JP2023170732A - 光硬化型樹脂組成物 - Google Patents

光硬化型樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2023170732A
JP2023170732A JP2022082704A JP2022082704A JP2023170732A JP 2023170732 A JP2023170732 A JP 2023170732A JP 2022082704 A JP2022082704 A JP 2022082704A JP 2022082704 A JP2022082704 A JP 2022082704A JP 2023170732 A JP2023170732 A JP 2023170732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
acrylate
meth
photocurable
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022082704A
Other languages
English (en)
Inventor
光 青谷
Hikaru AOYAMA
紘也 中里
Hiroya Nakazato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP2022082704A priority Critical patent/JP2023170732A/ja
Publication of JP2023170732A publication Critical patent/JP2023170732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

【課題】情報担持シートに代表されるラミネートシート等に使用することができ、光により硬化させて貼り合せ後、経時的に剥離力が急上昇することなく、安定した再剥離性を維持できる光硬化型の圧着樹脂組成物を提供する。【解決手段】エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレートと、アクリル系ブロック共重合体と、水酸基含有(メタ)アクリレートと、光重合開始剤と、を含み、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレートのEO変性量が5~20であり、配合量が固形分全量に対し36~46重量%であることを特徴とする光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、紫外線などの光により硬化する再剥離性が良好な圧着樹脂組成物に関する。
従来、隠匿状態を保持した情報の送付には封書が用いられてきたが、現在はV型またはZ型のハガキの内側に情報を記載した上で接着し、隠匿状態を保った状態で郵送できるハガキが用いられるようになり、これらは一般に情報担持シートと総称されている。
この情報担持シートに用いられる接着剤としては、剥離が容易であるが再接着が困難という特性が要求され、当初水性タイプのラテックスやエマルジョンが用いられており、過去に出願人も、酢酸ビニルエマルジョンと可塑剤と脂肪酸カルシウムからなる組成物を発明している(特許文献1)。しかしながら、こうした水性タイプの接着剤は、塗布後の乾燥に長時間が必要とされ、また基体となる紙が水分吸収により伸縮、反りが発生しやすい等の多くの問題があった。
そのためこうした問題に対応できる接着剤として、短時間で硬化が可能な紫外線硬化接着剤が使用されるようになり、こちらについても過去に出願人はビスフェノールAエチレンオキサイド変性ジアクリレートと、アルキレンオキサイド骨格のジ(メタ)アクリレートと、無官能アクリル系ポリマーと、光重合開始剤からなる組成物を発明している(特許文献2)。この組成物は、基材に塗布して硬化後に放置しても反りが発生しにくく、貼り合わせ工程で不具合が発生にしにくいという優れた特性を持っていた。しかしながら、貼り合わせ後に長時間放置した場合には、再剥離が困難になるまで剥離力が上昇する場合があり、経時的に剥離力が急上昇することなく、安定した再剥離性を維持できる光硬化性の接着剤が求められていた。
特許5008934号公報 特開2021-075614
本発明の課題は、情報担持シートに代表されるラミネートシート等に使用することができ、光により硬化させて貼り合せ後、経時的に剥離力が急上昇することなく、安定した再剥離性を維持できる圧着樹脂組成物を提供する事にある。
上記課題を達成するため請求項1の発明は、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート(A)と、アクリル系ブロック共重合体(B)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(A)のEO変性量が5~20であり、(A)の配合量が固形分全量に対し36~46重量%であることを特徴とする光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物を提供する。
請求項2の発明は、前記(B)がメチルメタアクリレートとブチルアクリレートのトリブロック共重合体エラストマーであることを特徴とする請求項1記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物を提供する。
請求項3の発明は、更に反応性希釈剤(E)を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物を提供する。
請求項4の発明は、請求項1又は2いずれか記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物の硬化層を有する圧着用紙を提供する。
本発明の組成物は、基材に塗布後、光により硬化させて貼り合わせ後でも、経時的に剥離力が急上昇することなく安定した再剥離性を維持できるため、情報担持シート等に用いる圧着用の樹脂組成物として有用である。
本発明の樹脂組成物の構成は、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート(A)と、アクリル系ブロック共重合体(B)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)である。なお、本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレートとメタクリレートとの双方を包含する。
本発明に使用されるエチレンオキサイド(以下EOという)変性ビスフェノールAジアクリレート(A)は、下記一般式(1)で表される化合物で、硬化性の向上と共に、経時的な剥離力上昇や、過度な硬化進行を抑制する目的で配合する。

・・・(1)
(n、mはそれぞれ独立に1以上で、n+mは5~20の整数を示す。)
前記(A)はEO変性しているため低粘度で、反応性官能基であるアクリロイル基同士が一定の距離を保てるため、架橋密度が過度に高くならず、塗膜に残留する内部応力や硬化収縮を低減できる。そのため、基材の密着性と塗膜強度の良好なバランスをとることができ、可撓性も付与された硬化皮膜を形成できる。一分子あたりに付加されるEO変性の総数は5~20であり、8~12が好ましく、10が特に好ましい。EO変性数が5未満の場合は剥離力が低下する場合があり、EO変性数が20超の場合は経時剥離力が強くなりすぎる場合がある。
前記(A)の固形分全量に対する配合量は36~46重量%であり、37~45重量%が好ましく、38~44重量%が特に好ましい。36重量%未満では十分な初期剥離力を確保できない場合があり、46重量%超では経時的な剥離力の上昇や、過度な硬化進行を十分に抑制することができない場合がある。
本発明に使用されるアクリル系ブロック共重合体(B)は、硬化反応に関与しない可塑剤的な成分であり、応力緩和により反りを低減し、適度な初期剥離力と糊残りのない剥離を可能とする役割を担う。「アクリル系」とは、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸及びそのエステル類、並びに、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体よりなる群から選ばれたモノマー由来の構成単位を少なくとも1つ含んでいることを意味するが、これらの中では(メタ)アクリル酸及びそのエステル類からなる共重合体が好ましい。
前記(B)の構造としては、線状ブロック共重合体、分岐状(星状)ブロック共重合体等が挙げられるが、コスト面で線状ブロック共重合体が好ましい。また線状ブロック共重合体では、加工時の取り扱い容易性や組成物の物性、コストの点から、2種類のモノマー(A及びB)から構成されるジブロック共重合体(A-B)及びトリブロック共重合体(A-B-A)が更に好ましい
前記(B)を構成するモノマーとしては、硬化樹脂の強度及び透明性が良好で、容易かつ安価に入手できる点からメチルメタクリレート(以下MMAという)が好ましい。また硬化樹脂が優れた柔軟性で良好な接着性を発現できる点からn-ブチルアクリレート(以下BAという)が好ましい。MMAとBAから構成されるブロック共重合体としては、例えばP(ポリ)MMAからなるハードセグメントと、P(ポリ)BAからなるソフトセグメントから構成され、ソフトセグメントの両端をハードセグメントで挟んだトリブロック構造(PMMA-PBA-PMMA)などが挙げられる。この構造であれば、PMMAが持つ透明性や耐候性と、PBAが持つ柔軟性や接着性を併せ持つという特徴がある。
前記(B)がPMMA-PBA-PMMAのトリブロック共重合体である場合、MMAの共重合比率は、粘着力と再剥離性のバランスが適度となるよう、重量比で10~50%が好ましく、15~45%が更に好ましい。MMAの共重合比率を10%以上とすることで、粘着力が適度となり剥離した時に糊残りがしにくく十分な再剥離性を確保でき、50%以下とすることで硬度が高くなりすぎず十分な密着性を確保できる。
前記(B)がPMMA-PBA-PMMAのトリブロック共重合体である場合、MMA比率の異なる共重合体を2種類以上組み合わせて使用しても良い。その場合の配合比率は、単独で使用する場合と同様にMMA比率が目安となり、異なる共重合体の各々のMMA比率に、その含有比率を掛け合わせた値の和が10~50重量%となることが好ましい(例えば、MMA比率50重量%の配合量が40%で、MMA比率30重量%の配合量が60%の場合は、50重量%×0.4+30重量%×0.6=38重量%)。
前記(B)の重量分子量(以下Mwという)は、30,000~200,000が好ましく、50,000~150,000が更に好ましい、30,000以上とすることで十分な初期剥離力を確保することができ、200,000以下とすることでモノマー成分への十分な溶解性と、作業性に適した粘度を確保できる。なおMwは、ゲル浸透クロマトグラフィーにより、スチレンジビニルベンゼン基材の充填剤を用いたカラムでテトラハイドロフラン溶離液を用いて、標準ポリスチレン換算の分子量を測定、算出した。
前記(B)の固形分全量に対する配合量は1.0~20重量%が好ましく、2.0~15重量%が更に好ましく、3.0~10重量%が特に好ましい。1.0重量%以上とすることで十分な初期剥離力を確保することができ、20重量%以下とすることで十分な溶解性を確保できると共に、塗工に適した粘度に調整しやすくなる。
本発明に使用される水酸基含有(メタ)アクリレート(C)は、(B)成分を溶解すると共に、組成物の硬化性を向上させる目的で配合する。水酸基含有であれば特に限定されないが、硬化収縮の点で2官能以下が好ましく、単官能が更に好ましい。例えば2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8-ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、1,4-シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート、4-ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられ、単独あるいは2種類以上を組み合わせて使用することができる。これらの中では、(B)の溶解性が非常に優れる点で4-ヒドロキシブチルアクリレート(以下4HBAという)が好ましい。
前記(C)の固形分全量に対する配合量は5~25重量%が好ましく、8~20重量%が更に好ましく、10~18重量%が特に好ましい。5重量%以上とすることで(B)の溶解性を十分確保することができ、25重量%以下とすることで十分な初期剥離力を確保することができる。
本発明に使用される光重合開始剤(D)は、紫外線や電子線などの照射でラジカルを生じ、そのラジカルが重合反応のきっかけとなるもので、ベンジルケタール系、アセトフェノン系、フォスフィンオキサイド系等汎用の光重合開始剤が使用できる。重合開始剤の光吸収波長を任意に選択することによって、紫外線領域から可視光領域にいたる広い波長範囲にわたって硬化性を付与することができる。具体的にはベンジルケタール系として2.2-ジメトキシ-1.2-ジフェニルエタン-1-オンが、α-ヒドロキシアセトフェノン系として1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン及び1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オンが、α-アミノアセトフェノン系として2-メチル-1-(4-メチルチオフェニル)-2-モルフォリノプロパン-1-オンが、アシルフォスフィンオキサイド系として2.4.6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-フォスフィンオキサイド及びビス(2.4.6‐トリメチルベンゾイル)‐フェニルフォスフィンオキサイド等があり、単独または2種以上を組み合わせて使用できる。
前記(D)の中では、黄変しにくいα-ヒドロキシアセトフェノン系を含むことが好ましい。市販品としてはOmnirad 184、Omnirad 2959(商品名:iGM社製)等が挙げられる。
前記(D)の配合量は、光重合性成分100重量部に対して、5~15重量部配合することが好ましく、8~12重量部が更に好ましい。この範囲で配合する事により、過剰添加とならず、組成物を効率的に硬化させる事ができる。
本発明の組成物には、更に反応性希釈剤(E)を含むことが好ましい。(E)を配合することで作業性に適した粘度に調整が可能となる。(E)は反応性と硬化収縮の兼ね合いにより2~4官能(メタ)アクリレートが好ましく、3官能(メタ)アクリレートが更に好ましい、また(A)、(B)、及び(C)との相溶性が良好な点で、アルキレンオキサイド変性のようなエーテル骨格を有する(メタ)アクリレート(但し(A)を除く)が特に好ましい。
前記(E)としては、例えばEO変性グリセリントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド(以下POという)変性グリセリントリ(メタ)アクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート,PO変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等が挙げられ、単独あるいは2種類以上を組み合わせて使用することができる。これらの中では反応性が高く、反りが発生しにくい点でグリセリンから誘導されたトリ(メタ)アクリレートが好ましく、入手性の点でPO変性グリセリントリアクリレートが更に好ましい。(E)の配合量としては、40重量%以下が好ましく、35重量%以下が更に好ましい。
本発明の組成物には、性能を損なわない範囲で必要により、レベリング剤、粘着付与剤、酸化防止剤顔料、染料、光安定剤、消泡剤、紫外線吸収剤、及び濡れ性調整剤等の各種添加剤が含まれていても良い。
レベリング剤にはポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン等が有り単独あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中では(A)との相溶性に優れるポリエステル変性ポリジメチルシロキサンが好ましい。
本組成物の25℃における粘度は、50~1,000mPa・sであることが好ましく、100~800mPa・sであることが更に好ましい。50mPa・s以上とすることで十分な塗布量を確保しやすくなり、1,000mPa・s以下とすることで十分な塗布平滑性を確保することができる。
本組成物を基材に塗布して硬化後、圧着した直後の剥離強度(初期剥離強度)は6N/6inch以上で、且つ基材の材破がないことが好ましい。また貼り合わせ後23℃で7日間養生後の剥離強度(経時剥離強度)は30N/6inch以下で、且つ基材の材破がないことが好ましい。この範囲の強度であれば、実用上でも十分な再剥離性を確保できているといえる。
以下、本発明について実施例及び比較例を挙げてより詳細に説明するが、具体例を示すものであって、特にこれらに限定するものではない。なお表記が無い場合は、室温は25℃相対湿度65%の条件下で測定を行った。また配合量は重量部を示す。
実施例1~6
遮光ビンに、前記(A)としてMiramer M2100(商品名:Miwon社製、EO変性数10)を、(B)としてKURARITY LA2140(商品名:クラレ社製、PMMA―PnBA-PMMAトリブロック共重合体、Mw77,000、MMA比率20%)及びKURARITY LA2330(商品名:クラレ社製、同トリブロック共重合体、Mw122,000、MMA比率20%)及びKURARITY LA2270(商品名:クラレ社製、同トリブロック共重合体、Mw70,000、MMA比率40%)を、(C)として4-HBA(商品名:大阪有機化学社製、4ヒドロキシブチルアクリレート)を、(D)としてOmnirad184(iGM社製、α-ヒドロキシアセトフェノン系)を、(E)としてM-320(商品名:Miwon社製、PO変性グリセリントリアクリレート、PO変性数3)を表1に示す量入れ、撹拌脱泡機を用いて均一になるまで撹拌し実施例1~6の樹脂組成物を調整した。
比較例1~6
遮光ビンに、実施例で用いた材料の他、EO変性数が(A)と異なるビスフェノールAジアクリレートとしてMiramer M-2300(商品名:Miwon社製、EO変性数30)及びMiramer M240(商品名:Miwon社製、EO変性数4)を表2に示す量入れ、撹拌脱泡機を用いて均一になるまで撹拌し比較例1~6の樹脂組成物を調整した。
評価用シートの作製
ニューVマット(商品名:三菱製紙社製、マットコート紙)に、樹脂組成物をバーコーター#8を用いて塗布し、アイグラフィック社製の有電極UV照射装置アイミニグランテージECS-151Uを用い、高圧水銀ランプで出力90mW/cm、積算光量80mJ/cmの条件で硬化させ、塗布面を内側にして半分に折り曲げ、硬化樹脂面同士を重ね合わせ、トッパン・フォームズ社製ハガキ圧着機PRESSLE Beeを用いて圧着させ、評価用シートを作製した。
評価方法は以下の通りとした。
粘度:東機産業製のコーンプレート型粘度計RC-550を用い、コーン角3°R17.65で25±1℃、回転数は粘度範囲500mPa・s以下は100rpm、500~2000mPa・sは30rpmで測定し、50~1,000mPa・sを〇、この範囲から外れる場合を×とした。
剥離力:前記張り合わせシートを150mm×6inchにカットし、Techno Graph社製の引っ張り試験機TGI-1kNを用い、剥離スピード300mm/minでT字剥離を行った。圧着直後を初期剥離力、23℃で7日間養生後を経時剥離力とし、初期剥離力では6N以上を○、6N未満を×とした。また経時剥離力では6~30Nを〇とし、この範囲から外れる場合を×とした。
基材の材破:剥離試験後の基材状態を目視で確認し、材破がない場合を〇、ある場合を×とした。
評価結果
評価結果を表3及び4に示す。
実施例の樹脂組成物は粘度、初期剥離力、経時剥離力、基材の材破、いずれの評価も良好であった。
一方、(A)が下限未満の比較例1は初期剥離力が小さく、(A)が上限超の比較例2は経時剥離力が大きく、(A)が未配合の比較例6は初期剥離力が小さく、また経時剥離力は逆に強すぎた。更に(C)が未配合の比較例3は溶解せず、EO数が多い比較例4は剥離力が強すぎ、EO数が少ない比較例5剥離力が小さく、いずれも本願発明に適さないものであった。

Claims (4)

  1. エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート(A)と、アクリル系ブロック共重合体(B)と、水酸基含有(メタ)アクリレート(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(A)のEO変性量が5~20であり、(A)の配合量が固形分全量に対し36~46重量%であることを特徴とする光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物。
  2. 前記(B)がメチルメタアクリレートとブチルアクリレートのトリブロック共重合体エラストマーであることを特徴とする請求項1記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物。
  3. 更に反応性希釈剤(E)を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物。
  4. 請求項1又は2いずれか記載の光硬化型再剥離性圧着樹脂組成物の硬化層を有する圧着用紙。
JP2022082704A 2022-05-20 2022-05-20 光硬化型樹脂組成物 Pending JP2023170732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022082704A JP2023170732A (ja) 2022-05-20 2022-05-20 光硬化型樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022082704A JP2023170732A (ja) 2022-05-20 2022-05-20 光硬化型樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023170732A true JP2023170732A (ja) 2023-12-01

Family

ID=88927589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022082704A Pending JP2023170732A (ja) 2022-05-20 2022-05-20 光硬化型樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023170732A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6193427B1 (ja) テープ用光硬化性樹脂組成物
JP4911985B2 (ja) 樹脂組成物、光学部材用粘着剤、光学部材用粘着剤の製造方法
CN107849397A (zh) 粘合片、带有粘合剂层的层叠体的制造方法、带有粘合剂层的层叠体、图像显示装置以及触摸面板
JP6556550B2 (ja) 光硬化性粘着剤組成物
JP7319546B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物及び画像表示装置の製造方法
WO2012029960A1 (ja) 樹脂組成物及び接着剤
JP5600564B2 (ja) 光学用紫外線硬化型樹脂組成物
JP4369878B2 (ja) 親展葉書の紙基材の印刷面塗工用接着剤組成物
JP5528669B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型圧着塗膜形成用組成物およびそれを用いた剥離性接着加工紙。
JP6919886B2 (ja) 封止材組成物および封止材
JP2004210879A (ja) 再剥離性粘着加工紙用組成物および再剥離性粘着加工紙
JP4815865B2 (ja) 樹脂組成物及びこれを用いた粘着剤
JP7329419B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型圧着ニス組成物
WO2020137401A1 (ja) 光硬化性樹脂組成物及び画像表示装置の製造方法
JP2023170732A (ja) 光硬化型樹脂組成物
JP6947665B2 (ja) 光硬化性粘着樹脂組成物
JP2023166062A (ja) 光硬化型樹脂組成物
JP2019052213A (ja) 紫外線硬化型粘着剤組成物
JP7006869B2 (ja) 粘着剤組成物及び粘着シート
JP4582731B2 (ja) Uv硬化型感圧接着剤
TW202112832A (zh) 光硬化性樹脂組成物及影像顯示裝置之製造方法
JP4847741B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型圧着ニス組成物および再剥離性情報シート
JP7146557B2 (ja) 紫外線硬化樹脂組成物
JP7329347B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP7503413B2 (ja) 光硬化型樹脂組成物