JP2023172274A - オートチャージシステム、オートチャージ方法、及びプログラム - Google Patents

オートチャージシステム、オートチャージ方法、及びプログラム Download PDF

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【課題】互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合におけるユーザの利便性を高める。【解決手段】オートチャージシステム(1)の保存部(101)は、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。オートチャージ実行部(102)は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。【選択図】図4

Description

本開示は、オートチャージシステム、オートチャージ方法、及びプログラムに関する。
近年、決済サービスを利用するユーザの利便性を高めることが検討されている。例えば、特許文献1には、ユーザが店舗で商品を購入した時には電子マネー等の決済手段の残高から商品の代金を差し引かずに、毎月の清算期日に、それまでの利用額を合計した清算額をまとめて差し引く定期残高払いが記載されている。定期残高払いでは、決済手段の残高が不足する場合に、残高の不足分を補うようにオートチャージが実行される。
特開2021-096746号公報
例えば、サブスクリプションのような定期的な支払で、電子マネー等の決済手段を利用できるようになれば、ユーザの利便性が高まると考えられる。この点は、サブスクリプション以外の定期的な支払についても同様である。例えば、互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合には、ユーザは、複数の支払日の各々で残高不足にならないように、決済手段の残高を管理する必要があるので、ユーザの管理負担が増大すると考えられる。
しかしながら、特許文献1の技術は、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日を想定したものではなく、月に1回訪れる清算期日において、残高の不足分を補うようにオートチャージを実行するものにすぎない。このため、従来の技術では、互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合におけるユーザの利便性を高めることができなかった。
本開示の目的の1つは、互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合におけるユーザの利便性を高めることである。
本開示に係るオートチャージシステムは、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、前記定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する保存部と、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行するオートチャージ実行部と、を含む。
本開示によれば、互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合におけるユーザの利便性が高まる。
オートチャージシステムの全体構成の一例を示す図である。 楽曲配信サービスの会員登録の流れの一例を示す図である。 あるユーザの毎月の支払に関するスケジュールの一例を示す図である。 オートチャージシステムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 電子マネーデータベースの一例を示す図である。 サービスデータベースの一例を示す図である。 オートチャージシステムで実行される処理の一例を示す図である。 変形例における機能ブロックの一例を示す図である。 変形例4のユーザ端末に表示されるカレンダー画面の一例を示す図である。 支払額画面の一例を示す図である。
[1.オートチャージシステムの全体構成]
本開示に係るオートチャージシステムの実施形態の一例を説明する。本実施形態では、オートチャージの対象となる決済手段の一例として、電子マネーを説明する。このため、電子マネーについて説明している箇所は、決済手段と読み替えることができる。決済手段は、チャージ可能な残高を有するものであればよく、電子マネーに限られない。例えば、決済手段は、ポイント、口座、ウォレット、又はその他の名前で呼ばれるものであってもよい。決済手段は、前払い式支払手段を一例とする支払手段と呼ばれることもある。
図1は、オートチャージシステムの全体構成の一例を示す図である。例えば、オートチャージシステム1は、電子マネーサーバ10、サービス提供者サーバ20、及びユーザ端末30を含む。電子マネーサーバ10、サービス提供者サーバ20、及びユーザ端末30の各々は、インターネット又はLAN等のネットワークNに接続可能である。図1では、2つのサービス提供者サーバ20が示されているが、サービス提供者サーバ20は、1つ又は3つ以上であってもよい。
電子マネーサーバ10は、決済事業者のサーバコンピュータである。決済事業者は、電子マネーに関する決済サービスを提供する事業者である。例えば、電子マネーサーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。
サービス提供者サーバ20は、サービス提供者のサーバコンピュータである。サービス提供者は、定期的な支払が発生するサービスを提供する事業者である。以降、このサービスを、定期支払サービスという。定期的な支払とは、所定の周期で繰り返し発生する支払である。本実施形態では、定期的な支払いの周期が1ヶ月である場合を例に挙げるが、定期的な支払の周期は、任意の長さであってよく、1ヶ月に限られない。例えば、定期的な支払の周期は、1日、数日、1週間、数週間、数ヶ月、又は1年であってもよい。
本実施形態では、定期支払サービスの一例として、サブスクリプションの楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスを説明する。楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスを区別する必要がない時は、これらをまとめて定期支払サービスという。定期支払サービスは、任意のサービスであってよく、本実施形態の例に限られない。例えば、定期支払サービスは、通信サービス、電力サービス、電子商取引サービス、又は金融サービスであってもよい。他の定期支払サービスに対するオートチャージシステム1の適用例は、後述の変形例で説明する。
本実施形態では、楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々は、互いに異なるサービス提供者によって提供される。このため、サービス提供者サーバ20は、3つ存在するものとする。例えば、サービス提供者サーバ20は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。
ユーザ端末30は、ユーザのコンピュータである。例えば、ユーザ端末30は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はウェアラブル端末である。例えば、ユーザ端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であってよい。操作部34は、タッチパネル又はマウス等の入力デバイスである。表示部35は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。
なお、記憶部12,22,32に記憶されるプログラムは、ネットワークNを介して供給されてもよい。また、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されたプログラムが、情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)、又は、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)を介して供給されてもよい。
また、オートチャージシステム1は、少なくとも1つのコンピュータを含めばよく、図1の例に限られない。例えば、オートチャージシステム1は、サービス提供者サーバ20及びユーザ端末30を含まずに、電子マネーサーバ10だけを含んでもよい。この場合、サービス提供者サーバ20及びユーザ端末30は、オートチャージシステム1の外部に存在する。オートチャージシステム1は、電子マネーサーバ10と、決済事業者の他のサーバコンピュータと、を含んでもよい。
[2.オートチャージシステムの概要]
本実施形態では、電子マネーの一例として、オンライン型の電子マネーを説明するが、電子マネーは、任意のタイプであってよく、オンライン型の電子マネーに限られない。例えば、電子マネーは、ICカードを利用するタイプ、ユーザ端末30のICチップを利用するタイプ、磁気カードを利用するタイプ、又は近距離無線通信を利用するタイプであってもよい。
オンライン型の電子マネーは、電子商取引サービス又は旅行予約サービスといったインターネットサービスで利用可能な電子マネーである。オンライン型の電子マネーは、実店舗で利用可能であってもよい。例えば、オンライン型の電子マネーは、実店舗でバーコード又は二次元コードを読み取ることによって利用できるタイプであってもよい。以降、オンライン型の電子マネーを、単に電子マネーという。
本実施形態では、ユーザが、ユーザ端末30にインストールされた専用のアプリケーションから、決済サービス、楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスを利用する場合を例に挙げるが、ユーザは、ユーザ端末30のブラウザから、これらのサービスを利用してもよい。例えば、ユーザは、決済サービスの会員登録を完了した状態で、楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々の会員登録を行う。ここでは、楽曲配信サービスの会員登録の流れを例に挙げる。
図2は、楽曲配信サービスの会員登録の流れの一例を示す図である。例えば、ユーザ端末30にインストールされた楽曲配信サービスのアプリケーションが起動すると、楽曲配信サービスのトップ画面G1が表示部35に表示される。トップ画面G1のように、楽曲配信サービスは、月額1,000円のサブスクリプションである。例えば、ユーザがボタンB10を選択すると、会員登録画面G2が表示部35に表示される。ユーザが会員登録済みであれば、リンクL11から楽曲配信サービスにログインできる。
例えば、ユーザは、入力フォームF20,F21に対し、氏名やメールアドレスといった会員登録に必要な情報を入力する。ユーザは、ラジオボタンB22を選択することによって、楽曲配信サービスで利用可能な複数の支払方法のうちの何れかを選択する。例えば、ユーザが、電子マネー(図2では、XXXキャッシュ)のラジオボタンB22を選択して会員登録の手続を進めると、決済サービスのアプケーションが起動する。ユーザが決済サービスにログインすると、オートチャージ設定画面G3が表示部35に表示される。
本実施形態では、ユーザは、電子マネーの残高不足によって楽曲配信サービスの毎月の支払が失敗しないように、電子マネーのオートチャージ機能を利用できる。例えば、ユーザは、初めてオートチャージ機能を利用する場合には、所定の申込手続を行う。ここでは、ユーザがオートチャージ機能の申込手続を済ませているものとする。例えば、ユーザは、入力フォームF30~F32から、チャージ方法、チャージ閾値、及びチャージ後残高を、オートチャージ設定として指定できる。
チャージ方法は、オートチャージで利用する決済手段である。チャージ方法は、種々の決済手段を利用可能であり、例えば、クレジットカード、銀行口座、その他の金融機関の口座、暗号資産、ポイント、他の電子マネー、デビットカード、又はフリーマーケットサービスの売上金であってもよい。図2の例では、ユーザのクレジットカードが、チャージ方法として指定されている。
チャージ閾値は、オートチャージを実行するか否かの判定基準となる残高である。本実施形態では、チャージ閾値未満になった場合にオートチャージが実行されるものとするが、チャージ閾値以下になった場合にオートチャージが実行されてもよい。ユーザは、任意のチャージ閾値を指定可能である。例えば、ユーザは、楽曲配信サービスの毎月の支払に必要な1,000円以上の数値を、チャージ閾値として指定する。
チャージ後残高は、オートチャージ後の残高である。チャージ後残高は、電子マネーに常備される残高ということもできる。ユーザは、任意のチャージ後残高を指定可能である。例えば、ユーザは、楽曲配信サービスの毎月の支払に必要な1,000円以上の数値を、チャージ後残高として指定する。ユーザは、チャージ閾値以上の数値を、チャージ後残高として指定する。
例えば、ユーザがボタンB33を選択すると、オートチャージ設定及び会員登録が完了し、楽曲配信サービスのアプリケーションがフォアグラウンドに戻って会員登録完了画面G4が表示部35に表示される。会員登録完了画面G4のように、楽曲配信サービスの支払日である毎月5日になると、「残高が1,000円未満になると、残高を1,100円にする」ようにオートチャージが実行され、楽曲配信サービスの毎月の支払に必要な1,000円分が、電子マネーの残高から自動的に差し引かれる。
本実施形態では、動画配信サービス及び電子書籍サービスの各々の会員登録も、楽曲配信サービスと同様の流れで行われるものとする。例えば、ユーザは、電子マネーを利用して、動画配信サービス及び電子書籍サービスの各々の毎月の支払を行う。ユーザは、動画配信サービス用のオートチャージ設定と、電子書籍サービス用のオートチャージ設定と、を指定する。楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々の支払日には、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行される。
図3は、あるユーザの毎月の支払に関するスケジュールの一例を示す図である。本実施形態では、図3のようなスケジュールで、毎月の支払が実行される。例えば、毎月5日は、楽曲配信サービスの支払日である。毎月5日には、「残高が1,000円未満になると、残高を1,100円にする」といった楽曲配信サービス用のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行される。毎月5日には、楽曲配信サービスの支払に必要な1,000円分が、電子マネーの残高から差し引かれる。
例えば、動画配信サービスは、毎月13日に2,500円の支払が発生するものとする。毎月13日には、「残高が2,500円未満になると、残高を3,000円にする」といった動画配信サービス用のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行される。毎月13日には、動画配信サービスの支払に必要な2,500円分が、電子マネーの残高から差し引かれる。
例えば、電子書籍サービスは、毎月25日に1,200円の支払が発生するものとする。毎月25日には、「残高が1,200円未満になると、残高を1,200円にする」といった電子書籍サービス用のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行される。毎月25日には、電子書籍サービスの支払に必要な1,200円分が、電子マネーの残高から差し引かれる。
以上のように、本実施形態では、楽曲配信サービス用のオートチャージ設定、動画配信サービス用のオートチャージ設定、及び電子書籍サービス用のオートチャージ設定が指定される。楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々の支払日になると、当該支払日のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行される。これにより、ユーザが支払日に電子マネーの残高を意識しなくても残高不足にならないのでユーザの利便性が高まる。以降、オートチャージシステム1の詳細を説明する。
[3.オートチャージシステムで実現される機能]
図4は、オートチャージシステム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
[3-1.電子マネーサーバで実現される機能]
データ記憶部100は、記憶部12により実現される。保存部101、オートチャージ実行部102、及び支払実行部103は、制御部11により実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部100は、決済サービスを提供するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部100は、電子マネーデータベースDB1を記憶する。
図5は、電子マネーデータベースDB1の一例を示す図である。図5に示すように、電子マネーデータベースDB1は、ユーザが保有する電子マネーに関する情報が格納されたデータベースである。例えば、電子マネーデータベースDB1には、決済サービスのユーザID、決済サービスのパスワード、電子マネーの残高、チャージで利用可能な決済手段に関する決済手段情報、定期的な支払が発生する定期支払サービスの名前、定期支払サービスのユーザID、支払日、支払額、及びオートチャージ設定が格納される。
ユーザIDは、ユーザを識別可能な識別情報の一例である。本実施形態では、1人のユーザが1つの電子マネーを保有するので、識別情報は、電子マネーを識別可能な情報ということもできる。識別情報は、メールアドレス、電話番号、又は電子マネーIDといった他の情報であってもよい。本実施形態では、決済サービス及び定期支払サービスの各々で、独自のユーザID及びパスワードが利用される場合を例に挙げるが、共通のユーザID及びパスワードが利用されてもよい。
決済手段情報は、チャージで利用される決済手段を識別可能な情報である。例えば、クレジットカードがチャージで利用される場合、決済手段情報は、カード番号、有効期限、及び名義人を含む。例えば、銀行口座がチャージで利用される場合、決済手段情報は、金融機関コード、支店コード、及び口座番号を含む。他の決済手段についても同様に、決済手段情報は、他の決済手段を識別可能な情報を含めばよい。電子マネーデータベースDB1には、ユーザが指定して決済手段の決済手段情報が登録される。決済手段情報に示された決済手段は、オートチャージだけではなく、ユーザによる手動のチャージにも利用可能である。
電子マネーデータベースDB1には、ユーザが電子マネーで支払をする定期支払サービスの名前と、定期支払サービスのユーザIDと、が格納される。例えば、ユーザが、定期支払サービスの会員登録時に、支払方法として電子マネーを指定すると、電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20から、定期支払サービスのユーザIDを受信する。電子マネーサーバ10は、当該定期支払サービスの名前と、当該受信した定期支払サービスのユーザIDと、を電子マネーデータベースDB1に格納する。
支払日は、定期的な支払が行われる日である。支払日は、決済日ということもできる。支払日は、所定の周期ごとに繰り返し訪れる。本実施形態では、あるユーザが定期支払サービスの会員登録をした日が、このユーザの毎月の支払日になる場合を説明する。図3の例であれば、ユーザは、ある月の5日に楽曲配信サービスの会員登録をしたので、毎月5日が楽曲配信サービスの支払日になる。同様に、ユーザは、ある月の13日と25日に、それぞれ動画配信サービスと電子書籍サービスの会員登録をしたので、毎月13日と25日がそれぞれ動画配信サービスと電子書籍サービスの支払日になる。支払日は、会員登録の日に関係なく、全てのユーザで共通であってもよい。
支払額は、定期的な支払に必要な額である。支払額は、決済額ということもできる。本実施形態では、ある定期支払サービスの支払額が、この定期支払サービスを利用する全てのユーザの支払額が同じである場合を説明するが、支払額は、ユーザに応じた額であってもよい。例えば、定期支払サービスに複数の料金プランが用意されている場合、ユーザが選択した料金プランに応じた支払額が設定されてもよい。
オートチャージ設定は、オートチャージに関する設定である。本実施形態では、オートチャージ設定がチャージ方法、チャージ閾値、及びチャージ後残高を示す場合を説明するが、オートチャージ設定は、チャージ方法を示さずに、チャージ閾値及びチャージ後残高だけを示してもよい。この場合、複数のオートチャージ設定で共通のチャージ方法が利用される。共通のチャージ方法は、オートチャージ設定とは別の設定として、電子マネーデータベースDB1に格納されるものとする。
例えば、オートチャージ設定は、チャージ閾値又はチャージ後残高の何れか一方のみを示してもよい。オートチャージ設定がチャージ閾値のみを示す場合には、チャージ後残高は、ユーザが指定できない固定値であってもよいし、チャージ閾値と同じ数値であってもよい。オートチャージ設定がチャージ後残高のみを示す場合には、チャージ閾値は、チャージ後残高と同じ数値であってもよい。
オートチャージ設定は、どのようなオートチャージを実行するかを示す情報であればよく、チャージ方法、チャージ閾値、及びチャージ後残高以外の他の情報であってもよい。例えば、オートチャージ設定は、チャージ後残高ではなく、チャージ額を示してもよい。即ち、本実施形態のような「残高が1,000円未満になると、残高を1,100円にする」といったオートチャージ設定ではなく、「残高が1,000円未満になると、1,100円分をチャージする」といったオートチャージ設定であってもよい。
他にも例えば、オートチャージ設定は、オートチャージ設定が適用される期間を示してもよい。本実施形態では、定額支払サービスの支払日にオートチャージ設定が適用される場合を説明するが、他の日にもオートチャージ設定が適用される場合には、オートチャージ設定が適用される期間がオートチャージ設定に示されてもよい。例えば、図3の「残高が1,000円未満になると、残高を1,100円にする」といったオートチャージ設定を、毎月の1日~5日に適用する場合には、このオートチャージ設定は、「毎月の1日~5日」といった期間を示してもよい。
なお、データ記憶部100は、任意のデータを記憶可能である。データ記憶部100が記憶するデータは、電子マネーデータベースDB1に限られない。本実施形態のように、電子マネーの残高等の情報と、定期的な支払に関する情報と、が1つのデータベースにまとめられているのではなく、これらが別々のデータベースに格納されていてもよい。他にも例えば、定期支払サービスごとに、定期的な支払に関する情報を格納するためのデータベースが存在してもよい。
[保存部]
保存部101は、定期的な支払に応じたオートチャージ設定を保存する。オートチャージ設定を保存するとは、オートチャージ設定をメモリに記録することである。本実施形態では、電子マネーデータベースDB1にオートチャージ設定を格納することが、オートチャージ設定を保存することに相当する場合を説明するが、オートチャージ設定は、他のデータベース、電子マネーサーバ10以外の他のコンピュータ、又は電子マネーサーバ10の外部にある情報記憶媒体に保存されてもよい。
本実施形態では、保存部101は、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、オートチャージ設定と、を関連付けて保存する場合を説明する。ある一定の期間の中で、複数の支払日が存在する。本実施形態では、この期間が1月~12月の毎月である場合を説明するが、この期間は、支払の周期に応じた期間であればよい。周期が1ヶ月に限られない点は、先述した通りである。
支払先とは、支払を受け取る者である。支払先は、ユーザが支払をする相手である。本実施形態では、サービス提供者が支払先に相当する場合を例に挙げる。このため、サービス提供者について説明している箇所は、支払先と読み替えることができる。支払先は、任意の者であってよく、サービス提供者に限られない。例えば、支払先は、国、地方公共団体、行政機関、非営利団体、又は個人であってもよい。
本実施形態では、ある支払日における支払先と、他の支払日における支払先と、は互いに異なる。このため、複数の支払日は、第1支払先への定期的な支払が発生する第1支払日と、第1支払先とは異なる第2支払先への定期的な支払が発生し、第1支払日とは異なる第2支払日と、を含む。図3の例では、楽曲配信サービスへの定期的な支払が発生する毎月5日、動画配信サービスへの定期的な支払が発生する毎月13日、及び電子書籍サービスへの定期的な支払が発生する毎月25日といった3つの支払日が存在する。
関連付けて保存するとは、一方の情報から他方の情報を検索可能な状態で保存することである。例えば、保存部101は、支払日及びオートチャージ設定のペアを電子マネーデータベースDB1に格納することによって、支払日及びオートチャージ設定を関連付けて保存する。本実施形態では、定期支払サービスの会員登録時に、オートチャージ設定画面G3でオートチャージ設定が指定されるので、保存部101は、この定期支払サービスの支払日と、オートチャージ設定画面G3で指定されたオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。
本実施形態では、保存部101は、複数の支払日の各々と、当該支払日における定期的な支払における支払額以上のチャージ後残高を示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。例えば、保存部101は、オートチャージ設定画面G3の入力フォームF32に対して指定されたチャージ後残高を示すように、オートチャージ設定を保存する。オートチャージ設定画面G3では、支払額以上のチャージ後残高しか指定できないように制限されてもよいし、支払額未満のチャージ後残高が指定された場合にエラーメッセージが表示されてもよい。
図3の例では、保存部101は、楽曲配信サービスの支払日と、楽曲配信サービスの会員登録時にユーザが指定したチャージ後残高を示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。保存部101は、動画配信サービス及び電子書籍サービスについても同様に、これらの支払日と、ユーザが指定したチャージ後残高を示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。チャージ後残高は、支払額に応じた数値となるように、自動的に決定されてもよい。
本実施形態では、ユーザが指定したチャージ方法も、オートチャージ設定に含まれるので、保存部101は、複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の中から選択されたチャージ方法を示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。例えば、保存部101は、オートチャージ設定画面G3の入力フォームF30に対して指定されたチャージ方法を示すように、オートチャージ設定を保存する。電子マネーデータベースDB1に決済手段情報が格納された決済手段をチャージ方法として指定できるので、入力フォームF30には、この決済手段の情報が選択可能に表示される。
本実施形態では、保存部101は、定期支払サービスの会員登録時に、オートチャージ設定を保存するが、保存部101は、任意のタイミングでオートチャージ設定を保存可能である。例えば、定期支払サービスの会員登録後に、保存部101は、オートチャージ設定を保存してもよい。ユーザが会員登録後にオートチャージ設定を変更する場合には、保存部101は、ユーザにより指定された変更後のオートチャージ設定を保存してもよい。例えば、定期支払サービスの会員登録時にはオートチャージ設定が行われずに、会員登録後に、オートチャージ設定が行われてもよい。
[オートチャージ実行部]
オートチャージ実行部102は、保存部101により保存されたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。オートチャージを実行するとは、電子マネーを自動的にチャージすることである。オートチャージ設定は、定期的な支払における支払額以上の残高になるように設定されているので、オートチャージ実行部102は、オートチャージ設定に基づいて、定期的な支払における支払額以上の残高になるように、オートチャージを実行する。
オートチャージ自体は、公知の種々の処理を利用可能である。例えば、オートチャージ実行部102は、オートチャージ設定に示されたチャージ方法に基づいて、オートチャージを実行する。例えば、チャージ方法としてクレジットカードが指定された場合、オートチャージ実行部102は、クレジットカードのオーソリゼーションを実行し、オーソリゼーションが成功した場合に電子マネーの残高が増えるように、オートチャージを実行する。
例えば、チャージ方法として銀行口座が指定された場合、オートチャージ実行部102は、銀行口座の残高が減って電子マネーの残高が増えるように、オートチャージを実行する。例えば、チャージ方法として暗号資産が指定された場合、オートチャージ実行部102は、暗号資産の残高が減って電子マネーの残高が増えるように、オートチャージを実行する。他のチャージ方法が指定された場合には、オートチャージ実行部102は、他のチャージ方法に応じたオートチャージを実行すればよい。
本実施形態では、オートチャージ実行部102が、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する場合を説明するが、1の支払日だけにオートチャージ設定が関連付けられることもあるので、オートチャージ実行部102は、1の支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
例えば、オートチャージ実行部102は、リアルタイムクロック又はGPS信号等を利用して、現在日時を取得する。オートチャージ実行部102は、現在日時に基づいて、電子マネーデータベースDB1に格納された複数の支払日の各々が訪れたか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、ある支払日が訪れたと判定された場合に、この支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。この支払日のオートチャージでは、他の支払日に関連付けられたオートチャージ設定は参照されない。
本実施形態では、支払日以外の他の日は、オートチャージが実行されないものとするが、後述の変形例のように、他の日については、デフォルトのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行されてもよい。例えば、ある支払日が経過するまでは、この支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行されてもよい。例えば、ある支払日を含む一定の期間は、この支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行されてもよい。
本実施形態では、オートチャージ設定にチャージ閾値が示されるので、オートチャージ実行部102は、電子マネーデータベースDB1に格納された電子マネーの残高がチャージ閾値未満になったか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、電子マネーの残高がチャージ閾値未満になったと判定されない場合には、オートチャージを実行せず、電子マネーの残高がチャージ閾値未満になったと判定された場合に、オートチャージを実行する。特にチャージ閾値が用いられない場合には、オートチャージ実行部102は、電子マネーの残高が支払額未満であるか否かを判定することによって、オートチャージの要否を判定してもよい。
本実施形態では、オートチャージ設定にチャージ後残高が示されるので、オートチャージ実行部102は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定に示されたチャージ後残高になるように、オートチャージを実行する。例えば、オートチャージ実行部102は、ある支払日において、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に示されたチャージ後残高と、電子マネーの現在の残高と、の差額を、チャージ額として決定する。オートチャージ実行部102は、当該決定されたチャージ額分だけ残高が増加するように、オートチャージを実行する。
本実施形態では、オートチャージ実行部102は、複数の支払日の各々における支払時刻が訪れる前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。支払時刻は、個々の支払日の中で支払が実行される時刻である。本実施形態では、説明の簡略化のために、支払日に関係なく、支払時刻が午前10時で固定されている場合を例に挙げるが、支払時刻は、任意の時刻であってよく、午前10時に限られない。例えば、支払時刻は、午前10時以外の他の時刻であってもよいし、ある支払日の支払時刻と他の支払日の支払時刻が互いに異なってもよい。
本実施形態では、ある支払日の午前10時が支払時刻なので、この支払日の午前0時から午前10時までの間に、少なくとも1回はオートチャージが実行される可能性がある。オートチャージは、必ず実行されなければならないわけではなく、電子マネーの残高が十分にある場合には実行されないこともある。ある支払日の支払時刻が訪れて支払が完了した後は、この支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づくオートチャージが実行されない場合を説明するが、支払時刻が訪れて支払が完了した後も、このオートチャージ設定に基づくオートチャージが実行されてもよい。
例えば、オートチャージ実行部102は、複数の支払日の各々が訪れた場合に、支払時刻までの所定の時間ごとに、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージの要否を判定する。所定の時間は、オートチャージの要否を判定する時間である。本実施形態では、所定の時間が1時間である場合を例に挙げるが、所定の時間は、任意の時間であってよく、1時間に限られない。例えば、所定の時間は、1分、5分、30分、2時間、又は4時間といった他の時間であってもよい。
図3の例であれば、オートチャージ実行部102は、毎月5日の午前0時から午前10時までの1時間おきに、残高が1,000円未満であるか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、残高が1,000円以上であると判定した場合には、オートチャージを実行しない。オートチャージ実行部102は、残高が1,000円未満であると判定した場合に、残高を1,100円にするように、オートチャージを実行する。
例えば、オートチャージ実行部102は、毎月13日の午前0時から午前10時までの1時間おきに、残高が2,500円未満であるか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、残高が2,500円以上であると判定した場合には、オートチャージを実行しない。オートチャージ実行部102は、残高が2,500円未満であると判定した場合に、残高を3,000円にするように、オートチャージを実行する。
例えば、オートチャージ実行部102は、毎月25日の午前0時から午前10時までの1時間おきに、残高が1,200円未満であるか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、残高が1,200円以上であると判定した場合には、オートチャージを実行しない。オートチャージ実行部102は、残高が1,200円未満であると判定した場合に、残高を1,200円にするように、オートチャージを実行する。
なお、オートチャージの要否は、所定の時間ごとに判定されるのではなく、電子マネーの残高が変化した場合に、その都度判定されてもよい。この場合、オートチャージ実行部102は、支払日の当日に電子マネーの残高が変化した場合に、電子マネーの残高がチャージ閾値未満であるか否かを判定すればよい。他にも例えば、オートチャージ実行部102は、後述の変形例のように、個々の支払日の支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
また、本実施形態では、ユーザによって、支払日とオートチャージ設定が異なるので、保存部101は、定期的な支払が発生するユーザごとに、当該ユーザの支払における支払日と、当該支払のためのオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。オートチャージ実行部102は、個々のユーザごとに、当該ユーザの支払における支払日が訪れた場合に、当該支払日に関連付けられた当該ユーザのオートチャージ設定に基づいて、当該ユーザの電子マネーの残高が増えるように、オートチャージを実行すればよい。
[支払実行部]
支払実行部103は、定期的な支払を実行する。支払を実行するとは、決済を実行するということもできる。支払の処理自体は、公知の種々の処理を利用可能である。本実施形態のように、電子マネーが利用される場合には、支払実行部103は、電子マネーの残高から支払額を差し引く処理を実行すればよい。ポイント又は口座といった他の決済手段が利用される場合には、支払実行部103は、他の決済手段の残高から支払額を差し引く処理を実行すればよい。
例えば、支払実行部103は、現在日時に基づいて、電子マネーデータベースDB1に格納された支払日が訪れたか否かを判定する。支払実行部103は、支払日が訪れたと判定されない場合には、支払を実行せず、支払日が訪れたと判定された場合に、支払の対象となるユーザの電子マネーの残高が、所定の支払額だけ減少するように、支払を実行する。支払実行部103は、電子マネーデータベースDB1を参照し、支払の対象となるユーザと、個々のユーザの支払額と、を特定すればよい。
本実施形態では、1ヶ月の中に複数の支払日が存在するので、支払実行部103は、複数の支払日の各々が訪れた場合に、電子マネーに基づいて、当該支払日における支払を実行する。例えば、支払実行部103は、個々の支払日における支払時刻が訪れたか否かを判定する。本実施形態では、支払時刻が午前10時なので、支払実行部103は、支払日の午前10時が訪れたか否かを判定する。支払実行部103は、支払日の午前10時が訪れたと判定されない場合には、支払を実行せず、支払日の午前10時が訪れたと判定された場合に、支払を実行する。
図3の例では、支払実行部103は、毎月5日の午前10時が訪れたと判定された場合に、支払額の1,000円分の残高を差し引くことによって、支払を実行する。支払実行部103は、毎月13日の午前10時が訪れたと判定された場合に、支払額の2,500円分の残高を差し引くことによって、支払を実行する。支払実行部103は、毎月25日の午前10時が訪れたと判定された場合に、支払額の1,200円分の残高を差し引くことによって、支払を実行する。
なお、支払実行部103は、サービス提供者サーバ20からの要求に基づいて、支払を実行してもよい。この場合、サービス提供者サーバ20は、支払日の支払時刻が訪れた場合に、電子マネーサーバ10に対し、支払の対象となるユーザのリストを送信することによって、支払の実行を要求する。支払実行部103は、リストを受信した場合に、リストに含まれるユーザの電子マネーの残高が所定の支払額だけ減少するように、支払を実行する。
リストには、定期支払サービスのユーザIDが含まれていてもよい。決済サービスのユーザIDと、定期支払サービスのユーザIDと、の関係が電子マネーデータベースDB1に格納されているので、支払実行部103は、リストに含まれる定期支払サービスのユーザIDが示すユーザが決済サービスのどのユーザに対応するのかを特定できる。リストには、定期支払サービスのユーザIDではなく、決済サービスのユーザIDが含まれていてもよい。この場合、サービス提供者サーバ20は、決済サービスのユーザIDと、定期支払サービスのユーザIDと、の関係を記憶するものとする。
例えば、支払実行部103は、ある定期支払サービスの支払が完了すると、この定期支払サービスに対応するサービス提供者サーバ20に対し、支払が完了したユーザのリストを送信する。このリストには、決済サービスのユーザIDが含まれていてもよいし、定期支払サービスのユーザIDが含まれていてもよい。サービス提供者サーバ20は、リストを受信することによって、どのユーザの支払が完了したかを特定できる。
[3-2.サービス提供者サーバで実現される機能]
本実施形態では、楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々のサービス提供者サーバ20が互いに同様の機能を有する場合を説明するので、これらをまとめて、定期支払サービスのサービス提供者サーバ20の機能として説明する。データ記憶部200は、記憶部22により実現される。サービス提供部201は、制御部21により実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部200は、定期支払サービスを提供するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部200は、サービスデータベースDB2を記憶する。
図6は、サービスデータベースDB2の一例を示す図である。サービスデータベースDB2は、定期支払サービスに会員登録したユーザに関する情報が格納されたデータベースである。図6では、楽曲配信サービスのデータ格納例が示されている。例えば、サービスデータベースDB2には、定期支払サービスのユーザID、支払日、支払額、定期的な支払で利用される決済手段に関する決済手段情報、支払状況に関する支払状況情報、及び決済サービスのユーザIDが格納される。サービス提供者サーバ20は、定期支払サービスの会員登録時に、定期支払サービスのユーザID等の各種情報を生成し、サービスデータベースDB2に格納する。支払状況情報は、サービス提供部201により更新される。
[サービス提供部]
サービス提供部201は、定期支払サービスを提供する。定期支払サービスの提供方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。例えば、サービス提供部201は、支払が完了したユーザに対し、定期支払サービスを提供する。サービス提供部201は、支払実行部103による支払が実行された場合に電子マネーサーバ10から受信したリストにも基づいて、支払が完了したユーザを特定する。サービス提供部201は、リストに含まれるユーザの支払が完了したことを示すように、サービスデータベースDB2の支払状況情報を更新する。
[3-3.ユーザ端末で実現される機能]
データ記憶部300は、記憶部32により実現される。表示制御部301及び操作受付部302は、制御部31により実現される。
[データ記憶部]
データ記憶部300は、決済サービス及び定期支払サービスの各々を利用するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部300は、決済サービス及び定期支払サービスの各々のアプリケーションを記憶する。
[表示制御部]
表示制御部301は、図2で説明した各画面を表示部35に表示させる。
[操作受付部]
操作受付部302は、図2で説明した各画面における操作を受け付ける。
[4.オートチャージシステムで実行される処理]
図7は、オートチャージシステム1で実行される処理の一例を示す図である。この処理は、制御部11,21,31がそれぞれ記憶部12,22,32に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。本実施形態では、オートチャージシステム1で実行される処理のうち、主に、オートチャージに関する処理について説明する。
図7のように、ユーザ端末30は、定期支払サービスのアプリケーションに基づいて、サービス提供者サーバ20との間で、トップ画面G1及び会員登録画面G2を表示させるための処理を実行する(S1)。ユーザは、ラジオボタンB22に対し、支払方法として電子マネーを指定して会員登録の手続を進める。ユーザ端末30は、決済サービスのアプリケーションに基づいて、電子マネーサーバ10との間で、オートチャージ設定画面G3を表示させるための処理を実行する(S2)。
ユーザ端末30は、ユーザがボタンB33を選択すると、電子マネーサーバ10に対し、入力フォームF30~F32に対して指定されたオートチャージ設定を送信する(S3)。電子マネーサーバ10は、ユーザ端末30からオートチャージ設定を受信すると(S4)、電子マネーデータベースDB1にオートチャージ設定を保存する(S5)。S5では、電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20又はユーザ端末30から、支払日等の情報も受信し、オートチャージ設定に関連付けて保存する。ユーザ端末30は、サービス提供者サーバ20との間で、会員登録完了画面G4を表示させるための処理を実行する(S6)。以上のS1~S6の処理により、定期支払サービスの会員登録が完了する。会員登録が完了すると、ユーザは、定期支払サービスを利用できるようになる。
なお、定期支払サービスの会員登録時に、最初の支払のためにオートチャージが実行されてもよい。この場合、電子マネーサーバ10は、会員登録時にオートチャージ設定画面G3で指定されたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージの要否を判定する。電子マネーサーバ10は、オートチャージが不要であれば、最初の支払を実行する。電子マネーサーバ10は、オートチャージが必要であれば、オートチャージを実行したうえで、最初の支払を実行する。最初の支払が完了すると、S6の処理によって、会員登録完了画面G4が表示部35に表示される。
サービス提供者サーバ20は、サービスデータベースDB2に基づいて、支払の対象となるユーザのリストを作成する(S7)。S7の処理は、毎日実行されてもよいし、支払日が近づいた場合に実行されてもよい。サービス提供者サーバ20は、電子マネーサーバ10に対し、S7で作成したリストを送信する(S8)。電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20からリストを受信すると(S9)、支払の対象となるユーザが更新されるように、電子マネーデータベースDB1を更新する(S10)。定期支払サービス側で支払方法の変更が行われることがあるので、S7~S10の処理が実行されることによって、最新の情報が電子マネーサーバ10に送信されるものとする。例えば、定期支払サービスの支払方法として、他の決済手段から電子マネーに変更したユーザ、又は、電子マネーから他の決済手段に変更したユーザの情報が、電子マネーサーバ10に対して共有される。
電子マネーサーバ10は、電子マネーデータベースDB1に基づいて、何れかのユーザの何れかの定期支払サービスの支払日が訪れたか否かを判定する(S11)。支払日が訪れたと判定されない場合(S11:N)、本処理は終了する。支払日が訪れたと判定された場合(S11:Y)、電子マネーサーバ10は、電子マネーデータベースDB1に基づいて、支払の対象となるユーザのうち、オートチャージ設定をしたn(nは自然数)人のユーザを特定する(S12)。
電子マネーサーバ10は、1時間ごとに、S12で特定したn人のユーザのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する(S13)。S13では、電子マネーサーバ10は、ユーザごとに、当該ユーザのオートチャージ設定が示すチャージ閾値と、当該ユーザが保有する電子マネーの残高と、に基づいて、オートチャージの要否を判定する。電子マネーサーバ10は、オートチャージが必要と判定したユーザのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。
電子マネーサーバ10は、支払時刻が訪れたか否かを判定する(S14)。支払時刻が訪れたと判定されない場合(S14:N)、S13の処理に戻り、1時間ごとに、n人のユーザのオートチャージの要否を判定し、必要に応じてオートチャージを実行する。支払時刻が訪れたと判定された場合(S14:Y)、電子マネーサーバ10は、定期支払サービスにおける支払を実行する(S15)。S15では、支払を実行すべき定期支払サービスが複数存在するのであれば、電子マネーサーバ10は、複数の定期支払サービスの各々の支払を実行する。
電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20に対し、支払を実行したユーザのリストを送信する(S16)。サービス提供者サーバ20は、リストを受信すると(S17)、ユーザの支払状況が最新の情報になるように、サービスデータベースDB2を更新し(S18)、本処理は終了する。
本実施形態のオートチャージシステム1は、複数の支払日の各々と、オートチャージ設定と、を関連付けて保存する。オートチャージシステム1は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生したとしても、個々の支払日付近で残高を意識しなくても残高不足になることを防止できるので、ユーザの利便性が高まる。また、複数の支払日で共通のオートチャージ設定にするのではなく、支払日ごとにオートチャージ設定を保存することによって、支払日に応じた柔軟なオートチャージが可能になる。
また、オートチャージシステム1は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定に示されたチャージ後残高になるように、オートチャージを実行する。これにより、個々の支払日における支払額以上のチャージ後残高とすれば、残高不足になることをより確実に防止できるので、ユーザの利便性が高まる。更に、チャージ後残高を設定することによって、ユーザが意図しないほど多くのチャージが実行されることも防止するので、この点でもユーザの利便性を高めることができる。例えば、悪意のある第三者が定期支払サービスに不正ログインをして、定期支払サービスが不正利用されたとする。従来の技術のように、不足分を補うようなオートチャージが実行される場合、不正利用によって多額の支払額が発生すると、その支払額を補うようなオートチャージが実行されて多額の支払が実行されてしまうが、チャージ後残高を設定することによって、このような不正利用が発生しても、原則としてチャージ後残高の範囲でしか支払が実行されないので、多額の支払が実行されることを防止できる。支払が失敗して定期支払サービスが利用停止になる可能性はあるが、ユーザは、不正利用に気付くことができる。不正利用以外にも、ユーザが自身で気付かないような多額の支払が実行されることを防止できる。
また、オートチャージシステム1は、複数の支払日の各々における支払時刻が訪れる前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、支払時刻が訪れる前にオートチャージを実行し、残高不足をより確実に防止できるので、ユーザの利便性が高まる。支払時刻が訪れて支払が実行される場合に、その流れの一部としてオートチャージを実行することも考えられるが、この場合には、多数のオートチャージが集中して電子マネーサーバ10の処理負荷が高まる可能性がある。事前にオートチャージを済ませることによって、オートチャージの実行タイミングを分散させることができる。その結果、電子マネーサーバ10の処理負荷を軽減できる。
また、オートチャージシステム1は、複数の支払日の各々が訪れた場合に、支払時刻までの所定の時間ごとに、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージの要否を判定する。支払の実行時に不足分をオートチャージする場合には、オートチャージが集中して電子マネーサーバ10の処理負荷が高まる可能性がある。事前に所定の時間ごとにオートチャージの要否を判定してオートチャージを実行することによって、オートチャージの実行タイミングを分散させることができる。その結果、電子マネーサーバ10の処理負荷を軽減できる。
また、オートチャージシステム1は、複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の中から選択されたチャージ方法を示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。これにより、支払日ごとに柔軟なチャージ方法でオートチャージを実行できるので、ユーザの利便性が高まる。
[5.変形例]
なお、本開示は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図8は、変形例における機能ブロックの一例を示す図である。第1表示制御部104、予測部105、決定部106、受信部107、及び第2表示制御部108の各々は、制御部11により実現される。
[5-1.変形例1]
例えば、実施形態では、楽曲配信サービス、動画配信サービス、及び電子書籍サービスの各々の支払日が互いに異なる場合を説明したが、ある支払日に、複数の定期的な支払が発生することがある。変形例1では、図3の例において、動画配信サービスの支払日が、毎月13日ではなく、楽曲配信サービスと同じ毎月5日であるものとする。
変形例1の保存部101は、1の支払日に複数の定期的な支払が発生する場合には、当該1の支払日と、当該複数の定期的な支払の各々における支払額の合計額に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。即ち、保存部101は、同じ支払日における複数のオートチャージ設定を、1つのオートチャージ設定として統合して保存してもよい。
例えば、保存部101は、楽曲配信サービスのチャージ閾値及びチャージ後残高と、動画配信サービスのチャージ閾値及びチャージ後残高と、の合計値を計算し、当該計算された合計値を示すオートチャージ設定を保存する。保存部101は、楽曲配信サービス用のオートチャージ設定「残高が1,000円未満になると、残高を1,100円にする」と、動画配信サービス用のオートチャージ設定「残高が2,500円未満になると、残高を3,000円にする」と、を合計したオートチャージ設定「残高が3,500円未満になると、残高を4,100円にする」を保存する。
保存部101は、ある支払日に3つ以上の支払が発生する場合も同様にして、チャージ閾値及びチャージ後残高の合計値を計算し、当該計算された合計値を示すオートチャージ設定を、当該支払日に関連付けて保存すればよい。変形例1では、オートチャージ設定を保存するための処理が実施形態とは異なるが、オートチャージ自体は、実施形態と同様にして実行されるようにすればよい。
変形例1のオートチャージシステム1は、1の支払日に複数の定期的な支払が発生する場合には、当該1の支払日と、当該複数の定期的な支払の各々における支払額の合計額に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。1の支払日の中で複数の定期的な支払が発生すると、ユーザの管理負担も支払の数だけ増えることになるが、合計額に応じたオートチャージ設定とすることで、1の支払日で必要な額を確実に維持できるので、
個々の支払で残高不足が発生することを確実に防止し、ユーザの利便性が高まる。1の支払日の中でオートチャージ設定が統合され、複数のオートチャージ設定を管理する必要がなくなるので、オートチャージ設定を管理する負担を軽減できる。
[5-2.変形例2]
例えば、1の支払日に複数の定期的な支払が発生したとしても、個々の支払の支払時刻が互いに異なる場合には、支払時刻ごとに、別々のオートチャージ設定が保存されてもよい。変形例2では、変形例1で説明した例において、楽曲配信サービスの支払時刻が毎月5日の午前10時であり、動画提供サービスの支払時刻が毎月5日の午後3時であるものとする。この場合、毎月5日の午前10時までは、楽曲配信サービス用のオートチャージ設定が適用され、毎月5日の午前10時を過ぎてから午後3時になるまでは、動画提供サービス用のオートチャージ設定が適用されてもよい。
変形例2の保存部101は、1の支払日に複数の定期的な支払が発生し、当該複数の定期的な支払の各々における支払時刻が1の支払日の中で互いに異なる場合に、支払時刻ごとに別々のオートチャージ設定を保存する。変形例2では、電子マネーデータベースDB1及び電子マネーデータベースDB1に、支払日だけではなく、支払時刻の情報も格納されるものとする。例えば、支払時刻は、サービス提供者サーバ20から通知されるようにしてもよいし、決済サービスの管理者が手動で登録してもよい。
例えば、保存部101は、ある支払日に複数の定期的な支払が発生する場合に、互いの支払時刻を比較する。保存部101は、互いの支払時刻が同じであれば、変形例1のように複数のオートチャージ設定を1つに統合する。保存部101は、互いの支払時刻が異なれば、1の支払日の中で支払時刻ごとに、別々のオートチャージ設定として保存する。オートチャージ実行部102は、複数の定期的な支払のうち所定の支払時刻までは、当該支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行し、当該支払時刻が経過した場合には、複数の定期的な支払のうち次の支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。オートチャージ実行部102は、ある支払時刻までは、この支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。オートチャージ実行部102は、この支払時刻が経過した場合には、次の支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。
変形例2のオートチャージシステム1は、1の支払日に複数の定期的な支払が発生し、当該複数の定期的な支払の各々における支払時刻が1の支払日の中で互いに異なる場合に、支払時刻ごとに別々のオートチャージ設定を保存する。オートチャージシステム1は、複数の定期的な支払のうち所定の支払時刻までは、当該支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行し、当該支払時刻が経過した場合には、複数の定期的な支払のうち次の支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、ある1の支払日の中で互いの支払時刻が異なる場合に、より柔軟なオートチャージが可能になる。例えば、オートチャージによって、不要なほど多くの残高にチャージされるといったことを防止できる。
[5-3.変形例3]
例えば、実施形態では、定期的な支払が発生しない他の日には、オートチャージが実行されない場合を説明したが、他の日には、デフォルトのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行されてもよい。デフォルトのオートチャージ設定は、電子マネーデータベースDB1に格納されているものとする。デフォルトのオートチャージ設定は、ユーザにより指定されてもよいし、ユーザの過去のチャージ実績等に応じて決済サービス側で自動的に決定されていてもよい。例えば、デフォルトのオートチャージ設定は、支払日に関連付けられるオートチャージ設定と同様、チャージ方法、チャージ閾値、及びチャージ後残高を示すものとする。
変形例3のオートチャージ実行部102は、複数の支払日とは異なる他の日には、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定とは異なる他のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。他の日は、定期的な支払が発生しない日である。図3の例であれば、他の日は、毎月5日、13日、及び25日以外の日である。変形例3では、他のオートチャージ設定がデフォルトのオートチャージ設定であるものとするが、他の日の時期に応じて複数の他のオートチャージ設定が存在してもよい。例えば、月の前半用のデフォルトのオートチャージ設定と、月の後半用のデフォルトのオートチャージ設定と、が別々に定められていてもよい。
変形例3のオートチャージシステム1は、複数の支払日とは異なる他の日には、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定とは異なる他のオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、定期的な支払が発生しない日については、より柔軟なオートチャージが可能になるので、ユーザの利便性が高まる。
[5-4.変形例4]
例えば、ユーザが多くの定期支払サービスに会員登録をすると、オートチャージ設定の管理が煩雑になる可能性がある。そこで、個々の支払日に関連付けられたオートチャージ設定を、カレンダー形式で確認できるようにしてもよい。変形例4のオートチャージシステム1は、第1表示制御部104を含む。第1表示制御部104は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定を示すカレンダー画面を表示させる。カレンダーのレイアウト自体は、種々のレイアウトを利用可能である。
図9は、変形例4のユーザ端末30に表示されるカレンダー画面の一例を示す図である。変形例4では、第1表示制御部104が決済サービスのアプリケーションを利用してカレンダー画面G5を表示させる場合を説明するが、第1表示制御部104は、ブラウザを利用してカレンダー画面G5を表示させてもよい。例えば、第1表示制御部104は、電子マネーデータベースDB1に基づいて、ユーザの毎月の支払日に関連付けられたオートチャージ設定を取得する。第1表示制御部104は、電子マネーデータベースDB1に基づいて、ユーザの毎月の支払予定を特定する。
例えば、第1表示制御部104は、ユーザの毎月のオートチャージ設定と、ユーザの毎月の支払予定と、を含むカレンダー画面G5の表示データを生成する。カレンダー画面G5には、ユーザの支払日、オートチャージ設定、及び支払内容の関係が分かるようになっている。表示データは、アプリケーションで定められた任意の形式のデータであればよい。ブラウザが利用される場合には、表示データは、HTML形式であってもよい。第1表示制御部104は、ユーザ端末30に対し、カレンダー画面G5の表示データを送信することによって、カレンダー画面G5を表示させる。カレンダー画面G5から、オートチャージ設定の変更が可能であってもよい。
変形例4のオートチャージシステム1は、複数の支払日の各々に関連付けられたオートチャージ設定を示すカレンダー画面G5を表示させる。これにより、ユーザは、カレンダー画面G5といった直感的な画像によって、毎月のオートチャージ設定を管理しやすくなる。
[5-5.変形例5]
例えば、実施形態では、支払日における1時間ごとに、オートチャージの要否が判定される場合を説明したが、オートチャージ実行部102は、複数の支払日の各々における支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。変形例5では、支払日における支払時刻の直前にしかオートチャージの要否が判定されない場合を説明するが、実施形態と変形例5を組み合わせて、支払日における1時間ごとにオートチャージの要否が判定され、かつ、支払時刻の直前にもオートチャージの要否が判定されてもよい。
支払時刻の直前とは、支払時刻の所定時間以内の時刻である。変形例5では、実施形態と同様に、支払時刻が午前10時であるものとする。更に、支払時刻の直前が、午前9時55分であるものとする。支払時刻と、支払時刻の直前の時刻と、の時間間隔は、任意の長さであってよく、5分に限られない。例えば、これらの時間間隔は、数秒~数十秒、1分~数分、又は5分よりも長くてもよい。ただし、これらの時間間隔が長すぎると、オートチャージ後の残高が利用されて残高不足になる可能性があるので、ある程度短いものとする。
オートチャージ実行部102は、複数の支払日の各々において、支払時刻の直前のタイミング(変形例5では、支払日の午前9時55分)が訪れたか否かを判定する。オートチャージ実行部102は、支払時刻の直前のタイミングが訪れたと判定されない場合には、オートチャージを実行せず、支払時刻の直前のタイミングが訪れたと判定された場合に、オートチャージを実行する。オートチャージが実行されるタイミングが実施形態と異なるだけであり、オートチャージの実行方法自体は、実施形態で説明した通りである。
変形例5のオートチャージシステム1は、複数の支払日の各々における支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、支払時刻の直前にオートチャージが実行されるので、支払時刻における残高不足をより確実に防止できる。例えば、オートチャージが実行された後に、ユーザが電子商取引サービスにおける買い物等で電子マネーを利用してしまい、支払時刻に残高不足になるといったことを防止しやすくなる。
[5-6.変形例6]
例えば、定期的な支払は、支払額が固定されておらず、月によって支払額が変わることもある。変形例6では、支払額が固定されていない定期支払サービスの一例として、電力サービス及び通信サービスを説明する。電力サービスでは、電気の利用量に応じて変動する電気代の支払が毎月発生する。通信サービスでは、電話又はパケット等の利用量に応じて変動する通信代の支払が毎月発生する。このような定期支払サービスでは、ユーザの利用量に応じて支払額が変動するので、毎月の支払額を予め予測し、予測値に応じたオートチャージ設定が保存されてもよい。
変形例6のオートチャージシステム1は、予測部105及び決定部106を含む。変形例6の電子マネーデータベースDB1には、個々のユーザによる過去の支払実績が格納されているものとする。支払実績は、過去に実行された支払の結果である。例えば、支払実績として、定期支払サービスごとに、過去の支払日及び支払額が電子マネーデータベースDB1に格納されるものとする。支払実行部103は、あるユーザのある定期支払サービスの支払を実行すると、このユーザのユーザID、この定期支払サービスの名前、支払日、及び支払額を関連付けて電子マネーデータベースDB1に格納する。
予測部105は、複数の支払日の各々における定期的な支払のうち、支払額が固定されていない定期的な支払の支払実績に基づいて、当該定期的な支払における次の支払額を予測する。例えば、予測部105は、あるユーザの支払実績に基づいて、過去の支払額の平均値を計算することによって、このユーザの次の支払額を予測する。平均値は、単純平均であってもよいし、現在に近いほど重み係数が高くなるような加重平均であってもよい。次の支払額の予測で利用される支払実績は、過去の全期間であってもよいし、直近の所定期間(例えば、半年程度)であってもよい。更に、予測部105は、平均値ではなく、昨年の同じ月の支払額を、次の支払額として予測してもよい。
決定部106は、予測部105により予測された次の支払額に基づいて、支払額が固定されていない定期的な支払の支払日に関連付けるオートチャージ設定の内容を決定する。例えば、決定部106は、予測部105により予測された次の支払額以上のチャージ後残高になるように、オートチャージ設定の内容を決定する。このチャージ後残高は、次の支払額と同じであってもよいし、ユーザが指定した額又は所定の額だけ余裕を持たせた額であってもよい。変形例6の保存部101は、決定部106により決定されたオートチャージ設定を保存する。オートチャージの実行方法自体は、実施形態及び変形例1~5と同様であってよい。
変形例6のオートチャージシステム1は、支払額が固定されていない定期的な支払の支払実績に基づいて、当該定期的な支払における次の支払額を予測する。オートチャージシステム1は、予測された次の支払額に基づいて、支払額が固定されていない定期的な支払の支払日に関連付けるオートチャージ設定の内容を決定する。これにより、支払額が固定されていなかったとしても、残高不足になりにくいオートチャージ設定とすることができるので、ユーザの利便性が高まる。
[5-7.変形例7]
例えば、定期的な支払は、電子マネーと他の決済手段との併用が可能であってもよい。他の決済手段は、オートチャージの対象となる電子マネー以外の決済手段であればよい。例えば、他の決済手段は、クレジットカード、銀行口座、その他の金融機関の口座、暗号資産、ポイント、他の電子マネー、デビットカード、又はフリーマーケットサービスの売上金であってもよい。例えば、ユーザが、定期支払サービスの会員登録時に、電子マネーと他の決済手段との併用を希望した場合には、電子マネーと他の決済手段とが併用される。ユーザは、複数の他の決済手段の中から、電子マネーと併用するものを指定してもよい。電子マネーデータベースDB1に格納される支払額は、定期支払サービスの支払額のうち、電子マネーで支払う分になる。
変形例7の保存部101は、複数の支払日のうち、電子マネーと他の決済手段とを併用可能な定期的な支払の支払日と、当該定期的な支払における支払額の一部に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である。支払額の一部とは、支払額のうち、電子マネーで支払をする分である。支払額の残りの部分は、他の決済手段で支払が実行される。変形例7では、他の決済手段の一例として、クレジットカードを説明する。他の決済手段は、2つ以上であってもよい。支払額のどの程度を電子マネーで支払うかは、ユーザが任意で指定できるものとする。
例えば、1,000円の支払額のうち、700円分を電子マネーで支払って、残りの300円分をクレジットカードで支払う場合には、支払額の一部は、700円である。例えば、保存部101は、支払額の一部以上のチャージ後残高を示すオートチャージ設定を保存する。オートチャージ設定の内容が実施形態と異なるだけであり、オートチャージ設定の形式及びオートチャージの実行方法は、実施形態と同様である。支払実行部103は、支払額の残り部分をクレジットカードで支払うように、クレジットカードの決済処理を実行してもよいし、他の決済手段の支払い分は、サービス提供者サーバ20側の処理として実行されてもよい。全ての支払日の支払が他の決済手段との併用で実行される必要はなく、一部の支払日の支払が他の決済手段との併用で実行されてもよい。
変形例7のオートチャージシステム1は、複数の支払日のうち、電子マネーと他の決済手段とを併用可能な定期的な支払の支払日と、当該定期的な支払における支払額の一部に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である。これにより、複数の決済手段を併用した支払が可能になるので、ユーザの利便性が高まる。複数の決済手段を併用した支払だったとしても、電子マネーの支払分が不足しないようにすることができる。
[5-8.変形例8]
例えば、変形例6では、支払額が固定されていない定期的な支払の次の支払額を予測する場合を説明したが、次の支払額が確定してから支払日の支払時刻が訪れるまでの間に、ある程度の時間的な猶予が存在することがある。この間に、電子マネーサーバ10が、サービス提供者サーバ20から、確定した次の支払額を受信できるのであれば、次の支払額を予測することなく、サービス提供者サーバ20から受信した次の支払額に基づいて、オートチャージ設定が保存されてもよい。
変形例8の保存部101は、複数の支払日のうち、支払額が固定されていない定期的な支払の支払日には、当該定期的な支払の支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じたオートチャージ設定を関連付けて保存する。サービス提供者サーバ20は、自身が提供する定期支払サービスの支払額が確定すると、支払額をサービスデータベースDB2に格納する。例えば、支払額は、サービス提供者の関係者がサービス提供者サーバ20にアップロードしてもよいし、ユーザによる定期支払サービスの利用状況に応じて自動的に決定されてもよい。
例えば、サービス提供者サーバ20は、電子マネーサーバ10に対し、支払の対象となるユーザと、確定した次の支払額と、のリストを送信する。電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20から、当該リストを受信すると、リストを参照して個々のユーザの次の支払額を特定する。保存部101は、当該受信された支払額以上のチャージ後残高になるように、オートチャージ設定を保存する。オートチャージの実行方法自体は、実施形態と同様である。
変形例8のオートチャージシステム1は、複数の支払日のうち、支払額が固定されていない定期的な支払の支払日には、当該定期的な支払の支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じたオートチャージ設定を関連付けて保存する。これにより、次の支払で残高不足になることを、より確実に防止できるので、ユーザの利便性が高まる。
[5-9.変形例9]
例えば、実施形態では、決済サービス側で表示されるオートチャージ設定画面G3上で、オートチャージ設定が指定される場合を説明したが、定期支払サービス側で表示される画面上で、オートチャージ設定が指定されてもよい。この場合、電子マネーサーバ10は、サービス提供者サーバ20から、ユーザがオートチャージ設定に同意した旨を示す通知を受信してもよい。この通知には、ユーザが指定したオートチャージ設定の内容が含まれるようにしてもよい。
変形例9では、会員登録画面G2が表示された後に、定期支払サービス側の画面として、オートチャージ設定画面G3が表示部35に表示される。例えば、オートチャージ設定画面G3は、定期支払サービスのアプリケーション上で表示される。ブラウザが利用される場合には、オートチャージ設定画面G3は、定期支払サービスのドメインのページとして表示される。オートチャージ設定画面G3に電子マネーの残高を表示する必要がある時は、ユーザによる決済サービスへのログインが実行され、ユーザの電子マネーの残高がサービス提供者サーバ20に送信されるようにしてもよい。
変形例9のオートチャージシステム1は、受信部107を含む。受信部107は、支払先の定期支払サービスでオートチャージ設定に同意するための操作が行われた場合に、所定の通知を受信する受信部107を更に含む。この操作は、オートチャージ設定に同意することを示す所定の操作であればよい。例えば、チャージ方法、チャージ閾値、及びチャージ後残高が指定された状態で、ボタンB33を選択する操作が、オートチャージ設定に同意するための操作に相当する。
所定の通知は、ユーザが定期支払サービス側でオートチャージ設定に同意したことを示す通知である。所定の通知は、所定形式のデータが送信されることによって行われる。所定の通知には、ユーザが指定したオートチャージ設定が含まれるものとする。保存部101は、所定の通知を受信した場合に、オートチャージ設定を保存する。通知には、決済サービスのユーザIDが含まれるものとする。保存部101は、このユーザIDにより、どのユーザのオートチャージ設定なのかを特定できる。保存部101は、通知に含まれるオートチャージ設定を保存する。オートチャージ設定の内容自体は、実施形態と同様であってもよい。
変形例9のオートチャージシステム1は、定期支払サービスでオートチャージ設定に同意するための操作が行われると送信される所定の通知を受信した場合に、オートチャージ設定を保存する。これにより、定期支払サービス側でオートチャージ設定までシームレスに完了できるので、ユーザの利便性が高まる。例えば、決済サービスのアプリケーションが途中で立ち上がったり、決済サービス側のページにリダイレクトされたりすることなく、オートチャージ設定まで完了できるようになる。
[5-10.変形例10]
例えば、電子マネーは、定期的な支払とは異なる他の支払でも利用可能である。この場合、ユーザは、定期的な支払でどの程度電子マネーを利用しているかを管理しにくくなる。そこで、定期的な支払の支払額と、他の支払の支払額と、を区別した画面が表示されてもよい。オートチャージシステム1は、第2表示制御部108を含む。第2表示制御部108は、複数の支払日の各々における定期的な支払の支払額と、定期的な支払いとは異なる他の支払の支払額と、を区別した支払額画面を表示させる。区別するとは、それぞれの支払額を別々に表示させることである。
図10は、支払額画面の一例を示す図である。例えば、支払額画面G6では、定期的な支払における支払額の合計額と、他の支払における支払額の合計額と、が別々に表示される。図10の例では、合計額と個別の内訳の両方が支払額画面G6に表示される場合を説明するが、合計額又は個別の内訳の何れか一方のみが支払額画面G6に表示されてもよい。合計額は、月ごとに集計されるものとするが、ユーザが任意の集計期間を指定できるようにしてもよい。例えば、週ごと又は半年ごとの合計額が支払額画面G6に表示されるようにしてもよい。
変形例10では、電子マネーデータベースDB1に、電子マネーの利用履歴が格納されるものとする。利用履歴には、定期的な支払であるか、他の支払であるかを識別可能な情報が含まれる。電子マネーサーバ10は、電子マネーが利用されるたびに、電子マネーデータベースDB1に利用履歴を格納する。第2表示制御部108は、電子マネーの利用履歴に基づいて、定期的な支払における支払額の合計額と、他の支払における支払額の合計額と、の各々を集計する。第2表示制御部108は、これらの集計結果に基づいて、支払額画面G6の表示データを生成してユーザ端末30に送信する。
変形例10のオートチャージシステム1は、複数の支払日の各々における定期的な支払の支払額と、定期的な支払いとは異なる他の支払の支払額と、を区別した支払額画面G6を表示させる。これにより、定期的な支払における支払額をユーザが管理するための管理負担を軽減できる。
[5-11.変形例11]
例えば、実施形態では、1のチャージ方法に基づいて、オートチャージが実行される場合を説明したが、複数のチャージ方法を併用して、オートチャージが実行されてもよい。オートチャージで併用可能なチャージ方法自体は、実施形態で説明した種々の方法を組み合わせ可能であってよい。変形例11の保存部101は、複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の組み合わせを示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である。
変形例11のオートチャージ設定には、複数のチャージ方法が示される。個々のチャージ方法のチャージ分が別々に指定されてもよいし、複数のチャージ方法に優先順位が付けられてもよい。変形例11のオートチャージ実行部102は、オートチャージ設定が複数のチャージ方法の組み合わせを示す場合には、当該複数のチャージ方法に基づいて、オートチャージを実行する。複数のチャージ方法を併用するか否かは、ユーザが任意で指定できるものとする。
図3の例において、毎月5日のオートチャージ設定として、クレジットカードと銀行口座の併用が示されていたとする。例えば、クレジットカードのチャージ分が70%であり、銀行口座のチャージ分が30%であることがオートチャージ設定に示されていたとすると、オートチャージ実行部102は、必要なチャージ額のうちの70%をクレジットカードでチャージし、必要なチャージ額のうちの30%を銀行口座でチャージするように、オートチャージを実行する。
例えば、複数のチャージ方法に優先順位が付けられている場合には、オートチャージ実行部102は、優先順位が高い順にオートチャージを試みる。オートチャージ実行部102は、ある優先順位のチャージ方法でオートチャージが失敗した場合に、次の優先順位のチャージ方法でオートチャージを試みる。以降同様にして、オートチャージ実行部102は、オートチャージが成功するまで、優先順位が高い順にオートチャージを試みる。
例えば、図3の例において、毎月5日のオートチャージ設定として、クレジットカードが第1位であり、銀行口座が第2位として指定されていたとする。オートチャージ実行部102は、クレジットカードを利用したオートチャージを試みて成功した場合には、銀行口座を利用したオートチャージは実行しない。オートチャージ実行部102は、クレジットカードの枠が不足する等してオートチャージが失敗した場合には、次の優先順位である銀行口座を利用したオートチャージを実行する。
変形例11のオートチャージシステム1は、複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の組み合わせを示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である。オートチャージシステム1は、オートチャージ設定が複数のチャージ方法の組み合わせを示す場合には、当該複数のチャージ方法に基づいて、オートチャージを実行する。これにより、複数のチャージ方法を組み合わせた柔軟なオートチャージを実行できる。
[5-12.他の構成に関する変形例]
例えば、本開示は、「互いに異なる支払先への定期的な支払が複数の支払日の各々で発生する場合におけるユーザの利便性を高める」といった課題を解決する構成以外にも、他の課題を解決する構成を含む。このため、本開示は、変形例1~11で説明した構成のうち、実施形態で説明した構成を前提としない構成も含む。以降、実施形態で説明した構成を前提としない構成を、変形例1~11に関する変形例として説明する。
[変形例1に関する変形例]
例えば、変形例1において、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。ある1の支払日の中で、互いに異なる支払先への複数の定期的な支払が発生してもよい。変形例1で説明した例であれば、毎月25日の電子書籍サービスの支払が発生しなくてもよい。この場合、毎月の支払は、毎月5日の楽曲配信サービスと動画配信サービスの支払だけになるので、1ヶ月の中での支払日は1回だけである。
例えば、保存部101は、毎月5日のオートチャージ設定として、楽曲配信サービスの支払額と、動画配信サービスの支払額と、の合計額に応じた「残高が3,500円未満になると、残高を4,100円にする」といったオートチャージ設定を保存する。毎月5日以外の他の日には、オートチャージ設定が保存されなくてもよい。この場合、毎月1回だけオートチャージが実行されることになる。
更に、1の支払日の中で、互いに同じ支払先への複数の定期的な支払が発生してもよい。例えば、楽曲配信サービスのサービス提供者と、動画配信サービスのサービス提供者と、は同じであってもよい。この場合、毎月5日には、同一の支払先が提供する複数の定期支払サービスへの支払が発生する。保存部101は、同一の支払先に対する複数の定期的な支払における合計額に応じた「残高が3,500円未満になると、残高を4,100円にする」といったオートチャージ設定を保存してもよい。
変形例1に関する変形例のオートチャージシステム1は、1の支払日の中で発生する複数の定期的な支払における合計額に応じたオートチャージ設定を保存することによって、1の支払日で複数の定期的な支払が発生したとしても、残高不足になることを確実に防止し、ユーザの利便性が高まる。1の支払日の中でオートチャージ設定が統合され、複数のオートチャージ設定を管理する必要がなくなるので、オートチャージ設定を管理する負担を軽減できる。
[変形例2に関する変形例]
例えば、変形例2の構成も、変形例1に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、毎月の支払としては、毎月5日の楽曲配信サービスと動画配信サービスだけであってもよい。この場合にも、楽曲配信サービスの支払時刻と、動画配信サービスの支払時刻と、が異なっていれば、保存部101は、変形例2のようにして、それぞれの支払時刻までのオートチャージ設定を別々に保存してもよい。
例えば、変形例2についても、変形例1に関する変形例と同様に、1の支払日の中で、互いに同じ支払先への複数の定期的な支払いが発生してもよい。例えば、同じサービス提供者が楽曲配信サービスと動画配信サービスを提供する場合にも、保存部101は、変形例2のようにして、同じサービス提供者が提供する楽曲配信サービスと動画配信サービスの各々の支払時刻で別々のオートチャージ設定を保存してもよい。
変形例2に関する変形例のオートチャージシステム1は、1の支払日に複数の定期的な支払が発生し、かつ、当該複数の定期的な支払の各々における支払時刻が互いに異なる場合に、支払時刻ごとに別々のオートチャージ設定を保存することによって、柔軟なオートチャージが可能になる。
[変形例3に関する変形例]
例えば、変形例3の構成も、変形例1,2に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、毎月の支払として、毎月5日の楽曲配信サービスだけが存在してもよい。この場合に、オートチャージ実行部102は、毎月5日以外の他の日については、デフォルトのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
例えば、変形例3において、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生してもよい。毎月5日の楽曲配信サービス、毎月13日の動画配信サービス、及び毎月25日の電子書籍サービスのサービス提供者が互いに同じであってもよい。この場合に、オートチャージ実行部102は、毎月5日、毎月13日、及び毎月25日以外の他の日は、デフォルトのオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
変形例3に関する変形例のオートチャージシステム1は、ある期間の中で定期的な支払が発生しない日が存在する場合に、デフォルトのオートチャージ設定に基づいてオートチャージを実行できるので、より柔軟なオートチャージが可能になり、ユーザの利便性が高まる。
[変形例4に関する変形例]
例えば、変形例4の構成も、変形例1~3に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、変形例4のようなカレンダー表示が可能であってもよい。他にも例えば、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、変形例4のようなカレンダー表示が可能であってもよい。
変形例4に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日に関連付けられたオートチャージ設定を示すカレンダー画面G5を表示させることによって、毎月のオートチャージ設定を管理しやすくなる。
[変形例5に関する変形例]
例えば、変形例5の構成も、変形例1~4に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、オートチャージ実行部102は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、変形例5のようにして、支払時刻の直前に、毎月1回しかない支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
例えば、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、オートチャージ実行部102は、変形例5のようにして、個々の支払日における支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。ある1日の中で複数の定期的な支払が発生し、かつ、個々の支払の支払時刻が異なる場合には、オートチャージ実行部102は、個々の支払時刻の直前に、当該支払時刻に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行してもよい。
変形例5に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1つの支払日における支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージを実行する。支払時刻の直前にオートチャージが実行されるので、支払時刻における残高不足をより確実に防止できる。
[変形例6に関する変形例]
例えば、変形例6の構成も、変形例1~5に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、予測部105は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、過去の支払実績に基づいて、次の支払額を予測してもよい。決定部106は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、予測部105により予測された次の支払額に基づいて、オートチャージ設定の内容を決定してもよい。
例えば、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、予測部105は、過去の支払実績に基づいて、次の支払額を予測してもよい。決定部106は、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、予測部105により予測された次の支払額に基づいて、オートチャージ設定の内容を決定してもよい。
変形例6に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1つの支払日における定期的な支払の支払額が固定されていない場合に、次の支払額を予測してオートチャージ設定の内容を決定する。これにより、支払額が固定されていなかったとしても、残高不足になりにくいオートチャージ設定とすることができるので、ユーザの利便性が高まる。
[変形例7に関する変形例]
例えば、変形例7の構成も、変形例1~6に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、毎月1回しか存在しない支払で、電子マネーと、他の決済手段と、の併用が可能であってもよい。保存部101は、毎月1回しかない支払日と、電子マネーと他の決済手段とを併用した支払における支払額の一部に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存してもよい。
例えば、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、保存部101は、少なくとも1つの支払日で併用した支払が可能なのであれば、当該支払日と、電子マネーと他の決済手段とを併用した支払における支払額の一部に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存してもよい。
変形例7に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日で電子マネーと他の決済手段とを併用した支払が可能な場合に、電子マネーの支払分に応じたオートチャージ設定を保存することによって、複数の決済手段を併用した支払だったとしても、電子マネーの支払分が不足しないようにすることができる。
[変形例8に関する変形例]
例えば、変形例8の構成も、変形例1~7に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、保存部101は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、定期的な支払の支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じたオートチャージ設定を保存してもよい。
例えば、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、保存部101は、少なくとも1つの支払日における支払の支払額が固定されていなければ、当該支払の支払額が確定した後に、当該支払日と、確定された支払額に応じたオートチャージ設定と、を関連付けて保存してもよい。
変形例8に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日における支払の支払額が固定されていなければ、当該支払の支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じたオートチャージ設定を保存する。これにより、次の支払で残高不足になることを、より確実に防止できるので、ユーザの利便性が高まる。
[変形例9に関する変形例]
例えば、変形例9の構成も、変形例1~8に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、受信部107は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、支払先のサービス提供者サーバ20でオートチャージ設定に同意するための操作が行われた場合に、通知を受信してもよい。例えば、受信部107は、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、同様にして通知を受信してもよい。
更に、決済サービスに登録されたユーザ情報と、定期支払サービスに登録されたユーザ情報と、が一致することを条件として、定期支払サービス側でのオートチャージ設定が可能になってもよい。ユーザ情報は、ユーザに関する情報であればよく、例えば、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、又はユーザIDであってよい。この場合、定期支払サービスの会員登録時にオートチャージ設定が行われるのではなく、定期支払サービスの会員登録後にオートチャージ設定が行われるものとする。
変形例9に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日に関連付けられるオートチャージ設定を、定期支払サービス側で行う。これにより、定期支払サービス側でオートチャージ設定までシームレスに完了できるので、ユーザの利便性が高まる。
[変形例10に関する変形例]
例えば、変形例10の構成も、変形例1~9に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、第2表示制御部108は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、毎月1回しか存在しない支払における支払額と、他の支払における支払額と、を区別した支払額画面G6を表示させてもよい。例えば、第2表示制御部108は、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、同様にして支払額画面G6を表示させてもよい。
更に、定期支払サービスの支払方法として電子マネーが選択された場合に、ユーザにポイントが貯まる場合には、第2表示制御部108は、支払方法として電子マネーを選択したことによって、どの程度ポイントを取得したかを支払額画面G6に表示させてもよい。この場合、第2表示制御部108は、定期支払サービスごとに、獲得したポイントを支払額画面G6に表示させてもよい。定期支払サービスの支払で発生したポイントは、電子マネーデータベースDB1に格納されているものとする。
変形例10に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日における支払額と、他の支払における支払額と、を区別した支払額画面G6を表示させることによって、ユーザの管理負担を軽減できる。
[変形例11に関する変形例]
例えば、変形例11の構成も、変形例1~10に関する変形例と同様に、互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日が存在しなくてもよい。例えば、保存部101は、毎月の支払日が1回しか存在しない場合にも、毎月1回しか存在しない支払日に、複数のチャージ方法が併用されるように、オートチャージ設定を保存してもよい。例えば、保存部101は、互いに同じ支払先への定期的な支払が複数の支払日で発生する場合にも、同様にして、複数のチャージ方法が併用されるように、オートチャージ設定を保存してもよい。
変形例11に関する変形例のオートチャージシステム1は、少なくとも1の支払日と、複数のチャージ方法が併用されることを示すオートチャージ設定と、を関連付けて保存する。これにより、複数のチャージ方法を組み合わせた柔軟なオートチャージを実行できる。
[5-13.その他の変形例]
例えば、上記説明した変形例を組み合わせてもよい。
例えば、定期支払サービスは、有料会員になると定期的な会費の支払が発生するサービスであってもよい。例えば、個々の月におけるオートチャージに上限額が定められている場合には、現在までのオートチャージ額と、上限額と、の関係が支払額画面G6又は他の画面に表示されてもよい。例えば、オートチャージが実行されたら一定期間はオートチャージが実行されないようにする場合には、支払時刻の直前については、この制限を解除してもよい。
例えば、定期的な支払は、サービス提供者に対する支払ではなく、個人間の支払であってもよい。この場合、定期的な支払は、定期的な送金ということもできる。例えば、あるユーザが電子マネーを利用して親に仕送りをする場合にも、同様のオートチャージの仕組みを利用可能である。更に、定期的な支払は、自動的に実行されるのではなく、ユーザが支払の操作をした場合に実行されてもよい。この場合、ユーザは、定期的に支払の操作を行う。
例えば、支払日ごとにオートチャージ設定が存在するのではなく、支払先ごとにオートチャージ設定が存在してもよい。この場合、特定の支払先への支払であれば、当該支払先に関連付けられたオートチャージ設定に基づいて、オートチャージが実行されることになる。例えば、電子マネーには、出金が可能なタイプと、出金が不可能なタイプと、が存在してもよい。オートチャージ設定として、何れのタイプの電子マネーをオートチャージするかが示されてもよい。
例えば、電子マネーサーバ10で実現されるものとして説明した機能は、サービス提供者サーバ20又は他のサーバコンピュータで実現されてもよい。サービス提供者サーバ20で実現されるものとして説明した機能は、電子マネーサーバ10又は他のサーバコンピュータで実現されてもよい。例えば、電子マネーサーバ10又はサービス提供者サーバ20で実現されるものとして説明した機能は、複数のコンピュータで分担されてもよい。各機能は、少なくとも1つのコンピュータで実現されるようにすればよい。
[6.付記]
例えば、本開示に係るオートチャージシステムは、下記のような構成も可能である。
(1)
互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、前記定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する保存部と、
前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行するオートチャージ実行部と、
を含むオートチャージシステム。
(2)
前記保存部は、1の前記支払日に複数の前記定期的な支払が発生する場合には、当該1の支払日と、当該複数の定期的な支払の各々における支払額の合計額に応じた前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存する、
(1)に記載のオートチャージシステム。
(3)
前記保存部は、1の前記支払日に複数の前記定期的な支払が発生し、当該複数の定期的な支払の各々における支払時刻が前記1の支払日の中で互いに異なる場合に、前記支払時刻ごとに別々の前記オートチャージ設定を保存し、
前記オートチャージ実行部は、前記複数の定期的な支払のうち所定の支払時刻までは、当該支払時刻に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行し、当該支払時刻が経過した場合には、前記複数の定期的な支払のうち次の支払時刻に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
(1)又は(2)に記載のオートチャージシステム。
(4)
前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日とは異なる他の日には、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定とは異なる他のオートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
(1)~(3)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(5)
前記オートチャージシステムは、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定を示すカレンダー画面を表示させる第1表示制御部を更に含む、
(1)~(4)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(6)
前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、当該支払日における前記定期的な支払における支払額以上のチャージ後残高を示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存し、
前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に示された前記チャージ後残高になるように、前記オートチャージを実行する、
(1)~(5)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(7)
前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々における支払時刻が訪れる前に、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
(1)~(6)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(8)
前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々が訪れた場合に、前記支払時刻までの所定の時間ごとに、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージの要否を判定する、
(7)に記載のオートチャージシステム。
(9)
前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々における前記支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
(7)又は(8)に記載のオートチャージシステム。
(10)
前記オートチャージシステムは、
前記複数の支払日の各々における前記定期的な支払のうち、支払額が固定されていない前記定期的な支払の支払実績に基づいて、当該定期的な支払における次の支払額を予測する予測部と、
前記予測部により予測された前記次の支払額に基づいて、前記支払額が固定されていない前記定期的な支払の前記支払日に関連付ける前記オートチャージ設定の内容を決定する決定部と、
を更に含む(1)~(9)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(11)
前記保存部は、前記複数の支払日のうち、前記決済手段と他の決済手段とを併用可能な前記定期的な支払の前記支払日と、当該定期的な支払における支払額の一部に応じた前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である、
(1)~(10)に記載のオートチャージシステム。
(12)
前記保存部は、前記複数の支払日のうち、支払額が固定されていない前記定期的な支払の前記支払日には、当該定期的な支払の前記支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じた前記オートチャージ設定を関連付けて保存する、
(1)~(11)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(13)
前記オートチャージシステムは、前記支払先のサービスで前記オートチャージ設定に同意するための操作が行われた場合に、所定の通知を受信する受信部を更に含み、
前記保存部は、前記通知を受信した場合に、前記オートチャージ設定を保存する、
(1)~(12)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(14)
前記オートチャージシステムは、前記複数の支払日の各々における前記定期的な支払の支払額と、前記定期的な支払いとは異なる他の支払の支払額と、を区別した支払額画面を表示させる第2表示制御部を更に含む、
(1)~(13)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(15)
前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の中から選択されたチャージ方法を示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存する、
(1)~(14)の何れかに記載のオートチャージシステム。
(16)
前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の組み合わせを示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存可能であり、
前記オートチャージ実行部は、前記オートチャージ設定が前記複数のチャージ方法の組み合わせを示す場合には、当該複数のチャージ方法に基づいて、前記オートチャージを実行する、
(1)~(15)の何れかに記載のオートチャージシステム。
1 オートチャージシステム、N ネットワーク、10 電子マネーサーバ、11,21,31 制御部、12,22,32 記憶部、13,23,33 通信部、20 サービス提供者サーバ、30 ユーザ端末、34 操作部、35 表示部、G1 トップ画面、G2 会員登録画面、G3 オートチャージ設定画面、G4 会員登録完了画面、G5 カレンダー画面、G6 支払額画面、100 データ記憶部、101 保存部、102 オートチャージ実行部、103 支払実行部、104 第1表示制御部、105 予測部、106 決定部、107 受信部、108 第2表示制御部、200 データ記憶部、201 サービス提供部、300 データ記憶部、301 表示制御部、302 操作受付部、B10,B33 ボタン、B22 ラジオボタン、DB1 電子マネーデータベース、DB2 サービスデータベース、F20,F30,F31,F32, 入力フォーム、F50 入力フォーム、L11 リンク。

Claims (18)

  1. 互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、前記定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する保存部と、
    前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行するオートチャージ実行部と、
    を含むオートチャージシステム。
  2. 前記保存部は、1の前記支払日に複数の前記定期的な支払が発生する場合には、当該1の支払日と、当該複数の定期的な支払の各々における支払額の合計額に応じた前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存する、
    請求項1に記載のオートチャージシステム。
  3. 前記保存部は、1の前記支払日に複数の前記定期的な支払が発生し、当該複数の定期的な支払の各々における支払時刻が前記1の支払日の中で互いに異なる場合に、前記支払時刻ごとに別々の前記オートチャージ設定を保存し、
    前記オートチャージ実行部は、前記複数の定期的な支払のうち所定の支払時刻までは、当該支払時刻に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行し、当該支払時刻が経過した場合には、前記複数の定期的な支払のうち次の支払時刻に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  4. 前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日とは異なる他の日には、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定とは異なる他のオートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  5. 前記オートチャージシステムは、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定を示すカレンダー画面を表示させる第1表示制御部を更に含む、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  6. 前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、当該支払日における前記定期的な支払における支払額以上のチャージ後残高を示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存し、
    前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に示された前記チャージ後残高になるように、前記オートチャージを実行する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  7. 前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々における支払時刻が訪れる前に、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  8. 前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々が訪れた場合に、前記支払時刻までの所定の時間ごとに、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージの要否を判定する、
    請求項7に記載のオートチャージシステム。
  9. 前記オートチャージ実行部は、前記複数の支払日の各々における前記支払時刻の直前に、当該支払日に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行する、
    請求項7に記載のオートチャージシステム。
  10. 前記オートチャージシステムは、
    前記複数の支払日の各々における前記定期的な支払のうち、支払額が固定されていない前記定期的な支払の支払実績に基づいて、当該定期的な支払における次の支払額を予測する予測部と、
    前記予測部により予測された前記次の支払額に基づいて、前記支払額が固定されていない前記定期的な支払の前記支払日に関連付ける前記オートチャージ設定の内容を決定する決定部と、
    を更に含む請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  11. 前記保存部は、前記複数の支払日のうち、前記決済手段と他の決済手段とを併用可能な前記定期的な支払の前記支払日と、当該定期的な支払における支払額の一部に応じた前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存可能である、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  12. 前記保存部は、前記複数の支払日のうち、支払額が固定されていない前記定期的な支払の前記支払日には、当該定期的な支払の前記支払額が確定した後に、当該確定した支払額に応じた前記オートチャージ設定を関連付けて保存する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  13. 前記オートチャージシステムは、前記支払先のサービスで前記オートチャージ設定に同意するための操作が行われた場合に、所定の通知を受信する受信部を更に含み、
    前記保存部は、前記通知を受信した場合に、前記オートチャージ設定を保存する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  14. 前記オートチャージシステムは、前記複数の支払日の各々における前記定期的な支払の支払額と、前記定期的な支払いとは異なる他の支払の支払額と、を区別した支払額画面を表示させる第2表示制御部を更に含む、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  15. 前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の中から選択されたチャージ方法を示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  16. 前記保存部は、前記複数の支払日の各々と、複数のチャージ方法の組み合わせを示す前記オートチャージ設定と、を関連付けて保存可能であり、
    前記オートチャージ実行部は、前記オートチャージ設定が前記複数のチャージ方法の組み合わせを示す場合には、当該複数のチャージ方法に基づいて、前記オートチャージを実行する、
    請求項1又は2に記載のオートチャージシステム。
  17. 互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、前記定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する保存ステップと、
    前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行するオートチャージ実行ステップと、
    を含むオートチャージ方法。
  18. 互いに異なる支払先への定期的な支払が発生する複数の支払日の各々と、前記定期的な支払で利用可能な決済手段のオートチャージに関するオートチャージ設定と、を関連付けて保存する保存部、
    前記複数の支払日の各々に関連付けられた前記オートチャージ設定に基づいて、前記オートチャージを実行するオートチャージ実行部、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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