JP2023148807A - 液体吐出装置及び液体吐出システム - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出システム Download PDF

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Sosuke Azeyanagi
覚 荒金
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Abstract

【課題】液体の吐出を高速で行うと共に、形成される画像の端部の乱れを抑制する手段を提供する。【解決手段】ヘッド32は、複数のノズル33が所定ピッチで副走査方向に並んだノズル列を複数含んでいる。複数のノズル列の間で、ノズル33は副走査方向にずれた位置に位置する。制御部40は、形成すべき画像の画像データについて、主走査方向の端部に対応する端部データと、端部と主走査方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、端部及び隣接部以外に対応する非端部データとを特定する。制御部40は、非端部データに基づき、第1ノズル列内の第1ノズル及び第2ノズル列内の第2ノズルから交互にインクを吐出させ、端部データに基づき、第1ノズル及び第2ノズルの両方から、主走査方向における同じ位置にインクを吐出させる。【選択図】図6

Description

本発明は、シートに対して液体を吐出する液体吐出装置、及び液体吐出システムに関する。
特許文献1には、媒体に対して、高解像度でのドットの形成、及び高速でのドットの形成を行うことができる液体吐出装置が記載されている。この液体吐出装置は、複数のノズルが所定のピッチで並んだ第1ノズル列と、複数のノズルが同じピッチで並んだ第2ノズル列であって、第1ノズル列の位置に対してノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列とを備え、第1モード及び第2モードのいずれかでドットを形成する。第2モードでは、第1ノズル列内のノズルにより形成される第1ドット列と、第2ノズル列内のノズルにより形成される第2ドット列とが、ノズルの並ぶ方向の垂直方向(以下、主走査方向と称される)にずれた位置に形成され、第1ドット列間の距離は第1モードのときよりも大きく設定される。
特開2007-320110号公報
上記液体吐出装置では、第2モードでは、第1ドット列と第2ドット列とが主走査方向にずれた位置に形成されるので、記録された画像の主走査方向の両端で画像に乱れが生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体の吐出を高速で行うと共に、形成される画像の端部の乱れを抑制する手段を提供することである。
(1) 本発明の液体吐出装置は、複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、制御部と、を備えている。上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置している。上記制御部は、形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する。
上記液体吐出装置によれば、非端部データに基づき第1吐出処理を実行することにより、画像の主要部である非端部では、液体の吐出を高速に行える。また、端部データに基づき第2吐出処理を実行することにより、画像の端部では、第1ノズルから吐出された液体によるドットと、第2ノズルから吐出された液体によるドットとが、第2方向における同じ位置に形成される。したがって、液体の吐出を高速で行うと共に、形成される画像の第2方向の端部の乱れを抑制できる。
(2) 好ましくは、上記制御部は、上記第2吐出処理において、上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、同じ量の液体を吐出させてもよい。
(3) 好ましくは、上記制御部は、上記第1吐出処理における交互性を保つように上記第1ノズル及び上記第2ノズルの一方を選択し、上記隣接部データに基づき、選択されたノズルから液体を吐出させる第3吐出処理をさらに実行し、上記第2吐出処理及び上記第3吐出処理における液体の吐出量は、上記第1吐出処理における液体の吐出量より少なくてもよい。
(4) 本発明の液体吐出装置は、複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、制御部と、を備えている。上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置している。上記制御部は、形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、上記端部データ及び上記隣接部データの一方に基づき、上記第1ノズルから液体を吐出させ、上記端部データ及び上記隣接部データの他方に基づき、上記第2ノズルから液体を吐出させて、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する。
(5) 好ましくは、上記制御部は、上記画像データに基づいて、上記画像に含まれる複数の上記端部を検出する端部検出処理をさらに実行し、上記制御部は、上記特定処理において、上記端部検出処理で検出されたすべての上記端部に基づいて、上記画像データにおける上記端部データ、上記隣接部データ、及び、上記非端部データを特定してもよい。
(6) 好ましくは、上記制御部は、上記第1吐出処理及び上記第2吐出処理を実行するか、或いは、上記画像データの全体に基づいて、上記第1ノズル及び上記第2ノズルから交互に液体を吐出させる第4吐出処理を実行するかを、上記画像の特性に基づいて切り換えてもよい。
(7) 本発明の液体吐出システムは、複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、第1制御部と、第2制御部と、を備えている。上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置している。上記第1制御部は、形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、上記画像データを上記第2制御部に送信する送信処理と、を実行する。上記第2制御部は、上記第1制御部から送信された上記画像データを受信する受信処理と、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する。
(8) 本発明の液体吐出システムは、複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、第1制御部と、第2制御部と、を備えている。上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置している。上記第1制御部は、形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、上記画像データを上記第2制御部に送信する送信処理と、を実行する。上記第2制御部は、上記第1制御部から送信された上記画像データを受信する受信処理と、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データ及び上記隣接部データの一方に基づき、上記第1ノズルから液体を吐出させ、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データ及び上記隣接部データの他方に基づき、上記第2ノズルから液体を吐出させて、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する。
本発明によれば、液体の吐出を高速で行うと共に、形成される画像の端部の乱れを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るプリンタ10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、プリンタ10及びコンピュータ100を含むプリントシステムのブロック図である。 図4(A)は、ヘッド32におけるノズル33の配置を示す図であり、図4(B)は、高画質モードで印刷された画像の拡大図であり、図4(C)は、高速モードで印刷された画像の拡大図である。 図5は、シートSに印刷される画像に含まれる端部を示す図である。 図6(A)は、制御部40による画素の分類を示す図であり、図6(B)は、プリンタ10によって高速モードで印刷された画像を示す図である。 図7は、プリンタ10の高速モード印刷処理のフローチャートである。 図8は、第1変形例に係るプリンタによって高速モードで印刷された画像を示す図である。 図9は、第1変形例に係るプリンタの高速モード印刷処理のフローチャートである。 図10(A)は、実施形態に係るプリントシステムの構成を示すブロック図であり、図10(B)は、変形例に係るプリントシステムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、プリンタ10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、プリンタ10の開口13が形成された面を前面として前後方向8が定義され、プリンタ10を前面から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は、互いに直交している。
[プリンタ10の概要]
本実施形態に係るプリンタ10は、インクジェット印刷方式でシートに対して液体を吐出する液体吐出装置の一例である。プリンタ10は、シートにブラックのインク(液体の一例)を吐出するモノクロプリンタである。プリンタ10は、ファクシミリ機能、スキャン機能、及びコピー機能などの機能を有する、いわゆる「複合機」であってもよい。
プリンタ10は、概ね直方体形状の筐体11を有する。図1及び図2に示されるように、筐体11の内部には、給送トレイ14と、給送ローラ21と、搬送ローラ22と、キャリッジ31と、キャリッジ31に搭載され、複数のノズル33を有するヘッド32と、ヘッド32に対面するプラテン23と、排出ローラ24と、排出トレイ15と、サブタンク35と、カートリッジ37を装着可能な装着ケース36と、装着ケース36に装着されたカートリッジ37及びヘッド32を連通させるチューブ34とが位置している。ヘッド32において、複数のノズル33は前後方向8に並んでいる。
プリンタ10は、給送ローラ21及び搬送ローラ22を駆動して、給送トレイ14に支持されたシートを搬送路(図2において一点鎖線で示される経路)に沿ってプラテン23の位置まで搬送する。次に、プリンタ10は、装着ケース36に装着されたカートリッジ37からサブタンク35及びチューブ34を経由して供給されるインクを、ヘッド32のノズル33から吐出させる。これにより、プラテン23に支持されたシートにインクが着弾して、形成すべき画像がシート上に印刷される。プリンタ10は、排出ローラ24を駆動して、画像が印刷されたシートを排出トレイ15に排出する。
キャリッジ31は、左右方向9に延伸する2本のガイドレール(図示せず)によって支持されており、前後方向8と交差する左右方向9に往復移動する。プリンタ10は、キャリッジ31が左右方向9に移動する間に、ヘッド32のノズル33からインクを吐出させる。これにより、ヘッド32に対面するシートの一部の領域に画像が記録される。次に、プリンタ10は、次に画像が記録されるべき領域がヘッド32に対面するように、搬送ローラ22にシートを搬送させる。これらの処理を交互に繰り返し実行させることによって、シート上に画像が記録される。
図1に示されるように、筐体11は、筐体11の前面12で且つ左右方向9の右端部にカバー18を備える。カバー18の位置には、開口(図示せず)が形成されている。カバー18は、開口を閉塞させる位置(図1に示される位置)と、開口を開放する位置との間を回動可能である。開口の奥に広がる筐体11内部の収容空間には、1個の装着ケース36が位置している。装着ケース36には、ブラックのインクを貯留したカートリッジ37が装着される。
カートリッジ37は、インクを貯留可能な液室38(図2参照)を有する。カートリッジ37が装着ケース36に装着されると、液室38に貯留されたインクは、液室38とサブタンク35とを連通するインク流路39を経由してサブタンク35に流入する。サブタンク35は、流入したインクを一時的に貯留する。サブタンク35に貯留されたインクは、チューブ34を経由してヘッド32に供給される。
[制御部40]
筐体11の内部には、図3に示される制御部40が位置している。制御部40は、CPU41、ROM42、RAM43、EEPROM44、及びASIC45を備えている。ROM42は、CPU41が各種の処理を実行するためのプログラムなどを記憶している。RAM43は、CPU41がプログラムを実行する際に用いるデータや信号などを一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM44は、電源オフ後も保持すべき情報を記憶している。
ASIC45は、給送ローラ21、搬送ローラ22、排出ローラ24、及びヘッド32を動作させるためのものである。制御部40は、ASIC45を通じてモータ(図示せず)を駆動させることによって、給送ローラ21、搬送ローラ22、及び排出ローラ24を回転させる。制御部40は、ASIC45を通じてヘッド32の駆動素子(図示せず)に駆動信号を出力することによって、ヘッド32のノズル33からインクを吐出させる。ASIC45は、ノズル33から吐出すべきインクの量に応じた駆動信号を出力する。
ASIC45には、ディスプレイ16と、操作パネル17とが接続されている。ディスプレイ16は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどである。ディスプレイ16は、例えば、プリンタ10の状態を画面に表示する。操作パネル17は、ユーザによる操作に応じた操作信号を制御部40に出力する。操作パネル17は、例えば、押ボタンを有していてもよく、ディスプレイ16に重畳されたタッチセンサを有していてもよい。
ASIC45には、通信インタフェース46が接続されている。通信インタフェース46は、プリンタ10と他の機器との間で通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース46は、例えば、USB、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)などの無線又は有線通信インタフェースである。プリンタ10は、通信インタフェース46を制御することにより、プリンタ10に接続された他の機器との間で通信を行う。
[コンピュータ100]
図3に示されるプリントシステムでは、プリンタ10にコンピュータ100が接続されている。コンピュータ100は、プリンタ10に接続可能な任意の種類のコンピュータである。コンピュータ100は、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話などである。コンピュータ100は、CPU101、RAM102、記憶部103、入力部104、表示部105、及び通信インタフェース106を備えている。CPU101、RAM102、及び記憶部103は、コンピュータ100の制御部110として機能する。記憶部103は、例えば、ハードディスクやSSDドライブなどである。記憶部103は、CPU101が各種の処理を実行するためのプログラムなどを記憶している。記憶部103に記憶されているプログラムには、プリンタ10を制御するプリンタドライバが含まれる。RAM102は、CPU101がプログラムを実行する際に用いるデータや信号などを一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。通信インタフェース106は、プリンタ10との間で通信を行うためのインタフェースである。
プリンタ10の制御部40は、CPU41がRAM43に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の処理を実行する。コンピュータ100の制御部110は、CPU101がRAM102に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の処理を実行する。なお、図3に示されるプリントシステムは、液体吐出システムの一例である。制御部110は、液体吐出システムの第1制御部の一例である。制御部40は、液体吐出装置の制御部の一例であると共に、液体吐出システムの第2制御部の一例でもある。
[ノズル33の配置]
図4(A)には、ヘッド32におけるノズル33の配置が示されている。図4(A)において、横方向はキャリッジ31の移動方向であり、縦方向はシートの搬送方向である。以下の説明では、前者は主走査方向、後者は副走査方向と称される。本実施形態では、主走査方向と副走査方向とは直交する。図4(A)に示される白い円は、ヘッド32を上から視たときのノズル33の位置を示す。
ヘッド32は、第1ノズル列K1、第2ノズル列K2、第3ノズル列K3、及び第4ノズル列K4を含んでいる。第1ノズル列K1は、複数のノズル33がピッチPで副走査方向に並んだものである。第2から第4ノズル列K2~K4は、いずれも、第1ノズル列K1と同数のノズル33が同じピッチPで副走査方向に並んだものである。本実施形態では、ピッチPは1/300インチである。第2ノズル列K2は、第1ノズル列K1の右に位置する。第3ノズル列K3は、第2ノズル列K2の右に位置する。第4ノズル列K4は、第3ノズル列K3の右に位置する。なお、2個のノズル列間の主走査方向の距離は任意である。
第2ノズル列K2内のノズル33の副走査方向の位置は、第1ノズル列K1内のノズル33の副走査方向の位置からピッチPの1/4(すなわち、1/1200インチ)だけずれている。第3ノズル列K3内のノズル33の副走査方向の位置は、第1ノズル列K1内のノズル33の副走査方向の位置からピッチPの1/2だけずれている。第4ノズル列K4内のノズル33の副走査方向の位置は、第1ノズル列K1内のノズル33の副走査方向の位置からピッチPの3/4だけずれている。副走査方向は、第1方向の一例である。主走査方向は、第2方向の一例である。
第1から第4ノズル列K1~K4内のノズル33は、副走査方向の配置順に4個ずつのグループに分けられ、各グループ内の4個のノズル33は互いに対応する。例えば、1行目から4行目に位置するノズル33は互いに対応し、5行目から8行目に位置するノズル33は互いに対応する。
なお、図4(A)には各ノズル列について4個のノズル33が記載されているが、各ノズル列内のノズル33の個数は実際には4個より多い。また、ヘッド32は4個のノズル列を含むこととしたが、ヘッド32は2個、或いは6個以上の偶数個のノズル列を含んでいてもよい。
図4(A)に示される態様に複数のノズル33を配置する方法には、副走査方向の位置がノズル列ごとに異なるように複数のノズル33をヘッド32に形成する方法以外に、副走査方向の位置がノズル列間で同じになるように複数のノズル33をヘッド32に形成し、当該ヘッド32を小さい角度だけ傾けて(水平面内で小さい角度だけ回転させて)キャリッジ31に取り付ける方法がある。
[プリンタ10の動作モード]
プリンタ10は、高画質モード、及び高速モードのいずれかで動作する。図4(B)には、高画質モードで印刷された画像が拡大して示されている。図4(C)には、高速モードで印刷された画像が拡大して示されている。図4(B)及び図4(C)に示される黒い円は、ノズル33から吐出されたインクによるドットを示す。
高画質モード(図4(B))では、キャリッジ31は主走査方向に所定の速度で移動し、キャリッジ31が主走査方向に1/600インチ移動するごとに、第1から第4ノズル列K1~K4内のノズル33からインクが吐出される。この場合、1個のノズル33から吐出されたインクによるドット群によって、画像の1ラインが形成される。したがって、高画質モードでは、シート上には、主走査方向の解像度が600dpi、副走査方向の解像度が1200dpiの画像が形成される。
高速モード(図4(C))では、キャリッジ31は主走査方向に高画質モードより速い速度で移動し、キャリッジ31が主走査方向に1/300インチ移動するごとに、第1から第4ノズル列K1~K4内のノズル33からインクが吐出される。ただし、第2ノズル列K2及び第4ノズル列K4内のノズル33からのインク吐出タイミングは、これらのノズル33から吐出されたインクの着弾位置が、第1ノズル列K1及び第3ノズル列K3内のノズル33から吐出されたインクの着弾位置に対して、キャリッジ31の主走査方向に1/600インチ分だけずれるように遅くなる。
この場合、1個のノズル33から吐出されたインクによるドット群と、隣接するノズル33から吐出されたインクによるドット群とによって、画像の1ラインが形成される。具体的には、画像の奇数ライン目は、第1ノズル列K1内のノズル33から吐出されたインクによるドット群と、第2ノズル列K2内のノズル33から吐出されたインクによるドット群とによって形成される。画像の偶数ライン目は、第3ノズル列K3内のノズル33から吐出されたインクによるドット群と、第4ノズル列K4内のノズル33から吐出されたインクによるドット群とによって形成される。例えば、第1ノズル列K1と第2ノズル列K2等の隣り合うノズル列から吐出されたインクによるドット間の主走査方向の間隔は、1/600インチである。したがって、高速モードでは、主走査方向の解像度が600dpi、副走査方向の解像度が600dpiの画像が印刷される。
第1ノズル列K1から吐出されたインクによるドット間の主走査方向の距離は、高画質モードでは1/600インチであり、高速モードでは1/300インチである。このように、高速モードにおいて第1ノズル列K1内のノズル33から吐出されたインクによるドット間の主走査方向の距離は、高画質モードにおいて第1ノズル列K1内のノズル33から吐出されたインクによるドット間の主走査方向の距離より大きい。
[高速モード印刷における端部の扱い]
高速モードでは、第1ノズル列K1内のノズル33から吐出されたインクによるドット列と、第2ノズル列K2内のノズルから吐出されたインクによるドット列とが、主走査方向にずれた位置に形成される。このため、プリンタ10が特段の工夫を行うことなく高速モードで印刷を行うと、記録された画像の左端部と右端部とで画像に乱れが生じる。この課題を解決するために、制御部40は、シート上に形成すべき画像に含まれる主走査方向の端部(左端部及び右端部)を検出し、各端部及びその隣接部について他の部分とは異なる態様で印刷を行う。
例えば、図5に示されるように、シートSに、3つの領域51~53を含む画像を印刷する場合を考える。領域51~53は、シートの色、又はシート上で認識されにくい色以外のデータからなる部分である。この場合、制御部40は、端部検出処理(図7に示されるS3)を実行することにより、領域51の左端部54及び右端部55、領域52の左端部56及び右端部57、並びに領域53の左端部58及び右端部59を検出する。
図6(A)には、プリンタ10による画素の分類が記載されている。図6(A)に示される黒い円は、記録すべき画像に含まれる画素のデータ(以下、画素データと称される)を示す。画素データは、例えば、8ビットデータである。図6(A)の全体は、画像、又は画像に含まれる1個の領域(シートの色、又はシート上で認識されにくい色以外のデータからなる部分)を示す。画像又は領域は、左端部と右端部とを有する。制御部40は、シートに形成すべき画像に含まれる画素をタイプA、タイプB、及びタイプCの3種類に分類する。図6(A)に示されるように、左端部の画素、及び右端部の画素は、タイプAに分類される。タイプAの画素に左右方向に隣接する画素は、タイプBに分類される。タイプA及びタイプB以外の画素は、タイプCに分類される。
形成すべき画像の画像データは、画素のタイプに応じて、左右方向(主走査方向)の端部に対応する端部データ、端部と左右方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データ、並びに端部及び隣接部以外の非端部に対応する非端部データに分割される。制御部40は、形成すべき画像の画像データについて、端部データと、隣接部データと、非端部データとを特定する特定処理を行う。端部データには、タイプAに分類された画素の画素データが含まれる。隣接部データには、タイプBに分類された画素の画素データが含まれる。非端部データには、タイプCに分類された画素のデータが含まれる。
制御部40は、端部データ、隣接部データ、及び非端部データに基づいて、ヘッド32のノズル33からインクを吐出させる。制御部40は、画像の非端部については、非端部データに基づいて、上述した高速モードで印刷を行う。この場合、制御部40は、処理対象の非端部データが奇数行目のデータである場合には、1つの画素毎に第1ノズル列K1と第2ノズル列K2とを交互に選択し、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる。一方、制御部40は、処理対象の非端部データが偶数行目のデータである場合には、1つの画素毎に第3ノズル列K3と第4ノズル列K4とを交互に選択し、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる。また、制御部40は、相対的に大きい液滴(以下、大液滴と称される)、及び相対的に小さい液滴(以下、小液滴と称される)の中から大液滴を選択し、解像度300dpiを選択する。
制御部40は、画像の端部については、端部データに基づいて、ノズル33からインクを吐出させる。この場合、制御部40は、第1から第4ノズル列K1~K4を選択し、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる。また、制御部40は、大液滴及び小液滴の中から小液滴を選択し、解像度600dpiを選択する。具体的には、制御部40は、画像の端部については、奇数行目の1つの画素の画素データに基づいて、第1ノズル列K1内のノズル33、及び第2ノズル列K2内のノズル33の両方から、同じ量の小液滴インクを主走査方向における同じ位置に吐出させる。また、制御部40は、偶数行目の1つの画素の画素データに基づいて、第3ノズル列K3内のノズル33、及び第4ノズル列K4内のノズル33の両方から、同じ量の小液滴インクを主走査方向における同じ位置に吐出させる。
制御部40は、画像の隣接部については、隣接部データに基づいて、ノズル33からインクを吐出させる。この場合、制御部40は、画像の非端部との間で交互性を保ちながら、第1ノズル列K1及び第3ノズル列K3、又は第2ノズル列K2及び第4ノズル列K4を選択し、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる。また、制御部40は、大液滴及び小液滴の中から小液滴を選択し、解像度600dpiを選択する。交互性を保ちながらノズルを選択するとは、画像の非端部と同じ規則性を適用してノズルを交互に選択することをいう。
具体的には、制御部40は、処理対象の隣接部データが奇数行目の画像データである場合には、第1ノズル列K1、及び第2ノズル列K2のうち、処理対象の隣接部データの左右のいずれかに隣接する非端部データに基づいて選択されるノズル列とは異なるノズル列を選択し、選択したノズル列内のノズル33から小液滴インクを吐出させる。また、制御部40は、処理対象の隣接部データが偶数行目の画素データである場合には、第3ノズル列K3内のノズル33、及び第4ノズル列K4内のノズル33のうち、処理対象の隣接部データの左右のいずれかに隣接する非端部データに基づいて選択されるノズル列とは異なるノズル列を選択し、選択したノズル列内のノズル33から小液滴インクを吐出させる。
ノズル33からインクが上記の態様で吐出されることにより、図6(B)に示される画像が印刷される。図6(B)において、黒い円は、ノズル33から吐出されたインクによるドットを示す。円のサイズは、ノズル33からインクを吐出するときに、大液滴及び小液滴のいずれを用いるかを示す。
[高速モード印刷処理]
制御部40は、高速モードで印刷を行う指示を受けると、図6に示される高速モード印刷処理を行う。高速モード印刷処理において、制御部40は、まず、シート上に形成すべき画像の画像データを取得する(S1)。制御部40は、S1において、例えば、コンピュータ100から図6(A)に示される形式の画像データを取得する。次に、制御部40は、形成すべき画像の中から、処理対象の画素を選択する(S2)。以下、S2で選択された画素は、選択画素と称される。
次に、制御部40は、選択画素と左右の画素との値の差が閾値TH以上であるか否かを判断する(S3)。制御部40は、選択画素の値と左の画素の値との差が閾値TH以上であるか、又は選択画素の値と右の画素の値との差が閾値TH以上であると判断したことに応じて(S3:Yes)、S11へ進む。制御部40は、選択画素の値と左の画素の値との差が閾値TH未満であり、且つ選択画素の値と右の画素の値との差が閾値TH未満であると判断したことに応じて(S3:No)、S4へ進む。
後者の場合、制御部40は、左右の画素がタイプAであるか否かを判断する(S4)。制御部40は、選択画素の左の画素がタイプAであるか、又は選択画素の右の画素がタイプAであると判断したことに応じて(S4:Yes)、S21へ進む。制御部40は、選択画素の左の画素がタイプAではなく、且つ選択画素の右の画素もタイプAでないと判断したことに応じて(S4:No)、S31へ進む。
制御部40は、S11において、選択画素をタイプAに分類する(S11)。次に、制御部40は、タイプAに分類された画素に関するインク吐出条件として、小液滴を選択し(S12)、第1から第4ノズル列K1~K4を選択し(S13)、解像度600dpiを選択する(S14)。
制御部40は、S21において、選択画素をタイプBに分類する(S21)。次に、制御部40は、タイプBに分類された画素に関するインク吐出条件として、小液滴を選択し(S22)、第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方、又は第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を上述のように選択し(S23)、解像度600dpiを選択する(S24)。制御部40は、S23において、S33におけるノズルの選択と交互性を保って、ノズルを選択する。
制御部40は、S31において、選択画素をタイプCに分類する(S31)。次に、制御部40は、タイプCに分類された画素に関するインク吐出条件として、大液滴を選択し(S32)、第1ノズル列K1と第3ノズルK3との一方、及び第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を上述のように交互に選択し(S33)、解像度300dpiを選択する(S34)。
制御部40は、S14、S24、及びS34のいずれかを実行した後、S5へ進む。制御部40は、S5において、すべての画素を処理済みか否かを判断する。制御部40は、すべての画素を処理していないと判断したことに応じて(S5:No)、S2へ進む。この場合、制御部40は、次の処理対象の画素を選択し、選択した画素に対して上述された処理を行う。制御部40は、すべての画素を処理済みと判断したことに応じて(S5:Yes)、S6へ進む。
制御部40がS6に到達した時点で、シートに形成すべき画像に含まれるすべての画素について、インク吐出条件が決定されている。制御部40は、S6において、S1で取得した画像データに基づき、S12~S14、S22~S24、及びS32~S34で選択したインク吐出条件に従い、ノズル33からインクを吐出させる。これにより、シートに画像が記録される。制御部40は、S6を実行した後、高速モード印刷処理を終了する。
制御部40は、S6において、大液滴が選択された画素については、ノズル33から吐出されるインクの量を画素データに応じて、例えば、大、中、小、及びゼロに切り換える。制御部40は、S6において、小液滴が選択された画素については、ノズル33から吐出されるインクの量を画素データに応じて、例えば、中、小、ゼロ、及びゼロに切り換える。このため、タイプA、Bの画素についてのインクの吐出量は、タイプCの画素についてのインクの吐出量より少ない。
制御部40は、S33において、第1から第4ノズル列K1~K4の中から、第1ノズル列K1と第3ノズル列K3、及び第2ノズル列K2と第4ノズル列K4を交互に選択する。例えば、制御部40は、選択画素が奇数列目の画素である場合には第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方を選択し、選択画素が偶数列目の画素である場合には第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択する。或いは、制御部40は、選択画素が奇数列目の画素である場合には第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択し、選択画素が偶数列目の画素である場合には第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方を選択してもよい。
制御部40は、S23において、第1から第4ノズル列K1~K4の中から、第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方、又は第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択するときに、S33におけるノズル選択の交互性を保つようにする。例えば、制御部40は、S23において、S33と合わせて、選択画素が奇数列目の画素である場合には第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方を選択し、選択画素が偶数列目の画素である場合には第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択する。或いは、制御部40は、S23において、S33と合わせて、選択画素が奇数列目の画素である場合には第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択し、選択画素が偶数列目の画素である場合には第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方を選択してもよい。
制御部40は、S6において、解像度600dpiが選択された画素については、第1から第4ノズル列K1~K4内のノズル33から吐出されたインクの着弾位置が、キャリッジ31の主走査方向おいて同じ位置になるようなタイミングでインクを吐出させ、解像度300dpiが選択された画素については、第2ノズル列K2及び第4ノズル列K4内のノズル33からのインク吐出タイミングを、これらのノズル33から吐出されたインクの着弾位置が、第1ノズル列K1及び第3ノズル列K3内のノズル33から吐出されたインクの着弾位置に対して、キャリッジ31の主走査方向に1/600インチ分だけずれるように遅くする。
制御部40が以上のような高速モード印刷処理を行うことにより、図6(A)に示される画像データに基づき、図6(B)に示される画像が印刷される。制御部40が図5に示される画像を高速モードで印刷する場合、3つの領域51~53のそれぞれが、図6(B)に示される態様で印刷される。
なお、以上の説明において、第1ノズル列K1は、第1ノズル列の一例である。第2ノズル列K2は、第2ノズル列の一例である。S2は、取得処理の一例である。S3は、端部検出処理の一例である。S11、S21及びS31は、特定処理の一例である。選択画素がタイプCのときのS6は、第1吐出処理の一例である。選択画素がタイプAのときのS6は、第2吐出処理の一例である。選択画素がタイプBのときのS6は、第3吐出処理の一例である。
[作用効果]
以上に示されるように、本実施形態に係るプリンタ10は、複数のノズル33がピッチPで副走査方向に並んだ第1ノズル列K1と、複数のノズル33が同じピッチPで副走査方向に並んだ第2ノズル列K2と、少なくとも第1ノズル列K1と第2ノズル列K2とを含むヘッド32と、ヘッド32を搭載し、副走査方向と交差する主走査方向に移動するキャリッジ31と、制御部40と、を備えている。第2ノズル列K2内のノズル33は、第1ノズル列K1内のノズル33から副走査方向にずれた位置に位置している。制御部40は、取得処理(S1)と、端部検出処理(S3)と、特定処理(S11、S12、S13)と、第1吐出処理(タイプCのときのS6)と、第2吐出処理(タイプAのときのS6)と、第3特定処理(タイプBのときのS6)と、を実行する。
上記プリンタ10によれば、非端部データに基づき第1吐出処理を実行することにより、画像の主要部である非端部では、インクの吐出を高速に行える。また、端部データに基づき第2吐出処理を実行することにより、画像の端部では、第1ノズル列K1内のノズル33から吐出されたインクによるドットと、第2ノズル列K2内のノズル33から吐出されたインクによるドットとが、主走査方向における同じ位置に形成される。したがって、インクの吐出を高速で行うと共に、形成される画像の主走査方向の端部(左端部及び右端部)の乱れを抑制できる。
また、制御部40は、第2吐出処理において、端部データに基づき、第1ノズルK1列内のノズル33及び第2ノズル列K2内のノズルの両方から、同じ量のインクを吐出させる。したがって、形成される画像の主走査方向の乱れをさらに抑制できる。
また、制御部40は、第1吐出処理における交互性を保つように第1ノズル列K1内のノズル33及び第2ノズル列内のノズル33の一方を選択し、隣接部データに基づき、選択されたノズル33からインクを吐出させる第3吐出処理を実行する。第2吐出処理及び第3吐出処理におけるインクの吐出量は、第1吐出処理におけるインクの吐出量より少ない。したがって、第2吐出処理及び第3吐出処理を実行するときに、インクの吐出周期を短くできるので、キャリッジ31の移動速度を第1吐出処理を実行するときより遅くする必要がない。よって、キャリッジ31を主走査方向に移動する途中で、キャリッジ31の速度を画像データに応じて変更しない構成が可能となる。
また、制御部40は、特定処理において、端部検出処理で検出されたすべての端部に基づいて、画像データにおける端部データ、隣接部データ、及び、非端部データを特定する。したがって、形成すべき画像に含まれる複数の主走査方向の端部の乱れを抑制できる。
[変形例]
上記実施形態に係るプリンタ10については、各種の変形例を構成できる。第1変形例に係るプリンタでは、制御部40は、図9に示される高速モード印刷処理を行う。これにより、図6(A)に示される画像データに基づき、図8に示される画像が印刷される。図8に示される画像は、図6(B)に示される画像と、端部データ及び隣接部データに基づくインクの吐出態様が異なる。
第1変形例に係る制御部40は、画像の非端部については、非端部データに基づいて、上述した高速モードで印刷を行う。制御部40は、図9に示されるS62~S64において、図7に示されるS32~S34と同じ処理を行う。
制御部40は、画像の端部については、端部データに基づいて、ノズル33からインクを吐出させる。この場合、制御部40は、画像の非端部との間で交互性を保ちながら、第1ノズル列K1と第3ノズル列K3との一方、又は第2ノズル列K2と第4ノズル列K4との一方を選択し(S43)、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる(S5)。また、制御部40は、大液滴と小液滴の中から大液滴を選択し(S42)、解像度300dpiを選択する(S44)。
制御部40は、画像の隣接部については、隣接部データに基づいて、ノズル33からインクを吐出させる。この場合、制御部40は、画像の非端部との間で交互性を保ちながら、第1ノズル列K1及び第3ノズル列K3の一方、又は第2ノズル列K2及び第4ノズル列K4の一方を選択し(S53)、選択したノズル列内のノズル33からインクを吐出させる。また、制御部40は、大液滴と小液滴の中から大液滴を選択し(S52)、解像度300dpiを選択する(S54)。
制御部40は、S7において、S6と同様に、S1で取得した画像データに基づき、S42~S44、S52~S54、及びS62~S64で選択したインク吐出条件に従い、ノズル33からインクを吐出させる。制御部40は、S7において、第2ノズル列K2及び第4ノズル列K4内のノズル33からのインク吐出タイミングを、これらのノズル33から吐出されたインクの着弾位置が、第1ノズル列K1及び第3ノズル列K3内のノズル33から吐出されたインクの着弾位置に対して、キャリッジ31の主走査方向に1/600インチ分だけずれるように移動する時間だけ遅くする。ただし、制御部40は、S7において、隣接部データに基づきインクを吐出するときには、端部データに基づくインクの吐出位置と主走査方向における同じ位置にインクを吐出させるために、インク吐出タイミングを調整する。
このように制御部40は、端部データ及び隣接部データの一方に基づき、第1ノズルからインクを吐出させ、端部データ及び隣接部データの他方に基づき、第2ノズルからインクを吐出させて、主走査方向における同じ位置にインクを吐出させる。この処理は、第2吐出処理の一例である。
第1変形例に係るプリンタによれば、画像の端部と非端部とに挟まれた隣接部では、インクが吐出されないので、キャリッジ31を主走査方向に移動する途中で、キャリッジ31の速度を画像データに応じて変更する必要がない。
第2変形例に係るプリンタは、上記実施形態又は第1変形例に係るプリンタを変形したものである。第2変形例に係るプリンタでは、制御部40は、第1吐出処理及び第2吐出処理を実行するか、或いは、画像データの全体に基づいて、第1ノズル及び第2ノズルから交互に液体を吐出させる第4吐出処理を実行するかを、画像の特性に基づいて切り換える。換言すると、第4吐出処理では、上記実施形態の非端部データに基づく吐出処理と同じ処理が画像データの全体に対して行われる。画像の特性は、画像の内容を示すものであり、例えば、文字、写真、表などである。画像の特性によっては、画像の端部の乱れを抑制すること好ましい場合と、画像の端部の乱れを抑制しなくてもよい場合とがある。第2変形例に係るプリンタによれば、画像の端部の乱れを抑制する処理を実行するか否かを、画像の特性に応じて切り換えられる。制御部40は、例えば、画像の端部を明確に印刷したい文字や表等については、第1吐出処理及び第2吐出処理を実行し、例えば、画像のグラデーションを表現したい写真等については、第4吐出処理を実行するように切り換えてもよい。
上記実施形態に係るプリントシステムでは、プリンタ10の制御部40が、取得処理、端部検出処理、特定処理、及び第1~第3吐出処理を行うこととした(図10(A)参照)。変形例に係るプリントシステムでは、コンピュータ100の制御部110が、取得処理、端部検出処理、特定処理、及び画像データを制御部40に送信する送信処理を行い、プリンタ10の制御部40は、制御部110から画像データを受信する受信処理、及び第1~第3吐出処理を行う(図10(B)参照)。
変形例に係るプリントシステムでは、コンピュータ100のメモリ(RAM102及び記憶部103)は、制御部110に取得処理、端部検出処理、特定処理、及び送信処理を実行させるプログラムを記憶している。制御部110は、このプログラムを実行することにより、取得処理、端部検出処理、特定処理、及び送信処理を行う。制御部110は、取得処理において、例えば、記憶部103に記憶された画像データや、アプリケーションプログラムで生成された画像データなどを取得する。制御部110は、端部検出処理において、取得された画像データに基づいて、画像に含まれる複数の端部を検出する。制御部110は、特定処理において、取得処理で取得された画像データについて、端部データ、隣接部データ、及び非端部データを特定する。制御部110は、送信処理において、端部データ、隣接部データ、及び非端部データを含む画像データを制御部40に送信する。
プリンタ10の制御部40は、プリンタ10のメモリ(ROM42、RAM43、及びEEPROM44)に記憶されたプログラムを実行することにより、受信処理、及び第1~第3吐出処理を行う。制御部40は、受信処理において、制御部110から送信された画像データを受信する。制御部40は、第1~第3吐出処理において、受信処理で受信された画像データに含まれる端部データ、隣接部データ、及び非端部データに基づいて、ヘッド32のノズル33からインクを吐出させる。第3変形例に係るプリントシステムによっても、上記実施形態と同様の効果(インクの吐出を高速で行うと共に、形成される画像の端部の乱れを抑制できる)が得られる。
[他の変形例]
上記実施形態に係るプリンタ10は、サブタンク35を有することとした。変形例に係るプリンタは、サブタンク35を有していなくてもよい。プリンタ10では、カートリッジ37は、キャリッジ31外の装着ケース36に装着されることとした。変形例に係るプリンタでは、カートリッジ37は、キャリッジ31上の装着ケースに装着されることとしてもよい。また、プリンタ10は、装着ケース36にカートリッジ37を着脱するカートリッジ方式のプリンタであることとした。変形例に係るプリンタは、タンクを備え、タンクにインクを注入するタンク方式のプリンタでもよい。
本発明は、ヘッド32に含まれるノズル列の個数が2個、又は6個以上の偶数個の液体吐出装置にも適用できる。N個(Nは偶数)のノズル列を含む液体吐出装置では、各ノズル列内のノズル33の副走査方向のピッチ(以下、ノズルピッチと称される)は同じであり、第1から第Nノズル列内のノズルは、副走査方向にノズルピッチの1/Nずつ順にずれていてもよい。例えば、2個のノズル列を含む液体吐出装置では、第2ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの1/2だけずれていてもよい。6個のノズル列を含む液体吐出装置では、第2ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの1/6だけずれており、第3ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの1/3だけずれており、第4ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの1/2だけずれており、第5ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの2/3だけずれており、第6ノズル列内のノズルは、第1ノズル列内のノズルから副走査方向にノズルピッチの5/6だけずれていてもよい。
上記実施形態では、ノズルピッチは1/300インチであり、高速モードでは主走査方向の解像度が600dpi、副走査方向の解像度が600dpiの画像が形成されることとしたが、液体吐出装置におけるノズルピッチ、及び形成される画像の解像度は上記の値に限定されない。本発明は、他のノズルピッチを有する液体吐出装置や、他の解像度の画像を形成する液体吐出装置にも適用できる。また、上記実施形態に係るプリンタ10は、ブラックのインクを吐出するモノクロプリンタであることとした。変形例に係るプリンタは、複数色のインクを吐出するカラープリンタであってもよい。
10・・・プリンタ(液体吐出装置)
31・・・キャリッジ
32・・・ヘッド
33・・・ノズル
40・・・制御部(第2制御部)
110・・・制御部(第1制御部)

Claims (8)

  1. 複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、
    複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、
    少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、
    上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    制御部と、を備え、
    上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置し、
    上記制御部は、
    形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、
    上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、
    上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、
    上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する液体吐出装置。
  2. 上記制御部は、上記第2吐出処理において、上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、同じ量の液体を吐出させる請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 上記制御部は、上記第1吐出処理における交互性を保つように上記第1ノズル及び上記第2ノズルの一方を選択し、上記隣接部データに基づき、選択されたノズルから液体を吐出させる第3吐出処理をさらに実行し、
    上記第2吐出処理及び上記第3吐出処理における液体の吐出量は、上記第1吐出処理における液体の吐出量より少ない請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、
    複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、
    少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、
    上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    制御部と、を備え、
    上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置し、
    上記制御部は、
    形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、
    上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、
    上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、
    上記端部データ及び上記隣接部データの一方に基づき、上記第1ノズルから液体を吐出させ、上記端部データ及び上記隣接部データの他方に基づき、上記第2ノズルから液体を吐出させて、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する液体吐出装置。
  5. 上記制御部は、上記画像データに基づいて、上記画像に含まれる複数の上記端部を検出する端部検出処理をさらに実行し、
    上記制御部は、上記特定処理において、上記端部検出処理で検出されたすべての上記端部に基づいて、上記画像データにおける上記端部データ、上記隣接部データ、及び、上記非端部データを特定する請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 上記制御部は、上記第1吐出処理及び上記第2吐出処理を実行するか、或いは、上記画像データの全体に基づいて、上記第1ノズル及び上記第2ノズルから交互に液体を吐出させる第4吐出処理を実行するかを、上記画像の特性に基づいて切り換える請求項1から5のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、
    複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、
    少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、
    上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    第1制御部と、
    第2制御部と、を備え、
    上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置し、
    上記第1制御部は、
    形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、
    上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、
    上記画像データを上記第2制御部に送信する送信処理と、を実行し、
    上記第2制御部は、
    上記第1制御部から送信された上記画像データを受信する受信処理と、
    上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、
    上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データに基づき、上記第1ノズル及び上記第2ノズルの両方から、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する液体吐出システム。
  8. 複数のノズルが所定ピッチで第1方向に並んだ第1ノズル列と、
    複数のノズルが上記所定ピッチで上記第1方向に並んだ第2ノズル列と、
    少なくとも上記第1ノズル列と上記第2ノズル列とを含むヘッドと、
    上記ヘッドを搭載し、上記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジと、
    第1制御部と、
    第2制御部と、を備え、
    上記第2ノズル列内のノズルは、上記第1ノズル列内のノズルから上記第1方向にずれた位置に位置し、
    上記第1制御部は、
    形成すべき画像の画像データを取得する取得処理と、
    上記画像データについて、上記第2方向の端部に対応する端部データと、上記端部と上記第2方向に隣接する隣接部に対応する隣接部データと、上記端部及び上記隣接部以外に対応する非端部データとを特定する特定処理と、
    上記画像データを上記第2制御部に送信する送信処理と、を実行し、
    上記第2制御部は、
    上記第1制御部から送信された上記画像データを受信する受信処理と、
    上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記非端部データに基づき、上記第1ノズル列内の第1ノズル及び上記第2ノズル列内の第2ノズルから交互に液体を吐出させる第1吐出処理と、
    上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データ及び上記隣接部データの一方に基づき、上記第1ノズルから液体を吐出させ、上記第1制御部から受信した上記画像データに含まれる上記端部データ及び上記隣接部データの他方に基づき、上記第2ノズルから液体を吐出させて、上記第2方向における同じ位置に液体を吐出させる第2吐出処理と、を実行する液体吐出システム。
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