JP2023170508A - 端子、端子付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆電線の芯線を良好に溶接することができる端子、及び該端子が接続された端子付き電線を提供する。【解決手段】端子付き電線1は、被覆電線2と、この被覆電線2の端末に接続された端子3と、を備えている。端子3は、被覆電線2が載置される底板後方部38と、底板後方部38に面一に連続した底板前方部34と、底板後方部38の両側縁から上方に立設し、被覆電線2の被覆22が設けられた部分を加締める一対の加締め片39と、被覆電線2の露出した芯線21が溶接される溶接部36と、を備えている。溶接部36は、底板前方部34に形成された2本のスリット間の部分が上方に打ち出されて形成されており、底板後方部38よりも上方に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、被覆電線に接続される端子、及び、被覆電線に端子が接続された端子付き電線に関するものである。
被覆電線に接続される端子として、例えば図12,13に示す端子303が公知である(特許文献1を参照)。この端子303は、金属板にプレス加工等が施されることにより得られるものであり、不図示の相手端子と嵌合する嵌合部331と、被覆電線2の露出した芯線21を加締める芯線加締め部333と、被覆電線2の被覆22が設けられた部分を加締める被覆加締め部337と、を備えている。
芯線加締め部333は、底板前方部(嵌合部331側を前方、被覆加締め部337側を後方とした場合の呼称である)334と、底板前方部334の両側縁から立設した一対の芯線加締め片335と、を備えている。加締め片335にはセレーション332が形成されている。
被覆加締め部337は、底板後方部338と、底板後方部338の両側縁から立設した一対の被覆加締め片339と、を備えている。底板後方部338は、底板前方部334と面一に連続している。
特開2021-39901号公報
本願発明者は、上述した端子303を用い、一対の芯線加締め片335で被覆電線2の芯線21を加締めるのではなく、芯線21と底板前方部334とを溶接する端子接続構造について検討した。
しかし、図13に示すように端子303に被覆電線2をセットすると、芯線21と底板前方部334との間に被覆22の厚さ分の隙間g1ができ、これらを溶接すると、芯線21と底板前方部334との密着性が確保できず溶接不良を起こしやすいことがわかった。
また、図14に示すように、底板前方部334に接するように芯線21をクセ付けしても、所々に隙間g2,g3ができてしまい、隙間量のコントロールができず、再現性が悪くなることがわかった。
そこで、本発明は、被覆電線の芯線を良好に溶接することができる端子、及び該端子が接続された端子付き電線を提供することを目的とする。
本発明は、被覆電線が載置される底板と、該底板の両側縁から上方に立設し、前記底板側に曲げられることで前記被覆電線の被覆が設けられた部分を加締める一対の加締め片と、前記被覆電線の芯線露出部が溶接される溶接部と、を備え、前記溶接部が前記底板よりも上方に位置していることを特徴とする端子である。
本発明は、芯線露出部が設けられた被覆電線と、上記端子と、を備え、前記芯線露出部が前記溶接部に溶接されており、前記被覆電線の被覆が設けられた部分が前記加締め片によって加締められていることを特徴とする端子付き電線である。
本発明によれば、被覆電線の芯線露出部を溶接部に密着させることができるので、これらを良好に溶接することができる。
本発明の第1実施形態にかかる端子が被覆電線に接続されてなる端子付き電線の斜視図である。 図1の端子の被覆電線に接続される前の状態の斜視図である。 図2の端子の側面図である。 図2の端子の底面図である。 図4の溶接部と被覆電線の寸法関係を説明するための説明図である。 図1の溶接部と被覆電線の寸法関係を説明するための説明図である。 図4の端子の溶接部を示す図であり、(A)は底面図、(B)は(A)中のB-B線に沿った断面図、(C)は(A)中のC-C線に沿った断面図である。 溶接部と被覆電線の寸法関係による影響を説明するための説明図である。 溶接部と被覆電線の寸法関係による影響を説明するための説明図である。 溶接部と被覆電線の寸法関係による影響を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる端子の溶接部を示す図であり、(A)は底面図、(B)は(A)中のD-D線に沿った断面図、(C)は(A)中のE-E線に沿った断面図である。 従来の端子の断面図である。 図12の端子に被覆電線がセットされた状態を示す断面図である。 図13の芯線が端子の底板前方部に接するようにクセ付けされた状態を示す断面図である。
本発明の第1実施形態にかかる「端子」及び「端子付き電線」について、図1~10を参照して説明する。
図1に示す端子付き電線1は、被覆電線2と、この被覆電線2の端末に接続された端子3と、を備えている。
被覆電線2は、複数本の導電性素線で構成された芯線21と、この芯線21の外周を覆った絶縁性の被覆22と、で構成されている。また、被覆電線2は、長手方向と直交する断面の形状が円形の丸形電線である。この被覆電線2は、その端末において被覆22の一部が切除されて芯線21が露出している(当該部分が「芯線露出部」に相当する)。
端子3は、金属板にプレス加工等が施されることにより得られるものである。端子3は、図2~4に示すように、不図示の相手端子と嵌合する嵌合部31と、被覆電線2の露出した芯線21(芯線露出部)と接合される電線接合部33と、被覆電線2の被覆22が設けられた部分を加締める被覆加締め部37と、を備えている。
嵌合部31は、四角筒状に形成されており、その内部に、棒状又は板状の相手端子を受け入れる。
電線接合部33は、底板前方部34と、被覆電線2の露出した芯線21が溶接される溶接部36と、一対の側板35と、を備えている。
溶接部36は、底板前方部34に形成された2本の平行なスリット間の部分が上方に突出した部位であり、打ち出しにより形成されている。溶接部36は、図7に示すように底板前方部34と平行な平坦面であり、上からみると端子3の長手方向に延びた長方形状に形成されている。
一対の側板35は、底板前方部34の両側縁から上方に立設し、互いに対向し、互いの間に溶接部36を位置付けている。これら一対の側板35間に被覆電線2の露出した芯線21が位置付けられ、この芯線21が溶接部36に溶接される。また、本例の端子付き電線1は、芯線21が溶接部36にレーザ溶接される。
被覆加締め部37は、底板後方部38と、底板後方部38の両側縁から上方に立設した一対の加締め片39と、を備えている。
底板後方部38は、上記底板前方部34と面一に連続している。このため、上記溶接部36は、底板後方部38よりも上方に位置している。また、底板前方部34及び底板後方部38は、特許請求の範囲の「底板」に相当する。
図1,6に示すように、被覆電線2の被覆22が設けられた部分は、底板後方部38に載置される。一対の加締め片39は、底板後方部38側に曲げられることで被覆電線2の被覆22が設けられた部分を加締める。
また、溶接部36が底板後方部38よりも上方に位置しているので、被覆電線2の被覆22が設けられた部分が底板後方部38に載置されると、露出した芯線21が溶接部36に載置される(そうなるように溶接部36の高さを設定している)。
このような端子3は、既存の圧接端子の一部を変更して製造したものであり、側板35の圧接刃をなくし、底板前方部34に2本の平行なスリットを形成し、これらスリット間の部分を所定寸法上方に打ち出して溶接部36を形成したものである。
なお、端子3においては、便宜上、嵌合部31側を前方、被覆加締め部37側を後方、底板前方部34及び底板後方部38側を下方、側板35の底板前方部34から離れた先端側を上方として説明している。これら前後上下方向は実際の方向と一致していなくてもよい。
続いて、端子付き電線1における溶接部36と被覆電線2の寸法関係について説明する。端子付き電線1においては、図6に示す溶接部36の底板前方部34からの高さ寸法hが被覆電線2の被覆22の厚さt以下であり、かつ両者の差(t-h)が被覆電線2の芯線21の外径dの10%以内であることが好ましい。即ち、下記の式1を満たしていることが好ましい。
(式1)被覆厚さt-芯線外径d×0.1≦溶接部36の高さ寸法h≦被覆厚さt
上記式1の根拠として、仮に溶接部36の高さ寸法hが被覆厚さtを超えると、図10に示すように、芯線21が持ち上がり、溶接部36と芯線21との間に隙間が空いてしまう。よって、上記のとおり、溶接部36の高さ寸法hは被覆厚さt以下であることが好ましい。また、溶接部36と芯線21との間の隙間が芯線外径dの10%より大きくなると、レーザ溶接では溶接不良を起こしやすい。よって、上記のとおり、被覆厚さtと溶接部36の高さ寸法hの差が芯線外径dの10%以内であることが好ましい。
また、端子付き電線1においては、図5に示す溶接部36の幅wが、被覆電線2の芯線21の外径dの1.1倍以上であることが好ましい。即ち、下記の式2を満たしていることが好ましい。
(式2)溶接部36の幅w≧芯線外径d×1.1
上記式2の根拠として、図8に示すように溶接部36の幅w=芯線外径dであると、溶融した芯線21が溶接部36両側のスリットから端子裏面に流出してしまう。よって、図9に示すように溶融した芯線21が端子裏面に流出しない範囲として、上記のとおり、溶接部36の幅wが芯線外径dの1.1倍以上であることが好ましい。
また、端子付き電線1においては、図5に示す溶接部36の長さlが、被覆電線2の芯線21の外径dの1.4倍以上であることが好ましい。即ち、下記の式3を満たしていることが好ましい。
(式3)溶接部36の長さl≧芯線外径d×1.4
上記式3の根拠として、せん断強度は一般的に材料引張強度の6割(最小で)となることから、電線引張強度と同等の溶接部分強度確保のため、上記のとおり、溶接部36の長さlが芯線外径dの1.4倍以上であることが好ましい。
上記構成の端子付き電線1は、被覆電線2の芯線21と端子3の溶接部36の界面を、面で密着させることができ、その結果、溶接時に再現性良く溶融・接合できるようになる。即ち、端子3に溶接部36を設けることによって、芯線21と端子3との密着性を上げることができ、そのために、溶接品質(溶接部分強度、導電性能)を向上させることができる。
本発明の第2実施形態にかかる「端子」について、図11を参照して説明する。図11において、第1実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図11は、本発明の第2実施形態にかかる端子103の溶接部136を示す図であり、(A)は底面図、(B)は(A)中のD-D線に沿った断面図、(C)は(A)中のE-E線に沿った断面図である。
第1実施形態の溶接部36は底板前方部34に形成された2本のスリット間の部分が上方に打ち出されて形成されていたが、図11に示す本例の溶接部136は、スリットは形成されずに底板前方部34の一部が単に上方に打ち出されることで上方に突出している。端子103は、溶接部136以外は第1実施形態の端子3と同一構成である。
本例の溶接部136は、第1実施形態の溶接部36と同様の作用効果を奏する。即ち、端子103に溶接部136を設けることによって、被覆電線の芯線と端子103との密着性を上げることができ、そのために、溶接品質(溶接部分強度、導電性能)を向上させることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 端子付き電線
2 被覆電線
3,103 端子
21 芯線
22 被覆
31 嵌合部
33 電線接合部
34 底板前方部(底板)
35 側板
36,136 溶接部
37 被覆加締め部
38 底板後方部(底板)
39 加締め片

Claims (8)

  1. 被覆電線が載置される底板と、該底板の両側縁から上方に立設し、前記底板側に曲げられることで前記被覆電線の被覆が設けられた部分を加締める一対の加締め片と、前記被覆電線の芯線露出部が溶接される溶接部と、を備え、
    前記溶接部が前記底板よりも上方に位置している
    ことを特徴とする端子。
  2. 前記溶接部は、前記底板に形成された2本のスリット間の部分が上方に突出した部位である
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子。
  3. 前記溶接部は、前記底板の一部が上方に突出した部位である
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子。
  4. 前記底板の両側縁から上方に立設し、互いに対向し、互いの間に前記溶接部を位置付けた一対の側板を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子。
  5. 芯線露出部が設けられた被覆電線と、請求項1~4の何れか1項に記載の端子と、を備え、
    前記芯線露出部が前記溶接部に溶接されており、
    前記被覆電線の被覆が設けられた部分が前記一対の加締め片によって加締められている
    ことを特徴とする端子付き電線。
  6. 前記溶接部の前記底板からの高さ寸法は前記被覆電線の被覆の厚さ以下であり、かつ両者の差は前記被覆電線の芯線外径の10%以内である
    ことを特徴とする請求項5に記載の端子付き電線。
  7. 前記溶接部の幅は、前記被覆電線の芯線外径の1.1倍以上である
    ことを特徴とする請求項5に記載の端子付き電線。
  8. 前記溶接部の長さは、前記被覆電線の芯線外径の1.4倍以上である
    ことを特徴とする請求項5に記載の端子付き電線。
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