18.94g、411.41mmol、15.52mL、1.5当量)を、0℃の酢酸アセチル(28g、274.27mmol、25.69mL、1当量)に滴加し、60℃で2時間、N雰囲気下で撹拌した。無色の液体として溶液が得られ(41mL、6.65M)、さらに精製せずに次の工程に使用した。3-アミノ-N-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-2,6-ジクロロ-ピリジン-4-カルボキサミド(A11、4.5g、12.70mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に、酢酸ホルミル溶液(6.65M、41mL、21.47当量)を25℃で加え、60℃で30分間撹拌した。次いで、混合物を100℃で9.5時間撹拌した。LCMSは、所望の化合物が検出されたことを示した。反応混合物を減圧下で濃縮すると、残渣を与えた。残渣をEtOAc(50mL)で希釈し、飽和NaHCO(200mL)、水(50mL)、及びブライン(50mL)により連続的に洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると残渣を与えた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~1/1)により精製すると、標記化合物を得た(B11、2.4g、6.59mmol、収率51.88%)。H NMR(400MHz,CDCl)δ ppm 1.56(d,J=7.2Hz,3H),3.65-3.79(m,2H),4.50(q,J=12.4,18.8Hz,2H),5.08-5.20(m,1H),7.20-7.31(m,5H),8.02(s,1H),8.41(s,1H);MS:M+H,364.0.
表3は、上記中間体B1の合成に関して記載されたものに類似の手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000064
Figure 2023502476000065
Figure 2023502476000066
Figure 2023502476000067
(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(B10)の調製
Figure 2023502476000068
4-メチルベンゼンスルホン酸(141.46mg、821.46mmol)を、オルトギ酸トリメチル(10mL)中の(S)-3-アミノ-2,6-ジクロロ-N-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)イソニコチンアミド(1.2g、4.11mmol)の混合物に加え、3回脱気及び窒素置換した。混合物を、120℃で8時間、窒素雰囲気下で撹拌した。TLCは、出発反応物が残っており、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチル(20mL)に吸収させ、ブライン(10mL)により3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させる。残渣を分取HPLCにより精製すると、標記化合物(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(600mg、1.99mmol、収率48%)。H-NMR(400MHz,DMSO-d):δ ppm 8.60(s,1H),8.05(s,1H),5.02(d,J=3.2Hz,1H),4.19-4.56(m,1H),3.85-3.97(m,1H),3.74(q,J=11.8Hz,J=3.4Hz,1H),2.23-2.38(m,1H),1.04(d,J=6.6Hz,3H),0.75(d,J=6.6Hz,3H);MS(m/z):302.0 [M+H];90%純度.
工程3.(S)-6-クロロ-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1--2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体C1)の調製:
Figure 2023502476000069
密封したチューブ内の(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(B1、0.10g、0.37mmol)、(5-フルオロピリジン-3-イル)ボロン酸(反応物2、0.057g、0.401mmol)、炭酸ナトリウム(0.16g、1.46mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.042g、0.036mmol)の混合物をアルゴンで置換した。トルエン(3.0mL)及びエタノール(1.5mL)を加え、生じた混合物を75℃で15時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、Celiteに通して濾過し、Celiteパッドを酢酸エチルにより洗浄し、濾液を濃縮乾固した。メタノール/ジクロロメタンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによる残渣の精製は標記化合物を与えた(C1、0.078g、0.19mmol、収率53%)。1H NMR(DMSO-d6,300MHz):δ 1.41(3H,d,J=7.0Hz),3.69-3.62(1H,m),3.82-3.74(1H,m),4.89-4.83(1H,m),5.06(1H,t,J=5.6Hz),8.12(1H,s),8.38(1H,ddd,J=10.2,2.8,1.7Hz),8.60(1H,s),8.73(1H,d,J=2.8Hz),9.14(1H,s).;MS(m/z):335.1[M+H]+.
表4は、上記工程3に記載されたものに類似の手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000070
Figure 2023502476000071
Figure 2023502476000072
Figure 2023502476000073
Figure 2023502476000074
Figure 2023502476000075
Figure 2023502476000076
Figure 2023502476000077
Figure 2023502476000078
Figure 2023502476000079
Figure 2023502476000080
Figure 2023502476000081
Figure 2023502476000082
Figure 2023502476000083
工程4.(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(1)の調製:
Figure 2023502476000084
密封したチューブ内の(S)-6-クロロ-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C1、0.023g、0.069mmol)、(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(反応物3、0.016g、0.076mmol)、炭酸ナトリウム(0.029g、0.275mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.008g、0.007mmol)の混合物をアルゴンで置換した。トルエン(1.0mL)及びエタノール(0.5mL)を加え、生じた混合物を75℃で15時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、Celiteに通して濾過し、Celiteパッドを酢酸エチルにより洗浄し、濾液を蒸発させた。メタノール/ジクロロメタンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによる残渣の精製は標記化合物を与えた(0.022g、0.047mmol、収率68%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.44(3H,d,J=7.0Hz),3.72-3.66(1H,m),3.84-3.78(1H,m),4.91(1H,s),5.08(1H,t,J=5.6Hz),7.53(2H,d,J=8.4Hz),8.43(2H,d,J=8.6Hz),8.53(1H,ddd,J=10.3,2.9,1.7Hz),8.60(2H,d,J=3.7Hz),8.73(1H,d,J=2.8Hz),9.29(1H,s);MS(m/z):461.1 [M+H]+;>99%純度.
表5は、反応物1、2、及び3を示される基に替えて、1に関して記載されたものに類似の手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000085
Figure 2023502476000086
Figure 2023502476000087
Figure 2023502476000088
Figure 2023502476000089
Figure 2023502476000090
Figure 2023502476000091
Figure 2023502476000092
Figure 2023502476000093
Figure 2023502476000094
Figure 2023502476000095
Figure 2023502476000096
Figure 2023502476000097
Figure 2023502476000098
Figure 2023502476000099
Figure 2023502476000100
Figure 2023502476000101
Figure 2023502476000102
Figure 2023502476000103
Figure 2023502476000104
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3-((S)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチルピペリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンの調製
Figure 2023502476000159
下の(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(60mg、0.135mmol)のEtOH(1mL)溶液に、PtO(15mg、0.088mmol)を加えた。フラスコを脱気して、バルーン内のHガスに付した。一晩後、反応混合物をCelite(登録商標)に通して濾過し、メタノールにより充分に洗浄し、濃縮し、HO中0.1%ギ酸及びアセトニトリルにより溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製すると、所望の生成物をジアステレオマー混合物として与えた(4mg、7%)。H NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.29(1H,s),1.54(4H,d,J=7.1Hz),1.94(2H,s),2.13(1H,s),2.50(3H,s),3.13(2H,s),3.85(1H,s),3.95(2H,s),4.28(1H,s),4.62(2H,s),4.99(2H,m),7.96(1H,d,J=8.2Hz),8.47(1H,s),8.60(1H,s),8.80(1H,d,J=8.2Hz),9.51(1H,s).MS(m/z):448.2 [M+H];>90%純度.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(43)の調製
Figure 2023502476000160
密封したチューブ内の(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(11、0.060g、0.19mmol)、炭酸カリウム(0.011g、0.76mmol)に、ジメチルホルムアミド(2.0ml)を加え、それに続いてモルホリン(0.038g、0.38mmol)を加えた。生じた混合物を120℃で撹拌した。24時間後、さらなるモルホリン(38.1mg、0.38mmol)を加え、撹拌を、さらに24時間120℃で続けた。反応混合物を室温に放冷し、次いで水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。メタノール/ジクロロメタンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによる残渣の精製は標記化合物を与えた(0.026g、0.071mmol、収率37%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.38(3H,d,J=7.04Hz),3.58-3.65(5H,m),3.76(5H,t,J=4.80Hz),4.82-4.87(1H,m),7.30(1H,s);5.03(1H,s),7.52(1H,dd,J=7.96;4.81Hz),8.23(1H,s),8.46(1H,dt,J=7.97;1.97Hz),8.63(1H,dd,J=4.79;1.75Hz),9.26(1H,d,J=2.11Hz);MS(m/z):368.2 [M+H]+;93.6%純度.
以下の表6に列記する化合物は、直前の43に類似の方法に従って製造した。
Figure 2023502476000161
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(44)の調製:
工程1.(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C23)の調製:
Figure 2023502476000162
再密封可能なシュレンク管、スクリューキャップ試験管に、CuI(4mg、0.02mmol)、イミダゾール(25mg、0.37mmol)、炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)、及び撹拌子を加えた。管を脱気してから、(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(100mg、0.37mmol)、1,10-フェナントロリン(7mg、0.04mmol)、及び無水ジオキサン(2mL)を、アルゴン流の下で加えた。反応管を脱気し、アルゴンにより再び満たしてから、90℃で24時間撹拌した。反応混合物を室温に放冷した。溶液を酢酸エチル(2~3mL)により希釈し、Celiteのプラグに通して濾過し、追加の酢酸エチル(10~20mL)により溶出させた。濾液を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。生じた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH)により精製すると、標記化合物を与えた(C23、20mg、0.06mmol、収率18%)。H NMR(CHCl-d with 10% CHOH-d,400MHz):δH 1.46(3H,dd,J=16.4,7.1Hz),3.81(2H,s),4.94(1H,s),5.24(1H,s),7.94(1H,s),8.31(1H,s);MS(m/z):306.1 [M+H]+.イミダゾールプロトンは、恐らくは銅との錯化により観察されなかった。
工程2.(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(44)の調製:
Figure 2023502476000163
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C23、30mg、0.1mmol)及び(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸(30mg、0.15mmol)を、1mLのトルエン-EtOH(2:1)に溶解させ、炭酸ナトリウム(42mg、0.4mmol)を加えた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(12mg、0.01mmol)を加え、懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。反応混合物を、85℃で、アルゴン下で一晩撹拌した。反応混合物を室温に放冷し、酢酸エチルにより希釈した。溶液を、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH)により、それに続いてC18カラムにより精製すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンのTFA塩を与え、それを飽和Na2CO3で洗浄して、標記化合物44の遊離塩基を与えた(11mg、0.026mmol、収率26%)。H NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.56(3H,d,J=7.1Hz),3.86(1H,dd,J=11.9,4.3Hz),3.97(1H,dd,J=11.9,6.9Hz),5.02-4.97(1H,m),7.16(1H,s),7.42(2H,d,J=8.4Hz),8.28(2H,d,J=8.7Hz),8.36(1H,s),8.50(2H,s),9.14(1H,s);MS(m/z):432.2[M+H];純度98%.
(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(45)の調製
Figure 2023502476000164
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(17、20mg、0.05mmol)を無水のTHFに溶解させ、生じた溶液を氷水浴により冷却した。次いで、t-BuOK(6mg、0.05mmol)を加え、それに続いてCHI(8mg、0.05mmol)を加えた。反応混合物を1時間0℃で撹拌した。反応物を、メタノールの添加によりクエンチし、EtOAcで希釈した。この溶液を水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、HPLCにより精製すると、(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンのTFA塩を与え、それを飽和NaCO水溶液により洗浄すると、標記化合物45の遊離塩基を与えた(2mg、0.005mmol、収率10%)。H NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.55(3H,d,J=7.1Hz),2.41(3H,s),3.36(3H,s),3.68(1H,dd,J=10.5,4.2Hz),3.85(1H,dd,J=10.4,7.2Hz),5.14(1H,d,J=7.3Hz),7.33(2H,d,J=7.9Hz),7.59(1H,dd,J=8.0,4.9Hz),8.09(2H,d,J=8.0Hz),8.39(1H,s),8.50(1H,s),8.61(1H,s),8.70(1H,d,J=8.0Hz),9.39(1H,s);MS(m/z):387.1 [M+H]+;純度97%.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(46)の調製
Figure 2023502476000165
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(11、50mg、0.15mmol)をトルエンに溶解させた。溶液を脱気してから、Pd(dppf)Cl・CHCl(13mg、0.016mmol)、LiCl(26mg、4当量)、CuI(6mg、0.032mmol)、及び2-(トリブチルスタンニル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(83mg、0.19mmol)を加えた。溶液を再び脱気し、80℃で一晩撹拌した。反応混合物のLCMSモニタリングは、予測される生成物への不完全な転化を示したので、30mgのCuIを加え、反応をさらに6時間80℃で進行させた。反応混合物を室温に放冷し、それをEtOAcで希釈した。この溶液を水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH)により、それに続いてC18カラムクロマトグラフィーにより精製すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンのTFA塩を与え、それを飽和NaCO水溶液で洗浄すると、標記化合物の遊離塩基を与えた(8mg、0.019mmol、収率12%)。H NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.56(3H,d,J=7.1Hz),3.85(1H,dd,J=11.9,4.3Hz),3.96(1H,dd,J=11.9,6.9Hz),5.01-4.96(1H,m),7.60(1H,dd,J=8.0,4.9Hz),8.24(1H,d,J=8.5Hz),8.46(1H,s),8.63(1H,d,J=4.9Hz),8.74-8.70(2H,m),8.99(1H,s),9.13(1H,s),9.41(1H,s);MS(m/z):428.1 [M+H]+;純度99%.
(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(47)の調製:
Figure 2023502476000166
(S)-6-クロロ-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C1、50mg、0.15mmol)をトルエンに溶解させ、脱気してから、Pd(dppf)Cl・CHCl(24mg、0.18mg)、LiCl(26mg、0.6mmol)、CuI(29mg、0.15mmol)、及び2-(トリブチルスタンニル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(79mg、0.18mmol)を加えた。溶液を再び脱気し、80℃で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を真空下で除去し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH)により、それに続いてC18カラムにより精製すると、(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンのTFA塩を与え、それを飽和NaCOで洗浄すると、標記化合物の遊離塩基を与えた(19mg、0.04mmol、収率25%)。H NMR(CHOH-d,400MHz):δH 1.56(3H,d,J=7.1Hz),3.85(1H,dd,J=11.9,4.3Hz),3.96(1H,dd,J=11.9,6.9Hz),5.01-4.96(1H,m),7.60(1H,dd,J=8.0,4.9Hz),8.24(1H,d,J=8.5Hz),8.46(1H,s),8.63(1H,d,J=4.9Hz),8.74-8.70(2H,m),8.99(1H,s),9.13(1H,s),9.41(1H,s).;MS(m/z):445.1 [M+H]+;純度99%.
47に類似の方法で調製した化合物を以下の表7に列記する。
Figure 2023502476000167
Figure 2023502476000168
Figure 2023502476000169
8-(3-フルオロフェニル)-3-[(1S)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(48)の調製
Figure 2023502476000170
MeOH(25mL)及びEtOAc(25mL)中の3-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(40、160mg、333.65umol、1当量)及びPd/C(80mg、333.65umol、純度10%、1.00当量)の混合物を脱気し、H(15psi)により3回置換し、次いで混合物を80℃で15時間H雰囲気下で撹拌した。LCMSは、所望の化合物を検出したことを示した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると残渣を与えた。残渣を分取TLC(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1:1)により精製すると、標記化合物を得た(47mg、120.69umol、収率36.17%)。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ ppm 1.43(d,J=6.8Hz,3H),2.39(s,3H),3.62-3.71(m,1H),3.76-3.84(m,1H),4.84-4.96(m,1H),5.07(t,J=5.6Hz,1H),7.33-7.37(m,3H),7.59(q,J=7.6,14.0Hz,1H),8.03-8.09(m,2H),8.16(d,J=8.4Hz,2H),8.46(s,1H),8.53(s,1H);MS:M+H+,390.1;98%純度.
8-(3-フルオロフェニル)-3-[(1S)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(49)の調製
工程1.3-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-8-(3-フルオロフェニル)-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(前駆体1)の調製
Figure 2023502476000171
3-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-6-クロロ-8-(3-フルオロフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(C21、460mg、1.09mmol、1当量)及び[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ボロン酸(268.18mg、1.30mmol、1.2当量)のトルエン(8mL)及びEtOH(4mL)中の溶液に、NaCO(460.10mg、4.34mmol、4当量)及びPd(PPh(125.41mg、108.52umol、0.1当量)を加えた。混合物をマイクロ波チューブに詰めた(taken up into)。密封したチューブを、100℃で1時間マイクロ波の下で加熱した。LCMSは、所望の化合物が検出されたことを示した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると、残渣を与えた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)により精製すると、標記化合物を得た(400mg、727.92umol、収率67.07%)。MS:M+H+、550.1。
工程2.8-(3-フルオロフェニル)-3-[(1S)-2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル]-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(49)の調製
Figure 2023502476000172
3-[(1S)-2-ベンジルオキシ-1-メチル-エチル]-8-(3-フルオロフェニル)-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリド[3,4-d]ピリミジン-4-オン(前駆体1、290mg、527.74umol、1当量)のEtOAc(20mL)及びMeOH(20mL)中の溶液に、Pd(OH)/C(130mg、527.74umol、純度10%、1.00当量)を加えた。混合物を、25℃で6時間、H下で(15psi)撹拌した。LCMSは、所望の質量が検出されたことを示した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると、残渣を与えた。残渣を、分取TLC(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1:1)により精製すると、標記化合物49を得た(22mg、47.41umol、収率8.98%)、H NMR(400MHz,CDCl)δ ppm 1.61(d,J=7.1Hz,3H),1.94-2.05(m,1H),3.95-4.04(m,2H),5.04-5.15(m,1H),7.17-7.25(m,1H),7.36(d,J=8.4Hz,2H),7.46-7.54(m,1H),7.94-8.07(m,2H),8.26(d,J=8.4Hz,2H),8.32(s,1H),8.53(s,1H).MS:M+H+,460.1;99%純度.
本開示内に包含される化合物は、スキームIIに概説され、以下の実施例に記載される手順により調製できる。
Figure 2023502476000173
3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(106)の調製
工程1.メチル3-アミノ-6-クロロ-[2,3’-ビピリジン]-4-カルボキシレート(前駆体2)の調製:
Figure 2023502476000174
前駆体2を、1の合成の工程3に関して報告された手順に従って調製した。H NMR(CHCl-d,400MHz):δ 3.95(3H,s),5.91(2H,s),7.44(1H,dd,J=7.9,4.9Hz),7.74(1H,s),7.97(1H,d,J=7.9Hz),8.69(1H,dd,J=4.9,1.7Hz),8.91(1H,s);MS(m/z):264.0 [M+H]
表8は、上記工程1に記載されたものに類似の手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000175
工程2.メチル3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキシレート(前駆体3)の調製:
Figure 2023502476000176
前駆体3を、1の合成の工程3に関して報告された手順に従って調製した。H NMR(CHCl-d,400MHz):δ 4.01(3H,s),6.20(2H,s),7.49(1H,t,J=6.4Hz),7.73(1H,d,J=8.2Hz),8.06(1H,d,J=7.9Hz),8.25(1H,s),8.46(1H,d,J=8.3Hz),8.74(1H,d,J=4.9Hz),9.00(1H,s),9.27(1H,s);MS(m/z):375.0[M+H]
表9は、上記に記載されたものに類似の手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000177
Figure 2023502476000178
Figure 2023502476000179
工程3.3’-アミノ-N-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミド(前駆体4)の調製
Figure 2023502476000180
メチル3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキシレート(前駆体3、3.5g、8.32mmol)のTHF:水(42mL:14mL)中の溶液を0℃に冷却し;LiOH(1.05g、24.96mmol)を加えた。反応物を0℃で1時間撹拌し、室温で一晩撹拌した。反応混合物をAmberlite IR120によりpH4に酸性化し、それに続いて酢酸エチル及びMeOHを加えた。溶液を濾過して樹脂を除去し、溶媒を蒸発させると、3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボン酸を与えた(3.0g、7.91mmol、収率95%、>純度95%)。MS(m/z):361.1[M+H]。酸中間体を直接次の工程に付した。
3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボン酸(0.6g、1.67mmol)及び3-アミノテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド.HCl(0.314g、1.83mmol)の混合物をDMF(8.0mL)に溶解させ、反応混合物を0℃に冷却した。ジイソプロピルエチルアミン(0.87mL、4.5mmol)及びHATU(0.633g、1.67mmol)を加えた。反応物を0℃で1時間撹拌し、室温で一晩撹拌した。反応物を水でクエンチし、酢酸エチルと水との間で分配した。有機相を分離し、飽和塩化アンモニウム水溶液により、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液により洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させると、標記化合物3’-アミノ-N-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミドを与えた(前駆体4、0.58g、収率66%、>純度90%)。MS(m/z):478.1[M+H]。粗生成物を、精製せずに次の工程に付した。
表10は、上記工程に記載されたものに類似の手順により製造した中間体を列記する。
Figure 2023502476000181
Figure 2023502476000182
Figure 2023502476000183
Figure 2023502476000184
Figure 2023502476000185
Figure 2023502476000186
Figure 2023502476000187
Figure 2023502476000188
Figure 2023502476000189
Figure 2023502476000190
Figure 2023502476000191
Figure 2023502476000192
Figure 2023502476000193
Figure 2023502476000194
3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミド(F30)の調製
Figure 2023502476000195
バイアル内のメチル3’-アミノ-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキシレート(300mg、0.801mmol)に、7MアンモニアのMeOH溶液を加え、密封し、65℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発させると、化合物F30が白色の固体として得られ、さらに精製せずに使用した(270mg、89%)。MS(m/z):488.0[M+H];純度95%。
工程4-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(106)の調製
Figure 2023502476000196
オルトギ酸トリエチル(10mL)を、密封したチューブ内の3’-アミノ-N-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミド(前駆体4、0.3g、0.618mmol)に加えた。酢酸(1mL、10%v/v)を室温で加え、生じた混合物を95℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、それに続いて飽和NaHCOを加え、固体を真空濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させた。残渣を順相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(106、0.13g、収率43%)。H NMR(DMSO-d,300MHz):δH 2.70-2.67(2H,m),3.37-3.30(1H,m),3.70-3.57(2H,m),5.42(1H,t,J=8.3Hz),7.62(1H,dd,J=7.9,4.8Hz),8.07(1H,d,J=8.3Hz),8.58(1H,d,J=8.1Hz),8.64(1H,s),8.72(1H,d,J=4.7Hz),8.80(1H,s),8.96(1H,d,J=8.4Hz),9.37(1H,s),9.66(1H,s);MS(m/z):488.0 [M+H];>98%純度.
(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(107)の調製
Figure 2023502476000197
ジオキサン(7mL)及びオルトギ酸トリエチル(1.2mL、7.02mmol)を、フラスコ内の中間体(R)-3’-アミノ-N-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-6’’-(トリフルオロメチル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミド(F1、0.67g、1.4mmol)に加えた。p-トルエンスルホン酸(0.267mg、1.4mmol)を室温で加え、生じた混合物を一晩撹拌した。混合物を濃縮し、それに続いて飽和NaHCOを加え、形成した固体を真空濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(98 1.82g、収率69%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 3.25-3.18(2H,m),3.90-3.87(1H,m),4.25-4.12(3H,m),5.96(1H,t,J=8.5Hz),8.16(1H,d,J=6.7Hz),8.62(1H,d,J=8.3Hz),9.11(1H,d,J=8.0Hz),9.18(1H,s),9.27(1H,s),9.35(1H,s),9.50(1H,s),9.90(1H,s),10.20(1H,s);MS(m/z):488.1 [M+H];99%純度
表11は、反応物4、5、及び6を示される基に替えて、98に関して記載されたものに類似の手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000198
Figure 2023502476000199
Figure 2023502476000200
Figure 2023502476000201
Figure 2023502476000202
Figure 2023502476000203
白色の固体としての(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(120)の調製
Figure 2023502476000204
オルトギ酸トリエチル(1.69ml、10.2mmol)及びp-トルエンスルホン酸(117mg、0.679mmol)を、(S)-3’-アミノ-6’’-シクロプロピル-N-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-[3,2’:6’,3’’-テルピリジン]-4’-カルボキサミド(301mg、0.679mmol)のジオキサン(3.4ml)溶液に加えた。1時間後、DMF(0.5ml)を加え、反応混合物を40℃に加熱し、48時間撹拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウム(pH>11)によりクエンチした。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを白色の固体として与えた(120、115mg、37%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.02(4H,d,J=8.2Hz),2.23-2.17(1H,m),4.08(1H,dd,J=14.1,9.9Hz),4.45(2H,d,J=12.5Hz),6.78(1H,d,J=6.4Hz),7.47(1H,d,J=8.2Hz),7.59(1H,dd,J=7.9,4.8Hz),8.49-8.47(2H,m),8.54(2H,d,J=11.8Hz),8.70(1H,d,J=4.8Hz),9.26(1H,s),9.32(1H,s);MS(m/z):454.2 [M+H];>99%純度.
表12は、反応物4、5、及び6を示される基に替えて、120に関して記載されたものに類似の手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000205
(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(108)の調製
Figure 2023502476000206
108は、1の合成の工程2(中間体B1の合成)に関して報告された手順に従って調製した。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.17(3H,d,J=6.2Hz),3.76(1H,dd,J=13.3,8.6Hz),3.97(3H,s),4.16(1H,dd,J=13.3,3.2Hz),5.08(1H,d,J=5.0Hz),8.03(1H,d,J=8.3Hz),8.46(1H,s),8.49(1H,s),8.53(1H,s),8.86(1H,s),8.93(1H,d,J=8.3Hz),9.65(1H,s);MS(m/z):431.1 [M+H];>99%純度.
表13は、反応物4、5、及び6を示される基に替えて、108に関して記載されたものに類似の手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000207
Figure 2023502476000208
Figure 2023502476000209
Figure 2023502476000210
Figure 2023502476000211
Figure 2023502476000212
Figure 2023502476000213
Figure 2023502476000214
Figure 2023502476000215
Figure 2023502476000216
Figure 2023502476000217
Figure 2023502476000218
K-0004422 6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(134)の調製
工程1.tert-ブチル(3R,4R)-3-(6-(4-クロロフェニル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(前駆体5)の調製
Figure 2023502476000219
上記手順を、108に関して報告された手順に従って実施すると、tert-ブチル(3R,4R)-3-(6-(4-クロロフェニル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(前駆体5)及び6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(134)の混合物を与えた。
工程2.6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(134)
Figure 2023502476000220
前駆体5及び134の混合物(218mg、0.43mmol)を、3.0mLの4M HClのジオキサン溶液に溶解させ、室温で1時間撹拌した。ジエチルエーテル(2.0ml)を加え、固体を遠心分離し、デカンテーションし、エーテルによりトリチュレートし、乾燥させた。固体を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(134、120mg、0.29、収率67%)を白色の固体として与えた。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 2.70(1H,dd,J=11.5,4.7Hz),3.00(1H,dd,J=11.8,5.3Hz),3.23(1H,dd,J=11.6,6.1Hz),3.27(1H,s),3.34-3.31(1H,m),4.43-4.41(1H,m),4.83-4.80(1H,m),5.31(1H,d,J=4.6Hz),7.60-7.55(3H,m),8.31(2H,d,J=8.4Hz),8.54-8.51(3H,m),8.68(1H,dd,J=4.8,1.7Hz),9.32(1H,d,J=2.1Hz).MS(m/z):420.1 [M+H];99%純度.
(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(135)の製造:
Figure 2023502476000221
オルトギ酸トリエチル(1.74ml、10.5mmol)及び12.1N HCl(115μl、1.39mmol)を、(R)-5-アミノ-6’-シクロプロピル-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-N-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-[2,3’-ビピリジン]-4-カルボキサミド(F19、311mg、0.697mmol)のジオキサン(3.5ml)溶液に加えた。1時間後、DMF(0.5ml)を加え、反応混合物を24時間室温で撹拌した。反応混合物を重炭酸ナトリウム(pH>>11)によりクエンチした。水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(135、152mg、48%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.03-1.00(4H,m),2.23-2.18(1H,m),3.98(3H,s),4.10-4.03(1H,m),4.49-4.40(2H,m),6.79(1H,t,J=6.1Hz),7.46(1H,dd,J=8.1,4.9Hz),8.31-8.30(1H,m),8.50-8.47(3H,m),8.84-8.82(1H,m),9.29-9.28(1H,m);MS(m/z):457.1 [M+H];>99%純度.
表14は、反応物4、5、及び6を示される基に替えて、139に関して記載されたものに類似の手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000222
本開示内に包含される化合物は、スキームIIIに概説され、以下の実施例に記載される手順により調製できる。
Figure 2023502476000223
3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(137)の調製
工程1.3-アミノ-6-クロロ-N-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)イソニコチンアミド(中間体G1)の調製
Figure 2023502476000224
中間体G1を、114の合成の工程3に従って調製した。MS(m/z):338.0[M+H]
表15は、上記に示される工程に従って製造した中間体を示す。
Figure 2023502476000225
Figure 2023502476000226
Figure 2023502476000227
Figure 2023502476000228
Figure 2023502476000229
Figure 2023502476000230
工程2.6-クロロ-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体H1)の調製
Figure 2023502476000231
中間体H1を、98の合成の最終工程に従って合成した。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ 3.62-3.55(1H,m),3.92(3H,s),4.11-4.06(2H,m),4.16(1H,dd,J=10.0,5.6Hz),4.52(1H,s),4.92(1H,s),5.71(1H,d,J=4.1Hz),7.79-7.76(1H,m),8.32(1H,s),8.33(1H,s),8.73(1H,s);MS(m/z):348.0 [M+H];>90%純度.
表16中の中間体を、上述の工程に従って合成した。
Figure 2023502476000232
Figure 2023502476000233
Figure 2023502476000234
表17は、108の合成の最終工程に従って合成した中間体を示す。
Figure 2023502476000235
Figure 2023502476000236
Figure 2023502476000237
Figure 2023502476000238
工程3.方法A:3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(137)の調製:
Figure 2023502476000239
6-クロロ-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(H1、200mg、0.575mmol)、クロロ(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2-アミノエチル)フェニル)]パラジウム(II)[Xphos Pd G1]、(22.24mg、0.029mmol)、及び5-トリフルオロメチル-2-ピリジルボロン酸MIDAエステル(260mg、0.863mmol)を、空気の下で、撹拌子を備えた加熱乾燥させた10mL圧力バイアルに加えた。バイアルをアルゴンで満たし、次いで1-メチル-2-ピロリドン(NMP)(4mL)を加え、それに続いてジエタノールアミン(0.055ml、0.575mmol)、KPO(610mg、2.87mmol)、及びCu(OAc)(52.2mg、0.288mmol)を加えて、バイアルをキャップで密封した。反応混合物を100℃に加熱し、18時間撹拌した。次いでバイアルを冷却した。反応混合物に8mLの2N HClを加え、生じた溶液を10分間撹拌し、次いで1N NaOH(12mL)を加え、生じた溶液を20分間撹拌した。形成した沈殿物を濾過し、回収し、乾燥させた。シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる沈殿物の精製は標記化合物3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(137、151mg、収率57%)。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ 3.64(1H,d,J=9.3Hz),3.98(4H,s),4.15(3H,s),4.20(1H,d,J=8.1Hz),4.57(2H,s),5.01(2H,s),5.75(2H,s),8.39(3H,d,J=11.3Hz),8.55(1H,s),8.87-8.81(4H,m),9.14(1H,s);MS(m/z):459.1 [M+H];>99%純度.
表18は、反応物6及び7を示される基に替えて、137に関して記載されたものに類似な手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000240
Figure 2023502476000241
Figure 2023502476000242
Figure 2023502476000243
Figure 2023502476000244
Figure 2023502476000245
Figure 2023502476000246
Figure 2023502476000247
表19は、137の合成の最終工程に使用した手順に従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000248
本開示内に包含される化合物は、スキームVに概説され、以下の実施例に記載される手順により調製できる。
Figure 2023502476000249
6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン18(152)の調製:
Figure 2023502476000250
152は、1の合成の工程4に従って合成した。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 3.63(1H,dd,J=9.6,3.3Hz),4.07(1H,dd,J=10.0,4.0Hz),4.22-4.13(2H,m),4.58(1H,s),5.00(1H,s),5.70(1H,d,J=4.4Hz),7.60(3H,m),8.32(2H,d,J=8.4Hz),8.37(1H,s),8.54(1H,s),8.56(1H,s),8.70(1H,s),9.34(1H,s);MS(m/z):421.1 [M+H];>98%純度.
表20は、反応物6、7、及び8を示される基に替えて、152に関して記載のものに類似な手順により製造した化合物を列記する。
Figure 2023502476000251
(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸(155)の製造
Figure 2023502476000252
メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート(127、70mg、0.15mmol)を0.5 THFに溶解させ、0.5mLの1M LiOHを滴加した。反応混合物を室温で撹拌したままにした。完了後、溶液をAmberlite-IR120[H]により酸性化し、濾過し、濃縮し、残渣を逆相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸を与えた(155、32mg、0.073mmol、収率47%)。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.76(3H,d,J=7.5Hz),5.42(1H,d,J=7.5Hz),7.62(1H,dd,J=8.0,5.0Hz),7.98(1H,d,J=8.3Hz),8.46(1H,s),8.64(1H,d,J=4.8Hz),8.77-8.75(2H,m),8.86(1H,d,J=8.3Hz),9.43(1H,s),9.56(1H,s). MS(m/z):442.1 [M+H].純度:99%.
(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド(156)の調製
Figure 2023502476000253
(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸(155、150mg、0.34mmol)及びメチルアミン塩酸塩(35mg、0.51mmol)を1.1mLの無水NMPに溶解させた。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.02mmol)を加えた。溶液を氷水浴中で冷却し、HATU(155mg、0.408mmol)を加えた。反応混合物を放置して室温に温め、室温で撹拌したままにした。完了後、反応物を水でクエンチし、EtOAcにより希釈した。有機相を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミドを与えた(156、94mg、0.21mmol、収率61%)。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.78(3H,d,J=7.3Hz),2.79(3H,s),5.48(1H,d,J=7.3Hz),7.62(1H,dd,J=7.9,5.0Hz),7.97(1H,d,J=8.3Hz),8.52(1H,s),8.65(1H,d,J=4.8Hz),8.74-8.73(2H,m),8.85(1H,d,J=8.4Hz),9.43(1H,s),9.55(1H,s).MS(m/z):455.1 [M+H].純度:99%.
(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド(157)の調製
Figure 2023502476000254
157は、156に関して報告された手順に従って合成した。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.66(3H,d,J=7.3Hz),2.87(3H,s),3.19(3H,s),5.88(1H,d,J=7.5Hz),7.59(1H,dd,J=7.9,4.7Hz),8.06(1H,d,J=8.3Hz),8.59-8.57(1H,m),8.64(1H,s),8.70-8.69(1H,m),8.74(1H,s),8.92(1H,d,J=8.4Hz),9.37(1H,s),9.62(1H,s).MS(m/z):469.1 [M+H].純度:99%.
(S)-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド(158)の調製
Figure 2023502476000255
158は、138に関して報告された手順に従って合成した。H-NMR(DMSO-d6,400MHz):δ 1.68(3H,d,J=7.3Hz),3.53(2H,dd,J=17.9,9.2Hz),3.83(1H,dd,J=9.3,4.4Hz),3.91(1H,t,J=7.3Hz),3.99(1H,t,J=5.6Hz),4.06(1H,s),5.29(1H,d,J=3.9Hz),5.46-5.40(1H,m),7.61(1H,dd,J=7.9,4.9Hz),8.07(1H,d,J=8.3Hz),8.58(2H,t,J=7.8Hz),8.64(1H,s),8.72(1H,d,J=4.8Hz),8.76(1H,s),8.95(1H,d,J=8.4Hz),9.38(1H,s),9.65(1H,s). MS(m/z):527.1 [M+H].純度:>99%
3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(159)の調製
工程1.6-クロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体6)の調製
Figure 2023502476000256
6-クロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C23、140mg、0.44mmol)を無水THF(4.4mL)に懸濁させ、混合物を氷水浴により冷却した。NaH(油中60%分散液、26mg、1.10mmol)を加え、混合物を10分間撹拌してから、SEMCl(0.19mL、1.10mmol)を加えた。完了後、反応を飽和NHCl水溶液(25mL)及び水(10mL)によりクエンチした。水層を分離し、DCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物6-クロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(6、170mg、0.38mmol、収率86%)。H-NMR(CHCl-d,400MHz):δ -0.02(9H,s),0.94(2H,t,J=8.2Hz),1.21(1H,d,J=6.1Hz),1.33(6H,s),3.63(2H,t,J=8.3Hz),4.10(2H,s),5.50(2H,s),7.92(1H,s),8.26(1H,s),8.54(1H,s),8.79(1H,s).MS(m/z):450.2 [M+H]
工程2.3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体7)の調製
Figure 2023502476000257
前駆体7を、上記で報告された手順に従って調製した。H-NMR(CHCl-d,400MHz):δ -0.001(9H,s),0.96(2H,t,J=8.3Hz),1.35-1.32(6H,m),2.12(1H,s),3.67(2H,t,J=8.3Hz),4.15(2H,s),5.55(2H,s),8.10-8.08(1H,m),8.32(1H,s),8.62(1H,s),8.70(1H,d,J=8.3Hz),8.89(1H,s),8.97(1H,s),9.09(1H,s).MS(m/z):561.2 [M+H]
工程3.3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(159)の調製
Figure 2023502476000258
3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-8-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体7、90mg、0.16mmol)を1.6mLの無水DCMに溶解させ、溶液を氷水浴により冷却した。トリフルオロ酢酸(0.61mL、8.0mmol)を加えた。反応混合物を0℃で30分間撹拌したままにし、室温まで温めた。完了後、揮発物を減圧下で除去した。残渣をEtOAcに吸収させ、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィーにより精製し、それに続いてMeOH中で再結晶化すると、標記化合物3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(159、35mg、収率51%)。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.27(6H,s),4.13(2H,s),8.27-8.25(1H,m),8.43(1H,s),8.67(1H,s),8.81-8.79(1H,m),8.90(1H,s),8.99-8.97(2H,m).MS(m/z):431.1 [M+H].純度:98%.
3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(160)の調製
工程1.6-クロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体8)の調製
Figure 2023502476000259
オーブンで乾燥させたスクリューキャップ試験管に、CuI(53mg、0.28mmol)、4,7-ジメトキシ-1,10-フェナントロリン(134mg、0.56mmol)、イミダゾール(95mg、1.4mmol)、6,8-ジクロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(B2、400mg、1.4mmol)、ポリ(エチレングリコール)(233mg、0.07mmol)、CsCO(908mg、2.8mmol)、及び磁気撹拌子を入れた。次いで、無水NMP(7mL)を加え、反応容器にゴム製セプタムを取り付けた。容器を、3サイクルにわたり、真空にしてアルゴンにより再び満たした。反応混合物を2~3時間108℃で加熱した。完了後、反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタンにより希釈し、celiteのプラグに通して濾過し、追加のジクロロメタンにより溶出させた。濾液を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、生じた残渣を順相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物6-クロロ-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(前駆体8、200mg、収率45%)。H-NMR(CHOH-d,300MHz):δ 1.24-1.21(6H,m),3.65(1H,s),4.13(1H,s),7.18(1H,s),8.08(1H,s),8.26(1H,s),8.44(1H,s),9.11(1H,s).MS(m/z):319.9 [M+H]
工程2.3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(160)の調製
Figure 2023502476000260
化合物160を、121に関して報告された手順に従って調製した。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.27(6H,s),4.08(2H,s),7.11(1H,s),8.14(1H,d,J=8.1Hz),8.27(1H,s),8.37(1H,s),8.44(1H,d,J=8.3Hz),8.87(2H,d,J=16.9Hz),9.06(1H,s).MS(m/z):430.9 [M+H].純度:99%.
3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(161)の調製
Figure 2023502476000261
161を、1の合成の工程4に従って合成した。H-NMR(CHOH-d,300MHz):δ 1.30(6H,s),4.16(2H,s),7.20(1H,s),7.98(1H,d,J=8.3Hz),8.40(1H,s),8.48(1H,s),8.68(1H,s),8.82(1H,d,J=8.3Hz),9.18(1H,s),9.51(1H,s).MS(m/z):430.9 [M+H].純度:98%.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(162)の調製
工程1.(S)-3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパン-2-イル)-6,8-ジクロロピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体9)の調製
Figure 2023502476000262
イミダゾール(99mg、1.5mmol)を、(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(B1、200mg、0.73mmol)の無水DMF溶液に加えた。溶液を氷水浴により冷却し、TBDMSCl(132mg、0.88mmol)を加えた。反応混合物を静置して室温まで温め、2時間撹拌したままにした。完了後、反応をメタノールによりクエンチした。反応混合物をEtOAcにより希釈し、飽和NaHCO及び水で連続的に洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮すると、標記化合物(S)-3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパン-2-イル)-6,8-ジクロロピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(前駆体9、280mg、収率99%)。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ -0.07(6H,d,J=10.7Hz),0.73(9H,s),1.41(3H,d,J=7.0Hz),3.93-3.81(2H,m),4.87(1H,s),8.05(1H,s),8.61(1H,s).MS(m/z):387.9 [M+H]
工程2.(S)-3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパン-2-イル)-6-クロロ-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(P1)の調製
Figure 2023502476000263
中間体P1を、160の合成の工程1に報告された手順に従って合成した。MS(m/z):420.0[M+H]。
表21は、上述の工程に従って合成した中間体を示す。
Figure 2023502476000264
工程3.(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(Q1)の調製
Figure 2023502476000265
(S)-3-(1-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパン-2-イル)-6-クロロ-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体P1、460mg、1.1mmol)を無水THF(11mL)に溶解させ、氷水浴により冷却した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M、1.3mL、1.3mmol)を滴加し、溶液を10分間撹拌した。完了後、反応混合物を飽和NHClによりクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を回収し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をMeOHに吸収させ、沈殿物を回収して乾燥させると、標記化合物を与え、それをさらに精製せずに次の工程に使用した、(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体Q1、340mg、1.1mmol、定量的収率)。H-NMR(DMSO-d,300MHz):δ 1.45-1.39(3H,m),3.84-3.62(2H,m),4.93-4.78(1H,m),5.06-5.11(1H,m),7.17-7.14(1H,m),8.03-8.00(1H,m),8.12-8.09(1H,m),8.66-8.62(1H,m),8.85-8.83(1H,m).MS(m/z):305.9 [M+H]
表22は、上述の工程に従って合成した中間体を列記する。
Figure 2023502476000266
工程4.(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(162)の調製
Figure 2023502476000267
162は、137に関して報告された手順に従って調製した。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 1.57(3H,d,J=7.1Hz),3.87(1H,dd,J=11.9,4.3Hz),3.97(1H,dd,J=11.9,6.9Hz),5.01(1H,td,J=7.1,4.4Hz),7.19(1H,s),8.28(1H,dd,J=8.3,2.2Hz),8.43(1H,s),8.57(1H,s),8.70(1H,d,J=8.4Hz),9.03(1H,s),9.15(1H,s),9.19(1H,s).MS(m/z):416.9 [M+H].純度:98%.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(163)の調製
Figure 2023502476000268
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体Q1、85mg、0.28mmol)及び2-トリフルオロメチル-ピリジン-5-ボロン酸(80mg、0.42mmol)を2mLのトルエン-EtOH(2:1)に溶解させ、炭酸ナトリウム(118mg、1.1mmol)を加えた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(32mg、0.028mmol)を加え、懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。反応混合物を85℃にアルゴン下で加熱し、一晩撹拌したままにした。完了後、反応混合物を冷却し、EtOAc中で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶液を濃縮し、順相カラムクロマトグラフィーにより精製し、それに続いてMeOH中で結晶化すると、標記化合物(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(163、52mg、収率45%)。H-NMR(CHOH-d,300MHz):δ 0.08(3H,d,J=7.1Hz),2.47-2.38(2H,m),3.53(1H,s),5.69(1H,s),6.48(1H,d,J=8.3Hz),6.91(1H,s),7.08(1H,s),7.20(1H,s),7.34(1H,d,J=8.4Hz),7.70(1H,s),8.03(1H,s).MS(m/z):416.9 [M+H],純度:99%.
表23は、工程2中の反応物を替えて、163に関して報告された合成手順に従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000269
Figure 2023502476000270
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(168)の調製
Figure 2023502476000271
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(C10、100mg、0.313mmol)及び5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメチル)チアゾール(96.0mg、0.344mmol)をジオキサンに溶解させた。Pd(OAc)(7.02mg、0.031mmol)、トリフェニルホスフィン(16.4mg、0.063mmol)及びKPO(266mg、1.25mmol)を溶液に加えた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。反応混合物を90℃に加熱し、16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、水及びブラインで洗浄した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(168、28mg、収率20%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.45(3H,d,J=7.0Hz),3.71-3.66(1H,m),3.82-3.77(1H,m),3.97(3H,s),4.92-4.87(1H,m),5.10(1H,t,J=5.4Hz),8.45(1H,s),8.51(1H,s),8.58(1H,s),8.77(1H,s),9.03(1H,s).MS(m/z):437.1 [M+H];98%純度.
表24は、168に報告された手順に従って工程を実施する合成スキームVに従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000272
Figure 2023502476000273
Figure 2023502476000274
本開示内に包含される化合物は、スキームVに概説され、以下の実施例に記載される手順により調製できる。
Figure 2023502476000275
(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(174)の調製
工程1.(S)-6-クロロ-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体S1)の調製
Figure 2023502476000276
ジメチルホルムアミド(2.0ml)を、密封したチューブ内の(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(B1、0.200g、0.73mmol)及び炭酸カリウム(0.403g、2.92mmol)に加えた。ジエチルアミン(0.0586g、0.803mmol)を加え、反応混合物を120℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え、混合物を酢酸エチルにより分配した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる残渣の精製は、標記化合物(S)-6-クロロ-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(中間体S1、0.062g、収率27%)。H-NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.21(6H,t,J=6.9Hz),1.37(3H,d,J=7.1Hz),3.64-3.60(1H,m),3.83-3.75(5H,m),4.82-4.76(1H,m),5.04(1H,t,J=5.5Hz),7.03(1H,s),8.32(1H,s);MS(m/z):311.1 [M+H]
表25は、上述の工程に従って合成した中間体を列記する。
Figure 2023502476000277
工程2.(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(174)の調製
Figure 2023502476000278
174を調製する上記工程を、最終工程1に報告された手順に従って実施した。
表26は、工程1及び工程2の反応物を替えて、174に関して報告された合成手順に従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000279
Figure 2023502476000280
Figure 2023502476000281
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(180)の調製
工程1.(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(前駆体10)の調製
Figure 2023502476000282
(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体B1、200mg、0.73mmol)をトルエンに溶解させ、脱気してから、PdCl(2.62mg、0.015mmol)、CsF(0.222g、1.46mmol)、CuI(0.056g、0.292mmol)、トリ-ターシャリーブチルホスフィン(0.292μl、0.292mmol、THF中1.0M)、及び2-(トリブチルスタンニル)ピリジン(0.348mg、0.803mmol)を加えた。溶液を再び脱気し、50℃で一晩撹拌した。反応混合物をEtOAcにより希釈し、水、ブラインで洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空下で除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl/MeOH)により精製すると、(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(前駆体10、55.6mg、収率24%)。H-NMR(CHCl-d,400MHz):δ 1.34(3H,m), 3.92(2H,t,J=4.4Hz),5.07-5.00(1H,m),7.41(1H,dd,J=7.3,1.9Hz),7.89-7.82(1H,m),8.03-7.98(1H,m),8.19-8.19(1H,m),8.34(1H,t,J=1.6Hz), 8.90-8.83(1H,m);MS(m/z):316.9 [M+H]
工程2.(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(180)の調製
Figure 2023502476000283
180を調製する上記工程を、1の最終工程に報告された手順に従って実施した。H-NMR(DMSO-d,300MHz):δ 1.44-1.40(3H,m),3.79-3.64(2H,m),4.91(1H,s),5.09-5.04(1H,m),7.55-7.50(1H,m),7.92-7.89(1H,m),7.99-7.95(1H,m),8.07-8.02(1H,m),8.51(1H,t,J=0.9Hz),8.77-8.74(1H,m),8.81(1H,t,J=0.8Hz),8.89-8.85(1H,m),9.60-9.58(1H,m);MS(m/z):427.9 [M+H];99%純度.
(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(181)の調製
Figure 2023502476000284
(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(77、76.2mg、0.210mmol)及びPtO(4.77mg、0.021mmol)をEtOH(3ml)に溶解させた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たし、水素ガスで置換した。反応混合物を、水素雰囲気下で、3日間室温で撹拌した。反応混合物をCeliteに通して濾過し、濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製すると、(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(181、46.0mg、収率60%)。H-NMR(CHCl-d,300MHz):δ 1.81-1.29(9H,m),1.93-1.87(2H,m),2.06(2H,d,J=12.5Hz),2.95-2.85(1H,m),3.98(2H,d,J=4.6Hz),5.06-4.97(1H,m),7.38(1H,dd,J=7.8,4.7Hz),7.91(1H,s),8.22(1H,s),8.41(1H,d,J=8.0Hz),8.61(1H,s),9.34(1H,s);MS(m/z):365.0 [M+H];99%純度.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(182)の調製
Figure 2023502476000285
上記手順を、180の合成の工程1に関して報告された手順に従って実施すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(182)を与えた。H-NMR(DMSO-d,300MHz):δ 1.43(3H,d,J=7.0Hz),3.84-3.64(2H,m),4.91(1H,m),5.07(1H,t,J=5.6Hz),7.50(1H,ddd,J=7.4,4.8,1.2Hz),7.59(1H,dd,J=7.9,4.8Hz),8.00(1H,td,J=7.8,1.7Hz),8.60-8.54(3H,m),8.69(1H,dd,J=4.8,1.7Hz),8.77-8.75(1H,m),9.02(1H,s),9.36(1H,s);MS(m/z):360.0 [M+H];99%純度.
表27は、180に関して報告された合成手順に従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000286
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(184)の調製
Figure 2023502476000287
上記手順を、47の合成に関して報告された手順に従って実施すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンを与えた(184、40mg、18%)。H-NMR(DMSO-d,300MHz):δ 1.44(3H,d,J=7.0Hz),3.84-3.66(2H,m),4.42(3H,s),4.90(1H,td,J=7.1,4.9Hz),5.09-5.06(1H,m),7.59(1H,dd,J=8.0,4.8Hz),8.54-8.50(2H,m),8.56(1H,s),8.60(1H,s),8.70(1H,dd,J=4.8,1.6Hz),9.31(1H,d,J=2.1Hz).MS(m/z):364.0 [M+H];98%純度.
(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(185エナンチオマー1)及び(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(185エナンチオマー2)の調製
Figure 2023502476000288
ラセミの6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(rac-185、20mg、0.045mmol)をSFCにより精製すると、標記化合物を与えた。(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(6.9mg、収率35%)。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 3.98(1H,dd,J=13.7,9.6Hz),4.45-4.41(1H,m),4.62(1H,dd,J=13.8,3.0Hz),7.53(2H,d,J=8.4Hz),7.60(1H,dd,J=7.9,4.9Hz),8.23(2H,d,J=8.4Hz),8.33(1H,s),8.58(1H,s),8.64-8.62(1H,m),8.70(1H,d,J=8.0Hz),9.38(1H,t,J=2.6Hz).MS(m/z):446.9 [M+H].純度:99%.(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(6.4mg、収率32%)。H-NMR(CHOH-d,400MHz):δ 3.99(1H,dd,J=13.7,9.7Hz),4.46-4.41(1H,m),4.62(1H,dd,J=13.6,2.8Hz),7.54(2H,d,J=8.4Hz),7.61(1H,dd,J=8.0,4.9Hz),8.24(2H,d,J=8.4Hz),8.33(1H,s),8.60(1H,s),8.64-8.62(1H,m),8.72-8.70(1H,m),9.39(1H,d,J=2.5Hz).MS(m/z):446.9 [M+H].純度:99%.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(186)の調製
Figure 2023502476000289
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(100mg、1当量)及び5-メチル-2-(トリブチルスタンニル)ピリジン(145mg、0.131mL、1.2当量)をトルエン(3mL)に溶解させた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(73mg、0.2当量)を加え、懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。反応混合物をアルゴン下で100℃に加熱し、LC-MSによりモニタリングした。24時間後に、反応物に、KF及び水/MeOHを加え、一晩撹拌した。反応混合物をceliteに通して濾過し、濾液を濃縮し、25分かけて0~10%MeOHとするDCM/MeOHを使用してCombi-Flash(登録商標)により精製した。得られた生成物(100mg、収率84%)を逆相クロマトグラフィーによりさらに精製すると、(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(186)を白色の固体として与えた。H NMR(DMSO-d,,400MHz):δ 1.42(3H,d,J=7.0Hz),2.38(3H,s),3.67-3.64(1H,m),3.77(1H,t,J=7.5Hz),4.90(1H,d,J=7.9Hz),5.07(1H,t,J=5.6Hz),7.58(1H,dd,J=7.9,4.9Hz),7.81(1H,d,J=8.1Hz),8.44(1H,d,J=8.1Hz),8.55(2H,t,J=3.9Hz),8.59(1H,s),8.68(1H,d,J=4.7Hz),8.97(1H,s),9.34(1H,s). MS(m/z):374.1 [M+H].純度:>99%.
表28は、186に関して報告された合成手順に従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000290
(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(189)の調製
Figure 2023502476000291
工程1.(S)-6-クロロ-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オンの調製
Figure 2023502476000292
(S)-6,8-ジクロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(中間体B1 200mg、0.73mmol)及びシクロヘキサ-1-エン-1-イルボロン酸(101mg、0.80mmol)をトルエン-EtOH(3:1、7mL)に溶解させ、炭酸ナトリウム(309mg、2.9mmol)を加えた。懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(84mg、0.07mmol)を加え、懸濁液を脱気し、アルゴンにより再び満たした(3サイクル)。反応混合物をアルゴン下で75℃に加熱し、LC-MSによりモニタリングした。一晩の反応後、反応混合物を冷却し、EtOAcにより希釈し、celiteに通して濾過し、濾液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。残渣をシリカカラムにより精製すると、標記化合物を与えた(130mg、収率56%)。1H NMR(DMSO-d6,400MHz):δH 1.37(3H,d,J=7.0Hz),1.68(4H,d,J=30.1Hz),2.25(2H,s),3.76-3.60(2H,m),4.80(1H,d,J=7.9Hz),5.03(1H,t,J=5.5Hz),6.74(1H,s),7.82(1H,d,J=4.1Hz),8.46(1H,s).MS(m/z):320.1[M+H]+.
工程2.(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(188)の調製
Figure 2023502476000293
空気の下で、撹拌子を備えた加熱乾燥させた圧力バイアルに、(S)-6-クロロ-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(120mg、0.38mmol)、リン酸カリウム(399mg、1.88mmol)、(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2-アミノエチル)フェニル)]パラジウム(II)クロリド[Xphos Pd G1](28mg、0.38mmol)、及び5-トリフルオロメチル-2-ピリジルボロン酸MIDAエステル(170mg、0.56mmol)、ジエタノールアミン(79mg、0.75mmol)を加えた。2mLのNMPを加え、バイアルを脱気してからCu(OAc)2(68mg、0.38mmol)を加えた。バイアルを、撹拌しながら15時間108℃に加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、EtOAcにより希釈し、celiteパッドに通して濾過した。濾液を、飽和NaHCO、水で洗浄し、濃縮し、順相に加えて逆相のcombi-flash(登録商標)により精製すると、標記化合物を与えた(100mg、収率62%)。H NMR(CHOH-d4,400MHz):δH 1.56(3H,d,J=7.1Hz),1.78(2H,d,J=7.1Hz),1.86(2H,d,J=7.1Hz),2.34(2H,s),2.72(2H,s),3.84(1H,dd,J=11.9,4.1Hz),3.96(1H,dd,J=11.8,6.7Hz),4.96(1H,d,J=7.8Hz),6.73(1H,s),8.19(1H,d,J=8.4Hz),8.38(1H,s),8.60(1H,d,J=8.4Hz),8.92(1H,s),8.95(1H,s).MS(m/z):431.2[M+H]+.98%純度.
工程3.(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(189)の調製
Figure 2023502476000294
(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(76mg、0.18mmol)及びPtO2(4mg、0.018mmol)を17mLのEtOHに溶解させた。懸濁液を、3サイクルの間、脱気し、(バルーン中の)Hガスにより再び満たした。反応混合物を(バルーン中の)Hガスの下で、室温で撹拌し、LC-MSによりモニタリングした。反応を24時間後に停止し、celiteに通して濾過した。濾液を濃縮し、順相及び逆相のcombi-flash(登録商標)により精製すると、標記化合物:(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(189)(18mg、収率24%)。1H NMR(DMSO-d6,400MHz):δH 1.34(1H,s),1.41(3H,d,J=7.0Hz),1.47(2H,d,J=13.5Hz),1.76(3H,t,J=12.2Hz),1.89(4H,t,J=14.9Hz),3.66-3.63(1H,m),3.76(1H,s),3.84(1H,s),4.88(1H,s),5.05(1H,d,J=5.8Hz),8.39(1H,d,J=8.4Hz),8.57(1H,s),8.66(1H,d,J=8.4Hz),8.87(1H,s),9.11(1H,s).MS(m/z):433.2[M+H]+;純度96%;(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-2,3-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-4(1H)-オン(22mg、収率29%)を与えた。1H NMR(DMSO-d6,400MHz):δH 1.14(3H,d,J=6.9Hz),1.27(1H,d,J=15.6Hz),1.44(2H,d,J=14.2Hz),1.61(2H,t,J=12.4Hz),1.73(1H,br s),1.82(4H,br s),2.90(1H,s),3.49(2H,d,J=6.8Hz),4.54(1H,d,J=8.2Hz),4.62(2H,s),4.85(1H,d,J=5.8Hz),7.11(1H,s),8.24(1H,d,J=8.5Hz),8.43(1H,d,J=8.5Hz),8.52(1H,s),8.96(1H,s).MS(m/z):435.2 [M+H]+;99%純度.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N,N-ジメチル-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-カルボキサミド(190)の調製
Figure 2023502476000295
(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(200mg、1当量)、ジメチルアミン.HCl(77mg、1.5当量)、モリブデンヘキサカルボニル(166mg、1当量)及びXPhos(60mg、0.2当量)の混合物に、ジオキサン(6mL)を加えた。懸濁液を脱気し、窒素で再び満たした(3サイクル)。酢酸パラジウム(II)(15mg、0.1当量)及びKPOを加え、懸濁液を脱気し、再び窒素で満たした(3サイクル)。反応混合物を100℃で加熱し、LC-MSによりモニタリングした。一晩後、反応混合物をceliteに通して濾過し、EtOAc、MeOHで洗浄し、濾液を濃縮した。粗生成物(190)を、最初に、25分かけて0~10%MeOHとするDCM/MeOHにより溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、それに続いて水/アセトニトリルを使用して逆相により精製すると、所望の生成物を与えた(90mg、40%)。H NMR(DMSO-d,400MHz):δ 1.40(3H,d,J=7.0Hz),3.05(7H,s),3.66(1H,s),3.76(1H,s),4.88-4.83(1H,m),5.05(1H,t,J=5.3Hz),7.55(1H,t,J=6.3Hz),8.16(1H,s),8.41(1H,d,J=8.0Hz),8.58(1H,s),8.66(1H,d,J=4.8Hz),9.21(1H,s).MS(m/z):488.0 [M+H];>99%純度.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(191)の調製:
化合物191を、上記一般スキームIVと同じ手順及び以下の保護戦略に従って調製した。
Figure 2023502476000296
表29は、一般スキームVIにより合成した中間体を記載する。
Figure 2023502476000297
表30は、上記合成スキームVIに従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000298
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メトキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(192)の調製
Figure 2023502476000299
オーブンで乾燥させたマイクロ波バイアルに、ビス(ジ-tert-ブチル(4-ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(5.6mg、0.05mmol)、トリフルオロ(2-メトキシエチル)-λ4-ボラン、カリウム塩(40mg、0.24mmol)、Cs2CO3(154mg、0.47mmol)及び(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(50mg、0.16mmol)を導入した。バイアルを密封し、脱気し、再びNで満たした。脱気したジオキサン-H2O(4:1、1mL)をシリンジにより加えた。次いで、反応混合物を100℃に予備加熱した油浴内に配置し、24時間この温度で撹拌した。完了後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAcにより希釈し、celiteパッドに通して濾過した。濾液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、順相クロマトグラフィーにより精製すると、標記化合物(192)を与えた。H NMR(DMSO-d6,400MHz):δH 1.39(3H,d,J=7.0Hz),3.17(2H,t,J=6.4Hz),3.24(3H,s),3.64-3.61(1H,m),3.77(3H,t,J=6.7Hz),4.85(1H,s),5.03(1H,t,J=5.5Hz),7.53(1H,t,J=6.2Hz),7.93(1H,s),8.40(1H,d,J=7.9Hz),8.47(1H,s),8.64(1H,d,J=4.6Hz),9.20(1H,s).MS(m/z):341.1 [M+H]+;96%純度.
(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メトキシエチル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン(193)の調製
化合物193を、上記一般スキームIVと同じ手順に従い、化合物192の手順に従うアルキル-アリールカップリング工程に従って調製した。
Figure 2023502476000300
表31は、一般スキームVIIにより合成した中間体を記載する。
Figure 2023502476000301
表32は、上記合成スキームVIIに従って合成した化合物を列記する。
Figure 2023502476000302
実施例2:DRE-ルシフェラーゼレポーターアッセイ
AHRは、それが活性化する遺伝子の上流でダイオキシン応答配列(DRE)に結合する。AHR活性の1つの尺度は、1つ又は複数のDRE要素の下流のルシフェラーゼなどのレポーター遺伝子の活性化である。ルシフェラーゼ活性は、hisレポーターを発現している細胞中のAHRの活性化及び阻害を反映するだろう。20000のヒトHepG2肝臓癌-AhR-Luciaレポーター細胞又はヒトHT29結腸腺癌-AhRレポーター細胞又はDRE-ルシフェラーゼレポーターが安定にトランスフェクトされた他の細胞株を、プレート(96ウェル、384ウェル、又は他のプレート)内のイーグル最小必須培地、10%熱非働化FBS、1X非必須アミノ酸、Pen-Strep(10,000U/mL)及びNormocin(100ug/mL)に播種し、COインキュベーター内で、一晩37℃でインキュベートし、100uMから始まる対数希釈のAhRアンタゴニストと共に、又は無しで処理した。
細胞を播種した1時間後に、TCDD、キヌレニン、ITE(2-(1H-インドール-3-イルカルボニル)-4-チアゾールカルボン酸メチルエステル)、VAF347、BNF(β-ナフトフラボン)、FICZ(6-ホルミルインドロ(3,2-b)カルバゾール)などのAHR活性化リガンド又は他のAHRリガンドを、その特異的EC50濃度で、AHRアンタゴニストを有する、又は有さない細胞に加えた。
細胞を、24若しくは48時間又は別の時点インキュベートし、次いで、上清を、AHR活性化又は阻害の読取りとしてルシフェラーゼ活性の測定のために分析した。ルシフェラーゼを、製造業者の説明書に従って、Invivogenの市販のキットQUANTI-Luc(商標)アッセイ溶液キットにより測定した。
アゴニストリガンドのみが加えられたルシフェラーゼのレベルは最大シグナルであり、アンタゴニストのないルシフェラーゼは最低シグナルであった。IC50値を、ルシフェラーゼ活性の半分を阻害する濃度として決定した。本開示の化合物のルシフェラーゼのIC50レベルを表33に報告する。「A」は100nM未満のIC50値を示し、「B」は100~500nMのIC50を示し、「C」は500nM超のIC50を示し、「D」は、IC50値がデータから生成できなかったことを示す。
Figure 2023502476000303
Figure 2023502476000304
Figure 2023502476000305
実施例3:CYP1A1遺伝子発現アッセイ
ヒト及びマウス大腸癌(CRC)細胞株、それぞれHT29及びHT26、アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)を、滅菌された組織培養処理済み96ウェルプレート(ThermoFisher)にウェルあたり8.0×10細胞で播種し、コンフルエンスを達成するために37℃、5%COで、DMEM完全培地(Gibco)中で一晩成長させる。インキュベーション後に、培地を細胞単層から吸引し、次いで組織を200μLの加温されたPBS溶液で洗浄し、その後に190μLの事前加温された増殖培地を各ウェルに加える。対象とするAhRアンタゴニストを、2%DMSOを含む増殖培地中で20倍の濃度で希釈し、10μLの化合物溶液をそれぞれのウェルに三連で加える。1時間後、TCDD、キヌレニン、ITE(2-(1H-インドール-3-イルカルボニル)-4-チアゾールカルボン酸メチルエステル)、VAF347、BNF(β-ナフトフラボン)、FICZ(6-ホルミルインドロ(3,2-b)カルバゾールなどのAHR活性化リガンド又は他のAHRリガンドを、AHRアンタゴニストと共に又は無しで24時間加え、その後に培地を除去し、後のサイトカイン分析のために-80度で保存するだろう。インキュベーションの最後に、培地をCRC細胞から吸引し、細胞を100μLの冷PBS溶液で洗浄する。RNAを、製造業者のプロトコルに従って、TaqMan(商標)Gene Expression Cells-to-CT(商標)Kit(ThermoFisher)により抽出する。QuantStudio 6 Flex(Applied Biosciences)を使用して、GAPDHを内因性対照として使用してCYP1A1のmRNAレベルを分析する。両遺伝子用のTaqMan(商標)プローブセットをThermoFisherから購入する。試料を三連で実験し、データを、QuantStudioソフトウェアを使用して分析し、線形及びlog2(ΔΔCT)値として報告する。統計分析を、ビヒクル陰性対照に対する各個別の化合物の存在におけるCYP1A1レベルを比較する両側t検定を使用して実施する。ナノモル濃度の範囲にIC50を有する化合物を、さらなる評価のために検討する。インビボモデルを使用して試験する前に、このアッセイを利用して化合物の阻害作用を確認できる。
実施例4:ヒトPBMC(CD8+)アッセイ
ヒトドナー血液(8mL)をクエン酸ナトリウムCPTチューブに回収し、1,600×gで、20分間室温で遠心分離する。PBMCを含むバフィーコートを回収し、室温の30mLのRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシンを補った)を含む50mLコニカルチューブに移す。PBMC試料を、400×gで、10分間10℃で遠心分離する。ペレット化されたPBMCを、10mlのRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシンを補った)中で2回洗浄し、次いでRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシン、ウシ胎児血清、及びL-グルタミンを補った:RPMI-1640完全培地)に再懸濁させる。PBMCを70ミクロンメッシュに通して濾過し、細胞残屑を除去する。体積を調整して、1.66×106細胞/mLを達成し、それから180μl(300,000PBMC)を96ウェルプレート(滅菌された、組織培養処理済み、丸底)中の各ウェルに加える。96ウェルプレート中のPBMCを37℃の5%COインキュベーター内に30分間静置し、次いでその後に10μlの示される化合物により処理する。CD8+(キリング(Killing)T細胞)分化アッセイのために、PMBCをRPMI-1640完全培地中で2、4、及び6日間培養し(1~10×10細胞)、AhRアンタゴニスト化合物と共に/無しで、5uL/ml ImmunoCult(商標)Human CD3/CD28/CD2 T Cell Activator;Stemcell 10990番)により刺激する。細胞生存率を、生死判定染料(eBioscience Fixable Viability Dye eFluor 780:ThermoFisher 65-0865-14)を1:500希釈で使用して測定した。細胞を、Live、CD11c-、CD14-、CD19-、CD8+、CD4-、CD3+と定義してCD8+に関してゲーティングした。CD8+パーセント(%)を、全体の生T細胞に対するCD8+細胞のパーセンテージとして計算した。GraphPad Prismソフトウェアにより、一元配置ANOVAを使用して、統計分析を実施した。
実施例5:ヒトPBMCサイトカインアッセイ
ヒトドナー血液(8mL)をクエン酸ナトリウムCPTチューブに回収し、1,600×gで、20分間室温で遠心分離する。PBMCを含むバフィーコートを回収し、室温の30mLのRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシンを補った)を含む50mLコニカルチューブに移す。PBMC試料を、400×gで、10分間10℃で遠心分離する。ペレット化されたPBMCを、10mlのRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシンを補った)中で2回洗浄し、次いでRPMI-1640培地(ペニシリン-ストレプトマイシン、ウシ胎児血清、及びL-グルタミンを補った:RPMI-1640完全培地)に再懸濁させる。PBMCを70ミクロンメッシュに通して濾過し、細胞残屑を除去する。体積を調整して、1.66×106細胞/mLを達成し、それから180μl(300,000PBMC)を96ウェルプレート(滅菌された、組織培養処理済み、丸底)中の各ウェルに加える。96ウェルプレート中のPBMCを、37℃の5%COインキュベーター内に30分間静置し、次いでその後に10μlの示される化合物により処理する。サイトカイン分泌アッセイのために、PMBCを、RPMI-1640完全培地中で、2、4、及び6日間培養し(1~10×104細胞)、AhRアンタゴニスト化合物と共に/無しで、5uL/ml ImmunoCult(商標)Human CD3/CD28/CD2 T Cell Activator;Stemcell 10990番)により刺激する。37℃、5%COでの2、4、及び6日間のインキュベーションの後、100μLの細胞上清を回収し、96ウェルプレート(非組織処理、平底)に移す。プレートを、350×gで、5分間室温で遠心分離し、次いで透明な上清を新たな96ウェルプレート(非組織処理、平底)に移す。残存する細胞を、CellTiter-Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability Assay (Promega)を使用して、生存率に関して試験する。上清を、Luminex Immunoassay Technology(MAGPIX System)を使用して、IL22及びIFg)に関して試験する。PBMC処理DMSO対照試料のサイトカインレベルを100%に設定し、化合物処理試料をこれに対して表す。
実施例6:溶解度測定アッセイ
試験化合物及び対照化合物プロゲステロンのストック溶液を10mMの濃度でDMSO中に調製した。15μLの各試料のストック溶液(10mM)を、順番にその適切な96ウェルラック中に配置した。485μLのPBS pH1.6及びpH7.4を、キャップのない溶解度試料プレートの各バイアル中に加えた。アッセイを単連で実施した。各バイアルに1つの撹拌棒を加え、次いでバイアルを、成形されたPTFE/シリコーンプラグを使用して密封した。次いで、溶解度試料プレートを、Eppendorf Thermomixer Comfortプレートシェイカーに移し、25℃で、1100rpmで2時間振とうした。2時間の完了後、プラグを除去し、大きな磁石を使用して撹拌棒を除去した。溶解度試料プレートの試料をフィルタープレートに移した。Vacuum Manifoldを使用して、全試料を濾過した。5μLのアリコートを濾液から取り、それに続いて内部標準を含む495μLのH2O及びアセトニトリル(1:1)の混合物を加えた。特定の比率の超純水を使用して、ピーク形状に応じて希釈液を希釈した。希釈係数を、溶解度値及びLC-MSシグナル応答に応じて変化させた。
10mM DMSO STDプレートから、6μLを残りの空のプレートに移し、次いで194μLのDMSOをそのプレートに加えて、300μMのSTD濃度を有した。300μM DMSO STDプレートから、5μLを残りの空のプレートに移し、次いで内部標準を含む495μLのH2O及びアセトニトリル(1:1)の混合物をそのプレートに加えて、3μMの最終STD濃度を有した。特定の比率の超純水を使用して、ピーク形状に応じて希釈液を希釈した。標準試料の濃度を、LC-MSシグナル応答に応じて変化させた。
プレートをウェルプレートオートサンプラー内に配置した。試料をLC-MS/MS分析により評価した。
計算は全て、Microsoft Excelを使用して実施した。
濾液を分析し、質量スペクトル同定及び定量化に連結したLCを使用して既知濃度の標準に対して定量化した。試験化合物及び対照化合物の溶解度値を下記の通り計算した。
Figure 2023502476000306
明示される限界内ではない化合物のあらゆる値を排除し、実験を繰り返した。
pH1.6及び7.4緩衝液中の本開示の化合物の溶解度を表34に報告する。「+++」は1μM以上の溶解度値を示し、「++」は0.1~1μMの溶解度値を示し、「+」は0.1μM未満の溶解度値を示す。
Figure 2023502476000307
Figure 2023502476000308
Figure 2023502476000309
実施例7:肝細胞安定性アッセイ
使用溶液の調製:試験化合物及び陽性対照の10mMストック溶液をDMSO中に調製した。別なコニカルチューブ内で、198μLの50%アセトニトリル/50%水と2μLの10mMストックを合わせることにより、試験化合物及び陽性対照の10mM溶液を、100μMに希釈した。
肝細胞の調製:インキュベーション培地(GlutaMAXを補ったウィリアムのE培地)及び肝細胞解凍培地を37℃水浴中に配置し、使用前に少なくとも15分間加温した。凍結保存された肝細胞のバイアルを、解凍プロセスが起きるまでバイアルが極低温の温度のままであることを確実にしながら保管場所から移した。バイアルを37℃水浴中に配置し、バイアルを2分間穏やかに振とうすることにより、細胞を解凍した。解凍が終了した後、バイアルに70%エタノールを噴霧し、安全キャビネットに移した。ワイドボアピペットチップを使用して、肝細胞を、解凍培地を含む50mLコニカルチューブに移した。50mLコニカルチューブを遠心分離機内に配置し、100gで10分間回転させた。回転が完了すると、解凍培地を吸引し、肝細胞を充分なインキュベーション培地に再懸濁させて、およそ1.5×10細胞/mLが生じた。AO/PI染色を利用して細胞を計数し、生細胞密度を決定した。生存能力の劣る(<75%生存率)細胞を、使用するのに許容されないと決定した。細胞を、インキュベーション培地により、0.5×10生細胞/mLの使用細胞密度に希釈した。
安定性測定の手順:198μLの肝細胞を、96ウェルノンコートプレートの各ウェルにピペットで入れた。プレートをインキュベーター内に配置して、肝細胞を10分間温めた。2μLの100μM試験化合物又は陽性対照溶液を、96ウェルノンコートプレートのそれぞれのウェルにピペットで加えて、反応を開始させた。プレートを、指定された時点でインキュベーターに戻した。ウェル内容物を、0、15、30、60、90、及び120分の時点で、25μLアリコートに移した。次いで、アリコートを、内部標準、IS(100nMアルプラゾラム、200nMカフェイン、及び100nMトルブタミド)を含有する6体積(150μL)のアセトニトリルと混合し、反応を終了させた。混合物を5分間ボルテックスにかけた。試料を45分間3,220gで遠心分離した。上清の100μLのアリコートを、100μLの超純水で希釈し、混合物をLC/MS/MS分析に使用した。インキュベーションは全て二連で実施した。
データ分析:計算は全てMicrosoft Excelを使用して実施した。ピーク面積を抽出イオンクロマトグラムから決定した。親化合物のインビトロ半減期(t1/2)を、親の消失パーセント対時間曲線の回帰分析により決定した。
インビトロ半減期(インビトロt1/2)を傾き値から決定した:
インビトロt1/2=0.693/k
インビトロt1/2(分で表す)の、インビトロ固有クリアランス(インビトロCLint、μL/分/1×10細胞で表す)への変換は、以下の方程式を使用して実施した(二重の測定の平均):
インビトロCLint=kV/N
V=インキュベーション体積(0.2mL);
N=ウェルあたりの肝細胞の数(0.1×10細胞)。
データ処理規則:データ処理の規則を表35に示す。
Figure 2023502476000310
本開示の化合物のヒト及びラット肝臓肝細胞クリアランスを表36に報告する。「+++」は20mL/分/Kg未満のCLint値を示し、「++」は20~50mL/分/KgのCLintを示し、「+」は50mL/分/Kgを超えるCLintを示す。
Figure 2023502476000311
Figure 2023502476000312
Figure 2023502476000313
実施例8:肝臓ミクロソーム安定性アッセイ
マスター溶液を表37に従って調製した。
Figure 2023502476000314
2つの別な実験を下記の通り実施した。
補因子(NADPH)と共に:25μLの10mM NADPHをインキュベーションに加えた。ミクロソーム及びNADPHの最終濃度は、それぞれ、0.5mg/mL及び1mMであった。ミクロソームの最終濃度は0.5mg/mLであった。混合物を37℃で10分間事前加温した。反応を、2.5μLの100μM対照化合物又は試験化合物溶液の添加により開始した。この試験ではベラパミルを陽性対照として使用した。試験化合物又は対照化合物の最終濃度は1μMであった。インキュベーション溶液を、37℃の水バッチ(water batch)中でインキュベートした。25μLのアリコートを、0.5、5、15、30、及び60分で反応溶液から採取した。IS(200nMカフェイン及び100nMトルブタミド)を有する5体積の冷アセトニトリルの添加により、反応を停止させた。試料を3,220gで40分間遠心分離した。100μLの上清のアリコートを100μLの超純水と混合し、次いでLC-MS/MS分析に使用した。
データ分析:計算は全てMicrosoft Excelを使用して実施した。ピーク面積は、抽出イオンクロマトグラムから決定した。傾き値、kを、親薬物の残存パーセンテージ対インキュベーション時間曲線の自然対数の線形回帰により決定した。
インビトロ半減期(インビトロt1/2)を傾き値から決定した:
インビトロt1/2=-(0.693/k)
インビトロt1/2(分)の、インビトロ固有クリアランス(インビトロCLint、μL/分/mgタンパク質で示す)への変換は、以下の方程式を使用して実施した(二重の測定の平均):
Figure 2023502476000315
スケールアップされたCLint(mL/分/kg)、予測されるCLH(mL/分/kg)及びEHの計算は、以下の方程式を使用して実施した:
スケールアップされたCLint=(0.693/t1/2)×(1/(ミクロソームのタンパク質濃度(0.5mg/mL)))×スケーリングファクター;
予測されるCLH=(QH×スケールアップされたCLint×fub)/(QH+スケールアップされたCLint×fub);
EH=予測されるCLH/QH
ここで、QHは肝臓血流(mL/分/kg)(表32)であり、
ubは、1と仮定される、血漿中の未結合薬物の分率である。
ヒト及びマウスミクロソームにおける固有クリアランス予測のためのスケーリングファクターを表38に報告する。
Figure 2023502476000316
データ処理規則:データ処理の規則を表39に示す。
Figure 2023502476000317
本開示の化合物のヒト及びラット肝臓ミクロソームクリアランスを表40に報告する。「+++」は10mL/分/Kg未満のClint値を示し、「++」は10~20mL/分/KgのClintを示し、「+」は20mL/分/Kgを超えるClintを示す。
Figure 2023502476000318
実施例9:Caco-2透過性アッセイ
Caco-2細胞の調製:50μL及び25mLの細胞培地を、それぞれTranswellインサート及びリザーバーの各ウェルに加えた。HTS transwellプレートを37℃、5%COで1時間インキュベートしてから、細胞を播種した。Caco-2細胞を培地により6.86×10細胞/mLに希釈し、50μLの細胞懸濁液を、96ウェルHTS Transwellプレートのフィルターウェルに分注した。細胞を、細胞培養インキュベーター内で、37℃、5%CO、95%相対湿度で14~18日間培養した。細胞培地を、最初の播種の24時間以内に開始して一日おきに交換した。
細胞単層完全性の評価:培地を、リザーバー及び各Transwellインサートから除去し、事前加温された新鮮な培地と交換した。単層の経上皮電気抵抗(TEER)を、Millicell Epithelial Volt-Ohm測定システム(Millipore、USA)を使用して測定した。測定を実施すると、プレートをインキュベーターに戻した。TEER値を以下の方程式に従って計算した:
TEER測定値(オーム)×膜の面積(cm)=TEER値(オーム・cm
TEER値は230オーム・cmを超えるはずであり、それは適しているCaco-2単層を示す。
溶液の調製:対照化合物のDMSO中の2mMストック溶液を調製し、HBSS(10mM HEPES、pH7.4)により希釈して、10μM使用溶液を得た。試験化合物のDMSO中の0.2mMストック溶液を調製し、HBSS(0.5%BSAを含む10mM HEPES、pH7.4)により希釈して、1μM使用溶液を得た。メトプロロール、エリスロマイシン、及びシメチジンを対照化合物として使用した。
薬物輸送アッセイを実施する:Caco-2プレートをインキュベーターから取り出した。単層を、事前加温されたHBSS(10mM HEPES、pH7.4)により2回洗浄した。プレートを37℃で30分間インキュベートした。頂端側から側底側方向への薬物輸送の速度を測定するために、125μLの使用溶液をTranswellインサート(頂端側コンパートメント)に加えた。50μLの試料を、直ちに、頂端側コンパートメントから、新たな96ウェルプレート中のIS(100nMアルプラゾラム、200nMカフェイン、及び100nMトルブタミド)を含む200μLのアセトニトリルに、初期ドナー試料(A-B)として移し、それを1000rpmで10分間ボルテックスにかけた。レシーバープレート中のウェル(側底側コンパートメント)を235μLの輸送緩衝液で満たした。側底側から頂端側方向への薬物輸送の速度を測定するために、285μLの使用溶液をレシーバープレートウェル(側底側コンパートメント)に加えた。50μLの試料を、直ちに、側底側コンパートメントから、新たな96ウェルプレート中のIS(100nMアルプラゾラム、200nMカフェイン、及び100nMトルブタミド)を含む200μLのアセトニトリルに、初期ドナー試料(B-A)として移し、それを1000rpmで10分間ボルテックスにかけた。Transwellインサート(頂端側コンパートメント)を75μLの輸送緩衝液で満たした。頂端側から側底側への方向及び側底側から頂端側への方向は、同時に実施する必要がある。プレートを37℃で2時間インキュベートした。インキュベーションの最後に、ドナー側(Ap→Bl流れでは頂端側コンパートメント、及びBl→Apでは側底側コンパートメント)及びレシーバー側(Ap→Bl流れでは側底側コンパートメント、及びBl→Apでは頂端側コンパートメント)からの50μL試料を、新たな96ウェルプレートのウェルに移し、それに続いて、IS(100nMアルプラゾラム、200nMカフェイン、及び100nMトルブタミド)を含む4体積のアセトニトリルを加えた。試料を10分間ボルテックスにかけ、50μL試料を新たな96ウェルプレートのウェルに移し、それに続いて50μLのHepes及び200μLのISを加えた。全試料を10分間ボルテックスにかけ、次いで3,220gで40分間遠心分離した。150μLの上清のアリコートを適切な体積の超純水と混合してから、LC-MS/MS分析をした。
データ分析:計算は全てMicrosoft Excelを使用して実施した。ピーク面積は抽出イオンクロマトグラムから決定した。単層のルシファーイエローの漏れは、以下の方程式を使用して計算できる:
Figure 2023502476000319
ここで、Iアクセプターはアクセプターウェル(0.3mL)中の蛍光強度であり、
ドナーはドナーウェル(0.1mL)中の蛍光強度であり、漏れ%として表す。
ルシファーイエローパーセンテージ量輸送された値は1.5%未満でなくてはならない。しかし、特定のtranswellのルシファーイエローパーセンテージ量輸送された値が1.5より高いが、そのtranswell中の測定されたジゴキシンPappが反復用のtranswell中で測定されたものに定性的に類似する場合、責任を負うべき科学者の科学的判断に基づいて、単層は許容できると考えられる。
見かけの透過性(Papp)は、以下の方程式を使用して薬物輸送アッセイ用に計算できる:
Figure 2023502476000320
ここで、Pappは見かけの透過性(cm/s×10-6)であり;
dQ/dtは薬物輸送の速度(pmol/秒)であり;
Aは膜の表面積(cm2)であり;
は初期ドナー濃度(nM;pmol/cm)である。
排出比は以下の方程式を使用して決定できる:
Figure 2023502476000321
ここで、Papp(B-A)は側底側から頂端側方向の見かけの透過係数を示し、
app(A-B)は頂端側から側底側方向への見かけの透過係数を示す。
本開示の化合物の見かけの透過性比を表41に報告する。「A」は10×10-6cm/秒を超えるPapp値を示し、「B」は2~10×10-6cm/秒のPappを示し、「C」は2×10-6cm/秒未満のPappを示す。
Figure 2023502476000322
実施例10:超遠心分離法による血漿タンパク結合測定
凍結血漿(-80℃で保存)を37℃水浴中で解凍し、それに続いて3,220gで10分間遠心分離して、凝血塊を除いた。上清を除いて、新たなチューブ中に遠心済み血漿(spun plasma)として入れた。遠心済み血漿を37℃水浴中で10分間事前加温した。試験化合物のストック溶液をDMSOで200μMに希釈し、次いで血漿中にスパイクした。二連の試料を調製した。化合物の最終濃度は1.0μMであった。有機溶媒の最終濃度は0.5%であった。アッセイにおいてワルファリンを陽性対照として使用した。1.0mLのスパイクされた血漿を新たなバランス超遠心分離管に移した。試料を、37℃、5%COで30分間インキュベートした。インキュベーション後に、バランス超遠心分離管を、600,000gで、5.5時間37℃で遠心分離した。遠心分離後に、50μL溶液を、超遠心分離管の中心から、超遠心分離後試料として除き、それに続いて50μLブランク血漿及び400μLクエンチ溶液(内部標準(IS、100nMアルプラゾラム、500nMラベタロール、及び2μMケトプロフェン)を含むアセトニトリル)を加えて、タンパク質を沈殿させ、化合物が放出された。試料を2分間ボルテックスにかけ、それに続いて、20,000gで、15分間室温で遠心分離した。上清を超純水により希釈し、次いでLC-MS/MS分析に使用した。安定性試料を、50μLのスパイクされた血漿を0.6mLチューブに移すことにより調製し、37℃、5%COで0.5及び6時間インキュベートした。インキュベーション後、50μLのPBS(100mM、pH7.4)及び400μLのクエンチ溶液を安定性試料に使用した。次いで、安定性試料を超遠心分離後試料と同様に処理した。上清を超純水により希釈し、次いでLC-MS/MS分析に使用した。0.5時間時点試料を無遠心(no-spun)対照としても使用した。時間0試料を、50μLのスパイクされた血漿を、50μLのPBSを含む0.6mLチューブに移すことにより調製し、それに続いて400μLのクエンチ溶液を加えて、タンパク質を沈殿させ、化合物が放出された。次いでこれらの試料を超遠心分離後試料と同様に処理した。上清を超純水により希釈して、次いでLC-MS/MS分析に使用した。
データ分析:計算は全てMicrosoft Excelを使用して実施した。血漿試料及び超遠心分離後血漿中の試験化合物の濃度をピーク面積から決定した。結合した試験化合物のパーセンテージを下記の通り計算した:
未結合%=(超遠心分離後のピーク面積/無遠心対照のピーク面積)×100%
結合%=100%-未結合%
0.5時間での残存%=0.5時間でのピーク面積/0時間のピーク面積×100%
6時間での残存%=6時間でのピーク面積/0時間でのピーク面積×100%
Figure 2023502476000323
本開示の化合物の、ヒト、ラット及びマウス血漿タンパク質への結合のレベルを表42に報告する。「+++」は50未満の結合%値を示し、「++」は50~75の結合%値を示し、「+」は75を超える結合%値を示す。
Figure 2023502476000324
実施例11:CYP阻害アッセイ
試験化合物のストック溶液を、10mMの濃度でDMSO中に調製した。ストック溶液を、アセトニトリルにより2mMに希釈した。試験化合物の最終濃度は10μMであった。陽性阻害剤の濃度を表43に列記する。ストック溶液調製のためには、陽性対照がDMSOとアセトニトリル(1:4)の混合物に最高濃度で充分に溶解され得なかった場合、アセトニトリルとDMSOの別の混合物、アセトニトリルとH2O又はDMSOの混合物が、化合物を溶解させるために使用されるだろう。
Figure 2023502476000325
これらの基質の調製詳細を表44に与える。基質溶液を-20℃冷凍庫内で保存し、使用前に室温まで温める。
Figure 2023502476000326
リン酸緩衝液(100mmol/L、pH7.4)の調製:溶液Aを調製するために、7.098gのリン酸水素二ナトリウムを秤量し、500mLの純水に加え、次いで超音波処理して内容物を溶解させた。溶液Bを調製するために、3.400gのリン酸二水素カリウムを秤量し、250mLの純水に加え、次いで超音波処理して内容物を溶解させた。溶液Aを撹拌器上に配置し、pHが7.4に達するまで溶液Bを溶液Aにゆっくりと加えた。10mmol/L NADPH溶液の調製:NADPHを、8.334mg/mLでリン酸緩衝液に溶解させた;溶液を使用前に新たに調製した。
マスター溶液を表45に従って調製した。インキュベーションを96ディープウェルプレート中で実施した。以下の体積を、インキュベーションプレートの各ウェルに分注した:179μLのリン酸緩衝液中の基質及びHLM混合物、1μLの化合物使用溶液、又はビヒクル(DMSOとアセトニトリルの混合物(1:4))。インキュベーションプレートを水浴内に配置し、37℃で15分間事前加温してから、20μLの10mmol/L NADPHのリン酸緩衝液溶液の添加により反応を開始させた。NADPHの添加後に、インキュベーションプレートを、37℃で対応する時間インキュベートした。アッセイを二連で実施した。
Figure 2023502476000327
反応物を、3%ギ酸及び内部標準(200nMラベタロール、200nMアルプラゾラム、及び200nMトルブタミド)を含む1.5体積(300μL)の冷アセトニトリルの添加によりクエンチした。プレートを3,220gで40分間遠心分離した。100μLの上清を新たなプレートに移した。上清を100μL純水により希釈した。試料を充分に混合し、UPLC/MS/MSを使用して分析した。
データ分析:自動ピーク積分面積を全ての試料でチェックする。分析物ピーク面積及び内部標準ピーク面積をexcelのスプレッドシートにエクスポートする。ヒト肝臓ミクロソーム中の各P450酵素の阻害を、非阻害対照(=100%活性)と比べた、マーカー代謝物形成の活性の減少パーセンテージとして測定する。
残存活性のパーセンテージを下記の通り計算した:
面積比=分析物のピーク面積/内部標準のピーク面積
残存活性(%)=試験化合物の面積比/ビヒクルの面積比×100%
阻害%=100-残存活性(%)
本開示の化合物の、CYP2D6及びCYP3A4の阻害%を表46に報告する。
Figure 2023502476000328
実施例12:hERG阻害アッセイ
hERGを安定に発現している(stably expressed)HEK 293細胞株(カタログ番号K1236)をInvitrogenから購入した。細胞を、85%DMEM、10%透析済みFBS、0.1mM NEAA、25mM HEPES、100U/mLペニシリン-ストレプトマイシン、及び5μg/mLブラストサイジン及び400μg/mLジェネティシン中で培養する。TrypLE(商標)Expressを使用して、週あたり約3回細胞をスプリットし、およそ40%~およそ80%コンフルエンスに維持する。アッセイの前に、細胞は、6cm細胞培養皿あたり5×105細胞でカバースリップ上にあり、1μg/mLのドキシサイクリンにより48時間誘導した。
外部溶液(mMで示す):132 NaCl、4 KCl、3 CaCl2、0.5 MgCl2、11.1 グルコース、及び10 HEPES(NaOHによりpH7.35に調整)。内部溶液(mMで示す):140 KCl、2 MgCl2、10 EGTA、10 HEPES及び5 MgATP(KOHによりpH7.35に調整)。試験化合物の使用溶液調製:試験化合物を最初にDMSO中に10mMの最終濃度でストック溶液として調製した。各化合物のストック溶液を1:3の比でDMSOにより段階希釈して、3.33、1.11、及び0.37mMを含む追加の3つの中間溶液を調製した。
hERGアッセイを実施する前に、使用溶液の最終濃度が、30、10、3.33、1.11、及び0.37μMであるように、細胞外液を使用して、10、3.33、1.11、及び0.37mM中間溶液の1000倍希釈により使用溶液を調製したが、30μM使用溶液は、10mM DMSOストックの333.333倍希釈により調製した。使用溶液中の最終DMSO濃度を0.1~0.3%(v/v)の範囲に保った。
実験手順:カバースリップを細胞培養皿から外し、それをバスチャンバー中の顕微鏡ステージに配置した。望ましい細胞を、10倍の対物レンズを使用して見つけた。10倍の対物レンズを使用して、細胞の面の上に焦点を合わせることにより、電極の先端を顕微鏡の下に見つけた。いったん先端に焦点が合うと、マニピュレーターの粗調整を使用すると同時に、先端に焦点を合わせ続けるために対物レンズを動かしながら、電極を細胞に向けて下方に進めた。細胞の直接上にある場合、マニピュレーターの微調整を利用して、40倍の対物レンズを使用することにより細胞の表面に徐々に近づいた。電極ホルダーのサイドポートにより穏やかな吸引を適用して、ギガオームシールを形成した。
Cfastを使用して、電圧ステップと一致する容量性電流(capacity current)を除去した。メンブレンパッチが破裂するまで、繰り返して短時間の強力な吸引を適用することによりホールセル構成を得た。膜電位をこの時点で-60mVに設定して、hERGチャネルが開放していないことを確実にした。次いで、増幅器のCslowを使用することにより、容量性電流のスパイクを打ち消した。
保持電位を500msの間-90mVに設定した;電流を20kHzで記録し、10kHzでフィルターをかけた。リーク電流を-80mVで500msの間試験した。
hERG電流を、+30mVで4.8秒間脱分極することにより引き起こし、次いで電圧を-50mVに5.2秒間戻して、不活性化を除き、不活性化テール電流(deactivating tail current)を観察した。最大量のテール電流サイズを使用して、hERG電流振幅を決定した。電流を120秒間記録して、電流安定性を評価した。閾値を超える記録パラメーターを有する安定な細胞のみをさらなる薬物投与に進めた。ビヒクル対照を細胞に適用して、ベースラインを確立した。いったんhERG電流が5分間安定化したことが分かると、使用溶液を適用した。試験化合物の存在下でのhERG電流をおよそ5分間記録して、定常状態に達し、次いで5回の掃引を取り込んだ。用量反応試験のために、低濃度から高濃度へ漸増的に、5つの投与量の試験化合物を細胞に適用した。培養された細胞及び操作の良好な性能を確実にするために、陽性対照ドフェチリドも5つの投与量で同じバッチの細胞の試験に使用した。
以下の基準を利用して、データの妥当性を決定した:初期シール抵抗>1GΩ;リーク電流<常に対照ピークテール電流の50%;ピークテール振幅>300pA;膜抵抗Rm>500MΩ;アクセス抵抗(Ra)<15MΩ;ピーク電流の見かけの減退<分あたり2.5%。
hERG電流の質の上記基準を満たすデータを以下の工程の通りさらに分析した。電流阻害パーセントを、以下の方程式を使用して計算した:(備考:PatchMaster又はClampfitソフトウェアを使用して、元データからピーク電流を抽出した)。
Figure 2023502476000329
試験化合物の用量反応曲線を、GraphPad Prism 6.0を使用して、試験化合物の濃度に対する阻害%によりプロットし、データを可変の傾きを有するS字状用量反応曲線にフィッティングした。
本開示の化合物のIC50を表47に報告する。
Figure 2023502476000330
実施例13:インビボラットPK試験
雄のスプラーグドーリーラットで、1群あたり3匹のラットとして、又は雄のCD1マウスで、1群あたり3匹のマウスとして試験を実施した。化合物を、1.0mg/Kgで静脈内に(ビヒクル エタノール:脱イオン水中%PEG400、透明溶液の投薬に好適な比率で)及び3.0mg/kg若しくは10mg/kgで経口的に(ビヒクル:1%メチルセルロース:脱イオン水中1,500cP(w/v))投与した。全動物は食餌及び水に自由にアクセスできた。ラット静脈内PK時点:血漿:0.083、0.25、0.5、1、2、4、8、及び24時間;ラット経口PK時点:血漿:0.25、0.5、1、2、4、8、及び24時間。マウス静脈内PK時点:血漿:0.083、0.25、0.5、1、2、4、8、24、及び48時間;マウス経口PK時点:血漿:0.25、0.5、1、2、4、8、24、及び48時間。血漿試料中の化合物の濃度を、LC-MS/MS法を利用して分析した。WinNonlin(Phoenix(商標)、バージョン6.1)又は他の類似ソフトウェアを薬物動態的計算に使用した。
マウス及びラットPK試験のデータ薬物動態的データ以下の表48~51に示す。1mg/mL IVの本開示の化合物を投与されたマウスのPKデータを表48に報告する。10mg/mL POの本開示の化合物を投与されたマウスのPKデータを表49に報告する。1mg/mL IVの本開示の化合物を投与されたラットのPKデータを表50に報告する。3又は10mg/mL POの本開示の化合物を投与されたラットのPKデータを表51に報告する。
Figure 2023502476000331
Figure 2023502476000332
Figure 2023502476000333
Figure 2023502476000334
インビボモデル
Balb/cマウスにおけるマウス大腸癌モデルCT26におけるAHRアンタゴニスト及びチェックポイント阻害剤抗PD-1効能試験
6~8週齢の雌のマウスをCharles River Laboratoryから得た(C57BL/6NCrl)。マウス腫瘍細胞株WT-CT26をアメリカンタイプカルチャーコレクションから得て、マイコプラズマ及び他の病原体に関してCharles River Research Animal Diagnostics servicesで試験し、それらの指針に従って培養した。試験は全てCRADL Policy on the Care,Welfare and Treatment of Laboratory Animalsに従って実施した。腫瘍を接種した日から、マウスを、最低で週に3回、治験責任医師又は獣医学的スタッフにより、安楽死を要し得る臨床異常に関してモニタリングした。これらには、中程度から重度の脱水をもたらす慢性及び/若しくは重度の下痢、容易に治療できない感染の証拠、衰弱性か若しくは3日を超える長期に及ぶ場合の他の臨床徴候と併せた円背姿勢、食餌若しくは水に達するように歩き回ることができない/意欲がないこと、又は経験のある技術スタッフにより病的状態若しくは瀕死の状態を示すと判断される他の臨床徴候がある。ベースライン体重測定値と比べて20%を超える正味の体重減少を示すマウスを安楽死させた。
CT26は、ATCCから得たネズミ結腸癌細胞株である。CT26細胞を、10%FBSを補ったRPMI中で培養した。低継代CT26細胞を5×10細胞/mlで100μL PBSに再懸濁させ、6~8週齢のBalb/cマウスの剃毛した右下脇腹に皮下移植した。皮下腫瘍細胞移植の日を第0日と定義した。
いったん登録基準を達成すると、各群における平均腫瘍量が全体の平均の10%以内であるように、動物を処置群に分配した。処置の日の体重により、マウスに個別に投与した。
接種から1週間後に、およそ60mmの平均サイズの腫瘍を有するマウスをランダム化し、処置を開始するのに利用可能とした(図1)。AhRアンタゴニストを、毎日(QD)1mg/kg、3mg/kg、又は10mg/kgで14日間経口投与した。抗PD-1(BioXcell RMPl-14)又は抗PD-L1を、第14日から始めて100μg/kgで3日ごとに3回腹腔内投与した。
腫瘍を、垂直な腫瘍直径測定値によりモニタリングし、式(mm)=0.52×(長さ)×(幅)を使用しキャリパー測定により毎日計算し、体重を週に3回測定した。終点で、腫瘍を回収し、フローサイトメトリー及び/又はIHCにより、浸潤した腫瘍免疫細胞に関して分析した。
腫瘍、脾臓及び肝臓におけるAHR依存性遺伝子発現
AHR依存性遺伝子発現を、腫瘍又は肝臓などの組織試料において測定するだろう。RNAをQiagenなどのRNA単離キットにより組織から抽出するだろう。RNA抽出は、全細胞又は腫瘍細胞、腫瘍関連T細胞、腫瘍関連骨髄細胞、腫瘍関連マクロファージ、若しくはその他などの特定の細胞集団の選別後の細胞から実施するだろう。標準化のためのGapdhなどのハウスキーピング遺伝子を含む特定の遺伝子のプローブを使用して、定量的RT-PCRにより遺伝子発現を決定するだろう。調査されるだろうAHR依存性遺伝子としては、CYP1A1、CYP1B1、AHRR、IDOl、IDO2、IL22、IL6、VEGFA、STAT3、cdc2、MMP13、MMP-9があるが、これらに限定されない。
実施例14:化合物9番及び46番の薬物代謝及び薬物動態プロファイル
化合物9番及び46番は以下のインビトロDMPKプロファイルを有する。
Figure 2023502476000335
化合物9番及び46番は以下のインビボDMPKプロファイルを有する。
Figure 2023502476000336
CD1マウスでの1mg/kg IV及び10mg/kg PO後の化合物46番の経時的な平均血漿濃度のプロットを図14に示す。SDラットでの1mg/kg IV及び3mg/kg PO後の化合物46番の経時的な平均血漿濃度のプロットを図15に示す。
CD1マウスでの1mg/kg IV及び10mg/kg PO後の化合物9番の経時的な平均血漿濃度のプロットを図16に示す。SDラットでの1mg/kg IV及び3mg/kg PO後の化合物9番の経時的な平均血漿濃度のプロットを図17に示す。
実施例15:免疫チェックポイント阻害剤(ICI)との併用療法
多種類の癌に関して、単独又はチェックポイント阻害剤(ICI)との組合せでトリプトファン代謝物の活性に拮抗した、芳香族炭化水素受容体の強力で選択的な低投与量調節物質を特定する試験を実施した。
CT26同系モデルでの化合物7番の抗腫瘍効能。CT26細胞を、Balb/cマウスに皮下移植し、次いでマウスをランダム化して、PD-L1抗体単独又は化合物7番と組み合わせたPD-L1抗体のいずれかにより処置した。化合物7番を、3日ごとに10mg/kgで腹腔内投与した抗PD-L1抗体と組み合わせた投薬の14日にわたり、3mg/kgで経口的に1日1回投与した。ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物7番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を図2に示す。化合物7番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍体積の減少を示し、p=0.0039であった(マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)。また、ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物7番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を図3に示す。化合物7番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍重量の減少を示し、p=0.041であった(マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)。
CT26同系モデルでの化合物30番の抗腫瘍効能。CT26細胞を、Balb/cマウスに皮下移植し、次いでマウスをランダム化し、化合物30番単独、PD-L1抗体単独、又は化合物30番と組み合わせたPD-L1抗体のいずれかにより処置した。化合物30番を、3日ごとに10mg/kgで腹腔内投与した抗PD-L1抗体と組み合わせた投薬の14日にわたり、10mg/kgで経口的に1日1回投与した。ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物30番単独、又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を図4及び6に示す。化合物30番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍体積の減少を示し、p=0.039(図4、マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)及びp=0.350であった(図6、クラスカル・ウォリス検定とそれに続くノンパラメトリックなダンの多重比較検定)。また、ビヒクル対単剤PD-L1抗体、又は化合物30番単独、又は化合物30番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を図5及び7に示す。化合物30番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍重量の減少を示し、p=0.067(図5、マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)及びp=0.0004であった(図7、クラスカル・ウォリス検定とそれに続くノンパラメトリックなダンの多重比較検定)。
CT26同系モデルでの化合物9番の抗腫瘍効能。CT26細胞を、Balb/cマウスに皮下移植し、次いでマウスをランダム化し、化合物9番単独、PD-L1抗体単独、又は化合物9番と組み合わせたPD-L1抗体のいずれかにより処置した。化合物9番を、3日ごとに10mg/kgで腹腔内投与した抗PD-L1抗体と組み合わせた投薬の14日にわたり、10mg/kg(図8)又は1mg/kg(図10)で経口的に1日1回投与した。ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番単独又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を図8及び10に示す。化合物9番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍体積の減少を示し、p=0.0070(図8、マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)及びp=0.0039であった(図10、クラスカル・ウォリス検定とそれに続くノンパラメトリックなダンの多重比較検定)。また、ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物9番単独、又は化合物9番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を図9及び11に示す。化合物9番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍重量の減少を示し、p=0.0114(図9、マン・ホイットニー、ノンパラメトリック検定)及びp=0.0029であった(図11、クラスカル・ウォリス検定とそれに続くノンパラメトリックなダンの多重比較検定)。全体として、PD-L1と組み合わせた化合物9番は、PD-L1単独と比較して腫瘍体積及び重量を減少させる。
CT26同系モデルでの化合物46番の抗腫瘍効能。CT26細胞を、Balb/cマウスに皮下移植し、次いでマウスをランダム化し、化合物46番単独、PD-L1抗体単独、又は化合物46番と組み合わせたPD-L1抗体のいずれかにより処置した。化合物46番を、3日ごとに10mg/kgで腹腔内投与した抗PD-L1抗体と組み合わせた投薬の14日にわたり、10mg/kgで経口的に1日1回投与した。ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物46番単独又は化合物46番と組み合わせたPD-L1抗体の腫瘍成長曲線を図12に示す。化合物46番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍体積の減少を示した。また、ビヒクル対単剤PD-L1抗体又は化合物46番単独、又は化合物46番と一緒のPD-L1抗体の試験の終了時の腫瘍重量を図13に示す。化合物46番とPD-L1抗体の同時投与は腫瘍重量の減少を示した。
Figure 2023502476000337

Claims (76)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2023502476000338
    及びその薬学的に許容できる塩
    (式中:
    及びRのそれぞれは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから独立に選択され;且つ
    は、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
  2. 式Iaの化合物
    Figure 2023502476000339
    又はその薬学的に許容できる塩
    (式中:
    環Aは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
    環Bは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
    Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
  3. 環Aが、任意選択で置換された6~10員アリール、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、及び任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;
    環Bが、任意選択で置換された6~10員アリール、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、及び任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され;
    Rが、水素、任意選択で置換されたC~C10アルキル、任意選択で置換された6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、任意選択で置換された3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、任意選択で置換されたC~C10ヘテロアルキル、任意選択で置換された5~10員ヘテロアリール、任意選択で置換された3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され;且つ
    各R’が、水素、任意選択で置換されたC~C10アルキル、及び任意選択で置換されたC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される、請求項2に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  4. 環Aが、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
    環Bが、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
    Rが、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルが、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
    各R’が、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択され;
    各Rが、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
    各Rが、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
    各Rが、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択され;且つ
    各R’’が、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される、請求項2若しくは3に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  5. 環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された3~10員シクロアルキルから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  6. 環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルから選択される、請求項4若しくは5に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  7. 環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  8. 環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである、請求項4若しくは7に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  9. 環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  10. 環Aが、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルから選択され、
    ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、請求項4若しくは9に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  11. 環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたピリジニルである、請求項4、9、及び10のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  12. 環Aが、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロシクロアルキルから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  13. 環Aが、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルから選択され、
    ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、請求項4若しくは12に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  14. 環Aが、1~3例のRにより任意選択で置換されたピペリジニル又はモルホリノである、請求項4、12、及び13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  15. 環Bが、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  16. 環Bが、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである、請求項4若しくは15に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  17. 環Bが、1~5例のRにより任意選択で置換されたベンゾジオキソリル及び5~8員ヘテロアリールから選択される、請求項4に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  18. 環Bが、ベンゾジオキソリル、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジノニル、及びピリミジニルから選択され、
    ベンゾジオキソリル、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、請求項4若しくは17に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  19. 環Bが、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルから選択され、
    ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルのそれぞれが、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている、請求項4、17、及び18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  20. 各Rが、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択され;
    各Rが、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択され;
    各Rが、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択され;且つ
    各R’’が、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される、請求項4~19のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  21. 環Aが、
    Figure 2023502476000340
    から選択される、請求項2~4及び7~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  22. 環Aが、
    Figure 2023502476000341
    から選択される、請求項2~6及び15~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  23. 環Aが、
    Figure 2023502476000342
    から選択される、請求項2~4及び7~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  24. 環Bが、
    Figure 2023502476000343
    から選択される、請求項2~4及び7~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  25. 環Bが、
    Figure 2023502476000344
    から選択される、請求項2~14及び20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  26. 環Bが、
    Figure 2023502476000345
    から選択される、請求項2~4及び7~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  27. Rが、メチル、
    Figure 2023502476000346
    から選択される、請求項2~26のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  28. Rが、メチル、
    Figure 2023502476000347
    から選択される、請求項2~27のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
  29. 以下の化合物から選択される少なくとも1種のエンティティー及びその薬学的に許容できる塩:
    (i)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (ii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (iii)(S)-8-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (iv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (v)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (vi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (vii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (viii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (ix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (x)6,8-ジ(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xi)(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xiii)6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xiv)8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xv)6-(4-クロロフェニル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xvi)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xviii)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xx)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxi)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxiv)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-フェニルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxvii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxviii)3-メチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxix)Rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((trans)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxi)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxii)rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((cis)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxiii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxiv)(S)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxv)(S)-6,8-ビス(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxvi)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxvii)(S)-8-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxviii)6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xxxix)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xl)(S)-3-(1-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イル)-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xli)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlv)(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlvii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlviii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (xlix)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (l)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (li)(S)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lii)メチル(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリネート
    (liii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(イソチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (liv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lvii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxi)6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(4-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxvi)(S)-6-(2-シクロプロピルチアゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-イソプロピルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxviii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ビス(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxi)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxii)3-(2-ヒドロキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxiii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxiv)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxvii)(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxviii)(S)-6,8-ビス(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxix)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxi)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxii)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxiii)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxviii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (lxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xc)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xci)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピペリジン-1-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xciv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcv)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcvi)(3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcvii)3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcviii)(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (xcix)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (c)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (ci)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cii)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (ciii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (civ)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cvii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cviii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cix)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cx)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxii)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxiii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxv)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxvi)メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート
    (cxvii)6-(4-クロロフェニル)-3-(4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxviii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxix)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxx)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxi)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxii)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxiii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxiv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxv)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxvi)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxvii)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxviii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxix)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxx)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxi)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxiii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxvi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxxxvii)(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸
    (cxxxviii)(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
    (cxxxix)(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド
    (cxl)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxli)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlviii)(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxlix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cl)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピロリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cli)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cliii)(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clvii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (clviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
    (clix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルピリミジン-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxiv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxv)(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリン酸
    (clxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-メチルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxviii)3,8-ジ(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxix)8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxx)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxiii)3-シクロペンチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxiv)3-フェニル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxv)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxvi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxviii)(S)-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
    (clxxix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxiii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxiv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-モルホリノ-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxviii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (clxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxc)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリミジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxci)(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxcii)(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N,N-ジメチル-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-カルボキサミド
    (cxciv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxcv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メトキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
    (cxcvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メトキシエチル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン。
  30. 請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー並びに少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含む医薬組成物。
  31. AhRシグナリングにより介在される疾患又は病態の治療を必要とする対象におけるAhRシグナリングにより介在される疾患又は病態を治療する方法であって、前記対象に、治療上有効な量の請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は少なくとも1種の請求項30に記載の医薬組成物を投与することを含む方法。
  32. 異常なAhRシグナリングと関連する疾患又は病態の治療を必要とする対象における異常なAhRシグナリングと関連する疾患又は病態を治療する方法であって、前記対象に、治療上有効な量の請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は少なくとも1種の請求項30に記載の医薬組成物を投与することを含む方法。
  33. 前記疾患が癌から選択される、請求項31又は32に記載の方法。
  34. 前記疾患が、液体腫瘍及び固形腫瘍から選択される、請求項31又は32に記載の方法。
  35. 前記疾患が、乳癌、気道の癌、脳癌、生殖器の癌、消化管癌、尿路癌、眼癌、肝臓癌、皮膚癌、頭頸部癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、及び上記のいずれかの転移から選択される、請求項31~34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記疾患が、乳癌、膵臓癌、前立腺癌、及び結腸癌から選択される、請求項31~35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記疾患が、リンパ腫、肉腫、メラノーマ、膠芽腫、及び白血病から選択される、請求項31~34のいずれか一項に記載の方法。
  38. AHRシグナリングにより介在される癌細胞増殖の阻害を必要とする対象におけるAHRシグナリングにより介在される癌細胞増殖を阻害する方法であって、前記対象に、治療上有効な量の請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は少なくとも1種の請求項30に記載の医薬組成物を投与することを含む方法。
  39. AhRシグナリングにより介在される腫瘍細胞浸潤又は転移の阻害を必要とする対象におけるAhRシグナリングにより介在される腫瘍細胞浸潤又は転移を阻害する方法であって、前記対象に、治療上有効な量の請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は少なくとも1種の請求項30に記載の医薬組成物を投与することを含む方法。
  40. 癌の治療を必要とする対象における癌を治療する方法であって、前記対象に、治療上有効な量のi)請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される少なくとも1種のエンティティー又は請求項30に記載の少なくとも1種の医薬組成物、並びにii)治療上有効な量の少なくとも1つの追加の療法を投与することを含む方法。
  41. 前記少なくとも1つの追加の療法が、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、又は少なくとも5つの追加の療法を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される前記少なくとも1種のエンティティー又は請求項30に記載の少なくとも1種の医薬組成物の投与が、前記少なくとも1つの追加の療法の投与の前に開始される、請求項40に記載の方法。
  43. 請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される前記少なくとも1種のエンティティー又は請求項30に記載の少なくとも1種の医薬組成物が、前記少なくとも1つの追加の療法の投与の後に投与される、請求項40に記載の方法。
  44. 請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される前記少なくとも1種のエンティティー又は請求項30に記載の少なくとも1種の医薬組成物が、前記少なくとも1つの追加の療法の投与と同時に投与される、請求項40に記載の方法。
  45. 前記少なくとも1つの追加の療法がチェックポイント阻害剤から選択される、請求項40~44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記対象が、前記少なくとも1つの追加の療法が単独で投与される場合に忍容性がなく、不応性であり、且つ/又は反応性に乏しい、請求項45に記載の方法。
  47. 前記少なくとも1つの追加の療法が、CTLA-4、PD-1、PD-L1、LAG-3、TIM-3、TIGIT、及び/又はVISTAを標的とするチェックポイント阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  48. 前記少なくとも1つの追加の療法が、CTLA-4、PD-1、及び/又はPD-L1を標的とするチェックポイント阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  49. 前記少なくとも1つの追加の療法が細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4経路阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  50. 前記細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4経路阻害剤が抗CTLA-4抗体から選択される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記抗CTLA-4抗体がイピリムマブである、請求項50に記載の方法。
  52. 前記少なくとも1つの追加の療法が、プログラムされた死-1経路阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  53. 前記プログラムされた死-1経路阻害剤が抗PD-1抗体から選択される、請求項52に記載の方法。
  54. 前記抗PD-1抗体がニボルマブである、請求項52に記載の方法。
  55. 前記抗PD-1抗体がペムブロリズマブである、請求項52に記載の方法。
  56. 前記抗PD-1抗体がセミプリマブである、請求項52に記載の方法。
  57. 前記抗PD-1抗体がカムレリズマブである、請求項52に記載の方法。
  58. 前記抗PD-1抗体がシンチリマブである、請求項52に記載の方法。
  59. 前記抗PD-1抗体がスパルタリズマブである、請求項52に記載の方法。
  60. 前記抗PD-1抗体がチスレリズマブである、請求項52に記載の方法。
  61. 前記抗PD-1抗体がBCD-100である、請求項52に記載の方法。
  62. 前記抗PD-1抗体がJS001である、請求項52に記載の方法。
  63. 前記プログラムされた死-1経路阻害剤が抗PD-L1抗体から選択される、請求項52に記載の方法。
  64. 前記抗PD-L1抗体がアテゾリズマブである、請求項63に記載の方法。
  65. 前記抗PD-L1抗体がアベルマブである、請求項63に記載の方法。
  66. 前記抗PD-L1抗体がデュルバルマブである、請求項63に記載の方法。
  67. 前記抗PD-L1抗体がKN035である、請求項63に記載の方法。
  68. 前記少なくとも1つの追加の療法がリンパ球活性化遺伝子-3(LAG-3)阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  69. 前記LAG-3阻害剤が抗LAG-3抗体から選択される、請求項68に記載の方法。
  70. 前記少なくとも1つの追加の療法が、T細胞免疫グロブリン及びムチンドメイン含有-3(TIM-3)阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  71. 前記TIM-3阻害剤が抗TIM-3抗体から選択される、請求項70に記載の方法。
  72. 前記少なくとも1つの追加の療法が、T細胞免疫グロブリン及びITIMドメイン(TIGIT)阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  73. 前記TIGIT阻害剤がTIGIT抗体から選択される、請求項72に記載の方法。
  74. 前記少なくとも1つの追加の療法がT細胞活性化のVドメインIgサプレッサー(VISTA)阻害剤から選択される、請求項46に記載の方法。
  75. 前記VISTA阻害剤が抗VISTA抗体から選択される、請求項74に記載の方法。
  76. 前記癌が、非小細胞肺癌(NSCLC);小細胞肺癌;頭頸部扁平上皮癌;腎細胞癌;胃の腺癌;鼻咽頭新生物;尿路上皮癌;大腸癌;胸膜中皮腫;トリプルネガティブ乳癌(TNBC);食道新生物;多発性骨髄腫;胃及び食道胃接合部癌;メラノーマ;ホジキンリンパ腫;肝細胞癌;肺癌;頭頸部癌;非ホジキンリンパ腫;転移性淡明細胞腎癌;扁平上皮型肺癌;中皮腫;胃癌;食道胃接合部癌;転移性メラノーマ;転移性非皮膚メラノーマ;尿路上皮癌;びまん性大細胞型B細胞リンパ腫;腎細胞癌;卵巣癌、卵管癌;腹膜新生物;進展型小細胞肺癌;膀胱癌;移行上皮癌;前立腺新生物;再発性又は転移性PD-L1陽性又は陰性の頭頸部の扁平上皮癌(SCCHN);再発性扁平上皮型肺癌;進行性固形悪性腫瘍;SCCHN;下咽頭扁平上皮癌;喉頭扁平上皮癌;切除不能又は転移性メラノーマ;胆道新生物;食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌;胃癌;結腸癌;及び肝臓癌から選択される、請求項40~75のいずれか一項に記載の方法。
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