JP2023154393A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コイル部品に関する。【解決手段】本発明の一態様によるコイル部品は、互いに向かい合う一面と他面、及び上記一面と他面を連結して互いに向かい合う一側面と他側面を有する本体と、上記本体内に配置され、上記本体の一側面に垂直な巻軸を中心に巻き取られた巻き取り部、及び上記本体の一側面に互いに離隔して露出する第1及び第2引き出し部を含む巻線コイルと、上記本体の一面に互いに離隔して配置され、上記本体の一側面にのみ延びて上記第1及び第2引き出し部とそれぞれ連結される第1及び第2外部電極と、を含むことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コイル部品に関する。
コイル部品を製造するために、磁性モールドと巻線型コイルを用いる場合がある。
コイル部品は、限定された空間に設けられるために、小型化及び薄型化(low-profile)が求められている。
小型化及び薄型化されたコイル部品を用いながらも、高容量特性を有し、隣接する部品とのショートを防止して集積化に有利なコイル部品が求められている。
特開2020-136508号公報
本発明の実施形態による目的の1つは、小型化及び薄型化が可能でありながらも、有効体積を確保し、高容量特性を実現することができるコイル部品を提供することにある。
本発明の実施形態による目的の他の1つは、プリント回路基板に実装時に隣接した部品とのショートが防止され、集積化に有利なコイル部品を提供することにある。
本発明の一態様によると、互いに向かい合う一面と他面、及び上記一面と他面を連結して互いに向かい合う一側面と他側面を有する本体と、上記本体内に配置され、上記本体の一側面に垂直な巻軸を中心に巻き取られた巻き取り部、及び上記本体の一側面に互いに離隔して露出する第1及び第2引き出し部を含む巻線コイルと、上記本体の一面に互いに離隔して配置され、上記本体の一側面にのみ延びて上記第1及び第2引き出し部とそれぞれ連結される第1及び第2外部電極と、を含む、コイル部品が提供される。
本発明の一実施形態によると、小型化及び薄型化が可能でありながらも、有効体積を確保し、高容量特性を有するコイル部品を提供することができる。
本発明の他の実施形態によると、プリント回路基板に実装時に隣接した部品とのショートが防止され、集積化に有利なコイル部品を提供することができる。
本発明の第1実施形態によるコイル部品を概略的に示す斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1のA方向から見た上面図である。 図1のB方向から見た背面図である。 図1のC方向から見た側面図である。 図1のI-I'線に沿った断面を示す図である。 本発明の第2実施形態によるコイル部品を図1のD方向から見た正面図である。 本発明の第3実施形態によるコイル部品を図1のD方向から見た正面図である。 本発明の第4実施形態によるコイル部品を概略的に示す背面斜視図である。 本発明の第4実施形態によるコイル部品のモールド部を示した図である。 U字状の外部電極を有するコイル部品のプリント回路基板への実装時の間隔を示した図である。 本発明のように、L字状の外部電極を有するコイル部品のプリント回路基板への実装時の間隔を示した図である。
本出願で用いられた用語は、特定の実施形態を説明するために用いられたものであるだけで、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明確に異なる意味でない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらの組み合わせの存在または付加可能性をあらかじめ排除するものではないと理解されるべきである。そして、明細書全体において、「上に」とは、対象部分の上または下に位置することを意味し、必ずしも重力方向を基準として上側に位置することを意味するものではない。
また、「結合」とは、各構成要素間の接触関係において、各構成要素の間に物理的に直接接触される場合のみを意味するのではなく、他の構成が各構成要素の間に介在され、その他の構成に構成要素がそれぞれ接触されている場合も包括する概念で用いられる。
図面に示された各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために任意に示したものであるため、本発明が必ずしも示されたものに限定されるものではない。
図面において、L方向は第1方向または長さ方向、W方向は第2方向または幅方向、T方向は第3方向または厚さ方向と定義されることができる。
以下、本発明の実施形態によるコイル部品を、添付図面を参照して詳細に説明する。添付図面を参照して説明するにあたり、同一または対応する構成要素には同一の図面番号を付け、これについての重複説明は省略する。
電子機器には種々の電子部品が用いられるが、かかる電子部品の間には、ノイズの除去などを目的で種々のコイル部品が適宜用いられることができる。
すなわち、電子機器において、コイル部品は、パワーインダクター(Power Inductor)、高周波インダクター(HF Inductor)、通常のビーズ(General Bead)、高周波用ビーズ(GHz Bead)、コモンモードフィルター(Common Mode Filter)などに用いられることができる。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態によるコイル部品1000を概略的に示す斜視図であり、図2は図1の分解斜視図であり、図3は図1のA方向から見た上面図であり、図4は図1のB方向から見た背面図であり、図5は図1のC方向から見た側面図であり、図6は図1のI-I'線に沿った断面を示す図である。
図1から図6を参照すると、本発明の第1実施形態によるコイル部品1000は、本体10と、巻線コイル300と、外部電極400、500と、を含むことができる。また、本体10はモールド部100とカバー部200を含み、巻線コイル300は巻き取り部310と引き出し部331、332を含み、延長部321、322をさらに含むことができる。
本体10は、モールド部100とカバー部200を含む。モールド部100は、ベース部110とコア120を含むことができる。
本体10は、本実施形態によるコイル部品1000の外観を成すものであって、内部に巻線コイル300を埋設する。
本体10は、全体的に六面体形状を有することができる。
本体10は、図1の方向を基準として、長さ方向(L)に互いに向かい合う第1面101及び第2面102、幅方向(W)に互いに向かい合う第3面103及び第4面104、厚さ方向(T)に互いに向かい合う第5面105及び第6面106を含む。本体10の第1~第4面101、102、103、104はそれぞれ、本体10の第5面105と第6面106を連結する本体10の壁面に該当する。以下で、本体10の両端面は本体10の第1面101及び第2面102を意味し、本体10の両側面は本体10の第3面103及び第4面104を意味し、本体10の一面と他面は本体10の第6面106及び第5面105を意味し得る。
本体10は、例示的に、後述の外部電極400、500が形成された本実施形態によるコイル部品1000が、0.8mmの長さ、0.4mmの幅、及び0.8mmの厚さを有するように形成されるか、0.8mmの長さ、0.4mmの幅、及び0.65mmの厚さを有するように形成されるか、1.0mmの長さ、0.7mmの幅、及び0.8mmの厚さを有するように形成されるか、1.0mmの長さ、0.6mmの幅、及び0.8mmの厚さを有するように形成されるか、1.0mmの長さ、0.5mmの幅、及び0.8mmの厚さを有するように形成されるか、1.0mmの長さ、0.5mmの幅、及び0.65mmの厚さを有するように形成されるか、1.0mmの長さ、0.5mmの幅、及び0.6mmの厚さを有するように形成されることができるが、これに制限されるものではない。一方、コイル部品1000の長さ、幅、及び厚さについての前述の例示的な数値は、工程誤差を反映していない数値であるため、工程誤差と認められる範囲の数値は、上述の例示的な数値に該当するとすべきである。
上述のコイル部品1000の長さとは、コイル部品1000の幅方向(W)の中央部から取った長さ方向(L)-厚さ方向(T)の断面(cross-section)に対する光学顕微鏡画像またはSEM(Scanning Electron Microscope)画像を基準に、上記画像に示されたコイル部品1000の長さ方向(L)に向かい合う2本の最外側境界線を長さ方向(L)に平行に連結し、厚さ方向(T)に互いに離隔した複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最大値を意味し得る。または、コイル部品1000の長さは、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最小値を意味し得る。または、コイル部品1000の長さは、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち少なくとも3個以上の算術平均値を意味し得る。ここで、長さ方向(L)に平行な複数の線分は、厚さ方向(T)に互いに等間隔であることができるが、本発明の範囲がこれに制限されるものではない。
上述のコイル部品1000の厚さとは、コイル部品1000の幅方向(W)の中央部から取った長さ方向(L)-厚さ方向(T)の断面(cross-section)に対する光学顕微鏡画像またはSEM(Scanning Electron Microscope)画像を基準に、上記画像に示されたコイル部品1000の厚さ方向(T)に向かい合う2本の最外側境界線を厚さ方向(T)に平行に連結し、長さ方向(L)に互いに離隔した複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最大値を意味し得る。または、コイル部品1000の厚さは、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最小値を意味し得る。または、コイル部品1000の厚さは、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち少なくとも3個以上の算術平均値を意味し得る。ここで、厚さ方向(T)に平行な複数の線分は、長さ方向(L)に互いに等間隔であることができるが、本発明の範囲がこれに制限されるものではない。
上述のコイル部品1000の幅とは、コイル部品1000の厚さ方向(T)の中央部から取った長さ方向(L)-幅方向(W)の断面(cross-section)に対する光学顕微鏡画像またはSEM(Scanning Electron Microscope)画像を基準に、上記画像に示されたコイル部品1000の幅方向(W)に向かい合う2本の最外側境界線を幅方向(W)に平行に連結し、長さ方向(L)に互いに離隔した複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最大値を意味し得る。または、コイル部品1000の幅は、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち最小値を意味し得る。または、コイル部品1000の幅は、上述の複数の線分のそれぞれの数値(dimension)のうち少なくとも3個以上の算術平均値を意味し得る。ここで、幅方向(W)に平行な複数の線分は、長さ方向(L)に互いに等間隔であることができるが、本発明の範囲がこれに制限されるものではない。
または、コイル部品1000の長さ、幅、及び厚さはそれぞれ、マイクロメータ測定法により測定されてもよい。マイクロメータ測定法は、Gage R&R(Repeatability and Reproducibility)されたマイクロメータで零点を設定し、マイクロメータのチップ(tip)の間に本実施形態によるコイル部品1000を挿入し、マイクロメータの測定レバー(lever)を回して測定することができる。一方、マイクロメータ測定法によりコイル部品1000の長さを測定するにあたり、コイル部品1000の長さは、1回測定された値を意味してもよく、複数回測定された値の算術平均を意味してもよい。これは、コイル部品1000の幅及び厚さにも同様に適用可能である。
本体10は、モールド部100と、モールド部100の一面上に配置されたカバー部200と、を含むことができる。
図1及び図2を参照すると、カバー部200は、モールド部100の一面に配置され、モールド部100の各面を覆うように配置されることができる。したがって、本体10の第1面~第6面101、102、103、104、105、106は、カバー部200の外部面に該当することができるが、これに制限されるものではない。例えば、本体10の第3面103がモールド部100の他面(図1の方向を基準としてモールド部100の裏面)を含むように形成されることができるが、これに制限されるものではない。
図2を参照すると、モールド部100は、互いに向かい合う一面と他面、及び一面と他面を連結する複数の側面を有することができる。
モールド部100は、ベース部110とコア120を含むことができる。
ベース部110は巻線コイル300を支持する。
コア120は、巻線コイル300を貫通する形態で、ベース部110の一面の中央部に突出した形態で配置される。上記の理由から、本明細書において、モールド部100の一面、他面、及び側面は、それぞれベース部110の一面、他面、及び側面と同一の意味で用いられる。
ベース部110の厚さ(W方向のサイズ)は200μm以上であることができる。ベース部110の厚さが200μm未満である場合、剛性を確保することが困難である恐れがある。コア120の厚さは150μm以上であることができるが、これに制限されるものではない。
カバー部200はモールド部100及び後述の巻線コイル300を覆う。カバー部200は、モールド部100のベース部110とコア120、及び巻線コイル300上に配置された後加圧され、モールド部100に結合されることができる。この場合、加圧過程でカバー部200がモールド部100の側面及び他面も覆うように配置されることができるが、これに制限されるものではない。
モールド部100とカバー部200のうち少なくとも1つは磁性物質を含むことができる。本実施形態では、モールド部100とカバー部200が両方とも磁性物質を含む。モールド部100は、モールド部100を形成するための金型に磁性物質を充填して形成されることができる。または、モールド部100は、金型に磁性物質と絶縁樹脂を含む複合物質を充填することで形成されることができる。金型内の磁性物質または複合物質に高温及び高圧を加える成形工程をさらに行うことができるが、これに制限されるものではない。
モールド部100またはカバー部200に含まれている磁性物質は、フェライトまたは金属磁性粉末であることができる。
フェライト粉末は、例えば、Mg-Zn系、Mn-Zn系、Mn-Mg系、Cu-Zn系、Mg-Mn-Sr系、Ni-Zn系などのスピネル型フェライト、Ba-Zn系、Ba-Mg系、Ba-Ni系、Ba-Co系、Ba-Ni-Co系などの六方晶型フェライト類、Y系などのガーネット型フェライト、及びLi系フェライトのうち少なくとも1つ以上であることができる。
金属磁性粉末は、鉄(Fe)、シリコン(Si)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、ニオブ(Nb)、銅(Cu)、及びニッケル(Ni)からなる群から選択される何れか1つ以上を含むことができる。例えば、金属磁性粉末は、純鉄粉末、Fe-Si系合金粉末、Fe-Si-Al系合金粉末、Fe-Ni系合金粉末、Fe-Ni-Mo系合金粉末、Fe-Ni-Mo-Cu系合金粉末、Fe-Co系合金粉末、Fe-Ni-Co系合金粉末、Fe-Cr系合金粉末、Fe-Cr-Si系合金粉末、Fe-Si-Cu-Nb系合金粉末、Fe-Ni-Cr系合金粉末、Fe-Cr-Al系合金粉末のうち少なくとも1つ以上であることができる。
金属磁性粉末は非晶質または結晶質であることができる。例えば、金属磁性粉末はFe-Si-B-Cr系非晶質合金粉末であることができるが、必ずしもこれに制限されるものではない。
フェライト及び金属磁性粉末はそれぞれ、平均直径が約0.1μm~30μmであることができるが、これに制限されるものではない。
モールド部100とカバー部200はそれぞれ、2種類以上の磁性物質を含むことができる。ここで、磁性物質が異なる種類であるということは、磁性物質が、平均直径、組成、結晶性、及び形状のうち何れか1つによって互いに区別されることを意味する。
絶縁樹脂は、エポキシ(epoxy)、ポリイミド(polyimide)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)などを単独でまたは混合して含むことができるが、これに限定されるものではない。
巻線コイル300は本体10に埋設され、コイル部品の特性を発現する。例えば、本実施形態のコイル部品1000がパワーインダクターとして活用される場合、巻線コイル300は、電場を磁場として貯蔵して出力電圧を維持することで、電子機器の電源を安定させる役割を果たすことができる。
巻線コイル300は本体10の内部に配置され、第1及び第2引き出し部331、332が本体10の第3面103に露出する。
図1を参照すると、巻線コイル300は、モールド部100とカバー部200との間に配置されており、本体10の第3面103に垂直な、すなわち、幅方向(W方向)に平行な巻軸CAを中心に巻き取られた巻き取り部310を含むことができる。ここで、巻軸CAは、コア120の中心を通る軸に該当する。
図2から図5を参照すると、巻線コイル300は、本体10の第3面103に互いに離隔して露出する第1及び第2引き出し部331、332を含むことができ、巻き取り部310の両端と第1及び第2引き出し部331、332をそれぞれ連結する第1及び第2延長部321、322を含むことができる。
巻き取り部310は、コア120から、本体10の長さ方向(L方向)または本体10の厚さ方向(T方向)に沿った本体10の外側に向かって、複数のターン(turn)を形成する。
図1及び図2を参照すると、本実施形態によるコイル部品1000は、巻き取り部310が実装面、すなわち、本体の第6面106に垂直に配置されることができる。換言すれば、巻き取り部310の各ターン(turn)の中心である巻軸CAが、幅方向(W方向)に並んで形成されることができる。
巻き取り部310の巻軸CAは、本体10の第3面103及び第4面104に垂直であり、本体10の第1面101、第2面102、第5面105、及び第6面106に並んで配置されることができる。
巻き取り部310は、全体的にリング状または楕円状にワインディングされ、中央部に円筒形または楕円形の中空部が形成された円筒形または楕円形の形状を有することができる。巻き取り部310は空芯コイルであるが、巻き取り部310の空芯にコア120が配置される。
本実施形態によるコイル部品1000は、巻線コイル300が内側及び外側に二重で巻き取られているため、巻き取り部310のターン数を増加させるとともに、巻き取り部310の両端の延長部321、322及び引き出し部331、332が何れもベース部110と隣接するように配置されることができる構造であるが、これに制限されるものではない。
第1及び第2延長部321、322は、それぞれ巻き取り部310の両端から延びて第1及び第2引き出し部331、332と連結されることができる。
第1及び第2延長部321、322は、モールド部100の一面及び側面に沿って配置されることができる。具体的に、巻き取り部310の両端からそれぞれ延びた第1及び第2延長部321、322は互いに離隔して配置され、モールド部100の一面、すなわち、ベース部110の一面に沿って厚さ方向(T方向)に並んで配置されることができる。また、モールド部100の側面、すなわち、ベース部110の側面に沿って延びて幅方向(W方向)に並んで配置されることができるが、これに制限されるものではない。
延長部321、322は、表面が絶縁性コーティング層CLで被覆された金属ワイヤMWなどの金属線のうち、巻き取り部310及び引き出し部331、332を除いた残りの部分であることができる。したがって、延長部321、322と巻き取り部310との間、及び延長部321、322と引き出し部331、332との間には境界が形成されないことができるが、これに制限されるものではない。
図4及び図5を参照すると、第1及び第2引き出し部331、332は、それぞれ第1及び第2延長部321、322と連結され、モールド部100の他面、すなわち、ベース部110の他面に互いに離隔して配置されることができる。
第1及び第2引き出し部331、332は、厚さ方向(T方向)に並んで配置されて本体10の第3面103に互いに離隔して露出し、後述の第1及び第2外部電極400、500とそれぞれ接続されることができる。
図4を参照すると、第1及び第2引き出し部331、332は、長さ方向(L方向)に互いに離隔して配置され、それぞれ厚さ方向(T方向)に並ぶ直線形態で配置されることができるが、これに制限されるものではない。
引き出し部331、332は、表面が絶縁性コーティング層CLで被覆された銅ワイヤ(Cu-wire)などの金属線のうち、巻き取り部310及び延長部321、322を形成した後に残存する残りの部分であることができる。したがって、引き出し部331、332と延長部321、322との間にはそれぞれ境界が形成されないことができるが、これに制限されるものではない。
また、巻き取り部310と同様に、第1及び第2引き出し部331、332の表面には絶縁性コーティング層CLが形成されることができるが、第1及び第2引き出し部331、332のうち本体10の第3面103に露出する部分は、外部電極400、500との通電のために絶縁性コーティング層CLが除去されることができる。
図6を参照すると、巻線コイル300は空芯コイルであり、断面が円形である金属ワイヤMWから構成されることができる。本実施形態と異なって、巻線コイル300は平角コイルから構成されてもよいが、これに制限されるものではない。一方、平角コイルで巻線コイル300を形成した場合、巻線コイル300は各ターン(turn)の断面が長方形の形態であることができる。
巻線コイル300は、導電性金属が巻線されて形成され、後述の外部電極400、500と接する部分を除いた残りの部分が絶縁性コーティング層CLでコーティングされることができる。具体的に、巻線コイル300は、金属線及び金属線の表面を被覆する絶縁性コーティング層CLを含む銅ワイヤ(Cu-wire)などの金属ワイヤMWをスパイラル(spiral)状に巻いて形成されることができる。したがって、巻線コイル300の複数のターン(turn)のそれぞれの表面全体は絶縁性コーティング層CLでコーティングされる。
絶縁性コーティング層CLは、エポキシ(epoxy)、ポリイミド(polyimide)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer)などを単独でまたは混合して含むことができるが、これに制限されるものではない。
第1及び第2外部電極400、500は、本体10に配置されて第1及び第2引き出し部331、332と連結され、プリント回路基板にコイル部品1000を実装時に、それぞれ入出力端子の機能を果たす構成である。
図1及び図2を参照すると、第1及び第2外部電極400、500は、本体10の第6面106に互いに離隔して配置され、本体10の第3面103にのみ延びて第1及び第2引き出し部331、332とそれぞれ連結されることができる。
具体的に、本実施形態によるコイル部品1000は、バーチカルコイル構造、すなわち、巻線コイル300の巻軸方向が、プリント回路基板に実装される実装面(本体10の第6面106)に平行な構造を有することができる。一方、第1及び第2引き出し部331、332は本体10の第3面103にのみ露出するため、外部電極400、500は、本体10の第3面103に延びて第1及び第2引き出し部331、332とそれぞれ連結されることができる。
すなわち、本実施形態によるコイル部品1000は、プリント回路基板に実装される実装面と、引き出し部331、332が露出する面が異なるため、外部電極400、500が実装面外の面に延びるが、部品の小型化及び有効体積の確保のために、本体10の側面のうち1つ(第3面103)の面にのみ延びる構造を有することができる。
図1、図2及び図5を参照すると、外部電極400、500は、本体10の第6面106と第3面103に連続的に配置され、W-T断面を基準としてL字状を有することができる。
第1外部電極400は、本体10の第3面103に配置され、第1引き出し部331と接触連結される第1連結部410と、第1連結部410から本体10の第6面106に延びた第1パッド部420と、を含むことができる。
第2外部電極500は、本体10の第3面103に配置され、第2引き出し部332と接触連結される第2連結部510と、第2連結部510から本体10の第6面106に延びた第2パッド部520と、を含むことができる。
第1連結部410と第2連結部510は、互いに接触しないように本体10の第3面103に互いに離隔して配置され、第1パッド部420と第2パッド部520は、互いに接触しないように本体10の第6面106に互いに離隔して配置されることができる。
第1及び第2パッド部420、520は、プリント回路基板Pにコイル部品1000を実装する時に、半田Sを介して直接実装される構成である。
第1及び第2外部電極400、500の連結部410、510とパッド部420、520は、同一のめっき工程により形成され、相互間に境界が形成されないことができる。すなわち、第1連結部410と第1パッド部420が一体に形成され、第2連結部510と第2パッド部520が一体に形成されることができる。また、連結部410、510とパッド部420、520は、互いに同一の金属から構成されることができる。但し、このような説明が、連結部410、510とパッド部420、520が互いに異なるめっき工程により形成され、相互間に境界が形成された場合を本発明の範囲から除くのではない。
外部電極400、500は、単層または複数層の構造で形成されることができる。
例えば、図6に示された拡大図を参照すると、外部電極400、500は、銅(Cu)を含む第1導電層11と、第1導電層に配置され、ニッケル(Ni)を含む第2導電層22と、第2導電層に配置され、スズ(Sn)を含む第3導電層33と、を含むことができる。
例えば、第2導電層22は4μm、第3導電層33は5μmの厚さで形成することができるが、これに制限されるものではない。
また、第2及び第3導電層22、33は、ニッケル(Ni)とスズ(Sn)の合金の形態で一体に形成されてもよいが、これに制限されるものではない。
第2導電層22及び第3導電層33のうち少なくとも1つは第1導電層11を覆う形態で形成されることができるが、本発明の範囲がこれに制限されるものではない。
第1導電層11は、めっき層であるか、銅(Cu)及び銀(Ag)のうち少なくとも1つを含む導電性粉末と樹脂を含む導電性樹脂を塗布及び硬化することで形成された導電性樹脂層であることができる。第2導電層22及び第3導電層33はめっき層であることができるが、本発明の範囲がこれに制限されるものではない。
外部電極400、500は、スパッタリングなどの気相蒸着及び/または電解めっきにより形成されることができるが、これに制限されるものではない。
外部電極400、500は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、またはこれらの合金などの導電性物質で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
一方、図面に示していないが、本実施形態によるコイル部品1000は、本体10の第4面104を覆う絶縁層をさらに含むことができる。
また、絶縁層は、本体10の第3面103のうち外部電極400、500の連結部410、510が配置された領域を除いた領域、及び本体10の第6面106のうち外部電極400、500のパッド部420、520が配置された領域を除いた領域に配置されることができる。
この場合、絶縁層は、電解めっきにより外部電極400、500を形成する際にめっきレジストとして用いられることができるが、これに制限されるものではない。
また、絶縁層は、本体10の第1、2、5面101、102、105のうち少なくとも一部にも追加的に配置されることができる。
(第2及び第3実施形態)
図7は本発明の第2実施形態によるコイル部品2000を図1のD方向から見た正面図である。図8は本発明の第3実施形態によるコイル部品3000を図1のD方向から見た正面図である。
図7及び図8を参照すると、第2及び第3実施形態によるコイル部品2000、3000は、本発明の第1実施形態によるコイル部品1000と比較して、本体10の第6面106のうち第1及び第2外部電極400、500の間の離隔領域にリセスR1、R2が形成されていることが異なる。したがって、本実施形態を説明するにあたり、第1実施形態と異なるリセスR1、R2及びそれによるモールド部100とカバー部200の形態についてのみ説明する。本実施形態の残りの構成は、本発明の第1実施形態での説明がそのまま適用できる。
リセスR1、R2は、第1及び第2外部電極400、500を電解めっきにより形成する際に必要なめっきレジストが不要に除去されることを防止することができる。すなわち、外部電極400、500をめっきにより形成するために、外部電極400、500の形成領域に対応する開口部を含むめっきレジストを本体10の第6面106に形成するが、この過程で、研磨などにより開口部を形成する場合、外部電極400、500の形成領域以外の領域が除去され得る。リセスR1、R2はこれを防止するためのものである。上述の理由から、リセスR1、R2にはめっきレジストなどの絶縁層が配置されることができる。
また、本体10の第6面106にリセスR1、R2を形成する場合、本実施形態によるコイル部品2000、3000をプリント回路基板に実装する時に、半田Sを介した第1外部電極400と第2外部電極500との間のショートの危険を減少させる効果も奏することができる。
図7及び図8を参照すると、本体10の実装面に該当する第6面106で、第1外部電極400と第2外部電極500との間、すなわち、第1パッド部420と第2パッド部520との間の離隔領域にリセスR1、R2が形成されることができる。
本体10の第6面106に平行なL-W断面を基準として、リセスR1、R2の断面積は、本体10の第6面106から本体10の内側に行くに従って減少することができる。すなわち、L-W断面を基準として、リセスR1、R2の断面積は、最内側の面で最も小さく形成されることができる。
このように、リセスR1、R2のうち外部電極400、500と隣接した領域は断面積を大きく、すなわち、離隔間隔を遠くし、本体10の内側に行くに従って断面積が小さくなる構造とすることで、リセスR1、R2の断面積が一定である場合に比べて有効体積をより確保することができる。
図7を参照すると、本体10の第3面103に平行なL-T断面を基準として、リセスR1は台形状を有することができる。
図8を参照すると、本体10の第3面103に平行なL-T断面を基準として、リセスR2は円弧状を有することができる。
一方、リセスR1、R2の形状は必要に応じて多様に形成することができ、上記の形状に制限されるものではない。
リセスR1、R2は、本体10の形成後、外部電極400、500の配置前に形成される構成であるため、リセスR1、R2の形成時に、本体10の第6面106に向かうモールド部100の側面及びカバー部200の側面の一部が陥凹した形態を有することができるが、これに制限されるものではない。
(第4実施形態)
図9は本発明の第4実施形態によるコイル部品4000を概略的に示す背面斜視図である。図10は本発明の第4実施形態によるコイル部品4000のモールド部100を示した図である。
図9及び図10を参照すると、本実施形態によるコイル部品4000は、本発明の第1実施形態によるコイル部品1000と比較して、モールド部100が溝部131、132を含む点が異なる。したがって、本実施形態を説明するにあたり、第1実施形態と異なるモールド部100及びモールド部100に形成された溝部131、132についてのみ説明する。本実施形態の残りの構成は、本発明の第1実施形態での説明がそのまま適用できる。
図9及び図10を参照すると、本実施形態によるコイル部品4000は、モールド部100の側面のうち第1及び第2延長部321、322が配置される一領域に、第1及び第2延長部321、322をそれぞれ収容する第1及び第2溝部131、132が形成されることができる。
本実施形態によるコイル部品4000のようにモールド部100に溝部131、132が形成される場合、巻線コイル300の延長部321、322及び引き出し部331、332が配置される方向をガイドすることができる。
また、延長部321、322及び引き出し部331、332のそれぞれの一部が溝部131、132に収容されるため、コイル部品4000の幅方向(W方向)のサイズをさらに小さく実現することができる。
すなわち、引き出し部331、332が溝部131、132に一定深さだけ収容される場合、引き出し部331、332と外部電極400、500の連結部410、510との接続が維持される状態で、溝部131、132が形成されたモールド部100の面と本体10の第3面103が一致するように形成されることができる。これにより、第1実施形態によるコイル部品1000に比べてより小さい幅を有するコイル部品4000を実現することができるが、これに制限されるものではない。
図9を参照すると、巻線コイル300が配置された面をモールド部100の一面、それと向かい合う面をモールド部100の他面、モールド部100の一面と他面を連結する面をモールド部100の側面と定義することができる。第1及び第2溝部131、132は、モールド部100の一側面に互いに離隔して形成され、第1及び第2延長部321、322をそれぞれ収容することができる。
また、第1及び第2溝部131、132は、それぞれモールド部100の一側面からモールド部100の他面に延びて第1及び第2引き出し部331、332を収容することができる。
図10を参照すると、第1及び第2溝部131、132は、モールド部100の一側面、すなわち、ベース部110の一側面で幅方向(W)に並んで形成され、モールド部100の他面、すなわち、ベース部110の他面で厚さ方向(T)に並んで形成されることができるが、これに制限されるものではない。
溝部131、132は、延長部321、322及び引き出し部331、332に対応する形状に形成されることができる。コイル部300と外部電極400、500との電気的連結のためには、引き出し部331、332の一部が溝部131、132より突出するように形成される必要があるため、溝部131、132の深さが、引き出し部331、332のL-W断面上の直径より小さく形成されることができる。
溝部131、132が引き出し部331、332の大部分を収容する程度に十分に深く形成される場合、引き出し部331、332と外部電極400、500が接する面とモールド部100の他面が共面(coplanar)を成すことができる。この場合、本体10の第3面103はモールド部100の他面を含むことができるが、これに制限されるものではない。
(実装時の効果及び有効体積増加の効果)
図11及び図12は、外部電極400の形態による実装間隔の差を示した図である。
図11はU字状の外部電極400を有するコイル部品のプリント回路基板への実装時の間隔を示した図である。図12は、本発明のように、L字状の外部電極400を有するコイル部品1000、2000、3000、4000のプリント回路基板への実装時の間隔を示した図である。
図11及び図12を参照すると、プリント回路基板Pに2つのコイル部品が互いに隣接して実装されると仮定したときに、コイル部品の幅Wcが互いに同一である場合、外部電極400の形態によって、ショートの危険及び有効体積が異なる。
図11は、U字状の外部電極400が本体10の3つの面103、104、106にわたって配置された場合を示すが、隣接したコイル部品間の間隔d1を狭くする場合、各コイル部品に配置された外部電極400間の間隔が近くなるため、ショートの危険が増加する恐れがある。
また、この場合、同一のサイズのコイル部品を基準として、両側面の外部電極400が占める体積だけ、本体10の有効体積が減少する。
図12は、本発明の実施形態によるコイル部品1000、2000、3000、4000のように、L字状の外部電極400が本体10の2つの面103、106にわたって配置された場合を示すが、隣接したコイル部品の間に、外部電極400が何れか一方にのみ形成される。この場合、半田Sが占める面積自体も減少するようになり、外部電極400同士ではなく本体10の面と外部電極400が向かい合うようになるため、ショートの危険も減少する。したがって、隣接したコイル部品間の間隔d2をより近くして実装可能である。
また、この場合、同一のサイズのコイル部品を基準として、本体10の下面106及び両側面103、104に外部電極400が配置されるU字状に比べて、本体10の他側面104に配置された外部電極400が占める体積だけ、本体10の有効体積が増加することができる。
図11及び図12を参照すると、同一の実装面積で、隣接部品間の可能な離隔間隔はd1>d2となる。したがって、本発明の実施形態によるコイル部品1000、2000、3000、4000のように、外部電極400、500がL字状に、すなわち、本体10の下面106及び一側面103にのみ配置される場合、隣接したコイル部品間のショートの危険は減少し、同一のサイズのコイル部品を基準として有効体積が増加して、インダクタンス特性が向上することができる。
Figure 2023154393000002
上記表1を参照すると、図11のように、U字状の外部電極400、500が本体10の3つの面103、104、106にわたって形成された場合と比較して、図12のように、本体10の他側面104の外部電極400、500が除去される場合の有効体積増加分及び増加比が確認できる。
本発明の実施形態のように、本体10の他側面104の外部電極400、500が除去された構造、すなわち、外部電極400、500が本体10の下面106及び一側面103にのみ配置されたL字状の構造の場合、U字状の外部電極400、500と比較して、コイル部品のサイズによって1.29%~2.27%の有効体積を確保可能であることが分かる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、当技術分野において通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載の本発明の思想から外れない範囲内で、構成要素の付加、変更、または削除などによって本発明を多様に修正及び変更可能であり、これも本発明の権利範囲内に含まれるとすべきである。
10 本体
11、22、33 導電層
100 モールド部
110 ベース部
120 コア
131、132 溝部
200 カバー部
300 巻線コイル
310 巻き取り部
321、322 延長部
331、332 引き出し部
400、500 外部電極
410、510 連結部
420、520 パッド部
MW 金属ワイヤ
CL 絶縁性コーティング層
P プリント回路基板
R1、R2 リセス
S 半田
1000、2000、3000、4000 コイル部品

Claims (16)

  1. 互いに向かい合う一面と他面、及び前記一面と他面を連結して互いに向かい合う一側面と他側面を有する本体と、
    前記本体内に配置され、前記本体の一側面に垂直な巻軸を中心に巻き取られた巻き取り部、及び前記本体の一側面に互いに離隔して露出する第1引き出し部及び第2引き出し部を含む巻線コイルと、
    前記本体の一面に互いに離隔して配置され、前記本体の一側面にのみ延びて前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部とそれぞれ連結される第1外部電極及び第2外部電極と、を含む、コイル部品。
  2. 前記本体は、一面の中央に突出したコアを有するモールド部と、前記モールド部の一面に配置されるカバー部と、を含み、
    前記巻き取り部は前記モールド部と前記カバー部との間に配置され、前記コアを中心に巻き取られる、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記巻線コイルは、前記巻き取り部の両端部と前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部をそれぞれ連結する第1延長部及び第2延長部をさらに含み、
    前記第1延長部及び前記第2延長部は、前記モールド部の一面及び側面に沿って配置される、請求項2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部は、前記モールド部の一面と向かい合う他面に互いに離隔して配置され、前記本体の一側面に露出する、請求項2に記載のコイル部品。
  5. 前記第1外部電極は、前記本体の一側面に配置され、前記第1引き出し部と連結される第1連結部と、前記第1連結部から延びて前記本体の一面に配置される第1パッド部と、を含み、
    前記第2外部電極は、前記本体の一側面に配置され、前記第2引き出し部と連結される第2連結部と、前記第2連結部から延びて前記本体の一面に配置される第2パッド部と、を含む、請求項1から4の何れか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記本体の一面で、前記第1外部電極と前記第2外部電極との間の離隔領域にリセスが形成される、請求項1から4の何れか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記本体の一面に平行な断面上で、前記リセスの断面積は前記本体の一面から前記本体の内側に行くに従って減少する、請求項6に記載のコイル部品。
  8. 前記本体の一側面に平行な断面上で、前記リセスは台形状を有する、請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記本体の一側面に平行な断面上で、前記リセスは円弧状を有する、請求項7に記載のコイル部品。
  10. 前記モールド部は、前記モールド部の一側面に互いに離隔して形成され、前記第1延長部及び前記第2延長部をそれぞれ収容する第1溝部及び第2溝部を含む、請求項3に記載のコイル部品。
  11. 前記第1溝部及び前記第2溝部はそれぞれ、前記モールド部の一側面から前記モールド部の一面と向かい合う他面に延び、前記第1引き出し部及び前記第2引き出し部を収容する、請求項10に記載のコイル部品。
  12. 前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記本体に配置される第1金属層と、前記第1金属層に配置される第2金属層と、を含む、請求項1から4の何れか一項に記載のコイル部品。
  13. 前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記第2金属層に配置される第3金属層をさらに含む、請求項12に記載のコイル部品。
  14. 前記本体の他側面を覆う絶縁層をさらに含む、請求項1から4の何れか一項に記載のコイル部品。
  15. 前記本体は、前記本体の一面と他面、一側面と他側面をそれぞれ連結して互いに向かい合う一端面及び他端面をさらに有し、
    前記絶縁層は、前記本体の一端面及び他端面に延び、前記本体の一面及び一側面のうち前記外部電極が配置されない領域を覆う、請求項14に記載のコイル部品。
  16. 前記巻線コイルは導電性金属で形成され、前記第1外部電極及び前記第2外部電極と接する部分を除いた残りの部分は、表面が絶縁性コーティング層でコーティングされる、請求項1から4の何れか一項に記載のコイル部品。
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