JP2023184333A - 化粧シート - Google Patents

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Abstract

Figure 2023184333000001
【課題】絵柄模様の退色を抑制しつつ、上層となる透明樹脂層の薄層化を実現可能な化粧シートを得る。
【解決手段】化粧シートは、原反層と、原反層の一方の面側に形成され、無機系顔料を含む絵柄模様層と、絵柄模様層上に透明樹脂により厚さ70μm以下で形成された透明樹脂層と、を備えている。透明樹脂層の厚さは、50μm以上60μm以下であることが好ましい。また、無機系顔料は、酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン、カーボンブラック、黄土、孔雀石及び群青の少なくとも1つを含むことが好ましい。
【選択図】図1

Description

本開示は、化粧シートに関する。
従来、原反層上にインキによって所望の絵柄模様が形成された絵柄模様層を備える化粧シートが用いられている。このような化粧シートでは、キナクリドンやポリアゾ等の赤色顔料、イソインドリノンやモノアゾ等の黄色顔料等の、着色性に優れ、鮮やかな色調を表現可能な有機系顔料を含むインキを用いて絵柄模様が形成されている。
特開2008-080518号公報
しかしながら、有機系顔料は耐光性が低いことから、紫外線にさらされる環境で使用される場合が多い化粧シートでは、有機系顔料を含むインキを用いて形成された絵柄模様層の上層には、所定の厚さ以上の厚さを有する透明樹脂層を形成して絵柄模様層の劣化を抑制する必要があった。このため、透明樹脂層の薄層化が困難であり、化粧シート形成時に用いる透明樹脂の樹脂量を低減することが困難となっていた。
本開示は、このような問題に鑑みてなされたもので、絵柄模様の退色を抑制しつつ、上層となる透明樹脂層の薄層化を実現可能な化粧シートを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る化粧シートは、原反層と、原反層の一方の面側に形成され、無機系顔料を含む絵柄模様層と、絵柄模様層上に透明樹脂により厚さ70μm以下で形成された透明樹脂層と、を備えている。
本開示によれば、絵柄模様の退色を抑制しつつ、上層となる透明樹脂層の薄層化を実現可能な化粧シートを得ることができる。
本開示に係る化粧シートの実施形態の一構成例を示す断面図である。 本開示に係る化粧シートの実施形態の変形例の一構成例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(例えば各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。
[化粧シートの基本構成]
以下、図1を参照して、本開示に係る化粧シート1について説明する。
化粧シート1は、原反層11と、原反層11の一方の面側(表面側)に形成された絵柄模様層12と、絵柄模様層12上に形成された透明樹脂層13と、を備えている。また、化粧シート1は、透明樹脂層13上に形成された表面保護層14と、原反層11の他方の面側(裏面側)に形成されたプライマー層15を備えていても良い。
プライマー層15は、化粧シート1と化粧シート1が貼りつけられる壁面や建材、基材等の貼り付け面との接着性を向上させるために設けられる層である。原反層11は、化粧シート1の基材となる層であり、貼り付け面の凹凸や段差などを吸収して化粧シート1の施工仕上がりを良好にするとともに、貼り付け面の色・模様を隠蔽するための層である。また、原反層11は、化粧シート1に生じる傷を抑制し、化粧シートに意匠性や柔らかく心地よい手触りを与えるための層である。絵柄模様層12は、化粧シート1に所望の色彩を付与する層である。表面保護層14は、化粧シート1の最上面に設けられ、化粧シート1の保護や化粧シート1表面の艶の調整のために設けられる層である。
以下、原反層11、絵柄模様層12、透明樹脂層13、表面保護層14及びプライマー層15の各層について詳細に説明する。
なお、化粧シート1において、プライマー層15を省略しても良い。例えば、化粧シート1を貼り付ける施工面にプライマー層としての機能があれば、プライマー層15を省略可能である。また、例えば透明樹脂層13が表面保護層14としての機能も有していれば、表面保護層14を省略可能である。
つまり、化粧シート1は、少なくとも原反層11の一方の面側に表面保護層14が形成されていればよい。
<原反層>
原反層11は、樹脂材料に着色のための顔料を混合して形成された層である。原反層11は、化粧シート1の基材として必要な強度を有していれば良く、樹脂材料により形成されている。また、原反層11は、施工面の色や模様が化粧シート1の表面に透過しないようにするための隠蔽層としての機能も有しており、施工面の色や模様を隠蔽するために着色されていることが好ましい。原反層11は、例えば着色されたポリエチレンにより形成されていることが好ましい。
原反層11の厚さは、例えば40μm以上200μm以下であることが好ましく、100μm以上160μm以下であることがより好ましい。原反層11の厚さが40μm以上である場合、化粧シート1として要求される隠蔽性を十分に発揮することができるとともに、基材としての強度を十分に有する。一方、原反層11の厚さが200μm以下である場合、曲げ加工時において白化や割れといった不具合が生じることを抑制することができる。
(樹脂材料)
原反層11を構成する樹脂材料としては、例えば熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、従来の化粧シートで基材層等として用いられていた熱可塑性樹脂と同様の材料を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-α-オレフィン共重合体、プロピレン-α-オレフィン共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート-イソフタレート共重合体、1,4-シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体金属中和物(アイオノマー)等のオレフィン系共重合体樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリロニトリル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系樹脂、6-ナイロン、6,6-ナイロン、6,10-ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、エチレン-テトラフロロエチレン共重合体、エチレン-パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂等、或いはそれらの2種以上の混合物、共重合体、複合体、積層体等を使用できる。
なかでも、近年の環境問題に対する社会的な関心の高まりに鑑みれば、熱可塑性樹脂としてポリ塩化ビニル樹脂等の塩素(ハロゲン)を含有する熱可塑性樹脂を使用することは好ましくなく、非ハロゲン系の熱可塑性樹脂を使用することが好ましい。特に、各種物性や加工性、汎用性、経済性等の面からは、非ハロゲン系の熱可塑性樹脂としてポリエステル系樹脂(非晶質又は二軸延伸)又はポリオレフィン系樹脂、特にポリオレフィン系樹脂を使用することが最も好ましい。例えば、ポリオレフィン系樹脂として、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%以上の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂を30質量%以上100質量%以下含むポリプロピレン樹脂を使用することが好ましい。
原反層11には、必要に応じて、例えば、着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、抗菌剤、防黴剤、減摩剤、光散乱剤及び艶調整剤等の各種の添加剤から選ばれる1種以上が添加されていてもよい。なお、原反層11は、化粧シート1の表面(上面)から壁面等の化粧シート1の貼り付け面を隠蔽する隠蔽性を有することが好ましい。
原反層11は、単色の着色剤を含むことが好ましい。着色剤としては、隠蔽性を付与するための白色顔料である酸化チタンに代表される公知の無機顔料を用いることが好ましい。隠蔽性が低い場合、化粧シート1の貼り付け面の模様が透過するため好ましくない。無機顔料を含有することにより、隠蔽性が良好な化粧シート1を得ることができる。
<絵柄模様層>
絵柄模様層12は、原反層11上に、無機系顔料を含むインキにより形成されている。絵柄模様層12は、木目模様等の絵柄模様により表層側を加飾して化粧シート1の意匠性を向上するために形成される。
絵柄模様層12の形成に用いられるインキは、無機系顔料を含む顔料と、バインダー樹脂とを含んでいる。バインダー樹脂としては、公知の樹脂が使用可能であるが、好ましくはウレタン系樹脂、アクリル系樹脂が使用される。さらに、バインダー樹脂として、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等の樹脂が混合されていてもよい。
絵柄模様層12を形成する無機系顔料を含むインキは、顔料として無機系顔料のみを含んでいてもよく、無機系顔料を主成分として有機系顔料が混合されていても良い。ここで、「主成分」とは、樹脂中に最も多く含まれる成分であることをいい、無機系顔料と有機系顔料とが混合されている場合には、無機系顔料が50質量%超含まれていることをいう。
無機系顔料と有機系顔料とが混合されている場合、無機系顔料は、顔料全体の50質量%超含まれていることが好ましく、70質量%以上含まれていることがより好ましい。混合する有機系顔料の耐候性が高い場合には、無機系顔料の含有量が比較的低くてもよく、混合する有機系顔料の耐候性が低い場合には、無機系顔料の含有量が比較的高くする必要がある。
無機系顔料としては、所望の色調に応じて選択されれば良く、亜鉛、チタン、鉛、鉄、銅、クロム等を用いた金属化合物である合成無機顔料や、天然鉱物や土から得られる天然鉱物顔料の少なくとも1つを含むことが好ましい。具体的には、無機系顔料として、酸化鉄(赤色顔料・黄色顔料・黒色顔料)、酸化クロム(緑色顔料)、酸化チタン(白色顔料)、カーボンブラック(黒色顔料)、黄土、孔雀石(緑色顔料)及び群青(青色顔料)等が挙げられる。
また、無機系顔料とともに用いられる有機系顔料としては、有機系顔料の中でも耐光性の高い材料であることが好ましく、例えばフタロシアニン(青色顔料)が用いられることが好ましい。
絵柄模様層12の形成方法としては、特に限定されないが、例えば印刷法により形成されることが好ましい。印刷法としては、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、インキジェット印刷法等を挙げることができる。また、印刷法は、上述した印刷法に限定されるものではなく、転写法、感光性樹脂法など、従来公知の任意の絵柄形成方法を適用することができる。
絵柄模様層12の模様の種類は任意であり、例えば、木目柄、石目柄、抽象柄等であってもよく、また、全面ベタ印刷等であってもよい。
<透明樹脂層>
透明樹脂層13は、絵柄模様層12上に形成された層である。
透明樹脂層13の厚さは、70μm以下であり、40μm以上60μm以下であることが好ましい。透明樹脂層13は、絵柄模様層12の耐光性が向上したことにより、従来の有機系顔料を含むインキにより形成した絵柄模様層上に形成した透明樹脂層の厚さよりも薄い70μm以下で形成することができる。これにより、透明樹脂層13の形成に用いる樹脂量を低減することができ、化粧シート1の曲げ性を適度に低下させて化粧シート1の施工面が平面でない場合にも化粧シート1の密着性を向上させつつ、製造コストも低減することができる。また、透明樹脂層13を40μm以上60μm以下に形成することにより、絵柄模様層12の退色効果が顕著に向上し、かつ摩耗や傷に対する化粧シート1表面の耐傷性が向上するとともに、透明樹脂層13の形成に用いる樹脂量がさらに低減する。
(樹脂材料)
透明樹脂層13を構成する樹脂材料としては、例えば熱可塑性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、特に制限はなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-α-オレフィン共重合体、プロピレン-α-オレフィン共重合体等のポリオレフィン樹脂や、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体金属中和物(アイオノマー)等のオレフィン系共重合体樹脂等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート-イソフタレート共重合体、1,4-シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリ(メタ)アクリロニトリル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系樹脂、6-ナイロン、6,6-ナイロン、6,10-ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、エチレン-テトラフロロエチレン共重合体、エチレン-パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体等のフッ素系樹脂等或いはそれらの2種以上の混合物、共重合体、複合体、積層体等を使用できる。
ここで、透明樹脂層13に使用可能な熱可塑性樹脂として、多数の熱可塑性樹脂を挙げたが、近年の環境問題に対する社会的な関心の高まりに鑑みれば、ポリ塩化ビニル樹脂等の塩素(ハロゲン)を含有する熱可塑性樹脂を使用することは望ましくなく、非ハロゲン系の熱可塑性樹脂を使用することが望ましい。特に、各種物性や、加工性、汎用性、経済性等の面からは、非ハロゲン系の熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂(非晶質又は二軸延伸)を使用することが最も望ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、既に列挙した多くの種類から、化粧シート1の使用目的等に応じて適宜選択して使用すればよい。特に、一般的な用途に最も好適なのは、ポリプロピレン系樹脂、すなわち、プロピレンを主成分とする単独又は共重合体である。ここで、「主成分」とは、樹脂中に最も多く含まれる成分であることをいう。
ポリプロピレン系樹脂としては、より具体的には、ホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂等を単独又は適宜配合したり、それらに更にアタクチックポリプロピレンを適宜配合した樹脂等を使用したりすることができる。また、プロピレン以外のオレフィン系単量体を含む共重合体であってもよく、例えば、ポリプロピレン結晶部を有し、且つプロピレン以外の炭素数2~20のα-オレフィン、好ましくはエチレン、ブテン-1、4-メチルペンテン-1、ヘキセン-1又はオクテン-1のコモノマーの1種又は2種以上を15モル%以上含有するプロピレン-α-オレフィン共重合体等を例示できる。また、通常ポリプロピレン系樹脂の柔軟化に用いられている低密度ポリエチレン、エチレン-α-オレフィン共重合体、エチレン-プロピレン共重合ゴム、エチレン-プロピレン-非共役ジエン共重合ゴム、スチレン-ブタジエン共重合体又はその水素添加物等の改質剤を適宜添加できる。
透明樹脂層13には、必要に応じて、例えば、着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、抗菌剤、防黴剤、減摩剤、光散乱剤及び艶調整剤等の各種の添加剤から選ばれる1種以上が添加されていてもよい。なお、透明樹脂層13は、化粧シート1の表面(上面)から絵柄模様層12の絵柄を透視可能な程度の透明性(無色透明、有色透明、半透明)を有することが好ましい。
また、透明樹脂層13は、抗ウイルス性を向上させる抗ウイルス剤を含んでもよい。透明樹脂層13に抗ウイルス剤が含まれることにより、表面保護層14の摩耗により透明樹脂層13が露出しても抗ウイルス性を有する。
抗ウイルス剤は、銀系材料であることが好ましい。抗ウイルス剤としては、無機化合物のゼオライト、アパタイト、ジルコニアなどの物質に銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンのいずれかの金属イオンを取り込んで形成した抗菌性ゼオライト、抗菌性アパタイト、抗菌性ジルコニア等の無機系抗菌剤が使用できる、また抗ウイルス剤としてジンクピリジオン、2-(4-チアゾリル)-ベンゾイミダゾール、10、10-オキシビスフェノキサノジン、有機チツソイオウハロゲン系、ピリジン-2-チオール-オキシド等が使用できるが、抗ウイルス効果の点で銀系抗ウイルス剤が優れている。
また、抗ウイルス剤は銀系材料が無機材料に担持されている構成であってもよい。これにより、ウイルス効果の持久性の優れた化粧シート1を得ることができる。
<表面保護層>
表面保護層14は、樹脂材料により構成される。表面保護層14を構成する樹脂材料の主成分となる材料は、例えば、ポリウレタン系、アクリルシリコン系、フッ素系、エポキシ系、ビニル系、ポリエステル系、メラミン系、アミノアルキッド系、尿素系などの樹脂材料から適宜選択して用いられる。樹脂材料の形態は、水性、エマルジョン、溶剤系など特に限定されるものではない。樹脂材料の硬化法についても1液タイプ、2液タイプ、電離放射線(例えば紫外線)硬化法、熱硬化法、光硬化型など適宜選択して行うことができる。
表面保護層14の主成分として用いる樹脂材料としては、イソシアネートを用いたウレタン系のものが作業性、価格、樹脂自体の凝集力などの観点から好適である。イソシアネートには、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、リジンジイソシアネート(LDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(HXDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)などの誘導体であるアダクト体、ビュレット体、イソシアヌレート体などの硬化剤より適宜選定して用いることができる。なかでも、耐候性の点から、直鎖状の分子構造を有するヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)もしくはイソホロンジイソシアネート(IPDI)を用いることが好ましい。この他にも、表面硬度の向上を図る場合には、紫外線や電子線などの活性エネルギー線で硬化する電離放射線硬化型樹脂を用いることが好ましい。なお、これらの樹脂は相互に組み合わせて用いることが可能であり、例えば、熱硬化型と光硬化型とのハイブリッド型とすることにより、表面硬度の向上、硬化収縮の抑制及び密着性の向上を図ることができる。また、熱硬化型と電離放射線硬化型とのハイブリッド型とすることにより、耐傷性を満足させると同時に、曲げ加工においては表面保護層14の白化や割れが発生し難くすることができる。
表面保護層14は、艶調整のために艶調整剤を含んでいても良い。艶調整剤としては、市販されている公知の材料を用いればよく、例えば、シリカ、ガラス、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機材料からなる微粒子を用いてもよい。また、艶調整剤として、アクリル等の有機材料からなる微粒子を用いることもできる。ただし、高い透明性が要求される場合には、艶調整剤として透明性の高いシリカ、ガラス、アクリル等の微粒子を用いることが好ましい。特に、シリカやガラス等の微粒子のなかでも、中実の真球状粒子ではなく、微細な1次粒子が2次凝集した嵩密度の低い艶調整剤は、添加量に対する艶消し効果が高い。それゆえ、嵩密度の低い艶調整剤を用いることで、艶調整剤の添加量を少なくすることができる。
また、表面保護層14に含まれる艶調整剤は、化粧シート1の光沢度が10以下となるように調整されることが好ましい。上述したように、原反層11に艶調整剤が含まれる場合には、化粧シート1全体の光沢度が10以下となるように調整される必要がある。化粧シート1の光沢度が10以下である場合、落ち着いた印象の外観を有する化粧シート1が得られる。ここで、光沢度の値は、例えばJIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢の値を示す。このため、絵柄のある家具や建具との調和性が向上し、例えばドア枠、窓枠、巾木、見切り、廻り縁の予め建物に組み込まれる造作材に用いる化粧シートとしてより好ましい外観がえられる。
また、表面保護層14に各種機能を付与するために、表面保護層14は抗菌剤、防カビ剤等の機能性添加剤を含んでいてもよい。また、表面保護層14は、必要に応じて紫外線吸収剤、光安定化剤を含んでいてもよい。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、ベンゾフェノン系、トリアジン系、シアノアクリレート系の紫外線吸収剤が挙げられる。また、光安定化剤としては、ヒンダードアミン系の光安定化剤が挙げられる。
表面保護層14の厚さは、3μm以上15μm以下の範囲内であること好ましい。表面保護層14の厚さが3μm以上である場合、耐傷性の向上効果が高くなる。また、表面保護層14の厚さが15μm以下である場合、曲げ加工時におけるクラックや割れの発生を抑制し、化粧シート1の意匠性や耐候性の悪化を抑制することができる。
また、表面保護層14は、透明樹脂層13と同様に、抗ウイルス性を向上させる抗ウイルス剤を含んでもよい。表面保護層14に抗ウイルス剤を含むことにより、化粧シート1の表面において抗ウイルス性を保つことができる。このことから、表面保護層14及び透明樹脂層13の双方に抗ウイルス剤を含むことがより好ましい。なお、抗ウイルス剤については、化粧シート1の透明樹脂層13に含まれる抗ウイルス剤と同様の構成であるため説明を省略する。
<プライマー層>
プライマー層15は、原反層11の絵柄模様層12と反対側の面に設けられている。プライマー層15としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、これらの混合物等を使用することができる。さらに、ポリオールとイソシアネートによる2液タイプにすることで、化粧シート1を貼り付ける施工面とプライマー層15との密着性が向上し、またプライマー層15自体の凝集力が向上する。
ポリオールとしては、例えば、アクリルポリオール、ポリエステルポリオールなどが挙げられる。また、イソシアネートとしては、例えば、トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族系、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート等の脂肪族系が挙げられる。プライマー層15は、反応性の早さ、耐熱性の点で芳香族系のポリオールを用いることが好ましい。
プライマー層15の厚さは、1μm以上であることが好ましい。プライマー層15の厚さを1μm以上とすることにより、溶剤によって接着剤が溶解し、プライマー層15が消失して基材への密着性が低下することを防止することができる。
なお、施工面の凹凸が大きい場合には、予め施工面にパテによる目止め等を行い、必要に応じてプライマー塗布を行うことが好ましい。
<変形例>
本実施形態に係る化粧シートの変形例について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の変形例による化粧シート2の一構成例を説明するための断面模式図である。
図2に示すように、化粧シート2の表面には、所与の意匠性を付与するためにエンボス部26が形成されている。エンボス部26は、例えば、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等、絵柄模様層12のデザインに応じて、又は所望の意匠性に応じて種々の凹凸形状とすることができる。
エンボス部26は、例えばエンボス加工によって透明樹脂層13及び表面保護層14に凹凸を付与することにより形成される。エンボス加工の方法は特に限定されず、例えば公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機によって凹凸を付与する方法が挙げられる。
<本実施形態の効果>
以上説明した本実施形態に係る化粧シートでは、以下の効果を有する。
(1)本開示に係る化粧シートは、原反層と、原反層の一方の面側に形成され、無機系顔料を含む絵柄模様層と、絵柄模様層上に透明樹脂により厚さ70μm以下で形成された透明樹脂層と、を備えている。
これにより、化粧シートは、絵柄模様の退色を抑制しつつ、上層となる透明樹脂層の薄層化を実現し、化粧シートの曲げ性を適度に低下させて施工面への化粧シートの密着性を向上させつつ、製造コストも低減することができる。
(2)本開示に係る化粧シートは、透明樹脂層の厚さが50μm以上60μm以下となっている。
これにより、化粧シートは、絵柄模様層の退色効果が顕著に向上し、かつ摩耗や傷に対する化粧シート表面の耐傷性が向上するとともに、透明樹脂層の形成に用いる樹脂量がさらに低減する。
(3)本開示に係る化粧シートは、絵柄模様層に無機系顔料として酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン、カーボンブラック、黄土、孔雀石及び群青の少なくとも1つを含む。
これにより、化粧シートは、透明樹脂層を薄層化させることができる。
以下、本開示に係る化粧シートを実施例により説明する。なお、本開示に係る化粧シートは、これら実施例に限定されない。
<実施例1>
原反層として厚さ55μmの熱可塑性樹脂であるポリエチレン製(PE)の着色原反を用いた。この着色原反の一方の面に、グラビア印刷により、ウレタン樹脂系インキによって木目柄を印刷し、絵柄模様層を形成した。このとき、ウレタン樹脂系インキは、無機系顔料である酸化鉄(黄土色・茶色顔料)と、耐候性の高い有機系顔料であるフタロシアニン(青色顔料)とを含み、バインダ樹脂としてウレタン樹脂を含んでいるインキを用いた。このとき、無機系顔料と有機系顔料との混合比を、質量比で70:30とした。
続いて、絵柄模様層の上に、ポリプロピレン樹脂(PP)を厚さ50μmで塗布・硬化して透明樹脂層を形成した。
さらに、透明樹脂層上に、熱硬化型樹脂(DICグラフィック(株)製、ウレタンアクリレート樹脂)を厚さ6μmで塗布・硬化し、表面保護層を形成した。これにより、実施例1の化粧シートを形成した。
<実施例2>
透明樹脂層の厚さを40μmとした以外は実施例1と同様の材料及び手順にて実施例2の化粧シートを形成した。
<実施例3>
透明樹脂層の厚さを60μmとした以外は実施例1と同様の材料及び手順にて実施例3の化粧シートを形成した。
<実施例4>
透明樹脂層の厚さを30μmとした以外は実施例1と同様の材料及び手順にて実施例3の化粧シートを形成した。
<実施例5>
透明樹脂層の厚さを70μmとした以外は実施例1と同様の材料及び手順にて実施例4の化粧シートを形成した。
<比較例1>
絵柄模様層を形成するインキの顔料として、酸化鉄及びフタロシアニンに代えて有機系顔料であるポリアゾ顔料(赤色顔料)及びイソインドリノン(黄色顔料)を用いたウレタン樹脂系インキにより絵柄模様層を形成した以外は実施例1と同様の材料及び手順にて比較例1の化粧シートを形成した。
<比較例2>
透明樹脂層の厚さを70μmとした以外は比較例1と同様の材料及び手順にて比較例2の化粧シートを形成した。
<比較例3>
透明樹脂層の厚さを80μmとした以外は比較例1と同様の材料及び手順にて比較例3の化粧シートを形成した。
[評価]
(退色)
各実施例及び比較例の化粧シートをサンシャインウェザーメーター内にセットし、2000時間経過後に試験期から取り出して、各化粧シート退色の度合いを評価した。
退色は、目視により以下のように評価した。
「○」・・・絵柄模様層の色に変化なし
「△」・・・絵柄模様層の色に僅かな退色を確認
「×」・・・絵柄模様層の色に顕著な退色を確認
(引っかき硬度試験)
各実施例及び比較例の化粧シートの硬度を、JIS K5600に準拠する引っかき硬度(鉛筆法)試験にて化粧シートの表面に傷跡を生じなかった最も固い鉛筆の硬度(鉛筆硬度)を測定して評価した。
引っかき硬度は、以下のように評価した。
「○」・・・化粧シートの表面に傷跡を生じなかった最も固い鉛筆の硬度がH~6H
「△」・・・化粧シートの表面に傷跡を生じなかった最も固い鉛筆の硬度が2B~F
「×」・・・化粧シートの表面に傷跡を生じなかった最も固い鉛筆の硬度が6B~3B
(ホフマンスクラッチ試験)
各実施例及び比較例の化粧シートに対して、ホフマンスクラッチハードネステスター(GARDCO社製)を用いてスクラッチ試験を行った。スクラッチ試験では、化粧シートの表面に破れ傷等を生じなかった最も重い荷重を測定した。試験後、表面に艶変化及び破れ傷等が発生した部分を確認した。
ホフマンスクラッチ試験は、以下のように評価した。
「○」・・・表面保護層が剥がれる最小荷重が400g以上
「△」・・・表面保護層が剥がれる最小荷重が200g以上400g未満
「×」・・・表面保護層が剥がれる最小荷重が200g未満
(製造コスト)
各実施例及び比較例の化粧シートにおける製造コストを評価した。
製造コストは、透明樹脂層形成時の樹脂使用量(透明樹脂層の厚さ)と、顔料のコストとを総合して以下のように評価した。
「◎」・・・従来品(比較例1)よりも改善されたもの
「○」・・・従来品(比較例1)と同等のもの
「△」・・・従来品(比較例1)よりも悪化したもの
「×」・・・従来品(比較例1)よりも大幅に悪化したもの
以下の表1に、各評価の評価結果を示した。
Figure 2023184333000002
表1に示すように、顔料として無機系顔料を50質量%超含む各実施例の化粧シートでは、絵柄模様層の退色がほとんど生じず、耐傷性及び製造コストも良好であった。
一方、顔料として有機系顔料のみを含む各比較例の化粧シートでは、透明樹脂層の厚さが50μmの場合絵柄模様層の退色が生じ、透明樹脂層の厚さが70μmの場合透明樹脂層形成時の樹脂使用量が増えるとともに高価な有機系顔料を多く用いているため製造コストが増加した。
また、顔料として無機系顔料を50質量%超含む各実施例の化粧シートでは、透明樹脂層の厚さが40μm以上である実施例2~5では、絵柄模様層にわずかな退色も生じなかった。また、透明樹脂層の厚さが60μm以下である実施例1~4では、製造コストがより優れていた。
以上から、絵柄模様層の顔料として無機系顔料を50質量%超含み、透明樹脂層の厚さが70μm以下である場合、絵柄模様層の退色抑制と製造コスト特性の点から好ましく、透明樹脂層の厚さが40μm以上60μm以下である場合、絵柄模様層の退色抑制と製造コスト特性の点から特に好ましかった。
以上、本開示の実施形態を説明したが、上記実施形態は、本開示の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本開示の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を特定するものでない。本開示の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
1,2 化粧シート
11 原反層
12 絵柄模様層
13 透明樹脂層
14表面保護層
15 プライマー層
26 エンボス部

Claims (7)

  1. 原反層と、
    前記原反層の一方の面側に形成され、無機系顔料を含む絵柄模様層と、
    前記絵柄模様層上に透明樹脂により厚さ70μm以下で形成された透明樹脂層と、
    を備える化粧シート。
  2. 前記透明樹脂層の厚さは、40μm以上60μm以下である
    請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記無機系顔料は、酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン、カーボンブラック、黄土、孔雀石及び群青の少なくとも1つを含む
    請求項1に記載の化粧シート。
  4. 前記原反層は、着色されたポリエチレンにより形成されている
    請求項1に記載の化粧シート。
  5. 前記透明樹脂層上に形成された表面保護層を備える
    請求項1に記載の化粧シート。
  6. 前記透明樹脂層は、表面に凹凸を有している
    請求項1に記載の化粧シート。
  7. 前記原反層の他方の面側に形成されたプライマー層を備えている
    請求項1に記載の化粧シート。
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